JP2011166874A - 回路構成体および電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路基板とバスバーを重ね合わせて配置し、もって電気接続箱を小型化する。
【解決手段】本発明の回路構成体30は、基板側貫通孔45Aを有する回路基板31と、この回路基板31に重ね合わせて配置され、基板側貫通孔45Aに連通するバスバー側貫通孔45Bを有するバスバー32と、両貫通孔45に貫通して差し込まれるピン64と、ピン64と回路基板31を導通可能に接続するとともにピン64とバスバー32を導通可能に接続する半田付け部70とを備えた構成としたところに特徴を有する。
【選択図】図13

Description

本発明は、回路構成体および電気接続箱に関する。
従来、車両用の電気接続箱として、回路構成体をケース内に収容してなるものが知られている。回路構成体は、金属板からなるバスバーと、このバスバー上に実装された半導体スイッチング素子と、この半導体スイッチング素子による通電および断電の切替制御を行う制御用の回路基板とを備えて構成されている。バスバーには、バッテリーに直結される電源端子が一体に形成されており、バッテリーからの電力は、バスバーを通じて半導体スイッチング素子のドレイン部に入力される。また、バスバーと回路基板は、基板用接続端子によって接続されており、バスバーからの電力は、基板用接続端子を通じて回路基板に入力される。
特開2001−268785号公報
しかしながら、上記の回路構成体は、回路基板とバスバーが基板用接続端子を介して配置されているため、この端子の長さに対応する間隔が回路基板とバスバーとの間に形成され、電気接続箱の小型化の観点からは好ましくない。そこで、回路基板とバスバーを重ね合わせて配置した場合、バスバーの一部を切り起こして基板用接続端子を形成することが考えられる。ところが、基板用接続端子を切り起こし形成したことに伴う切り起こし孔がバスバー側に形成されたり、また、半導体スイッチング素子など他の部品の配置によっては基板用接続端子を設ける位置が制限されたりすることもあり得る。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、回路基板とバスバーを重ね合わせて配置し、もって電気接続箱を小型化することを目的とする。
本発明の回路構成体は、基板側貫通孔を有する回路基板と、この回路基板に重ね合わせて配置され、基板側貫通孔に連通するバスバー側貫通孔を有するバスバーと、両貫通孔に貫通して差し込まれるピンと、ピンと回路基板を導通可能に接続するとともにピンとバスバーを導通可能に接続する半田付け部とを備えた構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、基板側貫通孔とバスバー側貫通孔に貫通するようにしてピンを差し込み、回路基板とピン、バスバーとピンをそれぞれ、半田付け部で導通可能に接続することができる。ここで、ピンは両貫通孔に差し込まれているため、回路基板とバスバーの間に、ピンの長さに対応する間隔を設ける必要がなく、回路基板とバスバーを重ね合わせて配置することができる。したがって、回路構成体を小型化することができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
ピンは、バッテリーと通電可能に接続された電源端子の一部である構成としてもよい。
このような構成によると、ピンが電源端子の一部として構成されているため、バッテリーからの電力をピンによって回路基板とバスバーとに対して同時に入力することができる。
半田付け部は、回路基板側に形成された基板側半田付け部とバスバー側に形成されたバスバー側半田付け部とが両貫通孔を通って一体に形成されてなる構成としてもよい。
このような構成によると、基板側半田付け部とバスバー側半田付け部を別々に半田付けしなくてもよく、回路基板もしくはバスバーのいずれか一方から半田付けすれば両方に半田付けすることができる。
また、本発明は、上記の回路構成体と、この回路構成体を内部に収容したケースとを備えた電気接続箱としてもよい。
このような構成によると、電気接続箱を小型化することができる。
本発明によれば、回路基板とバスバーを重ね合わせて配置することができ、もって電気接続箱を小型化することができる。
実施形態1における電気接続箱の平面図 図1におけるA−A線断面図 図1におけるB−B線断面図 回路基板を示す斜視図 バスバーを示す斜視図 図5のバスバーに図4の回路基板を重ね合わせた状態を示す斜視図 図6の状態から樹脂成形を行った状態を示す斜視図 図7の下面側を示す斜視図 図7の回路構成体に電子部品が実装された状態を示す斜視図 図9の回路構成体に端子集合体が実装された状態を示す斜視図 図10の回路構成体をケースの内部に収容した状態を示す斜視図 図1におけるC−C線断面図 図12の一部を拡大して示す断面図 実施形態2における図3に対応する断面図 図14の一部を拡大して示す断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図13の図面を参照しながら説明する。本実施形態における電気接続箱10は自動車などに搭載されて使用される。この電気接続箱10は、バッテリー(図示せず)と、ヘッドランプ、ワイパーなどの図示しない電装品との間に設けられている。この電気接続箱10は、バッテリーから供給される電力を分配、供給するとともに、これらの電力供給の切り替えなどの制御を行う。
電気接続箱10は、図2に示すように、回路構成体30と、この回路構成体30を内部に収容するケースとを備えて構成されている。このケースは、略方形の箱形をなして上方に開口するケース本体50Aと、略方形の箱形をなして下方に開口するカバー50Bとから構成されている。カバー50Bは、ケース本体50Aの開口を塞ぐようにして装着されている。回路構成体30は、ケース本体50Aの底面に載置され、ボルト止めにより固定されている。この回路構成体30の上面には、端子集合体60が実装されている。
端子集合体60は、図10に示すように、平板状をなす複数のタブ端子61と、回路構成体30の外周縁部に沿って略L字状をなす合成樹脂製のハウジング62とを備えて構成されている。タブ端子61は、ハウジング62を上下方向に貫通する形態でハウジング62と一体に成形されている。これにより、複数のタブ端子61がハウジング62によって保持されている。同様にして、ハウジング62の両端部のうち図示左側の端部には、電源端子63が保持されている。この電源端子63は、バッテリーと通電可能に接続される平板状の本体部を有し、この本体部の下方に一対のピン64が突出して形成されている。
タブ端子61においてハウジング62から下方に突出した部分は、回路構成体30に貫通形成されたスルーホール38に差し込まれ、半田付けにより導通可能に接続されている。一方、タブ端子61においてハウジング62から上方に突出した部分は、図1ないし図3に示すように、筒状をなすコネクタ部51の内部に収容されている。コネクタ部51は、カバー50Bを上下方向に貫通する形態で複数設けられている。
コネクタ部51の内部には、バッテリーもしくは各電装品に連なるワイヤハーネスの端末部に設けられた相手側コネクタ(図示せず)が嵌合可能とされている。相手側コネクタには、タブ端子61と接続可能な相手側端子が複数収容されている。これにより、相手側コネクタをコネクタ部51の内部に嵌合すると、相手側端子とタブ端子61が導通可能に接続され、バッテリーからの電力が電気接続箱10に供給され、電気接続箱10から各電装品に対して電力が分配、供給される。
ケース本体50Aの側壁の外面には、図2に示すように、外方に突出するロック部52が設けられている。一方、カバー50Bの側壁には、ロック部52と対応する位置に弾性変形可能なロック受け部53が設けられている。また、ケース本体50Aのロック部52の下方には、フランジ部54が外方に張り出す形態で周設されている。これにより、カバー50Bをケース本体50Aに被せてカバー50Bの側壁の下端がフランジ部54に接触する位置に至ると、ロック部52とロック受け部53が上下方向に係止し、ケース本体50Aとカバー50Bが一体に組み付けられた状態に保持される。
回路構成体30は、後述する半導体リレー48の制御回路を有する回路基板31と、この回路基板31の下面に密着状態で配設されたバスバー32とを備えて構成されている。回路基板31は、例えばポリイミドからなる絶縁基材の両面に、銅箔パターンからなる導電路を形成した構成とされている。絶縁基材の厚さは、例えば50μm(2mil)とされている。一方、導電路の厚さは、例えば35μm(1oz)とされている。さらに、回路基板31の表面には、絶縁材としてのソルダーレジスト(図示せず)が塗布されている。ソルダーレジストの厚さは、導電路を露出させない程度に薄く設定されている。このため、回路基板31は、導電路が形成されている銅箔部分においても可撓性を有し、導電路が形成されていない部分においては、極めて柔軟なフィルム状に構成されている。
回路基板31は、図4に示すように、略長方形状をなしている。回路基板31には、略方形をなす複数の開口部33が貫通して形成されている。複数の開口部33は、回路基板31の長手方向に沿って並んで設けられ、隣り合う2つの開口部33の間には、基板側係止窓34が貫通して形成されている。この基板側係止窓34は、回路基板31の長手方向に沿って複数が並んで設けられている。複数の基板側係止窓34のうち並び方向中央に位置する基板側係止窓34は、左右に配置された両開口部33に隣り合う配置で、かつ、両開口部33とは独立して形成されている。これに対して残りの基板側係止窓34は、左右に配置された両開口部33に隣り合う配置で、かつ、左右いずれか一方の開口部33と連通して形成されている。
基板側係止窓34の開口縁のうち回路基板31の長手方向に沿う一対の対向縁には、一対の規制片35が対向状態で配置されている。両規制片35は、回路基板31の長手方向と交差する方向(以下「幅方向」という)に張り出す形態で設けられている。規制片35は、導電路を含まない構成とされているため、前記の通り、柔軟なフィルム状とされている。同様にして、回路基板31の外周縁には、規制片35と同様に、導電路を含まない構成とされた複数の固定片40が外側に張り出し形成されている。
また、回路基板31において基板側係止窓34の幅方向両側には、一対の基板側係止孔36が貫通して形成されている。両基板側係止孔36は、各基板側係止窓34に対応して配設されている。また、基板側係止孔36は、開口部33の近傍であって基板側係止窓34に隣り合って配置されている。換言すると、複数の開口部33のうち並び方向両端を除く開口部33は、4つの基板側係止孔36によって囲まれている。一方、並び方向両端の開口部33については、2つの基板側係止孔36と後述する外周モールド部46とによって囲まれている。
回路構成体30の四隅のうち端子集合体60の両端部と対応する2つの角部には、回路構成体30をケース本体50Aに固定するためのボルト39を挿通する2つのボルト挿通孔37が貫通して形成されている。また、回路基板31において複数のタブ端子61の下端部と対応する位置には、これらが差し込まれる複数のスルーホール38が貫通して形成されている。
バスバー32は、図5に示すように、回路基板31とほぼ同じ形状をなす略長方形状とされている。詳細には図6に示すように、回路基板31の固定片40は、バスバー32の外周縁よりも外側に張り出しているのに対して、隣り合う固定片40の間は、バスバー32の外周縁よりも内側に配置されている。なお、バスバー32は、金属板材をプレス加工することにより形成されている。
また、バスバー32の外周縁において固定片40と対応する位置には、切欠部41が内側に凹んで形成されている。切欠部41の切り欠き深さは、固定片40の厚さよりも大きめとされている。このため、固定片40は、外周モールド部46の成形時に金型によって下方に折り曲げられ、切欠部41に嵌り込むようになっている。
なお、外周モールド部46の成形時に、樹脂は、固定片40で区画された成形空間の外側から内側に向けて流れ込む。これに伴って固定片40は、バスバー32の外周縁部に沿って折り返され、射出された樹脂を固定片40の外側に確実に回り込ませることができる。この折り返された状態の固定片40が後述する外周モールド部46の内部にインサート成形される。なお、外周モールド部46の成形方法は、後述する係止窓モールド部47の成形方法と同じである。
バスバー32において基板側係止窓34と対応する位置には、バスバー側係止窓42が貫通して形成されている。バスバー側係止窓42は、幅方向に長い略長方形状をなしている。また、バスバー32において基板側係止孔36と対応する位置には、バスバー側係止孔43が貫通して形成されている。バスバー側係止孔43は円孔とされており、基板側係止孔36と同軸で配置されている。バスバー側係止孔43の内径は、基板側係止孔36の内径よりも小さく設定されている。
このため、係止窓モールド部47の成形に伴って、溶融した樹脂がバスバー側係止孔43と基板側係止孔36の双方に充填された状態では、基板側係止孔36に充填された樹脂がバスバー側係止孔43の孔縁部に係止することによりアンカー効果が発揮され、係止窓モールド部47がバスバー32に抜け止めされる。
また、バスバー32において複数のスルーホール38からなるスルーホール群と対応する領域には、略方形をなす単一の逃げ孔44が貫通して形成されている。これにより、図2または図3に示すように、回路構成体30をケース本体50Aの底壁に取り付けると、タブ端子61の下端部がスルーホール38と逃げ孔44を通って、ケース本体50Aの底壁に凹設された逃がし凹部55に突入される。さらに、図5に示すように、バスバー32の図示左側の角部には、電源端子63が接続される一対のバスバー側貫通孔45Bが貫通して形成されている。
本実施形態の回路構成体30は、図6に示すように、回路基板31とバスバー32を重ね合わせた状態とし、図7および図8に示すように、合成樹脂材(図7,図8における外周モールド部46と係止窓モールド部47)を樹脂成形することによって、一体に組み付けられている。合成樹脂材としては、エポキシ樹脂などの任意の熱硬化性樹脂、または、ポリフェニルサルファイド、液晶ポリマー、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレートなどの任意の熱可塑性樹脂を用いることができる。
回路構成体30の外周縁部には、図7に示すように、図示4つの外周モールド部46が各辺に沿って設けられている。図2または図3に示すように、外周モールド部46の上面は、回路基板31の上面と略面一に形成されている。一方、外周モールド部46の下面は、バスバー32の外周縁部を覆うようにしてバスバー32の下面よりも下方に突出して形成されている。外周モールド部46の内部には、固定片40がバスバー32の外周縁部に沿って折り返された状態でインサート成形されている。これにより、回路基板31の外周縁部がバスバー32の上面から剥離することを規制し、回路基板31がバスバー32に固定されている。
回路構成体30の下面中央部において複数のバスバー側係止窓42および複数のバスバー側係止孔43と対応する位置には、図8に示すように、単一の係止窓モールド部47が形成されている。この係止窓モールド部47は、回路基板31の長手方向に延びる中央リブと、この中央リブの幅方向両側に配置された枝分かれリブとからなる。中央リブは、隣り合うバスバー側係止窓42間を連結している。一方、枝分かれリブは、バスバー側係止窓42とバスバー側係止孔43との間を連結している。
係止窓モールド部47の上面は、図2または図3に示すように、回路基板31の上面と略面一に形成されている。一方、係止窓モールド部47の下面は、バスバー側係止窓42の開口縁部を覆うようにしてバスバー32の下面よりも下方に突出して形成されている。係止窓モールド部47の内部には、規制片35がバスバー側係止窓42の開口縁部に沿って折り返された状態でインサート成形されている。これにより、基板側係止窓34の開口縁部がバスバー32の上面から剥離することを規制し、回路基板31がバスバー32に固定されている。
前記したように、基板側係止窓34は、開口部33に隣り合う配置で形成されているため、基板側係止窓34の開口縁部のみならず、開口部33の開口縁部がバスバー32の上面から浮き上がることも規制できる。特に、基板側係止窓34と開口部33が連通して形成されている箇所では、開口部33の開口縁部の浮き上がりを効率良く規制することができる。これらに加えて、基板側係止孔36が開口部33の近傍に形成されているため、開口部33の開口縁部の浮き上がりをさらに効率良く規制することができる。
開口部33には、図9に示すように、半導体スイッチング素子を樹脂封止してなる半導体リレー48が半田付けにより実装されている。半導体リレー48の側面下部には、開口部33の開口縁部に形成された導電路に接続される複数の第1端子48Aが形成されている。半導体リレー48の下面には、開口部33に露出したバスバー32の上面に接続される第2端子(図示せず)が形成されている。ここで、本実施形態では開口部33の開口縁部の浮き上がりが規制されているため、第2端子とバスバー32の上面とを確実に半田付けすることができる。
図4に示すように、回路基板31の図示左側の角部には、電源端子63が接続される一対の基板側貫通孔45Aが貫通して形成されている。また、図5に示すように、バスバー側貫通孔45Bは、基板側貫通孔45Aと同軸で配置され、互いに連通している。すなわち、電源端子63のピン64は、図12に示すように、基板側貫通孔45Aとバスバー側貫通孔45Bに対して同時に同一箇所で半田付けされている。なお、以下の説明においては、同軸で配置された基板側貫通孔45Aとバスバー側貫通孔45Bをまとめて両貫通孔45という場合がある。
両貫通孔45とピン64の半田付け部70は、詳細には図13に示すように、回路基板31とピン64を導通可能に接続する基板側半田付け部71と、バスバー32とピン64を導通可能に接続するバスバー側半田付け部72と、両半田付け部71,72を連結する半田連結部73とを備えて構成されている。この半田連結部73は、両貫通孔45の内壁とピン64との間に充填された半田によって構成されている。
半田付け部70は、両貫通孔45にピン64を貫通して差し込んだ状態とし、フロー半田付け工程によって形成される。溶融した半田は、バスバー32側から両貫通孔45を通って回路基板31側に流れ込み、フロー半田付け工程完了時には両半田付け部71,72がフィレット形状として形成されるようになっている。これにより、バッテリーからの電力は、電源端子63のピン64を介して回路基板31とバスバー32とに供給される。
以上のように本実施形態によると、ピン64が両貫通孔45に貫通した状態で、回路基板31とピン64を基板側半田付け部71で導通可能に接続し、バスバー32とピン64をバスバー側半田付け部72で導通可能に接続したから、回路基板31とバスバー32を重ね合わせて配置することができる。この結果、回路構成体30が上下方向に低背化され、もって電気接続箱10を小型化できる。
特に本実施形態では、回路基板31が低剛性であることから、回路基板31をバスバー32から離れて独立して配置した場合、回路基板31の変形に伴って半田付け部70に応力が集中しやすく、接続信頼性を確保できない可能性もある。一方、回路基板31をバスバー32の上面に重ね合わせて配置した場合には、回路基板31の変形を防ぐことができ、接続信頼性を確保することができる。したがって、本実施形態によると、電気接続箱10を小型化できるだけでなく、接続信頼性の向上も可能である。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図14および図15を参照しながら説明する。実施形態2は、実施形態1に追加でピン65を設けたものであって、実施形態1と共通する構成、作用、および効果については重複するためその説明を省略する。ピン65は丸棒状をなし、実施形態1のピン64とは異なり、電源端子63とは独立して設けられている。
このピン65は、詳細には図15に示すように、基板側貫通孔56Aとバスバー側貫通孔56Bとに貫通して差し込まれており、ケース本体50Aにおいて両貫通孔56と対応する位置には、ピン受け孔57が凹み形成されている。両貫通孔56に差し込まれたピン65は、その下端がピン受け孔57の底面に当接し、上下方向に位置決めされる。
回路基板31とピン65は、基板側半田付け部71によって導通可能に接続され、バスバー32とピン65は、バスバー側半田付け部72によって導通可能に接続されている。このため、回路基板31とバスバー32は、ピン65を介して導通可能に接続される。
本実施形態によると、例えばバスバー32の上面に複数の回路基板31を配置した場合に、1つの電源端子63からバスバー32、各ピン65を通じて各回路基板31に電力を供給することができる。また、1つの回路基板31に電気的に独立した複数の領域がある場合にも、1つの電源端子63からバスバー32、各ピン65を通じて各領域に電力を供給することができる。したがって、回路基板31の設計の自由度を高めることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態ではピン64が電源端子63の一部として構成されているものの、本発明によると、ピン64を他の端子の一部として構成してもよい。
(2)上記実施形態では基板側半田付け部71とバスバー側半田付け部72が半田連結部73で連結されているものの、本発明によると、半田連結部73がない構成、すなわち両半田付け部71,72を別体に構成してもよい。
(3)上記実施形態では、半田付け部70は、両貫通孔45にピン64を貫通して差し込んだ状態とし、フロー半田付け工程によって形成されるものの、本発明によると、スポット半田付けなど任意の半田付け工程により形成してもよい。
10…電気接続箱
30…回路構成体
31…回路基板
32…バスバー
45…両貫通孔
45A…基板側貫通孔
45B…バスバー側貫通孔
50A…ケース本体
50B…カバー
63…電源端子
64…ピン
65…ピン
70…半田付け部
71…基板側半田付け部
72…バスバー側半田付け部
73…半田連結部

Claims (4)

  1. 基板側貫通孔を有する回路基板と、
    この回路基板に重ね合わせて配置され、前記基板側貫通孔に連通するバスバー側貫通孔を有するバスバーと、
    両貫通孔に貫通して差し込まれるピンと、
    前記ピンと前記回路基板を導通可能に接続するとともに前記ピンと前記バスバーを導通可能に接続する半田付け部とを備えた回路構成体。
  2. 前記ピンは、バッテリーと通電可能に接続された電源端子の一部であることを特徴とする請求項1に記載の回路構成体。
  3. 前記半田付け部は、前記回路基板側に形成された基板側半田付け部と前記バスバー側に形成されたバスバー側半田付け部とが前記両貫通孔を通って一体に形成されてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回路構成体。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の回路構成体と、
    この回路構成体を内部に収容したケースとを備えた電気接続箱。
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