JP2011159839A - 導通電極の印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板のスルーホール内に良好な形状の導通電極を印刷することが可能な印刷方法を提供する。
【解決手段】(a)グリーンシートを固定する工程と、(b)メタルマスクを固定する工程と、(c)メタルマスクを押圧しながら第1スキージをメタルマスクに沿って移動させることにより、導電性ペーストをスルーホールの中に充填するとともにスルーホールの上部より上にも堆積する工程と、(d)メタルマスクを押圧しながら第2スキージをメタルマスクに沿って移動させることにより、スルーホールの上に堆積された導電性ペーストの一部を掻き取る工程と、(e)導電性ペーストを乾燥する工程と、(f)グリーンシートを押圧する工程とを備え、工程(d)においては、工程(e)および工程(f)を経た後にスルーホールに導電性ペーストが過不足なく充填されるように、導電性ペーストを掻き取ることを特徴とする導通電極の印刷方法。
【選択図】図6

Description

本発明は、基板に設けられたスルーホール内に導通電極を印刷する方法に関し、特に、積層型センサ素子のセラミックス層となるセラミックスグリーンシートに設けられたスルーホール内に導通電極を印刷する方法に関する。
従来より、被測定ガス中の所望ガス成分の濃度を知るために、各種の測定装置が用いられている。例えば、燃焼ガス等の被測定ガス中のNOx濃度を測定する装置として、ジルコニア(ZrO2)等の酸素イオン伝導性を有する固体電解質層が複数積層されてなるセンサ素子を備えたガスセンサが公知である。
このようなガスセンサにおいては、固体電解質の厚さ方向に貫通して設けられたスルーホール内に導通電極を形成することによって、該固体電解質層の表裏面に形成された導電部間の導通が図られている(特許文献1参照)。また、内壁に絶縁層が皮膜されたスルーホール内に導通電極を形成することによって、固体電解質の絶縁性が保持されたガスセンサもある(特許文献2参照)。
特開平8−271476号公報 特開2001−242129号公報
特許文献1,2に開示されているようなガスセンサにおける導通電極の形成は、例えば、メタルマスク印刷により行われる。具体的には、まず、スルーホールが設けられたグリーンシートの上に該スルーホールとほぼ同じ開口径を有する貫通孔が設けられた印刷マスクを配置し、印刷マスクの上に供給された導電性ペーストをスキージで移動させることによって、スルーホール内に導電性ペーストが充填される。そして、充填された導電性ペーストを乾燥し、グリーンシートを上下から押圧することで、スルーホール内に導通電極が形成される。なお、より正確には、その後、焼成工程によって導電性ペースト中の有機成分の蒸発と導電性金属の焼結とが進むことで導通電極が形成されるが、本明細書では、説明の便宜上、押圧後にスルーホール内に存在する導電性ペーストを導通電極と呼ぶことがある。
メタルマスク印刷による場合、形成される導通電極の形状は、主に、導電性ペーストの粘度、スルーホールの開口径や深さ、スキージの移動速度およびスキージの角度に応じて定まる。ゆえに、導通電極をスルーホール内に良好な形状で印刷するためには、それらを正確に制御する必要がある。
しかしながら、導電性ペーストの粘度を正確に制御することは難しく、導電性ペーストの粘度が所定の範囲から外れることによって、導通電極が固体電解質の表面から陥没したり突出したりして、外観不良や導通不良などを生じるといった問題があった。
具体的には、導電性ペーストの粘度が所定の範囲よりも低いと、導電性ペーストの乾燥収縮率が大きくなり、スルーホール内の導電性ペーストの充填量が少なくなるため、導通電極が、スルーホール内にグリーンシートの表面よりも陥没した形状で形成される。係る形状を導通電極が有すると、外観不良による歩留まりの悪化や、固体電解質の表裏面に形成された導電部間での導通不良などを生じるといった問題があった。
一方、導電性ペーストの粘度が所定の範囲よりも高いと、乾燥収縮しても導電性ペーストの先端部がグリーンシートの表面よりも上に突起状に突出して残ったままとなる。係る形状を導電性ペーストが有した状態で押圧処理を行うと、突出した部が剥がれて他の部へ付着したり、導通電極の先端部がグリーンシートの表面よりも突出した形状で形成されたりすることがある。このような付着が生じると、外観不良による歩留まりの悪化や、端子間ショートなどの接続不良を生じるといった問題があった。また、導通電極の先端部がグリーンシートの表面よりも突出して形成されると、後の工程で導通電極を含むようにグリーンシート上にコネクタパターンを印刷すると、コネクタパターンに湾曲が生じ、該湾曲を原因とした外観不良を生じるといった問題もあった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、基板のスルーホール内に良好な形状の導通電極を印刷することが可能な印刷方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、グリーンシートに設けられたスルーホール内に導通電極を印刷する方法であって、(a)テーブルの上に前記グリーンシートを固定する工程と、(b)貫通孔を有するメタルマスクを、該貫通孔と前記スルーホールとを位置合わせして、前記グリーンシートの上に隙間を空けて固定する工程と、(c)前記メタルマスクを押圧しながら第1スキージを前記メタルマスクに沿って移動させることにより、前記メタルマスクの上に供給された導電性ペーストを前記スルーホールの中に充填するとともに、前記スルーホールの上部より上にも前記導電性ペーストを堆積する工程と、(d)前記メタルマスクを押圧しながら第2スキージを前記メタルマスクに沿って移動させることにより、前記スルーホールの上に堆積された前記導電性ペーストの一部を掻き取る工程と、(e)前記導電性ペーストを乾燥する工程と、(f)前記グリーンシートを上下方向から押圧する工程と、を備え、前記工程(d)においては、前記工程(e)および前記工程(f)を経た後に前記スルーホールに前記導電性ペーストが過不足なく充填されるように、前記導電性ペーストを掻き取ることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の導通電極の印刷方法であって、(g)前記工程(f)の後、前記グリーンシートの上に前記スルーホールを含むようにコネクタパターンを印刷する工程をさらに備え、前記工程(a)においては、前記コネクタパターンの長手方向と前記第1スキージが移動する方向とが一致する方向となるように、前記グリーンシートを前記テーブルの上に固定する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の導通電極の印刷方法であって、前記工程(g)は、同一コネクタパターンを2回印刷する。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の導通電極の印刷方法であって、前記スルーホールは、開口径が300μm〜900μm、深さが100μm〜800μmであり、前記導電性ペーストは、粘度が常温時に4000Pa・s〜8000Pa・sである。
請求項5の発明は、請求項4に記載の導通電極の印刷方法であって、前記工程(c)は、前記第1スキージの前記メタルマスクに対する角度が、15°〜45°であり、前記工程(d)は、前記第2スキージの前記メタルマスクに対する角度が、30°〜75°である。
請求項6の発明は、請求項4または請求項5に記載の導通電極の印刷方法であって、前記工程(c)は、前記第1スキージの移動速度が30mm/sec以下であり、前記工程(d)は、前記第2スキージの移動速度が50mm/sec以下である。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の導通電極の印刷方法であって、前記工程(a)は、前記前記グリーンシートの裏面のうち少なくとも前記スルーホールが設けられた領域を含むようにPETテープを敷いた上で前記グリーンシートを前記テーブルに固定する。
請求項1ないし請求項7の発明によれば、基板のスルーホールの内部に良好な形状で印刷された導通電極を実現することができる。
請求項2の発明によれば、スルーホールの外に生じた滲みをコネクタパターンの一部とすることで、滲みを原因として生じる外観不良や導通不良の発生が防止される。
ガスセンサの構成の一例を概略的に示した断面模式図である。 センサ素子の分解斜視図である。 センサ素子を生成する際の処理の流れを示す図である。 埋込印刷装置の構成の一例を概略的に示す断面模式図である。 本実施の形態に係る印刷方法を用いて、スルーホール内に導通電極を印刷する際の処理の流れを示す図である。 本実施の形態に係る印刷方法を用いて、スルーホール内に導通電極が印刷される過程を示した断面模式図である。 導通電極の形成過程における導電性ペーストの様子を示した断面模式図である。 本実施の形態に係る印刷方法を用いて、スルーホール内に導通電極が印刷された様子を示した断面模式図である。 押圧処理を行って導通電極が形成された後のグリーンシートの上面の様子を示した図である。 滲みの形成の様子を示す模式図である。 第1コネクタパターンが印刷された後のグリーンシートの上面の様子を示した図である。 第2コネクタパターンが印刷された後のグリーンシートの上面の様子を示した図である。 本実施の形態に係る印刷方法を用いて導通電極が印刷されたグリーンシートと比較例に係るグリーンシートとについて、外観検査およびコネクタパターンの反り検査を行った結果を示す図である。
<ガスセンサの概略構成>
はじめに、本発明の印刷方法を用いて印刷された導通電極を備えたガスセンサ100の概略構成について説明する。
図1は、ガスセンサ100の構成の一例を概略的に示した断面模式図である。センサ素子101は、それぞれがジルコニア(ZrO2)等の酸素イオン伝導性固体電解質層からなる第1基板層1と、第2基板層2と、第3基板層3と、第1固体電解質層4と、スペーサ層5と、第2固体電解質層6との6つの層が、図面視で下側からこの順に積層された構造を有する細長な長尺の板状体形状の素子である。また、これら6つの層を形成する固体電界質は緻密な気密のものである。係るセンサ素子101は、例えば、各層に対応するセラミックスグリーンシートに所定の加工および回路パターンの印刷などを行った後にそれらを積層し、さらに、焼成して一体化させることによって製造される。
センサ素子101の一先端部であって、第2固体電解質層6の下面と第1固体電解質層4の上面との間には、ガス導入口10と、第1拡散律速部11と、緩衝空間12と、第2拡散律速部13と、第1内部空所20と、第3拡散律速部30と、第2内部空所40とが、この順に連通する態様にて隣接形成されてなる。
ガス導入口10と、緩衝空間12と、第1内部空所20と、第2内部空所40とは、スペーサ層5をくり抜いた態様にて設けられた上部を第2固体電解質層6の下面で、下部を第1固体電解質層4の上面で、側部をスペーサ層5の側面で区画されたセンサ素子101内部の空間である。
第1拡散律速部11と、第2拡散律速部13と、第3拡散律速部30とはいずれも、2本の横長の(図面に垂直な方向に開口が長手方向を有する)スリットとして設けられる。なお、ガス導入口10から第2内部空所40に至る部位をガス流通部とも称する。
また、ガス流通部よりも先端側から遠い位置には、第3基板層3の上面と、スペーサ層5の下面との間であって、側部を第1固体電解質層4の側面で区画される位置に基準ガス導入空間43が設けられている。基準ガス導入空間43には、NOx濃度の測定を行う際の基準ガスとして、例えば大気が導入される。
大気導入層48は、多孔質アルミナからなる層であって、大気導入層48には基準ガス導入空間43を通じて基準ガスが導入されるようになっている。また、大気導入層48は、基準電極42を被覆するように形成されている。
基準電極42は、第3基板層3の上面と第1固体電解質層4とに挟まれる態様にて形成される電極であり、上述のように、その周囲には、基準ガス導入空間43につながる大気導入層48が設けられている。また、後述するように、基準電極42を用いて第1内部空所20内や第2内部空所40内の酸素濃度(酸素分圧)を測定することが可能となっている。
ガス流通部において、ガス導入口10は、外部空間に対して開口してなる部位であり、該ガス導入口10を通じて外部空間からセンサ素子101内に被測定ガスが取り込まれるようになっている。
第1拡散律速部11は、ガス導入口10から取り込まれた被測定ガスに対して、所定の拡散抵抗を付与する部位である。
緩衝空間12は、第1拡散律速部11より導入された被測定ガスを第2拡散律速部13へと導くために設けられた空間である。
第2拡散律速部13は、緩衝空間12から第1内部空所20に導入される被測定ガスに対して、所定の拡散抵抗を付与する部位である。
被測定ガスが、センサ素子101外部から第1内部空所20内まで導入されるにあたって、外部空間における被測定ガスの圧力変動(被測定ガスが自動車の排気ガスの場合であれば排気圧の脈動)によってガス導入口10からセンサ素子101内部に急激に取り込まれた被測定ガスは、直接第1内部空所20へ導入されるのではなく、第1拡散律速部11、緩衝空間12、第2拡散律速部13を通じて被測定ガスの濃度変動が打ち消された後、第1内部空所20へ導入されるようになっている。これによって、第1内部空間へ導入される被測定ガスの濃度変動はほとんど無視できる程度のものとなる。
第1内部空所20は、第2拡散律速部13を通じて導入された被測定ガス中の酸素分圧を調整するための空間として設けられている。係る酸素分圧は、主ポンプセル21が作動することによって調整される。
主ポンプセル21は、第1内部空所20に面する第2固体電解質層6の下面のほぼ全面に設けられた天井電極部22aを有する内側ポンプ電極22と、第2固体電解質層6の上面の天井電極部22aと対応する領域に外部空間に露出する態様にて設けられた外側ポンプ電極23と、これらの電極に挟まれた第2固体電解質層6とによって構成されてなる電気化学的ポンプセルである。
内側ポンプ電極22は、第1内部空所20を区画する上下の固体電解質層(第2固体電解質層6および第1固体電解質層4)、および、側壁を与えるスペーサ層5にまたがって形成されている。具体的には、第1内部空所20の天井面を与える第2固体電解質層6の下面には天井電極部22aが形成され、また、底面を与える第1固体電解質層4の上面には底部電極部22bが形成され、そして、それら天井電極部22aと底部電極部22bとを接続するように、側部電極部(図示省略)が第1内部空所20の両側壁部を構成するスペーサ層5の側壁面(内面)に形成されて、該側部電極部の配設部位においてトンネル形態とされた構造において配設されている。
内側ポンプ電極22と外側ポンプ電極23とは、多孔質サーメット電極(例えば、Auを1%含むPtとZrO2とのサーメット電極)として形成される。なお、被測定ガスに接触する内側ポンプ電極22は、被測定ガス中のNOx成分に対する還元能力を弱めた、あるいは、還元能力のない材料を用いて形成される。
主ポンプセル21においては、内側ポンプ電極22と外側ポンプ電極23との間に所望のポンプ電圧Vp0を印加して、内側ポンプ電極22と外側ポンプ電極23との間に正方向あるいは負方向にポンプ電流Ip0を流すことにより、第1内部空所20内の酸素を外部空間に汲み出し、あるいは、外部空間の酸素を第1内部空所20に汲み入れることが可能となっている。
また、第1内部空所20における雰囲気中の酸素濃度(酸素分圧)を検出するために、内側ポンプ電極22と、第2固体電解質6と、スペーサ層5と、第1固体電解質4と、第3基板層3と、基準電極42によって、電気化学的なセンサセル、すなわち、主ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル80が構成されている。
主ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル80における起電力V0を測定することで第1内部空所20内の酸素濃度(酸素分圧)がわかるようになっている。さらに、起電力V0が一定となるようにVp0をフィードバック制御することでポンプ電流Ip0が制御されている。これによって、第1内部空所内20内の酸素濃度は所定の一定値に保つことができる。
第3拡散律速部30は、第1内部空所20で主ポンプセル21の動作により酸素濃度(酸素分圧)が制御された被測定ガスに所定の拡散抵抗を付与して、該被測定ガスを第2内部空所40に導く部位である。
第2内部空所40は、第3拡散律速部30を通じて導入された被測定ガス中の窒素酸化物(NOx)濃度の測定に係る処理を行うための空間として設けられている。NOx濃度の測定は、主として、補助ポンプセル50により酸素濃度が調整された第2内部空所40において、さらに、測定用ポンプセル41の動作によりNOx濃度が測定される。
第2内部空所40では、あらかじめ第1内部空所20において酸素濃度(酸素分圧)が調整された後、第3拡散律速部を通じて導入された被測定ガスに対して、さらに補助ポンプセル50による酸素分圧の調整が行われるようになっている。これにより、第2内部空所40内の酸素濃度を高精度に一定に保つことができるため、係るガスセンサ100においては精度の高いNOx濃度測定が可能となる。
補助ポンプセル50は、第2内部空所40に面する第2固体電解質層6の下面の略全体に設けられた天井電極部51aを有する補助ポンプ電極51と、外側ポンプ電極23(外側ポンプ電極23に限られるものではなく、センサ素子101と外側の適当な電極であれば足りる)と、第2固体電解質層6とによって構成される、補助的な電気化学的ポンプセルである。
係る補助ポンプ電極51は、先の第1内部空所20内に設けられた内側ポンプ電極22と同様なトンネル形態とされた構造において、第2内部空所40内に配設されている。つまり、第2内部空所40の天井面を与える第2固体電解質層6に対して天井電極部51aが形成され、また、第2内部空所40の底面を与える第1固体電解質層4には、底部電極部51bが形成され、そして、それらの天井電極部51aと底部電極部51bとを連結する側部電極部(図示省略)が、第2内部空所40の側壁を与えるスペーサ層5の両壁面にそれぞれ形成されたトンネル形態の構造となっている。
なお、補助ポンプ電極51についても、内側ポンプ電極22と同様に、被測定ガス中のNOx成分に対する還元能力を弱めた、あるいは、還元能力のない材料を用いて形成される。
補助ポンプセル50においては、補助ポンプ電極51と外側ポンプ電極23との間に所望の電圧Vp1を印加することにより、第2内部空所40内の雰囲気中の酸素を外部空間に汲み出し、あるいは、外部空間から第2内部空所40内に汲み入れることが可能となっている。
また、第2内部空所40内における雰囲気中の酸素分圧を制御するために、補助ポンプ電極51と、基準電極42と、第2固体電解質層6と、スペーサ層5と、第1固体電解質層4と、第3基板層3とによって電気化学的なセンサセル、すなわち、補助ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル81が構成されている。
なお、この補助ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル81にて検出される起電力V1に基づいて電圧制御される可変電源52にて、補助ポンプセル50がポンピングを行う。これにより第2内部空所40内の雰囲気中の酸素分圧は、NOxの測定に実質的に影響がない低い分圧にまで制御されるようになっている。
また、これとともに、そのポンプ電流Ip1が、主ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル80の起電力の制御に用いられるようになっている。具体的には、ポンプ電流Ip1は、制御信号として主ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル80に入力され、その起電力V0が制御されることにより、第3拡散律速部30から第2内部空所40内に導入される被測定ガス中の酸素分圧の勾配が常に一定となるように制御されている。NOxセンサとして使用する際は、主ポンプセル21と補助ポンプセル50との働きによって、第2内部空所40内での酸素濃度は約0.001ppm程度の一定の値に保たれる。
測定用ポンプセル41は、第2内部空所40内において、被測定ガス中のNOx濃度の測定を行う。測定用ポンプセル41は、第2内部空所40に面する第1固体電解質層4の上面であって第3拡散律速部30から離間した位置に設けられた測定電極44と、外側ポンプ電極23と、第2固体電解質層6と、スペーサ層5と、第1固体電解質層4とによって構成された電気化学的ポンプセルである。
測定電極44は、多孔質サーメット電極である。測定電極44は、第2内部空所40内の雰囲気中に存在するNOxを還元するNOx還元触媒としても機能する。さらに、測定電極44は、第4拡散律速部45によって被覆されてなる。
第4拡散律速部45は、アルミナ(Al23)を主成分とする多孔体にて構成される膜である。第4拡散律速部45は、測定電極44に流入するNOxの量を制限する役割を担うとともに、測定電極44の保護膜としても機能する。
測定用ポンプセル41においては、測定電極44の周囲の雰囲気中における窒素酸化物の分解によって生じた酸素を汲み出して、その発生量をポンプ電流Ip2として検出することができる。
また、測定電極44の周囲の酸素分圧を検出するために、第2固体電界質層6と、スペーサ層5と、第1固体電解質層4と、第3基板層3と、測定電極44と、基準電極42とによって電気化学的なセンサセル、すなわち、測定用ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル82が構成されている。測定用ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル82にて検出された起電力V2に基づいて可変電源46が制御される。
第2内部空所40内に導かれた被測定ガスは、酸素分圧が制御された状況下で第4拡散律速部45を通じて測定電極44に到達することとなる。測定電極44の周囲の被測定ガス中の窒素酸化物は還元されて(2NO→N2+O2)酸素を発生する。そして、この発生した酸素は測定用ポンプセル41によってポンピングされることとなるが、その際、測定用ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル82にて検出された制御電圧V2が一定となるように可変電源の電圧Vp2が制御される。測定電極44の周囲において発生する酸素の量は、被測定ガス中の窒素酸化物の濃度に比例するものであるから、測定用ポンプセル41におけるポンプ電流Ip2を用いて被測定ガス中の窒素酸化物濃度が算出されることとなる。
また、第2固体電解質層6と、スペーサ層5と、第1固体電解質層4と、第3基板層3と、外側ポンプ電極23と、基準電極42とから電気化学的なセンサセル83が構成されており、このセンサセル83によって得られる起電力Vrefによりセンサ外部の被測定ガス中の酸素分圧を検出可能となっている。
このような構成を有するガスセンサ100においては、主ポンプセル21と補助ポンプセル50とを作動させることによって酸素分圧が常に一定の低い値(NOxの測定に実質的に影響がない値)に保たれた被測定ガスが測定用ポンプセル41に与えられる。したがって、被測定ガス中のNOxの濃度に略比例して、NOxの還元によって発生する酸素が測定用ポンプセル41より汲み出されることによって流れるポンプ電流Ip2に基づいて、被測定ガス中のNOx濃度を知ることができるようになっている。
さらに、センサ素子101は、固体電解質の酸素イオン伝導性を高めるために、センサ素子101を加熱して保温する温度調整の役割を担うヒータ部70を備えている。ヒータ部70は、ヒータ電極71と、ヒータ72と、スルーホール73と、ヒータ絶縁層74と、圧力放散孔75と、導通電極76とを備えている。
ヒータ電極71は、第1基板層1の下面に接する態様にて形成されてなる電極である。ヒータ電極71を外部電源と接続することによって、外部からヒータ部70へ給電することができるようになっている。
ヒータ72は、第2基板層2と第3基板層3とに上下から挟まれた態様にて形成される電気抵抗体である。ヒータ72は、外部より給電されることにより発熱し、センサ素子101を形成する固体電解質の加熱と保温を行う。
また、ヒータ72は、第1内部空所20から第2内部空所40の全域に渡って埋設されており、センサ素子101全体を上記固体電解質が活性化する温度に調整することが可能となっている。
スルーホール73は、第1基板層1および第2基板層2の厚み方向に設けられた貫通孔であり、内部に導通電極76が設けられてなる。
ヒータ絶縁層74は、ヒータ72の上下面に、アルミナ等の絶縁体によって形成されてなる絶縁層である。ヒータ絶縁層74は、第2基板層2とヒータ72との間の電気的絶縁性、および、第3基板層3とヒータ72との間の電気的絶縁性を得る目的で形成されている。
圧力放散孔75は、第3基板層3を貫通し、基準ガス導入空間43に連通するように設けられてなる部位であり、ヒータ絶縁層74内の温度上昇に伴う内圧上昇を緩和する目的で形成されてなる。
導通電極76は、スルーホール73内に設けられた導体であり、ヒータ電極71とヒータ72とを電気的に接続している。導通電極76は、例えば、白金等の貴金属又はタングステン、モリブデン等の高融点金属からなる。
<ヒータ部の詳細構成>
図2は、ヒータ部70の構成をより具体的に説明するための、センサ素子101の分解斜視図である。図2では、図示の簡略化のため、第1基板層1と第2基板層2とを一つの直方体として単純化している。同様に、第3基板層3、第1固体電解質層4、スペーサ層5および第2固体電解質層6を一つの直方体として単純化している。また、ヒータ絶縁層74は、省略している。
第1基板層1の下面には、ヒータ電極71として、第1ヒータ電極71aと第2ヒータ電極71bとが形成されている。第1ヒータ電極71aと第2ヒータ電極bとは、それぞれスルーホール73に設けられた導通電極76によってヒータ72と接続されている。第1ヒータ電極71aと第2ヒータ電極71bとの間に外部電源を接続し、該電極間に電圧を印加することで、ヒータ72が発熱するようになっている。
具体的には、ヒータ72の一方の端部である第1ヒータ端部72aが、第1スルーホール73a内の第1導通電極76aを介して第1ヒータ電極71aと電気的に接続されている。同様に、他方の端部である第2ヒータ端部72bが、第2スルーホール73b内の第2導通電極76bを介して第2ヒータ電極71bと電気的に接続されている。
<センサ素子の製造プロセス>
次に、上述したセンサ素子101を製造するプロセスについて説明する。
図3は、センサ素子101を作成する際の処理の流れを示す図である。センサ素子101を作成する場合、まず、ジルコニアなどの酸素イオン伝導性固体電解質をセラミックス成分として含むグリーンシートを用意する(ステップ1)。本実施の形態に係るセンサ素子101を作成する場合であれば、各層に対応させて6枚のグリーンシートが用意される。
次に、内部空間やスルーホール73を構成する層に対応するグリーンシートについて、パンチング装置による打ち抜き処理などで、該内部空間やスルーホール73に対応する貫通部を形成する(ステップ2)。
各層に対応したグリーンシートが用意できると、スルーホール73が形成されたグリーンシートに対して導通電極76の印刷・乾燥処理を行う(ステップ3)。なお、本実施の形態においては、スルーホール73内に導通電極76を印刷する方法が、良好なガスセンサを実現する上で特徴的なものであることから、これらについての詳細は後述する。印刷後の乾燥処理には、公知の乾燥手段を利用可能である。
導通電極が形成されると、それぞれのグリーンシートに対してパターン印刷・乾燥処理を行う(ステップ4)。パターン印刷には、公知のスクリーン印刷技術を利用可能である。また、印刷後の乾燥処理についても、公知の乾燥手段を利用可能である。
パターン印刷が終わると、各層に対応するグリーンシート同士を積層・接着するための接着用ペーストの印刷・乾燥処理を行う(ステップ5)。このときの印刷処理および乾燥処理についても、公知の印刷手段および乾燥手段を利用可能である。
続いて、接着剤が塗布されたグリーンシートを所定の順序に積み重ねて、所定の温度・圧力条件を与えることで圧着させ、一つの積層体とする圧着処理を行う(ステップ6)。具体的には、公知の油圧プレス機などの積層機によって積層治具ごと加熱・加圧することによって行う。加熱・加圧を行う圧力・温度・時間については、用いる積層機にも依存するものであるが、良好な積層が実現できるよう、適宜の条件が決まればよい。
上述のようにして積層体が得られると、続いて、公知の切断装置によって係る積層体の複数箇所を切断してセンサ素子101個々の単位に切り出す(ステップ7)。そして、切り出された素子体を、所定の条件下で焼成することにより、上述のようなセンサ素子101が生成される(ステップ8)。
<埋め込み印刷装置>
以降においては、スルーホール73内に導通電極76を印刷する態様について具体的に説明する。まず、スルーホール73内の導通電極76の印刷に用いる装置の一例としての埋め込み印刷装置について説明する。図4は、埋め込み印刷装置200の構成の一例を概略的に示す断面模式図である。図4に示すように、埋め込み印刷装置200は、テーブル201と、固定部材202と、第1スキージユニット203と、第2スキージユニット204と、駆動手段205と、制御手段206と、を主として備える。なお、図4には、後述する第1スキージユニット203がグリーンシート300上を移動する方向をx軸方向とし、配置されたグリーンシート300の上面に対して垂直方向をy軸方向とするxy座標を付している(以降においても同様)。
テーブル201は、その上面にグリーンシート300を載置固定するための部位である。固定部材202は、スルーホール73とほぼ同じ開口径を有する貫通孔311が設けられたメタルマスク310を固定する部材である。図4においては、グリーンシート300がテーブル201の上に載置固定され、メタルマスク310が固定部材202によって保持固定され、該メタルマスク310の上に導電性ペースト320が供給された状態を示している。なお、固定手段202は、スルーホール73の直上に位置するようにメタルマスク310を固定する。また、好ましくは、テーブル201には図示しない多数の吸引孔が設けられてなり、同じく図示しない吸引手段によって吸引孔に対して負圧を与えることにより、グリーンシート300がテーブル201の上に吸着固定される。
第1スキージユニット203は、平型、角型、剣型などで形成され、ウレタンを主成分とするゴム等の材質からなる第1スキージ203aと、第1スキージ203aを保持する第1保持手段203bとを備える。第1スキージ203aは、メタルマスク310上に供給された導電性ペースト320をx軸正方向に掻き取る部材である。また、第2スキージユニット204は、平型、角型、剣型などで形成され、ウレタンを主成分とするゴム等の材質からなる第2スキージ204aと、第2スキージ204aを保持する第2保持手段204bとを備える。第2スキージ204aは、メタルマスク310上に供給された導電性ペースト320をx軸負方向に掻き取る部材である。
埋め込み印刷装置200においては、図4に示すようにグリーンシート300およびメタルマスク310が配置されるとともに導電性ペースト32が供給された状態で、制御手段206が、駆動手段205による第1スキージユニット203および第2スキージユニット204の駆動動作を初めとする各部の動作を適宜に制御することで、グリーンシート300のスルーホール73への導電性ペースト320の充填(すなわち導通電極76の印刷)が行われる。
具体的には、第1スキージ203aが、メタルマスク310をy軸負方向に押圧した状態でメタルマスク310の上をx軸正方向に移動することによって、メタルマスク310の上に供給された導電性ペーストをスルーホール73の中に充填し、続いて、第2スキージ204aが、メタルマスク310をy軸負方向に押圧した状態でメタルマスク310の上をx軸負方向に移動することによって、スルーホール73よりも上部に堆積された導電性ペースト320の一部を掻き取ることで、一連の印刷処理がなされたことになる。
ただし、メタルマスク310は、印刷時に第1スキージ203aおよび第2スキージ204aからの力を受けてメタルマスク310がy軸負方向に撓んだときにのみ、メタルマスク310の貫通孔311近傍とグリーンシート300のスルーホール73近傍とが接触する程度の間隔を空けて、固定される。これは、グリーンシート300が、該メタルマスク310との接触によりメタルマスク310から力を受けることによって破損することを防止するためである。
メタルマスク310や第1スキージ203aおよび第2スキージ204aとしては、印刷目的に応じた適宜のものを用いることができるが、本実施の形態においては、メタルマスク310の厚みを40μm〜60μmとし、第1スキージ203aとして、接触角度が15°〜45°であり、硬度が60°以下のものを用い、さらに、第2スキージ204aとして、接触角度が30°〜75°のものを用いるようにする。これらは、後述する条件の導電性ペーストを用いてメタルマスク印刷を行う場合に、スルーホール73を隙間なく埋めるとともにグリーンシート300の表面から突出しない、良好な形状を有する導通電極76を形成することを可能とする条件である。なお、接触角度とは、第1スキージ203aおよび第2スキージ204aがメタルマスク310と接触する際の、メタルマスク310の表面に対する第1スキージ203aおよび第2スキージ204aの移動方向側の下面(203cおよび204c)の傾き角度のことである。
<導通電極の印刷方法>
続いて、スルーホール73内に導通電極76を印刷する方法について説明する。図5は、スルーホール73内に導通電極76を印刷する際の処理の流れを示す図である。図6は、本実施の形態に係る導通電極の印刷方法を用いて、スルーホール73内に導通電極76が印刷される過程を示した断面模式図である。図6では、説明の簡略化のため、駆動手段205および制御手段206の図示を省略する。図7は、導通電極76の形成過程における導電性ペースト320の様子を示した断面模式図である。図8は、本実施の形態に係る導通電極の印刷方法を用いて、スルーホール73内に導通電極76が印刷された様子を示した断面模式図である。本実施の形態では、300μm〜900μmの開口径、100μm〜800μmの深さを有する、一般的なガスセンサ100のスルーホール73の中に導通電極76を印刷する場合を例として説明する。
はじめに、埋め込み印刷装置200のテーブル201の上に、スルーホール73が形成されたグリーンシート300を載置して固定する(ステップ11)。このとき、グリーンシート300は、後の工程で印刷されるコネクタパターンの長手方向(図10参照)がx軸方向と一致するように、載置・固定される。このようなグリーンシート300の載置態様は、後述するように、グリーンシート300の表面に形成されてしまう導電性ペースト320の滲み部分を、コネクタパターンの一部として積極的に利用するために採用されたものである。
好ましくは、グリーンシート300をテーブル201に載置する際、グリーンシート300の裏面のうち、少なくともスルーホール73が設けられた箇所の下には、例えばPETフィルムなどが敷かれる。このようなPETフィルムを敷くことで、後の工程でスルーホール73内に導電性ペースト320を充填する際に、スルーホール73とテーブル201との間から導電性ペースト320が漏れ出ることが防止される。
グリーンシート300が固定されると、スルーホール73の上に貫通孔311が位置するようにメタルマスク310を位置合わせし、グリーンシート300との間に間隔(本実施の形態では0.2mm程度)を空けてメタルマスク310を固定手段202に固定する(ステップ12)。
続いて、例えば図示しない供給手段によりメタルマスク310の上に導電性ペースト320を供給する(ステップ13)。
導電性ペースト320としては、例えば、白金等の貴金属又はタングステン、モリブデン等の高融点金属などの材質からなるものを用いる。導電性ペーストは、常温時の粘度が4000Pa・s〜8000Pa・sであるように調整される。
続いて、駆動手段205により、第1スキージユニット203をy軸負方向に移動させて、グリーンシート300のスルーホール73近傍とメタルマスク310の貫通孔311近傍とが接触する程度にメタルマスク310を第1スキージ203aによって押圧しつつ、第1スキージユニット203をx軸正方向に移動させる(ステップ14)。
なお、第1スキージユニット203のx軸正方向への移動速度は、30mm/sec以下に設定される。
これにより、導電性ペースト320は、スルーホール73内に充填されるとともに、スルーホール73より上部にも突起状に堆積する(図6(a)、図7(a))。これは、導電性ペースト320の粘度が上述のように4000Pa・s〜8000Pa・sと比較的高いためである。
第1スキージユニット203のx軸正方向への移動が終了すると、駆動手段205により、第2スキージユニット204をy軸負方向へ移動させて、グリーンシート300とメタルマスク310との接触状態が維持されるように第2スキージユニット204によりメタルマスク310をy軸負方向に押圧しつつ、第1スキージユニット203をy軸正方向へ移動して第1スキージ203aとメタルマスク310とを非接触とする(ステップ15、図6(b))。続いて、駆動手段205により、メタルマスク310を押圧した状態のまま、第2スキージユニット204をx軸負方向へ移動させる(ステップ16)。
なお、第2スキージユニット204のx軸負方向への移動速度は、50mm/sec以下に設定される。
これにより、第2スキージ204aによって導電性ペースト320のスルーホール73からの突出部分の一部321が掻き取られるが、スルーホール73よりも上部には、導電性ペースト320の突出部分322が存在したままである(図6(c)、図7(b))。
第2スキージユニット204のx軸負方向への移動が終了すると、グリーンシート300を埋め込み印刷装置200から取り出し、公知の乾燥手段によって導電性ペースト320を硬化させてからPETフィルムを剥がす(ステップ17)。すると、導電性ペーストは乾燥収縮し、スルーホール73より上部の導電性ペースト320の突出部分322は乾燥前より収縮する(図7(c))。
続いて、公知の積層プレス機によりグリーンシート300を上下方向から均等に押圧する(ステップ18)。押圧によって導電性ペースト320の突出部分322がスルーホール73内に押し入れられ、上部に突出することなくスルーホール73内の全体にわたって導電性ペースト320が過不足なく充填された状態が実現される(図7(d))。すなわち、スルーホール73内部全体に、導電性ペースト320からなる導通電極76が設けられる(図8)。
ここまでの説明から明らかなように、本実施の形態における導通電極76の形成プロセス、つまりはスルーホール73への過不足のない導電性ペースト320の充填プロセスは、第1スキージ203aによる一度のスキージ動作のみによってこれを実現することを意図するものではない。係るスキージ動作の後の第2スキージ204aによる掻き取りや、これに続く乾燥処理や押圧処理の際の導電性ペースト320の収縮をあらかじめ想定し、それらを経た後に過不足のない理想的な導電性ペースト320の充填状態が実現されることを意図している点で特徴的である。それゆえ、上述した、メタルマスク310の厚みや第1スキージ203aおよび第2スキージ204aの接触角度や硬度、さらには導電性ペーストの粘度や各スキージの移動速度や乾燥・押圧条件などは全て、この充填状態を好適に実現する要件として定められたものである。
具体的には、第1スキージ203aがスルーホール73に導電性ペースト320を充填する場合には、十分な充填がなされた上でさらに突出部分が形成されるようにする必要がある。第1スキージ203aの条件(接触角度、硬度、移動速度など)や、導電性ペースト320の粘度が4000Pa・s以上であるという条件は、これを満たすべく定められたものである。
例えば、導電性ペースト320の粘度が4000Pa・sを下回る場合、スルーホール73への導電性ペースト320の充填はなされたとしても、上述のような突起部分が形成されないので、乾燥・押圧処理後において導通電極76の表面が凹部となってしまうことがある。係る場合、その後に形成するコンタクトパターンと良好な導通が取れないという問題が生じる。また第1スキージ203a自体の条件が不適であるために、必要以上に導電性ペースト320を掻き取ってしまうような場合も同様の問題が生じる。
一方、第2スキージ204aによる掻き取りは、その後の乾燥・押圧収縮によって良好な充填状態が実現される程度に、導電性ペースト320が突出した状態が実現されるように行われる必要がある。40μm〜60μmというメタルマスク310の厚みの条件や、第2スキージ204aの条件(接触角度、移動速度など)や、導電性ペースト320の粘度が8000Pa・s以下であるという条件は、これを満たすべく定められたものである。
例えば、メタルマスク310が薄すぎると、第2スキージ204aによって必要以上に導電性ペースト320が掻き取られてしまい、乾燥・押圧処理後に導通電極76の表面が陥没してしまい不適である。一方、メタルマスク310が厚すぎる場合や、粘度が8000Pa・sを上回るような硬い導電性ペースト320を用いた場合は、第2スキージ204aが十分に導電性ペースト320を掻き取ることが出来ずに、必要以上の導電性ペースト320が突起となって残存してしまうことがある。また第2スキージ204a自体の条件が不適であるために、同様の問題が生じることもある。
なお、仮に、一方向へのスキージ動作のみで、つまりはその後の掻き取り動作をすることなく、スルーホール73への導電性ペースト320の充填を好適に行おうとする場合、押圧処理を前提としたとしても、図7(c)に示すような充填状態を、押圧処理を行わない場合は図7(d)に示す状態を、いきなり実現することが必要となる。そのためには、導電性ペースト320の粘度を3000Pa・s〜4000Pa・s程度の範囲に保つ必要があることが、本発明の発明者によって確認されている。これは、上述した本実施の形態における4000Pa・s〜8000Pa・sという条件に比して、非常にシビアに粘度制御が必要であることを意味している。換言すれば、本実施の形態に係る方法は、導電性ペーストの粘度の許容幅が広く、粘度管理が行いやすい手法であるということができる。
以上、説明したように、本実施の形態に係る導通電極の印刷方法では、第1スキージ203aによって導電性ペースト320をスルーホール73に充填するとともに、該スルーホール73の上部に導電性ペースト320を突起状に堆積した後、第2スキージ204aによって、その後の乾燥および押圧処理によって導電性ペースト320がスルーホール73に過不足なく充填される程度に突起部分の導電性ペースト320を掻き取るようにすることで、良好な形状の導通電極76を形成することができる。しかも、一度のスキージ動作にて導通電極を形成する場合よりも、導電性ペーストの粘度の許容幅が大きいので、粘度管理の容易さという点で優れている。
<コネクタパターンの印刷方法>
次に、導通電極76が形成されたグリーンシート300に対して行うコネクタパターン330の印刷方法について説明する。なお、コネクタパターン330とは、ヒータ電極71またはヒータ端部72a,72bのパターンのことである。
図9は、押圧処理を行って導通電極76が形成された後のグリーンシート300の上面の様子を示した図である。上述した方法によれば、良好な形状の導通電極76が形成されるが、導通電極76の形成態様によっては、図9に示すように、押圧処理を終えた後のグリーンシート300の表面において、スルーホール73の外周部分に厚さ4〜5μm程度の滲み323を生じることがある。係る滲み323は、例えば、スルーホール73がグリーンシート300の端部近傍に形成されている場合に生じやすい。
図10は、係る場合における滲み323の形成の様子を示す模式図である。導通電極76の形成対象たるスルーホール73がグリーンシート300の端部に形成されている場合、これに対応して、メタルマスク310の貫通孔311もメタルマスク310の端部に形成されているので、第1スキージ203aがメタルマスク310の中央部分から移動してメタルマスク310の端部に達するときと比べると、第2スキージ204aが端部移動するときの方が、メタルマスク310は撓みにくい。それゆえ、前者の場合には、図10(a)に示すようにメタルマスク310とグリーンシート300とが良好に接触していたとしても、後者の場合には、図10(b)に示すようにメタルマスク310がグリーンシート300からわずかに浮き上がってしまい、両者の間隙部分(符号)に導電性ペースト320が入り込んでしまうことがある。これが滲み323の原因である。
コネクタパターン330の印刷後にも係る滲み323が残ったままでは、外観不良や導通不良を生じる可能性もあり好ましくない。そこで、本実施の形態においては、係る滲み323をコネクタパターン330の一部として利用するようにすることで、そのような不具合が発生しないようにしている。以下に、コネクタパターン330の印刷方法について説明する。
まず、上述したように、コネクタパターン330の印刷に先立つ導通電極76の形成は、グリーンシート300を、その後に形成するコネクタパターン330の長手方向が第1スキージ203aの移動方向(x軸方向)と一致するように、テーブル201の上に載置・固定した上で行う。これは、上述したメカニズム上、滲み323が形成される場合の形成位置は、スルーホール73のx軸正方向側となることから、この滲み323の形成位置をコンタクトパターン330の形成方向と一致させるためである。
上述の方法により導通電極76が形成されると、グリーンシート300に対し、印刷方向を長手方向と一致させる態様にてコネクタパターン330(第1コネクタパターン331)を印刷する。係る第1コネクタパターン331の印刷には、白金等の貴金属又はタングステン、モリブデン等の高融点金属ペーストを用い、公知のスクリーン技術を利用可能である(第2のコネクタパターンも同様)。図11は、第1コネクタパターン331が印刷された後のグリーンシート300の上面の様子を示した図である。係るコネクタパターン331の印刷により、滲み323がコネクタパターン331の一部になるとともに、コネクタパターンのうち滲み323が生じた領域とその他の領域との間の厚みの差が緩和される。
次に、第1コネクタパターン331の上に、再度コネクタパターン330(第2コネクタパターン332)を印刷する。図12は、第2コネクタパターン332が印刷された後のグリーンシート300の様子を示した図である。係るコネクタパターン332の印刷により、コネクタパターンのうち滲み323が生じた領域とその他の領域との間の厚みがほぼ同じになる。
すなわち、コネクタパターン330を2回印刷することで、滲み323がコネクタパターンの一部となる。これにより、スルーホール73の外に生じる滲み323を原因とする外観不良や導通不良の発生が防止される。
以上のように、本実施の形態によれば、導通電極76の印刷を2度のスキージ処理によって行うことにより、スルーホール73の内部に導通電極76を良好な形状で形成することができる。加えて、スルーホール73の外に滲み323が生じる場合であっても、スルーホール73の外に生じた滲み323をコネクタパターンの一部とすることで、滲み323を原因とする外観不良や導通不良の発生が防止される。
<実施例>
本実施の形態に係る印刷方法により印刷された導通電極を有するグリーンシートAと、比較例であるグリーンシートBに対して、外観検査およびコネクタパターンの反り検査を行った。なお、グリーンシートBは、一回のスキージ処理によってスルーホール内に導通電極が印刷された、従来のグリーンシートである。このとき、スキージは、接触角が45°であり、導電性ペーストは、粘度が3500±500Pa・sである。
外観検査には、メタル飛び検査と、埋込凹み検査と、埋込滲み検査と、異物付着検査と、を行った。メタル飛び検査は、スキージ処理を行った後に、スルーホール周辺に飛び散った導電性ペーストによって端子間ショートが生じていないかを、目視によってまたは顕微鏡を用いて確認する検査のことである。埋込凹み検査は、印刷された導通電極がグリーンシート表面よりも凹んでいないかを、スキージ処理を行った後の目視検査とヒータ層が生成された後の画像検査により確認する検査のことである。埋込滲み検査は、スキージ処理を行った後に、スルーホール周辺に滲んだ導電性ペーストによって端子間ショートが生じていないかを、目視によって確認する検査のことである。異物付着検査は、押圧処理を行った後に、導通電極の上部が飛び散って端子間ショートが生じていないかを、目視によって確認する検査のことである。
また、コネクタ部の反り検査は、コネクタパターンを印刷した後に、コネクタパターンに反りが生じていないかを、レーザー変位計によって基準値からの偏差を測定することで確認する検査のことである。
図13は、グリーンシートAとグリーンシートBの検査結果を示した図である。なお、測定数はいずれも1000シートとした。図13(a)に示すように、グリーンシートAは、グリーンシートBよりも外観不良率が低減していることが確認された。また、図13(b)に示すように、グリーンシートAは、グリーンシートBよりもコネクタ反りの平均値が小さく、工程能力が高いことが確認された。係る結果は、ガスセンサAが、ガスセンサBよりも良好な導通電極を印刷することが可能であることを意味している。
以上の結果より、本実施の形態に係る導通電極の印刷方法を用いることが、良好な導通電極を形成することに効果があることが確認された。
73 スルーホール
76 導通電極
100 ガスセンサ
101 センサ素子
200 埋め込み印刷装置
201 テーブル
202 固定部材
203 第1スキージユニット
203a 第1スキージ
204 第2スキージユニット
204a 第2スキージ
205 駆動手段
206 制御手段
300 グリーンシート
310 メタルマスク
320 導電性ペースト
330 コネクタパターン

Claims (7)

  1. グリーンシートに設けられたスルーホール内に導通電極を印刷する方法であって、
    (a)テーブルの上に前記グリーンシートを固定する工程と、
    (b)貫通孔を有するメタルマスクを、該貫通孔と前記スルーホールとを位置合わせして、前記グリーンシートの上に隙間を空けて固定する工程と、
    (c)前記メタルマスクを押圧しながら第1スキージを前記メタルマスクに沿って移動させることにより、前記メタルマスクの上に供給された導電性ペーストを前記スルーホールの中に充填するとともに、前記スルーホールの上部より上にも前記導電性ペーストを堆積する工程と、
    (d)前記メタルマスクを押圧しながら第2スキージを前記メタルマスクに沿って移動させることにより、前記スルーホールの上に堆積された前記導電性ペーストの一部を掻き取る工程と、
    (e)前記導電性ペーストを乾燥する工程と、
    (f)前記グリーンシートを上下方向から押圧する工程と、を備え、
    前記工程(d)においては、前記工程(e)および前記工程(f)を経た後に前記スルーホールに前記導電性ペーストが過不足なく充填されるように、前記導電性ペーストを掻き取ることを特徴とする導通電極の印刷方法。
  2. (g)前記工程(f)の後、前記グリーンシートの上に前記スルーホールを含むようにコネクタパターンを印刷する工程をさらに備え、
    前記工程(a)においては、前記コネクタパターンの長手方向と前記第1スキージが移動する方向とが一致する方向となるように、前記グリーンシートを前記テーブルの上に固定する、請求項1に記載の導通電極の印刷方法。
  3. 前記工程(g)は、同一コネクタパターンを2回印刷する、請求項2に記載の導通電極の印刷方法。
  4. 前記スルーホールは、開口径が300μm〜900μm、深さが100μm〜800μmであり、
    前記導電性ペーストは、粘度が常温時に4000Pa・s〜8000Pa・sである、請求項1から請求項3のいずれかに記載の導通電極の印刷方法。
  5. 前記工程(c)は、前記第1スキージの前記メタルマスクに対する角度が、15°〜45°であり、
    前記工程(d)は、前記第2スキージの前記メタルマスクに対する角度が、30°〜75°である、請求項4に記載の導通電極の印刷方法。
  6. 前記工程(c)は、前記第1スキージの移動速度が30mm/sec以下であり、
    前記工程(d)は、前記第2スキージの移動速度が50mm/sec以下である、請求項4または請求項5に記載の導通電極の印刷方法。
  7. 前記工程(a)は、前記前記グリーンシートの裏面のうち少なくとも前記スルーホールが設けられた領域を含むようにPETテープを敷いた上で前記グリーンシートを前記テーブルに固定する、請求項1から請求項6のいずれかに記載の導通電極の印刷方法。
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