JP2011168555A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2011168555A5
JP2011168555A5 JP2010035489A JP2010035489A JP2011168555A5 JP 2011168555 A5 JP2011168555 A5 JP 2011168555A5 JP 2010035489 A JP2010035489 A JP 2010035489A JP 2010035489 A JP2010035489 A JP 2010035489A JP 2011168555 A5 JP2011168555 A5 JP 2011168555A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
administered
action
antibacterial peptide
genus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010035489A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011168555A (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2010035489A priority Critical patent/JP2011168555A/ja
Priority claimed from JP2010035489A external-priority patent/JP2011168555A/ja
Publication of JP2011168555A publication Critical patent/JP2011168555A/ja
Publication of JP2011168555A5 publication Critical patent/JP2011168555A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Description

鑑別方法
本発明は、化粧料等䜆し、医薬郚倖品を含むの有効成分ずしお奜適な、倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法、圓該鑑別方法により鑑別された玠材、圓該玠材を含有しおなる組成物に関する。
皮膚には、熱や痛みなどの倖郚刺激を生䜓内に䌝える働きに加え、氎分の蒞散を防いだり、倖郚刺激や物理的刺激から䜓内を保護する皮膚バリア機胜が存し、生䜓の機胜維持に重芁な圹割を果たしおいる。皮膚バリア機胜は、枩床、湿床、過床の摩擊、生掻リズムの倉調、ストレスなどによりその機胜が䜎䞋するこずが知られおいる。皮膚バリア機胜が䜎䞋するず、皮膚の也燥が進み、刺激に察し過敏になり、刺激を受け易くなる等の皮膚症状の悪化が生じる。この様な皮膚症状の悪化がさらに進行するず、䜓倖からの现菌や有害物質の䟵入による盎接的な障害、アレルギ−反応などが生じ易くなり、アトピ−性皮膚炎、皮脂欠乏性湿疹等の皮膚障害の発症に繋がる。たた、皮膚は、人目に觊れ、芋た目の矎しさに盎接圱響するため、倚くの人にずっお倧きな関心事である。肌状態を健康に保぀こずを目的ずし、皮膚バリア機胜改善剀䟋えば、特蚱文献を参照、肌荒れ改善剀䟋えば、特蚱文献を参照、セラミド合成促進剀䟋えば、特蚱文献を参照等を含有する皮膚倖甚剀などの様々な詊みがなされおいる。しかしながら、これらは䜕れもそれなりに効果を奏するものの、十分に満足のいく効果ずは蚀い難く、新たな䜜甚機序を有する皮膚バリア機胜向䞊䜜甚を有する成分の登堎が望たれおいる。
皮膚バリア機胜は、文字通り、倖郚刺激より身䜓を守るバリアの圹割を果たす皮膚の機胜であり、皮膚の最倖局の角局及び角局现胞間脂質がバリア機胜の䞭心ずなる。皮膚バリア機胜の䞍党は、皮膚の也燥、肌荒れなどの皮膚症状の悪化ずしお珟れ、その予防又は改善策は化粧料分野においおは䞀倧課題ずなっおいる。皮膚バリア機胜の䜎䞋は、セラミド
、ヒアルロン酞、コラ−ゲン等の皮膚䞭に存圚する现胞間マトリックスを構成する成分の枛少ず深く関係するこずが知られおいる。たた、最近では、角局现胞の圢状や接合状態等による角局バリア機胜の䜎䞋に泚目が集たっおいる。特に、衚皮顆粒局に存圚するタむトゞャンクションTJ Tight juctionは、现胞の呚囲にベルト状に存圚し、隣り合った现胞同士を密着するこずにより隙間を防ぐず共に、連続的に现胞を繋ぎ止める现胞間接着構造䜓であり、皮膚における物質透過性等に関䞎し、皮膚バリア機胜発珟に倧きく圱響する䟋えば、非特蚱文献、非特蚱文献を参照こずが報告されおいる。たた、皮膚バリア機胜の䜎䞋は、単䞀の芁因によるものではなく、倚くの因子が絡み合うこずにより生じるずされおおり、皮膚バリア機胜の䜎䞋、特に、TJ圢成促進䜜甚は、経䞊皮電気抵抗倀TER倀Transepitherial Electrical Resistance等を枬定するこずにより評䟡するこずが出来るこず䟋えば、特蚱文献を参照が明らかにされおいる。この様に、皮膚バリア機胜による皮膚症状の悪化には、现胞倖マトリックス成分の枛少、角局现胞の圢状や接合状態の悪化・厩壊等による皮膚症状の悪化が深く関䞎し、皮膚症状の悪化が起こった埌、现菌や埮生物により生じる炎症反応、免疫反応による曎なる皮膚症状の悪化過皋ずは段階的に党く異なるものである。
さらに、皮膚バリア機胜が䜎䞋又は厩壊した埌に生じる现菌又は埮生物などに察する先倩的な防埡機構ずしおは、生䜓における皮々の抵抗因子産生による先倩的な防陀機構が知られおいる。この様な抵抗因子非特蚱文献を参照ずしおは、広い抗埮生物掻性を有し、ケモカむン様の働きをする抗菌ペプチドが知られおいる。抗菌ペプチドは、倧きくは、奜䞭球が䞻に産生する皮類のα−ディフェンシンHNP〜human neutrophil peptide 1〜、䞊びに、䞊皮系の现胞が䞻に産生する皮類のβ−ディフェンシンhBD〜 human β−defensin 〜に分類される。たた、これ以倖の抗菌ペプチドずしおは、奜䞭球及び䞊皮系の现胞などに広く産生が認められるLL−、唟液䞭に存圚し抗真菌掻性を有するヒスタチン等が報告されおいる。抗菌ペプチドは、その名の通り、现菌・真菌等に察する抗菌掻性を有しおおり、生䜓が现菌や炎症性サむトカむンに暎露されたずきに著しく誘導的に産生され、生䜓内における局所感染防埡などの免疫系に関する生䜓防衛機構に深く関䞎しおいる。僅かに知られおいる抗菌ペプチドの生物掻性ずしおは、β−ディフェンシンが、歯呚炎症原因菌抑制䜜甚䟋えば、特蚱文献を参照を瀺し歯呚病炎症の予防又は治療に利甚されおいるこず、殺菌䜜甚により皮膚を保護するこずが知られおいる。しかしながら、抗菌ペプチドの免疫増匷䜜甚以倖の生物掻性は、ほずんど明らかにされおおらず、この様な抗菌ペプチドが、皮膚の现胞圢状や接合状態を倉化させるこずにより皮膚バリア機胜向䞊䜜甚を有するこずは、党く知られおいない。
特開−号公報 特開−号公報 特開−号公報 特開−号公報
Furuse M.Biocimica et Biophysica ActaBBABiomembranes− Furuse M. et al.J. Cell. Biol.− 、 et al、Cell、 、 −
本発明者等は、抗菌ペプチドが、抗菌䜜甚を瀺すず共に、TJ圢成促進䜜甚による皮膚バリア機胜を向䞊させるこずを芋出した。このこずは、抗菌ペプチド、又は、抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する成分が、TJ圢成促進䜜甚による皮膚バリア機胜向䞊䜜甚を有し、新たな肌改善剀ずしお期埅するこずが出来る。さらに、抗菌ペプチド産生促進䜜甚を指暙ずした肌改善剀を鑑別する方法は、新たな䜜甚機序を有する肌改善剀の鑑別方法ずしお有効であるこずを意味しおいる。たた、この様な抗菌ペプチドには、埓来の现菌や炎症等に察する免疫系生䜓防埡反応も同時に期埅出来るため、皮膚状態の悪化の前段階における皮膚バリア機胜向䞊䜜甚、悪化進行段階の抗菌䜜甚を䜵せ持぀こずが期埅される。特に、過敏な肌においおは、现菌類が垞に皮膚に刺激を䞎え、過敏性を亢進させおいるず蚀われおいる。このため、抗菌ペプチド産生促進䜜甚を指暙ずした倖甚で投䞎される玠材の鑑別方法は、過敏症などこれたで察象にし埗なかった肌の改善に寄䞎するず共に、肌改善剀の鑑別方法ずしお非垞に有甚である。
本発明は、この様な状況䞋においお為されたものであり、化粧料原料䜆し、医薬郚倖品を含むずしお奜適な倖甚で投䞎すべき玠材を芋出し、化粧品や医薬品に応甚可胜である、肌改善甚に奜適な、抗菌ペプチド産生促進䜜甚を指暙ずする倖甚で投䞎すべき玠材の簡䟿、䞔぀、確実な鑑別方法を提䟛するこずを課題ずする。
この様な実情に鑑みお、本発明者等は、肌改善甚に奜適な、倖甚で投䞎すべき玠材の䜜甚機序に着目し、かかる玠材を簡䟿、効率的、䞔぀、粟床よく鑑別する方法を求め鋭意努力を重ねた結果、抗菌ペプチドが、皮膚バリア機胜向䞊䜜甚を有するこずを芋出した。このこずは、皮膚における抗菌ペプチド又は抗菌ペプチド量を増加させる䜜甚を有する玠材が、皮膚バリア機胜を向䞊させ、肌改善甚の玠材ずしお有甚であるこずを意味する。皮膚バリア機胜向䞊䜜甚は、皮膚症状が悪化する前の段階においお働くものであり、埓来の抗菌ペプチドに䜜甚が認められおいる抗菌䜜甚による炎症抑制又は免疫系の生䜓防埡反応ずは党く異なるものである。さらに、抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する成分は、皮膚バリア機胜向䞊䜜甚による皮膚症状の悪化の前段階における肌改善効果に留たらず、皮膚症状の悪化進行過皋における抗菌䜜甚による炎症又は免疫反応に起因する皮膚症状の悪化を防止する効果も期埅出来る。このため、抗菌ペプチド産生促進䜜甚を指暙ずした倖甚で投䞎すべき玠材、取り分け、皮膚バリア機胜向䞊䜜甚を有する成分を簡䟿、効率的、䞔぀、粟床のよく芋出すこずが出来る鑑別方法は、肌改善甚ずしお奜適な倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法ずしお有甚である。
本発明は、以䞋に瀺す通りである。
 刺激感受性の高い人のための肌状態を改善するために倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法であっお、ヒトから採収された皮膚乃至はヒトの皮膚现胞に察する、抗菌ペプチドの産生促進䜜甚の床合いを蚈枬し、該促進䜜甚が倧きい堎合には、肌改善䜜甚が倧きい玠材であるず鑑別し、小さい堎合には肌改善䜜甚が䜎いず鑑別するこずを特城ずする、倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法。
 前蚘の抗菌ペプチドは、β−ディフェンシン〜hBD〜human β−defensin−〜、又は、LL−であるこずを特城ずする、に蚘茉の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法。
 前蚘の抗菌ペプチドが、䞊皮现胞由来の抗菌ペプチドであるこずを特城する、又はに蚘茉の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法。
 前蚘の䞊皮现胞が、衚皮现胞であるこずを特城ずする、に蚘茉の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法。
 前蚘䞊皮现胞由来の抗菌ペプチドが、β−ディフェンシンhBDhuman β−defensin−であるこずを特城ずする、又はに蚘茉の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法。
 前蚘抗菌ペプチドの産生量が、抗菌ペプチド産生遺䌝子発珟量で換算されるこずを特城ずする、〜の䜕れかに蚘茉の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法。
 前蚘倖甚で投䞎すべき玠材が、衚皮现胞におけるタむトゞャンクションTJTight junctionの圢成促進䜜甚を曎に有するこずを特城ずする、〜の䜕れかに蚘茉の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法。
 前蚘刺激感受性の高い人は、皮膚における炎症を認めず、テ−プストリッピングで回収された角局においお、重局剥離が以䞊認められる人であるこずを特城ずする、〜の䜕れかに蚘茉の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法 。
 〜のいずれかに蚘茉の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法により鑑別された玠材であっお、倖甚で投䞎すべき玠材ずしおの的確性を認められた玠材を含有しおなる組成物。
 化粧料䜆し、医薬郚倖品を含むであるこずを特城ずする、に蚘茉の組成物。
 皮膚倖甚剀であるこずを特城ずする、又はに蚘茉の組成物。
 炎症を有しない人であっお、肌荒れ状態が存圚し、該肌荒れが無凊眮においおは炎症を誘起するずの印象を持った人が䜿甚すべき皮膚倖甚剀であるこずを特城ずする、〜の䜕れかに蚘茉の組成物。
 肌に適した化粧料の遞択方法であっお、被隓者からテ−プストリッピングにより採取された皮膚角局を顕埮鏡で芳察し、その圢状より皮膚の刺激性感受性を刀定し、感受性が高いず認められた堎合に、〜の䜕れかに蚘茉の組成物を遞択するこずを特城ずする、化粧料の遞択方法。
本発明によれば、肌改善甚に奜適な、倖甚で投䞎すべき玠材を簡䟿に、効率的、䞔぀粟床よく鑑別する方法を提䟛するこずが出来る
本発明の抗菌ペプチドによる皮膚バリア機胜向䞊䜜甚評䟡に関する結果を瀺す図である。 本発明の抗菌ペプチド以倖のペプチドによる皮膚バリア機胜向䞊䜜甚評䟡に関する結果を瀺す図である。 本発明の怍物抜出物の抗菌ペプチド産生促進䜜甚評䟡に関する結果を瀺す図である。 本発明の怍物抜出物アマチャ、ムラサキバレンギク、シ゜によるヒト抗菌ペプチドのディフェンシン産生遺䌝子BDmRNA発珟量を瀺す図である。 本発明の抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する怍物抜出物アマチャ、サンショりの皮膚バリア機胜向䞊䜜甚評䟡に関する結果を瀺す図である。 本発明の抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する怍物抜出物スむカズラ、ダむダむトりヒの皮膚バリア機胜向䞊䜜甚評䟡に関する結果を瀺す図である。 本発明の抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する怍物抜出物ショりキョり、ヒキオコシの皮膚バリア機胜向䞊䜜甚評䟡に関する結果を瀺す図である。 本発明の抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する怍物抜出物ボタンの皮膚バリア機胜向䞊䜜甚評䟡に関する結果を瀺す図である。
本発明の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法
本発明の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法は、刺激感受性の高い人の肌状態を改善するために倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法であっお、ヒトの皮膚乃至はヒトの皮膚现胞に察する、抗菌ペプチド産生促進䜜甚の床合いを蚈枬し、該䜜甚が倧きい堎合には、肌改善䜜甚が倧きい玠材であるず鑑別し、小さい堎合には、肌改善䜜甚が小さいず鑑別するこずを
特城ずする、倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法である。皮膚バリア機胜には、皮膚の最倖局の角局及び角局现胞間脂質における角局现胞の圢状特性、䞊びに、連続的に现胞を繋ぎ止める现胞間接着構造䜓であるTJ及びAJAdherens junction等の现胞間接着構造䜓が倧きな圹割を果たしおいる。特に、现胞ず现胞の接合郚分の結合状態に重芁な圹割を果たすTJ圢成状態は、肌の刺激感受性ず深く関䞎するこずが知られおいる䟋えば、特開−号公報参照。本発明における刺激感受性の高い人ずは、枩床、湿床、過床の摩擊、生掻リズムの倉調、ストレスなどの芁因により角局现胞間におけるTJ等の现胞接着構造䜓の圢成状態の悪化又は厩壊により皮膚バリア機胜が䜎䞋し、倖的刺激や物理的刺激に察する刺激感受性が高くなっおおり、炎症が認められない人であれば、特段の限定なく適応するこずが出来る。この様な皮膚における炎症を認めず、刺激感受性の高い人に関し、具䜓䟋を挙げれば、テ−プストリッピングにより回収された角局においお、重局剥離が以䞊認められる人が奜適に䟋瀺出来る。
たた、ヒト由来の抗菌ペプチドずしおは、奜䞭球により産生されるα−ディフェンシン〜HNP〜、䞊皮现胞に存圚するβ−ディフェンシン〜hBD〜、䞊皮现胞又は奜䞭球により産生されるLL−、唟液䞭に存圚し抗真菌掻性を有するヒスタチン等が知られおいる。本発明の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法における指暙ずなり埗る抗菌ペプチド産生促進䜜甚は、皮膚に存圚する抗菌ペプチドの産生促進䜜甚であれば特段の限定なく適応するこずが出来、より奜たしくは、䞊皮由来の现胞より産生される抗菌ペプチドの産生促進䜜甚が奜適に䟋瀺出来、さらに奜たしくは、衚皮现胞由来の抗菌ペプチドの産生促進䜜甚が奜適に䟋瀺出来る。これらの抗菌ペプチド産生促進䜜甚の内、奜たしいものを具䜓的に䟋瀺すれば、β−ディフェンシン〜BD〜又はLL−の産生促進䜜甚が奜適に䟋瀺出来、さらに奜たしくは、β−ディフェンシンhの産生促進䜜甚が奜適に䟋瀺出来る。本発明のヒトの皮膚乃至はヒトの皮膚现胞に察する抗菌ペプチドの産生促進䜜甚を有する成分ずしおは、抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する成分のみならず、抗菌ペプチド分解抑制䜜甚を有する成分、抗菌ペプチドの角局ぞの分泌を促進する䜜甚を有する成分も包含する。たた、ヒトの皮膚乃至はヒトの皮膚现胞における抗菌ペプチドの産生䜜甚の床合いを評䟡する方法ずしおは、ヒトの皮膚乃至はヒトの皮膚现胞に察する抗菌ペプチドの産生促進䜜甚を評䟡出来る方法であれば、特段の限定なく適応するこずが出来る。前蚘の抗菌ペプチド産生促進䜜甚評䟡ずしおは、ヒトの皮膚乃至はヒトの皮膚现胞においお産生される抗菌ペプチド量や角局に分泌される抗菌ペプチド量を盎接枬定する方法のほか、抗菌ペプチドを産生する酵玠の掻性化䜜甚枬定方法、抗菌ペプチド産生遺䌝子の発珟促進䜜甚枬定方法、抗菌ペプチドの角局ぞの分泌を促進する䜜甚を評䟡する方法等が奜適に䟋瀺出来るが、枬定感床、操䜜の簡䟿性、枬定粟床等を考慮し、奜たしいものずしおは、抗菌ペプチド産生遺䌝子の発珟促進䜜甚を枬定する方法が奜適に䟋瀺出来る。
抗菌ペプチド産生遺䌝子の発珟促進䜜甚を評䟡する方法ずしおは、䟋えば、埌蚘の「抗菌ペプチド発珟遺䌝子hBDmRNA発珟量の枬定」に蚘茉のβ−ディフェンシンDEF遺䌝子発珟促進䜜甚評䟡方法、曎には、特開−号公報に蚘茉のβ−ディフェンシンDEF遺䌝子の発珟促進䜜甚評䟡方法等が奜適に䟋瀺出来る。たた、この様な抗菌ペプチド遺䌝子発珟促進䜜甚評䟡方法は、残りの抗菌ペプチド産生促進䜜甚評䟡方法ずしお応甚するこずが出来る。本発明のhBD産生遺䌝子発珟促進䜜甚評䟡においおは、ポリメラ−れ連鎖反応PCR polymerase chain reactionを利甚したPCR法が奜適に䟋瀺出来る。具䜓的には、hBD産生遺䌝子発珟量の枬定には、FastLine Cell RT−PCR KitQIAGEN瀟を甚いおmRNAを抜出し、QuantiTec Multiplex RT−PCR KitQIAGEN瀟によるステップ・リアルタむムRT−PCRの手法を甚いおhBDmRNA発珟量を枬定した。RT−PCR反応ず結果解析は、StepOnePlus.TMReal−Time PCR Systemアプラむドバむオシステムズ瀟を甚いお行った。たた、hBD1産生遺䌝子発珟量は、内圚性コントロ−ルのTATA Binding ProteinTBPずの比率で算出した。BD1遺䌝子のPCRでは、h
BDfプラむマ−配列衚の配列番号に蚘茉ずhBD1rプラむマ−配列衚の配列番号に蚘茉に瀺すプラむマ−を甚いcDNAを合成し、hBDプロ−ブ配列衚の配列番号に蚘茉に瀺すプロ−ブにより蛍光暙識したものを怜出した。合成されたcDNA配列は配列衚の配列番号に瀺した。たたTBP遺䌝子のPCRでは、TBPfプラむマ−配列衚の配列番号に蚘茉ずrプラむマ−配列衚の配列番号に蚘茉に瀺すプラむマ−を甚いおcDNAを合成し、TBPプロ−ブ配列衚の配列番号に蚘茉に瀺すプロ−ブにより蛍光暙識したものを怜出した。合成されたcDNA配列は配列衚の配列番号に瀺した。本発明における抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する成分、取り分け、埌蚘の「抗菌ペプチド遺䌝子mRNA発珟量の枬定」におけるβ−ディフェンシンDEF産生遺䌝子発珟促進䜜甚を有する成分ずは、β−ディフェンシンmRNA産生促進䜜甚がコントロ−ル矀に比范し、倍以䞊の増加を瀺す成分が奜適に䟋瀺出来、より奜たしくは、倍以䞊の増加を瀺す成分、さらに奜たしくは、統蚈的な有意差を持っおβ−ディフェンシンmRNA産生促進䜜甚を有する成分が奜適に䟋瀺出来る。たた、同様の基準を残りの抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する成分の基準ずしお䜿甚するこずが出来る。
䞀方、皮膚バリア機胜は、倖郚刺激より身䜓を守るバリアの圹割を果たす皮膚の機胜であり、セラミド、ヒアルロン酞、コラ−ゲン等の角質现胞間脂質の構成成分の枛少ずは別に、角局现胞の圢状及び现胞間接合状態等の芁因に倧きく圱響を受ける。皮膚バリア機胜を評䟡する方法ずしおは、䟋えば、特開−号公報に蚘茉の経皮的散逞氎分量TEWL倀Transepidermal Water Loss、前蚘特蚱文献に蚘茉の経䞊皮電気抵抗倀TER倀Transepitherial Electrical Resistance等の枬定による評䟡方法が広く知られおいる。特に、衚皮现胞に存圚し、现胞同士を密接に結び付けるこずにより现胞間の隙間を塞ぎ物質の透過性に圱響を䞎えるTJ等の现胞間接着構造䜓の圢成状態は、TER倀を枬定するこずにより評䟡可胜である䟋えば、特開−1号公報参照。たた、皮膚における刺激感受性の高さは、TJ等の现胞間接着構造䜓の圢成状態ず密接に関係するため、TER倀を枬定するこずによりTJ圢成促進䜜甚による皮膚バリア機胜の向䞊効果、即ち、刺激感受性の高い人の肌改善䜜甚を評䟡するこずが出来る。
これたで抗菌ペプチドには、抗菌䜜甚が存するこずは知られおいたが、皮膚バリア機胜向䞊䜜甚が存するこずは、党く知られおいなかった。本発明者等は、埓来の抗菌ペプチドが瀺す抗菌䜜甚ずは党く別の䜜甚機序により、抗菌ペプチドが皮膚バリア機胜を向䞊させるこずを芋出した。この䜜甚機序は、抗菌ペプチドの添加により、TER倀が䞊昇するこずで確認され、TJ等の现胞接着構造䜓の構造匷化がその䞀因ずなっおいるこずが刀明した。具䜓的には、皮膚のTJ等の现胞間接着構造䜓の圢成が促進され皮膚バリア機胜向䞊効果を創出しおいるこずを芋出した。たた、皮膚バリア機胜発珟における䞋流の評䟡においおも経皮的氎分損倱を抑制するこずも芋出しおいる。このこずは、抗菌ペプチド、又は、抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する成分は、皮膚バリア機胜向䞊䜜甚、取り分け、TJ等の现胞間接着構造䜓の圢成促進䜜甚による皮膚バリア機胜向䞊効果に優れる成分ずしお肌改善甚の成分ずしお有甚であるこずを瀺しおいる。本発明における皮膚バリア機胜向䞊䜜甚を有する成分は、皮膚バリア機胜向䞊䜜甚を有する成分であれば特段の限定なく適応するこずが出来、より奜たしくは、前蚘のTJ等の现胞接着構造䜓の圢成促進䜜甚により皮膚バリア機胜を向䞊させる成分が奜たしい。
前蚘の抗菌ペプチド又は抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する成分に関し、皮膚バリア機胜向䞊䜜甚に優れる成分、取り分け、TJ等の现胞間接着構造䜓の圢成促進䜜甚に優れる成分ずしおは、埌述する「抗菌ペプチドの皮膚バリア機胜向䞊䜜甚の怜蚎」においお、皮膚バリア機胜向䞊䜜甚を有する成分、即ち、コントロ−ル矀に比范し、TER倀の䞊昇が認められる成分が奜適に䟋瀺出来る。さらに、前蚘TER倀の䞊昇が認められる皮膚バリア機胜向䞊䜜甚を有する成分の内、より奜たしいものずしおは、各倀枬定時間の䜕れかにおいお、被怜詊料を添加したサンプルの倀が、コントロ−ルの倀に比范し高
かった堎合、その成分を皮膚バリア機胜向䞊䜜甚が存する成分が奜適に䟋瀺出来、さらに奜たしいものずしおは、倀を枬定した䜕れかの濃床においお、党おの枬定時間初期倀を陀くにおいお、被怜詊料を添加したサンプルの倀が、コントロ−ルの倀に比范し高い物質が奜適に䟋瀺出来る。この様に、前蚘抗菌ペプチド又は抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する成分は、衚皮现胞に存圚するTJ等の现胞接着構造䜓の圢成を促進するこずにより皮膚バリア機胜を向䞊させるため、抗菌ペプチド産生促進䜜甚を指暙ずした倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法は、刺激感受性の高い人のための肌状態を改善するために倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法ずしお有甚である。たた、この様な刺激感受性の高い人は、炎症が存圚しない、化粧料などの皮膚倖甚剀の投䞎可胜な状況においおも、わずかな刺激性物質に反応し、刺激を感じる堎合が倚い。本発明の鑑別方法により鑑別される倖甚で投䞎すべき玠材は、刺激性物質による、刺激感の感受を抑制するこずが出来る。たた、この様な刺激性の高い人は、角局现胞の重局剥離の皋床が高く、党角局现胞のを超えおいるこずが少なくなく、この重局剥離の皋床を指暙に䜿甚者を遞択するこずが出来る。
本発明の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法により鑑別される抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する成分
本発明の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法は、刺激感受性の高い人のための肌状態を改善するために倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法であっお、ヒトの皮膚乃至はヒトの皮膚现胞に察する、抗菌ペプチド産生促進䜜甚の床合いを蚈枬し、該䜜甚が倧きい堎合には、肌改善䜜甚が倧きい玠材であるず鑑別し、小さい堎合には、肌改善䜜甚が小さいず鑑別するこずを特城ずする、倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法である。本発明の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法により倖甚で投䞎すべき的確性を有する玠材ずしおは、鑑別における指暙ずなる抗菌ペプチド産生促進䜜甚が倧であるず鑑別された成分が奜適に䟋瀺出来る。抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する成分には、抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する成分に加え、抗菌ペプチドの分解を抑制する䜜甚を有する成分、抗菌ペプチドの角局ぞの分泌を促進する䜜甚を有する成分も包含される。たた、前蚘抗菌ペプチド産生促進䜜甚を評䟡する方法ずしおは、抗菌ペプチド産生量の増加を確認するこずが出来る評䟡方法であれば特段の限定なく適応するこずが出来、具䜓䟋を挙げれば、ヒトの皮膚乃至はヒトの皮膚现胞においお産生される抗菌ペプチド量や角局に分泌される抗菌ペプチド量を盎接枬定する方法のほか、抗菌ペプチド産生酵玠の掻性化䜜甚を評䟡する方法、抗菌ペプチド産生遺䌝子の発珟促進䜜甚を評䟡する方法、抗菌ペプチドの角局ぞの分泌を促進する䜜甚を評䟡する方法等が奜適に䟋瀺出来る。これらの内、奜たしいものを具䜓的に䟋瀺すれば、埌蚘の「抗菌ペプチド遺䌝子hBDmRNA発珟量の枬定」に蚘茉されたβ−ディフェンシンDEF遺䌝子発珟促進䜜甚評䟡方法が奜適に䟋瀺出来る。本発明の抗菌ペプチド産生促進䜜甚を指暙ずした鑑別方法においお、抗菌ペプチド産生促進䜜甚が倧であるず刀別される玠材ずしおは、抗菌ペプチド産生促進䜜甚を瀺す玠材であれば特段の限定なく適応出来る。前述した「抗菌ペプチド遺䌝子hBDmRNA発珟量の枬定」を䟋に挙げれば、前蚘評䟡系においお抗菌ペプチド産生促進䜜甚が倧である刀別される成分ずしおは、β−ディフェンシンmRNA発珟促進䜜甚がコントロ−ル矀に比范し、倍以䞊の増加を瀺す成分が奜適に䟋瀺出来、より奜たしくは、倍以䞊の増加を瀺す成分、さらに奜たしくは、統蚈的な有意差を持っおβ−ディフェンシンmRNA産生促進䜜甚を有する成分が奜適に䟋瀺出来る。さらに、同様の基準は、残りの抗菌ペプチド産生促進䜜甚評䟡におけるmRNA発珟促進䜜甚の評䟡基準ずしお適応するこずが出来る。
本発明の抗菌ペプチド産生促進剀ずしおは、単玔な化孊物質、動怍物由来の抜出物が奜適に䟋瀺出来、かかる成分を唯1皮のみ含有するこずも出来るし、皮以䞊を組み合わせお含有させるこずも出来る。ここで、動怍物由来の抜出物ずは、動物又は怍物由来の抜出物、具䜓的には、抜出物自䜓、抜出物の画分、粟補した画分、抜出物乃至は画分、粟補物の溶媒陀去物の総称を意味する。かかる成分の内、奜たしいものずしおは、ナキノシタ科
アゞサむ属、シ゜科ムラサキバレンギク属、オトギリ゜り科オトギリ゜り属、オミナ゚シ科カノコ゜り属、ミカン科サンショり属、カバノキ科カバノキ属、スむカズラ科スむカズラ属、シ゜科アキギリ属、ミカン科ミカン属、フトモモ科ナ−カリ属、ミカン科キハダ属、ショりガ科ショりガ属、ドクダミ科ドクダミ属、セリ科ニンゞン属、シ゜科ダマハッカ属、ボタン科ボタン属、ナス科トりガラシ属、サルノコシカケ科、シ゜科タツミ゜り属、キンポりゲ科オりレン属、シ゜科シ゜属に属する怍物より埗られる怍物抜出物が奜適に䟋瀺出来、より奜たしくは、ナキノシタ科アゞサむ属アマチャ、シ゜科ムラサキバレンギク属゚チナシ、オトギリ゜り科オトギリ゜り属オトギリ゜り、オミナ゚シ科カノコ゜り属カノコ゜り、ミカン科サンショり属サンショり、カバノキ科カバノキ属シラカバ、スむカズラ科スむカズラ属スむカズラ、シ゜科アキギリ属セ−ゞ、ミカン科ミカン属ダむダむ、フトモモ科ナ−カリ属ナ−カリ、ミカン科キハダ属キハダ、ショりガ科ショりガ属ショりガ、ドクダミ科ドクダミ属ドクダミ、セリ科ニンゞン属ニンゞン、シ゜科ダマハッカ属ヒキオコシ、ボタン科ボタン属ボタン、ナス科トりガラシ属トりガラシ、サルノコシカケ科チョレむマむタケの菌栞チョレむ、シ゜科タツミ゜り属コガネバナ、キンポりゲ科オりレン属オりレン、シ゜科シ゜属シ゜より埗られる怍物抜出物が奜適に䟋瀺、さらに奜たしくは、シ゜科ムラサキバレンギク属゚チナシ、オトギリ゜り科オトギリ゜り属オトギリ゜り、オミナ゚シ科カノコ゜り属カノコ゜り、ミカン科サンショり属サンショり、カバノキ科カバノキ属シラカバ、スむカズラ科スむカズラ属スむカズラ、シ゜科アキギリ属セ−ゞ、ミカン科ミカン属ダむダむ、ミカン科キハダ属キハダ、ショりガ科ショりガ属ショりガ、ドクダミ科ドクダミ属ドクダミ、セリ科ニンゞン属ニンゞン、シ゜科ダマハッカ属ヒキオコシ、ボタン科ボタン属ボタン、ナス科トりガラシ属トりガラシ、サルノコシカケ科チョレむマむタケの菌栞チョレむ、キンポりゲ科オりレン属オりレンより埗られる怍物抜出物が奜適に䟋瀺出来る。かかる怍物抜出物は、優れた抗菌ペプチド産生促進䜜甚、取り分け、ディフェンシン産生遺䌝子hBD1mRNA発珟促進䜜甚を有し、皮膚バリア機胜向䞊䜜甚を発珟する。
前蚘のナキノシタ科アゞサむ属アマチャは、日本、䞭囜などを原産の萜葉小䜎朚であり、本州、四囜、九州等の日本党囜で生育し、甘味飲料や加工食品の甘味原料ずしお䜿甚されおいる。シ゜科ムラサキバレンギク属゚チナシムラサキバレンギクは、キク科ムラサキバレンギク属ムラサキバレンギクは、北アメリカ原産の倚幎草であり、倧正時代に日本に茞入されおいる。ムラサキバレンギクは、゚チナシずも呌ばれ、炎症䜜甚などが存するこずが知られおいる。オトギリ゜り科オトギリ゜り属オトギリ゜りは、日本を原産地ずする倚幎草であり、日本党土においお生育する。党草の也燥物は生薬ずしお利甚されおいる。オミナ゚シ科カノコ゜り属カノコ゜りは、日本を原産地ずする倚幎草であり、北海道、本州、四囜、九州などの山地の湿り気のある草地に自生する。カノコ゜りの根は、粟神安定䜜甚をもたらすずされ、鎮静や眠りを深めるために利甚されおいる。ミカン科サンショり属サンショりは、東アゞア、日本を原産地ずする萜葉䜎朚である。日本においおは、関東以西の本州、四囜、九州などに生育し、叀くから葉や果実が銙蟛料ずしお利甚されおいる。カバノキ科カバノキ属シラカバは、日本を原産地ずする萜葉広葉暹であり、囜内においおは、䞭郚地方から北海道においお生育する。スむカズラ科スむカズラ属スむカズラは、日本、朝鮮半島、䞭囜、台湟を原産地ずし、日本党土に生育する。花は、薬甚酒ずし、茎葉は、煎じお関節痛の治療に甚いる。シ゜科アキギリ属セ−ゞは、サルビアずも呌ばれ、䞭倮アメリカ、カリブ諞島、ブラゞルなどを原産地ずする䞀幎草である。明治時代に日本に入っおきおおり、珟圚では、芳賞甚などずしお栜培されおいる。ミカン科ミカン属ダむダむは、むンドを原産地ずする垞緑䜎朚であり、日本では、本州、九州、四囜等の広い地域に生育する。果皮を也燥したものは、橙皮トりヒず呌ばれ、銙料や調味料ずしお䜿甚されおいる。フトモモ科ナ−カリ属ナ−カリは、オ−ストラリア、タスマニア、ニュ−ゞ−ランドを原産地ずする緑陰朚であり、葉を氎蒞気蒞留しお埗られる芳銙性の粟油は、枅涌、防腐䜜甚が存し、リュ−マチ、神経痛等を和らげる䜜甚がある。ミカン科キハダ属キハダは、日本、䞭囜、北朝鮮等を原産地ずする萜葉高朚であり、日本党土に生育す
る。キハダの黄色い内皮はオりバク黄柏ず呌ばれ、生薬ずしお利甚される。ショりガ科ショりガ属ショりガは、熱垯アゞア原産の倚幎生草本であり、日本には、匥生時代に枡来した。日本においおは、北海道又は長野県等においお栜培されおいる。ショりガには、殺菌䜜甚や食欲増進䜜甚が知られ、薬味などずしお䜿甚されおいる。たた、ショりガを也燥したものは、ショりキョりず呌ばれ、生薬等に利甚されおいる。ドクダミ科ドクダミ属ドクダミは、日本、䞭囜、東南アゞア原産の倚幎草であり、北海道から沖瞄たでの党囜各地に生育する。ドクダミの生の葉の特有な悪臭成分には、抗菌䜜甚、抗カビ䜜甚などが知られおいる。セリ科ニンゞン属ニンゞンは、アフガニスタンが原産の怍物であり、江戞時代に日本に䌝来した。日本各地で栜培され、薬甚又は食甚に利甚されおいる。シ゜科ダマハッカ属ヒキオコシは、日本原産の倚幎草であり、北海道の南郚から本州及び四囜、九州の草地の日圓たりのよい堎所に自生しおいる。党草を也燥し、腹痛、䞋痢などの健胃薬ずしお利甚されおいる。ボタン科ボタン属ボタンは、䞭囜を原産地ずする耐寒性萜葉暹であり、日本においおは園芞甚、芳賞甚ずしお広く栜培される。ナス科トりガラシ属トりガラシは、ブラゞルを原産ずする䞀幎草であり、䞖玀に日本に枡り、囜内においお栜培されおいる。果実は、野菜、薬味、銙蟛料ずしお食甚に利甚されるほか、薬甚にも甚いられる。サルノコシカケ科チョレむマむタケの菌栞チョレむ、日本、韓囜、䞭囜を産地ずするサルノコシカケ科チョレむマツタケの菌栞を也燥したものである。生薬ずしおは、利尿、解熱、制癌䜜甚などがあるずされおいる。シ゜科タツミ゜り属コガネバナは、䞭囜北郚からシベリアを原産地ずする倚幎草であり、享保幎間に日本に枡来した。根を也燥したものをオりゎンず蚀い、抗炎症䜜甚、解毒䜜甚がある。キンポりゲ科オりレン属オりレンは、日本原産の倚幎草であり、本州、四囜に自生する。根は黄連ず呌ばれ、苊味健胃に甚いる。シ゜科シ゜属シ゜は、ヒマラダ、ビルマ、䞭囜を原産ずする䞀幎草であり、日本においおは、本州、九州、四囜などの広い範囲においお生育する。梅干や挬物の着色料に利甚されおいる。
本発明の前蚘怍物より埗られる怍物抜出物は、日本においおは、自生又は生育された怍物、挢方生薬原料等ずしお販売される日本産のものを甚い抜出物を䜜補するこずも出来るし、䞞善株匏䌚瀟などの怍物抜出物を取り扱う䌚瀟より販売されおいる垂販の抜出物を賌入し、䜿甚するこずも出来る。前蚘怍物より埗られる抜出物の䜜補に甚いる怍物郚䜍には、特段の限定がなされず、党草を甚いるこずが出来るが、勿論、怍物䜓、地䞊郚、根茎郚、朚幹郚、葉郚、茎郚、花穂、花蕟等の郚䜍のみを䜿甚するこずも可胜である。抜出に際し、怍物䜓などの抜出に甚いる郚䜍は、予め、粉砕或いは现切しお抜出効率を向䞊させるように加工するこずが奜たしい。抜出物補造においおは、怍物䜓等の抜出に甚いる郚䜍乃至はその也燥物質量に察しお、溶媒を〜質量郚加え、宀枩であれば数日間、沞点付近の枩床であれば数時間浞挬する。浞挬埌は、宀枩たで冷华し、所望により䞍溶物を陀去した埌、溶媒を枛圧濃瞮するなどにより陀去するこずが出来る。しかる埌、シリカゲルやむオン亀換暹脂を充填したカラムクロマトグラフィ−などで分画粟補し、所望の抜出物を埗るこずが出来る。
前蚘抜出溶媒ずしおは、極性溶媒が奜たしく、氎、゚タノ−ル、む゜プロピルアルコ−ル、ブタノ−ルなどのアルコ−ル類、−ブタンゞオ−ル、ポリプロピレングリコ−ルなどの倚䟡アルコ−ル類、アセトン、メチル゚チルケトンなどのケトン類、ゞ゚チル゚−テル、テトラヒドロフランなどの゚−テル類から遞択される皮乃至は皮以䞊が奜適に䟋瀺出来る。
本発明の倖甚で投䞎されるべき玠材の鑑別方法により抗菌ペプチド産生促進䜜甚が倧であるず刀別あれる成分は、組成物党量に察し、質量〜質量、より奜たしくは、質量〜質量、さらに奜たしくは、質量〜質量含有させるこずが奜たしい。これは、抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する成分の含有量が、少なすぎるず抗菌ペプチド産生促進䜜甚、䞊びに、抗菌ペプチド産生促進䜜甚によ
る皮膚バリア機胜向䞊䜜甚が発揮されず、倚すぎおも、効果が頭打ちになり、この系の自由床を損なう堎合が存するためである。たた、かかる成分は、衚皮における抗菌ペプチド産生促進䜜甚の内、特に、β−ディフェンシン産生遺䌝子発珟促進䜜甚、取り分け、β−ディフェンシン産生遺䌝子産生促進䜜甚、曎には、暙的郚䜍ぞの集積性及び遞択性に優れ、高い安党性及び安定性を有するために、医薬品、化粧料などぞの䜿甚が奜たしい。
本発明の組成物
本発明の組成物は、前蚘の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法により抗菌ペプチド産生促進䜜甚が倧であるず刀別された成分を含有するこずを特城ずする。本発明の鑑別方法においお指暙ずなる抗菌ペプチド産生促進䜜甚ずしおは、䞊皮现胞由来の抗菌ペプチド産生促進䜜甚が奜適に䟋瀺出来、より奜たしくは、衚皮现胞由来の抗菌ペプチド産生促進䜜甚が奜適に䟋瀺出来る。前蚘抗菌ペプチドを具䜓的に䟋瀺すれば、β−ディフェンシン〜DEF〜又はLL−が奜適に䟋瀺出来、より奜たしいものずしおは、β−ディフェンシンDEFが奜適に䟋瀺出来る。本発明の抗菌ペプチド産生促進䜜甚が倧であるず刀別される成分は、本発明においお抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有するず刀別される抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する成分であれば特段の限定なく適応するこず出来、より奜たしくは、埌述する「抗菌ペプチド遺䌝子BDmRNA発珟量の枬定」にいお抗菌ペプチド産生促進䜜甚が倧であるず刀別される成分が奜適に䟋瀺出来る。前蚘「抗菌ペプチド遺䌝子BDmRNA発珟量の枬定」においお、抗菌ペプチド産生促進䜜甚が倧であるず刀別される成分、即ち、β−ディフェンシンDEF遺䌝子発珟促進䜜甚が倧であるず刀別される成分ずしおは、β−ディフェンシンmRNA産生促進䜜甚がコントロ−ル矀に比范し、倍以䞊の増加を瀺す成分が奜適に䟋瀺出来、より奜たしくは、倍以䞊の増加を瀺す成分、さらに奜たしくは、統蚈的な有意差を持っおβ−ディフェンシンmRNA産生促進䜜甚を有する成分が奜適に䟋瀺出来る。
本発明の抗菌ペプチド産生促進䜜甚が倧であるず刀別される成分ずしおは、単玔な化孊物質、動怍由来の抜出物ずその分画粟補物などの混合粟補物のいずれでもよい。本発明の組成物には、前蚘の抗菌ペプチド産生促進䜜甚が倧であるず刀別される成分を、唯皮含有させるこずも出来るし、皮以䞊を組み合わせお含有させるこずも出来る。本発明の組成物は、前蚘の抗菌ペプチド産生促進䜜甚が倧であるず刀別される成分を配合するこずにより、抗菌ペプチド産生量、取り分け、ディフェンシン産生量を増加させるこずにより皮膚バリア機胜向䞊䜜甚を発揮する。本発明の組成物は、抗菌ペプチド産生促進䜜甚が倧であるず刀別される成分を配合するこずにより、TJ等の现胞間接着構造䜓の圢成促進䜜甚を介し皮膚バリア機胜向䞊効果を発揮する。
たた、前蚘の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法により鑑別された玠材の補剀化にあたっおは、通垞の食品、医薬品、化粧料などの補剀化で䜿甚される任意成分を含有するこずが出来る。この様な任意成分ずしおは、経口投䞎組成物であれば、䟋えば、乳糖や癜糖などの賊圢剀、デンプン、セルロ−ス、アラビアゎム、ヒドロキシプロピルセルロ−スなどの結合剀、カルボキシメチルセルロ−スナトリりム、カルボキシメチルセルロ−スカルシりムなどの厩壊剀、倧豆レシチン、ショ糖脂肪酞゚ステルなどの界面掻性剀、マルチト−ルや゜ルビト−ルなどの甘味剀、ク゚ン酞などの酞味剀、リン酞塩などの緩衝剀、シェラックやツェむンなどの皮膜圢成剀、タルク、ロり類などの滑沢剀、軜質無氎ケむ酞、也燥氎酞化アルミニりムゲルなどの流動促進剀、生理食塩氎、ブドり糖氎溶液などの垌釈剀、矯味矯臭剀、着色剀、殺菌剀、防腐剀、銙料など奜適に䟋瀺出来る。経皮投䞎組成物であれば、スクワラン、ワセリン、マむクロクリスタリンワックスなどの炭化氎玠類、ホホバ油、カルナりバワックス、オレむン酞オクチルドデシルなどの゚ステル類、オリ−ブ油、牛脂、怰子油などのトリグリセラむド類、ステアリン酞、オレむン酞、レチノむン酞などの脂肪酞、オレむルアルコ−ル、ステアリルアルコ−ル、オクチルドデカノ−ル等の高玚アルコ−ル、スルホコハク酞゚ステルやポリオキシ゚チレンアルキル硫酞ナトリりム等のア
ニオン界面掻性剀類、アルキルベタむン塩等の䞡性界面掻性剀類、ゞアルキルアンモニりム塩等のカチオン界面掻性剀類、゜ルビタン脂肪酞゚ステル、脂肪酞モノグリセラむド、これらのポリオキシ゚チレン付加物、ポリオキシ゚チレンアルキル゚−テル、ポリオキシ゚チレン脂肪酞゚ステル等の非むオン界面掻性剀類、ポリ゚チレングリコ−ル、グリセリン、−ブタンゞオ−ル等の倚䟡アルコ−ル類、増粘・ゲル化剀、酞化防止剀、玫倖線吞収剀、色剀、防腐剀、粉䜓等を含有するこずができる。補造は、垞法に埓い、これらの成分を凊理するこずにより、困難なく、為しうる。
本発明の組成物ずしおは、医薬品、化粧品、食品、飲料などが奜適に䟋瀺出来、日垞的に摂取出来るこずから、食品、化粧品などに適応するこずが奜たしい。その投䞎経路も、経口投䞎、経皮投䞎の䜕れもが可胜であるが、関連臓噚ぞの到達効率のよい経皮投䞎を採甚するこずが奜たしい。
たた、前蚘の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法により鑑別された玠材を皮膚倖甚剀ずしお䜿甚する堎合には、前蚘必須成分、任意成分を垞法に埓っお凊理し、ロ−ション、乳液、゚ッセンス、クリ−ム、パック化粧料、掗浄料などに加工するこずにより、本発明の皮膚倖甚剀は補造できる。皮膚に適応させるこずの出来る剀型であれば、いずれの剀型でも可胜であるが、有効成分が皮膚に浞透しお効果を発揮するこずから、皮膚ぞの銎染みの良い、ロ−ション、乳液、クリ−ム、゚ッセンスなどの剀型がより奜たしい。
以䞋に、実斜䟋をあげお、本発明に぀いお曎に詳现に説明を加えるが、本発明がかかる実斜䟋にのみ、限定されないこずは蚀うたでもない。
詊隓䟋 抗菌ペプチドの皮膚バリア機胜向䞊䜜甚の怜蚎
䞋蚘の手順に埓い、ヒト抗菌ペプチド添加時の経䞊皮電気抵抗倀TER倀を枬定するこずにより、TJ等の现胞間接着構造䜓の圢成促進䜜甚による皮膚バリア機胜向䞊䜜甚を評䟡した。本詊隓に甚いた抗菌ペプチドは、β−ディフェンシンDEF、株ペプチド研究所、β−ディフェンシンDEF、株ペプチド研究所、β−ディフェンシンDEF、株ペプチド研究所、β−ディフェンシンDEF、株ペプチド研究所、LL−株ペプチド研究所を甚いた。たた、ヒト抗菌ペプチドには分類されないペプチドずしお、皮膚においお発珟が確認され抗菌䜜甚を有するメラニン现胞刺激ホルモンα−MSH α−melanocyte stimulating hormone、株ペプチド研究所、皮膚においお発珟が確認されおいるが抗菌䜜甚を有さないプロラクチン攟出ホルモンPRH Prolactin releasing hormone、株ペプチド研究所に関し、同様にTER倀を枬定した。詊隓操䜜方法を以䞋に瀺す。
cm培逊フラスコに正垞ヒト衚皮现胞NHEK倉敷玡瞟株匏䌚瀟をHumedia-KGでサブコンフル゚ントになるたで培逊した。
トリプシン凊理により、穎、或いは、穎のトランズりェルに1×cells/ずなるよう播皮した。
播皮日目にTER倀を枬定し、培地をmM Ca Humedia-KGに被隓物質を添加した溶液ず亀換した。䜆し、被隓物質ずしおは、前蚘抗菌ペプチド、α−MSH又はPRHが含たれ、抗菌ペプチドを溶解する溶媒ずしおは、 CH3COOHもしくは玔氎を䜿甚し、被隓物質の最終濃床は、又はΌg/mLに蚭定した。
被隓物質添加埌、、、、時間埌のTER倀を枬定した。結果を図及び図に瀺す。
図及び図の結果より、被隓物質DEF、DEF、DEF、DEF、LL-添加時のTER倀は、コントロ−ル矀のTER倀に比范し䞊昇が認められ、皮膚バリア機胜向䞊䜜甚が
存するこずが刀った。䞀方、皮膚に存圚し抗菌䜜甚を有するα−MSH及び抗菌䜜甚を有さないPRHには、TER倀の䞊昇は認められなかった。以䞊の結果は、抗菌ペプチドが、皮膚バリア機胜向䞊䜜甚を有するこずを瀺しおいる。たた、前蚘皮膚バリア機胜向䞊䜜甚は、TJ圢成促進䜜甚によるものず考えられる。このこずは、抗菌ペプチド又は抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する成分が、TJ等の现胞間接着構造䜓の圢成促進䜜甚による皮膚バリア機胜向䞊効果を有し、肌改善甚の玠材ずしお有甚であるこずを瀺しおいる。
詊隓䟋 抗菌ペプチド遺䌝子hBD1mRNA発珟量の枬定
以䞋の手順に埓い、β−ディフェンシンmRNA発珟促進䜜甚を評䟡した。本詊隓に甚いた怍物抜出物は、䞞善補薬株匏䌚瀟等より賌入した怍物抜出物を甚いた。以䞋に詊隓手順を瀺す。
正垞ヒト衚皮角化现胞NHEK倉敷玡瞟株匏䌚瀟をHumedia-KG倉敷玡瞟株匏䌚瀟でサブコンフル゚ントになるたで培逊した。
トリプシン凊理により、NHEKをwell plateに1×cells/well播皮した。
被隓物質怍物抜出液の固圢分をゞメチルスルホキシドDMSO、和光玔薬工業株匏䌚瀟により溶解し、w/v、或いはw/v゚キス液を䜜成した。それらをM Ca Humedia-KGに/量ず぀添加した培地を䜜成し、播皮日埌にその培地ず眮換し、さらに時間培逊した各被隓物質の最終固圢分濃床は×−w/v、或いは×−w/v。たた、M Ca Humedia-KGにDMSOのみを/量添加した培地も䜜成し、それによっお培逊した现胞をベヒクルコントロヌル矀ずした。
FastLane Cell Multiplex KitQIAGEN瀟を甚い、mRNAを安定化したラむセ−トを調補した。
前蚘にお調補したラむセ−トをテンプレ−トずし、QuantiTect Multiplex RT-PCR KitQIAGEN瀟を甚いたリアルタむムRT-PCRにより、各被隓物質添加時のhBD1 mRNA発珟量を怜出し、ddCt法にお盞察定量倀を算出した。たた、内圚性コントロ−ルずしおTBPTATA Binding Protein TATA box結合因子で、ハりスキ−ピング遺䌝子の䞀皮のmRNA発珟量も同時に枬定し、ddCt法にお盞察定量倀を算出した。結果を図及び図に瀺す。
図及び図の結果より、本発明の評䟡に甚いた怍物抜出物には、䜕れも顕著なhBD1mRNA発珟促進䜜甚が認められた。本発明の抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する成分には、TJ等の现胞間接着構造䜓の圢成促進䜜甚による皮膚バリア機胜向䞊䜜甚が期埅される。
詊隓䟋 本発明の抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する成分の皮膚バリア機胜向䞊䜜甚評䟡
詊隓䟋に蚘茉の方法に埓い、前蚘詊隓においおヒト抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する成分に関し、TER倀を枬定するこずにより皮膚バリア機胜を評䟡した。結果を図〜に瀺す。
図〜の結果より、本発明の抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する成分には、TER倀の䞊昇が認められ、皮膚バリア機胜向䞊䜜甚が存するこずが刀かった。このこずは、抗菌ペプチド産生促進䜜甚を指暙ずした倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法が、肌改善甚の玠材の鑑別方法ずしお有甚であるこずを瀺しおいる。
補造䟋 本発明の皮膚倖甚剀の補造
衚に瀺す凊方に埓っお、本発明の抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する成分を含有する皮膚倖甚剀ロ−ション化粧料を䜜補した。即ち、凊方成分を℃で攪拌し、可溶化し、しかる埌に、攪拌䞋冷华しお、ロ−ション化粧料化粧料〜を埗た。
Figure 2011168555
Figure 2011168555
補造䟋 本発明の皮膚倖甚剀の補造
衚及び衚に瀺す凊方に埓っお、本発明の皮膚倖甚剀である乳化剀圢の化粧料を補造した。即ち、む、ロ、ハの成分を℃に加枩し、むの䞭にニを加えお溶解させ、混緎りしおゲルを圢成させ、これにロを加え垌釈し、これに攪拌䞋、埐々にハを加えお乳化し、攪拌冷华し、「本発明の抗菌ペプチド産生促進䜜甚を有する成分」を含有する皮膚倖甚剀である油䞭氎乳化剀圢の化粧料〜を埗た。
Figure 2011168555
Figure 2011168555
本発明の皮膚倖甚剀の肌荒れ改善詊隓
パネラ−を䜿甚し、化粧料化粧料、、及び及び比范䟋に぀いお、テ−プストリッピングによっお䜜成した肌荒れモデルでの、肌荒れ改善䜜甚を評䟡した。即ち、巊右の前腕にcm×cmの郚䜍を぀ず぀䜜成し、テ−プストリッピングを各郚䜍回行い、経皮的散逞氎分量TEWLをC+K瀟補の「テノァメ−タ−」で蚈枬した。その埌、䞀日䞀床怜䜓をΌ塗垃し、この䜜業を日間続け、日目に再床TEWLを蚈枬した。最初の日のTEWL倀から日目のTEWL倀を枛じ、最初の日のTEWL倀で陀し、を乗じおTEWL改善率を算出した。数はずした。結果を衚に瀺す。これより、本発明の皮膚倖甚剀は肌荒れ改善䜜甚に優れるこずがわかる。
Figure 2011168555
本発明は、化粧料䜆し、医薬郚倖品を含む等に応甚するこずが出来る。

Claims (13)

  1. 刺激感受性の高い人のための肌状態を改善するために倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法であっお、ヒトから採収された皮膚乃至はヒトの皮膚现胞に察する、抗菌ペプチドの産生促進䜜甚の床合いを蚈枬し、該促進䜜甚が倧きい堎合には、肌改善䜜甚が倧きい玠材であるず鑑別し、小さい堎合には肌改善䜜甚が䜎いず鑑別するこずを特城ずする、倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法。
  2. 前蚘の抗菌ペプチドは、β−ディフェンシン〜hBD〜human β−defensin−〜、又は、LL−であるこずを特城ずする、請求項に蚘茉の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法。
  3. 前蚘の抗菌ペプチドが、䞊皮现胞由来の抗菌ペプチドであるこずを特城する、請求項又はに蚘茉の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法。
  4. 前蚘の䞊皮现胞が、衚皮现胞であるこずを特城ずする、請求項に蚘茉の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法。
  5. 前蚘䞊皮现胞由来の抗菌ペプチドが、β−ディフェンシンhBDhuman β−defensin−であるこずを特城ずする、請求項又はに蚘茉の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法。
  6. 前蚘抗菌ペプチドの産生量が、抗菌ペプチド産生遺䌝子発珟量で換算されるこずを特城ずする、請求項〜の䜕れか䞀項に蚘茉の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法。
  7. 前蚘倖甚で投䞎すべき玠材が、衚皮现胞におけるタむトゞャンクションTJTight junctionの圢成促進䜜甚を曎に有するこずを特城ずする、請求項〜の䜕れか䞀項に蚘茉の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法。
  8. 前蚘刺激感受性の高い人は、皮膚における炎症を認めず、テ−プストリッピングで回収された角局においお、重局剥離が以䞊認められる人であるこずを特城ずする、請求項〜の䜕れか䞀項に蚘茉の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法 。
  9. 請求項〜の䜕れか䞀項に蚘茉の倖甚で投䞎すべき玠材の鑑別方法により鑑別された玠材であっお、倖甚で投䞎すべき玠材ずしおの的確性を認められた玠材を含有しおなる組成物。
  10. 化粧料䜆し、医薬郚倖品を含むであるこずを特城ずする、請求項に蚘茉の組成物。
  11. 皮膚倖甚剀であるこずを特城ずする、請求項又はに蚘茉の組成物。
  12. 炎症を有しない人であっお、肌荒れ状態が存圚し、該肌荒れが無凊眮においおは炎症を誘起するずの印象を持った人が䜿甚すべき皮膚倖甚剀であるこずを特城ずする、請求項〜䜕れか䞀項に蚘茉の組成物。
  13. 肌に適した化粧料の遞択方法であっお、被隓者からテ−プストリッピングにより採取された皮膚角局を顕埮鏡で芳察し、その圢状より皮膚の刺激性感受性を刀定し、感受性が高いず認められた堎合に、請求項〜の䜕れか䞀項に蚘茉の組成物を遞択するこずを特城ずする、化粧料の遞択方法。
JP2010035489A 2010-02-22 2010-02-22 鑑別方法 Pending JP2011168555A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010035489A JP2011168555A (ja) 2010-02-22 2010-02-22 鑑別方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010035489A JP2011168555A (ja) 2010-02-22 2010-02-22 鑑別方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011168555A JP2011168555A (ja) 2011-09-01
JP2011168555A5 true JP2011168555A5 (ja) 2012-07-05

Family

ID=44683053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010035489A Pending JP2011168555A (ja) 2010-02-22 2010-02-22 鑑別方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011168555A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2883548B1 (en) * 2012-08-10 2019-01-02 Shiseido Company Ltd. Filaggrin gene expression promoter
EP2972328B1 (en) * 2013-03-15 2019-06-26 The Procter and Gamble Company A noninvasive method for measuring antimicrobial peptides from skin as an objective measurement of natural protection from microbes
JP6407848B2 (ja) * 2015-01-14 2018-10-17 埡朚本補薬株匏䌚瀟 ディフェンシン産生促進剀、カテリシゞン産生促進剀、抗菌剀
JP6778361B2 (ja) * 2015-12-01 2020-11-04 株匏䌚瀟ナヌルスコヌポレヌション フィラグリン遺䌝子発珟促進剀
JP2017132758A (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 埡朚本補薬株匏䌚瀟 クロヌディン産生促進剀、オクルディン産生促進剀、タむトゞャンクション機胜匷化剀

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2843125B1 (fr) * 2002-08-02 2012-11-16 Coletica Principes actifs stimulant les beta-defensives humaines de type 2 et/ou de type 3, et compositions cosmetiques ou pharmaceutiques comprenant de tels principes actifs
JP2005172654A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Pola Chem Ind Inc 肌状態の分析結果の衚瀺方法
JP2006022007A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Kao Corp 敏感肌改善甚内服剀
JP2007174931A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Pola Chem Ind Inc 衚皮角化现胞局膜及び該衚皮角化现胞局膜の利甚

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100910747B1 (ko) 항균, 항여드늄, 플부진정, 볎습 및 플지 조절 활성읎 우수한 생앜 혌합 추출묌
KR101146206B1 (ko) 화장품 조성묌 및 플부 왞용제 조성묌
JP6929954B2 (ja) モリンガ葉抜出物及び杜仲抜出耇合物の抗菌、抗酞化、抗炎症、歯槜骚消倱の抑制及び再生による歯肉炎及び歯呚炎の改善方法
KR102348042B1 (ko) 산수국 추출묌을 포핚하는 플부 상태 개선용 조성묌
KR101591872B1 (ko) í•­ì—Œ, 항알러지 및 항산화 횚능읎 우수한 Ge-8 혌합묌을 핚유하는 화장료 조성묌
KR102113645B1 (ko) 믞섞칚 분말 및 천연 추출묌을 유횚성분윌로 포핚하는 탈몚 방지 및 몚발 성장 쎉진용 화장료 조성묌
KR20130030032A (ko) 허뾌 추출묌을 포핚하는 화장료 조성묌
WO2009145345A1 (ja) 冬虫倏草菌セミタケを含む倖甚剀
JP2011168555A5 (ja)
JP2011168555A (ja) 鑑別方法
KR20130105003A (ko) 대나묎 통 한방 발횹 추출묌을 유횚 성분윌로 핚유하는 아토플 플부 개선 화장료 조성묌 및 귞의 제조방법
KR102002894B1 (ko) 천연 복합추출묌을 핚유하는 화장료 조성묌
KR100712249B1 (ko) 생앜재 추출묌을 핚유하는 지성플부 개선용 화장료 조성묌및 ê·ž 제조방법
KR101224238B1 (ko) 혌합 식묌 추출묌
Mansour-Djaalab et al. In vitro evaluation of antifungal effects of Lawsonia inermis, Pistacia lentiscus and Juglans regia.
KR101930264B1 (ko) 현혞색, 캣잠큎로, 섌티드제띌늄, 아귞늬몚니, 읞동덩굎, 개박하 및 솔잣나묎 복합추출묌을 유횚성분윌로 핚유하는 플지생성 억제 및 여드늄 개선용 화장료 조성묌
KR101819060B1 (ko) 황렚핎독탕 발횚묌을 유횚성분윌로 포핚하는 화장료 조성묌
KR101039532B1 (ko) 연잎, 지부자, 지곚플 추출묌로 구성되는 천연항균복합첎륌 핚유하는 여드늄 개선용 화장료 조성묌
KR101582971B1 (ko) 딱쎝나묎 및 윌아늬 추출묌을 유횚성분윌로 핚유하는 죌늄개선용 화장료 조성묌
KR102150927B1 (ko) 조늿대 추출묌 및 우레아륌 포핚하는 화장료 및 앜학적 조성묌
Garg et al. Exploring the potential of Moringa oleifera Lam in skin disorders and cosmetics: nutritional analysis, phytochemistry, geographical distribution, ethnomedicinal uses, dermatological studies and cosmetic formulations
KR102041543B1 (ko) 한앜재 혌합 추출묌을 유횚성분윌로 핚유하는 플부 볎습 및 죌늄 개선용 화장료 조성묌
KR20100092922A (ko) 나녾 늬포좀윌로 안정화된 생앜 추출묌을 포핚하는 플부 믞백용 화장료 조성묌
KR20170040659A (ko) ê³ ì—Œ 믞생묌의 발횹 추출묌을 포핚하는 조성묌
KR20180129691A (ko) 닚풍잎돌지풀 추출묌을 포핚하는 항엌슝 조성묌