JP2011167354A - 角度調節金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1金具に第2金具が相対的に回転可能に連結されるとともに、第1金具に対する第2金具の角度を無段階に調節し得る角度調節金具を提供する。
【解決手段】第1金具1の第1連結板部3に、第1連結板部3の板厚面から構成された第1挟着面5が、第2金具11の逆回転方向Gにおいて回転軸9の軸心Oからの距離d1が漸次減少するように形成されている。第2金具11の第2連結板部13に、第1挟着面5との間に楔状間隙10を構成する第2挟着面15が、第2金具11の逆回転方向Gにおいて軸心Oからの距離d2が漸次減少するように形成されている。楔状間隙10内に回転阻止部材20Aが配置されている。第1及び第2挟着面5、15間で回転阻止部材20Aが挟着されることで第2金具11の逆回転方向Gへの回転が阻止される。第2挟着面15は、回転阻止部材20Aの被挟着面21に対して噛合しないように形成される。
【選択図】図5

Description

本発明は、リクライニング椅子(例:座椅子)等に用いられる角度調節金具及び該角度調節金具を用いたリクライニング椅子に関する。
例えば、座椅子や車両座席等のリクライニング椅子における背フレームの傾倒角度を調節するための角度調節金具として、例えば、特許第3766669号公報、特許第4053049号公報及び特開2006−230720号公報に開示されたものが知られている(特許文献1〜3)。
これらの公報の角度調節金具(角度調整金具)は、ケース部を備えた第1金具(第1アーム)と、第1アームのケース部にて回転可能に枢着された第2金具(第2アーム)と、浮動楔部材と、を具備している。楔部材は、第1金具のケース部に設けられた楔形窓部内に移動可能に配設されている。そして、楔部材の歯部が第2金具のギヤ部に噛合し且つ楔部材の背面が楔形窓部の楔面に当接することにより、第2金具の逆回転方向への回転が阻止される。
この角度調節金具では、楔部材の歯部が第2金具のギヤ部に噛合した状態で第2金具の回転が阻止されるので、第2金具の角度調節範囲が最大15〜17段階程度に限定されており、椅子を使用する使用者の好みや疲労度合い等に応じた細かい角度調節ができないという欠点があった。
そこで、このような欠点を解決し得る角度調節金具として、例えば特開平9−19339号公報に開示されたものが知られている(特許文献4)。
この公報の角度調節金具は、第1金具と、該第1金具に回転可能に枢着された第2金具と、受けカム部材とを具備している。この角度調節金具では、第2金具に形成された凸曲面と受けカム部材に形成された凹曲面との間に、上方側へ漸次幅広となる楔状間隙が形成されるとともに、この楔状間隙内に断面円形状のローラが転動自在に配置されている。そして、第2金具の逆回転方向への回転に伴いローラが楔状間隙の狭まり側へ移動することにより、ローラが凸曲面と凹曲面との間で挟着され、これにより第2金具の逆回転方向への回転が阻止される。この角度調節金具によれば、第2金具の角度を無段階に調節することができるという利点がある。
特許第3766669号公報 特許第4053049号公報 特開2006−230720号公報 特開平9−19339号公報
しかしながら、この角度調節金具では、ローラが凸曲面と凹曲面との間で挟着されることで第2金具の回転が阻止されることから、第2金具の回転阻止時には凹曲面に非常に大きな荷重が加わる。この荷重に耐えうるようにするため、凹曲面を有する受けカム部材の肉厚を厚く設定する必要があり、その結果、角度調節金具の大きさが増大するという欠点があった。
さらに、この角度調節金具では、受けカム部材は第1金具とは別体に製作されていた。そのため、角度調節金具の製作コストが高く付くという難点があった。
本発明は、上述した技術背景に鑑みてなされたもので、その目的は、第1金具に第2金具が第1金具に対して相対的に正逆両回転方向に回転可能に連結された角度調節金具であって、第1金具に対する第2金具の角度を無段階に調節することができ、且つ、小型化を図ることができ、更に、安価に製作することができる角度調節金具、及び、該角度調節金具を用いたリクライニング椅子を提供することにある。
本発明は以下の手段を提供する。
[1] 第1連結板部を有する第1金具と、
第2連結板部を有する第2金具と、
回転阻止部材と、を具備し、
互いに略平行状に配置された前記第1連結板部と前記第2連結板部とが回転軸を介して互いに連結されるとともに、前記第2金具が前記回転軸の軸心を中心に前記第1金具に対して相対的に正逆両回転方向に回転可能であり、
前記第1連結板部に、第1連結板部の板厚面から構成され且つ側面視において前記回転軸側に向いた第1挟着面が、前記第2金具の逆回転方向において前記軸心からの距離が漸次減少するように形成され、
前記第2連結板部に、側面視において前記第1挟着面との間に楔状間隙を構成する第2挟着面が、前記第2金具の逆回転方向において前記軸心からの距離が漸次減少するように形成され、
前記楔状間隙の幅は、前記第2金具の逆回転方向において漸次減少しており、
前記回転阻止部材は、前記楔状間隙内に前記第2金具の正逆両回転方向に移動可能に配置されており、且つ、前記第1挟着面と前記第2挟着面との間で挟着されることにより前記第2金具の逆回転方向への回転を阻止するものであり、
前記第2挟着面は、第2挟着面に対応する前記回転阻止部材の被挟着面に対して噛合しないように形成されていることを特徴とする角度調節金具。
[2] 前記回転阻止部材は、周面を前記被挟着面とする断面円形のローラ状に形成されている前項1記載の角度調節金具。
[3] 前記回転阻止部材は、周面を前記被挟着面とする断面円形状のローラ部と、前記ローラ部に一体に形成されたピニオン部とを備えており、
前記第1挟着面に、前記ピニオン部に噛合するラック部が形成されている前項1記載の角度調節金具。
[4] 前記回転阻止部材は、前記第1挟着面と前記第2挟着面との間で挟着された状態のもとで、前記被挟着面が前記第2挟着面に複数箇所で当接するように、あるいは前記被挟着面が前記第2挟着面に面接触状態に当接するように構成されている前項1記載の角度調節金具。
[5] 前記第1金具と前記第2金具と前記回転阻止部材は、いずれも焼入れ処理が施された鋼材製である前項1〜4のいずれかに記載の角度調節金具。
[6] 前記第1連結板部と前記第2連結板部との間に、前記第2金具の回転摩擦力を増大させる摩擦力増大手段が介在されている前項1〜5のいずれかに記載の角度調節金具。
[7] 前項1〜6のいずれかに記載の角度調節金具の第1金具に座フレームが連結されるとともに、前記角度調節金具の第2金具に背フレームが連結されていることを特徴とするリクライニング椅子。
本発明は以下の効果を奏する。
[1]の角度調節金具では、回転阻止部材が第1連結金具の第1挟着面と第2連結金具の第2挟着面との間で挟着されることにより、第2金具の逆回転方向への回転が阻止される。
しかるに、第1挟着面と第2挟着面は、それぞれ、第2金具の逆回転方向において回転軸の軸心からの距離が漸次減少するように形成されていることから、楔状間隙の幅は、第2金具の正回転方向への回転に伴い漸次増大するとともに、第2金具の逆回転方向への回転に伴い漸次減少する。そのため、回転阻止部材が第1挟着面と第2挟着面との間で挟着された状態から、すなわち第2金具の逆回転方向への回転が阻止された状態から、第2金具を正回転方向へ回転させようとした場合、楔状間隙の幅が増大し、これにより、回転阻止部材が第1挟着面と第2挟着面との間で挟着されず、第2金具の正回転方向への回転が許容される。
さらに、この角度調節金具によれば、第1挟着面は第1連結板部の板厚面から構成されているので、第2金具の回転阻止時に加わる大きな荷重に耐えることができ、また上記特開平9−19339号公報の角度調節金具に備えられた受けカム部材を用いる必要がないので、角度調節金具の小型化を図ることができる。しかも、角度調節金具の総部品点数を同公報の角度調節金具よりも減らすことができ、また第1連結板の所定部位を例えばプレス加工することで第1挟着面を形成することができ、そのため、角度調節金具を安価に製作することができる。
さらに、第2挟着面は、回転阻止部材の被挟着面に対して噛合しないように形成されているので、第1金具に対する第2金具の角度を無段階に調節することができる。
[2]の角度調節金具では、回転阻止部材が、周面を被挟着面とする断面円形のローラ状に形成されることにより、次の効果を奏する。
回転阻止部材が第1挟着面と第2挟着面との間で挟着された状態から、すなわち第2金具の逆回転方向への回転が阻止された状態から、第2金具を逆回転方向へ回転させようとした場合、回転阻止部材が楔状間隙の幅狭側に向かって第1挟着面及び第2挟着面上を転動しようとするため、回転阻止部材が第1挟着面と第2挟着面との間で強固に挟着される。そのため、第2金具の逆回転方向への回転を強固に阻止することができる。
[3]の角度調節金具では、上記[2]の角度調節金具と同様に、回転阻止部材が第1挟着面と第2挟着面との間で挟着された状態から、すなわち第2金具の逆回転方向への回転が阻止された状態から、第2金具を逆回転方向へ回転させようとした場合、回転阻止部材が楔状間隙の幅狭側に向かって第1挟着面及び第2挟着面上を転動しようとするため、回転阻止部材が第1挟着面と第2挟着面との間で強固に挟着される。そのため、第2金具の逆回転方向への回転を強固に阻止することができる。
さらに、回転阻止部材は、そのピニオン部が第1挟着面のラック部に噛合した状態で、第1挟着面と第2挟着面との間で挟着される。そのため、回転阻止部材が両挟着面間で挟着された状態のもとで第2金具に逆回転方向の大きな荷重が加わった場合であっても、回転阻止部材が第1挟着面上をスリップせず、すなわち第1挟着面に対する回転阻止部材のスリップを強固に阻止することができる。これにより、第2金具の逆回転方向への回転を更に強固に阻止することができる。
[4]の角度調節金具では、回転阻止部材が第1挟着面と第2挟着面との間で挟着された状態、すなわち第2金具の逆回転方向への回転が阻止された状態において、回転阻止部材の被挟着面は、第2挟着面に複数箇所で当接するか、あるいは第2挟着面に面接触状態に当接する。そのため、回転阻止部材の被挟着面と第2挟着面との接触面積が増大する。その結果、第2挟着面が被挟着面を挟着した時に第2挟着面に加わる被挟着面からの押圧力が分散される。そのため、第2挟着面が被挟着面との接触部で局部的に凹むという不具合を防止することができる。
[5]の角度調節金具では、第1金具と第2金具と回転阻止部材がいずれも焼入れ処理が施された鋼材製であるので、第1金具と第2金具と回転阻止部材はいずれも高い強度と高い耐摩耗性とを有している。そのため、第1金具の第1挟着面、第2金具の第2挟着面、及び回転阻止部材の被挟着面における変形や摩耗を防止することができ、もって、角度調節金具を長期間に亘って良好に使用することができる。
[6]の角度調節金具では、第2金具の回転摩擦力が摩擦力増大手段によって増大されるから、第2金具が不慮に正回転方向に回転するのを防止することができる。
[7]のリクライニング椅子では、リクライニング椅子の角度調節金具において上記効果と同様の効果を奏する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る角度調節金具を備えたリクライニング椅子としての座椅子を示す斜視図である。 図2は、同角度調節金具の斜視図である。 図3は、同角度調節金具の平面図である。 図4Aは、同角度調節金具の分解斜視図である。 図4Bは、反対方向から見た同角度調節金具の分解斜視図である。 図5は、同角度調節金具の拡大断面図である。 図6Aは、同角度調節金具において第2金具を第1金具に対して展開した状態の断面図である。 図6Bは、図6Aに示した状態から第2金具を正回転方向に回転させた状態の断面図である。 図6Cは、図6Bに示した状態から第2金具を更に正回転方向に回転させた状態の断面図である。 図6Dは、図6Cに示した状態から第2金具の押圧凸部で回転阻止部材を退避凹部内に押し込んだ状態の断面図である。 図6Eは、図6Dに示した状態から第2金具を逆回転方向に回転させる途中の状態の断面図である。 図6Fは、第2金具の押出突部で退避凹部内の回転阻止部材を押し出す途中の状態の断面図である。 図7は、本発明の第2実施形態に係る角度調節金具の斜視図である。 図8は、同角度調節金具の平面図である。 図9は、同角度調節金具の分解斜視図である。 図10は、同角度調節金具の拡大断面図である。 図11Aは、同角度調節金具において第2金具を第1金具に対して展開した状態の断面図である。 図11Bは、図11Aに示した状態から第2金具を正回転方向に回転させた状態の断面図である。 図11Cは、図11Bに示した状態から第2金具を更に正回転方向に最大に回転させた状態の断面図である。 図11Dは、図11Cに示した状態から第2金具の押圧凸部で回転阻止部材を退避凹部内に押し込んだ状態の断面図である。 図11Eは、図11Dに示した状態から第2金具を逆回転方向に回転させる途中の状態の断面図である。 図11Fは、第2金具の押出突部で保持凹部内の回転阻止部材を押し出す途中の状態の断面図である。 図12は、第2実施形態の角度調節金具の回転阻止部材の一変形例を示す、図10に対応する拡大断面図である。 図13は、本発明の第3実施形態に係る角度調節金具の分解斜視図である。 図14Aは、図13中のZ1部分の拡大図である。 図14Bは、図13中のZ2部分の拡大図である。 図15は、同角度調節金具の拡大断面図である。 図16は、同角度調節金具において第2金具を第1金具に対して展開した状態の断面図である。 図16Bは、図16Aに示した状態から第2金具を正回転方向に回転させた状態の断面図である。 図16Cは、図16Bに示した状態から第2金具を更に正回転方向に回転させた状態の断面図である。 図16Dは、図16Cに示した状態から第2金具の押圧凸部で回転阻止部材を退避凹部内に押し込んだ状態の断面図である。 図16Eは、図16Dに示した状態から第2金具を逆回転方向に回転させる途中の状態の断面図である。 図16Fは、第2金具の押出突部で退避凹部内の回転阻止部材を押し出す途中の状態の断面図である。
次に、本発明の幾つかの実施形態について図面を参照して以下に説明する。
図1〜6Fは、本発明の第1実施形態に係る角度調節金具を説明する図である。
本第1実施形態の角度調節金具K1は、図1に示すように、リクライニング椅子として例えば座椅子60に用いられている。座椅子60は、一方の部材としての座フレーム61と、他方の部材としての背フレーム62とを具備している。座フレーム61及び背フレーム62はそれぞれ略U字状に屈曲された金属製丸パイプからなるものである。そして、座フレーム61の左右両側枠部61a、61aの後端部と背フレーム62の左右両側枠部62a、62aの下端部とがそれぞれ本第1実施形態の角度調節金具K1、K1を介して互いに連結されることにより、座フレーム61に対して背フレーム62が略展開状態から略起立状態までの角度範囲内で傾倒可能なものとなされている。
角度調節金具K1は、図4A及び4Bに示すように、第1金具1と、第2金具11と、回転軸9と、回転阻止部材20Aと、サイドカバー40Aと、付勢部材としての付勢バネ30と、を具備している。
第1金具1は、鋼板等の一枚の金属板がプレス加工機によって所定形状に屈曲されて成形された金属板の屈曲成形品からなるものである。この第1金具1は、円筒状の座フレーム取付部2と、互いに離間して平行状に配置された左右一対の第1連結板部3、3と、を有している。
座フレーム取付部2は、座フレーム61の左右各側枠部61aの後端部に固定状態に取り付けられるものであり、両第1連結板部3、3の基端部から前方に突出して一体形成されている。
各第1連結板部3の上端辺及び下端辺は、角度調節金具K1の側面視において、互いに平行な直線状に形成されている。各第1連結板部3の先端辺は略半円弧状に形成されている。各第1連結板部3の肉厚は例えば0.7〜3.2mmの範囲内に設定されており、また肉厚は均一である。
両第1連結板部3、3の下端辺の基端部同士は、底板部8を介して一体に連結されている(図6A参照)。両第1連結板部3、3間の上方及び先端方向は開口している。
各第1連結板部3の中央部には、断面円形状の第1軸孔7が第1連結板部3の厚さ方向に貫通して穿設されている。
第2金具11は、鋼板等の一枚の金属板がプレス加工機によって所定形状に屈曲されて成形された金属板の屈曲成形品からなるものである。この第2金具11は、円筒状の背フレーム取付部12と、互いに離間して平行状に配置された左右一対の第2連結板部13、13と、を有している。
背フレーム取付部12は、背フレーム62の左右各側枠部62aの下端部に固定状態に取り付けられるものであり、両第2連結板部13、13の基端部から後方に突出して一体形成されている。
各第2連結板部13は略円板状又は略半円板状に形成されており、これにより、各第2連結板部13の先端辺は略円弧状に形成されている。各第2連結板部13の肉厚は例えば0.7〜3.2mmの範囲内に設定されており、また肉厚は均一である。
各第2連結板部13の中央部には、断面円形状の第2軸孔17が第2連結板部13の厚さ方向に貫通して穿設されている。
回転軸9は、断面円形状の金属製リベットからなるものである。回転軸9の基端部は、予め径方向外向きに膨出状に形成されている。
そして、第1金具1の両第1連結板部3、3間に第2金具11の両第2連結板部13、13が嵌挿され、これにより、図3に示すように、各第1連結板部3と各第2連結板部13とが互いに平行状に配置されている。さらにこの状態で、回転軸9が両第1軸孔7、7内及び両第2軸孔17、17内にこれらを連通した状態に挿通されている。これにより、図2に示すように、第2金具11は、回転軸9の軸心Oを中心に第1金具1に対して相対的に正逆両回転方向に回転可能に回転軸9を介して第1金具1と連結されている。回転軸9の先端部は、図3に示すように、回転軸9が両第1軸孔7、7内及び両第2軸孔17、17内に挿通された後で径方向外向きに膨出状に押潰されており、これにより、回転軸9の抜け止めが図られている。
ここで本実施形態では、図2に示すように、第1金具1に対する第2金具11の正逆回転方向について、第1金具1に対する第2金具11の開き角度θが小さくなる回転方向、すなわち第1金具1に対する第2金具11の折畳み方向(起立方向)を「正回転方向S」といい、第1金具1に対する第2金具11の開き角度θが大きくなる回転方向、すなわち第1金具1に対する第2金具11の展開方向を「逆回転方向G」という。本実施形態では、第2金具11は概ね90°〜180°の開き角度θの範囲を回転可能である。
而して、図4A、4B及び5に示すように、第1金具1において、各第1連結板部3の中央部における第1軸孔7よりも基端側の部分には、各第1連結板部3の一部が除去されて形成された除去孔からなる、第2金具11の正逆両回転方向S、Gに概ね延びた形状の貫通孔4が、各第1連結板部3の厚さ方向に貫通して穿設されている。したがって、貫通孔4の内周面は、第1連結板部3の板厚面から構成されている。そして、図5に示すように、貫通孔4の内周面のうち、角度調節金具K1の側面視において回転軸9側に向いた部分が、第1挟着面5を構成している。各貫通孔4は、回転阻止部材20Aの左右各端部を第2金具11の正逆両回転方向S、Gに移動可能に保持するものである。
各貫通孔4と各第1軸孔7は、各第1連結板部3の所定部位をプレス加工機によってプレス孔抜き加工することにより、同時に形成されたものである。
第1挟着面5は、第2金具11の正逆両回転方向S、Gに延びた円弧面から構成されている。さらに、第1挟着面5の曲率中心P1は、回転軸9の軸心Oに対して基端側且つ斜め下側にずれた位置に位置している。これにより、第1挟着面5は、第2金具11の逆回転方向Gにおいて軸心Oからの距離d1が漸次減少するように形成されている。なお図5において、R1は、第1挟着面5の曲率半径であり、またC1は、曲率中心P1を中心とした第1挟着面5を通る仮想円(その半径R1)である。
各第2連結板部13の先端面は、各第2連結板部13の板厚面から構成されたものである。さらに、この先端面における第2金具11の正逆両回転方向S、Gに延びた円弧状の部分は、第2挟着面15を構成している。この第2挟着面15は、角度調節金具K1の側面視において、第1挟着面5との間に楔状間隙10を構成するものである。
第2挟着面15は、第2金具11の正逆両回転方向S、Gに延びた円弧面から構成されている。さらに、第2挟着面15の曲率中心P2は、回転軸9の軸心Oに対して基端側且つ斜め下側に若干ずれた位置に位置しており、詳述すると軸心Oと第1挟着面5の曲率中心P1との間に位置している。これにより、第2挟着面15は、第2金具11の逆回転方向Gにおいて軸心Oからの距離d2が漸次減少するように形成されている。なお図5において、R2は、第2挟着面15の曲率半径であり、またC2は、曲率中心P2を中心とした第2挟着面15を通る仮想円(その半径R2)である。また、R1>R2である。
楔状間隙10の幅Wは、第2金具11の逆回転方向Gにおいて漸次減少している。さらに、この幅Wは、第2金具11が正回転方向Sに回転するのに伴い漸次増大し且つ第2金具11が逆回転方向Gに回転するのに伴い漸次減少するように設定されている(図6A〜6F参照)。
なお図5では、付勢バネ30及びサイドカバー40Aは図示されていない。
回転阻止部材20Aは、鋼材などの金属製であって、第1挟着面5と第2挟着面15との間で挟着されることで第2金具11の逆回転方向Gへの回転を阻止するものである。回転阻止部材20Aの左右各端部は、対応する楔状間隙10内(即ち第1挟着面5と第2挟着面15との間)に第2金具11の正逆両回転方向S、G(即ち楔状間隙10の長さ方向)に移動可能に配置されている。
第2挟着面15にはギヤ歯等の噛合部は形成されておらず、詳述すると第2挟着面15は、曲率中心P2を中心とした半径R2の円弧面から構成されており、したがって第2挟着面15は周方向に滑らかに形成されている。これにより、第2挟着面15は、第2挟着面15に対応する回転阻止部材20Aの被挟着面21に対して噛合しないように形成されている。
本第1実施形態では、回転阻止部材20Aは、その全体が、周面を被挟着面21とする断面円形のローラ状に形成されており、すなわち回転阻止部材20Aの被挟着面21は回転阻止部材20Aの周面からなる。この被挟着面21にはギヤ歯等の噛合部は形成されておらず、詳述するとこの被挟着面21は、ローラの中心軸を中心とした円柱周面から構成されており、したがってこの被挟着面21は回転阻止部材20Aの全周に亘って周方向に滑らかに形成されている。さらに、この回転阻止部材20Aの直径は、楔状間隙10の最小幅よりも大きく且つ楔状間隙10の最大幅よりも小さく設定されている。そして、回転阻止部材20Aが第1挟着面5及び第2挟着面15上を転動可能に楔状間隙10内に配置されている。
第1挟着面15にもギヤ歯等の噛合部は形成されておらず、詳述すると第1挟着面5は、曲率中心P1を中心とした半径R1の円弧面から構成されており、したがって第1挟着面5は周方向に滑らかに形成されている。
各第1連結板部3の第1挟着面5における第2金具11の正回転方向Sの下流端部、すなわち第1挟着面5における楔状間隙10の幅広側の端部には、退避凹部6が形成されている。この退避凹部6内に回転阻止部材20Aが配置された場合には、回転阻止部材20Aの被挟着面21に第2挟着面15が当接せず、そのため、回転阻止部材20Aが第1挟着面5と第2挟着面15との間で挟着されることはない。その結果、第2金具11は逆回転方向Gに回転可能となる。退避凹部6の形状は、回転阻止部材20Aの周面の断面形状に対応して凹んだ形状であり、本第1実施形態では円弧状に凹んだ形状である。
各第2連結板部13の第2挟着面15における第2金具11の正回転方向Sの後端部には、径方向外向きに突出した押圧突部18が一体形成されている。この押圧突部18は、第1挟着面5と第2挟着面15との間で挟着された回転阻止部材20Aを楔状間隙10の幅広側へ押圧して退避凹部6内に押し込んで配置させるものである。
各第2連結板部13の第2挟着面15における第2金具11の正回転方向Sの前端部には、径方向外向きに突出した押出突部19が一体形成されている。この押出突部19は、退避凹部6内に配置された回転阻止部材20Aを退避凹部6から楔状間隙10内へ押し出するものである。
付勢バネ30は、図6Aに示すように、楔状間隙10内に配置された回転阻止部材20Aを、楔状間隙10の幅狭側に向かって(即ち第2金具11の逆回転方向Gに)常時、付勢するものである。本実施形態では、付勢バネ30は、図4A及び4Bに示すように、2つのコイル部31を有するねじりコイルバネで形成されている。両コイル部31、31同士は、回転阻止部材20Aを押圧する押圧部23を介して互いに連結されている。押圧部32は、バネ線がU字状に屈曲して形成されたものであり、両コイル部31、31から径方向外向きに突出している。さらに、両コイル部31、31から押圧部32と同じ向きにコイルバネの両端部33、33が突出している。
この付勢バネ30では、図3及び6Aに示すように、両コイル部31、31が第2金具11の両第2連結板部13、13間において回転軸9に外挿されるとともに、両端部33、33が第1金具1の底板部8に当接し、且つ、押圧部32が回転阻止部材20Aに楔状間隙10の幅広側から当接している。この状態で、両コイル部31、31に蓄積されたねじり弾性復元力により押圧部32が回転阻止部材20Aを楔状間隙10の幅狭側に常時押圧している。このような構成によって、回転阻止部材20Aは付勢バネ30により楔状間隙10の幅狭側に常時付勢されている。
サイドカバー40Aは、図4A及び4Bに示すように、鋼板等の1枚の金属板がプレス加工機によって略コ字状に屈曲されて成形された金属板の屈曲成形品からなるものである。このサイドカバー40Aは、互いに平行状に配置された左右一対の側板部41、41と、該両側板部41、41の周縁の一部同士を互いに連結した中間板部42とを有している。本第1実施形態では、中間板部42は両側板部41、41の下縁同士を連結している。各側板部41には、断面円形状の回転軸挿通孔43が穿設されている。
このサイドカバー40Aは、その両側板部41が回転阻止部材20Aの左右両側に配置されることで回転阻止部材20Aが楔状間隙10内から左右方向に抜落するのを防止するものである。サイドカバー40Aの両側板部41、41間には第1金具1の両第1連結板部3、3が嵌挿されるとともに、中間板部42が第1金具1の底板部8の下側に配置されている。この状態で、両回転軸挿通孔43、43内に回転軸9が挿通されることで、サイドカバー40Aが第1金具1に取り付けられている。
また、角度調節金具K1では、第1金具1の各第1連結板部3と第2金具11の各第2連結板部13との間に、第2金具11の回転摩擦力を増大させる摩擦力増大手段50が介在されている。本第1実施形態では、摩擦力増大手段50は次のように構成されている。
図3に示すように、第1金具1の各第1連結板部3と第2金具11の各第2連結板部13との相互対向面、すなわち各第1連結板部3の内側面と各第2連結板部13の外側面とは、それぞれ粗面化された状態で互いに面接触状態に接触している。詳述すると、図4A及び4Bに示すように、各第1連結板部3の内側面における第1軸孔7の周囲部は、粗面化されており、同じく各第2連結板部13の外側面における第2軸孔17の周囲部もまた粗面化されている。粗面化された部分51はクロスハッチングで図示されている。粗面化は、例えば、前記周囲部に多数の細溝条又は細突条が網目状に刻設されることにより、施されている。そして、第1連結板部3の内側面の粗面化部51と第2連結板部13の外側面の粗面化部51とが互いに面接触状態に接触しており、これにより、第2金具11の回転摩擦力、すなわち第2金具11を回転させる時に生じる第1連結板部3と第2連結板部13との間の摩擦力が増大されている。
ここで、摩擦力増大手段50は、本実施形態のように粗面化によるものであることが角度調節金具K1の総部品点数を少なくできる点等で特に望ましい。しかし本発明では、摩擦力増大手段50は、粗面化によるものであることに限定されるものではなく、その他に、第1連結板部3と第2連結板部13との間にシート状ゴム(例:ゴム製ワッシャー)や板状バネ(例:スプリングワッシャー)などを、第1連結板部3と第2連結板部13との相互対向面にそれぞれ圧接した状態に介在させることにより、第1連結板部3と第2連結板部13との間の摩擦力を増大させるように、すなわち第2金具11の回転摩擦力を増大させるように構成されたものであっても良い。
さらに、第1金具1と第2金具11と回転阻止部材20Aは、詳述すると、いずれも焼入れ処理が施された鋼材製である。本実施形態では、焼入れ処理として例えば浸炭焼入れ処理が施されている。この焼入れ処理の加熱温度は例えば800〜880℃の範囲である。焼入れ処理後に行われる調質(焼戻し)の加熱温度及び時間は、それぞれ、例えば180〜340℃、及び、30〜60分である。
次に、本第1実施形態の角度調節金具K1の動作について、図6A〜6Fを参照して以下に説明する。なお、これらの図ではサイドカバー40Aは図示されていない。
図6Aに示した角度調節金具K1では、第2金具11は第1金具1に対して展開した状態に配置されている。この状態では、回転阻止部材20Aは、楔状間隙10内における楔状間隙10の幅広側に配置されるとともに、回転阻止部材20Aの被挟着面21(周面)が第1挟着面5と第2挟着面15とに当接して回転阻止部材20Aが両挟着面5、15間で挟着されている。そのため、第2金具11は逆回転方向Gへの回転が阻止されている。さらに、回転阻止部材20Aは、付勢バネ30によって楔状間隙10の幅狭側に付勢されており、これにより、回転阻止部材20Aの被挟着面21が第1挟着面5と第2挟着面15とに当接した状態に保持されている。
この状態から第2金具11を正回転方向Sへ回転させる。すると、図6Bに示すように、第2金具11の正回転方向Sへの回転に伴い、楔状間隙10の幅が漸次増大するとともに、回転阻止部材20Aの被挟着面21が第1挟着面5と第2挟着面15とに当接した状態のままで回転阻止部材20Aが付勢バネ30の付勢力によって楔状間隙10の幅狭側へ移動する。そのため、第2金具11の逆回転方向Gへの回転阻止状態が維持される。
第2金具11を逆回転方向Gに回転させる場合には、図6Cに示すように、第2金具11を正回転方向Sに大きく回転させて起立させた状態にし、この状態から第2金具11を更に正回転方向Sに回転させる。すると、図6Dに示すように、回転阻止部材20Aが第2金具11の押圧突部18で付勢バネ30の付勢力に抗して楔状間隙10の幅広側へ押圧されて回転阻止部材20Aが退避凹部6内に配置される。その結果、回転阻止部材20Aの被挟着面21に第2挟着面15が当接しなくなる。したがって、図6Eに示すように、第2金具11を逆回転方向Gに回転させても、回転阻止部材20Aは第1挟着面5と第2挟着面15との間で挟着されず、第2金具11は逆回転方向Gに回転可能となり、すなわち第2金具11の逆回転方向Gへの回転が許容される。なお、退避凹部6内に配置された回転阻止部材20Aは、付勢バネ30によって楔状間隙10内へ飛び出さないように保持されている。
図6Eに示した状態から第2金具11の逆回転方向Gへの回転を阻止する場合には、図6Fに示すように、第2金具11を第1金具1に対して展開した状態から第2金具11を逆回転方向Gへ強く回転させる。これにより、退避凹部6内に配置された回転阻止部材20Aが第2金具11の押出突部19で楔状間隙10内へ押し出される。押し出された回転阻止部材20Aは、図6Aに示すように、付勢バネ30の付勢力によって、その被挟着面21が第1挟着面5と第2挟着面15とに当接して両挟着面5、15間で挟着される。これにより、第2金具11の逆回転方向Gへの回転が再度阻止される。
上記第1実施形態の角度調節金具K1には次の利点がある。
第1金具1の各第1連結板部3の第1挟着面5は、第1連結板部3の板厚面から構成されているので、第2金具11の回転阻止時に加わる大きな荷重に耐えることができ、また上記特開平9−19339号公報の角度調節金具に備えられた受けカム部材を用いる必要がないので、角度調節金具K1の小型化を図ることができる。しかも、角度調節金具K1の総部品点数を同公報の角度調節金具よりも減らすことができ、また第1連結板部3の一部をプレス加工機などでプレス加工することで第1挟着面5を形成することができ、そのため、角度調節金具K1を安価に製作することができる。
さらに、第2挟着面15は、回転阻止部材20Aの被挟着面21に対して噛合しない形状に形成されているから、第1金具1に対する第2金具11の開き角度θを無段階に調節することができる。
さらに、角度調節金具K1は、回転阻止部材20Aが周面を被挟着面21とする断面円形のローラ状に形成されたものなので、次の利点がある。この利点を図5を参照して以下に説明する。
図5に示した角度調節金具K1では、回転阻止部材20Aは、その被挟着面21が第1挟着面5と第2挟着面15とに当接した状態で第1挟着面5と第2挟着面15との間で挟着されている。これにより、第2金具11は逆回転方向Gへの回転が阻止されている。この状態から、第2金具11を逆回転方向Gへ回転させようとした場合、回転阻止部材20Aの被挟着面21における第2挟着面15との当接部Tに、楔状間隙10の幅狭側に向かって第1挟着面5及び第2挟着面15上を転動しようとする転動力Fが加わる。この転動力Fによって回転阻止部材20Aが楔状間隙10の幅狭側へ移動しようとする結果、回転阻止部材20Aが第1挟着面5と第2挟着面15との間で強固に挟着される。そのため、第2金具11の逆回転方向Gへの回転を強固に阻止することができる。
また、第1金具1と第2金具11と回転阻止部材20Aがいずれも焼入れ処理が施された鋼材製であるので、第1金具1と第2金具11と回転阻止部材20Aはいずれも高い強度と高い耐摩耗性とを有している。そのため、第1金具1の第1挟着面5、第2金具11の第2挟着面15、及び回転阻止部材20Aの被挟着面21における変形や摩耗を防止することができ、もって、角度調節金具K1を長期間に亘って良好に使用することができる。
さらに、角度調節金具K1は、第1金具1の各第1連結板部3と第2金具11の各第2連結板部13との間に、第2金具11の回転摩擦力を増大させる摩擦力増大手段50が介在されているので、次の利点がある。
すなわち、第2金具11の回転摩擦力が小さい場合においては、第1金具1に対する第2金具11の開き角度θを適切に調節した後で、第2金具11に正回転方向Sの小さな力が不慮に加わると、第2金具11が容易に正回転方向Sに回転してしまう。そのようになると、第2金具11の開き角度θを元の適切な角度に戻すために、第2金具11を逆回転方向Gに回転させようとするが、第2金具11の逆回転方向Gへの回転が回転阻止部材20Aで阻止されているので、第2金具11の開き角度θを元の適切な角度に戻すことができない。そこで、一旦、第2金具11を正回転方向Sに大きく回転させることで回転阻止部材20Aを退避凹部6内に配置させ、これにより回転阻止部材20Aによる第2金具11の逆回転方向Gへの回転阻止を解除し、その後、第2金具11を逆回転方向Gに大きく回転させて展開状態にすることで退避凹部6内の回転阻止部材20Aを楔状間隙10内へ押し出し、次いで第2金具11を正回転方向Sに回転させて元の適切な角度に戻すといった煩わしい操作を行う必要がある。
これに対して、この角度調節金具K1のように第2金具11の回転摩擦力が増大されている場合には、第2金具11に正回転方向Sの小さな力が加わた場合でも、第2金具11は正回転方向Sに回転し難い。したがって、第2金具11が不慮に正回転方向Sに回転するのを防止することができる。
本第1実施形態の座椅子60では、角度調節金具K1の第1金具1の座フレーム取付部2に座フレーム61が連結されるとともに、角度調節金具K1の第2金具11の背フレーム取付部12に背フレーム62が連結されているので、この座椅子60は、角度調節金具K1において上記利点と同様の利点がある。
図7〜11Fは、本発明の第2実施形態に係る角度調節金具K2を説明する図である。これらの図では、上記第1実施形態の角度調節金具K1と対応する要素に同一の符号が付されている。本第2実施形態の角度調節金具K2を、上記第1実施形態の角度調節金具K1との相異点を中心に以下に説明する。
本第2実施形態の角度調節金具K2は、図7〜9に示すように、サイドカバー40Aの代わりに、サイドカバー40Bを備えている。
サイドカバー40Bでは、中間板部42は、両側板部41、41の上縁同士を互いに連結している。
このサイドカバー40Bの両側板部41、41間には第1金具1の両第1連結板部3、3が嵌挿されるとともに、中間板部42が第1金具1の両第1連結板部3、3の上側に配置されている。この状態で、両回転軸挿通孔43、43内に回転軸9が挿通されることで、サイドカバー40Bが第1金具1に取り付けられている。
また、本第2実施形態の角度調節金具K2では、図9及び10に示すように、回転阻止部材20Bは、ローラ状のものではなく、断面形状が楔状間隙10の断面形状に概ね対応した形状に形成されたものであり、詳述すると、断面形状が略三日月状に形成されたものである。
この回転阻止部材20Bは、図10に示すように、その周面における第2挟着面15側に向いた部分を、第2挟着面15に対応する被挟着面21とするものである。この被挟着面21は、第2挟着面15の曲率と同じ曲率で曲がった凹曲面からなる。これにより、被挟着面21は、第1挟着面5と第2挟着面15との間で回転阻止部材20Bが挟着された状態において第2挟着面15に第2挟着面15の延びる方向(即ち第2金具11の回転方向)に沿って面接触状態に当接する。一方、回転阻止部材20Bの周面における第1挟着面5側に向いた部分22(即ち、回転阻止部材20Bの周面における被挟着面21とは反対側の部分)は、凸曲面からなる。この部分を便宜上「背面22」という。この背面22の曲率半径は第1挟着面5の曲率半径R1よりも若干小さい。
退避凹部6の形状は、回転阻止部材20Bの背面22の断面形状に対応して凹んだ形状である。
次に、本第2実施形態の角度調節金具K2の動作について、図11A〜11Fを参照して以下に説明する。なお、これらの図ではサイドカバー40Bは図示されていない。
この角度調節金具K2は、図11A〜11Fに示すように、上記第1実施形態の角度調節金具K1と基本的に同様に動作する。図11A〜11Fは、それぞれ図6A〜6Fに対応している。
図11Aに示した角度調節金具K2では、第2金具11は第1金具1に対して展開した状態に配置されている。この状態では、回転阻止部材20Bは、楔状間隙10内における楔状間隙10の幅広側に配置されるとともに、回転阻止部材20Bの背面22及び被挟着面21がそれぞれ第1挟着面5及び第2挟着面15に当接して回転阻止部材20Bが両挟着面5、15間で挟着されている。そのため、第2金具11は逆回転方向Gへの回転が阻止されている。さらに、回転阻止部材20Bは、付勢バネ30によって楔状間隙10の幅狭側に向かって付勢されており、これにより、回転阻止部材20Aの背面22及び被挟着面21がそれぞれ第1挟着面5及び第2挟着面15に当接した状態に保持されている。さらに、回転阻止部材20Bの被挟着面21は第2挟着面15に面接触状態に当接している。
この状態から第2金具11を正回転方向Sへ回転させる。すると、図11Bに示すように、第2金具11の正回転方向Sへの回転に伴い、楔状間隙10の幅が漸次増大するとともに、回転阻止部材20Bの背面22及び被挟着面21がそれぞれ第1挟着面5及び第2挟着面15に当接した状態のままで回転阻止部材20Bが付勢バネ30の付勢力によって楔状間隙10の幅狭側へ移動する。そのため、第2金具11の逆回転方向Gへの回転阻止状態が維持される。
第2金具11を逆回転方向Gに回転させる場合には、図11Cに示すように、第2金具11を正回転方向Sに大きく回転させて起立させた状態にし、この状態から第2金具11を更に正回転方向Sに回転させる。すると、図11Dに示すように、回転阻止部材20Bが第2金具11の押圧突部18で付勢バネ30の付勢力に抗して楔状間隙10の幅広側へ押圧されて退避凹部6内に配置される。その結果、回転阻止部材20Bの被挟着面21に第2挟着面15が当接しなくなる。したがって、図11Eに示すように、第2金具11を逆回転方向Gに回転させても、回転阻止部材20Bは第1挟着面5と第2挟着面15との間で挟着されず、第2金具11は逆回転方向Gに回転可能となり、すなわち第2金具11の逆回転方向Gへの回転が許容される。なお、退避凹部6内に配置された回転阻止部材20Bは、付勢バネ30によって楔状間隙10内へ飛び出さないように保持されている。
図11Eに示した状態から第2金具11の逆回転方向Gへの回転を阻止する場合には、図11Fに示すように、第2金具11を第1金具1に対して展開した状態から第2金具11を逆回転方向Gへ強く回転させる。これにより、退避凹部6内に配置された回転阻止部材20Bが第2金具11の押出突部19で楔状間隙10内へ押し出される。押し出された回転阻止部材20Bは、図11Aに示すように、その背面22及び被挟着面21がそれぞれ第1挟着面5及び第2挟着面15に当接して両挟着面5、15間で挟着される。これにより、第2金具11の逆回転方向Gへの回転が再度阻止される。
ここで、上記第1実施形態の角度調節金具K1では、回転阻止部材20Aはその全体が断面円形のローラ状に形成されたものであるから、上述したように第2金具11の逆回転方向Gへの回転を強固に阻止することができるという利点がある反面、次のような難点がある。すなわち、図5に示すように、回転阻止部材20Aが第1挟着面5と第2挟着面15との間で挟着された状態において、回転阻止部材20Aの被挟着面21は、第2挟着面15に1箇所のみで第2連結板部13の厚さ方向に沿って線接触状態に当接する。そのため、第2金具11に逆回転方向Gの荷重が加わると、第2挟着面15における被挟着面21との当接部Tに被挟着面21から押圧力が集中して加わる。この押圧力によって第2挟着面15が被挟着面21との当接部Tで局部的に凹む虞がある。もし第2挟着面15が局部的に凹んだ場合、第2金具11は円滑に回転しなくなる。
これに対して、本第2実施形態の角度調節金具K2では、図10に示すように、回転阻止部材20Aの被挟着面21は第2挟着面15に面接触状態に当接するため、回転阻止部材20Bの被挟着面21と第2挟着面15との接触面積が増大する。その結果、第2挟着面15に加わる被挟着面21からの押圧力が分散される。そのため、第2挟着面15が被挟着面21との接触部で局部的に凹むという不具合を防止することができ、もって、第2金具11を長期間に亘って円滑に回転させることができる。
本第2実施形態の角度調節金具K2におけるその他の利点は、上記第1実施形態の角度調節金具K1の利点と同じである。
図12は、上記第2実施形態の角度調節金具K2における回転阻止部材20Bの一変形例を説明する図である。
この変形例の回転阻止部材20Bでは、その被挟着面21に、回転阻止部材20Bの長さ方向に延びた複数の小さな押圧凸部21aが設けられている。同図では、押圧凸部21aの個数は3個である。各押圧凸部21aの断面形状は円弧状である。3個の押圧凸部21aは、第2挟着面15の延びる方向に離間して被挟着面21に配置されている。
この変形例の回転阻止部材20Bでは、第1挟着面5と第2挟着面15との間で回転阻止部材20Bが挟着された状態のもとで、回転阻止部材20Bの被挟着面21は第2挟着面15に複数箇所(同図では3箇所)で当接する。そのため、回転阻止部材20Bの被挟着面21と第2挟着面15との接触面積が増大する。したがって、第2挟着面15が被挟着面21との当接部で局部的に凹むという不具合を防止することができる。この効果は、押圧凸部21aの個数が多いほど増大する。
なお本発明では、押圧凸部21aの個数は3個であることに限定されるものではなく、その他に、例えば、2個であっても良いし4個以上であっても良い。
図13〜16Fは、本発明の第3実施形態に係る角度調節金具K3を説明する図である。これらの図では、上記第1実施形態の角度調節金具K1と対応する要素に同一の符号が付されている。本第3実施形態の角度調節金具K3を、上記第1実施形態の角度調節金具K1との相異点を中心に以下に説明する。
本第3実施形態の角度調節金具K3では、図13及び14Aに示すように、第1金具1の各第1挟着面5に複数のラック歯が形成されており、これにより、各第1挟着面5にラック部29が第1挟着面5の延びる方に沿って形成されている。
また、図13及び14Bに示すように、回転阻止部材20Cは、周面を被挟着面21とする断面円形状のローラ部25と、ローラ部25の長さ方向両端からそれぞれ一体に延設されたピニオン部26と、を備えている。ピニオン部26はローラ部25と同軸に形成されている。
ラック部29とピニオン部26は、図15に示すように、回転阻止部材20Cが第1挟着面5と第2挟着面15との間で挟着された状態のもとで、互いに噛合するものである。
この角度調節金具K3のその他の構成は、上記第1実施形態の角度調節金具K1と同じである。
次に、本第3実施形態の角度調節金具K3の動作について、図16A〜16Fを参照して以下に説明する、なお、これらの図ではサイドカバー40Aは図示されていない。
この角度調節金具K3は、図16A〜16Fに示すように、上記第1実施形態の角度調節金具K1と基本的に同様に動作する。図16A〜16Fは、それぞれ図6A〜6Fに対している。
図16Aに示した角度調節金具K3では、第2金具11は第1金具1に対して展開した状態に配置されている。この状態では、回転阻止部材20Cは、楔状間隙10内における楔状間隙10の幅広側に配置されている。さらに、回転阻止部材20Cのローラ部25の被挟着面21(周面)が第2挟着面15に当接するとともに、回転阻止部材20Cのピニオン部26が第1挟着面5のラック部29に噛合しており、この状態で、回転阻止部材20Cが両挟着面5、15間で挟着されている。そのため、第2金具11は逆回転方向Gへの回転が阻止されている。さらに、回転阻止部材20Cは、付勢バネ30によって楔状間隙10の幅狭側に付勢されており、これにより上記の状態に保持されている。
この状態から第2金具11を正回転方向Sへ回転させる。すると、図16Bに示すように、第2金具11の正回転方向Sへの回転に伴い、楔状間隙10の幅が漸次増大するとともに、図15に示すように、回転阻止部材20Cのローラ部25の被挟着面21における第2挟着面15との当接部Tに、楔状間隙10の幅狭側に向かって第1挟着面5及び第2挟着面15上を転動しようとする転動力Fが加わる。この転動力Fと付勢バネ30の付勢力とによって、回転阻止部材20Cは、ピニオン部26が第1挟着面5のラック部29に噛合した状態で楔状間隙10の幅狭側へ転動する。そのため、第2金具11の逆回転方向Gへの回転阻止状態が維持される。
第2金具11を逆回転方向Gに回転させる場合には、図16Cに示すように、第2金具11を正回転方向Sに大きく回転させて起立させた状態にし、この状態から第2金具11を更に正回転方向Sに回転させる。すると、図16Dに示すように、回転阻止部材20Cのローラ部25が第2金具11の押圧突部18で付勢バネ30の付勢力に抗して楔状間隙10の幅広側へ押圧され、これより回転阻止部材20Cが第1挟着面5上を転動して退避凹部6内に配置される。その結果、回転阻止部材20Cのローラ部25の被挟着面21に第2挟着面15が当接しなくなる。したがって、図16Eに示すように、第2金具11を逆回転方向Gに回転させても、回転阻止部材20Cは第1挟着面5と第2挟着面15との間で挟着されず、第2金具11は逆回転方向Gに回転可能となり、すなわち第2金具11の逆回転方向Gへの回転が許容される。なお、退避凹部6内に配置された回転阻止部材20Cは、付勢バネ30によって楔状間隙10内へ飛び出さないように保持されている。
図16Eに示した状態から第2金具11の逆回転方向Gへの回転を阻止する場合には、図16Fに示すように、第2金具11を第1金具1に対して展開した状態から第2金具11を逆回転方向Gへ強く回転させる。これにより、退避凹部6内に配置された回転阻止部材20Cが第2金具11の押出突部19で楔状間隙10内へ押し出される。押し出された回転阻止部材20Cは、図16Aに示すように、付勢バネ30の付勢力によって、そのローラ部25の被挟着面21が第2挟着面15に当接するとともに、回転阻止部材20Cのピニオン部26が第1挟着面5のラック部29に噛合する。この状態で、回転阻止部材20Cが両挟着面5、15間で挟着される。これにより、第2金具11の逆回転方向Gへの回転が再度阻止される。
上記第3実施形態の角度調節金具K3には次の利点がある。
回転阻止部材20Cは、そのピニオン部26が第1挟着面5のラック部29に噛合した状態で、第1挟着面5と第2挟着面15との間で挟着される。そのため、回転阻止部材20Cが両挟着面5、15の間で挟着された状態のもとで第2金具11に逆回転方向Gの大きな荷重が加わった場合であっても、回転阻止部材20Cが第1挟着面5上をスリップせず、すなわち第1挟着面5に対する回転阻止部材20Cのスリップを強固に阻止することができる。これにより、第2金具11の逆回転方向Gへの回転を更に強固に阻止することができる。
本第3実施形態の角度調節金具K3におけるその他の利点は、上記第1実施形態の角度調節金具K1の利点と同じである。
以上で本発明の幾つかの実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に示したものであることに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々に変更可能である。
また、本発明に係る角度調節金具は、上記第1〜第3実施形態に適用した技術的思想のうち二つ以上を組み合わせたものであっても良い。
また本発明では、上記第1又は第3実施形態の角度調節金具K1、K3の第1金具1に、サイドカバー40Aの代わりに上記第2実施形態の角度調節金具K2のサイドカバー40Bを取り付けても良いし、上記第2実施形態の角度調節金具K2の第1金具1に、サイドカバー40Bの代わりにサイドカバー40Aを取り付けても良い。
また本発明では、第1挟着面5と第2挟着面15は、本実施形態のように側面視において円弧状に形成されることが広い角度範囲で角度調節できるようになる点等で望ましい。しかるに、本発明は、第1挟着面5と第2挟着面15が側面視において楕円弧状や直線状等に形成されることを排除するものではない。
上記第1〜第3実施形態の角度調節金具K1〜K3では、押圧突部18と押出突部19は、第2金具11の第2連結板部13に一体形成されている。しかるに、本発明では、その他に、押圧突部18と押出突部19は、回転軸9に回転自在に枢支されたカム板(図示せず)に一体形成されていても良い。このカム板を用いる場合には、第1金具1に対する第2金具11の角度調節範囲をカム板の交換だけで変更することができるという利点がある。
また、本発明に係る角度調節金具は、座椅子や車両座席等のリクライニング椅子に用いられるものであることに限定されるものではなく、その他に、ベッドや椅子におけるフットレスト、ヘッドレスト又はアームレスト用関節金具に用いても良いし、液晶ディスプレイパネル等のパネルの角度を調節する金具等に用いても良く、すなわち、一方の部材と他方の部材とを、両部材のなす角度を任意に調節可能に連結する関節金具などに用いることができる。
本発明は、リクライニング椅子(例:座椅子、車両座席、ソファー)やベッド(例:折り畳み式ベッド)などに用いられる角度調節金具に利用可能である。
1:第1金具
3:第1連結板部
5:第1挟着面
6:退避凹部
9:回転軸
10:楔状間隙
11:第2金具
13:第2連結板部
15:第2挟着面
18:押圧突部
19:押出突部
20A、20B、20C:回転阻止部材
21:被挟着面
25:ローラ部
26:ピニオン部
29:ラック部
30:付勢バネ(付勢部材)
40A、40B:サイドカバー
50:摩擦力増大手段
51:粗面化部
60:座椅子(リクライニング椅子)
K1、K2、K3:角度調節金具

Claims (7)

  1. 第1連結板部を有する第1金具と、
    第2連結板部を有する第2金具と、
    回転阻止部材と、を具備し、
    互いに略平行状に配置された前記第1連結板部と前記第2連結板部とが回転軸を介して互いに連結されるとともに、前記第2金具が前記回転軸の軸心を中心に前記第1金具に対して相対的に正逆両回転方向に回転可能であり、
    前記第1連結板部に、第1連結板部の板厚面から構成され且つ側面視において前記回転軸側に向いた第1挟着面が、前記第2金具の逆回転方向において前記軸心からの距離が漸次減少するように形成され、
    前記第2連結板部に、側面視において前記第1挟着面との間に楔状間隙を構成する第2挟着面が、前記第2金具の逆回転方向において前記軸心からの距離が漸次減少するように形成され、
    前記楔状間隙の幅は、前記第2金具の逆回転方向において漸次減少しており、
    前記回転阻止部材は、前記楔状間隙内に前記第2金具の正逆両回転方向に移動可能に配置されており、且つ、前記第1挟着面と前記第2挟着面との間で挟着されることにより前記第2金具の逆回転方向への回転を阻止するものであり、
    前記第2挟着面は、第2挟着面に対応する前記回転阻止部材の被挟着面に対して噛合しないように形成されていることを特徴とする角度調節金具。
  2. 前記回転阻止部材は、周面を前記被挟着面とする断面円形のローラ状に形成されている請求項1記載の角度調節金具。
  3. 前記回転阻止部材は、周面を前記被挟着面とする断面円形状のローラ部と、前記ローラ部に一体に形成されたピニオン部とを備えており、
    前記第1挟着面に、前記ピニオン部に噛合するラック部が形成されている請求項1記載の角度調節金具。
  4. 前記回転阻止部材は、前記第1挟着面と前記第2挟着面との間で挟着された状態のもとで、前記被挟着面が前記第2挟着面に複数箇所で当接するように、あるいは前記被挟着面が前記第2挟着面に面接触状態に当接するように構成されている請求項1記載の角度調節金具。
  5. 前記第1金具と前記第2金具と前記回転阻止部材は、いずれも焼入れ処理が施された鋼材製である請求項1〜4のいずれかに記載の角度調節金具。
  6. 前記第1連結板部と前記第2連結板部との間に、前記第2金具の回転摩擦力を増大させる摩擦力増大手段が介在されている請求項1〜5のいずれかに記載の角度調節金具。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の角度調節金具の第1金具に座フレームが連結されるとともに、前記角度調節金具の第2金具に背フレームが連結されていることを特徴とするリクライニング椅子。
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