JP2009027537A - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】単板撮像素子で撮像されたベイヤ配列等の複数色信号に対して欠落色信号の補間に伴い発生する偽色と解像度低下を十分に抑えつつ、孤立点やドット雑音のようなアーティファクトの発生を小さく抑えること。
【解決手段】各画素の映像信号を構成するべき複数である所定数の色信号が、画素位置に応じて1つ以上欠落している映像信号を処理する画像処理装置は、上記各画素の欠落している色信号を補間するG信号補間処理部22及びR,B信号補間処理部24を備え、上記R,B信号補間処理部24での補間の際には、G補正値算出部26及び相関量算出部28により改善量を求め、加算器30によって該改善量をG信号に加算することで周波数特性を改善したG信号を使用して補間を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、R、G、Bの3原色フィルタがモザイク状に配置された単板撮像素子にて撮像した画像信号を処理する画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関する。
カラー画像を電気的に撮像する装置としては、1つの画素位置で3つの色(R、G、B)信号を得ることができる3板撮像素子構成のものと、1つの画素位置毎に3つの色信号の内の1つの色信号しか得ることができない単板撮像素子構成のものに大別される。現在市販されているデジタルカメラは単板撮像素子構成が一般的であり、デジタルビデオカメラにおいては3板撮像素子構成のものと単板撮像素子構成のものとが混在した状態である。
3板撮像素子構成は、構造が複雑で部品点数も多くなる為、高価格であるが、撮像画像の各画素位置で3つの色信号を撮像時点で得ることができるので一般的に高画質である。
一方、単板撮像素子構成は、構造が簡単であるが、3つの色信号を得る為に画素毎にR、G、Bフィルタを図2(A)に示すようなモザイク状に配置(以降、ベイヤ配列と記す)する必要があり、撮像画像の各画素位置には単一信号のみしか得ることができない。このようなベイヤ配列においては、各画素位置で欠落している色信号を周辺の画素位置の色信号を用いて補間することで、画素当り3つの色信号を得ている。しかし、エッジなどの高い空間周波数を持った撮像領域では、G信号に対してR信号及びB信号のサンプリング間隔が異なることに伴い、G信号で表現可能な高い空間周波数がR信号及びB信号では低周波数側に折り返してしまう為に、各色信号で補間処理したのではエッジ周辺部等で偽色(本来無い色)が発生するという問題がある。
このような偽色を低減する最も簡単な方法は、ベイヤ配列のR信号或いはB信号のサンプリング間隔が再現できる空間周波数までレンズ、或いは光学ローパスフィルタの特性を落とした画像を撮像素子上に結像させることである。但し、この方法での撮像画像は、再現可能な空間周波数の半分しか得られないことになり、解像度の低いボケた画像となってしまうという問題が発生する。その為、撮像素子上に結像させる画像解像度はG信号のサンプリング間隔で折り返し歪みによるモワレが発生しない空間周波数特性となるように光学系を設計するのが一般的である。
このような光学系を用いて且つ偽色低減を行う方法は、今までに種々提案されている。
その例として特許文献1は、3つの色(RとGとB)信号の補間位置を水平、垂直方向ともに画素間の半分の位置とする補間処理を施すもので、この位置への補間処理はナイキスト周波数の半分の周波数でR、G、Bの周波数特性を近似させることができることに着目したものである。これにより偽色低減を図っている。
また、特許文献2に開示されているAdaptive Color Plane Interpolation(ACPI)では、欠落しているG信号を、近傍のG信号の平均値にR信号またはB信号の二次勾配を加えて補間し、R信号とB信号を近傍画素の平均値にG信号の二次勾配を加えて補間する。
特許文献3には、G信号の補間処理において、G信号の線形補間値に対して、R信号またはB信号の微分値を加えることによって、解像力の向上を図っている例が示されている。色信号間の類似性に応じて、加える微分値の大きさを変えることによって、解像力の向上とアーティファクトの防止を両立している。
特開平8−237672号公報 米国特許第5629734号明細書 特開2001−338285号公報
しかしながら、上記特許文献1は、ナイキスト周波数に近い周波数成分を含んだエッジ領域での偽色抑圧は十分とは言えず、更に水平、垂直共に半画素位置に画素を補間する為、この補間フィルタの周波数特性に依存した高周波成分の減衰は避けられず、解像度が落ちてしまうという欠点があった。
また、上記特許文献2は、ACPIは、偽色やジッパノイズの発生が少なく精細な画像が得られるが、孤立点が発生するという問題がある。
上記特許文献3は、偽色低減効果については触れられていない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、単板撮像素子で撮像されたベイヤ配列等の複数色信号に対して欠落色信号の補間に伴い発生する偽色と解像度低下を十分に抑えつつ、孤立点やドット雑音のようなアーティファクトの発生を小さく抑えた画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置の一態様は、各画素の映像信号を構成するべき複数である所定数の色信号が、画素位置に応じて1つ以上欠落している映像信号を処理する画像処理装置であって、
上記各画素の欠落している色信号を補間する補間手段と、
上記補間手段での補間の際に、上記各色信号毎に、上記各色信号の周波数特性を改善する、少なくとも1つの周波数特性改善手段と、
上記周波数特性改善手段による上記各色信号に対する改善量を、上記各色信号毎に異なるように制御する改善量制御手段と、
を具備することを特徴とする。
また、本発明の画像処理方法の一態様は、各画素の映像信号を構成するべき複数である所定数の色信号が、画素位置に応じて1つ以上欠落している映像信号を処理する画像処理方法であって、
上記各画素の欠落している色信号を補間する際に、上記各色信号に対する改善量を、上記各色信号毎に異なるように制御して、上記各色信号毎に、上記各色信号の周波数特性を改善することを特徴とする。
また、本発明の画像処理プログラムの一態様は、コンピュータに、各画素の映像信号を構成するべき複数である所定数の色信号が、画素位置に応じて1つ以上欠落している映像信号を処理させる画像処理プログラムであって、
コンピュータを、
上記各画素の欠落している色信号を補間する補間手段、
上記補間手段での補間の際に、上記各色信号毎に、上記各色信号の周波数特性を改善する、少なくとも1つの周波数特性改善手段、
上記周波数特性改善手段による上記各色信号に対する改善量を、上記各色信号毎に異なるように制御する改善量制御手段、
として機能させるためのものであることを特徴とする。
本発明によれば、単板撮像素子で撮像された複数色信号に対して欠落色信号の補間に伴い発生する偽色と解像度低下を十分に抑えつつ、孤立点やドット雑音のようなアーティファクトの発生を小さく抑える画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像処理装置の全体構成を示す機能ブロック図である。
該画像処理装置は、撮像部10、補間処理部12、輝度色差生成部14、エッジ強調処理部16、色変換部18、記録部20、及びこれら各部を制御する図示しない制御部からなる。
ここで、撮像部10は、不図示のレンズ、IRカットフィルタ、光学ローパスフィルタ、単板撮像素子(例えばCCDやCMOS等)、該撮像素子のコントローラ、増幅器、A/Dコンバータ等からなり、該レンズ、IRカットフィルタ、光学ローパスフィルタにて単板撮像素子上に結像した光が、図2(A)に示すベイヤ配列順に並んだ所定色フィルタ付き画素で光電変換される。該光電変換された各画素の電気信号は、増幅器にて増幅され、A/D変換されて色信号Rs,Gs,Bsとして出力される。更に該コントローラは、各色信号Rs,Gs,Bsに対するノイズ低減処理機能及びホワイトバランス処理機能等を備えており、補間処理部12へ出力されるRs,Gs,Bsにはこれらの処理が施されている。
補間処理部12は、撮像部10から、図2(A)に示すベイヤ配列の信号(Rs,Gs,Bs)が入力され、図2(B)に示すように各画素にR信号、G信号、B信号が存在する画像信号を生成して、輝度色差生成部14に出力する。この補間処理部12の詳細は、後述する。
輝度色差生成部14は、補間処理部12で得られたR,G,B信号に対して、カラーマッチング処理とγ補正処理を行い、得られた補正R,G,B信号から、輝度信号Yと色差信号Cb,Crを生成し、輝度信号Yをエッジ強調処理部16へ、色差信号Cb,Crを色変換部18へ出力する。
エッジ強調処理部16は、輝度色差生成部14で得られた輝度信号Yに対して、エッジ強調処理を施し、色変換部18へ出力する。
色変換部18は、エッジ強調処理部16でエッジ強調処理がなされた輝度信号Yと輝度色差生成部14で得られた色差信号Cb,Crとから、再度R,G,B信号を生成する。
記録部20は、入力されたR,G,B信号をY,U,V信号に変換し、JPEGやMPEG等の高能率圧縮符号化処理がなされた圧縮データとして、フラッシュメモリやハードディスク、磁気テープや光ディスク等の所定記録媒体に記録する。
図3は、上記補間処理部12の構成を示すブロック図である。該補間処理部12は、G信号補間処理部22、R,B信号補間処理部24、G補正値算出部26、相関量算出部28、及び加算器30から構成される。
該補間処理部12の機能は、図2(A)に示すベイヤ配列の信号(Rs,Gs,Bs)から、各画素に欠落している信号(RまたはGまたはB)を生成することである。例えば、Gsが存在する画素については、RとBを生成する。まず、G信号補間処理部22で、RまたはBの位置における欠落したG信号を生成する。次に、R,B信号補間処理部24において、全画素のG信号と、RまたはB信号を組み合わせて、欠落したBまたはR信号を得る。
ここで、G信号補間処理部22について説明する。該G信号補間処理部22は、欠落画素を含むGs信号、相関量算出部28で算出された相関量、G補正値算出部26からのG補正値に基づいて、G信号GLPFを出力する。該G信号補間処理部22は、LPFh32、LPFv34、LPFa36、及び信号選択部38から構成されている。
以下、図2(A)の33の位置における欠落したG信号G33を生成する過程を例として説明する。
LPFh32、LPFv34、LPFa36は、それぞれローパスフィルタであり、周辺のGs信号を用いて、欠落したG信号を生成する。それぞれ水平方向補間、垂直方向補間、等方的補間であり、以下の(1)式に従って補間G信号GLPFh、GLPFv、GLPFaを求める。
Figure 2009027537
信号選択部38は、相関量算出部28で得られた相関量Dh,Dvに基づいて、以下の(2)式に従って、上記G33LPFh、G33LPFv、G33LPFaの何れかを選択して出力する。この結果、信号の変化が少ない方向に沿って並んだ画素を用いて補間された値が選択される。相関量算出部28における相関量Dh,Dvの算出方法は、後述する。
Figure 2009027537
求められたG33LPFが、次の(3)式のように、図2(A)の33の位置におけるG信号G33となる。
G33=G33LPF …(3)
加算器30は、次の(4)式のように、信号選択部38の出力G33LPFとG補正値算出部26の出力であるG補正値G33HPFを加算して、広帯域化されたG信号G33cを生成する。
G33c=G33LPF+G33HPF …(4)
この生成されたG信号G33cは、R,B信号補間処理部24に入力される。G補正値算出部26によるG補正値G33HPFの算出方法は、後述する。
次に、R,B信号補間処理部24について説明する。該R,B信号補間処理部24は、欠落画素を含むRs信号またはBs信号とG信号補間処理部22から得られた全画素分のG信号とから、欠落画素のR信号またはB信号を生成する。該R,B信号補間処理部24は、加算器40、LPF42及び加算器44から構成される。
以下、図2(A)の33の位置における欠落したB信号B33を生成する過程を例として説明する。
加算器40では、図2(A)の位置22、24、42、44の四画素におけるB信号とGc信号とから色差信号Bij−Gijcを生成する。
LPF42では、次の(5)式に従って色差信号Bij−Gijcを補間し、位置33における色差信号を求める。
Figure 2009027537
加算器44では、上記(B−Gc)33とG33cとから、次の(6)式のように、図2(A)の33の位置における欠落したB信号B33を生成する。
B33=(B−Gc)33+G33c …(6)
色差信号の生成に際して、広帯域化されたG信号Gcを用いているので、偽色の発生が抑制される。
以上の処理により、図2(A)の33の位置におけるR,G,B各信号が求められる。
改めて、以上の処理をまとめた式を、(7)式に示す。
Figure 2009027537
同様に、R,B信号が欠落している図2(A)の32の位置におけるR,G,B各信号は、次の(8)式により求められる。
Figure 2009027537
次に、G補正値算出部26について説明する。該G補正値算出部26は、HPFh46、HPFv48、HPFa50、及び信号選択部52から構成される。
HPFh46、HPFv48、HPFa50は、それぞれハイパスフィルタであり、水平方向、垂直方向、水平垂直方向の高周波成分を抽出し、G補正信号GHPFh、GHPFv、GHPFaを求める。算出方法を次の(9)式に示す。
Figure 2009027537
信号選択部52は、相関量算出部28で得られた相関量Dh,Dvに基づいて、次の(10)式に従って、上記G33HPFh、G33HPFv、G33HPFaの何れかを選択して出力する。選択された信号がG補正信号として、G信号補間処理部22に与えられる。
Figure 2009027537
次に、相関量算出部28について説明する。
相関量算出部28では、図2(A)の33の位置における、G信号の変動量とR信号の変動量との類似性を評価する相関量Dh,Dvを算出する。これら相関量Dh,Dvの算出式を次の(11)式に示す。
Dh=|−R31+2×R33−R35|+|G32−G34|
Dv=|−R13+2×R33−R53|+|G23−G43| …(11)
以上、B信号の算出方法を示したが、欠落しているR信号の算出については、上記のBをRと置き換えた処理により求めることができる。
本発明の特徴は、(7)式において、B33を算出する際には、各画素のG信号としてGijcを用いているのに対して、G33を算出する際には、G33LPFを用いていることにある。同様のことが、図3において、GcがR,B信号補間処理部24に供給されているのに対して、GLPFが補間処理部12のG信号出力とされている点に表されている。
G信号は、次の(12)式に示すように、輝度信号Yに対する寄与が大きい。
Y=0.29900R+0.58700G+0.11400B
Cb=−0.16874R−0.33126G+0.50000B
Cr=0.50000R−0.41869G−0.08131B …(12)
このため、補間処理部12で生じたアーティファクトは、図1のエッジ強調処理部16において強調され、画質を劣化させる度合いが大きい。そこで、色差信号の生成にかかわるG信号のみを広帯域化して偽色の発生を低減させるとともに、輝度信号の生成にかかわるG信号にアーティファクトが発生しないようにして、総合的な画質の向上を実現する。
本実施形態では、色差信号の広帯域化に使用する広帯域化したG信号(Gc)を得る方法として、上記(4)式、(9)式に示すように、R信号またはB信号の二次微分値であるG補正信号GHPFをG補間信号GLPFに加算する方法を用いているが、広帯域化の方法は、これに限らず、Gs信号を高次多項式で補間するなど、他の公知の技術が利用可能である。
また、相関量Dを求める方法についても、上記の式によるものに限らず、Rs信号とGs信号の変動量の違い、もしくは、Bs信号とGs信号の変動量の違いを評価するものであれば、他の方法が利用できる。
[第2実施形態]
図4は、本発明の第2実施形態に係る画像処理装置における補間処理部12の構成を示すブロック図である。
本第2実施形態における補間処理部12は、上記第1実施形態におけるその構成に、相関量判定部54,56、信号選択部58,60が付け加えられているもので、相関量算出部28において求められた相関量Dh,Dvに応じて、広帯域化したG信号(Gc)とそうでないG信号(GLPF)とを切り替えて用いることに特徴がある。
即ち、信号選択部58は、相関量判定部54から与えられた選択信号に従って、R,B信号補間処理部24に与えるG信号を、G信号補間処理部22から出力された広帯域化したG信号(Gc)とそうでないG信号(GLPF)とから選択して出力する。
相関量判定部54は、相関量算出部28から与えられた相関量Dh,Dvに基づいて、信号選択部58に与える選択信号を出力する。この選択信号は、以下のようにして決定される。まず、次の(13)式に示すように、相関量算出部28から与えられた相関量Dh,Dvのうち小さい方を選択する。
D=min(Dh,Dv) …(13)
求めた相関量Dと閾値TRとを比較し、次の(14)式に従って、相関量Dが閾値TRより小さいとき広帯域化したG信号Gcを選択し、そうでないとき広帯域化しないG信号GLPFを選択する信号を出力する。
Figure 2009027537
なおここで、Gdは、R,B信号補間処理部24に与えるG信号を示している。
相関量判定部56及び信号選択部60は、上記相関量判定部54及び信号選択部60と同じ構成であるが、選択したG信号を補間処理部12の出力G信号とする点が異なる。また、選択信号を生成するために相関量Dと比較される閾値TGが、相関量判定部54で用いられる閾値TRと異なる値をとり、次の(15)式の関係になっている。なお、これらの閾値TR,TGは、予めパラメータとして与えられている。
Figure 2009027537
ここで、Ggは、補間処理部12の出力となるG信号を示している。
以上のように、本第2実施形態では、相関量Dが小さい領域、つまり、R信号とG信号が類似している領域、もしくは、B信号とG信号が類似している領域では、補間処理部12から出力されるG信号も広帯域化されるため、偽色の低減のみならず、解像感も向上させることができる。
[第3実施形態]
図5は、本発明の第3実施形態に係る画像処理装置における補間処理部12の構成を示すブロック図である。
本第3実施形態における補間処理部12は、上記第1実施形態におけるその構成に、色差用補正係数算出部62、輝度用補正係数算出部64、積算器66,68、加算器70が付け加えられており、G補正値算出部26の出力であるG補正値GHPFに対して、相関量算出部28において求められた相関量Dh,Dvに応じた補正係数がかけられてから、G信号補間処理部22の出力であるG補間値GLPFに加算されている点が異なる。
即ち、色差用補正係数算出部62、輝度用補正係数算出部64は、相関量Dh,Dvに基づいて、色差用補正係数KR、輝度用補正係数KGをそれぞれ出力する。この場合、相関量算出部28から与えられた相関量Dh,Dvのうち小さい方を選択するもので、求めた相関量Dから次の(16)式に従って、色差用補正係数KR、輝度用補正係数KGをそれぞれ求める。
D=min(Dh,Dv)
KR=f(D)
KG=g(D) …(16)
相関量Dと色差用補正係数KR、輝度用補正係数KGの関数f,gの例を図6に示す。同じ相関量Dに対して、色差用補正係数KRが輝度用補正係数KGよりも大きくなっているのが特徴である。色差用補正係数算出部62で算出された色差用補正係数KRは積算器66へ、輝度用補正係数算出部64で算出された輝度用補正係数KGは積算器68へ、それぞれ出力される。
積算器66は、G補正値算出部26の出力であるG補正値GHPFと色差用補正係数KRをかけて、加算器30へ出力する。また、積算器68は、G補正値算出部26の出力であるG補正値GHPFと輝度用補正係数KGをかけて、加算器70へ出力する。
加算器30は、次の(17)式に示すように、G信号補間処理部22の出力であるG補間値GLPFに積算器66の出力であるG補正値KR×GHPFを加えて、R,B信号補間処理部24へ出力する。
G33d=G33LPF+KR×G33HPF …(17)
また、加算器70は、次の(18)式に示すように、G信号補間処理部22の出力であるG補間値GLPFに積算器68の出力であるG補正値KG×GHPFを加えて、補間処理部12のG出力信号として出力する。
G33g=G33LPF+KG×G33HPF …(18)
以上のように、本第3実施形態では、G補間値GLPFに加えるG補正値を、相関量Dに応じて変えていることにより、偽色の低減と解像感の向上を両立することができる。つまり、R信号とG信号が類似しているほど、もしくは、B信号とG信号が類似しているほど、G補間値GLPFに加えるG補正値が大きくなり、R,B信号補間処理部24に与えるG信号Gdや補間処理部12から出力されるG信号Ggが広帯域化される。また、その際、R,B信号補間処理部24に与えるG信号Gdに加えるG補正をより大きくすることによって、偽色の低減効果と解像感の向上を両立している。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態に係る画像処理装置における補間処理部12の構成は、図5に示した第3実施形態のそれと同様である。但し、本実施形態では、相関量算出部28、G補正値算出部26及び色差用補正係数算出部62の構成が、上記第3実施形態とは異なっている。
図7は、本第4実施形態における相関量算出部28の構成を示すブロック図である。該相関量算出部28は、Dh算出部72、Dv算出部74、D45算出部76及びD135算出部78から構成されている。即ち、特に図示はしていなかったが、上記第1乃至第3実施形態における相関量算出部28は、Dh算出部72及びDv算出部74を備えており、本第4実施形態にいては、更に、斜め方向(45°、135°)の相関量D45とD135を算出するためのD45算出部76及びD135算出部78が付加されている。このため、相関量Dh,Dvの算出式も上記(11)式とは異なる。これら相関量Dh,Dv,D45,D135の算出式は、次の(19)式の通りである。
Figure 2009027537
図8は、本第4実施形態におけるG補正値算出部26の構成を示すブロック図である。本実施形態におけるG補正値算出部26は、HPFh46、HPFv48、信号選択部52、HPF45 80、HPF135 82、及び最小値算出部84から構成される。即ち、斜め方向(45°、135°)のG補正量GHPF45、GHPF135を算出するためのHPF45 80及びHPF135 82が付加されている。補正量GHPFh、GHPFv、GHPF45、GHPF135の算出式を次の(20)式に示す。
Figure 2009027537
最小値算出部84は、次の(21)式に示すように、相関量算出部28から与えられた相関量Dh,Dv,D45,D135のうち最小のものを出力する。
D=min(Dh,Dv,D45,D135) …(21)
信号選択部52は、次の(22)式に示すように、最小値算出部84の出力に従ってG補正信号G33HPFを選択して出力する。
Figure 2009027537
図9は、本第4実施形態における色差用補正係数算出部62の構成を示すブロック図である。該色差用補正係数算出部62は、最小値算出部86、斜め補正係数算出部88、縦横補正係数算出部90及び信号選択部92から構成されている。即ち、本実施形態では、斜め方向(45°、135°)と水平・垂直方向とで補正係数KRの算出方法が異なるようにしている。
最小値算出部86は、以下の(23)式に示すように、相関量算出部28から与えられた相関量Dh,Dv,D45,D135のうち最小のものを出力する。また、相関量Dの最小値が斜め方向であったのか、水平・垂直方向であったのかを示す信号hv/sを信号選択部92に出力する。
D=min(Dh,Dv,D45,D135) …(23)
斜め補正係数算出部88と縦横補正係数算出部90は、最小値算出部86から与えられた相関量Dに従って、次の(24)式により色差用斜め補正係数KRsと色差用縦横補正係数KRhvをそれぞれ求める。
KRs=h(D)
KRhv=f(D) …(24)
相関量Dと色差用斜め補正係数KRs、色差用縦横補正係数KRhvの関数h,fの例を図10に示す。同じ相関量Dに対して、色差用斜め補正係数KRsが色差用縦横補正係数KRhvよりも大きくなっているのが特徴である。
信号選択部92は、最小値算出部86から与えられた、相関量Dの最小値が斜め方向であったのか、水平・垂直方向であったのかを示す信号hv/sに従って、次の(25)式に示すように、これら色差用斜め補正係数KRsと色差用縦横補正係数KRhvを選択して、色差用補正係数KRとして出力する。
Figure 2009027537
以上の処理により求められた色差用補正係数KRを用いて、加算器30は、R,B信号補間処理部24へ与えるG信号Gdを、次の(26)式により算出することになる。
G33d=G33LPF+KR×G33HPF …(26)
以上のように、本第4実施形態によれば、斜め方向の相関量Dが小さい場合には、色差用補正係数KRによってGLPFに加えられるG補正信号が大きくなるため、斜め方向に対する帯域改善効果が強くなるように働く。ベイヤ配列では、斜め方向のナイキスト周波数が、R,G,Bともに同じになっており、水平・垂直方向の場合よりも低い周波数において偽色が発生してしまう。そこで、斜め方向に対して、色信号間の相関を用いた帯域改善効果を高めることによって偽色の低減効果を高め、一方、水平・垂直方向に対しては、帯域改善効果を弱めることによって、アーティファクトの発生を防止する。
[第5実施形態]
図11は、本発明の第5実施形態に係る画像処理装置における補間処理部12の構成を示すブロック図である。本実施形態においては、該補間処理部12は、相関量算出部28、G信号生成部94、及びR,B信号生成部96によって構成される。
G信号生成部94は、上記第3実施形態における構成のうち、G信号を生成する部分と同一のものである。
R,B信号生成部96は、G信号生成部94のGとZ(Zは、RまたはB)とを入れ替えた構成になっている。即ち、R,B信号補間処理部24、R,B補正値算出部98、R,B用補正係数算出部100、積算器102及び加算器104から構成されている。
図2(A)の33の位置におけるG33とB33は、次の(27)式により求められる。
G33=G33LPF+KG×G33HPF
B33=B33LPF+KR×B33HPF …(27)
R,B用補正係数KRと輝度用補正係数KGの関係は、図6に示すように、同じ相関量Dに対してKR>KGとなっている。
以上のように、本第5実施形態によれば、R,B信号に対して、色信号間の相関を用いた帯域改善効果を高めることによって、偽色の低減効果を高めることができる。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、上記実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータがこのプログラムを実行することによって、上記機能を実現することも可能である。
(付記)
前記の具体的実施形態から、以下のような構成の発明を抽出することができる。
(1) 各画素の映像信号を構成するべき複数である所定数の色信号が、画素位置に応じて1つ以上欠落している映像信号を処理する画像処理装置であって、
上記各画素の欠落している色信号を補間する補間手段と、
上記補間手段での補間の際に、上記各色信号毎に、上記各色信号の周波数特性を改善する、少なくとも1つの周波数特性改善手段と、
上記周波数特性改善手段による上記各色信号に対する改善量を、上記各色信号毎に異なるように制御する改善量制御手段と、
を具備することを特徴とする画像処理装置。
(対応する実施形態)
この(1)に記載の画像処理装置に関する実施形態は、第1乃至第5実施形態が対応する。それらの実施形態において、G信号補間処理部22、R,B信号補間処理部24が上記補間手段に、加算器30、70が上記周波数特性改善手段に、G補正値算出部26、相関量算出部28、色差用補正係数算出部62、輝度用補正係数算出部64、積算器66,68が改善量制御手段に、それぞれ対応する。
(作用効果)
この(1)に記載の画像処理装置によれば、周波数特性改善手段による各色信号に対する改善量を各色信号毎に異なるように制御する、例えば、G信号を生成するときの周波数特性改善量KGとR,B信号を生成するときの周波数特性改善量KRとを異ならせることで、R,G,B信号それぞれの画質に対する影響の仕方に合わせた周波数特性の改善を行うことができる。
(2) 上記改善量制御手段は、輝度信号成分に対する寄与が大きい色信号に対する上記改善量を、その他の色信号に対する上記改善量よりも少なくするように制御することを特徴とする(1)に記載の画像処理装置。
(対応する実施形態)
この(2)に記載の画像処理装置に関する実施形態は、第1乃至第5実施形態が対応する。
(作用効果)
この(2)に記載の画像処理装置によれば、輝度信号成分に対する寄与が小さい色信号の周波数特性改善量が大きくなっているので、偽色低減効果が大きくなる。また、輝度信号成分に対する寄与が大きい色信号の周波数特性改善量が比較的小さくなっているので、アーティファクトが目立たない効果がある。
(3) 上記改善量制御手段は、各色信号の局所的な変動の類似性を表す相関量を求める相関量算出手段を備えることを特徴とする(1)または(2)に記載の画像処理装置。
(対応する実施形態)
この(3)に記載の画像処理装置に関する実施形態は、第2乃至第5実施形態が対応する。それらの実施形態において、相関量算出部28が上記相関量算出手段に対応する。
(作用効果)
この(3)に記載の画像処理装置によれば、各信号の変化が色信号間で類似している場合は、周波数特性改善量が大きくなるので、偽色低減効果や解像感の改善効果が大きくなる。一方、各信号の変化が色信号間で類似していない場合には、アーティファクトが目立たない効果がある。
(4) 上記相関量算出手段は、複数の方向に対する相関量を算出する方向別相関量算出手段を有することを特徴とする(3)に記載の画像処理装置。
(対応する実施形態)
この(4)に記載の画像処理装置に関する実施形態は、第4実施形態が対応する。その実施形態において、Dh算出部72、Dv算出部74、D45算出部76、D135算出部78が上記方向別相関量算出手段に対応する。
(作用効果)
この(4)に記載の画像処理装置によれば、斜め方向の周波数特性改善量が大きくなるので、斜め方向の偽色低減効果を高くできる。特に、ベイヤ配列の場合に効果が大きい。
(5) 上記周波数特性改善手段は、周波数特性を改善する対象である色信号以外の色信号から、周波数特性補正信号を求める周波数特性補正信号算出手段を備えることを特徴とする(1)乃至(4)の何れかに記載の画像処理装置。
(対応する実施形態)
この(5)に記載の画像処理装置に関する実施形態は、第1乃至第5実施形態が対応する。それらの実施形態において、G補正値算出部26が上記周波数特性補正信号算出手段に対応する。
(作用効果)
この(5)に記載の画像処理装置によれば、周波数特性を改善する対象である色信号以外の色信号から周波数特性補正信号を求める、例えば、G信号の周波数特性を改善するための補正値KG×GHPFを、R信号またはB信号から得ているため、G信号のサンプリングに応じた周波数特性よりも良い周波数特性が得られる。
(6) 上記画素位置に応じて1つ以上欠落している映像信号が、R信号、G信号、B信号からなるベイヤ配列映像信号であることを特徴とする(1)乃至(5)の何れかに記載の画像処理装置。
(対応する実施形態)
この(6)に記載の画像処理装置に関する実施形態は、第1乃至第5実施形態が対応する。
(作用効果)
R,G,Bベイヤ配列画像では、G信号が輝度信号成分に寄与する割合が大きい。このため、この(6)に記載の画像処理装置は、R,B信号に対する周波数特性改善量を大きくして、偽色低減効果を高めるとともに、G信号に対する周波数特性改善量を小さくして、アーティファクトが目立たないようにする。
また、ベイヤ配列では、斜め方向におけるサンプリング間隔が、G信号とR,B信号とで同じであるため、斜め方向の信号変化の類似性が高い場合は、G信号とR信号もしくは、G信号とB信号を組み合わせるせることにより、大きな偽色低減効果が得られる。
(7) 各画素の映像信号を構成するべき複数である所定数の色信号が、画素位置に応じて1つ以上欠落している映像信号を処理する画像処理方法であって、
上記各画素の欠落している色信号を補間する際に、上記各色信号に対する改善量を、上記各色信号毎に異なるように制御して、上記各色信号毎に、上記各色信号の周波数特性を改善することを特徴とする画像処理方法。
(対応する実施形態)
この(7)に記載の画像処理方法に関する実施形態は、第1乃至第5実施形態が対応する。
(作用効果)
この(7)に記載の画像処理方法によれば、各色信号に対する改善量を各色信号毎に異なるように制御する、例えばG信号を生成するときの周波数特性改善量KGとR,B信号を生成するときの周波数特性改善量KRとを異ならせることで、R,G,B信号それぞれの画質に対する影響の仕方に合わせた周波数特性の改善を行うことができる。
(8) コンピュータに、各画素の映像信号を構成するべき複数である所定数の色信号が、画素位置に応じて1つ以上欠落している映像信号を処理させる画像処理プログラムであって、
コンピュータを、
上記各画素の欠落している色信号を補間する補間手段、
上記補間手段での補間の際に、上記各色信号毎に、上記各色信号の周波数特性を改善する、少なくとも1つの周波数特性改善手段、
上記周波数特性改善手段による上記各色信号に対する改善量を、上記各色信号毎に異なるように制御する改善量制御手段、
として機能させるための画像処理プログラム。
(対応する実施形態)
この(8)に記載の画像処理プログラムに関する実施形態は、第1乃至第5実施形態が対応する。
(作用効果)
この(8)に記載の画像処理プログラムによれば、各色信号に対する改善量を各色信号毎に異なるように制御する、例えばG信号を生成するときの周波数特性改善量KGとR,B信号を生成するときの周波数特性改善量KRとを異ならせることで、R,G,B信号それぞれの画質に対する影響の仕方に合わせた周波数特性の改善を行うことができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像処理装置の全体構成を示す機能ブロック図である。 図2(A)はベイヤ配列の色フィルタを説明するための図であり、図2(B)は補間したR信号、G信号、B信号を説明するための図である。 図3は、第1実施形態における補間処理部の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の第2実施形態に係る画像処理装置における補間処理部の構成を示すブロック図である。 図5は、本発明の第3実施形態に係る画像処理装置における補間処理部の構成を示すブロック図である。 図6は、相関量Dと色差用補正係数KR、輝度用補正係数KGの関数f,gの例を示す図である。 図7は、本発明の第4実施形態に係る画像処理装置における補間処理部の相関量算出部の構成を示すブロック図である。 図8は、第4実施形態に係る画像処理装置における補間処理部のG補正値算出部の構成を示すブロック図である。 図9は、第4実施形態に係る画像処理装置における補間処理部の色差用補正係数算出部の構成を示すブロック図である。 図10は、相関量Dと色差用斜め補正係数KRs、色差用縦横補正係数KRhvの関数h,fの例を示す図である。 図11は、本発明の第5実施形態に係る画像処理装置における補間処理部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10…撮像部、 12…補間処理部、 14…輝度色差生成部、 16…エッジ強調処理部、 18…色変換部、 20…記録部、 22…G信号補間処理部、 24…R,B信号補間処理部、 26…G補正値算出部、 28…相関量算出部、 30,40,44,70,104…加算器、 32…LPFh、 34…LPFv、 36…LPFa、 38,52,58,60,92…信号選択部、 42…LPF、 46…HPFh、 48…HPFv、 50…HPFa、 54,56…相関量判定部、 62…色差用補正係数算出部、 64…輝度用補正係数算出部、 66,68,102…積算器、 72…Dh算出部、 74…Dv算出部、 76…D45算出部、 78…D135算出部、 80…HPF45、 82…HPF135、 84,86…最小値算出部、 88…斜め補正係数算出部、 90…縦横補正係数算出部、 94…G信号生成部、 96…B信号生成部、 98…R,B補正値算出部、 100…R,B用補正係数算出部。

Claims (8)

  1. 各画素の映像信号を構成するべき複数である所定数の色信号が、画素位置に応じて1つ以上欠落している映像信号を処理する画像処理装置であって、
    上記各画素の欠落している色信号を補間する補間手段と、
    上記補間手段での補間の際に、上記各色信号毎に、上記各色信号の周波数特性を改善する、少なくとも1つの周波数特性改善手段と、
    上記周波数特性改善手段による上記各色信号に対する改善量を、上記各色信号毎に異なるように制御する改善量制御手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 上記改善量制御手段は、輝度信号成分に対する寄与が大きい色信号に対する上記改善量を、その他の色信号に対する上記改善量よりも少なくするように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 上記改善量制御手段は、各色信号の局所的な変動の類似性を表す相関量を求める相関量算出手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 上記相関量算出手段は、複数の方向に対する相関量を算出する方向別相関量算出手段を有することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 上記周波数特性改善手段は、周波数特性を改善する対象である色信号以外の色信号から、周波数特性補正信号を求める周波数特性補正信号算出手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の画像処理装置。
  6. 上記画素位置に応じて1つ以上欠落している映像信号が、R信号、G信号、B信号からなるベイヤ配列映像信号であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の画像処理装置。
  7. 各画素の映像信号を構成するべき複数である所定数の色信号が、画素位置に応じて1つ以上欠落している映像信号を処理する画像処理方法であって、
    上記各画素の欠落している色信号を補間する際に、上記各色信号に対する改善量を、上記各色信号毎に異なるように制御して、上記各色信号毎に、上記各色信号の周波数特性を改善することを特徴とする画像処理方法。
  8. コンピュータに、各画素の映像信号を構成するべき複数である所定数の色信号が、画素位置に応じて1つ以上欠落している映像信号を処理させる画像処理プログラムであって、
    コンピュータを、
    上記各画素の欠落している色信号を補間する補間手段、
    上記補間手段での補間の際に、上記各色信号毎に、上記各色信号の周波数特性を改善する、少なくとも1つの周波数特性改善手段、
    上記周波数特性改善手段による上記各色信号に対する改善量を、上記各色信号毎に異なるように制御する改善量制御手段、
    として機能させるための画像処理プログラム。
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