JP2008177510A - 半導体受光素子 - Google Patents
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Abstract
【課題】半導体受光素子の空乏層を挟む第二の導電型の層および第一の導電型の層を空乏層より外周を狭めることにより、空乏層の側壁のパッシベーション膜との界面に流れる表面電流を減らし、長期信頼性を改善した半導体受光素子を提供する。
【解決手段】半導体基板101上に、第一の導電型の選択エッチング層103と、第一の導電型のバッファ層102a、102bと、光吸収層を含む空乏層104と、第二の導電型の選択エッチング層109と、第二の導電型のバッファ層108a、108bと、第二の導電型のコンタクト層110と、第二の導電型電極111とを備え、pn接合全体がメサ状に形成されるメサ型構造を有する。空乏層104は、第一の導電型の選択エッチング層103と第二の導電型の選択エッチング層109に挟まれ、平面視にて選択エッチング層の外周縁は、空乏層104の外周縁より内側に位置する。第1の実施形態の半導体受光素子の表面は、パッシベーション膜113で覆われている。
【選択図】図1
【解決手段】半導体基板101上に、第一の導電型の選択エッチング層103と、第一の導電型のバッファ層102a、102bと、光吸収層を含む空乏層104と、第二の導電型の選択エッチング層109と、第二の導電型のバッファ層108a、108bと、第二の導電型のコンタクト層110と、第二の導電型電極111とを備え、pn接合全体がメサ状に形成されるメサ型構造を有する。空乏層104は、第一の導電型の選択エッチング層103と第二の導電型の選択エッチング層109に挟まれ、平面視にて選択エッチング層の外周縁は、空乏層104の外周縁より内側に位置する。第1の実施形態の半導体受光素子の表面は、パッシベーション膜113で覆われている。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体受光素子に関する。
半導体受光素子には、様々の種類があるが、その中でもPIN型フォトダイオードが良く知られている。これは、半導体の低濃度層i層をp型層及びn型層で挟んで電界を印加し、I層で発生したフォトキャリアを走行させて光電流として検知するものである。
一方で、光通信や計測の分野では、受光素子は感度が高いほど有用である。半導体中に強い電界を印加した際に発生する雪崩効果(アバランシェ効果)を利用して光電流を増幅させる機能をもったアバランシェ・フォトダイオード(Avalanche photodiodes、以下、APD)というデバイスがよく使われている。
APDの層構造には、増倍層という内部電界の高い層があり、この層内で連鎖反応的にイオン化を発生させて、光キャリアを増幅させることができる。この増幅過程の雑音は、2qIM2Fで表されるショットノイズ起因の雑音であるため、熱雑音と同程度のレベルになるまで増幅させて検出器の感度を向上させることができる。
APDの層構造には、増倍層という内部電界の高い層があり、この層内で連鎖反応的にイオン化を発生させて、光キャリアを増幅させることができる。この増幅過程の雑音は、2qIM2Fで表されるショットノイズ起因の雑音であるため、熱雑音と同程度のレベルになるまで増幅させて検出器の感度を向上させることができる。
APDの材料やデバイス構造については、まず基板材料(Si、Ge、GaAs、InP)によるもの、構造(プレーナ型とメサ型)により大きく分類できる。光通信で用いられるAPDは、近年ではInP基板上に形成したプレーナ型素子が多く用いられている。これは、光ファイバ通信で用いられる波長λ=1.55μmの光を受光するため、InP基板に格子整合するInGaAsを光吸収層として用いるのが都合が良いからである。このInGaAsを用いることで、室温にて波長1.6μm程度までを受光することができる。また、プレーナ型構造がよく用いられるのは、光通信で必要とされる長期信頼性を実現する構造であるためである。メサ型構造は、作製が容易ではあるが、プレーナ型と比較すると一般に長期信頼性で劣るといわれている。
図6にメサ型APD素子の従来例を示す。基板から順にn型電界緩和層と、増倍層と、
p型電界緩和層と、p型光吸収層と、p型バッファ層と、p型コンタクト層と、が積層された層構造からなり、pn接合全体を一つのメサとしてエッチングにより形成し、パッシベーション膜を外部に形成する。p及びn型電極をそれぞれ形成して、その他研磨や AR膜形成工程、素子分離工程を経て表面入射もしくは裏面入射型の半導体受光用のダイオードとして用いる。
実際の文献としては、次のものが挙げられる。
I.Watanabe,et al.,JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY、VOL.15、NO.6、JUNE 1997、p.1012、"Design and Performance of InAlGaAs/InAlAs Superlattice Avalanche Photodiodes"
p型電界緩和層と、p型光吸収層と、p型バッファ層と、p型コンタクト層と、が積層された層構造からなり、pn接合全体を一つのメサとしてエッチングにより形成し、パッシベーション膜を外部に形成する。p及びn型電極をそれぞれ形成して、その他研磨や AR膜形成工程、素子分離工程を経て表面入射もしくは裏面入射型の半導体受光用のダイオードとして用いる。
実際の文献としては、次のものが挙げられる。
I.Watanabe,et al.,JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY、VOL.15、NO.6、JUNE 1997、p.1012、"Design and Performance of InAlGaAs/InAlAs Superlattice Avalanche Photodiodes"
従来例に述べたとおり、光通信用のAPDでは、プレーナ型構造が主に用いられている。これは主に光通信用部品に要求される高い信頼性基準によるものである。しかしながら、プレーナ型構造は表面の加工により内部の2次元電界を制御して作製しなければならず、設計や作製条件の把握、作製トレランスの確保などが一般に難しいデバイスである。したがって開発期間や仕様決定、歩留まりなど、様々の制約要因が発生することになる。
一方で、メサ型は信頼性こそ劣るものの、構造が単純なため、設計や作製条件の把握がプレーナ型と比較して容易である。したがって、メサ型の信頼性を向上させることが出来れば、APDの開発期間短縮や、設計・仕様の変更等がすばやく出来るようになるため、コスト低減が可能である。メサ型構造の信頼性が劣るのは、その構造上の特徴に起因している。メサ型は、pn接合のメサを形成して一旦露出させ、その後にパッシベーション膜で覆い、接合部の劣化を防いでいる。この保護膜で被覆した部分の劣化を抑えることができれば、長期信頼性は改善されるものと考える。
一方で、メサ型は信頼性こそ劣るものの、構造が単純なため、設計や作製条件の把握がプレーナ型と比較して容易である。したがって、メサ型の信頼性を向上させることが出来れば、APDの開発期間短縮や、設計・仕様の変更等がすばやく出来るようになるため、コスト低減が可能である。メサ型構造の信頼性が劣るのは、その構造上の特徴に起因している。メサ型は、pn接合のメサを形成して一旦露出させ、その後にパッシベーション膜で覆い、接合部の劣化を防いでいる。この保護膜で被覆した部分の劣化を抑えることができれば、長期信頼性は改善されるものと考える。
本発明によれば、半導体基板上に、第一の導電型の半導体層と、光吸収層を含む多層膜と、第二の導電型の半導体層と、を備える半導体受光素子であって、前記多層膜は、前記第一の導電型の半導体層と前記第二の導電型の半導体層に挟まれ、平面視において、前記第一の導電型の半導体層の外周縁は、前記多層膜の外周縁より内側に位置するとともに、前記第二の導電型の半導体層の外周縁は、前記多層膜の外周縁より内側に位置し、前記多層膜の側面がパッシベーション膜で覆われていることを特徴とする半導体受光素子が提供される。
この発明によれば、メサ型素子構造で長期信頼性を向上させた素子を得ることが可能である。この発明の第一の導電型の半導体層の外周縁と第二の導電型の層の外周縁は、光吸収層を含む多層膜の外周縁よりも内側に位置することにより、第一の導電型の半導体層と第二の導電型の半導体層に挟まれる部分の電界は高く、それより外側の部分の電界は低くなる。したがって、多層膜とパッシベーション膜界面にかかる電界が低下し、界面に流れる電流を効果的に減少させることができる。 これにより、界面近傍のパッシベーション膜の劣化を抑えることができ、メサ型半導体受光素子の長期信頼性を向上させることができる。
本発明によれば、半導体受光素子の第一の導電型の半導体層の外周縁および第二の導電型の半導体層の外周縁が多層膜の外周縁の内側に位置することにより、多層膜の側壁とパッシベーション膜との界面に流れる電界を低下し、半導体受光素子の長期信頼性を改善する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1を用いて、本発明の第1の実施の形態の構成について説明する。
第1の実施形態の半導体受光素子は、半導体基板101上に、第一の導電型の半導体層として第一の導電型の選択エッチング層103と、光吸収層を含む多層膜と、第二の導電型の半導体層として第二の導電型の選択エッチング層109とを備える。多層膜は、第一の導電型の選択エッチング層103と第二の導電型の選択エッチング層109に挟まれる。平面視において、第一の導電型のエッチング層103の外周縁は、多層膜の外周縁より内側に位置するとともに、第二の導電型のエッチング層109の外周縁は、多層膜の外周縁より内側に位置する。本実施形態の半導体受光素子の側面は、パッシベーション膜で覆われている。
図1を用いて、本発明の第1の実施の形態の構成について説明する。
第1の実施形態の半導体受光素子は、半導体基板101上に、第一の導電型の半導体層として第一の導電型の選択エッチング層103と、光吸収層を含む多層膜と、第二の導電型の半導体層として第二の導電型の選択エッチング層109とを備える。多層膜は、第一の導電型の選択エッチング層103と第二の導電型の選択エッチング層109に挟まれる。平面視において、第一の導電型のエッチング層103の外周縁は、多層膜の外周縁より内側に位置するとともに、第二の導電型のエッチング層109の外周縁は、多層膜の外周縁より内側に位置する。本実施形態の半導体受光素子の側面は、パッシベーション膜で覆われている。
本実施形態の半導体受光素子の構成は、詳細には、半導体基板101上に、第一の導電型のバッファ層102aと、第一の導電型の選択エッチング層103と、第一の導電型のバッファ層102bと、光吸収層を含む空乏化された層104と、第二の導電型のバッファ層108aと、第二の導電型の選択エッチング層109と、第二の導電型のバッファ層108bと、第二の導電型のコンタクト層110と、第二の導電型電極111とが順に積層されており、第一の導電型の選択エッチング層103と、第二の導電型のエッチング層109は、サイドエッチングにより狭められている。
第1の実施形態の半導体受光素子は、以下のように作製される。
まず、エピタキシャル結晶として、半導体基板101上に、半導体基板101から順に、第一の導電型のバッファ層102aと、第一の導電型の選択エッチング層103と、第一の導電型のバッファ層102bと、光吸収層を含む空乏化された層104と、第二の導電型のバッファ層108aと、 第二の導電型の選択エッチング層109と、第二の導電型のバッファ層108bと、第二の導電型のコンタクト層110と、第二の導電型側電極111を順に積層する。
まず、エピタキシャル結晶として、半導体基板101上に、半導体基板101から順に、第一の導電型のバッファ層102aと、第一の導電型の選択エッチング層103と、第一の導電型のバッファ層102bと、光吸収層を含む空乏化された層104と、第二の導電型のバッファ層108aと、 第二の導電型の選択エッチング層109と、第二の導電型のバッファ層108bと、第二の導電型のコンタクト層110と、第二の導電型側電極111を順に積層する。
例えば、半導体基板101は、InP基板とすることができる。また、バッファ層102a、102b、108a、108b、及び光吸収層を含む空乏層104は、As系材料(InAlAs、InGaAs、InAlGaAs)で形成することができる。この場合、選択エッチング層103、109の材料は、P系材料もしくはPを含む材料を用いることができる。これにより、ウェットエッチングで選択比の取れる材料として、P系材料もしくはPを含む材料を用いることで、本実施形態は実現できる。具体的には、選択エッチング層として、InPやInGaAsPを用いることができる。
次に、半導体基板101表面に、エッチングマスクを形成し、エッチング液を用いて、表面から基板に達するまでエッチングし、メサを形成する。
ここで、エッチング液には、エッチングレートについて材料依存性の小さな(非選択エッチング)エッチング液を用いることができる。例えば、ウェットエッチング液は、酢酸・燐酸・過水などを用いることができる。
また、エッチングマスクは、直径が10〜200μm程度の範囲に収まるように形成する。
ここで、エッチング液には、エッチングレートについて材料依存性の小さな(非選択エッチング)エッチング液を用いることができる。例えば、ウェットエッチング液は、酢酸・燐酸・過水などを用いることができる。
また、エッチングマスクは、直径が10〜200μm程度の範囲に収まるように形成する。
続いて、メサエッチングのマスクを形成した状態で選択エッチング液を用いて選択エッチング層のみをエッチングする。この場合、主に選択エッチング層を横方向からエッチングするサイドエッチングが主に起きている。
この後、メサエッチングのマスクを除去し、パッシベーション膜113を形成し、パッシベーション膜113の窓あけを行い、第二の導電型側電極111を形成する。さらに、第一の導電型側電極112は、別途メサ周辺部等に形成し、研磨や反射防止膜(ARコート)形成工程、素子分離工程を行って完成させる。
ここで、サイドエッチングの量は、第一の導電型の選択エッチング層103及び第二の導電型の選択エッチング層109の厚みに対して1倍以上、かつ5倍以下とすることができる。つまり、選択エッチング層103、109の外周縁と空乏層104の外周縁の間の距離は、空乏層104の厚みの1倍以上5倍以下とすることが好ましい。より好適には、1倍以上2倍以下とすることができる。
また、第一の導電型の選択エッチング層103のサイドエッチング量と第二の導電型の選択エッチング層109のサイドエッチング量を等しくすると、製造工程を容易にすることができる。
また、第一の導電型の選択エッチング層103のサイドエッチング量と第二の導電型の選択エッチング層109のサイドエッチング量を等しくすると、製造工程を容易にすることができる。
また、第一の導電型のバッファ層102bと、第二の導電型のバッファ層108aは、それぞれ層厚をdb、不純物濃度Ndbとしたとき、
db×Ndb≦d×N
d=0.1μm
N=5×1017cmー3
の関係を満たすようにすることができる。
db×Ndb≦d×N
d=0.1μm
N=5×1017cmー3
の関係を満たすようにすることができる。
また、第一の導電型のバッファ層102bと、第二の導電型のバッファ層108aはバッファ層の不純物濃度をNdbとしたとき、
Ndb≧1×1017cm−3
の関係を満たすようにすることができる。
Ndb≧1×1017cm−3
の関係を満たすようにすることができる。
また、第一の導電型の選択エッチング層103及び第二の導電型の選択エッチング層109の厚みは、0.2μm以上1.0μm以下とすることができる。
以下に、第1の実施形態の効果を詳細に述べる。
第1の実施形態の半導体受光素子の空乏層範囲は、最も広がった場合、空乏層及びその上下に配置された第一の導電型バッファ層、第二の導電型バッファ層に収まることが想定される。このようにして作製した半導体受光素子はpn接合の上下が狭められているために、側壁に形成される電流経路が感じる抵抗成分が上昇し、本発明が実施加工されていない半導体受光素子と比較すると相対的に表面電流が減少するため、長期信頼性の向上が期待できる。その効果は、サイドエッチングの量に比例して大きくなる。
第1の実施形態の半導体受光素子の空乏層範囲は、最も広がった場合、空乏層及びその上下に配置された第一の導電型バッファ層、第二の導電型バッファ層に収まることが想定される。このようにして作製した半導体受光素子はpn接合の上下が狭められているために、側壁に形成される電流経路が感じる抵抗成分が上昇し、本発明が実施加工されていない半導体受光素子と比較すると相対的に表面電流が減少するため、長期信頼性の向上が期待できる。その効果は、サイドエッチングの量に比例して大きくなる。
一方で、選択エッチング層厚が薄いままにサイドエッチング量を増加させると、奥行きが深くなり、パッシベーション膜の形成が難しくなる。したがって、サイドエッチングの効果を得るためには、少なくとも選択エッチングの厚みと同等レベルの量が望ましい。
例えば、選択エッチング層厚が、0.3μmの場合、サイドエッチング量は、0.3μm以上が望ましい。つまり、選択エッチング層の厚みは、選択エッチング層の厚みの1倍以上とすることが望ましい。
また、パッシベーション膜の形成方法に依存するが、確実にパッシベーション膜を形成するためには、大きくとも2.0μm以下にすることが望ましい。つまり、選択エッチング層の厚みの5倍程度以下が望ましい。2倍以下で形成すれば、パッシベーション膜形成が容易になる。
したがって、サイドエッチングの量を選択エッチング層厚みの1〜5倍程度の大きさの範囲にすることにより、第1の実施形態の効果が大きくすることができる。
また、パッシベーション膜の形成方法に依存するが、確実にパッシベーション膜を形成するためには、大きくとも2.0μm以下にすることが望ましい。つまり、選択エッチング層の厚みの5倍程度以下が望ましい。2倍以下で形成すれば、パッシベーション膜形成が容易になる。
したがって、サイドエッチングの量を選択エッチング層厚みの1〜5倍程度の大きさの範囲にすることにより、第1の実施形態の効果が大きくすることができる。
また、第一の導電型の選択エッチング層及び第二の導電型の選択エッチング層に挟まれた第一の導電型のバッファ層は、その濃度や厚みを増加させると、層の抵抗が小さくなるため、選択エッチング層を狭めた効果が小さくなってしまう。そこで、第一の導電型の選択エッチング層及び第二の導電型の選択エッチング層に挟まれたバッファ層はそれぞれ、濃度と層厚が一定の関係を満たすことにより、第1の実施形態の効果を大きくすることができる。
たとえば、第一の導電型の選択エッチング層及び第二の導電型の選択エッチング層に挟まれた第一の導電型のバッファ層は、層厚を0.1μm、不純物濃度を5×1017cm−3 とすることを基準とし、層厚・不純物濃度を変更する場合、層厚と不純物濃度の積の関係がこの積を上回らないように設計する。
また、第一の導電型の選択エッチング層及び第二の導電型の選択エッチング層に挟まれた第二の導電型のバッファ層の濃度と層厚は、層厚を0.1μm、不純物濃度を5×1017cm−3とすることを基準として、層厚・不純物濃度を変更する場合は層厚と濃度の積の関係がこの基準を上回らないように設計する。
また、バッファ層の不純物濃度を1×1017cm−3以上とすることにより、導電性が確保されるようになる。
選択エッチング層の層厚は、厚ければ厚いほどサイドエッチング量を大きくすることができる。たとえば、選択エッチング層の厚みを0.2μm以上1.0μm以下に設定することで、効果を得ることができる。
層厚は、0.2μm以上とし、サイドエッチング量を0.2μmとすることができる。
また、層厚0.5μmの場合、サイドエッチング量を1.0μmとすることで、効果を高めることができる。
層厚は、0.2μm以上とし、サイドエッチング量を0.2μmとすることができる。
また、層厚0.5μmの場合、サイドエッチング量を1.0μmとすることで、効果を高めることができる。
選択エッチング層の濃度は、2×1017cm−3以上で形成することにより、導電性を維持することができる。
このようにして作製した半導体受光素子は、パッシベーション膜界面付近に流れる電流を従来の半導体受光素子と比較して低減することができ、メサ型素子の長期信頼性を向上させることができる。
実施例1の半導体受光素子は、以下のように作製される。
エピタキシャル結晶として、半導体基板201上から順にn型バッファ層202a、n型選択エッチング層203、n型バッファ層202b、n型キャリア走行層204、ΔEc緩和層205、p型光吸収層206、p型バッファ層208a、p型選択エッチング層209、p型バッファ層208b、p型コンタクト層210、p電極211を積層する。
エピタキシャル結晶として、半導体基板201上から順にn型バッファ層202a、n型選択エッチング層203、n型バッファ層202b、n型キャリア走行層204、ΔEc緩和層205、p型光吸収層206、p型バッファ層208a、p型選択エッチング層209、p型バッファ層208b、p型コンタクト層210、p電極211を積層する。
まず第一メサエッチングにて、直径 d1=10、20、50、100、200μmの円形第一メサを形成する。その後、選択エッチング液(燐酸・過水・水、もしくは酢酸系エッチング)を用いて選択エッチング層に対してサイドエッチングをかける。サイドエッチングの量は異方性が生じるが、もっともサイドエッチングが小さいところでも0.5μm程度のサイドエッチングを行う。
メサ全体にパッシベーション膜213を形成する。パッシベーション膜213に電極用窓あけ後、p型電極211をメサ上部に形成し、n型電極212はメサ外周にて第n型半導体層(若しくはn基板)とコンタクトさせ、メサ上部まで配線し、実装に備える。
この半導体受光素子は、波長1.3〜1.55μmの光を主に受光することができ、光ファイバや光導波路を用いて伝送される高速な光信号の光電変換の目的に、使用可能である。また、このようにして作製した半導体受光素子は、パッシベーション膜界面付近に流れる電流を従来の半導体受光素子と比較して低減することができ、メサ型素子の長期信頼性向上させることができる。
実施例2の半導体受光素子は、以下のように作製される。
エピタキシャル結晶として、半導体n型基板上から順に、n型バッファ層302a、n型選択エッチング層303、n型バッファ層302b、n型電界緩和層304、増倍層305、p型電界緩和層306、p型光吸収層307、p型バッファ層308a、p型選択エッチング層309、p型バッファ層308b、p型コンタクト層310、p型電極311を積層する。
エピタキシャル結晶として、半導体n型基板上から順に、n型バッファ層302a、n型選択エッチング層303、n型バッファ層302b、n型電界緩和層304、増倍層305、p型電界緩和層306、p型光吸収層307、p型バッファ層308a、p型選択エッチング層309、p型バッファ層308b、p型コンタクト層310、p型電極311を積層する。
まず第一メサエッチングにて、直径d1=10、20、50、100、200μmの円形第一メサを形成する。
その後、選択エッチング液(燐酸・過水・水、もしくは酢酸系エッチング)を用いて選択エッチング層に対してサイドエッチングをかける。
サイドエッチングの量は異方性が生じるが、もっともサイドエッチングが小さいところでも0.5μm程度のサイドエッチングを行う。
その後、選択エッチング液(燐酸・過水・水、もしくは酢酸系エッチング)を用いて選択エッチング層に対してサイドエッチングをかける。
サイドエッチングの量は異方性が生じるが、もっともサイドエッチングが小さいところでも0.5μm程度のサイドエッチングを行う。
メサ全体にパッシベーション膜313を形成する。パッシベーション膜313に電極用窓あけ後、p型電極311をメサ上部に形成し、n型電極312はメサ外周にてn型半導体層(若しくはn型基板)とコンタクトさせ、メサ上部まで配線し、実装に備える。
このようにして作製した半導体受光素子は、パッシベーション膜界面付近に流れる電流を従来の半導体受光素子と比較して低減することができ、メサ型素子の長期信頼性向上させることができる。
(第2の実施形態)
図4を用いて第2の実施形態の構成について説明する。
第2の実施形態の半導体受光素子は、半導体基板401上に、第一の導電型の半導体層として第一の導電型の選択エッチング層403と、第二の導電型の光吸収層407を含む多層膜と、第二の導電型の半導体層として第二の導電型の選択エッチング層408とを備える。多層膜は、第一の導電型の選択エッチング層403と第二の導電型の選択エッチング層408に挟まれる。平面視において、第一の導電型のエッチング層403の外周縁は、多層膜の外周縁より内側に位置するとともに、第二の導電型のエッチング層408の外周縁は、多層膜の外周縁より内側に位置する。本実施形態の半導体受光素子の側面は、パッシベーション膜413で覆われている。
図4を用いて第2の実施形態の構成について説明する。
第2の実施形態の半導体受光素子は、半導体基板401上に、第一の導電型の半導体層として第一の導電型の選択エッチング層403と、第二の導電型の光吸収層407を含む多層膜と、第二の導電型の半導体層として第二の導電型の選択エッチング層408とを備える。多層膜は、第一の導電型の選択エッチング層403と第二の導電型の選択エッチング層408に挟まれる。平面視において、第一の導電型のエッチング層403の外周縁は、多層膜の外周縁より内側に位置するとともに、第二の導電型のエッチング層408の外周縁は、多層膜の外周縁より内側に位置する。本実施形態の半導体受光素子の側面は、パッシベーション膜413で覆われている。
本実施形態の半導体受光素子の構成は、詳細には、半導体基板401上に、第一の導電型のバッファ層402と、第一の導電型の選択エッチング層403と、第一の導電型の電界緩和層404と、増倍層405と、第二の導電型の電界緩和層406と、第二の導電型の光吸収層407と、第二の導電型の選択エッチング層408と、第二の導電型のバッファ層409と、第二の導電型のコンタクト層410と、第二の導電型電極411とが順に積層されており、第一の導電型の選択エッチング層403と、第二の導電型のエッチング層408は、サイドエッチングにより狭められている。
第2の実施形態の半導体受光素子は、以下のように作製される。
エピタキシャル結晶として、半導体基板401上から順に、第一の導電型のバッファ層402、第一の導電型の選択エッチング層403、第一の導電型の電界緩和層404、増倍層405、第二の導電型の電界緩和層406、第二の導電型の光吸収層407、第二の導電型の選択エッチング層408、第二の導電型のバッファ層409、第二の導電型のコンタクト層410、第二の導電側電極411を積層する。
エピタキシャル結晶として、半導体基板401上から順に、第一の導電型のバッファ層402、第一の導電型の選択エッチング層403、第一の導電型の電界緩和層404、増倍層405、第二の導電型の電界緩和層406、第二の導電型の光吸収層407、第二の導電型の選択エッチング層408、第二の導電型のバッファ層409、第二の導電型のコンタクト層410、第二の導電側電極411を積層する。
第一の導電型のバッファ層402、第二の導電型のバッファ層409は、As系材料(InAlAs、InGaAs、InAlGaAs)で形成することができる。この場合、第一の導電型の選択エッチング層403、第二の導電型の選択エッチング層408の材料には、ウェットエッチングで選択比の取れる材料として、P系材料もしくはPを含む材料を用いることができる。具体的には、InP、InGaAsPを用いることできる。
つづいて、半導体基板401表面に、エッチングマスクを形成し、エッチングレートについて材料依存性の小さな(非選択エッチング)エッチング液を用いて、表面から基板に達するまでエッチングし、メサを形成する。
このとき、エッチングマスクは、でき上がり直径が10〜200μmの範囲に収まるように形成する。また、ウェットエッチングには、ウェットエッチング液として、酢酸・燐酸・過水などを用いることができる。
このとき、エッチングマスクは、でき上がり直径が10〜200μmの範囲に収まるように形成する。また、ウェットエッチングには、ウェットエッチング液として、酢酸・燐酸・過水などを用いることができる。
次に、メサエッチングのマスクを形成した状態で、選択エッチング液を用いて選択エッチング層のみをエッチングする。この場合、主に選択エッチング層を横方向からエッチングするサイドエッチングが主に起きている。
この後、メサエッチングのマスクを除去し、パッシベーション膜413を形成する。パッシベーション膜413の窓あけを行い、第二の導電型側電極411を形成する。また、第一の導電型側電極412は、別途メサ周辺部等に形成する。研磨や反射防止膜(ARコート)形成工程、素子分離工程を行って完成させる。
ここで、サイドエッチングの量は、第一の導電型の選択エッチング層403及び第二の導電型の選択エッチング層408の厚みに対して1倍以上、かつ5倍以下とすることができる。
また、第一の導電型のバッファ層402と、第二の導電型のバッファ層409は、それぞれ層厚をdb、不純物濃度Ndbとしたとき、
db×Ndb≦d×N
d=0.1μm
N=5×1017cmー3
の関係を満たすようにすることができる。
db×Ndb≦d×N
d=0.1μm
N=5×1017cmー3
の関係を満たすようにすることができる。
また、第一の導電型のバッファ層402と、第二の導電型のバッファ層409はバッファ層の不純物濃度をNdbとしたとき、
Ndb≧1×1017cm−3
の関係を満たすようにすることができる。
Ndb≧1×1017cm−3
の関係を満たすようにすることができる。
また、第一の導電型の選択エッチング層403及び第二の導電型の選択エッチング層408の厚みをそれぞれdseとしたとき、0.2μm以上1.0μm以下とすることができる。
以下に、第2の実施形態の効果を詳細に述べる。
第2の実施形態の半導体受光素子の空乏化される層の範囲は、最も広がった場合、第一の導電型のバッファ層から第二の導電型のバッファ層が想定されている。このようにして作製した素子はpn接合の上下が狭められているために、表面電流が感じる抵抗成分が上昇し、加工されていない素子と比較すると相対的に表面電流が減少するため、長期信頼性の向上が期待できる。
第2の実施形態の半導体受光素子の空乏化される層の範囲は、最も広がった場合、第一の導電型のバッファ層から第二の導電型のバッファ層が想定されている。このようにして作製した素子はpn接合の上下が狭められているために、表面電流が感じる抵抗成分が上昇し、加工されていない素子と比較すると相対的に表面電流が減少するため、長期信頼性の向上が期待できる。
ここで、サイドエッチングの量に関して、その量が小さいと空乏層における電界変調効果が小さくなり、深さが深いとこの効果は高くなる。一方、サイドエッチングの厚みが薄く、奥行きが深くなることでパッシベーション膜の形成が難しくなる。
そこで、少なくとも 選択エッチングの厚みと同等レベルの量にすることにより、サイドエッチングの効果を得ることができる。
そこで、少なくとも 選択エッチングの厚みと同等レベルの量にすることにより、サイドエッチングの効果を得ることができる。
たとえば、選択エッチング層厚が、0.3μmの場合、サイドエッチング量は、0.3μm以上が望ましい。また、パッシベーション膜の形成方法に依存するが、確実にパッシベーション膜を形成するためには、大きくとも2.0μm以下の量が望ましい。もしくは、選択エッチング層の厚みの5倍程度以下が望ましい。さらに、選択エッチング層厚に対して、サイドエッチング量を2倍程度以下で形成することにより、パッシベーション膜の形成を容易にすることができる。
したがって、サイドエッチングの量を選択エッチング層厚みに対して、1倍以上5倍以下の大きさの範囲とすることにより、空乏層における電界変調効果を高めることができる。
したがって、サイドエッチングの量を選択エッチング層厚みに対して、1倍以上5倍以下の大きさの範囲とすることにより、空乏層における電界変調効果を高めることができる。
選択エッチング層の層厚に関しては、厚ければ厚いほどサイドエッチング量を大きくでき、有効である。少なくとも、0.2μm以上の層厚を確保し、サイドエッチング量0.2μmを入れることができる。また、層厚0.5μm程度確保し、サイドエッチング量を1.0μm程度とすることで、空乏層における電界変調効果を高めることができる。
一方で、選択エッチング層を空乏層内部に配置することもできる。
この場合に低濃度・厚膜で形成すると、動作電圧の上昇などを招く。
したがって、空乏層内部に配置される場合には、層厚を0.5μm程度に抑えるのが望ましい。
選択エッチング層の層厚を0.2μm程度まで抑えることで、動作電圧の上昇等の影響は比較的小さくできる。
その場合、サイドエッチング量は、0.2−1.0μm程度が望ましい。
この場合に低濃度・厚膜で形成すると、動作電圧の上昇などを招く。
したがって、空乏層内部に配置される場合には、層厚を0.5μm程度に抑えるのが望ましい。
選択エッチング層の層厚を0.2μm程度まで抑えることで、動作電圧の上昇等の影響は比較的小さくできる。
その場合、サイドエッチング量は、0.2−1.0μm程度が望ましい。
選択エッチング層の濃度に関しては、例えば、n型選択エッチング層の場合は、アンドープ〜5×1018cm−3の間に設定することが可能である。
空乏層側が低濃度となる、傾斜濃度の構成とすることもできる。
低濃度に設定した場合、選択エッチング層全てを空乏化することができる。
高濃度に設定した場合、選択エッチング層の一部を空乏化することができる。
選択エッチング層の濃度に関しては、p型選択エッチング層は、5×1015cm−3〜5×1018cm−3の間に設定することが可能である。
空乏層側が低濃度となる、傾斜濃度の構成でもよい。
低濃度に設定した場合、選択エッチング層全てが空乏化することができる。
また、高濃度に設定した場合、選択エッチング層の一部が空乏化することができる。
空乏層側が低濃度となる、傾斜濃度の構成でもよい。
空乏層側が低濃度となる、傾斜濃度の構成とすることもできる。
低濃度に設定した場合、選択エッチング層全てを空乏化することができる。
高濃度に設定した場合、選択エッチング層の一部を空乏化することができる。
選択エッチング層の濃度に関しては、p型選択エッチング層は、5×1015cm−3〜5×1018cm−3の間に設定することが可能である。
空乏層側が低濃度となる、傾斜濃度の構成でもよい。
低濃度に設定した場合、選択エッチング層全てが空乏化することができる。
また、高濃度に設定した場合、選択エッチング層の一部が空乏化することができる。
空乏層側が低濃度となる、傾斜濃度の構成でもよい。
このような第2の実施形態の半導体受光素子は、パッシベーション膜界面付近に流れる電流を従来の半導体受光素子と比較して低減することができ、メサ型素子の長期信頼性を向上させることができる。
実施例3の半導体受光素子は、以下のように作製される。
エピタキシャル結晶として、半導体n型InP基板501上に、順に、n型バッファ層502、n型選択エッチング層503、n型電界緩和層504、増倍層505、p型電界緩和層506、p型光吸収層507、p型選択エッチング層508、p型バッファ層509、p型コンタクト層510、p型電極511を積層する。
エピタキシャル結晶として、半導体n型InP基板501上に、順に、n型バッファ層502、n型選択エッチング層503、n型電界緩和層504、増倍層505、p型電界緩和層506、p型光吸収層507、p型選択エッチング層508、p型バッファ層509、p型コンタクト層510、p型電極511を積層する。
つづいて、第一メサエッチングにて、直径d1=10、20、50、100、200μmの円形第一メサを形成し、その後、選択エッチング液(燐酸・過水・水、もしくは酢酸系エッチング)を用いて選択エッチング層に対してサイドエッチングをかける。
サイドエッチングの量は異方性が生じるが、もっともサイドエッチングが小さいところでも0.5μm程度のサイドエッチングを行う。
サイドエッチングの量は異方性が生じるが、もっともサイドエッチングが小さいところでも0.5μm程度のサイドエッチングを行う。
メサ全体にパッシベーション膜513を形成する。パッシベーション膜513に電極用窓あけ後、p型電極511をメサ上部に形成し、n型電極512はメサ外周にて第n型半導体層(若しくはn基板)とコンタクトさせ、メサ上部まで配線し、実装に備える。
このようにして作製した半導体受光素子は、パッシベーション膜界面付近に流れる電流を従来の半導体受光素子と比較して低減することができ、メサ型素子の長期信頼性を向上させることができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
101 半導体基板
102a 第一の導電型のバッファ層
103 第一の導電型の選択エッチング層
102b 第一の導電型のバッファ層
104 光吸収層を含む空乏化された層
108a 第二の導電型のバッファ層
109 第二の導電型の選択エッチング層
108b 第二の導電型のバッファ層
110 第二の導電型のコンタクト層
111 第二の導電型側の電極
112 第一の導電型側の電極
113 パッシベーション膜
201 n型半導体基板
202a n型バッファ層
203 n型選択エッチング層
202b n型バッファ層
204 走行層
205 ΔEc緩和層
206 光吸収層
208a p型バッファ層
209 p型選択エッチング層
208b p型バッファ層
210 p型コンタクト層
211 p型電極
212 n型電極
213 パッシベーション膜
301 n型InP基板
302a n型バッファ層
303 n型選択エッチング層
302b n型バッファ層
304 n型電界緩和層
305 増倍層
306 電界緩和層
307 光吸収層
308a p型バッファ層
309 p型選択エッチング層
308b p型バッファ層b
310 p型コンタクト層
311 p型電極
312 n型電極
313 パッシベーション膜
401 半導体基板
402 第一の導電型のバッファ層
403 第一の導電型の選択エッチング層
404 第一の導電型の電界緩和層
405 増倍層
406 電界緩和層
407 光吸収層
408 第二の導電型の選択エッチング層
409 第二の導電型のバッファ層
410 第二の導電型のコンタクト層
411 第二の導電型側の電極
412 第一の導電型側の電極
413 パッシベーション膜
501 n型半導体基板
502 n型バッファ層
503 n型選択エッチング層
504 n型電界緩和層
505 増倍層
506 電界緩和層
507 光吸収層
508 p型選択エッチング層
509 p型バッファ層
510 p型コンタクト層
511 p型電極
512 n型電極
513 パッシベーション膜
601 半導体基板
602 n型電界緩和層
603 増倍層
604 p型電界緩和層
605 p型光吸収層
606 p型バッファ層
607 p型コンタクト層
608 p型電極
609 n型電極
610 パッシベーション膜
102a 第一の導電型のバッファ層
103 第一の導電型の選択エッチング層
102b 第一の導電型のバッファ層
104 光吸収層を含む空乏化された層
108a 第二の導電型のバッファ層
109 第二の導電型の選択エッチング層
108b 第二の導電型のバッファ層
110 第二の導電型のコンタクト層
111 第二の導電型側の電極
112 第一の導電型側の電極
113 パッシベーション膜
201 n型半導体基板
202a n型バッファ層
203 n型選択エッチング層
202b n型バッファ層
204 走行層
205 ΔEc緩和層
206 光吸収層
208a p型バッファ層
209 p型選択エッチング層
208b p型バッファ層
210 p型コンタクト層
211 p型電極
212 n型電極
213 パッシベーション膜
301 n型InP基板
302a n型バッファ層
303 n型選択エッチング層
302b n型バッファ層
304 n型電界緩和層
305 増倍層
306 電界緩和層
307 光吸収層
308a p型バッファ層
309 p型選択エッチング層
308b p型バッファ層b
310 p型コンタクト層
311 p型電極
312 n型電極
313 パッシベーション膜
401 半導体基板
402 第一の導電型のバッファ層
403 第一の導電型の選択エッチング層
404 第一の導電型の電界緩和層
405 増倍層
406 電界緩和層
407 光吸収層
408 第二の導電型の選択エッチング層
409 第二の導電型のバッファ層
410 第二の導電型のコンタクト層
411 第二の導電型側の電極
412 第一の導電型側の電極
413 パッシベーション膜
501 n型半導体基板
502 n型バッファ層
503 n型選択エッチング層
504 n型電界緩和層
505 増倍層
506 電界緩和層
507 光吸収層
508 p型選択エッチング層
509 p型バッファ層
510 p型コンタクト層
511 p型電極
512 n型電極
513 パッシベーション膜
601 半導体基板
602 n型電界緩和層
603 増倍層
604 p型電界緩和層
605 p型光吸収層
606 p型バッファ層
607 p型コンタクト層
608 p型電極
609 n型電極
610 パッシベーション膜
Claims (7)
- 半導体基板上に、第一の導電型の半導体層と、光吸収層を含む多層膜と、第二の導電型の半導体層と、を備える半導体受光素子であって、
前記多層膜は、前記第一の導電型の半導体層と前記第二の導電型の半導体層に挟まれ、
平面視において、前記第一の導電型の半導体層の外周縁は、前記多層膜の外周縁より内側に位置するとともに、前記第二の導電型の半導体層の外周縁は、前記多層膜の外周縁より内側に位置し、
前記多層膜の側面がパッシベーション膜で覆われていることを特徴とする半導体受光素子。 - 側面全体がパッシベーション膜で覆われていることを特徴とする請求項1に記載の半導体受光素子。
- 請求項1に記載の半導体受光素子であって、
前記多層膜が、さらに増倍層と、電界緩和層と、を含む半導体受光素子。 - 請求項1に記載の半導体受光素子であって、
前記半導体層の外周縁と前記多層膜の外周縁の間の距離は、前記多層膜の厚みの1倍以上5倍以下であることを特徴とする半導体受光素子。 - 請求項1に記載の半導体受光素子であって、
前記多層膜は、第一の導電型のバッファ層と、第二の導電型のバッファ層とを含み、
前記バッファ層の層厚をdb、前記バッファ層の不純物濃度Ndbとしたとき、
db×Ndb≦d×N
d=0.1μm
N=5×1017cmー3
の関係を満たすことを特徴とする半導体受光素子。 - 請求項1に記載の半導体受光素子であって、
前記多層膜は、前記第一の導電型のバッファ層と、前記第二の導電型のバッファ層とを含み、
前記バッファ層の不純物濃度をNdbとしたとき、
Ndb≧1×1017cm−3
の関係を満たすことを特徴とする半導体素子。 - 請求項1に記載の半導体受光素子であって、前記第1の導電型の半導体層の厚みは、0.2μm以上1.0μm以下であり、前記第2の導電型の半導体層の厚みは、0.2μm以上1.0μm以下であることを特徴とする半導体受光素子。
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KR101080882B1 (ko) | 2008-12-08 | 2011-11-08 | 한국광기술원 | 애벌란치 포토 다이오드 및 그의 제조방법 |
-
2007
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