JP2009135860A - ノイズ低減処理装置及びノイズ低減処理方法 - Google Patents

ノイズ低減処理装置及びノイズ低減処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】3次元ノイズ低減時の解像度低下を招くことなく、特に動きのある部分で効果的にノイズ除去を行うことにより、良好な画質の映像を得る。
【解決手段】3次元ノイズ低減処理部20と、1次元/2次元ノイズ低減処理部50と、動き判定部30と、記憶部40と、ノイズ低減信号生成部60とを備える。3次元ノイズ低減処理部は、画像データに対し3次元ノイズ低減の調整を行って3次元ノイズ低減信号として出力する。記憶部は、3次元ノイズ低減信号を1フレーム分記憶する。動き判定部は、前後のフレームの同一画素間の画像データの動きを検出して動き判定信号を出力する。1次元/2次元ノイズ低減処理部は、3次元ノイズ低減信号に対して1次元ノイズ低減処理及び2次元ノイズ低減処理のいずれか一方又は双方を行って1次元/2次元ノイズ低減信号を出力する。ノイズ低減信号生成部は、動き判定部における動きの有無の判定の結果に応じた比率で、3次元ノイズ低減信号及び1次元/2次元ノイズ低減信号を含ませたノイズ低減信号を生成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、映像信号に含まれるノイズを低減する、ノイズ低減処理装置及びノイズ低減処理方法に関するものである。
テレビジョン信号などの映像信号に対してノイズ低減処理を行う技術として、映像信号をデジタル化して得られた画像データに対する3次元ノイズ低減及び1次元/2次元ノイズ低減の各処理を併用する技術がある。
ここで、1次元ノイズ低減処理は、一般に同一ライン内で隣接する画素間の相関を利用して行われる。また、2次元ノイズ低減処理は、一般に隣接するライン間の相関を利用して行われる。また、3次元ノイズ低減処理は、一般に相前後する2つのフレーム間の相関を利用して行われる。
ここで、1次元ノイズ低減処理あるいは2次元ノイズ低減処理(以下、1次元/2次元ノイズ低減処理と称することもある。)では、同一フレーム内で隣接する画素のデータを利用する。このため、隣接する画素のデータ間に同一性が無い場合、1次元/2次元ノイズ低減処理により、画質が劣化することがある。
また、3次元ノイズ低減処理は、映像が静止している場合、すなわち、現フレームの画像と1フレーム前の前フレームの画像との間に同一性がある場合は、優れたノイズ低減効果が得られる。しかし、映像が動いている場合、すなわち、現フレームの画像と前フレームの画像との間の同一性が損なわれている場合は、3次元ノイズ低減処理により、映像に尾引が出るなど、画質が劣化することがある。
これら1次元/2次元ノイズ低減処理と3次元ノイズ低減処理による、画質の劣化の問題を解決するため、3次元ノイズ低減処理と1次元/2次元ノイズ低減処理の結果を合成し最適化する方法が提案されている(例えば、特許文献1又は2参照)。
図8及び図9を参照して、特許文献1及び2に開示されている技術について説明する。図8及び図9は、従来のノイズ低減処理装置の概略構成図であって、図8は特許文献1の構成を示し、図9は特許文献2の構成を示している。
先ず、図8を参照して、特許文献1に開示されているノイズ低減装置110について説明する。
特許文献1に開示されているノイズ低減装置110では、入力された映像信号は、デジタル変換された後、画像データとして3次元ノイズ低減処理部120、1次元/2次元ノイズ低減処理部150及び動き判定部130に並列的に送られる。動き判定部130では、現フレームの画像データと、複数のフレームメモリ140、142及び144にそれぞれ記憶されている、現フレームより前の複数のフレームの画像データとを比較して動きを検出する。第1の合成処理部170は、動き判定部130で検出された動きの情報に応じた比率で、複数のフレームの画像データを合成し、得られた合成フレーム画像データを3次元ノイズ低減処理部120へ送る。
3次元ノイズ低減処理部120は、合成フレーム画像データを用いて現フレームの画像データに対して3次元ノイズ低減処理を行い、その結果を第2の合成処理部162に送る。また、1次元/2次元ノイズ低減処理部150は、現フレームの画像データに対して1次元/2次元ノイズ低減処理を行い、その結果を第2の合成処理部162に送る。第2の合成処理部162は、動き判定部130で検出された動きの情報に応じた比率で、3次元ノイズ低減処理の結果と、1次元/2次元ノイズ低減の結果を合成し、その合成結果を出力する。また、このとき、第2の合成処理部162は、その合成結果をフレームメモリ140に送る。
次に、図9を参照して、特許文献2に開示されているノイズ低減装置112について説明する。
特許文献2に開示されているノイズ低減装置112では、入力された映像信号は、デジタル変換された後、画像データとして、フレームメモリ140に記憶されている、現フレームより1フレーム前の前フレームの画像データと同期を取られた上で、2次元ノイズ低減処理部152、3次元ノイズ低減処理部120及び動き判定部130に並列的に送られる。3次元ノイズ低減処理部120は、動き判定部130で検出された動きの程度に応じて、フレーム巡回係数決定部172で定められたノイズ低減の程度で、前フレームの画像データを用いて現フレームの画像データに対して3次元ノイズ低減処理を行う。
2次元ノイズ低減処理部152の出力と3次元ノイズ低減処理部120の一方の出力は、合成比率決定部174で決定された合成比率で、信号合成部162において合成され、その後出力される。この合成比率は、動き判定部130で検出された動きの程度に応じて決定される。また、3次元ノイズ低減処理部120の他方の出力は、フレームメモリ140に送られ、記憶される。
特開2006−287632号公報 特開2005−150903号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示されている技術では、3次元ノイズ低減処理の結果と、1次元/2次元ノイズ低減処理の結果とを合成した画像データをフレームメモリに送っている。すなわち、1次元/2次元ノイズ低減処理により画質の劣化した映像信号が、動き検出あるいは3次元ノイズ低減に用いられる。このことは、動き検出精度の低下、あるいは、3次元ノイズ低減処理時の画質の劣化につながる。
また、特許文献2に開示されている技術では、1次元/2次元ノイズ低減処理の結果は、フレーム蓄積部に送られないものの、3次元ノイズ低減処理と1次元/2次元ノイズ低減処理を並列的に行った後、合成しているため、ノイズ低減の効果が充分で無い場合がある。
例えば、3次元ノイズ低減の効果が0〜−6dBであり、1次元/2次元ノイズ低減の効果が−3dBである場合、合成された信号でのノイズ低減の効果は、aを0以上1以下の実数としたときに、(0〜−6dB)×a+(−3dB)×(1−a)となる。
そこで、この出願に係る発明者が鋭意研究を行ったところ、動きのある部分で3次元ノイズ低減処理と1次元/2次元処理とをこの順に直列的に行うことにより、ノイズ低減の効果が、(0〜−6dB)+(−3dB)となることを見出した。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、3次元ノイズ低減時の画質の低下を招くことなく、特に動きのある部分で効果的にノイズ除去を行うことにより、良好な画質の映像を得るノイズ低減処理装置及びノイズ低減処理方法を提供することにある。
上述した目的を達成するために、この発明の第1の要旨によれば、3次元ノイズ低減処理部と、1次元/2次元ノイズ低減処理部と、動き判定部と、記憶部と、ノイズ低減信号生成部とを備えるノイズ低減処理装置が提供される。
3次元ノイズ低減処理部は、画像データが入力されて、この画像データに対し3次元ノイズ低減の調整を行って3次元ノイズ低減信号として出力する。記憶部は、3次元ノイズ低減信号を1フレーム分記憶する。動き判定部は、前後のフレームの同一画素間の画像データの動きを判定して動き判定信号を出力する。1次元/2次元ノイズ低減処理部は、3次元ノイズ低減信号に対して1次元ノイズ低減処理及び2次元ノイズ低減処理のいずれか一方又は双方を行って1次元/2次元ノイズ低減信号として出力する。ノイズ低減信号生成部は、動き判定部における動きの有無の判定の結果に応じた比率で、3次元ノイズ低減信号及び1次元/2次元ノイズ低減信号を含ませたノイズ低減信号を生成する。
現フレームの画像データが3次元ノイズ低減処理部及び動き判定部に入力されたとき、記憶部から3次元ノイズ低減処理部及び動き判定部に現フレームの1つ前の直前フレームの画像データが送られ、現フレーム及び直前フレーム間の動き判定信号が現フレームの動き判定信号として3次元ノイズ低減処理部及びノイズ低減信号生成部とに出力され、3次元ノイズ低減処理部は、現フレームの動き判定信号の結果に応じて、現フレーム及び直前フレームの同一画素間での3次元ノイズ低減処理を行って、3次元ノイズ低減信号を出力する。
また、この発明の第2の要旨によれば、以下の過程を有するノイズ低減処理方法が提供される。
先ず、ノイズ低減処理対象の現フレームの画像データを入力する。次に、現フレームと、現フレームの1フレーム前の直前フレームについて、同一画素間の画像データの動きの有無の判定を行う。次に、動きの有無の判定の結果に応じて、現フレーム及び直前フレームの同一画素間での3次元ノイズ低減処理を行って、3次元ノイズ低減信号を生成する。
次に、3次元ノイズ低減信号を、新たに直前フレームの画像データとして記憶部に記憶させる。次に、3次元ノイズ低減信号に対して1次元ノイズ低減処理及び2次元ノイズ低減処理のいずれか一方又は双方を行って1次元/2次元ノイズ低減信号を生成する。次に、動き判定信号が示す動きの有無の判定の結果に応じた比率で、3次元ノイズ低減信号及び1次元/2次元ノイズ低減信号を含むノイズ低減信号を生成する。
この発明のノイズ低減処理装置及びノイズ低減処理方法によれば、記憶部に記憶させるフレームの情報が、3次元ノイズ低減処理のみを行ったものであり、画質の劣化を招くおそれのある1次元/2次元ノイズ低減処理を行ったものを記憶させていない。このため、画質の劣化による、動き検出の精度の低下や、3次元ノイズ低減処理時の画質の劣化を抑制することができる。
また、3次元ノイズ低減処理を行った信号に対して、1次元/2次元ノイズ低減処理を行う、すなわち、3次元ノイズ低減処理と1次元/2次元ノイズ低減処理をこの順に直列に行うので、動きのある場合に、ノイズ低減の効果を高めることができる。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
(第1実施形態のノイズ低減処理装置)
図1を参照して、第1実施形態のノイズ低減処理装置について説明する。図1は、第1実施形態のノイズ低減処理装置について説明するための概略構成図である。
ノイズ低減処理装置10は、3次元ノイズ低減処理部20と、1次元/2次元ノイズ低減処理部50と、動き判定部30と、記憶部40と、ノイズ低減信号生成部60とを備えて構成される。
ノイズ低減処理装置10は、映像信号をデジタル変換して得られた画像データの入力に応答してノイズ低減処理を行い、そのノイズ低減処理の結果をノイズ低減処理信号として出力する。このノイズ低減処理装置10は、例えば、上述の各構成要素を備える集積回路(LSI)として構成することができる。
ここで、映像信号は、例えばテレビジョン信号に用いられるものであり、明るさを表す輝度信号(Y信号)と、色度を表す色差信号(C信号)の少なくとも一方を含んで構成されている。ここで、色度は、赤、緑、青というような色相と、色の濃さや鮮やかさなどを示す飽和度とを合わせたものである。
映像信号は、1枚の画面に対応するフレームの画像情報を画素単位で有している。映像信号はデジタル化されてノイズ低減処理装置に入力されることにより、ノイズ低減処理装置は、フレームごとの画像データを順次に受け取る。この画像データは、例えば、輝度情報や色度情報を含んでいる。なお、上述の説明から明らかなように、フレームの画像情報は、アナログ表示では映像信号となり、また、デジタル表示では画像データとなる。
ノイズ低減処理装置10に入力された画像データ(図中、矢印11で示す。以下、入力画像データと称することもある。)は、ノイズ低減処理装置10内で2分される。2分された一方(図中、矢印13で示す。)は、3次元ノイズ低減処理部20に送られ、他方(図中、矢印15で示す。)は、動き判定部30に送られる。また、記憶部40から出力される画像データ(図中、矢印41で示す。以下、記憶画像データと称することもある。)は2分され、2分された一方(図中、矢印43で示す。)は、3次元ノイズ低減処理部20に送られ、他方(図中、矢印45で示す。)は、動き判定部30に送られる。
記憶部40は、いわゆるフレームメモリなど、任意好適な従来周知のものを用いることができる。記憶部(フレームメモリ)40には、3次元ノイズ低減処理部20で生成された、3次元ノイズ低減信号が入力される。記憶部40は、3次元ノイズ低減信号を1フレーム分記憶する。
3次元ノイズ低減処理部20の機能については後述するが、3次元ノイズ低減処理部20で生成された3次元ノイズ低減信号(図中、矢印21で示す)は3分岐され(図中、矢印23、25、27で示す。)、記憶部40に加えて、1次元/2次元ノイズ低減処理部50及びノイズ低減信号生成部60にも送られる。
記憶部40は、記憶している1フレーム分の画像データを記憶画像データ41として出力する。ここで、3次元ノイズ低減処理部20及び動き判定部30に入力される記憶画像データ43及び45は、入力画像データ11、13及び15に属するフレーム(以下、現フレームと称する。)の1フレーム前のフレーム(以下、直前フレームと称する。)の画像データを示すものとする。言い換えれば、記憶部40は、3次元ノイズ低減処理信号を1フレーム分遅延させて、3次元ノイズ低減処理部20及び動き判定部30に送る。この結果、現フレームの画像データが3次元ノイズ低減処理部20及び動き判定部30に入力したとき、現フレームの画像データの入力と同期して、直前フレームの画像データが3次元ノイズ低減処理部20及び動き判定部30に送られる。
動き判定部30は、前後のフレームの同一画素間の画像データの動きの有無を判定して、その結果を動き判定信号として出力する。ここでは、入力画像データ15が示す現フレームの画像データと、記憶画像データ45が示す直前フレームの画像データとにより現フレームの動き判定を行う。動き判定部30は、特許文献1及び2の動き検出部など、動き検出を行う、すなわち動きの有無を判定する機能を有する任意好適な従来周知の構成にすることができる。
動き判定部30における動きの有無の判定は、例えば、現フレーム及び直前フレームの同一画素間における画像データの差分をとることにより行われる。現フレームと直前フレームについて、同一画素における画像データに差が無ければ、動きが無いと判定される。一方、同一画素における画像データに差があれば、動きがあると判定される。
以下、この判定の具体例について、より詳細に説明する。動き判定部30は、現フレームの、動きの有無の判定の対象となる1つの画素(対象画素と称することもある。)と、対応する直前フレームの対象画素の画像データの差分値を計算する。差分値の計算は、例えば、8ビットにデジタル化された輝度情報あるいは色度情報に対してそれぞれ行われる。以下、デジタル化された画素ごとの輝度情報あるいは色度情報を、画素値として説明する。
得られた差分値を予め定めておいたしきい値(動き判定しきい値)と比較して、差分値が動き判定しきい値Vthよりも大きければ、対象画素に動きがあると判定する。一方、差分値が動き判定しきい値Vth以下ならば、対象画素に動きが無いと判定する。動き判定部30は、この動き判定の結果を示す動き判定信号(図中、矢印31で示す。)を生成して、出力する。このようにして、現フレーム及び直前フレーム間の動きの有無の判定により得られた動き判定信号が、現フレームの動き判定信号として出力される。
動き判定信号31は、例えば1ビットのデジタル信号であり、動きが無いと判定された場合は、「0」を示すロー(L)レベルとなり、動きがあると判定された場合は、「1」を示すハイ(H)レベルの信号となる。動き判定信号31は、2分岐され、一方(図中、矢印33で示す。)は、3次元ノイズ低減処理部20に送られ、他方(図中、矢印35で示す。)は、ノイズ低減信号生成部60に送られる。
なお、動き判定しきい値Vthについては、動き判定部30の外部から、電気信号として与える構成としても良いし、あるいは、動き判定部30の内部の電気抵抗値などにより、予め設定されている構成としても良い。
3次元ノイズ低減処理部20は、入力された画像データに対して3次元ノイズ低減処理を行なって、3次元ノイズ低減信号として出力する機能を有する、任意好適な従来周知の構成にすることができる。
3次元ノイズ低減処理は、現フレームの動き判定信号が示す動きの有無の判定の結果に応じて現フレーム及び直前フレームの同一画素間で行われる。3次元ノイズ低減後の現フレームの画素値は、例えば、以下の計算式(1)により得られる。
3次元ノイズ除去後の画素値=現フレームの(3次元ノイズ除去前の)画素値−(現フレームの画素値−対応する直前フレームの画素における画素値)×α (1)
ここで、αは、ノイズ低減の程度を示す係数であり、0≦α<1を満たす。αが小さいほどノイズ低減の程度が小さくなり、αが大きいほどノイズ低減の程度が大きくなる。
3次元ノイズ低減処理部20は、動き判定部30が生成した動き判定信号33を受け取って、動き判定信号が示す動き判定の結果に応じて3次元ノイズ低減処理におけるノイズ低減の程度、すなわち係数αを調整する。この場合は、3次元ノイズ低減処理は、係数αにより定まる比率で、現フレームの画像データと直前フレームの画像データを合成する処理となる。
例えば、動きの有無の判定の結果、動きがあると判定されたときは、ノイズ低減の程度を弱くし、一方、動きが無いと判定されたときは、ノイズ低減の程度を強くする。例えば、0≦α1<α2<1としたときに、動きがあると判定されたときは、係数αをα1とし、また、動きが無いと判定されたときは、係数αをα2とすればよい。
なお、3次元ノイズ低減処理部20は、動きがあると判定されたときは、α1=0としてもよい。
このように構成することにより、3次元ノイズ低減処理部20は、現フレームと直前フレームの間で動きが無い場合は、程度を強くしたノイズ低減処理により優れたノイズ低減効果を示す。一方、動きがある場合は、3次元ノイズ低減処理部20は、ノイズ低減処理の程度を弱くすることにより、映像に尾引が出るなどの画質の劣化を防ぐことができる。
3次元ノイズ低減処理部20は、この3次元ノイズ低減処理の結果を示す、3次元ノイズ低減信号21を生成して出力する。
1次元/2次元ノイズ低減処理部50は、3次元ノイズ低減信号25に対して1次元ノイズ低減処理及び2次元ノイズ低減処理のいずれか一方又は双方を行って1次元/2次元ノイズ低減信号(図中、矢印51で示す。)を生成して、出力する。1次元/2次元ノイズ低減信号51は、ノイズ低減信号生成部60に送られる。
ここで、1次元ノイズ低減処理は、現フレームの同一ライン内で隣接する画素間(水平方向)の相関を利用して行われる。また、2次元ノイズ低減処理は、現フレームの隣接するライン間(垂直方向)の相関を利用して行われる。1次元ノイズ低減処理及び2次元ノイズ低減処理は、従来周知の方法を用いて行えば良く、例えば、隣接するデータを用いたローパスフィルタやハイパスフィルタによる空間フィルタ処理で行うことができる。
なお、ここでは、単に1次元/2次元ノイズ低減信号と記載するが、1次元/2次元ノイズ低減信号は、入力画像データに対して3次元ノイズ低減処理と1次元/2次元ノイズ低減処理をこの順で直列に行ったものである。
ノイズ低減信号生成部60は、動き判定部30が生成した動き判定信号35を受け取って、この動き判定信号35が示す動きの有無の判定の結果に応じた比率で、3次元ノイズ低減信号及び1次元/2次元ノイズ低減信号を含ませたノイズ低減信号を生成する。
第1実施形態のノイズ低減処理装置10では、ノイズ低減信号生成部60は、動き判定部30において動きがあると判定されたときは、1次元/2次元ノイズ低減信号の比率を1とし、かつ3次元ノイズ低減信号の比率を0とする。すなわち、ノイズ低減信号生成部60は、1次元/2次元ノイズ低減信号をノイズ低減信号として選択して、当該ノイズ低減信号を出力信号(図中、矢印61で示す。)としてノイズ低減処理装置10から出力させる。
一方、動きが無いと判定されたときは、3次元ノイズ低減信号の比率を1とし、かつ1次元/2次元ノイズ低減信号の比率を0とする。すなわち、ノイズ低減信号生成部60は、3次元ノイズ低減信号をノイズ低減信号として選択して、当該ノイズ低減信号を出力信号61としてノイズ低減処理装置10から出力させる。
上述したように、ノイズ低減信号生成部60は、1次元/2次元ノイズ低減信号及び3次元ノイズ低減信号の一方を選択して出力している。従って、ノイズ低減信号生成部60を、例えばセレクタのような、信号切換機能を有する構成にすることができる。
(第1実施形態のノイズ低減処理方法)
図2及び3を参照して、第1実施形態のノイズ低減処理方法について説明する。図2は、第1実施形態のノイズ低減処理方法を説明するための処理フローを示す図である。また、図3は、第1実施形態のノイズ低減処理方法における各信号を模式的に示すタイミングチャートである。図3(A)〜(E)では、横軸に時間軸を取って示している。図3(A)及び(B)では、縦軸に信号の強度を任意単位で取って示している。
なお、第1実施形態のノイズ低減処理方法は、図1を参照して説明したノイズ低減処理装置を用いて、実施可能であるので、ここでは、図1も参照してノイズ低減処理方法について説明する。
先ず、ステップ(以下、ステップをSで示す。)10において、ノイズ低減処理装置に現フレームの画像データ(入力画像データ)を入力する。S10では、ノイズ低減処理装置10に入力画像データ11が入力される。入力画像データ11は、1枚の画面に対応するフレームの画像データを画素単位で有していて、ノイズ低減処理装置10は、フレームごとの画像データを順次に受け取る。ここで、現フレームの画像データとは、ノイズ低減処理装置10が順次に受け取るフレームの中の1つのフレームの画像データであって、ノイズ低減処理対象のフレームの画像データを示している。
次に、S20において、現フレームの画像データと、直前フレームの画像データとを用いて動きの有無の判定を行う。ここで、直前フレームの画像データは、現フレームの1フレーム前のデータであり、記憶部(フレームメモリ)40に記憶されている。また、この記憶部40に記憶されるフレームの画像データは、後述する3次元ノイズ低減処理の結果得られる画像データである。
動きの有無の判定処理では、先ず、動き判定部30において、画素ごとに、現フレームと直前フレームの同一画素間での、画像データの差分ΔVを計算する。ここで、同一画素とは、1のフレームの水平方向及び垂直方向の2次元座標と、他のフレームの2次元座標とが等しい画素をいう。
この差分ΔVを予め定めておいた動き判定しきい値Vthと比較して、差分ΔVが動き判定しきい値Vthよりも大きければ、その画素に動きがあると判定する。一方、差分ΔVが動き判定しきい値Vth以下ならば、その画素に動きが無いと判定する(図3(A))。動き判定部30は、この動き判定の結果を示す動き判定信号31を生成し、出力する。動き判定信号31は、例えば1ビットのデジタル信号であり、動きが無いと判定された場合は、「0」を示すロー(L)レベルとなり、動きがあると判定された場合は、「1」を示すハイ(H)レベルの信号となる(図3(B))。
次に、S30において、現フレーム及び直前フレームの同一画素間での3次元ノイズ低減処理を行って、3次元ノイズ低減信号21を生成する。3次元ノイズ低減処理は、3次元ノイズ低減処理部20で行われる。
この3次元ノイズ低減処理では、動き判定信号33が示す動きの有無の判定の結果に応じて、3次元ノイズ低減の程度が調整される。動きがあると判定されたときは、ノイズ低減の程度を弱くし、一方、動きが無いと判定されたときは、ノイズ低減の程度を強くする。
3次元ノイズ低減処理後の画素値は、例えば、上述の計算式(1)を用いて算出される。0≦α1<α2<1としたときに、動きがあると判定されたときは、係数αをα1とし、動きが無いと判定されたときは、係数αをα2とすればよい。
なお、動き判定の結果、動きがあると判定されたときは、α1=0としてもよい。
この3次元ノイズ低減処理の結果、3次元ノイズ低減処理部20の出力である3次元ノイズ低減信号21は、動きがあるときは、3次元ノイズ除去の程度が弱い信号となり、動きがないときは、3次元ノイズ除去の程度が強い信号となる(図3(C))。
次に、S40において、3次元ノイズ低減処理部20で生成された3次元ノイズ低減信号21(23)を記憶部40に送り、直前フレームの画像データとして記憶部40に記憶させる。
次に、S50において、3次元ノイズ低減信号25に対して、1次元/2次元ノイズ低減処理を行って1次元/2次元ノイズ低減信号51を生成する。ここで、1次元/2次元ノイズ低減処理は、1次元/2次元ノイズ低減処理部50で行われる。1次元/2次元ノイズ低減処理は、1次元ノイズ低減処理及び2次元ノイズ低減処理のいずれか一方又は双方の処理を意味する。
1次元/2次元ノイズ低減信号51は、3次元ノイズ低減信号25をさらに1次元/2次元ノイズ低減処理したものである。従って、1次元/2次元ノイズ低減信号51は、動きがあるときは、3次元ノイズ低減の程度が弱い信号に対して1次元/2次元ノイズ低減をしたものとなる。一方、動きがないときは、3次元ノイズ低減の程度が強い信号に対して1次元/2次元ノイズ低減をしたものとなる(図3(D))。
次に、S60において、ノイズ低減信号生成部60は、動き判定信号35が示す動き判定の結果から、動きの有無を判定する。その後、S70又はS75において、ノイズ低減信号生成部60は、動き判定信号35が示す動きの有無の判定の結果に応じた比率で、3次元ノイズ低減信号27及び1次元/2次元ノイズ低減信号51を含むノイズ低減信号を生成して、出力する。
S60における動きの有無の判定の結果、動きがある場合(yes)、S70において、1次元/2次元ノイズ低減信号の比率を1とし、かつ3次元ノイズ低減信号の比率を0とする。すなわち、ノイズ低減信号生成部60は、1次元/2次元ノイズ低減信号をノイズ低減信号として選択して出力する。ここで、1次元/2次元ノイズ低減信号51は、3次元ノイズ低減信号25に対して、さらに1次元/2次元ノイズ低減処理を行ったものである。従って、動きがある場合は、3次元ノイズ低減の程度が弱い信号に対して、1次元/2次元ノイズ低減を行ったものとなる。
一方、S60における動きの有無の判定の結果、動きが無い場合(no)、S75において、3次元ノイズ低減信号25の比率を1とし、かつ1次元/2次元ノイズ低減信号51の比率を0とする。すなわち、ノイズ低減信号生成部60は、3次元ノイズ低減信号25をノイズ低減信号として選択して出力する。
これらのS70又はS75の過程で生成されたノイズ低減信号が、出力信号61として出力される(図3(E))。
以上の処理は、現フレームの全ての画素について、順次に行われる。現フレームの全ての画素についての処理が完了していない場合(S80でNoの場合)は、現フレームの他の画素について、引き続いて処理を行う。一方、現フレームの全ての画素についての処理が完了した場合(S80でYesの場合)は、現フレームでの処理を終了し、その後、現フレームの1つ後の次フレームについて、同様の処理が行われる。
この第1実施形態のノイズ低減処理装置及びノイズ低減処理方法によれば、記憶部に記憶させるフレームの情報が、3次元ノイズ低減処理のみを行ったものであり、1次元/2次元ノイズ低減処理を行ったものを記憶させていない。このため、1次元/2次元ノイズ低減処理による画質が劣化した画像データが記憶されない。従って、動き検出の精度や、3次元ノイズ低減処理における画質の劣化を抑制することができる。
また、3次元ノイズ低減処理を行った信号について1次元/2次元ノイズ低減処理を行う、すなわち、3次元ノイズ低減処理と1次元/2次元ノイズ低減処理をこの順に直列に行うので、特に動きがある場合のノイズ低減の効果を高めることができる。
(第2実施形態のノイズ低減処理装置)
図4を参照して、第2実施形態のノイズ低減処理装置について説明する。図4は、第2実施形態のノイズ低減処理装置について説明するための概略構成図である。
第2実施形態のノイズ低減処理装置12は、動き判定部32、3次元ノイズ低減処理部22及びノイズ低減信号生成部62の機能が第1実施形態のノイズ低減処理装置10と異なっており、その他の構成要素の機能及び各構成要素間の接続関係は第1実施形態のノイズ低減処理装置10と同様であるので、重複する説明を省略する。
第2実施形態のノイズ低減処理装置12では、動き判定部32は、現フレーム及び直前フレームの同一画素間の画像データとの差分を複数の条件で動き判定しきい値Vthと比較して、動きのある状態及び無い状態と、その間の遷移状態とを示す、複数ビットの動き判定信号(図中、矢印31aで示す。)を生成する。
この複数の条件として、動き判定部32が、例えば、第1〜n(nは2以上の整数)の複数の動き判定しきい値Vth(1)〜Vth(n)を有する構成にすることができる。ここで、第1〜nの動き判定しきい値Vth(1)〜Vth(n)は、この順に大きい値となるように、すなわち、Vth(1)<Vth(2)<…<Vth(n)となるように設定される。この場合、動き判定信号31aは、差分ΔVが第1の動き判定しきい値Vth(1)以下の場合は0を示す。また、動き判定信号31aは、差分ΔVが第1の動き判定しきい値Vth(1)よりも大きく、第2の動き判定しきい値Vth(2)以下の場合は1を示す。同様に、動き判定信号31aは、差分ΔVが第k(kは1以上n−1以下の整数)の動き判定しきい値Vth(k)よりも大きく、かつ第k+1の動き判定しきい値Vth(k+1)以下の場合はkを示す。また、動き判定信号31aは、差分ΔVが第nの動き判定しきい値Vth(n)よりも大きいときはnを示す。
この結果、動き判定信号31aは、動きが無い状態を「0」で示し、動きがある状態を「n」で示し、また、動きのある状態と無い状態の間の状態、すなわち、動きの有無があいまいな状態である遷移状態を、「k」で示す。この動き判定信号31aは、2分岐され、一方(図中、矢印33aで示す。)が3次元ノイズ低減処理部22へ送られ、他方(図中、矢印35aで示す。)がノイズ低減信号生成部62へ送られる。
3次元ノイズ低減処理部22として、第1実施形態と同様に、3次元ノイズ低減後の画素値を上記の計算式(1)により与える従来周知の構成を用いることができる。
ここで、3次元ノイズ低減処理部22での3次元ノイズ低減の程度を示す係数αは、動き判定信号33aの最大値に応じて、複数の値に設定される。例えば、動き判定信号33aの最大値がnの場合、係数αを0≦αn<…<αk<…<α1<α0<1とすればよい。この場合、動き判定信号33aが「0」を示す場合、すなわち、動きが無い場合は、係数αは最大の値α0を取り、このとき、3次元ノイズ低減の程度が最も強くなる。一方、動き判定信号33aが「n」を示す場合、すなわち、動きがある場合は、係数αは最小値αnを取り、このとき、3次元ノイズ低減の程度が最も弱くなる。また、動きの有無があいまいな遷移状態では、動き判定信号33aが示す値に応じて、係数αが選択され、この場合、3次元ノイズ低減の程度は中間になる。
なお、3次元ノイズ低減処理部22は、動きがあると判定されたときは、αn=0としてもよい。
このように、3次元ノイズ低減処理部22は、動き判定信号33aが示す値の大小に応じてノイズ低減の程度の強弱を設定する。
3次元ノイズ低減処理部22で生成された3次元ノイズ低減信号(図中、21aで示す。)は、3分岐され(図中、23a、25a及び27aで示す)、それぞれ、記憶部40、1次元/2次元ノイズ低減処理部50及びノイズ低減信号生成部62へ送られる。
ノイズ低減信号生成部62は、信号合成機能を有する回路を用いて構成することができる。ノイズ低減信号生成部62は、1次元/2次元ノイズ低減信号53と3次元ノイズ低減信号27aとを合成してノイズ低減信号として生成する。この合成の際の合成比率γは、動き判定信号35aが示す値の大小に応じて設定され、ノイズ低減信号は、以下の計算式(2)で与えられる。
ノイズ低減信号=γ×1次元/2次元ノイズ低減信号+(1−γ)×3次元ノイズ低減信号 (2)
ここで、動き判定信号が示す最大値をnとしたとき、合成比率γは例えばm/nで与えられる。mは動き判定信号35aが示す値であり、0以上n以下の整数である。
ノイズ低減信号生成部62が生成したノイズ低減信号が出力信号(図中、矢印63で示す。)として出力される。
なお、1次元/2次元ノイズ低減信号53は、3次元ノイズ低減処理信号25aをさらに1次元/2次元ノイズ低減処理したものであり、動き判定信号33aが示す値の大小に応じて3次元ノイズ低減の程度が変化している。
(第2実施形態のノイズ低減処理方法)
図5及び6を参照して、第2実施形態のノイズ低減処理方法について説明する。図5は、第2実施形態のノイズ低減処理方法を説明するための処理フローを示す図である。また、図6は、第2実施形態のノイズ低減処理方法における各信号を模式的に示すタイミングチャートである。図6(A)〜(C)では、横軸に時間軸を取って示している。図6(A)及び(B)では、縦軸に信号の強度を任意単位で取って示している。
なお、第2実施形態のノイズ低減処理方法は、図4を参照して説明したノイズ低減処理装置を用いて、実施可能であるので、ここでは、図4も参照してノイズ低減処理方法について説明する。
また、第2実施形態のノイズ低減処理方法は、動き判定を行う過程S22と、3次元ノイズ低減信号を生成する過程S32と、ノイズ低減信号を生成する過程S62及びS72が第1実施形態の方法と異なっており、その他の過程は第1実施形態と同様なので、重複する説明は省略する場合がある。
S10において、ノイズ低減処理装置12に現フレームの画像データを入力した後、S22において、現フレームの画像データと、直前フレームの画像データとを用いて動き判定が行われる。
S22の動き判定は、動き判定部32において、現フレームの画像データと、直前フレームの画像データとの差分を複数の条件で動き判定しきい値Vthと比較して、動きのある状態及び無い状態と、その間の遷移状態を示す複数ビットの動き判定信号を生成する。この複数の条件として、動き判定部32が、例えば、この順に大きな値を取る第1〜nの動き判定しきい値Vth(1)〜Vth(n)を有する構成にすることができる。
ここでは、nを3として説明する。すなわち、第1〜3の動き判定しきい値Vth(1)〜Vth(3)を0<Vth(1)<Vth(2)<Vth(3)となるように設定する(図6(A))。
この場合、差分ΔVが第1の動き判定しきい値Vth(1)以下の場合は、動きなしと判定され、動き判定信号31aは「0」を示す。また、差分ΔVが第3の動き判定しきい値Vth(3)よりも大きい場合は、動きありと判定され、動き判定信号31aは「3」を示す。
また、差分ΔVが第1の動き判定しきい値Vth(1)よりも大きく、第3の動き判定しきい値Vth(3)以下である場合は、遷移状態と判定される。このとき、差分ΔVが第1の動き判定しきい値Vth(1)よりも大きく、第2の動き判定しきい値Vth(2)以下の場合は、動き判定信号31aは「1」を示す。同様に、差分ΔVが第2の動き判定しきい値Vth(2)よりも大きく、第2の動き判定しきい値Vth(3)以下の場合は、動き判定信号31aは「2」を示す。
この結果、動き判定信号31aは、0〜3の値を取る2ビットの信号となる(図6(B))。
次に、S32において、現フレームの画像データと、直前フレームの画像データとを用いた3次元ノイズ低減処理を行って、3次元ノイズ低減信号21aを生成する。この3次元ノイズ低減処理では、動き判定信号33a(31a)が示す動き判定の結果に応じて、3次元ノイズ低減の程度の強弱が調整される。
3次元ノイズ低減処理後の画素値は、上述の計算式(1)を用いて算出される。ここで、3次元ノイズ低減処理部での3次元ノイズ低減の程度を示す係数αは、動き判定信号の最大値に応じて、複数の値を取ることができる。
例えば、動き判定信号の最大値がnの場合、係数αを0≦α3<α2<α1<α0<1とすればよい。この場合、動き判定信号が「0」を示す場合、すなわち、動きが無い場合は、係数αは最大の値α0を取り、このとき、3次元ノイズ低減の程度が最も強くなる。一方、動き判定信号が「3」を示す場合、すなわち、動きがある場合は、係数αは最小値α3を取り、このとき、3次元ノイズ低減の程度が最も弱くなる。また、動きの有無があいまいな遷移状態では、動き判定信号が示す値が「1」であるか「2」であるかに応じて、係数α1又はα2が選択され、この場合、3次元ノイズ低減の程度は中間になる。
なお、動き判定の結果、動きがあると判定されたときは、α3=0としてもよい。
その後、S40及びS50における処理は、第1実施形態と同様である。
次に、S62では、ノイズ低減信号生成部62において、合成比率γを設定する。合成比率γは、例えば、m/n(=γ)で与えられる。ここで、nは動き判定信号35aが示す値の最大値である。また、mは動き判定信号35aが示す値であり、0以上n以下の整数である。
S72のノイズ低減信号を生成する過程では、動き判定信号S35aが示す値mの大小に応じて設定される合成比率γで、1次元/2次元ノイズ低減信号と3次元ノイズ低減信号とを合成してノイズ低減信号として生成する。このとき、ノイズ低減信号は、例えば、上記の計算式(2)で与えられる(図6(C))。ノイズ低減信号生成部62において生成されたノイズ低減信号は、出力信号63としてノイズ低減処理装置12から出力される。
nが3である場合、動き判定信号が示す値が「0」ならば、合成比率γ(=m/n)は0となり、3次元ノイズ低減信号(図6(C)中、Iで示す。)が1、1次元/2次元ノイズ低減信号が0の比率で合成される。すなわち、ノイズ低減信号(出力信号63)は、1次元/2次元ノイズ低減信号の寄与が0%となる。
また、動き判定信号が示す値が「1」ならば、合成比率γは1/3となり、3次元ノイズ低減信号が2/3、1次元/2次元ノイズ低減信号が1/3の比率で合成される。すなわち、ノイズ低減信号における、1次元/2次元ノイズ低減信号(図6(C)中、IIで示す。)の寄与が33%となる。
また、動き判定信号が示す値が「2」ならば、合成比率γは2/3となり、3次元ノイズ低減信号が1/3、1次元/2次元ノイズ低減信号が2/3の比率で合成される。すなわち、ノイズ低減信号は、1次元/2次元ノイズ低減信号の寄与が67%となる。
また、動き判定信号が示す値が「3」ならば、合成比率γは1となり、3次元ノイズ低減信号が0、1次元/2次元ノイズ低減信号が1の比率で合成される。すなわち、ノイズ低減信号は、1次元/2次元ノイズ低減信号の寄与が100%となる。
第2実施形態のノイズ低減装置及びノイズ低減方法によれば、第1実施形態の効果に加えて、動きがある部分と無い部分との境界付近の遷移状態でのデータの急激な変化による不連続性を回避し、良好な画質を得ることができる。
ここでは、動き判定部が複数の動き判定しきい値を有し、及び、動き検出過程においては、複数ビットの動き判定信号を生成する構成例について説明したが、この例に限定されない。
例えば、動き判定部が、複数の条件として、1つの動き判定しきい値Vthと、他のしきい値判定条件を有する構成としても良い。
図7を参照して、この場合の動き判定について説明する。図7は、第2実施形態の動き判定の、他の例を説明するための模式図である。
先ず、現フレームの画像データと、直前フレームの画像データとの差分の動き判定しきい値Vthとの比較を画素ごとに行う。比較の結果、動き判定の対象の画素(以下、単に対象画素と称することもある。)の差分が動き判定しきい値Vth以下の場合は0を示す。一方、対応する画素の差分が動き判定しきい値Vthよりも大きい場合は、動き判定の対象となる画素の周囲の画素について現フレームの画像データと、直前フレームの画像データとの差分の動き判定しきい値Vthとの比較を行い、差分が動き判定しきい値Vthよりも大きい画素の個数に応じて、個数が多ければ動き判定信号が示す値を大きくし、一方、個数が少なければ動き判定信号が示す値を小さくすることができる。
ここでは、例として、動き判定の対象の対象画素の周囲の画素として、水平方向に隣接する左右それぞれ1つずつの画素を用いる場合を説明する。なお、以下の説明では、対象画素90a、90b、90c及び90dの左側に隣接する画素を左画素92a、92b、92c及び92dと称し、右側に隣接する画素を右画素94a、94b、94c及び94dと称する。なお、以下の説明において、対象画素90a、90b、90c及び90dを代表して符号90で示し、左画素92a、92b、92c及び92dを代表して符号92で示し、また、右画素94a、94b、94c及び94dを代表して符号94で示すこともある。
対象画素90aにおける差分Vが動き判定しきい値Vth以下(Vo≦Vth)の場合、動きなしと判定され、動き判定信号31aは「0」を示す。この場合、左画素92aにおける差分Vと、右画素94aにおける差分Vは考慮されない(図7(A))。
対象画素90における差分Vが動き判定しきい値Vthよりも大きい(Vo>Vth)場合は、左画素92及び右画素94について、差分を動き判定しきい値Vthと比較する。
左画素92b及び右画素94bにおける差分値V及びVがいずれも動き判定しきい値Vth以下の場合(V≦VthかつV≦Vth)は、周囲の2つの画素のうち、差分が動き判定しきい値Vthよりも大きい画素が0個であるので、動きの可能性が低い(可能性低)と判定される。このとき、動き判定信号31aは「1」を示す(図7(B))。
左画素92d及び右画素92dにおける差分値V及びVがいずれも動き判定しきい値Vthより大きい場合(V>VthかつV>Vth)は、周囲の2つの画素のうち、差分が動き判定しきい値Vthよりも大きい画素が2個であるので、動きの可能性が高い(可能性高)と判定される。このとき、動き判定信号31aは「3」を示す(図7(D))。
さらに、左画素92c及び右画素94cにおける差分値V及びVのいずれか一方が動き判定しきい値Vthより大きく、他方が動き判定しきい値Vth以下である場合は、周囲の2つの画素のうち、差分が動き判定しきい値Vthよりも大きい画素が1個であるので、可能性低と可能性高の中間(可能性中)と判定され、動き判定信号31aは「2」を示す(図7(C))。図7(C)では、左画素92cにおける差分Vが動き判定しきい値Vthよりも大きく(V>Vth)、右画素94cにおける差分Vが動き判定しきい値Vth以下である場合(V≦Vth)を示している。
なお、ここでは、対象画素90、左画素92及び右画素94の3つの画素を用いる例について説明したが、これに限定されない。対象画素の左右方向に存在する、それぞれ2つ以上の画素を用いて、動き判定しきい値Vthを超えた画素の個数に応じて動き判定を行っても良い。また、対象画素の垂直方向に関して、上下方向に存在する、それぞれ1つまたは2以上の画素を用いても良い。さらに、対象画素に対して、水平方向及び垂直方向の両者を組み合わせるなどしても良い。
第1実施形態のノイズ低減処理装置の概略構成図である。 第1実施形態のノイズ低減処理方法の処理フローを示す図である。 第1実施形態における各信号を模式的に示すタイミングチャートである。 第2実施形態のノイズ低減処理装置の概略構成図である。 第2実施形態のノイズ低減処理方法の処理フローを示す図である。 第2実施形態における各信号を模式的に示すタイミングチャートである。 第2実施形態の動き判定の、他の例を説明するための模式図である。 従来のノイズ低減処理装置の概略構成図(その1)である。 従来のノイズ低減処理装置の概略構成図(その2)である。
符号の説明
10、12 ノイズ低減処理装置
20、22 3次元ノイズ低減処理部
30、32 動き判定部
40 記憶部
50 1次元/2次元ノイズ低減処理部
60、62 ノイズ低減信号生成部

Claims (12)

  1. 画像データが入力されて、該画像データに対し3次元ノイズ低減処理を行って、3次元ノイズ低減信号として出力する3次元ノイズ低減処理部と、
    該3次元ノイズ低減信号を1フレーム分記憶する記憶部と、
    前後のフレームの同一画素間の画像データの動きの有無を判定して動き判定信号を出力する動き判定部と、
    前記3次元ノイズ低減信号に対して1次元ノイズ低減処理及び2次元ノイズ低減処理のいずれか一方又は双方を行って、1次元/2次元ノイズ低減信号として出力する1次元/2次元ノイズ低減処理部と、
    前記動き判定部における動きの有無の判定の結果に応じた比率で、前記3次元ノイズ低減信号及び前記1次元/2次元ノイズ低減信号を含ませたノイズ低減信号を生成するノイズ低減信号生成部と
    を備え、
    現フレームの画像データが前記3次元ノイズ低減処理部及び前記動き判定部に入力されたとき、
    前記記憶部から前記3次元ノイズ低減処理部及び前記動き判定部に前記現フレームの1つ前の直前フレームの画像データが送られ、
    前記現フレーム及び前記直前フレーム間の動き判定信号が現フレームの動き判定信号として前記3次元ノイズ低減処理部及び前記ノイズ低減信号生成部とに出力され、
    前記3次元ノイズ低減処理部は、前記現フレームの動き判定信号の結果に応じて、前記現フレーム及び前記直前フレームの同一画素間での3次元ノイズ低減処理を行って、3次元ノイズ低減信号を出力する
    ことを特徴とするノイズ低減処理装置。
  2. 前記動き判定部は、前記現フレーム及び前記直前フレームの同一画素間での画像データの差分をしきい値と比較して、前記差分が前記しきい値よりも大きい場合は動きがあると判定し、一方、前記差分が前記しきい値以下の場合は動きが無いと判定し、
    前記3次元ノイズ低減処理部は、前記動き判定部において動きがあると判定されたときはノイズ低減の程度を弱くし、一方、動きが無いと判定されたときはノイズ低減の程度を強くし、
    前記ノイズ低減信号生成部は、前記動き判定部において動きがあると判定されたときは、前記1次元/2次元ノイズ低減信号の比率を1とし、かつ前記3次元ノイズ低減信号の比率を0とし、一方、動きが無いと判定されたときは、前記3次元ノイズ低減信号の比率を1とし、かつ前記1次元/2次元ノイズ低減信号の比率を0とする
    ことを特徴とする請求項1に記載のノイズ低減処理装置。
  3. 前記動き判定部は、前記現フレーム及び前記直前フレームの同一画素間での画像データの差分を複数の条件でしきい値と比較して、動きのある状態及び無い状態と、その間の遷移状態とを示す、複数ビットの動き判定信号を生成し、
    前記3次元ノイズ低減処理部は、前記動き判定信号が示す値の大小に応じて、ノイズ低減の程度の強弱を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のノイズ低減処理装置。
  4. 前記動き判定部は、この順に大きい値となる第1〜n(nは2以上の整数)のしきい値を有しており、
    前記動き判定信号は、前記差分が第1のしきい値以下の場合は0を示し、差分が第k(kは1以上n−1以下の整数)のしきい値よりも大きく、かつ第k+1のしきい値よりも小さい場合はkを示し、及び差分が第nのしきい値よりも大きいときはnを示す
    ことを特徴する請求項3に記載のノイズ低減処理装置。
  5. 前記動き判定部は、1のしきい値を有していて、前記現フレーム及び直前フレームの同一画素間での画像データの差分と前記しきい値との比較を画素ごとに行い、
    前記動き判定信号は、
    比較の対象となる対象画素における差分が前記しきい値以下の場合は0を示し、
    前記対象画素における差分が前記しきい値よりも大きい場合は、前記対象画素の周囲の複数の画素について前記現フレーム及び前記直前フレームの同一画素間での画像データの差分と前記しきい値との比較を行い、該差分が前記しきい値よりも大きい画素の個数に応じて、個数が多ければ前記動き判定信号が示す値を大きくし、一方、個数が少なければ前記動き判定信号が示す値を小さくする
    ことを特徴する請求項3に記載のノイズ低減処理装置。
  6. 前記3次元ノイズ低減処理部は、動きがあると判定されたときは、3次元ノイズ低減処理を行わない
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載のノイズ低減処理装置。
  7. ノイズ低減処理対象の現フレームの画像データを入力する過程と、
    前記現フレーム、及び前記現フレームの1フレーム前の直前フレームについて、同一画素間の画像データの動きの有無の判定を行う過程と、
    前記動きの有無の判定の結果に応じて、前記現フレーム及び前記直前フレームの同一画素間での3次元ノイズ低減処理を行って、3次元ノイズ低減信号を生成する過程と、
    前記3次元ノイズ低減信号を、新たに直前フレームの画像データとして記憶部に記憶させる過程と、
    前記3次元ノイズ低減信号に対して1次元ノイズ低減処理及び2次元ノイズ低減処理のいずれか一方又は双方を行って1次元/2次元ノイズ低減信号を生成する過程と、
    前記動きの有無の判定の結果に応じた比率で、前記3次元ノイズ低減信号及び前記1次元/2次元ノイズ低減信号を含むノイズ低減信号を生成して出力する過程と
    を備えることを特徴とするノイズ低減処理方法。
  8. 前記動きの有無の判定を行う過程では、前記現フレーム及び前記直前フレームの同一画素間での画像データの差分をしきい値と比較して、前記差分が前記しきい値よりも大きい場合は動きがあると判定し、一方、前記差分が前記しきい値以下の場合は動きが無いと判定し、
    前記3次元ノイズ低減信号を生成する過程では、前記判定の結果、動きがあると判定されたときは、ノイズ低減の程度を弱くし、一方、動きが無いと判定されたときは、ノイズ低減の程度を強くし、
    前記ノイズ低減信号を生成する過程では、前記判定の結果、動きがあると判定されたときは、前記1次元/2次元ノイズ低減信号の比率を1とし、かつ前記3次元ノイズ低減信号の比率を0とし、一方、動きが無いと判定されたときは、前記3次元ノイズ低減信号の比率を1とし、かつ前記1次元/2次元ノイズ低減信号の比率を0とする
    ことを特徴とする請求項7に記載のノイズ低減処理方法。
  9. 前記動きの有無の判定を行う過程では、前記現フレーム及び直前フレームの同一画素間での画像データの差分を複数の条件でしきい値と比較して、動きのある状態及び無い状態と、その間の遷移状態とを示す複数ビットの動き判定信号を生成し、
    前記3次元ノイズ低減信号を生成する過程では、前記動き判定信号が示す値の大小に応じて、ノイズ低減の程度の強弱を設定する
    ことを特徴とする請求項7に記載のノイズ低減処理方法。
  10. 前記動きの有無の判定を行う過程では、この順に大きい値となる第1〜n(nは2以上の整数)のしきい値に対して、差分が第1のしきい値以下の場合は0を示し、差分が第k(kは1以上n−1以下の整数)のしきい値よりも大きく、かつ第k+1のしきい値よりも小さい場合はkを示し、及び差分が第nのしきい値よりも大きいときはnを示す前記動き判定信号を生成する
    ことを特徴する請求項9に記載のノイズ低減処理方法。
  11. 前記動きの有無の判定を行う過程では、前記現フレーム及び直前フレームの同一画素間での画像データの差分と1のしきい値との比較を画素ごとに行い、
    比較の対象となる対象画素における差分が前記しきい値以下の場合は、前記動き判定信号が示す値を0とし、
    前記対象画素における差分が前記しきい値よりも大きい場合は、前記対象画素の周囲の複数の画素について前記現フレーム及び前記直前フレームの同一画素間での画像データの差分と前記しきい値との比較を行い、該差分が前記しきい値よりも大きい画素の個数に応じて、個数が多ければ前記動き判定信号が示す値を大きくし、一方、個数が少なければ前記動き判定信号が示す値を小さくする
    ことを特徴する請求項9に記載のノイズ低減処理方法。
  12. 前記3次元ノイズ低減信号を生成する過程では、前記判定の結果、動きがあると判定されたときは、ノイズ低減の処理を行わない
    ことを特徴とする請求項8〜11のいずれか一項に記載のノイズ低減処理方法。
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