JP2007075399A - 会員管理装置及び会員管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技場側における会員の個人情報の管理負担を軽減しつつ、遊技者に対して的確なサービスを提供する。
【解決手段】 遊技場の会員に関する会員情報を管理する会員管理装置10であって、登録された会員毎の所定の会員情報を記憶する記憶部11と、記憶部11に記憶される会員情報の書き込み,読み出しを含む所定の制御を行う制御部12を備え、記憶部11は、会員情報を、当該会員を特定の個人として識別可能な所定の個人情報を記憶した個人情報保有会員DB11aと、個人情報を記憶しない個人情報非保有会員DB11bとに区別して記憶し、制御部12は、会員が遊技場からのメール配信受取を希望するか否かを示す可否情報を入力することにより、当該会員の会員情報を個人情報保有会員DB11a又は個人情報非保有会員DB11bのいずれかに書き込む構成としてある。
【選択図】 図2

Description

本発明は、遊技場(遊技ホール)の会員に関する情報を管理する会員管理装置及び会員管理システムに関し、特に、遊技場からの各種情報のメール配信等を希望しない遊技者を、情報配信等を希望する遊技者と区別して記憶・管理することにより、会員の重要な個人情報の管理負担を軽減しつつ、遊技者に対して的確なサービスを提供可能とする会員管理装置及び会員管理システムに関する。
パチンコ機やパチスロ機(スロットマシン)などの遊技機が多数設置された遊技場(遊技ホール)においては、遊技客が獲得した遊技媒体の数量や景品交換に関する情報を含む所定の情報を、会員に関する情報(会員情報)として登録・管理する会員管理システムが導入されている。
この種の会員管理システムでは、通常、会員に会員カードを発行するためのカード発行機や、遊技において獲得された遊技媒体を遊技媒体数として貯留できる貯遊技媒体装置、景品交換POS、会員情報を管理する会員管理装置等が備えられ、会員登録を希望する会員に対しては、その会員の氏名や住所,電話番号等の所定の情報の提示を条件として、会員カードが発行されるようになっている。
会員登録された会員は、会員カードを提示したり各種機械や遊技機等に挿入することで、会員専用の遊技情報やサービス情報を取得したり、遊技媒体の貯留等のサービスを受けることができる(例えば特許文献1参照)。
また、登録された会員に、遊技場からメールが配信されて、各種のサービス情報等が電子メールで会員側に提供される会員システムもある(例えば特許文献2参照)。
そして、この種の会員管理システムでは、従来、会員登録に際して、会員の氏名や住所、年齢、性別、電話番号、電子メールアドレスといった、その会員を特定の個人として識別することができる個人情報の提示が求められ、その個人情報が遊技場側のコンピュータ等に登録されるようになっている。
特開2001−218970号公報 特開2003−181116号公報
ところで、2005年4月から個人情報保護法が施行され、特定の個人を識別することができる個人情報を5000件以上保有する企業は個人情報取扱業者と認定され、所定の義務が課せられることになった。
上記のような会員管理システムを導入した遊技場も、会員の貯玉等のために会員の個人情報を保有しており、個人情報保護法が適用されることになり、大規模な遊技場や複数の支店を持ち会員のデータベースを共有している遊技場グループなどの場合、登録会員数が5000名を超えることも少なくない。
ここで、遊技場における会員登録の実態として、会員登録はしているが現状では来店が途絶えている所謂休眠会員が多くおり、このような休眠会員を含めると5000件を超える個人情報を保有する遊技場は相当な数に上ると考えられる。
遊技場にとって、個人情報取扱事業者に認定されると、苦情処理等を行う担当責任者の選任などの義務が課せられることになり、遊技場の業務に支障を来すおそれがあり、特に、実際には来店の可能性がほとんど無い休眠会員の存在によって個人情報取扱事業者に認定されることは好ましいことではなかった。
一方、遊技者にとっては、貯玉や遊技情報の閲覧等の会員としての特典は受けたいものの、会員登録のための面倒さや、自分の個人情報を遊技場に登録・記憶されることの抵抗感等から、会員登録を避ける傾向も少なからずある。また、会員登録していても、自己の遊技実績や遊技履歴が遊技場側に情報として残ることを嫌って、各遊技機の遊技情報だけ閲覧して、実際の遊技は会員カードを使用しないで行う会員も多くいるのが実情であった。
本発明は、このような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、会員登録に際して、遊技場からの各種情報のメール配信等を希望しない遊技者を、情報配信等を希望する遊技者と区別して登録・管理することにより、遊技場側にとっての会員の個人情報の管理負担を軽減しつつ会員登録を促進でき、遊技者に対しても的確なサービスを提供することができる会員管理装置及び会員管理システムの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の会員管理装置は、請求項1に記載するように、遊技場の会員に関する会員情報を管理する会員管理装置であって、登録された会員毎の所定の会員情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶される会員情報の書き込み,読み出しを含む所定の制御を行う制御手段と、を備え、前記記憶手段が、前記会員情報として、当該会員を特定の個人として識別可能な所定の個人情報を記憶した個人情報保有会員情報と、前記所定の個人情報を記憶しない個人情報非保有会員情報とに区別して記憶する構成としてある。
より具体的には、本発明の会員管理装置は、請求項2に記載するように、前記制御手段が、会員が遊技場からの所定の通知情報の受取を希望するか否かを示す情報受取可否情報を入力すると、この情報受取可否情報に基づいて、当該会員の会員情報を前記個人情報保有会員情報又は個人情報非保有会員情報として前記記憶手段に書き込む構成としてある。
また、本発明の会員管理装置は、請求項3に記載するように、前記記憶手段に、遊技場からの所定の通知情報の受取を希望しない会員の会員情報として当該会員の前記個人情報が記憶されている場合に、前記制御手段が、前記情報受取可否情報に基づいて、当該会員の会員情報を前記個人情報保有会員情報から個人情報非保有会員情報に書き換える構成としてある。
さらに、本発明の会員管理装置は、請求項4に記載するように、前記記憶手段が、前記個人情報非保有会員情報として、当該会員に関する記号、会員番号及び暗証番号を記憶する構成としてある。
このような構成からなる本発明の会員管理装置によれば、遊技場において遊技者の会員登録を行う場合に、その遊技者が遊技場からの各種情報のメール配信等を希望するか否かを区別し、情報配信等を希望する遊技者については氏名や住所,生年月日等の個人情報を含む個人情報保有会員情報として登録し、一方、遊技場からの情報配信等を希望しない遊技者については、会員登録に必要な最低限の情報として当該会員に関する記号(例えば遊技者の名前や名称、ペンネーム、ニックネーム等)のみで会員登録を認め、個人情報を含まない個人情報非保有会員情報として登録し管理することができる。
これによって、会員登録された全会員の情報を、個人情報を含む会員と個人情報を含まない会員とに区別して登録・管理することができ、多数の会員が登録されていても、個人情報保護法の規制を受ける個人情報の保有件数を超えないようにすることができ、遊技場が個人情報取扱業者と認定されることを回避することも可能となる。
このようにして、本発明によれば、遊技場側にとっては、会員の個人情報の保有件数が不必要に増大することを抑制でき、個人情報の管理負担を軽減しつつ会員登録自体を促進することができる。また、遊技者にとっては、自らの重要な個人情報を開示することなく会員登録を受けることができ、会員としての特典・サービスを受けることができ、遊技実績や遊技履歴が不必要に他人に知られてしまうこともなくなる。
更に、個人情報の保有件数を抑制できる結果、本発明では重要な個人情報の盗難・漏洩等の問題も未然に防止することができるようになる。
また、本発明の会員管理装置は、請求項5に記載するように、前記記憶手段が、前記会員情報として、当該会員の最終の来店日時を示す来店情報を記憶し、前記制御手段が、前記来店情報に基づき、前記個人情報保有会員情報の中から最終の来店から所定期間経過している会員を抽出し、当該会員に所定の来店勧告メールを送信する構成としてある。
また、本発明の会員管理装置は、請求項6に記載するように、前記制御手段が、前記来店情報に基づき、前記来店勧告メールの送信日から所定期間経過している会員を抽出し、当該会員の会員情報を前記個人情報保有会員情報から個人情報非保有会員情報に書き換える構成としてある。
このような構成からなる本発明の会員管理装置によれば、個人情報を開示して会員になった遊技者であっても、その後一定期間来店がない場合には来店を勧告し、それでも来店がない場合には、その会員の個人情報を消去して、会員情報を個人情報非保有会員に移動させることができる。
これによって、会員登録はしているが実際には来店のない所謂休眠会員の個人情報が不必要に登録され続けることを防止でき、休眠会員の増大によって遊技場が個人情報保護法の規制を受けることを回避することができる。
また、本発明の会員管理装置は、請求項7に記載するように、前記制御手段が、前記記憶手段に所定の個人情報が記憶された個人情報保有会員数が一定数に達すると、所定の警告情報を出力する構成としてある。
このような構成からなる本発明の会員管理装置によれば、個人情報が登録された個人情報保有会員の会員数が、例えば5000件に近づいた場合、所定の警告情報を発することができる。警告は、例えば、記憶手段に登録された個人情報保有会員数が4900件に達した場合に、遊技場に設置された会員管理装置のモニタディスプレイ上に「個人情報保有者が5000件に近づいています」というような警告表示を出力することができる。
これによって、個人情報保護法に定められた個人情報取扱事業者としての所定の義務が必要となることを事前に周知することができ、個人情報保護法の遵守を促し、個人情報の適正な管理が図られ、安全性・信頼性の高い個人情報管理システムを実現することができる。
また、本発明の会員管理システムは、請求項8に記載するように、本発明に係る会員管理装置と、当該会員管理装置に通信可能に接続されたメールボックス端末と、を備え、前記会員管理装置は、前記メールボックス端末に、前記遊技場からの情報受取を希望しない会員に対する所定の伝達事項を示した伝達事項メールを送信し、前記メールボックス端末は、前記伝達事項メールを受信するとともに、所定の会員情報を入力することにより、当該伝達事項メールを閲覧可能に出力する構成としてある。
このような構成からなる本発明の会員管理システムによれば、本発明に係る会員管理装置と有線又は無線を介して通信可能に接続されるメールボックスを備えることで、遊技場からの情報受取を希望しない個人情報非保有会員に対して、メールボックスに所定の伝達事項を送信することで、遊技場からの伝達事項を通知することができる。個人情報非保有会員は、遊技場内外に設置されたメールボックスを随時確認し、自分の会員番号等を入力することで、自分への伝達事項の有無や内容をいつでも閲覧・確認することができる。
メールボックスは、遊技場内の適当な箇所に設置できるとともに、遊技場外の適当な箇所、例えば、遊技場の入口や景品交換所の近く、遊技場の最寄り駅の周辺等に設置することも可能である。
このようなメールボックスを備えることで、遊技場からの情報受取を希望しない会員にも、メールボックスを介して宣伝広告や売出し情報等を間接的に通知することができるとともに、個人情報非保有会員に対して連絡が必要となる場合、例えば遊技場が閉店する場合に、閉店の日時や当該会員の貯玉の残量や金額、貯玉の返還方法等を、メールボックスを経由して確実に伝えることができるようになる。
また、本発明の会員管理装置は、請求項9に記載するように、前記会員管理装置は、前記伝達事項メールを、前記遊技場からの情報受取を希望しない会員のうち、特定の会員、又は特定の会員グループ、又は全会員に送信する構成としてある。
このような構成からなる本発明の会員管理システムによれば、メールボックスを介した伝達事項メールは、遊技場から情報受取を希望しない会員のうち、任意の特定会員や、複数の特定会員グループ、あるいは該当する全会員に送信することができる。
これによって、遊技場側から伝達したい内容に応じて、例えば、最終の来店から所定期間経過している会員に貯玉残高を通知する伝達事項メールを送信し、また、一定の貯玉残高を超える遊技者に来店を促す伝達事項メールを送信する等、個人情報に関わらない遊技情報や来店情報等に基づいて、個人情報が登録されていない会員であっても、特定可能な個人又はグループを抽出し、伝達内容や遊技実績等に応じて柔軟で臨機応変な情報伝達が行えるようになり、よりきめの細かい会員サービスの提供を実現することができる。
以上のように、本発明の会員管理装置及び会員管理システムによれば、遊技場における会員登録に際して、遊技場からの各種情報のメール配信等を希望しない遊技者を、情報配信等を希望する遊技者と区別して登録・管理することができる。
これにより、情報配信を希望しない遊技者については、重要な個人情報を求めることなく会員登録を認めるとともに、個人情報が登録された会員についても、その後の本人の希望や来店頻度等に応じて、事後的に個人情報を消去することができ、遊技場側にとっての会員の個人情報の管理負担を軽減しつつ会員登録を促進することができる。
また、個人情報が登録されていない会員については、専用のメールボックスに必要な情報や案内等を配信することができ、個人情報の登録の有無に拘わらず、全ての会員遊技者に対して公平に的確なサービス情報を迅速かつ確実に提供することができる。
以下、本発明に係る会員管理装置及び会員管理システムの好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
ここで、以下の実施形態に示す本発明の会員管理装置及び会員管理システムは、プログラムに制御されたコンピュータにより動作するようになっている。プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、所定の処理、例えば、入力された会員情報の記憶部への書き込み、読み出し、検索、表示等を行わせる。このように、本発明にかかる会員管理装置及び会員管理システムにおける各処理,動作は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段により実現されるものである。なお、プログラムは予めROM,RAM等の記録媒体に格納され、コンピュータに実装された記録媒体から当該コンピュータにプログラムを読み込ませて実行されるが、例えば通信回線を介してコンピュータに読み込ませることもできる。また、プログラムを格納する記録媒体は、例えば半導体メモリ,磁気ディスク,光ディスク、その他コンピュータで読取り可能な任意の記録手段により構成できる。
[会員管理システム]
図1は、本発明の一実施形態の会員管理システムの構成を示すブロック図である。
本実施形態の会員管理システム1は、遊技機が複数設置された遊技場(遊技ホール)に導入・設置されるシステムであり、図1に示すように、会員管理装置10と、会員登録端末20と、メールボックス30(30a,30b)を備えている。
また、会員管理システム1が設置される遊技場には、上記の会員管理装置10、会員登録端末20、メールボックス30に加えて、遊技装置40及び遊技場管理装置50が備えられる。
遊技装置40は、遊技機41と遊技媒体の貸出機42及び台コントローラ43で一組となり、これらが複数配列されて一つの遊技機島を構成し、各遊技機島単位には島コントローラ44が備えられている。遊技機島は例えば遊技機本体41の機種単位やメーカ単位等で分けられ、複数の遊技機島が遊技場内に備えられるようになっている。
遊技機41a〜41nは、パチンコ玉やメダル等の所定の遊技媒体を使用して遊技を行う遊技装置であって、例えば、パチンコ機,スロットマシン,アレンジボール機,雀球機等からなる。
各遊技機41で行われた遊技に関するデータ(遊技データ)は、対応する台コントローラ43(43a〜43n)、島コントローラ44(44a〜44n)を経由してLAN接続された遊技場管理装置50に送信される。各遊技機41から遊技場管理装置50に送られる遊技データ信号としては、例えば、遊技媒体(球、メダル等)の投入数を示すアウト信号や入賞払出数を示すセーフ信号、大当たり抽選のスタート信号や大当たり信号などがある。
遊技媒体の貸出機42(42a〜42n)は、遊技機41に一対一に対応して設けられており、現金やプリペイドカードが投入されることにより、対応する遊技機41で使用される所定量の遊技媒体を貸し出すようになっている。
具体的には、貸出機42は、現金が挿入される現金受入口や会員カードやプリペイドカード等が挿入されるカード挿入口などを備えている。また、貸出機42には、所定の遊技データ等を表示する液晶パネル等からなる表示部が備えられる場合もある。
そして、貸出機42は、会員カードから読み取った会員番号等にもとづく会員カード認証や、入力された暗証番号による会員認証を行い、投入された金銭・プリペイドカードの残高・会員の貯玉等に応じた相当量の遊技媒体の貸し出しを行う。また、所定の遊技データ等の表示を行うことができる。
また、貸出機42は、会員カードの認証の結果、正規の会員カードであると認められたときに、遊技機41での遊技が行えるように、遊技機41に信号(遊技解除信号)を送るとともに、会員カードが抜き取られた後は、遊技機41で遊技が行えないようにする信号(遊技終了信号)を送ることができる。
そして、貸出機42で貸し出された遊技媒体の貸出数を示す貸出信号や、遊技機41から送られてきた遊技データ信号が、対応する台コントローラ43(43a〜43n)、島コントローラ44(44a〜44n)を経由して遊技場管理装置50に送信されるようになっている。
遊技場管理装置50は、遊技場に備えられる全遊技機41(41a〜41n)と貸出機42(42a〜42n)のデータを管理する管理コンピュータである。
この遊技場管理装置50によって、遊技場に備えられる全遊技機41における遊技データが記憶・管理・分析されるようになっている。
具体的には、遊技場管理装置50では、遊技場の全遊技機41(41a〜41n)と貸出機42(42a〜42n)からのデータが集計され、各遊技機40毎や会員毎の遊技データ(アウト数、セーフ数、差玉数、スタート数、大当たり数)等が生成、記憶、編集等されて、モニタに出力され、また、各種帳票類に印字されるようになっている。
そして、この遊技場管理装置50に、LANを介して会員管理装置10(及び会員登録端末20)とメールボックス30が接続され、所定の遊技データが会員管理装置10やメールボックス30に送信され、会員に提供されるようになっている。
[会員管理装置]
会員管理装置10は、当該遊技場に会員登録された会員データの登録・管理を行う管理コンピュータである。
具体的には、会員管理装置10は、図2に示すように、登録された会員毎の所定の会員情報を記憶する記憶手段となる記憶部11と、記憶部11に記憶される会員情報の書き込み,読み出しを含む所定の制御を行う制御手段となる制御部12と、入力部13、表示部14、メール作成・送信手段15を備えている。そして、この会員管理装置10で管理される会員の個人情報が一定数を超える場合に、個人情報保護法の定めに従って一定の義務が課されることになり、その場合には、第3者機関による認証・監査等の対象となる(図1参照)。
記憶部11は、会員情報として、当該会員を特定の個人として識別可能な所定の個人情報を記憶した個人情報保有会員情報と、所定の個人情報を記憶しない個人情報非保有会員情報とに区別して記憶するようになっている。
具体的には、記憶部11は、遊技場からの各種伝達事項を伝えるためのダイレクトメールの郵送やメール配信等の所定の通知情報の受取を希望する会員情報エリア(個人情報保有会員DB11a)と、この通知情報の受取を希望しない会員情報エリア(個人情報非保有会員DB11b)と、暗証番号エリア(暗証番号DB11c)とに区分して、会員情報を登録・記憶する。
ここで、記憶部11の各記憶エリアには、まず、個人情報保有会員DB11aには、会員を特定の個人として特定することができる個人情報として会員の氏名、住所、年齢、性別、電話番号、メールアドレスなどの情報が記憶され、これらの個人情報が会員番号とともに記憶され、その他ホール名や会員登録の年月日、貯玉数、最終の来店日時などの他の情報とともに記憶されるようになっている。
一方、個人情報非保有会員DB11bには、会員を特定の個人として特定できる個人情報は記憶されず、会員を特定するために必要な最小限の情報となる当該会員に関する記号(例えば、その遊技者の名前や名称、ペンネーム、ニックネーム等)のみが記憶・登録され、この会員に関する記号(名前等)が、これらの個人情報が会員番号とともに記憶され、その他ホール名や会員登録の年月日、貯玉数、最終の来店日時などの他の情報とともに記憶されるようになっている。
また、暗証番号DB11cには、各会員番号に対応する暗証番号が記憶されている。暗証番号について他の情報と切り離して暗証番号DB11cに記憶するのは、セキュリティを維持するためである。
従って、個人情報非保有会員について当該会員を示す情報としては、当該会員の名前等と会員番号及び暗証番号のみが記憶されることになり、その他の個人情報は一切記憶されないことになる。
そして、制御部12は、入力部13や後述する会員登録端末20を介して会員が遊技場からの所定の通知情報の受取を希望するか否かを示す情報受取可否情報(DMの「要/不要」情報)が入力されることにより、この情報受取可否情報に基づいて、当該会員の会員情報を個人情報保有会員DB11aに記憶されるべき個人情報保有会員情報、又は個人情報非保有会員DB11bに記憶されるべき個人情報非保有会員情報として記憶部11への書き込み処理、又は書き換え処理を行う。
また、制御部12は、記憶部11に、遊技場からの情報受取を希望しない会員の会員情報として当該会員の個人情報が記憶されている場合には、上述した情報受取可否情報に基づいて、当該会員の会員情報を個人情報保有会員情報から個人情報非保有会員情報に書き換える書き換え処理を行う。
従って、会員情報が個人情報保有会員情報から個人情報非保有会員情報に書き換えられた場合には、当該会員の住所や電話番号、メールアドレス等の個人情報については消去されることになる。
なお、制御部12は、遊技場からの所定の通知情報の受取を希望しない会員として個人情報が記憶されていない場合に、その後、当該会員が情報の受取を希望するようになった場合には、上述した情報受取可否情報に基づいて、当該会員の会員情報を個人情報非保有会員情報から個人情報保有会員情報に書き換えることができることは勿論である。
さらに、制御部12は、記憶部11に記憶される各会員の最終の来店日時を示す来店情報に基づいて、個人情報保有会員情報の中から最終の来店から所定期間経過している会員を抽出し、メール作成・送信手段15において、当該会員に対する所定の来店勧告メールを作成・送信する処理を行う。
そして、制御部12は、記憶部11に記憶されている来店情報に基づいて、来店勧告メールの送信日から所定期間経過している会員を抽出し、当該会員の会員情報については個人情報保有会員情報から個人情報非保有会員情報に書き換える書き換え処理を行う。
このようにすることで、一旦は個人情報を開示して会員になった遊技者であっても、その後一定期間来店がない場合には来店を勧告し、それでも来店がない場合には、その会員の個人情報を消去して、会員情報を個人情報非保有会員に移動させることができ、会員登録はしているが実際には来店のない所謂休眠会員の個人情報が不必要に登録され続けることを防止することができる。
また、制御部12は、記憶部11に個人情報が記憶された個人情報保有会員数が一定数に達すると、所定の警告情報を出力する処理を行う。
これにより、個人情報が登録・管理されている個人情報保有会員の会員数が、例えば5000件に近づいた場合、所定の警告情報を発することができ、個人情報保護法に定められた個人情報取扱事業者としての所定の義務が必要となることを事前に周知することができる。
ここで、警告は、例えば、記憶手段に登録された個人情報保有会員数が4900件に達した場合に、遊技場に設置された会員管理装置のモニタディスプレイ上に「個人情報保有者が5000件に近づいています」というような警告表示を出力することができる(図10参照)。
また、制御部12は、メール作成・送信手段15において、後述するメールボックス端末30に、遊技場からの所定の通知情報の受取を希望しない会員に対する所定の伝達事項を示した伝達事項メールを送信する処理を行う。
遊技場からの通知情報やメール配信を希望しない会員については、記憶部11に個人情報を記憶していないので、例えば、当該会員の貯玉を受け付けた場合に、遊技場の閉店等の理由で貯玉を会員に返却する必要がある場合などに、その会員に連絡する手段が必要となる。
そこで、本実施形態では、遊技場から個人情報が登録されていない会員に対してメール情報を配信・伝達するための手段として、メールボックス端末30を遊技場内外の所定の位置に設け、会員管理装置10からメールボックス端末30に所定の伝達事項メールを自動配信するようにしてある。
ここで、本実施形態では、メールボックス端末30に配信される伝達事項メールを、遊技場からの情報受取を希望しない会員のうち、特定の会員、又は特定の会員グループ、又は全会員に送信するようにしてある。
これにより、遊技場側から伝達したい内容に応じて、例えば、最終の来店から所定期間経過している会員に貯玉残高を通知する伝達事項メールを送信したり、一定の貯玉残高を超える遊技者に来店を促す伝達事項メールを送信する等、個人情報に関わらない遊技情報や来店情報等に基づいて、個人情報が登録されていない会員であっても、特定可能な個人又はグループを抽出し、伝達内容や遊技実績等に応じて柔軟で臨機応変な情報伝達が行えるようになっている。
[会員登録端末]
会員登録端末20は、会員管理装置10に接続される会員登録手続用の端末装置であり、遊技者はこの会員登録端末20を操作することにより、新規の会員登録及び既会員登録の変更等が行えるようになっている。
具体的には、図3に示すように、情報処理装置を構成する本体20aに、所定の会員登録画面を表示する表示部21が備えられている。
本体20a内には未発行の会員カードがストックされており、会員登録処理が完了すると登録済の会員カードが排出・発行されるようになっている。
表示部21は、タッチパネル式の液晶表示装置からなり、図3(b)に示すように、所定の会員登録画面が表示され、表示内容に従って所定項目が入力されることにより会員登録処理が完了できるようになっている。
ここで、表示部21に表示される登録画面は、図3(b)に示すように、カーソル移動を行う矢印キーや文字入力を行うテンキー等が備えられるともに、ブランクの入力項目として、氏名、住所、年齢、性別、電話番号、メールアドレス、暗証番号、遊技場からのダイレクトメール(DM)の要不要の各項目を用意されている。
そして、この入力項目中、DMの「要」又は「不要」が、上述した会員が遊技場からの所定の通知情報の受取を希望するか否かを示す情報受取可否情報となり、この「要」、「不要」のいずれかが選択・入力されることにより、会員管理装置10の制御部12が、この「要」、「不要」に基づいて、当該会員の会員情報を個人情報保有会員DB11aに記憶されるべき個人情報保有会員情報か、個人情報非保有会員DB11bに記憶されるべき個人情報非保有会員情報かを判別して記憶部11への書き込み処理を行う。
これにより、新規会員登録を行う遊技者は、まず、表示部21上でDM「要」を選択すれば、自分の氏名、住所、年齢、性別、電話番号、メールアドレスの各項目のうち、入力された項目の情報が記憶部11に記憶されて会員登録が行われ、所定情報が記録された会員カードが発行される。
一方、新規会員登録を行う遊技者が、表示部21上でDM「不要」を選択した場合には、住所、年齢、性別、電話番号、メールアドレスについては記憶部11に記憶されず、自分の名前等と暗証番号のみが記憶されて会員登録が行われ、所定の会員カードが発行されることになる。
従って、DM「不要」を選択することにより、遊技者は自らの名前等を示す記号と暗証番号のみを入力するだけで会員登録を完了することができる。
また、既登録会員が会員登録端末20に会員カードを挿入して入力操作を行うことにより、既登録情報の変更が行われる。
例えば、既登録情報として、一旦はDM「要」を選択して住所や電話番号等の個人情報を含めて会員登録が行われた場合に、その後、会員登録端末20に会員カードが挿入されて、表示部21上でDM「不要」が選択・入力されると、制御部11は、そのDM「不要」情報に基づいて、当該会員の会員情報を個人情報保有会員情報から個人情報非保有会員情報に書き換える書き換え処理を行い、当該会員の個人情報は消去される。
また、一旦はDM「不要」を選択して自己の個人情報を含めずに会員登録が行われた場合に、その後、遊技場からの通知情報の受取を希望するようになった場合には、会員登録端末20に会員カードが挿入され、表示部21上でDM「要」が選択・入力されることにより、制御部11が、そのDM「要」情報に基づいて、当該会員の会員情報を個人情報非保有会員情報から個人情報保有会員情報に書き換える書き換え処理を行い、当該会員の個人情報が記憶部11に登録される。
このようにして、本実施形態では、重要な個人情報を登録しなくても会員となることが可能となり(匿名会員)、結果として個人情報を登録した会員が減少することが期待できることになる。
[メールボックス端末]
メールボックス端末30は、会員管理装置10に通信可能に接続されたメール受信及び出力専用の情報処理端末であり、遊技場内外の適当な場所に一台又は複数台設置されるようになっている(図1に示す店内メールボックス端末30a、店外メールボックス端末30b参照)。
そして、上述したように、会員管理装置10からメールボックス端末30に対して、遊技場からの情報受取を希望しない会員に対する所定の伝達事項を示した伝達事項メールが送信され、この伝達事項メールが、メールボックス端末30で受信されて、所定の会員情報を入力することにより、当該伝達事項メールを閲覧可能に出力されるようになっている。
具体的には、メールボックス端末30は、端末本体30aにタッチパネル式の液晶表示装置からなる表示部31が備えられ、会員カードが挿入されることにより、表示部31がタッチ操作可能となり、表示画面に従って当該会員向けのメールを表示し、メールシートに印刷出力するようになっている。
メールボックス端末30の表示部31に、遊技場が伝達したい会員の会員番号を表示装置31に表示しておき、例えば「メールをお受け取りになりたい会員の方は会員カードと暗証番号を入力して下さい」とアナウンス等を行う。
このようにすることで、メールの受信・確認を希望する会員は、自らメールボックス端末30を操作することによって、遊技場からの伝達事項を自分の意志で受け取ることができる。
なお、メールボックス端末30は、遊技場管理装置40や台コントローラ53等を介して各遊技機の遊技情報を表示・閲覧できるようにしてもよい。
また、メールボックス端末30には、上述したように、特定の会員、又は特定のグループに属する会員(例えば、貯玉情報を通知すべき会員、最終の来店から所定期間経過している会員、会員番号が○○〜××までの会員など)、又は会員全員に、伝達事項を画面表示し、又は印刷物(メールシート)として出力することができる。
このように、本実施形態では、会員管理装置10線又は無線を介して通信可能に接続されるメールボックス端末30を備えることで、遊技場からの情報受取を希望しない個人情報非保有会員に対して、メールボックス端末30に所定の伝達事項を送信することで、遊技場からの伝達事項を通知することができる。
そして、個人情報非保有会員は、遊技場内外に設置されたメールボックスを随時確認し、自分の会員番号等を入力することで、自分への伝達事項の有無や内容をいつでも閲覧・確認することができる。
メールボックス端末30は、遊技場内の適当な箇所に設置できるとともに、遊技場外の適当な箇所、例えば、遊技場の入口や景品交換所の近く、遊技場の最寄り駅の周辺等に設置することも可能である。
このようなメールボックスを備えることで、遊技場からの情報受取を希望しない会員にも、メールボックスを介して宣伝広告や売出し情報等を間接的に通知することができるとともに、個人情報非保有会員に対して連絡が必要となる場合、例えば遊技場が閉店する場合に、閉店の日時や当該会員の貯玉の残量や金額、貯玉の返還方法等を、メールボックスを経由して確実に伝えることができるようになる。
なお、以上のような本実施形態の会員管理システムは、単一の遊技場における会員の登録・管理を行うだけでなく、複数の遊技場における会員登録について、統括的に管理する場合にも適用可能である。
例えば、図5に示すように、本部1によって複数の遊技場店舗1a〜1nが管理される場合に、本システムの会員管理装置10の部分を本部1に備え、会員登録端末20とメールボックス端末30を各店舗1a〜1nにそれぞれ備えることで、複数の店舗1a〜1nの会員登録について、本部1で統括的に登録・管理することができるようになる。本部1の会員管理装置10と店舗1a〜1nの会員登録端末20及びメールボックス端末30とは、専用回線やインターネット等を介して通信可能に接続することができる。
次に、以上のような構成からなる本実施形態の会員管理装置及び会員管理システムにおける処理・動作について、図6〜図8のフローチャートを参照しつつ説明する。
図6は、本実施形態に係る会員管理装置における会員登録の手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、新規に会員登録を行う場合には(ステップ601)は、登録申込時に、会員登録端末20の表示部21(図3参照)に新規登録画面を表示させ、タッチ操作することにより入力を行い、遊技場からのメール情報を希望する場合(DM「要」選択)には個人情報を特定し、希望しない場合(DM「不要」選択)は氏名(名前)と暗証番号のみを特定して、登録を行う(ステップ602〜603)する。
同様に、既登録会員の場合には、会員登録端末20に既発行の会員カードを挿入し、表示部21に既登録画面を表示して、メール情報希望の有無を特定し、登録を行う。
メール情報を希望する会員の場合には、入力・特定された個人情報が全て記憶部11に記憶され、当該会員は個人情報保有者として登録されることになる(ステップ604)。
一方、メール情報を希望しない会員の場合には、住所、電話番号、メールアドレス等の個人情報については、記憶部11に記憶されず、又は記憶部11に既登録の個人情報があれば消去・削除され(ステップ605)、当該会員は個人情報非保有者として登録される(ステップ606)。
処理終了後は、新規登録の会員には会員登録端末20から新規の会員カードが発行・排出され、既登録の会員には挿入されていた既登録の会員カードが排出・返却される。
図7は、本実施形態に係る会員管理装置における来店督促メールを配信する手順を示すフローチャートである。
来店督促メール(ダイレクトメール)を配信する場合には(ステップ701)、まず、記憶部11に記憶されたメール情報を希望する会員情報の中から、最終の来店日時を示す来店情報に基づいて、所定期間(例えば6ヶ月)来店のない会員を抽出する(ステップ702)。
そして、該当する会員には、登録されたメールアドレス宛に来店勧告メールを配信することにより来店を勧告する(ステップ703)。
ここで、来店勧告メールとしては、例えば「○月○日までにご来店頂かない場合には、当店からのメール配信が停止されます」等の文面を送付する。
来店勧告メールの送信後、更に所定期間内(例えばメール送信後6ヶ月)に来店が無い場合には、当該会員の情報を書き換えることになる。
この場合には、図8に示すように、システムの起動後(ステップ801)、記憶部11に記憶されたメール情報を希望する会員情報の中から、最終の来店日時を示す来店情報に基づいて、来店勧告メールの送信後所定期間、例えばメール送信後6ヶ月(最終の来店日時から通算して1年)来店のない会員を抽出する(ステップ802)。
そして、該当する会員がある場合には、当該会員は遊技場からのメール情報等を希望しない会員として、会員情報をメール情報を希望しない会員登録エリア(個人情報非保有会員DB11b)に移動するとともに、当該会員の個人情報を消去する。
図9〜図12に、本実施形態の会員管理装置10で抽出・出力される会員情報の表示例を示す。
なお、これらの図に示す表示は、いずれも抽出した会員情報を会員番号順に一覧表示した場合であるが、これは会員情報を表示する場合の一例であり、これ以外にも、例えば、個人情報の保有・非保有の別に会員情報をそれぞれ一覧表示することもできる。
図9は、会員情報の一覧表の一部を表示した場合である。
図10は、個人情報の管理数が5000件に近づいた場合の警告表示の例である。
図11は、個人情報の管理責任者の登録を促す警告表示を示している。
図12は、誤った管理責任者が入力された場合のエラー表示を示している。
以上説明したように、本実施形態に係る会員管理装置10によれば、遊技場において遊技者の会員登録を行う場合に、その遊技者が遊技場からの各種情報のメール配信やダイレクトメールの送付等を希望するか否かを区別し、情報配信等を希望する遊技者については氏名や住所,生年月日等の個人情報を含む個人情報保有会員情報として記憶部11に登録し、一方、遊技場からの情報配信等を希望しない遊技者については、会員登録に必要な最低限の情報(例えば遊技者の名前)のみで会員登録を認め、個人情報を含まない個人情報非保有会員情報として記憶部11に登録し、管理することができる。
これによって、記憶部11に登録される会員の情報を、個人情報を含む会員と個人情報を含まない会員とに区別して登録・管理することができ、多数の会員が登録されていても、個人情報保護法の規制を受ける個人情報の保有件数を超えないようにすることができ、遊技場が個人情報取扱業者と認定されることを回避することも可能となる。
このようにして、本実施形態の会員管理装置10によれば、遊技場側にとっては、会員の個人情報の保有件数が不必要に増大することを抑制でき、個人情報の管理負担を軽減しつつ会員登録自体を促進することができる。
また、遊技者にとっては、自らの重要な個人情報を開示することなく会員登録を受けることができ、会員としての特典・サービスを受けることができ、遊技実績や遊技履歴が不必要に他人に知られてしまうこともなくなる。
更に、個人情報の保有件数を抑制できる結果、本発明では重要な個人情報の盗難・漏洩等の問題も未然に防止することができるようになる。
以上、本発明の会員管理装置及び会員管理システムについて、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る会員管理装置及び会員管理システムは、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、本発明の会員管理装置及び会員管理システムが適用される遊技場の遊技機としてパチンコ機やパチスロ機(スロットマシン)を例に説明したが、本発明が適用可能な遊技場に設置される遊技機としては、特にパチンコ機やスロットマシンに限定されるものではなく、登録された会員が遊技可能な遊技機である限り、遊技機の種類や設置態様,設置数等は特に限定されず、どのような遊技機や遊技場に対しても適用することができる。
一般に、遊技場に設置される遊技機としては、パチンコ機やスロットマシンの他、例えば、アレンジボール機,雀球機等、玉やコイン等の遊技媒体を使用して遊技を行う各種の遊技機があり、これらの遊技機をどのような態様等で設置する遊技場であっても、本発明の会員管理装置及び会員管理システムの対象とすることができる。
本発明の会員管理装置及び会員管理システムは、例えばパチンコ機やパチスロ機を多数設置した遊技場(遊技ホール)における会員を登録・管理するための管理装置として好適に利用することができる。
本発明の一実施形態に係る会員管理システムを示すシステム全体のブロック図である。 本発明の一実施形態に係る会員管理装置を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る会員管理装置に接続される会員登録端末を示す、(a)は端末の外観斜視図、(b)は端末の表示画面を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る会員管理装置に接続されるメールボックスを示す外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係る会員管理システムが導入された遊技場の本部と店舗の関係を模式的に示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る会員管理装置における会員登録の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る会員管理装置における来店督促メールを配信する手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る会員管理装置における休眠会員に関する会員情報を整理する手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る会員管理装置で出力・表示される会員情報の一例を示す説明図で、会員情報の一覧表を示している。 本発明の一実施形態に係る会員管理装置で出力・表示される会員情報の一例を示す説明図で、個人情報の管理数が5000件に近づいた場合の警告表示を示している。 本発明の一実施形態に係る会員管理装置で出力・表示される会員情報の一例を示す説明図で、個人情報の管理責任者の登録を促す警告表示を示している。 本発明の一実施形態に係る会員管理装置で出力・表示される会員情報の一例を示す説明図で、誤った管理責任者が入力された場合のエラー表示を示している。
符号の説明
1 会員管理システム
10 会員管理装置
11 制御部
12 記憶部
12a 個人情報保有会員DB
12b 個人情報非保有会員DB
20 会員登録端末
30 メールボックス

Claims (9)

  1. 遊技場の会員に関する会員情報を管理する会員管理装置であって、
    登録された会員毎の所定の会員情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶される会員情報の書き込み,読み出しを含む所定の制御を行う制御手段と、を備え、
    前記記憶手段が、前記会員情報として、当該会員を特定の個人として識別可能な所定の個人情報を記憶した個人情報保有会員情報と、前記所定の個人情報を記憶しない個人情報非保有会員情報とに区別して記憶する
    ことを特徴とする会員管理装置。
  2. 前記制御手段が、会員が遊技場からの所定の通知情報の受取を希望するか否かを示す情報受取可否情報を入力すると、この情報受取可否情報に基づいて、当該会員の会員情報を前記個人情報保有会員情報又は個人情報非保有会員情報として前記記憶手段に書き込む
    ことを特徴とする請求項1記載の会員管理装置。
  3. 前記記憶手段に、遊技場からの所定の通知情報の受取を希望しない会員の会員情報として当該会員の前記個人情報が記憶されている場合に、
    前記制御手段が、前記情報受取可否情報に基づいて、当該会員の会員情報を前記個人情報保有会員情報から個人情報非保有会員情報に書き換える
    ことを特徴とする請求項2記載の会員管理装置。
  4. 前記記憶手段が、前記個人情報非保有会員情報として、当該会員に関する記号、会員番号及び暗証番号のみを記憶する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の会員管理装置。
  5. 前記記憶手段が、前記会員情報として、当該会員の最終の来店日時を示す来店情報を記憶し、
    前記制御手段が、前記来店情報に基づき、前記個人情報保有会員情報の中から最終の来店から所定期間経過している会員を抽出し、当該会員に所定の来店勧告メールを送信する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の会員管理装置。
  6. 前記制御手段が、前記来店情報に基づき、前記来店勧告メールの送信日から所定期間経過している会員を抽出し、当該会員の会員情報を前記個人情報保有会員情報から個人情報非保有会員情報に書き換える
    ことを特徴とする請求項5記載の会員管理装置。
  7. 前記制御手段が、前記記憶手段に所定の個人情報が記憶された個人情報保有会員数が一定数に達すると、所定の警告情報を出力する
    ことを特徴とする請求項6記載の会員管理装置。
  8. 請求項1乃至7記載の会員管理装置と、
    当該会員管理装置に通信可能に接続されたメールボックス端末と、を備え、
    前記会員管理装置は、前記メールボックス端末に、前記遊技場からの情報受取を希望しない会員に対する所定の伝達事項を示した伝達事項メールを送信し、
    前記メールボックス端末は、前記伝達事項メールを受信するとともに、所定の会員情報を入力することにより、当該伝達事項メールを閲覧可能に出力する
    ことを特徴とする会員管理システム。
  9. 前記会員管理装置は、前記伝達事項メールを、前記遊技場からの情報受取を希望しない会員のうち、特定の会員、又は特定の会員グループ、又は全会員に送信する
    ことを特徴とする請求項8記載の会員管理システム。
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