JP2014109880A - 管理装置、会員管理プログラム、会員管理方法、サービス提供装置、会員カード管理プログラム及び会員管理システム - Google Patents

管理装置、会員管理プログラム、会員管理方法、サービス提供装置、会員カード管理プログラム及び会員管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】店舗が有する会員登録の要件に対応した会員カードを発行すること。
【解決手段】本願に係る管理装置は、サービス提供装置を利用するサービス提供者によってサービスが提供される施設で利用者が利用するための権利の利用可否を示す利用可否状態を記憶する。また、管理装置は、端末装置から権利の利用要求を受信した場合に、利用可否状態を利用不可状態に更新し、端末装置に利用要求を送信する。また、管理装置は、送信した利用要求において権利の利用を要求している利用者が権利の利用要件を満たす旨の充足通知を端末装置から受信した場合に、利用可否状態を利用可能状態に更新することで、利用者による権利の利用を許可する。
【選択図】図2

Description

本発明は、管理装置、会員管理プログラム、会員管理方法、サービス提供装置、会員カード管理プログラム及び会員管理システムに関する。
従来、店舗における販売促進の方法の1つとして、ポイントサービスやスタンプサービスなどの会員サービスを提供することが知られている。かかる会員サービスでは、例えば、会員となる利用者が店舗の台帳などに氏名や性別などの利用者情報を記入し、店舗側がポイントカードやスタンプカードなどの会員カードを発行する。
特開2011−070390号公報
"受取人確認配達サービス(有償)"、[online]、[平成24年11月20日検索]、インターネット<http://www.sagawa-exp.co.jp/service/kakunin/> "ヤフオクが出品者の本人確認を強化、佐川急便配達員が免許証などで視認"、[online]、[平成24年11月20日検索]、インターネット<http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/11/14/13940.html> "Yahoo!カードケース"、[online]、[平成24年11月20日検索]、インターネット<http://promo.loco.yahoo.co.jp/mobile/cardcase/index.html>
ところで、近年では、店舗への会員登録を支援する技術が知られている(特許文献1を参照)。このような技術を用いれば、利用者情報を記入する利用者の手間をかけずに会員カードを発行することが可能になるとも考えられる。
しかしながら、上記の従来技術では、会員登録可能な利用者の要件を満たさない利用者に対しても会員カードが発行されるおそれがあった。例えば、女性限定サービスや居住区限定サービスなどを提供している店舗では、会員登録可能な利用者に年齢制限や性別制限を設定することがある。このように、各店舗では、会員登録可能な利用者の要件をセキュリティポリシーとして有する場合がある。このような状況下において、上記の従来技術では、会員登録を支援することに留まり、店舗毎のセキュリティポリシーに対応した会員カードを発行することが困難であった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、店舗が有する会員登録の要件に対応した会員カードを発行することができる管理装置、会員管理プログラム、会員管理方法、サービス提供装置、会員カード管理プログラム及び会員管理システムを提供することを目的とする。
本願に係る管理装置は、サービス提供装置を利用するサービス提供者によってサービスが提供される施設で利用者が利用するための権利の利用可否を示す利用可否状態を記憶する利用可否記憶手段と、前記利用者の端末装置から前記権利の利用要求を受信した場合に、前記利用可否記憶手段に記憶されている利用可否状態を利用不可であることを示す利用不可状態に更新し、前記端末装置又は前記サービス提供装置に前記利用要求を送信する送信手段と、前記送信手段によって送信された利用要求において前記権利の利用を要求している利用者が当該権利の利用要件を満たす旨の充足通知を前記端末装置又は前記サービス提供装置から受信した場合に、前記利用可否状態を利用可能であることを示す利用可能状態に更新することで、前記利用者による前記権利の利用を許可する許可手段とを備えることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、店舗が有する会員登録の要件に対応した会員カードを発行することができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に係る会員管理システムの構成例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る会員管理システムによる電子会員カード発行処理の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係る利用者情報管理装置の構成例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係る利用者情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係る管理情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係るサービス提供装置の構成例を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係る利用者情報記憶部の一例を示す図である。 図8は、第1の実施形態に係る管理情報記憶部の一例を示す図である。 図9は、第1の実施形態に係る要件記憶部の一例を示す図である。 図10は、第1の実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図11は、第1の実施形態に係るカード記憶部の一例を示す図である。 図12は、第1の実施形態に係るカードアプリ制御部によって表示される画面例を示す図である。 図13は、第1の実施形態に係る会員管理システムによる処理手順を示すシーケンス図である。 図14は、変形例に係る会員管理システムによる会員カード発行処理の一例を示す図である。 図15は、第2の実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図16は、第2の実施形態に係る会員管理システムによる会員カード発行処理の一例を示す図である。 図17は、第3の実施形態に係る利用者情報管理装置の構成例を示す図である。 図18は、第3の実施形態に係る許可条件記憶部の一例を示す図である。
以下に、本願に係る管理装置、会員管理プログラム、会員管理方法、サービス提供装置、会員カード管理プログラム及び会員管理システムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る会員管理システム等が限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(第1の実施形態)
〔1−1.会員管理システムの構成〕
まず、図1を用いて、第1の実施形態に係る会員管理システム1の構成について説明する。図1に示すように、第1の実施形態に係る会員管理システム1には、利用者情報管理装置100と、サービス提供装置200と、端末装置300とが含まれる。利用者情報管理装置100、サービス提供装置200及び端末装置300は、インターネットなどのネットワーク網を介して通信可能に接続される。なお、図1では、会員管理システム1に、1台のサービス提供装置200と、1台の端末装置300が含まれる例を示したが、会員管理システム1には、複数台のサービス提供装置200や、複数台の端末装置300が含まれてもよい。
利用者情報管理装置100は、端末装置300を利用する利用者に関する各種情報を管理するサーバ装置である。サービス提供装置200は、実在する施設(例えば、店舗、イベント会場、役所など)において各種サービスを提供するサービス提供者によって利用されるサーバ装置である。端末装置300は、例えば、スマートフォンやPDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末、タブレット型PC(Personal Computer)、ノート型PC、デスクトップ型PCである。
図1に示した会員管理システム1は、サービス提供者が有する会員登録の要件を満たす利用者に対して、サービス提供者によって各種サービスが提供される実在の施設でサービスを受けられる権利を発行する。以下の実施形態では、実在する施設でサービスを受けられる権利として、施設で利用可能な電子化された会員カードの発行を例に挙げて説明する。すなわち、以下の実施形態では、利用者は、電子化された会員カードを用いて、実在する施設でサービスを受けられる権利を行使することができる。なお、以下の実施形態では、電子化された会員カードを「電子会員カード」と表記する場合がある。また、以下の実施形態では、サービス提供者によって各種サービスが提供される施設が店舗であるものとして説明する。
〔1−2.電子会員カード発行処理〕
図2は、第1の実施形態に係る会員管理システム1による電子会員カード発行処理の一例を示す図である。まず、前提として、図2の例において、サービス提供装置200を管理するサービス提供者は、店舗A10において各種サービスを提供するものとする。店舗A10は、例えば、薬局、音楽CDやDVD等のレンタルショップ、インターネットカフェ(漫画喫茶を含む)などに該当する。
また、店舗A10では、電子会員カードを発行するサービスを行っているものとする。電子会員カードとは、スマートフォン等の端末装置300に格納される画像データなどに該当し、バーチャルな会員カードであるといえる。この電子会員カードは、端末装置300に全体表示されることで、端末装置300を物理的な会員カードとして機能させる。例えば、店舗では物理媒体である会員カードにプリントされたバーコード等を読み取ることが一般的に行われているが、店舗A10では、端末装置300に全体表示された電子会員カード上に表示されるバーコード等を読み取ることで、かかる電子会員カードを保持する利用者にポイントを付与したり、音楽CD等をレンタルしたりする。ここで、店舗A10では、運転免許証や学生証等の個人を確認できる文書を利用者に提示させることで本人確認を行った場合のみ電子会員カードを発行するものとする。言い換えれば、店舗A10では、本人確認後でなければ電子会員カードを発行しないというセキュリティポリシーを有する。
また、図2に示した端末装置300は、利用者U1によって利用され、電子会員カードを一括管理するためのアプリケーション(以下、「カードアプリ」と表記する場合がある)が搭載される。かかるカードアプリは、利用者情報管理装置100を管理する利用者情報管理側によって提供される。また、利用者U1は、利用者情報管理装置100にユーザ登録済みであるが、サービス提供装置200にはユーザ登録されていないものとする。すなわち、利用者情報管理装置100は、利用者U1に関する情報を保持するが、サービス提供装置200は、利用者U1に関する情報を保持しないものとする。
また、利用者情報管理装置100は、電子会員カードを発行する店舗A10と提携しており、電子会員カードの発行を支援する処理や、電子会員カードに関する各種情報の管理を行う。かかる利用者情報管理装置100は、記憶部120を有する。記憶部120は、利用者U1の氏名や生年月日などに該当する「利用者情報」や、利用者U1による電子会員カードの利用が許可されているか否かを示す「利用可否状態」等を記憶する。また、サービス提供装置200は、「利用者情報」や、利用者U1の本人確認が行われたか否かを示す「確認状態」を記憶する記憶部220を有する。
このような前提の下、図2では、店舗A10で利用可能な電子会員カードを利用者U1に発行する処理について説明する。まず、利用者情報管理装置100は、端末装置300からアクセスされた場合に、利用者U1を認証する(ステップS101)。例えば、利用者情報管理装置100は、端末装置300から利用者ID及びパスワードを受信することで、利用者U1を認証する。ここでは、利用者情報管理装置100は、利用者U1の認証に成功したものとする。
続いて、利用者U1が、カードアプリを起動し、店舗A10で利用可能な電子会員カードの発行を要求する操作を行ったものとする。端末装置300は、かかる操作を受け付けた場合に、店舗A10の電子会員カードを発行するよう要求するカード発行要求を利用者情報管理装置100に送信する(ステップS102)。
続いて、利用者情報管理装置100は、認証が成功している端末装置300からカード発行要求を受信した場合に、カード発行要求を識別するためのPIN(Personal Identification Number)を発行し、発行したPINを記憶部120に格納する(ステップS103)。PINは、例えば任意の数値や文字列であり、少なくともステップS102において受信したカード発行要求を識別可能な識別子であればよい。
また、利用者情報管理装置100は、利用者U1の利用者IDに所定のリンクIDを関連付ける(ステップS103)。リンクIDは、例えば任意の数値や文字列であり、少なくとも利用者U1を識別可能な識別子であればよい。なお、利用者情報管理装置100で管理されている利用者IDは、利用者情報管理装置100において利用者U1を識別するための識別子であり、少なくともサービス提供装置200では管理されていない。
また、利用者情報管理装置100は、利用者U1及び店舗A10に対応する利用可否状態を「本人確認待ち状態」に更新する(ステップS103)。「本人確認待ち状態」とは、店舗A10が利用者U1の本人確認を行っておらず、利用者U1による電子会員カードの利用が許可されていない利用不可状態を示す。
続いて、利用者情報管理装置100は、PIN、リンクID、利用者情報(氏名等)を含むカード登録連携要求フォームを端末装置300に送信する(ステップS104)。このカード登録連携要求フォームは、サービス提供装置200にユーザ登録を行う際に要する利用者情報を入力するための入力画面であり、利用者情報管理装置100が保持する利用者情報が予め表示されている。端末装置300は、このようなカード登録連携要求フォームを受信した場合に、利用者情報が予め表示されている入力画面を表示することで、利用者U1に利用者情報を編集させる。これにより、利用者U1は、利用者情報管理装置100から送信された利用者情報の変更や追加等を行う形式で利用者情報を入力することができる。また、利用者U1は、利用者情報の変更や追加等を要しない場合には、編集することなく利用者情報の入力を完了させることもできる。そして、端末装置300は、利用者情報の入力を完了させる操作が行われた場合に、入力された利用者情報と、PINと、リンクIDとを含むカード登録連携要求をサービス提供装置200に送信する(ステップS105)。
サービス提供装置200は、端末装置300からカード登録連携要求を受信した場合に、カード登録連携要求に含まれる利用者情報を記憶部220に格納し、かかる利用者情報を用いて利用者U1をユーザ登録する。このとき、サービス提供装置200は、利用者IDやパスワードを端末装置300に提供してもよい。なお、この時点では、利用者U1がサービス提供装置200にユーザ登録されたに過ぎず、利用者U1は、店舗A10で利用可能な電子会員カードを利用できない。
また、サービス提供装置200は、カード登録連携要求に含まれるPINを記憶部220に格納する(ステップS106)。また、サービス提供装置200は、カード登録連携要求に含まれるリンクIDを利用者U1の利用者IDに関連付ける(ステップS106)。サービス提供装置200で管理されている利用者IDは、サービス提供装置200において利用者U1を識別するための識別子であり、少なくとも利用者情報管理装置100では管理されていない。また、サービス提供装置200は、利用者U1に対応する確認状態を「本人未確認状態」に更新する(ステップS106)。
続いて、サービス提供装置200は、カード登録連携要求に対する応答として、カード登録連携応答を端末装置300経由で利用者情報管理装置100に送信する(ステップS107)。例えば、カード登録連携応答は、端末装置300に搭載されているカードアプリにおいてリダイレクトされることで利用者情報管理装置100に送信される。
利用者情報管理装置100は、カード登録連携応答を受信した場合に、ステップS102において受信したカード発行要求に対する応答として、カード発行応答を端末装置300に送信する(ステップS108)。かかるカード発行応答は、本人確認のために店舗A10に来店するよう利用者U1に通知するものである。このようなカード発行応答を受信した端末装置300は、店舗A10への来店を利用者に依頼する情報を表示する。これにより、端末装置300は、利用者に本人確認待ちであることを通知することができ、来店するよう促すことができる。なお、この時点では、端末装置300がカード発行応答を受信しているものの、利用者U1は、店舗A10の電子会員カードを利用することはできない。
この後に、利用者U1が店舗A10に来店し、サービス提供者(店員など)に対して、電子会員カードを利用可能にするよう要求(カード利用要求)する(ステップS109)。この場合、店舗A10のサービス提供者は、利用者U1に運転免許証等を提示させ、運転免許証等に記載されている個人情報と、記憶部220に記憶されている利用者情報とを比較することで、利用者U1の本人確認を行う(ステップS110)。また、サービス提供者は、会員登録可能な利用者の要件(セキュリティポリシー)を利用者U1が満たすか否かを確認する(ステップS110)。例えば、サービス提供者は、利用者U1の年齢や性別が店舗A10のセキュリティポリシーを満たすか否かを確認する。サービス提供者は、利用者U1がセキュリティポリシーを満たし、かつ、利用者U1が本人であると確認できた場合に、その旨の情報をサービス提供装置200に入力する。これにより、サービス提供装置200は、記憶部220の確認状態を「本人確認状態」に更新する(ステップS110)。さらに、サービス提供者は、本人確認ができた場合に、記憶部220に記憶されているPINを口頭などにより利用者U1に伝える(ステップS111)。
この後に、利用者U1は、店舗A10から通知されたPINをカードアプリに入力する(ステップS112)。これにより、端末装置300は、利用者U1に入力されたPINを含むカード利用設定要求を利用者情報管理装置100に送信する(ステップS113)。
利用者情報管理装置100は、端末装置300から受信したカード利用設定要求に含まれるPINと、記憶部120に記憶されているPINとが一致するか否かを検証し、一致する場合には、記憶部120の利用可否状態を「利用可能状態」に更新する(ステップS114)。続いて、利用者情報管理装置100は、電子会員カードの利用が可能になったことを通知するためのカード利用設定応答を端末装置300に送信する(ステップS115)。そして、端末装置300は、カード利用設定応答を受信した場合に、カードアプリの制御により、店舗A10に対応する電子会員カードを利用可能状態にする。
このように、第1の実施形態に係る会員管理システム1では、利用者情報管理装置100が、端末装置300からカード発行要求を受信した場合であっても、利用者U1が店舗A10にて本人確認されない限り、電子会員カードの利用を許可しない。これにより、店舗A10のサービス提供者は、本人確認時に会員登録可能な利用者の要件を満たすか否かも確認できる。すなわち、第1の実施形態に係る会員管理システム1では、店舗毎に有する会員登録の要件(セキュリティポリシー)に対応した電子会員カードを発行することができる。
また、第1の実施形態に係る会員管理システム1では、リンクIDによって利用者情報管理装置100とサービス提供装置200によって個別に管理される利用者IDを関連付けることができる。これにより、サービス提供装置200は、利用者情報管理装置100を通じて、端末装置300に広告配信を行うことが可能となる。例えば、サービス提供装置200は、利用者情報管理装置100にリンクIDを通知する等して、自店舗で会員となっている利用者に対する広告配信を利用者情報管理装置100に依頼することが可能となる。この場合、サービス提供装置200から依頼された利用者情報管理装置100は、例えば、利用者に関する情報(他店舗での会員登録状況、ウェブページの閲覧履歴、検索エンジンでの検索履歴など)に基づいて、端末装置300に広告配信を行うことができる。また、例えば、サービス提供装置200は、利用者情報管理装置100から利用者に関する情報(他店舗での会員登録状況、ウェブページの閲覧履歴、検索エンジンでの検索履歴など)を取得してもよい。この場合、サービス提供者は、利用者情報管理装置100から取得された情報を用いて、店舗A10に来店した利用者U1に対して商品を推薦(レコメンド)することができる。
なお、上記の通り、端末装置300は、カードアプリにより複数の電子会員カードを一括管理することが可能である。図2では説明を省略したが、このような端末装置300は、発行要求対象の電子会員カードを特定可能とするために、電子会員カードを識別可能なカードIDを含むカード発行要求を送信する。同様の理由により、図2に示した登録連携要求フォーム、カード登録連携要求、カード登録連携応答、カード発行応答、カード利用設定要求、カード利用設定応答にはカードIDが含まれてもよい。以下では、これらの各種要求及び各種応答にカードIDが含まれるものとして説明する。
〔1−3.利用者情報管理装置の構成〕
次に、図3を用いて、第1の実施形態に係る利用者情報管理装置100の構成について説明する。図3に示すように、第1の実施形態に係る利用者情報管理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、利用者情報管理装置100は、利用者情報管理装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
〔1−3(1).通信部110〕
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。かかる通信部110は、ネットワーク網と有線又は無線で接続され、ネットワーク網を介して、端末装置300との間で情報の送受信を行う。
〔1−3(2).記憶部120〕
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。第1の実施形態に係る記憶部120は、図3に示すように、利用者情報記憶部121と、管理情報記憶部122とを有する。
〔1−3(3).利用者情報記憶部121〕
利用者情報記憶部121は、利用者情報管理装置100にユーザ登録されている利用者に関する各種情報を記憶する。ここで、図4に、第1の実施形態に係る利用者情報記憶部121の一例を示す。図4に示した例では、利用者情報記憶部121は、「管理側利用者ID」、「パスワード」、「氏名」、「生年月日」といった項目を有する。
「管理側利用者ID」は、利用者情報管理装置100において利用者を識別するための識別子を示す。「パスワード」は、利用者に割り当てられるパスワードを示す。「氏名」は、利用者の氏名を示す。「生年月日」は、利用者の生年月日を示す。
すなわち、図4では、管理側利用者ID「U01」によって識別される利用者のパスワードが「P01」であり、氏名が「AAA」であり、生年月日が「1985年3月10日」である例を示している。
なお、利用者情報記憶部121は、図4に示した例に限られず、各種利用者情報を記憶してもよい。例えば、利用者情報記憶部121は、利用者の住所、電話番号、電子メールアドレス、職業、勤務先、勤務先電話番号などを記憶してもよい。
〔1−3(4).管理情報記憶部122〕
管理情報記憶部122は、利用者毎に、かかる利用者によって利用される電子会員カード、又は、利用者によって利用することが要求されている電子会員カードに関する各種情報を記憶する。ここで、図5に、第1の実施形態に係る管理情報記憶部122の一例を示す。図5に示した例では、管理情報記憶部122は、「管理側利用者ID」、「リンクID」、「カードID」、「PIN」、「利用可否状態」、「本人確認日時」といった項目を有する。
「管理側利用者ID」は、図4に示した管理側利用者IDに対応する。「リンクID」は、管理側利用者IDと、サービス提供装置200において管理されている利用者ID(後述する「提供側利用者ID」)とを関連付けるための識別子を示す。第1の実施形態では、管理側利用者ID毎にリンクIDが割り当てられるものとする。「カードID」は、電子会員カードを識別するための識別子を示す。「PIN」は、図2に示したカード発行要求を識別するための識別子を示し、管理側利用者IDとカードIDとの組合せ毎にユニークな情報である。「利用可否状態」は、利用者による電子会員カードの利用が許可されているか否かを示す。第1の実施形態では、管理情報記憶部122の「利用可否状態」には、電子会員カードの利用が許可されていない状態を示す「本人確認待ち状態」、又は、電子会員カードの利用が許可されている状態を示す「利用可能状態」が記憶される。「本人確認日時」は、利用者が店舗等の施設において本人確認された日時を示す。
すなわち、図5では、管理側利用者ID「U01」によって識別される利用者(利用者U1とする)のリンクIDが「L01」である例を示している。また、図5では、利用者U1が、カードID「C11」によって識別される電子会員カード、及び、カードID「C12」によって識別される電子会員カードの利用が許可されておらず、カードID「C13」によって識別される電子会員カードの利用が許可されている例を示している。また、図5では、カードID「C13」によって識別される電子会員カードを発行する店舗において、利用者U1が「2012年11月1日10時40分」に本人確認された例を示している。
なお、管理情報記憶部122は、利用者が利用者情報管理装置100にユーザ登録された場合に、管理側利用者IDが格納される。その後に、利用者が電子会員カードの発行を要求した場合に、管理情報記憶部122は、管理側利用者ID以外の他の項目(カードID等)が格納される。ただし、この例に限られず、管理情報記憶部122は、利用者が利用者情報管理装置100にユーザ登録された時点で、管理側利用者ID及びリンクIDが格納されてもよい。また、管理情報記憶部122は、利用者が利用者情報管理装置100にユーザ登録された時点で、利用者情報管理装置100と提携している各店舗によって発行される全ての電子会員カードのカードIDが格納されてもよい。
〔1−3(5).制御部130〕
図3の説明に戻って、制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部の記憶装置(記憶部120等)に記憶されているプログラム(会員管理プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
かかる制御部130は、図3に示すように、アカウント管理部131と、認証部132と、検証コード生成部133と、アカウント連携部134と、アカウント状態管理部135とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現又は実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
〔1−3(6).アカウント管理部131〕
アカウント管理部131は、利用者情報管理装置100の利用者におけるアカウントを管理する。第1の実施形態に係るアカウント管理部131は、利用者情報管理装置100にユーザ登録されている利用者のアカウントとして、管理側利用者ID及びパスワードを用いる。また、アカウント管理部131は、アカウントに関する情報として、氏名や生年月日等の利用者情報を利用者情報記憶部121において管理する。
なお、アカウント管理部131は、例えば、端末装置300からユーザ登録の要求を受け付けた場合に、氏名や生年月日等の利用者情報を入力するための入力画面を端末装置300に送信し、かかる入力画面に入力された利用者情報を利用者情報記憶部121に格納することでユーザ登録を行う。また、アカウント管理部131は、例えば、端末装置300からの要求に従って、利用者情報記憶部121に記憶されている利用者情報の更新を行う。
〔1−3(7).認証部132〕
認証部132は、利用者情報管理装置100にユーザ登録されている端末装置300から認証要求を受け付けた場合に、かかる端末装置300の利用者を認証する。例えば、認証部132は、端末装置300からアクセスされた場合に、ログイン画面を端末装置300に送信する。そして、認証部132は、ログイン画面に入力された利用者ID及びパスワードの組合せと一致する管理側利用者ID及びパスワードの組合せが利用者情報記憶部121に記憶されているか否かを判定する。そして、認証部132は、利用者情報記憶部121に記憶されている場合には、認証成功と判定し、利用者情報記憶部121に記憶されていない場合には、認証失敗と判定する。なお、認証部132によって認証成功と判定されなかった利用者は、図2を用いて説明した電子会員カード発行サービスを享受することができない。これにより、認証部132は、会員管理システム1によって提供される電子会員カード発行サービスのセキュリティを向上させることができる。
〔1−3(8).検証コード生成部133〕
検証コード生成部133は、利用者の本人確認が行われたか否かを検証するための本人確認検証コードを生成する。具体的には、第1の実施形態に係る検証コード生成部133は、認証部132によって認証成功と判定された端末装置300からカード発行要求を受信した場合に、本人確認検証コードとしてPINを生成し、生成したPINを管理情報記憶部122に格納する(図2のステップS103に対応)。
上記の通り、図2では説明を省略したが、端末装置300は、カードIDを含むカード発行要求を利用者情報管理装置100に送信する。このため、検証コード生成部133は、カード発行要求の送信元である利用者の管理側利用者IDと、カード発行要求に含まれるカードIDとに対応付けて管理情報記憶部122にPINを格納する。
例えば、管理側利用者IDが「U01」である利用者の端末装置300が、カードID「C11」を含むカード発行要求を送信したものとする。このとき、検証コード生成部133が、PIN「V11」を生成したものとする。この場合、検証コード生成部133は、図5に示した例のように、管理側利用者ID「U01」及びカードID「C11」に対応付けてPIN「V11」を管理情報記憶部122に格納する。
ここで、検証コード生成部133は、端末装置300から管理側利用者IDを含むカード発行要求を受信することで、端末装置300の管理側利用者IDを特定することができる。また、この例に限られず、検証コード生成部133は、端末装置300との間で送受信するHTTPクッキー等に設定されるユーザ識別子に基づいて、端末装置300の管理側利用者IDを特定してもよい。以下に説明するアカウント連携部134及びアカウント状態管理部135においても、端末装置300から管理側利用者IDを受信するか、又は、HTTPクッキー等に基づいて管理側利用者IDを特定する。
〔1−3(9).アカウント連携部134〕
アカウント連携部134は、サービス提供装置200と協働することにより、利用者情報管理装置100における利用者のアカウントと、サービス提供装置200における利用者のアカウントとを連携させる。第1の実施形態に係るアカウント連携部134は、利用者情報管理装置100において管理されている管理側利用者IDと、サービス提供装置200において管理されている利用者ID(後述する「提供側利用者ID」)とを関連付ける。
具体的には、アカウント連携部134は、認証部132によって認証成功と判定された端末装置300からカード発行要求を受信した場合に、かかる端末装置300の管理側利用者IDに対応付けて、カード発行要求に含まれるカードIDを管理情報記憶部122に格納するとともに、かかるカードIDに対応する利用可否状態に「本人確認待ち状態」を格納する。続いて、アカウント連携部134は、端末装置300の管理側利用者IDに対応するリンクIDを管理情報記憶部122から取得する。このとき、アカウント連携部134は、管理情報記憶部122にリンクIDが格納されていない場合には、新たにリンクIDを生成し、生成したリンクIDを端末装置300の管理側利用者IDに関連付けて管理情報記憶部122に格納する。
そして、アカウント連携部134は、検証コード生成部133により生成されたPIN、及び、カード発行要求の送信元(端末装置300)の管理側利用者IDに対応付けて管理情報記憶部122に記憶されているリンクIDと、かかる管理側利用者IDに対応付けて利用者情報記憶部121に記憶されている利用者情報(氏名等)と、発行要求対象の電子会員カードのカードIDとを含むカード登録連携要求フォームを端末装置300に送信する(図2のステップS104に対応)。アカウント連携部134によって送信されたカード登録連携要求フォームは、端末装置300からカード登録連携要求としてサービス提供装置200に送信される(図2のステップS105に対応)。すなわち、アカウント連携部134は、端末装置300を介して、サービス提供装置200にカード登録連携要求を送信することとなる。これにより、アカウント連携部134は、サービス提供装置200に対して、サービス提供装置200において利用者を識別するための利用者ID(後述する「提供側利用者ID」)にリンクIDを関連付けさせる。
また、アカウント連携部134は、サービス提供装置200からカード登録連携応答を受信した場合に、店舗に来店するよう利用者に通知するためのカード発行応答を端末装置300に送信する(図2のステップS108に対応)。このとき、アカウント連携部134は、カード登録連携応答に含まれるカードIDを含むカード発行応答を送信する。
〔1−3(10).アカウント状態管理部135〕
アカウント状態管理部135は、利用者による電子会員カードの利用を許可するか否かを管理する。具体的には、アカウント状態管理部135は、端末装置300からカード利用設定要求を受信した場合に、カード利用設定要求に含まれるカードIDと端末装置300の管理側利用者IDとの組合せに対応付けて管理情報記憶部122に記憶されているPINを取得する。続いて、アカウント状態管理部135は、管理情報記憶部122から取得したPINと、カード利用設定要求に含まれるPINとが一致するか否かを検証する。そして、アカウント状態管理部135は、双方のPINが一致する場合には、端末装置300の利用者が店舗において本人確認されたと判定し、かかる端末装置300の管理側利用者IDに対応する管理情報記憶部122の利用可否状態を「利用可能状態」に更新する(図2のステップS114に対応)。そして、アカウント状態管理部135は、電子会員カードの利用が可能になったことを示すカード利用設定応答を端末装置300に送信する(図2のステップS115に対応)。かかるカード利用設定応答は、利用者可否状態を利用可能状態に変更した旨を通知する変更通知に該当する。これにより、端末装置300のカードアプリは、カード発行要求において要求した電子会員カードを利用可能状態とする。
また、アカウント状態管理部135は、利用可否状態を更新する際に、管理情報記憶部122の本人確認日時に、カード利用設定要求を受信した日時を格納する。ただし、この例に限られず、アカウント状態管理部135は、本人確認日時を含むカード利用設定要求を受信してもよく、この場合には、かかる本人確認日時を管理情報記憶部122に格納する。
〔1−4.サービス提供装置の構成〕
次に、図6を用いて、第1の実施形態に係るサービス提供装置200の構成について説明する。図6に示すように、第1の実施形態に係るサービス提供装置200は、通信部210と、記憶部220と、制御部230とを有する。なお、サービス提供装置200は、サービス提供者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
〔1−4(1).通信部210〕
通信部210は、例えば、NIC等によって実現される。かかる通信部210は、ネットワーク網と有線又は無線で接続され、ネットワーク網を介して、端末装置300との間で情報の送受信を行う。
〔1−4(2).記憶部220〕
記憶部220は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。第1の実施形態に係る記憶部220は、図6に示すように、利用者情報記憶部221と、管理情報記憶部222と、要件記憶部223とを有する。
〔1−4(3).利用者情報記憶部221〕
利用者情報記憶部221は、サービス提供装置200にユーザ登録されている利用者に関する各種情報を記憶する。ここで、図7に、第1の実施形態に係る利用者情報記憶部221の一例を示す。図7に示した例では、利用者情報記憶部221は、「提供側利用者ID」、「パスワード」、「提供サービス」、「氏名」、「生年月日」といった項目を有する。
「提供側利用者ID」は、サービス提供装置200において利用者を識別するための識別子を示す。「パスワード」は、利用者に割り当てられるパスワードを示す。「提供サービス」は、サービス提供装置200が利用者に提供対象とするサービスを示す。「氏名」は、利用者の氏名を示す。「生年月日」は、利用者の生年月日を示す。
すなわち、図7では、提供側利用者ID「S02」によって識別される利用者(利用者U2とする)のパスワードが「P12」であり、氏名が「BBB」であり、生年月日が「1977年4月16日」である例を示している。また、図7では、サービス提供者から利用者U2に提供されるサービスが「Webサービス」及び「ポイントサービス」である例を示している。なお、「Webサービス」は、サービス提供装置200により提供される会員専用ホームページ等へのアクセスが可能となるサービスであり、「ポイントサービス」は、利用者U2が店舗において享受できるサービスである。
なお、利用者情報記憶部221は、図7に示した例に限られず、各種利用者情報を記憶してもよい。例えば、利用者情報記憶部221は、利用者の住所、電話番号、電子メールアドレス、職業、勤務先、勤務先電話番号などを記憶してもよい。
〔1−4(4).管理情報記憶部222〕
管理情報記憶部222は、利用者毎に、かかる利用者によって利用される電子会員カード、又は、利用者によって利用することが要求されている電子会員カードに関する各種情報を記憶する。ここで、図8に、第1の実施形態に係る管理情報記憶部222の一例を示す。図8に示した例では、管理情報記憶部222は、「提供側利用者ID」、「リンクID」、「PIN」、「確認状態」といった項目を有する。
「提供側利用者ID」は、図7に示した提供側利用者IDに対応する。「リンクID」は、提供側利用者IDと、利用者情報管理装置100において管理されている管理側利用者IDとを関連付けるための識別子を示す。「PIN」は、図5に示したPINに対応する。「確認状態」は、本人確認が行われたか否かを示す。第1の実施形態では、管理情報記憶部222の「確認状態」には、利用者の本人確認が行われていない状態を示す「本人未確認状態」、又は、利用者の本人確認が行われた状態を示す「本人確認状態」が記憶される。
すなわち、図8では、提供側利用者ID「S01」によって識別される利用者のリンクIDが「L01」であり、かかる利用者が、サービス提供装置200のサービス提供者により発行される電子会員カードの利用を許可されていない例を示している。また、提供側利用者ID「S02」によって識別される利用者が、サービス提供装置200のサービス提供者によって発行される電子会員カードの利用を許可されている例を示している。
なお、第1の実施形態では、1つの店舗からは1種類の電子会員カードが発行されるものとし、各店舗に対応するサービス提供装置200は、自装置に対応する店舗で発行される電子会員カードのカードIDを予め保持しているものとする。このため、図8に示した管理情報記憶部222は、カードIDを記憶しない。しかし、1つの店舗から複数種類の電子会員カードが発行される場合には、管理情報記憶部222は、提供側利用者ID及びカードID毎に、PINと、確認状態を記憶する。
また、図5に示した管理側利用者IDの下2桁の数字と、図8に示した提供側利用者IDの下2桁の数字とが一致する双方の利用者IDは、同一の利用者に割り当てられているものとする。例えば、管理側利用者ID「U01」と提供側利用者ID「S01」とは、同一の利用者に割り当てられる。このように、利用者情報管理装置100とサービス提供装置200とでは、異なるIDによって利用者を識別している。しかし、図5及び図8に示すように、同一の利用者に割り当てられた管理側利用者ID及び提供側利用者IDには、同一のリンクIDが関連付けられている。
〔1−4(5).要件記憶部223〕
要件記憶部223は、サービス提供装置200に会員登録して電子会員カードの利用が可能となる利用者の要件(条件、制限)を記憶する。言い換えれば、要件記憶部223は、電子会員カードを利用できる利用者の要件をセキュリティポリシーとして記憶する。ここで、図9に、第1の実施形態に係る要件記憶部223の一例を示す。図9に示した例では、要件記憶部223は、「年齢」、「性別」といった項目を有する。
「年齢」は、サービス提供装置200に会員登録して電子会員カードの利用が可能となる利用者の年齢の要件を示す。「性別」は、サービス提供装置200に会員登録して電子会員カードの利用が可能となる利用者の性別の要件を示す。
すなわち、図9では、サービス提供装置200に会員登録可能な利用者が、「18歳以上」であることを示している。また、図9では、性別に関係なく、サービス提供装置200に会員登録できる例を示している。
なお、要件記憶部223は、図9に示した例に限られず、各種要件を記憶してもよい。例えば、要件記憶部223は、出身地、家族構成、職業、勤務先種別などを要件として記憶してもよい。また、要件記憶部223は、複数レコードを記憶してもよい。例えば、要件記憶部223は、15歳以上であれば男性のみ会員登録可能であることを示す要件と、18歳以上であれば男女問わず会員登録可能であることを示す要件とを記憶してもよい。
〔1−4(6).制御部230〕
図6の説明に戻って、制御部230は、例えば、CPUやMPU等によって、内部の記憶装置(記憶部220等)に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部230は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
かかる制御部230は、図6に示すように、サービス提供部231と、アカウント管理部232と、検証コード管理部233と、アカウント連携部234と、本人確認部235と、アカウント状態管理部236とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部230の内部構成は、図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
〔1−4(7).サービス提供部231〕
サービス提供部231は、端末装置300の利用者に対して、各種サービスを提供する。具体的には、サービス提供部231は、利用者情報記憶部221に記憶されている提供サービスを利用者に提供する。例えば、利用者情報記憶部221が図7に示した状態である場合、サービス提供部231は、提供側利用者ID「S01」の利用者に対しては、Webサービスを提供するが、提供側利用者ID「S02」の利用者に対しては、ポイントサービス及びWebサービスを提供する。
〔1−4(8).アカウント管理部232〕
アカウント管理部232は、サービス提供装置200における利用者のアカウントを管理する。第1の実施形態に係るアカウント管理部232は、サービス提供装置200にユーザ登録されている利用者のアカウントとして、提供側利用者ID及びパスワードを用いる。また、アカウント管理部232は、アカウントに関する情報として、氏名や生年月日等の利用者情報を利用者情報記憶部221にて管理する。
具体的には、アカウント管理部232は、端末装置300からカード登録連携要求を受信した場合に、利用者情報記憶部221を参照することにより、端末装置300の利用者のアカウントが作成済みであるか否かを判定する。例えば、アカウント管理部232は、提供側利用者IDを含むカード登録連携要求を受信した場合には、アカウントが作成済みであると判定し、提供側利用者IDを含まないカード登録連携要求を受信した場合には、アカウントが未作成であると判定する。そして、アカウント管理部232は、アカウントが作成済みである場合には、かかるアカウントに対応付けて、カード登録連携要求に含まれる利用者情報を利用者情報記憶部221に格納するとともに、提供側利用者IDを管理情報記憶部222にも格納する。なお、アカウント管理部232は、初期状態として、管理情報記憶部222の確認状態には「本人未確認状態」を格納する。また、アカウント管理部232は、アカウントが未作成である場合には、アカウント(少なくとも提供側利用者ID)を生成し、生成したアカウントに対応付けて、カード登録連携要求に含まれる利用者情報を利用者情報記憶部221に格納する。
〔1−4(9).検証コード管理部233〕
検証コード管理部233は、利用者情報管理装置100の検証コード生成部133によって生成された本人確認検証コードを管理する。具体的には、検証コード管理部233は、端末装置300からカード登録連携要求を受信した場合に、かかる端末装置300の提供側利用者IDに対応付けて、カード登録連携要求に含まれるPINを管理情報記憶部222に格納する。なお、検証コード管理部233は、アカウント管理部232によって作成された提供側利用者ID、又は、カード登録連携要求に含まれる提供側利用者IDに対応付けて管理情報記憶部222にPINを格納する。
〔1−4(10).アカウント連携部234〕
アカウント連携部234は、利用者情報管理装置100と協働することにより、利用者情報管理装置100における利用者のアカウントと、サービス提供装置200における利用者のアカウントとを連携させる。第1の実施形態に係るアカウント連携部234は、利用者情報管理装置100において管理されている管理側利用者IDと、サービス提供装置200において管理されている提供側利用者IDとを関連付ける。
具体的には、アカウント連携部234は、PIN、リンクID、利用者情報(氏名等)を含むカード登録連携要求を端末装置300から受信した場合に、かかる端末装置300の提供側利用者IDに対応付けて、カード登録連携要求に含まれるリンクIDを管理情報記憶部222に格納する(図2のステップS106に対応)。そして、アカウント連携部234は、提供側利用者IDにリンクIDを関連付けた後に、カード登録連携要求の応答として、カード登録連携応答を端末装置300経由で利用者情報管理装置100に送信する(図2のステップS107に対応)。このとき、アカウント連携部234は、サービス提供装置200に対応する店舗において発行される電子会員カードのカードIDを含むカード登録連携応答を送信する。
〔1−4(11).本人確認部235〕
本人確認部235は、店舗に来店した利用者が本人である場合に、かかる利用者に対応するPINを所定の表示部(店舗内に設置されている店舗端末等)に表示する。例えば、本人確認部235は、サービス提供者による操作に従って、利用者情報記憶部221に記憶されている利用者情報や、要件記憶部223に記憶されている要件情報を表示部に表示する。これにより、サービス提供者は、来店した利用者に提示させた運転免許証の個人を確認できる文書に記載されている個人情報と、表示部に表示されている利用者情報とを目視により比較することで、かかる利用者が本人であり、かつ、かかる利用者が要件情報を満たすか否かを確認する。そして、本人確認部235は、サービス提供者によって、要件情報を満たし、かつ、本人である旨の入力がなされた場合には、来店した利用者の提供側利用者IDに対応するPINを管理情報記憶部222から取得して表示部に表示する。これにより、サービス提供者は、表示部に表示されたPINを利用者に口頭などにより通知する(図2のステップS111に対応)。
なお、上記例では、店員が目視により本人確認を行う例を示したが、この例に限られない。具体的には、本人確認部235は、利用者の個人情報が記憶されているIC(Integrated Circuit)カードを読み取る機能を備えてもよい。この場合、本人確認部235は、利用者に提示されたICカードから個人情報を読み取り、読み取った個人情報と利用者情報記憶部221に記憶されている利用者情報とが一致するか否かに基づいて、利用者が本人であるか否かを判定する。また、本人確認部235は、ICカードから読み取った個人情報と要件記憶部223に記憶されている要件情報とを比較することにより、利用者が要件情報を満たすか否かを判定する。そして、本人確認部235は、来店した利用者が要件情報を満たす本人であると判定した場合に、かかる利用者の提供側利用者IDに対応付けて管理情報記憶部222に記憶されているPINを表示部に表示する。
〔1−4(12).アカウント状態管理部236〕
アカウント状態管理部236は、電子会員カードの発行を要求している利用者の本人確認が行われたか否かを管理する。具体的には、アカウント状態管理部236は、本人確認部235によって本人確認が行われた場合に、管理情報記憶部222の確認状態を「本人確認状態」に更新する(図2のステップS110に対応)。
〔1−5.端末装置の構成〕
次に、図10を用いて、第1の実施形態に係る端末装置300の構成について説明する。図10に示すように、第1の実施形態に係る端末装置300は、通信部310と、表示部320と、入力部330と、カード記憶部340と、カードアプリ制御部350とを有する。
〔1−5(1).通信部310〕
通信部310は、ネットワーク網を介して、利用者情報管理装置100やサービス提供装置200との間で情報の送受信を行う。かかる通信部310は、端末装置300が携帯端末である場合には、ネットワーク網との接続を無線により行う。
〔1−5(2).表示部320、入力部330〕
表示部320は、各種情報を表示するための表示デバイスである。例えば、表示部320は、液晶ディスプレイ等によって実現される。入力部330は、利用者から各種操作を受け付ける入力デバイスである。例えば、入力部330は、カーソルキーやテンキー等によって実現される。なお、端末装置300にタッチパネルが採用されている場合には、表示部320及び入力部330は一体化される。
〔1−5(3).カード記憶部340〕
カード記憶部340は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかるカード記憶部340は、カードアプリによって管理される電子会員カードに関する各種情報を記憶する。ここで、図11に、第1の実施形態に係るカード記憶部340の一例を示す。図11に示した例では、カード記憶部340は、「カードID」、「バーコード」、「状態情報」といった項目を有する。
「カードID」は、図5に示したカードIDに対応する。「バーコード」は、電子会員カード上に表示されるコードである。なお、「バーコード」は、一次元コード又は二次元コードのいずれであってもよい。「状態情報」は、利用者による電子会員カードの利用が許可されているか否かを示す。第1の実施形態では、「状態情報」には、電子会員カードの利用が許可されていない状態を示す「本人確認待ち状態」、店舗に来店するよう利用者に依頼している状態を示す「来店依頼状態」、又は、電子会員カードの利用が許可されている状態を示す「利用可能状態」が記憶される。
すなわち、図11では、カードID「C11」によって識別される電子会員カードのバーコードが「B11」であり、PINが「V11」であり、かかる電子会員カードの利用が許可されていない例を示している。また、図11では、カードID「C12」によって識別される電子会員カードが、利用者の本人確認後に利用可能となる例を示している。また、図11では、カードID「C13」によって識別される電子会員カードの利用が許可されている例を示している。
なお、カード記憶部340は、利用者が利用可能な電子会員カード、及び、発行要求中の電子会員カードに関する情報だけでなく、利用者情報管理装置100と提携している各店舗によって発行され得る電子会員カードに関する情報についても記憶してよい。この場合、カード記憶部340は、例えば、発行要求中でない電子会員カードに対応する状態情報に「未要求状態」を記憶する。
また、上述した「バーコード」が発行されるタイミングについては、いくつか考えられる。例えば、利用者情報管理装置100は、カードアプリを端末装置300に提供した後に、端末装置300と通信を行うことで、発行要求対象の候補となる電子会員カードのカードID及びバーコードを端末装置300に配信してもよい。また、例えば、利用者情報管理装置100は、サービス提供者(サービス提供装置200)によって指定されたカードID及びバーコードが予め含まれているカードアプリを提供してもよい。また、例えば、利用することが許可された後に、利用者情報管理装置100又はサービス提供装置200が、バーコードを端末装置300に送信してもよい。また、例えば、端末装置300がカード発行要求を送信した後に(図2のステップS102〜S115のいずれかのタイミング)、利用者情報管理装置100又はサービス提供装置200が、バーコードを端末装置300に送信してもよい。
〔1−5(4).カードアプリ制御部350〕
カードアプリ制御部350は、図2を用いて説明したカードアプリによる処理を実現するためのアプリケーション(会員カード管理プログラムの一例に相当)を実行制御する。かかるカードアプリ制御部350は、図10に示すように、認証要求部351と、利用要求部352と、関連付け制御部353と、許可要求制御部354とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、カードアプリ制御部350の内部構成は、図10に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
〔1−5(5).認証要求部351〕
認証要求部351は、管理側利用者IDにより利用者を認証するよう利用者情報管理装置100に要求する。具体的には、認証要求部351は、利用者による操作に従って、利用者情報管理装置100にアクセスすることで、利用者情報管理装置100からログイン画面が送信された場合に、かかるログイン画面に入力された利用者ID及びパスワードを含む認証要求を利用者情報管理装置100に送信する。これにより、利用者情報管理装置100の認証部132によって利用者の認証処理が行われる。
〔1−5(6).利用要求部352〕
利用要求部352は、利用者による操作に従って、電子会員カードの発行を要求するカード発行要求を利用者情報管理装置100に送信する(図2のステップS102に対応)。例えば、利用要求部352は、利用者情報管理装置100を介して発行可能な電子会員カードの一覧を表示部320に表示することで、発行要求対象の電子会員カードを利用者に選択させる。そして、利用要求部352は、利用者に選択された電子会員カードのカードIDを含むカード発行要求を利用者情報管理装置100に送信する。このとき、利用要求部352は、かかるカードIDに対応付けてカード記憶部340に記憶されている状態情報を「本人確認待ち状態」に更新する。
〔1−5(7).関連付け制御部353〕
関連付け制御部353は、利用要求部352によって送信されたカード発行要求を受信した利用者情報管理装置100から、PIN、リンクID、カードID及び利用者情報を含むカード登録連携要求フォームを受信した場合に、かかる利用者情報が予め表示されている入力画面を表示部320に表示する。そして、関連付け制御部353は、入力画面において入力された利用者情報と、利用者情報管理装置100から受信したPIN及びリンクID及びカードIDとを含むカード登録連携要求をサービス提供装置200に送信する(図2のステップS105に対応)。これにより、関連付け制御部353は、サービス提供装置200に対して、サービス提供装置200において利用者を識別するための提供側利用者IDにリンクIDを関連付けさせる。
また、関連付け制御部353は、サービス提供装置200からカード登録連携応答を受信した場合に、かかるカード登録連携応答をリダイレクトにより利用者情報管理装置100に送信する(図2のステップS107に対応)。
〔1−5(8).許可要求制御部354〕
許可要求制御部354は、電子会員カードを利用可能にするための各種処理を行う。具体的には、許可要求制御部354は、利用者情報管理装置100からカード発行応答(来店依頼)を受信した場合に、カード発行応答に含まれるカードIDに対応付けてカード記憶部340に記憶されている状態情報を「来店依頼状態」に更新する。
また、許可要求制御部354は、利用者からPINが入力された場合に、入力されたPINと、PINが入力された電子会員カードのカードIDとを含むカード利用設定要求を利用者情報管理装置100に送信する(図2のステップS113に対応)。かかるカード利用設定要求は、利用者の本人確認が行われた旨を通知するための充足通知に該当する。そして、許可要求制御部354は、カード利用設定要求に応答して利用者情報管理装置100から送信されたカード利用設定応答を受信した場合に、カード利用設定応答に含まれるカードIDに対応付けてカード記憶部340に記憶されている状態情報を「利用可能状態」に更新する。
〔1−5(9).表示画面例〕
次に、図12を用いて、第1の実施形態に係る端末装置300のカードアプリ制御部350によって表示される画面例を説明する。図12(a)は、電子会員カードの一覧画面を示す。図12(a)に示すように、一覧画面には、カードアプリによって管理されている電子会員カードの一覧が表示される。カードアプリ制御部350は、カード記憶部340に記憶されている情報に基づいて、このような一覧画面を表示する。図12(a)では、電子会員カードC11〜C15が一覧画面に表示されている例を示す。
なお、カードアプリ制御部350は、利用可能又は発行要求中の電子会員カードを表示するが、発行可能な全ての電子会員カードについても一覧画面に表示してもよい。例えば、カードアプリ制御部350は、利用者情報管理装置100にアクセスすることで、発行可能な電子会員カードに関する情報(カードIDやバーコード等)を取得し、カード記憶部340に格納する。
また、カードアプリ制御部350は、カード記憶部340の状態情報別に一覧画面を表示してもよい。例えば、カードアプリ制御部350は、利用可能状態の電子会員カードと、本人確認待ち状態の電子会員カードと、来店依頼状態の電子会員カードと、未要求状態の電子会員カードとに分けて、一覧画面を表示してもよい。
図12(b)〜(d)は、電子会員カードの拡大画面例を示す。図12(b)〜(d)に示すように、電子会員カードの拡大画面には、電子会員カードC11のイメージ画像と、バーコードB11と、状態表示欄T11とが表示される。カードアプリ制御部350は、図12(a)に示した一覧画面において電子会員カードC11〜C15のいずれかを選択する操作が行われた場合に、カード記憶部340に記憶されている各種情報に基づいて、選択された電子会員カードの拡大画面を表示する。なお、図12(b)〜(d)では、電子会員カードC11が選択された例を示している。
より具体的に説明すると、カードアプリ制御部350は、カード記憶部340の状態情報が「本人確認待ち状態」である電子会員カードC11が選択された場合には、図12(b)に示すように、状態表示欄T11に「利用要求中」といった情報を表示する。
また、カードアプリ制御部350は、その後に状態情報が「来店依頼状態」に更新された電子会員カードC11が選択された場合には、図12(c)に示すように、状態表示欄T11に「来店してください」といった情報を表示する。このとき、カードアプリ制御部350は、PIN入力欄T12も表示する。すなわち、利用者は、図12(a)に示した一覧画面において電子会員カードを選択し、図12(c)に示した拡大画面においてPINを入力することができる。そして、カードアプリ制御部350の許可要求制御部354は、PINの入力を確定する操作(図示しない確定ボタン等を押下する操作)が行われた場合に、電子会員カードC11のカードIDと、PIN入力欄T12に入力されたPINとを含むカード利用設定要求を利用者情報管理装置100に送信する。
また、カードアプリ制御部350は、その後に状態情報が「利用可能状態」に更新された電子会員カードが選択された場合には、図12(d)に示すように、状態表示欄T11に「利用可能」といった情報を表示する。
なお、図12(b)〜(d)に示した例では、電子会員カードが利用可能か否かに関わらずバーコードが表示される例を示している。しかし、カードアプリ制御部350は、利用可能状態の電子会員カードのみバーコードを表示してもよい。
〔1−6.会員管理システムによる処理手順〕
次に、図13を用いて、第1の実施形態に係る会員管理システム1による処理手順を説明する。図13は、第1の実施形態に係る会員管理システム1による処理手順を示すシーケンス図である。
図13に示すように、利用者情報管理装置100の認証部132は、端末装置300の認証要求部351からの要求に従って、端末装置300の利用者を認証する(ステップS201)。続いて、端末装置300の利用要求部352は、利用者の操作に従って、カード発行要求を利用者情報管理装置100に送信する(ステップS202)。
続いて、利用者情報管理装置100の検証コード生成部133は、PINを生成し、アカウント連携部134は、リンクIDを取得するとともに、利用可否状態を「本人確認待ち状態」に更新する(ステップS203)。
続いて、利用者情報管理装置100のアカウント連携部134は、PIN、リンクID、利用者情報を含むカード登録連携要求フォームを端末装置300に送信する(ステップS204)。続いて、端末装置300の関連付け制御部353は、PIN、リンクID、利用者情報を含むカード登録連携要求をサービス提供装置200に送信する(ステップS205)。
続いて、サービス提供装置200のアカウント管理部232は、利用者情報を管理情報記憶部222に格納して端末装置300のユーザのアカウントを作成し、検証コード管理部233は、PINを管理情報記憶部222に格納する(ステップS206)。続いて、アカウント連携部234は、提供側利用者IDにリンクIDを関連付けた後に、カード登録連携応答を端末装置300経由で利用者情報管理装置100に送信する(ステップS207)。そして、利用者情報管理装置100のアカウント連携部134は、カード発行応答を端末装置300に送信する(ステップS208)。
この後に、端末装置300の利用者が店舗に来店して個人を確認できる文書を提示し(ステップS209)、サービス提供者による本人確認が行われた場合に(ステップS210)、サービス提供者から利用者にPINが通知される(ステップS211)。
続いて、許可要求制御部354は、利用者からPINが入力された場合に(ステップS212)、入力されたPINを含むカード利用設定要求を利用者情報管理装置100に送信する(ステップS213)。そして、アカウント状態管理部135は、PINの検証に成功した場合に、利用可否状態を「利用可能状態」に更新し(ステップS214)、カード利用設定応答を端末装置300に送信する(ステップS215)。これにより、端末装置300の許可要求制御部354は、カード発行要求において要求した電子会員カードを利用可能状態(ロック解除)とする(ステップS216)。
〔1−7.変形例(第1の実施形態)〕
上述した第1の実施形態に係る会員管理システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、上記の会員管理システム1の他の実施形態について説明する。
〔1−7(1).PINを用いない発行処理〕
上記実施形態では、PINを用いる電子会員カード発行処理について説明した。しかし、第1の実施形態に係る会員管理システム1は、PINを用いずに電子会員カード発行処理を行うこともできる。この点について、図14を用いて説明する。図14は、変形例に係る会員管理システム1による会員カード発行処理の一例を示す図である。なお、以下では、図2に示した処理と同様の処理については説明を省略する。
図14に示すように、利用者情報管理装置100は、端末装置300の利用者U1を認証する(ステップS301)。続いて、端末装置300は、利用者U1による操作に従って、店舗A10の電子会員カードを発行する旨のカード発行要求を利用者情報管理装置100に送信する(ステップS302)。
続いて、利用者情報管理装置100は、認証が成功している端末装置300からカード発行要求を受信した場合に、利用者U1及び店舗A10に対応する利用可否状態を「本人確認待ち状態」に更新する(ステップS303)。このとき、利用者情報管理装置100は、PINを発行しない。
続いて、利用者情報管理装置100は、リンクID、利用者情報(氏名等)を含むカード登録連携要求フォームを端末装置300に送信する(ステップS304)。そして、端末装置300は、利用者情報の入力を完了させる操作が行われた場合に、入力された利用者情報と、リンクIDとを含むカード登録連携要求をサービス提供装置200に送信する(ステップS305)。
サービス提供装置200は、端末装置300からカード登録連携要求を受信した場合に、カード登録連携要求に含まれる利用者情報を利用者情報記憶部221に格納する(ステップS306)。続いて、サービス提供装置200は、カード登録連携応答を端末装置300経由で利用者情報管理装置100に送信する(ステップS307)。
利用者情報管理装置100は、カード登録連携応答を受信した場合に、カード発行応答を端末装置300に送信する(ステップS308)。この後に、利用者U1が店舗A10に来店し、店員等に対して、電子会員カードを利用可能にするよう要求(カード利用要求)する(ステップS309)。
そして、サービス提供装置200(アカウント状態管理部236)は、店舗A10の店員によって本人確認が行われた場合に(ステップS310)、電子会員カードを利用可能な状態に変更する旨の要求である状態変更要求を利用者情報管理装置100に送信する(ステップS311)。このとき、サービス提供装置200(アカウント状態管理部236)は、発行対象の電子会員カードのカードIDと、来店した利用者のリンクIDとを含む状態変更要求を利用者情報管理装置100に送信する。かかる状態変更要求は、利用者の本人確認が行われた旨を通知するための充足通知に該当する。
続いて、利用者情報管理装置100(アカウント状態管理部135)は、サービス提供装置200から状態変更要求を受信した場合に、状態変更要求に含まれるカードID及びリンクIDに対応付けて管理情報記憶部122に記憶されている利用可否状態を「利用可能状態」に更新する(ステップS312)。そして、利用者情報管理装置100(アカウント状態管理部135)は、利用可能な状態に変更した旨の状態変更応答をサービス提供装置200に送信する(ステップS313)。
サービス提供装置200(アカウント状態管理部236)は、利用者情報管理装置100から状態変更応答を受信した場合に、カード利用応答を端末装置300に送信する(ステップS314)。かかるカード利用応答は、利用者情報管理装置100において利用者可否状態が利用可能状態に変更された旨を通知する変更通知に該当する。そして、端末装置300は、カード利用応答を受信した場合に、カードアプリの制御により、店舗A10に対応する電子会員カードを利用可能状態とする。
このように、第1の実施形態に係る会員管理システム1は、PINを用いない場合であっても、図2に示した電子会員カード発行処理と同様の効果を奏することができる。また、図14に示した例では、利用者によるPIN入力の手間を省くことができる。なお、図14の例の場合、利用者情報管理装置100は検証コード生成部133を有しなくてよく、サービス提供装置200は、検証コード管理部233を有しなくてよい。
〔1−7(2).電子会員カード〕
また、上記実施形態では、施設でサービスを受けられる権利を行使するための媒体として、電子会員カードを例に挙げて説明した。しかし、権利を行使するための媒体は、会員カードでなくてもよく、単なる数値や記号の羅列であってもよい。なお、本願では、このような数値や記号の羅列についても電子会員カードの一種であるものとする。
〔1−7(3).広告配信〕
また、上記実施形態において、サービス提供装置200は、利用者情報管理装置100から利用者に関する情報(他店舗での会員登録状況、ウェブページの閲覧履歴、検索エンジンでの検索履歴など)を取得する取得部や、取得した情報に基づいて、端末装置300に対して広告配信を行う広告配信部を有してもよい。このように、サービス提供装置200は、利用者情報管理装置100との間で利用者IDが関連付けられているので、各利用者に関する情報を利用者情報管理装置100から取得することができ、この結果、広告配信効果を高めることができ、また、効率的なレコメンドを実施できる。
〔1−7(4).NG通知〕
また、上記実施形態では、店舗に来店した利用者の本人確認を行うことで、かかる利用者が要件記憶部223に記憶されている要件情報を満たすか否か確認する例を示した。しかし、この例に限られず、サービス提供装置200は、カード登録連携要求を受信した際に、カード登録連携要求に含まれる利用者情報と、要件記憶部223の要件情報とを比較してもよい。そして、サービス提供装置200は、要件情報を満たさない場合には、端末装置300に対して、電子会員カードの発行が許可されない旨のNG通知を送信してもよい。これにより、サービス提供装置200は、利用者に来店させることなく、要件情報を満たさない利用者に電子会員カードが発行されることを防止できる。
〔1−7(5).本人確認〕
また、上記実施形態では、サービス提供者が目視で確認したり、本人確認部235が利用者のICカード等から個人情報を読み出すことで本人確認を行う例を示した。しかし、この例に限られず、本人確認部235は、端末装置300に記憶されている電子会員カードを読み出すことで本人確認を行ってもよい。具体的には、カード記憶部340には、電子会員カードの利用が許可されていない状態であっても、バーコード自体が記憶されてもよい。例えば、上記の通り、利用者情報管理装置100は、カードアプリを端末装置300に提供した後に、端末装置300と通信を行うことで、発行要求対象の候補となる電子会員カードのカードID及びバーコードを端末装置300に配信してもよい。このような場合には、本人確認部235は、端末装置300に拡大表示された電子会員カードのバーコードを読み出し、読み出したバーコードから得られる個人情報と、利用者情報記憶部221の利用者情報や要件記憶部223の要件情報とを比較してもよい。また、本人確認部235は、所定の銀行口座等に利用者から入会金等が振り込まれた場合に、本人確認ができたものとしてもよい。この場合、サービス提供者における会員登録可能な利用者の要件は、「入会金の入金」ということになる。
また、上記実施形態では、利用者が店舗に来店することで本人確認が行われる例を示した。しかし、本人確認が行われる場所は店舗に限らない。例えば、サービス提供者は、電話等で、氏名、住所、生年月日等を利用者から聞くことで本人確認を行ってもよい。また、例えば、サービス提供者は、利用者から個人を確認できる文書を郵送や電子メールにより受け取ることで本人確認を行ってもよい。
〔1−7(6).リンクID〕
また、上記実施形態では、図5に示した例のように、管理側利用者ID毎にリンクIDが割り当てられる例を示した。しかし、リンクIDは、管理側利用者IDとカードIDとの組合せ毎に割り当てられてもよい。また、リンクIDは、利用者情報管理装置100によって発行されるのではなく、サービス提供装置200によって発行されて利用者情報管理装置100に送信されてもよい。
〔1−7(7).処理主体〕
また、上述した各構成要素が行う処理の主体は上記例に限られない。例えば、上記実施形態では、アカウント連携部134が管理情報記憶部122の利用可否状態に「本人確認待ち状態」を格納する例を示した。しかし、管理情報記憶部122の利用可否状態を更新する処理は、全てアカウント状態管理部135が行ってもよい。
〔1−7(8).記憶部の構成〕
また、上記実施形態において示した記憶部の構成は図示した例に限られない。例えば、利用者情報管理装置100は、管理側利用者IDに対応付けてリンクIDを記憶する記憶部と、管理側利用者IDに対応付けてPINを記憶する記憶部と、管理側利用者IDに対応付けて利用可否状態や本人確認日時を記憶する記憶部とを有してもよい。同様に、サービス提供装置200は、項目毎に分別された記憶部を有してもよい。
〔1−8.効果〕
上述してきたように、第1の実施形態に係る会員管理システム1は、利用者情報管理装置(管理装置の一例に相当)100と、施設(店舗等)でサービスを提供するサービス提供者が利用するサービス提供装置200と、利用者が利用する端末装置300とを含む。利用者情報管理装置100は、管理情報記憶部(利用可否記憶手段の一例に相当)122と、アカウント連携部(送信手段の一例に相当)134と、アカウント状態管理部(許可手段の一例に相当)135とを有する。管理情報記憶部122は、利用者が施設で利用するための電子会員カードの利用可否を示す本人確認待ち状態(利用可否状態の一例に相当)を記憶する。アカウント連携部134は、端末装置300から電子会員カードのカード発行要求(利用要求の一例に相当)を受信した場合に、管理情報記憶部122に記憶されている利用可否状態を利用不可であることを示す利用不可状態に更新し、端末装置300にカード登録連携要求フォーム(利用要求の一例に相当)を送信する。アカウント状態管理部135は、サービス提供装置200により利用者が確認された旨のカード利用設定要求(充足通知の一例に相当)を端末装置300から受信した場合に、利用可否状態を利用可能であることを示す利用可能状態に更新することで、利用者による電子会員カードの利用を許可する。
これにより、第1の実施形態に係る会員管理システム1は、利用者情報管理装置100が端末装置300からカード発行要求を受信した場合であっても、利用者が店舗にて本人確認されない限り、電子会員カードの利用を許可しない。これにより、第1の実施形態に係る会員管理システム1では、店舗毎に有する会員登録の要件(セキュリティポリシー)に対応した電子会員カードを発行することができる。
また、第1の実施形態に係る利用者情報管理装置100のアカウント連携部(第2関連付け手段の一例に相当)134は、端末装置300からカード発行要求を受信した場合に、利用者情報管理装置100において利用者を識別するための管理側利用者IDに対応するリンクID(対応情報の一例に相当)を管理側利用者IDに関連付け、リンクIDを含むカード登録連携要求フォームを送信する。また、サービス提供装置200のアカウント連携部(第2関連付け手段の一例に相当)234は、アカウント連携部134によって送信されたカード登録連携要求フォームに含まれる対応情報をサービス提供装置200において利用者を識別するための提供側利用者IDに関連付ける。
これにより、第1の実施形態に係る会員管理システム1は、リンクIDによって利用者情報管理装置100とサービス提供装置200によって個別に管理される利用者IDを関連付けることができる。これにより、例えば、サービス提供装置200は、利用者情報管理装置100から利用者に関する情報を取得し、取得した情報に基づいて、端末装置300に対して広告配信を行うことができる。また、サービス提供者は、利用者情報管理装置100から取得された情報を用いて、店舗A10に来店した利用者U1に対して商品を推薦(レコメンド)することができる。
また、第1の実施形態に係る利用者情報管理装置100のアカウント連携部134は、端末装置300からカード発行要求を受信した場合に、利用者に関する利用者情報とともにカード登録連携要求フォームを端末装置300に送信する。また、端末装置300の関連付け制御部(端末送信手段の一例に相当)353は、アカウント連携部134によって送信された利用者情報を利用者に確認又は編集させ、確認又は編集された後の利用者情報を含むカード登録連携要求(利用要求の一例に相当)をサービス提供装置200に送信する。また、サービス提供装置200のアカウント連携部234は、関連付け制御部353によって送信されたカード登録連携要求を受信した場合に、かかるカード登録連携要求に含まれる利用者情報に基づいて端末装置300の利用者に対応する提供側利用者IDを作成し、作成した提供側利用者IDにリンクIDを関連付ける。
これにより、第1の実施形態に係る会員管理システム1は、利用者による簡易な入力でサービス提供装置200にユーザ登録できるとともに、ユーザ登録時に電子会員カードの発行処理、利用者IDの関連付け処理を実現できる。
また、第1の実施形態に係る利用者情報管理装置100のアカウント連携部134は、端末装置300からカード発行要求を受信した場合に、カード発行要求毎に割り当てられるPIN(識別番号の一例に相当)を含むカード登録連携要求フォームを端末装置300に送信する。また、端末装置300の許可要求制御部354は、サービス提供者により確認された利用者からPINの入力を受け付けた場合に、入力されたPINを含むカード利用設定要求(充足通知の一例に相当)を利用者情報管理装置100に送信する。また、利用者情報管理装置100のアカウント状態管理部135は、許可要求制御部354によって送信されたPINと、アカウント連携部134によって送信されたPINとが一致する場合に、利用者による電子会員カードの利用を許可する。
これにより、第1の実施形態に係る利用者情報管理装置100は、PINを用いた検証を行うことで、利用者が実際に本人確認されたか否かを高精度に判定することができる。すなわち、利用者情報管理装置100は、安全に電子会員カードを発行することができる。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、サービス提供装置200にアカウントを有しない利用者に対して新たに電子会員カードを発行する例について説明した。しかし、上述した会員管理システム1は、サービス提供装置200にアカウントを有し、かつ、物理的な会員カードを保持する利用者に対しても、かかる物理的な会員カードに対応する電子会員カードを発行することもできる。そこで、第2の実施形態では、物理的な会員カードに対応する電子会員カードを発行する例について説明する。なお、第2の実施形態は、図2に示した実施形態と図14に示した実施形態の双方に適用可能であるが、以下では、図2に示した実施形態に適用する例について説明する。また、第2の実施形態に係る会員管理システム1の構成、利用者情報管理装置100の構成、サービス提供装置200の構成は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
〔2−1.端末装置の構成〕
まず、図15を用いて、第2の実施形態に係る端末装置400の構成について説明する。図15に示すように、第2の実施形態に係る端末装置400は、撮影部410と、カードアプリ制御部450内に取込部455とを有する。
撮影部410は、所定の対象物を撮像するカメラ機能を実現する。かかる撮影部410は、入力部330を介して利用者から受け付けた操作に従って、所定の対象物を撮像することで、かかる対象物の画像を生成する。
取込部455は、物理的な会員カードに関する情報をカード記憶部340に格納する。具体的には、取込部455は、利用者から物理的な会員カードを取り込む旨の操作が行われた場合に、撮影部410を起動させることで、利用者に物理的な会員カードを撮影させる。そして、取込部455は、撮影部410によって生成された物理的な会員カードの画像データからカードIDを取得し、さらに、かかる画像データに描出されているバーコードを取得し、取得したカードID及びバーコードをカード記憶部340に格納する。このとき、取込部455は、状態情報に「本人確認待ち状態」又は「未要求状態」を格納する。なお、取込部455は、物理的な会員カードの画像データからカードIDを取得できない場合には、画像データを利用者情報管理装置100又はサービス提供装置200に送信することでサービス提供装置200からカードIDを取得してもよい。
〔2−2.電子会員カード発行処理〕
図16は、第2の実施形態に係る会員管理システム1による会員カード発行処理の一例を示す図である。なお、以下では、図2に示した処理と同様の処理については説明を省略する。
まず、前提として、図16に示した利用者U1は、サービス提供装置200にアカウントを有し、かつ、店舗A10で利用可能な物理的な会員カードを保持しているものとする。そして、利用者U1は、物理的な会員カードを端末装置400に搭載されているカードアプリに取り込んだものとする。
このような前提の下、利用者情報管理装置100は、端末装置400からアクセスされた場合に、利用者U1を認証する(ステップS401)。続いて、端末装置400は、利用者U1による操作に従って、店舗A10の電子会員カードを発行する旨のカード連携要求を利用者情報管理装置100に送信する(ステップS402)。このカード連携要求は、利用者U1が利用者情報管理装置100及びサービス提供装置200の双方においてアカウントを保持しているので、双方のアカウントを関連付け(連携)させる旨の要求に該当する。
続いて、利用者情報管理装置100は、認証が成功している端末装置400からカード連携要求を受信した場合に、PIN(Personal Identification Number)を発行し、利用者U1の管理側利用者IDに対応するリンクIDを取得し、利用可否状態を「本人確認待ち状態」に更新する(ステップS403)。
続いて、利用者情報管理装置100は、PIN、リンクID、利用者情報(氏名等)を含むカード連携要求を端末装置400に送信する(ステップS404)。なお、第2の実施形態では、利用者U1がサービス提供装置200にアカウントを有するので、第2の実施形態に係る利用者情報管理装置100は、第1の実施形態と異なり、アカウント作成のための入力フォームを端末装置400に送信しない。
続いて、端末装置400は、利用者情報管理装置100から受信したカード連携要求をサービス提供装置200に送信する(ステップS405)。なお、端末装置400は、利用者情報を表示することで利用者U1に利用者情報を確認させてもよいし、利用者U1に確認させることなくカード連携要求をサービス提供装置200に自動送信してもよい。
続いて、サービス提供装置200は、図2のステップS106と同様の処理を行い(ステップS406)、カード連携要求に対する応答として、カード連携応答を端末装置400経由で利用者情報管理装置100に送信する(ステップS407)。
利用者情報管理装置100は、カード連携応答を受信した場合に、ステップS402において受信したカード連携要求に対する応答として、カード連携応答を端末装置400に送信する(ステップS408)。かかるカード連携応答は、本人確認のために店舗A10に来店するよう利用者U1に通知するものである。
この後に、店舗A10において本人確認された利用者U1がPINをカードアプリに入力した場合に(ステップS409〜S412)、端末装置400は、入力されたPINを含むカード利用設定要求を利用者情報管理装置100に送信する(ステップS413)。この後のステップS414及びS415における処理は、図2に示したステップS114及びS115における処理と同様であるので説明を省略する。
このように、第2の実施形態に係る会員管理システム1は、物理的な会員カードが発行済みの店舗から、かかる会員カードを利用して電子会員カードを発行することができる。すなわち、第2の実施形態に係る会員管理システム1は、物理的な会員カードが発行済みであっても、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、図16に示した例では、利用者がサービス提供装置200にユーザ登録されている状態であるので、ステップS404及びS405において利用者情報は流通しなくてもよい。
(第3の実施形態)
上記第1及び第2の実施形態に係る利用者情報管理装置100は、本人確認が行われた場合に、電子会員カードの利用を許可する例について説明した。しかし、利用者情報管理装置100は、所定の条件を満たす場合には、本人確認が行われていない場合であっても、電子会員カードの利用を許可してもよい。そこで、第3の実施形態では、本人確認が行われていない場合に、電子会員カードの利用を許可する例について説明する。なお、第3の実施形態は、第1の実施形態(図2に示した実施形態、図14に示した実施形態の双方)及び第2の実施形態に適用可能であるが、以下では、図2に示した実施形態に適用する例について説明する。また、第3の実施形態に係る会員管理システム1の構成、サービス提供装置200の構成、端末装置300の構成は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
〔3−1.利用者情報管理装置の構成〕
まず、図17を用いて、第3の実施形態に係る利用者情報管理装置500の構成について説明する。図17に示すように、第3の実施形態に係る利用者情報管理装置500は、記憶部520内に許可条件記憶部523を有し、制御部530内に検証コード生成部533とアカウント連携部534とアカウント状態管理部535とを有する。
〔3−1(1).許可条件記憶部523〕
許可条件記憶部523は、利用者情報管理装置500によって管理可能な電子会員カードを発行する店舗毎に、かかる店舗において電子会員カードの発行を許可する許可条件を記憶する。ここで、図18に、第3の実施形態に係る許可条件記憶部523の一例を示す。図18に示した例では、許可条件記憶部523は、「店舗ID」、「許可条件」といった項目を有する。
「店舗ID」は、サービス提供者が各種サービスを提供する店舗を識別するための識別子を示す。「許可条件」は、電子会員カードの利用が可能となる利用者の要件(条件、制限)を示す。かかる許可条件は、図9に示した要件記憶部223に記憶される利用要件に対応する。また、第3の実施形態では、許可条件には、電子会員カードを利用できる期間の更新を許可する更新条件も含む。
すなわち、図18の例の場合、店舗ID「X01」によって識別される店舗は、本人確認が行われれば電子会員カードを発行し、店舗ID「X02」によって識別される店舗は、系列店で本人確認が行われたことがあれば電子会員カードを発行する。また、図18の例の場合、店舗ID「X03」によって識別される店舗は、1年以内に本人確認が行われたことがあれば電子会員カードを発行する。また、図18の例の場合、許可条件に更新条件が含まれており、店舗ID「X04」によって識別される店舗は、本人確認が行われれば電子会員カードを発行するが、1年に1回は本人確認が行われなければ電子会員カードを利用不可とする。
〔3−1(2).アカウント状態管理部535〕
アカウント状態管理部535は、許可条件記憶部523に記憶されている許可条件に基づいて、端末装置300の利用者による電子会員カードの利用を許可するか否かを決定する。また、アカウント状態管理部535は、許可条件記憶部523に記憶されている許可条件に含まれる更新条件に基づいて、電子会員カードを利用不可状態にする。
具体的には、アカウント状態管理部535は、端末装置300からカード発行要求を受信した場合に、かかるカード発行要求に含まれるカードIDに対応する店舗を特定する。例えば、アカウント状態管理部535は、カードIDと店舗IDとの対応データを保持しており、かかる対応データに基づいて、カードIDに対応する店舗を特定する。そして、アカウント状態管理部535は、特定した店舗に対応する許可条件を許可条件記憶部523から取得する。そして、アカウント状態管理部535は、許可条件記憶部523から取得した許可条件と、管理情報記憶部122に記憶されている各種情報とに基づいて、利用者による電子会員カードの利用を許可するか否かを決定する。例えば、アカウント状態管理部535は、許可条件記憶部523に記憶されている許可条件が「条件なし」といった情報であった場合には、端末装置300からカード利用設定要求を受信したか否かに関わらず、利用者に電子会員カードの利用を許可する。
ここで、許可条件記憶部523が図18に示した状態であるものとして、アカウント状態管理部535による処理について説明する。例えば、カード発行要求に含まれるカードIDに対応する店舗IDが「X01」であるものとする。この場合、許可条件記憶部523に許可条件「本人確認」が記憶されているので、アカウント状態管理部535は、第1の実施形態に係るアカウント状態管理部135と同様に、PINの検証に成功しなければ、電子会員カードの利用を許可しない。
また、例えば、カード発行要求に含まれるカードIDに対応する店舗IDが「X02」であるものとする。この場合、許可条件記憶部523に許可条件「系列店で本人確認」が記憶されているので、アカウント状態管理部535は、店舗ID「X02」によって識別される店舗の系列店において利用者が本人確認されたことがあるか否かを判定する。具体的には、アカウント状態管理部535は、系列グループ毎に店舗IDがグループ化された系列店情報等を保持しておき、かかる系列店情報に基づいて、各店舗の系列店を特定する。そして、アカウント状態管理部535は、管理情報記憶部122のカードID及び利用可否状態を参照することにより、系列店において本人確認されたことがあるか否かを判定する。そして、アカウント状態管理部535は、系列店において利用者が本人確認されたことがある場合には、管理情報記憶部122の利用可否状態を「利用可能状態」に更新することで、会員カードの利用を許可する。この場合、検証コード生成部533及びアカウント連携部534は、PINの生成処理及び送信処理を行わない。ただし、アカウント連携部534は、管理側利用者IDと提供側利用者IDとをリンクIDによって関連付ける処理については行う。
また、例えば、カード発行要求に含まれるカードIDに対応する店舗IDが「X04」であるものとする。この場合、許可条件記憶部523に許可条件「1年に1回本人確認」が記憶されているので、アカウント状態管理部535は、第1の実施形態に係るアカウント状態管理部135と同様に、PINの検証に成功しなければ、電子会員カードの利用を許可しない。
ここで、アカウント状態管理部535は、定期的(例えば、1日1回)に許可条件記憶部523を監視し、電子会員カードに更新条件が定められている場合には、かかる更新条件を満たさない電子会員カードを利用不可状態とする。例えば、アカウント状態管理部535は、図18の例において、店舗ID「X04」に対応するカードIDを特定し、特定したカードIDに対応する管理情報記憶部122の本人確認日時が現在日時よりも1年以上過去である場合に、かかるカードIDの利用可否状態を「本人確認待ち状態」に更新するとともに、端末装置300に対して、カードを無効化するためのカード無効設定を送信する。これにより、端末装置300の許可要求制御部354は、対応するカードIDの状態情報を「来店依頼状態」や「本人確認待ち状態」等に更新することにより、電子会員カードを利用できなくする。
なお、アカウント状態管理部535は、更新条件を満たさなくなる前に、更新条件を満たさなくなる無効化条件を端末装置300に通知してもよい。例えば、アカウント状態管理部535は、無効化条件として、無効になる日時や、無効になるまでの日数などを端末装置300に通知する。これにより、アカウント状態管理部535は、電子会員カードを更新するよう利用者に促すことができる。
また、アカウント状態管理部535は、過去に発行された電子会員カードの実績に基づいて、電子会員カードの利用を許可する条件を下げてもよい。具体的には、アカウント状態管理部535は、端末装置300から受信したカード発行要求において電子会員カードの利用が要求されている店舗に対応する許可条件が、かかる端末装置300の利用者が過去に満たした許可条件よりも低い条件である場合に、端末装置300からカード利用設定要求を受信したか否かに関わらず、かかる利用者による電子会員カードの利用を許可してもよい。
例えば、図18の例において、所定の利用者U1が、過去に、店舗ID「X06」の店舗によって発行される電子会員カードの利用を許可されたことがあるものとする。すなわち、利用者U1は、過去に「22歳以上の女性」であることが確認されている。そして、このような利用者U1の端末装置300が、店舗ID「X05」の店舗によって発行される電子会員カードのカード発行要求を送信したものとする。この場合、アカウント状態管理部535は、店舗ID「X05」の許可条件が店舗ID「X06」の許可条件よりも低い条件であるので、端末装置300からカード利用設定要求を受信したか否かに関わらず、利用者U1に対して、店舗ID「X05」の店舗によって発行される電子会員カードの利用を許可する。なお、電子会員カードの発行に関する履歴情報は、管理情報記憶部122や図示しないログ記憶部に記憶されている。
〔3−2.効果〕
このように、第3の実施形態に係る利用者情報管理装置500は、許可条件記憶部523に記憶されている許可条件に基づいて、端末装置300の利用者による電子会員カードの利用を許可するか否かを決定する。これにより、第3の実施形態に係る利用者情報管理装置500は、店舗毎のセキュリティポリシーに柔軟に対応することができる。また、利用者情報管理装置500は、利用者に来店等の手間を極力かけさせないように電子会員カードを発行することができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述した利用者情報管理装置100、500やサービス提供装置200は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「手段」は、「部(section、module、unit)」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、許可手段は、許可部や許可回路に読み替えることができる。
1 会員管理システム
100 利用者情報管理装置
121 利用者情報記憶部
122 管理情報記憶部
131 アカウント管理部
132 認証部
133 検証コード生成部
134 アカウント連携部
135 アカウント状態管理部
200 サービス提供装置
221 利用者情報記憶部
222 管理情報記憶部
223 要件記憶部
231 サービス提供部
232 アカウント管理部
233 検証コード管理部
234 アカウント連携部
235 本人確認部
236 アカウント状態管理部
300 端末装置
340 カード記憶部
350 カードアプリ制御部
351 認証要求部
352 利用要求部
353 関連付け制御部
354 許可要求制御部

Claims (17)

  1. サービス提供装置を利用するサービス提供者によってサービスが提供される施設で利用者が利用するための権利の利用可否を示す利用可否状態を記憶する利用可否記憶手段と、
    前記利用者の端末装置から前記権利の利用要求を受信した場合に、前記利用可否記憶手段に記憶されている利用可否状態を利用不可であることを示す利用不可状態に更新し、前記端末装置又は前記サービス提供装置に前記利用要求を送信する送信手段と、
    前記送信手段によって送信された利用要求において前記権利の利用を要求している利用者が当該権利の利用要件を満たす旨の充足通知を前記端末装置又は前記サービス提供装置から受信した場合に、前記利用可否状態を利用可能であることを示す利用可能状態に更新することで、前記利用者による前記権利の利用を許可する許可手段と
    を備えることを特徴とする管理装置。
  2. 前記許可手段は、
    前記充足通知として、前記利用者が前記サービス提供者により確認された旨の通知を受信した場合に、前記利用者による前記権利の利用を許可する
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 施設毎に、当該施設において権利の利用を許可する許可条件を記憶する許可条件記憶手段をさらに備え、
    前記許可手段は、
    前記利用要求において権利の利用が要求されている施設に対応する前記許可条件が利用者の確認を要しないことを示す場合に、前記充足通知を受信したか否かに関わらず、前記利用者による当該権利の利用を許可する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の管理装置。
  4. 前記許可条件記憶手段は、
    前記権利を利用できる期間の更新を許可する更新条件を含む許可条件を記憶し、
    前記許可手段は、
    前記利用者による利用を許可した権利が前記許可条件記憶手段に記憶されている更新条件を満たさない場合に、前記利用可否状態を利用不可状態に更新することで、当該権利を無効化する
    ことを特徴とする請求項3に記載の管理装置。
  5. 前記許可手段は、
    前記権利が前記更新条件を満たさなくなる前に、当該更新条件を満たさなくなる条件を前記端末装置に通知する
    ことを特徴とする請求項4に記載の管理装置。
  6. 前記許可手段は、
    前記利用要求において権利の利用が要求されている施設に対応する許可条件が、前記利用者が過去に満たした許可条件よりも低い条件である場合に、前記充足通知を受信したか否かに関わらず、前記利用者による当該権利の利用を許可する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の管理装置。
  7. 前記端末装置から利用要求を受信した場合に、前記管理装置において前記利用者を識別するための管理側利用者IDに対応する対応情報を当該管理側利用者IDに関連付ける関連付け手段をさらに備え、
    前記送信手段は、
    前記対応情報を含む利用要求を送信することで、前記サービス提供装置において前記利用者を識別するための提供側利用者IDに当該対応情報を関連付けさせる
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の管理装置。
  8. 前記管理側利用者IDを用いて前記利用者を認証する認証手段をさらに備え、
    前記送信手段は、
    前記認証手段によって認証された利用者の端末装置から利用要求を受信した場合に、前記利用可否状態を前記利用不可状態に更新し、前記端末装置又は前記サービス提供装置に当該利用要求を送信する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の管理装置。
  9. サービス提供者によってサービスが提供される施設で利用者が利用するための権利の利用要求を端末装置から受信した場合に、当該権利の利用可否を示す利用可否状態を利用不可であることを示す利用不可状態に更新し、前記端末装置、又は、サービス提供者によって利用されるサービス提供装置に前記利用要求を送信する送信手順と、
    前記送信手順によって送信された利用要求において前記権利の利用を要求している利用者が当該権利の利用要件を満たす旨の充足通知を前記端末装置又は前記サービス提供装置から受信した場合に、前記利用可否状態を利用可能であることを示す利用可能状態に更新することで、前記利用者による前記権利の利用を許可する許可手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする会員管理プログラム。
  10. 管理装置が実行する会員管理方法であって、
    サービス提供者によってサービスが提供される施設で利用者が利用するための権利の利用要求を端末装置から受信した場合に、当該権利の利用可否を示す利用可否状態を利用不可であることを示す利用不可状態に更新し、前記端末装置、又は、サービス提供者によって利用されるサービス提供装置に前記利用要求を送信する送信工程と、
    前記送信工程によって送信された利用要求において前記権利の利用を要求している利用者が当該権利の利用要件を満たす旨の充足通知を前記端末装置又は前記サービス提供装置から受信した場合に、前記利用可否状態を利用可能であることを示す利用可能状態に更新することで、前記利用者による前記権利の利用を許可する許可工程と
    を含んだことを特徴とする会員管理方法。
  11. 施設でサービスを提供するサービス提供者によって利用されるサービス提供装置であって、
    前記施設で利用者が利用するための権利の利用要求を前記利用者の端末装置から受信した管理装置が、当該権利の利用可否を示す利用可否状態を利用不可であることを示す利用不可状態に更新した上で送信した前記利用要求を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された利用要求において前記権利の利用を要求している利用者が当該権利の利用要件を満たす場合に、当該利用要件を満たす旨の充足通知を前記端末装置又は前記管理装置に送信することで、前記管理装置に対して前記利用可否状態を利用可能であることを示す利用可能状態に更新させる送信手段と
    を備えることを特徴とするサービス提供装置。
  12. サービス提供装置を利用するサービス提供者によってサービスが提供される施設で利用者が利用するための権利の利用要求を管理装置に送信する第1送信手順と、
    前記第1送信手順によって送信された利用要求を受信した管理装置が、当該権利の利用可否を示す利用可否状態を利用不可であることを示す利用不可状態に更新した上で送信した前記利用要求を前記サービス提供装置に送信する第2送信手順と、
    前記第2送信手順によって送信された利用要求において前記権利の利用を要求している利用者が当該権利の利用要件を満たす旨の充足通知を受信した前記管理装置が前記利用可否状態を利用可能であることを示す利用可能状態に更新した上で送信した変更通知を前記管理装置又は前記サービス提供装置から受信した場合に、前記利用者による前記権利の利用を許可する許可手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする会員カード管理プログラム。
  13. 利用者が利用する端末装置と、施設でサービスを提供するサービス提供者が利用するサービス提供装置と、管理装置とを含む会員管理システムであって、
    前記管理装置は、
    前記利用者が前記施設で利用するための権利の利用可否を示す利用可否状態を記憶する利用可否記憶手段と、
    前記端末装置から前記権利の利用要求を受信した場合に、前記利用可否記憶手段に記憶されている利用可否状態を利用不可であることを示す利用不可状態に更新し、前記端末装置又は前記サービス提供装置に前記利用要求を送信する送信手段と、
    前記送信手段によって送信された利用要求において前記権利の利用を要求している利用者が当該権利の利用要件を満たす旨の充足通知を前記端末装置又は前記サービス提供装置から受信した場合に、前記利用可否状態を利用可能であることを示す利用可能状態に更新することで、前記利用者による前記権利の利用を許可する許可手段と
    を備えることを特徴とする会員管理システム。
  14. 前記管理装置は、
    前記端末装置から利用要求を受信した場合に、前記管理装置において前記利用者を識別するための管理側利用者IDに対応する対応情報を当該管理側利用者IDに関連付ける第1関連付け手段をさらに備え、
    前記送信手段は、
    前記対応情報を含む利用要求を送信し、
    前記サービス提供装置は、
    前記送信手段によって送信された利用要求に含まれる対応情報を当該サービス提供装置において前記利用者を識別するための提供側利用者IDに関連付ける第2関連付け手段
    を備えることを特徴とする請求項13に記載の会員管理システム。
  15. 前記送信手段は、
    前記端末装置から利用要求を受信した場合に、前記利用者に関する利用者情報とともに当該利用要求を前記端末装置に送信し、
    前記端末装置は、
    前記送信手段によって送信された利用者情報を前記利用者に確認又は編集させ、確認又は編集された後の利用者情報を含む利用要求を前記サービス提供装置に送信する端末送信手段を備え、
    前記第2関連付け手段は、
    前記端末送信手段によって送信された利用要求を受信した場合に、当該利用要求に含まれる利用者情報に基づいて前記端末装置の利用者に対応する提供側利用者IDを作成し、作成した提供側利用者IDに前記対応情報を関連付ける
    ことを特徴とする請求項14に記載の会員管理システム。
  16. 前記送信手段は、
    前記端末装置から利用要求を受信した場合に、当該利用要求毎に割り当てられる識別番号を含む利用要求を前記端末装置又は前記サービス提供装置に送信し、
    前記端末装置は、
    前記サービス提供者により確認された利用者から前記識別番号の入力を受け付けた場合に、入力された識別番号を前記充足通知として前記管理装置に通知する通知手段を備え、
    前記許可手段は、
    前記通知手段によって通知された識別番号と、前記送信手段によって送信された識別番号とが一致する場合に、前記利用者による前記権利の利用を許可する
    ことを特徴とする請求項13〜15のいずれか一つに記載の会員管理システム。
  17. 前記サービス提供装置は、
    前記送信手段によって送信された利用要求を受信した場合に、当該利用要求を受信した旨の応答を前記管理装置に送信する応答手段を備え、
    前記送信手段は、
    前記応答手段によって送信された応答を受信した場合に、前記施設に来店することを前記利用者に依頼する来店依頼を前記端末装置に送信し、
    前記端末装置は、
    前記送信手段によって送信された来店依頼を受信した場合に、前記施設に来店することを依頼する旨の情報を表示する表示手段を備える
    ことを特徴とする請求項13〜16のいずれか一つに記載の会員管理システム。
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