JP2011173273A - リサイクル系樹脂を一部に用いた発泡樹脂成形品 - Google Patents

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Abstract

【課題】外観を見ただけで、一部にリサイクル樹脂を用いていることを見た者に認識させることができる発泡樹脂成形品を得る。
【解決手段】バージン系発泡樹脂粒子とリサイクル系発泡樹脂粒子との混合材を用いて作られた発泡樹脂成形品であって、該発泡樹脂成形品の少なくとも外表面において、バージン系発泡樹脂粒子とリサイクル系発泡樹脂粒子とが視覚的に識別可能となっていることを特徴とする。視覚的に識別可能な項目としては、バージン系発泡樹脂粒子とリサイクル系発泡樹脂粒子の気泡径の差、色調の違い、および、形状の違いが挙げられる。
【選択図】図1

Description

本発明は発泡樹脂成形品に関し、特に、リサイクル系樹脂を一部に用いることで環境への負荷を少なくした発泡樹脂成形品に関する。
ポリスチレン、ポリスチレンとポリエチレンの共重合体、ポリプロピレン等の樹脂粒子に発泡剤を含浸させた後、予備発泡させて得られた発泡性樹脂粒子を型内発泡させて発泡樹脂成形品とすることは知られている。このような発泡樹脂成形品は、特許文献1に一例が記載されるように包装容器として、また特許文献2に一例が記載されるように緩衝材等として広く用いられている。
近年、環境に対する負荷低減の努力が種々の分野で求められており、発泡樹脂成形品の分野でも、それに答えるために、バージン材料で作った発泡樹脂成形品であって一旦その使用目的を終了したものをそのまま廃棄処理するのではなく、細かく粉砕するなどしてリサイクル系樹脂として再利用することが行われている。
例えば、特許文献3には、発泡樹脂成形体を小片状に破砕して破砕片を形成し、加圧環境下でその破砕片を成形金型内へ供給して充填した後、加圧環境を解除すると共に発泡樹脂の融着温度付近の水蒸気を成形金型内に導入して成形することが記載されている。
特許文献4には、スチレン系樹脂廃材を含有するスチレン系樹脂粒子を密閉容器内にて水性媒体中に分散させ、発泡剤と難燃剤とを含浸させてなる自己消火性を有する再生発泡性スチレン系樹脂粒子が記載されている。
特許文献5には、回収ポリスチレンをバージンのスチレンモノマーに溶解した溶解液を懸濁重合して得られる内層と、バージンのスチレンモノマーの重合体からなる表面層を有し、発泡剤が含浸している再生発泡性スチレン系樹脂粒子が記載され、それを用いて食品容器や魚箱等を製造できることが記載されている。
また、特許文献6には、相対する側壁に略平行な垂直仕切り面を境に、一方の側が、リサイクル系樹脂材により成形されており、もう一方の側が、バージン系樹脂材により成形されている運搬用容器を射出成形により成形すること、リサイクル系樹脂材を識別のために黒に着色して用いること等が記載されている。
特開2009−227309号公報 特開2009−227285号公報 特開2002−046743号公報 特開2002−009346号公報 特開2005−015560号公報 特開2009−120703号公報
上記したように、環境負荷の低減を目的として、発泡樹脂成形品の分野でも種々の提案がなされ、実効を挙げている。また、発泡樹脂成形品の一部あるいは全部にリサイクル系樹脂を用いていることを、当該発泡樹脂成形品を用いる者にわかってもらうことは、環境負荷低減という社会的要請に製造する側が適切に対応していることを知ってもらうためにも、また、社会全体において環境負荷を低減するというムードを昂揚させるためにも、望ましいことである。
しかし、リサイクル系樹脂を用いた発泡樹脂成形品に対して、上記のような観点からアプローチすることは、従来から行われてなく、むしろ、見た目にはリサイクル系樹脂を用いたことがわからないようにする方向に、開発の努力が向けられてきている。
前記した特許文献4に記載される射出成形によって成形された運搬用容器は、リサイクル系樹脂材を黒に着色することで、リサイクル系樹脂材の識別を可能としているといえるが、着色を施すという別作業を必要とするとともに、発泡樹脂成形品の技術分野でこのような手法を採用することはできない。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、リサイクル系樹脂を用いていることが視覚的にわかるようにし、それにより社会的要請に十分応えていることをアピールできるようにした発泡樹脂成形品を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく実験と研究を行うことにより、ビーズ型内発泡で発泡成形品を得るときに用いる発泡樹脂粒子は、バージン系樹脂から作った発泡樹脂粒子とリサイクル系樹脂から作った発泡樹脂粒子とで、発泡成形品とした場合、少なくともその表面において見た目の違いが生じることを知見して、本発明をなすに至った。
すなわち、上記の課題を解決することのできる本発明による発泡樹脂成形品は、バージン系発泡樹脂粒子とリサイクル系発泡樹脂粒子との混合材を用いて作られた発泡樹脂成形品であって、該発泡樹脂成形品の少なくとも外表面において、バージン系発泡樹脂粒子とリサイクル系発泡樹脂粒子とが視覚的に識別可能となっていることを特徴とする。
本発明による発泡樹脂成形品は、その外観を見ただけで、一部にリサイクル樹脂を用いていることを、見た者に認識させることができる。従って、リサイクル樹脂を用いていることを別な手段で表示する等を行わなくても、そのままで、社会環境に対する貢献度合いを使用者に訴えることが可能となる。
本発明において、バージン系発泡樹脂粒子とリサイクル系発泡樹脂粒子とを視覚的に識別できる態様に特に制限はないが、より識別容易な態様として、バージン系発泡樹脂粒子とリサイクル系発泡樹脂粒子の気泡径の差、色調の違い、および、形状の違いが挙げられる。本発明者らの実験では、気泡径では、バージン系発泡樹脂粒子に比較してリサイクル系樹脂発泡樹脂粒子の径は大きく、色調の違いではバージン系発泡樹脂粒子に比較してリサイクル系樹脂発泡樹脂粒子の色調が黒色系であることが多く、また、形状の違いでは、バージン系発泡樹脂粒子はほぼ円形であり、リサイクル系樹脂発泡樹脂粒子では非円形、すなわち楕円形や角を有する形状となる。
本発明による発泡樹脂成形品において、前記混合剤は、バージン系発泡樹脂粒子が80wt%〜20wt%、リサイクル系樹脂発泡樹脂粒子が20wt%〜80wt%であることは好ましい。
また、樹脂の種類も特に制限はないが、従来の発泡樹脂成形体で用いられている樹脂、例えば、ポリスチレン、ポリスチレンとポリエチレンの共重合体、ポリプロピレン等の樹脂等を例としてあげられる。
本発明による発泡樹脂成形品は、任意の用途で用いる発泡樹脂成形品であってよい。例として、特許文献1に一例が記載されるような包装容器、または特許文献2に一例が記載されるような物品と物品との間に介装される緩衝材などが挙げられる。
本発明による発泡樹脂成形品は、その外観を見ただけで、一部にリサイクル樹脂を用いていることを見た者に認識させることができる。従って、リサイクル樹脂を用いていることを別な手段で表示する等を行わなくても、そのままで、社会環境に対する貢献度合いを使用者に訴えることができる。
実施例1における発泡樹脂成形品の外表面を示す写真に基づく図。 実施例2における発泡樹脂成形品の外表面を示す写真に基づく図。 比較例における発泡樹脂成形品の外表面を示す写真に基づく図。 リサイクル系発泡性樹脂粒子の製造方法に用いられる製造装置の一例を示す構成図。
(バージン系発泡性樹脂粒子)
バージン系原料を使用したバージン系発泡性樹脂粒子を製造する方法として、発泡性樹脂粒子の製造分野において従来より周知の発泡剤含浸法、懸濁重合法、シード重合法、溶融押出法を用いることができる。例えば、撹拌および温度調節機構を備えたオートクレーブ内に水性媒体とバージン系樹脂粒子とを投入・密封し、該樹脂粒子を分散させ、発泡剤を投入し、撹拌しながら内部を昇温し、一定温度で保持してバージン系樹脂粒子に該発泡剤を含浸させ、その後冷却して開封し、得られたバージン系発泡性樹脂粒子を洗浄・乾燥させる方法が用いられる。なお、懸濁重合法やシード重合法によってバージン系樹脂粒子を製造する場合、モノマーの重合途中または重合終了後にオートクレーブ内に該発泡剤を圧入し、懸濁重合法やシード重合法によって得られたバージン系樹脂粒子に該発泡剤を含浸させてバージン系発泡性樹脂粒子を作製することができる。
ここで用いるバージン系発泡性樹脂粒子の原料は特に限定されず、粒径や材質等が適当であれば、市販の原料の中から適宜選択して使用することができる。
このバージン系発泡性樹脂粒子の製造に用いる発泡剤は、市販の発泡剤の中から適宜選択して使用することができる。炭素数4の炭化水素を主体とし、炭素数4の炭化水素以外の発泡剤を含んでいてもよい。この発泡剤は炭素数4の炭化水素の1種または2種以上であることが好ましく、その中でもイソブタンとノルマルブタンとの一方または両方の混合物であることが好ましい。
このバージン系発泡性樹脂粒子に含浸させる発泡剤の含有量は、樹脂100質量部に対し3〜10質量部の範囲が好ましく、4〜8質量部の範囲がより好ましい。
このバージン系発泡性樹脂粒子には、物性を損なわない範囲内において、結合防止剤、気泡調整剤、架橋剤、充填剤、難燃剤、難燃助剤、滑剤、着色剤等の添加剤を添加してもよく、また、ジンクステアレート等の粉末状金属石鹸類を前記バージン系発泡性樹脂粒子の表面に塗布しておけば、バージン系発泡性樹脂粒子の予備発泡工程においてバージン系予備発泡樹脂粒子同士の結合を減少させることができて好ましい。
(リサイクル系発泡性樹脂粒子)
リサイクル系原料を使用したリサイクル系発泡性樹脂粒子を製造する方法として、発泡性樹脂粒子の製造分野において従来より周知の溶融押出法、発泡剤含浸法、懸濁重合法、シード重合法を用いることができる。例えば、樹脂供給装置内でリサイクル系樹脂に、発泡剤を添加、混練し、発泡剤含有溶融樹脂を樹脂供給装置先端に付設されたダイの小孔から直接冷却用液体中に押し出し、押し出すと同時に押出物を切断するとともに、押出物を液体との接触により冷却固化してリサイクル系発泡性樹脂粒子を得る溶融押出法によって作製することができる。
ここで用いるリサイクル系発泡性樹脂粒子の原料は特に限定されず、粒径や材質等が適当であれば、回収原料の中から適宜選択して使用することができる。
原料となるリサイクル系樹脂としては、使用済みの熱可塑性樹脂系発泡樹脂成形体を再生処理して得られたリサイクル原料を使用することができる。このリサイクル原料としては、使用済みの熱可塑性樹脂系発泡樹脂成形体、例えば、魚箱、家電緩衝材、食品包装用トレーなどを回収し、リモネン溶解方式や加熱減容方式によって再生したリサイクル原料の中から、重量平均分子量Mwが12万〜30万の範囲となる原料を適宜選択し、または重量平均分子量Mwが異なる複数のリサイクル原料を適宜組み合わせて用いることができる。
このリサイクル系発泡性樹脂粒子の製造に用いる発泡剤は、市販の発泡剤の中から適宜選択して使用することができる。発泡剤は、炭素数5の炭化水素を主体とし、炭素数5の炭化水素以外の発泡剤を含んでいてもよい。発泡剤は炭素数5の炭化水素の1種または2種以上であることが好ましく、その中でもイソペンタンとノルマルペンタンとの一方または両方の混合物であることが好ましい。
リサイクル系発泡性樹脂粒子に含浸させる発泡剤の含有量は、樹脂100質量部に対し3〜8質量部の範囲が好ましく、4〜7質量部の範囲がより好ましい。
このリサイクル系発泡性樹脂粒子には、物性を損なわない範囲内において、結合防止剤、気泡調整剤、架橋剤、充填剤、難燃剤、難燃助剤、滑剤、着色剤等の添加剤を添加してもよく、また、ジンクステアレート等の粉末状金属石鹸類を前記リサイクル系発泡性樹脂粒子の表面に塗布しておけば、リサイクル系発泡性樹脂粒子の予備発泡工程においてリサイクル系予備発泡樹脂粒子同士の結合を減少させることができて好ましい。
図4は、リサイクル系発泡性樹脂粒子の製造方法に用いられる製造装置の一例を示す構成図であり、本例の製造装置は、樹脂供給装置としての押出機1と、押出機1の先端に取り付けられた多数の小孔を有するダイ2と、押出機1内に樹脂原料等を投入する原料供給ホッパー3と、押出機1内の溶融樹脂に発泡剤供給口5を通して発泡剤を圧入する高圧ポンプ4と、ダイ2の小孔が穿設された樹脂吐出面に冷却水を接触させるように設けられ、室内に冷却水が循環供給されるカッティング室7と、ダイ2の小孔から押し出された樹脂を切断できるようにカッティング室7内に回転可能に設けられたカッター6と、カッティング室7から冷却水の流れに同伴して運ばれる発泡性樹脂粒子を冷却水と分離すると共に脱水乾燥して発泡性樹脂粒子を得る固液分離機能付き脱水乾燥機10と、固液分離機能付き脱水乾燥機10にて分離された冷却水を溜める水槽8と、この水槽8内の冷却水をカッティング室7に送る高圧ポンプ9と、固液分離機能付き脱水乾燥機10にて脱水乾燥された発泡性樹脂粒子を貯留する貯留容器11とを備えて構成されている。
なお、押出機1としては、スクリュを用いる押出機またはスクリュを用いない押出機のいずれも用いることができる。スクリュを用いる押出機としては、例えば、単軸式押出機、多軸式押出機、ベント式押出機、タンデム式押出機などが挙げられる。スクリュを用いない押出機としては、例えば、プランジャ式押出機、ギアポンプ式押出機などが挙げられる。また、いずれの押出機もスタティックミキサーを用いることができる。これらの押出機のうち、生産性の面からスクリュを用いた押出機が好ましい。また、カッター6を収容したカッティング室7も、樹脂の溶融押出による造粒方法において用いられている従来周知のものを用いることができる。
図4に示す製造装置を用い、リサイクル系発泡性樹脂粒子を製造するには、まず、原料のリサイクル系樹脂、発泡核剤、必要に応じて添加される難燃剤などの所望の添加剤を秤量し、原料供給ホッパー3から押出機1内に投入する。原料のリサイクル系樹脂は、ペレット状や顆粒状にして事前に良く混合してから1つの原料供給ホッパーから投入してもよいし、あるいは例えば複数のロットを用いる場合は各ロットごとに供給量を調整した複数の原料供給ホッパーから投入し、押出機内でそれらを混合してもよい。また、複数のロットのリサイクル系樹脂を組み合わせて使用する場合には、複数のロットの樹脂を事前に良く混合し、磁気選別や篩分け、比重選別、送風選別などの適当な選別手段により異物を除去しておくことが好ましい。
押出機1内にリサイクル系樹脂、発泡助剤、その他の添加剤を供給後、樹脂を加熱溶融し、その溶融樹脂をダイ2側に移送しながら、発泡剤供給口5から高圧ポンプ4によって発泡剤を圧入して溶融樹脂に発泡剤を混合し、押出機1内に必要に応じて設けられる異物除去用のスクリーンを通して、溶融物をさらに混練しながら先端側に移動させ、発泡剤を添加した溶融物を押出機1の先端に付設したダイ2の小孔から押し出す。
ダイ2の小孔が穿設された樹脂吐出面は、室内に冷却水が循環供給されるカッティング室7内に配置され、且つカッティング室7内には、ダイ2の小孔から押し出された樹脂を切断できるようにカッター6が回転可能に設けられている。発泡剤添加済みの溶融物を押出機1の先端に付設したダイ2の小孔から押し出すと、溶融物は粒状に切断され、同時に冷却水と接触して急冷され、発泡が抑えられたまま固化してリサイクル系発泡性樹脂粒子となる。
形成されたリサイクル系発泡性樹脂粒子は、カッティング室7から冷却水の流れに同伴して固液分離機能付き脱水乾燥機10に運ばれ、ここでリサイクル系発泡性樹脂粒子を冷却水と分離すると共に脱水乾燥する。乾燥されたリサイクル系発泡性樹脂粒子は、貯留容器11に貯留される。
(発泡性樹脂粒子の調製)
本発明では、前述の通り作製したバージン系発泡性樹脂粒子と、リサイクル系発泡性樹脂粒子とを混合して発泡性樹脂粒子を得る。そして、バージン系発泡性樹脂粒子:リサイクル系発泡性樹脂粒子=20:80〜80:20(質量比)の範囲となるように混合して発泡性樹脂粒子を得ることが好ましい。この調製は、両方の樹脂粒子を計量し、通常のミキサー等で混合することにより行うことができる。なお、この調製時、発泡性樹脂粒子に前記添加剤を加え、表面に添加剤を均一に付着させてもよい。
ここで用いるバージン系発泡性樹脂粒子とリサイクル系発泡性樹脂粒子との粒径は、特に限定されないが、両者を均一に混合し易いことから、両者の粒径がなるべく近い方が好ましく、両者の粒径が等しいことが最も好ましい。両者の粒径は限定されないが、通常は0.5〜2.0mmの範囲が好ましく、0.7〜1.4mmの範囲がより好ましい。また、両者の粒子の形状は、少なくとも一方は球状に近いものであることが好ましい。
本発明の発泡性樹脂粒子は、発泡樹脂成形体の製造分野において周知の装置および手法を用い、水蒸気加熱等により加熱して予備発泡し、予備発泡樹脂粒子とする。この予備発泡樹脂粒子は、製造するべき発泡樹脂成形体の密度と同等の嵩密度となるように予備発泡される。本発明において、その嵩密度は限定されないが、通常は0.010〜0.10g/cmの範囲内とし、0.015〜0.050g/cmの範囲内とするのが好ましい。
なお、本発明において予備発泡樹脂粒子の嵩密度とは、JIS K6911:1995年「熱硬化性プラスチック一般試験方法」に準拠して測定されたものをいう。
<予備発泡樹脂粒子の嵩密度>
先ず、予備発泡樹脂粒子を測定試料としてWg採取し、この測定試料をメスシリンダー内に自然落下させ、メスシリンダー内に落下させた測定試料の体積VcmをJIS K6911に準拠した見掛け密度測定器を用いて測定し、下記式に基づいて予備発泡樹脂粒子の嵩密度を測定する。
嵩密度(g/cm)=測定試料の質量(W)/測定試料の体積(V)
<予備発泡樹脂粒子の嵩発泡倍数>
また、予備発泡樹脂粒子の嵩発泡倍数は、次式により算出される数値である。
嵩発泡倍数=1/嵩密度(g/cm
前記予備発泡粒子は、発泡樹脂成形体の製造分野において周知の装置および手法を用い、該予備発泡樹脂粒子を成形型のキャビティ内に充填し、水蒸気加熱等により加熱して型内発泡成形し、発泡樹脂成形体を製造する。
本発明の発泡樹脂成形体の密度は特に限定されないが、通常は0.010〜0.10g/cmの範囲内とし、0.015〜0.050g/cmの範囲内とするのが好ましい。
なお、本発明において発泡樹脂成形体の密度とは、JIS K7122:1999「発泡プラスチックおよびゴム−見掛け密度の測定」記載の方法で測定した発泡樹脂成形体密度のことである。
<発泡樹脂成形体の密度>
50cm以上(半硬質および軟質材料の場合は100cm以上)の試験片を材料の元のセル構造を変えない様に切断し、その質量を測定し、次式により算出した。
密度(g/cm)=試験片質量(g)/試験片体積(cm
試験片状態調節、測定用試験片は、成形後72時間以上経過した試料から切り取り、23℃±2℃×50%±5%または27℃±2℃×65%±5%の雰囲気条件に16時間以上放置したものである。
<発泡樹脂成形体の発泡倍数>
また、発泡樹脂成形体の発泡倍数は次式により算出される数値である。
発泡倍数=1/密度(g/cm
本発明の発泡樹脂成形体を形成するバージン系発泡樹脂粒子の平均気泡径が50〜200μmの範囲であることが好ましく、60〜150μmの範囲がより好ましい。また、リサイクル系発泡樹脂粒子の平均気泡径が200〜400μmの範囲であることが好ましく、250〜350μmの範囲がより好ましい。なお、本発明において平均気泡径とは、下記の方法で測定した発泡樹脂成形体の気泡の平均弦長のことである。
<平均気泡径>
発泡樹脂成形体の平均気泡径は、ASTM D2842−69の試験方法に準拠して測定されたものをいう。具体的には実施例(および比較例)で得られた発泡樹脂成形体を剃刀刃で切断し、その切断面を走査型電子顕微鏡(日立製作所社製 S−3000N)で拡大して撮影する。撮影した画像をA4用紙上に印刷し、任意の一直線上(長さ60mm)にある気泡数から気泡の平均弦長(t)を下記式により算出した。但し任意の直線はできる限り気泡が接点でのみ接しないようにした(接してしまう場合は気泡数に含める)。計測は10ヶ所とし、その平均弦長を求めた後、気泡径を算出し、平均気泡径D(μm)とした。
平均弦長t=60/(気泡数×写真の倍率)
気泡径D=t/0.616×1000
[実施例1]
(バージン系発泡性樹脂粒子の製造)
内容積5.6Lの撹拌機付オートクレーブに純水2Lを投入し、次いで300rpmで撹拌しながら、分散剤として複分解法で生成させたピロリン酸マグネシウム12gおよびドデシルベンゼンスルフォン酸ソーダ0.3gを加えて均一な水性媒体とした後、粒子径0.8〜1.2mmのポリスチレン樹脂粒子2000gを投入し、ポリスチレン樹脂粒子を水性媒体に均一に分散させた。
次いで内容物温度が100℃になるまで1時間かけてオートクレーブを蒸気にて昇温後、発泡助剤としてシクロヘキサン20gを圧入し、発泡剤として樹脂100質量部に対して8質量部のブタン(イソブタン:ノルマルブタン=30:70(質量比))を窒素加圧してオートクレーブ内に10分かけて圧入し、2時間保持し、発泡剤を含浸させた後、内容物温度が25℃になるまで2時間かけてオートクレーブを水冷却し、内容物を取出・脱水・乾燥し、ブタン含有発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を得た。
得られたブタン含有発泡性ポリスチレン系樹脂粒子100質量部に対して、ポリエチレングリコール0.03質量部、ステアリン酸亜鉛0.15質量部、ステアリン酸モノグリセライド0.05質量部、ヒドロキシステアリン酸トリグリセライド0.05質量部を該樹脂粒子の表面全面に均一に被覆した。
(リサイクル系発泡性樹脂粒子の製造)
使用済みのポリスチレン系樹脂発泡体の粉砕品100質量部に対し、微粉末タルク0.3質量部を加え、これらを口径90mmの単軸押出機に、時間当たり130kgで連続供給した。押出機内温度としては、最高温度210℃に設定し、樹脂を溶解させた後、発泡剤として樹脂100質量部に対して6質量部のペンタン(イソペンタン:ノルマルペンタン=20:80(質量比))を押出機の途中から圧入した。押出機内で樹脂と発泡剤を混練するとともに冷却し、押出機先端部での樹脂温度を170℃、ダイの樹脂導入部の圧力を15MPaに保持して、直径0.6mmでランド長さが3.0mmの小孔が200個配置されたダイより、このダイの吐出側に連結され30℃の水が循環するカッティング室に、発泡剤含有溶融樹脂を押し出すと同時に、10枚の刃を有する高速回転カッターにて押出物を切断した。切断した粒子を循環水で冷却しながら、粒子分離器に搬送し、粒子を循環水と分離した。さらに、捕集した粒子を脱水・乾燥してペンタン含有発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を得た。得られたペンタン含有発泡性ポリスチレン系樹脂粒子は、変形、ヒゲ等の発生もなく、楕円形であり、平均粒径は約1.1mmであった。
得られたリサイクル系発泡性樹脂粒子100質量部に対して、ポリエチレングリコール0.03質量部、ステアリン酸亜鉛0.15質量部、ステアリン酸モノグリセライド0.05質量部、ヒドロキシステアリン酸トリグリセライド0.05質量部を該樹脂粒子の表面全面に均一に被覆した。
(発泡樹脂成形体の製造)
前記の通り製造した、バージン系発泡性樹脂粒子2kg、リサイクル系発泡性樹脂粒子2kgをそれぞれ計量し、タンブラーミキサーに投入後、15分間撹拌し、バージン系発泡性樹脂粒子:リサイクル系発泡性樹脂粒子=50:50(質量比)からなる発泡性樹脂粒子を得た。この発泡性樹脂粒子は、15℃の保冷庫中に入れ、72時間に亘って放置した。その後、円筒型バッチ式予備発泡機に供給して、吹き込み圧0.05MPaの水蒸気により加熱し、予備発泡樹脂粒子を得た。得られた予備発泡樹脂粒子は、嵩密度0.020g/cm(嵩発泡倍数50倍)であった。
続いて、得られた予備発泡樹脂粒子を室温雰囲気下、24時間に亘って放置した後、長さ400mm×幅300mm×高さ50mmの長方形状のキャビティを有する成形型内に予備発泡粒子を充填し、その後、成形型のキャビティ内を水蒸気でゲージ圧0.08MPaの圧力で20秒間に亘って加熱し、その後、成形型のキャビティ内の圧力が0.01MPaになるまで冷却し、その後成形型を開き、長さ400mm×幅300mm×高さ50mmの長方形状の発泡樹脂成形体を取り出した。
得られた発泡樹脂成形体は、密度0.020g/cm(発泡倍数50倍)であった。
得られた発泡樹脂成形体の外表面を写真撮影した。それから起こした図を図1として示した。図1からわかるように、発泡後のバージン系樹脂であるブタン含有発泡性ポリスチレン系粒子(表1では「バージン系樹脂」という)とペンタン含有発泡性リサイクルポリスチレン系樹脂粒子(表1では「リサイクル系樹脂」という)とでは、表1に示すような違いがあることを、視覚的に識別可能であった。
Figure 2011173273
[実施例2]
バージン系発泡性樹脂粒子とリサイクル系発泡性樹脂粒子との混合割合を、バージン系発泡性樹脂粒子:リサイクル系発泡性樹脂粒子=80:20(質量比)に変更したこと以外は、実施例1と同様にして発泡性樹脂粒子、予備発泡粒子および発泡樹脂成形体を作製した。得られた発泡樹脂成形体の外表面を実施例1と同様にして写真撮影した。それから起こした図を図2として示した。図2からわかるように、この場合には、発泡後のバージン系樹脂であるブタン含有発泡性ポリスチレン系粒子の占める割合が、実施例1と比較して大きくなっているが、発泡後のバージン系樹脂であるブタン含有発泡性ポリスチレン系粒子とペンタン含有発泡性リサイクルポリスチレン系樹脂粒子とでは、表1に示すと同じように違いを、視覚的に識別可能であった。
[比較例]
実施例1と同じブタン含有発泡性ポリスチレン系粒子のみを用いて、実施例1と同様にして、発泡樹脂成形体を得た。得られた発泡樹脂成形体の外表面を実施例1と同様にして写真撮影した。それから起こした図を図3として示した。図3からわかるように、全体がほぼ白色の色調を示していた。
1…押出機(樹脂供給装置)、2…ダイ、3…原料供給ホッパー、4…高圧ポンプ、5…発泡剤供給口、6…カッター、7…カッティング室、8…水槽、9…高圧ポンプ、10…固液分離機能付き脱水乾燥機、11…貯留容器。

Claims (6)

  1. バージン系発泡樹脂粒子とリサイクル系発泡樹脂粒子との混合材を用いて作られた発泡樹脂成形品であって、該発泡樹脂成形品の少なくとも外表面において、バージン系発泡樹脂粒子とリサイクル系発泡樹脂粒子とが視覚的に識別可能となっていることを特徴とする発泡樹脂成形品。
  2. 該発泡樹脂成形品の少なくとも外表面において、バージン系発泡樹脂粒子とリサイクル系発泡樹脂粒子との気泡径が異なっており、該気泡径の差異によって視覚的に認識可能であることを特徴とする請求項1に記載の発泡樹脂成形品。
  3. 該発泡樹脂成形品の少なくとも外表面において、バージン系発泡樹脂粒子とリサイクル系発泡樹脂粒子との色調が異なっており、該色調の差異によって視覚的に認識可能であることを特徴とする請求項1に記載の発泡樹脂成形品。
  4. 該発泡樹脂成形品の少なくとも外表面において、バージン系発泡樹脂粒子とリサイクル系発泡樹脂粒子との形状が異なっており、該形状の違いによって視覚的に認識可能であることを特徴とする請求項1に記載の発泡樹脂成形品。
  5. 物品の包装容器である請求項1〜4のいずれか一項に記載の発泡樹脂成形品。
  6. 物品に対する緩衝材である請求項1〜4のいずれか一項に記載の発泡樹脂成形品。
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JPH115256A (ja) * 1997-06-18 1999-01-12 Menatsuku:Kk 再生ビーズ含有の発泡スチロール製造方法及びその成形体

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