JP2011155962A - 廃棄される新鮮未利用農産物を利用した機能性食品と入浴剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】農地、生鮮野菜の中間処理施設では、可食部が廃棄物として、多額の経費、労力を使って処分されている。これら廃棄される野菜の中には、生理機能を有するものも少なくない。この特性を有する野菜を乾燥、粉砕して保存し、必要な時にそれを単独或いは混合して飲用、入浴剤として用いる。
【解決手段】自然乾燥を含め、除湿通風乾燥、凍結乾燥など適切な乾燥方法を選択して、生理機能を有する廃棄されている野菜の一部を乾燥し、食品或いは、入浴剤として利用する。
【選択図】なし
【解決手段】自然乾燥を含め、除湿通風乾燥、凍結乾燥など適切な乾燥方法を選択して、生理機能を有する廃棄されている野菜の一部を乾燥し、食品或いは、入浴剤として利用する。
【選択図】なし
Description
近年の食生活の変化や、販売形態の変化により、本来利用されるべき、野菜可食部が、農地に廃棄され、或いは、加工場において廃棄されている。亦、生理機能性物質を商品化される部分と同様に持ちながら、廃棄されている部分がある。これらの未利用資源を乾燥し、乾燥物をそのまま利用するか、細断するか、粉砕してのちこれを利用する。未利用野菜を用いて、それらの持つ生理機能性を活用する。更に必要があれば、その野菜が有する機能性を強化するために、既知の生理機能を持つ物質を加えて特色のある食品、入浴剤を完成させた。
乾燥野菜に関する情報や特許は、数多く存在する。例えば特許文献1の如く、植物を乾燥させて、飲料として用いる技術。特許文献2の如く、未利用資源を利用し、機能性食品素材として提供する技術。特許文献3の如く、乾燥した香草を緑茶に混ぜて使用する技術等の多くの先行技術がある。
農業生産者あるいは、農産物加工業者は、大量の未利用農産物を農地で焼却したり、すき込んだりするために、或いは、産業廃棄物として、処分するために多くの労力や、多額の経費を使っている。入手可能な未利用野菜としては、生姜(根茎、茎葉)、白ネギ(葉先)、牛蒡(内側の皮、葉)、人参(皮、葉))等がある。
これら未利用野菜の排出量は、年間100トンを超えるものがある。排出される野菜は、生産に季節性を有し、排出されない時期があることから、通年使用するには、保存のために何らかの処置が必要である。これら廃棄される野菜には、機能性成分を含んでいる。材料が纏まって入手可能で、鮮度の良い状態で得られるこれら未利用野菜を機能性を失うことの少ない条件下で乾燥して、粗粉砕して使用する。更に微粉砕して、見栄の良い製品とすることも出来た。このようにして、未利用の野菜の持つ機能性成分を利用することにより廃棄されていた未利用野菜が持つ機能性成分を生かした製品を作り課題を解決できた。
これら未利用野菜の排出量は、年間100トンを超えるものがある。排出される野菜は、生産に季節性を有し、排出されない時期があることから、通年使用するには、保存のために何らかの処置が必要である。これら廃棄される野菜には、機能性成分を含んでいる。材料が纏まって入手可能で、鮮度の良い状態で得られるこれら未利用野菜を機能性を失うことの少ない条件下で乾燥して、粗粉砕して使用する。更に微粉砕して、見栄の良い製品とすることも出来た。このようにして、未利用の野菜の持つ機能性成分を利用することにより廃棄されていた未利用野菜が持つ機能性成分を生かした製品を作り課題を解決できた。
未利用野菜の生産は、季節性があり必要な時にその量を確保することは困難であり、年間を通じて製造を計画したり、幾つかの原料を組み合わせて素材を利用しようとしたとき、季節性があるため入手することは困難である事がある。これを解決するためこれらを乾燥し、原料として単独か2種類以上の原料を混合し、更には、必要な副原料を混合して、味、色彩、機能性等に優れた製品を完成させた。
本発明に用いる未利用野菜は、古くから生薬や、民間薬として利用されてきた物であり、人が再び生活の中に取り入れることで、生じる効果は大きい。この発明に用いられる素材は、その殆どが、農地或いは、加工場で廃棄されている物であり、これを利用して製品化することは、大変有用なことである。
製品の品質を最善の物にするには、鮮度の良い素材を使用することが必須である。発生源、或いは、発生源に近い場所で洗浄・裁断等の処理をし、速やかに乾燥までの作業が可能である。そして、乾燥条件を鋭意検討した結果、20℃から105℃の温度で通風乾燥・通風除湿乾燥・真空乾燥・凍結乾燥の条件下に処理する。好ましくは、45℃から60℃の範囲で乾燥することにより、香り、色調の点で良好な結果が得られることが判明した。乾燥物を、冷暗所に保存すれば、年間を通じていつでも使用できる。
刈り取った生姜の茎葉50Kg.を清浄な流水で30分間洗浄し、土、ゴミを除去した。更に電解水層に浸漬して、洗浄殺菌した。殺菌剤としては、微酸性次亜塩素酸ソーダ水や過酸化水素水や、オゾン水も使用することが出来た。洗浄済みの素材は、約1cm.長に裁断して乾燥した。勿論裁断長は、1mm.長でも良く、あり姿そのままでも差し支えない。これにビタミン−C 12.5mg.を加えて混合し、温風乾燥機を用いて55℃、40時間乾燥し、水分8.5%の乾燥生姜茎葉を得これを、石臼で微粉砕し、美どの色の美しい、生姜茎葉粉砕物約3.5Kgを得た。
乾燥方法しては、凍結乾燥、真空乾燥、温風乾燥、除湿乾燥、などを選択することが可能である。
乾燥方法しては、凍結乾燥、真空乾燥、温風乾燥、除湿乾燥、などを選択することが可能である。
出荷に適さなかった、傷のあるひね生姜5Kg.を流水中で洗浄し、1から2mm.厚に切断し、50℃48時間除湿通風乾燥した。さらに粉砕して、80メッシュパスの500g.の粉末生姜乾燥物を得た。
中間処理施設で発生した,白ねぎ緑葉部(白ねぎ葉先)75Kg.を1cm.長に裁断し、熱風乾燥機を用いて、60℃に39時間処理し、水分5.2%の乾燥ねぎ5.5Kg.を得た。ネギの他、レンコン、などの廃棄される野菜は、同様に乾燥可能であった。
保存した乾燥生姜茎葉粉末77部、乾燥ひね生姜粉末10部、乾燥ねぎ緑葉部粉末10部乳果オリゴ糖粉末3部を混合し、緑色の見た目に美しい飲料用粉末を調製した。
この飲料用粉末10g.を150mlのお湯に分散し、就寝前1時間前に飲用した。その結果悩んでいた足先の冷えが緩和され良好な睡眠が獲得できた。生姜が含有する精油等の冷え性予防効果を持ち、生姜茎葉に根茎と同じ精油成分が含まれていることが分った。
この飲料用粉末10g.を150mlのお湯に分散し、就寝前1時間前に飲用した。その結果悩んでいた足先の冷えが緩和され良好な睡眠が獲得できた。生姜が含有する精油等の冷え性予防効果を持ち、生姜茎葉に根茎と同じ精油成分が含まれていることが分った。
生姜茎葉部、ネギ葉先を5mm.長に裁断後、乾燥し、夫々の乾燥物を得た。
各乾燥物を重量で夫々1部ずつ混合し、20g.を不織布製の袋に入れて、入浴剤とした。
各乾燥物を重量で夫々1部ずつ混合し、20g.を不織布製の袋に入れて、入浴剤とした。
乾燥白ねぎ葉先1部に粉末乾燥生姜茎葉1部をバター98部に混合して、野菜混合バターを得た。
蓮根の皮、及び節の部分100Kg.を100℃で24時間通風乾燥し、水分3.8%の乾燥蓮根19kg.の乾燥物をえた。この蓮根乾燥物粉末47部に生姜茎葉47部を加え更に、トレハ1部、蔗糖5部を加えて、咳に対して効果を持つ、飲料用粉末を得た。
粗皮を除去し更に、表面を整形する時に発生する牛蒡未利用の部分50Kg.を2mm.〜50mm.長に裁断した後、温風乾燥機を用いて100℃で24時間乾燥し、更に石臼で粉砕し、水分4.2%の牛蒡乾燥粉末10Kg.を得た。この牛蒡乾燥粉末25部、生姜茎葉乾燥粉末65部 ひね生姜乾燥粉末5部、麦芽糖4部、難消化性デキストリン1部を加えて冷え性予防効果と、便通改善効果を持つ飲料用粉末を調製した。
刈り取った生姜の茎葉5Kg.を清浄な流水で洗浄し、土、ゴミを除去した。洗浄済みの素材は、約1cm.長に裁断して45℃36時間除湿通風乾燥した。乾燥して得たものを更に焙烙で焙煎し、軽く焦がした。焙煎生姜茎葉5g.を急須に入れ、熱湯で抽出して飲用に供した。香りが良く美味しいお茶が提供できた。
Claims (2)
- 農地、生鮮野菜中間加工場で発生する生理機能性成分を含有するものの廃棄される未利用野菜(生姜(根茎、茎葉)、白ネギ葉先、牛蒡(内側の皮、葉)、人参(皮、葉)、蓮根(皮、節等)、を乾燥して粉砕する機能性を有する食品、
- 農地、生鮮野菜中間加工場で発生する生理機能性成分を含有するにも拘らず廃棄される未利用野菜((生姜根茎・茎葉)、白ねぎ葉先)を乾燥して用いる機能性を有する入浴剤
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010034077A JP2011155962A (ja) | 2010-01-29 | 2010-01-29 | 廃棄される新鮮未利用農産物を利用した機能性食品と入浴剤 |
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JP2010034077A JP2011155962A (ja) | 2010-01-29 | 2010-01-29 | 廃棄される新鮮未利用農産物を利用した機能性食品と入浴剤 |
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JP2010034077A Pending JP2011155962A (ja) | 2010-01-29 | 2010-01-29 | 廃棄される新鮮未利用農産物を利用した機能性食品と入浴剤 |
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JP (1) | JP2011155962A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014201528A (ja) * | 2013-04-02 | 2014-10-27 | クラシエ製薬株式会社 | 抗酸化剤 |
-
2010
- 2010-01-29 JP JP2010034077A patent/JP2011155962A/ja active Pending
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