JP2011149615A - 空気調和システム - Google Patents

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Emi Takeda
恵美 竹田
Masaki Toyoshima
正樹 豊島
Fumitake Unezaki
史武 畝崎
Shinji Nakamura
慎二 中村
Takashi Kadoi
隆治 門井
Kazuhiro Komatsu
一宏 小松
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Abstract

【課題】空調エリアの快適性を保ちながら不要な送風は停止して消費電力量を削減する空気調和システムを得る。
【解決手段】周辺の温度を検出する2台の無線計測端末24a、24bが、空調エリア21内において人が滞在する場所、例えば、机27等の上に設置した。
【選択図】図2

Description

本発明は、空調エリアの温度に応じてサーモオフ時の送風を制御する空気調和システムに関するものである。
従来の多室形空気調和装置として、室外機に容量可変形圧縮機を備え、室内機に冷媒の循環量を制御する弁等を設け、圧縮機の容量と各室内機への冷媒の循環量を制御して冷房能力や暖房能力を変更しているものがある。このような空気調和機は、室内機の空気の吸込み口には室温を測定するためのサーミスター等が取り付けられており、冷房運転の場合は室内機の吸込み空気温度が設定温度より一定値以上上昇したとき室内機への冷媒の循環量を増加させ(冷房サーモオン)、吸込み空気温度が設定温度より一定値未満に低下したときは冷媒の循環量を減少、又は冷媒の循環を停止させる(冷房サーモオフ)。また、暖房運転の場合は室内機の吸込み空気温度が設定温度より一定値未満に低下したとき室内機への冷媒の循環量を増加させ(暖房サーモオン)、吸込み空気温度が設定温度より一定値以上上昇したときは冷媒の循環量を減少、又は冷媒の循環を停止させる(暖房サーモオフ)。ただし、冷媒の循環が停止してもサーミスターは室温を測定する必要があるため室内機の送風機は常に、又は断続的に運転してサーミスターへ室内の空気を送る必要がある。
上記のような空気調和機に関連して、暖房サーモオフ中に送風運転をすると暖かくない風が流れて不快に感じるため、暖房サーモオフ時の送風量を減少させて送風方向を下向きに制御する空気調和機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、冷房サーモオフ中の快適性を向上させるために、在室者が送風量をゼロ以外に設定可能とする空気調和機が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第2940456号公報(第2−3頁、図2−3) 特許第4133100号公報(第6頁、図8)
しかし、上記の空気調和装置はサーモオフ中も送風機の運転を継続しており電力を浪費してしまうという問題点あった。また、送風機を運転させても室内機の吸い込み空気温度は実際の空調エリア内の室温と異なり、適切に制御できていないという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、空調エリアの快適性を保ちながら不要な送風は停止して消費電力量を削減することである。また、第2の目的は、空調エリアの室温を精度よく検出して、適切に送風機の運転を制御することである。
本発明に係る空気調和システムは、圧縮機、四方弁及び室外熱交換器を有する室外機と、膨張装置、室内熱交換器、室内送風機及び制御装置を有する1台以上の室内機と、前記圧縮機、前記四方弁、前記室外熱交換器、前記膨張装置及び前記室内熱交換器を冷媒配管によって環状に接続した冷媒回路と、空調エリアの温度(以下、「エリア内温度」という)を検出する計測端末と、前記計測端末によって検出された前記エリア内温度を受信して前記制御装置に送信する設定端末と、を備え、前記制御装置は、前記設定端末から受信した前記エリア内温度と目標温度との比較処理の結果に基づいて、前記膨張装置の開度を増加させて前記冷媒回路の冷媒の循環量を増加させ、前記室内送風機を動作させ、あるいは、前記膨張装置の開度を減少若しくは閉じた状態として前記冷媒回路の冷媒の循環量を減少、若しくは冷媒の循環を停止させることを特徴とする。
本発明によれば、冷房サーモオフ又は暖房サーモオフ中に室内送風機を停止させても、空調エリア内の温度を正確に測定することができ、空調エリア内の快適性を維持しつつ室内送風機の電力を削減することができる。
本発明の実施の形態1における空気調和機の構成図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの全体構成の概略図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの冷房運転の制御フローを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの暖房運転の制御フローを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和システムの冷房運転の制御フローを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和システムの暖房運転の制御フローを示す図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和システムの冷房運転の制御フローを示す図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和システムの暖房運転の制御フローを示す図である。 本発明の実施の形態4に係る空気調和システムの冷房運転の制御フローを示す図である。 本発明の実施の形態4に係る空気調和システムの暖房運転の制御フローを示す図である。
実施の形態1.
(空気調和機の構成)
図1は、本発明の実施の形態1における空気調和機の構成図である。
図1で示されるように、本実施の形態に係る空気調和機は、少なくとも、室外機1、2台の室内機2a、2b、及びそれらを接続する冷媒配管によって構成されている。
室外機1は、少なくとも、液冷媒とガス冷媒とを分離するアキュムレーター3、冷媒を圧縮する圧縮機4、冷媒の流路を切り替える四方弁5、及び、室外空気と冷媒との熱交換を実施する室外熱交換器6を備えている。この室外機1の内部において、四方弁5、アキュムレーター3、圧縮機4、四方弁5、室外熱交換器6の順に冷媒配管によって接続されている。また、四方弁5は後述するガス側主管11に接続されており、また、室外熱交換器6は後述する液側主管9に接続されている。また、室外機1は、さらに、圧縮機4等の制御を実施する室外制御装置18、圧縮機4の吐出口側に接続された冷媒配管に設置され、圧縮機4から吐出される冷媒の圧力を検出する吐出圧力センサー19、圧縮機4の吸入口側に接続された冷媒配管に設置され、圧縮機4に吸入される冷媒の圧力を検出する吸入圧力センサー20、及び、室外熱交換器6に室外空気を通過させる室外送風機(図示せず)を備えている。
室内機2a、2bは、それぞれ少なくとも、冷媒を膨張させ減圧する膨張弁7a、7b、空調エリア内の空気と冷媒との熱交換を実施する室内熱交換器8a、8b、及び、空調エリアから空気をそれぞれ室内機2a、2b内に吸い込ませ、室内熱交換器8a、8bにその空気を通過させて空調エリアへ送風する室内送風機17a、17bを備えている。この室内機2a、2bそれぞれの内部において、室内熱交換器8a、8b及び膨張弁7a、7bは冷媒配管によって接続されている。また、室内熱交換器8a、8bはそれぞれガス側分岐管12a、12bに接続されており、このガス側分岐管12a、12bはそれぞれ室外機1との間で冷媒を流通させるガス側主管11に接続している。また、膨張弁7a、7bはそれぞれ液側分岐管10a、10bに接続されており、この液側分岐管10a、10bはそれぞれ室外機1との間で冷媒を流通させる液側主管9に接続している。また、室内機2a、2bは、それぞれ、さらに、その吸込み口(図示せず)から吸い込まれる空気温度を検出する吸込空気温度センサー13a、13b、室内熱交換器8a、8bと膨張弁7a、7bとを接続する冷媒配管に設置され、室内熱交換器8a、8bに流出入する冷媒の温度を検出する液管温度センサー14a、14b、室内熱交換器8a、8bにそれぞれ接続されたガス側分岐管12a、12bに設置され、室内熱交換器8a、8bにそれぞれ流出入する冷媒の温度を検出するガス管温度センサー15a、15b、及び、膨張弁7a、7bそれぞれの開度等を制御する室内制御装置16a、16bを備えている。
なお、本実施の形態に係る空気調和機は、図1で示されるように、2台の室内機2a、2bを備えるものとしているが、これに限定されるものではなく、1台又は3台以上の室内機を備える構成としてもよい。
また、膨張弁7a、7bは本発明の「膨張装置」に相当し、吸込空気温度センサー13a、13bは本発明の「吸込温度検出手段」に相当し、液管温度センサー14a、14bは本発明の「液管温度検出手段」に相当し、そして、ガス管温度センサー15a、15bは本発明の「ガス管温度手段」に相当する。
(空気調和システムの構成)
図2は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの全体構成の概略図である。
図2で示されるように、室外機1は建物の屋上等に設置され、室内機2a、2bは天井裏22に設置され、そして、設定端末23が空調エリア21内の壁又は柱等に設置されている。また、室内機2aは、室外機1、室内機2b及び設定端末23それぞれに対し、LANケーブル等の通信線28によって接続されている。
なお、上記のように通信線28によって、室内機2aが、室外機1、室内機2b及び設定端末23それぞれに接続されている構成としているが、これに限定されるものではなく、室外機1、室内機2a、2b及び設定端末23が、通信線28によってスイッチングハブ又はルーター等の集線装置に接続される等、互いに通信可能に接続される構成とすればよい。また、図2においては、室外機1、室内機2a、2b及び設定端末23が、それぞれ共通の通信線28によって接続されている構成を示しているが、これに限定されるものではなく、それぞれの通信線の種類、又は、通信プロトコルが異なるものとしてもよい。
また、周辺の温度を検出する2台の無線計測端末24a、24bが、空調エリア21内において人が滞在する場所、例えば、机27等の上に設置されている。ここで、無線計測端末24aは室内機2aに対応し、無線計測端末24bは室内機2bに対応している。この対応関係は、予め設定端末23によって設定できるものとしてもよい。また、空調エリア21内には、この無線計測端末24a、24bと無線通信を実施する親機25、及び、この親機25から無線計測端末24a、24bによって検出された温度情報等を受信するパソコン等の演算機26が設置されている。この演算機26は、LANケーブル等の通信線29によって設定端末23と接続されている。
なお、図2で示されるように、空調エリア21内の温度を検出する無線計測端末24a、24bは、親機25と無線通信する構成としたが、これに限定されるものではなく、有線通信する構成としてもよい。また、無線計測端末24a、24bは本発明の「計測端末」に相当し、そして、親機25及び演算機26は本発明の「演算装置」に相当する。
さらに、監視装置100は、通信線28に接続されており、また、遠隔監視装置101と電話回線、LAN又はインターネット等の通信手段102によって接続されている。
なお、図2においては、監視装置100は、通信線28に接続されている構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば、前述のように、室外機1、室内機2a、2b及び設定端末23が集線装置によって接続されている場合、この集線装置に接続される構成としてもよい。
なお、本実施の形態に係る空気調和システムは、図2で示されるように、1台の室外機1及び2台の室内機2a、2bを備える構成としているが、これに限定されるものではなく、1台の室外機に対して、1台又は3台以上の室内機が接続される構成の空気調和システムとしてもよく、さらに、この空気調和システムがさらに複数組み合わせられる構成としてもよい。この場合、各空気調和システムは、通信線28によって接続されるものとすればよい。
(空気調和システムの冷房運転動作)
図3は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの冷房運転の制御フローを示す図である。
冷房運転の場合、室外機1の圧縮機4によって圧縮され吐出されたガス冷媒は、四方弁5を経由して、室外熱交換器6へ流入する。この室外熱交換器6に流入したガス冷媒は、室外送風機(図示せず)の回転駆動によって送られてくる室外空気と熱交換が実施されて凝縮し、液体冷媒又は気液二相冷媒となって、室外熱交換器6から液側主管9に流出する。この液側主管9に流出した冷媒は、液側分岐管10a、10bへ分岐して流れる。このうち、液側分岐管10aに分岐して流れた冷媒は、室内機2aの室内制御装置16aによってその開度が制御される膨張弁7aに流れ込み、この膨張弁7aによって膨張され減圧される。減圧された冷媒は、室内熱交換器8aに流入し、室内送風機17aの回転駆動によって送られてくる空調エリア21内の空気と熱交換が実施されて気化し、室内熱交換器8aから流出する。この室内熱交換器8aから流出した冷媒は、ガス側分岐管12a及びガス側主管11を流通し、室外機1の四方弁5を経由してアキュムレーター3に流入する。また、液側主管9から液側分岐管10bに分岐し、室内機2bへ流入する冷媒についても、上記と同様の動作となる。そして、アキュムレーター3に流入した冷媒は、そのうちの液体冷媒が分離され、ガス冷媒が圧縮機4に吸入される。
次に、図3を参照しながら、冷房運転における冷房サーモオン及び冷房サーモオフの動作を説明する。
(S101)
室内機2aにおける室内制御装置16aは、室内機2aが備えるメモリ(図示せず)から目標温度Tma及び設定風量等の設定情報、及び、中断指示の有無等の操作情報等の読み込みを実施する。
(S102)
室内制御装置16aは、読み込んだ操作情報における中断指示の有無を判定する。その判定の結果、中断指示があると判定した場合は、処理を終了する。一方、中断指示がないと判定した場合は、ステップS103へ進む。
(S103)
無線計測端末24aは、空調エリア21内の空気温度を検出し、その検出した温度(以下、エリア内温度Twaという)を無線通信によって親機25へ送信する。演算機26は、その親機25を介してエリア内温度Twaを受信する。
(S104)
演算機26は、受信したエリア内温度Twaが目標温度Tmaに一定値αを加算した値以上であるか否か判定する。その判定の結果、エリア内温度Twaが目標温度Tmaに一定値αを加算した値以上であると判定した場合、ステップS105へ進む。一方、エリア内温度Twaが目標温度Tmaに一定値αを加算した値以上でないと判定した場合、ステップS107へ進む。
(S105、S106)
演算機26は、室内機2aの膨張弁7aの開度を増加させる指令、及び、室内送風機17aを動作させる指令を、通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、室内機2aの室内制御装置16aに送信する。室内制御装置16aは、受信した指令に基づいて、膨張弁7aの開度を増加させ、室内機2aの冷媒回路における冷媒の循環量を増加させ(以下、この状態を「冷房サーモオン」という)、室内送風機17aを動作させる。そして、ステップS101へ戻る。
(S107)
演算機26は、受信したエリア内温度Twaが目標温度Tmaから一定値βを減算した値未満であるか否か判定する。その判定の結果、エリア内温度Twaが目標温度Tmaから一定値βを減算した値未満であると判定した場合、ステップS108へ進む。一方、エリア内温度Twaが目標温度Tmaから一定値βを減算した値未満でないと判定した場合、ステップS101へ戻る。
(S108、S109)
演算機26は、室内機2aの膨張弁7aの開度を減少又は閉じさせる指令、及び、室内送風機17aを停止させる指令を、通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、室内機2aの室内制御装置16aに送信する。室内制御装置16aは、受信した指令に基づいて、膨張弁7aの開度を減少又は閉じた状態とし、室内機2aの冷媒回路における冷媒の循環量を減少、又は冷媒の循環を停止させ(以下、この状態を「冷房サーモオフ」という)、室内送風機17aを停止させる。そして、ステップS101へ戻る。
以上のステップS101〜ステップS109の動作は、室内機2b及び無線計測端末24bについても同様である。
(空気調和システムの暖房運転動作)
図4は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの暖房運転の制御フローを示す図である。
暖房運転の場合、室外機1の圧縮機4によって圧縮され吐出されたガス冷媒は、四方弁5を経由して、ガス側主管11に流出する。このガス側主管11に流出したガス冷媒は、ガス側分岐管12a、12bへ分岐して流れる。このうち、ガス側分岐管12aに分岐して流れたガス冷媒は、室内機2aの室内熱交換器8aに流入する。この室内熱交換器8aに流入したガス冷媒は、室内送風機17aの回転駆動によって送られてくる空調エリア21内の空気と熱交換が実施され凝縮し、液体冷媒又は気液二相冷媒となって、室内熱交換器8aから流出する。この室内熱交換器8aから流出した冷媒は、室内制御装置16aによってその開度が制御される膨張弁7aに流れ込み、この膨張弁7aによって膨張され減圧される。減圧された冷媒は、液側分岐管10a及び液側主管9を流通し、室外機1の室外熱交換器6に流入する。また、ガス側主管11からガス側分岐管12bに分岐し、室内機2bへ流入する冷媒についても、上記と同様の動作となる。そして、室外熱交換器6に流入した冷媒は、室外送風機(図示せず)の回転駆動によって送られてくる室外空気と熱交換が実施されて気化し、室外熱交換器6から流出する。この室外熱交換器6から流出した冷媒は、四方弁5を経由してアキュムレーター3に流入する。そして、アキュムレーター3に流入した冷媒は、そのうちの液体冷媒が分離され、ガス冷媒が圧縮機4に吸入される。
次に、図4を参照しながら、暖房運転における暖房サーモオン及び暖房サーモオフの動作を説明する。
(S201)
室内機2aにおける室内制御装置16aは、室内機2aが備えるメモリ(図示せず)から目標温度Tma及び設定風量等の設定情報、及び、中断指示の有無等の操作情報等の読み込みを実施する。
(S202)
室内制御装置16aは、読み込んだ操作情報における中断指示の有無を判定する。その判定の結果、中断指示があると判定した場合は、処理を終了する。一方、中断指示がないと判定した場合は、ステップS203へ進む。
(S203)
無線計測端末24aは、空調エリア21内の空気温度を検出し、その検出したエリア内温度Twaを無線通信によって親機25へ送信する。演算機26は、その親機25を介してエリア内温度Twaを受信する。
(S204)
演算機26は、受信したエリア内温度Twaが目標温度Tmaから一定値αを減算した値以下であるか否か判定する。その判定の結果、エリア内温度Twaが目標温度Tmaから一定値αを減算した値以下であると判定した場合、ステップS205へ進む。一方、エリア内温度Twaが目標温度Tmaから一定値αを減算した値以下でないと判定した場合、ステップS207へ進む。
(S205、S206)
演算機26は、室内機2aの膨張弁7aの開度を増加させる指令、及び、室内送風機17aを動作させる指令を、通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、室内機2aの室内制御装置16aに送信する。室内制御装置16aは、受信した指令に基づいて、膨張弁7aの開度を増加させ、室内機2aの冷媒回路における冷媒の循環量を増加させ(以下、この状態を「暖房サーモオン」という)、室内送風機17aを動作させる。そして、ステップS201へ戻る。
(S207)
演算機26は、受信したエリア内温度Twaが目標温度Tmaに一定値βを加算した値より大きいか否か判定する。その判定の結果、エリア内温度Twaが目標温度Tmaに一定値βを加算した値より大きいと判定した場合、ステップS208へ進む。一方、エリア内温度Twaが目標温度Tmaに一定値βを加算した値より大きくないと判定した場合、ステップS201へ戻る。
(S208、S209)
演算機26は、室内機2aの膨張弁7aの開度を減少又は閉じさせる指令、及び、室内送風機17aを停止させる指令を、通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、室内機2aの室内制御装置16aに送信する。室内制御装置16aは、受信した指令に基づいて、膨張弁7aの開度を減少又は閉じた状態とし、室内機2aの冷媒回路における冷媒の循環量を減少、又は冷媒の循環を停止させ(以下、この状態を「暖房サーモオフ」という)、室内送風機17aを停止させる。そして、ステップS201へ戻る。
以上のステップS201〜ステップS209の動作は、室内機2b及び無線計測端末24bについても同様である。
(実施の形態1の効果)
以上の構成及び動作によって、無線式の温度センサーである無線計測端末を用いることによって、冷房サーモオフ又は暖房サーモオフ中に室内送風機を停止させても、空調エリア内の温度を正確に測定することができ、空調エリア内の快適性を維持しつつ室内送風機の電力を削減することができる。
また、暖房運転時は、暖房サーモオフ中のドラフト感が抑制され快適性が向上する。
なお、冷房運転におけるステップS104及びステップS107、及び、暖房運転におけるステップS204及びステップS207において、演算機26がエリア内温度Twa及び目標温度Tmaについての判定処理を実施しているが、これに限定されるものではなく、演算機26は、受信したエリア内温度Twaを通信線29、設定端末23及び通信線28を介して室内機2a(又は室内機2b)に送信し、室内機2a(又は室内機2b)の室内制御装置16a(又は室内制御装置16b)が、エリア内温度Twa及び目標温度Tmaについての判定処理を実施する構成としてもよい。また、この場合、無線計測端末24a、24bは検出したエリア内温度を親機25に無線通信するのではなく、設定端末23に直接、無線送信又は有線通信する構成としてもよい。
また、演算機26は、上記のように無線計測端末24a、24bによって検出されたエリア内温度による制御と、従来の室内機2a、2bの吸込空気温度センサー13a、13bによって検出された吸込温度による制御とを選択可能とするものとしてもよい。また、上記の選択動作は、演算機26でなく遠隔監視装置101によって実施されるものとしてもよい。
実施の形態2.
本実施の形態に係る空気調和システムについて、実施の形態1に係る空気調和システムの動作と相違する点を中心に説明する。ここで、本実施の形態に係る空気調和システムの構成は、図1及び図2で示される実施の形態1に係る空気調和システムの構成と同様である。
(空気調和システムの冷房運転動作)
図5は、本発明の実施の形態2に係る空気調和システムの冷房運転の制御フローを示す図である。以下、図5を参照しながら、冷房運転における冷房サーモオン及び冷房サーモオフの動作を説明する。
(S107)
演算機26は、受信したエリア内温度Twaが目標温度Tmaから一定値βを減算した値未満であるか否か判定する。その判定の結果、エリア内温度Twaが目標温度Tmaから一定値βを減算した値未満であると判定した場合、ステップS108へ進む。一方、エリア内温度Twaが目標温度Tmaから一定値βを減算した値未満でないと判定した場合、ステップS110へ進む。
(S108)
演算機26は、室内機2aの膨張弁7aの開度を減少又は閉じさせる指令、及び、室内送風機17aを停止させる指令を、通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、室内機2aの室内制御装置16aに送信する。室内制御装置16aは、受信した指令に基づいて、膨張弁7aの開度を減少又は閉じた状態とし、室内機2aの冷媒回路における冷媒の循環量を減少、又は冷媒の循環を停止させて冷房サーモオフの状態とする。そして、ステップS110へ進む。
(S110)
演算機26は、室内機2aが冷房サーモオフの状態であるか否かを確認する。具体的には、例えば、演算機26が、通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、室内機2aに対して状態確認指令を送信し、その状態確認指令を受信した室内機2aが冷房サーモオフの状態であるか否かの状態情報を演算機26に送信し、そして、演算機26がその状態情報に基づいて、室内機2aが冷房サーモオフの状態であるか否かを確認するものとすればよい。また、室内機2aが、一定時間毎に、通信線28、設定端末23及び通信線29を介して演算機26に冷房サーモオフの状態であるか否か等の状態情報を送信し、演算機26が、適宜必要な場合に取得し、その状態情報に基づいて、室内機2aが冷房サーモオフの状態であるか否かを確認するものとすればよい。その確認の結果、室内機2aが冷房サーモオフの状態である場合、ステップS111へ進む。一方、室内機2aが冷房サーモオフの状態でない場合、ステップS101へ戻る。
(S111)
室内機2aの室内制御装置16aは、吸込空気温度センサー13aによって検出された吸込み口(図示せず)近傍の空気温度(以下、「吸込空気温度Tha」という)を受信し、その吸込空気温度Thaを通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、演算機26へ送信する。
(S112)
演算機26は、受信した吸込空気温度Thaがエリア内温度Twa以下であるか否か判定する。その判定の結果、吸込空気温度Thaがエリア内温度Twa以下であると判定した場合、ステップS113へ進む。一方、吸込空気温度Thaがエリア内温度Twa以下でないと判定した場合、ステップS114へ進む。
(S113)
演算機26は、室内機2aの室内送風機17aを動作させる指令を、通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、室内機2aの室内制御装置16aに送信する。室内制御装置16aは、受信した指令に基づいて、室内送風機17aを動作させる。
(S114)
演算機26は、室内機2aの室内送風機17aを停止させる指令を、通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、室内機2aの室内制御装置16aに送信する。室内制御装置16aは、受信した指令に基づいて、室内送風機17aを停止させる。
なお、図5におけるステップS101〜ステップS106の動作は、実施の形態1に係る空気調和システムと同様である。また、以上のステップS101〜ステップS108及びステップS110〜ステップS114の動作は、室内機2b及び無線計測端末24bについても同様である。
通常、室内送風機17a、17bが停止すると、自然対流によって高温の空気が上昇し、吸込空気温度センサー13a、13bによって検出される吸込空気温度の方が、無線計測端末24a、24bによって検出されるエリア内温度よりも高温になるが、建物の構造や機器構成等によっては吸込空気温度の方が、エリア内温度よりも低くなることがある。この場合、空調エリア21のうち人がいるエリアが冷えていればいいので、上記の動作のように、冷房サーモオフ中に、上空の温度、すなわち、吸込空気温度がエリア内温度以下であれば室内送風機17a、17bによって送風して空調エリア21内の空気を攪拌させ、吸込空気温度がエリア内温度よりも高ければ室内送風機17a、17bによって送風させないようにすることによって、人がいるエリアの熱負荷が減少でき、温度変化も抑制することができる。
(空気調和システムの暖房運転動作)
図6は、本発明の実施の形態2に係る空気調和システムの暖房運転の制御フローを示す図である。以下、図6を参照しながら、暖房運転における暖房サーモオン及び暖房サーモオフの動作を説明する。
(S207)
演算機26は、受信したエリア内温度Twaが目標温度Tmaに一定値βを加算した値より大きいか否か判定する。その判定の結果、エリア内温度Twaが目標温度Tmaから一定値βを加算した値より大きいと判定した場合、ステップS208へ進む。一方、エリア内温度Twaが目標温度Tmaから一定値βを加算した値より大きくないと判定した場合、ステップS210へ進む。
(S208)
演算機26は、室内機2aの膨張弁7aの開度を減少又は閉じさせる指令、及び、室内送風機17aを停止させる指令を、通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、室内機2aの室内制御装置16aに送信する。室内制御装置16aは、受信した指令に基づいて、膨張弁7aの開度を減少又は閉じた状態とし、室内機2aの冷媒回路における冷媒の循環量を減少、又は冷媒の循環を停止させて暖房サーモオフの状態とする。そして、ステップS210へ進む。
(S210)
演算機26は、室内機2aが暖房サーモオフの状態であるか否かを確認する。具体的には、例えば、演算機26が、通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、室内機2aに対して状態確認指令を送信し、その状態確認指令を受信した室内機2aが暖房サーモオフの状態であるか否かの状態情報を演算機26に送信し、そして、演算機26がその状態情報に基づいて、室内機2aが暖房サーモオフの状態であるか否かを確認するものとすればよい。また、室内機2aが、一定時間毎に、通信線28、設定端末23及び通信線29を介して演算機26に暖房サーモオフの状態であるか否か等の状態情報を送信し、演算機26が、適宜必要な場合に取得し、その状態情報に基づいて、室内機2aが暖房サーモオフの状態であるか否かを確認するものとすればよい。その確認の結果、室内機2aが暖房サーモオフの状態である場合、ステップS211へ進む。一方、室内機2aが暖房サーモオフの状態でない場合、ステップS201へ戻る。
(S211)
室内機2aの室内制御装置16aは、吸込空気温度センサー13aによって検出された吸込み口(図示せず)近傍の吸込空気温度Thaを受信し、その吸込空気温度Thaを通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、演算機26へ送信する。
(S212)
演算機26は、受信した吸込空気温度Thaがエリア内温度Twa以上であるか否か判定する。その判定の結果、吸込空気温度Thaがエリア内温度Twa以上であると判定した場合、ステップS213へ進む。一方、吸込空気温度Thaがエリア内温度Twa以上でないと判定した場合、ステップS214へ進む。
(S213)
演算機26は、室内機2aの室内送風機17aを動作させる指令を、通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、室内機2aの室内制御装置16aに送信する。室内制御装置16aは、受信した指令に基づいて、室内送風機17aを動作させる。
(S214)
演算機26は、室内機2aの室内送風機17aを停止させる指令を、通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、室内機2aの室内制御装置16aに送信する。室内制御装置16aは、受信した指令に基づいて、室内送風機17aを停止させる。
なお、図6におけるステップS201〜ステップS206の動作は、実施の形態1に係る空気調和システムと同様である。また、以上のステップS201〜ステップS208及びステップS210〜ステップS214の動作は、室内機2b及び無線計測端末24bについても同様である。
通常、室内送風機17a、17bが停止すると、自然対流によって高温の空気が上昇し、吸込空気温度センサー13a、13bによって検出される吸込空気温度の方が、無線計測端末24a、24bによって検出されるエリア内温度よりも高温になる。この場合、空調エリア21のうち人がいるエリアが暖まっていればいいので、上記の動作のように、暖房サーモオフ中に、上空の温度、すなわち、吸込空気温度がエリア内温度以上であれば室内送風機17a、17bによって送風して空調エリア21内の空気を攪拌させ、吸込空気温度がエリア内温度よりも低ければ室内送風機17a、17bによって送風させないようにすることによって、人がいるエリアの熱負荷が減少でき、温度変化も抑制することができる。
(実施の形態2の効果)
以上の構成及び動作によって、空調エリア内の上空の空気を攪拌して空調エリアの熱負荷を減少させることができ、これによって、サーモオフの状態の時間割合が増加して空気調和システムの消費電力を削減することができる。
また、サーモオフ中の室温変化を抑制することができるので快適性が向上する。
なお、冷房運転におけるステップS110〜ステップS112、及び、暖房運転におけるステップS210〜ステップS212において、演算機26が、室内機2a(又は室内機2b)がサーモオフの状態であるか否か確認し、吸込空気温度Tha及びエリア内温度Twaについての判定処理を実施しているが、これに限定されるものではなく、室内機2a(又は室内機2b)の室内制御装置16a(又は室内制御装置16b)が、サーモオフの状態であるか否か確認し、吸込空気温度Tha及びエリア内温度Twaについての判定処理を実施する構成としてもよい。
実施の形態3.
本実施の形態に係る空気調和システムについて、実施の形態2に係る空気調和システムの動作と相違する点を中心に説明する。ここで、本実施の形態に係る空気調和システムの構成は、図1及び図2で示される実施の形態1に係る空気調和システムの構成と同様である。
(空気調和システムの冷房運転動作)
図7は、本発明の実施の形態3に係る空気調和システムの冷房運転の制御フローを示す図である。以下、図7を参照しながら、冷房運転における冷房サーモオン及び冷房サーモオフの動作を説明する。
(S110)
演算機26は、室内機2aが冷房サーモオフの状態であるか否かを確認する。具体的には、例えば、演算機26が、通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、室内機2aに対して状態確認指令を送信し、その状態確認指令を受信した室内機2aが冷房サーモオフの状態であるか否かの状態情報を演算機26に送信し、そして、演算機26がその状態情報に基づいて、室内機2aが冷房サーモオフの状態であるか否かを確認するものとすればよい。また、室内機2aが、一定時間毎に、通信線28、設定端末23及び通信線29を介して演算機26に冷房サーモオフの状態であるか否か等の状態情報を送信し、演算機26が、適宜必要な場合に取得し、その状態情報に基づいて、室内機2aが冷房サーモオフの状態であるか否かを確認するものとすればよい。その確認の結果、室内機2aが冷房サーモオフの状態である場合、ステップS115へ進む。一方、室内機2aが冷房サーモオフの状態でない場合、ステップS101へ戻る。
(S115)
室内機2aの室内制御装置16aは、液管温度センサー14aによって検出された室内熱交換器8aに流入する冷媒の温度(以下、「液管温度Tla」という)を受信し、その液管温度Tlaを通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、演算機26へ送信する。
(S116)
演算機26は、受信した液管温度Tlaが所定温度γ未満であるか否か判定する。その判定の結果、液管温度Tlaが所定温度γ未満であると判定した場合、ステップS113へ進む。一方、液管温度Tlaが所定温度γ未満でないと判定した場合、ステップS114へ進む。
なお、図7におけるステップS101〜ステップS108、ステップS113及びステップS114の動作は、実施の形態2に係る空気調和システムと同様である。また、以上のステップS101〜ステップS108、ステップS110、並びに、ステップS113〜ステップS116の動作は、室内機2b及び無線計測端末24bについても同様である。
冷房サーモオン中は、低温の液冷媒が膨張弁7a、7bから室内熱交換器8a、8bへ流入するため液管温度センサー14a、14bによって検出される液管温度は低温である。そして、冷房サーモオフして膨張弁7a、7bの開度が減少又は閉じても室内熱交換器8a、8bの中には低温の液冷媒が残っている。この場合、上記の動作のように、冷房サーモオフの状態になってから、液管温度が所定温度未満の間は室内送風機17a、17bを運転させて空調エリア内の空気を冷やすことができ、冷媒を無駄なく活用することができる。また、液管温度が所定温度以上になった場合、室内送風機17a、17bを停止することによって消費電力を抑制することができる。
(空気調和システムの暖房運転動作)
図8は、本発明の実施の形態3に係る空気調和システムの暖房運転の制御フローを示す図である。以下、図8を参照しながら、暖房運転における暖房サーモオン及び暖房サーモオフの動作を説明する。
(S210)
演算機26は、室内機2aが暖房サーモオフの状態であるか否かを確認する。具体的には、例えば、演算機26が、通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、室内機2aに対して状態確認指令を送信し、その状態確認指令を受信した室内機2aが暖房サーモオフの状態であるか否かの状態情報を演算機26に送信し、そして、演算機26がその状態情報に基づいて、室内機2aが暖房サーモオフの状態であるか否かを確認するものとすればよい。また、室内機2aが、一定時間毎に、通信線28、設定端末23及び通信線29を介して演算機26に暖房サーモオフの状態であるか否か等の状態情報を送信し、演算機26が、適宜必要な場合に取得し、その状態情報に基づいて、室内機2aが暖房サーモオフの状態であるか否かを確認するものとすればよい。その確認の結果、室内機2aが暖房サーモオフの状態である場合、ステップS215へ進む。一方、室内機2aが暖房サーモオフの状態でない場合、ステップS201へ戻る。
(S215)
室内機2aの室内制御装置16aは、ガス管温度センサー15aによって検出された室内熱交換器8aに流入するガス冷媒の温度(以下、「ガス管温度Tga」という)を受信し、そのガス管温度Tgaを通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、演算機26へ送信する。
(S216)
演算機26は、受信したガス管温度Tgaが所定温度δより大きいか否か判定する。その判定の結果、ガス管温度Tgaが所定温度δより大きいと判定した場合、ステップS213へ進む。一方、ガス管温度Tgaが所定温度δ未満と判定した場合、ステップS214へ進む。
なお、図8におけるステップS201〜ステップS208、ステップS213及びステップS214の動作は、実施の形態2に係る空気調和システムと同様である。また、以上のステップS201〜ステップS208、ステップS210、並びに、ステップS213〜ステップS216の動作は、室内機2b及び無線計測端末24bについても同様である。
暖房サーモオン中は、高温のガス冷媒がガス側分岐管12a、12bから室内熱交換器8a、8bへ流入するためガス管温度センサー15a、15bによって検出されるガス管温度は高温である。そして、暖房サーモオフして膨張弁7a、7bの開度が減少又は閉じても室内熱交換器8a、8bの中には高温のガス冷媒が残っている。この場合、上記の動作のように、暖房サーモオフの状態になってから、ガス管温度が所定温度より大きい間は室内送風機17a、17bを運転させて空調エリア内の空気を暖めることができ、冷媒を無駄なく活用することができる。また、液管温度が所定温度以下になった場合、室内送風機17a、17bを停止することによって消費電力を抑制することができる。
(実施の形態3の効果)
以上の構成及び動作によって、サーモオフ中に室内熱交換器における残留した冷媒の熱を有効に活用することによって、サーモオフの状態の時間割合が増加して空気調和システムの消費電力を削減することができる。
また、サーモオフ中の室温変化を抑制することができるので快適性が向上する。
なお、冷房運転におけるステップS110、ステップS115及びステップS116、並びに、暖房運転におけるステップS210、ステップS215及びステップS216において、演算機26が、室内機2a(又は室内機2b)がサーモオフの状態であるか否か確認し、液管温度Tla及びガス管温度Tgaについての判定処理を実施しているが、これに限定されるものではなく、室内機2a(又は室内機2b)の室内制御装置16a(又は室内制御装置16b)が、サーモオフの状態であるか否か確認し、液管温度Tla及びガス管温度Tgaについての判定処理を実施する構成としてもよい。
実施の形態4.
本実施の形態に係る空気調和システムについて、実施の形態2に係る空気調和システムの動作と相違する点を中心に説明する。ここで、本実施の形態に係る空気調和システムの構成は、図1及び図2で示される実施の形態1に係る空気調和システムの構成と同様である。
(空気調和システムの冷房運転動作)
図9は、本発明の実施の形態4に係る空気調和システムの冷房運転の制御フローを示す図である。以下、図9を参照しながら、冷房運転における冷房サーモオン及び冷房サーモオフの動作を説明する。
(S105、S106)
演算機26は、室内機2aの膨張弁7aの開度を増加させる指令、及び、室内送風機17aを動作させる指令を、通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、室内機2aの室内制御装置16aに送信する。室内制御装置16aは、受信した指令に基づいて、膨張弁7aの開度を増加させ、室内機2aの冷媒回路における冷媒の循環量を増加させて、冷房サーモオンの状態とし、室内送風機17aを動作させる。そして、ステップS117へ進む。
(S117)
演算機26は、冷房サーモオンの状態であるのか、冷房サーモオフの状態であるのかを示すフラグFを有しており、このフラグFを1とすることによって冷房サーモオンの状態であることを記録する。そして、ステップS101へ戻る。
(S108)
演算機26は、室内機2aの膨張弁7aの開度を減少又は閉じさせる指令、及び、室内送風機17aを停止させる指令を、通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、室内機2aの室内制御装置16aに送信する。室内制御装置16aは、受信した指令に基づいて、膨張弁7aの開度を減少又は閉じた状態とし、室内機2aの冷媒回路における冷媒の循環量を減少、又は冷媒の循環を停止させて冷房サーモオフの状態とする。そして、ステップS118へ進む。
(S118)
演算機26は、フラグFが1であるか否かを判定する。その判定の結果、フラグFが1であると判定した場合、ステップS119へ進む。一方、フラグFが1でないと判定した場合、ステップS110へ進む。
(S119)
演算機26はタイマーを備えており、このタイマーは0から時間を計測開始する。これによって、タイマーは、室内機2aが冷房サーモオンの状態から冷房サーモオフの状態へ切り替わった瞬間からの経過時間を計測することができる。このとき、タイマーによって計測される経過時間をt2aとする。
(S120)
演算機26は、フラグFを0とすることによって冷房サーモオフの状態であることを記録する。そして、ステップS110へ進む。
(S110)
演算機26は、室内機2aが冷房サーモオフの状態であるか否かを確認する。具体的には、例えば、演算機26が、通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、室内機2aに対して状態確認指令を送信し、その状態確認指令を受信した室内機2aが冷房サーモオフの状態であるか否かの状態情報を演算機26に送信し、そして、演算機26がその状態情報に基づいて、室内機2aが冷房サーモオフの状態であるか否かを確認するものとすればよい。また、室内機2aが、一定時間毎に、通信線28、設定端末23及び通信線29を介して演算機26に冷房サーモオフの状態であるか否か等の状態情報を送信し、演算機26が、適宜必要な場合に取得し、その状態情報に基づいて、室内機2aが冷房サーモオフの状態であるか否かを確認するものとすればよい。あるいは、フラグFが0であるか否かを確認するものとしてもよい。その確認の結果、室内機2aが冷房サーモオフの状態である場合、ステップS121へ進む。一方、室内機2aが冷房サーモオフの状態でない場合、ステップS101へ戻る。
(S121、S122)
演算機26は、タイマーから経過時間t2aを読み込み、その経過時間t2aが所定時間t0未満か否かを判定する。その判定の結果、経過時間t2aが所定時間t0未満であると判定した場合、ステップS113へ進む。一方、経過時間t2aが所定時間t0以上であると判定した場合、ステップS114へ進む。
なお、図9におけるステップS101〜ステップS104、ステップS107、ステップS113及びステップS114の動作は、実施の形態3に係る空気調和システムと同様である。また、以上のステップS101〜ステップS108、ステップS110、ステップS113、ステップS114、及びステップS117〜ステップS122の動作は、室内機2b及び無線計測端末24bについても同様である。
冷房サーモオンの状態のとき、低温の液冷媒が膨張弁7a、7bから室内熱交換器8a、8bへ流入して低温になっており、冷房サーモオフの状態にして膨張弁7a、7bの開度が減少又は閉じても室内熱交換器8a、8bの中には低温の液冷媒が残っている。この場合、上記の動作のように、冷房サーモオフの状態になってから所定時間t0未満の間は室内送風機17a、17bを運転させて空調エリア内の空気を冷やすことができ、冷媒を無駄なく活用することができる。また、所定時間t0以上経過した場合は室内送風機17a、17bを停止することによって消費電力を抑制することができる。
(空気調和システムの暖房運転動作)
図10は、本発明の実施の形態4に係る空気調和システムの暖房運転の制御フローを示す図である。以下、図10を参照しながら、暖房運転における暖房サーモオン及び暖房サーモオフの動作を説明する。
(S205、S206)
演算機26は、室内機2aの膨張弁7aの開度を増加させる指令、及び、室内送風機17aを動作させる指令を、通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、室内機2aの室内制御装置16aに送信する。室内制御装置16aは、受信した指令に基づいて、膨張弁7aの開度を増加させ、室内機2aの冷媒回路における冷媒の循環量を増加させて、暖房サーモオンの状態とし、室内送風機17aを動作させる。そして、ステップS217へ進む。
(S217)
演算機26は、暖房サーモオンの状態であるのか、暖房サーモオフの状態であるのかを示すフラグFを有しており、このフラグF1を1とすることによって暖房サーモオン状態であることを記録する。そして、ステップS201へ戻る。
(S208)
演算機26は、室内機2aの膨張弁7aの開度を減少又は閉じさせる指令、及び、室内送風機17aを停止させる指令を、通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、室内機2aの室内制御装置16aに送信する。室内制御装置16aは、受信した指令に基づいて、膨張弁7aの開度を減少又は閉じた状態とし、室内機2aの冷媒回路における冷媒の循環量を減少、又は冷媒の循環を停止させて暖房サーモオフの状態とする。そして、ステップS218へ進む。
(S218)
演算機26は、フラグFが1であるか否かを判定する。その判定の結果、フラグFが1であると判定した場合、ステップS219へ進む。一方、フラグFが1でないと判定した場合、ステップS210へ進む。
(S219)
演算機26はタイマーを備えており、このタイマーは0から時間を計測開始する。これによって、タイマーは、室内機2aが暖房サーモオンの状態から暖房サーモオフの状態へ切り替わった瞬間からの経過時間を計測することができる。このとき、タイマーによって計測される経過時間をt2aとする。
(S220)
演算機26は、フラグFを0とすることによって暖房サーモオフの状態であることを記録する。そして、ステップS210へ進む。
(S210)
演算機26は、室内機2aが暖房サーモオフの状態であるか否かを確認する。具体的には、例えば、演算機26が、通信線29、設定端末23及び通信線28を介して、室内機2aに対して状態確認指令を送信し、その状態確認指令を受信した室内機2aが暖房サーモオフの状態であるか否かの状態情報を演算機26に送信し、そして、演算機26がその状態情報に基づいて、室内機2aが暖房サーモオフの状態であるか否かを確認するものとすればよい。また、室内機2aが、一定時間毎に、通信線28、設定端末23及び通信線29を介して演算機26に暖房サーモオフの状態であるか否か等の状態情報を送信し、演算機26が、適宜必要な場合に取得し、その状態情報に基づいて、室内機2aが暖房サーモオフの状態であるか否かを確認するものとすればよい。あるいは、フラグFが0であるか否かを確認するものとすればよい。その確認の結果、室内機2aが暖房サーモオフの状態である場合、ステップS221へ進む。一方、室内機2aが暖房サーモオフの状態でない場合、ステップS201へ戻る。
(S221、S222)
演算機26は、タイマーから経過時間t2aを読み込み、その経過時間t2aが所定時間t0未満か否かの判定をする。その判定の結果、経過時間t2aが所定時間t0未満であると判定した場合、ステップS213へ進む。一方、経過時間t2aが所定時間t0以上であると判定した場合、ステップS214へ進む。
なお、図10におけるステップS201〜ステップS204、ステップS207、ステップS213及びステップS214の動作は、実施の形態3に係る空気調和システムと同様である。また、以上のステップS201〜ステップS208、ステップS210、ステップS213、ステップS214、及びステップS217〜ステップS222の動作は、室内機2b及び無線計測端末24bについても同様である。
暖房サーモオンの状態のとき、高温のガス冷媒が膨張弁7a、7bから室内熱交換器8a、8bへ流入して高温になっており、暖房サーモオフの状態にして膨張弁7a、7bの開度が減少又は閉じても室内熱交換器8a、8bの中には高温のガス冷媒が残っている。この場合、上記の動作のように、暖房サーモオフの状態になってから所定時間t0未満の間は室内送風機17a、17bを運転させて空調エリア内の空気を暖めることができ、冷媒を無駄なく活用することができる。また、所定時間t0以上経過した場合は室内送風機17a、17bを停止することによって消費電力を抑制することができる。
なお、フラグFは本発明の「サーモ状態フラグ」に相当する。
(実施の形態4の効果)
以上の構成及び動作によって、サーモオフ中に室内熱交換器における残留した冷媒の熱を有効に活用することによって、サーモオフの状態の時間割合が増加して空気調和システムの消費電力を削減することができる。
また、サーモオフ中の室温変化を抑制することができるので快適性が向上する。
なお、冷房運転におけるステップS110、S117〜S122、並びに、暖房運転におけるステップS210、S217〜S222において、演算機26が、タイマーを備え、サーモオンの状態であるか、サーモオフの状態であるかのフラグを設定し、室内機2a(又は室内機2b)がサーモオンからサーモオフに切り替わったか否かを判定し、そして、サーモオフに切り替わってからの経過時間についての判定処理を実施しているが、これに限定されるものではなく、演算機26の代わりに、室内機2a(又は室内機2b)の室内制御装置16a(又は室内制御装置16b)が、タイマーを備え、上記の設定動作及び判定処理を実施する構成としてもよい。
1 室外機、2a、2b 室内機、3 アキュムレーター、4 圧縮機、5 四方弁、6 室外熱交換器、7a、7b 膨張弁、8a、8b 室内熱交換器、9 液側主管、10a、10b 液側分岐管、11 ガス側主管、12a、12b ガス側分岐管、13a、13b 吸込空気温度センサー、14a、14b 液管温度センサー、15a、15b ガス管温度センサー、16a、16b 室内制御装置、17a、17b 室内送風機、18 室外制御装置、19 吐出圧力センサー、20 吸入圧力センサー、21 空調エリア、22 天井裏、23 設定端末、24a、24b 無線計測端末、25 親機、26 演算機、27 机、28、29 通信線、100 監視装置、101 遠隔監視装置、102 通信手段。

Claims (13)

  1. 圧縮機、四方弁及び室外熱交換器を有する室外機と、
    膨張装置、室内熱交換器、室内送風機及び制御装置を有する1台以上の室内機と、
    前記圧縮機、前記四方弁、前記室外熱交換器、前記膨張装置及び前記室内熱交換器を冷媒配管によって環状に接続した冷媒回路と、
    空調エリアの温度(以下、「エリア内温度」という)を検出する計測端末と、
    前記計測端末によって検出された前記エリア内温度を受信して前記制御装置に送信する設定端末と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記設定端末から受信した前記エリア内温度と目標温度との比較処理(以下、「サーモ判定処理」という)の結果に基づいて、前記膨張装置の開度を増加させて前記冷媒回路の冷媒の循環量を増加させ(以下、この状態を「サーモオン」という)、前記室内送風機を動作させ、あるいは、前記膨張装置の開度を減少若しくは閉じた状態として前記冷媒回路の冷媒の循環量を減少、若しくは冷媒の循環を停止させ(以下、この状態を「サーモオフ」という)る
    ことを特徴とする空気調和システム。
  2. 前記制御装置は、
    冷房運転時、前記サーモ判定処理として、前記エリア内温度が前記目標温度に一定値を加算した値以上であるか否か、又は、前記エリア内温度が前記目標温度から一定値を減算した値未満であるか否かを判定し、
    該判定の結果、前記エリア内温度が前記目標温度に一定値を加算した値以上である場合、前記サーモオンの状態にし、前記エリア内温度が前記目標温度から一定値を減算した値未満である場合、前記サーモオフの状態にする
    ことを特徴とする請求項1記載の空気調和システム。
  3. 前記制御装置は、
    暖房運転時、前記サーモ判定処理として、前記エリア内温度が前記目標温度から一定値を減算した値以下であるか否か、又は、前記エリア内温度が前記目標温度に一定値を加算した値より大きいか否かを判定し、
    該判定の結果、前記エリア内温度が前記目標温度から一定値を減算した値以下である場合、前記サーモオンの状態とし、前記エリア内温度が前記目標温度に一定値を加算した値より大きい場合、前記サーモオフの状態とする
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の空気調和システム。
  4. 前記制御装置は、前記サーモオフの状態である場合、前記室内送風機を停止させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の空気調和システム。
  5. 前記室内機は、吸込口から吸い込まれる空気の温度(以下、「対象温度」という)を検出する吸込空気温度検出手段を備え、
    前記制御装置は、
    前記サーモオフの状態であるか否かの判定処理(以下、「サーモオフ状態判定処理」という)を実施し、
    前記サーモオフの状態であると判定した場合は、前記吸込空気温度検出手段によって検出された前記対象温度と前記エリア内温度との比較処理(以下、「送風機駆動判定処理」という)を実施し、
    冷房運転時において、前記送風機駆動判定処理の結果、前記エリア内温度が前記対象温度以上であると判定した場合、前記室内送風機を動作させ、前記エリア内温度が前記対象温度未満であると判定した場合、前記室内送風機を停止させ、
    暖房運転時において、前記送風機駆動判定処理の結果、前記エリア内温度が前記対象温度以下であると判定した場合、前記室内送風機を動作させ、前記エリア内温度が前記対象温度より大きいと判定した場合、前記室内送風機を停止させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の空気調和システム。
  6. 前記室内機は、前記室内熱交換器における前記膨張装置への接続側の流出入口近傍に設置され、前記室内熱交換器に流出入する冷媒の温度(以下、「対象温度」という)を検出する液管温度検出手段を備え、
    前記制御装置は、
    前記サーモオフの状態であるか否かの判定処理(以下、「サーモオフ状態判定処理」という)を実施し、
    冷房運転時、前記サーモオフの状態であると判定した場合は、前記液管温度検出手段によって検出された前記対象温度と所定温度との比較処理(以下、「送風機駆動判定処理」という)を実施し、該送風機駆動判定処理の結果、前記対象温度が前記所定温度未満であると判定した場合、前記室内送風機を動作させ、前記対象温度が前記所定温度未満でないと判定した場合、前記室内送風機を停止させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の空気調和システム。
  7. 前記室内機は、前記室内熱交換器における前記膨張装置への接続側と反対側の流出入口近傍に設置され、前記室内熱交換器に流出入する冷媒の温度(以下、「対象温度」という)を検出するガス管温度検出手段を備え、
    前記制御装置は、
    前記サーモオフの状態であるか否かの判定処理(以下、「サーモオフ状態判定処理」という)を実施し、
    暖房運転時、前記サーモオフの状態であると判定した場合は、前記ガス管温度検出手段によって検出された前記対象温度と所定温度との比較処理(以下、「送風機駆動判定処理」という)を実施し、該送風機駆動判定処理の結果、前記対象温度が前記所定温度より大きいと判定した場合、前記室内送風機を動作させ、前記対象温度が前記所定温度未満であると判定した場合、前記室内送風機を停止させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の空気調和システム。
  8. 前記制御装置は、
    前記サーモオンの状態から前記サーモオフの状態に切り替えられてからの経過時間を計測するタイマーを有し、
    前記サーモオンの状態に切り替えた場合、サーモ状態フラグをONとし、
    前記サーモオフの状態に切り替えた場合、前記サーモ状態フラグがONであるかOFFであるかを判定(以下、「サーモ状態フラグ判定処理」という)し、その判定の結果、前記サーモ状態フラグがONである場合は、前記タイマーに0から前記経過時間を計測開始させ、前記サーモ状態フラグをOFFとし、
    前記サーモオフの状態であるか否かの判定処理(以下、「サーモオフ状態判定処理」という)を実施し、
    該サーモオフ状態判定処理の結果、前記サーモオフの状態であると判定した場合は、前記タイマーから前記経過時間を受信して、該経過時間と所定時間との比較処理を実施し(以下、「送風機駆動判定処理」という)、
    該送風機駆動判定処理の結果、前記経過時間が前記所定時間未満であると判定した場合、前記室内送風機を駆動させ、前記経過時間が前記所定時間以上であると判定した場合、前記室内送風機を停止させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の空気調和システム。
  9. 前記計測端末から前記エリア内温度を受信し、前記設定端末と接続された演算装置を備え、
    該演算装置は、
    前記制御装置の代わりに、前記サーモ判定処理を実施し、該サーモ判定処理の結果を前記設定端末を介して前記制御装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の空気調和システム。
  10. 前記計測端末から前記エリア内温度を受信し、前記設定端末と接続された演算装置を備え、
    該演算装置は、
    前記室内機から前記設定端末を介して、前記室内機の動作状態を示す状態情報、及び前記対象温度を受信し、
    前記制御装置の代わりに、前記状態情報に基づいて前記サーモオフ状態判定処理を実施し、
    該サーモオフ状態判定処理の結果、前記サーモオフの状態であると判定した場合、前記制御装置の代わりに、前記送風機駆動判定処理を実施し、該送風機駆動判定処理の結果を前記設定端末を介して前記制御装置に送信する
    ことを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれかに記載の空気調和システム。
  11. 前記計測端末から前記エリア内温度を受信し、前記設定端末と接続された演算装置を備え、
    該演算装置は、
    前記制御装置の代わりに、前記タイマーを備え、前記サーモ状態フラグをON又はOFFさせ、そして、前記サーモ状態フラグ判定処理を実施し、
    該サーモ状態フラグ判定処理の結果、前記サーモ状態フラグがONであると判定した場合、前記制御装置の代わりに、前記タイマーに0から前記経過時間を計測開始させ、
    前記制御装置の代わりに、該サーモ状態フラグ、又は、前記室内機から前記設定端末を介して受信した前記室内機の動作状態を示す状態情報に基づいて前記サーモオフ状態判定処理を実施し、
    該サーモオフ状態判定処理の結果、前記サーモオフの状態であると判定した場合、前記制御装置の代わりに、前記送風機駆動判定処理を実施し、該送風機駆動判定処理の結果を前記設定端末を介して前記制御装置に送信する
    ことを特徴とする請求項8記載の空気調和システム。
  12. 前記計測端末は、検出した前記エリア内温度を、無線通信によって前記設定端末に送信する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の空気調和システム。
  13. 前記計測端末は、検出した前記エリア内温度を、無線通信によって前記演算装置に送信する
    ことを特徴とする請求項9〜請求項11のいずれかに記載の空気調和システム。
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