JP5961228B2 - 権限管理装置、権限管理サービス提供システム、権限管理方法、及び権限管理サービス提供方法 - Google Patents

権限管理装置、権限管理サービス提供システム、権限管理方法、及び権限管理サービス提供方法 Download PDF

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Description

本発明は、権限管理装置、権限管理サービス提供システム、権限管理方法、及び権限管理サービス提供方法に関する。
権利者から許諾を受けたサービスを提供するサービス提供者が多数存在する場合、サービスの利用者であるユーザはサービス提供者を選択し、選択したサービス提供者と契約してサービス提供を受ける。例えば、電子書籍サービスの場合、一般ユーザに対して電子書籍サービスを提供するサービス提供者は、著作者や出版社などの電子書籍の権利者との間で、電子書籍の利用方法と利用料に関する契約を結ぶことで、電子書籍をユーザに提供する許諾を得る。ユーザは、権利者から許諾を得た多数のサービス提供者の中からサービス提供者を選択して電子書籍を購入し、利用する。
一方、ユーザに関する情報を一元管理し、管理されている情報を複数のサービス提供者から参照可能とする技術がある(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2001−249984号公報 特開2003−323492号公報
従来、電子書籍サービスのサービス提供者は、著作者や出版社などの権利者との間で利用方法と利用料に関する契約を結ぶことで許諾を得て電子書籍をユーザに提供していた。そして、ユーザが電子書籍を利用する権限を、電子書籍の権利者ではなく、サービス提供者が管理していた。そのため、ユーザは、同じ電子書籍であっても、サービス提供者毎に電子書籍を利用するユーザ権限を取得する必要がある。しかし、サービス提供者がサービスを永久に継続することは補償されていない。サービス提供者がサービス提供を中断した場合に、ユーザは、他のサービス提供者と契約したとしても購入済の電子書籍を利用できず、新たに契約したサービス提供者から再購入しなければない。このように、ユーザはあるサービス提供者を通じて電子書籍を購入していても、他のサービス提供者から同じ電子書籍のサービス提供を受けるには再購入が必要であった。このことは、電子書籍を安心して購入できないという印象を与え、潜在的なユーザがサービスの利用を躊躇してしまう理由の一つとなっていた。
加えて、電子書籍の権利者には、各サービス提供者から権利料の支払いのために必要な販売数量が伝えられるのみであり、権利者が具体的な電子書籍の利用状況を把握することは困難であった。つまり、サービス提供者は、権利者に対して電子書籍の利用料の根拠となる電子書籍の販売数量を報告していたが、電子書籍を購入したユーザに関する具体的な情報は開示していないこともあり、販売数量が正しいかを確認する手段がなかった。権利者が自身で各ユーザのユーザ権限を管理しようとした場合、各権利者が権限データベースシステムを開発・運用する必要がある。また、サービス提供者はそれぞれ仕様の異なる大変多くの権利者の権限データベースを接続しなければならなくなり、非現実的である。
上記のように、ユーザ権限を各サービス提供者が管理していたことにより、サービス提供者の都合が優先されやく、サービスの権利者やサービスのユーザの利便性が実現されにくかった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、複数のサービス提供者から提供可能なサービスを利用するためのユーザの権限をサービス提供者から独立して一元的に管理することができる権限管理装置、権限管理サービス提供システム、権限管理方法、及び権限管理サービス提供方法を提供する。
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、サービスの識別情報と、サービス提供者の識別情報と、前記サービス提供者からの前記サービスの提供に対する許諾状態とを対応付けた提供許諾情報を記憶するとともに、ユーザの識別情報と、前記サービスの識別情報と、前記ユーザが前記サービスを利用する権限の状態を示す権利状態とを対応付けたユーザ権限情報を記憶する記憶部と、複数のサービス提供者のうちいずれかのサービス提供者のサービス提供装置から、前記サービス提供者の識別情報と、前記ユーザの識別情報と、前記ユーザが要求した前記サービスの識別情報とを受信する権限問合受信部と、前記権限問合受信部が受信した前記サービス提供者の識別情報及び前記サービスの識別情報により特定した前記提供許諾情報に設定されている前記許諾状態と、前記権限問合受信部が受信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報により特定したユーザ権限情報に設定されている前記権利状態とに基づいて、前記サービス提供者から前記ユーザへの前記サービスの提供が許可されているかを判断し、判断結果を前記サービス提供装置に送信する権限確認部と、を備えることを特徴とする権限管理装置である。
また、本発明の一態様は、上述する権限管理装置であって、ユーザを管理するユーザ管理装置に前記ユーザの識別情報に基づくユーザ認証を行うよう要求する認証要求部をさらに備え、前記権限確認部は、さらに、前記権限問合受信部が受信した前記ユーザの識別情報に基づく前記ユーザ認証が成功しているか否かに基づいて、前記サービス提供者から前記ユーザへの前記サービスの提供が許可されているかを判断する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上述する権限管理装置であって、前記ユーザ認証が成功した前記ユーザの属性に関する情報を含んだユーザ情報を前記ユーザ管理装置から取得して前記記憶部に書き込むユーザ登録部をさらに備える、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上述する権限管理装置であって、前記ユーザの識別情報と前記ユーザの識別情報に基づく前記ユーザ認証が成功した場合に発行される通信キーとを対応付けて前記記憶部に記憶し、前記ユーザがサービスを利用する際に用いられるサービス利用端末から前記サービス提供装置が受信したユーザの識別情報及び通信キーの組み合わせが前記記憶部に記憶されているか否かによりユーザの正当性確認を行う認証部をさらに備える、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上述する権限管理装置であって、前記権限確認部は、前記権限問合受信部が受信した前記ユーザの識別情報に基づく前記ユーザ認証が成功しており、かつ、前記権限問合受信部が受信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報により特定されるユーザ権限情報が前記記憶部に記憶されていない場合に、前記ユーザは前記サービスを利用不可であると判断する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上述する権限管理装置であって、権限管理者の権限管理装置から受信したサービスの識別情報、サービス提供者の識別情報、及び、許諾状態を対応付けた提供許諾情報を前記記憶部に書き込む提供許諾情報管理部をさらに備える、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上述する権限管理装置であって、前記ユーザが前記サービスの利用手続を行ったサービス提供者のサービス提供装置から、前記ユーザの識別情報と、利用手続対象の前記サービスの識別情報とを受信するユーザ権限登録要求受信部と、利用手続を行った前記サービス提供者が前記ユーザへ利用手続対象の前記サービスを提供可能であると前記権限確認部により判断された場合に、前記ユーザ権限登録要求受信部が受信した前記ユーザの識別情報と前記サービスの識別情報と利用可を示す権利状態とを対応付けたユーザ権限情報を前記記憶部に書き込むユーザ権限登録部とをさらに備える、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上述する権限管理装置であって、ユーザ権限情報は、ユーザの識別情報と、サービスの識別情報と、前記ユーザが前記サービスの利用手続を行った利用手続先サービス提供者と、前記ユーザが前記サービスを利用する権限の状態を示す権利状態との対応付けを示し、前記ユーザ権限登録要求受信部は、前記ユーザが利用手続を行ったサービス提供者のサービス提供装置から、前記ユーザの識別情報と、利用手続対象の前記サービスの識別情報と、前記ユーザが利用手続を行った前記サービス提供者の識別情報とを受信し、前記ユーザ権限登録部は、利用手続を行った前記サービス提供者が前記ユーザへ利用手続対象の前記サービスを提供可能であると前記権限確認部により判断された場合に、前記ユーザ権限登録要求受信部が受信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報と、前記ユーザ権限登録要求受信部が受信した前記サービス提供者の識別情報を設定した利用手続先サービス提供者と、利用可を示す権利状態とを対応付けたユーザ権限情報を前記記憶部に書き込む、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上述する権限管理装置であって、前記権限確認部は、前記権限問合受信部が受信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報により特定した前記ユーザ権限情報に設定されている前記利用手続先サービス提供者に、前記権限問合受信部が受信した前記サービス提供者の識別情報と異なるサービス提供者の識別情報が設定されている場合に、前記ユーザは他社において前記サービスの利用手続済みであると判断する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上述する権限管理装置であって、前記ユーザ権限情報は、前記サービスの利用期限の情報をさらに含み、前記権限確認部は、さらに、前記権限問合受信部が受信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報により特定した前記ユーザ権限情報に設定されている前記利用期限の情報に基づいて、前記サービス提供者から前記ユーザへの前記サービスの提供が許可されているかを判断する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上述する権限管理装置であって、前記サービスは、電子書籍サービスである、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、権限管理装置と、複数のサービス提供者それぞれのサービス提供装置とを有する権限管理サービス提供システムであって、前記サービス提供者の前記サービス提供装置は、ユーザがサービスを利用する際に用いられるサービス利用端末から、前記ユーザの識別情報と、前記ユーザが要求するサービスの識別情報とを受信し、前記サービス提供者の識別情報と、受信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報とを前記権限管理装置に送信する権限問合部と、前記権限問合部が送信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報に対応して前記権限管理装置から提供可能を示す判断結果を受信した場合に、前記サービス利用端末に前記サービスを提供するサービス提供部とを備え、前記権限管理装置は、サービスの識別情報と、サービス提供者の識別情報と、前記サービス提供者からの前記サービスの提供に対する許諾状態とを対応付けた提供許諾情報を記憶するとともに、ユーザの識別情報と、前記サービスの識別情報と、前記ユーザが前記サービスを利用する権限の状態を示す権利状態とを対応付けたユーザ権限情報を記憶する記憶部と、複数のサービス提供者のうちいずれかのサービス提供者のサービス提供装置から、前記サービス提供者の識別情報と、前記ユーザの識別情報と、前記ユーザが要求した前記サービスの識別情報とを受信する権限問合受信部と、前記権限問合受信部が受信した前記サービスの識別情報及び前記サービス提供者の識別情報により特定した前記提供許諾情報に設定されている前記許諾状態と、前記権限問合受信部が受信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報により特定したユーザ権限情報に設定されている前記権利状態とに基づいて、前記サービス提供者から前記ユーザへの前記サービスの提供が許可されているかを判断し、判断結果を前記サービス提供装置に送信する権限確認部とを備える、ことを特徴とする権限管理サービス提供システムである。
また、本発明の一態様は、権限管理装置が実行する権限管理方法であって、前記権限管理装置は、サービスの識別情報と、サービス提供者の識別情報と、前記サービス提供者からの前記サービスの提供に対する許諾状態とを対応付けた提供許諾情報を記憶するとともに、ユーザの識別情報と、前記サービスの識別情報と、前記ユーザが前記サービスを利用する権限の状態を示す権利状態とを対応付けたユーザ権限情報を記憶する記憶部を備えており、前記権限管理装置の権限問合受信部が、複数のサービス提供者のうちいずれかのサービス提供者のサービス提供装置から、前記サービス提供者の識別情報と、前記ユーザの識別情報と、前記ユーザが要求したサービスの識別情報とを受信する権限問合受信ステップと、前記権限管理装置の権限確認部が、前記権限問合受信ステップにおいて受信した前記サービス提供者の識別情報及び前記サービスの識別情報により特定した前記提供許諾情報に設定されている前記許諾状態と、前記権限問合受信ステップにおいて受信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報により特定したユーザ権限情報に設定されている前記権利状態とに基づいて、前記サービス提供者から前記ユーザへの前記サービスの提供が許可されているかを判断し、判断結果を前記サービス提供装置に送信する権限確認ステップと、を有することを特徴とする権限管理方法である。
また、本発明の一態様は、権限管理装置と、複数のサービス提供者それぞれのサービス提供装置とを有する権限管理サービス提供システムが実行する権限管理サービス提供方法であって、前記権限管理装置は、サービスの識別情報と、サービス提供者の識別情報と、前記サービス提供者からの前記サービスの提供に対する許諾状態とを対応付けた提供許諾情報を記憶するとともに、ユーザの識別情報と、前記サービスの識別情報と、前記ユーザが前記サービスを利用する権限の状態を示す権利状態とを対応付けたユーザ権限情報を記憶する記憶部を備えており、前記サービス提供装置の権限問合部が、ユーザがサービスを利用する際に用いられるサービス利用端末から、前記ユーザの識別情報と、前記ユーザが要求するサービスの識別情報とを受信し、前記サービス提供者の識別情報と、受信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報とを前記権限管理装置に送信する権限問合ステップと、前記権限管理装置の権限問合受信部が、前記サービス提供装置から、前記サービス提供者の識別情報と、前記ユーザの識別情報と、前記ユーザが要求した前記サービスの識別情報とを受信する権限問合受信ステップと、前記権限管理装置の権限確認部が、前記権限問合受信ステップにおいて受信した前記サービス提供者の識別情報及び前記サービスの識別情報により特定した前記提供許諾情報に設定されている前記許諾状態と、前記権限問合受信ステップにおいて受信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報により特定したユーザ権限情報に設定されている前記権利状態とに基づいて、前記サービス提供者から前記ユーザへの前記サービスの提供が許可されているかを判断し、判断結果を前記サービス提供装置に送信する権限確認ステップと、前記サービス提供装置のサービス提供部が、前記権限管理装置から受信した前記判断結果が提供可能を示す場合に、前記サービス利用端末に前記サービスを提供するサービス提供ステップと、を有することを特徴とする権限管理サービス提供方法である。
本発明によれば、複数のサービス提供者から提供可能なサービスを利用するためのユーザの権限をサービス提供者から独立して一元的に管理することができる。
本発明の一実施形態による権限管理サービス提供システムの構成図である。 同実施形態による権限管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 同実施形態によるサービス提供装置の構成を示す機能ブロック図である。 同実施形態によるサービス利用端末の構成を示す機能ブロック図である。 同実施形態による提供許諾情報の例を示す図である。 同実施形態によるユーザ権限情報の例を示す図である。 同実施形態によるユーザ管理情報の例を示す図である。 同実施形態による権限管理サービス提供システムの提供許諾情報登録のシーケンス図である。 同実施形態による権限管理サービス提供システムのサービス利用開始のシーケンス図である。 同実施形態による権限管理サービス提供システムのサービス利用手続のシーケンス図である。 同実施形態による権限管理サービス提供システムの利用手続済みサービス利用のシーケンス図である。 同実施形態による権限管理サービス提供システムのサービス提供者乗り換えのシーケンス図である。 同実施形態による権限管理サービス提供システムの乗り換え先サービス提供者からの利用手続済みサービス利用のシーケンス図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による権限管理サービス提供システムの構成図である。同図に示すように、権限管理サービス提供システムは、権限管理装置1と、権利者管理端末2と、サービス提供装置3と、サービス利用端末4と、ユーザ管理装置5とを有する。権限管理装置1と、権利者管理端末2と、サービス提供装置3と、ユーザ管理装置5とは、ネットワーク8に接続される。ネットワーク8は、インターネットなどの公衆網でもよく、専用線などの私設網でもよい。サービス提供装置3とサービス利用端末4とは、ネットワーク9に接続される。ネットワーク9は、インターネットなどの公衆網であるが、私設網でもよい。同図において権限管理サービス提供システムは、権利者A、B、Cのそれぞれが保有する複数の権利者管理端末2と、ユーザA、B、Cのそれぞれが保有する複数のサービス利用端末4と、ユーザ管理者A、B、Cのそれぞれが保有する複数のユーザ管理装置5とを有しているが、権利者管理端末2、サービス利用端末4、及び、ユーザ管理装置5はそれぞれ1台であり得る。また、サービスによっては、サービス利用端末4は、ユーザ以外が保有する端末であり得る。ユーザは、サービスの利用者である。
権限管理者は、サービス提供者とは独立して、各サービス提供者のサービス提供権限と、各ユーザのユーザ権限を管理する。サービス提供権限とは、ユーザに対してサービスを提供する権利である。ユーザ権限とは、ユーザがサービスを利用する権利である。権限管理者が保有する権限管理装置1は、各サービス提供者のサービス提供権限の情報と、各ユーザのユーザ権限及びサービス利用履歴の情報を管理する。
権利者は、サービスを許諾する権利を有している。権利者は、サービス提供権限を付与するサービス提供者の情報を、権利者管理端末2を用いて権限管理装置1に登録する。また、権利者は、権利者管理端末2から権限管理装置1にアクセスし、自身が権利を有するサービスの利用状況を参照する。
権利者から許諾を受けた、すなわち、サービス提供権限が付与されたサービス提供者は、ユーザに利用を許諾した、すなわち、ユーザ権限を付与したサービスを、サービス提供装置3を用いて権限管理装置1に登録する。各サービス提供装置3は、ユーザからサービス提供が要求された場合、そのユーザにサービスを提供可能であるか否かを権限管理装置1に問い合わせ、提供可能であることが確認された場合にサービスを提供する。サービスの利用者であるユーザは、サービス提供者を通じて提供されるサービスをサービス利用端末4により利用する。
これにより、権利者が、サービス提供権限の許諾や、ユーザへのユーザ権限の付与状況、サービス利用履歴の参照などを容易に行えるようにする。さらに、サービス提供者が、ユーザへのユーザ権限の付与や各ユーザのユーザ権限の参照を容易に行えるようにする。
なお、ユーザ管理者は、各ユーザに関する情報を管理している。権限管理装置1は、ユーザを特定するための情報として、ユーザ管理者が保有するユーザ管理装置5においてユーザに関する情報を管理するために用いているユーザIDを利用する。ユーザIDは、ユーザを特定する識別情報である。従来は、各サービス提供者内でのみユーザを特定可能なユーザIDによりユーザが管理されており、サービス提供者をまたがってユーザを特定することは困難であった。本実施形態では、ユーザ管理装置5が使用しているユーザIDを利用することにより、複数のサービス提供装置で共通のユーザIDを用いてユーザを特定することができる。
例えば、サービスがコンテンツ提供サービスの一つである電子書籍サービスである場合、権利者は、電子書籍の権利者である著作者や出版社である。そして、権限管理装置1は、各電子書籍を提供可能なサービス提供者と、各ユーザが利用可能な電子書籍及びその利用履歴を管理する。サービス提供者は、サービス提供装置3により電子書籍サービスを提供する。サービス提供装置3は、権限管理装置1に対し、ユーザが利用を要求した電子書籍を提供可能であるかを問い合わせる。権限管理装置1は、サービス提供者が権利者からその電子書籍の提供が許諾されており、かつ、ユーザがその電子書籍を利用するユーザ権限を有する場合に、ユーザへの電子書籍の提供が可能である旨を通知する。ユーザは、サービス提供装置3から提供される電子書籍サービスを、サービス利用端末4により利用する。ユーザ管理者は、例えば、ソーシャルメディアサービスの運営者などである。ユーザ管理装置5において各ユーザに関する情報を管理するために用いるユーザIDは、様々なサイトで共通に利用可能なオープンID(OpenID)である。権限管理装置1は、このユーザIDを用いてユーザ管理装置5からユーザに関する情報を取得する。
図2は、権限管理装置1の構成を示す機能ブロック図であり、本実施形態と関係する機能ブロックのみを抽出して示してある。権限管理装置1は、1台または複数台のコンピュータ装置により実現することができ、同図に示すように、通信部11、記憶部12、及び、処理部13を備える。
通信部11は、ネットワーク8を介して他の装置とデータを送受信する。記憶部12は、サービス管理情報、提供許諾情報、登録ユーザ情報、ユーザ権限情報などの各種データを記憶する。サービス管理情報は、サービスID、サービスの権利者などの情報を含む。サービスIDは、サービスを一意に特定する識別情報である。提供許諾情報は、サービス提供権限を有するサービス提供者の情報を示す。登録ユーザ情報は、ユーザID、ユーザの名前、メールアドレス、性別や年齢などのユーザの属性の情報を含む。ユーザ権限情報は、各ユーザがユーザ権限を有するサービスの情報を示す。
処理部13は、サービス管理部14、提供許諾情報管理部15、ユーザ管理部16、権限通知部17、ユーザ権限管理部18、及び集計部19を備えて構成される。
サービス管理部14は、権利者管理端末2から受信したサービス管理情報を記憶部12に書き込む。提供許諾情報管理部15は、権利者管理端末2からサービスの提供を許諾するサービス提供者の情報を受信し、受信した情報に基づく提供許諾情報を記憶部12に書き込む。また、提供許諾情報管理部15は、権利者管理端末2からの指示により、記憶部12に記憶されている提供許諾情報を更新する。
ユーザ管理部16は、認証要求部161、ユーザ登録部162、及び認証部163を備えて構成される。認証要求部161は、ユーザIDに基づくユーザ認証をユーザ管理装置5に要求する。ユーザ登録部162は、サービスの利用を開始するユーザに関する情報をユーザ管理装置5から取得し、取得した情報に基づく登録ユーザ情報を記憶部12に登録する。認証部163は、ユーザ管理装置5よるユーザ認証が成功した場合に発行される通信キーをユーザIDと対応付けて記憶部12に記憶する。認証部163は、サービス提供装置3がサービス利用端末4から受信したユーザID及び通信キーの組み合わせが記憶部12に記憶されているか否かによりユーザの正当性確認を行う。
権限通知部17は、権限問合受信部171、及び権限確認部172を備えて構成される。権限問合受信部171は、ユーザが選択したサービス提供者のサービス提供装置3からユーザにサービス提供が可能かの問合せを受信する。権限確認部172は、権限問合受信部171が受信した問合せに応じて、サービス提供者のサービス提供権限及びユーザのユーザ権限を確認し、サービス提供が可能かを判断して問合せ元のサービス提供装置3に通知する。
ユーザ権限管理部18は、ユーザ権限登録要求受信部181、及びユーザ権限登録部182を備えて構成される。ユーザ権限登録要求受信部181は、サービス提供装置3からユーザ権限の登録要求を受信する。ユーザ権限登録部182は、ユーザ権限登録要求受信部181が受信したユーザ権限の登録要求に基づくユーザ権限情報を記憶部12に登録する。
集計部19は、記憶部12に記憶されている提供許諾情報、登録ユーザ情報、ユーザ権限情報に基づいて得られるサービスの利用状況を、権利者管理端末2に出力する。
図3は、サービス提供装置3の構成を示す機能ブロック図であり、本実施形態と関係する機能ブロックのみを抽出して示してある。サービス提供装置3は、1台または複数台のコンピュータ装置により実現することができ、同図に示すように、サービス提供装置3は、通信部31、記憶部32、及び、処理部33を備えて構成される。
通信部31は、ネットワーク8またはネットワーク9を介して他の装置とデータを送受信する。記憶部32は、サービス提供者が権利者から提供を許諾されたサービスに関する情報や、契約者情報などの各種データを記憶する。契約者情報は、サービス提供を契約しているユーザのログインID、名前、メールアドレス、性別や年齢などの属性の情報を含む。
処理部33は、提供許諾情報取得部331、ユーザ登録要求部332、権限問合部333、利用手続処理部334、ユーザ権限登録要求部335、及びサービス提供部336を備えて構成される。
提供許諾情報取得部331は、権限管理装置1から権利者により提供が許諾されたサービスに関する情報を受信し、記憶部32に書き込む。ユーザ登録要求部332は、サービス提供を契約したユーザの登録を権限管理装置1に要求する。権限問合部333は、ユーザが利用を要求したサービスの提供が可能かを権限管理装置1に問合せる。利用手続処理部334は、利用手続処理を行う。利用手続処理は、ユーザがサービス提供者から利用手続対象のサービスを利用できるようにするための手続に関する処理である。利用手続処理は、サービスやサービス提供者によって異なるが、例えば、サービス利用料金の決済処理を含む。ユーザ権限登録要求部335は、ユーザに利用を許諾したサービスの登録を権限管理装置1に要求する。サービス提供部336は、権限問合部333からの問合せに対応して権限管理装置1から提供可能が通知された場合に、ユーザのサービス利用端末4にサービスを提供する。
図4は、サービス利用端末4の構成を示す機能ブロック図であり、本実施形態と関係する機能ブロックのみを抽出して示してある。サービス利用端末4は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、専用端末などのコンピュータ端末である。同図に示すように、サービス利用端末4は、通信部41、入力部42、処理部43、及び出力部44を備えて構成される。通信部41は、ネットワーク9を介して他の装置とデータを送受信する。入力部42は、ユーザ操作を入力するためのインタフェースである。処理部43は、サービスを利用するためのアプリケーションの処理を実行する。サービスを利用するためのアプリケーションは、サービス提供者ごとに異なる。出力部44は、ディスプレイやスピーカーであり、データの表示や音声の出力を行う。
以下では、サービスが電子書籍サービスである場合を例に説明する。
図5は、権限管理装置1の記憶部12に記憶される提供許諾情報の例を示す図である。同図に示すように、提供許諾情報は、権利者ID、サービスID、サービス提供者ID、ユーザ管理者ID、許諾状態、上代、下代、更新履歴などを対応付けた情報である。権利者IDは、権利者を一意に特定する識別情報である。サービスIDは、サービスである電子書籍を一意に識別する情報であり、例えば、電子書籍のコンテンツIDが用いられる。サービス提供者IDは、サービス提供者を一意に特定する識別情報である。ユーザ管理者IDは、ユーザ管理者を一意に特定する識別情報である。許諾状態は、サービス提供者に電子書籍の提供が許諾されているかの現在の状態を示し、販売許可(サービス提供可能)/配信停止(サービス提供不可)/…などが設定される。上代は、ユーザへの提供価格を示す。下代は、権利者への支払金額を示す。更新履歴は、許諾状態の更新日時、許諾状態を更新した更新者、更新前及び更新後の許諾状態を示す。更新者は、許諾状態を更新した権利者のIDなどである。
図6は、権限管理装置1の記憶部12に記憶されるユーザ権限情報の例を示す図である。同図に示すように、ユーザ権限情報は、ユーザ管理者ID、ユーザID、権利者ID、サービスID、作成日時、最終更新日時、権利状態、更新履歴などを対応付けた情報である。作成日時は、ユーザ権限情報が新規に登録された日時を示す。最終更新日時は、権利状態が最後に更新された日時を示す。権利状態は、閲覧許可(サービス利用可、閲覧権限あり)/閲覧取消(サービス利用不可、閲覧権限なし)/…など、ユーザが電子書籍を利用する権限の現在の状態を示す。更新履歴は、権利状態の更新日、更新者、更新前及び更新後の権利状態、権利状態の更新に伴って発生した上代及び下代、権利状態の更新に関する詳細情報を含む。更新者は、権利状態を更新した権利者やサービス提供者のIDなどである。例えば、詳細情報に「販売」が設定されている履歴情報の更新者は、電子書籍の利用手続先サービス提供者である。
図7は、ユーザ管理装置5が記憶するユーザ管理情報の例を示す図である。同図に示すように、ユーザ管理情報は、ユーザID、ユーザ認証情報、及びユーザ情報を対応付けた情報である。ユーザIDは、ユーザ管理者がユーザを特定するために用いているユーザ識別情報であり、例えば、ソーシャルメディアサービスにおいてユーザが利用しているアカウントである。ユーザ認証情報は、ユーザの認証に用いる情報であり、例えば、パスワードを暗号化した情報である。ユーザ情報は、ユーザの名前、性別、生年月日、メールアドレスなどの情報を含む。
次に、権限管理サービス提供システムの動作について説明する。
以下では、権利者Aの権利者管理端末2を権利者管理端末2aと記載し、サービス提供者Aのサービス提供装置3をサービス提供装置3aと記載し、サービス提供者Bのサービス提供装置3をサービス提供装置3bと記載する。また、ユーザAのサービス利用端末4をサービス利用端末4aと記載し、ユーザ管理者Aのユーザ管理装置5をユーザ管理装置5aと記載する。さらに、サービス提供者Aのサービス提供者IDをサービス提供者ID(A)と記載し、サービス提供者Bのサービス提供者IDをサービス提供者ID(B)と記載する。
図8は、権限管理サービス提供システムの提供許諾情報登録のシーケンス図である。同図では、サービス提供者Aが権利者Aからの許諾を受けて電子書籍の提供を開始する場合を示している。
まず、権利者管理端末2aは、権限管理装置1にサービス登録要求を送信する(ステップS105)。サービス登録要求には、電子書籍のサービスID、権利者ID、及びコンテンツ情報が設定される。権限管理装置1のサービス管理部14は、サービス登録要求から読み出した電子書籍のサービスID、権利者ID、及びコンテンツ情報とを設定したサービス管理情報を記憶部12に登録する(ステップS110)。サービス管理部14は、権利者管理端末2aにサービスIDを設定したサービス登録完了を返送する(ステップS115)。
権利者Aとサービス提供者Aとの間で、提供許諾交渉が行われる(ステップS120)。交渉終了後、権利者Aの権利者管理端末2aは、交渉結果に従った内容を登録するため提供許諾登録要求を送信する(ステップS125)。提供許諾登録要求には、権利者Aの権利者ID、電子書籍のサービスID、サービス提供者ID(A)、ユーザIDの利用が可能なユーザ管理者のユーザ管理者ID、サービス提供者Aへの許諾状態「販売許可」、上代、下代、更新者を示す登録提供許諾情報が設定される。権限管理装置1の提供許諾情報管理部15は、受信した提供許諾登録要求から取得した登録提供許諾情報に基づいて提供許諾情報を生成し、記憶部12に登録する(ステップS130)。提供許諾情報管理部15は、権利者管理端末2aに提供許諾登録完了を通知する(ステップS135)。さらに、提供許諾情報管理部15は、提供許諾登録要求から取得したサービス提供者ID(A)により特定されるサービス提供者Aのサービス提供装置3aに提供許諾更新通知を送信する(ステップS140)。
サービス提供装置3aの提供許諾情報取得部331は、提供許諾情報要求を権限管理装置1に送信する(ステップS145)。権限管理装置1の提供許諾情報管理部15は、記憶部12に記憶されている提供許諾情報からサービス提供者Aに関する提供許諾情報を読み出し、読み出した提供許諾情報を設定した提供許諾情報応答を返送する(ステップS150)。前回の提供許諾情報応答からの差分の提供許諾情報のみを提供許諾情報応答に設定してもよい。サービス提供装置3aの提供許諾情報取得部331は、受信した提供許諾情報応答から提供許諾情報を読み出して記憶部32に書き込む。また、サービス提供装置3aは、権限管理装置1(または権利者管理端末2a)から、新たに提供が許諾された電子書籍のサービス管理情報を取得し、記憶部32に書き込む。さらに、サービス提供装置3aは、例えば権利者管理端末2aから新たに提供が許諾された電子書籍を取得する。電子書籍は、書籍を電子化したデータである。
なお、登録済みの提供許諾情報の更新を行う場合、権利者管理端末2aは、提供許諾更新要求を送信する。提供許諾更新要求には、権利者ID、サービスID、更新者、及び更新内容を示す更新提供許諾情報が設定される。更新内容は、更新対象のサービス提供者ID、ユーザ管理者ID、許諾状態、上代、下代などを示す。権限管理装置1の提供許諾情報管理部15は、更新提供許諾情報に設定されている権利者ID及びサービスIDにより特定される登録提供許諾情報を、更新内容に基づいて更新する。更新後、提供許諾情報管理部15は、権利者管理端末2aに提供許諾更新完了を通知し、提供許諾情報が更新されたサービス提供者のサービス提供装置3に提供許諾更新通知を送信する。提供許諾更新通知を受信したサービス提供装置3と権限管理装置1の間で、ステップS145〜ステップS150の処理を実行する。
図9は、権限管理サービス提供システムのサービス利用開始のシーケンス図である。同図では、ユーザが、新規にサービス提供者Aが提供する電子書籍サービスの利用を開始する場合について示している。
サービス利用端末4aは、サービス利用先としてユーザAが選択したサービス提供者Aのサービス提供装置3aへアクセスする。サービス利用端末4aの処理部43は、ユーザが入力部42により入力したユーザIDと、ユーザ管理者Aのユーザ管理者IDとを設定したユーザ登録要求をサービス提供装置3aに送信する(ステップS205)。なお、ユーザIDの一部がユーザ管理者IDであってもよい。サービス提供装置3aのユーザ登録要求部332は、受信したユーザ登録要求から読み出したユーザID及びユーザ管理者IDをユーザ認証要求に設定し、権限管理装置1に送信する(ステップS210)。権限管理装置1の認証要求部161は、受信したユーザ認証要求からユーザID及びユーザ管理者IDを読み出す。認証要求部161は、読み出したユーザIDをオープンID(OpenID)認証要求に設定し、ユーザ管理者IDにより特定されるユーザ管理者のユーザ管理装置5aに送信する(ステップS215)。
ユーザ管理装置5aは、権限管理装置1から受信したオープンID認証要求からユーザIDを取得する。ユーザ管理装置5aは、取得したユーザIDがユーザ管理情報に設定されている場合、認証キーとユーザIDに対応したURL(Universal Resource Locator)とを設定した認証情報を権限管理装置1に送信する(ステップS220)。権限管理装置1の認証要求部161は、受信した認証情報をサービス利用端末4aに送信する(ステップS225)。サービス利用端末4aは、受信した認証情報からURLと認証キーを読み出すと、読み出したURLを宛先としてユーザ管理装置5aにアクセスし、読み出した認証キーと、ユーザが入力部42により入力したパスワードとを設定したユーザ認証要求を送信する(ステップS230)。ユーザ管理装置5aは、ユーザ認証要求に設定されている認証キーに対応したユーザIDと、ユーザ認証要求に設定されているパスワードから生成されるユーザ認証情報との組み合わせがユーザ管理情報に設定されている場合にユーザ認証成功と判断する。ユーザ管理装置5aは、ユーザ認証成功の場合、結果キーをサービス利用端末4aに送信する(ステップS235)。サービス利用端末4aは、受信した結果キーを設定したユーザ認証結果を権限管理装置1に送信する(ステップS240)。
権限管理装置1の認証要求部161がサービス利用端末4aからユーザ認証成功を示す結果キーが設定されたユーザ認証結果を受信すると、ユーザ登録部162は、既存ユーザか否かを判断する。ユーザ登録部162は、ユーザ認証要求から読み出したユーザID及びユーザ管理者IDが設定された登録ユーザ情報が記憶部12に記憶されていないため、新規登録ユーザと判断する(ステップS245)。ユーザ登録部162は、ユーザIDを設定したユーザ情報要求をユーザ管理装置5aに送信する(ステップS250)。なお、ユーザ登録部162は、ユーザ情報の利用を許可するか否かの問い合わせをサービス利用端末4aに送信し、許可の通知が返送された場合にユーザ情報要求をユーザ管理装置5aに送信するようにしてもよい。ユーザ管理装置5aは、ユーザ情報要求に設定されているユーザIDによりユーザ管理情報を特定し、ユーザ情報を読み出す。ユーザ管理装置5aは、読み出したユーザ情報を設定したユーザ情報応答を権限管理装置1に送信する(ステップS255)。なお、ユーザ管理装置5aは、ユーザ情報の一部のみをユーザ情報応答に設定してもよい。ここでは、メールアドレス、性別、生年月日等の情報を設定する。
権限管理装置1のユーザ登録部162は、ユーザ情報応答を受信すると、ユーザ管理者ID及びユーザIDと、ユーザ情報応答から読み出したユーザ情報とを設定した登録ユーザ情報を記憶部12に書き込む(ステップS260)。ユーザ登録部162は、ユーザ情報を設定したユーザ認証完了をサービス提供装置3aに送信する(ステップS265)。サービス提供装置3aのユーザ登録要求部332は、契約者情報を生成して記憶部32に書き込む(ステップS270)。契約者情報には、ユーザID及びユーザ管理者IDと、ユーザ認証完了から読み出されたユーザ情報と、ユーザ登録要求部332がユーザに割り当てたログインキーとが設定される。ユーザ登録要求部332は、割り当てたログインキーを設定したサービス利用登録完了をサービス利用端末4aに送信する(ステップS275)。なお、ステップS210〜ステップS240のOpenID認証の手順は、サービス提供者やユーザ管理者によって異なり得る。
図10は、権限管理サービス提供システムのサービス利用手続のシーケンス図である。同図では、図9の手順によりOpenID認証及びユーザの登録が完了した後、ユーザが、サービス提供者Aから新規に電子書籍を購入し、利用する場合について示している。
サービス利用端末4aは、サービス提供者Aのサービス提供装置3aへアクセスする。サービス利用端末4aの処理部43は、サービス提供者Aの電子書籍サービス用のログインキーと、購入する電子書籍のサービスIDを設定した提供要求をサービス提供装置3aに送信する(ステップS305)。サービス提供装置3aの権限問合部333は、ログインキーに対応したユーザIDを契約者情報から読み出す。権限問合部333は、サービス提供者Aのサービス提供者ID(A)と、契約者情報から読み出したユーザIDと、提供要求から読み出したサービスIDとを設定した提供可否問合せを権限管理装置1に送信する(ステップS310)。
権限管理装置1の権限問合受信部171が提供可否問合せを受信すると、権限確認部172は、サービス提供者Aにユーザが購入を要求した電子書籍の提供が許諾されているか否かを確認する(ステップS315)。権限確認部172は、提供可否問合せからサービス提供者ID(A)、ユーザID及びサービスIDを読み出すと、ユーザIDに対応したユーザ管理者IDを登録ユーザ情報から読み出す。権限確認部172は、サービスID及びサービス提供者ID(A)により特定される提供許諾情報が記憶部12に記憶されており、その提供許諾情報に、販売許可を示す許諾状態と、読み出したユーザ管理者IDとが設定されている場合、サービス提供者Aによる提供が許諾されていると判断する。
サービス提供者Aにサービスの提供が許諾されていると判断した場合、権限確認部172は、ユーザ権限を確認する(ステップS320)。まず、権限確認部172は、読み出したユーザIDが登録ユーザ情報に設定されているか否かを判断する。権限確認部172は、登録ユーザ情報にユーザIDが設定されていると判断した場合、提供可否問合せから読み出したユーザID及びサービスIDの組み合わせをキーにしてユーザ権限情報を検索する。権限確認部172は、キーにより特定されるユーザ権限情報が記憶部12に記憶されていないため、未購入(利用不可)と判断する。権限確認部172は、サービス提供者Aにユーザが購入を要求した電子書籍の提供が許諾されており、かつ、ユーザがその電子書籍を未購入であると判断した場合、提供可かつ未購入を設定した提供可否応答をサービス提供装置3aに返送する(ステップS325)。
サービス提供装置3aの権限問合部333が受信した提供可否応答に提供可かつ未購入が設定されている場合、利用手続処理部334は、電子書籍を販売するための決済処理等を含む利用手続処理をサービス利用端末4aとの間で行う(ステップS330)。例えば、サービス提供装置3aは、電子書籍の販売価格を通知するとともに、決済方法を入力させるための画面データをサービス利用端末4aに送信する。サービス利用端末4aは、ユーザが入力部42により入力した決済方法をサービス提供装置3aに通知する。サービス提供装置3aの利用手続処理部334は、サービス利用端末4aから受信した決済方法に従って決済処理を行う。利用手続処理部334による利用手続処理が正常に終了すると、ユーザ権限登録要求部335は、ユーザ権限登録要求を権限管理装置1に送信する(ステップS335)。ユーザ権限登録要求には、サービス提供者ID(A)、ユーザID、サービスID、権利状態「閲覧許可」、詳細情報「販売」が設定される。
権限管理装置1のユーザ権限登録要求受信部181がユーザ権限登録要求を受信すると、ユーザ権限登録部182は、受信したユーザ権限登録要求に設定されているサービス提供者ID(A)、ユーザID、サービスID、権利状態に基づいてユーザ権限情報を生成し、記憶部12に書き込む(ステップS340)。ユーザ権限情報には、ユーザIDにより特定される登録ユーザ情報から読み出したユーザ管理者IDや、サービスID及びサービス提供者ID(A)により特定される提供許諾情報から読み出した権利者ID、上代、下代も設定される。ユーザ権限登録部182は、登録完了をサービス提供装置3aに返送する(ステップS345)。サービス提供装置3aのユーザ権限登録要求部335は、ログインキーにより特定される契約者情報に対応付けて、販売した電子書籍のサービスIDを登録する(ステップS350)。サービス提供装置3aのサービス提供部336は、提供応答をサービス利用端末4aに送信する(ステップS355)。サービス利用端末4aの処理部43は、提供応答を受信すると、サービス提供装置3aのサービス提供部336から提供される電子書籍を出力部44に出力する。
なお、ステップS315において、権限管理装置1の権限確認部172は、サービスID及びサービス提供者ID(A)により特定される提供許諾情報がない場合、あるいは、特定された提供許諾情報に販売許可を示す許諾状態が設定されていない、または、読み出したユーザ管理者IDが設定されていない場合、提供不可と判断し、提供不可を設定した提供可否応答をサービス提供装置3aに送信する。サービス提供装置3aの権限問合部333は、提供可否応答に提供不可が設定されている場合、サービス利用端末4aにサービス不許可を通知する。
図11は、権限管理サービス提供システムの利用手続済みサービス利用のシーケンス図である。同図では、図10の処理の後、ユーザが、サービス提供者Aが提供する電子書籍サービスにより、サービス提供者Aから購入した電子書籍を閲覧する場合について示している。従って、ユーザのOpenID認証は完了している。
サービス利用端末4aは、サービス提供者Aのサービス提供装置3aへアクセスする。サービス利用端末4aの処理部43は、サービス提供者Aの電子書籍サービス用のログインキーと、ユーザが閲覧対象として入力部42により選択した電子書籍のサービスIDとを設定した提供要求をサービス提供装置3aに送信する(ステップS405)。サービス提供装置3aの権限問合部333は、ログインキーに対応したユーザIDを契約者情報から読み出す。権限問合部333は、サービス提供者Aのサービス提供者ID(A)と、契約者情報から読み出したユーザIDと、提供要求から読み出したサービスIDとを設定した提供可否問合せを権限管理装置1に送信する(ステップS410)。
権限管理装置1の権限問合受信部171が提供可否問合せを受信すると、権限確認部172は、ステップS315と同様の処理より、サービス提供者Aにユーザが購入を要求した電子書籍の提供が許諾されているか否かを確認する(ステップS415)。提供が許諾されていると判断した場合、権限確認部172は、ユーザ権限を確認する(ステップS420)。まず、権限確認部172は、提供可否問合せから読み出したユーザIDが登録ユーザ情報に設定されているか否かを判断する。権限確認部172は、登録ユーザ情報にユーザIDが設定されていると判断した場合、提供可否問合せから読み出したユーザID及びサービスIDの組み合わせをキーにしてユーザ権限情報を検索する。権限確認部172は、キーにより特定されるユーザ権限情報が検出され、検出されたユーザ権限情報の権利状態に「閲覧許可」が設定され、かつ、更新履歴にサービス提供者ID(A)のサービス提供者から販売されたことが設定されている場合、購入済(利用手続済み)と判断する。権限確認部172は、サービス提供者Aにユーザが購入を要求した電子書籍の提供が許諾されており、かつ、ユーザがその電子書籍を購入済であると判断した場合、提供可かつ購入済を設定した提供可否応答をサービス提供装置3aに返送する(ステップS425)。
サービス提供装置3aの権限問合部333が受信した提供可否応答に提供可かつ購入済が設定されている場合、サービス利用端末4aに電子書籍の提供開始を決定する(ステップS430)。サービス提供装置3aのサービス提供部336は、サービス利用端末4aに提供応答を送信する(ステップS435)。サービス利用端末4aの処理部43は、提供応答を受信すると、サービス提供装置3aのサービス提供部336から提供される電子書籍を出力部44に出力する。
なお、権限管理装置1の権限確認部172は、ユーザ権限情報に権利状態「許可取消」が設定されている場合、ユーザ権限なしを設定した提供可否応答をサービス提供装置3aに送信する。サービス提供装置3aの権限問合部333は、判断結果がユーザ権限なしを示している場合、サービス利用端末4aにサービス不許可を通知する、あるいは、購入を問合せるなどの所定の処理を行う。
図12は、権限管理サービス提供システムのサービス提供者乗り換えのシーケンス図である。同図では、図10または図11の処理の後、サービス提供者Aの電子書籍サービスに登録済みのユーザがサービス提供者Bの電子書籍サービスの利用を開始する場合について示している。
サービス利用端末4aは、ユーザが新たなサービス利用先として選択したサービス提供者Bのサービス提供装置3bへアクセスする。サービス利用端末4aの処理部43は、ユーザIDと、ユーザ管理者Aのユーザ管理者IDとを設定したユーザ登録要求をサービス提供装置3bに送信する(ステップS505)。サービス提供装置3bのユーザ登録要求部332は、受信したユーザ登録要求から読み出したユーザID及びユーザ管理者IDをユーザ認証要求に設定し、権限管理装置1に送信する(ステップS510)。
ステップS515からステップS540の処理は、図9に示すステップS215からステップS240の処理と同様である。権限管理装置1の認証要求部161がサービス利用端末4aからユーザ認証成功を示す結果キーが設定されたユーザ認証結果を受信すると、既存ユーザか否かを判断する。ユーザ登録部162は、ユーザ認証要求から読み出したユーザID及びユーザ管理者IDが設定された登録ユーザ情報が記憶部12に記憶されているため、既存ユーザと判断する(ステップS545)。ユーザ登録部162は、登録ユーザ情報から読み出したユーザ情報を設定したユーザ認証完了をサービス提供装置3bに送信する(ステップS550)。サービス提供装置3bのユーザ登録要求部332は、契約者情報を生成して記憶部32に書き込む(ステップS555)。契約者情報には、ユーザID及びユーザ管理者IDと、ユーザ認証完了から読み出したユーザ情報と、ユーザ登録要求部332が割り当てたログインキーが設定される。ユーザ登録要求部332は、割り当てたログインキーを設定したサービス利用登録完了をサービス利用端末4aに送信する(ステップS560)。
図13は、権限管理サービス提供システムの乗り換え先サービス提供者からの利用手続済みサービス利用のシーケンス図である。同図では、図12の手順によりOpenID認証及びサービス提供者Bへのユーザ登録が完了した後、ユーザが、サービス提供者Bが提供する電子書籍サービスにより、サービス提供者Aから購入した電子書籍を利用可能とする場合について示している。
サービス利用端末4aは、サービス提供者Bのサービス提供装置3bへアクセスする。サービス利用端末4aの処理部43は、サービス提供者Bの電子書籍サービス用のログインキーと、サービス提供者Bからの利用を可能とする電子書籍のサービスIDを設定した提供要求をサービス提供装置3bに送信する(ステップS605)。サービス提供装置3bの権限問合部333は、ログインキーに対応したユーザIDを契約者情報から読み出す。権限問合部333は、サービス提供者Bのサービス提供者ID(B)と、契約者情報から読み出したユーザIDと、提供要求から読み出したサービスIDとを設定した提供可否問合せを権限管理装置1に送信する(ステップS610)。
権限管理装置1の権限問合受信部171が提供可否問合せを受信すると、権限確認部172は、ステップS315と同様の処理により、サービス提供者Bにユーザが利用を可能とするよう要求した電子書籍の提供が許諾されているか否かを確認する(ステップS615)。すなわち、権限確認部172は、提供可否問合せからサービス提供者ID(B)、ユーザID及びサービスIDを読み出すと、ユーザIDに対応したユーザ管理者IDを登録ユーザ情報から読み出す。権限確認部172は、サービスID及びサービス提供者ID(B)により特定される提供許諾情報が記憶部12に記憶されており、その提供許諾情報に、販売許可を示す許諾状態と、読み出したユーザ管理者IDとが設定されている場合、サービス提供者Bによる提供が許諾されていると判断する。
サービス提供者Bにサービスの提供が許諾されていると判断した場合、権限確認部172は、ユーザ権限を確認する(ステップS620)。まず、権限確認部172は、読み出したユーザIDが登録ユーザ情報に設定されているか否かを判断する。権限確認部172は、登録ユーザ情報にユーザIDが設定されていると判断した場合、提供可否問合せから読み出したユーザID及びサービスIDの組み合わせをキーにしてユーザ権限情報を検索する。権限確認部172は、キーにより特定されるユーザ権限情報が検出され、検出されたユーザ権限情報の権利状態に「閲覧許可」が設定され、かつ、更新履歴にサービス提供者ID(B)以外のサービス提供者から販売されたことが設定されている場合、他社購入済(他社においてサービスの利用手続済み)と判断する。権限確認部172は、サービス提供者Bに電子書籍の提供が許諾されており、ユーザがその電子書籍を他社購入済であるため、提供可かつ他社購入済を設定した提供可否応答をサービス提供装置3bに返送する(ステップS625)。
サービス提供装置3bの権限問合部333が受信した提供可否応答に提供可かつ他社購入済が設定されている場合、利用手続処理部334は、購入済の電子書籍の管理や一覧表示を行う本棚機能の利用に料金がかかる場合など、必要に応じてサービス利用端末4aとの間で決済処理等の利用手続処理を行う(ステップS630)。利用手続処理部334による利用手続処理が正常に終了すると、ユーザ権限登録要求部335は、ユーザ権限登録要求を権限管理装置1に送信する(ステップS635)。ユーザ権限登録要求には、サービス提供者ID(B)、ユーザID、サービスID、権利状態「閲覧許可」、提供者初回利用が設定される。
権限管理装置1のユーザ権限登録要求受信部181が受信したユーザ権限登録要求に提供者初回利用が設定されている場合、ユーザ権限登録部182は、ユーザ権限情報に更新履歴を追加する(ステップS640)。ユーザ権限登録部182は、サービス提供者ID(B)、ユーザID及びサービスIDによりユーザ権限情報を特定し、特定したユーザ権限情報の更新履歴に、更新日時、更新者、更新前状態「閲覧許可」、更新後状態「閲覧許可」、詳細情報「提供者初回利用」を設定する。更新者にはサービス提供者ID(B)が設定される。ユーザ権限登録部182は、登録完了をサービス提供装置3bに返送する(ステップS645)。サービス提供装置3bのユーザ権限登録要求部335は、ログインキーにより特定される契約者情報に対応付けて、利用可能とした電子書籍のサービスIDを必要に応じて登録する(ステップS650)。サービス提供装置3bのサービス提供部336は、提供応答をサービス利用端末4aに送信する(ステップS655)。サービス利用端末4aの処理部43は、提供応答を受信すると、サービス提供装置3bのサービス提供部336から提供される電子書籍を出力部44に出力する。
上記のステップS635からS645の処理は、必要が無い場合は省略される。
なお、権限管理装置1の認証要求部161が、登録ユーザ情報に設定されている各ユーザIDについて定期的にオープンID認証要求をユーザ管理装置5に送信し、図9に示すOpenID認証手順のステップS215〜ステップS240と同様の処理によりユーザ認証を行ってもよい。権限管理装置1の認証要求部161は、サービス利用端末4からユーザ認証成功を示す結果キーが設定されたユーザ認証結果を受信できなかったユーザIDについては、不正と判断する。権限確認部172は、不正なユーザIDのユーザについては、全てのサービスについてユーザ権限なしと判断する。
また、サービス利用端末4は、OpenID認証手順において、ユーザ管理装置5から送信されたユーザ認証結果に設定されている結果キーを、サービス提供装置3との通信時に通信キーとして設定してもよい。権限管理装置1の認証部163は、ユーザIDと、ユーザ認証結果から読み出した結果キーとを対応付けて記憶部12に書き込んでおく。サービス提供装置3は、サービス利用端末4から受信したユーザIDを権限管理装置1に送信する際、サービス利用端末4から受信した結果キーを併せて送信する。権限管理装置1の認証部163は、記憶部12に記憶しているユーザID及び結果キーの組み合わせが、サービス提供装置3から受信したユーザID及び結果キーの組み合わせと一致するかによりユーザの正当性確認を行う。認証部163は、一致する場合はユーザが正当と判断し、一致しない場合はユーザIDが不正と判断する。権限確認部172は、不正なユーザIDのユーザについては、全てのサービスについてユーザ権限なしと判断する。
また、権限管理装置1の認証部163は、OpenID認証手順において、ユーザ認証成功を示す結果キーが設定されたユーザ認証結果をサービス利用端末4から受信した場合、通信キーを割り当てサービス利用端末4に送信してもよい。認証部163は、ユーザIDと、割り当てた通信キーとを対応付けて記憶部12に書き込んでおく。サービス利用端末4は、受信した通信キーを、サービス提供装置3と通信するときに設定する。サービス提供装置3は、サービス利用端末4から受信したユーザIDを権限管理装置1に送信する際、サービス利用端末4から受信した通信キーを併せて送信する。権限管理装置1の認証部163は、記憶部12に記憶しているユーザID及び結果キーの組み合わせが、サービス提供装置3から受信したユーザID及び通信キーの組み合わせと一致するかによりユーザの正当性確認を行う。認証部163は、一致する場合はユーザが正当と判断し、一致しない場合はユーザIDが不正と判断する。権限確認部172は、不正なユーザIDのユーザについては、全てのサービスについてユーザ権限なしと判断する。
なお、ユーザ権限情報に電子書籍の利用期限を設定してもよい。権限管理装置1の権限確認部172は、提供可否問合せから読み出したユーザID及びサービスIDの組み合わせをキーにして特定したユーザ権限情報に設定されている利用期限を超過している場合、ユーザ権限なしと判断する。
権利者は、権利者管理端末2から権限管理装置1にアクセスし、権利者IDを設定した情報提供要求を送信する。権限管理装置1の集計部19は、情報提供要求から読み出した権利者IDにより特定されるユーザ権限情報と、特定したユーザ権限情報に設定されているユーザIDにより特定されるユーザ管理情報とに基づいて得られる利用状況情報を、権利者管理端末2に提供する。権利者管理端末2は、権限管理装置1から受信した利用状況情報を表示する。利用状況情報は、例えば、条件別の各電子書籍の販売数量や下代の合計である。条件には、サービスID、サービス提供者、ユーザの属性(性別、年齢など)、時間帯、曜日、期間、あるいは、それらの任意の組み合わせなどが用いられる。条件は予め決められていてもよく、権利者管理端末2から受信してもよい。権限管理装置1は、利用状況情報を定期的に各権利者の権利者管理端末2に送信してもよい。
また、権限管理装置1の集計部19は、記憶部12に記憶されているユーザ権限情報に基づいて、各サービス提供者が各権利者への支払料金を算出する。各サービス提供者は、権限管理者から通知された各権利者への支払料金に従って、権限管理者を介して、あるいは、権利者へ直接料金を支払うようにしてもよい。さらに、各サービス提供者は、権限管理装置1の利用料金を支払う。権利者やサービス提供者は権限管理に関する機能追加の要望がある場合、その機能追加にかかる費用の一部または全部を権限管理者に支払う。
なお、サービス提供装置3は、ユーザに関する情報のうち、ユーザ管理装置5から通知されるユーザ情報に含まれない情報を、サービス利用端末4から受信して権限管理装置1に送信してもよい。権限管理装置1は、サービス提供装置3から受信したユーザに関する情報を、登録ユーザ情報に書き込む。この場合、サービス提供装置3は、ユーザ管理装置5からユーザ情報を受信しなくてもよい。
従来、電子書籍サービスのサービス提供者は、著作者や出版社などの権利者との間で利用方法と利用料に関する契約を結ぶことで許諾を得て電子書籍をユーザに提供していた。よって、ユーザはあるサービス提供者を通じて電子書籍を購入していても、他のサービス提供者から同じ電子書籍のサービス提供を受けるには再購入が必要であった。また、サービス提供者は権利者に対して電子書籍の利用料の根拠となる電子書籍の販売数量を報告していたが、電子書籍を購入したユーザに関する具体的な情報は開示していないこともあり、販売数量が正しいかを確認する手段がなかった。権利者が自身で各ユーザのユーザ権限を管理しようとした場合、各権利者が権限データベースシステムを開発・運用する必要がある。また、サービス提供者はそれぞれ仕様の異なる大変多くの権利者の権限データベースを接続しなければならなくなり、非現実的である。
本実施形態によれば、サービスの権利者が、ユーザへの具体的なユーザ権限付与の状況を確認しやすくなる。また、サービスの権利者は、複数のサービス提供者に共通の権限情報を利用させることができる。そのため、ユーザはサービスを利用する際のサービス提供者を切り替えることができる。サービス提供者の乗り換えが可能であるという安心感をユーザに持ってもらえ、サービスの利用が促進され、業界全体を活性化することができる。
上記実施形態では、サービスが電子書籍サービスであり、権利者が出版社や著作者であり、サービス提供者が電子書籍の販売や電子書籍の閲覧サイトあるいは電子書籍閲覧アプリケーションを提供する企業であり、ユーザが電子書籍の読者である場合を例に説明したが、他のサービスにも適用可能である。
例えば、サービスをレンタサイクル、権利者を自治体などの利用申請先、サービス提供者を自転車貸出業者、ユーザをレンタサイクルの利用申請者とすることができる。この場合、サービス利用端末4はレンタサイクルの申し込みに利用する端末、サービス提供装置3は、貸し出される自転車を利用可能とするために必要な情報をサービス利用端末4提供する装置である。
また、サービスをスキーリフト券や昼食券、権利者を旅行代理店やホテル、サービス提供者をリフト運営者やレストラン、ユーザをスキー客とすることができる。この場合、サービス利用端末4はスキーリフト券や昼食券の購入に利用する端末、サービス提供装置3は、サービス利用端末4にスキーリフト券や昼食券として使用できる画像をサービス利用端末4に送信する装置である。
また、サービスを会員優遇サービス、権利者を航空会社やクレジットカード会社、サービス提供者をラウンジ運営者、ユーザを航空会社やクレジットカードの会員とすることができる。この場合、サービス利用端末4は会員のスマートフォンや携帯電話、サービス提供装置3は、サービス利用端末4にラウンジへの入場確認に使用する情報をサービス利用端末4に送信する装置である。
また、サービスを電子カルテや処方箋サービス、権利者をカルテ作成病院、サービス提供者を(出先の)病院、診療所、薬局、ユーザを患者とすることができる。この場合、サービス提供装置3は、患者が保有するサービス利用端末4に、権利者が提供した電子サービスである電子カルテや処方箋のデータを送信する装置である。
以上説明した実施形態によれば、複数のサービス提供者から提供可能なサービスを利用するためのユーザの権限をサービス提供者から独立して一元的に管理することができる。従って、ユーザがサービスの購入等の利用手続を行ったサービス提供者とは異なるサービス提供者がユーザへサービスを提供することができる。また、権利者およびユーザが複数のサービス提供者による各サービスの利用手続の状況を一元的に把握することが可能となる。
上述した実施形態における権限管理装置1、権利者管理端末2、サービス提供装置3、サービス利用端末4、及び、ユーザ管理装置5の機能をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1 権限管理装置
2 権利者管理端末
3 サービス提供装置
4 サービス利用端末
5 ユーザ管理装置
8 ネットワーク
9 ネットワーク
11 通信部
12 記憶部
13 処理部
14 サービス管理部
15 提供許諾情報管理部
16 ユーザ管理部
17 権限通知部
18 ユーザ権限管理部
19 集計部
31 通信部
32 記憶部
33 処理部
41 通信部
42 入力部
43 処理部
44 出力部
161 認証要求部
162 ユーザ登録部
163 認証部
171 権限問合受信部
172 権限確認部
181 ユーザ権限登録要求受信部
182 ユーザ権限登録部
331 提供許諾情報取得部
332 ユーザ登録要求部
333 権限問合部
334 利用手続処理部
335 ユーザ権限登録要求部
336 サービス提供部

Claims (14)

  1. サービスの識別情報と、サービス提供者の識別情報と、前記サービス提供者からの前記サービスの提供に対する許諾状態とを対応付けた提供許諾情報を記憶するとともに、ユーザの識別情報と、前記サービスの識別情報と、前記ユーザが前記サービスを利用する権限の状態を示す権利状態とを対応付けたユーザ権限情報を記憶する記憶部と、
    複数のサービス提供者のうちいずれかのサービス提供者のサービス提供装置から、前記サービス提供者の識別情報と、前記ユーザの識別情報と、前記ユーザが要求した前記サービスの識別情報とを受信する権限問合受信部と、
    前記権限問合受信部が受信した前記サービス提供者の識別情報及び前記サービスの識別情報により特定した前記提供許諾情報に設定されている前記許諾状態と、前記権限問合受信部が受信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報により特定したユーザ権限情報に設定されている前記権利状態とに基づいて、前記サービス提供者から前記ユーザへの前記サービスの提供が許可されているかを判断し、判断結果を前記サービス提供装置に送信する権限確認部と、
    を備えることを特徴とする権限管理装置。
  2. ユーザを管理するユーザ管理装置に前記ユーザの識別情報に基づくユーザ認証を行うよう要求する認証要求部をさらに備え、
    前記権限確認部は、さらに、前記権限問合受信部が受信した前記ユーザの識別情報に基づく前記ユーザ認証が成功しているか否かに基づいて、前記サービス提供者から前記ユーザへの前記サービスの提供が許可されているかを判断する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の権限管理装置。
  3. 前記ユーザ認証が成功した前記ユーザの属性に関する情報を含んだユーザ情報を前記ユーザ管理装置から取得して前記記憶部に書き込むユーザ登録部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の権限管理装置。
  4. 前記ユーザの識別情報と前記ユーザの識別情報に基づく前記ユーザ認証が成功した場合に発行される通信キーとを対応付けて前記記憶部に記憶し、前記ユーザがサービスを利用する際に用いられるサービス利用端末から前記サービス提供装置が受信したユーザの識別情報及び通信キーの組み合わせが前記記憶部に記憶されているか否かによりユーザの正当性確認を行う認証部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項2から請求項3のいずれか1項に記載の権限管理装置。
  5. 前記権限確認部は、前記権限問合受信部が受信した前記ユーザの識別情報に基づく前記ユーザ認証が成功しており、かつ、前記権限問合受信部が受信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報により特定されるユーザ権限情報が前記記憶部に記憶されていない場合に、前記ユーザは前記サービスを利用不可であると判断する、
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の権限管理装置。
  6. 権限管理者の権限管理装置から受信したサービスの識別情報、サービス提供者の識別情報、及び、許諾状態を対応付けた提供許諾情報を前記記憶部に書き込む提供許諾情報管理部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の権限管理装置。
  7. 前記ユーザが前記サービスの利用手続を行ったサービス提供者のサービス提供装置から、前記ユーザの識別情報と、利用手続対象の前記サービスの識別情報とを受信するユーザ権限登録要求受信部と、
    利用手続を行った前記サービス提供者が前記ユーザへ利用手続対象の前記サービスを提供可能であると前記権限確認部により判断された場合に、前記ユーザ権限登録要求受信部が受信した前記ユーザの識別情報と前記サービスの識別情報と利用可を示す権利状態とを対応付けたユーザ権限情報を前記記憶部に書き込むユーザ権限登録部とをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の権限管理装置。
  8. ユーザ権限情報は、ユーザの識別情報と、サービスの識別情報と、前記ユーザが前記サービスの利用手続を行った利用手続先サービス提供者と、前記ユーザが前記サービスを利用する権限の状態を示す権利状態との対応付けを示し、
    前記ユーザ権限登録要求受信部は、前記ユーザが利用手続を行ったサービス提供者のサービス提供装置から、前記ユーザの識別情報と、利用手続対象の前記サービスの識別情報と、前記ユーザが利用手続を行った前記サービス提供者の識別情報とを受信し、
    前記ユーザ権限登録部は、利用手続を行った前記サービス提供者が前記ユーザへ利用手続対象の前記サービスを提供可能であると前記権限確認部により判断された場合に、前記ユーザ権限登録要求受信部が受信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報と、前記ユーザ権限登録要求受信部が受信した前記サービス提供者の識別情報を設定した利用手続先サービス提供者と、利用可を示す権利状態とを対応付けたユーザ権限情報を前記記憶部に書き込む、
    ことを特徴とする請求項7に記載の権限管理装置。
  9. 前記権限確認部は、前記権限問合受信部が受信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報により特定した前記ユーザ権限情報に設定されている前記利用手続先サービス提供者に、前記権限問合受信部が受信した前記サービス提供者の識別情報と異なるサービス提供者の識別情報が設定されている場合に、前記ユーザは他社において前記サービスの利用手続済みであると判断する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の権限管理装置。
  10. 前記ユーザ権限情報は、前記サービスの利用期限の情報をさらに含み、
    前記権限確認部は、さらに、前記権限問合受信部が受信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報により特定した前記ユーザ権限情報に設定されている前記利用期限の情報に基づいて、前記サービス提供者から前記ユーザへの前記サービスの提供が許可されているかを判断する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の権限管理装置。
  11. 前記サービスは、電子書籍サービスである、
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の権限管理装置。
  12. 権限管理装置と、複数のサービス提供者それぞれのサービス提供装置とを有する権限管理サービス提供システムであって、
    前記サービス提供者の前記サービス提供装置は、
    ユーザがサービスを利用する際に用いられるサービス利用端末から、前記ユーザの識別情報と、前記ユーザが要求するサービスの識別情報とを受信し、前記サービス提供者の識別情報と、受信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報とを前記権限管理装置に送信する権限問合部と、
    前記権限問合部が送信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報に対応して前記権限管理装置から提供可能を示す判断結果を受信した場合に、前記サービス利用端末に前記サービスを提供するサービス提供部とを備え、
    前記権限管理装置は、
    サービスの識別情報と、サービス提供者の識別情報と、前記サービス提供者からの前記サービスの提供に対する許諾状態とを対応付けた提供許諾情報を記憶するとともに、ユーザの識別情報と、前記サービスの識別情報と、前記ユーザが前記サービスを利用する権限の状態を示す権利状態とを対応付けたユーザ権限情報を記憶する記憶部と、
    複数のサービス提供者のうちいずれかのサービス提供者のサービス提供装置から、前記サービス提供者の識別情報と、前記ユーザの識別情報と、前記ユーザが要求した前記サービスの識別情報とを受信する権限問合受信部と、
    前記権限問合受信部が受信した前記サービスの識別情報及び前記サービス提供者の識別情報により特定した前記提供許諾情報に設定されている前記許諾状態と、前記権限問合受信部が受信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報により特定したユーザ権限情報に設定されている前記権利状態とに基づいて、前記サービス提供者から前記ユーザへの前記サービスの提供が許可されているかを判断し、判断結果を前記サービス提供装置に送信する権限確認部とを備える、
    ことを特徴とする権限管理サービス提供システム。
  13. 権限管理装置が実行する権限管理方法であって、
    前記権限管理装置は、サービスの識別情報と、サービス提供者の識別情報と、前記サービス提供者からの前記サービスの提供に対する許諾状態とを対応付けた提供許諾情報を記憶するとともに、ユーザの識別情報と、前記サービスの識別情報と、前記ユーザが前記サービスを利用する権限の状態を示す権利状態とを対応付けたユーザ権限情報を記憶する記憶部を備えており、
    前記権限管理装置の権限問合受信部が、複数のサービス提供者のうちいずれかのサービス提供者のサービス提供装置から、前記サービス提供者の識別情報と、前記ユーザの識別情報と、前記ユーザが要求したサービスの識別情報とを受信する権限問合受信ステップと、
    前記権限管理装置の権限確認部が、前記権限問合受信ステップにおいて受信した前記サービス提供者の識別情報及び前記サービスの識別情報により特定した前記提供許諾情報に設定されている前記許諾状態と、前記権限問合受信ステップにおいて受信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報により特定したユーザ権限情報に設定されている前記権利状態とに基づいて、前記サービス提供者から前記ユーザへの前記サービスの提供が許可されているかを判断し、判断結果を前記サービス提供装置に送信する権限確認ステップと、
    を有することを特徴とする権限管理方法。
  14. 権限管理装置と、複数のサービス提供者それぞれのサービス提供装置とを有する権限管理サービス提供システムが実行する権限管理サービス提供方法であって、
    前記権限管理装置は、サービスの識別情報と、サービス提供者の識別情報と、前記サービス提供者からの前記サービスの提供に対する許諾状態とを対応付けた提供許諾情報を記憶するとともに、ユーザの識別情報と、前記サービスの識別情報と、前記ユーザが前記サービスを利用する権限の状態を示す権利状態とを対応付けたユーザ権限情報を記憶する記憶部を備えており、
    前記サービス提供装置の権限問合部が、ユーザがサービスを利用する際に用いられるサービス利用端末から、前記ユーザの識別情報と、前記ユーザが要求するサービスの識別情報とを受信し、前記サービス提供者の識別情報と、受信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報とを前記権限管理装置に送信する権限問合ステップと、
    前記権限管理装置の権限問合受信部が、前記サービス提供装置から、前記サービス提供者の識別情報と、前記ユーザの識別情報と、前記ユーザが要求した前記サービスの識別情報とを受信する権限問合受信ステップと、
    前記権限管理装置の権限確認部が、前記権限問合受信ステップにおいて受信した前記サービス提供者の識別情報及び前記サービスの識別情報により特定した前記提供許諾情報に設定されている前記許諾状態と、前記権限問合受信ステップにおいて受信した前記ユーザの識別情報及び前記サービスの識別情報により特定したユーザ権限情報に設定されている前記権利状態とに基づいて、前記サービス提供者から前記ユーザへの前記サービスの提供が許可されているかを判断し、判断結果を前記サービス提供装置に送信する権限確認ステップと、
    前記サービス提供装置のサービス提供部が、前記権限管理装置から受信した前記判断結果が提供可能を示す場合に、前記サービス利用端末に前記サービスを提供するサービス提供ステップと、
    を有することを特徴とする権限管理サービス提供方法。
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