JP2008125190A - 電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を増やすことなく基板接続部と基板との接続信頼性を確保することができる電気接続箱を提供する。
【解決手段】バスバー20は、基板10とケース40との間に被挟持部24が挟まれることで基板10の板厚方向(表裏方向)の変位が規制されるとともに、ケース40に設けられた差込溝47に本体部21が差し込まれることで基板10の板面に沿う方向への変位が規制される。これにより、バスバー20の外部接続部23に外力が作用した場合でも、基板接続部25と基板10との接続部分に生じる応力を緩和することができる。さらに、バスバー20の変位を規制するための部材をケース40と基板10とは別に設ける必要がないから、部品点数を増やすことなく基板接続部25と基板10との接続信頼性を確保することが可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気接続箱に関する。
自動車等に搭載される電気接続箱として、特許文献1に記載のものが知られている。この電気接続箱は、基板と、この基板を収容するケースとを備えている。基板の上面には、この基板の導電路を外部の導電部材と接続可能にするバスバーが取り付けられている。このバスバーの下縁には、下方へ突出する基板接続部が形成され、この基板接続部が基板のスルーホールに挿入されて半田付けされている。また、バスバーの上縁には、上方へ突出する外部接続部が形成されており、この外部接続部はケースを外側へ貫通して、コネクタや電子部品等、外部の端子(外部の導電部材)と導通接続されるようになっている。
しかしながら、上記のような構造では、コネクタや電子部品等に力が加えられた場合(コネクタまたは電子部品の着脱時や振動時等)には、バスバーに大きな力が作用して変位し、それに伴って半田付け部に応力が生じる。そして、その応力が半田の強度より大きくなると、半田付け部にクラックが入ったり割れたりして、基板接続部と基板との接続信頼性を低下させるおそれがある。
そこで、基板接続部と基板との接続信頼性を確保するための対策を施したものとして、例えば特許文献2に記載のものが知られている。この電気接続箱のバスバーは、基板に接続される基板接続部を備えたバスバー本体と、電子部品の端子と接続可能とされた外部接続片とで別体とされている。バスバー本体は、長方形の板状をなすベース部と、このベース部の四隅から下方へ一体的に延出した4本の基板接続部とを備えている。ベース部の中央には、外部接続片を挿入可能なスリット部が形成され、このスリット部の周縁には、外部接続片の挿入方向に片持ち状に延出する3枚の舌片が設けられている。
さらに、この電気接続箱には、バスバーを基板上に位置決めして保持するための保持部材が備えられている。この保持部材は合成樹脂製であって、バスバー本体のベース部を嵌合可能な収容部と、基板のスルーホールに対応する位置に設けられた孔部とを備えている。そして、各孔部の位置を基板のスルーホールの位置に合わせるようにして保持部材を基板上に載置し、バスバー本体の基板接続部を孔部からスルーホールに貫通させるとともにベース部を収容部に嵌合させてバスバー本体を保持部材に保持させ、基板接続部の下端を基板に半田付けして固定する。次いで、スリット部に外部接続片を挿入すると、外部接続片は舌片によって弾性的に狭持された状態となる。これにより、外部接続片に電子部品の端子を接続させた状態では、電子部品の着脱等に伴って外部接続片に作用する力は舌片の弾性作用によって吸収され、その力が半田付け部に直接作用しないようにされており、もって基板接続部と基板との接続信頼性が確保されるようになっている。
特開平5−15035号公報 特開2006−185951公報
ところが、上記のような構成では、バスバーを外部接続片とバスバー本体との別体にするとともに、バスバー本体を基板に対して所定の位置に保持するための保持部材が必要となるため、部品点数が増えてしまうという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、部品点数を増やすことなく基板接続部と基板との接続信頼性を確保することができる電気接続箱を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、基板と、この基板を内部に収容するケースと、前記基板に設けられ同基板の導電路を外部の導電部材と接続可能にするバスバーと、を備えた電気接続箱であって、前記バスバーには、前記基板に沿い、同基板と前記ケースにおける前記基板と対向する面との間に挟まれる被挟持部と、前記基板の板厚方向に屈曲された形状をなし、前記ケースに設けられた溝部に差し込まれる差込部と、前記外部の導電部材と接続可能な外部接続部と、前記導電路に接続される基板接続部と、が一体的に形成されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記バスバーのうち前記外部接続部と前記基板接続部との間には、前記基板に形成された貫通孔に貫通した状態となる貫通部が設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記基板接続部は、前記被挟持部から屈曲されて前記基板に形成されたスルーホールを貫通しているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記基板接続部は複数が並列して設けられ、前記バスバーのうち前記基板接続部の並列方向における両側方には変位規制孔部が形成されるとともに、前記ケースには、前記基板と対向する面から同基板側に向かって突出し、前記バスバーの前記変位規制孔部と嵌合して前記バスバーの前記基板の板面方向の変位を規制する変位規制突部が設けられているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記ケースにおける前記基板と対向する面には、前記被挟持部の外縁に接して同被挟持部を収容する凹部が形成されているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のものにおいて、前記基板接続部は、前記バスバーに複数個が設けられ、前記基板の導電路には、前記各基板接続部を接続するための接続部が、前記各基板接続部間を連ねる一体の共通接続部として形成されているところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のものにおいて、前記基板接続部は一列に並んで複数設けられるとともに、前記基板には、複数のスイッチング素子が前記基板接続部の列に並行して並ぶように実装されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、バスバーは、基板とケースとの間に被挟持部が挟まれることで基板の板厚方向(表裏方向)の変位が規制されるとともに、ケースに設けられた溝部に差込部が差し込まれることで基板の板面に沿う方向への変位が規制される。これにより、バスバーの外部接続部に外力が作用した場合でも、基板接続部と基板との接続部分に生じる応力を緩和することができ、もって基板接続部と基板との接続信頼性を確保することができる。
さらに、バスバーは一体的に形成されているとともに、バスバーの変位を規制するための部材をケースと基板とは別に設ける必要がないから、部品点数を増やすことなく基板接続部と基板との接続信頼性の確保が可能となる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、外部接続部に外力が作用すると、外部接続部と基板接続部との間に形成された貫通部が基板の貫通孔の内周壁に当接することにより、貫通部が基板の板面に沿う方向に相対的に変位することが規制される。これにより、基板と基板接続部との相対変位が規制されるから、基板接続部と基板との接続部分に生じる応力が緩和され、もって基板接続部と基板との接続信頼性の確保がされる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、基板接続部は、基板に形成されたスルーホールを貫通している。これにより、外部接続部に外力が作用しても、基板接続部は基板に対して相対的に変位することが規制されるから、基板接続部と基板との接続部分に生じる応力が緩和され、もって基板接続部と基板との接続信頼性の確保がされる。
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、並列して設けられた複数の基板接続部は、その並列方向の両側方において基板の板面方向の変位を規制された状態となるから、より確実に基板接続部と基板との接続部分に生じる応力が緩和され、もって基板接続部と基板との接続信頼性が確保される。
<請求項5の発明>
請求項5の発明によれば、外部接続部に外力が作用しても、被挟持部の外縁に接して被挟持部を収容する凹部により、被挟持部が基板の板面方向に変位することが規制される。これにより、基板接続部と基板との接続部分に生じる応力が一層確実に緩和され、基板接続部と基板との接続信頼性の確保が確実になされる。
<請求項6の発明>
請求項6の発明によれば、複数箇所のうちいずれかの箇所で基板接続部と基板との接続部分に不具合が生じても、他の箇所で接続状態が維持されるから、基板接続部と基板との接続信頼性を向上させることができる。
<請求項7の発明>
請求項7の発明によれば、スイッチング素子と基板接続部との間を接続する導電路の配索パターンにおいて直線的配索によるパターン幅の最適化を実現することができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図7によって説明する。
本実施形態における電気接続箱Pは、基板10とバスバー20とを備えた回路構成体30と、この回路構成体30を内部に収容するケース40とを備えている。
回路構成体30に備えられた基板10は、図1に示すように、全体として幅方向(図1の左右方向)に長い略長方形の板状をなしている。この基板10の表裏両面には、制御回路を構成する銅箔パターン11(本発明における導電路に該当する)が形成されている。なお、銅箔パターン11は一部分のみ図中に示している。
基板10の裏面には、6個のスイッチング素子12が実装されている。6個のスイッチング素子12は、基板10の上側(図1の上側)寄り位置において基板10の長手方向に一列に並べて配されている。なお、各スイッチング素子12間の間隔は等間隔にされるとともにできるだけ狭くされ、基板10の高密度実装化が図られている。
そして、基板10におけるスイッチング素子12の上側には、バスバー20の基板接続部25が貫通可能なバスバー用スルーホール13(本発明におけるスルーホールに該当する)が6つ設けられている。このバスバー用スルーホール13は、スイッチング素子12と同じく基板10の長手方向に一列に並べて配され、バスバー用スルーホール13の列とスイッチング素子12の列とが並行になっている。6つのバスバー用スルーホール13は、3つずつに寄せて配され、中央のバスバー用スルーホール13同士の間隔が他の部分の間隔よりも大きく空けられるとともに、それ以外のバスバー用スルーホール13同士の間隔はできるだけ狭くされている。このように配置することにより、両端に配されているスイッチング素子12とバスバー用スルーホール13との間の距離が大きく開きすぎないようにされている。そして、基板10の銅箔パターン11には、基板接続部25を接続するためのランド(本発明の接続部に該当する)が、全バスバー用スルーホール13を連ねる一体の共通ランド11A(同共通接続部に該当する)として形成されている。
また、基板10の上端角部には、バスバー20の外部用端子部22が貫通可能な貫通孔14が設けられている。この貫通孔14は、基板10の長手方向に細長い形状をなし、その長手方向寸法は、バスバー20の外部用端子部22の短手方向寸法とほぼ同じ寸法とされ、また、貫通孔14の短手方向寸法は、外部用端子部22の板厚寸法とほぼ等しい寸法とされており、外部用端子部22を差し込み可能となっている。
基板10の下縁部には、コネクタ60の位置決めピン66に嵌合可能な位置決め孔15が2箇所に形成されている。一対の位置決め孔15は、基板10の長手方向に所定の間隔を空けて配されている。
基板10における位置決め孔15の上側には、コネクタ60の端子62が貫通可能な端子用スルーホール16が複数設けられている。端子用スルーホール16は、スイッチング素子12およびバスバー用スルーホール13と同じく基板10の長手方向に一列に並べられている。複数の端子用スルーホール16は、できるだけ狭い間隔で並べられるとともに、位置決め孔15の真上部分に当たる部分を避けるようにして配されている。これにより、端子用スルーホール16と位置決め孔15との間の上下方向(基板10の短手方向)の間隔をできるだけ小さくすることが可能となっている。
こうして、バスバー用スルーホール13、スイッチング素子12および端子用スルーホール16が並行に並んで配され、それぞれの間に配される銅箔パターン11の長さをできるだけ短くすることが可能となっている。これにより、基板接続部25とスイッチング素子12との間、スイッチング素子12と端子62の接続部62Aとの間に配される銅箔パターン11の配索長を短くすることができ、銅箔パターン11における電圧降下によるロスを低減させることができるようになっている。特に、バスバー用スルーホール13とスイッチング素子12間のように、大電流を流すために銅箔パターン11の幅寸法を大きくとる必要がある場合には、配索経路を迂回させることによって基板の大型化を招くおそれがある。しかし、本実施形態の構成によれば、この間の銅箔パターン11を直線的に配索することができるから、小型化の上で非常に有利である。言い換えると、基板の大型化を回避するために銅箔パターンの幅寸法を小さくして電流値を抑えなければならないという事態を防ぐことができる。
また、基板10の4隅には、基板10を第一ケース40Aに固定するためのネジ止め用のネジ孔17が貫通形成され、基板10におけるスイッチング素子12の両側方位置には、放熱用の樹脂(図示せず)を注入するための注入孔18が一対貫通形成されている。
なお、回路構成体30を構成するバスバー20については、後ほど詳しく説明する。
回路構成体30を収容するケース40は、基板10の裏面側(図2の下側)を覆う第一ケース40Aと基板10の表面側(図2の上側)を覆う第二ケース40Bとを備えている。第一ケース40Aおよび第二ケース40Bは、ともに合成樹脂等の絶縁材料によりなる。
第一ケース40Aは、全体として基板10とほぼ同じ形状をなすとともに基板10よりも一回り大きく形成されて基板10の裏面側を覆う板状の底板部41と、この底板部41の上縁および左右両端縁に沿って表側へ立ち上がり、基板10の周縁を囲う周壁部42とを備え、全体として表面側に開口する浅皿状に形成されている。
周壁部42は、基板10の上縁に沿う上壁部42Uと、基板10の左右両縁に沿う左右両壁部42L,Rとを備え、底板部41における下縁部分(周壁部42が設けられていない部分)には、コネクタ60を位置決めするための第一位置決め溝43が長手方向に延びている。なお、左右両壁部42L,Rには、上下に一対ずつロック突部44が設けられている。
第一ケース40Aの内側には、基板10を裏側から支持する支持部45が設けられている。支持部45は、上壁部42Uに沿うようにして第一ケース40Aの長手方向に延びる上側支持部45Aと、第一ケース40Aの短手方向ほぼ中央位置において同じく長手方向に延びる中央支持部45Bと、第一ケース40Aにおける下側の両角部に設けられた下側支持部45Cとを備えている。各支持部45の高さ寸法は、スイッチング素子12の高さ寸法よりも十分に大きくされている。
そして、上側支持部45Aと中央支持部45Bとは等しい高さ寸法とされるとともに長手方向両端部で繋がった形態をなしている。この上側支持部45Aと中央支持部45Bとに囲まれてなる部分は、図2に示すように、両支持部45が基板10を支持する、すなわち両支持部45の表側が基板10によって塞がれると、この基板10に実装されたスイッチング素子12が収まる部品収容部46となっている。そして、部品収容部46には基板10の注入孔18が連通するようになっており、この注入孔18を介して放熱のための樹脂が充填されるようになっている。空気よりも熱伝導率の高い樹脂が部品収容部46に充填されることにより、スイッチング素子12から発せられる熱は、樹脂を介して効率よく第一ケース40Aの底板部41に伝わり、そこから外部へ放熱される。
また、上側支持部45Aには、バスバー20が保持されるようになっている。この上側支持部45Aには、第一ケース40Aの長手方向に延びる差込溝47(本発明における溝部に該当する)が形成されている。この差込溝47の長手方向寸法は、バスバー20の本体部21の長手方向寸法とほぼ同じ寸法とされている(図1参照)。また、差込溝47の短手方向寸法および差込溝47の深さ寸法は、本体部21の板厚寸法および本体部21の高さ寸法とほぼ等しい寸法とされており、バスバー20の本体部21が例えば圧入等によってガタ付きなく差し込まれるようになっている(図2参照)。
また、上側支持部45Aにおける表面(ケース40における基板10と対向する面)には、この表面を凹ませてなる凹部49が形成されている。この凹部49は、差込溝47の下縁に連なって形成され、表方から見ると、差込溝47を上縁としてその長手方向に長い略長方形状をなしている。凹部49の凹み深さ寸法は、バスバー20の被挟持部24の板厚寸法とほぼ同じ寸法とされている(図2参照)。
凹部49における長手方向両端部には、円柱状をなす変位規制突部50が突設されている。変位規制突部50の高さ寸法は、凹部49の凹み深さ寸法とほぼ同じ寸法とされている。
なお、上側支持部45Aの長手方向両端部には、基板10を位置決めするための位置決めボス41Aと基板10をネジ止めするためのネジ孔52とが一対ずつ設けられている。
そして、下側支持部45Cは、図3に示すように、上側支持部45Aおよび中央支持部45Bの高さ寸法に比べて、コネクタ60の取付け部64の板厚寸法分だけ低い寸法とされている。両下側支持部45Cには、コネクタ60を位置決めするための位置決めボス51Bがそれぞれ突設されている。また、各下側支持部45Cには、コネクタ60の取付け部64と基板10とを順番に重ねた状態でネジ止め可能とするネジ孔52がそれぞれ設けられている。
第一ケース40Aの表側の開口を覆うように装着されている第二ケース40Bは、全体として基板10とほぼ同じ形状をなすとともに基板10の表面側を覆う板状の蓋板部53と、この蓋板部53の上縁および左右両端縁に沿って下側へ垂下された側壁部54とを備え、全体として裏側に開口する浅皿状に形成されている。側壁部54には、第一ケース40Aのロック突部44に係合可能なロック片55が設けられている。
蓋板部53における上端角部には、外部用端子部22をケース40の内側から外側に貫通させる貫通孔56が設けられている(図3参照)。この貫通孔56は、基板10の貫通孔14と同様、第二ケース40Bの長手方向に細長い形状をなし、外部用端子部22を差し込み可能とされている。この貫通孔56の周縁には補強壁56Aが形成されている。
また、蓋板部53における下端部には、コネクタ60を位置決めするための第二位置決め溝57が長手方向に延びている(図2参照)。
ケース40(すなわち第一ケース40Aおよび第二ケース40B)の下端部には、コネクタ60が取り付けられている。コネクタ60は合成樹脂製であって、ケース40の長手方向に横長の形状をなすとともに下方に開口するフード部61を備えている(図4参照)。このフード部61の奥壁には、複数の端子62が一列に並んで保持されている。各端子62は全体として略L字状をなし、一端はフード部61内に突出するとともに、他端は上方(図2の左方)へまっすぐ延びた後、表側(基板10側)に屈曲されている。そして、フード部61内に突出した各端子62の一端には外部端子Tが接続可能とされている。また、表側に突出する各端子62の他端は、基板10に開口された端子用スルーホール16に裏側から挿入され、表面側で半田付けされて接続される接続部62Aとなっている。
コネクタ60の長手方向両端部には、コネクタ60を第一ケース40Aに位置決めするための孔部63が形成されている(図1参照)。
また、コネクタ60の長手方向両端部には、このコネクタ60を第一ケース40Aに固定するための一対の取付け部64が設けられている。各取付け部64には、コネクタ60を第一ケース40Aにネジ止めするためのネジ孔65が形成されている(図1および図3参照)。
また、コネクタ60の上側には、基板10を位置決めするための位置決めピン66が設けられている。この位置決めピン66に基板10の位置決め孔15が嵌合して、基板10の位置決めがなされるとともに、基板10とコネクタ60との相対変位が抑制され、もって端子62の接続部62Aと基板10との半田付け部に生じる応力が緩和される。
また、コネクタ60の表面および裏面には、第一ケース40Aおよび第二ケース40Bの各位置決め溝33,47にそれぞれ嵌合可能な突条67が長手方向に延びて形成されている。これにより、コネクタ60とケース40との位置決めおよび変位規制がなされる。
さて、回路構成体30には、基板10の銅箔パターン11と電源(本発明における外部の導電部材に該当する)とを接続可能にするバスバー20が備えられている。バスバー20は、導電性に優れた金属板を打ち抜くとともに屈曲されて一体的に形成されている。
このバスバー20は、図5に示すように、基板10の長手方向に長い略長方形の板状をなす本体部21を備えている。このバスバー20の本体部21は、第一ケース40Aの差込溝47に差し込まれるようになっており、本発明における差込部に該当する。
バスバー20は、電源側に接続される外部用端子部22を備えている。外部用端子部22は、本体部21の長手方向における一端に設けられ、本体部21の上縁から長方形状をなして立ち上る形状をなしている。この外部用端子部22は、基板10に形成された貫通孔14と第二ケース40Bに設けられた貫通孔56を貫通してケース40の外側に突出する(図3および図4参照)。この外部用端子部22における基板10の貫通孔14に貫通した状態となる部分(外部用端子部22の根元部分22A)が、本発明における貫通部に該当する。そして、外部用端子部22におけるケース40の外側に突出する部分は、電源側と接続可能な外部接続部23とされている。外部接続部23の中央位置には、電源側とネジ止めするためのネジ孔23Aが形成されている。
また、バスバー20は、上側支持部45Aの表面と基板10の裏面との間に挟まれる被挟持部24を備えている。被挟持部24は、本体部21の上縁から本体部21の板面方向とは略直角方向(基板10の板面に沿う方向)に屈曲されている。被挟持部24は、表側から見ると、本体部21の上縁からこの上縁を長辺とする略長方形状をなして張り出す形状をなしている。
また、バスバー20は、基板10の銅箔パターン11に接続される6本の基板接続部25を備えている。各基板接続部25は、被挟持部24の張り出し端縁(下縁)から表方向(基板10の板厚方向)へ向けて屈曲された形状をなし、この張り出し端縁に沿って一列に並んで設けられている。基板接続部25は、直線状をなして配されている。
また、バスバー20は、一対の変位規制板部26を備えている。一対の変位規制板部26は、並列する基板接続部25の両側方に設けられ、本体部21の上縁から本体部21の板面と略垂直方向(被挟持部24の張り出し方向と同方向)に屈曲された略四角形の板状をなしている。
各変位規制板部26には、この変位規制板部26を板厚方向に貫通する変位規制孔部26Aが設けられている。この変位規制孔部26Aは、第一ケース40Aに設けられた変位規制突部50と嵌合可能な円形状をなし、変位規制突部50と変位規制孔部26Aとの嵌合によって変位規制板部26の板面方向(基板10の板面に沿う方向)の変位が規制される。
両変位規制板部26は、被挟持部24とともに凹部49に収容されるようになっており、被挟持部24と同様、上側支持部45Aの表面と基板10の裏面との間に挟まれることによって表裏方向の変位が規制されるようになっている。
このような変位規制板部26が、外部用端子部22(すなわち外部接続部23)と基板接続部25との間に配されることにより、外部接続部23に外力が作用した際の基板接続部25の変位が効果的に防止されている。
なお、6本の基板接続部25は、基板10のバスバー用スルーホール13と同ピッチ、すなわち中央部においては基板接続部25同士の間隔が他の部分の間隔よりも大きく空けられるとともに、それ以外の基板接続部25同士の間隔はできるだけ狭くされている。また、外部接続部23と変位規制板部26、変位規制板部26と基板接続部25との間もできるだけ狭い間隔とされており、基板10のスペース効率が高められている。
次に、前述した電気接続箱Pの製造方法について述べる。
まず、図6に示すように、開口方向を上方に向けた姿勢で第一ケース40Aを設置する。次いで、コネクタ60の孔部63を第一ケース40Aの位置決めボス51Bに位置合わせしつつ、第一ケース40Aにコネクタ60を載置する。すると、コネクタ60の取付け部64が、図3に示すように、第一ケース40Aの下側支持部45Cの表面に配置され、第一ケース40Aのネジ孔52とコネクタ60のネジ孔65とが同軸線をなして連なった状態となる。このとき、端子62の接続部62Aは、上方に立ち上がった状態となる。
次に、バスバー20を第一ケース40Aに取り付ける。バスバー20の本体部21を第一ケース40Aの差込溝47に差し込みつつ、変位規制板部26の変位規制孔部26Aを第一ケース40Aの変位規制突部50に嵌め合わせる。すると、被挟持部24および変位規制板部26が上側支持部45Aの凹部49に嵌まった状態で位置決めされる。このように、本体部21を差し込みつつ、バスバー20の位置決めを行うことができるから、バスバー20の取り付けを容易に行うことができる。また、6本の基板接続部25の両側方において位置決めがなされるから、例えば片側のみで位置決めされるよりも位置決めの精度が高い。そして、被挟持部24および変位規制板部26は、被挟持部24および変位規制板部26の上縁と、変位規制板部26の両側縁および下縁とが、凹部49の周縁に接するようにして凹部49に収容される。また、被挟持部24および変位規制板部26は、凹部49の底面49A(上側支持部45Aの表面)に沿ってほとんど隙間なく接触した状態で配される(図6参照)。このとき、基板接続部25および外部用端子部22は上方に立ち上がった状態となっている。
なお、コネクタ60の取り付けと、バスバー20の取り付けとは、どちらを先に行っても構わない。
次に、基板10の取り付けを行う。まず、スイッチング素子12が実装されている基板10の表面を下側に向けた状態で、第一ケース40Aに基板10を上方から近付けていく。
そして、基板10の貫通孔14にバスバー20の外部用端子部22を挿通させつつ、基板10を第一ケース40Aにさらに近付け、端子62の接続部62Aと基板接続部25とをそれぞれ端子用スルーホール16とバスバー用スルーホール13とに差し込んでいく。そして、第一ケース40Aの位置決めボス41Aおよびコネクタ60の位置決めピン66に基板10の位置決め孔15を嵌めるようにして基板10を第一ケース40Aに取り付ける。こうして、基板10が取り付けられると、凹部49に収容された被挟持部24および変位規制板部26は、基板10の裏面と凹部49の底面49Aとの間に挟まれ、基板10の裏面と凹部49の底面49Aとにほとんど隙間なく密着した状態となる(図2参照)。
また、第一ケース40Aの上側支持部45Aのネジ孔52と基板10のネジ孔17、下側支持部45Cのネジ孔52とコネクタ60の取付け部64のネジ孔65と基板10のネジ孔17とがそれぞれ同軸上に重なった状態となる。
このように、端子62の接続部62A、基板接続部25、外部用端子部22がそれぞれ上方に立ち上がる形態となっているから、第一ケース40Aに対して基板10を上側から重ねるようにして近付けるだけで基板10を位置決めした状態で取り付けることができ、基板10の取り付けが容易であるとともに作業の流れがよい。
そして、基板10の各ネジ孔17に対しそれぞれ上方からネジSを差し込み、同軸状に連なっている各部材のネジ孔17,42,55に螺合させると、コネクタ60、回路構成体30および第一ケース40Aとが各箇所において一のネジSによって固定される。これにより、被挟持部24および変位規制板部26は、基板10とケース40との間に隙間無く挟み込まれた状態で保持される。このように、第一ケース40Aとコネクタ60と回路構成体30とを位置決めして取り付けた状態で固定することができるから、固定作業に係る作業性の向上が図られる。
次に、バスバー用スルーホール13を貫通した状態となっている基板接続部25および端子用スルーホール16を貫通した状態となっている端子62の接続部62Aをそれぞれスポット半田付けにより半田付けする。すると、基板接続部25の表向きの突出端は、基板10の表面側において共通ランド11Aと半田付けにより接続され、6本の基板接続部25間が共通ランド11Aによって連なった状態となる。
次いで、基板10の注入孔18から放熱用の樹脂を注入する。このとき、少なくとも第一ケース40Aの底板部41からスイッチング素子12の天面(図2における下面)に届く量の樹脂を注入する。
そして、蓋板部53の貫通孔56に外部用端子部22を貫通させつつ第二ケース40Bを第一ケース40Aに被せていく。すると、第二ケース40Bのロック片55が第一ケース40Aのロック突部44に係合し、第一ケース40Aと第二ケース40Bとがロックされた状態となる。
次に、上記のように構成された本実施形態の作用および効果について説明する。
上述のようにして製造された電気接続箱Pは、図7に示すように、車両に搭載されるリレーボックス70内に収容されて使用される。電気接続箱Pが、リレーボックス70のケーシング71に設けられた装着部72に装着されると、電気接続箱Pのケース40から突出している外部接続部23は、ケーシング71に設けられたネジ止め部73の位置に配される。そして、外部接続部23とネジ止め部73とをネジ止めすることにより、外部接続部23と電源側とが接続される。また、装着部72に形成された嵌合部74に外部端子Tを嵌合させることにより、この外部端子Tとコネクタ60の端子62とが接続される。
そして、使用時には、車両の振動等によってリレーボックス70にネジ止めされている外部接続部23に外力が作用する。ここで、外部用端子部22は第二ケース40Bの貫通孔56を貫通しているから、この貫通孔56によって上下方向(外部接続部23の板厚方向)の変位が規制される。貫通孔56は、補強壁56Aによって周縁を補強されているから、比較的強い力にも耐え得ることができる。
さらに、外部用端子部22は、基板10の貫通孔14を貫通した状態で保持されているから、貫通孔14の周面に当接することによって、基板10に対して相対的に上下方向(基板10の板面方向)に変位することが規制される。これにより、基板10と基板接続部25との相対変位が規制され、もってその半田付け部(基板10と基板接続部25との接続部分)に生じる応力が緩和される。
加えて、バスバー20の本体部21は、ケース40の差込溝47に差し込まれて、上下方向(基板10の板面方向)の変位が規制されている。本体部21は、基板接続部25および外部用端子部22とを連結する部分であってバスバー20全体のうち略半分程度を占める部分であり、このような部分全体の変位が規制されることにより、バスバー20全体の変位が抑えられる。なお、本体部21は、差込溝47に圧入保持されているから、その差し込み方向(表裏方向)の変位規制がなされるとともに、第一ケース40Aからの抜け止めも図られている。
また、本体部21が第一ケース40Aの差込溝47に差し込まれて変位規制され、外部用端子部22が第二ケース40Bの貫通孔14に貫通されることにより、バスバー20は表側と裏側との両側で変位規制されるから、より確実に変位が規制される。
そして、被挟持部24は、基板10の裏面と第一ケース40Aの凹部49の底面49Aとの間に挟まれ、表裏方向(基板10の板厚方向)の変位が抑えられている。これにより、基板接続部25が、基板10に対して表裏方向(バスバー用スルーホール13の貫通方向)に変位することが防止される。
そして、被挟持部24から表側に屈曲されてバスバー用スルーホール13を貫通している基板接続部25は、バスバー用スルーホール13の周面に当接することにより、基板10に対して上下方向(基板10の板面方向)に相対的に変位することが規制される。これにより、半田付け部に生じる応力が緩和され、基板接続部25と基板10との接続信頼性が確保される。
さらに、被挟持部24だけでなくその両側方に設けられた一対の変位規制板部26においても表裏方向(基板10の板厚方向)の変位が規制されるから、基板接続部25の変位がより確実に防がれる。
また、被挟持部24および変位規制板部26の外縁に接する凹部49によって、被挟持部24および変位規制板部26が基板10の板面方向に変位することが規制される。これにより、半田付け部に生じる応力が一層確実に緩和される。
こうして、外部接続部23に外力が作用しても、基板接続部25の変位が規制される構造となっているから、半田付け部に生じる応力は緩和され、もって半田付け部に損傷を生じてしまうことが確実に防止される。また、本実施形態においては、バスバー20の構造を特に複雑化することなく、バスバー20、ケース40および基板10の構造に様々な工夫を凝らすことにより、このような効果を実現している。したがって、従来のようにバスバーを別体にしたり、基板およびケース以外にバスバーの変位を規制する部材を設けたり等する必要がなく、部品点数が増加してしまうことが防がれている。
なお、6本の基板接続部25間は、共通ランド11Aによって連なった状態となっている。これにより、想定範囲を越える大きな力が外部接続部23に作用し、基板接続部25と共通ランド11Aとの6箇所の接続箇所うちいずれかの箇所で万が一接続に不具合が生じたとしても、他の箇所での接続状態が維持されるようになっているから、銅箔パターン11とバスバー20との接続信頼性は高い。
以上説明したように本実施形態によれば、バスバー20は、基板10とケース40との間に被挟持部24が挟まれることで基板10の板厚方向(表裏方向)の変位が規制されるとともに、ケース40に設けられた差込溝47に本体部21が差し込まれることで基板10の板面に沿う方向への変位が規制される。これにより、バスバー20の外部接続部23に外力が作用した場合でも、基板接続部25の半田付け部(基板10と基板接続部25との接続部分)に生じる応力を緩和することができ、もって基板接続部25と基板10との接続信頼性を確保することができる。
さらに、バスバー20は一体的に形成されているとともに、バスバー20の変位を規制するための部材をケース40と基板10とは別に設ける必要がないから、部品点数を増やすことなく半田付け部に生じる応力を緩和することが可能となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、基板10の銅箔パターン11と電源側とを接続可能にするバスバー20に本発明を適用したが、本発明は、例えば外部コネクタや電子部品等と基板10との間を接続可能にするものにも適用可能である。
(2)上記実施形態では、基板接続部25は、バスバー用スルーホール13を貫通して基板10に半田付けされているが、これに限らず、例えば、基板の板面に沿うようにして配されて半田付けされるものでもよく、また、いわゆるプレスフィット端子であって、基板のスルーホールに対して圧入接続されるものであってもよい。そして、本発明によれば、基板接続部と基板との接続形態がどのようであっても、その接続信頼性は確保される。
(3)上記実施形態では、基板10には銅箔パターン11が形成されているが、これに限らず、例えば、複数本のバスバーを貼り付けることによって所定の回路パターンが形成されているものであってもよい。
(4)上記実施形態では、外部用端子部22は、第二ケース40Bの貫通孔56を貫通してケース40の外部に突出しているが、これに限らず、第一ケースに貫通孔を形成し、その貫通孔を介して外部に突出するようにしてもよい。また、外部用端子部は、必ずしも基板を貫通させるようにしなくてもよい。
(5)上記実施形態では、6本の基板接続部25が備えられているが、基板接続部は何本であっても構わず、例えば単数であってもよい。
(6)上記実施形態では、基板接続部25は直線状に配されているが、これに限らず、例えば、弧もしくは角を描くように並べられていてもよい。
(7)上記実施形態では、被挟持部24および変位規制板部26はともに凹部49に収容されているが、これに限らず、例えば、被挟持部24のみ、もしくは変位規制板部26のみが凹部49に収容されるようにしてもよい。また、例えば上側支持部の表面を凹部を形成しない平らな面とし、その面に被挟持部および変位規制板部を配する形態としてもよい。
(8)上記実施形態では、一対の変位規制板部26が設けられているが、これに限らず、変位規制板部はいくつ設けられていてもよく、また変位規制板部を設けなくても構わない。
(9)上記実施形態では、基板接続部25は連続して半田付けされるようになっているが、これに限らず、別々に半田付けされるようになっていてもよい。
(10)上記実施形態では、スイッチング素子12は、基板接続部25と並行に並べられているが、必ずしもこのように配さなくてもよい。
(11)上記実施形態では、基板10の銅箔パターン11には、基板接続部25を接続するためのランドが、全バスバー用スルーホール13を連ねる一体の共通ランド11Aとして形成されているが、これは特にランドでなくても構わず、例えば、基板接続部がいわゆるプレスフィット端子である場合には、基板の銅箔パターンにプレスフィット端子を圧入する基板のスルーホールを連ねる一体の共通接続部が形成されていればよい。
本実施形態の電気接続箱における第二ケースを取り付ける前の状態を表す平面図 図1のA−A断面図 図1のB−B断面図 電気接続箱の正面図 バスバーの外観斜視図 電気接続箱の分解側断面図 電気接続箱がリレーボックスに装着された状態を表す断面図
符号の説明
P…電気接続箱
10…基板
11…銅箔パターン(導電路)
11A…共通ランド(共通接続部)
12…スイッチング素子
13…バスバー用スルーホール(スルーホール)
14…貫通孔
20…バスバー
21…本体部(差込部)
22A…外部用端子部の根元部分(貫通部)
23…外部接続部
24…被挟持部
25…基板接続部
26A…変位規制孔部
40A…第一ケース(ケース)
40B…第二ケース(ケース)
47…差込溝(溝部)
49…凹部
50…変位規制突部

Claims (7)

  1. 基板と、この基板を内部に収容するケースと、前記基板に設けられ同基板の導電路を外部の導電部材と接続可能にするバスバーと、を備えた電気接続箱であって、
    前記バスバーには、
    前記基板に沿い、同基板と前記ケースにおける前記基板と対向する面との間に挟まれる被挟持部と、
    前記基板の板厚方向に屈曲された形状をなし、前記ケースに設けられた溝部に差し込まれる差込部と、
    前記外部の導電部材に接続可能な外部接続部と、
    前記導電路に接続される基板接続部と、
    が一体的に形成されていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記バスバーのうち前記外部接続部と前記基板接続部との間には、前記基板に形成された貫通孔に貫通した状態となる貫通部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記基板接続部は、前記被挟持部から屈曲されて前記基板に形成されたスルーホールを貫通していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記基板接続部は複数が並列して設けられ、前記バスバーのうち前記基板接続部の並列方向における両側方には変位規制孔部が形成されるとともに、
    前記ケースには、前記基板と対向する面から同基板側に向かって突出し、前記バスバーの前記変位規制孔部と嵌合して前記バスバーの前記基板の板面方向の変位を規制する変位規制突部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電気接続箱。
  5. 前記ケースにおける前記基板と対向する面には、前記被挟持部の外縁に接して同被挟持部を収容する凹部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4に記載の電気接続箱。
  6. 前記基板接続部は、前記バスバーに複数個が設けられ、
    前記基板の導電路には、前記各基板接続部を接続するための接続部が、前記各基板接続部間を連ねる一体の共通接続部として形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の電気接続箱。
  7. 前記基板接続部は一列に並んで複数設けられるとともに、前記基板には、複数のスイッチング素子が前記基板接続部の列に並行して並ぶように実装されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の電気接続箱。
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