JP2011161095A - 遊技場システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 台予約管理装置50は、台予約確認端末70により読取可能な識別情報であって会員の有する記憶媒体に固有の識別情報を、会員に関するデータとして記憶するとともに、遊技機10の台予約がなされると、識別情報を台予約に関するデータとして記憶し、台予約確認端末70で記憶媒体から読み取られた識別情報を受信すると台予約を確定するとともに、台予約がなされた遊技機の台間機20に関連付けて識別情報を記憶し、台間機20は、記憶媒体から識別情報を読み取って台予約管理装置50へ送信し、台予約管理装置50は、台間機20から識別情報を受信すると、玉貸しの許否を判断し、この判断結果を台間機20に送信する。
【選択図】 図1
Description
この整理券は、通常、遊技店に設置された遊技機の台数分(あるいは、遊技店が決めた台数分)だけ発行されており、遊技店の店員によって遊技客に配布される。
遊技店の店員は、整理券配布開始時間になると、シリアル番号が付された整理券を、その並んでいる遊技客に対し、その待ち順にしたがって配布していく。
開店時間になると、店員は、整理券に記載されたシリアル番号の順に、遊技客を遊技店に入場させる。そして、整理券を所持する遊技客の入場が終了すると(あるいは、開店から所定時間が経過すると)、店員は、整理券を所持していない遊技客を入場させる。
例えば、整理券管理装置から整理券データを受信すると、この整理券データを整理券に印字して発行する整理券端末を備えたシステムがある(例えば、特許文献1参照。)。
この技術によれば、整理券管理装置が整理券データを管理するので、店員が整理券を管理する手間を軽減できる。また、整理券端末が整理券を発行するので、配布時の煩雑さを解消できる。
この技術によれば、遊技客は、自身の情報端末に整理券データをダウンロードするだけで、遊技店への優先入場と入場後における遊技機の確保とを同時に行うことができる。また、遊技店の店員にとっては、遊技客への対応業務が削減されることから業務負担を軽減できる。
例えば、特許文献1に記載の技術は、整理券端末が印字出力した整理券を、遊技店の店員が開店前に遊技店の入口に並んでいる遊技客に手渡していた。ここで、遊技客の中には、整理券を受け取ると、これを自分では使わずに、他人に転売する者がいた。このような行為は、転売した額が全てその者の利益となるので、不正な行為として防止する必要があった。
また、特許文献2に記載の技術は、整理券データがQRコードであった。このQRコードは印刷可能であり、転売することも考えられた。
(I)遊技場システム
まず、本発明の遊技場システムの実施形態について、図1を参照して説明する。
同図は、本実施形態の遊技場システムの構成を示す概略図である。
同図に示すように、遊技場システム1は、複数の遊技機10と、これら遊技機10毎に設けられた複数の台間機(遊技媒体貸出機)20と、各遊技機10及び台間機20に接続された台管理装置30と、各台管理装置30に接続されたホール管理装置40と、台予約を管理する台予約管理装置50と、台間機20を管理するカード管理装置60と、遊技店の入口などに設置される台予約確認端末70と、ネットワーク80を介して通信可能な遊技者端末機90とを備えている。
遊技店においては、通常、複数の遊技機10が所定数単位でまとめられた、いわゆる「島」単位で設置されており、それら複数の遊技機島が遊技店内に並列されるようになっている。
さらに、一台ごとに異なる機種の遊技機10を並べて一つの島や列を形成し、これをバラエティコーナーとしているところもある。
しかも、1個4円未満(例えば、1円〜3円)で貸し出された遊技球を用いて遊技を行うところもある。特に、1個1円の遊技球を用いて遊技を行うパチンコ機10aを「1円パチンコ」と称し、このパチンコ機10aが並べられたコーナーをバラエティコーナーとしているところもある。
なお、本実施形態においては、遊技店に設置された遊技機10のうち、同一機種やバラエティコーナーなどのように任意のカテゴリーでまとめられる複数台の遊技機10を「特定遊技機コーナー」というものとする。
また、本実施形態の遊技場システム1による台予約は、一台の遊技機10を対象とすることができ、機種単位やバラエティコーナーなどの「特定遊技機コーナー」を対象とすることもできる。
この台間機20は、図2、図3に示すように、紙幣投入口21と、IDリーダ22と、カードリーダ23と、紙幣搬送部24と、通信手段25と、記憶手段26と、制御手段27とを有している。
予約会員とは、本実施形態の遊技場システム1が提供するサービス、例えば、開店時に非予約会員よりも優先して遊技店に入場できることなど、従来の整理券の配布による効果と同じ効果あるいはそれ以上の効果を受けるための会員をいう。このため、予約会員は、いわゆる「貯玉会員」や「ポイントカード会員」などとは異なる。ただし、遊技場システム1の構成によっては、「貯玉会員」や「ポイントカード会員」も該遊技場システム1が提供するサービスを享受可能にすることができる。この場合の遊技場システム1の構成については、第二実施形態で説明する。なお、本実施形態の予約会員と第二実施形態の本会員とを総称して、「台予約に関する会員」というものとする。
記憶手段26は、台間機20の有する各種機能に関するプログラムやデータを記憶する。特に、記憶手段26は、台間機番号を記憶している。
制御手段27は、台間機20の有する各種機能に関する処理を実行する。特に、制御手段27は、台受付処理(後述)に関する制御を実行する。
なお、台間機20は、例えば各台計数機付きの台間機であってもよい。
このホール管理装置40は、図4に示すように、通信手段41と、記憶手段42と、表示手段43と、入力手段44と、制御手段45と、出力手段46とを有している。
なお、図4は、ホール管理装置40の構成だけでなく、台予約管理装置50やカード管理装置60の構成も併せて示している。これは、ホール管理装置40と、台予約管理装置50と、カード管理装置60が、いずれもパーソナルコンピュータを用いることできることから、構成も同様なものとなるためである。ただし、台予約管理装置50又はカード管理装置60においては、表示手段53,63及び入力手段54、64を省略することができる。また、出力手段46(56、66)については、省略するか、あるいは、一台のみ設けて共用することもできる。
記憶手段42は、例えば、ROM、RAM、HDDなどで構成することができ、ホール管理装置40の有する各種機能を実行するためのプログラムやデータを記憶する。
この記憶手段42が記憶するデータとしては、例えば、各遊技機10の遊技に関する情報や予約会員データベースを構成するデータなどがある。
ここで、「予約会員ID」は、遊技客が予約会員の登録手続きを行う際、ホール管理装置40から付与される番号である。この「予約会員ID」は、予約会員ごとに異なる番号が付与される。
「暗証番号」は、予約会員により任意に設定される番号である。この「暗証番号」を登録しておくことで、他人による予約会員IDの使用を防止できる。
「携帯電話メールアドレス」は、予約会員が所持する携帯電話90と台予約管理装置50(又はホール管理装置40)と間でメールを送受信する際に用いられる、その携帯電話90を特定するための文字列である。この「携帯電話メールアドレス」を予約会員データベースに登録するか否かについては、予約会員(又は遊技店)が任意に決めることができる。
入力手段44は、例えば、キーボードやマウスなどで構成されており、遊技店の店員が操作することにより、所定のデータや指示、命令などを選択・入力できるようになっている。
出力手段46は、プリンタなどで構成することができ、所定のデータを印字出力する。
通信手段51は、ホール管理装置40に接続されており、予約会員に関するデータを送受信する。また、通信手段51は、ネットワーク80を介して遊技者端末機90に接続されており、台予約処理や台予約修正処理に関するデータを送受信する。さらに、通信手段51は、台予約確認端末70に接続されており、台予約確認処理や台予約修正処理に関するデータを送受信する。そして、通信手段51は、台管理装置30を介して台間機20に接続されており、台受付処理に関するデータを送受信する。
なお、台予約処理、台予約確認処理、台予約修正処理、台受付処理については、後記の「(II)入場管理方法」で詳述する。
また、記憶手段52は、予約会員データベースと、機種−台間機割り当てデータベースと、予約機種確定データベースと、台間機−携帯電話ID割り当てデータベースを記憶する。
機種−台間機割り当てデータベースは、図6に示すように、遊技機10の「機種」と、「割り当て台間機番号」とを項目として構成されている。
この機種−台間機割り当てデータベースは、後述する「入場管理方法」を実行する前に、台予約管理装置50の記憶手段52に予め用意されている。
「予約順」は、予約会員により台予約が行われた順番を示すものであり、台予約処理(後述)において予約機種確定データベースに登録された時間の早いものから順に、シリアル番号で付される。
「予約機種」は、予約会員が「本予約」又は「キャンセル待ち」を行った機種を示す。
なお、以下の説明においては、「フラグ0」を単に「0」とし、「フラグ1」を単に「1」として表す。
「複数予約」は、一人の予約会員が同じ日において一の機種の「本予約」と他の機種の「キャンセル待ち」の両方を行った場合(場合1)、又は、一人の予約会員が同じ日において複数の機種の「キャンセル待ち」を行った場合(場合2)に立てられるフラグである。この「複数予約」には、場合1又は場合2であることを示す「1」と、場合1又は場合2のいずれでもないことを示す「0」のいずれかが格納される。
「キャンセル待ち順」は、「キャンセル待ち確定」が「1」である予約確定データに対して、機種ごとに、予約順にしたがって付される順番である。
なお、この「本予約仮確定」に「1」が格納された場合、「本予約」が「1」から「0」に変更される(「本予約」の削除)。
また、「本予約」の「1」を「0」に変更するとともに、「本予約仮確定」の「0」を「1」に変更する処理(「本予約」から「本予約仮確定」への変更)は、「キャンセル待ち」の「1」を「0」に変更するとともに、「キャンセル待ち確定」の「0」を「1」に変更する処理(「キャンセル待ち」から「キャンセル待ち確定」への変更)と同じタイミング(台予約確認処理の実行時)に行われる。
さらに、「キャンセル待ち確定」を「1」にしていた一の機種にキャンセルが出たために、後述の「本確定」が「1」にされたときは、他の機種の「本予約仮確定」が「1」から「0」に変更される(「本予約仮確定」の取消し)。これは、一人の予約会員に対して複数機種(複数台)での遊技ができないようにするためである。
また、「本確定」は、「キャンセル待ち確定」を「1」にした機種にキャンセルが出た場合において、該機種の遊技を希望するときに、台予約修正処理(後述)を行って、「キャンセル待ち確定」から変更されるフラグである。この場合、「本確定」には、該機種の遊技を希望することを示す「1」と、それ以外の状態を示す「0」のいずれかが格納される。「1」が格納された場合、「キャンセル待ち確定」が「1」から「0」に変更される(「キャンセル待ち確定」の削除)。
「割り当て携帯電話ID」は、台予約修正処理の台間機−識別情報割当処理(後述)を実行することによって、予約機種確定データベースの「本予約仮確定」が「1」である予約機種データ、又は、「本確定」が「1」である予約機種データのいずれかに含まれている「携帯電話ID」を、それら「本予約仮確定」又は「本確定」した予約の対象である台間機20に割り当てたものである。
この台間機−携帯電話ID割り当てデータベースの管理については、後記の「入場管理方法」で詳述する。
なお、台予約管理装置50は、該遊技場システム1が構築された遊技店のサイトを開設している。このサイトは、ウエブブラウザを搭載した遊技者端末機90からアクセス可能となっており、台予約処理や台予約修正処理などを実行する際に用いられる。
これら通信手段61、記憶手段62、表示手段63、入力手段64、制御手段65、出力手段66は、それぞれホール管理装置40の記憶手段42、表示手段43、入力手段44、制御手段45、出力手段46と同様の機能を有している。
この台予約確認端末70は、図9に示すように、通信手段71と、記憶手段72と、表示手段73と、入力手段74と、制御手段75と、IDリーダ76とを有している。
記憶手段72は、台予約確認端末70の有する各種機能に関するプログラムやデータを記憶する。
制御手段75は、台予約確認処理や台予約修正処理(後述)についての制御を行う。
なお、台予約確認端末70は、図9に示すように、カードリーダ77を有することができる。このカードリーダ77については、第二実施形態で説明する。
また、台予約確認端末70は、ホール管理装置40や台予約管理装置50との間で、配線接続された有線通信により、所定のデータを送受信している。ただし、台予約確認端末70とホール管理装置40等との間は、無線通信により、所定のデータを送受信するようにしてもよい。
通信手段91は、ネットワーク80を介して、ホール管理装置40や台予約管理装置50などと接続可能となっており、所定のデータを送受信する。この通信手段91で受信されたデータは、記憶手段92に記憶される。
表示手段93は、ウエブブラウザによりウエブページを表示することができる。
入力手段94は、複数のキーで構成されており、ウエブページの表示内容にしたがって、予約希望日の入力や機種の選択などを行う。
制御手段95は、台予約処理や台予約修正処理(後述)についての制御を行う。
次に、本実施形態の遊技システムの動作(入場管理方法)について、図11〜図28を参照して説明する。
(II−1)入場管理方法の全体の流れ
(II−2)台予約管理装置50が実行する予約機種確定データベースの管理
(II−3)予約会員登録処理
(II−4)台予約処理
(II−5)台予約確認処理
(II−6)台予約修正処理
(II−7)台受付処理
(II−2)では、予約会員が本予約を行った場合、キャンセル待ちを行った場合、本予約とキャンセル待ちの両方を行った場合のそれぞれにおいて、実行されるデータ管理の概略を説明する。
(II−3)〜(II−7)では、(II−1)で分けられた五段階のそれぞれについて詳述する。
以下、(II−1)〜(II−7)の各項目について、順次説明する。
入場管理方法は、図11に示すように、予約会員登録処理(ステップ10)と、台予約処理(ステップ11)と、台予約確認処理(ステップ12)と、台予約修正処理(ステップ13)と、台受付処理(ステップ14)とを有している。
これらの各処理の内容については、後記の「(II−3)予約会員登録処理」〜「(II−7)台受付処理」にて詳述する。
また、(II−3)〜(II−7)の理解を容易にするために、(II−2)において、台予約管理装置50が実行する予約機種確定データベースの管理を、本予約時やキャンセル待ちなどに場合分けて説明する。
ここでは、台予約管理装置50による予約機種確定データベースの管理を、次の項目に分けて説明する。
(II−21)予約会員が本予約を行った場合
(II−22)予約会員がキャンセル待ちを行った場合
(II−23)予約会員が本予約とキャンセル待ちの両方を行った場合
なお、この(II−2)は、(II−3)〜(II−7)の理解を容易にするために、予約機種確定データベースの管理に特化して、その概略を説明するものである。よって、入場管理方法の有する各処理(図11のステップ10〜ステップ14)は、この(II−2)で説明する内容に限るものではなく、(II−3)〜(II−7)に示す内容や、その他関連する事項も含まれる。
台予約処理(ステップ11)において、予約会員は、機種Aを予約するために、携帯電話90を操作して、「予約会員ID」、「予約日」、「予約機種」を入力する。携帯電話90は、それら「予約会員ID」等を台予約要求として、台予約管理装置50へ送信する。
台予約管理装置50の通信手段91は、台予約要求を受信する。制御手段55は、台予約要求に含まれる「予約日」の予約機種確定データベースを参照し、それら「予約会員ID」及び「予約機種」を含む予約機種データを該予約機種確定データベースに新しく追加する。このとき、図12(ア)に示すように、その新しく追加される予約機種データの「本予約」には、「1」が格納される。そして、「キャンセル待ち」、「複数予約」、「キャンセル待ち確定」、「本予約仮確定」、「本確定」のそれぞれには、「0」が格納される。これにより、予約会員が行った機種Aの本予約が、台予約管理装置50の予約機種確定データベースに登録される。
この台予約確認処理において、予約会員が台予約確認端末70のIDリーダ76に携帯電話90をかざすと、IDリーダ76は、その携帯電話90から「携帯電話ID」を読み取り、台予約管理装置50へ送信する。
台予約管理装置50は、受信した「携帯電話ID」をキーとして予約機種確定データベースを検索し、その「携帯電話ID」を含む予約機種データが存在するか否かを判断する(予約の照合)。
これに対し、予約会員が予約日の台予約確認端末受付時間内に遊技店へ行かなかったときは、台予約確認処理(ステップ12)が実行されない。このため、図12(ウ)に示すように、予約機種確定データベースにおいては、該予約会員の予約機種データの「本予約」が「1」、「本確定」が「0」のまま存置され、その「本予約」が確定しない状態となる。
ここで、台予約管理装置50の制御手段55は、予約機種確定データベースを参照して、「本予約」が確定した予約機種データ(「本確定」が「1」である予約機種データ)を検索し、検索の結果、抽出した予約機種データに含まれる「予約機種」を用いて、台間機−携帯電話ID割り当てデータベースを作成又は参照し、その抽出した予約機種データに含まれる「携帯電話ID」を予約機種の「台間機番号」に割り当てる。
これに対し、「本予約」が未確定の予約機種データ(「本確定」が「0」である予約機種データ)については、作成された台間機−携帯電話ID割り当てデータベースに登録されず、「携帯電話ID」の「台間機番号」への割り当ても行われない。
予約会員は、遊技店に入場すると、予約した遊技機10の座席にすわり、携帯電話90を台間機20のIDリーダ22にかざす。IDリーダ22は、携帯電話90から「携帯電話ID」を読み取る。制御手段27は、記憶手段26から「台間機番号」を取り出し、これら「台間機番号」と「携帯電話ID」を、通信手段25を介して台予約管理装置50へ送信する。
台予約管理装置50の通信手段51は、送信されてきた「台間機番号」と「携帯電話ID」を受信する。制御手段55は、台間機−携帯電話ID割り当てデータベースを参照し、その「携帯電話ID」を検索する。
一方、台間機−携帯電話ID割り当てデータベースに「携帯電話ID」が登録されていないときは、台間機20からの玉貸しが解除されない(拒否される)。これにより、予約会員は、予約した機種Aの遊技機10で遊技を行うことができない。この場合、その予約会員は、開店後所定時間が経過するまでは遊技できないことになる。
台予約処理(ステップ11)において、予約会員は、機種Aの予約を行おうとしたものの、その機種Aに対する他の予約会員からの本予約数が予約限度数に達しているために予約できなかったときは、その機種Aについてキャンセル待ちをすることができる。この場合、予約会員は、携帯電話90を操作して、「予約会員ID」、「予約日」、「キャンセル待ちをする機種」を入力し、それら「予約会員ID」等をキャンセル待ち要求として、台予約管理装置50へ送信する。
この台予約確認処理において、予約会員が台予約確認端末70のIDリーダ76に携帯電話90をかざすと、IDリーダ76にて「携帯電話ID」が読み取られ、台予約管理装置50へ送信される。
台予約管理装置50は、受信した「携帯電話ID」をキーとして予約機種確定データベースを検索し、その「携帯電話ID」を含む予約機種データが存在するか否かを判断する(予約の照合)。
これに対し、予約会員が予約日の台予約確認端末受付時間内に遊技店へ行かなかったときは、台予約確認処理(ステップ12)が実行されない。このため、図13(ウ)に示すように、予約機種確定データベースにおいては、該予約会員の予約機種データの「キャンセル待ち」が「1」、「キャンセル待ち確定」が「0」のまま存置され、そのキャンセル待ちが確定しない状態となる。
この場合、予約会員は、携帯電話90を操作して、「キャンセル待ち確定」を「本確定」に変更する要求を、台予約管理装置50へ送信する。
台予約管理装置50の通信手段51がその要求を受信すると、制御手段55は、図13(エ)に示すように、その予約機種データの「キャンセル待ち確定」の「1」を「0」に変更し、「本確定」の「0」を「1」に変更する。これにより、予約会員がキャンセル待ちしていた機種Aで遊技できることになる。
これに対し、予約会員が「キャンセル待ち確定」をした機種Aについてキャンセルが発生しなかったときは、台予約修正処理(ステップ13)が実行されない。このため、図13(オ)に示すように、予約機種確定データベースにおいては、該予約会員の予約機種データの「キャンセル待ち確定」が「1」、「本確定」が「0」のまま存置され、キャンセル待ちしていた機種Aで遊技ができない状態となる。
ここで、「キャンセル待ち確定」から「本確定」に変更した予約機種データ(「本確定」が「1」である予約機種データ)については、この予約機種データに含まれる「携帯電話ID」が、台間機−携帯電話ID割り当てデータベースにおいて予約機種の「台間機番号」に割り当てられる。
これに対し、「キャンセル待ち確定」が存置され「本確定」しなかった予約機種データ(「キャンセル待ち確定」が「1」である予約機種データ)、及び、「キャンセル待ち」が未確定の予約機種データ(「キャンセル待ち」が「1」である予約機種データ)については、この予約機種データに含まれる「携帯電話ID」が台間機−携帯電話ID割り当てデータベースに登録されず、「台間機番号」への割り当ても行われない。
予約会員は、遊技店に入場すると、遊技機10の座席にすわり、携帯電話90を台間機20のIDリーダ22にかざす。これにより、携帯電話90から「携帯電話ID」が読み取られ、「台間機番号」とともに台予約管理装置50へ送信される。
台予約管理装置50の制御手段55は、台間機−携帯電話ID割り当てデータベースを参照し、受信された「携帯電話ID」を検索する。
一方、台間機−携帯電話ID割り当てデータベースに「携帯電話ID」が登録されていないときは、台間機20からの玉貸しが解除されない(拒否される)。これにより、予約会員は、キャンセル待ちした機種Aの遊技機10で遊技を行うことができない。この場合、その予約会員は、開店後所定時間が経過するまでは遊技できないことになる。
台予約処理(ステップ11)において、予約会員は、機種Aの予約を行おうとしたものの、機種Aに対する他の予約会員からの本予約数が予約限度数に達しているために予約できなかったときは、その機種Aについてキャンセル待ちをし、さらに別の機種Bについて予約をすることができる。この場合、予約会員は、携帯電話90を操作して、「予約会員ID」、「予約日」、「キャンセル待ちをする機種」、「予約機種」を入力し、それら「予約会員ID」等を台予約要求として、台予約管理装置50へ送信する。
さらに、新しく追加される機種Bの予約機種データの「予約機種」には、台予約要求に含まれていた「予約機種」が格納され、図14(イ)に示すように、「本予約」と「複数予約」には、それぞれ「1」が格納される。そして、「キャンセル待ち」、「キャンセル待ち確定」、「本予約仮確定」、「本確定」には、それぞれ「0」が格納される。これにより、予約会員が行った機種Bの本予約が、台予約管理装置50の予約機種確定データベースに登録される。
この台予約確認処理において、予約会員が台予約確認端末70のIDリーダ76に携帯電話90をかざすと、その携帯電話90から「携帯電話ID」が読み取られ、台予約管理装置50へ送信される。
台予約管理装置50は、受信した「携帯電話ID」をキーとして予約機種確定データベースを検索し、その「携帯電話ID」を含む予約機種データが存在するか否かを判断する(予約の照合)。
この場合、予約会員は、携帯電話90を操作して、「キャンセル待ち確定」を「本確定」に変更する要求を、台予約管理装置50へ送信する。
台予約管理装置50の通信手段51がその要求を受信すると、制御手段55は、図14(キ)に示すように、機種Aの予約機種データの「キャンセル待ち確定」の「1」を「0」に変更し、「本確定」の「0」を「1」に変更する。これにより、予約会員がキャンセル待ちしていた機種Aで遊技することができる。また、図14(ク)に示すように、機種Bの予約機種データの「本予約仮確定」の「1」を「0」に変更する。これにより、予約会員による機種Bの本予約を取り消して、複数台での遊技を防止することができる。
また、予約会員が予約日の台予約確認端末受付時間内に遊技店へ行かなかったときは、台予約修正処理(ステップ13)が実行されない。このため、予約機種確定データベースにおいては、機種Aの予約機種データが、図14(オ)に示す状態で存置されるので、キャンセル待ちしていた機種Aでの遊技ができない状態となる。さらに、機種Bの予約機種データが、図14(カ)に示す状態で存置されるので、本予約した機種Bでの遊技もできない状態となる。
ここで、「キャンセル待ち確定」から「本確定」に変更した予約機種データ(「本確定」が「1」である機種Aの予約機種データ)については、この予約機種データに含まれる「携帯電話ID」が、台間機−携帯電話ID割り当てデータベースにおいて機種Aの「台間機番号」に割り当てられる。なお、この場合、機種Bの予約機種データは、「本予約仮確定」が「0」であるので、台間機−携帯電話ID割り当てデータベースにおいて機種Bの「台間機番号」に割り当てられない。
また、「本予約仮確定」が「1」である機種Bの予約機種データについては、この予約機種データに含まれる「携帯電話ID」が、台間機−携帯電話ID割り当てデータベースにおいて機種Bの「台間機番号」に割り当てられる。
予約会員は、遊技店に入場すると、遊技機10の座席にすわり、携帯電話90を台間機20のIDリーダ22にかざす。これにより、携帯電話90から「携帯電話ID」が読み取られ、台予約管理装置50へ送信される。
台予約管理装置50の制御手段55は、台間機−携帯電話ID割り当てデータベースを参照し、受信された「携帯電話ID」を検索する。
検索の結果、台間機−携帯電話ID割り当てデータベースに「携帯電話ID」が登録されているときは、台間機20からの玉貸しが解除される。これにより、予約会員は、「本確定」した機種A又は「本予約仮確定」した機種Bの遊技機10で遊技を行うことができる。
一方、台間機−携帯電話ID割り当てデータベースに「携帯電話ID」が登録されていないときは、台間機20からの玉貸しが解除されない(拒否される)。これにより、予約会員は、「キャンセル待ち」した機種A又は「本予約」した機種Bの遊技機10で遊技を行うことができない。この場合、その予約会員は、開店後所定時間が経過するまでは遊技できないことになる。
予約会員登録処理とは、遊技者が予約会員に登録する際にホール管理装置40等で実行される処理をいう。
この予約会員登録処理について、図15を参照して説明する。同図は、予約会員登録処理の手順を示す動作手順図である。
また、店員は、予約会員希望者に対し、その予約会員希望者が所持する携帯電話90を、会員登録装置に接続されたIDリーダ(図示せず)に近づけるように指示する。
予約会員希望者は、自身が所持する携帯電話90をIDリーダに近づける。すると、IDリーダは、携帯電話90から「携帯電話ID」を読み取り(ステップ21)、会員登録装置へ送る。
なお、本実施形態においては、予約会員登録データの一つとして「携帯電話ID」を用いるが、「携帯電話ID」に限るものではなく、遊技者の有する記録媒体に固有の識別番号であって、遊技場システム1を構成する装置のうちの一以上の装置が読み取り可能なもの、例えば、会員カードに記憶された「本会員カードID」を用いることもできる。この「本会員カードID」を用いた例については、第二実施形態で説明する。
ホール管理装置40の制御手段45は、記憶手段42に記憶された予約会員データベースの中に、その受信された予約会員登録データに含まれている「携帯電話ID」が既に存在しているか否かを判断する(ステップ24)。
判断の結果、予約会員データベースの中に受信された「携帯電話ID」が存在しているときは、既に予約会員に登録されていることを示す既登録通知を、会員登録装置へ送信する(ステップ25)。会員登録装置は、その既登録通知の内容を画面表示する(ステップ26)。店員は、その画面表示を確認すると、その予約会員希望者に対して、既に予約会員に登録されていることを告げる。
また、制御手段45は、生成した「予約会員ID」を、予約登録データの全部又は一部(例えば、携帯電話ID)とともに会員登録装置へ送信する(ステップ28)。会員登録装置は、それら「予約会員ID」等を受信すると(ステップ29)、これを画面表示するとともに、その「予約会員ID」を含む所定事項を印刷装置(図示せず)に印字出力させる(ステップ30)。店員は、その「予約会員ID」等が印字された紙をその予約会員希望者に渡す。なお、会員登録装置は、「予約会員ID」を予約会員カードに記憶させ、この予約会員カードを発行するようにすることもできる。
台予約管理装置50の通信手段51は、その予約会員登録データを受信する。制御手段55は、その予約会員登録データを、記憶手段52に記憶されていた予約会員データベースに追加して更新し、記憶手段52に記憶させる(ステップ32)。これにより、ホール管理装置40と台予約管理装置50は、同じデータで構成された予約会員データベースをそれぞれ記憶することができる。
台予約処理とは、予約会員が、遊技を行おうとする日前に、自身が所持する遊技者端末機90を用いて、遊技機10を予約する処理をいう。
以下、台予約処理について、図16、図17を参照して説明する。図16は、遊技場システム1が台予約処理を実行する手順を示すフローチャートである。図17は、台予約処理において遊技者端末機90と台予約管理装置50との間で実行される処理の手順を示す動作手順図である。
なお、この台予約処理で予約する対象は、一台の遊技機10とすることもでき、あるいは、複数台の遊技機10で構成される機種やバラエティコーナーなどの「特定遊技機コーナー」とすることもできる。ただし、本実施形態においては、予約の対象を機種として説明する。
また、台予約管理装置50は、該遊技場システム1が構築された遊技店のウエブサイトを開設している。
台予約管理装置50の通信手段51は、アクセスしてきた遊技者端末機90に対して、サイトのウエブページを送信する。
遊技者端末機90の通信手段91は、送信されてきたウエブページを受信し、表示手段93は、そのウエブページを表示する(図16のステップ40、図17のステップ61)。
遊技者端末機90の入力手段94は、予約会員の操作により、ウエブページ上の指示にしたがって「予約会員ID」を入力する。そして、通信手段91は、その「予約会員ID」を予約会員照合要求として、台予約管理装置50へ送信する(図16のステップ41、図17のステップ62)。
台予約管理装置50の制御手段55は、記憶手段52の予約会員データベースを参照し、その受信された予約会員照合要求に含まれている「予約会員ID」が予約会員データベースに登録されているか否かを判断する(予約会員照合、図16のステップ42、図17のステップ63)。
判断の結果、「予約会員ID」が予約会員データベースに登録されていないときは、登録されていないことを示す会員非登録通知を、遊技者端末機90に送信する(図16のステップ43)。遊技者端末機90は、その会員非登録通知を受信して、その内容を表示手段93に表示する。
遊技者端末機90の通信手段91は、送信されてきた予約会員専用ページを受信し、表示手段93は、その予約会員専用ページを表示する(ステップ65)。入力手段94は、予約会員専用ページの指示内容にしたがって、予約会員の操作により、遊技を行おうとする日(予約希望日)を入力する。通信手段91は、入力された「予約希望日」を台予約要求として、台予約管理装置50へ送信する。
判断の結果、台予約要求を受信した日時が台予約受付可能時間内でないとき(例えば、台予約要求を受信した日が、予約希望日の当日であるとき)は、台予約処理を終了する。この場合、台予約受付可能時間でないので台予約が行えないことを、遊技者端末機90の表示手段93に表示させることができる。
判断の結果、「予約会員ID」が予約機種確定データベースに登録されており、かつ、その「予約会員ID」に関連付けられた「本予約」が「1」であるときは、台予約処理を終了する。このステップ46の判断は、一人の予約会員が同じ「予約希望日」において複数の機種に「本予約」をするのを防止するために実行される。
また、図16において、ステップ46の判断の結果がYesの場合は、台予約処理を終了することとしてあるが、これに限るものではなく、例えば、遊技者端末機90において、別の「予約希望日」を再度入力し、これを台予約管理装置50へ送信し、この再度入力した内容で図16のステップ44以降(図17のステップ66以降)の処理を実行するようにしてもよい。
さらに、ステップ46の判断の結果がYesの場合には、台予約管理装置50は、その判断結果(台予約要求の示す日に既に本予約がなされていること)を遊技者端末機90に送信することができる。そして、遊技者端末機90は、その判断結果を画面表示することができる。
遊技者端末機90の通信手段91は、予約機種の入力画面を受信する。表示手段93は、その予約機種の入力画面を表示する。入力手段94は、予約会員の操作により、予約機種の入力画面の指示内容にしたがって「予約機種」を入力する(図16のステップ47)。通信手段91は、その入力された「予約機種」を、予約機種要求として台予約管理装置50へ送信する(予約機種等入力・送信、図17のステップ66)。
判断の結果、該「予約機種」の予約残数が0ではないとき(他の予約会員からの該「予約機種」の本予約総数が予約限度数に達していないとき)は、制御手段55は、その予約機種確定データベースに、予約会員照合要求に含まれていた「予約会員ID」と、予約機種要求に含まれていた「予約機種」とを新たに追加し、「予約順」を付与し、予約会員データベースを参照して「携帯電話ID」を追加し、機種−台間機割り当てデータベースを参照して「割り当て台間機番号」を追加し、「本予約」を「1」に変更して、記憶手段52に記憶させる(予約機種確定データベースの更新、図16のステップ49、図17のステップ67)。
そして、台予約管理装置50の通信手段51は、台予約要求(予約希望日)及び予約機種要求(予約機種)の内容で本予約ができたことを予約結果として遊技者端末機90へ送信する。遊技者端末機90の通信手段91は、その予約結果を受信し、表示手段93は、予約結果の内容を画面表示する。
続いて、表示手段93は、キャンセル予約を行うか否かを予約会員に入力させるキャンセル予約確認画面を表示する。この表示内容にしたがって、予約会員は、「キャンセル予約を行う」又は「キャンセル予約を行わない」のいずれか一方を、入力手段94の操作により選択する。遊技者端末機90の通信手段91は、その選択された内容をキャンセル要求として、台予約管理装置50へ送信する(ステップ70)。
判断の結果、キャンセル要求の内容が「キャンセル予約を行う」であるときは、制御手段55は、予約機種確定データベースに、予約会員照合要求に含まれていた「予約会員ID」と、予約機種要求に含まれていた「予約機種」とを新たに追加し、「予約順」を付与し、予約会員データベースを参照して「携帯電話ID」を追加し、機種−台間機割り当てデータベースを参照して「割り当て台間機番号」を追加し、「キャンセル待ち」を「1」に変更し、「キャンセル待ち番号」を付与して、記憶手段52に記憶させる(予約機種確定データベースの更新、図16のステップ51、図17のステップ72)。
なお、この予約機種確定データベースの更新において、新たに追加された「予約会員ID」に関連付けて、「本予約」、「キャンセル待ち確定」、「本予約仮確定」、「本確定」が、それぞれ「0」に設定される。つまり、図16のステップ51、図17のステップ72の実行により、予約会員が希望する「予約機種」についての「キャンセル待ち」が予約機種確定データベースに登録される。
そして、ステップ51(ステップ72)の予約機種確定データベースの更新後、又は、ステップ50の判断の結果がNoであるときは、制御手段55は、他の予約機種の入力確認画面を、通信手段51を介して遊技者端末機90へ送信する。
遊技者端末機90の通信手段91は、他の予約機種の入力確認画面を受信する。表示手段93は、他の予約機種の入力確認画面を表示する。入力手段94は、予約会員の操作により、他の予約機種の入力確認画面の指示内容にしたがって、「他の機種を予約する」又は「他の機種を予約しない」のいずれかを選択する(図16のステップ52)。通信手段91は、選択結果を台予約管理装置50へ送信する。
判断の結果、選択結果が「他の機種を予約しない」を示しているときは、台予約処理を終了する。
一方、選択結果が「他の機種を予約する」を示しているときは、制御手段55は、通信手段51を介して予約機種入力画面を遊技者端末機90へ送信する。
遊技者端末機90の通信手段91は、予約機種入力画面を受信する。表示手段93は、予約機種入力画面を表示する。そして、図16のステップ47以降の処理(図17のステップ66以降の処理)を実行する。
また、図16のステップ52の判断処理において「Yes」を実行することにより、予約会員は、ステップ50の判断で一の機種についてキャンセル待ちをすることとしたときでも、他の機種の本予約を行うことができる。また、ステップ50の判断で一の機種についてキャンセル待ちをしないこととしたときに、他の機種の本予約を行うことができる。なお、一の予約会員が複数機種に対して本予約やキャンセル待ちを行ったときは、それら各機種の予約機種データの「複数予約」に「1」が設定される。
また、本実施形態においては、図16のステップ52を実行することで、複数の機種に対してキャンセル待ちを行えるようにしているが、これに限るものではなく、キャンセル待ちが行える機種の数を限定することもできる。
台予約確認処理とは、予約した日の開店前所定時間までに、予約会員が遊技店に来て台予約確認端末70を操作し、その予約会員が行った「本予約」又は「キャンセル待ち」の確定又は仮確定を行う処理をいう。
以下、台予約確認処理について、図18、図19を参照して説明する。図18は、遊技場システム1にて実行される台予約確認処理の手順を示すフローチャートである。図19は、台予約確認端末70と台予約管理装置50との間で送受信されるデータの流れを示す動作手順図である。
予約会員の操作により、台予約の確認開始ボタンが押されると(台予約確認端末受付、ステップ81)、台予約確認端末70の制御手段75は、その確認開始ボタンが押された時間が、台予約確認端末受付時間内であるか否かを判断する(ステップ82)。台予約確認端末受付時間とは、台予約確認端末70において台予約の確認操作ができる時間帯をいう。この台予約確認端末受付時間は、例えば、「開店30分前まで」や「午前7時から午前9時30分まで」のように設定することができる。
一方、確認開始ボタンが押された時間が台予約確認端末受付時間内であるときは、続いて、表示手段73は、予約会員に対して該予約会員が所持する携帯電話をIDリーダ76にかざすように指示するID読取画面を表示する(ステップ83)。
IDリーダ76は、かざされた携帯電話90から「携帯電話ID」を読み取る(ステップ84)。通信手段71は、その読み取られた「携帯電話ID」を台予約管理装置50へ送信する(図19のステップ100)。
判断の結果、「携帯電話ID」が予約機種確定データベースに登録されていないときは(図18のステップ86のNo)、制御手段55は、その登録されていなかったことを示す照合結果を、非登録通知として、通信手段51を介して台予約確認端末70へ送信する(図19のステップ103)。台予約確認端末70の通信手段51は、その非登録通知を受信する(ステップ104)。表示手段73は、その非登録通知の内容を画面表示する。
また、同一人による「携帯電話ID」の照合の機会を所定回数実行可能とすることもできる。
続いて、制御手段55は、抽出した一又は二以上の予約機種データの中に「キャンセル待ち」が「1」になっている予約機種データがあるか否かを判断する(キャンセル待ちあり?、ステップ87)。
そして、制御手段55は、「本予約」が「本確定」したことを示す予約機種確定通知を、通信手段51を介して台予約確認端末70へ送信する(図19のステップ105)。台予約確認端末70の通信手段71は、その予約機種確定通知を受信する(ステップ106)。表示手段73は、その予約機種確定通知の内容を表示する。
続いて、制御手段55は、抽出した一又は二以上の予約機種データの中に「本予約」が「1」になっている予約機種データがあるか否かを判断する(本予約あり?、図18のステップ90)。
そして、制御手段55は、「キャンセル待ち」が「キャンセル待ち確定」し、「本予約」が「本予約仮確定」したことを示す本予約機種仮確定通知を、通信手段51を介して台予約確認端末70へ送信する(図19のステップ107)。台予約確認端末70の通信手段71は、その本予約機種仮確定通知を受信する(ステップ108)。表示手段73は、その本予約機種仮確定通知の内容を表示する。
ステップ88の「予約機種データ確定」は、予約会員が、例えば機種Aの本予約を行った場合であって、他の機種のキャンセル待ちを行わなかったときに発生する処理である。これは、予約会員が機種Aの遊技を希望しており、他の機種の遊技を希望していないことを意味する。この「予約機種データ確定」が実行されたことで、予約会員は、その予約が確定した機種Aにより遊技を行うことができる。
この台予約確認確定処理について、図20を参照して説明する。同図は、開店前所定時間終了時に台予約管理装置50にて実行される台予約確認確定処理の手順を示すフローチャートである。
判断の結果、台予約確認端末70の受付時間が終了していないときは、台予約確認端末70の受付時間が終了するまで待機する。
一方、台予約確認端末70の受付時間が終了したときは、制御手段55は、記憶手段52に記憶されている予約機種確定データベースを参照し、この予約機種確定データベースに登録されている予約機種データを再設定する(ステップ121)。
制御手段55は、予約機種確定データベースを参照し、機種ごとに、「本確定」が「1」の予約機種データの数と、「本予約仮確定」が「1」の予約機種データの数を算出(カウント)し、これらを加算する。次いで、この加算で得られた和を、該機種の予約限度数から減算し、この減算で得られた差を、該機種のキャンセル数とする。これは、「本予約」を行った予約会員が台予約処理(ステップ11)を実行しなかったために(予約日の開店前所定時間までに遊技店に来て台予約確認装置70で操作をしなかったために)、その「本予約」が「本確定」又は「本予約仮確定」にならなかったとき、これを該機種のキャンセルとするものである。
制御手段55は、予約機種確定データベースを参照し、「キャンセル待ち確定」が「1」である予約機種データの「キャンセル待ち順」に、機種ごとのキャンセル待ちの順番を、「予約順」にしたがって付与していく。
ここで、機種ごとに一の数列を与える。例えば、機種「CR:aaa」について「1」,「2」,「3」,「4」,「5」,・・・を付与し、機種「CR:bbb」について「1」,「2」,「3」,「4」,「5」,・・・を付与し、機種「CR:ccc」について「1」,「2」,「3」,「4」,「5」,・・・を付与していく。
これは、同じ「キャンセル待ち確定」でも、台予約確認処理(ステップ12)を実行することにより「本確定」となるものと、さらにキャンセルが発生しなければ「本確定」にならないものとを区別するために行われる。ただし、「キャンセル待ち順」ではなく、台予約確認処理の実行順(早い者勝ち)で、その「キャンセル待ち確定」を「本確定」にできるものとするときは、キャンセル発生記号を表示する必要はない。
台予約修正処理とは、台予約確認端末70の修正受付時間において、予約会員が遊技者端末機90を操作して、「キャンセル待ち確定」した機種にキャンセルが発生しているか否かを確認し、キャンセルが発生しているときは「キャンセル待ち確定」を「本確定」にして、その機種での遊技を可能とする処理をいう。
以下、台予約修正処理について、図22、図23を参照して説明する。図22は、台予約確認端末70の修正受付時間に遊技場システム1にて実行される台予約修正処理の手順を示すフローチャートである。図23は、遊技者端末機(携帯電話)90と台予約管理装置50との間で送受信されるデータの流れを示す動作手順図である。
台予約管理装置50の通信手段51は、アクセスしてきた遊技者端末機90に対して、サイトのウエブページを送信する。
遊技者端末機90の通信手段91は、そのウエブページを受信し、表示手段93は、そのウエブページを表示する(ウエブページの表示、ステップ141)。
遊技者端末機90の入力手段94は、予約会員の操作により、ウエブページ上の指示にしたがって「予約会員ID」を入力する。そして、通信手段91は、その「予約会員ID」をキャンセル待ち照合要求として、台予約管理装置50へ送信する(ステップ142)。
台予約管理装置50の制御手段55は、そのキャンセル待ち照合要求を受信した日時が、台予約修正処理の受付可能時間内であるか否かを判断する(図22のステップ130)。
台予約修正処理の受付可能時間とは、「キャンセル待ち確定」を「1」とした予約会員が遊技者端末機90を操作して台予約管理装置50にアクセスし、キャンセルの有無を確認するなどの台予約修正処理を実行できる時間をいう。具体的には、例えば、「開店15分〜30分前」などのように設定することができる。
判断の結果、「予約会員ID」が予約機種確定データベースに登録されていないときは(図22のステップ131のNo)、台予約修正処理を終了する。なお、この場合は、同一人による「予約会員ID」の入力の機会を所定回数実行可能とすることもできる。
次いで、制御手段55は、抽出した予約機種データの中に「キャンセル待ち確定」が「1」の予約機種データがあるか否か(キャンセル待ちをしているか否か)を判断する(ステップ132)。
判断の結果、抽出した予約機種データの中に「キャンセル待ち確定」が「1」の予約機種データがないときは、台予約修正処理を終了する。
一方、抽出した予約機種データの中に「キャンセル待ち確定」が「1」の予約機種データがあるときは、制御手段55は、続いて、その予約機種データの「キャンセル待ち順」を確認し、この「キャンセル待ち順」にキャンセル発生記号が付されているか否かを判断する(キャンセルあり?、ステップ133)。
一方、「予約会員ID」を含む予約機種データの「キャンセル待ち順」にキャンセル発生記号が付されていないときは、図22のステップ134〜137、図23のステップ145〜147の処理は実行しない。
判断の結果、抽出した予約機種データの中に「本予約仮確定」が「1」の予約機種データがあるときは、その予約機種データの「本予約仮確定」の「1」を「0」に変更する(「本予約仮確定」の削除、図22のステップ137、図23のステップ147)。なお、この「本予約仮確定」の削除に伴い、該予約機種データに含まれる「予約機種」と同じ「予約機種」を含む他の予約機種データの「キャンセル待ち順」を付与しなおす。
一方、抽出した予約機種データの中に「本予約仮確定」が「1」の予約機種データがないときは、その予約機種データの「本予約仮確定」の変更は行わない。
なお、図23においては、遊技者端末機90から台予約管理装置50にアクセスする処理(ステップ140)から始まっているが、これに限るものではなく、例えば、台予約管理装置50の制御手段55が予約機種確定データベースを参照し、「キャンセル待ち順」のデータにキャンセル発生記号が付与されている予約機種データの予約会員に対し、キャンセルが発生していることを携帯電話90に対してメールなどで知らせて、遊技店のウエブページへのアクセスを促すようにしてもよい。
この台予約修正処理においては、台予約修正処理の受付可能時間の終了後に実行される台間機−識別情報割当処理が含まれる。
この台間機−識別情報割当処理について、図24を参照して説明する。同図は、台予約管理装置50にて実行される台間機−識別情報割当処理の手順を示すフローチャートである。
なお、台予約修正処理の受付可能時間の終了時と、台間機−識別情報割当処理の実行時とは、異なる時間とすることができる。例えば、台予約修正処理の受付可能時間を「開店15分〜30分前」などのように設定し、台間機−識別情報割当処理の実行時を「開店5分前」のように設定することができる。
一方、台予約修正処理の受付可能時間が終了したときは、制御手段55は、台間機−携帯電話ID割り当てデータベース(図8参照)を作成する(ステップ151)。
すなわち、制御手段55は、予約機種確定データベースを参照し、各機種ごとに、「本確定」が「1」である予約機種データと、「本予約仮確定」が「1」である予約機種データとを検索し、該当した予約機種データの「携帯電話ID」を確認(抽出)し、各機種の台間機番号と「携帯電話ID」を対応付けて台間機−携帯電話ID割り当てデータベースを作成する。
こうして作成された台間機−携帯電話ID割り当てデータベースは、記憶手段52に記憶される。
台受付処理とは、遊技店に入場した予約会員が予約した台で遊技を行うときに実行する処理をいう。
以下、台受付処理について、図25、図26を参照して説明する。図25は、遊技場システム1にて実行される台受付処理の手順を示すフローチャートである。図26は、台受付処理を実行する場合における台間機20と台予約管理装置50との間で送受信されるデータの流れを示す動作手順図である。
なお、台受付処理には、開店から所定時間内に実行される「開店時台受付処理」と、開店から所定時間経過すると実行される「台受付開放処理」がある。これらについて順次説明する。
開店時間になると、遊技店の店員は、「本確定」の「1」又は「本予約仮確定」の「1」を受けた予約会員を優先的に遊技店に入場させる。そして、開店時間から所定時間経過後に、他の遊技客を入場させるようにする。
このとき、「本確定」の「1」等を受けた予約会員には、開店5分前くらいに遊技店の入口に並んでもらい、開店時間になると少しずつ入場してもらうようにするのが、事故防止の観点から望ましい。
なお、遊技店の店員は、優先的に入場させる予約会員に対して、「本確定」の「1」等を受けたことを証明するもの(携帯電話90の予約画面、予約会員証など)を提示させる必要はない。また、予約会員にとっても、入場時に、「本確定」の「1」等を受けたことを証明するものを店員に提示する必要はない。これは、ここに説明する台受付処理を実行することで、遊技機10の座席に座った遊技客が「本確定」の「1」等を受けた予約会員であるか否かを判断できるからである。
座席にすわった予約会員は、自身が所持する携帯電話90を、遊技機10に併設された台間機20のIDリーダ22に近づけてかざす。
IDリーダ22は、そのかざされた携帯電話から「携帯電話ID」を読み取る(図26のステップ170)。制御手段27は、記憶手段26から「台間機番号」を取り出すと、それら「携帯電話ID」と「台間機番号」とを、照合要求として、通信手段25を介して台予約管理装置50へ送信する(ステップ171)。
受信時間制限付き台間機とは、遊技機10が新台であるような場合において、該遊技機10の遊技開始時間が開店時間よりも遅い時間に設定されているときの、この該遊技機10に併設された台間機20をいう。
一方、制限時間が経過しているとき、又は、「台間機番号」の示す台間機20が受信時間制限付き台間機でないときは、続いて、制御手段55は、当日の台間機−携帯電話ID割り当てデータベースを参照し(図25のステップ163)、受信された照合要求に含まれている「携帯電話ID」が台間機−携帯電話ID割り当てデータベースの「割り当て携帯電話ID」に存在するか否かを判断する(照合、図25のステップ164、図26のステップ173)。
この場合、台予約管理装置50の制御手段55は、玉貸し不可を示す照合結果を、通信手段51を介し、照合要求を送信してきた台間機20に対して送信する(図26のステップ174)。台間機20の通信手段25は、照合結果を受信する(ステップ175)。これにより、台間機20は、その遊技客に対して玉貸しを行わないようにすることができる。
判断の結果、該「携帯電話ID」が割り当てられた「台間機番号」の中に照合要求として送信されてきた「台間機番号」が存在しないときは、台受付処理を終了する。これは、遊技機10の座席にすわった遊技客が、「本確定」又は「本予約仮確定」が「1」の遊技機10以外の遊技機10にすわっているので、このような遊技客に遊技をさせないためである。
この場合、制御手段55は、玉貸し不可を示す照合結果を、通信手段51を介し、照合要求を送信してきた台間機20に送信する(図26のステップ174)。台間機20は、その照合結果を受信すると(ステップ175)その遊技客に対して玉貸しを行わないようにすることができる。
なお、図27においては、「台間機番号:001」に関連付けられた「割り当て携帯電話ID」のうち「携帯電話ID:5469752D」を削除しないようにしてあるが、これに限るものではなく、「携帯電話ID:5469752D」を削除することもできる。
例えば、図27に示すように、台間機20から台予約管理装置50に対して、「台間機番号:001」と、「携帯電話ID:5469752D」が、照合要求として送信されたものとする。制御手段55は、台間機−携帯電話ID割り当てデータベースを参照し、「台間機番号:001」の属する機種を検索する。そして、ヒット(抽出)した「機種:CR:aaa」に属する他の台間機20の「台間機番号:002」〜「台間機番号:005」に関連付けられた「割り当て携帯電話ID」の中から、照合要求として送信してきた「携帯電話ID:5469752D」を削除する。これは、「携帯電話ID:5469752D」を有する予約会員が「台間機番号:001」の台間機20に対応した遊技機10以外の遊技機10で遊技ができないようにするものである。
なお、「携帯電話ID」が「3981432G」である予約会員が機種「CR:aaa」を「本確定」しており、「台間機番号:002」の台間機20が併設された遊技機10の座席にすわり、携帯電話90をその台間機20のIDリーダ22にかざしたときも、「携帯電話ID」が「5469752D」である予約会員に対して行われた前述の台受付処理と同様の処理が実行される。
開店時間から所定時間経過後には、台受付開放処理が実行される。この台受付開放処理について、図28を参照して説明する。
判断の結果、所定時間が経過していないときは、所定時間が経過するまで待機する。
一方、所定時間が経過したときは、次いで、制御手段55は、台間機20が、受信時間制限付きの台間機20であるか否か(新台か否か)を判断する(ステップ181)。
判断の結果、受信時間制限付き台間機であるときは、次いで、制限時間が経過したか否かを判断する(ステップ182)。
判断の結果、制限時間が経過していないときは、台受付処理を終了する。
一方、制限時間が経過したとき、又は、受信時間制限付き台間機でないときは、制御手段55は、すべての台間機20に対して、貸し出しの解除(許可)を示す玉貸し解除要求を送信する(ステップ183)。この玉貸し解除要求を受信したすべての台間機20は、玉貸しを解除する。これにより、台予約をしていない遊技客に対しても、すべての遊技機10が開放される。
なお、本実施形態においては、台受付開放処理を実行する時間(開店から所定時間)を台予約管理装置50に予め設定しておき、この時間に達すると自動的に台受付開放処理を実行することとしてあるが、これに限るものではなく、例えば、予約会員の入場が完了した時点で、遊技店の店員が台予約管理装置50の入力手段54を操作し、この操作によって台受付開放処理を実行させ、すべての遊技機10を開放するとともに、一般遊技者を入場させるようにしてもよい。この場合、台受付開放処理を実行する時間は、台予約管理装置50に設定しないこととすることができる。また、台受付開放処理を実行する時間を設定可能とした場合において、この時間に達する前に店員が台予約管理装置50を操作したときには、この操作した時点で台受付開放処理を実行するようにすることもできる。
次に、本発明の遊技場システムの第二の実施形態について、図29〜図31を参照して説明する。
本実施形態は、第一実施形態と比較して、会員を特定するデータが相違する。すなわち、第一実施形態では、予約会員を特定する識別情報として「携帯電話ID」を用いたのに対し、本実施形態では、「本会員カードID」を用いる。他の構成要素は第一実施形態と同様である。
したがって、本実施形態において、図1等と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
なお、図29は、本実施形態の遊技場システムで使用される本会員データベースの構成を示す図表である。図30は、本実施形態の遊技場システムで使用される予約機種確定データベースの構成を示す図表である。図31は、本実施形態の遊技場システムで使用される台間機−本会員カードID割り当てデータベースの構成を示す図表である。
図1に示すように、遊技場システム1は、遊技機10と、台間機20と、台管理装置30と、ホール管理装置40と、台予約管理装置50と、カード管理装置60と、台予約確認端末70とを備えている。
ここで、台間機20は、図2、図3に示すように、紙幣投入口21と、IDリーダ22と、カードリーダ23と、紙幣搬送部24と、通信手段25と、記憶手段26と、制御手段27とを有している。
カードリーダ23は、本会員カードの挿入口(図2参照)と、この本会員カードから「本会員カードID」を読み取る読取部(図示せず)を有しており、この読み取った「本会員カードID」を制御手段27へ送る。制御手段27は、記憶手段26から「台間機番号」を取り出すと、それら「本会員カードID」と「台間機番号」を、通信手段25を介して台予約管理装置50へ送信する。
本実施形態の本会員カードは、貯玉を出入可能なキーカードであり、他人に使用されると貯玉を窃取されるおそれのある有価価値を有したカードである。
「本会員番号」は、本会員に対して付与されたシリアル番号である。
「本会員カードID」は、本会員カードに記憶されている番号である。この「本会員カードID」が記憶されている本会員カードは、第一実施形態における「携帯電話ID」を記憶した携帯電話と同様、遊技場システム1が読み取り可能な固有の識別情報を有する記憶媒体である。
機種−台間機割り当てデータベースは、図6に示すものと同様の構成を有している。
予約機種確定データベースは、図30に示すように、「予約順」と、「本会員番号」と、「本会員カードID」と、「予約機種」と、「割り当て台間機番号」と、「本予約」と、「キャンセル待ち」と、「複数予約」と、「キャンセル待ち確定」と、「キャンセル待ち順」と、「本予約仮確定」と、「本確定」とを項目として構成することができる。
台間機−本会員カードID割り当てデータベースは、図31に示すように、「台間機番号」と、「機種」と、「割り当て本会員カードID」とを項目として構成することができる。
カードリーダ77は、本会員カードの挿入口(図示せず)と、この本会員カードから本会員カードIDを読み取る読取部(図示せず)を有しており、この読み取った本会員カードIDを制御手段75へ送る。
次に、本実施形態の遊技場システムの動作(入場管理方法)について説明する。
本実施形態の入場管理方法は、第一実施形態における入場管理方法の手順とほぼ同様である。
ただし、本実施形態の遊技場システムは、(I)で説明した構成が第一実施形態の遊技場システムと相違することから、この相違した構成に対応した手順により、本実施形態の入場管理方法が実行される。例えば、台予約確認処理においては、台予約確認端末70のカードリーダ77が本会員カードから本会員カードIDを読み取る。また、台受付処理においては、台間機20のカードリーダ23が本会員カードから本会員カードIDを読み取る。そして、台予約管理装置50においては、本会員の照合や各種データベースの管理が本会員カードIDを用いて行われる。
また、本予約ができなかった機種についてはキャンセル待ち(キャンセル待ち)ができるので、その機種にキャンセルが出れば、この機種の遊技機で遊技をすることができる。特に、本予約をしても当日来店しない遊技者がいた場合には、その者よりも、当日来店してキャンセル待ちを登録した遊技者に対し優先して遊技を行わせることができる。
しかも、予約会員の登録においては、携帯電話IDなど、最小限の個人情報の提供でよいので、予約会員のプライバシーを守ることができる。
また、店員にとっては、開店前に遊技店の入口で予約した遊技者を順番通りに並ばせる必要がなく、しかも、今、どの整理券が入場可能かを表示しなくてもよい(例えば、10人くらいずつ所定の間隔で入場させればよい)ので、作業負担を軽減できる。
例えば、上述した実施形態においては、遊技場システムが読取可能な記憶媒体に固有の識別情報として、例えば、携帯電話のIDや本会員カードのIDなどを挙げたが、これらに限るものではなく、ユニークなIDを有する機器や装置であればどのようなものでもよい。
さらに、上述した実施形態においては、キャンセル待ちができる機種の数を一つとしたが、一つに限るものではなく、複数とすることができる。
10 遊技機
20 台間機
40 ホール管理装置
50 台予約管理装置
70 台予約確認端末
90 遊技者端末機
Claims (6)
- 台予約に関する会員のデータと台予約に関するデータとを記憶する台予約管理装置と、遊技店に設置された台予約確認端末と、遊技機に対応して設置された台間機とを備えた遊技場システムであって、
前記台予約管理装置は、前記台予約確認端末により読取可能な識別情報であって前記会員の有する記憶媒体に固有の識別情報を、前記会員に関するデータとして記憶するとともに、前記会員の有する遊技者端末機から遊技機の台予約がなされると、前記識別情報を前記台予約に関するデータとして記憶し、
前記台予約確認端末は、前記記憶媒体から前記識別情報を読み取って、前記台予約管理装置へ送信し、
前記台予約管理装置は、前記識別情報を受信すると前記台予約を確定するとともに、前記識別情報を、前記台予約がなされた遊技機の台間機に関連付けて記憶し、
前記台間機は、前記記憶媒体から前記識別情報を読み取って前記台予約管理装置へ送信し、
前記台予約管理装置は、前記台間機から前記識別情報を受信すると、玉貸しの許否を判断し、この判断結果を前記台間機に送信する
ことを特徴とする遊技場システム。 - 前記台予約が、複数台の遊技機により構成される特定遊技機コーナーに対して行われ、
前記台予約管理装置は、
前記台予約確認端末から送信されてきた前記識別情報を受信するとともに、該識別情報の示す会員が一の特定遊技機コーナーを台予約しているときに、該特定遊技機コーナーに属する複数台の遊技機に対応した複数の台間機の台間機番号のそれぞれに前記識別情報を関連付けて記憶し、
前記台間機から前記識別情報を受信すると、該台間機に対応した遊技機を含む特定遊技機コーナーに属する複数台の遊技機のそれぞれに対応した複数の台間機のうち前記識別情報を送信してきた台間機以外の台間機の台間機番号に関連付けられた識別情報を削除する
ことを特徴とする請求項1記載の遊技場システム。 - 前記台予約が、複数台の遊技機により構成される特定遊技機コーナーに対して行われ、
前記台予約管理装置は、
前記台予約確認端末から送信されてきた複数の識別情報を受信するとともに、これら識別情報の示す各会員がいずれも一の特定遊技機コーナーに対して台予約をしているときは、前記一の特定遊技機コーナーに属する複数台の遊技機に対応した複数の台間機の台間機番号のそれぞれに前記複数の識別情報を関連付けて記憶し、
前記一の特定遊技機コーナーに属する遊技機に対応した台間機から前記識別情報を受信すると、該台間機の台間機番号に関連付けられた複数の識別情報のうち前記受信した識別情報以外の識別情報を削除する
ことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技場システム。 - 前記台予約管理装置は、前記会員の有する遊技者端末機から遊技機のキャンセル待ちが要求されると、前記識別情報を前記キャンセル待ち要求に関するデータとして記憶し、
前記台予約確認端末は、前記記憶媒体から前記識別情報を読み取って、前記台予約管理装置へ送信し、
前記台予約管理装置は、前記識別情報を受信すると前記キャンセル待ち要求された遊技機にキャンセルが出ているか否かを確認し、キャンセルが出ているときは、このキャンセルが出た遊技機の台間機に前記識別情報を関連付けて記憶する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技場システム。 - 前記台予約管理装置は、前記会員の有する遊技者端末機から一の遊技機の台予約と他の遊技機のキャンセル待ち要求がなされると、前記識別情報を前記台予約に関するデータと前記キャンセル待ち要求に関するデータの双方に関連付けて記憶し、
前記台予約確認端末は、前記記憶媒体から前記識別情報を読み取って、前記台予約管理装置へ送信し、
前記台予約管理装置は、前記識別情報を受信すると前記キャンセル待ち要求された遊技機にキャンセルが出ているか否かを確認し、キャンセルが出ているときは、このキャンセルが出た遊技機の台間機に前記識別情報を関連付けて記憶し、一方、キャンセルが出ていないときは、前記台予約がなされた遊技機の台間機に前記識別情報を関連付けて記憶する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技場システム。 - 前記台予約管理装置は、前記台間機から前記識別情報を受信すると、該台間機が受信時間制限付き台間機であるか否かを判断し、該台間機が受信時間制限付き台間機であるときは、所定時間が経過するまで玉貸しを拒否する判断結果を該台間機に送信する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の遊技場システム。
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