JP7426861B2 - 電気接続箱及びホルダ付きバスバー - Google Patents

電気接続箱及びホルダ付きバスバー Download PDF

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Description

本発明は、主として、バスバー及びホルダを備える電気接続箱に関する。
特許文献1は、車両の電源システムに設けられるスイッチボックスを開示する。スイッチボックスの内部には、バスバーと、回路基板と、が配置されている。バスバーは略平板状の部材である。バスバーには、厚み方向の一側又は他側に延びる端子が形成されている。バスバーの端子は回路基板に接続される。また、バスバーには貫通孔が形成されている。この貫通孔には、外部端子を接続するためのボルトが取り付けられる。
特許文献2は、バスバーと、回路基板と、を備える回路基板組立体を開示する。バスバーはL字の板状であり、回路基板に平行な平板状の水平部と、回路基板に垂直な平板状の垂直部と、タブ状端子部と、を備える。
特開2016-92852号公報 国際公開第2009/081769号
特許文献1のバスバーは、略平板状であって、かつ、回路基板と平行に配置される。従って、特許文献1の構成では、平面視で広い範囲にバスバーが位置することになる。また、特許文献1では、ボルトを介してバスバーに伝達するトルクに対する耐性が十分ではない可能性がある。また、特許文献2は、そもそもバスバーにボルトが取り付けられる構成を開示していない。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、平面視で小さな範囲にバスバーが配置され、かつ、ボルトを介して伝達するトルクに対する耐性が高い電気接続箱を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下の構成の電気接続箱が提供される。即ち、電気接続箱は、バスバーと、ホルダと、筐体と、を備える。前記バスバーは、外部端子を回路基板に電気的に接続する。前記ホルダは、前記バスバーを保持する。前記筐体は、前記バスバーの少なくとも一部を覆う。前記バスバーは、支持部と、接続部と、を備える。前記支持部は、第1折曲げ部を含む板状であり、前記回路基板に対して立設する向きで配置される。前記接続部は、板状であり、第2折曲げ部を介して前記支持部に機械的に接続されており、前記回路基板に対面する向きに位置する。前記接続部には、前記外部端子に電気的に接続されるボルトを貫通させるための貫通孔が形成されている。前記接続部の少なくとも一部が、前記筐体の外部に露出する。前記接続部を厚み方向で見たときに、当該接続部を囲む位置に止水材が注入されている。前記筐体には、枠状の内側突出部が形成されており、当該内側突出部が前記止水材に接触している。
これにより、バスバーが上記の支持部及び接続部を備えているため、平面視で小さな範囲にバスバーを配置できる。更に、接続部が第2折曲げ部を介して支持部に接続されているため、ボルトを介して伝達するトルクに対する耐性を高くすることができる。また、電気接続箱に防水性を持たせることができる。
前記の電気接続箱においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記接続部の厚み方向で前記ホルダを見たときに、当該ホルダには、前記接続部の周囲を間隔を空けて覆う外枠部が形成されている。前記外枠部の内側に前記止水材が注入されている。
これにより、接続部の周囲を覆う外枠部を用いて、止水材を注入する空間を形成できる。
前記の電気接続箱においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記ホルダは、前記接続部に接触する直方体状の台部を有している。前記外枠部の内側であって、かつ、前記台部の側面の外側の空間に、前記止水材が注入されている。
これにより、接触部に接触させる台部を用いて、止水材を注入する空間を形成できる。
前記の電気接続箱においては、前記接続部を厚み方向で見たときに、前記止水材が、当該接続部の全体を囲むように注入されていることが好ましい。
これにより、電気接続箱の防水性を高くすることができる。
前記の電気接続箱においては、前記支持部の一部が、前記ホルダの外部に露出していることが好ましい。
これにより、放熱性を高くすることができる。
前記の電気接続箱においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記支持部は、第1部と、第2部と、第3部と、を備える。前記第1部は平板状である。前記第2部は、平板状であり、前記第1部の一側の端部に接続され、前記第1部とは向きが異なる。前記第3部は、平板状であり、前記第1部の他側の端部に接続され、前記第2部と対面する向きに位置する。
これにより、例えばL字状の支持部と比較して、ボルトを介して伝達するトルクに対する耐性を更に高くすることができる。
前記の電気接続箱においては、前記ホルダは、前記第1部、前記第2部、及び前記第3部のそれぞれの外側の面を覆う外周壁を有することが好ましい。
これにより、支持部を外れにくくすることができる。
前記の電気接続箱においては、前記ホルダは、前記第1部、前記第2部、及び前記第3部のそれぞれの内側の面に接触する内周壁を有することが好ましい。
これにより、支持部を外れにくくすることができる。
前記の電気接続箱においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記ホルダには、外面が内側に凹んだ凹み部が形成されている。前記凹み部は、前記第1部、前記第2部、及び前記第3部で囲まれる空間に形成されている。
これにより、放熱性を高くすることができる。また、電気接続箱内の空間を広くできる。
前記の電気接続箱においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記筐体には、前記内側突出部と連続しており、当該筐体の外側に突出する外側突出部が形成されている。前記接続部の厚み方向で見たときに、当該接続部の周囲に前記外側突出部が位置する。
これにより、バスバーにトルクが掛かった場合に、接続部が外側突出部に干渉することで、トルクに対する耐性を更に画することができる。
本発明の一実施形態に係る電気接続箱の斜視図。 第1カバーの裏側の斜視図。 第1カバーを外した電気接続箱の斜視図。 バスバーの斜視図。 ホルダの斜視図。 ホルダ付きバスバーの平面図。 止水材を注入する工程を説明する図。
次に、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1に示す電気接続箱1は、車両又は船舶等の乗物に配置されるジャンクションボックスである。図1に示すように、電気接続箱1は、筐体10を備える。筐体10は、第1カバー11と第2カバー12を備える。第1カバー11及び第2カバー12は容器状であり、第1カバー11と第2カバー12を合わせることで内部空間が形成される。
また、第1カバー11には、複数の矩形の窓部11aが形成されている。窓部11aからは、ボルト50が露出している。これらのボルト50に複数の外部端子100がそれぞれ接続される。一般的には、ボルト50を用いて外部端子100を接続することで、許容電流を大きくすることができる。なお、本明細書では、導体同士が「接続される」等と記載した場合は電気的及び機械的に接続されることを示し、それ以外が「接続される」等と記載した場合は機械的に接続されることを示すものとする。
図1に示すように、第1カバー11の外表面には、窓部11aを囲うように外側に突出する外側突出部11bが形成されている。外側突出部11bの突出方向は、第1カバー11の外表面(後述の回路基板20に平行な面)の法線方向である。また、外側突出部11bは、矩形の窓部11aの4辺のうち3辺の全体を囲うように、かつ、残りの1辺の一部のみを囲うように構成されている。これにより、外側突出部11bが形成されていない部分を利用して(つまり、外側突出部11bが無い部分に外部端子100又は電線が位置するようにして)、ボルト50に外部端子100が接続される。
図2に示すように、第1カバー11の内表面(外表面の裏面)には、窓部11aを囲うように内側に突出する内側突出部11cが形成されている。内側突出部11cの突出方向は、第1カバー11の内表面(後述の回路基板20に平行な面)の法線方向である。また、内側突出部11cは、矩形の窓部11aの4辺の全てを囲うように構成されている。
また、外側突出部11bと内側突出部11cは段差なく連続するように構成されている。言い換えれば、窓部11aの縁に相当する部分には平面状の(面一の)内壁面があり、当該内壁面の一部が外側突出部11bであり、更に、当該内壁面の別の一部が内側突出部11cである。なお、外側突出部11b及び内側突出部11cの機能は後述する。
図3に示すように、電気接続箱1の内部空間には、回路基板20と、バスバー30と、ホルダ40と、図略のリレー及びヒューズ等の電装部品と、が配置されている。回路基板20は、第2カバー12に取り付けられている。回路基板20には図略の回路が形成されている。回路基板20の回路には、バスバー30及び電装部品が接続されている。バスバー30にはボルト50を介して外部端子100が接続されているため、バスバー30は、外部端子100を回路基板20に電気的に接続するための(接続を中継している)部材である。また、ホルダ40が取り付けられたバスバー30をホルダ付きバスバー2と称することがある。
バスバー30は、金属の板状の部材を切り取ったり、折曲げたりすることによって製造される。従って、バスバー30の全体が導電性を有する。図4に示すように、バスバー30は、支持部31と、脚部32と、接続部34と、を備える。なお、バスバー30のうち接続部34以外が筐体10に覆われている。
支持部31は、回路基板20に対して立設するように位置している。回路基板20に対して立設するとは、回路基板20の厚み方向と支持部31の厚み方向とが平行でないことである。言い換えれば、回路基板20の主要な面(面積が一番大きく、電装部品が配置される面)と、支持部31の主要な面(面積が一番大きな面)と、なす角が0度より大きいことである。本実施形態では、このなす角は、90度である。
支持部31は、接続部34を支持する部分である。支持部31は、略U字状である。支持部31は、平板状の部分を2箇所で同じ方向かつ略直角に2回折り曲げることで形成される。具体的には、支持部31は、第1部31aと、第2部31bと、第3部31cと、を有する。
第1部31aは、矩形の平板状の部分である。第2部31bは、矩形の平板状の部分であり、第1折曲げ部31dを介して第1部31aの一側の端部に接続されている。第1折曲げ部31dは略直角の折曲げである。従って、第1部31aと第2部31bは、向きが90度異なる。第3部31cは、矩形の平板状の部分であり、第1折曲げ部31eを介して第1部31aの他側の端部に接続されている。第1折曲げ部31eは略直角の折曲げである。従って、第1部31aと第3部31cは、向きが90度異なる。第2部31b及び第3部31cは、それぞれ同じ向きであり、互いに向かい合うように位置する。
脚部32は、支持部31の下端(回路基板20に対面する側の端部)から、下側(回路基板20側)に延びるように形成されている。詳細には、支持部31のうち、第1部31aには脚部32が形成されておらず、第2部31b及び第3部31cの下端にそれぞれ複数の脚部32が形成されている(言い換えれば、第1部31aから第3部31cのうち少なくとも2つに脚部32が形成されている)。なお、これは一例であり、第1部31aに脚部32が形成されていてもよい。また、第2部31b又は第3部31cに形成される脚部32が1つであってもよい。脚部32は、回路基板20に形成されたスルーホール(導電性を有する孔部)に挿入されている。これにより、バスバー30を回路基板20の回路に接続することができる。
接続部34は、第1カバー11の窓部11aから露出するように位置している。接続部34は、ボルト50を取り付けるための部分である。従って、接続部34には、ボルト50を取り付けるための貫通孔34aが形成されている。また、接続部34は、矩形状であり、第2折曲げ部33を介して支持部31(詳細には第1部31a)に接続されている。接続部34は、回路基板20に対面する向きに位置している。従って、接続部34の厚み方向と、回路基板20の厚み方向と、は平行である。
本実施形態のバスバー30は、以下の構成により、平面視(回路基板20又は接続部34の厚み方向で見た図に相当する、以下同じ)で小さい範囲に収まるように配置される。即ち、バスバー30は、回路基板20に対して立設する支持部31を備える。従って、特許文献1のように1枚の平板状のバスバー30を回路基板20と同じ向きに配置する構成と比較して、平面視で小さい範囲に収まる。更に、本実施形態のバスバー30では、平面視において、接続部34の少なくとも一部は、第2部31b及び第3部31cの間の位置する。これにより、平面視で一層小さい範囲にバスバー30を収めることができる。また、本実施形態では、平面視で回路基板20と重なる位置に接続部34が位置している。これにより、平面視での電気接続箱1のサイズも小さくすることができる。
また、ボルト50に外部端子100を取り付ける時又は外部端子100の取付後において、ボルト50を介してバスバー30にトルクが伝達することがある。この点、本実施形態のバスバー30は、第1折曲げ部31d,31e及び第2折曲げ部33を有するため剛性が高いので、このトルクに対する耐性を高くすることができる。更に、脚部32が第2部31bと第3部31cの2箇所に分散して配置されているので、トルクによってバスバー30に掛かる応力を分散できる。なお、脚部32が2箇所に分散して配置されていることにより、大電流の通電時の温度上昇を抑えるという効果も発揮される。また、窓部11aは、接続部34と対応する形状である。従って、このトルクが掛かった場合に、接続部34と窓部11aの内壁面とが接触するため、このトルクに対する耐性を更に高くすることができる。特に、本実施形態では外側突出部11bが形成されているので、接続部34が第1カバー11の外表面よりも上側(回路基板20から離れる側)に位置していても、この効果を発揮できる。また、外側突出部11bにより、ボルト50と外部端子100の接続箇所を保護できる。
ホルダ40は、樹脂等の絶縁材で構成されている。ホルダ40は、バスバー30を保持する部材である。1つのホルダ40が、1つのバスバー30を保持する。図5に示すように、ホルダ40は、略直方体状であり、四隅に相当する位置に脚部41が形成されている。また、4つの脚部41のうち、対角線上に位置する2つの脚部41は、回路基板20に形成された孔に挿入されている。これにより、上述のトルクに対するホルダ40の耐性を高くできる。なお、4つの脚部41の全てが回路基板20に挿入される構成であってもよい。
図5に示すように、ホルダ40の上面には、外枠部43が形成されている。外枠部43は、矩形状の上面の四辺に相当する部分に厚みを持たせた構成である。外枠部43の内側(外枠部43で囲まれる領域内)には、台部44が形成されている。台部44は、直方体状である。台部44の上面は、接続部34に接触して接続部34を支持する。台部44には、ボルト50を挿通するための貫通孔が形成されている。平面視でホルダ付きバスバー2を見たときに、外枠部43は、接続部34の周囲を間隔を空けて覆っている。
図5及び図6に示すように、外枠部43の内側であって、台部44の外側の領域には、U字溝45が形成されている。U字溝45は、支持部31を挿入して、バスバー30をホルダ40に固定するための溝である。そのため、U字溝45は、支持部31に対応する形状である。U字溝45の深さ方向は、回路基板20の厚み方向(支持部31の立設方向)と平行である。本実施形態のU字溝45は、貫通状である。そのため、支持部31は、ホルダ40を貫通して、ホルダ40と回路基板20の間にも位置している(支持部31の一部がホルダ40の外部に露出している)。なお、U字溝45は、非貫通状(即ち、有底状)であってもよい。
本実施形態では、図6に示すようにして、バスバー30はU字溝45に圧入される。具体的には、支持部31を広げるように変形させた状態で、支持部31がU字溝45に挿入される。その状態では、U字溝45の内周壁45aと、支持部31と、が接触するとともに、力を及ぼし合う。これにより、バスバー30を外れにくくすることができる。一方で、U字溝45の外周壁45bと、支持部31と、は厳密には通常時は接触していない(接触していてもよい)。しかし、例えば外力等の影響で支持部31が動いた場合であっても、支持部31が外周壁45bに当たることで、バスバー30が外れにくい。
また、図5及び図6に示すように、ホルダ40には、凹み部46が形成されている。凹み部46は、直方体状のホルダ40を内側に凹ませた部分である。凹み部46を形成することで、放熱性を高くすることができる。また、図6に示すように、平面視でU字溝45で囲まれる部分に凹み部46が形成されている。即ち、凹み部46は、第1部31a、第2部31b、及び第3部31cで囲まれる空間に形成されている。これにより、第1部31a、第2部31b、及び第3部31cのそれぞれの近傍に外気が流れるので、放熱性を高くすることができる。また、凹み部46を設けることで、回路基板20とホルダ40の間に空間が形成されるので、この空間に電装部品を配置してもよい。
ボルト50は、ヘッド部が接続部34及び台部44の下方(回路基板20側)に位置している。ホルダ40とボルト50は、インサート成形又はアウトサート成形により接続されて一体化している。インサート成形とは、ホルダ40の型の内部にボルト50を配置した状態で、型に樹脂を流して成形する方法である。アウトサート成形とは、型を用いてホルダ40を成形した後に、圧入又はそれ以外の方法で、ボルト50をホルダ40に挿入して一体化することである。また、ボルト50の軸部には、上述したように外部端子100が取り付けられる。
図7に示すように、平面視においてホルダ40の外枠部43の内側かつ台部44の側面(台部44のうち外枠部43を向く面)の外側の空間には、止水材60が注入される。つまり、止水材60は、平面視で接続部34の全周を囲むように注入される。止水材60は、注入時には流動性を有しているが、注入後に固化して流動性がなくなる。止水材60は、例えば絶縁性を有するシリコン系の樹脂材料である。上述したように、外周壁45bと支持部31の間には隙間が生じており、この隙間にも止水材60が充填される。これにより、バスバー30とホルダ40をより強固に固定できる。
更に、止水材60が、外周壁45bと支持部31の隙間に充填されることにより、ホルダ付きバスバー2の上面と下面の間を水が通過できなくすることができる。そして、上述した筐体10の内側突出部11cは、止水材60に対応する位置に形成されている。つまり、第2カバー12に第1カバー11を嵌合することで、内側突出部11cが止水材60を下側に押圧することとなる。これにより、筐体10とホルダ付きバスバー2の間を防水することができる。そのため、接続部34及びボルト50を筐体10の外部に露出させつつ、筐体10の内部への水の浸入を防止できる。
以上に説明したように、電気接続箱1は、バスバー30と、ホルダ40と、筐体10と、を備える。バスバー30は、外部端子100を回路基板20に電気的に接続する。ホルダ40は、バスバー30を保持する。筐体10は、バスバー30の少なくとも一部を覆う。バスバー30は、支持部31と、接続部34と、を備える。支持部31は、第1折曲げ部31d,31eを含む板状であり、回路基板20に対して立設する向きで配置される。接続部34は、板状であり、第2折曲げ部33を介して支持部31に機械的に接続されており、回路基板20に対面する向きに位置する。接続部34には、外部端子100に電気的に接続されるボルト50を貫通させるための貫通孔34aが形成されている。接続部34の少なくとも一部が、筐体10の外部に露出する。
これにより、バスバー30が上記の支持部31及び接続部34を備えているため、平面視で小さな範囲にバスバー30を配置できる。更に、接続部34が第2折曲げ部33を介して支持部31に接続されているため、ボルト50を介して伝達するトルクに対する耐性を高くすることができる。
また、上記実施形態の電気接続箱1において、接続部34を厚み方向で見たときに、当該接続部34を囲む位置に止水材60が注入されている。筐体10には、枠状の内側突出部11cが形成されており、当該内側突出部11cが止水材60に接触している。
これにより、電気接続箱1に防水性を持たせることができる。
また、上記実施形態の電気接続箱1において、接続部34の厚み方向でホルダ40を見たときに、当該ホルダ40には、接続部34の周囲を間隔を空けて覆う外枠部43が形成されている。外枠部43の内側に止水材60が注入されている。
これにより、接続部34の周囲を覆う外枠部43を用いて、止水材60を注入する空間を形成できる。
また、上記実施形態の電気接続箱1において、ホルダ40は、接続部34に接触する直方体状の台部44を有している。外枠部43の内側であって、かつ、台部44の側面の外側の空間に、止水材60が注入されている。
これにより、接触部に接触させる台部44を用いて、止水材60を注入する空間を形成できる。
また、上記実施形態の電気接続箱1において、接続部34を厚み方向で見たときに、止水材60が、当該接続部34の全体を囲むように注入されている。
これにより、電気接続箱1の防水性を高くすることができる。
また、上記実施形態の電気接続箱1において、支持部31の一部が、ホルダ40の外部に露出している。
これにより、放熱性を高くすることができる。
また、上記実施形態の電気接続箱1において、支持部31は、第1部31aと、第2部31bと、第3部31cと、を備える。第1部31aは平板状である。第2部31bは、平板状であり、第1部31aの一側の端部に接続され、第1部31aとは向きが異なる。第3部31cは、平板状であり、第1部31aの他側の端部に接続され、第2部31bと対面する向きに位置する。
これにより、例えばL字状の支持部31と比較して、ボルト50を介して伝達するトルクに対する耐性を更に高くすることができる。
また、上記実施形態の電気接続箱1において、ホルダ40は、第1部31a、第2部31b、及び第3部31cのそれぞれの外側の面を覆う外周壁45bを有する。
これにより、支持部31を外れにくくすることができる。
また、上記実施形態の電気接続箱1において、ホルダ40は、第1部31a、第2部31b、及び第3部31cのそれぞれの内側の面に接触する内周壁45aを有する。
これにより、支持部31を外れにくくすることができる。
また、上記実施形態の電気接続箱1において、ホルダ40には、外面が内側に凹んだ凹み部46が形成されている。凹み部46は、第1部31a、第2部31b、及び第3部31cで囲まれる空間に形成されている。
これにより、放熱性を高くすることができる。また、電気接続箱1内の空間を広くできる。
また、上記実施形態の電気接続箱1において、筐体10には、内側突出部11cと連続しており、当該筐体10の外側に突出する外側突出部11bが形成されている。接続部34の厚み方向で見たときに、当該接続部34の周囲に外側突出部11bが位置する。
これにより、バスバー30にトルクが掛かった場合に、接続部34が外側突出部11bに干渉することで、トルクに対する耐性を更に画することができる。
また、上記実施形態のホルダ付きバスバー2は、バスバー30と、ホルダ40と、を備える。バスバー30は、外部端子100を回路基板20に電気的に接続する。ホルダ40は、バスバー30を保持する。バスバー30は、支持部31と、接続部34と、を備える。支持部31は、折曲げを含む板状であり、回路基板20に対して立設する向きで配置される。接続部34は、板状であり、支持部31に機械的に接続されており、回路基板20に対面する向きに位置する。接続部34には、外部端子100に電気的に接続されるボルト50を貫通させるための貫通孔34aが形成されている。
これにより、バスバー30が上記の支持部31及び接続部34を備えているため、平面視で小さな範囲にバスバー30を配置できる。更に、接続部34が第2折曲げ部33を介して支持部31に接続されているため、ボルト50を介して伝達するトルクに対する耐性を高くすることができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態の支持部31は、略U字状であるが、2つの平板状の部分を有するL字状であってもよいし、4つの平板状の部分を有する矩形の枠状であってもよい。それぞれの場合において、全ての平板状の部分に脚部32が形成されてもよいし、一部の平板状の部分のみに脚部32が形成されてもよい。
上記実施形態で直角に折り曲げられると記載した箇所について、折曲げの角度は直角未満であってもよいし、直角よりも大きくてもよい。
バスバー30とホルダ40の固定方法は圧入に限られず、別部材を用いて固定してもよい。また、バスバー30及びバスバー30の形状によっては、金型にバスバー30を配置した状態でホルダ40を成型することで、バスバー30をホルダ40に固定してもよい。
1 電気接続箱
2 ホルダ付きバスバー
10 筐体
20 回路基板
30 バスバー
40 ホルダ
50 ボルト
60 止水材
100 外部端子

Claims (10)

  1. 外部端子を回路基板に電気的に接続するためのバスバーと、
    前記バスバーを保持するホルダと、
    前記バスバーの少なくとも一部を覆う筐体と、
    を備え、
    前記バスバーは、
    第1折曲げ部を含む板状であり、前記回路基板に対して立設する向きで配置される支持部と、
    板状であり、第2折曲げ部を介して前記支持部に機械的に接続されており、前記回路基板に対面する向きに位置する接続部と、
    を備え、
    前記接続部には、前記外部端子に電気的に接続されるボルトを貫通させるための貫通孔が形成されており、
    前記接続部の少なくとも一部が、前記筐体の外部に露出し、
    前記接続部を厚み方向で見たときに、当該接続部を囲む位置に止水材が注入されており、
    前記筐体には、枠状の内側突出部が形成されており、当該内側突出部が前記止水材に接触していることを特徴とする電気接続箱。
  2. 請求項に記載の電気接続箱であって、
    前記接続部の厚み方向で前記ホルダを見たときに、当該ホルダには、前記接続部の周囲を間隔を空けて覆う外枠部が形成されており、
    前記外枠部の内側に前記止水材が注入されていることを特徴とする電気接続箱。
  3. 請求項に記載の電気接続箱であって、
    前記ホルダは、前記接続部に接触する直方体状の台部を有しており、
    前記外枠部の内側であって、かつ、前記台部の側面の外側の空間に、前記止水材が注入されていることを特徴とする電気接続箱。
  4. 請求項からまでの何れか一項に記載の電気接続箱であって、
    前記接続部を厚み方向で見たときに、前記止水材が、当該接続部の全体を囲むように注入されていることを特徴とする電気接続箱。
  5. 請求項1からまでの何れか一項に記載の電気接続箱であって、
    前記支持部の一部が、前記ホルダの外部に露出していることを特徴とする電気接続箱。
  6. 請求項1からまでの何れか一項に記載の電気接続箱であって、
    前記支持部は、
    平板状の第1部と、
    前記第1部の一側の端部に接続され、前記第1部とは向きが異なる平板状の第2部と、
    前記第1部の他側の端部に接続され、前記第2部と対面する向きに位置する平板状の第3部と、
    を備えることを特徴とする電気接続箱。
  7. 請求項に記載の電気接続箱であって、
    前記ホルダは、前記第1部、前記第2部、及び前記第3部のそれぞれの外側の面を覆う外周壁を有することを特徴とする電気接続箱。
  8. 請求項又はに記載の電気接続箱であって、
    前記ホルダは、前記第1部、前記第2部、及び前記第3部のそれぞれの内側の面に接触する内周壁を有することを特徴とする電気接続箱。
  9. 請求項からまでの何れか一項に記載の電気接続箱であって、
    前記ホルダには、外面が内側に凹んだ凹み部が形成されており、
    前記凹み部は、前記第1部、前記第2部、及び前記第3部で囲まれる空間に形成されていることを特徴とする電気接続箱。
  10. 請求項に記載の電気接続箱であって、
    前記筐体には、前記内側突出部と連続しており、当該筐体の外側に突出する外側突出部が形成されており、
    前記接続部の厚み方向で見たときに、当該接続部の周囲に前記外側突出部が位置することを特徴とする電気接続箱。
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