JP2014006614A - 画像処理装置、画像処理方法、並びにプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、並びにプログラム Download PDF

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    • G06T7/194Segmentation; Edge detection involving foreground-background segmentation

Abstract

【課題】適切な画像処理が行えるようにする。
【解決手段】入力画像の構図を検出する検出部と、検出部により検出された構図に基づく画像処理の強度を制御する第1の情報を生成する第1の生成部と、入力画像の画素値の変化の少ない平坦部分を検出し、平坦部分に対する画像処理の強度を制御する第2の情報を生成する第2の生成部と、入力画像の前景部分を検出し、前景部分に対する画像処理の強度を制御する第3の情報を生成する第3の生成部と、第1の情報、第2の情報、および第3の情報に基づいた強度で画像処理を行う画像処理部とを備える。本技術は、画像処理を行う、例えばテレビジョン受像機などに適用できる。
【選択図】図1

Description

本技術は、画像処理装置、画像処理方法、並びにプログラムに関する。詳しくは、画像処理を行う強度を制御する画像処理装置、画像処理方法、並びにプログラムに関する。
低解像度の入力画像の情報量を増やして、高解像度、高精細な画像に変換する超解像処理を行う装置がある。また、供給された入力画像に対して、解像度をより高くする補間処理や、エッジを強調するフィルタ処理を施して、入力画像を、より解像度の高いエンハンス画像に変換するエンハンス処理を行う装置がある。
このような超解像処理やエンハンス処理を行うときに、S/N改善、奥行き感・立体感改善するために、平坦部分のノイズを抑制するために平坦検出をして、平坦部分の超解像やエンハンスの強さを制御することが提案されている。また特許文献1や特許文献2においては、奥行き検出などにより算出した奥行き情報により、超解像やエンハンスの強さを制御することも提案されている。
特開2010-72982号公報 特開2009-251839号公報
平坦検出のみでは、ノイズリダクションの処理で除去しきれないノイズや強い振幅のノイズなどがあった場合に抑制が困難であった。このようなノイズを除去(抑制)しようとすると、抑制したくないテクスチャやエッジまで抑制されてしまい、適切なノイズ抑制処理を行うのが困難であった。
画面内の周波数情報で奥行き検出・抑制処理などを行うと、局所的な処理になってしまい、画面全体としての構図情報を取り入れることができず、奥行き感や立体感が損なわれてしまう可能性があった。
適切なノイズ低減のための画像処理や、奥行き感や立体感が損なわれない画像処理が行われることが所望されていた。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、適切な画像処理が行われるようにすることができるようにするものである。
本技術の一側面の画像処理装置は、入力画像の構図を検出する検出部と、前記検出部により検出された前記構図に基づく画像処理の強度を制御する第1の情報を生成する第1の生成部と、前記入力画像の画素値の変化の少ない平坦部分を検出し、前記平坦部分に対する画像処理の強度を制御する第2の情報を生成する第2の生成部と、前記入力画像の前景部分を検出し、前記前景部分に対する画像処理の強度を制御する第3の情報を生成する第3の生成部と、前記第1の情報、前記第2の情報、および前記第3の情報に基づいた強度で画像処理を行う画像処理部とを備える。
前記第1の情報と前記第2の情報を合成し、第4の情報を生成する第4の生成部と、前記第3の情報と前記第4の情報を合成し、第5の情報を生成する第5の生成部とをさらに備え、前記画像処理部は、前記第5の情報に基づいた強度で画像処理を行うようにすることができる。
前記第1の情報と前記第2の情報の最小値をとることで前記第1の情報と前記第2の情報を合成し、第4の情報を生成する第4の生成部と、前記第3の情報と前記第4の情報の最大値をとることで前記第3の情報と前記第4の情報を合成し、第5の情報を生成する第5の生成部とをさらに備え、前記画像処理部は、前記第5の情報に基づいた強度で画像処理を行うようにすることができる。
前記第1の生成部は、前記検出部で検出された構図の信頼度により、前記第1の情報で制御する画像処理の強度の最大値と最小値を設定し、その設定された強度の範囲内の前記第1の情報を生成するようにすることができる。
前記第1の生成部は、前記検出部により検出された前記構図に基づき、前記入力画像を分離したとき、その分離の境となる線を検出し、その線を境に、前記強度を急峻に変化させる第1の情報を生成するようにすることができる。
前記画像処理部が行う画像処理は、超解像処理、エンハンス処理、ノイズ低減処理、S/N改善処理、奥行き感・立体感改善処理のうちの少なくとも1つの処理であるようにすることができる。
本技術の一側面の画像処理方法は、入力画像に対して画像処理を施す画像処理装置の画像処理方法において、前記入力画像の構図を検出し、検出された前記構図に基づく画像処理の強度を制御する第1の情報を生成し、前記入力画像の画素値の変化の少ない平坦部分を検出し、前記平坦部分に対する画像処理の強度を制御する第2の情報を生成し、前記入力画像の前景部分を検出し、前記前景部分に対する画像処理の強度を制御する第3の情報を生成し、前記第1の情報、前記第2の情報、および前記第3の情報に基づいた強度で画像処理を行うステップを含む。
本技術の一側面のプログラムは、入力画像に対して画像処理を施す画像処理装置を制御するコンピュータに、前記入力画像の構図を検出し、検出された前記構図に基づく画像処理の強度を制御する第1の情報を生成し、前記入力画像の画素値の変化の少ない平坦部分を検出し、前記平坦部分に対する画像処理の強度を制御する第2の情報を生成し、前記入力画像の前景部分を検出し、前記前景部分に対する画像処理の強度を制御する第3の情報を生成し、前記第1の情報、前記第2の情報、および前記第3の情報に基づいた強度で画像処理を行うステップを含む処理を実行させる。
本技術の一側面の画像処理装置、画像処理方法、並びにプログラムにおいては、入力画像に対して画像処理を施す画像処理装置を制御するコンピュータに、入力画像の構図が検出され、検出された構図に基づく画像処理の強度を制御する第1の情報、平坦部分に対する画像処理の強度を制御する第2の情報、前景部分に対する画像処理の強度を制御する第3の情報がそれぞれ生成され、第1の情報、第2の情報、および第3の情報に基づいた強度で所定の画像処理が行われる。
本技術の一側面によれば、適切な画像処理が行われるようにすることができる。画像処理としては、超解像処理、エンハンス処理、ノイズ低減処理、S/N改善処理、奥行き感・立体感改善処理などであり、これらの画像処理が適切に行えるようになる。
本技術を適用した画像処理装置の一実施の形態の構成を示す図である。 構図について説明するための図である。 構図マスクについて説明するための図である。 構図マスクについて説明するための図である。 構図マスクについて説明するための図である。 各マスクについて説明するための図である。 画像処理装置の動作について説明するためのフローチャートである。 画像処理装置の動作について説明するためのフローチャートである。 記録媒体について説明するための図である。
以下に、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は、以下の順序で行う。
1.画像処理装置の構成について
2.構図マスクについて
3.平坦マスク、前景マスク、背景マスク、および構図適応マスクについて
4.画像処理装置の動作について
5.記録媒体について
[画像処理装置の構成について]
図1は、本技術を適用した画像処理装置の一実施の形態の構成を示す図である。図1に示した画像処理装置11は、テレビジョン受像機やレコーダなどの動画像や静止画像を処理する装置の一部に組み込まれたり、それらの装置とは別の装置として、それらの装置に処理後の信号を供給したりする装置である。
図1に示した画像処理装置11は、構図検出部21、構図マスク生成部22、背景マスク生成部23、平坦マスク生成部24、前景マスク生成部25、構図適応マスク生成部26、および画像処理部27から構成される。
画像処理装置11は、構図検出部21、構図マスク生成部22、背景マスク生成部23、平坦マスク生成部24、前景マスク生成部25、構図適応マスク生成部26により入力画像から作成されるマスクにより、画像処理部27が所定の処理を行う構成とされている。
画像処理装置11に入力された入力信号は、構図検出部21、平坦マスク生成部24、前景マスク生成部25、および画像処理部27にそれぞれ供給される。構図検出部21は、入力信号に基づく画像の構図を検出し、その検出結果を、構図マスク生成部22に供給する。構図マスク生成部22は、供給された構図に関する検出結果に基づく構図マスクを生成する。
[構図マスクについて]
図2を参照し、構図検出部21で検出される構図について説明する。図2Aの上段に示したような画像51が構図検出部21での処理対象とされた場合、図2Aの下段に示したような上下構図であると検出される。図2Aの上段に示した画像51を参照するに、画像51は、上側に空、下側に木々や噴水がある画を撮影した画像である。このように、風景などの上側が遠景、下側が近景のような画像は、上下構図であると検出される。
なお、下側が遠景、上側が近景のような画像も、上下構図であると検出される。上下構図は、図2Aの下側に示すように、画面上側部52と画面下側部53に分けられる構図であるとして処理される。上下構図として処理されるとは、後段の構図マスク生成部22において、上下構図のマスクが生成されることを意味する。マスクについては図3を参照して説明する。
図2Bの上段に示したような画像61が構図検出部21での処理対象とされた場合、図2Bの下段に示したような左右構図であると検出される。図2Bの上段に示した画像61を参照するに、画像61は、右側に人、左側に湖などの背景がある画を撮影した画像である。このように、左側が遠景、右側が近景のような画像は、左右構図であると検出される。
なお、左側が近景、右側が遠景のような画像も、左右構図であると検出される。左右構図は、図2Bの下側に示すように、画面左側部62と画面右側部63に分けられる構図であるとして処理される。
図2Cの上段に示したような画像71が構図検出部21での処理対象とされた場合、図2Cの下段に示したような中外構図であると検出される。図2Cの上段に示した画像71を参照するに、画像71は、中央付近に人、左側と右側はそれぞれ背景がある画を撮影した画像である。このように、中央付近が近景、左右が遠景のような画像は、中外構図であると検出される。
なお、中央付近が遠景、左右が近景のような画像も、中外構図であると検出される。中外構図は、図2Cの下側に示すように、画面外側部72、画面中側部73、および画面外側部74に分けられる構図であるとして処理される。
このように、構図検出部21は、入力画像の構図を検出する。構図の検出としては、遠景部分と近景部分を分離することで行うことができるが、他の方法により検出されるようにしても良い。また図2を参照した説明では、3つの構図を例に挙げて説明したが、他の構図も検出されるようにしても良い。ここでは、3つの構図が検出されるとして説明を続ける。
図3は、構図マスク生成部22で生成される構図マスクの一例を示す図である。図3Aに示した構図マスク101は、図2Aに示した上下構図のときに生成されるマスクである。図3Bに示した構図マスク102は、図2Bに示した左右構図のときに生成されるマスクである。図3Cに示した構図マスク103は、図2Cに示した中外構図のときに生成されるマスクである。
図3に示した各構図マスクは、超解像、エンハンス、ノイズ除去などの画像処理を施す強度を制御するためのマスクである。図3に示した構図マスクのいずれかが、例えば、超解像、またはエンハンスなどの画像処理に適用された場合、図3の右側に示したゲージのように、色が薄い方(白色に近い方)が、強度が強く、色が濃い方(黒色に近い方)が、強度が弱く、処理が施される。
また図3に示した構図マスクのいずれかが、例えば、ノイズ除去などの画像処理に適用された場合、図3にゲージは示していないが、色が薄い方(白色に近い方)が、強度が弱く、色が濃い方(黒色に近い方)が、強度が強く、処理が施される。例えば、色が薄い方に位置する画素に対しては、弱いフィルタでノイズ除去の処理が行われ、色が濃い方に位置する画素に対しては、強いフィルタでノイズ除去の処理が行われる。
このように、図3に示した各構図マスクは、超解像、エンハンス、ノイズ除去などの異なる画像処理に共通して用いることができるマスクであり、適用する画像処理に合わせた強度の制御を行えるマスクである。上記したように、超解像、エンハンスなどの画像処理に適用される場合と、ノイズ除去処理に適用される場合とでは、図3中に示した構図マスク内の色の薄い方と濃い方との処理強度の関係が異なるため、以下の説明においては、超解像、エンハンスなどの画像処理に適用される場合を例に挙げて説明を続ける。
また、超解像、エンハンスなどの画像処理の強度とは、超解像、エンハンスの画像処理時の強度そのもの、または、超解像、エンハンスの抑制の強度の2つの意味が含まれるが、ここでは主に、超解像、エンハンスの画像処理時の強度そのものであるとして説明を続ける。
図3Aに示した上下構図の構図マスク101は、下側から徐々に強度が変化するようなマスクであり、その強度は、強から弱へと変化するマスクとされている。図3Bに示した左右構図の構図マスク102は、右側から徐々に強度が変化するようなマスクであり、その強度は、強から弱へと変化するマスクとされている。図3Cに示した中外構図の構図マスク103は、中央から左方向と右方向にそれぞれ徐々に強度が変化するようなマスクであり、その強度は、強から弱へと変化するマスクとされている。
この構図マスクの強度の変化の度合いは、入力画像に依存して設定される。このことについて、図4を参照して説明する。図4以降の説明においては、上下構図を例に挙げて説明するが、左右構図や中外構図においても、同様である。
図4Aに示した構図マスク101−1は、画面下から上に順に強度が弱まるように一様に強度が変化するマスクである。この構図マスク101−1は、上下構図であるが、画面上側部52と画面下側部53(図2)に明確な境目が無いような画像に適用される。
図4Bに示した構図マスク101−2は、画面下から上に強度が弱まるように強度が変化するマスクであるが、ラインL1を境に、急峻に強度が変化するマスクである。また、図4Cに示した構図マスク101−3は、画面下から上に強度が弱まるように強度が変化するマスクであるが、ラインL2を境に、急峻に強度が変化するマスクである。
なお、ここでは、ラインを境に急峻に強度が変化するとして説明を続けるが、そのラインの前後にある程度の幅を有した領域内で急峻に強度が変化するように強度が設定されるのであり、ラインを境に全く異なる強度が設定されることを意味するのではない。
構図マスク101-2と構図マスク101−3は、ラインL1とラインL2を境に急峻に強度が変化する構図マスクであるが、そのラインの位置が異なる。ラインL1とラインL2は、処理対対象とされた画像が、画面上側部52と画面下側部53に明確に分けられるような画像のときであり、その境界線が検出されたときのラインである。
すなわち、図4Bに示した構図マスク101−2は、ラインL1という水平方向のラインで、上側と下側に分けられる画像から生成されるマスクである。同様に、図4Cに示した構図マスク101−3は、ラインL2という水平方向のラインで、上側と下側に分けられる画像から生成されるマスクである。
このように、構図検出部21(図1)において、処理対象とされた画像は、上下構図であるか、左右構図であるか、または中外構図であるかが検出される。そして、検出される際、例えば、上下構図である場合には、水平線がさらに検出される。
また、左右構図である場合には、画面左側部62と画面右側部63とを分ける垂直方向のラインが検出される。また、中外構図である場合には、画面外側部72と画面中側部73とを分ける垂直方向のラインと、画面中側部73と画面外側部74を分ける垂直方向のラインの2本のラインが検出される。このように、各構図に適したラインが検出される。
さらに各マスク内の強度の変化の度合いは、信頼度により変更される。図5を参照し、信頼度により変更される構図マスクについて説明を加える。信頼度は、検出された構図が正しいという信頼度と、推定されたラインが正しいという信頼度である。
信頼度が高い場合、図5の右側に示した構図マスク101Dのように、検出された構図とラインに基づき、強度が変化し、その強度は、最大の強度と最小の強度との差分が大きくなるような構図マスクとされる。すなわち信頼度が高ければ、後段の画像処理時に構図マスクによる影響が強く反映されるような構図マスクが適用される。
一方で、信頼度が低い場合、図5の左側に示した構図マスク101Aのように、検出された構図とラインに基づく強度の変化はなく、その強度は、最大の強度と最小の強度との差分が0とされたマスクとされる。すなわち信頼度が低い場合、後段の画像処理時に構図マスクによる影響が反映されないような構図マスクが適用される。
なお、構図が検出されなかった場合、信頼度は低いとして処理されるため、構図マスクとしては、図5に示した構図マスク101Aが用いられる。ここで、構図が検出されなかった場合とは、図3に示した3つの構図マスク、すなわち、上下構図、左右構図、または中外構図のいずれも検出されなかった場合を示す。他の構図も検出対象とされている場合には、それらの構図も含めた構図のうちのいずれかが検出されれば、検出されたと判断され、いずれも検出されなければ、検出されなかったと判断される。
図5の中央に示した構図マスク101Bと構図マスク101Cは、それぞれ信頼度に応じた強度(強度の差分)とされたマスクである。例えば、信頼度が100の場合、構図マスク101Dが用いられ、最大と最小の強度の差分が100とされるマスクが用いられ、信頼度が0の場合、構図マスク101Aが用いられ、最大と最小の強度の差分が0とされるマスクが用いられる。
また、例えば、信頼度が40の場合、構図マスク101Bが用いられ、最大と最小の強度の差分が40とされるマスクが用いられ、信頼度が80の場合、構図マスク101Cが用いられ、最大と最小の強度の差分が80とされるマスクが用いられる。
このように、信頼度に応じて、構図マスク内の強度の最大値と最小値が設定されるようにしても良い。すなわちこの場合、最大の強度は一定とされ、構図信頼度が低くなるにつれて、最小の強度が、最大の強度に近づくように最小値が設定される。このような場合、例えば、強度の最小値が設定され、その設定された最小値と、一定値とされている最大値との強度の範囲内で変化する構図マスクが生成されるようにしても良い。なお、このような信頼度からの強度の設定は一例であり、他の関係づけで、信頼度から強度が設定されるようにしても良い。
信頼度は、例えば、2分割して求めた平坦度合いや帯域、振幅、色情報の差分から求められる。差分が大きく明確に構図推定できているものは構図信頼度を高くし、差分が小さく構図推定が確実でないものは構図信頼度を低くする。構図信頼度は、0〜100%の数値で設定できる。
例外として、差分が大きくても、信頼度を高くしない方が良いときは、構図信頼度を低くする。例えば、上下構図で差分が大きいが、上側部分にもテクスチャやエッジが多い画像であると判断されるときには、構図信頼度は低く設定される。
また例外として、差分が小さくても、信頼度を高くした方が良いときは、構図信頼度を高くする。例えば、上下構図で差分が小さいが、上側部分に青空があるような風景構図であると判断されるときには、構図信頼度は高く設定される。
なお、この構図信頼度の設定の仕方は一例であり、他の設定の仕方で構図信頼度が設定されるようにしても良い。
このように、構図検出部21で構図が検出され、構図マスク生成部22により検出された構図に応じた構図マスクが生成される。
[平坦マスク、前景マスク、背景マスク、および構図適応マスクについて]
次に、平坦マスク生成部24(図1)で生成される平坦マスク、前景マスク生成部25で生成される前景マスク、背景マスク生成部23で生成される背景マスク、および構図適応マスクで生成される構図適応マスクについて、図6を参照して説明する。
図6に示したように、画像51が構図検出部21、平坦マスク生成部24、および前景マスク生成部25にそれぞれ供給された場合、まず、構図検出部21と構図マスク生成部22により、上述したように構図が検出され、構図マスク101が生成される。ここでは、上下構図が検出され、ラインL1のところで急峻に強度が変化する構図マスク101が生成されたとして説明を続ける。
平坦マスク生成部24は、画像処理時、例えばノイズ低減処理が行われるとき、平坦部分のノイズを抑制するための平坦マスク201を生成する。平坦部分とは、図6の平坦マスク201において、例えば、上部に存在する空の部分であり、輝度などの変化が少ない部分である。このような部分は、画素値がほぼ一様な部分であり、画像内でエッジが少ない部分である。
前景マスク生成部25は、エッジやテクスチャを強調する前景マスク401を生成する。エッジの部分とは、図6の前景マスク401において建物と空との境界部分などである。前景マスク401は、エッジやテクスチャは強調するマスクであるが、モスキートノイズを強調することはないマスクである。
平坦マスク生成部24と前景マスク生成部25は、平坦度合いや帯域、振幅、色情報などから、平坦マスク201または前景マスク401を生成する。
背景マスク生成部23は、構図マスク生成部22で生成された構図マスク101と平坦マスク生成部24で生成された平坦マスク201を合成し、背景マスク301を生成する。合成は、例えば、構図マスク101と平坦マスク201のMin(最小値)がとられることで生成される。なおここでの合成は、Minを求めることで、レイヤー的に重ね合わせるということで合成を実現するとして説明を続けるが、2つのマスクの重み付きの平均や重み付き加算で合成が実現されるようにしても良い。
生成された背景マスク301は、ぼけているところは強調せず、手前側は強調して奥行き感や立体感を向上させるようなマスクである。
構図適応マスク生成部26は、背景マスク生成部23で生成された背景マスク301と前景マスク生成部25で生成された前景マスク401を合成し、構図適応マスク501を生成する。合成は、例えば、背景マスク301と前景マスク401のMax(最大値)がとられることで生成される。なおここでの合成は、Maxを求めることで、レイヤー的に重ね合わせるということで合成を実現するとして説明を続けるが、2つのマスクの重み付け平均や重み付け加算で合成が実現されるようにしても良い。
構図適応マスク生成部26により生成された構図適応マスク501は、画像処理部27に供給される。
なお、ここでは、構図マスク101と平坦マスク201が合成され、背景マスク301が生成され、その生成された背景マスク301と前景マスク401が合成され、構図適応マスク501が生成されるとして説明したが、合成されるマスクの組み合わせや、合成の順番、合成の仕方などは、この組み合わせ、順番、仕方に限定されるわけではない。
例えば、構図マスク101と前景マスク401の最大値(Max)がとられて合成が行われ、平坦マスク201を減算するといった処理により構図適応マスク501に相当する最終的なマスクが生成されるようにしても良い。また例えば、平坦マスク201と前景マスク401の最小値(Min)がとられて合成が行われ、構図マスク101との平均がとられることにより構図適応マスク501に相当する最終的なマスクが生成されるようにしても良い。
このように、複数のマスクが合成され、1つのマスク、この場合、構図適応マスク501が生成されることで、複数のマスクの良い所を持ち合わせたマスクが生成されることになる。そして、そのようなマスクを画像処理に用いることが可能となる。
画像処理部27で行われる画像処理は、構図情報を適応させた構図適応マスク501により、超解像処理、エンハンス処理の画素毎の強さ制御を行い、S/N改善、奥行き感・立体感改善を目的とした処理が行われる。
また、制御対象を下記の処理にすることも可能である。
ノイズリダクション(NR)の強度設定で S/N比を改善する処理、
コントラスト処理で奥行き感や立体感を改善する処理、
色補正(色差、彩度)で奥行き感や立体感を改善する処理
に対して、超解像・エンハンスの画素毎の強さ制御と同様に強さを変えることでS/N改善、奥行き感・立体感改善に効果がある画像処理を行うことができる。
このような画像処理が行われる際に、どの画素にどの程度の強度で処理を行うかを制御するための情報が、構図適応マスク501である。よって、構図マスク101、平坦マスク201、前景マスク301、背景マスク401、および構図適応マスク501は、それぞれ画像処理の強度を制御する情報である。
よって、仮に、1つのマスクを用いて画像処理を行ったとしても、そのマスク自体が、画像処理の強度を制御する情報であるため、そのマスクに応じた強度で画像処理を実行することができる。本実施の形態中でのマスクとは、このように画像処理の強度を制御する情報であり、画像処理の強度を制御する情報であれば、マスクという形態でなくても、本技術を適用できる。
[画像処理装置の動作について]
次に、図7、図8のフローチャートを参照し、図1に示した画像処理装置11の動作について説明する。まず図7に示したフローチャートを参照し、画像処理装置11で行われるマスク生成に係わる処理について説明する。
ステップS11において、構図マスク生成処理が実行される。この構図マスク生成処理は、構図検出部21と構図マスク生成部22により行われ、図8のフローチャートを参照して説明するように行われる。先に、図7のフローチャートの説明を続ける。
ステップS12において、平坦マスクが生成される。平坦マスクは、平坦マスク生成部24により生成される。図6を参照して説明したように、平坦マスク生成部24は、平坦度合いや帯域、振幅、色情報などから、平坦マスク201を生成する。
ステップS13において、前景マスクが生成される。前景マスクは、前景マスク生成部25により生成される。図6を参照して説明したように、前景マスク生成部25は、平坦度合いや帯域、振幅、色情報などから、前景マスク401を生成する。
ステップS14において、背景マスクが生成される。背景マスクは、背景マスク生成部23により生成される。図6を参照して説明したように、背景マスク生成部23は、構図マスク101と平坦マスク201の最小値(Min)をとることで、構図マスク101と平坦マスク201を合成し、背景マスク301を生成する。
ステップS15において、構図適応マスクが生成される。構図適応マスクは、構図適応マスク生成部26により生成される。図6を参照して説明したように、構図適応マスク生成部26は、背景マスク301と前景マスク401の最大値(Max)をとることで、背景マスク301と前景マスク401を合成し、構図適応マスク501を生成する。
このようにして生成された構図適応マスク501は、画像処理部27に供給され、構図適応マスク501で設定される強弱に応じた画像処理が、入力された画像に対して施されて後段の図示していない処理部に出力される。
図8を参照して、ステップS11において実行される構図マスク生成処理について説明する。ステップS31において、構図検出部21は、入力された画像の構図を推定(検出)する。構図の推定は、画面を2分割し、平坦度合いや帯域、振幅、色情報から画面の大まかな構図(図2に示した上下構図、左右構図、中外構図)が推定されることで行われる。なお、どの構図にも当てはまらない場合は、全面構図として、構図マスクを適用しないと設定される。
ステップS32において、構図信頼度が計算される。この構図信頼度は、構図検出部21、構図マスク生成部22のどちらで行われても良い。2分割して求められた平坦度合いや帯域、振幅、色情報の差分から0〜100%の構図信頼度が求められる。差分が大きく明確に構図推定できているものは構図信頼度が高く、差分が小さく構図推定が確実でないものは構図信頼度が低く設定される。
ステップS33において、構図マスク生成部22により、構図マスクが生成される。図2乃至図5を参照して説明したように、構図マスク101は、例えば、一律に超解像・エンハンスの強さを抑制するようなマスクとして生成される。また、抑制の強さは、ステップS32の処理で求められた構図信頼度の結果に応じて変更され、例えば、構図信頼度が低いときには、抑制処理を行わないまたは弱い抑制処理しか行わないようにするための構図マスク101が生成される。
また、図4を参照して説明したように、平坦度合いや帯域、振幅から水平線が検出され、その水平線を含む部分から急激に抑制を強めることで、更なるS/N感向上、立体感・奥行き感の改善を行えるような構図マスク101が生成されるようにしても良い。この処理についても、構図信頼度と同様に、急峻にする信頼度を求めて、急峻にする強さを変えるようにしても良い。
このような処理が必要に応じて行われ、構図マスク101が生成される。
ステップS34において、構図マスク生成部22により安定化処理が実行される。構図マスク101は、動画応答や構図検出結果のブレなどにより、急激に変化する可能性がある。急激に変化したときに、その変化に伴って、構図マスク101が急激に変化することを防ぐために、IIR(Infinite impulse response)処理でターゲットの構図マスク101までゆっくり変化させるような時定数制御を行い、安定化が図られる。
このような処理が行われることで、構図マスク101が生成され、背景マスク生成部23へと供給される。その後、処理は、ステップS12に進められ、上記したような処理が行われることで、構図適応マスク501が生成され、画像処理部27に供給される。
このように、本技術においては、構図検出により作成した構図マスク101と平坦マスク201の最小値をとったマスクを用いるため、風景などの画面上側のノイズリダクションで除去できないノイズ、例えば、圧縮歪などRandom Noise Reductionや、MPEG Noise Reductionで除去できないノイズなどや、平坦マスクで抑制できないノイズなどであっても抑制(除去)できる。
例えば、図6に示した画像51のような風景などの画面上側は、平坦部分が多く、この部分のランダムノイズ・モスキートノイズ・ 圧縮歪などは非常に目立って、視聴者に視認されてしまう。しかしながら、平坦マスク201により、そのような平坦部分のノイズ除去を強く行う制御が可能となり、さらに、構図マスク101により、よりそのような平坦部分に対する処理を集中的に行う制御が可能となるため、ノイズの除去ができ、S/Nが良くなる。
また、本技術においては、構図検出により作成した構図マスク101と平坦マスク201の最小値をとったマスクを用いるため、被写界深度の浅いような構図でピントの合っていない箇所(ぼけている箇所)の強調を防ぐことができる。
例えば、図2Bに示した画像61のようなピントが合っていない箇所(ぼけている箇所)に対して、超解像・エンハンスを強くかけると、 奥行き感・立体感が損なわれるとともに階調悪化などが起こり、品位が悪くなってしまう。しかしながら、構図マスク102(図3B)により、ピントが合っていない箇所には、超解像・エンハンスが強くかけられることがないように制御することができる。
例えば、図2Bに示した画像61が処理対象とされたとき、左右構図であると判断され、画像61のピントが合っていない背景部分に該当する画面左側部62には、超解像・エンハンスが強くかけられないように強度を弱く設定した構図マスク102が生成される。よって、そのような構図マスク102を用いて、超解像・エンハンスを行うことで、ピントが合っていない箇所に対する奥行き感・立体感が損なわれないような画像処理を行うことが可能となる。
また、前景マスク401を背景マスク301に加えたマスクを用いているため、構図マスク101が一律に抑制を強めていくようなマスクであっても、前景のエッジやテクスチャを強調できないということを防ぐことができる。換言すれば、強調すべきエッジやテクスチャは強調し、画像処理により全体がぼけた感じの画像になってしまうようなことを防ぐことが可能となる。
例えば、図2Aに示した画像51の風景のうち、建物の部分などはエッジやテクスチャが存在しているが、エッジやテクスチャのみを強調する画素毎の前景マスク401が用いられることでモスキートノイズやリンギングが強調されず、処理境界が見えることもなく、オブジェクト単位のマスクと同様の効果を実現することが可能となる。
また、本技術においては、風景などの画面の上側の平坦部分に目立つノイズやピントの合っていない箇所を抑制することができる。従来の画質調整では、この部分のノイズ強調・階調悪化が目立つため、超解像・エンハンスの強さを全体的に弱めるか、画面全体をぼかしてノイズを目立たなくするという対応しかできなかった。しかしながら本技術によれば、構図を考慮して部分的に超解像・エンハンスの強さを最適に制御できるため、より一層超解像・エンハンスの効果を強めて使用することができる。
上記したように、本技術においては、例えば、構図マスク101は、風景などの上側が遠景のような上下構図であれば、画面上側になるにつれて一律に抑制を強めていくような、画面全体の特徴を捉えた大まかな構図マスクである。このような構図マスク101を作成すれば良いので、ロバストな結果を得ることができる。
例えば、構図検出のために、領域毎の周波数情報により制御する細かい構図マスクを作成しようとすると、画面全体の構図情報を取り入れることができなかったり、処理境界が見えてしまうことが起こったりするため、ロバスト性が低くなってしまう。しかしながら、上記したように、本技術によれば、ロバストな結果を得ることができる。
[記録媒体について]
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
図9は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)1001、ROM(Read Only Memory)1002、RAM(Random Access Memory)1003は、バス1004により相互に接続されている。バス1004には、さらに、入出力インタフェース1005が接続されている。入出力インタフェース1005には、入力部1006、出力部1007、記憶部1008、通信部1009、およびドライブ1010が接続されている。
入力部1006は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどよりなる。出力部1007は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記憶部1008は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部1009は、ネットワークインタフェースなどよりなる。ドライブ1010は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブルメディア1011を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU1001が、例えば、記憶部1008に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース1005およびバス1004を介して、RAM1003にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU1001)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア1011に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータでは、プログラムは、リムーバブルメディア1011をドライブ1010に装着することにより、入出力インタフェース1005を介して、記憶部1008にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部1009で受信し、記憶部1008にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM1002や記憶部1008に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)
入力画像の構図を検出する検出部と、
前記検出部により検出された前記構図に基づく画像処理の強度を制御する第1の情報を生成する第1の生成部と、
前記入力画像の画素値の変化の少ない平坦部分を検出し、前記平坦部分に対する画像処理の強度を制御する第2の情報を生成する第2の生成部と、
前記入力画像の前景部分を検出し、前記前景部分に対する画像処理の強度を制御する第3の情報を生成する第3の生成部と、
前記第1の情報、前記第2の情報、および前記第3の情報に基づいた強度で画像処理を行う画像処理部と
を備える画像処理装置。
(2)
前記第1の情報と前記第2の情報を合成し、第4の情報を生成する第4の生成部と、
前記第3の情報と前記第4の情報を合成し、第5の情報を生成する第5の生成部と
をさらに備え、
前記画像処理部は、前記第5の情報に基づいた強度で画像処理を行う
前記(1)に記載の画像処理装置。
(3)
前記第1の情報と前記第2の情報の最小値をとることで前記第1の情報と前記第2の情報を合成し、第4の情報を生成する第4の生成部と、
前記第3の情報と前記第4の情報の最大値をとることで前記第3の情報と前記第4の情報を合成し、第5の情報を生成する第5の生成部と
をさらに備え、
前記画像処理部は、前記第5の情報に基づいた強度で画像処理を行う
前記(1)に記載の画像処理装置。
(4)
前記第1の生成部は、
前記検出部で検出された構図の信頼度により、前記第1の情報で制御する画像処理の強度の最大値と最小値を設定し、その設定された強度の範囲内の前記第1の情報を生成する
前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の情報処理装置。
(5)
前記第1の生成部は、
前記検出部により検出された前記構図に基づき、前記入力画像を分離したとき、その分離の境となる線を検出し、その線を境に、前記強度を急峻に変化させる第1の情報を生成する
前記(1)乃至(4)のいずれかに記載の画像処理装置。
(6)
前記画像処理部が行う画像処理は、超解像処理、エンハンス処理、ノイズ低減処理、S/N改善処理、奥行き感・立体感改善処理のうちの少なくとも1つの処理である
前記(1)乃至(5)のいずれかに記載の画像処理装置。
(7)
入力画像に対して画像処理を施す画像処理装置の画像処理方法において、
前記入力画像の構図を検出し、
検出された前記構図に基づく画像処理の強度を制御する第1の情報を生成し、
前記入力画像の画素値の変化の少ない平坦部分を検出し、前記平坦部分に対する画像処理の強度を制御する第2の情報を生成し、
前記入力画像の前景部分を検出し、前記前景部分に対する画像処理の強度を制御する第3の情報を生成し、
前記第1の情報、前記第2の情報、および前記第3の情報に基づいた強度で画像処理を行う
ステップを含む画像処理方法。
(8)
入力画像に対して画像処理を施す画像処理装置を制御するコンピュータに、
前記入力画像の構図を検出し、
検出された前記構図に基づく画像処理の強度を制御する第1の情報を生成し、
前記入力画像の画素値の変化の少ない平坦部分を検出し、前記平坦部分に対する画像処理の強度を制御する第2の情報を生成し、
前記入力画像の前景部分を検出し、前記前景部分に対する画像処理の強度を制御する第3の情報を生成し、
前記第1の情報、前記第2の情報、および前記第3の情報に基づいた強度で画像処理を行う
ステップを含む処理を実行させるプログラム。
11 画像処理装置, 21 構図検出部, 22 構図マスク生成部, 23 背景マスク生成部, 24 平坦マスク生成部, 25 前景マスク生成部, 26 構図適応マスク生成部, 27 画像処理部

Claims (8)

  1. 入力画像の構図を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記構図に基づく画像処理の強度を制御する第1の情報を生成する第1の生成部と、
    前記入力画像の画素値の変化の少ない平坦部分を検出し、前記平坦部分に対する画像処理の強度を制御する第2の情報を生成する第2の生成部と、
    前記入力画像の前景部分を検出し、前記前景部分に対する画像処理の強度を制御する第3の情報を生成する第3の生成部と、
    前記第1の情報、前記第2の情報、および前記第3の情報に基づいた強度で画像処理を行う画像処理部と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記第1の情報と前記第2の情報を合成し、第4の情報を生成する第4の生成部と、
    前記第3の情報と前記第4の情報を合成し、第5の情報を生成する第5の生成部と
    をさらに備え、
    前記画像処理部は、前記第5の情報に基づいた強度で画像処理を行う
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の情報と前記第2の情報の最小値をとることで前記第1の情報と前記第2の情報を合成し、第4の情報を生成する第4の生成部と、
    前記第3の情報と前記第4の情報の最大値をとることで前記第3の情報と前記第4の情報を合成し、第5の情報を生成する第5の生成部と
    をさらに備え、
    前記画像処理部は、前記第5の情報に基づいた強度で画像処理を行う
    請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の生成部は、
    前記検出部で検出された構図の信頼度により、前記第1の情報で制御する画像処理の強度の最大値と最小値を設定し、その設定された強度の範囲内の前記第1の情報を生成する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1の生成部は、
    前記検出部により検出された前記構図に基づき、前記入力画像を分離したとき、その分離の境となる線を検出し、その線を境に、前記強度を急峻に変化させる第1の情報を生成する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理部が行う画像処理は、超解像処理、エンハンス処理、ノイズ低減処理、S/N改善処理、奥行き感・立体感改善処理のうちの少なくとも1つの処理である
    請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 入力画像に対して画像処理を施す画像処理装置の画像処理方法において、
    前記入力画像の構図を検出し、
    検出された前記構図に基づく画像処理の強度を制御する第1の情報を生成し、
    前記入力画像の画素値の変化の少ない平坦部分を検出し、前記平坦部分に対する画像処理の強度を制御する第2の情報を生成し、
    前記入力画像の前景部分を検出し、前記前景部分に対する画像処理の強度を制御する第3の情報を生成し、
    前記第1の情報、前記第2の情報、および前記第3の情報に基づいた強度で画像処理を行う
    ステップを含む画像処理方法。
  8. 入力画像に対して画像処理を施す画像処理装置を制御するコンピュータに、
    前記入力画像の構図を検出し、
    検出された前記構図に基づく画像処理の強度を制御する第1の情報を生成し、
    前記入力画像の画素値の変化の少ない平坦部分を検出し、前記平坦部分に対する画像処理の強度を制御する第2の情報を生成し、
    前記入力画像の前景部分を検出し、前記前景部分に対する画像処理の強度を制御する第3の情報を生成し、
    前記第1の情報、前記第2の情報、および前記第3の情報に基づいた強度で画像処理を行う
    ステップを含む処理を実行させるプログラム。
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