JP2011155615A - 信号処理装置、信号処理方法およびプログラム - Google Patents

信号処理装置、信号処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】立体映像において、自然な見え方で、出力フォーマットや表示ハードウェアの特性を超えた高階調の映像を表現する。
【解決手段】立体映像における右眼用および左眼用の映像信号として、所定の入力階調数を有する第1の入力映像信号Si1および第2の入力映像信号Si2から、所定の出力階調数を有する第1の出力映像信号So1および第2の出力映像信号So2を生成する信号処理装置10であって、上記立体映像において上記出力階調数より多い階調数を表現するために、上記第1の出力映像信号So1の階調値と上記第2の出力映像信号So2の階調値との間に所定の階調値差分を生じさせる、信号処理装置10を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、信号処理装置、信号処理方法およびプログラムに関し、特に、映像信号において階調表現を行うための信号処理装置、信号処理方法およびプログラムに関する。
映像信号における階調は、本来無限の段階を有する滑らかなものである。しかし、映像信号を量子化したデジタル映像信号における階調は、例えば8ビットであれば256段階のように、有限の段階に丸められた階段状のものとなる。それゆえ、デジタル映像信号においては本来の映像信号の階調を完全には表現できない。デジタル映像信号における階調表現を本来の映像信号により近づけるために、既に様々な手法が提案されている。
例えば、フレーム毎に階調を切り換えることにより、視覚の時間軸方向の積分効果を利用して中間階調を表現するFRC(Frame Rate Control)や、画素ごとに階調を切り換えることにより、視覚の面積による積分効果を利用して中間階調を表現する、誤差拡散、SBM(Super Bit Mapping)、およびディザリングなどが知られている。例えば特許文献1および特許文献2において開示されているように、それぞれの手法において改良が進められている。
一方で、例えば特許文献3に開示されているように、立体映像の提供が近年一般的になっている。立体映像は、観察者の左右眼に視差のある映像を提示することで、映像を立体的に知覚させるものである。立体映像の提供においても、左右眼にそれぞれ提示される映像がデジタル映像信号によるものである場合には、上記のような階調表現の問題が生じる。
特開2006−221060号公報 特開2009−207113号公報 特開2009−151151号公報
デジタル映像信号の階調表現を改良するための上記の手法においては、例えば視覚の時間軸方向の積分効果を利用するものでは映像のちらつきが目についてしまったり、視覚の面積による積分効果を利用するものでは映像にノイズや模様が見えてしまったりするといった問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、立体映像において、自然な見え方で、出力フォーマットや表示ハードウェアの特性を超えた高階調の映像を表現することが可能な、新規かつ改良された信号処理装置、信号処理方法およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、立体映像における右眼用および左眼用の映像信号として、所定の入力階調数を有する第1の入力映像信号および第2の入力映像信号から、所定の出力階調数を有する第1の出力映像信号および第2の出力映像信号を生成する信号処理装置であって、上記立体映像において上記出力階調数より多い階調数を表現するために、上記第1の出力映像信号の階調値と上記第2の出力映像信号の階調値との間に所定の階調値差分を生じさせる、信号処理装置が提供される。
かかる構成により、立体映像において、左右眼に所定の階調値差分を有する映像を知覚させることができる。この場合、所定の階調値差分がわずかな値であれば、左右眼に知覚される階調値の平均である中間の階調値を、観察者に認識させることができる。これにより、出力フォーマットや表示ハードウェアの特性を超えた階調数によって映像を表現することができる。また、知覚される映像の階調値は、時間的にも空間的にも変動しないため、ちらつきやノイズのない自然な見え方で映像を表現することができる。
ここで、上記出力階調数は、上記入力階調数より少なく、上記階調値差分は、上記第1の入力映像信号において、上記出力階調数への階調値丸めを行い、上記第1の出力映像信号とする処理と、上記第1の入力映像信号と上記第1の出力映像信号との、階調値丸め差分を算出する処理と、上記第2の入力映像信号において、上記階調値丸め差分を加算し、上記出力階調数への階調値丸め処理を行い、上記第2の出力映像信号とする処理と、によって生じるものであってもよい。
また、上記入力階調数と上記出力階調数とは、互いに共通の階調数であって、上記階調値差分は、上記共通の階調数より多い補正信号階調数を有する補正信号を生成する処理と、上記第1の入力映像信号において、上記補正信号の階調値を上記共通の階調数に切捨てたものを加算して、上記第1の出力映像信号とする処理と、上記第2の入力映像信号において、上記補正信号の階調値を上記共通の階調数に切上げたものを加算して、上記第2の出力映像信号とする処理と、によって生じるものであってもよい。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、立体映像における右眼用および左眼用の映像信号として、所定の入力階調数を有する第1の入力映像信号および第2の入力映像信号から、所定の出力階調数を有する第1の出力映像信号および第2の出力映像信号を生成する方法であって、上記立体映像において上記出力階調数より多い階調数を表現するために、上記第1の出力映像信号の階調値と上記第2の出力映像信号の階調値との間に所定の階調値差分を生じさせる方法が提供される。
上記課題を解決するために、本発明のさらに別の観点によれば、コンピュータに、立体映像における右眼用および左眼用の映像信号として、所定の入力階調数を有する第1の入力映像信号および第2の入力映像信号から、所定の出力階調数を有する第1の出力映像信号および第2の出力映像信号を生成させるためのプログラムであって、上記立体映像において上記出力階調数より多い階調数を表現するために、上記第1の出力映像信号の階調値と上記第2の出力映像信号の階調値との間に所定の階調値差分を生じさせるプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、立体映像において、自然な見え方で、出力フォーマットや表示ハードウェアの特性を超えた高階調の映像を表現することができる。
本発明の第1実施形態に係る信号処理装置を適用した立体映像表示装置の機能構成の一例を示す図である。 同実施形態に係る信号処理装置の機能構成および動作を示す図である。 同実施形態に係る第1および第2の入力映像信号の階調値を示す図である。 同実施形態に係る第1の出力映像信号の階調値と、階調値丸め差分を示す図である。 同実施形態に係る第2の出力映像信号の階調値を示す図である。 同実施形態に係る第1および第2の出力映像信号の階調値を示す図である。 同実施形態の変形例に係る2ビット切捨て処理を表した図である。 本発明の第2実施形態に係る信号処理装置の機能構成および動作を示す図である。 同実施形態に係る第1および第2の出力映像信号の階調値を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.用語の説明
2.実施形態の説明
2−1.第1実施形態(階調変換を行う信号処理装置の例)
2−1−1.適用例
2−1−2.処理の詳細
2−1−3.変形例
2−1−4.備考
2−2.第2実施形態(階調補正を行う信号処理装置の例)
2−2−1.適用例
2−2−2.処理の詳細
3.補足
<1.用語の説明>
本発明の実施形態の説明における用語の意味について説明する。
「階調」は、一般的には色の変化、または色の変化の滑らかさを示す。ここでは、色と同様に映像の表現において連続的に変化する値をもって表される、輝度、コントラストなども含む意味で用いられる。
「階調値」は、映像信号において階調を数値化したその値を示す。本来の映像信号は、無限の段階で滑らかに変化する階調値によって表現されているということができる。
「階調数」は、映像信号を量子化したデジタル信号において、階調値がとりうる値の数を示す。例えば、8ビットのデジタル信号によって表現できる階調数は、2=256となり、階調は256段階の階調値のいずれかで表現されることになる
<2.実施形態の説明>
[2−1.第1実施形態(階調変換を行う信号処理装置の例)]
(2−1−1.適用例)
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る信号処理装置10は、例えば立体映像表示装置1に適用されうる。この場合、信号処理装置10は、映像回路11と表示装置13との間に配置される。
映像回路11は、例えばデジタル放送の放送信号や、外部のBD/DVD(Blu-ray Disc/Digital Versatile Disc)プレーヤ等からの信号を、その種類に応じてチューナ、デマルチプレクサ、デコーダ、ノイズリダクション部等によって処理する。
映像回路11は、第1の入力映像信号Si1および第2の入力映像信号Si2を生成し、信号処理装置10に入力する。第1の入力映像信号Si1および第2の入力映像信号Si2は、どちらか一方が立体映像における右眼用の映像に対応し、他方が立体映像における左眼用の映像に対応するデジタル映像信号である。
信号処理装置10は、第1の入力映像信号Si1および第2の入力映像信号Si2から、第1の出力映像信号So1および第2の出力映像信号So2を生成し、表示装置13に出力する。第1の出力映像信号So1および第2の出力映像信号So2も、どちらか一方が立体映像における右眼用の映像に対応し、他方が立体映像における左眼用の映像に対応するデジタル映像信号である。
表示装置13は、第1の出力映像信号So1および第2の出力映像信号So2から、立体映像における右眼用および左眼用の映像を生成し、観察者に提示する。立体映像を提示するための方法は、上記で先行技術として紹介したものの他にも多数知られており、表示装置13においてもこれらの既知の方法が用いられる。
立体映像表示装置1において用いられるデジタル映像信号は、データを符号化する際に用いることができる所定のビット数を有し、そのビット数によって表現することができる所定の階調数が定まる。ここでは、第1の入力映像信号Si1および第2の入力映像信号Si2の階調数を入力階調数、第1の出力映像信号So1および第2の出力映像信号So2の階調数を出力階調数とする。
この場合、入力階調数は、映像回路11の性能によって決定され、出力階調数は、表示装置13の性能によって決定される。本実施形態では、表示装置13において、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)等の出力フォーマットや、ハードウェア特性などのために、表示可能なデジタル映像信号のビット数が限定され、映像回路11によって生成されるデジタル映像信号のビット数よりも低くなっているものとする。この場合、出力階調数は入力階調数よりも少なくなる。
ここでは例として、第1の入力映像信号Si1および第2の入力映像信号Si2のビット数である入力ビット数が9ビット、第1の出力映像信号So1および第2の出力映像信号So2のビット数である出力ビット数が8ビットであるとする。
この場合、入力階調数が2=512となるのに対し、出力階調数は2=256となり、入力階調数の半分になる。信号処理装置10は、映像回路11が生成した階調数512のデジタル映像信号を、表示装置13で表示可能な階調数256のデジタル映像信号に変換する処理を行う。
(2−1−2.処理の詳細)
図2に示すように、本実施形態に係る信号処理装置10は、第1の丸め演算回路101、減算器103、加算器105、および第2の丸め演算回路107を含む処理回路を備える。この処理回路は、ハードウェアの論理回路によって実現されるほか、記憶装置に格納され、CPUによって読み出されて実行されるソフトウェアのプログラムによって実現することもできる。
図3は、各画素位置における第1の入力映像信号Si1および第2の入力映像信号Si2の階調値を模式的に示している。入力階調数は512であるため、図に表された階調値の1段階は、全階調値を512分割した値である。
なお、第1の入力映像信号Si1および第2の入力映像信号Si2は、立体映像における右眼用および左眼用の映像に対応したものであるため、実際には視差の分だけ画素位置がずれている。ここでは簡単のため、第1の入力映像信号Si1および第2の入力映像信号Si2は、同じ画素位置において同じ階調値を有するものとするが、実際には、上記の画素位置のずれを既知の方法により補正した上で処理が行われることになる。
図4に示すように、信号処理装置10は、第1の丸め演算回路101において、第1の入力映像信号Si1の出力階調数への階調値丸め処理を行い、第1の出力映像信号So1とする。具体的には、9ビットの第1の入力映像信号Si1で表現される512段階の階調値について、下位1ビットの切捨て処理を行い、8ビットの第1の出力映像信号So1において表現可能な256段階の階調値とする。
この結果、第1の出力映像信号So1は、第1の入力映像信号Si1における512段階の階調値を、半分の256段階で表した、8ビットのデジタル映像信号となる。図4において、第1の出力映像信号So1の階調値は、第1の入力映像信号Si1の階調値に比べて、中間の値が切捨てられて1段階の値が2倍になったものとして表されている。
信号処理装置10は、減算器103において、第1の入力映像信号Si1と第1の出力映像信号So1との差分として、階調値丸め差分Diffを算出する。第1の丸め演算回路101において切捨てられた階調値に相当する階調値丸め差分は、図4において階調値丸め差分Diffとして示されている。
次に、信号処理装置10は、加算器105において、第2の入力映像信号Si2に階調値丸め差分Diffを加算し、さらに第2の丸め演算回路107において出力階調数への階調値丸め処理を行い、第2の出力映像信号So2とする。具体的には、第2の入力映像信号Si1に、階調値丸め差分Diffを加算した後、9ビットの第2の入力映像信号Si2で表現される512段階の階調値について、下位1ビットの切捨て処理を行い、8ビットの第2の出力映像信号So2において表現可能な256段階の階調値とする。
図5に示すように、第2の出力映像信号So2は、第2の入力映像信号Si2にDiffが加算された結果、中間の値がすべて繰り上がり、第2の入力映像信号Si2において下位1ビットの階調値を切上げたものと同じ、256段階で表した階調値を有する8ビットのデジタル映像信号となる。
図6に示すように、上記の処理の結果、実線で表した第1の出力映像信号So1の階調値と、破線で表した第2の出力映像信号So2の階調値には、所定の階調値差分が生じる。具体的には、階調値丸め差分Diffが生じた画素位置において、第2の出力映像信号So2の階調値が、第1の出力映像信号So1の階調値より、256段階の1段階分、高くなっている。
出力映像信号So1およびSo2は、図1の表示装置13において、立体映像における右眼用および左眼用の映像として観察者に提示される。ここで、階調値差分が生じている画素位置では、観察者の右眼と左眼に、それぞれ異なる階調値の映像が知覚される。
このとき、階調値差分がわずかな値であれば、右眼で知覚した映像と左眼で知覚した映像を合成して認識される立体映像において、その中間の階調値が認識される。例えば図6の場合において、256段階の1段階分だけ階調値差分が生じている画素位置においては、点線で示すようにその中間、つまり256段階の1/2段階分だけ異なる階調値が認識される。
表示装置13は、本来出力階調数である256段階の階調値しか表現できない。しかし、立体映像においては、上記のように256段階の1/2段階分によって階調値を表現できる結果、出力階調数より多い、512の階調数を表現できることになる。
(2−1−3.変形例)
上記の本実施形態の説明では、一例として8ビットのデジタル映像信号への映像信号変換処理を説明したが、処理に用いられるのは信号において下位にあたるビットのみであるため、任意のビット数のデジタル映像信号への映像信号変換処理において同様の処理が可能である。
また、入力ビット数と出力ビット数との差についても、上記の例の9ビットと8ビットのように1ビットの差には限定されない。2ビット以上の差がある映像信号変換処理においても同様の処理を行うことができ、出力ビット数+1ビット分の階調数を表現することができる。
図7は、本実施形態の変形例として、入力ビット数と出力ビット数との差が2である場合の階調値変換を示した図である。便宜的に、階調値は10進法で表記してある。入力1から出力1への処理に表されている通り、単純に下位2ビットを切捨てた場合、入力1において1を単位として表されていた階調値は、2=4を単位として表される、つまり元の1/4の階調数で表されることになる。
しかし、図7に示す例においては、入力2に、出力1で切捨てられた値(階調値差分にあたる)が加算された後に、入力2に対して下位2ビットの切捨て処理が行われる結果、出力1と出力2の階調値には差分が生じる。
この結果、立体映像の階調値として認識される出力1,2の平均値は、2=2を単位とした値になる。つまり、単純に切捨て処理を行った場合の倍の階調数で階調を表現することができる。
(2−1−4.備考)
上記の本実施形態の説明では、第1の丸め演算回路101は切捨て処理を行うこととしたが、これは切上げ処理でもよい。この場合、差分Diffは負の値となり、上記の例において出力映像信号So1とSo2との階調値が入れ替わる結果になる。同様に、第1の丸め演算回路101が行う処理は、中央値未満を切捨て、中央値以上を切上げとする、いわゆるR丸め(例えば10進法であれば四捨五入)処理など任意の丸め処理とすることができる。
また、第2の丸め演算回路102が行う処理も同様に、任意の丸め処理とすることができる。入出力のビット差が2以上である場合、出力映像信号において表現される階調値は、入力映像信号の階調値を出力映像信号のビット数+1ビット分の階調数に丸めた階調値となるが、この丸めの種類は第2の丸め演算回路102で行われる丸め処理の種類と同じになる。例えば、12ビットから8ビットへの映像信号変換処理において本実施形態を適用した場合、第2の丸め演算回路102において切上げ処理を行えば、出力映像信号によって表現される階調値は12ビットの階調値を9ビットの階調値に切上げたものになる。
[2−2.第2実施形態(階調補正を行う信号処理装置の例)]
(2−2−1.適用例)
本発明の第2実施形態に係る信号処理装置10は、図1に示される第1実施形態の適用例と同様に、例えば立体映像表示装置1に適用されうる。ただし、本実施形態においては映像回路11が生成するデジタル映像信号と表示装置13で表示可能なデジタル映像信号のビット数は同じ、すなわち信号処理装置10において入力ビット数と出力ビット数とは同じである。
ここでは例として、入力ビット数と出力ビット数とがともに8ビットであるとする。この場合、入力階調数と出力階調数とは互いに共通の階調数で、2=256となる。信号処理装置10は、映像回路11が生成するデジタル映像信号の階調値に、出力フォーマットや表示ハードウェアの特性を超えた微細な補正を加えて表示装置13に表示するための処理を行う。
(2−2−2.処理の詳細)
図8に示すように、本実施形態に係る信号処理装置10は、補正信号生成部111、切捨て演算回路113、第1の加算器115、切上げ演算回路117、および第2の加算器119を含む処理回路を備える。この処理回路は、ハードウェアの論理回路によって実現されるほか、記憶装置に格納され、CPUによって読み出されて実行されるソフトウェアのプログラムによって実現することもできる。
補正信号生成部111は、補正信号Saを生成する。補正信号Saは、入力階調数および出力階調数より多い補正信号階調数を有する。ここでは例として、補正信号Saは9ビットのデジタル映像信号であって、2=512の補正信号階調数を有し、512段階の1段階、つまり256段階の1/2段階分だけ階調値を上げるものであるとする。
なお、補正信号生成部111は、信号処理装置10の内部において自動的に補正信号を生成するものでもよく、また信号処理装置10の外部から受け取った任意の値に基づいて補正信号を生成するものでもよい。
次に、信号処理装置10は、切捨て演算回路113において、補正信号Saの階調値の下位1ビットを切捨てて、階調数256のデジタル映像信号とし、第1の加算器115において、これを第1の入力映像信号Si1に加算し、第1の出力映像信号So1とする。
さらに、信号処理装置10は、切上げ演算回路117において、補正信号Saの階調値の下位1ビットを切上げて、階調数256のデジタル映像信号とし、第2の加算器119において、これを第2の入力映像信号Si2に加算し、第2の出力映像信号So2とする。
補正信号Saは256段階の1/2段階分なので、切捨て演算回路113においては0となり、切上げ演算回路117においては256段階の1段階分となる。従って第1の入力映像信号Si1には何も加えられないまま第1の出力映像信号So1となり、第2の入力映像信号Si2には256段階の1段階分が加えられて第2の出力映像信号So2となる。
図9に示すように、上記の処理の結果、実線で表した第1の出力映像信号So1の階調値と、破線で表した第2の出力映像信号So2の階調値には、所定の階調値差分が生じる。具体的には、第2の出力映像信号So2の階調値が、第1の出力映像信号So1の階調値より、256段階の1段階分、高くなっている。
出力映像信号So1およびSo2は、図1の表示装置13において、立体映像における右眼用および左眼用の映像として観察者に提示される。ここで、階調値差分が生じている画素位置では、観察者の右眼と左眼に、それぞれ異なる階調値の映像が知覚される。
このとき、階調値差分がわずかな値であれば、右眼で知覚した映像と左眼で知覚した映像を合成して認識される立体映像において、その中間の階調値が認識される。従って、映像の全体において、第1の入力映像信号Si1および第2の入力映像信号Si2の階調値よりも、256段階の1/2段階分だけ高い階調値が認識される。
表示装置13は、本来出力階調数である256段階の階調値しか表現できない。しかし、立体映像においては、上記のように256段階の1/2段階分によって階調値を表現できる結果、出力階調数より多い、512の階調数で、映像に対して微細な補正を加えることができる。
<3.補足>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 立体映像表示装置
10 信号処理装置
11 映像回路
13 表示装置
Si1 第1の入力映像信号
Si2 第2の入力映像信号
So1 第1の出力映像信号
So2 第2の出力映像信号
Diff 階調値差分
101 第1の丸め演算回路
103 減算器
105 加算器
107 第2の丸め演算回路
Sa 補正信号
111 補正信号生成部
113 切捨て演算回路
115 第1の加算器
117 切上げ演算回路
119 第2の加算器

Claims (5)

  1. 立体映像における右眼用および左眼用の映像信号として、所定の入力階調数を有する第1の入力映像信号および第2の入力映像信号から、所定の出力階調数を有する第1の出力映像信号および第2の出力映像信号を生成する信号処理装置であって、
    前記立体映像において前記出力階調数より多い階調数を表現するために、前記第1の出力映像信号の階調値と前記第2の出力映像信号の階調値との間に所定の階調値差分を生じさせる、信号処理装置。
  2. 前記出力階調数は、
    前記入力階調数より少なく、
    前記信号処理装置は、
    前記第1の入力映像信号において、前記出力階調数への階調値丸めを行い、前記第1の出力映像信号とする処理と、
    前記第1の入力映像信号と前記第1の出力映像信号との、階調値丸め差分を算出する処理と、
    前記第2の入力映像信号において、前記階調値丸め差分を加算し、前記出力階調数への階調値丸め処理を行い、前記第2の出力映像信号とする処理と、
    を含む信号処理を行うことによって、前記階調値差分を生じさせる、請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記入力階調数と前記出力階調数とは、
    互いに共通の階調数であって、
    前記信号処理装置は、
    前記共通の階調数より多い補正信号階調数を有する補正信号を生成する処理と、
    前記第1の入力映像信号において、前記補正信号の階調値を前記共通の階調数に切捨てたものを加算して、前記第1の出力映像信号とする処理と、
    前記第2の入力映像信号において、前記補正信号の階調値を前記共通の階調数に切上げたものを加算して、前記第2の出力映像信号とする処理と、
    を含む信号処理を行うことによって、前記階調値差分を生じさせる、請求項1に記載の信号処理装置。
  4. 立体映像における右眼用および左眼用の映像信号として、所定の入力階調数を有する第1の入力映像信号および第2の入力映像信号から、所定の出力階調数を有する第1の出力映像信号および第2の出力映像信号を生成する方法であって、
    前記立体映像において前記出力階調数より多い階調数を表現するために、前記第1の出力映像信号の階調値と前記第2の出力映像信号の階調値との間に所定の階調値差分を生じさせる方法。
  5. コンピュータに、立体映像における右眼用および左眼用の映像信号として、所定の入力階調数を有する第1の入力映像信号および第2の入力映像信号から、所定の出力階調数を有する第1の出力映像信号および第2の出力映像信号を生成させるためのプログラムであって、
    前記立体映像において前記出力階調数より多い階調数を表現するために、前記第1の出力映像信号の階調値と前記第2の出力映像信号の階調値との間に所定の階調値差分を生じさせるプログラム。
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