JP2007165359A - 半導体受光素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】光通信、光情報処理、光計測等の装置において、高効率・高速で受光することを特徴とする、半導体受光素子を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の半導体受光素子を用いれば、光結合効率を低減することなく、高速応答が可能となる。本発明では、i−型光吸収層、p−型窓層の構造を有する半導体受光素子において、受光面内にp型窓層からi−型光吸収層に達する開孔領域を、複数個設けることを特徴とする。これより、受光面積を低減することなく、pn接合面積すなわち素子容量の低減が可能となる。開孔領域で発生した光キャリアは、微小な電界に加速され走行するため表面再結合による顕著な効率劣化がなく、また走行時間を考慮して開孔幅を設計することにより所望の高速特性も得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光通信、光情報処理、光計測等の装置に適用する半導体受光素子に関するものであり、更に詳細には、光結合効率を低減することなく高速に受光することを特徴とする半導体受光素子に関する。
光通信、光情報処理、光計測等の分野において、光電変換素子として半導体受光素子が適用されている。
1μm以上の光通信波長帯ではInP基板上に格子整合したInGaAsP系が、又光情報処理、データ通信用途である1μm以下の光通信波長帯ではSi系あるいはGaAs基板上に格子整合したAlGaAs系等が主要である。
図11には、従来構造である面入射型のInGaAsP系半導体受光素子の基本構造を示す。InP基板111上に、格子整合したi−型InGaAs光吸収層112及びp−型InP窓層114が形成されている。入射した信号光は、光吸収層で吸収され光キャリア(電子・正孔対)に変換され、外部電界によりドリフト走行で取り出される。ここで、受光素子の高周波帯域fcは、キャリアの走行時間とCR回路定数を考慮した数式1で示される。
Figure 2007165359
tは光吸収層厚、vは光キャリアの平均速度、Cは素子容量、Rは負荷抵抗である。これより、高速化のためには光吸収層厚の低減あるいは容量低減が必要となる。しかしながら、一般には光吸収層厚を低減することは、空乏厚の低減を意味するために容量増大を招くこと、さらには量子効率の低下につながる。図12には、半導体受光素子(図11に対応)の受光直径(pn接合直径)に対する高周波帯域fcを予測したもので、i−型InGaAs光吸収層厚tをパラメータとしている。ここで、受光直径の拡大により高周波帯域は劣化するが、受光直径が30μm以下では光キャリアの吸収層走行する時間が、受光直径が30μm以上ではCR定数が律速要因となっている。これより、高速光信号を受光するには受光直径を低減すれば良いが、実際にはファイバー等との光結合が不十分となり結合効率が劣化する。受光直径を拡大するには、吸収層厚の最適化のもと、拡大に伴う接合容量の増大を低減する工夫が必要となる。
素子容量の低減を目的とした半導体受光素子としては、メタルショットキーメタル(MSM)型構造あるいは選択拡散型構造(例えば、特許文献1)がこれまでに提案されている。図13にMSM型半導体受光素子を示すが、n−型InP基板131、i−型InGaAs光吸収層132の構造において、ショットキー接合を有する櫛形電極領域(受光領域)135が形成されている。ここで、素子容量はショットキー接合部で規定されるので低減されるが、受光領域は櫛形電極が暴露するので、表面入射構造では遮光され十分な光結合効率が得られないという問題を有する。図14には、後者の選択拡散型半導体受光素子を示す。半導体受光素子は、n(+)−型半導体層141、n−型半導体光吸収層142の構造において、選択拡散によりp−型半導体光吸収層143を形成している。本構造では、選択拡散によりpn接合領域を部分的に形成することにより、pn接合面積が低減し容量低減効果が期待されるが、実際には拡散横部での接合容量が問題となり十分には低減できない。
特開昭61−182274号公報
光通信、光情報処理、光計測等の装置では、高周波帯域および光結合方法に応じて、半導体受光素子の最適設計が要求される。特に最近の光通信方式では、20Gbpsを越える高速領域でも低コスト化の観点よりマルチモードファイバー(MMF)の適用が始まっており、光伝送装置、さらには超高速コンピュータにおける架間光伝送装置等で検討されている。この場合、伝搬ビーム径の広いMMFと光結合を得るための受光直径は50μm以上が要求されるが、高周波帯域(20Gbps)からの受光直径限界は30μmであり、光結合効率と帯域を両立することが出来ない。MMF適用において十分な性能を得るためには、素子容量を低減して受光直径の拡大が重要となる。また、DVD等の光ピックアップにおいても、光電気変換効率(V/W)を高めるために、半導体受光素子(Si系)の後段に高入力抵抗(〜数キロオーム)を有するIC増幅器を接続している。このため、システムに要求される数百MHzの高周波帯域を得るためには、半導体受光素子には過大な容量低下が要求される。以より、光通信、光情報処理、光計測等の装置において、素子容量を低減した高性能な半導体受光素子が求められている。
上記の課題を解決するため、本発明請求項1に記載の半導体受光素子は、半導体基板上に半導体光吸収層及び半導体層を積層してなる半導体受光素子において、前記半導体光吸収層と前記半導体層は異なる伝導型を有し、かつ前記半導体層から前記半導体層に達する開孔領域を複数個有することを特徴とする。
本発明請求項2に記載の半導体受光素子は、半導体基板上に、半導体光吸収層及び半導体層を積層してなる半導体受光素子において、前記半導体光吸収層と前記半導体層との間に、前記半導体層と異なる伝導型を有する半導体窓層を介在させ、かつ前記半導体層から前記半導体層窓層に達する前記開孔領域を複数個有することを特徴とする。
本発明請求項3に記載の半導体受光素子は、請求項1又は請求項2に記載の半導体受光素子において、前記開孔領域の開孔直径が、受光領域面内で変化することを特徴とする。
本発明請求項4に記載の半導体受光素子は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の半導体受光素子において、前記開孔領域は、円形型、楕円形型、多角形型の形状であることを特徴とする。
本発明請求項5に記載の半導体受光素子は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の半導体受光素子において、前記半導体吸収層、前記半導体層及び前記半導体窓層を構成する半導体材料が、In、Al、Ga、As、P、N、Sb、Si、Ge、Hg、Cd、Te、Zn、S、O、Fe、Cu、Seであることを特徴とする。
本発明請求項6に記載の光通信、光情報処理及び光計測装置は、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の半導体受光素子を搭載することを特徴とする。
本発明の半導体受光素子によれば、10Gbps以上の光通信装置等において、マルチモードファイバー等との結合を損失することなく、広帯域で受光することが可能となる。また、DVD等の光情報処理においても、Si系PDの受光面積を低減することなく、数百MHzの応答が可能となる。これは、受光面内にpn接合を横切る開孔領域を複数個設けることにより、実効的なpn接合面積の減少が生じて、容量を低減することが可能となったためである。
また、高効率での受光が可能となる。これは、半導体窓層を開孔領域直下に設けることにより、表面再結合等の影響を低減することが可能となったためである。
さらに、高入力光信号に対する応答特性が改善する。これは、受光面内で、開孔領域幅を光信号強度分布に応じて変化させることにより、電界降下現象の影響を低減することが可能となったためである。
以上本発明によれば、表面をp層としたPIN型構造を基本に記載しているが、逆転構造である表面n層のNIP型構造でも、これらの発明思想は受け継がれる。また、開孔領域の形状も、円形で記載しているが、楕円形、多角形型等の形状も適用可能である。 以上の結果、本発明により、高効率かつ高速に受光する半導体受光素子が実現できる。
本発明の半導体受光素子の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる半導体受光素子の構造図である。
本実施形態の半導体受光素子は、n−型半導体基板層(半導体基板層)11上に、i−型半導体光吸収層(半導体光吸収層)及びp−型半導体層(半導体層)13をこの順で積層した構造である。ここで、受光領域14面内に本発明の特徴である開孔領域15が複数個形成されている。開孔領域15は、化学エッチング等により形成されるもので、p−型半導体層13からi−型半導体光吸収層12に貫通している。これにより、実効的なpn接合面積が低減され、容量低減に繋がる。前述した従来構造(図14)では、横方向の空乏化による接合が無視できず容量低減が不十分であるが、本発明の構造ではpn接合部が露出しているために上記の過剰な容量が存在しないことが特徴である。
図2は、受光領域の直径(受光直径)Φに対して、開孔領域15の直径(開孔直径)Φ(h)が、1μmである開孔領域15を複数個設けた時(受光直径の増加に応じてその個数は増加)の高周波帯域fcの計算予測を示す図である。
図中では、従来の構造(開孔領域が存在しない素子)と本発明の構造を比較している。ここで、i−半導体光吸収層の厚さ(i−吸収層厚)tを1.0μmとしている。これより、マルチモードファイバー結合が可能な受光直径50μmでは、容量低減により高周波帯域は15GHzとなり、従来構造に比較して50%の増大が予測される。これは、20Gbpsの信号光を受光するのに可能な高周波帯域である。本発明の構造では、開孔領域15の底部で発生した光キャリアは、僅かに存在する電界によりドリフト走行して高濃度領域に達する。このため、開孔直径Φ(h)が、走行時間として高周波帯域に影響を与える。つまり、目標帯域(帯域)にあわせて、開孔直径Φ(h)を最適化する必要がある。
図3は、ドリフト走行時間から推測される、目標帯域に対する開孔直径Φ(h)の限界を示す図である。これより、例えば20GHzが所望の帯域とすれば開孔直径Φ(h)限界は3μmとなる。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態にかかる半導体受光素子の構造図である。
本実施形態の半導体受光素子は、n−型半導体層(半導体基板層)41上に、i−型半導体光吸収層(半導体光吸収層)42及びp−型半導体層(半導体層)43をこの順で積層した構造である。ここで、i−型半導体光吸収層42とp−型半導体層43の間に本発明の特徴であるi−型半導体窓層(半導体窓層)46が挿入されており、かつ受光領域44面内に開孔領域45が複数個形成されている。開孔領域44は、p−型半導体層43からi−型半導体窓層46に貫通している。ここで、i−型半導体窓層46は、信号光のエネルギーよりも大きなバンドギャップを有する半導体層で、窓層の効果を有する。
すなわち、図1に記載した発明構造においては、開孔領域45ではi−型半導体光吸収層が露出しているために、表面再結合による効率劣化が懸念される。図4では、開孔領域44を窓層で被服することにより、上記の表面再結合の影響が除去できる。ここで、開孔領域44の容量低減効果および開孔直径の決定は、図1と同様の思想に基づく。
(第3の実施形態)
図5は、第3の実施形態にかかる半導体受光素子の構造図である。
本実施形態の半導体受光素子は、n−型半導体層(半導体基板層)51上に、i−型半導体光吸収層(半導体光吸収層)52、i−型半導体窓層(半導体窓層)56及びp−型半導体層53をこの順に積層した構造である。ここで、受光領域54面内に開孔領域55が複数個形成されており、開孔領域55はp−型半導体層53からi−型半導体窓層56に貫通している。ここで、本発明では、開孔領域55の直径(開孔直径)が受光領域面54内で変化することである。すなわち、開孔直径Φ(h)が受光領域の中心では小さく、受光領域の端では大きくなっている。これは、通常入力信号光の強度分布57はガウシアン分布を有しており、受光領域54の中心では光強度が大きい。ここで、mWを越える高入力光が入射した場合、受光領域54の中心では開孔領域55直下に多数の光キャリアが発生して、光吸収層の電界を弱めることが予測される。これは、一般には電界降下現象と言われているものであるが、高周波帯域の劣化に繋がる。本発明は、光強度の強い受光領域54の中心では開孔直径55を小さくし、pn接合直下の十分な電界を補償することにより電界降下を緩和することを狙ったもので、高入力光に対する特性を改善することが目的である。
なお、本発明の半導体受光素子の構造を実現する上で、光通信、光情報処理、光計測等の装置に用いられる半導体受光素子としては、半導体材料がIn、Al、Ga、As、P、N、Sb、Si、Ge、Hg、Cd、Te、Zn、S、O、Fe、Cu、Se等に限定される。このように、本発明の半導体受光素子は、光通信、光情報処理、光計測等の装置に搭載することにより、高性能化が得られる。
以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
(実施例1)
以下、図6を用いて本発明による半導体受光素子の実施例1について説明する。図6は、実施例1にかかる半導体受光素子の構造図である。
実施例1の半導体受光素子の構造および原理は、図1に基づくものである。n−型InP基板(半導体基板)61上に、格子整合したi−型InGaAs光吸収層(半導体光吸収層)62(層厚1μm)、p−型InP窓層(半導体窓層)64(層厚0.5μm)が形成されている。受光領域69は、マルチモードファイバー結合を目的としており、受光領域の直径(受光直径)Φ=50μmである。受光領域面内には、本発明の特徴である開孔領域68が複数個形成されている。ここで、開孔領域68は、20Gbpsでの適用を目的として開孔直径を3μm、深さはウェットエッチ法(ドライエッチ法でも可能)により0.7μmとした。これにより、光結合効率は60%、また高周波帯域も従来構造(開孔領域を有さない構造)では8GHzであったが本発明構造で16GHzまで増大、20Gbps信号光を高効率で受光することが可能になった。この性能改善の要因は、本発明による開孔領域の適用により、実質的なpn接合面積低減を介して容量低減が図られ、高速化に繋がったためである。このため、マルチモードファイバー結合においても、20Gbps信号光を受光することが可能となった。
本実施例では、p−型InP窓層、i−型InGaAs光吸収層構造に適用されているが、n−型InP窓層、i−型InGaAs光吸収層構造においても同様の効果が得られる。
(実施例2)
以下、図7を用いて本発明による半導体受光素子の実施例2について説明する。図7は、実施例2にかかる半導体受光素子の構造図である。
実施例2の半導体受光素子の構造および原理は、図4に基づくものである。n−型InP基板(半導体基板)71上に、格子整合したi−型InGaAs光吸収層(半導体光吸収層)72(層厚1μm)、p−型InP窓層(半導体窓層)74(層厚0.5μm)が形成、さらに本発明の特徴であるi−型InP窓層710(層厚0.2μm)がi−型InGaAs光吸収層72、p−型InP窓層74の間に挿入されている。受光領域は、マルチモードファイバー結合を目的としており、受光領域の直径(受光直径)Φ=50μmである。受光領域面内には、本発明の特徴である開孔領域78が複数個形成されている。ここで、開孔領域78は、20Gbpsでの適用を目的として開孔領域の直径(開孔直径)が3μm、深さはウェットエッチ法(ドライエッチ法でも可能)により0.9μmとした。これにより、光結合効率は70%、また高周波帯域も従来構造(開孔領域を有さない構造)では8GHzであったが本発明構造では16GHzまで増大、20Gbps信号光を高効率で受光すること可能になった。この改善の要因は、本発明による開孔領域の適用により、実質的なpn接合面積低減を介して容量低減が図られ高速化に繋がったこと、さらにi−型InP窓層710を介在させたことにより、表面再結合の影響が低減され効率が改善されたためである。このため、マルチモードファイバー結合でありながら20Gbps信号光を高効率で受光することが可能となった。
本実施例では、p−型InP窓層、i−型InP窓層、i−型InGaAs光吸収層構造に適用されているが、n−型InP窓層、i−型InP窓層、i−型InGaAs光吸収層構造においても同様の効果が得られる。
(実施例3)
以下、図8を用いて本発明による半導体受光素子の実施例3について説明する。図8は、実施例3にかかる半導体受光素子の構造図である。
実施例3の半導体受光素子の構造および原理は、図5に基づくものである。n−型InP基板(半導体基板)81上に、格子整合したi−型InGaAs光吸収層(半導体光吸収層)82(層厚1μm)、i−型InP窓層(半導体窓層)810(層厚0.2μm)、p−型InP窓層84(層厚0.5μm)が形成されている。受光領域89は、マルチモードファイバー結合を目的としており、受光領域の直径(受光直径)Φ=50μmである。受光領域面内には、本発明の特徴である開孔直径を受光領域面内で変化させた開孔領域88が複数個形成されている。ここで、開孔直径は、20Gbpsかつ高光入力時の帯域劣化を抑制するために、受光領域の中心では開孔直径が1μm、受光領域の端では3μmへと徐々に増大するようになっている。深さは、ウェットエッチ法(ドライエッチ法でも可能)により0.9μmとした。これにより、光結合効率は70%、また高周波帯域も従来構造(開孔領域を有さない構造)では8GHzであったが本発明構造では15GHzまで増大、20Gbps信号光を高効率で受光することが可能になった。さらに、本構造では+3dBmの高入力光を入れても、顕著な帯域劣化が観測されなかった。この性能改善の要因は、本発明による開孔領域88の適用により、実質的なpn接合面積低減を介して容量低減が図られ高速化に繋がったこと、i−型InP窓層810を介在させ表面再結合の影響を低減したこと、さらに開孔領域88の開孔直径を光強度分布に応じて変化させ電界降下による帯域劣化を抑制できたことによる。このため、マルチモードファイバー結合でありながら20Gbps信号光を高効率で受光し、さらに優れた高光入力特性も達成された。
本実施例では、p−型InP窓層、i−型InP窓層、i−型InGaAs光吸収層構造に適用されているが、n−型InP窓層、i−型InP窓層、i−型InGaAs光吸収層構造においても同様の効果が得られる。
(実施例4)
以下、図9を用いて本発明による半導体受光素子の実施例4について説明する。図9は、実施例4にかかる半導体受光素子の構造図である。
実施例4の半導体受光素子の構造および原理は、図1に基づくものである。Si基板上に、p−型Si層91、i−型Si光吸収層(半導体光吸収層)92(層厚10μm)、n−型Si層94(層厚0.5μm)が形成されている。受光領域は、DVDピックアップ方式(帯域100MHz)に対応するために4分割されており、1個の受光領域は40μmの正方形である。受光領域面内には、本発明の特徴である開孔領域98が複数個形成されている。ここで、本発明の受光素子後段には、入力抵抗10kΩの増幅ICが接続する。このため、帯域100MHzを得るために受光素子に要求される素子容量は、150fF以下である。本実施例では、開孔領域98は2μmの正方形状にして、かつp−型Si層91は1μm幅で形成した。深さは、ドライエッチ法により0.7μmで形成した。これ
により素子容量は、従来構造(開孔領域の有さないもの)では200fFであったが、本発明構造で130fFまで低減された。これにより、100MHzでの駆動が可能となった。この性能改善の要因は、本発明による開孔領域の適用により、実質的なpn接合面積低減を介して容量低減が図られ、高速化に繋がったことによる。
本実施例では、n−型Si層、i−型Si光吸収層、p−型Si層構造に適用されているが、p−型Si層、i−型Si光吸収層、n−型Si層構造においても同様の効果が得られる。
(実施例5)
以下、図10を用いて本発明による半導体受光素子の実施例5について説明する。図10は、実施例5にかかる半導体受光素子の構造図である。本実施例では内部利得効果を有するアバランシェ増倍型半導体受光素子への適用を図ったものである。
実施例5の半導体受光素子の構造および原理は、図5に基づくものである。n−型InP基板(半導体基板)101上に、格子整合したi−型InGaAs光吸収層(半導体吸収層)102(層厚1μm)、i−型InP窓層(半導体窓層)1010(層厚0.2μm)、p−型InP窓104(層厚0.5μm)が形成されており、さらにi−型InGaAs光吸収層102の直下には、i−型InAlAs増倍層1012、p型−InAlAs電界緩和層1011が付加されている。受光領域の直径は、マルチモードファイバー結合を目的としており、受光直径Φ=50μmである。受光領域面内には、本発明の特徴である開孔領域108が複数個形成されている。ここで、開孔領域108は、20Gbpsかつ高光入力時の性能を満たすために、受光領域の中心では開孔直径が1μm、受光領域の端では3μmへと徐々に増大するようになっている。深さは、ウェットエッチ法(ドライエッチ法でも可能)により0.9μmとした。これにより、光結合効率は70%、また高周波帯域も従来構造(開孔領域を有さない構造)では増倍率〜2において8GHzであったが本発明構造では15GHzまで増大、20Gbps信号光を高効率で受光することが可能になった。さらに、本構造では+0dBmの高入力光を入れても、顕著な帯域劣化が観測されなかった。この性能改善の要因は、本発明による開孔領域108の適用により、実質的なpn接合面積低減を介して容量低減が図られ高速化に繋がったこと、i−型InP窓層1010を介在させることにより表面再結合の影響を低減したこと、さらに開孔領域108の開孔直径を光強度分布に応じて変化させ電界降下による帯域劣化を抑制できたことによる。このため、マルチモードファイバー結合でありながら20Gbps信号光を高効率で受光、さらに高光入力特性に優れたアバランシェ増倍型半導体受光素子が実現できた。
以上のように、本発明により、光結合効率を低減することなく高速に受光することが可能な半導体受光素子が実現できる。また、本発明により実現された半導体受光素子は、光通信、光情報処理、光計測装置に搭載することにより、高性能化が得られる。
第1の実施形態にかかる半導体受光素子の構造図である。 本発明による半導体受光素子の高周波帯域(受光直径依存性)である。 本発明による半導体受光素子の開孔領域の直径限界である。 第2の実施形態にかかる半導体受光素子の構造図である。 第3の実施形態にかかる半導体受光素子の構造図である。 実施例1にかかる半導体受光素子の構造図である。 実施例2にかかる半導体受光素子の構造図である。 実施例3にかかる半導体受光素子の構造図である。 実施例4にかかる半導体受光素子の構造図である。 実施例5にかかる半導体受光素子の構造図である。 従来構造による半導体受光素子の構造図である。 従来構造による半導体受光素子の高周波帯域(受光直径依存性)である。 従来構造による半導体受光素子の構造図(メタルショットキーメタル型)である。 従来構造による半導体受光素子の構造図(選択拡散型)である。
符号の説明
11 n−型半導体層
12 i−型半導体光吸収層
13 p−型半導体層
14 受光領域(直径Φ)
15 本発明による開孔領域(直径Φ(h))
41 n−型半導体層
42 i−型半導体光吸収層
43 p−型半導体層
44 受光領域(直径Φ)
45 本発明による開孔領域(直径Φ(h))
46 本発明によるi−型半導体窓層
51 n−型半導体層
52 i−型半導体光吸収層
53 p−型半導体層
54 受光領域(直径Φ)
55 本発明による開孔領域(開孔直径Φ(h)が変化)
56 本発明によるi−型半導体窓層
57 入力信号光の光強度分布
61 n−型InP基板
62 i−型InGaAs光吸収層
63 n−型InP層
64 p−型InP窓層
65 SiN膜
66 p型電極
67 n型電極
68 開孔領域(直径Φ(h))
69 受光領域
71 n−型InP基板
72 i−型InGaAs光吸収層
73 n−型InP層
74 p−型InP窓層
75 SiN膜
76 p型電極
77 n型電極
78 開孔領域(直径Φ(h))
79 受光領域
710 i−型InP窓層
81 n−型InP基板
82 i−型InGaAs光吸収層
83 n−型InP層
84 p−型InP窓層
85 SiN膜
86 p型電極
87 n型電極
88 開孔領域(開孔直径Φ(h)が変化)
89 受光領域
810 i−型InP窓層
91 p−型Si層
92 i−型Si光吸収層
94 n−型Si層
95 SiN膜
96 n型電極
98 開孔領域
99 受光領域(4分割)
101 n−型InP基板
102 i−型InGaAs光吸収層
103 n−型InP
104 p−型InP窓層
105 SiN膜
106 p型電極
107 n型電極
108 開孔領域(開孔直径Φ(h)が変化)
109 受光領域
1010 i−型InP窓層
1011 p−型InAlAs電界緩和層
1012 i−型InAlAs増倍層
111 n−型InP基板
112 i−型InGaAs光吸収層
113 n−型InP
114 p−型InP窓層
115 SiN膜
116 p型電極
117 n型電極
119 受光領域
131 n−型InP基板
132 i−型InGaAs光吸収層
133 取り出し電極1
134 取り出し電極2
135 櫛形電極領域(受光領域)
141 n(+)−型半導体層
142 n−型半導体光吸収層
143 p−型半導体光吸収層(拡散領域)
144 n−型半導体光吸収層(非拡散領域)
145 受光領域

Claims (6)

  1. 半導体基板上に、半導体光吸収層及び半導体層を積層してなる半導体受光素子において、
    前記半導体光吸収層と前記半導体層とは異なる伝導型を有し、かつ前記半導体層から前記半導体光吸収層に達する開孔領域を複数個有することを特徴とする半導体受光素子。
  2. 半導体基板上に、半導体光吸収層及び半導体層を積層してなる半導体受光素子において、
    前記半導体光吸収層と前記半導体層との間に、前記半導体層と異なる伝導型を有する半導体窓層を介在させ、かつ前記半導体層から前記半導体層窓層に達する前記開孔領域を複数個有することを特徴とする半導体受光素子。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の半導体受光素子において、
    前記開孔領域の開孔直径が、受光領域面内で変化することを特徴とする半導体受光素子。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の半導体受光素子において、前記開孔領域は、円形型、楕円形型、多角形型の形状であることを特徴とする半導体受光素子。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の半導体受光素子において、前記半導体吸収層、前記半導体層及び前記半導体窓層を構成する半導体材料が、In、Al、Ga、As、P、N、Sb、Si、Ge、Hg、Cd、Te、Zn、S、O、Fe、Cu、Seであることを特徴とする半導体受光素子。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の半導体受光素子を搭載することを特徴とする光通信、光情報処理及び光計測装置。
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