JPH115256A - 再生ビーズ含有の発泡スチロール製造方法及びその成形体 - Google Patents

再生ビーズ含有の発泡スチロール製造方法及びその成形体

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JPH115256A
JPH115256A JP9160802A JP16080297A JPH115256A JP H115256 A JPH115256 A JP H115256A JP 9160802 A JP9160802 A JP 9160802A JP 16080297 A JP16080297 A JP 16080297A JP H115256 A JPH115256 A JP H115256A
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JP
Japan
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beads
regenerated
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mixed
foam
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JP9160802A
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English (en)
Inventor
Norimichi Matsushita
憲道 松下
Kazuo Fukuyoshi
一男 福慶
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MENATSUKU KK
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
MENATSUKU KK
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生ビーズを10〜90重量%まで含有して
も強度上問題のない再生ビーズ含有の発泡スチロール成
形体とその製造方法を提供する。 【課題を解決する手段】 発泡スチロールを粉砕し、こ
れを加熱溶融してペレット化したものに発泡ガスを含浸
させてなる再生ビーズBを10〜90重量%使用し、バ
ージンビーズPBを残りの重量%使用し、両ビーズを攪
拌機11にて攪拌・混合させ、上記攪拌・混合の後に予
備発泡させるとともに所定時間熟成し、その後、予備発
泡粒Kを使用して成形型50,51にて所定形状の成形
体100を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済み発泡スチ
ロールを再使用した発泡スチロールの製造方法及び成形
体に関し、特に、使用済み発泡スチロールの利用率を高
めつつ実用上の強度を確保できるようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から発泡スチロールは、梱包用緩衝
材、魚箱、農産箱、断熱材等として広く使用されてい
る。しかし、最近の資源保護や廃棄物処理等の観点から
使用済みの発泡スチロールを再利用することが強く要望
され、これに応える再利用技術が提案されている。
【0003】その具体的な技術として、特開平6−18
2890号公報に開示されたものがある。これは、発泡
スチロールを粉砕してなる粉砕片と未使用の予備発泡粒
子とを混合した混合樹脂粒子を型内発泡させてなる成形
体において、短径の長さ2mm以上の粉砕片が発泡成形
体に体積比で10%以上の含有率で分散混入させた発泡
スチロール粉砕片含有成形体である。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、上記技
術は、発泡粒子と粉砕片との形状が異なることから混合
状態が不均一になり、成形品になると粉砕片の多い部分
は粉砕片に発泡余力がないため形状を維持できず、収縮
する問題点がある。また、仮に成形体が得られたとして
も、粉砕片の混入率(体積%)が高いと発泡成形体の品
質が低下して成形品の外観が著しく悪くなったり、実用
上の物性(強度)が得られない問題点がある。
【0005】また、再利用される発泡スチロールが、短
径の長さが2mm以上の粉砕片に限定され、分級後の微
粉砕片が再利用できず、必ずしも有効な発泡スチロール
の再利用処理技術とはいえないものである。
【0006】本発明は、上記従来技術に見られる問題点
に鑑みてなされたもので、発泡スチロール粉砕片の再生
ビーズとバージンビーズとの均一な攪拌混合を可能とし
て再生ビーズの含有率を90重量%まで向上させられる
再生ビーズ含有の発泡スチロール製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】また、同時に、再生ビーズを90重量%ま
で含有しても強度上問題のない発泡スチロール成形体を
得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の再生
ビーズ含有の発泡スチロール製造方法は、発泡スチロー
ルを粉砕し、これを加熱溶融してペレット化したものに
発泡ガスを含浸させてなる再生ビーズを10〜90重量
%使用し、バージンビーズを残りの重量%使用し、両ビ
ーズを攪拌機にて攪拌・混合させ、上記攪拌・混合の後
に予備発泡させるとともに所定時間熟成し、その後、予
備発泡粒を使用して成形型にて所定形状の成形体を形成
したことを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2記載の再生ビーズ含有の発
泡スチロール製造方法は、請求項1記載の再生ビーズ含
有の発泡スチロール製造方法において、回転ドラムと、
この回転ドラム内に設けた複数の攪拌羽根を有する攪拌
機を使用し、上記攪拌機により両ビーズを均一に分散混
合させたことを特徴とするものである。
【0010】また、請求項3記載の再生ビーズ含有の発
泡スチロール製造方法は、請求項1または2記載の再生
ビーズ含有の発泡スチロール製造方法において、再生ビ
ーズの含有率が10〜30重量%であることを特徴とす
るものである。
【0011】また、請求項4記載の再生ビーズ含有の発
泡スチロール成形体は、バージンビーズの発泡体に、発
泡スチロールを粉砕し加熱溶融してペレット化したもの
に発泡ガスを含浸させてなる再生ビーズの発泡体が10
〜30重量%の含有率で分散混合されていることを特徴
とするものである。
【0012】
【発明の作用】上記請求項1によると、先ず、出発材料
として、市販品の再生ビーズと、バージンビーズを用意
する。上記再生ビーズは、発泡スチロールを粉砕機で粉
砕して粉砕片とする。そして、上記粉砕片を加熱溶融し
てペレット化し、これに発泡ガスを含浸させて再生ビー
ズとしたものである。上記再生ビーズをバージンビーズ
に対して10〜90重量%混入する。続いて、上記両ビ
ーズを攪拌機にて攪拌・混合させ、上記攪拌・混合の後
に予備発泡させるとともに所定時間熟成する。その後、
予備発泡粒を使用して成形型にて所定形状の成形体を形
成する。
【0013】すなわち、発泡スチロールを粉砕して使用
するのではなく再生ビーズとし、再生ビーズの状態でバ
ージンビーズと混合して発泡させる。再生ビーズだけで
は強度が落ちるが、一定量バージンビーズが入ると強度
が落ちず、強度上問題のない再生ビーズ含有の発泡スチ
ロール成形体が得られる。これにより、再生ビーズの含
有率を90重量%まで高められる。また、上記粉砕した
使用済みの発泡スチロールは、その全てが再生ビーズに
再生され、これを発泡スチロール成形体として利用でき
る。
【0014】また、上記請求項2によると、回転ドラム
内に設けた複数の攪拌羽根を有する攪拌機を使用したか
ら、両ビーズを均一に分散混合させることが可能となっ
た。これにより、両ビーズは異なる形状であっても均一
に分散混合され、強度の高い再生ビーズ含有の発泡スチ
ロール成形体が得られる。
【0015】また、上記請求項3によると、再生ビーズ
の含有率を10〜30重量%とした。これにより強度が
高く、梱包用緩衝材として問題のない再生ビーズ含有の
発泡スチロール成形体が得られる。
【0016】また、上記請求項4によると、バージンビ
ーズの発泡体に、発泡スチロールを粉砕し加熱溶融して
ペレット化したものに発泡ガスを含浸させてなる再生ビ
ーズの発泡体が10〜90重量%の含有率で分散混合さ
れた再生ビーズ含有の発泡スチロール成形体としたか
ら、強度上問題のない再生ビーズ含有の発泡スチロール
成形体が得られ、再生ビーズの利用率が高められる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係る再生ビーズ含有の発
泡スチロール製造方法及びその成形体の実施形態を図面
により説明する。図1は本発明の実施形態を示す発泡ス
チロール製造方法の製造システム図であり、図2は製造
方法の工程図である。
【0018】本発明の発泡スチロール製造方法及びその
成形体100は、図1の製造システム200によって生
産される。先ず、再生ビーズBは市販品であって、その
製造方法は、使用済みの発泡スチロールを粉砕機によっ
て粉砕して粉砕片とする。上記粉砕片は、加熱器によっ
て加熱溶融され、押出成型機によりペレット化される。
これに、発泡ガスをガス含浸器によって含浸させ、鉛筆
芯状の再生ビーズBを製造する。
【0019】上記再生ビーズBはホッパー1に投入さ
れ、また、バージンビーズPBはホッパー3に投入され
ている。上記再生ビーズBは、計量機5により、パール
状のバージンビーズPBに対して、10〜90重量%だ
け混入されるようになっている。上記両ビーズB,PB
は、ここからバッチ式の攪拌機11に定量分だけ送り込
まれ、攪拌・混合される。上記攪拌機11は、回転ドラ
ム13と、この回転ドラム内に設けた複数の攪拌羽根1
5を有し、モータMにて回転ドラム13を回転させる構
成になっている。この回転により、鉛筆芯状とパール状
の異なる形状の両ビーズB,PBは、均一に分散混合さ
せられるようになっている。尚、単にドラムだけで攪拌
しても、鉛筆芯状とパール状の異なる形状の両ビーズ
は、均一に分散混合されないことが確認されている。
【0020】上記両ビーズB,PBは、攪拌・混合の後
に、予備発泡機17で蒸気にて予備発泡させられ、再生
ビーズBはサイコロ状となり、バージンビーズPBはパ
ール状となる。この両ビーズB,PBは、熟成サイロ1
9に空気移送器20で送り込まれ、所定時間(約24時
間程度)の間熟成されるようになっている。その後、上
記両ビーズB,PBの予備発泡粒Kは、空気移送器20
で移送されて、ホッパー21に溜められ、ここから成形
型50,51内に供給されるようになっている。この予
備発泡粒Kは、蒸気加熱して本発泡させられ、所定形状
の成形体100が形成されるようになっている。
【0021】本発明の発泡スチロール製造方法を実施す
る製造システム200は、上記のように構成されてお
り、図2に示す工程図に従って製造される。先ず、市販
品である再生ビーズの製造は、下記のようにして行われ
る。使用済みの発泡スチロールHを粉砕機に投入し、こ
こで粉砕して粉砕片Fとする。そして、上記粉砕片Fを
加熱器によって加熱溶融して成型機によりペレット化
し、これに発泡ガスを含浸させて鉛筆芯状の再生ビーズ
Bを製造する。
【0022】次に、図2の工程図において、上記再生ビ
ーズBを計量機5により、パール状のバージンビーズP
Bに対して、10〜90重量%混入する。続いて、上記
両ビーズB,PBを攪拌機11に定量だけ送り込み、攪
拌・混合させる。上記攪拌・混合の直後に予備発泡させ
るとともに24時間程度の所定時間熟成して予備発泡粒
Kを形成する。その後、上記サイコロ状の再生ビーズB
とパール状のバージンビーズPBとからなる予備発泡粒
Kは、成形型50,51に送り込まれ、加熱蒸気にて本
発泡されて所定形状の成形体100を形成する。上記成
形体100を成形型50,51から外し、最後に乾燥室
にて強制乾燥させて完成品となる。
【0023】尚、上記攪拌機11は、回転ドラム13内
に設けた複数の攪拌羽根15を有し、モータMにて回転
ドラム13を回転するものであるから、回転ドラム13
の回転と攪拌羽根15による攪拌との協同作業により、
形状の異なる両ビーズB,PBが均一に分散混合され
る。
【0024】また、上記完成品は、バージンビーズPB
の発泡体に、再生ビーズBの発泡体が10〜90重量%
の含有率で分散混合したものである。尚、このことは、
外観上、殆ど白色に近いバージンビーズPBの発泡体に
対して、やや有色の再生ビーズBの発泡体が均一に分散
混合していることからも確かめられている。また、この
ものが強度上問題のない再生ビーズ含有の発泡スチロー
ル成形体であることも確認されている。つまり、再生ビ
ーズB100%で成形した成形品は著しく強度が落ちる
のに対して、再生ビーズB10〜90重量%に残りの重
量%のバージンビーズPBを混入し、これを均一に混合
させたものの場合は、強度が落ちないことが確かめられ
ている。尚、緩衝材として使用する場合は、再生ビーズ
B10〜30重量%の範囲での使用が好適である。
【0025】次に、上記製造方法によって製造された発
泡スチロール成形体100の強度試験結果と、変位試験
結果とを図3,4により説明する。尚、上記試験は原料
段階で、再生ビーズBが10,20,30重量%の3種
類について本製造方法により形成し、試験したものであ
る。その試験方法としては、万能引張試験機で曲げ強度
を測定した。(万能引張試験機は ORIENTEC
RTC−1350A、電子天秤は A&D FAー20
00を使用した。)
【0026】先ず、図3に示す成形体の強度試験結果に
おいて、バージンビーズPBが100%では、約30k
gfの最大点荷重Woが測定された。次に、バージンビ
ーズPBに再生ビーズBを10重量%含有させた時は、
約28kgfの最大点荷重W1となり、20重量%含有
させた時は、約26kgfの最大点荷重W2となり、3
0重量%含有させた時は、約25kgfの最大点荷重W
3となることが判明した。また、再生ビーズBを100
%含とした時は、約15kgfの最大点荷重W4とな
り、実用上の強度を持たないことが判明している。
【0027】上記試験結果から、再生ビーズBを30重
量%とした場合にも、最大点荷重Woの80%程度の強
度を保持していることから、実用上問題ない強度が得ら
れていることが確認された。しかして、強度上、再生ビ
ーズBの含有率我10〜30重量%の範囲が好ましいこ
とが判明した。
【0028】また、図4に示す成形体の変位試験結果に
おいて、バージンビーズ100%では、最大点変位が約
23mm、再生ビーズBを10重量%含有させた時は約
22mm、20重量%含有させた時は約21mm、30
重量%含有させた時は約18mmであり、再生ビーズB
が100%で約15mmとなることが判明した。しかし
て、成形体100の変位についても、上記試験結果か
ら、再生ビーズBの含有率が10〜30重量%の範囲が
好ましいことが判明した。尚、図3,4において、一点
鎖線と二点鎖線とは、試験値のバラツキを表し、実線は
平均値を示している。
【0029】次に、原料段階で、再生ビーズB20重量
%、バージンビーズPB80重量%を混合し、予備発泡
・成形したとき、熟成サイロの中の上部、中部、下部か
ら成形された成形品間の曲げ強度に差が出るかを調べた
結果を示す。図5に示す熟成サイロ19の上部(イ)、
中部(ロ)、下部(ハ)における曲げ強度分散分析の測
定結果において、曲げ強度の平均値は上部(イ)で1
9.18kgf、中部(ロ)で19.52kgf、下部
(ハ)で20.12kgfであり、サイロの上部
(イ)、中部(ロ)、下部(ハ)により有意差があり、
サイロの上部(イ)、中部(ロ)では有意差なしであっ
た。また、サイロの上部(イ)、中部(ロ)と下部
(ハ)では危険率1%で有意差があった。また、図6に
示す各部における重量検定結果において、重量の平均値
は上部(イ)で72.9g、中部(ロ)で73.8g、
下部(ハ)で74.9gであり、サイロの上部(イ)、
中部(ロ)、下部(ハ)の各組み合わせで危険率1%で
有意差ありであった。上記結果から、熟成サイロ19の
各部において、下部へ行く程若干曲げ強度や重量が上昇
しているが、再生ビーズBとバージンビーズPBとの混
合はほぼ均一であり、サイロ19の上部(イ)、中部
(ロ)、下部(ハ)で有意差はあるものの、実用上は問
題ない範囲であることが確認された。
【0030】以上、本実施形態によると以下の効果を奏
する。まず、強度上問題のない再生ビーズ含有の発泡ス
チロール成形体を製造でき、且つ再生ビーズの利用効率
を90重量%まで高められる。また、上記粉砕した使用
済みの発泡スチロールHは、その全てが再生ビーズBに
再生され、発泡スチロール成形体100として利用でき
る。特に、再生ビーズの含有率を10〜30重量%とす
ると、強度が高く、梱包用緩衝材として問題のない再生
ビーズ含有の発泡スチロール成形体が得られる。
【0031】また、パール状のバージンビーズPBと鉛
筆芯状の再生ビーズBの異なる形状であっても、回転ド
ラム内に設けた複数の攪拌羽根を有する攪拌機を使用す
ることにより、両ビーズが均一に分散混合され、強度の
ある再生ビーズ含有の発泡スチロール成形体が製造でき
る。
【0032】また、バージンビーズPBの発泡体に、再
生ビーズBの発泡体が10〜90重量%の含有率で分散
混合された発泡スチロール成形体100としたから、強
度上問題のない再生ビーズ含有の発泡スチロール成形体
が得られ、再生ビーズBの利用率が高められる。
【0033】本発明は上記実施形態に限定されず、発明
の要旨内での設計変更が可能である。例えば、攪拌機1
1は複数の攪拌羽根15によるタイプの他に、棒状体に
よる攪拌方式等であっても良い。その他、製造システム
200の各部材1,3,5,11,17,19,20等
は、適宜にその方式の異なるものとの変更が可能であ
る。
【0034】
【発明の効果】以上、本発明の請求項1によると、発泡
スチロールを粉砕し、これを加熱溶融してペレット化し
たものに発泡ガスを含浸させてなる再生ビーズを10〜
90重量%使用し、バージンビーズを残りの重量%使用
し、両ビーズを攪拌機にて攪拌・混合させ、上記攪拌・
混合の後に予備発泡させるとともに所定時間熟成し、そ
の後、予備発泡粒を使用して成形型にて所定形状の成形
体を形成するから、強度上問題のない再生ビーズ含有の
発泡スチロール成形体を製造でき、且つ再生ビーズの利
用効率を高められる効果が発揮される。
【0035】また、上記粉砕した使用済みの発泡スチロ
ールは、その全てが再生ビーズに再生され、これを発泡
スチロール成形体として利用される効果が発揮される。
【0036】また、請求項2によると、回転ドラムと、
この回転ドラム内に設けた複数の攪拌羽根を有する攪拌
機を使用し、上記攪拌機により両ビーズを均一に分散混
合させるから、両ビーズは異なる形状であっても均一に
混合し、強度のある再生ビーズ含有の発泡スチロール成
形体が製造できる効果が発揮される。
【0037】また、上記請求項3によると、再生ビーズ
の含有率を10〜30重量%としたから、強度が高く、
梱包用緩衝材として問題のない再生ビーズ含有の発泡ス
チロール成形体が得られる。
【0038】また、請求項4によると、バージンビーズ
の発泡体に、発泡スチロールを粉砕し加熱溶融してペレ
ット化したものに発泡ガスを含浸させてなる再生ビーズ
の発泡体が10〜90重量%の含有率で分散混合された
発泡スチロール成形体であるから、強度上問題のない再
生ビーズ含有の発泡スチロール成形体が得られ、また、
再生ビーズの利用率が高められる効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図で、再生ビーズ含有
の発泡スチロール製造方法の製造システム図である。
【図2】本発明の実施形態を示す図で、再生ビーズ含有
の発泡スチロール製造方法の工程図である。
【図3】本発明の実施形態を示す図で、再生ビーズ含有
の発泡スチロール成形体の強度試験結果の特性図であ
る。
【図4】本発明の実施形態を示す図で、再生ビーズ含有
の発泡スチロール成形体の変位試験結果の特性図であ
る。
【図5】本発明の実施形態を示す図で、曲げ強度分散分
析結果である。
【図6】本発明の実施形態を示す図で、重量検定結果で
ある。
【符号の説明】
1 ホッパー 3 ホッパー 5 計量機 11 攪拌機 13 回転ドラム 15 攪拌羽根 17 予備発泡機 19 熟成サイロ 20 空気移送器 50,51 成形型 100 発泡スチロール成形体 200 製造システム B 再生ビーズ F 粉砕片 K 予備発泡粒 H 発泡スチロール PB バージンビーズ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 105:26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡スチロールを粉砕し、これを加熱溶
    融してペレット化したものに発泡ガスを含浸させてなる
    再生ビーズを10〜90重量%使用し、バージンビーズ
    を残りの重量%使用し、両ビーズを攪拌機にて攪拌・混
    合させ、上記攪拌・混合の後に予備発泡させるとともに
    所定時間熟成し、その後、予備発泡粒を使用して成形型
    にて所定形状の成形体を形成したことを特徴とする再生
    ビーズ含有の発泡スチロール製造方法。
  2. 【請求項2】 回転ドラムと、この回転ドラム内に設け
    た複数の攪拌羽根を有する攪拌機を使用し、上記攪拌機
    により両ビーズを均一に分散混合させたことを特徴とす
    る請求項1記載の再生ビーズ含有の発泡スチロール製造
    方法。
  3. 【請求項3】 再生ビーズの含有率が10〜30重量%
    であることを特徴とする請求項1または2記載の再生ビ
    ーズ含有の発泡スチロール製造方法。
  4. 【請求項4】 バージンビーズの発泡体に、発泡スチロ
    ールを粉砕し加熱溶融してペレット化したものに発泡ガ
    スを含浸させてなる再生ビーズの発泡体が10〜90重
    量%の含有率で分散混合されていることを特徴とする再
    生ビーズ含有の発泡スチロール成形体。
JP9160802A 1997-06-18 1997-06-18 再生ビーズ含有の発泡スチロール製造方法及びその成形体 Pending JPH115256A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003025052A1 (fr) * 2001-09-12 2003-03-27 Hitachi Chemical Co., Ltd. Particules expansibles de resine styrenique recuperee, perles expansees et mousse moulee
US6915879B2 (en) 2000-09-18 2005-07-12 Pascal Engineering Corporation Main shaft balancing device for machine tool
JP2011173273A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Sekisui Plastics Co Ltd リサイクル系樹脂を一部に用いた発泡樹脂成形品
CN105491808A (zh) * 2015-12-18 2016-04-13 重庆五福科技有限公司 一种封装设备

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