JP2011166996A - モータ走行車両制御装置、モータ走行車両制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】坂路においてモータが過熱することを事前に防ぐことが可能なモータ走行車両制御装置及びモータ走行車両制御方法を提供すること。
【解決手段】駆動力の少なくとも一部を電気モータ16とする車両のモータ走行車両制御装置100であって、車速を検出する車速検出手段61と、アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段14と、路面の傾斜を検出する傾斜検出手段13と、車速に基づいて車両の停止状態を判定する停止判定手段と、停止判定手段により停止状態であると判定され、アクセル開度が第1の閾値より大、かつ、路面の傾斜が第2の閾値より大、という条件が成立する車両状況か否かを判定する判定手段63と、車両状況の場合、車両に制動力を加える制動制御手段66と、電気モータのモータ電流を低下させるモータ電流制御手段65と、を有することを特徴とする。
【選択図】図7
【解決手段】駆動力の少なくとも一部を電気モータ16とする車両のモータ走行車両制御装置100であって、車速を検出する車速検出手段61と、アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段14と、路面の傾斜を検出する傾斜検出手段13と、車速に基づいて車両の停止状態を判定する停止判定手段と、停止判定手段により停止状態であると判定され、アクセル開度が第1の閾値より大、かつ、路面の傾斜が第2の閾値より大、という条件が成立する車両状況か否かを判定する判定手段63と、車両状況の場合、車両に制動力を加える制動制御手段66と、電気モータのモータ電流を低下させるモータ電流制御手段65と、を有することを特徴とする。
【選択図】図7
Description
本発明は、車両の電気モータを制御するモータ走行車両制御装置等に関し、特に、登坂又は降坂中における車両の電気モータを制御するモータ走行車両制御装置及びモータ走行車両制御方法に関する。
電気モータを動力源とする電気自動車又は電気モータを動力源の一部とするハイブリッド車において、動力源である電気モータをホイールの内周側に配置する形態(インホイールモータ)が知られている。インホイールモータは、車体内のスペースを確保すること、車体の低床化、ホイールの内周側の余剰スペースの有効活用等において有利である。
しかし、インホイールモータは外気に触れにくいことや、大電流が流れることから発熱量が多い。特に登坂中は高トルクが必要となる傾向が強い。このためインホイールモータを冷却する方法が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1には、モータ温度が所定値以上であると判定された場合にインホイールモータの負荷率を減少させ、さらに、登坂中であると判定された場合、モータ駆動を停止すると共にブレーキを作動させ、車両を停止させる車両走行用モータの制御装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載された制御方法では、モータ温度が所定値以上となるまではブレーキを作動させないので、インホイールモータが過熱する機会が多くなるという問題がある。インホイールモータが過熱する機会が多くなれば、製品寿命や性能に影響するおそれもある。
本発明は、上記課題に鑑み、坂路においてモータが過熱することを事前に防ぐことが可能なモータ走行車両制御装置及びモータ走行車両制御方法を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、駆動力の少なくとも一部を電気モータとする車両のモータ走行車両制御装置であって、車速を検出する車速検出手段と、アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、路面の傾斜を検出する傾斜検出手段と、車速に基づいて車両の停止状態を判定する停止判定手段と、前記停止判定手段により停止状態であると判定され、アクセル開度が第1の閾値より大、かつ、路面の傾斜が第2の閾値より大という条件が成立する車両状況か否かを判定する判定手段と、車両状況の場合、車両に制動力を加える制動制御手段と、車両状況の場合、電気モータのモータ電流を低下させるモータ電流制御手段と、を有することを特徴とする。
坂路においてモータが過熱することを事前に防ぐことが可能なモータ走行車両制御装置及びモータ走行車両制御方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
始めに、本実施形態のモータ走行車両制御装置の概略を説明する。モータ走行車両制御装置は、動力源のインホイールモータの温度が過熱しやすい状況となると、インホイールモータの温度に関係なく、インホイールモータに流れるモータ電流を低下させ、かつ、運転者によるブレーキ操作がなくても車輪を制動する(以下、この制動を「保護ブレーキ」という場合がある)。インホイールモータの温度が過熱しやすい状況とは、例えば、下記の条件を全て満たす場合である。
・車速がゼロ程度
・アクセル開度が所定値以上
・車両が坂路に停車中であること
坂路において運転者はブレーキペダルを操作しなくても、アクセルワークを調整することで重力と駆動力を相殺させ、車両を停止させることができる。電気モータ(例えばDCモータ)の特性曲線から、負荷トルクが大きくなると回転速度は低下し、負荷トルクが大きくなるとモータ電流は比例して大きくなる、ことが知られている。すなわち、回転速度が略ゼロで負荷トルクが大きいと、大きなモータ電流が流れることになる。アクセルワークを調整することで車両が坂路で停止している状態は、モータの回転速度が略ゼロ、かつ、高トルクであることになるので、インホイールモータが過熱しやすい。
始めに、本実施形態のモータ走行車両制御装置の概略を説明する。モータ走行車両制御装置は、動力源のインホイールモータの温度が過熱しやすい状況となると、インホイールモータの温度に関係なく、インホイールモータに流れるモータ電流を低下させ、かつ、運転者によるブレーキ操作がなくても車輪を制動する(以下、この制動を「保護ブレーキ」という場合がある)。インホイールモータの温度が過熱しやすい状況とは、例えば、下記の条件を全て満たす場合である。
・車速がゼロ程度
・アクセル開度が所定値以上
・車両が坂路に停車中であること
坂路において運転者はブレーキペダルを操作しなくても、アクセルワークを調整することで重力と駆動力を相殺させ、車両を停止させることができる。電気モータ(例えばDCモータ)の特性曲線から、負荷トルクが大きくなると回転速度は低下し、負荷トルクが大きくなるとモータ電流は比例して大きくなる、ことが知られている。すなわち、回転速度が略ゼロで負荷トルクが大きいと、大きなモータ電流が流れることになる。アクセルワークを調整することで車両が坂路で停止している状態は、モータの回転速度が略ゼロ、かつ、高トルクであることになるので、インホイールモータが過熱しやすい。
そこで、本実施形態のモータ走行車両制御装置は、インホイールモータの温度が過熱しやすい状況であることを検出し、インホイールモータへ流れるモータ電流を低下させ、かつ、車輪を制動する。これにより、インホイールモータが過熱することを防止でき、車両が坂路を後退することも防止できる。また、インホイールモータが過熱する前にモータ電流を低下させるので、製品寿命や性能に影響することなく、いっそう効果的にインホイールモータを保護することが可能になる。
図1は、モータ走行車両制御装置100の概略構成図の一例を示す。ブレーキECU(Electronic Control Unit)11、インホイールモータ駆動コントローラ12、Yr/Gセンサ13及びアクセルペダル開度センサ14が、車載LAN15を介して接続されている。車載LAN15は例えばCAN(Controller Area Network)やFlexRay、及び、LIN(Local Interconnect Network)等どのようなものでもよく、また、これらの組み合わせでもよい。
ブレーキECU11及びインホイールモータ駆動コントローラ12については後に詳述するが、ブレーキECU11は、運転者が制動操作をしなくても各輪毎にホイルシリンダ圧を制御し、インホイールモータ駆動コントローラ12は運転者のアクセルペダルの操作に応じて、又は、運転者がアクセルペダルを操作をしなくても、インホイールモータ16fr,16fl,16rl,16rr(以下、インホイールモータを区別しない場合、インホイールモータ16という)の回転を制御する。ブレーキECU11及びインホイールモータ駆動コントローラ12は、電子制御ユニットと呼ばれるマイコンであり、バスを介して接続されたCPU、ROM、RAM、I/O等を有する。
Yr/Gセンサ13は、ヨーレートセンサ及びGセンサを有する。ヨーレートセンサは、車両の前後方向の軸が路面に対し回転する際の回転速度を検出するMEMS(micro-electro-mechanical systems)センサであり、Gセンサは前後方向、横方向、及び、上下方向の3軸方向それぞれの加速度を検出するMEMSセンサである。ヨーレートセンサは主に振動体が回転すると発生するコリオリ力を検出して、三次元空間における車両の進行方向を検出する。したがって、Yr/Gセンサ13の出力を検出することで、車両が坂路に存在すること及び坂路の傾斜角(後述する傾斜情報)を特定することができる。Yr/Gセンサ13の代わりにジャイロセンサを搭載してもよい。
アクセルペダル開度センサ14は、運転者が操作したアクセル開度(アクセルペダルのストローク量)を検出するセンサである。具体的には、アクセルペダル開度センサ14はストローク量を電気信号に変換してアクセル開度を検出する。アクセル開度により、運転者がアクセルワークを調整して坂路に車両を停止させようとしていることを検出できる。
続いて、図2を用いて、ブレーキECU11及びインホイールモータ駆動コントローラ12について説明する。図2は、ブレーキ作動流体の油圧回路及びインホイールモータ16の制御系統を模式的に説明する図の一例である。図2において点線の矢印は制御信号の供給を表す。
ブレーキペダル25にはマスタシリンダ24が連結されている。マスタシリンダ24には作動流体が貯留されたリザーバタンク23が設けられ、また、マスタシリンダ24は2つの液圧室26,27を有する。2つの液圧室26,27にはブレーキペダル25の踏力に応じたマスタシリンダ圧がそれぞれ発生する。液圧室27には第1マスタ通路21が、液圧室26には第2マスタ通路22がそれぞれ連通している。
第1マスタ通路21には、保持弁28を介して右前輪FRのホイルシリンダ43が、保持弁29を介して左前輪FLのホイルシリンダ44が、それぞれ連結されている。保持弁28は常態でホイルシリンダ45と連通した常開の電磁開閉弁であり、保持弁29は常態でホイルシリンダ46と連通した常開の電磁開閉弁である。保持弁28,29は、第1マスタ通路21からホイルシリンダ43,44に流入する作動流体の流通を許容及び遮断する。
同様に、第2マスタ通路22には、保持弁31を介して右後輪RLのホイルシリンダ45が、保持弁32を介して左後輪RRのホイルシリンダ46が、それぞれ連結されている。保持弁31は常態でホイルシリンダ45と連通した常開の電磁開閉弁であり、保持弁32は常態でホイルシリンダ46と連通した常開の電磁開閉弁である。保持弁31,32は、第2マスタ通路22からホイルシリンダ45,46に流入する作動流体の流通を許容及び遮断する。
第1マスタ通路21において、保持弁28,29の下流側でホイルシリンダ43,44の上流側には減圧弁33,34が、第2マスタ通路22において、保持弁31,32の下流側でホイルシリンダ45,46の上流側には減圧弁35,36が、それぞれ連結されている。減圧弁33,34は、常態で第1マスタ通路21と戻り配管37を遮断し、減圧弁35,36は、常態で第2マスタ通路22と戻り配管38を遮断する常閉の電磁開閉弁である。
戻り配管37にはリザーバタンク39が、戻り配管38にはリザーバタンク40が、それぞれ連結されており、リザーバタンク39,40に貯留した作動流体は、ポンプ41,42によりそれぞれ第1マスタ通路21又は第2マスタ通路22に圧送される。
ホイルシリンダ43,44,45,46は、第1マスタ通路21又は第2マスタ通路22から供給される作動流体の液圧に応じて、右前輪FR、左前輪FL、右後輪RR、左後輪RLのそれぞれのブレーキキャリパを駆動する。ブレーキキャリパが駆動されると、各輪に配置されたブレーキパッドが、ディスクロータ47,48,49,50を挟み込むことにより、右前輪FR、左前輪FL、右後輪RR、左前輪RLにそれぞれ制動力を発生させる。
運転者がブレーキペダル25を操作した場合、液圧室27に発生したマスタシリンダ圧が、第1マスタ通路21を介してホイルシリンダ43,44に供給され、液圧室26に発生したマスタシリンダ圧が、第2マスタ通路22を介してホイルシリンダ45,46に供給される。したがって、運転者によるブレーキペダル25の制動操作に応じて、各輪が制動される。
また、運転者がブレーキペダル25を操作しない場合でも、ブレーキECU11は特定の車両状況(例えば、ABS(Antilock Brake System),TRC(Traction Control System)、ESC(Electronic Stability Control))を検出して、保持弁28,29,31,32及び減圧弁33,34,35,36の開閉を各輪毎に独立に制御する。車輪を制動する場合、ブレーキECU11は保持弁を開状態に、減圧弁を閉状態のままとする(増圧モード)。この場合、ホイルシリンダ43,44,45,46にはポンプ41,42から作動流体が供給され、ホイルシリンダ圧が増大する。制動状態を維持する場合、ブレーキECU11は保持弁を閉状態に、減圧弁を閉状態のままとする(保持モード)。この場合、ホイルシリンダ圧が維持されるので、車輪は停止状態を保つ。制動を解除する場合、ブレーキECU11は保持弁28,29,31,32を閉状態に、減圧弁33,34,35,36を開状態にする(減圧モード)。この場合、ホイルシリンダ43,44,45,46から戻り配管37,38に向けて作動流体が流出するので、ホイルシリンダ圧が減圧され、車輪は制動状態から解除される。
なお、運転者のブレーキペダル25の操作量に応じて、ブレーキECU11が各輪のホイルシリンダ圧を制御する、いわゆる「X バイ ワイヤ」を採用したブレーキ油圧系統においても、本実施形態のモータ制御を好適に適用できる。
続いて、インホイールモータ16の制御系統について説明する。インホイールモータ16は、発電機(ジェネレータ)を備えたいわゆるモータジェネレータである。右前輪FR,左前輪FL,右後輪RR,左前輪RLの各輪は、インホイールモータ16fr,16fl,16rl,16rrによりそれぞれ回転駆動される。なお、インホイールモータ16に加え、車体にエンジンを搭載していてもよい(ハイブリッド車)。バッテリ55と接続されたインホイールモータ16fr,16fl,16rl,16rrは、減速機構を介してディスクロータ47,48,49,50と連結されている。インホイールモータ16fr,16fl,16rl,16rrの回転軸に接続された不図示のギアとディスクロータ47,48,49,50の回転軸と同軸のギア51,52,53,54とが噛合することで、減速されたインホイールモータ16fr,16fl,16rl,16rrの回転がディスクロータ47,48,49,50を回転駆動する。
インホイールモータ16はインホイールモータ駆動コンロトローラ12により制御される。インホイールモータ駆動コントローラ12は、アクセルペダル56の操作量、ブレーキペダル25の操作量、車両速度、等を検出して、各輪のインホイールモータ16の要求トルクを演算し、インホイールモータ16の制御信号を生成する。
また、インホイールモータ16は回生ブレーキとしても作動する。車両の制動時、ディスクロータ47,48,49,50及びインホイールモータ16fr,16fl,16rl,16rrの慣性回転に伴って発電された電力がバッテリ55に充電される。インホイールモータ駆動コントローラ12は、ブレーキECU11から各輪の制動のタイミングを検出し、インホイールモータ16の力行運転と回生運転を切り替えることで、バッテリ55からの放電と充電を制御する。
なお、回生運転中、インホイールモータ駆動コントローラ12は、バッテリ55への充電の有無又は充電量を制御することで、回生制動による制動トルクを制御することができる。
また、車両にエンジンが搭載されている場合、エンジンの回転により得られた電力がバッテリ55に供給され充電される。また、車両にエンジンが搭載されていない場合、インホイールモータ16を単体で回転させることで、バッテリ55を充電することができる。
図3は、ブレーキECU11とインホイールモータ駆動コントローラ12の機能ブロック図の一例を示す。ブレーキECU11は、停止判定部60、判定部63、制動要求部64及びモータ通電制御部65を有し、インホイールモータ駆動コントローラ12は、制動制御部66及び保護ブレーキ作動通知部67を有する。これらの機能は、マイコンのCPUがプログラムを実行すること、又は、ハード的な回路により実現される。
停止判定部60は、車速センサ61から車速を取得し、車速に基づき車両が停止状態であることを判定する。なお、停止状態には、車速が所定値以下(閾値V1)になる略停止状態も含む。
判定部63は、アクセルペダル開度センサ14からアクセル開度を、モータ電流センサ62からモータ電流値を、それぞれ取得する。インホイールモータ駆動コントローラ12は、車載LAN15を介して他のECUと、又は、直接、各センサと接続されている。
判定部63は、停止判定部60の判定結果、アクセル開度、及び、モータ電流値から、インホイールモータ16の温度が過熱しやすい状況であるか否かを判定する。インホイールモータ16の温度が過熱しやすい状況であると判定すると、判定部63はインホイールモータ16の保護が必要であると判定し、制動要求部64に保護要求を出力する。
制動要求部64は、保護要求を取得すると、保護が必要な状態が継続した時間である保護必要時間T(s)の計測を開始する。制動要求部64は、保護必要時間T(s)が閾値Xより大きくなったと判定すると、駆動モータ過熱予想フラグをオンにする。インホイールモータ16の保護が必要であると判定された直後から、保護ブレーキを作動させるのでなく、保護必要時間T(s)が閾値Xより大きくなることを待つことで、保護ブレーキの頻繁なオン/オフを回避できる。制動要求部64は、駆動モータ過熱予想フラグをオンにすると、モータ過熱予想情報をブレーキECU11に送出する。
また、モータ通電制御部65は、ブレーキECU11から保護ブレーキ作動情報を取得すると、インホイールモータ16のモータ電流を低下させる。すなわち、インホイールモータ16のコイル電流を低下させる。これにより、運転者がアクセルペダル56を操作しても、インホイールモータ16には電流が供給されないので、インホイールモータ16の過熱を防止できる。
ブレーキECU11の制動制御部66は、モータ過熱予想情報を受信すると、Yr/Gセンサ13から傾斜情報を取得する。制動制御部66は、傾斜情報に基づき車両が坂路に停車していると判定すると、右前輪FR,左前輪FL,右後輪RR,左前輪RLに対し保護ブレーキを作動させる。具体的には、制動制御部66は、保持弁を開状態、減圧弁を閉状態にした後、保持弁を閉状態にする。こうすることで、ホイルシリンダ圧は右前輪FR,左前輪FL,右後輪RR,左前輪RLを制動する程度の圧力に保持される。なお、4輪全てに対し保護ブレーキを作動させることなく、右前輪FR及び左前輪FLのみ,又は、右後輪RR及び左前輪RLのみに保護ブレーキを作動させてもよい。制動制御部66は、保護ブレーキの作動を開始すると、保護ブレーキ作動通知部67に保護ブレーキの作動の開始を通知する。保護ブレーキ作動通知部67は、保護ブレーキ作動情報をインホイールモータ駆動コントローラ12送信する。保護ブレーキ作動情報には、保護ブレーキの作動が開始したこと及び保護ブレーキによる最終的なホイルシリンダ圧が含まれる。
なお、図3に示した、ブレーキECU11とインホイールモータ駆動コントローラ12の各機能ブロックの配置は一例であって、ブレーキECU11又はインホイールモータ駆動コントローラ12のどちらかが全ての機能ブロックを有していてもよいし、全く別のECUが全ての機能ブロックを有していてもよい。また、一部の機能ブロックの配置先が、ブレーキECU11からインホイールモータ駆動コントローラ12へ(又はその逆に)移動してもよい。
図4〜図6により、以上の構成に基づく制御の手順を説明する。図4は、インホイールモータ駆動コントローラ12がモータ過熱予想情報をブレーキECU11に送信する手順の一例を、図5は、ブレーキECU11が保護ブレーキを作動させる手順の一例を、図6は、インホイールモータ駆動コントローラ12がインホイールモータ16のモータ電流を低下させる手順を、それぞれ示すフローチャート図である。また、図7は、車速、アクセル開度、インホイールモータ16のモータ電流値、ホイルシリンダ圧、及び、坂路判定結果を時間の経過と共に示すチャート図の一例である。
図4の手順は、例えば所定のサイクル時間毎に繰り返し実行される。または、車速が閾値V1未満となった場合にスタートしてもよい。
停止判定部60は、車速センサ61が検出する車速が閾値V1未満になったか否かを判定する(S10)。閾値V1は、車両が停止していることを判定できる値であればよく、例えば、閾値V1=0.5〜1〔km/h〕程度である。閾値V1を傾斜に応じて可変としてもよい(負荷が大きくなることを考慮して、傾斜が大きいほど閾値V1を小さくする)。
車速が閾値V1未満でない場合(S10のNo)、車両が停止しないので保護ブレーキを作動させる必要もなく、判定部63は駆動モータ過熱予想フラグをオフにして図4の手順は終了する(S70)。
車速が閾値V1未満の場合(S10のYes)、判定部63は、アクセルペダル開度センサ14が検出したアクセル開度が閾値θ1未満か否かを判定する(S20)。閾値θ1は、運転者が意識的にアクセルペダル56を踏み込んでいることを判定できる値であればよく、ゼロより大きい小さな値(例えば、アクセル全開のアクセル開度を100として、閾値θ1=1〜3程度)である。
アクセル開度が閾値θ1未満である場合(S20のYes)、運転者が意識的にアクセルペダル56を踏み込んでいないので、保護ブレーキを作動させる必要もなく、判定部63は駆動モータ過熱予想フラグをオフにして図4の手順は終了する(S70)。
アクセル開度が閾値θ1未満でない場合(S20のNo)、運転者が意識的にアクセルペダル56を踏み込んでいる可能性があるので、判定部63はさらに、モータ電流センサ62が検出したインホイールモータ16を駆動するモータ電流値が閾値I1未満か否かを判定する(S30)。閾値I1は、インホイールモータ16を過熱から保護する必要があること、すなわち過熱のおそれがあるモータ電流値であることを判定できる値であればよい。過熱のおそれがあるモータ電流値は、インホイールモータ16の放熱性や性能によっても変わってくるので、実験的に定めておく。また、同じ車種でも、季節や走行場所によって、過熱の程度は変わってくるので、閾値I1を外気温に応じて決定してもよい。この場合、判定部63は、車外の温度が高い場合には閾値I1を小さくし、車外の温度が低い場合には閾値I1を大きくする。
モータ電流値が閾値I1未満である場合(S30のYes)、インホイールモータ16が加熱するおそれがないので、保護ブレーキを作動させる必要もなく、判定部63は駆動モータ過熱予想フラグをオフにして図4の手順は終了する(S70)。
なお、ステップS20の判定とステップS30の判定はいずれもアクセルペダル56の操作と関係しているので、ステップS30の判定を省略してもよいし、ステップS20の判定を省略してもよい。
モータ電流値が閾値I1未満でない場合(S30のNo)、インホイールモータ16が加熱しやすい状況であることになるので、判定部63は制動要求部64に保護要求を出力する。これにより、制動要求部64は保護必要時間T(s)の計測を開始する(S40)。
ステップS40までの処理が、図7の時刻t1までのチャートに対応する。図7の時刻t1において、車速は閾値V1未満、アクセル開度は閾値θ1以上、及び、モータ電流値は閾値I1以上、になっている。
図4に戻り、保護必要時間T(s)の計測を開始すると、制動要求部64は繰り返し、保護必要時間T(s)が閾値Xより大きいか否かを判定する(S50)。保護必要時間T(s)が閾値Xより大きくなるまでの間(S50のNo)、処理はステップS10に戻り、ステップS10の判定が「No」,ステップS20又はS30の判定が「Yes」になると、制動要求部64は保護必要時間T(s)の計測を終了する。
保護必要時間T(s)が閾値Xより大きい場合(S50のYes)、制動要求部64は駆動モータ過熱予想フラグをオンにする(S60)。そして、制動要求部64は、モータ過熱予想情報をブレーキECU11に送出する。
なお、制動要求部64は、ステップS70において、駆動モータ過熱予想フラグがオフになるとモータ過熱解除情報をブレーキECU11に送出する。こうすることで、例えば、運転者が走行を再開した場合(車速≧V1)、又は、パーキングブレーキにより車両を制動した場合(アクセル開度<θ1 or モータ電流値<I1)、ブレーキECU11は保護ブレーキを解除できることになる。
図5に基づき説明する。図5の手順は、例えば所定のサイクル時間毎に繰り返し実行される。または、ブレーキECU11がモータ過熱予想情報を受信したことによる割り込みによりスタートしてもよい。
制動制御部66は、モータ過熱予想情報を受信したか否かを判定する(S110)。モータ過熱予想情報を受信していない場合(S110のNo)、保護ブレーキを作動させる必要はないので、図5の処理はそのまま終了する。
モータ過熱予想情報を受信した場合(S110のYes)、保護ブレーキを作動させる必要があるが、それが坂路によるものか否かを判定するため、制動制御部66はYr/Gセンサ13が検出した傾斜情報に基づき車両が坂路に停車しているか否か判定する(S120)。
ステップS120までの処理が、図7の時刻t2までのチャートに対応する。図7の時刻t2において(及びその前後の時間を含み)、傾斜が所定値以上であることを示す坂路判定結果がオンであり、車両が坂路に存在していることを示している。
なお、制動制御部66は、車両の進行方向に応じて(シフトレバーがドライブDかリバースRかに応じて)坂路判定してもよい。運転者がアクセルワークにより坂路で停止状態を保つ場合、登坂中ならシフトレバーはドライブD、降坂中ならシフトレバーがリバースRとなる。すなわち、シフトレバーがドライブDの場合、傾斜情報は車両が登坂状態であることを示している必要があり、シフトレバーがリバースRの場合、傾斜情報は車両が降坂状態であることを示している必要がある。このように制動制御部66は、車両の進行方向に応じて、傾斜情報から坂路判定結果がオンかオフかを判定することができる。
図5に戻り、車両が坂路に停車していない場合(S120のNo)、保護ブレーキを作動させる必要が生じたのが坂路によるものではないことになるので、図5の処理はそのまま終了する。
車両が坂路に停車している場合(S120のYes)、坂路により保護ブレーキを作動させる必要が生じたので、制動制御部66は保護ブレーキを作動させる(S130)。すなわち、制動制御部66は保持弁28,29,31,32及び減圧弁33,34,35,36を制御して、ホイルシリンダ圧を増大させる。こうすることで、モータ電流をゼロにしても車両が坂路を後退することがなくなる。
なお、制動制御部66は傾斜情報にほぼ比例した値までホイルシリンダ圧を増大させる。こうすることで、傾斜が急なほど大きな制動力を各輪に作用させることができる。
また、制動制御部66は、保護ブレーキの作動を開始すると、保護ブレーキ作動通知部67にその旨を通知する。保護ブレーキ作動通知部67は、保護ブレーキ作動情報をインホイールモータ駆動コントローラ12に送信する。上記のとおり、保護ブレーキ作動情報には傾斜情報に応じて決定されたホイルシリンダ圧が含まれる。
図6に基づき説明する。図6の手順は、例えば所定のサイクル時間毎に繰り返し実行される。または、インホイールモータ駆動コントローラ12が保護ブレーキ作動情報を受信したことによる割り込みによりスタートしてもよい。
モータ通電制御部65は、保護ブレーキ作動情報を受信したか否かを判定する(S210)。保護ブレーキ作動情報を受信していない場合(S210のNo)、保護ブレーキが作動していないので、そのまま図6の処理は終了する。この場合、インホイールモータ16のモータ電流はアクセル開度に応じた値となる。
保護ブレーキ作動情報を受信した場合(S210のYes)、モータ通電制御部65はインホイールモータ16への通電を徐々に停止して、最終的にモータ電流をゼロにする(S220)。これにより、運転者がアクセルペダル56を操作しても、インホイールモータ16には電流が供給されないので、過熱を防止できる。
ステップS220までの処理が、図7の時刻t3までのチャートに対応する。図7の時刻t3において、車両が坂路で停止できる程度にホイルシリンダ圧が十分に増大した時とほぼ同じタイミングで、モータ電流値がゼロになっている。すなわち時刻t2〜t3のモータ電流値とホイルシリンダ圧に示されるように、モータ電流を瞬間的にゼロにするのでなく、ホイルシリンダ圧が増大した分だけ駆動力が低下するようにモータ電流を小さくすることで、インホイールモータ16による駆動力を徐々に制動力に置き換えることができる。
インホイールモータ駆動コントローラ12は、例えば、予め実験的に求めたマップ等を用いて、保護ブレーキ作動情報に含まれるホイルシリンダ圧に基づき、単位時間当たりのモータ電流値の低下分(時間に対するモータ電流値の傾き)を決定する。そしてこの傾きに従ってモータ電流を徐々に低下させる。ホイルシリンダ圧を変数とする所定の関数によりこの傾きを算出してもよい。
モータ電流値がゼロになった後、ホイルシリンダ圧は略一定に保持される。その後、制動制御部66がモータ過熱解除情報をインホイールモータ駆動コントローラ12から受信すると、制動制御部66は保護ブレーキを解除する。すなわち、ホイルシリンダ圧を減圧する。こうすることで、運転者のアクセルペダル56の踏み込みにより車両が走行でき、運転者がアクセルペダル56の操作をやめパーキングブレーキを作動させた場合には保護ブレーキなしに車両を停止できる。
図8を用いて、図7の変形例を説明する。図7では、ホイルシリンダ圧が増大した分だけ駆動力が低下するようにモータ電流を小さくしたが、ホイルシリンダ圧が十分に増大した後に、モータ電流を急激に又は徐々にゼロにしてもよい。
図8では、時刻t2までのチャートは図7と同様であるが、時刻t2ではモータ電流値が低下を開始していない。モータ電流値は、ホイルシリンダ圧が十分に増大した時刻t3‘から低下を開始している。図8のような制御とすることで、モータ電流を徐々に低下させる処理が不要になり制御を簡略化できる。また、車両が坂路を後退することを確実に防止できる。
図8の制御を実現するため、ブレーキECU11の制動制御部66はホイルシリンダ圧が傾斜情報に対して十分に増大した後に、保護ブレーキ作動通知部67に、保護ブレーキ作動情報をインホイールモータ駆動コントローラ12に送信するよう要求すればよい。
モータ通電制御部65は、保護ブレーキ作動情報を取得すると、インホイールモータ16のモータ電流を急激にゼロに又は徐々にゼロにする。これにより、運転者がアクセルペダル56を操作しても、インホイールモータ16には電流が供給されないので、過熱を防止できる。
以上説明したように、本実施形態のモータ走行車両制御装置100は、インホイールモータ16の温度が過熱しやすい状況を検出して、インホイールモータ16への通電を禁止するので、モータが過熱することを防止できる。したがって、製品寿命や性能に影響することなく、確実にインホイールモータ16を保護することが可能になる。
なお、本実施形態ではインホイールモータ16を例に坂路における過熱の防止について説明したが、駆動源の電気モータはホイール内に配置されていなくても、同様に電気モータの過熱を防止できる。
11 ブレーキECU
12 インホイールモータ駆動コントローラ
13 Yr/Gセンサ
14 アクセルペダル開度センサ
15 車載LAN
16 インホイールモータ
100 モータ走行車両制御装置
12 インホイールモータ駆動コントローラ
13 Yr/Gセンサ
14 アクセルペダル開度センサ
15 車載LAN
16 インホイールモータ
100 モータ走行車両制御装置
Claims (6)
- 駆動力の少なくとも一部を電気モータとする車両のモータ走行車両制御装置であって、
車速を検出する車速検出手段と、
アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、
路面の傾斜を検出する傾斜検出手段と、
車速に基づいて車両の停止状態を判定する停止判定手段と、
前記停止判定手段により停止状態であると判定され、前記アクセル開度が第1の閾値より大、かつ、路面の傾斜が第2の閾値より大、という条件が成立する車両状況か否かを判定する判定手段と、
前記車両状況の場合、車両に制動力を加える制動制御手段と、
前記車両状況の場合、前記電気モータのモータ電流を低下させるモータ電流制御手段と、
を有することを特徴とするモータ走行車両制御装置。 - 駆動力の少なくとも一部を電気モータとする車両のモータ走行車両制御装置であって、
車速を検出する車速検出手段と、
アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、
路面の傾斜を検出する傾斜検出手段と、
前記電気モータのモータ電流値を検出するモータ電流検出手段と、
車速に基づいて車両の停止状態を判定する停止判定手段と、
前記停止判定手段により停止状態であると判定され、前記アクセル開度が第1の閾値より大、路面の傾斜が第2の閾値より大、かつ、前記モータ電流値が第3の閾値より大、という条件が成立する車両状況か否かを判定する判定手段と、
前記車両状況の場合、車両に制動力を加える制動制御手段と、
前記車両状況の場合、前記電気モータのモータ電流を低下させるモータ電流制御手段と、
を有することを特徴とするモータ走行車両制御装置。 - 駆動力の少なくとも一部を電気モータとする車両のモータ走行車両制御装置であって、
車速を検出する車速検出手段と、
アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、
路面の傾斜を検出する傾斜検出手段と、
前記電気モータのモータ電流値を検出するモータ電流検出手段と、
車速に基づいて車両の停止状態を判定する停止判定手段と、
前記停止判定手段により停止状態であると判定され、前記アクセル開度が第1の閾値より大、かつ、路面の傾斜が第2の閾値より大、という条件が所定時間以上継続した車両状況か否かを判定する判定手段と、
前記車両状況の場合、車両に制動力を加える制動制御手段と、
前記車両状況の場合、前記電気モータのモータ電流を低下させるモータ電流制御手段と、
を有することを特徴とするモータ走行車両制御装置。 - 前記モータ電流制御手段は、前記制動制御手段が車両に加える制動力を増大した分だけ駆動力が低下するよう、前記電気モータのモータ電流を低下させる、
ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のモータ走行車両制御装置。 - 前記モータ電流制御手段は、前記制動制御手段が車両に加える制動力を、車両が坂路で停止できる程度に十分に増大させた後、前記電気モータのモータ電流を低下させる、
ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のモータ走行車両制御装置。 - 車両を駆動する電気モータのモータ走行車両制御方法であって、
車速検出手段が車速を検出するステップと、
アクセル開度検出手段が、アクセル開度を検出するステップと、
傾斜検出手段が、路面の傾斜を検出するステップと、
停止判定手段が、車速に基づいて車両の停止状態を判定するステップと、
判定手段が、前記停止判定手段により停止状態であると判定され、車速が略ゼロ、前記アクセル開度が第1の閾値より大、かつ、路面の傾斜が第2の閾値より大、という条件が成立する車両状況か否かを判定するステップと、
前記車両状況の場合、制動制御手段が、車両に制動力を加えるステップと、
前記車両状況の場合、モータ電流制御手段が、前記電気モータのモータ電流を低下させるステップと、
を有することを特徴とするモータ走行車両制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010028853A JP2011166996A (ja) | 2010-02-12 | 2010-02-12 | モータ走行車両制御装置、モータ走行車両制御方法 |
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