JP2007174664A - マルチホップ通信システム、通信信号を伝送するための方法、通信装置及び基地局 - Google Patents
マルチホップ通信システム、通信信号を伝送するための方法、通信装置及び基地局 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】制御信号処理手段は、a)マルチホップ通信システムの通信装置により導出された絶対値を表す絶対的な制御信号及びb)絶対値に相対的な、マルチホップ通信システムの別の通信装置により導出された相対値を表す少なくとも1つの相対的な制御信号を導出するよう説明される。本発明は、通信リンク各々に割り当てられる送信リソースのバランスをとるリソース制御法を使用するマルチホップ通信システムに特に有利である。
【選択図】図8
Description
L=b+10nlogd (A)
ここでd(メートル)は送信機−受信機間の隔たりであり、b(dB)及びnはパスロスパラメータであり、絶対パスロスはl=10(L/10)で与えられる。
上記の計算例は、間接的なリンク受ける絶対パスロスの合計SI+IDは直接的なリンクSDで受けるパスロスより少ないことを示す。言い換えればそれは次のように書ける:
L(SI)+L(ID)<L(SD) (B)
従って単一の伝送リンクを2つの短い伝送セグメントに分割することは、パスロス及び距離の間の非線形関係を利用することになる。数式(A)を用いたパスロスの簡易な理論分析により、全体的なパスロスの減少(及び信号強度及びデータスループットにおける改善又は利益)は、ソース装置から宛先装置へ直接的に伝送されるのではなく、中間装置(例えば、中継ノード)を介してソース装置から宛先装置へ信号が伝送される場合に達成されることが理解できる。実現されるならばマルチホップ通信システムは送信機の送信電力を潜在的に削減可能にする。これは、電磁放射に晒されることを減らすだけでなく干渉レベルの低減効果をももたらす。
i)当該マルチホップ通信システムの通信装置で導出された絶対値を表す絶対的な制御信号及び
ii)当該マルチホップ通信システムの別の通信装置により導出された、前記絶対値に対する相対値を表す少なくとも1つの相対的な制御信号
を受信し、前記絶対的な及び前記相対的な制御信号を使用して、前記ソース装置及び各中間装置の1より多くに割り当てられる送信リソースの指標又は指標の変更を決定する。
当該方法は、前記ソース装置及び各中継装置の1以上に割り当てられる送信リソースの指標又は指標の変更を決定するステップを有し、該ステップは、
i)前記宛先装置で受信された前記通信信号の品質の指標及び
ii)各中間装置で受信された前記通信信号の品質の指標
の間のバランスをとることを実質的に達成する又は維持するようにし、
少なくとも1つの通信装置は、該通信方向で前の通信装置から1以上の制御信号を受信し且つ
a)当該マルチホップ通信システムの通信装置により導出された絶対値を表す絶対的な制御信号及び
b)前記絶対値に相対的な、当該マルチホップ通信システムの別の通信装置により導出された相対値を表す少なくとも1つの相対的な制御信号
を導出し、前記絶対的な制御信号及び前記少なくとも1つの相対的な制御信号は、該通信方向で後の通信装置に送信されることを特徴とする。
a)前記マルチホップ通信システムの通信装置により導出された絶対値を表す絶対的な制御信号及び
b)前記絶対値に相対的な、前記マルチホップ通信システムの別の通信装置により導出された相対値を表す少なくとも1つの相対的な制御信号
を導出し、当該通信装置は、前記絶対的な制御信号及び各相対的な制御信号を該通信方向で後の通信装置に送信する
ことを特徴とする。
前記ソース装置及び各中継装置の1以上に割り当てられる送信リソースの指標又は指標の変更を決定するリソース制御手段を更に有し、前記リソース制御手段は、
i)前記宛先装置で受信された前記通信信号の品質の指標及び
ii)前記中間装置で受信された前記通信信号の品質の指標
の間のバランスをとることを実質的に達成する又は維持するように動作する。
i)前記宛先装置で受信された前記通信信号の品質の指標及び
ii)各中間装置で受信された前記通信信号の品質の指標
の間のバランスをとることを実質的に達成する又は維持するように動作し、
当該基地局は、
a)当該マルチホップ通信システムの通信装置により導出された絶対値を表す絶対的な制御信号及び
b)前記絶対値に相対的な、前記マルチホップ通信システムの別の通信装置により導出された相対値を表す少なくとも1つの相対的な制御信号
を受信し、前記絶対的な及び前記相対的な制御信号を用いて、前記ソース装置及び各中間装置の1以上に割り当てられる送信リソースの指標又は指標の変更を決定する。
i)前記宛先装置で受信された前記通信信号の品質の指標及び
ii)各中間装置で受信された前記通信信号の品質の指標
の間のバランスをとることを実質的に達成する又は維持するように動作し、
当該基地局は、
a)当該マルチホップ通信システムの通信装置により導出された絶対値を表す絶対的な制御信号及び
b)前記絶対値に相対的な、前記マルチホップ通信システムの別の通信装置により導出された相対値を表す少なくとも1つの相対的な制御信号
を受信し、前記絶対的な及び前記相対的な制御信号を用いて、前記ソース装置及び各中間装置の1以上に割り当てられる送信リソースの指標又は指標の変更を決定する。
i) あるリンクで生じるパスロスは変化する。これは、そのリンクに関する送信機及び受信機の双方又は一方の位置変化に起因するかもしれないし、又は送信機及び受信機間で生じる干渉レベル又は環境状態の変化に起因するかもしれない。
i)中間装置の新たな送信電力を計算することで、中間装置及び宛先装置間のパスロスの変化に起因して生じる不均衡に応答する手段;及び/又は
ii)中間装置及びソース装置の新たな送信電力を計算することで、宛先装置のターゲットの変化に続いて生じる可能性のある不均衡に応答する手段。
宛先装置で受信した通信信号品質及び中間装置で受信した通信信号品質間の均衡を達成又は維持するようにソース装置の送信電力を調整する手段。特に、第2アルゴリズムではソース及び中間装置間のパスロス変化に起因して生じる不均衡に応答する手段を備えていることが有利である。
i)(本実施例の第2アルゴリズムで導出される入力信号により決定されるように)RN-UE伝搬損失の変化が一切生じなかったことが検出されたならば、RN-UE伝搬損失の変化ではなく、UEでのターゲット変化に起因して、要求が生成される。この場合に、リソース制御手段もNBについて新たなリソース割当を算出する。NBリソース割当を充足可能であることをNBは確認する(例えば、送信電力を増やす場合、最大送信電力は超えられない。)。最大値を超える場合、その電力変更はそのような超過が生じないように調整される。そしてRN送信電力は、均衡が達成されるように再計算される。そしてNBは、リソース制御手段で算出された新たな送信電力に従って送信電力を調整するためのコマンドをRNのためにRNに通知し、RN送信電力変更に一致するように自身の送信電力を変更する;或いは
ii)RN-UE伝搬損失の変化が生じたことが検出されたならば、NBは、リソース制御手段で算出された新たな送信電力に従って送信電力を調整するためのコマンドをRNのためにRNに通知する。
i)算出されたNB送信電力が適合可能ならば(即ち、NBの最大送信電力を超えなかったならば)、第2計算手段で計算された新たな送信電力に従ってその送信電力を調整するためのコマンドをRNのためにRNに通知する;或いは
ii)算出されたNB送信電力が適合不可能であったならば、可能なものにNB送信電力が修正される。そしてリソース制御手段は、最適なバランスを保証する新たなRN送信電力を計算する。NBは、第2計算手段で計算された新たな送信電力に従ってその送信電力を調整するためのコマンドをRNのためにRNに通知し、そのRN送信電力変更に一致するように自身の送信電力を変える。
i)絶対的な制御信号ARN(RNで受信した通信信号の品質値を表す);
ii)相対的な制御信号AUE/RN(これは、UEで受信された通信信号の品質値の、RNで受信された通信信号の品質値に対する相対値を表す。相対的な制御信号は、UEから受信した絶対的な制御信号AUEから、RNによって導出される。)。
i)絶対的な制御信号AUE(これはUEで受信した通信信号の品質値を表す。かくてRNで受信された信号AUEはNBのリソース制御手段(10)に効果的に伝搬される。)。
UE:
i)UEは絶対的な制御信号AUEをRN2に送信し、その制御信号はUEでRN2から受信された信号の品質を表す。
i)RN2は絶対的な制御信号ARN2をRN1に送信し、その制御信号はRN2でRN1から受信された信号の品質を表す。
i)RN1は絶対的な制御信号ARN1をNBに送信し、その制御信号はRN1でNBから受信された通信信号の品質を表す。
RN2:
i)RN2は絶対的な制御信号ARN2をRN1に送信し、その制御信号はRN2でUEから受信された信号の品質を表す。
i)RN1は絶対的な制御信号ARN1をNBに送信し、その制御信号はRN1でRN2から受信された通信信号の品質を表す。
NB:
i)NBは絶対的な制御信号ANBをRN1に送信し、その制御信号はNBでRN1から受信された信号の品質を表す。
i)RN1は絶対的な制御信号ARN1をRN2に送信し、その制御信号はRN1でRN2から受信された通信信号の品質を表す。
AUEn/RN=AUEn−ARN
ここで、nはUE数である。
[図1Aに示されるようなFDD−シングルセル−モデルによる再生中継]
この場合、中間のRNに接続される宛先UEでのSINRは次式で与えられる:
[図1Bに示されるようなFDD−2セルモデルによる再生中継]
この場合、送信電力の式は、他セルで行っている送信によって引き起こされる干渉を考慮することによって導出される。
[図1AのシングルセルモデルでTDDの場合の再生中継]
RNの受信及び送信動作を分離するためにTDDを利用し、2つのリンク(ソースから中間へ及び中間から宛先へ)が同一周波数で動作することが仮定される(即ち、もはや全二重ではない。)。RNが送信するタイムスロットはNBによっては使用されず、FDD二重化法の再生中継の場合に関して説明された数式が使用可能であることが仮定される。しかしながら、ソースNBが或るRNと異なる装置又はノードと通信するためにその中間RNと同じタイムスロットを使用するならば、そのRNによる送信に起因して干渉が生じることになる。この場合、中間RNから通信信号を受信する宛先UEでのSINRは次式のように与えられる:
[図1Bで示される2セルモデルでTDDの場合の再生中継]
双方での配備が同じであり、NB及びRNでの送信電力が同じであると仮定することに加えて、適切ならばPtx−tot,RN=Gp Ptx,RN及びPtx−tot,NB=Gp Ptx,NBであること、及びTDDの場合に双方のRNが同じ時間に送信することが仮定される。これは事実上2セルの場合の劣悪な状況を生み出す。
[図1Aに示されるFDD−シングルセルモデルによる非再生的中継ノード(RN)]
この例の場合とFDD二重化法に関して使用された再生中継ノードの場合との間の相違は、UEでのSINRがRNでのSINRの関数になっていることであり、RNに接続される宛先UEでのSINRは次式で与えられる:
[図1Aに示されるようなTDD−シングルセルモデルによる非再生的中継]
この状況は非再生的な上記の場合と同様であるが、目下の場合NBからの干渉が考慮されなければならない点が異なる。NBはRNと同一周波数及び同一時間に送信を行うからである。この場合、RNによって送信された通信信号を受信しているUEでのSINRは次式で与えられる:
[図1に示されるTDD−2セルモデルによる非再生的中継]
セル端のUEの見地から、より悪い状態は、隣接するセルがRN送信に使用されるのと同じタイムスロットを用いるTDD法を使用する場合である。セルが同じ配置及び送信電力でサイズが等しく、Ptx_tot,RN/NB=GpPtx,RN/NB であると仮定すると:
送信機受信機間の隔たりはセル半径に等しい(即ち、UEはセル半径の場所に位置する)。示されているRN位置は、NBが位置するセル中心を基準とする距離である。従ってRN位置はNBからRNまでの距離である。そしてRN−UEはセル半径及びNB−RN距離の差分である。
_再生中継
FDDに関して(3)及び(5)の式に及びTDDに関して(12)及び(17)の式に表3及び表4に与えられる値を代入することで、所与のRN送信電力の下で最適なNB送信電力を見出すことができる。図13Aは、2つの配備状況についてFDD及びTDD双方のRN送信電力の関数として、最適なNB送信電力を示す。
図13Bに示されるように、パラメータを(23)及び(24)に代入することで、2つの配備状況について最適なNB送信電力を求めることができる。
図13Cに示されるように、パラメータを(37)及び(44)に代入することで、2つの配備状況について最適なNB送信電力を求めることができる。
図13Cの結果に基づいて予測される最適送信電力設定内容を確認するため、RN及びNBの送信電力が最適ポイント近辺で変化する平均パケットコールスループットゲインを用いて、3番目の送信時間間隔毎に伝送内容を中継するTDD二重化の非再生的中継を行うマルチホップHSDMAネットワークのシステムシミュレーションが行われた。
双方の配備状況に関し、ユーザによって体験される平均パケットコールスループットのゲイン(30dBmのNB送信電力でシングルホップシステムの場合に観測されるものに対する)が、4つの異なるRN送信電力についてのNB送信電力の関数としてプロットされている。図14Aは配備状況(シナリオ)1に関するゲインを示し、図14Bはシナリオ2に関するゲインを示す。
図22は各配備状況についてTDDの非再生的中継用のRN送信電力の関数として、最適NB送信電力を示し、NBからUEへのリンクは他のリンクに比べて3dBのゲインを有することが仮定されている。この場合、シミュレーションで使用されたRN送信電力について、NBでの予測された送信電力は、スループットゲインに関する表7に掲載され、そのゲインはこれらの設定値が使用された場合に得られる達成可能な最大値である。
上記の数式に基づく技法を用いて本発明による好適実施例に従ってパワーバランスが図られる場合に、選択されるパワーバランスは一般に最適地点の利用域内にあることを、表6、図13A及び図14Bは示す。特に使用される送信電力に関し、ゲインは常に達成可能な最大値の10%以内にあることが示され、そのズレはマルチセルシステムをモデル化するのに2セルモデルを利用していることに起因する。
少なくとも3つの通信装置を含むマルチホップ通信システムであって、前記通信装置の1つはソース装置を構成し、別の通信装置は宛先装置を構成し、他の通信装置各々は中間装置を構成し、前記ソース装置は通信信号を或る通信方向で各中間装置を介して前記宛先装置に向けて送信し、各中間装置は、該通信方向で前の通信装置から通信信号を受信し、前記通信信号を又は該通信信号から導出された信号を該通信方向で後の通信装置に送信し、
当該マルチホップ通信システムは、前記ソース装置及び各中継装置の1以上に割り当てられる送信リソースの指標又は指標の変更を決定するリソース制御手段を更に有し、前記リソース制御手段は、
i)前記宛先装置で受信された前記通信信号の品質の指標及び
ii)各中間装置で受信された前記通信信号の品質の指標
の間のバランスをとることを実質的に達成する又は維持するように動作し、
少なくとも1つの通信装置は、該通信方向で前の通信装置から1以上の制御信号を受ける制御信号処理手段を有し、該制御信号処理手段は、
a)当該マルチホップ通信システムの通信装置により導出された絶対値を表す絶対的な制御信号及び
b)前記絶対値に相対的な、当該マルチホップ通信システムの別の通信装置により導出された相対値を表す少なくとも1つの相対的な制御信号
を導出し、前記別の通信装置は、前記絶対的な制御信号及び前記少なくとも1つの相対的な制御信号を該通信方向で後の通信装置に送信する
ことを特徴とするマルチホップ通信システム。
前記制御信号処理手段により導出される前記絶対的な制御信号は、前記制御信号処理手段を有する通信装置により導出された絶対値を含む
ことを特徴とする付記1記載のマルチホップ通信システム。
前記制御信号処理手段により導出される前記絶対的な制御信号は、あるシグナリング方向で前の通信装置から導出された絶対値を含む
ことを特徴とする付記1記載のマルチホップ通信システム。
前記ソース装置が、通信信号を各中間装置を介して前記宛先装置に送信する基地局の一部である
ことを特徴とする付記1乃至3の何れか1項に記載のマルチホップ通信システム。
前記宛先装置が、前記ソース装置により送信された通信信号を各中間装置を介して受信する基地局の一部である
ことを特徴とする付記1乃至3の何れか1項に記載のマルチホップ通信システム。
前記リソース制御手段が、前記基地局に設けられている
ことを特徴とする付記4又は5に記載のマルチホップ通信システム。
前記リソース制御手段が、中間装置に設けられている
ことを特徴とする付記1乃至5の何れか1項に記載のマルチホップ通信システム。
前記制御信号が、当該マルチホップ通信システムの通信装置で受信された通信信号の品質に対する値を表す
ことを特徴とする付記1乃至7の何れか1項に記載のマルチホップ通信システム。
前記リソース制御手段が、
i)当該マルチホップ通信システムの通信装置で導出された絶対値を表す絶対的な制御信号及び
ii)当該マルチホップ通信システムの別の通信装置により導出された、前記絶対値に対する相対値を表す少なくとも1つの相対的な制御信号
を受信し、前記絶対的な及び前記相対的な制御信号を使用して、前記ソース装置及び各中間装置の1より多くに割り当てられる送信リソースの指標又は指標の変更を決定する
ことを特徴とする付記1乃至8の何れか1項に記載のマルチホップ通信システム。
ソース装置として機能する通信装置から、宛先装置として機能する別の通信装置へ、中間装置として機能する少なくとも1つの他の通信装置を介して或る通信方向で通信信号を送信する方法であって、各中間装置は、該通信方向で前の通信装置から通信信号を受信し、前記通信信号を又は該通信信号から導出された信号を該通信方向で後の通信装置に送信し、
当該方法は、前記ソース装置及び各中継装置の1以上に割り当てられる送信リソースの指標又は指標の変更を決定するステップを有し、該ステップは、
i)前記宛先装置で受信された前記通信信号の品質の指標及び
ii)各中間装置で受信された前記通信信号の品質の指標
の間のバランスをとることを実質的に達成する又は維持するようにし、
少なくとも1つの通信装置は、該通信方向で前の通信装置から1以上の制御信号を受信し且つ
a)当該マルチホップ通信システムの通信装置により導出された絶対値を表す絶対的な制御信号及び
b)前記絶対値に相対的な、当該マルチホップ通信システムの別の通信装置により導出された相対値を表す少なくとも1つの相対的な制御信号
を導出し、前記絶対的な制御信号及び前記少なくとも1つの相対的な制御信号は、該通信方向で後の通信装置に送信される
ことを特徴とする方法。
マルチホップ通信システムで使用する通信装置であって、送信機及び受信機を有し、ある通信方向で前の通信装置から通信信号を受信し、前記通信信号を又は該通信信号から導出された信号を該通信方向で後の通信装置に送信し、当該通信装置は、ある通信方向で前の通信装置から1以上の制御信号を受信する制御信号処理手段を有し、該制御信号処理手段は、
a)前記マルチホップ通信システムの通信装置により導出された絶対値を表す絶対的な制御信号及び
b)前記絶対値に相対的な、前記マルチホップ通信システムの別の通信装置により導出された相対値を表す少なくとも1つの相対的な制御信号
を導出し、当該通信装置は、前記絶対的な制御信号及び各相対的な制御信号を該通信方向で後の通信装置に送信する
ことを特徴とする通信装置。
当該通信装置で受信された通信信号の品質を示すインジケータを導出するインジケータ導出手段を更に有する
ことを特徴とする付記11記載の通信装置。
前記制御信号処理手段により導出される前記絶対的な制御信号が、当該通信装置により導出された絶対値を含む
ことを特徴とする付記11又は12に記載の通信装置。
前記制御信号処理手段により導出される前記絶対的な制御信号が、ある通信方向で前の通信装置により導出された絶対値を含む
ことを特徴とする付記11又は12に記載の通信装置。
当該通信装置がマルチホップ通信システムの中間装置を構成し、ある通信方向でソース装置として機能する通信装置から宛先装置として機能する別の通信装置に向けて前記中間装置を介して通信信号が送信され、当該通信装置は、
前記ソース装置及び各中継装置の1以上に割り当てられる送信リソースの指標又は指標の変更を決定するリソース制御手段を更に有し、前記リソース制御手段は、
i)前記宛先装置で受信された前記通信信号の品質の指標及び
ii)前記中間装置で受信された前記通信信号の品質の指標
の間のバランスをとることを実質的に達成する又は維持するように動作する
ことを特徴とする付記11乃至14の何れか1項に記載の通信装置。
マルチホップ通信システムで使用する基地局であって、ある通信方向で宛先装置として機能する通信装置に中間装置として機能する別の通信装置を介して通信信号を送信し、当該基地局は、前記ソース装置及び各中継装置の1以上に割り当てられる送信リソースの指標又は指標の変更を決定するリソース制御手段を有し、前記リソース制御手段は、
i)前記宛先装置で受信された前記通信信号の品質の指標及び
ii)各中間装置で受信された前記通信信号の品質の指標
の間のバランスをとることを実質的に達成する又は維持するように動作し、
当該基地局は、
a)当該マルチホップ通信システムの通信装置により導出された絶対値を表す絶対的な制御信号及び
b)前記絶対値に相対的な、前記マルチホップ通信システムの別の通信装置により導出された相対値を表す少なくとも1つの相対的な制御信号
を受信し、前記絶対的な及び前記相対的な制御信号を用いて、前記ソース装置及び各中間装置の1以上に割り当てられる送信リソースの指標又は指標の変更を決定する
ことを特徴とする基地局。
マルチホップ通信システムで使用する基地局であって、ある通信方向で宛先装置として機能する通信装置から送信された通信信号を中間装置として機能する別の通信装置を介して受信し、当該基地局は、前記ソース装置及び各中継装置の1以上に割り当てられる送信リソースの指標又は指標の変更を決定するリソース制御手段を有し、前記リソース制御手段は、
i)前記宛先装置で受信された前記通信信号の品質の指標及び
ii)各中間装置で受信された前記通信信号の品質の指標
の間のバランスをとることを実質的に達成する又は維持するように動作し、
当該基地局は、
a)当該マルチホップ通信システムの通信装置により導出された絶対値を表す絶対的な制御信号及び
b)前記絶対値に相対的な、前記マルチホップ通信システムの別の通信装置により導出された相対値を表す少なくとも1つの相対的な制御信号
を受信し、前記絶対的な及び前記相対的な制御信号を用いて、前記ソース装置及び各中間装置の1以上に割り当てられる送信リソースの指標又は指標の変更を決定する
ことを特徴とする基地局。
コンピュータにロードされた場合に、該コンピュータを付記1乃至9の何れか1項に記載の通信システムの制御信号処理手段として機能させるコンピュータプログラム。
コンピュータにロードされた場合に、該コンピュータを付記11乃至15の何れか1項に記載の通信装置として機能させるコンピュータプログラム。
コンピュータにロードされた場合に、該コンピュータを付記16又は17に記載の基地局として機能させるコンピュータプログラム。
搬送媒体によって搬送される付記18,19又は20に記載のコンピュータプログラム。
前記搬送媒体が記録媒体である付記21記載のコンピュータプログラム。
前記搬送媒体が伝送媒体である付記21記載のコンピュータプログラム。
4 不均衡検出手段
6 制御信号処理手段
7 インジケータ導出手段
10 リソース制御手段
11 通信装置
Claims (10)
- 少なくとも3つの通信装置を含むマルチホップ通信システムであって、前記通信装置の1つはソース装置を構成し、別の通信装置は宛先装置を構成し、他の通信装置各々は中間装置を構成し、前記ソース装置は通信信号を或る通信方向で各中間装置を介して前記宛先装置に向けて送信し、各中間装置は、該通信方向で前の通信装置から通信信号を受信し、前記通信信号を又は該通信信号から導出された信号を該通信方向で後の通信装置に送信し、
当該マルチホップ通信システムは、前記ソース装置及び各中継装置の1以上に割り当てられる送信リソースの指標又は指標の変更を決定するリソース制御手段を更に有し、前記リソース制御手段は、
i)前記宛先装置で受信された前記通信信号の品質の指標及び
ii)各中間装置で受信された前記通信信号の品質の指標
の間のバランスをとることを実質的に達成する又は維持するように動作し、
少なくとも1つの通信装置は、該通信方向で前の通信装置から1以上の制御信号を受ける制御信号処理手段を有し、該制御信号処理手段は、
a)当該マルチホップ通信システムの通信装置により導出された絶対値を表す絶対的な制御信号及び
b)前記絶対値に相対的な、当該マルチホップ通信システムの別の通信装置により導出された相対値を表す少なくとも1つの相対的な制御信号
を導出し、前記別の通信装置は、前記絶対的な制御信号及び前記少なくとも1つの相対的な制御信号を該通信方向で後の通信装置に送信する
ことを特徴とするマルチホップ通信システム。 - 前記制御信号処理手段により導出される前記絶対的な制御信号は、前記制御信号処理手段を有する通信装置により導出された絶対値を含む
ことを特徴とする付記1記載のマルチホップ通信システム。 - 前記リソース制御手段が、
i)当該マルチホップ通信システムの通信装置で導出された絶対値を表す絶対的な制御信号及び
ii)当該マルチホップ通信システムの別の通信装置により導出された、前記絶対値に対する相対値を表す少なくとも1つの相対的な制御信号
を受信し、前記絶対的な及び前記相対的な制御信号を使用して、前記ソース装置及び各中間装置の1より多くに割り当てられる送信リソースの指標又は指標の変更を決定する
ことを特徴とする付記1又は2に記載のマルチホップ通信システム。 - ソース装置として機能する通信装置から、宛先装置として機能する別の通信装置へ、中間装置として機能する少なくとも1つの他の通信装置を介して或る通信方向で通信信号を送信する方法であって、各中間装置は、該通信方向で前の通信装置から通信信号を受信し、前記通信信号を又は該通信信号から導出された信号を該通信方向で後の通信装置に送信し、
当該方法は、前記ソース装置及び各中継装置の1以上に割り当てられる送信リソースの指標又は指標の変更を決定するステップを有し、該ステップは、
i)前記宛先装置で受信された前記通信信号の品質の指標及び
ii)各中間装置で受信された前記通信信号の品質の指標
の間のバランスをとることを実質的に達成する又は維持するようにし、
少なくとも1つの通信装置は、該通信方向で前の通信装置から1以上の制御信号を受信し且つ
a)当該マルチホップ通信システムの通信装置により導出された絶対値を表す絶対的な制御信号及び
b)前記絶対値に相対的な、当該マルチホップ通信システムの別の通信装置により導出された相対値を表す少なくとも1つの相対的な制御信号
を導出し、前記絶対的な制御信号及び前記少なくとも1つの相対的な制御信号は、該通信方向で後の通信装置に送信される
ことを特徴とする方法。 - マルチホップ通信システムで使用する通信装置であって、送信機及び受信機を有し、ある通信方向で前の通信装置から通信信号を受信し、前記通信信号を又は該通信信号から導出された信号を該通信方向で後の通信装置に送信し、当該通信装置は、ある通信方向で前の通信装置から1以上の制御信号を受信する制御信号処理手段を有し、該制御信号処理手段は、
a)前記マルチホップ通信システムの通信装置により導出された絶対値を表す絶対的な制御信号及び
b)前記絶対値に相対的な、前記マルチホップ通信システムの別の通信装置により導出された相対値を表す少なくとも1つの相対的な制御信号
を導出し、当該通信装置は、前記絶対的な制御信号及び各相対的な制御信号を該通信方向で後の通信装置に送信する
ことを特徴とする通信装置。 - 当該通信装置で受信された通信信号の品質を示すインジケータを導出するインジケータ導出手段を更に有する
ことを特徴とする付記5記載の通信装置。 - 前記制御信号処理手段により導出される前記絶対的な制御信号が、当該通信装置により導出された絶対値を含む
ことを特徴とする付記5又は6に記載の通信装置。 - 当該通信装置がマルチホップ通信システムの中間装置を構成し、ある通信方向でソース装置として機能する通信装置から宛先装置として機能する別の通信装置に向けて前記中間装置を介して通信信号が送信され、当該通信装置は、
前記ソース装置及び各中継装置の1以上に割り当てられる送信リソースの指標又は指標の変更を決定するリソース制御手段を更に有し、前記リソース制御手段は、
i)前記宛先装置で受信された前記通信信号の品質の指標及び
ii)前記中間装置で受信された前記通信信号の品質の指標
の間のバランスをとることを実質的に達成する又は維持するように動作する
ことを特徴とする付記5乃至7の何れか1項に記載の通信装置。 - マルチホップ通信システムで使用する基地局であって、ある通信方向で宛先装置として機能する通信装置に中間装置として機能する別の通信装置を介して通信信号を送信し、当該基地局は、前記ソース装置及び各中継装置の1以上に割り当てられる送信リソースの指標又は指標の変更を決定するリソース制御手段を有し、前記リソース制御手段は、
i)前記宛先装置で受信された前記通信信号の品質の指標及び
ii)各中間装置で受信された前記通信信号の品質の指標
の間のバランスをとることを実質的に達成する又は維持するように動作し、
当該基地局は、
a)当該マルチホップ通信システムの通信装置により導出された絶対値を表す絶対的な制御信号及び
b)前記絶対値に相対的な、前記マルチホップ通信システムの別の通信装置により導出された相対値を表す少なくとも1つの相対的な制御信号
を受信し、前記絶対的な及び前記相対的な制御信号を用いて、前記ソース装置及び各中間装置の1以上に割り当てられる送信リソースの指標又は指標の変更を決定する
ことを特徴とする基地局。 - マルチホップ通信システムで使用する基地局であって、ある通信方向で宛先装置として機能する通信装置から送信された通信信号を中間装置として機能する別の通信装置を介して受信し、当該基地局は、前記ソース装置及び各中継装置の1以上に割り当てられる送信リソースの指標又は指標の変更を決定するリソース制御手段を有し、前記リソース制御手段は、
i)前記宛先装置で受信された前記通信信号の品質の指標及び
ii)各中間装置で受信された前記通信信号の品質の指標
の間のバランスをとることを実質的に達成する又は維持するように動作し、
当該基地局は、
a)当該マルチホップ通信システムの通信装置により導出された絶対値を表す絶対的な制御信号及び
b)前記絶対値に相対的な、前記マルチホップ通信システムの別の通信装置により導出された相対値を表す少なくとも1つの相対的な制御信号
を受信し、前記絶対的な及び前記相対的な制御信号を用いて、前記ソース装置及び各中間装置の1以上に割り当てられる送信リソースの指標又は指標の変更を決定する
ことを特徴とする基地局。
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