JP2011175308A - 工作機械の送り駆動系の制御方法及び制御装置 - Google Patents

工作機械の送り駆動系の制御方法及び制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011175308A
JP2011175308A JP2010036764A JP2010036764A JP2011175308A JP 2011175308 A JP2011175308 A JP 2011175308A JP 2010036764 A JP2010036764 A JP 2010036764A JP 2010036764 A JP2010036764 A JP 2010036764A JP 2011175308 A JP2011175308 A JP 2011175308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
signal
friction force
command
drive system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010036764A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5660482B2 (ja
Inventor
Hiroshi Yamashita
宏 山下
Mikito Kumagai
幹人 熊谷
Toshiki Shibahara
豪紀 柴原
Kazumasa Nagao
和昌 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Kiko Co Ltd
Original Assignee
Osaka Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Kiko Co Ltd filed Critical Osaka Kiko Co Ltd
Priority to JP2010036764A priority Critical patent/JP5660482B2/ja
Publication of JP2011175308A publication Critical patent/JP2011175308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5660482B2 publication Critical patent/JP5660482B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】象限突起の補正量を運転状況に応じて適正に定めるとともに、補正のタイミングや補正形状のズレを極小にし、象限突起の補償を十分に行う。
【解決手段】送り駆動系の制御方法は、サーボモータにより送り運動される移動体の位置検出信号と位置指令信号とが一致するように速度指令信号を生成し、サーボモータの速度検出信号と速度指令信号とが一致するように駆動力信号を生成し、この駆動力信号に基づいてサーボモータの駆動力を制御する。位置指令信号を先読みし、位置及び送り速度から送り駆動系に作用する摩擦力を推定する摩擦力推定工程21と、位置指令信号の入力から実際に移動体位置が駆動されるまでの制御系をモデル化し、このモデルの摩擦力と位置指令との関係から、上記摩擦力推定工程で推定した摩擦力に相当する補正指令を算出し、この補正指令を位置指令に加算して摩擦力の補償を行う摩擦力補償工程22とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、工作機械の送り駆動系の制御方法及び制御装置に関し、特に、象限突起の補償を行うものに係わる。
一般に、工作機械の送り駆動系の制御においては、例えば特許文献1などに開示されているように、先ず、サーボモータにより送り運動されるテーブルなどの移動体の位置検出信号とNC装置からの位置指令信号とが一致するように速度指令信号を生成し、続いて、上記移動体の速度検出信号と上記速度指令信号とが一致するように駆動力信号(トルク指令信号ともいう)を生成し、この駆動力信号に基づいてサーボモータの駆動力(駆動トルクともいう)を制御する方式が採用されている。
ところで、このような制御方式の場合、サーボモータの回転方向を反転させるとき、従来の工作機械では、即座に反転することができない。この制御の追従遅れは、送り駆動系に作用する摩擦の影響によるものであり、円弧切削を行っているときに象限が変わると、実際の運動の軌跡が指令軌跡よりも外側に出てしまい、象限突起と呼ばれる現象が生じる。この象限突起を補償するために、従来、種々の方法が提案され、実用化されている。その一例として、特許文献1には、移動体の運動方向が切り換わる象限切換時のトルク指令値と、モータ反転直後のトルク指令値の最大値又は最小値を検出し、これらのトルク指令値の差から補正基準トルクを求め、この補正基準トルクを基準にして象限切換時のトルク指令を補正することが記載されている。
特開平10−63325号公報
しかしながら、上記従来の象限突起の補償方法では、モータ反転直後のトルク指令値の最大値又は最大値を実測し、その実測値を基に象限切換時のトルク指令を補正することから、補正のタイミングや補正形状が実際の象限突起とズレを生じる場合があり、十分な補償ができていないのが実情である。また、補正量を一定値としたものでは、送り駆動系の運転状況(つまり送り速度及び円弧半径)の変化に追従できないという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、特に、象限突起が送り駆動系に作用する摩擦の影響によるものであることに着目し、この点から象限突起の補正量を運転状況に応じて適正に定めるとともに、補正のタイミングや補正形状のズレを極小にし、もって象限突起の補償を十分に行い得る工作機械の送り駆動系の制御方法及び制御装置を提供せんとするものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、サーボモータにより送り運動される移動体の位置検出信号と位置指令信号とが一致するように速度指令信号を生成し、上記サーボモータの速度検出信号と上記速度指令信号とが一致するように駆動力信号を生成し、この駆動力信号に基づいて上記サーボモータの駆動力を制御する工作機械の送り駆動系の制御方法において、上記位置指令信号を先読みし、位置及び送り速度から送り駆動系に作用する摩擦力を推定する摩擦力推定工程と、上記位置指令信号の入力から実際に移動体位置が駆動されるまでの制御系をモデル化し、このモデルの摩擦力と位置指令との関係から、上記摩擦力推定工程で推定した摩擦力に相当する補正指令を算出し、この補正指令を位置指令に加算して摩擦力の補償を行う摩擦力補償工程とを備える構成にする。
この構成では、位置指令信号を先読みし、位置及び送り速度から送り駆動系に作用する摩擦力を推定した後、駆動系モデルの摩擦力と位置指令との関係から、推定した摩擦力に相当する補正指令を算出し、この補正指令を位置指令に加算して摩擦力の補償つまり象限突起の補償を行っているため、象限突起の補正量を運転状況(送り速度及び円弧半径)に応じて適正に行うことができるとともに、補正のタイミングや補正形状のズレを極小にすることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の工作機械の送り駆動系の制御方法として、推定した摩擦力に相当する補正指令の一つの具体例を提供するものである。すなわち、上記補正指令Xcは、下記の式(1)で表される。
但し、Kpは位置ループゲイン、Vpは速度比例ゲイン、Viは速度積分ゲイン、Keは変換定数、fは摩擦力、sはラプラス演算子である。
請求項3に係る発明は、請求項1記載の工作機械の送り駆動系の制御方法として、推定した摩擦力に相当する補正指令の別の具体例を提供するものである。すなわち、上記サーボモータの制御系は、制御遅れを補償するためのフィードフォワード制御を行うものであり、この場合、上記補正指令Xcは、下記の式(2)で表される。
但し、Kpは位置ループゲイン、Vpは速度比例ゲイン、Viは速度積分ゲイン、Keは変換定数、fは摩擦力、sはラプラス演算子、αはフィードフォワードゲインである。
請求項4に係る発明は、請求項2又は3記載の工作機械の送り駆動系の制御方法において、摩擦力を推定する一つの具体例を提供するものである。すなわち、上記摩擦力fは、下記の式(3)から推定される。
但し、Lは移動体の移動方向が反転した位置からの距離、τは時定数、sign(V)は符号関数であり、±1の値を持つものである。
請求項5に係る発明は、請求項1記載の工作機械の送り駆動系の制御方法を、工作機械の送り駆動系の制御装置として表現したものである。すなわち、サーボモータにより送り運動される移動体の位置検出信号と位置指令信号とが一致するように速度指令信号を生成し、上記移動体の速度検出信号と上記速度指令信号とが一致するように駆動力信号を生成し、この駆動力信号に基づいて上記サーボモータの駆動力を制御する工作機械の送り駆動系の制御装置において、上記位置指令信号を先読みし、位置及び送り速度から送り駆動系に作用する摩擦力を推定する摩擦力推定部と、上記位置指令信号の入力から実際に移動体位置が駆動されるまでの制御系をモデル化し、このモデルの摩擦力と位置指令との関係から、上記摩擦力推定部で推定した摩擦力に相当する補正指令を算出し、この補正指令を位置指令に加算して摩擦力の補償を行う摩擦力補償部とを備える構成にする。
以上のように、本発明における工作機械の送り駆動系の制御方法及び制御装置によれば、位置指令信号を先読みし、位置及び送り速度から送り駆動系に作用する摩擦力を推定した後、駆動系モデルの摩擦力と位置指令との関係から、推定した摩擦力に相当する補正指令を算出し、この補正指令を位置指令に加算して摩擦力の補償つまり象限突起の補償を行っているため、象限突起の補正量を運転状況に応じて適正に行うことができるとともに、補正のタイミングや補正形状のズレを極小にすることができ、象限突起の補償を十分に行うことができるという効果を奏するものである。
図1は本発明の実施形態に係る工作機械の送り駆動系の制御装置の全体構成を示すブロック構成図である。 図2は上記制御装置の1つのサーボモータ制御系のブロック線図である。 図3は送り速度と摺動抵抗の関係を示す特性図である。 図4は摺動面の非線形ばね特性を示す特性図である。 図5はフィードフォワード制御のブロック線図である。 図6は指令値と測定結果の比較を示す図である。 図7は送り速度が500mm/minの場合における象限突起補正の効果を示す図である。 図8は送り速度が1000mm/minの場合における象限突起補正の効果を示す図である。 図9は送り速度が2000mm/minの場合における象限突起補正の効果を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態である実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る工作機械の送り駆動系の制御装置Aの全体構成を示す。図1において、1、2及び3は工作機械の互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸の方向にテーブルなどの移動体(図示せず)を軸送りする第1、第2及び第3のサーボモータ、4、5及び6はそれぞれ各サーボモータ1〜3を制御する第1、第2及び第3のサーボ制御部、7はNC装置であり、このNC装置7は、制御プログラムに基づいて各サーボ制御部4〜6に対しそれぞれ位置指令信号を出力し、これらのサーボ制御部4〜6を介して第1〜第3のサーボモータ1〜3を制御するようになっている。
上記各サーボ制御部4〜6は、図2に示すように、NC装置7からの位置指令信号とサーボモータ1〜3の回転軸などに取り付けた位置検出器(図示せず)で検出した移動体の位置検出信号としての位置フードバック信号とが一致するようにサーボモータ1〜3の速度指令信号を生成する位置制御器11と、この位置制御器11で生成した速度指令信号とサーボモータ1〜3の回転速度を基に移動体の軸送り速度を検出する速度検出器(図示せず)からの速度検出信号としての速度フィードバック信号との差分を積算する積分器12と、この積分器12で算出した積分値及び上記差分を基に速度指令信号と速度フィードバック信号とが一致するように駆動力信号を生成する速度制御器13及び変換器14と、この変換器14から出力される駆動力信号に応じてサーボモータ1〜3への電流指令信号を出力する電流制御器15とを備えている。
そして、本発明の特徴点として、上記制御装置Aには象限突起を補正するための補正手段20が装備されている。この補正手段20は、図1に示す如く第1サーボ制御部4に対応して装備されるだけでなく、第2サーボ制御部5及び第3サーボ制御部6にもそれぞれ対応して装備されている。補正手段20は、NC装置7からの位置指令信号を先読みし、位置及び送り速度から各サーボモータ1〜3の送り駆動系に作用する摩擦力を推定する摩擦力推定部21と、この摩擦力推定部21で推定した摩擦力に相当する補正指令を算出し、この補正指令を位置指令に加算して各サーボ制御部4〜6に出力することで摩擦力の補償を行う摩擦力補償部22とからなる。
ここで、案内面の摩擦力fは、案内面の摺動抵抗fsの速度依存性と案内面の非線形ばね特性を用いて表される。図3に示した案内面の摺動抵抗fsと送り速度Vの関係では、摺動抵抗fsと送り速度Vの関係は、下記の近似式(4)で表される。
また、案内面の摺動抵抗fsは、非線形ばね特性を介してサーボモータ1〜3に作用する摩擦力fとなる。案内面の非線形ばね特性は、図4に示すようになることから、案内面の摩擦力fは、下記の式(5)で表される。
但し、Lは移動体の移動方向が反転した位置からの距離、τは時定数、sign(V)は符号の関数であり、±1の値を持つものである。
そして、上記摩擦力推定部21は、先読みした位置指令信号を基に、先ず、移動体の位置及び送り速度を予測し、続いて、これらの値を用いて上記両式(4)、(5)から摩擦力fを推定するようになっている。
上記摩擦力補償部22は、図2に示すようにサーボ制御部4〜6への位置指令信号の入力からサーボモータ1〜3が実際に駆動されるまでの制御系をモデル化し、このモデルの摩擦力f(X,V)と位置指令Xとの関係から、摩擦力fに相当する補正指令を算出するようになっている。
すなわち、図2は制御装置Aの1つのサーボモータ制御系のブロック線図であり、各機器のブロック内にはそれぞれ各機器の伝達関数を記入している。つまり、位置制御器11の伝達関数はKp(位置ループゲイン)、積分器12の伝達関数はVi/s(Viは速度積分ゲイン、sはラプラス演算子)、速度制御器13の伝達関数はVp(速度比例ゲイン)、変換器14の伝達関数はKe(変換定数)、電流制御器15の伝達関数は1/Ms(Mは負荷質量)、サーボモータ1〜3の伝達関数は1/sである。このブロック線図では、NC装置7からの位置指令Xが入力され、質量Mの移動体を駆動する駆動力Fが発生し、移動体位置Xtが駆動される。f(X,V)は、案内面に作用する摩擦力を示しており、移動体の位置X及び速度Vに関係する。
このような制御系のモデルにおいて、位置指令Xと駆動力Fの関係は、下記の式(6)で表される。
案内面が非接触の場合、すなわち摩擦力fの影響が小さい場合には象限突起が発生しないことから、式(6)の右辺第2項を補償すれば象限突起を抑制することができる。そこで、位置指令に予め摩擦力に相当する補正指令Xcを加えることで摩擦力の補償を実現する。このときの位置指令は、下記の式(7)で表される。
ここで、サーボモータ制御系の場合、制御送りを補償するためのフィードフォワード制御が行われているので、この影響について検討を行う。フィードファワード制御のブロック線図は、図5(a)に示すように、位置制御器11に対し補償器25を付設することで表示され、補償器25の伝達関数はαs(αはフィードフォワードゲイン)である。図5(a)の制御ブロックは、図5(b)の制御ブロックに等価変換され、位置指令は下記の式(8)で表される。
フィードフォワードを考慮した場合の補正指令Xcは、下記の式(9)で表される。
次に、上記制御装置Aを用いて、円弧半径4mm、送り速度1000mm/minの円弧運動における位置指令と移動体としてのテーブルの位置の測定結果を図6に示す。図6では誤差を半径方向に拡大して表示している。図6(a)は、補正前のテーブル位置の測定結果を示しており、Y軸の象限位置に約8μmの突起が現れている。図6(b)は、補正を行うために用いた位置指令であり、図6(a)に見られる象限突起を補正するためにY軸の象限位置で食い込む形状になっている。図6(c)は、この位置指令を用いてテーブルを駆動した場合のテーブル位置の測定結果であり、象限突起が抑制され、象限突起は約4μmに改善されている。
また、送り速度500、1000、2000mm/min、円弧半径4mmの条件について、象限突起の補正効果の確認を行った結果を図7ないし図9に示す。この測定条件は、送り速度2500、5000、10000mm/min、円弧半径100mmに相当する。図7ないし図9(a)に示す補正前に見られた象限突起は、図7ないし図9(b)に示す補正後にはいずれも改善され、送り速度の変化に対しても適正に補正されている。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の形態を包含するものである。例えば上記実施形態では、サーボ制御部4〜6において、位置フィードバック制御及び速度フィードバック制御を行うに当たり、移動体の位置を位置検出器で、移動体の軸送り速度を速度検出器でそれぞれ検出するように構成したが、本発明は、例えば速度検出器を設ける代わりに、位置検出器で検出した移動体の位置を微分器で微分して移動体の速度を求め、これを速度フィードバック制御に用いる構成にしても良い。
A 制御装置
1,2,3 サーボモータ
4,5,6 サーボ制御部
7 NC装置
21 摩擦力推定部
22 摩擦力補償部

Claims (5)

  1. サーボモータにより送り運動される移動体の位置検出信号と位置指令信号とが一致するように速度指令信号を生成し、上記移動体の速度検出信号と上記速度指令信号とが一致するように駆動力信号を生成し、この駆動力信号に基づいて上記サーボモータの駆動力を制御する工作機械の送り駆動系の制御方法において、
    上記位置指令信号を先読みし、位置及び送り速度から送り駆動系に作用する摩擦力を推定する摩擦力推定工程と、
    上記位置指令信号の入力から実際に移動体位置が駆動されるまでの制御系をモデル化し、このモデルの摩擦力と位置指令との関係から、上記摩擦力推定工程で推定した摩擦力に相当する補正指令を算出し、この補正指令を位置指令に加算して摩擦力の補償を行う摩擦力補償工程とを備えたことを特徴とする工作機械の送り駆動系の制御方法。
  2. 上記補正指令Xcは、下記の式(1)で表される。
    但し、Kpは位置ループゲイン、Vpは速度比例ゲイン、Viは速度積分ゲイン、Keは変換定数、fは摩擦力、sはラプラス演算子である請求項1記載の工作機械の送り駆動系の制御方法。
  3. 上記サーボモータの制御系は、制御遅れを補償するためのフィードフォワード制御を行うものであり、この場合、上記補正指令Xcは、下記の式(2)で表される。
    但し、Kpは位置ループゲイン、Vpは速度比例ゲイン、Viは速度積分ゲイン、Keは変換定数、fは摩擦力、sはラプラス演算子、αはフィードフォワードゲインである請求項1記載の工作機械の送り駆動系の制御方法。
  4. 上記摩擦力fは、下記の式(3)から推定される。
    但し、Lは移動体の移動方向が反転した位置からの距離、τは時定数、sign(V)は符号関数であり、±1の値を持つものである請求項2又は3記載の工作機械の送り駆動系の制御方法。
  5. サーボモータにより送り運動される移動体の位置検出信号と位置指令信号とが一致するように速度指令信号を生成し、上記移動体の速度検出信号と上記速度指令信号とが一致するように駆動力信号を生成し、この駆動力信号に基づいて上記サーボモータの駆動力を制御する工作機械の送り駆動系の制御装置において、
    上記位置指令信号を先読みし、位置及び送り速度から送り駆動系に作用する摩擦力を推定する摩擦力推定部と、
    上記位置指令信号の入力から実際に移動体位置が駆動されるまでの制御系をモデル化し、このモデルの摩擦力と位置指令との関係から、上記摩擦力推定部で推定した摩擦力に相当する補正指令を算出し、この補正指令を位置指令に加算して摩擦力の補償を行う摩擦力補償部とを備えたことを特徴とする工作機械の送り駆動系の制御装置。
JP2010036764A 2010-02-23 2010-02-23 工作機械の送り駆動系の制御方法及び制御装置 Expired - Fee Related JP5660482B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010036764A JP5660482B2 (ja) 2010-02-23 2010-02-23 工作機械の送り駆動系の制御方法及び制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010036764A JP5660482B2 (ja) 2010-02-23 2010-02-23 工作機械の送り駆動系の制御方法及び制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011175308A true JP2011175308A (ja) 2011-09-08
JP5660482B2 JP5660482B2 (ja) 2015-01-28

Family

ID=44688123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010036764A Expired - Fee Related JP5660482B2 (ja) 2010-02-23 2010-02-23 工作機械の送り駆動系の制御方法及び制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5660482B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015083417A1 (ja) * 2013-12-06 2015-06-11 三菱電機株式会社 摩擦同定方法および摩擦同定装置
CN113742880A (zh) * 2020-05-27 2021-12-03 台达电子工业股份有限公司 进给系统的摩擦力预测与补偿方法及电脑可读取存储媒体
CN114291051A (zh) * 2022-01-05 2022-04-08 清华大学 电机伺服式液压线控制动系统内部摩擦力建模方法及装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003058213A (ja) * 2001-08-22 2003-02-28 Mitsubishi Electric Corp 数値制御装置
JP2003076425A (ja) * 2001-09-05 2003-03-14 Yamazaki Mazak Corp 送り駆動系の制御装置
JP2004280565A (ja) * 2003-03-17 2004-10-07 Sanyo Denki Co Ltd モータの制御方法及び装置
JP2007058278A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Okuma Corp ロストモーション補正機能を有する位置制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003058213A (ja) * 2001-08-22 2003-02-28 Mitsubishi Electric Corp 数値制御装置
JP2003076425A (ja) * 2001-09-05 2003-03-14 Yamazaki Mazak Corp 送り駆動系の制御装置
JP2004280565A (ja) * 2003-03-17 2004-10-07 Sanyo Denki Co Ltd モータの制御方法及び装置
JP2007058278A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Okuma Corp ロストモーション補正機能を有する位置制御装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015083417A1 (ja) * 2013-12-06 2015-06-11 三菱電機株式会社 摩擦同定方法および摩擦同定装置
CN105814506A (zh) * 2013-12-06 2016-07-27 三菱电机株式会社 摩擦辨识方法以及摩擦辨识装置
JP5996127B2 (ja) * 2013-12-06 2016-09-21 三菱電機株式会社 摩擦同定方法および摩擦同定装置
US10162912B2 (en) 2013-12-06 2018-12-25 Mitsubishi Electric Corporation Friction identification method and friction identification device
CN105814506B (zh) * 2013-12-06 2019-01-15 三菱电机株式会社 摩擦辨识方法以及摩擦辨识装置
CN113742880A (zh) * 2020-05-27 2021-12-03 台达电子工业股份有限公司 进给系统的摩擦力预测与补偿方法及电脑可读取存储媒体
CN114291051A (zh) * 2022-01-05 2022-04-08 清华大学 电机伺服式液压线控制动系统内部摩擦力建模方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5660482B2 (ja) 2015-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5650814B1 (ja) フィードフォワード制御を備えたモータ制御装置
JP5238885B2 (ja) ロボット制御装置
JP3739749B2 (ja) 制御装置
JP4014162B2 (ja) 工作機械の位置制御装置及び工作機械の位置制御方法
JP5096019B2 (ja) サーボモータ制御装置
JP5078891B2 (ja) 機械における機械要素の移動案内のための方法および装置
JP2005301508A (ja) 制御装置
JP6214948B2 (ja) 摩擦補償装置及び摩擦補償方法並びにサーボ制御装置
JP6020537B2 (ja) モータ制御装置及びモータ制御方法
JP2004355632A (ja) スライディングモード制御器を有するモーションコントローラ
JP2007257515A (ja) サーボモータの制御方法
JP2010049599A (ja) 工作機械
JP2009303432A (ja) モータによる位置制御装置
JP6453576B2 (ja) モータシステム
JP4453526B2 (ja) サーボ制御装置
JP4867105B2 (ja) 数値制御装置
JP2005293564A (ja) スライディングモード制御器を有する位置制御装置
JP5660482B2 (ja) 工作機械の送り駆動系の制御方法及び制御装置
JPH10329063A (ja) ロボット制御装置
JP2007336705A (ja) モータ制御装置
JP2016215357A (ja) パラメータ推定装置、パラメータ推定方法、プログラム及び制御装置
WO2018020636A1 (ja) モータ制御システム
CN107894749B (zh) 伺服电动机控制装置及其方法、计算机可读取的记录介质
WO2001073517A1 (fr) Procédé et système de servocommande
JP7068133B2 (ja) 制御システム、制御方法、及び制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20131130

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20131130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141028

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5660482

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees