JP2011155684A - 通信システム、送信電力制御方法及び基地局 - Google Patents

通信システム、送信電力制御方法及び基地局 Download PDF

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Abstract

【課題】マルチホップ通信システムでのデータスループットを改善すること。
【解決手段】本発明はソース装置から宛先装置へ少なくとも1つの中間装置を介して信号を伝送するための無線通信システム並びに関連する方法及び装置に関連する。特に本発明はマルチホップ通信システムでデータスループットを改善する技術に関連する。
【選択図】図1B

Description

本発明は少なくとも1つの中間装置を介してソース装置から宛先装置へ信号を伝送する無線通信システム及び関連する方法に関する。特に本発明はマルチホップ通信システムでのデータスループットを改善する技術に関する。
無線通信信号が空間を伝搬する際に散乱又は吸収されることに起因して、伝搬損失又は「パスロス」が生じると、信号強度の減少を引き起こすことが知られている。送信機及び受信機間のパスロスに影響する要因は:送信機のアンテナの高さ、受信機のアンテナの高さ、キャリア周波数、散乱タイプ(都市、都市近郊、田舎)、形態の詳細(高度、密度、隔たり、地勢(丘上、平坦))等を含む。送信機及び受信機間のパスロスL(dB)は次のようにモデル化できる:
L=b+10 n logd (A)
ここでd(メートル)は送信機−受信機間の隔たりであり、b(dB)及びnはパスロスパラメータであり、絶対パスロスはl=10(L/10)で与えられる。
図1Aは基地局(3G通信システムでは「ノードB」(NB)として知られている)、中継ノード(RN)及びユーザ装置(UE)を有するシングルセル2ホップ無線通信システムを示す。信号がダウンリンク(DL)で基地局から宛先ユーザ装置(UE)へ中継ノード(RN)を介して伝送される場合には、基地局はソース装置(S)を構成し、ユーザ装置は宛先装置(D)を構成する。通信信号がアップリンク(UL)でユーザ装置(UE)から中継ノードを経て基地局に伝送される場合には、ユーザ装置がソース装置を構成し、基地局が宛先装置を構成する。中継ノードは中間装置(I)の一例であり:ソース装置からの信号を受信する受信機と;その信号を又はそれから導出したものを宛先装置へ送信する送信機を有する。
以下の表1はマルチホップ伝送システムにおける様々なリンクで伝送された信号のパスロス計算値のいくつかの具体例を与え、そのリンクはソースから宛先(SD)、ソースから中間(SI)及び中間から宛先(ID)である。ここでb及びnはリンクの各々で同じままであるように仮定されている。
Figure 2011155684
表1
上記の計算例は、間接的なリンクで体験する絶対パスロスの合計SI+IDは直接的なリンクSDで体験するパスロスより少ないことを示す。言い換えればそれは次のように書ける:
L(SI)+L(ID)<L(SD) (B)
従って単一の伝送リンクを2つの短い伝送セグメントに分割することは、パスロス及び距離の間の非線形関係を引き出す。数式(A)を用いたパスロスの簡易な理論分析により、全体的なパスロスの減少(及び信号強度及びデータスループットにおける改善又は利益)は、ソース装置から宛先装置へ直接的に伝送されるのではなく、中間装置(例えば、中継ノード)を介してソース装置から宛先装置へ信号が伝送される場合に達成されることが理解できる。実現されるならばマルチホップ通信システムは送信機の送信電力を潜在的に削減可能にする。これは、電磁放射に晒されることを減らすだけでなく干渉レベルの低減効果をももたらす。
明らかに、パスロス及び距離の間の非線形関係に起因して、ソース及び宛先に対する中間装置の位置は、ソース及び宛先間の直接的な即ちシングルホップの伝送に比較して、マルチホップ伝送が有するポテンシャルゲインに決定的に影響する。このことはマルチホップ伝送で達成される理論的ゲインのグラフ表現を示す図2Aに示され、図2Aはソース装置及び宛先装置間の中間装置の相対的な規格化された位置に対する全パワーロス(dB)をプロットしている。
先ず、ソース及び宛先間の直接的なリンクの線上に中間ノードが位置している場合(この場合、経路延在因子(s)=1である)を考えると、ポテンシャルゲインは、中間点から離れてソース装置へ又は宛先装置へ向かうにつれて減少することが理解できる。同様に中間装置の位置が直接リンクの線上から離れるにつれて、2つの伝送セグメントの合計の全経路長が伸びるにつれて(経路延在因子をs=1.1,s=1.2等のように増やすにつれて))、理論的ゲインのグラフ領域が再び減少していることが分かる。
しかしながらマルチホップ通信システムの適用性を検査するために実行されたシミュレーションは、意外にもデータスループットの低いゲインを示した。実際、経験するゲインはパスロスの数式Aに基づく簡易な分析で示唆されるポテンシャルゲインを大きく下回る。その結果、信号範囲の拡張性、ソース及び宛先間での信号伝送に要する全送信電力を潜在的に削減できること、及びマルチホップでなかったならば到達できないノードへの接続性等の観点からマルチホップシステムが示す潜在的な利点にもかかわらず、無線システムオペレータはマルチホップネットワークを実現することを思いとどまっている。
予測されるゲインとシミュレーションされたゲインの間にそのような不一致が存在する理由の1つは、前者の予測が、パスロスパラメータb及びnが全てのリンクで同じであるとする仮定に基づくことである。つまり実際には、これらの値は、中継ノードの高さと比較したソース装置及び宛先装置のアンテナ高さに起因して変化する。かくて更に現実的な値のテーブルが以下の表2に与えられる。表中3GPPの項で示される値は、中間装置のアンテナ高さがおおよそソース及び宛先装置でのアンテナ高さの間のどこかにあることを考慮のうえ3GPPで使用されるモデルを適用することで得られたものである。UoBの項で示される値はブリストル市における典型的な配備に基づいてブリストル大学で行われたモデリングから導出されたものである。
Figure 2011155684
表2
図2Bには、表2のパスロスパラメータを用いたグラフ(全パスロス対規格化された中継ノード位置)が示されている。理論的な中継ノードの位置を調整しながら全パスロスを計算するために、より現実的なパスロスパラメータ群が使用される場合には、図2Aの完全な「釣り鐘形状」は得られないことが理解できる。実際、グラフの領域は減少している。中継ノード又はユーザ装置の位置の比較的小さな変化は、通信リンクにおける絶対パスロスの変化を招き、受信装置における通信信号の品質にかなりの影響を与えることが分かる。従って、達成されるゲインがマルチホップ伝送により得られる場合には、ソース及び宛先間の直接的な伝送に比較して、中間装置又は中継ノードの位置は重要である。
しかしながら現実世界で遭遇しそうなパスロスパラメータのより正確な考慮に基づいて予測を行ったとしても、マルチホップシステムのシミュレーションは、予想されるゲインとは一致しないという結果を示した。
本発明の課題は、マルチホップ通信システムでのデータスループットを改善することである。
本発明の一形態は、ソース装置、宛先装置及び少なくとも1つの中間装置を有する通信システムを提供し、前記ソース装置及び中間装置の各々は、通信信号を又はそこから導出された信号を前記宛先装置へ向かう通信方向で送信する送信機を有し、前記宛先装置及び中間装置の各々は、通信信号を又はそこから導出された信号を受信する受信機を有し、前記通信システムは:
i)前記宛先装置で受信された前記通信信号の品質の測定値;及び
ii)前記又は各々の中間装置で受信された前記通信信号の品質の測定値;
の間で実質的にバランスをとる又は維持するように、1以上の送信機に割り当てられるリソースの測定値を又は測定値の変化を判定する判定手段を有する。
当然に、宛先装置で実際に受信される通信信号は、ソース装置から送信された通信信号でもよいし、それから導出された通信信号でもよいことが理解されるであろう。
無線通信システムのシングルセル/中継モデルを示す図である。 無線通信システムの2セル/中継モデルを示す図である。 パスロスの数式(A)に基づくマルチホップ通信システムで達成される理論的なゲインのグラフ表現を示す図である。 パスロスの数式(A)に基づくマルチホップ通信システムで達成される理論的なゲインのグラフ表現を示す図である。 本発明の第1形態を用いるアルゴリズムを示す図である。 本発明の第2形態を用いるアルゴリズムを示す図である。 本発明の第2形態を用いるアルゴリズムを示す図である。 本発明の第1及び第2形態を用いる基地局の一部を示す図である。 マルチホップ通信システムが非再生的中継ノードを有しFDD二重化を用いる場合のソース送信電力及び中間送信電力間の関係を示す図である。 マルチホップ通信システムが非再生的中継ノードを有しFDD二重化を用いる場合のソース送信電力及び中間送信電力間の関係を示す図である。 マルチホップ通信システムが非再生的中継ノードを有しTDD二重化を用いる場合のソース送信電力及び中間送信電力間の関係を示す図である。 マルチホップ通信システムが非再生的中継ノードを有しTDD二重化を用いる場合のソース送信電力及び中間送信電力間の関係を示す図である。 RN送信電力の関数として最適なNB送信電力を示す図である。 RN送信電力の関数として最適なNB送信電力を示す図である。 RN送信電力の関数として最適なNB送信電力を示す図である。 シングルホップシステムで観測されるものと比較した、マルチホップシステムのユーザにより観測されるスループットの平均ゲインの変動を示すグラフである。 シングルホップシステムで観測されるものと比較した、マルチホップシステムのユーザにより観測されるスループットの平均ゲインの変動を示すグラフである。 RN送信電力の関数として最適なNB送信電力を示す図である(ソース及び宛先装置間の通信リンクは、より短いマルチホップリンクに比較して3dBの利得を有することが仮定されている。)。
[実施例]
本発明の好適実施例は、中間装置で受信される通信信号の品質測定値と宛先装置で受信される通信信号の品質測定値との「均衡−バランス(balance)」を維持する又は達成しようとする。好ましくは、判定手段が1以上の装置の送信電力の変化を決定し、その装置は本発明を利用する通信システムの通信信号を送信し、中間装置で受信される通信信号の品質と宛先装置で受信される通信信号の品質との間の実質的な不均衡を減らす又は防ぐ(即ち、実質的な「バランス」を達成又は維持する。)。
本発明を利用する通信システムで不均衡が存在することは、宛先装置で受信された通信信号の品質の測定値と中間装置で受信された通信信号の品質の測定値との直接的な比較により明らかにされる。或いは不均衡はマッピング関数により比較がなされた場合に明らかにされてもよい。従って等しい値の測定値が均衡したシステムに対して等しいとしない状況が存在してもよいし、同様に異なる値の測定値が均衡したシステムに等しいとされてもよい。
システムを最適化するために、及び/又は中間装置で受信された通信信号の品質の測定値と宛先装置で受信された通信信号の品質の測定値とを実質的に均衡させるために、本発明の実施例はマルチホップシステムの配備に先だって使用されてよいことが想定される。全てのリンクにわたる通信信号品質の測定値の「バランス」を達成及び維持するために、 本発明の実施例は既存のマルチホップシステムで実現されてよいことも想定される。かくて本発明は、宛先装置のRSS又はSINRのインジケータと中間装置でのRSS又はSINRのインジケータとの間で実質的な「均衡(バランス)」を確立するマルチホップ通信システムで使用されてよい。有利なことに送信電力は、マルチホップシステムで通信信号を受信する或る装置に関し、ターゲット受信信号品質に関して初期に最適化される。これは通常的には宛先装置である。かくて、有利なことに、宛先装置で受信された通信信号の品質のターゲット受信信号品質からの変位測定値のインジケータ(=「ターゲットからの変位」インジケータ)は、本発明の実施例によりシステムが最適される場合に最小化される。そして、ターゲットインジケータからの変分における変化(正でも負でもよい)が検出された場合、例えば通信信号の品質が悪化した又は改善された場合に、或いは装置に設定されるターゲットが変わった場合に、ターゲットインジケータからの変分は増加する。この場合、有利なことに、所望値からのターゲットインジケータからの変分の導出を検出可能にする本発明の実施例は、ターゲットインジケータからの変分を所望値に近づける。
本発明を利用するマルチホップ通信システムのシミュレーションは、信号が宛先装置に直接手伝送されるシステムでかなりのゲインを実証することを示した。実際、本発明の好適実施例を検査するために実行されたシステムレベルのシミュレーション結果は、本発明により「バランス」のとられた通信システムは、マルチホップ伝送に関する希望を満たし、データスループットの改善をもたらすよう期待できることを示す。
本発明の好適実施例により実証される改善されたスループットに関する説明は、それらがマルチホップシステムで必要とされる絶対送信電力の削減を可能にすることが確信される。これは以下で更に詳細に説明される。
説明済みの原理から始めると、単一の直接的な伝送リンクを2つの短い伝送リンクに分けることで、信号が受ける全体的なパスロスの削減が達成される。ソース装置から少なくとも1つの中間装置を経て宛先装置へ通信信号を伝送するのに必要な全送信電力は、ソース装置及び宛先装置間で通信信号を直接的に伝送するのに要するものより少ない。従って、宛先装置(及びひょっとすると中間装置も)が最少の又は「ターゲット」の信号品質を受信することを保証するのに、より少ない送信電力しか必要とされない。送信電力について何の調整もなされなかったならば、かなりの余分な送信電力(即ち、宛先装置及び/又は中間装置で良好な又はターゲットの品質を達成するのに必要なものを超える送信電力)が生じる結果となる。ソース装置及び宛先装置間での直接通信と比較して、マルチホップ通信で達成されるゲインを更に増やすようにはせず、この過剰な送信電力は単に干渉レベルを増やし、通信品質の劣化を招く。劣化はマルチホップシステムのポテンシャルゲインを弱める傾向をもたらし、これは以前に考察されたマルチホップ通信システムの貧弱なシミュレーション結果を説明する。
更に(例えば)2ホップシステムにわたる全体的なスループットは:中間装置で受信されるデータパケット数及び宛先装置で受信されるデータパケット数の低い方によって制限される。受信機で受信されたデータパケット数は、その受信機で終端する通信リンクの品質に依存する。これは例えばスループットの測定値、受信信号強度(RSS)の測定値又は信号対干渉プラス雑音比率(SINR)の測定値によって反映される。かくて実際上マルチホップシステム中の最低品質の通信信号を受信する受信機が、データパケット伝送に関する「ボトルネック」(障害)を形成し、これによりマルチホップシステム内の他のリンクにおけるデータ伝送容量を浪費する。送信機の送信電力の増加は、その最低品質の通信信号を改善するようには機能せず、余分な送信電力を追加する結果となる。従ってそのシステムパフォーマンスでは更なる劣化が生じる。これは図9A及び9Bに示され、これらはソース装置(NB)の送信電力に関し、シングルホップシステムで観測されたものと比較した、2ホップシステムのユーザによって観測された平均パケットスループットのゲイン変化をプロットしている。各グラフは4つのプロットを含み、各々は中間装置の異なる送信電力に関連する。基地局の送信電力が最適点を超えて増やされると、より多くの信号エネルギの放出であるにも関わらず、ゲインの顕著な劣化が生じることが理解できる。
従って、本発明の好適実施例でなされる改善は、宛先装置で受信された通信信号の品質の測定値と中間装置で受信された通信信号の品質の測定値との間の如何なる不均衡でも実質的に減らされる又は防がれることを保証するようにする本発明の様々な手法に帰することが理解できるであろう。かくてデータパケットのスループットを改善しない且つ干渉レベルを増やすようにしか機能しない余分な送信電力が最小化される。
マルチホップシステムでは、「不均衡(imbalance)」(即ち、宛先装置で受信された通信信号の品質の測定値と中間装置で受信された通信信号の品質の測定値との相違)を招くおそれを生じさせる多数の様々なイベントが存在する:
i)リンクの一方で生じるパスロスが変化する。これはそのリンクに関する送信機及び受信機の一方又は双方の位置変化に起因し、又は送信機及び受信機間で生じる環境状態や干渉レベルの変化に起因するかもしれない。
ii)通信信号を受信する装置はターゲットRSS又はターゲットSINRを有するのが通常的である。これは通常的にはネットワークプロバイダにより設定され、通信システムや受信装置の特性に依存して又は送信されるデータのタイプに依存して変わってもよい。移動電話機又は他のユーザ装置のターゲットRSS/SINRは変化してよく、ターゲットの如何なる変化も、送信装置の送信電力を調整することで対処され、その調整は宛先装置で受信された通信信号の品質のターゲット受信信号品質からの変化測定値(即ち、「ターゲットからの変化」)を最小化するようになされる。マルチホップシステムの場合には、或る受信装置のターゲットの変化に対処する際に、或る装置の送信電力を単に調整したのではシステム内の不均衡を招いてしまう。
本発明の実施例は、ソース装置から基地局へ1以上の中間装置を介してアップリンク(UL)で伝送されるデータスループットを改善するために、不均衡又は潜在的な不均衡に応じる手法を提供し、その不均衡は上記の可能なイベントの結果として生じる。標準的な通信システムではアップリンクはUE及びNB間のリンクである。マルチホップの場合、ULは通信がNBに向かう方向のリンクを示す(例えば、UEからRN、RNからNB側のRN、及びRNからNBである。)。更に本発明の実施例はマルチホップシステムを最適化する手法をもたらし、1以上の受信機で設定される如何なるターゲット品質も実質的に維持され、各リンクにわたるデータのスループットは実質的に等しくなる。
本発明の第1形態によれば、ソース装置、中間装置及び基地局を有する通信システムが提供され、ソース装置は中間装置を介して基地局に通信信号を送信し、基地局は基地局で受信した通信信号の品質の1以上のインジケータを導出するインジケータ導出手段を有し、当該通信システムは:
i)基地局に設けられた制御手段;
ii)基地局により導出される或るインジケータの所望値からの変化を検出するインジケータ変化検出手段;
iii)そのような変化の検出に続いて、中間装置の送信電力の変更要求を決定する判定手段(その変更はインジケータを所望値に近づける);を有し、判定手段は、中間装置の送信電力の変更要求を制御手段に送信する要求送信手段を有する。
有利なことに、本発明の第1形態の例は、宛先装置及びソース装置の新たな送信電力を計算することで、i)中間装置及び基地局間のパスロス変化;又はii)基地局のターゲット変化に起因する、基地局によって導出されたインジケータの所望値からの変化に応答する手法をもたらす。有利なことに、要求される送信電力の変化は、インジケータ変化検出手段で検出される変化度合いに関連する。
本発明の第1形態の実施例では、基地局で導出されるインジケータの1つは、基地局で受信された通信信号の強度測定値(例えば、RSS)を含む。しかしながら好ましくは基地局で導出されるインジケータの1つは、その基地局で受信された通信信号の信号対干渉プラス雑音比率(SINR)の測定値を含んでもよいし、及び/又は基地局に設定されたターゲット受信信号品質からの、その基地局で受信された通信信号の品質の変分の測定値でもよい。ターゲットからの変分インジケータは、ターゲットRSSからの変分、SINRからの変分、又はRSS及びSINRの組み合わせに基づくターゲットからの変分でもよい。基地局で導出されたターゲットインジケータからの変化分が変わると、本発明の第1形態の実施例はターゲットインジケータからのずれを所望値に近づけようとする。
好ましくは制御手段は、中間装置の送信電力の変更要求の受信後に、中間装置の送信電力の変更を指令する命令を中間装置に発行する。有利なことに制御手段は入力信号を受信する入力信号受信手段を有し、その入力信号は、中間装置の送信電力の増加が禁止されるか否かを制御手段が判定できるようにする。従って中間装置の送信電力に要求される変更が送信電力の増加を含む場合であって、中間装置の送信電力の増加が禁止されていることが制御手段により確認された後には、制御手段はその要求を無視する。しかしながら、中間装置の送信電力に要求される変更が送信電力の増加を含む場合であって、中間装置の送信電力の増加が禁止されないことが制御手段により確認された後には、制御手段は中間装置の送信電力の変更を指令する命令を中間装置に発行する。中間装置は好ましくはそのような命令を基地局の制御手段から受信する命令受信手段を有する。好適実施例によれば、中間装置は、中間装置の最大送信電力に基づいて、その中間装置が命令に従って送信電力を変更できるか否かを判定する。そして中間装置はその命令に従って送信電力の変更を実行できないことを確認した場合には、中間装置は、その中間装置で実行できるように中間装置の送信電力の変更内容を修正する。中間装置はその要求に従って又は場合によっては修正された要求に従って、中間装置の送信電力の変更を引き起こす。
本発明の第2形態によれば、ソース装置、中間装置及び基地局を有する通信システムが提供され、ソース装置は中間装置を介して基地局に通信信号を送信し、基地局及び中間装置の各々は:基地局又は中間装置でそれぞれ受信した通信信号の品質の1以上のインジケータを導出するインジケータ導出手段を有し、当該通信システムは:
i)基地局で導出された或るインジケータと中間装置で導出された或るインジケータとの間の不均衡を検出する不均衡検出手段;
ii)不均衡検出手段によるそのような不均衡の検出に続いて、不均衡を減らすソース装置に要求される変更を決定する決定手段;
iii)変更の決定に続いて、ソース装置の送信電力の変更を指令する命令をソース装置に発行する、基地局に設けられた制御手段;を有する。
有利なことに、本形態の第2形態の例はソース装置の送信電力を調整する手法を提供し、基地局で受信された通信信号の品質と中間装置で受信された通信信号の品質との間の均衡を維持又は達成する。不均衡はソース装置及び中間装置の間のパスロスの変化に起因するかもしれない。或いは不均衡は、基地局のターゲット品質インジケータの変化に応答する本発明の第1形態を利用する通信システムの動作に続いて生じるかもしれない、なぜなら(中間装置の送信電力を変更することで)ターゲットインジケータからの変分を当初の測定値に戻すと、中間装置及び基地局の品質インジケータはもはやバランスしていないからである。
本発明の第2形態の実施例によれば、中間装置及び基地局各々により導出されるインジケータの1つは、その基地局又は中間装置でそれぞれ受信された通信信号の強度測定値(例えば、RSS)を含む。しかしながら好ましくは、中間装置及び基地局各々で導出されるインジケータの1つは、基地局で又は中間装置でそれぞれ受信された通信信号の信号対干渉プラス雑音比率(SINR)の測定値でもよい。
好ましくはソース装置は、送信電力を増やす命令の受信後に、ソース装置の最大送信電力に基づいて、その命令を実行できるか否かを判定する。命令を実行できないことをソース装置が確認すると、ソース装置は、不均衡を減らそうとする送信電力の修正された変更内容を決定し、修正された変更内容を実行する。更に制御手段は好ましくは、送信電力を増やす命令をソース装置に発行した後に、中間装置によって導出されるインジケータをモニタする。ソース装置の送信電力の変更がその要求に従って実行できない場合には、制御手段は中間装置の送信電力をどのように増やすことも以後禁止する。中間装置の送信電力の増加が禁止された場合であって、中間検出手段で何の不均衡も以後検出されなかった場合には、制御手段は中間装置の送信電力を以後増やすことを許容する。中間装置の送信電力の増加が禁止された場合であって、不均衡検出手段で以後不均衡が検出され、基地局の制御手段が、送信電力を減らす命令をソース装置に発行する場合には、制御手段は中間装置の送信電力を以後増やすことを許容する。更に中間装置の送信電力の増加が禁止された場合であって、不均衡検出手段で以後不均衡が検出され、基地局の制御手段が、送信電力を増やす命令(ソース装置で実行可能な命令)をソース装置に発行する場合には、制御手段は中間装置の送信電力を以後増やすことを許容する。
中間装置は好ましくはソース装置により送信された信号を受信する受信機;及び受信した信号又はそれから導出された信号を宛先装置に送信する送信機を有する。中間装置で受信した通信信号を中間装置から送信する通信信号と分離するための信号の二重化は、周波数分割二重化(FDD)又は時分割二重化(TDD)でもよい。1以上の中間装置は好ましくはいわゆる中継ノード(RN: relay node)又は中継局(RS: relay−station)から構成される。意図される最終的宛先装置でない中継ノードは信号を受信し、その信号を別のノードに送信し、信号が意図される宛先に向かって進行するようにできる。中継ノードは、受信信号がビットレベルにデコードされてハード判定を行う再生タイプでもよい。受信したパケットに誤りが発見された場合には、再送が要求され、従ってRNはARQ又はH−ARQの機能を組み込んでいる。ARQ又はH−ARQは再送要求及び以後の再送信号の受信を管理する受信技法である。一旦パケットが良好に受信された場合には、RNに組み込まれた何らかの無線リソース管理法に基づいて、宛先装置に向けて再送が計画される(スケジューリングされる)。或いは中継ノードは非再生タイプでもよく、その場合データは中継ノードで増幅され、その信号が次の局に転送される。中間装置又は中継ノードの機能は移動電話機や他のユーザ装置に備わってよいことが想定される。
本発明の第1及び第2形態の例では、基地局及び中間装置の送信電力を明示的に計算せずに、基地局及び中間装置の送信電力をそれぞれ調整することで、中間装置及び宛先装置での品質インジケータを調整し、好ましくは、再生型の中継ノードが使用され、中継ノードでは受信信号はビットレベルでデコードされ、ハード判定が行われる。再生型中継ノードは、ソース装置から送信された通信信号を受信し、新たな信号をマルチホップ通信システム中の次の局に送信する前にビットレベルで信号をデコードする(次の局は、宛先UEかもしれないし、別の中間装置かもしれない。)。
本発明の目的は、マルチホップシステムのリンク各々にわたるスループットが等しくなるように、送信装置各々でリソース割り当てを設定することである。スループットは受信SINRの関数であるので、マルチホップリンクにわたるスループットを均衡させるためには、各ノードでの受信SINRは釣り合っていなければならない、ということになる。再生的中継の場合には、所与の装置でのSINRは、他のどのノードのSIRNの関数でもない。当然にこれは全てのノードで同じSINRパフォーマンスであることを仮定している。かくて、システムが実質的に均衡すること及び宛先装置でのターゲットSINRが満たされることを保証する所要SINRを保証することができ、所要SINRは、実際のSINR及び所要SINR間の差分に対する送信電力を単に調整することで達成可能である。更にターゲットSINRが或る装置で変わる場合に、全てのノードで、必要な変更に関する手法で送信電力を調整することができる。従って実際の送信電力を計算する必要は一切無く、有利なことに本発明の実施例の演算負担は軽い。中間装置−中継ノード−の機能は移動電話機や他のユーザ装置によって提供されてよいことが予想される。
中間装置として再生的中継が使用される本発明の実施例のみが実際に動作していたが、それらは明示的な計算の実行を必要とせずに送信電力を比較的簡易に決定する点で有利である。送信電力は、有利なことに、インジケータ変化検出手段で検出されたインジケータの変化度合いに対して関連する送信機の送信電力を調整することで決定され、変化を受けたインジケータを所望値に戻し、それにより受信SINRを均衡させる。
更に、本発明の実施例は有利なことに、維持される送信電力設定に関するセントラル化された制御を促し、中継局で必要とされる処理を最小化する。これはネットワークの管理をより簡潔にする中央エンティティ内で制御を行うので、無線システムのオペレータに有利である。更に、万一中継局が不具合を生じた場合には、制御が基地局(ノードB)で行われることに起因して、集約的な測定がオペレータにより可能である。更に、中間装置での処理が最少に維持されることは、仮に中間装置が移動装置や遠隔装置であった場合に、電力消費を減らしてバッテリ寿命を延ばす観点から有利である。
本発明の第1及び第2形態は、異なる状況で生じる又は場合によっては生じるかもしれない不均衡を減らす又は防ぐ。例えば中間装置及び基地局間のパスロスが変化する或いは基地局のターゲットが変化する状況が生じ得る。これら双方のイベントは基地局で導出されるインジケータの変化をもたらし、有利なことに本発明の第1形態で対処できる。好ましくは本発明の第1及び第2形態を利用する通信システムは、宛先装置のインジケータを常に監視するインジケータ変化検出手段を有する。従って宛先装置で導出される所望値からの如何なる変化や変分も速やかに検出可能である。
中間装置及び宛先装置間のパスロス変化に従ってマルチホップシステムにわたるバランスを保つには第1形態だけで充分かもしれない。しかしながら上述したようにソース装置及び宛先装置間のパスロスが変わると(これは、中間装置及び/又はソース装置の位置変化に起因するかもしれないし、中間装置及びソース装置間で生じる環境条件変化に起因して生じるかもしれない)、その変化は、本発明の第2形態の実施例によって対処されなければならない。更に宛先装置で設定されたターゲット品質の変化に従ってマルチホップシステムに対するバランスを保つには、中間装置及びソース装置の送信電力双方が調整される必要がある。かくて宛先装置のターゲット品質インジケータの変化に対処するために、本発明の第1及び第2形態双方を使用する通信システムを用意することが望ましい。好ましくは本発明の第2形態の不均衡検出は周期的に実行される。かくて本発明の第2形態の好適実施例によれば、中間装置は、その中間装置で受信した通信信号の品質の1以上のインジケータを導出するインジケータ導出手段を有し、中間手段はそのインジケータを基地局のインジケータ受信手段に送信し、基地局は不均衡検出手段を有し、不均衡検出手段は基地局で導出されたインジケータと中間装置で導出されたインジケータとの間の不均衡を検出し、決定手段は、不均衡検出手段による不均衡の検出後に、そのような不均衡を減らすソース装置の送信電力に必要な変化を決定し、制御手段は、変化の決定後に、必要な変化に従うソース装置の送信電力の変更を指示する命令をソース装置に発行する。
ソース装置は、送信電力を増やす命令の受信後に、ソース装置の最大送信電力に基づいて、その命令を実行できるか否かを判定する。命令を実行できないことをソース装置が確認すると、ソース装置は、不均衡を減らそうとする送信電力の修正された変更内容を決定し、修正された変更内容を実行する。
更に制御手段は好ましくは、送信電力を増やす命令をソース装置に発行した後に、中間装置によって導出されるインジケータをモニタし、ソース装置の送信電力がその命令に従って変えられているか否かを判定する。ソース装置の送信電力の変更がその要求に従って実行できないことが確認されると、制御手段は中間装置の送信電力をどのように増やすことも以後禁止する。中間装置の送信電力の増加が禁止された場合であって、不均衡検出手段で何の不均衡も以後検出されなかった場合には、制御手段は中間装置の送信電力を以後増やすことを許容する。
中間装置の送信電力の増加が禁止された場合であって、不均衡検出手段で以後不均衡が検出され、基地局の制御手段が、送信電力を減らす命令をソース装置に発行する場合には、制御手段は中間装置の送信電力を以後増やすことを許容する。更に中間装置の送信電力の増加が禁止された場合であって、不均衡検出手段で以後不均衡が検出され、基地局の制御手段が、送信電力を増やす命令(ソース装置で実行可能な命令)をソース装置に発行する場合には、制御手段は中間装置の送信電力を以後増やすことを許容する。
基地局装置のターゲット変化が、中間装置及び基地局間のパスロスにおける実質的な同時変化により収容される状況が生じるかもしれない。従ってこの場合には中間装置の送信電力変更要求は基地局によって一切生成されない。この比較的まれな状況は本発明の第2形態を利用する通信システムで対処できる。なぜなら中間装置及び基地局間で受けるパスロスの測定値の変化は、中間及び宛先装置で導出される信号品質インジケータ間の不均衡を招き、その不均衡が不均衡検出手段により検出されるからである。決定手段は、基地局の送信電力に要求される変化を決定し、中間装置で受信された通信信号の品質測定値及び基地局で受信された通信信号の品質測定値間の不均衡を減らすようにする。
本発明の第1形態の実施例によれば、マルチホップ通信システムで中間装置の送信電力を制御する方法が提供され、その通信システムはソース装置、基地局及び少なくとも1つの中間装置を有し、ソース装置は通信信号を中間装置を介して基地局に送信し、当該方法は:
i)基地局で受信された通信信号の品質の1以上のインジケータを基地局で導出するステップ;
ii)基地局で導出されたインジケータの所望値からの変化を検出するステップ;
iii)中間装置の送信電力に要求される変更内容を決定するステップ(その変更内容は、インジケータを所望値に近づける);を有する。
本発明の第2形態の実施例によれば、マルチホップ通信システムでソース装置の送信電力を制御する方法が提供され、マルチホップ通信システムはソース装置、基地局及び少なくとも1つの中間装置を有し、ソース装置は通信信号を中間装置を介して基地局に送信し、当該方法は:
i)基地局で又は中間装置でそれぞれ受信された通信信号の品質の1以上のインジケータを、基地局及び中間装置で導出するステップ;
ii)基地局で導出された或るインジケータと中間装置で導出された或るインジケータとの間の不均衡を検出するステップ;
iii)そのような不均衡を減らすのに必要なソース装置の送信電力の変化を決定するステップ;及び
iv)ソース装置の送信電力の変更を指令する命令をソース装置に発行するステップ;を有する。
本発明の第1形態の別の例によれば、1以上の中間装置を介して、ソース装置からの通信信号を受信する基地局が提供され、当該基地局は:
i)当該基地局で受信された通信信号の品質の1以上のインジケータを導出するインジケータ導出手段;
ii)インジケータ導出手段により導出されたインジケータの所望値からの変化を検出するインジケータ変化検出手段;
iii)インジケータ変化検出手段によるそのような変化の検出に続いて、インジケータを所望値に近づけるのに必要な、中間装置の送信電力の変更を決定する決定手段(第1決定手段は、中間装置の送信電力を変える要求を制御手段に送信する);
iv)そのような要求を決定手段から受信する制御手段;を有する。
有利なことに基地局の制御手段は入力信号を受信する入力信号受信手段を有し、その入力信号は、中間装置の送信電力の増加が禁止されているか否かを制御手段が判定できるようにする。
好ましくは基地局は:
i)中間装置で導出されたインジケータを受信する受信手段(インジケータは、中間装置で受信された通信信号の品質を示す);
ii)基地局で導出されたインジケータ及び中間装置から受信されたインジケータの間の不均衡を検出する不均衡検出手段;
を更に有し、決定手段は、不均衡検出手段によりそのような不均衡を検出した後で、そのような不均衡を減らすのに要求されるソース装置の送信電力の変更を決定し、制御手段は、要求される変更の決定後に、ソース装置の送信電力の変更を指令する要求をソース装置に発行する。
本発明の第2形態の別の例によれば、1以上の中間装置を介して、ソース装置からの通信信号を受信する基地局が提供され、当該基地局は:
i)当該基地局で受信された通信信号の品質の1以上のインジケータを導出するインジケータ導出手段;
ii)中間装置から1以上のインジケータを受信するインジケータ受信手段(インジケータは、中間装置で受信した通信信号の品質を示す);
iii)基地局で導出されたインジケータと中間装置から受信されたインジケータとの間の不均衡を検出する不均衡検出手段;
iv)不均衡検出手段によるそのような不均衡の検出後に、そのような不均衡を減らすのに必要なソース装置の送信電力の変化を決定する決定手段;及び
v)変更の決定後に、ソース装置の送信電力の変更を指令する命令をソース装置に発行する制御手段;を有する。
本発明を利用する基地局で、本発明を利用する中間装置で及び本発明を利用する宛先装置で実行される通信方法も提供される。
本発明の実施例は組織化されたマルチホップシステムに特に適しており、そのシステムは、中間装置で受信される通信信号を、中間装置から送信される信号と区別するためのTDD又はFDD二重化とともに再生中継方式を利用する。
所望値は、システムが実質的に均衡している場合に宛先装置で導出される通信信号の品質のインジケータ値でもよく、宛先装置で設定されたターゲットにおけるもの又はそれに近いものでもよい(即ち、宛先装置で受信される通信信号の品質の測定値は、中間装置で受信される通信信号の品質の測定値均衡している。)。かくて本発明の第1形態の例は、有利なことに、宛先装置で受信された通信信号の品質を、宛先装置で設定されたターゲット値又はそれに近い値に維持するように使用される。そして本発明の第2形態の例は、宛先装置及び中間装置の間でバランスが達成されることを保証するシステムを最適化することを要する。
かくてインジケータ変化検出手段は既に均衡している又は最適化されているシステムで使用されてよいことが理解されるべきである。かくて所望値からの変化は或るイベントに起因して生じ、そのイベントは宛先装置での通信信号の品質測定値の変化をもたらし、先行する中間装置に割り当てられるリソースに必要とされる変化量が決定される。
インジケータの変化が、宛先装置で受信された通信信号品質がターゲットからのずれるようなパスロスの変化に起因する場合には、有利なことに第1形態の実施例は先行する中間装置の送信電力を調整することでそのシステムに対するバランスを保つ。しかしながら、インジケータ変化が宛先装置で設定されたターゲット品質変化に起因する場合には、有利なことに第1形態の実施例は中間装置における送信電力を調整するために使用され、新たなターゲットが維持されてよい一方、マルチホップシステム中の他の送信機の送信電力に関連する変更を決定することでバランスを保つため、第2形態の実施例が必要とされる。
本発明の実施例は如何なる多重アクセス技術をも用いる無線通信システムで実行されてよく、その多重アクセス技術は、限定ではないが、周波数分割多重アクセス(FDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、符号分割多重アクセス(CDMA)及び直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)を含む。CDMAシステムの場合には、全ての送信は同一周波数帯域で行われ、各送信には固有のチャネライゼーションコードが割り当てられ、Gp因子は送信信号を拡散するのに使用される拡散率又は符号長を表し、或いは処理利得としても知られている。直交拡散コードの場合には、高々Gp個のチャネルが同時送信に利用可能である。
「ユーザ装置」なる用語は、無線通信システムで使用されるように動作する如何なる装置をも包含することが理解されるべきである。更に本発明は現在知られている技術で使用される用語で主に説明されているが、本発明の実施例は有利なことに如何なる無線通信システムに適用されてもよいことが意図され、そのシステムはソース及び宛先装置間で中継装置を介して通信信号の伝送を促す。
上記のどの例においても、様々な特徴はハードウエアで、1以上のプロセッサで動作するソフトウエアモジュールとして、又はそれらの組み合わせで実行されてよい。本発明は、ここで説明されたどの方法でも実行するオペレーティングプログラム(コンピュータプログラム及びコンピュータプログラムプロダクト)や、ここで説明されるどの手法でも実行するためのプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な媒体ももたらす。本発明を利用するプログラムはコンピュータ読み取り可能な媒体に格納され、或いは例えばインターネットウエブサイトから提供されるダウンロード可能なデータ信号のような信号形式でもよし、或いは多の如何なる形式でもよい。
本発明を更に理解するため及び本発明を実行してどのように効果が得られるかを説明するために、添付図面が例示的に参照される。
図3を参照しながら本発明の第1形態の例を実現するアルゴリズム例が説明され、ソース装置はユーザ装置(UE)で構成され、中間装置はあるタイプの中継ノード(RN)で構成され、宛先装置は基地局(NB)で構成される。基地局はSINRを継続的に監視し、SINR及びターゲットSINRからの変分のインジケータを導出する。
以下のシーケンスは、基地局により所望値から導出されたインジケータ変化の検出に続いて行われ、中間装置の送信電力を変更することが決定され、その変更は中間装置で導出されたインジケータを所望値に戻すようにする。
アルゴリズムの詳細は次のように要約される:
アップリンクアルゴリズム3:パート1
トリガ:NBで周期的に実行される
アルゴリズム入力 要求元 原因
RN送信電力の変更要求 RN NBで導出されRNで処理された変化
RN送信電力の増加制限 RN 制限はアルゴリズムのパート2で設定/クリアされる
アルゴリズム出力 導出 宛先及び通知要求
RN送信電力変化 相対的な変化 NBにより導出されRNにより生成された相対的変化
1.宛先装置でのSINRがターゲットに合わないような、SINRのインジケータ又はターゲットSINRからの変分インジケータの変化を基地局が検出する。
2.宛先の決定手段が中間装置(RN)の送信電力に要求される変化を決定する。
3.RN送信電力を変える要求が宛先装置の制御手段にローカルに伝送される。
4.その要求がRN送信電力を減らすようであれば、制御手段はRNの送信電力を減らす命令を中間装置に対して発行する。
5.その要求がRN送信電力を増やすようであれば、RN送信電力の増加を禁止する制限が現在なされているか否かを制御手段が検査する。そして:
5a.禁止がなされていると判断された場合に、制御手段はその要求を無視し;或いは
5b.禁止が何らなされていないと判断された場合に、制御手段はRNの送信電力の増加を指令する命令を中間装置に対して発行する。
6.RNはNBの制御手段から命令を受信し、その命令に従って送信電力を変更可能か否かを検査する。そして:
6a.命令に従って送信電力を変更できないことをRNが確認すると、送信電力の修正された変更を決定し、修正された送信電力に従って送信電力を調整する;或いは
6b.命令に従って送信電力を変更できることをRNが確認すると、RNはそれに従って送信電力を変更する。
上記のアルゴリズムは、RN及びUE間で伝搬ロスが変化する場合及びNBがターゲットRSS又はSINRを修正する場合に何とか対処する。RN送信電力の変更要求が一切生成されないように、UE及びRN間で伝搬ロスが変化する場合、及びNBでのターゲットとRN及びNB間の伝搬ロスとの双方が変化する場合を取り扱うために、本発明の実施例を実行するアルゴリズムは以下に説明されるように周期的に動作する。
アルゴリズムの詳細は次のように要約される:
アップリングアルゴリズム3:パート2
トリガ:NBで周期的に実行される
アルゴリズム入力 要求元 原因
NBでのSINR NB NBで既知
RNでのSINR NB RNから通知
アルゴリズム出力 導出 宛先及び通知条件
UE送信電力変化 相対的変化 RNを経てUEに通知
RN電力増加制限 真/偽テスト アルゴリズムのパート1
図4に関するアルゴリズムは上述のアルゴリズムと共に周期的に実行される。或いはこのアルゴリズムは無線マルチホップ通信システムで別個にも実行可能である。
アルゴリズムはNB及びRNでのSINRのインジケータがNBに報告されることを仮定している。
1.NBはNB及びRN双方からのSINRのインジケータをモニタする。そして:
1a.それらが不均衡に変化することが検出されると、NBの制御手段は、SINRの不均衡を元に戻すのに必要なUEの送信電力変更を決定する;或いは
1b.均衡していることが検出されると、NBの制御手段はRN送信電力の増加に関して存在するどの禁止事項をも解除する。
2.制御手段は、UEの送信電力の変更を指令する命令を中間装置を通じてUEに発行する。
3.UEはNBから命令を受信し、要求される送信電力の変更を実行できるか否かを確認する:
3a.要求される変更をUEが実行できないと判定された場合には、UEは送信電力の変更内容を修正するよう決定し、修正された変更内容に従って送信電力を変更する;或いは
3b.要求される変更をUEが実行できると判定された場合には、UEは要求される変更に従って送信電力を変更する。
4.制御手段により発行された命令がソース装置の送信電力を減らすものであった場合には、制御手段はRNの送信電力を増やすことについて現存するどの禁止事項も解除する。
5.制御手段により発行された命令が送信電力を増やすものであった場合には、制御手段は中間装置で導出されたSINRインジケータをモニタし、ソース装置の送信電力の変更命令が達成されるか否かを確認する。そして:
5a.その変更がUEにより達成されないことが確認された場合には、制御手段はRNの送信電力を更に増やすことについての制限を設ける;或いは
5b.その変更がUEにより達成されることが確認された場合には、制御手段はRNの送信電力を増やすことについての現存するどの制限事項も解除する。
図5は本発明の第1及び第2形態を利用する基地局の一部を示し、基地局は以下の要素を有する:
基地局で受信した通信信号の品質に関する1以上のインジケータを導出するインジケータ導出手段(1);基地局で導出された1以上のインジケータの変化を検出するインジケータ変化検出手段(2);中間装置で導出されたインジケータを受信するインジケータ受信手段(3);
インジケータ導出手段で導出されたインジケータとインジケータ受信手段で受信されたインジケータとの間の不均衡を検出する不均衡検出手段(4);
場合によっては、インジケータ導出手段(3)によるインジケータ変化の検出に続いて及び/又は不均衡検出手段(4)による不均衡の検出に続いて、中間装置の送信電力の変更内容及びソース装置の送信電力の変更内容を決定する決定手段(5);及び
決定手段から要求を受信し、制御手段により実行された様々な検査結果を条件として、場合によっては、中間装置及び/又はソース装置に命令(中間装置及び/又はソース装置それぞれの送信電力の変更を指令する)を発行する制御手段(6)。
不均衡の検出の後に及びソース装置の送信電力を増やす命令をソース装置に発行した後に、制御手段(6)は、ソース装置の送信電力を増やす要求が満たされないことが制御手段によって検出された場合に、中間装置の送信電力(出力)の増加を禁止する。そして基地局で導出されたインジケータの変化の検出後であって、中間装置の送信電力を増やす命令を中間装置に発行する前に、制御手段は、中間装置の送信電力の増加について何らかの禁止事項が設けられているか否かを検査する(入力)。
[理論解析]
本発明の実施例は、均衡を達成するために要求される送信電力の明示的な計算を実行せずに、宛先装置及び中間装置により導出される品質インジケータを均衡させようとするが、以下の理論解析は本発明の理解に有益であり、様々な配備状況のマルチホップネットワークを構成する送信要素の最適な送信電力を計算するための可能な解を導出する。マルチホップネットワークのダウンリンクを形成するコネクションの場合についてのみ数式が展開されるが、導出された数式をアップリンクの場合に適用することは容易である。そのような適用は、受信ノードでの受信SINRの表現を展開するのに使用されたのと同じ手法を採用することで達成され、この場合送信ノードはUE及びRNであり、この場合受信ノードはNB及びRNである。RN及びNBで受信されるSINRについての表式にいったん辿り着くと、UE及びRNの最適な送信電力設定値を決定するために、同じ方法論が配備状況の各々に使用可能である。シングルセルモデル及び2セルモデルを仮定しながら、各配備状況について理論的な解が得られる。2セルモデルの場合には、セル双方での配置は等しいこと及び基地局(BS)及び中間装置(I)の送信電力は同じであることが仮定される。適切ならば、Ptx_tot,RN=GpPtx,RN及びPtx_tot,NB=GpPtx,NBであること、及びTDDの場合に双方のRNが同時に送信することも仮定される。事実上これは2セルに関して最悪の状況を生み出す。
理論解は、マルチホップシステムの受信ノード(即ち、中間装置(I)及び宛先装置(D))で経験する信号対干渉プラス雑音比(SINR)を考察することから発展されてもよい。特定のノードでのSINRはそのノードで受信された通信信号の品質測定値であり、非希望信号(ノイズ及び干渉)の受信信号強度に対する希望信号の受信強度の比率である。
上述したように、ノイズ及び干渉に必要な考察は、中間装置で受信される信号を中間装置から送信されるものから分離するのに使用される二重化方法、中間装置の特性、及び考慮されるセル間干渉レベル(即ち、隣接セルからの干渉)に依存する。
以下の数式は、中間装置から宛先装置へ伝送される通信信号の全ての状況についてのSINRを表現し、中間装置のタイプ(例えば、非再生型又は再生型)及び二重化方法に依存してそれぞれの項は無視されてもよい:
Figure 2011155684
TDDではなくFDDの場合には括弧内の第3項は除去され、非再生型ではなく再生型の場合には括弧内の第2項が除去される。
図1Bに示されるような2セルモデルの場合には、これは次のように書ける:
Figure 2011155684
第2式の括弧内の最初の3つの項は第1式のものと同じである。追加的な後ろの2項は隣接している同一チャネルNB,RN各々から受ける干渉に起因する。明らかに、隣接するセルが異なる周波数を利用する場合又は中継伝送に異なるタイムスロットを利用する場合には、この干渉を形成するのに必要な項は変わるであろう。これらの数式は高精度化するために3セルモデル以上に拡張可能であることが理解されるべきである。
基地局又はノードB(NB)と宛先ユーザ装置(UE)との間で中間的な中継ノード(RN)を経て伝送されるダウンリンク(DL)伝送の場合に、可能な様々な配備状況が考察される。
[1A.]
[図1Aに示されるようなFDD−シングルセル−モデルによる再生中継]
この場合、中間のRNに接続される宛先UEでのSINRは次式で与えられる:
Figure 2011155684
ここで、Gpは処理利得(プロセスゲイン)であり、Ptx,RNは対象とするチャネルのRNにおける送信電力であり、LRN−UEはRNからUEに至るリンクでの伝搬損失であり、Nはノイズである。これはセル内の干渉は一切存在しないことを仮定していることに留意を要する。
NBから信号を受信する中間RNでのSINRは次式で与えられる:
Figure 2011155684
ここで、Ptx,NBは対象とするチャネルのNBにおける送信電力であり、LNB−RNはNBからRNに至るリンクでの伝搬損失である。ここでも再びセル内干渉は無いことが仮定されている。
マルチホップリンク全体にわたるスループットは2つのSINR値の低い方によって制限される。なぜならそれ(低い方)はデータがエンティティに伝送されることの可能なレートを制限するからである。SINRの不均衡を引き起こす送信電力の如何なる増加も、マルチホップシステムのパフォーマンスを改善しないであろうし;それは単にエネルギの浪費となり、どの同一チャネルユーザにとっても干渉を増やすことになるであろう。
かくて中間のRNの受信機と宛先UEの受信機とが同様に動作すると仮定するならば、NB及びRNの送信電力は、RN及びUEでのSINRが同じになるように設定されるべきである、ということになる。送信電力の比率を設定するためにこの基準を使用すると、その比率は次式のようになる:
Figure 2011155684
ここで、b1,n1はNBからRNに至るリンク(長さs1)のパスロスパラメータであり、b2,n2,s2はRNからUEへのリンクに関連するものである。数式(3)を用いることで、他方に与える送信電力を見出すことができる。
[1B.]
[図1Bに示されるようなFDD−2セルモデルによる再生中継]
この場合、送信電力の式は、他セルで行っている送信によって引き起こされる干渉を考慮することによって導出される。
この場合、中間RNから信号を受信する宛先UEでのSINRは、次のようになる:
Figure 2011155684
最適なNB送信電力は(4)及び(2)を等しく設定することで見出される。従って:
Figure 2011155684
である。所与のソースNB送信電力の下での中間RN送信電力を見出すために、(5)は次のように書き直すことができる:
Figure 2011155684
[2A.]
[図1AのシングルセルモデルでTDDの場合の再生中継]
RNの受信及び送信動作を分離するためにTDDを利用し、2つのリンク(ソースから中間へ及び中間から宛先へ)が同一周波数で動作することが仮定される(即ち、もはや全二重ではない。)。RNが送信するタイムスロットはNBによっては使用されず、FDD二重化法の再生中継の場合に関して説明された数式が使用可能であることが仮定される。しかしながら、ソースNBが或るRNと異なる装置又はノードと通信するためにその中間RNと同じタイムスロットを使用するならば、そのRNによる送信に起因して干渉が生じることになる。この場合、中間RNから通信信号を受信する宛先UEでのSINRは次式のように与えられる:
Figure 2011155684
ここで、Ptx_tot,NBはNBからの全送信電力であり、LNB−UEはNBからUEに至るリンクでの伝搬損失である。この場合、同じSINRを保証するRNでの送信電力は次式で与えられる:
Figure 2011155684
数式(3)及び数式(8)を比較すると、もはや単純な比率は理想的な均衡をもたらさないことが分かる。Ptx_tot,NB=GpPtx,NBであるとすると、数式(8)は次のように書ける:
Figure 2011155684
(9)式より、所与のNB送信電力の下で理想的なRN送信電力を決定することができる。2番目の括弧内の2番目の項が無視できるようにシステムの設定がなされていたならば(即ち、Ptx_tot,NB/NLNB−UE<<1)、FDDデュプレックス法による再生中継の場合に関する上述の基準が使用可能になることは、言及に値するであろう。
所与の或るRN送信電力の下でのNB送信電力は(9)の根から見出すことができる、ということになる。次のように簡略化された形式で数式(9)は:
Figure 2011155684
のようになる。ここで、
Figure 2011155684
である。(10)の根は次式で与えられる:
Figure 2011155684
送信電力は正の数なので、1つの解のみが定まり、従ってRN及びUEで等しいSINRを保証するNBでの最適な送信電力は、次式で与えられる:
Figure 2011155684
最後に、上記の定義を利用して(9)を書き直すことができ、それは同様に簡易な形式で最適なRN送信電力を与える:
Ptx,RN= bPtx,NB+a(Ptx,NB)2 (13)。
[2B.]
[図1Bで示される2セルモデルでTDDの場合の再生中継]
双方での配備が同じであり、NB及びRNでの送信電力が同じであると仮定することに加えて、適切ならばPtx−tot,RN=Gp Ptx,RN及びPtx−tot,NB=Gp Ptx,NBであること、及びTDDの場合に双方のRNが同じ時間に送信することが仮定される。これは事実上2セルの場合の劣悪な状況を生み出す。
この場合、中間RNから信号を受信する宛先UEでのSINRは、次のようになる:
Figure 2011155684
最適なNB送信電力は(14)及び(2)を等しく設定することで見出すことができる:
Figure 2011155684
最適なNB送信電力は正の解から見出される:
Figure 2011155684
解は次式で与えられる:
Figure 2011155684
ここで、この場合には
Figure 2011155684
であり、b及びc双方がRN送信電力の関数になる。
そのNB送信電力の下で、RN送信電力を見出すために(15)を書き直すことができる。最適なRN送信電力は次式のように与えられることになる:
Figure 2011155684
[3A.]
[図1Aに示されるFDD−シングルセルモデルによる非再生的中継ノード(RN)]
この例の場合とFDD二重化法に関して使用された再生中継ノードの場合との間の相違は、UEでのSINRがRNでのSINRの関数になっていることであり、RNに接続される宛先UEでのSINRは次式で与えられる:
Figure 2011155684
理想的なバランス(均衡)はUEでのSINRをRNでのものに等しく設定することによってはもはや導出されない結果となる。(19)によれば、RNでのSINRは、UEでのターゲットSINRが得られるのを妨げないように設定されることを要する。しかしながらNB電力はRNでの或るレベルを超えて生じるSINRを制限するように抑制される必要があり、そのSINRは、実際上必要とされる以上の過剰な干渉及び無駄な送信電力を生じることになってしまうものである。
図6は2つの異なる配備状況について、NB及びRN送信電力の設定内容が、RNに接続されたUEでのSINRにどのように影響するかを示す。
かくて最適解は、図6に示される面の中でシステムが山折りの対角線に沿って(diagonal fold)実際上動作するようにNB及びRNの送信電力を選択することであることが理解できる。(19)の1階微分を計算し、UEでのSINRに関してNB又はRN送信電力が最も少なく増える結果となる地点を見つけることで、そのような解を実現できる。
(19)の第1導関数を判定するために、(19)は次式のように書き直される:
Figure 2011155684
次式のように定義する。
Figure 2011155684
(20)は次式のように簡略化できる:
Figure 2011155684
Ptx,NBによるSINRの変化率を求めるために、商の微分規則が使用される:
Figure 2011155684
要求される勾配及びPtx,RNの下で(22)をPtx,NBに関して解くことで、最適なNB送信電力を見出すことができる:
Figure 2011155684
NBの最適送信電力の下で最適なRN送信電力を見出すために、(21)の微分がPtx,RNに関して実行される。この場合、1次導関数は次式で与えられる:
Figure 2011155684
そして、NBの最適送信電力の下での最適なRN送信電力は、次式で与えられる:
Figure 2011155684
[3B.]
[図1Bに示されるようなFDD−2セルモデルによる非再生的中継ノード(RN)]
2セルモデルでは、セル端における宛先UEの良好でない状況に関するSINRは、次式で与えられる:
Figure 2011155684
2つのRNの送信電力が等しく、2セルの配置が等しく、Ptx_tot,RN= GPPtx,RN であると仮定すると、(26)式の簡略化された形式が次式のように得られる:
Figure 2011155684
1階微分は次のようになる:
Figure 2011155684
かくて最適なNB送信電力は次式により見出される:
Figure 2011155684
最適なRN送信電力はPtx,RNに関して(27)の微分を計算することで見出される:
Figure 2011155684
かくて最適なRN送信電力は次式により見出される:
Figure 2011155684
[4A.]
[図1Aに示されるようなTDD−シングルセルモデルによる非再生的中継]
この状況は非再生的な上記の場合と同様であるが、目下の場合NBからの干渉が考慮されなければならない点が異なる。NBはRNと同一周波数及び同一時間に送信を行うからである。この場合、RNによって送信された通信信号を受信しているUEでのSINRは次式で与えられる:
Figure 2011155684
Ptx,NB/ Ptx,RNが大きすぎる場合には、UEでのSINRは不十分なRN送信電力に起因して制限され、RNへの接続のリンクパフォーマンスが優れた領域に相応しくなり、NBへの接続は減少する。逆にそれが非常に小さかったならば、UEでのSINRは、RNでの低いSINRによって制限される。
この場合、図7に示されるように、FDD二重化法と共に使用された非再生的中継の場合に説明されたものよりも、バランスは更に繊細に(複雑に)なる。最適な動作点は(32)の第1導関数がゼロに等しくなる点を発見することで与えられる。この最適点を見つけるために、(32)は先ず次の形式に書き直される:
Figure 2011155684
ここで次式が定義される:
Figure 2011155684
上記の[3A.]での議論による定義と、
Figure 2011155684
の式から、(33)は次式のように簡易化できる:
Figure 2011155684
次の段階は、次式を解くことで(34)の放物関数の1つの最大値を見つけることである:
Figure 2011155684
(34)の1次微分を見出すために商規則を利用することで、次式を得る:
Figure 2011155684
yの最大値は(36)をゼロに等しく設定し、Ptx,NBに関して解くことで発見可能である。UEでの最大SINRは次式のように置くことで得られる:
Figure 2011155684
従ってRNの所与の送信電力の下で、RNに接続されたUEでの最大SINRを保証する対応するNB送信電力を見出すために、(37)を利用することができる。
そのNB送信電力の下で最適なRN送信電力を発見する場合には、UEでのSINRがRN送信電力の二次関数でないような、FDD二重化法と共に使用される非再生的中継ノードの場合に上述されたものと同様の手法が使用可能である。最適なRN送信電力を見つけるために、(34)は次のように書き換えられる:
Figure 2011155684
1次微分は次のようになる:
Figure 2011155684
Ptx,RNに関して(39)を解くことで、そのNB送信電力の下での最適なRN送信電力が次式のように得られる:
Figure 2011155684
図7の面、(34)の関数形及び(40)の結果を見ることで、NB送信電力が小さかった場合には、RN送信電力のSINR変化率は、RN送信電力の増加に関して減少することが明らかである。しかしながら大きなNB送信電力の場合には、UEでのSINRはRN送信電力の線形関数に近い。これは、(40)にまとめられているこの場合の問題の解が無限になることの結果である。
[4B.]
[図1に示されるTDD−2セルモデルによる非再生的中継]
セル端のUEの見地から、より悪い状態は、隣接するセルがRN送信に使用されるのと同じタイムスロットを用いるTDD法を使用する場合である。セルが同じ配置及び送信電力でサイズが等しく、Ptx_tot,RN/NB=GpPtx,RN/NB であると仮定すると:
Figure 2011155684
である。この場合(4)式の簡略化された形式は次式のようになる:
Figure 2011155684
そして第1微分は次のようになる:
Figure 2011155684
最終的に、(43)をゼロに等しく設定し且つPtx,NBに関して解くことで最大値が得られる:
Figure 2011155684
そのNB送信電力の下で最適なRN送信電力を見つけるために、(42)は次のように書き直せる:
Figure 2011155684
第1微分は次のようになる:
Figure 2011155684
Ptx,RNに関して解くことで、そのNB送信電力の下での最適なRN送信電力が得られる:
Figure 2011155684
再び、大きなNB送信電力の場合に、UEでのSINRはRN送信電力の線形関数に近くなる。これは(47)の解は無限になる結果になる。
最適な送信電力バランスは、様々な中継や二重化法に関する及び2つの別々の配備状況に関する上記の解に基づいて決定される。それらの配備状況(シナリオ)は表3にまとめられ、(48)のパスロスの式に関する伝搬パラメータは表4の中にある。
L=b+10 n logd (48)
Figure 2011155684
表3:配備シナリオ
送信機受信機間の隔たりはセル半径に等しい(即ち、UEはセル半径の場所に位置する)。示されているRN位置は、NBが位置するセル中心を基準とする距離である。従ってRN位置はNBからRNまでの距離である。そしてRN−UEはセル半径及びNB−RN距離の差分である。
Figure 2011155684
表4:伝搬パラメータ
_再生中継
FDDに関して(3)及び(5)の式に及びTDDに関して(12)及び(17)の式に表3及び表4に与えられる値を代入することで、所与のRN送信電力の下で最適なNB送信電力を見出すことができる。図8Aは、2つの配備状況についてFDD及びTDD双方のRN送信電力の関数として、最適なNB送信電力を示す。
_FDDによる非再生中継
図8Bに示されるように、パラメータを(23)及び(24)に代入することで、2つの配備状況について最適なNB送信電力を求めることができる。
_TDDによる非再生中継
図8Cに示されるように、パラメータを(37)及び(44)に代入することで、2つの配備状況について最適なNB送信電力を求めることができる。
[システムレベルシミュレーション結果]
図8Cの結果に基づいて予測されるスループットゲインを確認するため、RN及びNBの送信電力が最適ポイント近辺で変化する平均パケットコールスループットゲインを用いて、3番目の送信時間間隔毎に伝送内容を中継するTDD二重化の非再生的中継を行うマルチホップHSDMAネットワークのシステムシミュレーションが行われた。
表3で説明済みの2つの配備状況についてのシステムレベルシミュレーション結果が提示される。シミュレーションパラメータは以下の表5及び表6に掲げられる。
Figure 2011155684
表5:配備パラメータ
Figure 2011155684
表6:シミュレーションパラメータ

双方の配備状況に関し、ユーザによって体験される平均パケットコールスループットのゲイン(30dBmのNB送信電力でシングルホップシステムの場合に観測される)が、4つの異なるRN送信電力についてのNB送信電力の関数としてプロットされている。図9Aは配備状況(シナリオ)1に関するゲインを示し、図9Bはシナリオ2に関するゲインを示す。
NBからUEへのリンクのチャネルゲインは、NBからRN及びRNからUEへのリンクに関するものより3dB高くなっていることに留意を要する。これは、RNに接続されたUEが体験する別のNBからの干渉は、図8A,8B及び8Cに関して上述されたリンク分析に使用されたものの二倍になることを意味する。
このチャネルゲインは送信信号の多数のレプリカが受信されることに起因し、これら全てについての電力が加算される場合には、NBからUEへのチャネルの場合に、合計電力はNBからRNへ又はRNからUEへのチャネルで2倍になる。これが3dBの説明となる(3dBは2倍に等しい。)。NBからUEへのチャネルに関してチャネルゲインの結果はより高くなり、これは、マルチパスを介したチャネルゲインが一切考慮されない地点に至るまで、受信信号電力が分析に使用されたものよりも3dB(即ち、2倍)高くなることを意味する。
[リンクベースの予測及びシステムシミュレーションの比較]
図10は各配備状況についてTDDの非再生的中継用のRN送信電力の関数として、最適NB送信電力を示し、NBからUEへのリンクは他のリンクに比べて3dBのゲインを有することが仮定されている。この場合、シミュレーションで使用されたRN送信電力について、NBでの予測された送信電力は、スループットゲインに関する表7に掲載され、そのゲインはこれらの設定値が使用された場合に得られる達成可能な最大値である。
Figure 2011155684
表7:予測される最適NB送信電力及びその結果のシミュレーションスループットゲイン(観測される最大ゲインと比較された、その設定値から達成可能な値)
上記の数式に基づく技法を用いて本発明による好適実施例に従ってパワーバランスが図られる場合に、選択されるパワーバランスは一般に最適地点の利用域内にあることを、表7、図8A及び図8Bは示す。特に使用される送信電力に関し、ゲインは常に達成可能な最大値の10%以内にあることが示され、そのズレはマルチセルシステムをモデル化するのに2セルモデルを利用していることに起因する。
送信電力の均衡を図る必要性は図9A及び図9B双方に提示される結果から明白であり、NB送信が最適ポイントを超えて増やされる場合には、より多くの信号エネルギを放出するにもかかわらず、かなりのゲイン劣化が経験されることが示される。NB送信電力が注意深く選択されるならば、RN送信電力に対するゲインの感度が減らされることも示される。
以下、本発明により教示される手段が例示的に列挙される。
(付記1)
ソース装置、中間装置及び基地局を有する通信システムであって、ソース装置は中間装置を介して基地局に通信信号を送信し、基地局は基地局で受信した通信信号の品質の1以上のインジケータを導出するインジケータ導出手段を有し、当該通信システムは:
i)基地局に設けられた制御手段;
ii)基地局により導出される或るインジケータの所望値からの変化を検出するインジケータ変化検出手段;
iii)前記変化の検出に応じて、中間装置の送信電力を要求される所望値に近づけるための変更内容を決定する決定手段;
を有し、前記決定手段は、中間装置の送信電力の変更要求を制御手段に送信する要求送信手段を有することを特徴とする通信システム。
(付記2)
基地局により導出される或るインジケータが、基地局で受信された通信信号の強度の測定値を含む
ことを特徴とする付記1記載の通信システム。
(付記3)
基地局により導出される或るインジケータが、基地局で受信された通信信号の信号対干渉プラス雑音比率(SINR)の測定値を含む
ことを特徴とする付記1又は2に記載の通信システム。
(付記4)
基地局により導出される或るインジケータが、宛先装置で受信された通信信号の品質のターゲット受信信号品質からの変化の測定値を含む
ことを特徴とする付記1,2又は3に記載の通信システム。
(付記5)
中間装置の送信電力に要求される変更が送信電力を減らすものであることが確認された場合に、前記制御手段は、中間装置の送信電力の変更要求受信後に、中間装置の送信電力の変更を指示する命令を中間装置に発行する
ことを特徴とする付記1乃至4の何れか1項に記載の通信システム。
(付記6)
前記制御手段は入力信号を受信する入力信号受信手段を更に有し、前記入力信号は、中間装置の送信電力の増加が禁止されているか否かを制御手段が判定することを可能にする
ことを特徴とする付記1乃至5の何れか1項に記載の通信システム。
(付記7)
中間装置の送信電力に要求される変更が送信電力を増やすことを含む場合であって、中間装置の送信電力の増加が禁止されていることを制御手段により確認すると、前記制御手段は該要求を無視するよう動作する
ことを特徴とする付記6記載の通信システム。
(付記8)
中間装置の送信電力に要求される変更が送信電力を増やすことを含む場合であって、中間装置の送信電力の増加が禁止されていないことを制御手段により確認すると、前記制御手段は、中間装置の送信電力の変更を指示する命令を中間装置に発行する
ことを特徴とする付記6記載の通信システム。
(付記9)
前記中間装置は、基地局の制御手段から命令を受信する
ことを特徴とする付記5又は8に記載の通信システム。
(付記10)
前記中間装置は、該中間装置の最大送信電力に基づいて、該中間装置が前記命令に従って送信電力の変更を実行できるか否かを判定する
ことを特徴とする付記10記載の通信システム。
(付記11)
前記命令に従って送信電力を変更できないことを前記中間装置が確認した場合に、前記中間装置は該中間装置で実行可能な中間装置の送信電力の修正された変更内容を決定する
ことを特徴とする付記10記載の通信システム。
(付記12)
前記中間装置は、前記要求又は修正された要求に従って、該中間装置の送信電力に変更を生じさせる
ことを特徴とする付記9乃至11の何れか1項に記載の通信システム。
(付記13)
前記中間装置は、該中間装置で受信した通信信号の品質のインジケータを導出するインジケータ導出手段を有し、前記中間装置は前記インジケータを基地局のインジケータ受信手段に送信し、前記基地局は該基地局で導出されたインジケータと前記中間装置で導出されたインジケータとの不均衡を検出する不均衡検出手段を更に有し、前記決定手段は、前記不均衡の前記不均衡検出手段による検出後に、該不均衡を減らすのに必要なソース装置の送信電力の変更内容を決定し、前記制御手段は、前記変更内容の決定後に、要求される変更内容に従ってソース装置の送信電力の変更を指示する命令をソース装置に発行する
ことを特徴とする付記1乃至12の何れか1項に記載の通信システム。
(付記14)
前記ソース装置は、送信電力を増やす命令の受信後に、該ソース装置の最大送信電力に基づいて前記命令を実行できるか否かを判定する
ことを特徴とする付記13記載の通信システム。
(付記15)
前記命令を実行できないことを前記ソース装置が確認した場合に、前記ソース装置は、不均衡を減らす送信電力の修正された変更内容を決定し、該修正された変更内容を実行する
ことを特徴とする付記10記載の通信システム。
(付記16)
前記制御手段は、送信電力を増やす命令を前記ソース装置に発行した後に、前記ソース装置の送信電力が前記命令に従って変更されているか否かを判定するために、前記中間装置により導出されたインジケータを監視する
ことを特徴とする付記13乃至15の何れか1項に記載の通信システム。
(付記17)
ソース装置の送信電力の変更が前記命令に従って変更されてないことが確認された場合に、前記制御手段は、前記中間装置の送信電力の以後の如何なる増加も禁止する
ことを特徴とする付記16記載の通信システム。
(付記18)
中間装置の送信電力の増加が禁止される場合であって、不均衡検出手段により不均衡が以後一切検出されなかった場合に、前記制御手段は前記中間装置の送信電力の以後の増加を許容する
ことを特徴とする付記17記載の通信システム。
(付記19)
中間装置の送信電力の増加が禁止された場合であって、前記不均衡検出手段により不均衡が以後検出され、基地局の制御手段が送信電力を減らす命令を前記ソース装置に発行させる場合に、前記制御手段は中間装置の送信電力の以後の増加を許可する
ことを特徴とする付記17又は18に記載の通信システム。
(付記20)
中間装置の送信電力の増加が禁止された場合であって、前記不均衡検出手段により不均衡が以後検出され、基地局の制御手段が、前記ソース装置で実行可能な送信電力を増やす命令を前記ソース装置に発行させる場合に、前記制御手段は中間装置の送信電力の以後の増加を許可する
ことを特徴とする付記17,18又は19に記載の通信システム。
(付記21)
ソース装置、中間装置及び基地局を有する通信システムであって、ソース装置は中間装置を介して基地局に通信信号を送信し、基地局及び中間装置の各々は:基地局又は中間装置でそれぞれ受信した通信信号の品質の1以上のインジケータを導出するインジケータ導出手段を有し、当該通信システムは:
iv)基地局で導出された或るインジケータと中間装置で導出された或るインジケータとの間の不均衡を検出する不均衡検出手段;
v)不均衡検出手段による不均衡の検出に続いて、不均衡を減らすのにソース装置に要求される送信電力の変更を決定する決定手段;
vi)変更の決定に続いて、ソース装置の送信電力の変更を指令する命令をソース装置に発行する、基地局に設けられた制御手段;
を有することを特徴とする通信システム。
(付記22)
中間装置及び基地局により導出される或るインジケータが、中間装置又は基地局各々で受信された通信信号の強度の測定値を含む
ことを特徴とする付記21記載の通信システム。
(付記23)
中間装置及び基地局により導出される或るインジケータが、中間装置又は基地局で受信された通信信号の信号対干渉プラス雑音比率(SINR)の測定値を含む
ことを特徴とする付記21又は22に記載の通信システム。
(付記24)
前記中間装置は、前記不均衡検出手段に前記インジケータを送信する
ことを特徴とする付記21、22又は23に記載の通信システム。
(付記25)
前記ソース装置は、送信電力を増やす命令の受信後に、該ソース装置の最大送信電力に基づいて前記命令を実行できるか否かを判定する
ことを特徴とする付記21乃至24の何れか1項に記載の通信システム。
(付記26)
前記命令を実行できないことを前記ソース装置が確認した場合に、前記ソース装置は、不均衡を減らす送信電力の修正された変更内容を決定し、該修正された変更内容を実行する
ことを特徴とする付記25記載の通信システム。
(付記27)
前記制御手段は、送信電力を増やす命令を前記ソース装置に発行した後に、前記ソース装置の送信電力が前記命令に従って変更されているか否かを判定するために、前記中間装置により導出されたインジケータを監視する
ことを特徴とする付記24乃至27の何れか1項に記載の通信システム。
(付記28)
ソース装置の送信電力の変更が前記命令に従って変更されてないことが確認された場合に、前記制御手段は、前記中間装置の送信電力の以後の如何なる増加も禁止する
ことを特徴とする付記27記載の通信システム。
(付記29)
中間装置の送信電力の増加が禁止される場合であって、不均衡検出手段により不均衡が以後一切検出されなかった場合に、前記制御手段は前記中間装置の送信電力の以後の増加を許容する
ことを特徴とする付記28記載の通信システム。
(付記30)
中間装置の送信電力の増加が禁止された場合であって、前記不均衡検出手段により不均衡が以後検出され、基地局の制御手段が送信電力を減らす命令を前記ソース装置に発行させる場合に、前記制御手段は中間装置の送信電力の以後の増加を許可する
ことを特徴とする付記28又は29に記載の通信システム。
(付記31)
中間装置の送信電力の増加が禁止された場合であって、前記不均衡検出手段により不均衡が以後検出され、基地局の制御手段が、前記ソース装置で実行可能な送信電力を増やす命令を前記ソース装置に発行させる場合に、前記制御手段は中間装置の送信電力の以後の増加を許可する
ことを特徴とする付記18,29又は30に記載の通信システム。
(付記32)
前記中間装置が、再生中継ノードを有する
ことを特徴とする付記1乃至31の何れか1項に記載の通信システム。
(付記33)
マルチホップ通信システムで中間装置の送信電力を制御する方法であって、前記通信システムはソース装置、基地局及び少なくとも1つの中間装置を有し、ソース装置は通信信号を中間装置を介して基地局に送信し、当該方法は:
i)基地局で受信された通信信号の品質の1以上のインジケータを基地局で導出するステップ;
ii)基地局で導出されたインジケータの所望値からの変化を検出するステップ;
iii)インジケータを所望値に近づける中間装置の送信電力に要求される変更内容を決定するステップ;
を有することを特徴とする方法。
(付記34)
マルチホップ通信システムでソース装置の送信電力を制御する方法であって、マルチホップ通信システムはソース装置、基地局及び少なくとも1つの中間装置を有し、ソース装置は通信信号を中間装置を介して基地局に送信し、当該方法は:
i)基地局で又は中間装置でそれぞれ受信された通信信号の品質の1以上のインジケータを、基地局及び中間装置で導出するステップ;
ii)基地局で導出された或るインジケータと中間装置で導出された或るインジケータとの間の不均衡を検出するステップ;
iii)不均衡を減らすのに必要なソース装置の送信電力の変化を決定するステップ;及び
iv)ソース装置の送信電力の変更を指令する命令をソース装置に発行するステップ;
を有することを特徴とする方法。
(付記35)
1以上の中間装置を介して、ソース装置からの通信信号を受信する基地局であって:
i)当該基地局で受信された通信信号の品質の1以上のインジケータを導出するインジケータ導出手段;
ii)インジケータ導出手段により導出されたインジケータの所望値からの変化を検出するインジケータ変化検出手段;
iii)インジケータ変化検出手段による前記変化の検出に続いて、インジケータを所望値に近づけるのに必要な、中間装置の送信電力の変更を決定し、中間装置の送信電力を変える要求を制御手段に送信する決定手段;
iv)前記要求を決定手段から受信する制御手段;
を有することを特徴とする基地局。
(付記36)
前記制御手段は入力信号を受信する入力信号受信手段を有し、該入力信号は、中間装置の送信電力の増加が禁止されているか否かを制御手段が判定できるようにする
ことを特徴とする付記35記載の基地局。
(付記37)
前記基地局は:
i)中間装置で受信された通信信号の品質を示す中間装置で導出されたインジケータを受信する受信手段;
ii)基地局で導出されたインジケータ及び中間装置から受信されたインジケータの間の不均衡を検出する不均衡検出手段;
を更に有し、決定手段は、不均衡検出手段により不均衡を検出した後で、不均衡を減らすのに要求されるソース装置の送信電力の変更を決定し、制御手段は、要求される変更の決定後に、ソース装置の送信電力の変更を指令する要求をソース装置に発行する
ことを特徴とする付記35又は36に記載の基地局。
(付記38)
1以上の中間装置を介して、ソース装置からの通信信号を受信する基地局であって:
i)当該基地局で受信された通信信号の品質の1以上のインジケータを導出するインジケータ導出手段;
ii)中間装置で受信した通信信号の品質を示す1以上のインジケータを中間装置から受信するインジケータ受信手段;
iii)基地局で導出されたインジケータと中間装置から受信されたインジケータとの間の不均衡を検出する不均衡検出手段;
iv)不均衡検出手段による不均衡の検出後に、不均衡を減らすのに必要なソース装置の送信電力の変化を決定する決定手段;及び
v)変更の決定後に、ソース装置の送信電力の変更を指令する命令をソース装置に発行する制御手段;
を有することを特徴とする基地局。
(付記39)
前記制御手段は、送信電力を増やす命令を前記ソース装置に発行した後に、前記ソース装置の送信電力が前記命令に従って変更されているか否かを判定するために、前記中間装置により導出されたインジケータを監視する
ことを特徴とする付記38記載の基地局。
(付記40)
ソース装置の送信電力の変更が前記命令に従って変更されてないことが確認された場合に、前記制御手段は、前記中間装置の送信電力の以後の如何なる増加も禁止する
ことを特徴とする付記39記載の基地局。
(付記41)
コンピュータにロードされた場合に、付記1乃至33の何れか1項に記載の通信システムの基地局として又は付記35乃至40の何れか1項に記載の基地局として前記コンピュータを動作させるコンピュータプログラム。
(付記42)
キャリア媒体により持ち運ばれる付記41記載のコンピュータプログラム。
(付記43)
前記キャリア媒体が記録媒体である
ことを特徴とする付記42記載のコンピュータプログラム。
(付記44)
前記キャリア媒体が伝送媒体である
ことを特徴とする付記42記載のコンピュータプログラム。
1 インジケータ導出手段; 2 インジケータ変化検出手段; 3 決定手段; 4 第1計算手段; 5 第2計算手段; 6 要求受信手段; 7 制御/命令手段; 8a 要求リレー; 8b 要求修正手段; 9 インジケータ受信手段; 10 インバランス検出手段; 11 基地局; 12 中間装置; 13 ソース装置

Claims (8)

  1. 移動局、中継局、及び基地局を含む無線通信システムであって、前記移動局は、無線信号を前記中継局に送信し、前記中継局は前記無線信号を前記基地局に中継し、前記通信システムは、
    前記移動局から前記中継局に送信される無線信号の第1の受信品質を測定するよう構成された第1の受信品質測定装置と、
    前記中継局から前記基地局に送信される無線信号の第2の受信品質を測定するよう構成された第2の受信品質測定装置と、
    前記基地局により、前記第1の受信品質及び前記第2の受信品質を収集するために、前記中継局から前記基地局に送信される前記第1の受信品質を受信するよう構成された受信器と、
    中継伝送経路に沿った合計送信電力管理のための集中電力制御手段として、前記基地局により、前記収集された第1の受信品質及び第2の受信品質を考慮に入れ、第1の電力制御メッセージ及び第2の電力制御メッセージを生成するよう構成された第1のコントローラと、
    前記基地局から前記中継局に前記第1の電力制御メッセージ及び前記第2の電力制御メッセージを送信するよう構成された第1の送信器と、
    前記第1の電力制御メッセージに基づいて前記中継局から前記基地局に送信される対象の無線信号の送信電力を制御するよう構成された第2のコントローラと、
    前記第2の電力制御メッセージを中継するために前記第2の電力制御メッセージを前記移動局に送信するよう構成された第2の送信器と、
    前記第2の電力制御メッセージに基づいて前記移動局から前記中継局に送信される対象の無線信号の送信電力を制御するよう構成された第3のコントローラと
    を備える無線通信システム。
  2. 請求項1記載の無線通信システムであって、前記第1の受信品質測定装置及び前記第2の受信品質測定装置は受信信号強度、又は信号対干渉及び雑音比を測定する無線通信システム。
  3. 請求項1記載の無線通信システムであって、前記第2のコントローラは、前記第2の受信品質測定装置による測定結果を参照値と比較し、前記受信品質測定装置による前記測定結果と前記参照値との間の差を削減するよう前記送信電力を制御する無線通信システム。
  4. 請求項1記載の無線通信システムであって、前記第2のコントローラは、前記基地局から前記中継局に制御メッセージを送出することにより、前記送信電力を制御する無線通信システム。
  5. 請求項1記載の無線通信システムであって、前記第2のコントローラは、前記中継局の性能を考慮に入れ、前記送信電力を制御する無線通信システム。
  6. 移動局、中継局、及び基地局を含む無線通信システムのための通信方法であって、前記移動局は、無線信号を前記中継局に送信し、前記中継局は前記無線信号を前記基地局に中継し、前記通信方法は、
    前記移動局から前記中継局に送信される無線信号の第1の受信品質を測定する工程と、
    前記中継局から前記基地局に送信される無線信号の第2の受信品質を測定する工程と、
    前記基地局により、前記第1の受信品質及び前記第2の受信品質を収集するために、前記中継局から前記基地局に送信される前記第1の受信品質を受信する工程と、
    中継伝送経路に沿った合計送信電力管理のための集中電力制御手段として、前記基地局により、前記収集された第1の受信品質及び第2の受信品質を考慮に入れ、第1の電力制御メッセージ及び第2の電力制御メッセージを生成する工程と、
    前記基地局から前記中継局に前記第1の電力制御メッセージ及び前記第2の電力制御メッセージを送信する工程と、
    前記第1の電力制御メッセージに基づいて前記中継局から前記基地局に送信される対象の無線信号の送信電力を制御する工程と、
    前記第2の電力制御メッセージを中継するために前記第2の電力制御メッセージを前記移動局に送信する工程と、
    前記第2の電力制御メッセージに基づいて前記移動局から前記中継局に送信される対象の無線信号の送信電力を制御する工程と
    を含む、無線通信システムのための通信方法。
  7. 移動局から基地局に受信された無線信号を中継する中継局であって、前記中継局は、
    前記移動局から前記中継局に送信される無線信号の第1の受信品質を測定するよう構成された受信品質測定装置と、
    前記第1の受信品質を前記基地局に送信するよう構成された送信器と、
    中継伝送経路に沿った合計送信電力管理のための集中電力制御手段として、前記基地局により、前記中継局から前記基地局に送信される無線信号について測定される前記第1の受信品質及び第2の受信品質を考慮に入れ、前記基地局によって生成された第1のメッセージ及び第2のメッセージを受信するよう構成された受信器と、
    前記第1のメッセージに基づいて前記中継局から前記基地局に送信される対象の無線信号の送信電力を制御し、前記移動局から前記基地局に送信される対象の無線信号の送信電力制御のために前記第2のメッセージを前記移動局に中継するよう構成されたコントローラと
    を備える中継局。
  8. 移動局、及び前記移動局から受信された無線信号を基地局に中継する中継局を含む通信システムにおける基地局であって、前記基地局は、
    前記移動局から前記中継局に送信される無線信号について測定される無線信号の第1の受信品質を受信するよう構成された受信器と、
    前記中継局から前記基地局に送信される無線信号の第2の受信品質を測定するよう構成された受信品質測定装置と
    を備え、
    前記基地局は前記第1の受信品質及び前記第2の受信品質を収集し、
    前記基地局は更に、
    中継伝送経路に沿った合計送信電力管理のための集中電力制御手段として、前記基地局により、前記収集された第1及び第2の受信品質を考慮に入れ、第1のメッセージ及び第2のメッセージを生成するよう構成されたコントローラと、
    前記中継局に前記第1のメッセージ及び前記第2のメッセージを送信するよう構成された送信器と
    を備え、前記第1のメッセージは、前記中継局から前記基地局に送信される対象の送信信号の送信電力制御のために使用され、前記第2のメッセージは、前記移動局から前記中継局に送信される対象の送信信号の送信電力制御のために前記中継局により、前記移動局に中継される基地局。
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