JP2011157664A - シュープレス用ベルト基布及びこれを用いたシュープレス用ベルト - Google Patents
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Abstract
【解決手段】大径のストレート経糸11と、大径のストレート緯糸12と、小径の経糸13と、がこの順に厚さ方向に配置され、且つ大径のストレート経糸及び小径の経糸と交絡する小径の緯糸14により織成された1重織組織を備え、大径のストレート経糸及び緯糸は、ポリエステル樹脂製のマルチフィラメントであり、且つ糸径が0.3〜1.3mm、小径の経糸は、ポリアミド樹脂製のモノフィラメントであり、且つ糸径が0.1〜0.3mm、小径の緯糸は、ポリアミド樹脂製又はポリエステル樹脂製のマルチフィラメント又はモノフィラメントであり、且つマルチフィラメントである場合は繊度が400〜1500デニール、モノフィラメントである場合は糸径が0.1〜0.3mmである。
【選択図】図1
Description
1.大径のストレート経糸と、大径のストレート緯糸と、小径の経糸と、がこの順に厚さ方向に配置され、且つ該大径のストレート経糸及び該小径の経糸と交絡する小径の緯糸により織成された1重織組織を備えるシュープレス用ベルト基布であって、上記大径のストレート経糸及び上記大径のストレート緯糸は、ポリエステル樹脂製のマルチフィラメントであり、且つ糸径が0.3〜1.3mm、上記小径の経糸は、ポリアミド樹脂製のモノフィラメントであり、且つ糸径が0.1〜0.3mm、上記小径の緯糸は、ポリアミド樹脂製又はポリエステル樹脂製のマルチフィラメント又はモノフィラメントであり、且つマルチフィラメントである場合は繊度が400〜1500デニール、モノフィラメントである場合は糸径が0.1〜0.3mm、であることを特徴とするシュープレス用ベルト基布。
2.上記小径の緯糸はマルチフィラメントである上記1.に記載のシュープレス用ベルト基布。
3.上記大径のストレート経糸の糸径(d1)と、上記大径のストレート緯糸の糸径(d2)との比(d1/d2)が、1.2〜1.8である上記1.又は2.に記載のシュープレス用ベルト基布。
4.上記小径の緯糸は、上記大径のストレート経糸のうちの隣り合う2本又は3本の大径のストレート経糸と連続して交絡している上記1.乃至3.のうちのいずれか1項に記載のシュープレス用ベルト基布。
5.上記小径の緯糸はマルチフィラメントであり、繊度3〜8デニールのモノフィラメントが100〜350本撚り合わされてなり、1インチ当たり1〜5回撚られている上記1.乃至4.のうちのいずれか1項に記載のシュープレス用ベルト基布。
6.上記小径の緯糸はマルチフィラメントであり、横断面が扁平形状である上記1.乃至5.のうちのいずれか1項に記載のシュープレス用ベルト基布。
7.上記大径のストレート経糸、上記大径のストレート緯糸、及び上記小径の緯糸、を構成するモノフィラメントが樹脂加工されている上記1.乃至6.のうちのいずれか1項に記載のシュープレス用ベルト基布。
8.樹脂層と、該樹脂層に埋設されている上記1.乃至7.のうちのいずれか1項に記載のシュープレス用ベルト基布と、を備えることを特徴とするシュープレス用ベルト。
9.2枚の上記シュープレス用ベルト基布が重ね合わされて上記樹脂層に埋設されている上記8.に記載のシュープレス用ベルト。
また、小径の緯糸がマルチフィラメントである場合は、より柔軟であり、特に大径のストレート経糸に十分に密着させることができ、より優れた寸法安定性を有する基布とすることができる。
更に、大径のストレート経糸の糸径(d1)と、大径のストレート緯糸の糸径(d2)との比(d1/d2)が、1.2〜1.8である場合は、ベルトの基布として用いたときに、より大きな引張力が加わる経方向がより強化され、より優れた寸法安定性を有する基布とすることができる。
また、小径の緯糸が、大径のストレート経糸のうちの隣り合う2本又は3本の大径のストレート経糸と連続して交絡している場合も、小径の緯糸が、全ての大径のストレート経糸と交絡しているときと同様に、優れた寸法安定性を有する基布とすることができる。
更に、小径の緯糸がマルチフィラメントであり、繊度3〜8デニールのモノフィラメントが100〜350本撚り合わされてなり、1インチ当たり1〜5回撚られている場合は、この緯糸が十分に柔軟であり、織成時に横断面が扁平形状になって、大径のストレート経糸と面で接触するため、経方向、緯方向ともにより寸法変化の少ない、より優れた寸法安定性を有する基布とすることができる。
また、小径の緯糸がマルチフィラメントであり、横断面が扁平形状である場合は、上記と同様に、経方向、緯方向ともにより寸法変化の少ない、より優れた寸法安定性を有する基布とすることができる。
更に、大径のストレート経糸、大径のストレート緯糸、及び小径の緯糸、を構成するモノフィラメントが樹脂加工されている場合は、これらの糸間、及びこれらの糸と小径の経糸との間、の摩擦が低減されるため、ベルトに用いたときに、各々の糸の摩耗を抑えることができ、フィブリル化等による強度の低下が抑えられる。
また、2枚のシュープレス用ベルト基布が重ね合わされて樹脂層に埋設されている場合は、走行方向、幅方向ともに強化され、寸法変化がより抑えられ、樹脂層におけるクラック等の発生及びその進展もより抑えられるため、より耐用日数の長いベルトとすることができる。
[1]シュープレス用ベルト基布
本発明のシュープレス用ベルト基布は、大径のストレート経糸、大径のストレート緯糸、及び小径の経糸、がこの順に厚さ方向に配置され、且つ大径のストレート経糸及び小径の経糸と交絡する小径の緯糸により織成された1重織組織を備え、大径のストレート経糸及び大径のストレート緯糸が、ポリエステル樹脂製のマルチフィラメントであり、且つ糸径が0.3〜1.3mm、小径の経糸が、ポリアミド樹脂製のモノフィラメントであり、且つ糸径が0.1〜0.3mm、小径の緯糸が、ポリアミド樹脂製又はポリエステル樹脂製のマルチフィラメント又はモノフィラメントであり、且つマルチフィラメントである場合は繊度が400〜1500デニール、モノフィラメントである場合は糸径が0.1〜0.3mm、である。
この基布は、1重織組織を備え、従来の多重織組織を備える基布と比べて薄く、且つ柔軟であり、0.8〜1.8mm、特に0.8〜1.5mm程度の薄い基布とすることができる。
上記「大径のストレート経糸11」及び上記「大径のストレート緯糸12」は、シュープレス用ベルト基布1の厚さ方向に重ね合わせられているのみであり、互いに織成はされていない。また、上記「小径の経糸13」は、大径のストレート緯糸12の、大径のストレート経糸11が重ね合わせられている側とは反対側に配設され、小径の緯糸14と織成され、交絡している。このように、小径の経糸13と小径の緯糸14とは織成され、交絡しているが、糸径及び剛性等の面での他の糸との相関で、小径の経糸13は殆ど屈曲せず、ストレート乃至それに近似の形態が維持される。これによって、より優れた寸法安定性を有するシュープレス用ベルト基布とすることができる。
大径のストレート経糸及び大径のストレート緯糸を構成するポリエステル樹脂は特に限定されず、ジカルボン酸とグリコールとを反応させてなる各種のポリエステル樹脂を用いることができる。ジカルボン酸としては、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、イソフタル酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等が挙げられる。また、グリコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、テトラメチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等が挙げられる。ジカルボン酸及びグリコールは各々1種のみ用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
尚、マルチフィラメントの製造に用いるモノフィラメントは、非加工糸でもよく、捲縮加工及び嵩高加工等を施した加工糸でもよく、これらを併用してもよい。
大径のストレート経糸と同方向に引き揃えられ、大径のストレート緯糸の大径のストレート経糸とは反対側に重ね合わせられている小径の経糸は、ポリアミド樹脂製のモノフィラメントであり、糸径が0.1〜0.3mmである。
小径の経糸を構成するポリアミド樹脂は特に限定されず、各種のポリアミド樹脂を用いることができる。このポリアミド樹脂としては、ナイロン66、ナイロン6、ナイロン12、ナイロン11、ナイロン610、ナイロン612等が挙げられる。これらのポリアミド樹脂は1種のみ用いてもよく、2種以上を併用してもよい。また、ポリアミド樹脂に他の樹脂を混合して用いてもよいが、他の樹脂は、樹脂の全量を100質量%とした場合に、10質量%以下、特に5質量%以下であることが好ましい。
大径のストレート経糸及び小径の経糸と交絡する小径の緯糸は、ポリアミド樹脂製又はポリエステル樹脂製のマルチフィラメント又はモノフィラメントであり、マルチフィラメントである場合は繊度が400〜1500デニール、モノフィラメントである場合は糸径が0.1〜0.3mmである。
小径の緯糸はポリアミド樹脂製でもポリエステル樹脂製でもよいが、ポリエステル樹脂製である大径のストレート経糸との摩擦による摩耗を低減させることができ、且つポリエステル樹脂と比べて剛性が低く、柔軟であるため、大径及び小径の経糸と絡合させ、織成させることが容易なポリアミド樹脂製であることが好ましい。
シュープレス用ベルト基布のメッシュ数は、強度が大きく、且つ優れた寸法安定性を有する基布とすることができる限り、特に限定されない。このメッシュ数は、経方向では8〜42本/インチ、特に15〜35本/インチ、更に20〜30本/インチ、緯方向では25〜85本/インチ、特に40〜70本/インチ、更に45〜60本/インチであることが好ましい。経方向のメッシュ数が8〜42本/インチであり、且つ緯方向のメッシュ数が25〜85本/インチであれば、十分な強度を有し、且つ寸法変化の少ないシュープレス用ベルト基布とすることができる。
大径のストレート経糸、大径のストレート緯糸及び小径の緯糸は、樹脂加工されていることが好ましい。樹脂加工することにより、各々の糸間の滑りが向上し、摩擦を低減させることができ、フィブリル化及び摩耗を抑えることができる。小径の経糸はモノフィラメントであるため、特に樹脂加工する必要はない。
本発明のシュープレス用ベルトは、樹脂層と、この樹脂層に埋設されている本発明のシュープレス用ベルト基布と、を備える。
先ず、未硬化樹脂、又は上記の溶液及びエマルションを、基布の一面側から厚さ方向の中間部まで含浸させ、その後、未硬化樹脂等を基布の一面側の表面に更に供給して堆積させ、次いで、未硬化樹脂を硬化させて一面側の樹脂層を形成する。その後、未硬化樹脂等を基布の他面側から一面側の樹脂層の先端部にまで含浸させ、次いで、未硬化樹脂等を基布の他面側の表面に更に供給して堆積させ、その後、未硬化樹脂を硬化させて他面側の樹脂層を形成する。このようにして、基布が埋設された中間部と、この中間部の両面側に形成された樹脂のみからなる層とを有する樹脂層を形成することができる。
実施例1(シュープレス用ベルト基布)
繊度4〜5デニールのPET製モノフィラメントを360本引き揃え、3回/インチの撚りをかけてマルチフィラメント原糸を作製し、その後、3本の原糸を引き揃え、9回/インチの撚りをかけ、糸径が約0.85mmの大径のストレート経糸を作製した。更に、繊度4〜5デニールのPET製モノフィラメントを240本引き揃え、9回/インチの撚りをかけてマルチフィラメント原糸を作製し、その後、3本の原糸を引き揃え、9回/インチの撚りをかけ、糸径が約0.65mmの大径のストレート緯糸を作製した。また、この大径のストレート緯糸の作製に用いたマルチフィラメント原糸を小径の緯糸として用いた。
上記実施例1で製造した厚さ1.6mmのシュープレス用ベルト基布を2枚重ね合わせ、加圧シュー側となる一方の基布の表面から、NCO末端ウレタンプレポリマーを含有する液状の未硬化樹脂をスプレー塗布し、他方の基布の中間部まで含浸させて未硬化樹脂層を形成し、その後、プレポリマーを反応させ、硬化させて、厚さ3.4mmの低硬度の加圧シュー側の樹脂層(図4の樹脂層22参照)を形成した。次いで、重ね合わせられたシュープレス用ベルト基布の湿紙供給側となる他方の基布の表面から、NCO末端ウレタンプレポリマーを含有する液状の未硬化樹脂をスプレー塗布し、加圧シュー側の樹脂層の先端部にまで含浸させて未硬化樹脂層を形成し、その後、プレポリマーを反応させ、硬化させて、厚さ2.6mmの高硬度の湿紙供給側の樹脂層(図4の樹脂層21参照)を形成した。このようにして合計厚さ6.0mmの樹脂層の中間部に合計厚さ約3mmの2枚の基布が埋設されてなるシュープレス用ベルト(図4のベルト100参照)を製造した。
図5に記載の経4重織り組織を備え、経方向のメッシュ数68本/インチ、緯方向のメッシュ数56本/インチの従来のシュープレス用ベルト基布3を用いて、実施例2と同様にして樹脂層を形成し、シュープレス用ベルトを製造した。この基布3が有する第1層経糸311(フェルト側)は、繊度500デニールのPET製マルチフィラメントを3本撚りした撚り糸、第2層経糸312は、糸径が0.35mmのPET製モノフィラメント、第3層経糸313は、繊度3000デニールのPET製マルチフィラメント、第4層経糸314(シュー側)は、糸径が0.35mmのナイロンモノフィラメントである。また、第1層経糸311と第2層経糸312とを織成している第1層緯糸321、並びに第2層経糸312、第3層経糸313及び第4層経糸314を織成している第2層緯糸322、はいずれも糸径が0.40mmのPET製モノフィラメントである。
実施例2及び比較例1で製造したシュープレス用ベルトから切り出した試験片を用いて、JIS K6260に定義されるデマッチャ式屈曲試験機により、下記の試験条件でクラック進展性を評価した。
試験片の寸法;幅20mm、長さ150mm
往復運動 ;最大距離80.5mm、最小距離38.5mm、運動距離42.0mm 切り込み ;長さ3mm、深さ1.5mm(試験片の長さ方向の中央部において、幅方向の一端部の外面に設けた。この切り込みはベルトにおけるクラックを模したものである。)
屈曲回数 ;1000回
Claims (9)
- 大径のストレート経糸と、大径のストレート緯糸と、小径の経糸と、がこの順に厚さ方向に配置され、且つ該大径のストレート経糸及び該小径の経糸と交絡する小径の緯糸により織成された1重織組織を備えるシュープレス用ベルト基布であって、
上記大径のストレート経糸及び上記大径のストレート緯糸は、ポリエステル樹脂製のマルチフィラメントであり、且つ糸径が0.3〜1.3mm、上記小径の経糸は、ポリアミド樹脂製のモノフィラメントであり、且つ糸径が0.1〜0.3mm、上記小径の緯糸は、ポリアミド樹脂製又はポリエステル樹脂製のマルチフィラメント又はモノフィラメントであり、且つマルチフィラメントである場合は繊度が400〜1500デニール、モノフィラメントである場合は糸径が0.1〜0.3mm、であることを特徴とするシュープレス用ベルト基布。 - 上記小径の緯糸はマルチフィラメントである請求項1に記載のシュープレス用ベルト基布。
- 上記大径の経糸の糸径(d1)と、上記大径の緯糸の糸径(d2)との比(d1/d2)が、1.2〜1.8である請求項1又は2に記載のシュープレス用ベルト基布。
- 上記小径の緯糸は、上記大径のストレート経糸のうちの隣り合う2本又は3本の大径のストレート経糸と連続して交絡している請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載のシュープレス用ベルト基布。
- 上記小径の緯糸はマルチフィラメントであり、繊度3〜8デニールのモノフィラメントが100〜350本撚り合わされてなり、1インチ当たり1〜5回撚られている請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載のシュープレス用ベルト基布。
- 上記小径の緯糸はマルチフィラメントであり、横断面が扁平形状である請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載のシュープレス用ベルト基布。
- 上記大径のストレート経糸、上記大径のストレート緯糸、及び上記小径の緯糸、を構成するモノフィラメントが樹脂加工されている請求項1乃至6のうちのいずれか1項に記載のシュープレス用ベルト基布。
- 樹脂層と、該樹脂層に埋設されている請求項1乃至7のうちのいずれか1項に記載のシュープレス用ベルト基布と、を備えることを特徴とするシュープレス用ベルト。
- 2枚の上記シュープレス用ベルト基布が重ね合わされて上記樹脂層に埋設されている請求項8に記載のシュープレス用ベルト。
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