JP2019149906A - 電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続端子に加わる外力による不良の発生を防止でき、構成が簡単でコンパクトな電気接続箱を提供する。【解決手段】電気接続箱1は、ケース2と、接続端子3と、を備える。ケース2には、回路基板10を収容する収容空間が形成される。接続端子3は、回路基板10に接続される。接続端子3は、基板接続部6と、外部接続部7と、折曲部8と、を備える。基板接続部6は、回路基板10に接続される。外部接続部7は、ケース2の外部へ延設される。折曲部8は、基板接続部6と外部接続部7とのそれぞれに異なる向きから接続する。基板接続部6と外部接続部7とは、折曲部8を介して接続している。【選択図】図2

Description

本発明は、主として、接続端子を有する電気接続箱に関する。
従来から、ワイヤハーネス等と接続するための接続端子を備え、ヒューズやリレー等、車の様々な電装部品を電子基板等とともに1つにまとめて収容する電気接続箱が知られている。大電流を流すのに適した構成として、前記接続端子に、バスバーにネジ止めするタイプのものが用いられることがある。特許文献1及び特許文献2は、この種の電気接続箱を開示する。
特許文献1のスイッチボックス(電気接続箱)は、平面視において長方形に形成されたバスバーが、複数の端子を有する実装部を介して半田付け等にて回路基板に実装され、ボックス外に露出された当該バスバーの端子部に挿通されたボルトを介して接続相手の端子部と締結されている構成となっている。
特許文献2の電気接続箱は、ケースと、金型内に複数の固定バスバーを配したインサート成形により形成されたフレームと、2つの固定バスバーの間に接続されるヒューズと、スタッドボルトが保持されたボルト付き保持部材と、を備え、スタッドボルトを介して、固定バスバーと外部端子とを締結する構成となっている。
特開2016−92852号公報 特開2017−175702号公報
上記特許文献1の構成は、細長い1枚のバスバーの長手方向の一端を端子部とし、他端を実装部としているので、ナット等で接続相手と締結する場合、発生する回転力が直接実装部に加わってしまう。このため、実装部と回路基板との接続不良が発生する可能性が高くなってしまうとともに、バスバーと筐体との間から水が浸入することも考えられる。
一方、特許文献2は、回路基板のバスバーにネジとナットでネジ留めされる固定バスバーを別途に形成し、固定バスバーの長手方向両側のそれぞれに位置する固定端子と基板接続部との間に、屈曲され、フレームに埋設された埋設部を設けている。この埋設部によって、固定端子とヒューズ等の端子とを締結するときに発生する回転トルクが直接基板接続部に掛かることを回避できるとしても、基板接続部と回路基板のバスバーとの締結による回転力が、回路基板のバスバーに直接加わってしまう。その結果、当該バスバーと回路基板との接続不良が発生するおそれがある。
また、特許文献2は、シールドカバー(即ち回路基板)の外にヒューズが取り付けられており、構造の簡素化及びコンパクト化という点で改善の余地があった。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、接続端子に加わる外力による不良の発生を防止でき、構成が簡単でコンパクトな電気接続箱を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の電気接続箱が提供される。即ち、この電気接続箱は、筐体と、接続部材と、を備える。前記筐体には、回路基板を収容する収容空間が形成される。前記接続部材は、前記回路基板に接続される。前記接続部材は、基板接続部と、外部接続部と、折曲部と、を備える。前記基板接続部は、前記回路基板に接続される。前記外部接続部は、前記筐体の外部へ延設される。前記折曲部は、前記基板接続部と前記外部接続部とのそれぞれに異なる向きから接続する。前記基板接続部と前記外部接続部とは、前記折曲部を介して接続している。
このように折曲部を設けることで、外部接続部から加わる力が基板接続部へ直接伝わりにくくなる。従って、ハーネスのR端子等の外部部材を外部接続部に対してボルト等で締め付ける場合において、当該締付けに伴って基板接続部に掛かる負荷を低減でき、外力による基板接続部と回路基板との接続不良の発生を回避できる。
前記の電気接続箱においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記折曲部は、第1仕切部、第2仕切部及び第3仕切部と、第1連結部と、第2連結部と、を備える。前記第1仕切部、前記第2仕切部及び前記第3仕切部は、前記筐体の内部から外部へ向かって順に配置され、前記回路基板と垂直な成分を有する方向にそれぞれ延びる。前記第1連結部は、前記第1仕切部及び前記第2仕切部を連結する。前記第2連結部は、前記第2仕切部及び前記第3仕切部を連結する。前記第1連結部は、前記第2仕切部の端部と、前記第1仕切部の端部と、を連結する。前記第2連結部は、前記第2仕切部と前記第1連結部とが接続する箇所と反対側の端部と、前記第3仕切部の端部と、を連結する。前記第3仕切部が前記第2連結部との接続箇所から延びる方向が有する前記回路基板と垂直な成分は、前記第1仕切部が前記第1連結部との接続箇所から延びる方向が有する前記回路基板と垂直な成分と、逆である。
このように、回路基板と平行ではない方向における凸部と凹部を有するように折曲部を形成することにより、外部接続部から基板接続部へ外力が直接伝わることを好適に回避することができる。
前記の電気接続箱においては、前記第1連結部は、前記収容空間内に配置されていることが好ましい。
これにより、収容空間を効率良く利用することができ、電気接続箱のコンパクト化を図ることができる。
前記の電気接続箱においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記筐体は、前記収容空間に面する壁部を備える。前記壁部は、前記第2仕切部と前記第3仕切部との間に配置される。
このように、壁部を迂回するように折曲部を配置することで、防水性及び防塵性を向上させることができる。
前記の電気接続箱においては、前記第2仕切部は、前記壁部が有する壁面のうち、前記収容空間側に位置する壁面と接触可能に配置されていることが好ましい。
これにより、外部接続部に加えられた外力を壁部によって受け止めることができるので、基板接続部に外力が直接伝わることを一層効果的に回避することができる。
前記の電気接続箱においては、前記第3仕切部は、前記壁部が有する壁面のうち、前記収容空間と反対側に位置する壁面と接触可能に配置されていることが好ましい。
この構成によっても、外部接続部に加えられた外力を壁部によって受け止めることができる。
前記の電気接続箱においては、前記第2仕切部における前記第1連結部との接続箇所と前記第2連結部との接続箇所との距離は、前記第1仕切部における前記第1連結部との接続箇所と前記基板接続部との接続箇所との距離よりも、長いことが好ましい。
これにより、複雑な形状の折曲部を実現できるので、様々な方向の外力が外部接続部に伝達されても、その外力が基板接続部に伝わりにくくすることができる。
前記の電気接続箱においては、前記第3仕切部における前記第2連結部との接続箇所と前記外部接続部との接続箇所との距離は、前記第2仕切部における前記第1連結部との接続箇所と前記第2連結部との接続箇所との距離よりも、長いことが好ましい。
これにより、大きく迂回するような折曲部の形状を実現できるので、基板接続部への外力の伝達を緩和する効果を一層良好に得ることができる。
前記の電気接続箱においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記筐体は、第1カバー及び第2カバーを備える。前記第2カバーは、前記第1カバーに嵌合する枠部を備える。前記枠部には、前記折曲部の一部を収容する凹部が形成されている。
これにより、凹部の規制によって、接続部材の位置ズレを防止することができる。
前記の電気接続箱においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記基板接続部は、前記回路基板と接続される複数の接続脚を備える。前記基板接続部には、前記折曲部に最も近い前記接続脚よりも前記折曲部に近い側に第1切欠きが形成されるとともに、当該接続脚よりも前記折曲部から遠い側に第2切欠きが形成される。前記回路基板と垂直な方向における前記第1切欠きの寸法が、前記第2切欠きの寸法より大きい。
これにより、折曲部に最も近い接続脚の周辺の空間を有効に活用することができる。
前記の電気接続箱においては、前記基板接続部は、前記折曲部と接続する部分と、前記回路基板と、の間に隙間を有するように形成されていることが好ましい。
これにより、折曲部等の形状の自由度を確保し易くなる。
前記の電気接続箱においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記基板接続部は、板状部分と、連結板と、を備える。前記板状部分は、それぞれが前記回路基板と垂直に配置されて互いに対面する。前記連結板は、前記板状部分同士を相互に連結する。
これにより、コンパクトな構成で良好に放熱する基板接続部を実現することができる。
前記の電気接続箱においては、前記連結板は、前記回路基板と垂直に配置されるように構成することができる。
この場合、簡素な構成で良好に放熱させることができる。
前記の電気接続箱においては、前記連結板は、前記回路基板と平行に配置されるように構成することもできる。
この場合でも、簡素な構成で良好に放熱させることができる。
前記の電気接続箱において、前記外部接続部は、ネジ止めによって外部部材と接続されることが好ましい。
これにより、強力な固定をネジにより実現できるため、大電流用の電気接続箱に好適である。また、溶接等を要しないため、外部部材と外部接続部との接続作業を簡単に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る電気接続箱の構成を示す斜視図。 上カバーを外した状態の電気接続箱を示す斜視図。 接続端子と端子支持部の構成を示す分解斜視図。 (a)接続端子の一部を示す部分平面図。(b)接続端子の構成を示すA−A断面図。 下カバーの第2壁部の構成を示す底面図。 接続端子の基板接続部の変形例を示す斜視図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電気接続箱1の構成を示す斜視図である。図2は、上カバー4を外した状態の電気接続箱1を示す斜視図である。図3は、接続端子3と端子支持部56の構成を示す分解斜視図である。
なお、以下では、電気接続箱1の内部に配置される回路基板10の厚み方向を上下方向に向けた状態で、各部品の位置関係等を説明する。ただし、この説明は、電気接続箱1、回路基板10及び接続端子3等を設置する向きを限定するものではない。
図1に示す電気接続箱1は、自動車の様々な電装部品が実装された回路基板10(図2)を収容するために用いられている。電気接続箱1は、図1及び図2に示すように、主として、ケース(筐体)2と、接続端子(接続部材)3と、を備えている。
ケース2は、上カバー(第1カバー)4と、下カバー(第2カバー)5と、を備える。上カバー4及び下カバー5は、合成樹脂を射出成形することによって形成されている。上カバー4及び下カバー5は、複数のネジ11を用いて締め付けることにより上下方向に互いに接合され、これによりケース2が構成される。ケース2は扁平な直方体状に形成されており、このケース2の内部には収容空間が形成されている。
上カバー4は、図1に示すように、矩形状の上壁の各辺からそれぞれ下方に短く延びる第1側面41と、第2側面42と、第3側面43と、第4側面44と、上カバーネジ止め部46と、を備える。
第1側面41、第2側面42、第3側面43、及び第4側面44は、上カバー4が有する側壁の外側の壁面である。
上カバーネジ止め部46は、上カバー4の第1側面41及び第4側面の両端部のそれぞれに突出状に設けられている。上カバーネジ止め部46の設置位置は特に限定されないが、ケース2の4つの角部のそれぞれの近傍に少なくとも1つを設けることが好ましい。
上カバー4には、図4(b)に示すように嵌合溝49が形成されている。当該嵌合溝49は、上カバー4の内側であって、下側を開放した細長い溝として形成される。嵌合溝49は、上カバー4の縁部に沿って周回するループ状に形成されている。
下カバー5は、図2に示すように、矩形状の底壁の各辺からそれぞれ上方に短く延びる第1壁部51と、第2壁部52と、第3壁部53と、第4壁部54と、を備える。第1壁部51、第2壁部52、第3壁部53及び第4壁部54は、ケース2の内部に形成される収容空間に面するように配置されている。下カバー5は更に、端子支持部56と、下カバーネジ止め部57と、枠部9と、を備える。
第2壁部52の厚みは、後述の差込溝87の寸法に基づいて設定されている。第2壁部52の外側には、接続端子3の一部を支持する端子支持部56が複数(本実施形態においては2つ)形成されている。
端子支持部56には、上方を開放した窪み59が形成されている。窪み59の内部に、接続端子3が備える外部接続部7を収容することができる。接続端子3が装着されている状態において、外部接続部7の孔部71と対応する位置には、ボルト12を挿入するための挿入孔56a(図4(b))が形成されている。
下カバーネジ止め部57は、上カバー4の第1側面41及び第3側面43に形成された上カバーネジ止め部46と対応して、第1壁部51及び第3壁部53の両端部のそれぞれに設けられている。下カバーネジ止め部57のそれぞれには、ネジ11を捩じ込むことが可能なネジ穴が形成されている。
これにより、ネジ11を締め付ける場合に、矩形のケース2に対して、何れかの角部に偏ることなく締付力を均等に作用させ易くなり、良好な防水性能を得ることができる。
枠部9は、第1壁部51、第2壁部52、第3壁部53及び第4壁部54の上端から更に上方へ突出するように形成されている。枠部9は、下カバー5の縁部に沿って周回するように細長く形成され、上カバー4の嵌合溝49に挿入される。枠部9の厚みは、下カバー5の壁部(第1壁部51、第2壁部52、第3壁部53、第4壁部54)の厚みより薄くなっている。
枠部9が上方へ突出する高さは、後述の第2連結部85の厚みに基づいて設定されている。本実施形態においては、当該高さは、第2連結部85の厚みと等しくなっている。
2つの端子支持部56の間に位置する部分の枠部9には、肉厚部91が形成されている。なお、当該肉厚部91の外側面は、第2壁部52の外側面と一致することが好ましい。これにより、構成の簡素化を図ることができる。本実施形態では、肉厚部91の厚みは、下方の壁部(第2壁部52)の厚みと等しくなっている。
接続端子3は、図3に示すように、基板接続部6と、外部接続部7と、折曲部8と、を備える。この接続端子3は、電気接続箱1内に収容される回路基板10の端部に配置されており、図示しない外部の電線又はハーネス等と、回路基板10と、を電気的に接続するために用いられる。接続端子3は、導電性を有する金属板を折り曲げることにより形成されている。従って、基板接続部6、外部接続部7、及び折曲部8は、一体的に構成されている。
基板接続部6は、突出部61と、端子部62と、を一体的に形成した構成となっている。突出部61は、回路基板10と垂直な方向に突出するように配置される。端子部62は、回路基板10に形成された孔に挿入される。基板接続部6は、折曲部8と接続する部分が下カバー5の壁部側(第2壁部52側)を向くように、回路基板10に取り付けられている。
突出部61は、回路基板10に対してそれぞれ垂直に向けられた板状の部材である第1板63と、第2板64と、第3板65と、から構成されている。第1板63、第2板64及び第3板65は互いに接続されている。
具体的に説明すると、第1板63は、第3板65と平行に配置され、一端で第2板64と垂直に接続する。第2板64は、第1板63及び第3板65と垂直に配置され、一端で第1板63と垂直に接続し、他端で第3板65と垂直に接続する。第3板65は、一端で第2板64と垂直に接続する。
第1板63と第3板65は互いに対面して配置されており、第2板64は第1板63と第3板65とを相互に連結する。従って、本実施形態においては、第1板63及び第3板65が板状部分に相当し、第2板64が連結板に相当する。
突出部61は、平面視(即ち、回路基板10と垂直な方向で見た場合)においてC字状になっている。大電流を流すために、基板接続部6を含めた接続端子3には幅広の金属板が用いられており、突出部61は大面積を有しているので、回路基板10等の熱を逃がす放熱部として良好に機能する。突出部61がC字状であるので、上記の放熱機能をコンパクトな構成で実現することができる。
端子部62は、第1板63と第3板65とのそれぞれの下端から下方に向けて延びている。基板接続部6は、当該端子部62を介して、半田付け等によって回路基板10に電気的に接続される。
本実施形態において、端子部62は3本の接続脚66を備えている。当該3本の接続脚66は、平面視で第1板63又は第3板65の長手方向と平行に並べられ、当該第1板63又は第3板65の下端に配置されている。ただし、接続脚66の数は、1本、2本、又は4本以上であっても良い。以下の説明においては、3本の接続脚66のそれぞれを特定するために、折曲部8に近い側から順に、第1接続脚66a、第2接続脚66b、第3接続脚66cと称することがある。
図3に示すように、第1接続脚66aが第1板63と接続する根元部分よりも折曲部8に近い側において、第1板63の下端に第1切欠き96が形成されている。また、上記根元部分よりも折曲部8から遠い側においても、第1板63の下端に第2切欠き97が形成されている。例えば第1接続脚66aの先端を基準として考えると、回路基板10と垂直な方向での第1切欠き96の寸法L1は、第2切欠き97の寸法L2よりも大きくなっている(L1>L2)。更に言えば、第2板64の下端は第1板63及び第3板65の下端より上側に位置する。これにより、第1接続脚66aと第2壁部52との間の空間を有効に活用することができる。
そして、図4(b)に示すように、接続端子3が回路基板10に実装された状態において、折曲部8の第1連結部84と回路基板10との間に隙間gが形成されている。これにより空間的な余裕が確保できるので、折曲部8(具体的には、第1仕切部81)を配置するためのスペースを容易に確保することができる。また、回路基板10の厚みが大きくなった場合でも容易に対応することができる。
外部接続部7は、図2に示すように、ケース2の収容空間外に配置され、端子支持部56により支持される。外部接続部7は、図3に示すように、板状に形成される。外部接続部7の略中央部には孔部71が形成され、先端部には回転防止部72が形成されている。外部接続部7は、回路基板10と平行に配置されている。
孔部71は、外部の電線やワイヤハーネス等と接続するために用いられるボルト12の軸部(頭部以外の部分)を通過させることができるように形成されている。ボルト12及び図略のナットを介して、例えば外部の電線やワイヤハーネス等に取り付けられたR端子と、外部接続部7と、をネジ止めにより電気的に接続することができる。これにより、R端子等と外部接続部7との接触面積を大きく確保することができ、大電流を流すことができるとともに、溶接等を要しないため、当該接続作業を容易に行うことができる。
回転防止部72は、外部接続部7の、折曲部8と接続する側と反対側の端部において、一部が垂直に折り曲げられるように形成されている。回転防止部72は、外部接続部7の先端であって、接続端子3の幅方向両側のそれぞれに1つずつ形成されている。2つの回転防止部72の間の隙間は、上記R端子の一部を通過させることができる大きさとなっている。当該回転防止部72を設けることにより、R端子の接続作業時等において、当該R端子が意図に反して回転することを防止できる。ただし、この回転防止部72を省略することもできる。
図3に示すように、下カバー5の端子支持部56には、2つの回転防止部72の間の隙間に対応する凹部56bが形成されている。ただし、図4(a)に示すように、端子支持部56に外部接続部7を収容したとき、それぞれの回転防止部72は、端子支持部56の凹部56bの輪郭よりも内側に突出している。これにより、R端子が外力によって回転する場合でも、端子支持部56に直接当たることを回避できるので、ケース2の耐久性を向上することができる。
折曲部8は、図4(b)等に示すように側面視で曲げ箇所を4つ有するS字状又はクランク状の板として形成されている。折曲部8は、基板接続部6と外部接続部7とを連結するために用いられ、第1仕切部81と、第2仕切部82と、第3仕切部83と、第1連結部84と、第2連結部85と、から構成されている。
第1仕切部81と第2仕切部82と第3仕切部83とは、図2に示すように、それぞれ回路基板10に対して垂直に向けられている。第2仕切部82は第1仕切部81よりもケース2の外側寄りの位置に配置されており、第3仕切部83は第2仕切部82よりもケース2の外側寄りの位置に配置されている。第1連結部84及び第2連結部85は、それぞれ回路基板10と平行に配置されている。
折曲部8の一端は、図3に示すように、突出部61の第2板64の下端に下から接続されている。折曲部8の他端は、外部接続部7に対して垂直な向きで上から接続されている。このように、基板接続部6と外部接続部7とのそれぞれに異なる向き(具体的には、180°異なる向き)で接続するように折曲部8を構成することで、外部接続部7に加えられた外力が基板接続部6に伝わりにくくすることができる。
第1仕切部81は、一端で突出部61の第2板64の下端から延出されるように接続し、他端で第1連結部84と垂直に接続する。
第2仕切部82は、一端で第1連結部84と垂直に接続し、他端で第2連結部85と垂直に接続する。回路基板10と垂直な方向において、第2仕切部82は、第1仕切部81より長く形成されている。即ち、図3に示すように、第2仕切部82の上端は、第1仕切部81の上端より上に位置する。言い換えれば、第2仕切部82における第1連結部84との接続箇所と第2連結部85との接続箇所との距離は、第1仕切部81における第1連結部84との接続箇所と基板接続部6との接続箇所との距離よりも、長くなっている。
第3仕切部83は、一端で第2連結部85と垂直に接続し、他端で外部接続部7の端部(回転防止部72が形成された側と反対側の端部)と垂直に接続する。回路基板10と垂直な方向において、第3仕切部83は、第2仕切部82より長く形成されている。即ち、図3に示すように、第3仕切部83の下端は、第2仕切部82の下端より下に位置する。言い換えれば、第3仕切部83における第2連結部85との接続箇所と外部接続部7との接続箇所との距離は、第2仕切部82における第1連結部84との接続箇所と第2連結部85との接続箇所との距離よりも、長くなっている。
第1連結部84は、第1仕切部81と第2仕切部82との下端同士を連結している。第1連結部84の一端は第1仕切部81と垂直に接続し、他端は第2仕切部82と垂直に接続している。
第2連結部85は、第2仕切部82と第3仕切部83との上端同士を連結している。第2仕切部82の上端は、第2仕切部82と第1連結部84とが接続する箇所と反対側の端部と言い換えることもできる。第2連結部85の一端は第2仕切部82と垂直に接続し、他端で第3仕切部83と垂直に接続している。
第3仕切部83は、第2連結部85との接続箇所から下に延びている。これとは逆に、第1仕切部81は、第1連結部84との接続箇所から上に延びている。
第2連結部85、第2仕切部82、及び第3仕切部83から、下側が開放した形状の差込溝87が構成される。この差込溝87に、下カバー5が備える第2壁部52が差し込まれる。
このように折曲部8を、2回の折返しを有する形状、言い換えれば、回路基板10と垂直な方向における凸部と凹部が互いに隣接するような形状とすることにより、折曲部8を介した外力の伝達を緩和するとともに、止水性能を高めることができる。
折曲部8の幅は、外部接続部7の幅とほぼ等しく形成されている。これにより、大電流を通電可能な簡素な構成を実現することができる。
以上の折曲部8の構成は一例であって、適宜変更することができる。例えば、第1仕切部81、第2仕切部82及び第3仕切部83のうち少なくとも1つが、回路基板10に対して垂直でない向き(即ち、仕切部の向きの回路基板10に対して平行な成分及び垂直な成分が何れもゼロより大きい向き、言い換えれば、斜めの向き)に向けられても良い。また、第1連結部84及び第2連結部85のうち少なくとも1つが、回路基板10に対して平行でない向き(即ち、連結部の向きの回路基板に対して平行な成分及び垂直な成分が何れもゼロでない向き、言い換えれば、斜めの向き)に向けられても良い。
例えば、第3仕切部83が、第2連結部85との接続箇所から斜め下に延びて外部接続部7に接続するとともに、第1仕切部81が、第1連結部84との接続箇所から斜め上に延びて基板接続部6に接続するように構成しても良い。この場合でも、第3仕切部83が第2連結部85との接続箇所から延びる方向の上下方向成分が、第1仕切部81が第1連結部84との接続箇所から延びる方向の上下方向成分と、逆であれば、外部接続部7に加えられた外力が基板接続部6に伝わりにくくする効果を実質的に得ることができる。なお、前記の上下方向成分は、回路基板10に垂直な方向の成分と言い換えることができる。
続いて、接続端子3の配置について図2から図5までを参照して詳しく説明する。図4(a)は、接続端子3の一部を示す部分平面図である。図4(b)は、接続端子3の構成を示すA−A断面図である。図5は、下カバー5の第2壁部52の構成を示す底面図である。
図2に示すように、本実施形態の接続端子3の折曲部8は、下カバー5の第2壁部52を跨ぐように配置されている。具体的には、図4に示すように、折曲部8の第2仕切部82と第2連結部85と第3仕切部83とから形成される差込溝87に、第2壁部52の一部を嵌合している。
図2及び図4に示すように、折曲部8の第1仕切部81と第2仕切部82と第1連結部84とがケース2の収容空間内に配置されている。第2連結部85は、下カバー5の第2壁部52の上端に配置されている。第3仕切部83は、ケース2の収容空間の外部に配置されている。即ち、折曲部8の第2仕切部82と第3仕切部83とが下カバー5の第2壁部52を挟むように、折曲部8が配置されている。
図4に示すように、第2仕切部82は、第2壁部52が有する壁面のうち、収容空間側に位置する壁面と接触するように配置されている。第3仕切部83は、第2壁部52が有する壁面のうち、収容空間とは反対側に位置する壁面と接触するように配置されている。
これにより、第2仕切部82及び第3仕切部83を介して、第2壁部52を挟むように接続端子3を配置することができ、外部接続部7に加えられた外力を第2壁部52の壁面により受け止めることができる。従って、当該外力が基板接続部6に直接伝達されることを回避でき、回路基板10との接続不良を防止できる。
また、図3に示すように、第2壁部52の上端(枠部9の一部)には、折曲部8の一部を嵌め込むための浅い凹部58が形成されている。凹部58の幅は、折曲部8の幅と等しくなるように形成されている。そして、当該凹部58の深さは、折曲部8のうち第2連結部85の厚さと等しく設定されている。即ち、凹部58は、肉厚部91と隣り合う枠部9の一部を取り除くように形成されている。この結果、折曲部8に形成された差込溝87を第2壁部52に嵌め込むと、図2に示すように、第2連結部85の上面と肉厚部91(枠部9)の上面とが一致する。
これにより、接続端子3を下カバー5に装着した状態で、下カバー5の枠部9の上端部に段差が形成されないようにすることができる。従って、図4(b)に示すように、上カバー4と下カバー5との間に防水のためのパッキン13等を配置しても、パッキン13を上下方向に曲げることなく、防水機能を効果的に発揮させることができる。また、当該凹部58は、接続端子3の装着位置の目印にもなる。
凹部58の幅方向両端の内壁面は、折曲部8の第2連結部85の幅方向の移動を規制するストッパとして機能する。従って、この内壁面によっても、外部接続部7に加えられた外力を受け止めることができる。この結果、当該外力の基板接続部6への伝達(特に、端子部62と回路基板10とを電気的に接続する半田部への伝達)を効果的に防止できる。
上述したように、外部接続部7においてネジ止めによる電気的接続を行う場合、強固に固定できる反面、接続作業時に強いトルクが外部接続部7に作用する。この点、本実施形態の接続端子3は、外部接続部7に作用する外力の伝達を複雑な折曲部8の形状によって分散及び緩和させるとともに、折曲部8が第2壁部52等に接触することにより、ケース2側で外力を受け止めることができる。従って、基板接続部6と回路基板10との間の半田接続部に応力が加わることを抑制し、電気的接続の信頼性を高く保つことができる。
図4(b)及び図5に示すように、下カバー5には、外部接続部7と折曲部8の第3仕切部83とを接続する部分の下方であって、端子支持部56を上下方向に貫通する貫通孔14が形成されている。例えば、端子支持部56の窪み59に水が溜まった場合に、当該貫通孔14を用いて水を排出することができるので、防水効果を一層高めることができる。
また、図5に示すように、下カバー5には、端子支持部56の挿入孔56aと当該貫通孔14との間に、仕切壁15が形成されている。当該仕切壁15は、ボルト12の回転止めとしての機能を有している。
以上に説明したように、本実施形態の電気接続箱1は、ケース2と、接続端子3と、を備える。ケース2には、回路基板10を収容する収容空間が形成される。接続端子3は、回路基板10に接続される。接続端子3は、基板接続部6と、外部接続部7と、折曲部8と、から構成される。基板接続部6は、回路基板10に接続される。外部接続部7は、ケース2外へ延設される。折曲部8は、基板接続部6と外部接続部7とのそれぞれに異なる向きから接続する。基板接続部6と外部接続部7とは、折曲部8を介して接続している。
このように折曲部8を設けることで、外部接続部7から加わる力が基板接続部6へ直接伝わりにくくなる。従って、ハーネスのR端子等の外部部材を外部接続部7に対してボルト12等で締め付ける場合においても、当該締付けに伴って基板接続部6に掛かる負荷を低減でき、外力による基板接続部6と回路基板10との接続不良の発生を回避できる。
また、本実施形態の電気接続箱1において、折曲部8は、第1仕切部81、第2仕切部82及び第3仕切部83と、第1連結部84と、第2連結部85と、を備える。第1仕切部81、第2仕切部82及び第3仕切部83は、ケース2の内部から外へ向かって順に配置され、回路基板10と垂直な成分を有する方向にそれぞれ延びる。第1連結部84は、第1仕切部81及び第2仕切部82を連結する。第2連結部85は、第2仕切部82及び第3仕切部83を連結する。第1連結部84は、第2仕切部82の端部と、第1仕切部81の端部と、を連結する。第2連結部85は、第2仕切部82と第1連結部84とが接続する箇所と反対側の端部と、第3仕切部83の端部と、を連結する。第3仕切部83が第2連結部85との接続箇所から延びる方向が有する回路基板10と垂直な成分は、第1仕切部81が第1連結部84との接続箇所から延びる方向が有する回路基板10と垂直な成分と、逆である。
このように、凸部と凹部を有するように折曲部8を形成することにより、外部接続部7から基板接続部6へ外力が伝わることを好適に回避することができる。
また、本実施形態の電気接続箱1において、第1連結部84は、収容空間内に配置されている。
これにより、収容空間を効率良く利用することができ、電気接続箱1のコンパクト化を図ることができる。
また、本実施形態の電気接続箱において、ケース2は、収容空間に面する壁部(第1壁部51、第2壁部52、第3壁部53、第4壁部54)を備える。第2壁部52は、第2仕切部82と第3仕切部83との間に配置される。
このように、第2壁部52を迂回するように折曲部8を配置することで、防水性及び防塵性を向上させることができる。
また、本実施形態の電気接続箱1において、第2仕切部82は、第2壁部52が有する壁面のうち、収容空間側に位置する壁面と接触可能である。
これにより、外部接続部7に加えられた外力を第2壁部52によって受け止めることができるので、基板接続部6に外力が直接伝わることを一層効果的に回避することができる。
また、本実施形態の電気接続箱1において、第3仕切部83は、第2壁部52が有する壁面のうち、収容空間とは反対側に位置する壁面と接触可能である。
この構成でも、外部接続部7に加えられた外力を第2壁部52によって受け止めることができる。
また、本実施形態の電気接続箱1において、第2仕切部82における第1連結部84との接続箇所と第2連結部85との接続箇所との距離は、第1仕切部81における第1連結部84との接続箇所と基板接続部6との接続箇所との距離よりも、長い。
これにより、複雑な形状の折曲部8を実現できるので、様々な方向の外力が外部接続部7に伝達されても、その外力が基板接続部6に伝わりにくくすることができる。
また、本実施形態の電気接続箱1において、第3仕切部83における第2連結部85との接続箇所と外部接続部7との接続箇所との距離は、第2仕切部82における第1連結部84との接続箇所と第2連結部85との接続箇所との距離よりも、長い。
これにより、大きく迂回するような折曲部8の形状を実現できるので、基板接続部6への外力の伝達を緩和する効果を一層良好に得ることができる。
また、本実施形態の電気接続箱1において、ケース2は、上カバー4と下カバー5とを備える。下カバー5は、上カバー4に嵌合する枠部9を備える。枠部9には、折曲部8の一部を収容する凹部58が形成されている。
これにより、凹部58の規制によって、接続端子3の位置ズレを防止することができる。また、凹部58の形状を適宜定めた場合は、枠部9と折曲部8(接続端子3)との間の段差をなくして、防水効果を高めることができる。
また、本実施形態の電気接続箱1において、基板接続部6は、回路基板10と接続される複数の接続脚66を備える。基板接続部6には、折曲部8に最も近い第1接続脚66aよりも折曲部8に近い側に第1切欠き96が形成されるとともに、当該第1接続脚66aよりも折曲部8から遠い側に第2切欠き97が形成される。回路基板10と垂直な方向における第1切欠き96の寸法L1が、第2切欠き97の寸法L2より大きい。
これにより、第1接続脚66aの周辺の空間を有効に活用して、例えば、折曲部8の第1仕切部81を配置するスペースを容易に確保することができる。
また、本実施形態の電気接続箱1において、基板接続部6は、折曲部8と接続する部分と、回路基板10と、の間に隙間を有するように形成されている。
これにより、折曲部8の形状の自由度を高めることができる。
また、本実施形態の電気接続箱1において、基板接続部6は、第1板63及び第3板65と、第2板64と、を備える。第1板63及び第3板65は、それぞれが回路基板10と垂直に配置されて互いに対面する。第2板64は、第1板63及び第3板65同士を相互に連結する。
これにより、コンパクトな構成で、基板接続部6の良好な放熱を実現することができる。
また、本実施形態の電気接続箱1において、第2板64は、回路基板10と垂直に配置される。
これにより、簡素な構成で良好に放熱させることができる。
また、本実施形態の電気接続箱1において、外部接続部7は、ネジ止めによって外部部材と接続される。
これにより、強力な固定をネジにより実現できるため、大電流用の電気接続箱1に好適である。また、溶接等を要しないため、外部部材と外部接続部7との接続作業を簡単に行うことができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
図6に示す変形例の接続端子3xでは、基板接続部6xにおいて、連結板である平坦部67が、第1板63と第3板65の上端同士を連結するように構成されている。平坦部67は、回路基板10と平行な向きとなっている。
このように構成された基板接続部6xにおいても、簡素な構成で良好に放熱させることができる。
折曲部8は、2回ではなく1回又は3回以上の折返しを有するように構成されても良い。
折曲部8は、図4(b)に示す向きとは異なる向きで基板接続部6及び外部接続部7に接続されても良い。
第2壁部52と、第2仕切部82及び第3仕切部83のうち少なくとも何れかとの間に、隙間が形成されても良い。
接続端子3の形状、位置、及び個数は、適宜変更することができる。電気接続箱1の形状等についても同様である。
貫通孔14の代わりに、図5に示す貫通溝14xを形成することもできる。
第2壁部52において、1つ又は3つ以上の端子支持部56を設けることもできる。
必要に応じて、下カバー5が備えた壁部のうち2つ以上に端子支持部56を設け、接続端子3を設置することもできる。
1 電気接続箱
2 ケース(筐体)
3 接続端子(接続部材)
6 基板接続部
7 外部接続部
8 折曲部
10 回路基板

Claims (15)

  1. 回路基板を収容する収容空間が形成された筐体と、
    前記回路基板に接続される接続部材と、
    を備え、
    前記接続部材は、
    前記回路基板に接続される基板接続部と、
    前記筐体の外部へ延設される外部接続部と、
    前記基板接続部と前記外部接続部とのそれぞれに異なる向きから接続する折曲部と、
    を備え、
    前記基板接続部と前記外部接続部とは、前記折曲部を介して接続していることを特徴とする電気接続箱。
  2. 請求項1に記載の電気接続箱であって、
    前記折曲部は、
    前記筐体の内部から外へ向かって順に配置され、前記回路基板と垂直な成分を有する方向にそれぞれ延びる第1仕切部、第2仕切部及び第3仕切部と、
    前記第1仕切部及び前記第2仕切部を連結する第1連結部と、
    前記第2仕切部及び前記第3仕切部を連結する第2連結部と、
    を備え、
    前記第1連結部は、前記第2仕切部の端部と、前記第1仕切部の端部と、を連結し、
    前記第2連結部は、前記第2仕切部と前記第1連結部とが接続する箇所と反対側の端部と、前記第3仕切部の端部と、を連結し、
    前記第3仕切部が前記第2連結部との接続箇所から延びる方向が有する前記回路基板と垂直な成分は、前記第1仕切部が前記第1連結部との接続箇所から延びる方向が有する前記回路基板と垂直な成分と、逆であることを特徴とする電気接続箱。
  3. 請求項2に記載の電気接続箱であって、
    前記第1連結部は、前記収容空間内に配置されていることを特徴とする電気接続箱。
  4. 請求項2又は3に記載の電気接続箱であって、
    前記筐体は、前記収容空間に面する壁部を備え、
    前記壁部は、前記第2仕切部と前記第3仕切部との間に配置されることを特徴とする電気接続箱。
  5. 請求項4に記載の電気接続箱であって、
    前記第2仕切部は、前記壁部が有する壁面のうち、前記収容空間側に位置する壁面と接触可能に配置されていることを特徴とする電気接続箱。
  6. 請求項4又は5に記載の電気接続箱であって、
    前記第3仕切部は、前記壁部が有する壁面のうち、前記収容空間と反対側に位置する壁面と接触可能に配置されていることを特徴とする電気接続箱。
  7. 請求項2から6までの何れか一項に記載の電気接続箱であって、
    前記第2仕切部における前記第1連結部との接続箇所と前記第2連結部との接続箇所との距離は、前記第1仕切部における前記第1連結部との接続箇所と前記基板接続部との接続箇所との距離よりも、長いことを特徴とする電気接続箱。
  8. 請求項2から7までの何れか一項に記載の電気接続箱であって、
    前記第3仕切部における前記第2連結部との接続箇所と前記外部接続部との接続箇所との距離は、前記第2仕切部における前記第1連結部との接続箇所と前記第2連結部との接続箇所との距離よりも、長いことを特徴とする電気接続箱。
  9. 請求項1から8までの何れか一項に記載の電気接続箱であって、
    前記筐体は、第1カバー及び第2カバーを備え、
    前記第2カバーは、前記第1カバーに嵌合する枠部を備え、
    前記枠部には、前記折曲部の一部を収容する凹部が形成されていることを特徴とする電気接続箱。
  10. 請求項1から9までの何れか一項に記載の電気接続箱であって、
    前記基板接続部は、前記回路基板と接続される複数の接続脚を備え、
    前記基板接続部には、前記折曲部に最も近い前記接続脚よりも前記折曲部に近い側に第1切欠きが形成されるとともに、当該接続脚よりも前記折曲部から遠い側に第2切欠きが形成され、
    前記回路基板と垂直な方向における前記第1切欠きの寸法が、前記第2切欠きの寸法より大きいことを特徴とする電気接続箱。
  11. 請求項1から10までの何れか一項に記載の電気接続箱であって、
    前記基板接続部は、前記折曲部と接続する部分と、前記回路基板と、の間に隙間を有するように形成されていることを特徴とする電気接続箱。
  12. 請求項1から10までの何れか一項に記載の電気接続箱であって、
    前記基板接続部は、
    それぞれが前記回路基板と垂直に配置されて互いに対面する板状部分と、
    前記板状部分同士を相互に連結する連結板と、
    を備えることを特徴とする電気接続箱。
  13. 請求項12に記載の電気接続箱であって、
    前記連結板は、前記回路基板と垂直に配置されていることを特徴とする電気接続箱。
  14. 請求項12に記載の電気接続箱であって、
    前記連結板は、前記回路基板と平行に配置されていることを特徴とする電気接続箱。
  15. 請求項1から14までの何れか一項に記載の電気接続箱であって、
    前記外部接続部は、ネジ止めによって外部部材と接続されることを特徴とする電気接続箱。
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