JP5372860B2 - 燃料電池スタック - Google Patents

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Description

本発明は、電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体と長方形状のセパレータとが積層される燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が積層された積層体の積層方向両端には、一対のエンドプレートが配設されるとともに、前記一対のエンドプレートの各長辺同士は、締結部材により一体に固定される燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)が、セパレータによって挟持された単位セル(発電セル)を備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数の単位セルを積層することにより、車載用燃料電池スタック等として使用されている。
この種の燃料電池スタックでは、所望の発電性能を得るとともに、シール機能を発揮させるために、積層方向に対して良好な締め付け荷重を付与する必要がある。
例えば、特許文献1に開示された燃料電池セルスタックは、図6に示すように、複数の燃料電池セル1をエンドプレート2、3で挟んだ積層体を保持するとともに、複数枚の締め付け板4を備えている。締め付け板4は、積層体の側部に当接し、且つ、前記積層体の上部又は下部の少なくとも一方に折り曲げ部4aを設けている。そして、締め付け板4の折り曲げ部4aは、エンドプレート2、3にボルト5及びナット6を介して固定されている。
特開2004−362940号公報
上記の特許文献1では、長方形状の4枚の締め付け板4が用いられており、各締め付け板4の両端部である折り曲げ部4aは、エンドプレート2、3の各辺の中央部に固定されている。このため、エンドプレート2、3には、締め付け方向(積層方向)の特定位置に応力が集中し易くなる。これにより、エンドプレート2、3に歪み等が惹起し、積層体の全面(特に、発電面全面)に均一な締め付け力を付与することができないという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、小型且つ軽量な構成で、燃料電池の積層方向に最適な締め付け荷重を確実に付与することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体と長方形状のセパレータとが積層される燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が積層された積層体の積層方向両端には、一対のエンドプレートが配設されるとともに、前記一対のエンドプレートの各長辺同士は、締結部材により一体に固定される燃料電池スタックに関するものである。
この燃料電池スタックでは、一方のエンドプレートには、積層体に向かって付与される締結荷重を調整可能な加圧調整装置が設けられるとともに、締結部材は、前記一方のエンドプレート側の一端部に、該一方のエンドプレートの面方向に屈曲して前記加圧調整装置に連結される折り曲げ部と、他方のエンドプレート側の他端部に、前記他方のエンドプレート長辺側に向かって幅寸法が伸びた幅広部とを設けている。
また、この燃料電池スタックでは、締結部材は、一対のエンドプレートの各長辺間に同一の幅寸法で延在する本体部を備えるとともに、前記本体部の他端部側には、それぞれ他方のエンドプレートの長辺両端部に向かって互いに離間する方向に延在することにより、幅広部を構成する一対の補強板部が設けられることが好ましい。
さらに、この燃料電池スタックでは、加圧調整装置は、複数の荷重センサが一方のエンドプレートに連結された荷重測定機構と、折り曲げ部に設けられるねじ孔にねじ込まれ、前記荷重測定機構を積層体に向かって押圧することにより、複数の荷重センサを介して前記積層体に締結荷重を付与するための複数の荷重調整ボルトを有する加圧機構とを備えるとともに、前記荷重調整ボルトは、前記締結部材に対して前記荷重センサと同軸上の位置に配置されることが好ましい。
本発明によれば、締結部材を構成する折り曲げ部に、加圧調整装置が連結されているため、前記加圧調整装置を取り付けるための専用プレートが不要になる。従って、部品点数が有効に削減され、小型化及び軽量化が図られるとともに、構成を簡素化することができる。
しかも、締結部材は、他方のエンドプレート側の他端部に、幅広部を設けている。このため、幅広部とエンドプレートとは、前記エンドプレートの長辺方向に比較的広範囲で連結され、前記エンドプレートに応力が集中することを良好に阻止することが可能になる。
これにより、小型且つ軽量な構成で、燃料電池の積層方向に最適な締め付け荷重を確実に付与することが可能になる。
本発明の実施形態に係る燃料電池スタックの概略斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの一部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの、図3中、IV−IV線断面図である。 前記燃料電池スタックを構成する燃料電池の要部分解斜視説明図である。 特許文献1の燃料電池セルスタックの斜視説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る燃料電池スタック10では、複数の燃料電池12が矢印A方向(鉛直方向)に積層されることにより積層体14が構成される。積層体14の積層方向下端(一端)には、第1ターミナルプレート16a、第1絶縁プレート18a及び第1エンドプレート(他方のエンドプレート)20aが積層される。
図1〜図3に示すように、積層体14の積層方向上端(他端)には、第2ターミナルプレート16b、第2絶縁プレート18b、第2エンドプレート(一方のエンドプレート)20b及び加圧調整装置22が積層される。加圧調整装置22は、荷重測定機構24と加圧機構26とを備える。なお、積層体14は、複数の燃料電池12を水平方向(矢印B方向又は矢印C方向)に積層して構成してもよい。
図5に示すように、燃料電池12は、電解質膜・電極構造体30が、第1及び第2セパレータ32、34に挟持される。第1及び第2セパレータ32、34は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、あるいはめっき処理鋼板等の金属セパレータやカーボンセパレータ等により構成される。
燃料電池12の矢印B方向(図5中、水平方向)の一端縁部には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔36a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔38aが、矢印C方向(水平方向)に配列して設けられる。
燃料電池12の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔38b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔36bが、矢印C方向に配列して設けられる。
燃料電池12の矢印C方向の両端縁部には、冷却媒体を供給するための冷却媒体入口連通孔40a、及び前記冷却媒体を排出するための冷却媒体出口連通孔40bが設けられる。
第1セパレータ32の電解質膜・電極構造体30に向かう面32aには、酸化剤ガス入口連通孔36aと酸化剤ガス出口連通孔36bとに連通する酸化剤ガス流路42が設けられる。
第2セパレータ34の電解質膜・電極構造体30に向かう面34aには、燃料ガス入口連通孔38aと燃料ガス出口連通孔38bとに連通する燃料ガス流路44が設けられる。
互いに隣接する燃料電池12を構成する第1セパレータ32の面32bと、第2セパレータ34の面34bとの間には、冷却媒体入口連通孔40aと冷却媒体出口連通孔40bとを連通する冷却媒体流路46が設けられる。
第1セパレータ32の面32a、32bには、第1シール部材48が、一体的又は個別に設けられるとともに、第2セパレータ34の面34a、34bには、第2シール部材50が、一体的に又は個別に設けられる。
第1及び第2シール部材48、50は、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコンゴム、フロロシリコンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン、又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材を使用する。
電解質膜・電極構造体30は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜52と、前記固体高分子電解質膜52を挟持するカソード側電極54及びアノード側電極56とを備える。
カソード側電極54及びアノード側電極56は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜52の両面に形成されている。
図1及び図2に示すように、例えば、アルミニウム製の第1及び第2エンドプレート20a、20b間には、一対の締結部材60が架け渡され、前記第1及び第2エンドプレート20a、20b間の距離が一定に保持される。締結部材60は、例えば、アルミニウム製の長尺な板状を有し、燃料電池スタック10の各長辺側(第1及び第2エンドプレート20a、20bの長辺側)に1本ずつ配設される。締結部材60は、左右対称形状に構成される。
締結部材60は、第2エンドプレート20b側の一端部に、前記第2エンドプレート20bの面方向に屈曲して加圧調整装置22、具体的には、加圧機構26に連結される折り曲げ部62を設けるとともに、第1エンドプレート20a側の他端部に、前記第1エンドプレート20aの長辺側に向かって幅寸法が伸びた幅広部64を設ける。
締結部材60は、第1及び第2エンドプレート20a、20bの各長辺間に同一の幅寸法で延在する本体部66を備えるとともに、前記本体部66の他端部側には、それぞれ第1エンドプレート20aの長辺両端部に向かって互いに離間する方向に延在することにより、幅広部64を構成する一対の補強板部68が設けられる。
本体部66の幅寸法は、第1及び第2エンドプレート20a、20bの長辺寸法よりも小さく設定されるとともに、前記本体部66の幅中心は、前記第1及び第2エンドプレート20a、20bの長辺中心と略一致する。
一対の補強板部68は、本体部66の下端縁部から下方に向かって互いに離間する方向に傾斜しており、前記補強板部68の下端部は、横架板部70を介して前記本体部66の下端部に一体に連結される。横架板部70の幅寸法は、本体部66の幅寸法よりも大きい。本体部66及び一対の補強板部68には、少なくとも1以上のリブ72が設けられる。本体部66及び一対の補強板部68との間にも、リブを設けてもよい。また、本体部66と折り曲げ部62との間に、リブを設けてもよい。
本体部66及び一対の補強板部68は、図2に示すように、第1エンドプレート20aの長辺側に形成された孔部74に挿入されるねじ76がねじ込まれるねじ孔78を設け、前記ねじ76を介して前記第1エンドプレート20aに固定される。なお、本体部66及び一対の補強板部68は、第1エンドプレート20aの側面から底面に回り込んで前記第1エンドプレート20aに引っ掛けるように固定してもよい。
折り曲げ部62は、鉛直方向に延在する一対(又は3個以上)の雌ねじ部80を備える。各雌ねじ部80は、所定の間隔だけ離間しており、鉛直方向に延在してねじ孔80aが貫通形成される。
図2に示すように、第1エンドプレート20aには、酸化剤ガス入口連通孔36a、燃料ガス入口連通孔38a、冷却媒体入口連通孔40a、酸化剤ガス出口連通孔36b、燃料ガス出口連通孔38b及び冷却媒体出口連通孔40bに連通し、外部に延在するマニホールド82a〜82fが設けられる。
図3に示すように、第2エンドプレート20bは、平板状に構成されるとともに、この第2エンドプレート20bには、例えば、4箇所にそれぞれ円柱状の凹部84が形成される。
図3及び図4に示すように、荷重測定機構24は、一対の連結部材86と、凹部84に収容される荷重センサ、例えば、ロードセル88とを備える。なお、一対の連結部材86に代えて、例えば、一対の連結部材同士を結合して枠形状に一体に構成される連結部材(図示せず)を用いてもよい。
ロードセル88には、押圧部材90が装着されるとともに、前記押圧部材90は、凹部84に配置される。ロードセル88上には、球面受け部92が設けられる。連結部材86の両端には、各球面受け部92に対応する位置(同軸上の位置)に、底面が球面を有する球面状凹部94が設けられる。
加圧機構26は、複数、例えば、4つの荷重調整ボルト96を備える。各荷重調整ボルト96は、締結部材60の雌ねじ部80に形成されたねじ孔80aにねじ込まれるとともに、各々の球面状先端部96aは、連結部材86の各球面状凹部94に配置される。各荷重調整ボルト96の中心と、各ロードセル88の中心とは、互いに同軸上の位置に配置される。荷重調整ボルト96には、回り止めナット98が螺合する。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、図5に示すように、酸化剤ガス入口連通孔36aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔38aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口連通孔40aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔36aから第1セパレータ32の酸化剤ガス流路42に導入される。酸化剤ガスは、矢印B方向に移動しながら、電解質膜・電極構造体30を構成するカソード側電極54に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔38aから第2セパレータ34の燃料ガス流路44に導入される。この燃料ガスは、矢印B方向に移動しながら、電解質膜・電極構造体30を構成するアノード側電極56に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体30では、カソード側電極54に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極56に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極54に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔36bに沿って矢印A方向に排出される。一方、アノード側電極56に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔38bに沿って矢印A方向に排出される。
また、冷却媒体入口連通孔40aに供給された冷却媒体は、第1及び第2セパレータ32、34間の冷却媒体流路46に導入された後、矢印C方向に流通する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体30を冷却した後、冷却媒体出口連通孔40bから排出される。
この場合、燃料電池スタック10には、スタック組み立て時に予め初期荷重が付与されている。そして、燃料電池スタック10の発電使用時間の経過に伴って、内部のシール、例えば、第1及び第2シール部材48、50や固体高分子電解質膜52やカーボンセペーパ等に収縮によるへたりが発生することがある。
その際、燃料電池スタック10では、第1及び第2エンドプレート20a、20b間は、2本の締結部材60により一体の距離を保持して固定されている。このため、燃料電池スタック10は、使用時間の経過に伴って、締結荷重が減少する。
そこで、図4に示すように、加圧機構26を構成する荷重調整ボルト96が、第2エンドプレート20bを構成する雌ねじ部80のねじ孔80aにねじ込まれると、この荷重調整ボルト96の球面状先端部96aは、連結部材86の球面状凹部94の底面を積層体14側に押圧する。
このため、連結部材86に荷重調整ボルト96と同軸上に装着されているロードセル88は、押圧部材90を介して第2エンドプレート20bを積層体14側に押圧する。これにより、第2エンドプレート20bを介して積層体14に締め付け荷重が付与される。
このように、各荷重調整ボルト96を増し締めすることにより、各荷重調整ボルト96と同軸上に配置されている各ロードセル88が、第2エンドプレート20bを介して積層体14に締め付け荷重を付与している。従って、各ロードセル88は、積層体14に増し締め荷重を付与しながら、この増し締め荷重の値を正確に検出することができる。また、検出しながら増し締めを行うことが可能であり、面内に均一な荷重を付与することができる。
これにより、積層体14の面内の荷重分布を正確に検出することが可能になり、加圧機構26は、前記積層体14に付与される荷重分布が、面内で均一な状態になるように、容易且つ確実に締め付け荷重を調整することが可能になる。
この場合、本実施形態では、締結部材60は、第2エンドプレート20bの面方向に屈曲して加圧調整装置22を構成する加圧機構26に連結される折り曲げ部62を設けている。具体的には、折り曲げ部62は、鉛直方向に延在する一対の雌ねじ部80を備え、前記雌ねじ部80に形成されているねじ孔80aには、加圧機構26を構成する荷重調整ボルト96がねじ込まれている。
従って、加圧機構26を取り付けるための専用プレートが不要になり、部品点数が削減されて小型化及び軽量化が図られるとともに、構成を簡素化することができるという効果がある。
さらに、加圧機構26を構成する各荷重調整ボルト96は、各ロードセル88と同軸上に連結部材86を押圧している。従って、各荷重調整ボルト96による増し締め荷重は、ロードセル88に直接伝達される。このため、荷重調整ボルト96による増し締め荷重は、積層体14に一層ダイレクトに伝達されるという利点がある。
しかも、締結部材60には、荷重調整ボルト96の増し締め荷重により作用する荷重が少ない。これにより、締結部材60に必要な剛性が少なくてよく、小型及び軽量化を容易に図ることができる。その上、締結部材60には、少なくとも1以上のリブ72が設けられている。従って、締結部材60の軽量化を図るとともに、強度の向上が容易に遂行される。
さらにまた、締結部材60は、第1エンドプレート20a側の他端部に、前記第1エンドプレート20a側に向かって幅寸法が大きく設定される幅広部64を設けている。これにより、幅広部64と第1エンドプレート20aとは、前記第1エンドプレート20aの長辺方向に比較的広範囲で連結され、前記第1エンドプレート20aに応力が集中することを阻止することが可能になる。
これにより、小型且つ軽量な構成で、燃料電池12の積層方向に最適な締め付け荷重を確実に付与することが可能になる。
10…燃料電池スタック 12…燃料電池
14…積層体 16a、16b…ターミナルプレート
18a、18b…絶縁プレート 20a、20b…エンドプレート
22…加圧調整装置 24…荷重測定機構
26…加圧機構 30…電解質膜・電極構造体
32、34…セパレータ 36a…酸化剤ガス入口連通孔
36b…酸化剤ガス出口連通孔 38a…燃料ガス入口連通孔
38b…燃料ガス出口連通孔 40a…冷却媒体入口連通孔
40b…冷却媒体出口連通孔 42…酸化剤ガス流路
44…燃料ガス流路 46…冷却媒体流路
52…固体高分子電解質膜 54…カソード側電極
56…アノード側電極 60…締結部材
62…折り曲げ部 64…幅広部
66…本体部 68…補強板部
70…横架板部 72…リブ
76…ねじ 80…雌ねじ部
80a…ねじ孔 84…凹部
86…連結部材 88…ロードセル
94…球面状凹部 96…荷重調整ボルト
96a…球面状先端部

Claims (3)

  1. 電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体と長方形状のセパレータとが積層される燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が積層された積層体の積層方向両端には、一対のエンドプレートが配設されるとともに、前記一対のエンドプレートの各長辺同士は、締結部材により一体に固定される燃料電池スタックであって、
    一方のエンドプレートには、前記積層体に向かって付与される締結荷重を調整可能な加圧調整装置が設けられるとともに、
    前記締結部材は、前記一方のエンドプレート側の一端部に、該一方のエンドプレートの面方向に屈曲して前記加圧調整装置に連結される折り曲げ部と、
    前記他方のエンドプレート側の他端部に、該他方のエンドプレートの長辺側に向かって幅寸法が伸びた幅広部と、
    を設けることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記締結部材は、前記一対のエンドプレートの各長辺間に同一の幅寸法で延在する本体部を備えるとともに、
    前記本体部の前記他端部側には、それぞれ前記他方のエンドプレートの長辺両端部に向かって互いに離間する方向に延在することにより、前記幅広部を構成する一対の補強板部が設けられることを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池スタックにおいて、前記加圧調整装置は、複数の荷重センサが前記一方のエンドプレートに連結された荷重測定機構と、
    前記折り曲げ部に設けられるねじ孔にねじ込まれ、前記荷重測定機構を前記積層体に向かって押圧することにより、前記複数の荷重センサを介して前記積層体に締結荷重を付与するための複数の荷重調整ボルトを有する加圧機構と、
    を備えるとともに、
    前記荷重調整ボルトは、前記締結部材に対して前記荷重センサと同軸上の位置に配置されることを特徴とする燃料電池スタック。
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