JP2011153620A - 携帯型エンジン発電機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】燃料タンク7の上方には、ハンドル9が右側壁5の上面と左側壁6の上面とを掛け渡されている。右側壁5および左側壁6の前端部にて各側壁と燃料タンク7の側面に設けられたフランジ7aとが締結される。ハンドル9の端部とフランジ7aと各側壁とを一緒に締結する。前脚部が直線状に形成されている。ハンドル9を燃料タンク7の天板に取り付けずに、ハンドル9と燃料タンク7と各側壁とを一緒に締結することで、燃料タンク7の補強材が必要無くなり、従来よりも軽量化される。
【選択図】図1
Description
業務用としては、例えば、土木・建築現場用の電源、電動工具用の電源、野外コンサートやお祭り等の比較的大規模・中規模の野外イベント用の電源、緊急非常用電源等の用途がある。
個人用としては、例えば、家庭での簡易作業用の電源、自動車等のバッテリの充電のための電源、キャンプ等の比較的小規模の野外イベント用の電源、夜釣り用の電源等の用途がある。
用途によって、必要な出力の大きさは異なっており、業務用の携帯型エンジンの出力は、一般的に、個人用の携帯型エンジンより大きい。出力が大きいほど重量が増えるので、業務用の携帯型エンジンは、一般的に、個人用の携帯型エンジンより重い。
業務用の携帯型エンジン発電機の定格出力は、例えば、2000VA以上(50Hz/60Hz)であり、その重量は、例えば、25kg以上となる。30kgを超える発電機も存在する。このような携帯型エンジン発電機を一人で持ち運ぶことは、困難である。
これに対し、個人用の携帯型エンジン発電機の定格出力は、例えば、2000VA未満であり、その重量は、例えば、25kg未満となる。20kg以下の発電機や、10数kgの発電機も存在する。この程度の重量の携帯型エンジン発電機であれば、1人で持ち運ぶことができる。
このように、携帯型エンジン発電機では、一般的に、用途によって、重量(出力)が異なっている。そして、重量によって、ハンドルの数及び位置が異なる。
まず、比較的重量の大きい携帯型発電機(例えば、業務用の携帯型エンジン発電機等)について説明する。
比較的重量の大きい携帯型エンジン発電機には、例えば、発電機の四方をパイプフレームで囲んだパイプ型発電機がある。パイプ型発電機に関する文献としては、例えば、特許文献1がある。
特許文献1に示すパイプ型発電機では、上パイプ45が、パイプ型発電機の上面の短手方向の左右の側辺に沿って設けられている(特許文献1の図2参照)。この左右の上パイプ45が、ハンドルとなる。一方の上パイプ45が、1人又は複数人によって把持され、他方の上パイプ45も、1人又は複数人によって把持される。これにより、このパイプ型発電機は持ち運ばれる。従って、パイプ型発電機は、通常、少なくとも2人によって持ち運ばれる。
なお、比較的力の強い人であれば、両手でそれぞれの上パイプ45を把持することにより、一人でこのパイプ型発電機を持ち運ぶことが可能である。そのように持った場合、身体の前にパイプ型発電機が位置する。そのため、直立した姿勢でパイプ型発電機を持つと、太ももや膝等にパイプ型発電機が接触するため、歩き難い。一方、前屈みの姿勢でパイプ型発電機を持つと、膝や脛等とパイプ型発電機との接触を防止することができる。しかし、腰に負担が掛かってしまうので、長距離の持ち運びが困難である。
このように、パイプ型発電機は、1人での持ち運びを想定して設計されておらず、複数人での持ち運びを想定して設計されているため、1人での携帯に適していない。
また、パイプ型発電機に限らず、比較的重量の大きい携帯型エンジン発電機では、複数のハンドルが、本体上面の側辺に沿って配置されている。これらの携帯型エンジン発電機も、パイプ型発電機と同様に、複数人での持ち運びに適している。
次に、比較的重量の小さい携帯型発電機(例えば、個人用の携帯型エンジン発電機等)について説明する。
比較的重量の小さい携帯型エンジン発電機には、カバード(covered)型発電機と、オープン型発電機とがある。カバード型発電機では、装置全体がカバーによって覆われるので、消音性に優れるが、装置が大きくなってしまう。オープン型発電機では、装置全体を覆うカバーが存在しないので、比較的小型化が可能である。
オープン型発電機としては、例えば、図10に示すような発電機本体およびエンジン本体の構成部品の一部と携帯型発電機71の側壁76とを一体成形したダイカストフレームを備えたダイカスト型発電機がある。このダイカスト型発電機では、1つのハンドル72が、本体上面の長手方向に沿うように、本体上面の中央部分に配置されている。このようなハンドル72の配置は、1人での持ち運びに適している。
また、上述したパイプ型発電機も、ダイカスト型と同様に、オープン型発電機である。
しかし、ダイカスト型発電機の場合、構成部品の一部と側壁とを一体成形することができるので、パイプ型発電機よりも部品数を削減することができる。また、パイプ型発電機よりも部品数が少ないので組み立てやすい。更に、ダイカスト型発電機では、本体の周囲にパイプが配置されていない。そのため、ダイカスト型発電機は、パイプ型発電機より小さく、持ち運びに適している。
なお、上述した例では、携帯型エンジン発電機を、比較的重量の大きい業務用の携帯型エンジン発電機と、比較的重量の小さい個人用の携帯型エンジン発電機とに大別して説明を行った。しかし、実際には、両者を厳密に区別することは困難である。業務用の携帯型エンジン発電機を個人用途に用いることは可能であり、個人用の携帯型エンジン発電機を業務用途に用いることも可能である。
ただし、ハンドルの配置によって、携帯型エンジン発電機を、1人携帯型エンジン発電機と、複数人携帯型エンジン発電機とに分類することはできる。ここでいう1人携帯型エンジン発電機は、1人での携帯に適した携帯型エンジン発電機を意味しており、1人でなければ携帯できないことを意味していない。複数人携帯型エンジン発電機は、複数人での携帯に適した携帯型エンジン発電機を意味しており、複数人でなければ携帯できないことを意味していない。
特許文献2に記載の技術の場合、発電機本体の構成部品と側壁とが一体的に形成されたダイカストフレームを採用しているので、パイプの突出量を無くすことができ、パイプ型発電機よりも幅方向の長さを短くすることができる。また、携帯型エンジン発電機を持ち運びするハンドルが、上部に設けられた燃料タンクの中央部に取り付けられているので、一人でも持ち運びやすい。
更に、特許文献2に記載の技術および図10に示す携帯型エンジン発電機71では、持ち運ぶ際にハンドル72に集中する力に耐えられるように、燃料タンク73の上面に補強材74を取り付けなければならない。また、燃料タンク73と接続されるフランジ75の直下の側壁部分76aは、携帯型エンジン発電機71を持ち上げる時に集中する力に耐えられるように十分厚みを持たせていた。また、ハンドル72と燃料タンク73との締結と、燃料タンク73と側壁76とをそれぞれ締結する為に、一側面に対して3本のボルト締めが必要であった。
すなわち、本発明に係る携帯型エンジン発電機は、操作パネルが前面に設けられた携帯型エンジン発電機であって、エンジンと、前記エンジンの回転駆動によって電気を発生する発電機と、前記操作パネルの両側にそれぞれ配置された側壁と、前記側壁の上面と接するフランジを側面に有する燃料タンクと、前記燃料タンクの上方で、前記操作パネルの両側にそれぞれ配置された前記側壁のうちの一方の前記側壁の上面と他方の前記側壁の上面とを掛け渡すハンドルとを備え、前記側壁は、前記側壁の前端部において前記側壁と前記フランジとを締結する第1締結部と、前記ハンドルの端部と前記フランジと前記側壁とを一緒に締結する第2締結部と、前記側壁の下部に形成され、前記エンジンもしくは前記発電機のいずれか一方の一部を覆うケース部と、前記第1締結部から下方に形成された直線状の前脚部と、前記ケース部の後方に形成された後脚部とを有する携帯型エンジン発電機である。
なお、以下の説明で、前後および左右上下とは携帯型エンジン発電機の操作パネルを正面視した場合を基準としている。
図1は、本実施例に係る携帯型エンジン発電機の概略構成を示す正面図である。図2は、携帯型エンジン発電機の平面図であり、図3は図1の矢視A方向の図であり、図4は図1の矢視B方向の図である。
携帯型エンジン発電機のハンドル9は、持ち運びの際に握られる上部ハンドル部9aと上部ハンドル部9aの端部が下方に折れ曲がった側部ハンドル部9bとを有する。上部ハンドル9aと側部ハンドル部9bとは一体的に成形されている。上部ハンドル部9aは燃料タンクの上方を横切って配置されている。側部ハンドル部9bの側面の一部に窪みが形成されている。側部ハンドル部9bは、窪み内において、ボルト47、59によりフランジ7aおよび両側壁の上面と接続されている。上部ハンドル部9aは燃料タンク7の上方を囲むように形成されているので、棒または板状のものが携帯型エンジン発電機1上に倒れた際に、燃料タンク1を保護する機能を有する。
図3および図6を参照して、右側壁5の構成について説明する。図6は右側壁5の図1の矢視A方向の図および一部上面図である。
前脚部31の最前面は、操作パネル4(図1参照)の前面よりも前方に位置している。従って、操作パネル4に物が接触する可能性を低減することができる。その結果、操作パネル4の破損等を防止することができる。
図4および図7を参照して、左側壁6の構成について説明する。図7は左側壁6の図1の矢視B方向の図および一部上面図である。
上述した携帯型エンジン発電機1の構造はモノコック(monocoque)構造と称することもできる。本体を構成するダイカスト部材が、前脚部31、51及び軸部45、57を有する。前脚部31、51及び軸部45、57が、携帯型エンジン発電機1の骨格となっている。
従来の携帯型エンジン発電機では、本実施例における前脚部31、51及び軸部45、57に相当する複数の脚は、単に、携帯型エンジン発電機1を地面に設置する機能を有していた。また、本実施例におけるフランジ7aに相当する燃料タンクのフランジは、単に、燃料タンク7の強度を確保し、燃料タンク7の変形・破損を防止する機能を有していた。
これに対し、本実施例における前脚部31、51、軸部45、57及びフランジ7aは、従来の機能に加え、携帯型エンジン発電機1のフレームとしての機能を有する。これにより、パイプ型発電機が有するようなパイプを有さなくても、携帯型エンジン発電機の強度を確保することができる。
また、前脚部31の最前面は、操作パネル4の前面よりも前方に位置している(図1、3)。前脚部31及び軸部45は、側壁部33の表面よりも側方(右側方)に膨出している(図3、6)。前脚部51及び軸部57は、側壁部53の表面よりも側方(左側方)に膨出している(図4、7)。フランジ7aは、操作パネル4の前面よりも前方に突出している。フランジ7aは、側壁部33、53の表面より側方(左右側方)に突出している(図2)。これにより、前脚部31、51、軸部45、57及びフランジ7aにより構成されるフレームは、操作パネル4及び側壁部33、53を保護する機能も有する。従って、操作パネル4及び側壁部33、53に物が接触する可能性を低減することができる。その結果、操作パネル4及び側壁部33、53の破損等を防止することができる。
本実施例の携帯型エンジン発電機1では、2本の側部ハンドル部9bが、第2締結部から鉛直上方に延びている。2本の側部ハンドル部9bの間には、上部ハンドル部9aが設けられている。上部ハンドル9aは水平方向に延びている。上部ハンドル部9aと、フランジ7aのフランジ面とは略平行である。これにより、ハンドル9も、携帯型エンジン発電機1のフレームを構成している。
図10に示す従来の携帯型エンジン発電機71では、本実施例におけるハンドル9に相当するハンドル72は、単に、携帯型エンジン発電機を持ち運ぶための機能を有していた。
これに対し、本実施例におけるハンドル9は、従来の機能に加え、前脚部31、51、軸部45、57及びフランジ7aと組合せられることにより、携帯型エンジン発電機1のフレームとしての機能を有する。これにより、携帯型エンジン発電機の強度を更に高めることができる。
平面視において上部ハンドル部9aは、タンクキャップ10と重ならないように設けられている(図2)。つまり、上部ハンドル部9aは、燃料タンク7の上面から上方に突出しているタンクキャップ10を避けるように配置されている。これにより、上部ハンドル部9aを把持する際に、タンクキャップ10が邪魔にならないため、上部ハンドル部9aを低い位置に配置でき、2本の側部ハンドル部9bを短くできる。2本の側部ハンドル部9bを短くすることにより、第2締結部に力がかかる場合に、上部ハンドル部9aに発生する曲げモーメントが小さくなる。これにより、携帯型エンジン発電機のフレームとしての強度を高めることができる。さらに、2本の側部ハンドル部9bを短くすることにより、携帯型エンジン発電機を軽量化することができる。
エンジンカバー32は、側壁部33及び軸部45の下方で且つ前脚部31の後方に位置し、前脚部31と接触する(又は間隔をあけて配置される)とともに、軸部45と後脚部34との間に配置されている。また、発電機カバー52は、側壁部53及び軸部57の下方で且つ前脚部51の後方に位置し、前脚部51と接触する(又は間隔をあけて配置される)とともに、軸部57と後脚部54との間に配置されている。このように配置されたエンジンカバー32、発電機カバー52も、上述したフレームを構成している。エンジンカバー32、発電機カバー52は、本発明におけるケース部に相当する。
更に、側部ハンドル部9bは、燃料タンク7の上側部分の側面よりも外側に位置している。
図10に示す従来の携帯型エンジン発電機71では、燃料タンク73の側面が露出しているが、本実施例では、燃料タンク7の上側部分の側面よりも外側に、ハンドル側部9bが位置している。従って、本実施例7のハンドル7は、燃料タンク7の上側部分の側面を保護する機能を有する。このように、本実施例の携帯型エンジン発電機1では、前脚部31、51、軸部45、57、フランジ7a及びハンドル9が、携帯型エンジン発電機1の強度を確保する機能と、携帯型エンジン発電機1の構成要素を保護する機能とを有する。
また、本実施例の携帯型エンジン発電機1では、燃料タンク7の高さの半分以上が、側壁5、6の上面より低くなるように配置されている。すなわち、フランジ7aのフランジ面から燃料タンク7の上面までの高さ(上半体7bの高さ)h1は、フランジ7aのフランジ面から燃料タンク7の下面までの高さ(下半体7cの高さ)h2よりも短い。
燃料タンク7の下半体7cは、前脚部31、51、軸部45、57及びフランジ7aにより構成されるフレームに囲われる。携帯型エンジン発電機1では、下半体7cの容積が大きいので、燃料タンク7の保護に優れている。
また、フランジ7aの水平なフランジ面が、燃料タンク7の高さの半分より高い位置に位置するので、フランジ7aとマフラーカバー21との間の間隔Gを高い位置に確保することができる(図3)。これにより、携帯型エンジン発電機1の1人での持ち運び易さを向上させることができる。この点について、図9を用いて説明する。
図9(a)は、フランジが比較的高い位置に配置された携帯型エンジン発電機を模式的に示す側面図である。図9(b)は、フランジが比較的低い位置に配置された携帯型エンジン発電機を模式的に示す側面図である。
図中の各符号は、以下の通りである。
F(F1、F2) フランジ
H(H1、H2) フランジFのフランジ面までの高さ
L(L1、L2) フランジFのフランジ面から燃料タンクの上面までの高さ
C(C1、C2) エンジンのシリンダ(図示せず)の向き
A(A1、A1) シリンダの傾斜角
P(P1、P2) 点火プラグのキャップ
G(G1、G2) 点火プラグのキャップPの着脱及び点火プラグのメンテナンス作業を行うためのギャップ
D(D1、D2) 携帯型エンジン発電機の奥行き
図9(a)と図9(b)とを対比すると、フランジF1は、フランジF2よりも高い位置に配置されている。H1はH2より大きい。L1はL2より小さい。従って、ギャップG1の位置は、ギャップG2より高い。
ギャップG1の位置が高いので、点火プラグのキャップP1を高位置に配置することが可能となる。キャップP1の位置は、ギャップP2より高い。
点火プラグのキャップP1を高位置に配置するためには、シリンダの向きC1を変える必要がある。具体的には、シリンダを、より立てて配置しなければならない。C1はC2より立っている。A1はA2より大きい。その結果、シリンダの奥行き方向への突出量が減少するので、携帯型エンジン発電機の奥行きD1が小さくなる。D1はD2より小さい。すなわち、フランジF1を高位置に配置することにより、点火プラグのメンテナンス作業を行うためのギャップG1を狭めることなく、携帯型エンジン発電機の奥行きD1を小さくすることができるのである。
本実施例の携帯型エンジン発電機において、奥行きを小さくすることにより得られるメリットは大きい。
本実施例の携帯型エンジン発電機は、1人携帯型エンジン発電機である。ハンドルは、本体上面の長手方向に沿うように、本体上面の中央部分に配置される。従って、1人でハンドルを持って、携帯型エンジン発電機を持ち上げると、奥行き方向の面(正面又は背面)が身体と向き合う。片手で持ち上げれば、携帯型エンジン発電機の奥行き方向の面が、太ももや膝等の側面と向き合う。両手で持ち上げれば、携帯型エンジン発電機の奥行き方向の面が、太ももや膝等の前面と向き合う。
携帯型エンジン発電機の奥行きを小さくすることにより、太ももや膝等への携帯型エンジン発電機の接触を弱めることができるので、歩き易くなる。片手で持っても、脇が開き難くなるので、手が疲れ難い。両手で持つ場合でも、脇が開いたり腰が曲がったりし難くなるので、手の疲れや腰への負担を低減することができる。従って、携帯性を高めることができる。
本発明は、上記実施例のものに限らず、次のように変形実施することができる。
上記実施例では、フランジ7aは水平であるが、本発明は、この例に限定されず、フランジが傾斜していてもよい。
上記実施例では、前脚部が円柱形状である場合について説明したが、本発明は、この例に限定されない。前脚部は、柱形状であればよい。柱形状としては、例えば、円柱形状、角柱状、楕円形状等を挙げることができる。
上記実施例では、軸部が半円柱形状である場合について説明したが、本発明は、この例に限定されない。軸部は、半柱形状であればよい。半柱形状としては、例えば、半円柱形状、半楕円形状等を挙げることができる。また、半柱形状は、多角柱を該多角柱の長手方向に沿って切断することによって得られる形状であってもよい。なお、半柱形状は、柱を該柱の長手方向に沿って切断することによって得られる形状であればよく、必ずしも厳密に柱形状の半分である必要はない。
2 … エンジン
3 … 発電機
4 … 操作パネル
5 … 右側壁
6 … 左側壁
7 … 燃料タンク
7a … フランジ
9 … ハンドル
31、51 … 前脚部
31b、51b … 窪み
32 … エンジンカバー
34、54 … 後脚部
41、46、55、58 … ボルト孔
42、47、56、59 … ボルト
45、57 … 軸部
49 … 窓
50 … コック
Claims (14)
- 操作パネルが前面に設けられた携帯型エンジン発電機であって、
エンジンと、
前記エンジンの回転駆動によって電気を発生する発電機と、
前記操作パネルの両側にそれぞれ配置された側壁と、
前記側壁の上面と接するフランジを側面に有する燃料タンクと、
前記燃料タンクの上方で、前記操作パネルの両側にそれぞれ配置された前記側壁のうちの一方の前記側壁の上面と他方の前記側壁の上面とを掛け渡すハンドルと
を備え、
前記側壁は、
前記側壁の前端部において前記側壁と前記フランジとを締結する第1締結部と、
前記ハンドルの端部と前記フランジと前記側壁とを一緒に締結する第2締結部と、
前記側壁の下部に形成され、前記エンジンもしくは前記発電機のいずれか一方の一部を覆うケース部と、
前記第1締結部から下方に形成された直線状の前脚部と、
前記ケース部の後方に形成された後脚部と
を有する携帯型エンジン発電機。 - 請求項1に記載の携帯型エンジン発電機において、
前記前脚部は、前記第1締結部を通る縦軸線を中心とする柱形状を有する
携帯型エンジン発電機。 - 請求項2に記載の携帯型エンジン発電機において、
前記前脚部の側面には、窪みが形成されており、
前記窪みは、直線状であり、前記前脚部の長手方向と平行である
携帯型エンジン発電機。 - 請求項1に記載の携帯型エンジン発電機において、
前記側壁には、前記第2締結部から前記ケース部にかけて側壁面が膨出した軸部が形成されており、
前記軸部は、直線状であり、前記前脚部と平行である
携帯型エンジン発電機。 - 請求項4に記載の携帯型エンジン発電機において、
前記軸部は、前記第2締結部を通る縦軸線を中心とする半柱形状を有する
携帯型エンジン発電機。 - 請求項5に記載の携帯型エンジン発電機において、
前記軸部の側面には、窪みが形成されており、
前記窪みは、直線状であり、前記軸部の長手方向と平行である
携帯型エンジン発電機。 - 請求項1に記載の携帯型エンジン発電機において、
前記燃料タンクの高さの半分以上が、前記側壁の上面より低い携帯型エンジン発電機。 - 請求項1に記載の携帯型エンジン発電機において、
前記燃料タンクから前記エンジンに供給する燃料の量を調節するコックを備え、
前記側壁の一方には、前記前脚部と前記軸部との間に窓が設けられ、
前記窓を通じて操作可能に前記コックが配置される
携帯型エンジン発電機。 - 請求項4に記載の携帯型エンジン発電機において、
前記軸部の中心軸線は前記エンジンのクランク軸の軸中心より後方で前記後脚部より前方に配置される
携帯型エンジン発電機。 - 請求項1に記載の携帯型エンジン発電機において、
前記フランジは、平面視環状を有し、前記燃料タンクの外縁全周に沿い、
前記フランジのフランジ面は、水平であり、
前記前脚部は、前記第1締結部から鉛直下方に延び、
前記軸部は、前記第2締結部から鉛直下方に延び、
前記前脚部、前記軸部、前記フランジが、前記携帯型エンジン発電機のフレームを構成している
携帯型エンジン発電機。 - 請求項10に記載の携帯型エンジン発電機において、
前記前脚部の最前面は、前記操作パネルの前面よりも前方に位置している
携帯型エンジン発電機。 - 請求項10に記載の携帯型エンジン発電機において、
前記フランジは、前記操作パネルの前面よりも前方に突出している
携帯型エンジン発電機。 - 請求項10に記載の携帯型エンジン発電機において、
前記ハンドルは、2本の側部ハンドル部と、2本の側部ハンドル部の間に設けられた上部ハンドル部とからなり、
前記側部ハンドル部は、前記第2締結部から鉛直上方に延び、
前記上部ハンドル部は、水平方向に延び、
前記ハンドルも、前記携帯型エンジン発電機のフレームを構成している
携帯型エンジン発電機。 - 請求項10に記載の携帯型エンジン発電機において、
前記ケース部は、前記軸部の下方で且つ前記前脚部の後方に位置し、前記前脚部と接触し、前記軸部と前記後脚部との間に配置されており、
前記ケース部も、前記携帯型エンジン発電機のフレームを構成している
携帯型エンジン発電機。
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