JP2005172654A - 肌状態の分析結果の表示方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 肌状態の分析結果の表示であって、分析より得られた特性値と理想的な肌状態に於ける特性値とを比較して表示して、肌状態の分析結果の表示する。前記肌状態の分析は、採取した角層細胞の存在状況及び肌のレプリカによって為されたものである。前記採取した角層細胞の存在状態の分析は、角層細胞の剥離時に於ける配列規則性、剥離時に於ける重層状態の存在程度、角層細胞の面積、角層細胞の面積の均一性及び角層細胞に於けるメラニンの存在量から選択されるものである。前記角層細胞の剥離時に於ける配列規則性、剥離時に於ける重層状態の存在程度又は角層細胞に於けるメラニンの存在量は角層細胞の写真で示されるものである。
【選択図】 なし
Description
(1)肌状態の分析結果の表示であって、分析より得られた特性値と理想的な肌状態に於ける特性値とを比較して表示することを特徴とする、肌状態の分析結果の表示方法。
(2)肌状態の分析が、採取した角層細胞の存在状況及び肌のレプリカによって為されたものであることを特徴とする、(1)に記載の肌状態の分析結果の表示方法。
(3)採取した角層細胞の存在状態の分析が、角層細胞の剥離時に於ける配列規則性、剥離時に於ける重層状態の存在程度、角層細胞の面積、角層細胞の面積の均一性及び角層細胞に於けるメラニンの存在量から選択される項目を含むものであることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の表示方法。
(4)角層細胞の剥離時に於ける配列規則性、剥離時に於ける重層状態の存在程度又は角層細胞に於けるメラニンの存在量が角層細胞の写真で示されることを特徴とする、(3)に記載の表示方法。
(5)角層細胞の面積及び角層細胞の面積の均一性を、交差する角層細胞面積軸と角層細胞の面積のバラツキ軸がつくる座標上へのプロットで示されることを特徴とする、(3)に記載の表示方法。
(6)角層細胞の存在状態の分析より得られる肌状態の特性値が、肌の保水能力、乾燥、刺激からの肌の保護力又は色素沈着発生の危険性であることを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の肌状態の分析結果の表示方法。
(7)肌のレプリカの分析が、肌の微細な凹凸の存在状態及び/又は皮溝の方向性を指標にすることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の表示方法。
(8)肌の微細な凹凸の存在状態及び/又は皮溝の方向性が、レプリカの写真によって為されることを特徴とする、(7)に記載の表示方法。
(9)肌の微細な凹凸の存在状態より、肌のきめの特性値が示されることを特徴とする(8)に記載の表示方法。
(10)皮溝の方向性の程度より、シワの形成可能性が示されることを特徴とする、(8)に記載の表示方法。
(11)採取した角層細胞の存在状況及び肌のレプリカの分析によって得られる、肌の保水能力、乾燥、刺激からの肌の保護力、色素沈着発生の危険性、肌のきめ及びシワの形成可能性を含む特性値をレーダーチャートにて、理想的な肌の特性値とともに表示することを特徴とする、(1)〜(10)何れか1項に記載の表示方法。
(12)更に、被験者と同年代の人たちの平均的な特性値をあわせて表示してあることを特徴とする、(11)に記載の表示方法。
(13)紙面上に為されていることを特徴とする、(1)〜(12)何れか1項に記載の表示方法。
(14)紙面が、肌の手入れのアドバイスのための冊子であることを特徴とする、(13)に記載の表示。
(15)CRT上に為されていることを特徴とする、(1)〜(12)何れか1項に記載の表示方法。
(16)サーバーよりダウンロードされたデータに基づいて為される表示であることを特徴とする、(15)に記載の表示方法。
(化粧水;化粧料1)
グリセリン 5 重量部
1,3−ブタンジオール 5 重量部
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1重量部
エタノール 8 重量部
水 81.8重量部
メチルパラベン 0.1重量部
スクワラン 10 重量部
グリセリルトリイソクタネート 12 重量部
ベヘニルアルコール 3 重量部
マイクロクリスタリンワックス 5 重量部
ソルビタンセスキステアレート 3 重量部
ステアリン酸 1 重量部
ポリオキシエチレンベヘニルエーテル 2 重量部
ブチルパラベン 0.1重量部
カルボキシビニルポリマー 0.3重量部
1,3−ブタンジオール 5 重量部
水酸化カリウム 0.2重量部
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1重量部
エラスチン 0.1重量部
水 58.2重量部
ランク1、2用の化粧料に加えて、以下の乳液を使用する。乳液は化粧水の後、クリームの前に使用する。
(乳液)
ジメチコン 5 重量部
スクワラン 5 重量部
オリーブ油 5 重量部
バチルアルコール 2 重量部
ソルビタンセスキオレート 2 重量部
ポリオキシエチレンベヘニルエーテル 1 重量部
1,3−ブタンジオール 5 重量部
カルボキシビニルポリマー 0.2重量部
水酸化カリウム 0.2重量部
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1重量部
硫酸化トレハロースナトリウム 0.1重量部
水 74.4重量部
フェノキシエタノール 0.1重量部
ランク1、2用の化粧料に加えて、以下の乳液を使用する。乳液は化粧水の後、クリームの前に使用する。
スクワラン 10 重量部
セラキルアルコール 2 重量部
アクリル酸・メタクリル酸(C10〜30)アルキル
ポリマー 0.2重量部
水酸化カリウム 0.1重量部
メタクリロイルオキシエチルホスファチジルコリン
ポリマー 0.1重量部
硫酸化トレハロースナトリウム 0.1重量部
1,2−ペンタンジオール 5 重量部
フェノキシエタノール 0.1重量部
水 82.4重量部
(化粧水;化粧料5)
1,3−ブタンジオール 5 重量部
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1重量部
エタノール 8 重量部
アルブチン 1 重量部
クジンエタノール抽出物 1 重量部
1,2−ペンタンジオール 3 重量部
水 84.8重量部
メチルパラベン 0.1重量部
(化粧水;化粧料6)
1,3−ブタンジオール 5 重量部
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1重量部
エタノール 8 重量部
アルブチン 0.1重量部
ローズマリーエタノール抽出物 1 重量部
1,2−ペンタンジオール 3 重量部
水 85.7重量部
メチルパラベン 0.1重量部
1群約100名、3群計約300名のパネラーを用いて、使用テストを行った、即ち、パネラーは経皮的散逸水分量(TEWL)を測定した後、パネラーの角質細胞を粘着テープでストリッピングし、これをまずゲンチアナバイオレットで、次いで硝酸銀水溶液で染色し、角層細胞の形状と、メラニン顆粒とを可視化させた。顕微鏡下、角層細胞の剥離時に於ける配列規則性、剥離時に於ける重層状態の存在程度、角層細胞の面積、角層細胞の面積の均一性及び角層細胞に於けるメラニンの存在量を、それぞれの程度に応じて1〜5のスコアを付し判別した。更に、パネラーの頬部より、ポリ酢酸ビニルエマルションを用いてレプリカを採取した。このレプリカを顕微鏡下観察し、肌の肌理と、皮溝の方向性を判別した。加えて、アンケートと、面談と、肉眼観察より、脂質の分泌状況を判別した。これらの結果をもとに、最も重篤な症状に対応する化粧料を選択し、パネラーに提示した。この時、第1群は化粧料のみを渡し、コメントは全くしなかった。(非説明群)第2群は肌の状況と手入れのポイントを口頭でのみ説明し、化粧料を渡した。(口頭説明群)第3群は図1に示す、本発明の表示を用いて、肌の状況と手入れのポイントを説明し、化粧料を渡した。(本発明の表示説明群)化粧料としては、前記化粧料1〜6を適宜、肌状況に合わせて選択した。パネラーは渡された化粧料を1ヶ月間連日朝晩2回使用し、使用期間終了後3日に再度TEWLを測定した。この結果を群の平均値として、表1に示す。これより、非説明群より、口頭説明群の方が。口頭説明群より遙かに優れて本発明表示説明群の方が、TEWLの低下(肌状態の改善)が著しいことが判る。
Claims (16)
- 肌状態の分析結果の表示であって、分析より得られた特性値と理想的な肌状態に於ける特性値とを比較して表示することを特徴とする、肌状態の分析結果の表示方法。
- 肌状態の分析が、採取した角層細胞の存在状況及び肌のレプリカによって為されたものであることを特徴とする、請求項1に記載の肌状態の分析結果の表示方法。
- 採取した角層細胞の存在状態の分析が、角層細胞の剥離時に於ける配列規則性、剥離時に於ける重層状態の存在程度、角層細胞の面積、角層細胞の面積の均一性及び角層細胞に於けるメラニンの存在量から選択される項目を含むものであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の表示方法。
- 角層細胞の剥離時に於ける配列規則性、剥離時に於ける重層状態の存在程度又は角層細胞に於けるメラニンの存在量が角層細胞の写真で示されることを特徴とする、請求項3に記載の表示方法。
- 角層細胞の面積及び角層細胞の面積の均一性を、交差する角層細胞面積軸と角層細胞の面積のバラツキ軸がつくる座標上へのプロットで示されることを特徴とする、請求項3に記載の表示方法。
- 角層細胞の存在状態の分析より得られる肌状態の特性値が、肌の保水能力、乾燥、刺激からの肌の保護力又は色素沈着発生の危険性であることを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の肌状態の分析結果の表示方法。
- 肌のレプリカの分析が、肌の微細な凹凸の存在状態及び/又は皮溝の方向性を指標にすることを特徴とする、請求項1又は2に記載の表示方法。
- 肌の微細な凹凸の存在状態及び/又は皮溝の方向性が、レプリカの写真によって為されることを特徴とする、請求項7に記載の表示方法。
- 肌の微細な凹凸の存在状態より、肌のきめの特性値が示されることを特徴とする請求項8に記載の表示方法。
- 皮溝の方向性の程度より、シワの形成可能性が示されることを特徴とする、請求項8に記載の表示方法。
- 採取した角層細胞の存在状況及び肌のレプリカの分析によって得られる、肌の保水能力、乾燥、刺激からの肌の保護力、色素沈着発生の危険性、肌のきめ及びシワの形成可能性を含む特性値をレーダーチャートにて、理想的な肌の特性値とともに表示することを特徴とする、請求項1〜10何れか1項に記載の表示方法。
- 更に、被験者と同年代の人たちの平均的な特性値をあわせて表示してあることを特徴とする、請求項11に記載の表示方法。
- 紙面上に為されていることを特徴とする、請求項1〜12何れか1項に記載の表示方法。
- 紙面が、肌の手入れのアドバイスのための冊子であることを特徴とする、請求項13に記載の表示。
- CRT上に為されていることを特徴とする、請求項1〜12何れか1項に記載の表示方法。
- サーバーよりダウンロードされたデータに基づいて為される表示であることを特徴とする、請求項15に記載の表示方法。
Priority Applications (1)
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JP2003414386A JP2005172654A (ja) | 2003-12-12 | 2003-12-12 | 肌状態の分析結果の表示方法 |
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JP2003414386A JP2005172654A (ja) | 2003-12-12 | 2003-12-12 | 肌状態の分析結果の表示方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005172654A true JP2005172654A (ja) | 2005-06-30 |
JP2005172654A5 JP2005172654A5 (ja) | 2006-07-27 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003414386A Pending JP2005172654A (ja) | 2003-12-12 | 2003-12-12 | 肌状態の分析結果の表示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005172654A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011168555A (ja) * | 2010-02-22 | 2011-09-01 | Pola Chemical Industries Inc | 鑑別方法 |
KR101206622B1 (ko) * | 2006-03-16 | 2012-11-30 | (주)아모레퍼시픽 | 피부 각질층의 거칠기를 측정하여 화장품의 피부 보습력을평가하는 방법 |
JP2012254127A (ja) * | 2011-06-07 | 2012-12-27 | Kao Corp | 化粧のりの改善方法 |
JP5306651B2 (ja) * | 2005-09-02 | 2013-10-02 | ポーラ化成工業株式会社 | 皮膚の状態の判定方法及び皮膚の厚みの予測方法 |
-
2003
- 2003-12-12 JP JP2003414386A patent/JP2005172654A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5306651B2 (ja) * | 2005-09-02 | 2013-10-02 | ポーラ化成工業株式会社 | 皮膚の状態の判定方法及び皮膚の厚みの予測方法 |
KR101206622B1 (ko) * | 2006-03-16 | 2012-11-30 | (주)아모레퍼시픽 | 피부 각질층의 거칠기를 측정하여 화장품의 피부 보습력을평가하는 방법 |
JP2011168555A (ja) * | 2010-02-22 | 2011-09-01 | Pola Chemical Industries Inc | 鑑別方法 |
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