JP2011175808A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単且つコンパクトな構成で、燃料電池の積層方向に最適な締め付け荷重を確実に付与するとともに、外部からの荷重負荷から燃料電池を有効に保護することを可能にする。
【解決手段】燃料電池スタック10は、複数の燃料電池12が積層される積層体14と、前記積層体14が収容される筐体82を備える。筐体82は、第1エンドプレート20a側の一端82aに、内方に折り曲げられて前記第1エンドプレート20aに係合し、該第1エンドプレート20aを前記積層体14側に押圧する折り曲げ部84を設ける。筐体82は、第2エンドプレート20b側の他端82bに、前記第2エンドプレート20bと結合される結合部88を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層される燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が積層された積層体の積層方向両端には、第1及び第2エンドプレートが配設される燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)が、セパレータによって挟持された単位セルを備えている。この燃料電池は、通常、所定の数の単位セルを積層することにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
この種の燃料電池スタックでは、所望の発電性能を得るとともに、シール機能を発揮させるために、積層方向に対して良好な締め付け荷重を付与する必要がある。
そこで、例えば、特許文献1に開示された燃料電池では、図8に示すように、スタックケース1内に燃料電池スタック2が収容されている。燃料電池スタック2は、複数のセル3が積層されたセル積層体3aを設けるとともに、前記セル積層体3aの積層方向両端には、エンドプレート4、5が配設されている。エンドプレート4、5同士は、テンションプレート6により連結されている。
エンドプレート5は、エンドプレート本体5aを有し、このエンドプレート本体5aには、ストッパ7が配設されている。ストッパ7には、荷重調整ネジ8が螺合しており、前記荷重調整ネジ8は、スプリングボックス9を介してセル積層体3aを積層方向に押圧している。
特開2007−173169号公報
上記の特許文献1では、燃料電池スタック2の積層方向の荷重を支持するためにエンドプレート4、5間に連結されたテンションプレート6が必要になっている。しかも、車体に搭載する際の被水や塵埃対策、及び耐衝撃性等の観点から、燃料電池スタック2を覆うスタックケース1が、別途必要になっている。
このため、燃料電池は、それぞれの機能を満たすための多数の専用部品が必要になり、部品数が増加してしまう。これにより、燃料電池全体の重量及びコストが増加するとともに、組み立て作業が煩雑化して効率的な組み立て作業が遂行されないという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単且つコンパクトな構成で、燃料電池の積層方向に最適な締め付け荷重を確実に付与するとともに、外部からの荷重負荷から燃料電池を有効に保護することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層される燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が積層された積層体の積層方向両端には、第1及び第2エンドプレートが配設される燃料電池スタックに関するものである。
この燃料電池スタックは、積層体が収容される筐体を備え、前記筐体は、第1エンドプレート側の一端に、内方に折り曲げられて前記第1エンドプレートに係合し、該第1エンドプレートを前記積層体側に押圧する折り曲げ部を設ける一方、第2エンドプレート側の他端に、前記第2エンドプレートと結合される結合部を設けている。
また、結合部は、筐体と第2エンドプレートとをねじ止めする複数のボルトを備えることが好ましい。
さらに、この燃料電池スタックは、第1エンドプレートと積層体との間には、複数の荷重センサが連結部材に一体に連結された荷重測定機構が配設されるとともに、前記第1エンドプレートには、前記荷重測定機構を前記積層体に向かって押圧することにより、前記複数の荷重センサを介して前記積層体に締結荷重を付与するための加圧機構が設けられることが好ましい。
さらにまた、この燃料電池スタックは、積層体の積層方向が垂直方向であることが好ましい。
本発明によれば、燃料電池を外部負荷等の外部環境から保護する筐体は、積層体に積層方向の荷重を付与する機能をも有することができる。このため、各機能毎に専用部品を設ける場合に比べ、部品数が良好に削減される。これにより、簡単且つコンパクトな構成で、燃料電池の積層方向に最適な締め付け荷重を確実に付与するとともに、外部からの荷重負荷から前記燃料電池を有効に保護することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックの概略斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの断面側面図である。 前記燃料電池スタックの要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの、図3中、IV−IV線断面図である。 前記燃料電池スタックを構成する燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する筐体の断面説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックの要部断面説明図である。 特許文献1の燃料電池の説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10は、複数の燃料電池12が矢印A方向(垂直方向)に積層された積層体14を備える。
積層体14の積層方向上端(一端)には、第1ターミナルプレート16a、第1絶縁プレート18a、荷重測定機構22及び第1エンドプレート20aが積層されるとともに、前記第1エンドプレート20aには、加圧機構24が設けられる(図1〜図4参照)。
積層体14の積層方向下端(他端)には、第2ターミナルプレート16b、第2絶縁プレート18b及び第2エンドプレート20bが積層される。なお、積層体14は、複数の燃料電池12を水平方向(矢印B方向又は矢印C方向)に積層して構成してもよい。
図5に示すように、燃料電池12は、電解質膜・電極構造体30が、第1及び第2セパレータ32、34に挟持される。第1及び第2セパレータ32、34は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、あるいはめっき処理鋼板等をプレス成形した弾性を有する波板構造の金属セパレータやカーボンセパレータ等により構成される。
燃料電池12の矢印B方向(図5中、水平方向)の一端縁部には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔36a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔38aが、矢印C方向(水平方向)に配列して設けられる。
燃料電池12の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔38b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔36bが、矢印C方向に配列して設けられる。
燃料電池12の矢印C方向の両端縁部には、冷却媒体を供給するための冷却媒体入口連通孔40a、及び前記冷却媒体を排出するための冷却媒体出口連通孔40bが設けられる。
第1セパレータ32の電解質膜・電極構造体30に向かう面32aには、酸化剤ガス入口連通孔36aと酸化剤ガス出口連通孔36bとに連通する酸化剤ガス流路42が設けられる。
第2セパレータ34の電解質膜・電極構造体30に向かう面34aには、燃料ガス入口連通孔38aと燃料ガス出口連通孔38bとに連通する燃料ガス流路44が設けられる。
互いに隣接する燃料電池12を構成する第1セパレータ32の面32bと、第2セパレータ34の面34bとの間には、冷却媒体入口連通孔40aと冷却媒体出口連通孔40bとを連通する冷却媒体流路46が設けられる。
第1セパレータ32の面32a、32bには、第1シール部材48が、一体的又は個別に設けられるとともに、第2セパレータ34の面34a、34bには、第2シール部材50が、一体的に又は個別に設けられる。
第1及び第2シール部材48、50は、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコンゴム、フロロシリコンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン、又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材を使用する。
電解質膜・電極構造体30は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜52と、前記固体高分子電解質膜52を挟持するカソード側電極54及びアノード側電極56とを備える。
カソード側電極54及びアノード側電極56は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜52の両面に形成されている。
第2エンドプレート20bには、酸化剤ガス入口連通孔36a、燃料ガス入口連通孔38a、冷却媒体入口連通孔40a、酸化剤ガス出口連通孔36b、燃料ガス出口連通孔38b及び冷却媒体出口連通孔40bに連通し、外部に延在するマニホールド(図示せず)が設けられる一方、第1エンドプレート20aは、これら及びシール部材を削除した平板状に構成される。
図3及び図4に示すように、荷重測定機構22は、第1絶縁プレート18aに載置される加圧板64を備え、前記加圧板64には、例えば、四隅近傍にそれぞれ矩形状の凹部66が形成される。荷重測定機構22は、枠形状の連結部材68と、前記連結部材68の四隅にナット70を介して固定される荷重センサ、例えば、ロードセル72とを備える。
連結部材68には、各ロードセル72の近傍に底面が球面を有する球面状凹部74が設けられる。各ロードセル72には、押圧部材76が装着されるとともに、前記押圧部材76は、加圧板64の各凹部66に配置される。
加圧機構24は、複数、例えば、4つの荷重調整ボルト78を備える。各荷重調整ボルト78は、第1エンドプレート20aに形成されたねじ孔80にねじ込まれるとともに、各々の球面状先端部78aは、連結部材68の各球面状凹部74に配置される。各荷重調整ボルト78の中心と、各ロードセル72の中心とは、互いに位置がずれている。なお、荷重調整ボルト78を有するため、積層方向端部にバネ部材が不要になる。
図1及び図2に示すように、燃料電池スタック10は、積層体14が収容される筐体82を備える。筐体82は、例えば、アルミニウム材で形成され、略角筒形状を有するとともに、第1エンドプレート20a側の一端82aに、内方に折り曲げられて折り曲げ部84が設けられる。折り曲げ部84は、第1エンドプレート20aの外周縁部にパッキン86aを介装して係合し、前記第1エンドプレート20aを積層体14側に押圧する締め付け荷重付与機能を有する。
筐体82は、第2エンドプレート20b側の他端82bは、全周にわたって外側に延在するフランジを構成して筐体剛性を確保しており、前記他端82bに、前記第2エンドプレート20bと結合される結合部88を設けている。結合部88は、他端82bと第2エンドプレート20bとをねじ止めする複数のボルト90を備える。なお、他端82bに孔部を設ける一方、第2エンドプレート20bにねじ孔を形成してもよい。
第2エンドプレート20bには、ボルト90の頭部が収容される段付き孔部92が形成される一方、他端82bには、前記段付き孔部92と同軸上に前記ボルト90が螺合するねじ孔94が形成される。第2エンドプレート20bと他端82bとの間には、パッキン86bが介装される。
図1に示すように、第1エンドプレート20a側の一端82aには、加圧機構24を構成する荷重調整ボルト78を外部に露呈させるとともに、後述するスタック組立時に、スタック押圧機構(図示せず)により第1エンドプレート20aを押圧するための開口部96a、96bが形成される。開口部96a、96b間には、補強用の橋架部98が一端82aに一体に設けられる。
図6に示すように、筐体82の内面において、第1及び第2セパレータ32、34の長尺方向(矢印B方向)に延在する内面82lには、例えば、それぞれ2つのリブ100aが上下方向に延在して設けられる。筐体82の内面において、第1及び第2セパレータ32、34の短尺方向(矢印C方向)に延在する内面82sには、例えば、それぞれ1つのリブ100bが上下方向に延在して設けられる。
リブ100a、100bは、筐体82の剛性を確保する。このリブ100a、100bは、さらに第1及び第2セパレータ32、34の外周の位置決め用ガイドとしての機能を有するとともに、車両に外部から衝撃が付与された際、前記第1及び第2セパレータ32、34のずれ防止機能を有する。なお、リブ100a、100bと第1及び第2セパレータ32、34の外周との間には、電気的絶縁体が介装されることが好ましい。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、図5に示すように、酸化剤ガス入口連通孔36aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔38aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口連通孔40aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔36aから第1セパレータ32の酸化剤ガス流路42に導入される。酸化剤ガスは、矢印B方向に移動しながら、電解質膜・電極構造体30を構成するカソード側電極54に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔38aから第2セパレータ34の燃料ガス流路44に導入される。この燃料ガスは、矢印B方向に移動しながら、電解質膜・電極構造体30を構成するアノード側電極56に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体30では、カソード側電極54に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極56に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極54に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔36bに沿って矢印A方向に排出される。一方、アノード側電極56に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔38bに沿って矢印A方向に排出される。
また、冷却媒体入口連通孔40aに供給された冷却媒体は、第1及び第2セパレータ32、34間の冷却媒体流路46に導入された後、矢印C方向に流通する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体30を冷却した後、冷却媒体出口連通孔40bから排出される。
ところで、燃料電池スタック10を組み立る際には、先ず、第2エンドプレート20b上に、第2絶縁プレート18b及び第2ターミナルプレート16bを介装して複数の燃料電池12、すなわち、積層体14が積層される。そして、積層体14上には、第1ターミナルプレート16a、第1絶縁プレート18a、荷重測定機構22及び第1エンドプレート20aが積層される。
次に、第1エンドプレート20aは、筐体82の開口部96a、96bに対応して配置されているスタック押圧機構(図示せず)により、第2エンドプレート20b側に押圧される。従って、積層体14には、締め付け荷重(積層荷重)以上の荷重が付与される。
この状態で、筐体82の一端82aが、第1エンドプレート20aの外周縁部に当接する一方、前記筐体82の他端82bが、第2エンドプレート20bに重ね合わされる。そして、結合部88を構成するボルト90は、第2エンドプレート20bの段付き孔部92に挿入されて、他端82bのねじ孔94に螺合される。このため、筐体82は、第2エンドプレート20bに固定される。
さらに、第1エンドプレート20aを押圧しているスタック押圧機構は、前記第1エンドプレート20aから離脱される。これにより、第1エンドプレート20aは、外周縁部を筐体82の折り曲げ部84に押圧保持され、燃料電池スタック10が組み立てられる。
そこで、加圧機構24を構成する荷重調整ボルト78が、第2エンドプレート20bのねじ孔80にねじ込まれると、この荷重調整ボルト78の球面状先端部78aは、連結部材68の球面状凹部74の底面を積層体14側に押圧する。
このため、連結部材68に荷重調整ボルト78に近接して装着されているロードセル72は、押圧部材76を介して加圧板64を積層体14側に押圧する。これにより、加圧板64を介して積層体14に締め付け荷重が付与される。
各荷重調整ボルト78を増し締めすることにより、各荷重調整ボルト78近傍に配置されている各ロードセル72が、加圧板64を介して積層体14に締め付け荷重を付与している。従って、各ロードセル72は、積層体14に増し締め荷重を付与しながら、この増し締め荷重の値を正確に検出することが可能になる。
しかも、積層体14に付与される締結荷重の全体量は、各ロードセル72から検出される締め付け荷重の合計値によって検出することができ、簡単な構成で、高精度な増し締め処理が遂行される。
この場合、第1の実施形態では、燃料電池12を外部負荷等の外部環境から保護する筐体82は、積層体14に積層方向の荷重を付与する機能をも有することができる。このため、各機能毎に専用部品、例えば、タイロッドやテンションプレート等の締結部品を設ける場合に比べ、部品数が良好に削減される。
これにより、簡単且つコンパクトな構成で、燃料電池12の積層方向に最適な締め付け荷重を確実に付与するとともに、外部からの荷重負荷から前記燃料電池12を有効に保護することが可能になるという効果が得られる。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタック110の要部断面説明図である。
なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
燃料電池スタック110を構成する第1エンドプレート20aには、加圧機構112が設けられる。この加圧機構112は、第1エンドプレート20aと連結部材68との間に介装される複数のコイルスプリング(皿バネでもよい)114を備える。このように構成される第2の実施形態では、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
10、110…燃料電池スタック 12…燃料電池
14…積層体 16a、16b…ターミナルプレート
18a、18b…絶縁プレート 20a、20b…エンドプレート
22…荷重測定機構 24、112…加圧機構
30…電解質膜・電極構造体 32、34…セパレータ
36a…酸化剤ガス入口連通孔 36b…酸化剤ガス出口連通孔
38a…燃料ガス入口連通孔 38b…燃料ガス出口連通孔
40a…冷却媒体入口連通孔 40b…冷却媒体出口連通孔
42…酸化剤ガス流路 44…燃料ガス流路
46…冷却媒体流路 52…固体高分子電解質膜
54…カソード側電極 56…アノード側電極
82…筐体 82a…一端
82b…他端 84…折り曲げ部
86a、86b…パッキン 88…結合部
90…ボルト 100a、100b…リブ

Claims (4)

  1. 電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層される燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が積層された積層体の積層方向両端には、第1及び第2エンドプレートが配設される燃料電池スタックであって、
    前記積層体が収容される筐体を備え、
    前記筐体は、前記第1エンドプレート側の一端に、内方に折り曲げられて前記第1エンドプレートに係合し、該第1エンドプレートを前記積層体側に押圧する折り曲げ部を設ける一方、
    前記第2エンドプレート側の他端に、該第2エンドプレートと結合される結合部を設けることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記結合部は、前記筐体と前記第2エンドプレートとをねじ止めする複数のボルトを備えることを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池スタックにおいて、前記第1エンドプレートと前記積層体との間には、複数の荷重センサが連結部材に一体に連結された荷重測定機構が配設されるとともに、
    前記第1エンドプレートには、前記荷重測定機構を前記積層体に向かって押圧することにより、前記複数の荷重センサを介して前記積層体に締結荷重を付与するための加圧機構が設けられることを特徴とする燃料電池スタック。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池スタックにおいて、前記積層体の積層方向は、垂直方向であることを特徴とする燃料電池スタック。
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