JP2011155915A - 皮剥き機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構造で、栗や芋等の被皮剥物の姿勢を変えながらその被皮剥物の皮を剥くことができ、かつ、被皮剥物の表面が傷つきにくい皮剥き機を提供する。
【解決手段】 皮剥き機1は、栗や芋等の被皮剥物の皮を剥くためのものであって、上面2a側に被皮剥物の皮を剥くための皮剥き部3が設けられた回転盤2と、回転盤2の上方を囲むようにして回転盤2に向かって開口し、かつ、内部に被皮剥物が投入される、筒部4とを備える。そして、筒部4は、その内周形状が、回転盤2の回転軸心20を囲む凸多角形状となるように形成されている。
【選択図】 図2

Description

この発明は、栗や芋等の被皮剥物の皮を剥く皮剥き機に関する。
従来、芋等の被皮剥物の皮を剥く皮剥き機として、例えば、図19に示すものがあった(特許文献1参照)。この皮剥き機101は、円筒状の筒部102と、その筒部102の内部に配備される回転板103とを備えていた。そして、筒部102内に投入された被皮剥物は、回転板103の回転によって、筒部102の内周面104や回転板103の表面に接触しながら回転されて、皮が剥かれた。また、筒部102の内周面104には、内側に突き出た返し部105が複数形成されており、被皮剥物は、これら返し部105、105によって弾かれてその姿勢を適度に変えながら、筒部102内を周回移動するとともに、筒部102の内周面104等に接触して、皮が剥かれていた。
特開平5−84057号公報
しかしながら、上記の皮剥き機101にあっては、被皮剥物の姿勢を変えながらその被皮剥物の皮を剥くために、筒部102の内周面104に複数の返し部105、105を形成する必要があり、筒部102の構造が複雑となっていた。また、回転板103の回転により生じる遠心力によって付勢された被皮剥物が、返し部105の頂辺106等の尖った部分に接触することによって、その表面に傷がつく虞があった。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、簡単な構造で、栗や芋等の被皮剥物の姿勢を変えながらその被皮剥物の皮を剥くことができ、かつ、被皮剥物の表面が傷つきにくい皮剥き機を提供することにある。
この発明に係る皮剥き機は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る皮剥き機は、栗や芋等の被皮剥物の皮を剥く皮剥き機であって、上面側に前記被皮剥物の皮を剥くための皮剥き部が設けられた回転盤と、前記回転盤の上方を囲むようにして前記回転盤に向かって開口し、かつ、内部に前記被皮剥物が投入される、筒部とを備える。そして、前記筒部は、その内周形状が、前記回転盤の回転軸心を囲む凸多角形状もしくは略凸多角形状となるように形成されている。
この皮剥き機にあっては、筒部の内周形状が、回転盤の回転軸心を囲む凸多角形状もしくは略凸多角形状となるように形成されているため、筒部の内周面は、前記凸多角形状もしくは略凸多角形状の各々の辺に対応する各々の面が周回状に連なるようにして形成される。そして、筒部内に投入された被皮剥物は、回転盤の回転により生じる遠心力によって付勢されるとともに、筒部の内周面の各々の面を順次通過するようにして、筒部内を周回移動する。このとき、被皮剥物は、筒部の内周面のうちの一の面から別の面に移る際にその別の面によって弾かれ、これにより、被皮剥物の姿勢が変えられることになる。こうして、被皮剥物は、その姿勢を適度に変えながら筒部内を周回移動するとともに、回転盤の上面側に設けられた皮剥き部によって皮が剥かれる。すなわち、この皮剥き機にあっては、従来の皮剥き機とは異なり、簡単な構造で、被皮剥物の姿勢を変えながらその被皮剥物の皮を剥くことができる。また、内周形状が凸多角形状もしくは略凸多角形状に形成された筒部においては、その内周面は、筒部の内側に突き出るように形成されることはない。したがって、筒部の内周面に尖った部分が形成されることはなく、前記遠心力によって付勢された被皮剥物が、そのような尖った部分に接触するといった虞もないため、被皮剥物の表面が傷つきにくい。
また、請求項2に記載の発明に係る皮剥き機のように、請求項1に記載の皮剥き機において、前記回転盤は、前記回転軸心を中心とする円形状に形成されており、かつ、前記筒部の内周の、前記凸多角形状もしくは略凸多角形状の各々の辺は、少なくとも一部分が前記回転盤の外周縁の内側に位置しているのが望ましい。こうすることで、筒部の内周面の各々の面は、その少なくとも一部分が常に回転盤上に位置することになるため、被皮剥物を確実に、前記各々の面を順次通過するようにして筒部内を周回移動させることができ、被皮剥物の姿勢を効率よく変えることができる。
また、請求項3に記載の発明に係る皮剥き機は、請求項1または2に記載の皮剥き機において、前記皮剥き部は、前記回転盤の上面側に放射状に設けられた複数の刃体を有し、それら複数の刃体は、前記回転軸心を中心とする半径方向に沿うようにして、かつ、その回転軸心から離間するようにして設けられる。また、前記回転盤の上面には、前記回転軸心を囲む外周面を備える突出体が設けられる。そして、前記外周面は、前記回転盤の上面付近から起立して、上方ほど前記回転軸心から離れるように傾斜する傾斜面を有する。
この皮剥き機にあっては、筒部内に投入された被皮剥物は、回転盤の上面側に放射状に設けられた複数の刃体によって皮が剥かれる。このとき、回転盤の回転軸心側に向かって移動する被皮剥物は、回転盤の上面に設けられた前記突出体の外周面によって刃体側に弾かれることになる。したがって、前記突出体を設けることで、前記突出体を設けない場合に比して、被皮剥物が刃体に接触する頻度を高めることができ、被皮剥物の皮を効率よく剥くことができる。しかも、この突出体は、回転盤の上面付近から起立して、上方ほど回転軸心から離れるように傾斜する傾斜面を有するため、この傾斜面によって、被皮剥物を確実に刃体側に弾くことができる。
また、請求項4に記載の発明に係る皮剥き機のように、請求項3に記載の皮剥き機において、前記刃体の前記回転軸心側の端部は、前記傾斜面の下端まで延びてもよい。こうすることで、前記傾斜面は、前記刃体の上方から起立することになり、その傾斜面によって弾かれた被皮剥物が刃体に接触し易くなる。
また、請求項5に記載の発明に係る皮剥き機のように、請求項3または4に記載の皮剥き機において、前記突出体の上部は、先細り状に形成されてもよい。こうすることで、被皮剥物が突出体上に留まって刃体との接触が妨げられる、といった虞が低減される。
また、請求項6に記載の発明に係る皮剥き機は、請求項1または2に記載の皮剥き機において、前記皮剥き部は、前記回転盤の上面側に設けられた刃体を有し、前記刃体の上面には、前記刃体上を相対的に通過する前記被皮剥物を跳ね上げる、跳ね上げ隆起部が形成されている。この皮剥き機にあっては、刃体上を相対的に通過する被皮剥物は、その刃体の上面に設けられた前記跳ね上げ隆起部により跳ね上げられることによって、さらに、その姿勢が変えられることになる。
また、請求項7に記載の発明に係る皮剥き機は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の皮剥き機において、前記回転盤の下方には、前記皮剥き部によって剥かれた皮を受ける皮受け部が設けられ、その皮受け部には、前記剥かれた皮を排出する皮排出口が形成される。また、前記回転盤の下面側には、前記回転盤の回転に伴って回動して、前記皮受け部によって受けられた前記剥かれた皮を前記皮排出口内へ掻き落とす掻き落とし部が設けられる。ここで、前記掻き落とし部は、掻き落とし本体と、前記回転盤の下面から突出して前記掻き落とし本体を支持する支持部とを備える。そして、前記支持部により、前記掻き落とし本体は、前記回転盤の下面との間に空気を逃がす逃がし空間を介在させるように、前記回転盤の下面から離れた位置に支持されている。
この皮剥き機にあっては、皮剥き部により剥かれた皮が、前記掻き落とし部の前記掻き落とし本体によって前記皮排出口内へ掻き落とされて排出される。ここで、前記掻き落とし本体は、回転盤の下面との間に空気を逃がす逃がし空間を介在させるように、回転盤の下面から離れた位置に支持されているため、回転盤の回転に伴って回動する際に掻き落とし部が受ける空気抵抗を小さくし、掻き落とし部をスムーズに回動させることができる。
また、請求項8に記載の発明に係る皮剥き機は、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の皮剥き機において、前記皮剥き機は、前記被皮剥物を前記筒部内に投入する投入口およびその投入口を開閉する開閉部としての第1開閉部と、皮が剥かれた前記被皮剥物を前記筒部から排出する被皮剥物排出口およびその被皮剥物排出口を開閉する開閉部としての第2開閉部とを備える。また、前記皮剥き機は、前記第1開閉部および前記第2開閉部の開閉の切り替えを制御する制御手段を備える。そして、その制御手段は、前記第1開閉部と前記第2開閉部との双方が閉じた状態から、前記第2開閉部が閉状態を保持したまま前記第1開閉部が開く第1のステップと、前記第1開閉部が開状態を保持するとともに、前記第2開閉部が閉状態を保持する第2のステップと、前記第2開閉部が閉状態を保持したまま前記第1開閉部が閉じる第3のステップと、前記第1開閉部と前記第2開閉部との双方が閉状態を保持する第4のステップと、前記第1開閉部が閉状態を保持したまま前記第2開閉部が開く第5のステップと、前記第1開閉部が閉状態を保持するとともに、前記第2開閉部が開状態を保持する第6のステップとが順に行われるように、前記第1開閉部および前記第2開閉部の開閉の切り替えを制御する。
この皮剥き機にあっては、被皮剥物を筒部内に投入する投入口およびその投入口を開閉する開閉部としての第1開閉部と、皮が剥かれた被皮剥物を筒部から排出する被皮剥物排出口およびその被皮剥物排出口を開閉する開閉部としての第2開閉部とを備える。そして、それら第1開閉部および第2開閉部の開閉の切り替えは、前記第1のステップから前記第6のステップまでが順に行われるように、制御手段によって制御される。すなわち、前記第1のステップにより、第1開閉部と第2開閉部との双方が閉じた状態から、第2開閉部が閉状態を保持したまま第1開閉部が開き、その後、前記第2のステップにより、第1開閉部が開状態を保持するとともに、第2開閉部が閉状態を保持する。そして、この第2のステップにおいて、被皮剥物が投入口から筒部内に投入される。また、前記第3のステップにより、第2開閉部が閉状態を保持したまま第1開閉部が閉じ、その後、前記第4のステップにより、第1開閉部と第2開閉部との双方が閉状態を保持する。そして、この第4のステップにおいて、筒部内に投入された被皮剥物の皮が剥かれる。さらに、前記第5のステップにより、第1開閉部が閉状態を保持したまま第2開閉部が開き、その後、前記第6のステップにより、第1開閉部が閉状態を保持するとともに、第2開閉部が開状態を保持する。そして、この第6のステップにおいて、皮が剥かれた被皮剥物が被皮剥物排出口を介して筒部から排出される。
また、請求項9に記載の発明に係る皮剥き機のように、請求項8に記載の皮剥き機において、前記制御手段は、前記第6のステップの後に、前記第1開閉部が閉状態を保持したまま前記第2開閉部が閉じる第7のステップが行われるように、前記第1開閉部および前記第2開閉部の開閉の切り替えを制御してもよい。
また、請求項10に記載の発明に係る皮剥き機のように、請求項9に記載の皮剥き機において、前記制御手段は、前記第1のステップから前記第7のステップまでを1サイクルとし、その1サイクルが、時間を空けずに、あるいは、所要の時間を空けて、繰り返し行われるように、前記第1開閉部および前記第2開閉部の開閉の切り替えを制御してもよい。これにより、1サイクルにおける前記第7のステップが行われた後、時間を空けずに、あるいは、所要の時間を空けて、次の1サイクルにおける前記第1のステップが行われるようにして、1サイクルが繰り返し行われる。
また、請求項11に記載の発明に係る皮剥き機のように、請求項8ないし10のいずれか1項に記載の皮剥き機において、前記投入口は、前記筒部の上方に設けられ、かつ、前記投入口の中心は、前記回転軸心から外れた位置に偏心位置してもよい。こうすることで、作業者は、前記回転軸心から外れた側から、筒部内に被皮剥物を投入でき、その投入作業が容易となる。
また、請求項12に記載の発明に係る皮剥き機のように、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の皮剥き機において、前記凸多角形状もしくは略凸多角形状は、凸四角形状もしくは略凸四角形状、凸五角形状もしくは略凸五角形状、凸六角形状もしくは略凸六角形状、凸七角形状もしくは略凸七角形状、あるいは、凸八角形状もしくは略凸八角形状のいずれかであってもよい。
この発明によれば、被皮剥物が投入される筒部の内周形状を、回転盤の回転軸心を囲む凸多角形状もしくは略凸多角形状に形成することによって、簡単な構造で、栗や芋等の被皮剥物の姿勢を変えながらその被皮剥物の皮を剥くことができ、かつ、被皮剥物の表面が傷つきにくい皮剥き機を提供することができる。
この発明の第1の実施の形態の斜視図であって、覆い蓋を取り外した状態を示す。 同じく、分解斜視図である。 同じく、筒部の内部を表わした一部破断要部縦断面図であって、支持台の上面より上側を破断している。 同じく、図3における要部拡大図である。 同じく、図3におけるA−A線による断面図である。 同じく、図5における要部拡大図である。 同じく、回転盤の拡大斜視図である。 同じく、回転盤の拡大分解斜視図である。 同じく、回転盤本体に刃体が取り付けられる前の、回転盤本体および刃体を表わした斜視図である。 同じく、刃体の拡大側面図である。 同じく、第2開閉部を閉じた筒部の拡大斜視図である。 同じく、第2開閉部を開いた筒部の拡大斜視図である。 この発明の第2の実施の形態の斜視図である。 同じく、分解斜視図である。 この発明の第3の実施の形態の斜視図である。 同じく、分解斜視図である。 同じく、筒部の拡大斜視図である。 この発明の他の実施の形態の、筒部の内周形状を概略的に表わした図である。 従来の皮剥き機を示す横断面図である。
以下、この発明に係る皮剥き機を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図12は、本発明の第1の実施の形態を示す。図中符号1は、皮剥き機であって、栗や芋等の被皮剥物の皮(例えば、栗の鬼皮)を剥くためのものである。
この皮剥き機1は、上面2a側に被皮剥物の皮を剥くための皮剥き部3が設けられた回転盤2と、回転盤2の上方を囲むようにして回転盤2に向かって開口し、かつ、内部に被皮剥物が投入される、筒部4とを備える。そして、筒部4は、その内周形状(すなわち、その内周面の横断面形状)が、回転盤2の回転軸心20を囲む凸多角形状もしくは略凸多角形状(図示実施の形態においては、凸多角形状)となるように形成されている。ここで、凸多角形状とは、すべての頂点における内角が二直角より小さい多角形状のことである。
詳細には、皮剥き機1は、回転盤2を回転駆動させるためのモーター等の駆動手段(図示せず)が内部に配備されてなる支持台5と、その支持台5の上方に配備される外側筒状部6および上蓋部7とを備える(図1および図2参照)。より詳細には、支持台5は、横断面矩形状の外周面を有し、その支持台5の上面5aの中央部分には、軸孔5bが形成されていて、その軸孔5bに、前記駆動手段によって回転する回転軸5cが挿通されている(図3および図4参照)。また、回転軸5cは、軸孔5bから上方に突出しており、その上端には、回転盤2が取り付けられる取付部5dが設けられている。図示実施の形態においては、取付部5dは、回転軸5cが嵌まる円筒状の軸部5eと、その軸部5eの上部に設けられた円形状の鍔部5fと、その鍔部5fの中央上端面から突出するように形成された突出部5gとからなる。また、支持台5の上面5aには、軸孔5bから突出する回転軸5cの周囲を囲うようにして、短円筒状の支持筒部5hが突出形成されており、筒部4は、この支持筒部5hに載置されるようにして、支持台5に取付固定されている。そして、支持台5の上方に、それら筒部4および支持筒部5hの周囲を囲うようにして、横断面矩形状の外周面を有する前記外側筒状部6が配備されている。さらに、筒部4の上方には、筒部4および外側筒状部6の、上側の開口を被うようにして、前記上蓋部7が配備されている。
回転盤2は、回転軸心20を中心とする円形状に形成されている。詳細には、回転盤2は、回転盤本体2bと、その回転盤本体2bに設けられる前記皮剥き部3とを備える(図7ないし図9参照)。この回転盤本体2bは、例えば、アルミ製等の金属製、あるいは合成樹脂製からなり、支持筒部5hの内周円より若干小さい円形状に形成されている。また、回転盤本体2bの中央部分には、回転軸5cの取付部5d(詳細には、突出部5gおよび鍔部5fの上側部分)が嵌まる段付きの貫通孔2cが設けられている。さらに、その貫通孔2cの周囲には、ねじ等の固着具X1、X1が取り付けられる取付孔2d、2dが、四つ前後左右に並んで貫通形成されている。そして、固着具X1、X1が、回転軸5cの取付部5d(詳細には、鍔部5fの上面)に設けられた挿入孔Y1、Y1に挿通されるとともに、回転盤本体2bの取付孔2d、2dにねじ込まれることによって、回転盤2(詳細には、回転盤本体2b)が回転軸5cに取付固定される。
ここで、前記皮剥き部3は、回転盤2の上面2a側に設けられた刃体3a(詳細には、回転盤2の上面2a側に放射状に設けられた複数の刃体3a、3a)を有する。そして、それら複数の刃体3a、3aは、回転軸心20を中心とする半径方向に沿うようにして、かつ、その回転軸心20から離間するようにして設けられている(図7ないし図9参照)。具体的には、刃体3aは、平面視略矩形状(詳細には、平面視略長方形状)で、回転軸心20を中心とする半径方向に長く延びるように設置される。詳細には、回転盤本体2bには、刃体3aを取り付けるための刃体取付部2eが、回転軸心20を中心とする半径方向に沿うように、放射状に複数(図示実施の形態においては、8個)形成されている(図9参照)。図示実施の形態においては、刃体取付部2eは、回転盤本体2bの表面から窪むようにして形成された凹部2fと、その凹部2fと連通し、かつ、回転盤本体2bの上下面を貫通する貫通部2gとからなる。また、刃体取付部2eは、回転軸心20から離間した位置から回転盤本体2bの外周縁2hに達するまで延びるように形成されている。さらに、刃体取付部2e(詳細には、凹部2f)には、その刃体取付部2eに刃体3aを取り付けるための、ねじ等の固着具X2、X2がねじ込まれる取付孔Y2、Y2が形成されている。
また、刃体3aは、その刃部3bが刃体取付部2eの貫通部2g側に位置するとともに、刃部3bの前方側に若干の隙間を明けるようにして、刃体取付部2eに取り付けられている(図7ないし図9参照)。また、刃体3aの、回転盤本体2bの外周縁2h側の端部3cは、その外周縁2hに沿うように、円弧状に形成されている(図6参照)。
また、回転盤2の上面2aには、回転軸心20を囲む外周面8aを備える突出体8が設けられている。そして、この外周面8aは、回転盤2の上面2a付近から起立して、上方ほど回転軸心20から離れるように傾斜する傾斜面8bを有する。また、突出体8の上部8cは、先細り状に形成されている。
詳細には、突出体8は、回転盤2の中央部の上面2aから、回転盤2の上方に向けて突出するように設けられている。具体的には、突出体8は、例えば、ナイロン系合成樹脂等を素材とする合成樹脂ブロックを削り出して形成されている(突出体8は、金属製もしくは合成樹脂製の中空体であっても構わない。)。図示実施の形態においては、突出体8は、逆円錐台形状に形成された胴部8dと、その胴部8dと連続するように円錐形状に形成された頭部8eとからなる(図7および図8参照)。そして、胴部8dの外周面が、前記傾斜面8bとなり、また、頭部8eが、前記上部8cとなっている。また、突出体8の中心部分には、六角ネジ等の固着具X3が挿通される挿通孔8fが貫通形成されている。そして、固着具X3が、挿通孔8fに挿通されるとともに、回転軸5cの取付部5d(詳細には、突出部5g)に設けられた取付穴Y3にねじ込まれることによって、突出体8が回転軸5cおよび回転盤2(回転盤本体2b)に固定されている。
また、刃体3aの上面3dには、刃体3a上を相対的に通過する被皮剥物を跳ね上げる、跳ね上げ隆起部3eが形成されている(図6ないし図10参照)。図示実施の形態においては、刃体3aの上面3dは、刃部3bの先端3fから中央部過ぎにかけては、水平に形成され、その中央部過ぎから、刃部3bとは反対側の基部3gにかけては、基端3h側ほど若干高くなるように(詳細には、刃体3aの厚みが基端3h側ほど増すように)傾斜して形成されている(図10参照)。そして、この傾斜して形成された部分が、刃体3aの長手方向に延びる前記跳ね上げ隆起部3eとなっている。また、刃体3aは、その上面3dの、水平に形成された部分(すなわち、刃部3bの先端3fから中央部過ぎにかけての部分)と、回転盤本体2bの表面とが略面一となるように、回転盤本体2bに取付固定されている。このため、跳ね上げ隆起部3eは、回転盤本体2bの表面より突き出た状態となっている。この跳ね上げ隆起部3eの、回転盤本体2bの表面からの突出長については、例えば、0.5mm〜1.0mm程度が好ましいが、特にこの範囲に限定されるものではない。また、図示実施の形態においては、刃体3aの回転軸心20側の端部3iは、突出体8の傾斜面8bの下端まで延びており、突出体8の底面8gの周縁部分には、それら刃体3a、3aの跳ね上げ隆起部3e、3e(詳細には、跳ね上げ隆起部3e、3eの、回転軸心20側の端部)と干渉しないように、それら跳ね上げ隆起部3e、3e(詳細には、跳ね上げ隆起部3e、3eの、回転軸心20側の端部)が入り込む凹み8hが形成されている(図4および図7参照)。なお、符号3jは、刃体取付部2eに刃体3aを取り付けるために、その刃体3aに設けられた、ねじ等の固着具X2が挿通される挿通孔である。
また、回転盤2の下方には、皮剥き部3(図示実施の形態においては、複数の刃体3a、3a)によって剥かれた皮を受ける皮受け部9(図示実施の形態においては、平面からなる皮受け部9)が設けられ、その皮受け部9には、前記剥かれた皮を排出する皮排出口9aが形成されている。また、回転盤2の下面2i側には、回転盤2の回転に伴って回動して、皮受け部9によって受けられた前記剥かれた皮を皮排出口9a内へ掻き落とす掻き落とし部10が設けられている。ここで、掻き落とし部10は、掻き落とし本体10aと、回転盤2の下面2iから突出して掻き落とし本体10aを支持する支持部10bとを備える。そして、支持部10bにより、掻き落とし本体10aは、回転盤2の下面2iとの間に空気を逃がす逃がし空間10cを介在させるように、回転盤2の下面2iから離れた位置に支持されている。
詳細には、支持台5の上面5aの、支持筒部5hに囲まれた部分が、前記皮受け部9となっている。そして、この皮受け部9の、支持筒部5b寄り位置(詳細には、図3および図4における右側に寄った位置)に、前記皮排出口9aが形成されている(図2および図4参照)。また、皮排出口9aの下方には、前記剥かれた皮を皮剥き機1の外部へ導くシューター9bが配備されている。図示実施の形態においては、シューター9bは、皮排出口9a側ほど上方に位置するように勾配がつけられた底板部9cと、その底板部9cの両側端から起立する側板部9d、9dとを有する。また、シューター9b(詳細には、底板部9cおよび側板部9d、9d)は、支持台5の側面5i(詳細には、図3および図4における右側に位置する側面5i)に形成された開口部5jを介して外方に突出するように延びており、皮排出口9a内に掻き落とされた、前記剥かれた皮は、このシューター9bを通って開口部5jから皮剥き機1の外部へと排出される。
また、掻き落とし部10は、回転盤本体2bとは別体に形成されており、回転盤2の下面2i(図示実施の形態においては、回転盤本体2bの下面であって、前記刃体取付部2eが設けられていない位置)に、回転軸心20を中心とする半径方向に長手となるようにして設けられている(図3、図4および図8参照)。図示実施の形態においては、回転盤2の下面2i側には、回転軸心20を挟んで対称的に位置する、二個の掻き落とし部10、10が設けられている。具体的には、掻き落とし本体10aは、例えば、ゴム製あるいは合成樹脂製又は金属製であって、板状に形成されている。また、支持部10bは、回転盤2の下面2i(詳細には、回転盤本体2bの下面)に取付固定される基板10dと、その基板10dの両側部から下方に延びる側板10e、10eとからなり、断面略コ字状に形成されている。さらに、側板10e、10eの下端は、回転盤2の回転方向R側(図示実施の形態においては、時計回り方向R側)ほど上方に位置するように斜めに形成されている。そして、掻き落とし本体10aは、これら側板10e、10eの下端の傾斜に合わせて、回転盤2の回転方向R側(図示実施の形態においては、時計回り方向R側)ほど上方に位置するように斜めに傾いた状態で、側板10e、10eの下端部間に保持されるように配備されている。また、基板10dには、回転盤2の下面2i(詳細には、回転盤本体2bの下面)に掻き落とし部10を取り付けるための、ねじ等の固着具X4、X4が挿通される挿通孔10f、10fが形成されている。そして、固着具X4、X4が、それら挿通孔10f、10fに挿通されるとともに、回転盤2の下面2i(詳細には、回転盤本体2bの下面)に設けられた取付穴(図示せず)にねじ込まれることによって、掻き落とし部10が回転盤2(回転盤本体2b)に固定されている。そして、掻き落とし本体10a、基板10d、および側板10e、10eに囲まれた部分が、前記逃がし空間10cとなっている。なお、図3および図4においては、説明の便宜上、逃がし空間10cが正面側(詳細には、図3および図4における手前側)を向いた状態の掻き落とし部10を、二点差線で表わしている。
筒部4は、例えば、ステンレス製等の金属製であって、前記凸多角形状の各々の辺に対応する各々の立壁4a、4aが周回状に連なるようにして形成されている(図2、図11および図12参照)。ここで、前記凸多角形状は、回転軸心20を中心とする正多角形状(図示実施の形態においては、正六角形状)となっている。また、筒部4の内周の、前記凸多角形状(図示実施の形態においては、正六角形状)の各々の辺は、少なくとも一部分が回転盤2の外周縁2j(詳細には、回転盤本体2bの外周縁2hおよび刃体3aの前記外周縁2h側の端部3c)の内側に位置している。図示実施の形態においては、筒部4の内周の、前記正六角形状の各々の辺は、その両側部を除くその他の部分が、回転盤2の外周縁2j(詳細には、回転盤本体2bの外周縁2hおよび刃体3aの前記外周縁2h側の端部3c)の内側に位置している(図5および図6参照)。
また、図示実施の形態においては、各々の立壁4a、4aの内側には、緩衝層4b、4b、例えば、シリコーンゴム等のシリコーン系素材からなる緩衝層4b、4bが設けられており、これら緩衝層4b、4bによって、筒部4の内周面4cが形成されている(図6、図11および図12参照)。また、筒部4の一つの立壁4aおよび緩衝層4b、例えば、正面側(詳細には、図5および図6における下側)に位置する立壁4aおよび緩衝層4bは、その下側部分に、矩形状(図示実施の形態においては、長方形状)に切り欠かれた切欠口4dが設けられている。さらに、この切欠口4dの両側端から前記正面側(詳細には、図5および図6における下側)に延びるようにして、延設部4e、4eが設けられている。図示実施の形態においては、これら延設部4e、4eの内側にも、立壁4aと同様に、前記緩衝層が設けられている。また、筒部4の、正面側(詳細には、図5および図6における下側)に位置する立壁4a以外の立壁4a、4aの下端部には、外方へ張り出す張り出し部4fが形成されている。図示実施の形態においては、張り出し部4fは、その外周縁が、支持台5の支持筒部5hの外周縁と合致するように円弧状に張り出しており、この張り出し部4fが支持筒部5hに載置されるようにして、筒部4が支持台5に取付固定されている(図2参照)。
外側筒状部6は、例えば、ステンレス製等の金属製であって、平面視略正方形状となる筒状に形成されている(図1、図2および図5参照)。図示実施の形態においては、外側筒状部6は、支持台5の各側面5i、5iから上方に延設されるようにして、支持台5に取付固定されている。また、外側筒状部6の正面側(詳細には、図5および図6における下側)には、後述する延出部6bを介して、筒部4の切欠口4dと連通する取出口6aが、その切欠口4dよりも下方の位置で開口するように設けられている。また、取出口6aには、その取出口6aから、背面側(詳細には、図5および図6における上側)に延出するようにして、延出部6bが付設されている。図示実施の形態においては、延出部6bは、取出口6aの口縁下部から前記切欠口4dの口縁下部に向かうように傾斜して延び、その先端が前記切欠口4dの口縁下部に到達するように延ばされた傾斜板6cと、その傾斜板6cの両側端から起立する側板部6d、6dとからなる。また、側板部6d、6dの内側には、筒部4の立壁4aおよび延設部4eと同様に、前記緩衝層が設けられている。そして、これら側板部6d、6dの一側端部と、筒部4の延設部4e、4eの一側端部とが互いに突き合わされて、両者が連結されている。
上蓋部7は、例えば、ステンレス製等の金属製であって、外側筒状部6内にちょうど嵌まるように、略正方形の板状に形成されている(図1ないし図4参照)。この上蓋部7は、筒部4上に載置されるとともに、例えば、その筒部4の外周面または/および外側筒状部6の内周面に設けられる固着具(図示せず)によって、筒部4または/および外側筒状部6に取付固定されている。
さらに、皮剥き機1は、被皮剥物を筒部4内に投入する投入口11およびその投入口11を開閉する開閉部としての第1開閉部11aと、皮が剥かれた被皮剥物を筒部4から排出する被皮剥物排出口12およびその被皮剥物排出口12を開閉する開閉部としての第2開閉部12aとを備える。また、投入口11は、筒部4の上方に設けられ、かつ、その投入口11の中心は、回転軸心20から外れた位置に偏心位置している。
詳細には、投入口11は、上蓋部7の、回転軸心20より一方側、例えば、図3および図4における左側であって、皮排出口9aとは反対側に寄った位置に貫通形成されている(図1ないし図4参照)。この投入口11は、平面視正方形状等の矩形状に形成されている。また、投入口11には、その投入口11の各々の辺から斜め上方に末広がり状に立ち上がる、平面視正方形状等の矩形状の外形を備えた漏斗7aが設けられている。さらに、図示実施の形態においては、外側筒状部6の上部に、覆い蓋13が設けられている。この覆い蓋13は、例えば、ステンレス製等の金属製からなり、外側筒状部6に覆い被さるように取り付けられている。また、覆い蓋13には、漏斗7の上端口縁部の大きさと対応する大きさで開けられて、その漏斗7aと連通する開口13aが形成されている。
また、第1開閉部11aは、投入口11を塞ぐ大きさで略正方形状に形成されており、上蓋部7の上面もしくは下面(図示実施の形態においては、上面)に、水平方向(詳細には、図3および図4における左右方向)に移動可能となるように配備されている(図1ないし図4参照)。詳細には、漏斗7aの、前記一方側とは反対側(詳細には、図3および図4における右側)の下端部分には、第1開閉部11aを出し入れ可能な間隙が形成されていて、前記第1開閉部11aは、その間隙を通じて、水平方向(詳細には、図3および図4における左右方向)に往復動可能に配備されている。そして、この第1開閉部11aの往復動によって、投入口11が開閉するようになっている。なお、図示実施の形態においては、上蓋部7と覆い蓋13との間に、第1開閉部11aを往復駆動させるためのモーター等の駆動装置(図示せず)が設置されている。そして、この駆動装置は、後述する制御手段によって、第1開閉部11aの開閉を切り替えるように制御される。
また、被皮剥物排出口12は、筒部4の前記切欠口4dと、その切欠口4dの口縁下部に位置する、外側筒状部6の傾斜板6cとで形成されている(図2参照)。また、外側筒状部6の傾斜板6cおよび側板部6d、6d、ならびに筒部4の延設部4e、4eによって、皮が剥かれた被皮剥物を皮剥き機1の外部へ導くシューター12bが形成されている。すなわち、被皮剥物排出口12から排出された被皮剥物は、このシューター12bを通って、外側筒状部6の取出口6aから皮剥き機1の外部へと導かれる。
また、第2開閉部12aは、筒部4の切欠口4dを覆う大きさで略矩形(図示実施の形態においては、略長方形)の板状に形成されている(図2参照)。図示実施の形態においては、この第2開閉部12aの内側にも、筒部4の立壁4aおよび延設部4e、ならびに外側筒状部6の側板部6dと同様に、前記緩衝層が設けられている。また、第2開閉部12aの下端部には、筒部4の、正面側(詳細には、図5および図6における下側)に位置する立壁4a以外の立壁4a、4aと同様に、外方へ張り出す張り出し部12c(図示実施の形態においては、その外周縁が、支持台5の支持筒部5hの外周縁と合致するように円弧状に張り出した張り出し部12c)が形成されている。そして、第2開閉部12aは、筒部4の、正面側(詳細には、図5および図6における下側)の立壁4aの外側に、上下に移動可能となるように(詳細には、上下方向に往復動可能に)配備されている(図11および図12参照)。そして、この第2開閉部12aの往復動によって、被皮剥物排出口12が開閉するようになっている。なお、図示実施の形態においては、筒部4の立壁4aの外側に、第2開閉部12aを往復駆動させるためのモーター等の駆動装置(図示せず)が配備されている。そして、この駆動装置についても、前述した第1開閉部11aを往復駆動させる駆動装置と同様に、後述する制御手段によって、第2開閉部12aの開閉を切り替えるように制御される。
次に、以上の構成からなる皮剥き機1によって、被皮剥物の皮(例えば、栗の鬼皮)を剥く工程について説明する。ここで、皮剥き機1は、第1開閉部11aおよび第2開閉部12aの開閉の切り替えを制御する(図示実施の形態においては、電気的に制御する)制御手段を備え、その制御手段は、第1開閉部11aと第2開閉部12aとの双方が閉じた状態から、第2開閉部12aが閉状態を保持したまま第1開閉部11aが開く第1のステップと、第1開閉部11aが開状態を保持するとともに、第2開閉部12aが閉状態を保持する第2のステップと、第2開閉部12aが閉状態を保持したまま第1開閉部11aが閉じる第3のステップと、第1開閉部11aと第2開閉部12aとの双方が閉状態を保持する第4のステップと、第1開閉部11aが閉状態を保持したまま第2開閉部12aが開く第5のステップと、第1開閉部11aが閉状態を保持するとともに、第2開閉部12aが開状態を保持する第6のステップとが順に行われるように、第1開閉部11aおよび第2開閉部12aの開閉の切り替えを制御する。図示実施の形態においては、前記制御手段は、前記第6のステップの後に、第1開閉部11aが閉状態を保持したまま第2開閉部12aが閉じる第7のステップが行われるように、かつ、前記第1のステップから前記第7のステップまでを1サイクルとし、その1サイクルが、時間を空けずに、あるいは、所要の時間を空けて(図示実施の形態においては、所要の時間を空けて)、繰り返し行われるように、第1開閉部11aおよび第2開閉部12aの開閉の切り替えを制御する。
まず、第1開閉部11aと第2開閉部12aとの双方が閉じた状態で、回転盤2が回転する。そして、前記第1のステップにより、第2開閉部12aが閉状態を保持したまま、第1開閉部11aが、水平方向(詳細には、図3および図4における右方向)に移動するようにして開き、投入口11が開放される。その後、前記第2のステップにより、所要の時間(例えば、約3秒間)第1開閉部11aが開状態を保持するとともに、第2開閉部12aが閉状態を保持する。そして、この第2のステップにおいて、被皮剥物が投入口11から筒部4内に投入される。なお、被皮剥物の筒部4内への投入については、予め被皮剥物を第1開閉部11a上(図示実施の形態においては、漏斗7a内)に供給しておき、第1開閉部11aが水平方向(詳細には、図3および図4における右方向)に移動することで、その被皮剥物が、開口した投入口11から筒部4内へと落下することにより行われる。
次に、前記第3のステップにより、第2開閉部12aが閉状態を保持したまま、第1開閉部11aが、水平方向(詳細には、図3および図4における左方向)に移動するようにして閉じ、投入口11が閉塞される。その後、前記第4のステップにより、所要の時間(例えば、約30秒間〜約120秒間)第1開閉部11aと第2開閉部12aとの双方が閉状態を保持する。そして、この第4のステップにおいて、筒部4内に投入された被皮剥物の皮が剥かれる。詳細には、筒部4内に投入された被皮剥物は、回転盤2の回転により生じる遠心力によって付勢され、筒部4内を周回移動するとともに、回転盤2の上面2a側に設けられた皮剥き部3(図示実施の形態においては、複数の刃体3a、3a)によって皮が剥かれる。
そして、前記第5のステップにより、第1開閉部11aが閉状態を保持したまま、第2開閉部12aが、上方向に移動するようにして開き、被皮剥物排出口12が開放される。すなわち、被皮剥物が、回転盤2の回転により生じる遠心力によって付勢されて、筒部4内を周回移動している状態で、被皮剥物排出口12が開放されることになる。その後、前記第6のステップにより、所要の時間(例えば、約10秒間〜約15秒間)第1開閉部11aが閉状態を保持するとともに、第2開閉部12aが開状態を保持する。そして、この第6のステップにおいて、皮が剥かれた被皮剥物が被皮剥物排出口12を介して筒部4から排出される。詳細には、筒部4内を周回移動する被皮剥物は、被皮剥物排出口12まで来たときに、前記遠心力によって被皮剥物排出口12の外方に放り出されるようにして筒部4から排出される。そして、筒部4から排出された被皮剥物は、シューター12b(図示実施の形態においては、外側筒状部6の傾斜板6cおよび側板部6d、6d、ならびに筒部4の延設部4e、4e)を通って、外側筒状部6の取出口6aから皮剥き機1の外部へと導かれ、その取出口6aの下方に配備された回収容器(図示せず)内に集められる。
さらに、前記第7のステップにより、第1開閉部11aが閉状態を保持したまま、第2開閉部12aが、下方向に移動するようにして閉じ、被皮剥物排出口12が閉塞される。こうして、前記1サイクルにおける前記第1のステップから前記第7のステップまでが一通り行われる。
そして、1サイクルにおける前記第7のステップが行われた後、所要の時間(例えば、約3秒間)を空けて、次の1サイクルにおける前記第1のステップが行われる。すなわち、前記第7のステップにおいて第2開閉部12aが閉じた後、所要の時間(例えば、約3秒間)第1開閉部11aと第2開閉部12aとの双方が閉状態を保持する。その後、前記第1のステップにより、第2開閉部12aが閉状態を保持したまま、第1開閉部11aが開き、投入口11が開放される。さらに、前記第2のステップにより、所要の時間(例えば、約3秒間)第1開閉部11aが開状態を保持するとともに、第2開閉部12aが閉状態を保持し、被皮剥物が投入口11から筒部4内に投入される。ここにおいても、被皮剥物の筒部4内への投入については、予め、すなわち、先の1サイクルにおいて筒部4内に投入した被皮剥物の皮が剥かれている間に、新たに被皮剥物を第1開閉部11a上(図示実施の形態においては、漏斗7a内)に供給しておき、次の1サイクルにおいて第1開閉部11aが水平方向(詳細には、図3および図4における右方向)に移動することで、その被皮剥物が、開放された投入口11から筒部4内へと落下することにより行われる。こうして、1サイクル、すなわち、前記第1のステップから前記第7のステップまでが、順に繰り返し行われる。
また、皮剥き部3(図示実施の形態においては、複数の刃体3a、3a)によって剥かれた皮は、回転盤2の外周縁2j(詳細には、回転盤本体2bの外周縁2hおよび刃体3aの前記外周縁2h側の端部3c)と、支持筒部5hの内周面との間の間隙や、刃部3bの前方側の前記若干の隙間を通って、回転盤2の下面2i側に落下し、皮受け部9によって受けられる。そして、皮受け部9によって受けられた、前記剥かれた皮は、掻き落とし部10の掻き落とし本体10aによって皮排出口9a内へ掻き落とされ、シューター9bを通って開口部5jから皮剥き機1の外部へと排出される。
また、図示実施の形態においては、前記制御手段は、第1開閉部11aおよび第2開閉部12aの開閉の切り替えを電気的に制御するとともに、前記駆動手段についても電気的に制御するようになっている。また、皮剥き機1は、前記制御手段による制御を操作する操作部(図示せず)を備えている。そして、この操作部によって、前記制御手段の設定を適宜変更したり、あるいは、回転盤2の回転数とか回転時間を任意に設定したりすることができるようになっている。なお、回転盤2の回転数については、例えば、一分間当たりに0回転〜約1400回転の間で調節できるようになっており、通常時においては、例えば、一分間当たりに約700回転程度で設定されるが、これらの数値に限定されるものではない。
次に、以上の構成からなる皮剥き機1の作用効果について説明する。この皮剥き機1にあっては、筒部4の内周形状が、回転盤2の回転軸心20を囲む凸多角形状もしくは略凸多角形状(図示実施の形態においては、凸多角形状であって、回転軸心20を中心とする正六角形状)に形成されているため、筒部4の内周面4cは、前記凸多角形状もしくは略凸多角形状(図示実施の形態においては、正六角形状)の各々の辺に対応する各々の面が周回状に連なるようにして形成される。そして、筒部4内に投入された被皮剥物は、回転盤2の回転により生じる前記遠心力によって付勢されるとともに、筒部4の内周面4cの各々の面を順次通過するようにして、筒部4内を周回移動する。このとき、被皮剥物は、筒部4の内周面4cのうちの一の面から別の面に移る際にその別の面によって弾かれ、これにより、被皮剥物の姿勢が変えられることになる。こうして、被皮剥物は、その姿勢を適度に変えながら筒部4内を周回移動するとともに、回転盤2の上面2a側に設けられた皮剥き部3(図示実施の形態においては、複数の刃体3a、3a)によって皮が剥かれる。すなわち、この皮剥き機1にあっては、簡単な構造で、被皮剥物の姿勢を変えながらその被皮剥物の皮を剥くことができる。また、内周形状が凸多角形状もしくは略凸多角形状(図示実施の形態においては、正六角形状)に形成された筒部4においては、その内周面4cは、筒部4の内側に突き出るように形成されることはない。したがって、筒部4の内周面4cに尖った部分が形成されることはなく、前記遠心力によって付勢された被皮剥物が、そのような尖った部分に接触するといった虞もないため、被皮剥物の表面が傷つきにくい。
また、回転盤2は、回転軸心20を中心とする円形状に形成されており、かつ、筒部4の内周の、凸多角形状もしくは略凸多角形状(図示実施の形態においては、正六角形状)の各々の辺は、少なくとも一部分が回転盤2の外周縁2j(詳細には、回転盤本体2bの外周縁2hおよび刃体3aの前記外周縁2h側の端部3c)の内側に位置しているため、筒部4の内周面4cの各々の面は、その少なくとも一部分(図示実施の形態においては、両側部を除くその他の部分)が常に回転盤2上に位置することになるため、被皮剥物を確実に、前記各々の面を順次通過するようにして筒部4内を周回移動させることができ、被皮剥物の姿勢を効率よく変えることができる。
また、回転盤2の回転軸心20側に向かって移動する被皮剥物は、回転盤2の上面2aに設けられた前記突出体8の外周面8aによって刃体3a側に弾かれることになる。したがって、前記突出体8を設けることで、前記突出体8を設けない場合に比して、被皮剥物が刃体3aに接触する頻度を高めることができ、被皮剥物の皮を効率よく剥くことができる。しかも、この突出体8は、回転盤2の上面2a付近から起立して、上方ほど回転軸心20から離れるように傾斜する傾斜面8b(図示実施の形態においては、胴部8dの外周面)を有するため、この傾斜面8bによって、被皮剥物を確実に刃体3a側に弾くことができる。また、刃体3aの回転軸心20側の端部3iは、傾斜面8bの下端まで延びているため、傾斜面8bは、刃体3aの上方(詳細には、跳ね上げ隆起部3e、3eの、回転軸心20側の端部)から起立することになり、その傾斜面8bによって弾かれた被皮剥物が刃体3aに接触し易くなる。しかも、突出体8の上部8c(図示実施の形態においては、頭部8e)は、先細り状に形成されているため、被皮剥物が突出体8上に留まって刃体3aとの接触が妨げられる、といった虞が低減される。
また、刃体3aの上面3dには、刃体3a上を相対的に通過する被皮剥物を跳ね上げる、跳ね上げ隆起部3eが形成されているため、刃体3a上を相対的に通過する被皮剥物は、跳ね上げ隆起部3eにより跳ね上げられることによって、さらに、その姿勢が変えられることになる。
また、前記掻き落とし部10の掻き落とし本体10aは、回転盤2の下面2iとの間に前記逃がし空間10cを介在させるように、回転盤2の下面2iから離れた位置に支持されているため、回転盤2の回転に伴って回動する際に掻き落とし部10が受ける空気抵抗を小さくし、掻き落とし部10をスムーズに回動させることができる。とくに、図示実施の形態においては、掻き落とし本体10aは、回転盤2の回転方向R側(図示実施の形態においては、時計回り方向R側)ほど上方に位置するように斜めに傾いた状態で配備されているため、掻き落とし部10が受ける空気抵抗をより小さくすることができる。
また、投入口11は、筒部4の上方に設けられ、かつ、その投入口11の中心は、回転軸心20から外れた位置(詳細には、図3および図4における左側であって、皮排出口9aとは反対側に寄った位置)に偏心位置するため、作業者は、回転軸心20から外れた側(詳細には、図3および図4における左側)から、筒部4内に被皮剥物を投入でき、その投入作業が容易となる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、前記皮剥き部3は、回転盤2の上面2a側に設けられた刃体3a(詳細には、回転盤2の上面2a側に放射状に設けられた複数の刃体3a、3a)を有する構成でなくてもよく、例えば、回転盤2の上面2aに形成されたやすり部を有する構成であっていてもよい。
また、回転盤2は、回転軸心20を中心とする円形状に形成されていなくてもよく、例えば、多角形状に形成されていてもよいし、あるいは、回転軸心20から外れた位置を中心とするように形成されていてもよい。また、筒部4の内周の、前記凸多角形状もしくは略凸多角形状(図示実施の形態においては、正六角形状)の各々の辺は、少なくとも一部分が回転盤2の外周縁2jの内側に位置してなくてもよく、例えば、前記各々の辺の全体が回転盤2の外周縁2jの外側に位置していてもよい。
また、外側筒状部6は、平面視略正方形状となる筒状に形成されていなくてもよく、例えば、図13および図14に示す第2の実施の形態のように、円筒状に形成されていてもよい。この皮剥き機1にあっては、支持台5の上面5aには、筒部4が載置される支持筒部5hは設けられておらず、その代わりに、軸孔5bから突出する回転軸5cの周囲を囲うようにして、円筒状に形成された外側筒状部6が配備されている。また、筒部4の各々の立壁4a、4aの上端部には、外方に延出するようにして、掛止具4g、4gが設けられており、この掛止具4g、4gが、外側筒状部6の上端に掛け止められるようにして、筒部4が外側筒状部6に取り付けられている。また、筒部4の延設部4e、4eは、その先端が、外側筒状部6の取出口6aの口縁両側部に達するように形成されている。また、第2開閉部12aは、その前面の上端に設けられた蝶番12dによって、上側に開くようになっている。また、皮排出口9aおよびシューター9bは、背面側(詳細には、被皮剥物排出口12とは反対側)に設けられている(図14参照)。
なお、この第2の実施の形態および後述する第3の実施の形態においては、上蓋部7は、その全部もしくは一部(図示実施の形態においては、全部)につき、透過性を有する素材、例えば、透明なアクリル板等の透過性を有する合成樹脂板とか、透明な強化ガラス板などが用いられており、作業者は、その上蓋部7の上方から、被皮剥物の皮が剥かれる状況を目視で確認することができるようになっている。そして、前述した第1の実施の形態においても、例えば、覆い蓋13を設けない場合等にあっては、上蓋部7の全部もしくは一部に、透過性を有する素材が用いられてもよい。
また、筒部4は、その内周形状が、回転軸心20を囲む凸多角形状(図示実施の形態においては、正六角形状)となるように形成されなくてもよく、例えば、図15ないし図17に示す第3の実施の形態のように、回転軸心20を囲む略凸多角形状(例えば、略正六角形状)となるように形成されてもよい。この第3の実施の形態においては、筒部4は、その内周形状が、切欠口4dが設けられる立壁4aおよび緩衝層4bを構成する辺が、他の五つの辺よりも若干長い寸法からなる、略正六角形状となっており、このため、前記切欠口4dは、前述した第1の実施の形態および第2の実施の形態と比して、若干横長となっている(図17参照)。そして、前述の第1の実施の形態および第2の実施の形態においても、筒部4は、その内周形状が、切欠口4dが設けられる立壁4aおよび緩衝層4bを構成する辺が、他の五つの辺よりも若干長い寸法からなる、略正六角形状となっていてもよい。
なお、この第3の実施の形態においては、皮剥き機1は、外側筒状部6を備えず、筒部4が露出している。また、この筒部4には、切欠口4dの下端側にも張り出し部4fが形成されており、この張り出し部4fと切欠口4dとで、被皮剥物排出口12が形成されている。また、筒部4に形成された延設部4e、4eは、皮剥き機1の外方に向かって突出しており、これら延設部4e、4eによって、被皮剥物排出口12から皮剥き機1の外方に飛び出すように放出される被皮剥物の、放出方向が規制される。また、筒部4には、上蓋部7を筒部4に取付固定するための固定補助具4hと、支持筒部5hに載置される筒部4を、支持台5の上面5aに取付固定するための固定補助具4iとが設けられている。さらに、この第3の実施の形態においては、開閉部としての第1開閉部11aが設けられておらず、投入口11が常に開いた状態となっている。このように、皮剥き機1は、開閉部としての第1開閉部11aを省略した構成であっても構わない。したがって、既述した第1および第2の実施の形態においても、第1開閉部11aが省略されても構わない。また、第3の実施の形態において、第1開閉部11aが設けられてもよい。
ここで、前記略凸多角形状は、例えば、図18(a)に示すように、凸多角形状(図示実施の形態においては、正六角形状)の頂点における角部分が丸みを帯びるような形状であってもよいし、または、図18(b)に示すように、凸多角形状(図示実施の形態においては、正六角形状)の各々の辺が内方に向かって膨らむように円弧状に形成された形状とか、あるいは、図18(c)に示すように、凸多角形状(図示実施の形態においては、正六角形状)の各々の辺が外方に向かって膨らむように円弧状に形成された形状であってもよい。
また、前記凸多角形状(もしくは略凸多角形状)は、必ずしも正六角形状(もしくは略正六角形状)である必要はなく、例えば、正四角形状(もしくは略正四角形状)、正五角形状(もしくは略正五角形状)、正七角形状(もしくは略正七角形状)、正八角形状(もしくは略正八角形状)など、他の正多角形状(もしくは略正多角形状)であってもよいし、さらには、正多角形状(もしくは略正多角形状)以外の、例えば、凸四角形状(もしくは略凸四角形状)、凸五角形状(もしくは略凸五角形状)、凸六角形状(もしくは略凸六角形状)、凸七角形状(もしくは略凸七角形状)、凸八角形状(もしくは略凸八角形状)、あるいはその他の凸多角形状(もしくは略凸多角形状)であってもよい。また、前記凸多角形状(もしくは略凸多角形状)は、回転軸心20を中心としていなくてもよく、回転軸心20から外れた位置を中心としていてもよい。また、筒部4の立壁4a、4aの内側には、緩衝層4b、4bが設けられていなくてもよい。
また、筒部4は、その内周形状が、回転盤2の回転軸心20を囲む凸多角形状もしくは略凸多角形状となるように形成されていればよく、その外周形状は、必ずしも凸多角形状もしくは略凸多角形状に形成されている必要はない。したがって、筒部4は、例えば、その内周形状が、回転盤2の回転軸心20を囲む凸多角形状もしくは略凸多角形状となり、かつ、その外周形状が、回転盤2の回転軸心20を囲む円形状となるように形成されていても構わない。
また、第1の実施の形態においては、回転盤2の下面2i側には、回転軸心20を挟んで対称的に位置する、二個の掻き落とし部10、10が設けられているが、この掻き落とし部10の個数や配置位置については、図示実施の形態に限定されることはなく、必要に応じて適宜変更してもよい。ここで、例えば、回転盤2の下面2i側に、一個、あるいは三個以上の掻き落とし部10が設けられてもよいし、あるいは、第2および第3の実施の形態のように、掻き落とし部10が設けられなくてもよい。また、掻き落とし本体10aは、側板10e、10eの下端の傾斜に合わせて、回転盤2の回転方向R側(図示実施の形態においては、時計回り方向R側)ほど上方に位置するように斜めに傾いた状態で配備されていなくてもよく、例えば、鉛直に起立した状態で配備されていてもよい。
また、突出体8は、逆円錐台形状に形成された胴部8dと、その胴部8dと連続するように円錐形状に形成された頭部8eとからならなくてもよく、例えば、円柱状に形成された胴部のみからなってもよい。あるいは、第2および第3の実施の形態のように、突出体8が設けられなくてもよい。
また、前記制御手段による第1開閉部11aおよび第2開閉部12aの切り替えの制御については、必ずしも上述した内容に設定される必要はなく、適宜変更してもよい。ここにおいて、例えば、前記制御手段は、前記1サイクルが、所要の時間を空けて(例えば、約3秒間)、繰り返し行われるように、第1開閉部11aおよび第2開閉部12aの開閉の切り替えを制御しなくてもよく、前記1サイクルが、時間を空けずに、繰り返し行われるように、制御してもよい。また、前記制御手段は、前記1サイクルが繰り返し行われるように、第1開閉部11aおよび第2開閉部12aの開閉の切り替えを制御しなくてもよく、前記1サイクルが一度だけ行われるように、制御してもよい。また、前記制御手段は、前記第1のステップから前記第6のステップまでを1サイクルとし、その1サイクルが一度だけ行われるように、第1開閉部11aおよび第2開閉部12aの開閉の切り替えを制御してもよい。
1 皮剥き機
2 回転盤
2a 回転盤の上面
2j 回転盤の外周縁
3 皮剥き部
3a 刃体
3d 刃体の上面
3e 跳ね上げ隆起部
3i 刃体の回転軸心側の端部
4 筒部
8 突出体
8a 突出体の外周面
8b 傾斜面
8c 突出体の上部
9 皮受け部
9a 皮排出口
10 掻き落とし部
10a 掻き落とし本体
10b 支持部
10c 逃がし空間
11 投入口
11a 第1開閉部(開閉部)
12 被皮剥物排出口
12a 第2開閉部(開閉部)
20 回転軸心

Claims (12)

  1. 栗や芋等の被皮剥物の皮を剥く皮剥き機であって、
    上面側に前記被皮剥物の皮を剥くための皮剥き部が設けられた回転盤と、前記回転盤の上方を囲むようにして前記回転盤に向かって開口し、かつ、内部に前記被皮剥物が投入される、筒部とを備え、
    前記筒部は、その内周形状が、前記回転盤の回転軸心を囲む凸多角形状もしくは略凸多角形状となるように形成されていることを特徴とする皮剥き機。
  2. 前記回転盤は、前記回転軸心を中心とする円形状に形成されており、かつ、
    前記筒部の内周の、前記凸多角形状もしくは略凸多角形状の各々の辺は、少なくとも一部分が前記回転盤の外周縁の内側に位置していることを特徴とする、請求項1に記載の皮剥き機。
  3. 前記皮剥き部は、前記回転盤の上面側に放射状に設けられた複数の刃体を有し、それら複数の刃体は、前記回転軸心を中心とする半径方向に沿うようにして、かつ、その回転軸心から離間するようにして設けられ、
    前記回転盤の上面には、前記回転軸心を囲む外周面を備える突出体が設けられ、
    前記外周面は、前記回転盤の上面付近から起立して、上方ほど前記回転軸心から離れるように傾斜する傾斜面を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の皮剥き機。
  4. 前記刃体の前記回転軸心側の端部は、前記傾斜面の下端まで延びていることを特徴とする、請求項3に記載の皮剥き機。
  5. 前記突出体の上部は、先細り状に形成されていることを特徴とする、請求項3または4に記載の皮剥き機。
  6. 前記皮剥き部は、前記回転盤の上面側に設けられた刃体を有し、
    前記刃体の上面には、前記刃体上を相対的に通過する前記被皮剥物を跳ね上げる、跳ね上げ隆起部が形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の皮剥き機。
  7. 前記回転盤の下方には、前記皮剥き部によって剥かれた皮を受ける皮受け部が設けられ、その皮受け部には、前記剥かれた皮を排出する皮排出口が形成され、
    前記回転盤の下面側には、前記回転盤の回転に伴って回動して、前記皮受け部によって受けられた前記剥かれた皮を前記皮排出口内へ掻き落とす掻き落とし部が設けられ、
    前記掻き落とし部は、掻き落とし本体と、前記回転盤の下面から突出して前記掻き落とし本体を支持する支持部とを備え、
    前記支持部により、前記掻き落とし本体は、前記回転盤の下面との間に空気を逃がす逃がし空間を介在させるように、前記回転盤の下面から離れた位置に支持されていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の皮剥き機。
  8. 前記皮剥き機は、前記被皮剥物を前記筒部内に投入する投入口およびその投入口を開閉する開閉部としての第1開閉部と、皮が剥かれた前記被皮剥物を前記筒部から排出する被皮剥物排出口およびその被皮剥物排出口を開閉する開閉部としての第2開閉部とを備え、かつ、
    前記皮剥き機は、前記第1開閉部および前記第2開閉部の開閉の切り替えを制御する制御手段を備え、その制御手段は、前記第1開閉部と前記第2開閉部との双方が閉じた状態から、前記第2開閉部が閉状態を保持したまま前記第1開閉部が開く第1のステップと、前記第1開閉部が開状態を保持するとともに、前記第2開閉部が閉状態を保持する第2のステップと、前記第2開閉部が閉状態を保持したまま前記第1開閉部が閉じる第3のステップと、前記第1開閉部と前記第2開閉部との双方が閉状態を保持する第4のステップと、前記第1開閉部が閉状態を保持したまま前記第2開閉部が開く第5のステップと、前記第1開閉部が閉状態を保持するとともに、前記第2開閉部が開状態を保持する第6のステップとが順に行われるように、前記第1開閉部および前記第2開閉部の開閉の切り替えを制御することを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の皮剥き機。
  9. 前記制御手段は、前記第6のステップの後に、前記第1開閉部が閉状態を保持したまま前記第2開閉部が閉じる第7のステップが行われるように、前記第1開閉部および前記第2開閉部の開閉の切り替えを制御することを特徴とする、請求項8に記載の皮剥き機。
  10. 前記制御手段は、前記第1のステップから前記第7のステップまでを1サイクルとし、その1サイクルが、時間を空けずに、あるいは、所要の時間を空けて、繰り返し行われるように、前記第1開閉部および前記第2開閉部の開閉の切り替えを制御することを特徴とする、請求項9に記載の皮剥き機。
  11. 前記投入口は、前記筒部の上方に設けられ、かつ、前記投入口の中心は、前記回転軸心から外れた位置に偏心位置することを特徴とする、請求項8ないし10のいずれか1項に記載の皮剥き機。
  12. 前記凸多角形状もしくは略凸多角形状は、凸四角形状もしくは略凸四角形状、凸五角形状もしくは略凸五角形状、凸六角形状もしくは略凸六角形状、凸七角形状もしくは略凸七角形状、あるいは、凸八角形状もしくは略凸八角形状のいずれかであることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の皮剥き機。
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