JP2011149580A - 貯湯タンク - Google Patents
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Abstract
【解決手段】貯湯タンク20は、ヒートポンプで加熱された温水を貯留すると共に貯留している温水を給湯口および浴槽に供給するものであって、温水を貯留するタンク本体21と、タンク本体21に取り付けられた断熱材で形成された上面部材、下面部材、右側面部材101および左側面部材102によって形成された開口部140と、開口部140に嵌合するように形成され且つ断熱材によって形成された上蓋部材、中蓋部材132および下蓋部材と、を備え、各蓋部材の内側には、真空断熱材152が設けられている。
【選択図】図8
Description
図1は、本実施形態に係る給湯装置1の配管系統図である。給湯装置1は、カランA、シャワーBおよび風呂C(以下、カランA、シャワーBおよび風呂Cを総称して適宜「温水供給端末」とする)に湯を供給する装置であって、図1に示すように、ヒートポンプユニット1aと、貯湯ユニット1bとを備えている。
ヒートポンプユニット1aは、温水を貯留するタンク本体21の下部から供給される水を加熱し、その加熱した湯をタンク本体21に供給する。このヒートポンプユニット1aは、圧縮機10と、水熱交換器11と、電動膨張弁12と、空気熱交換機13と、ファン14とを有している。そして、この圧縮機10、水熱交換器11、電動膨張弁12、空気熱交換機13および弁類等が冷媒配管15によって環状に接続されることにより冷媒回路16を構成している。この冷媒回路16上には、水熱交換器11から出る高温高圧の冷媒と空気熱交換機13から出る低温低圧の冷媒との間で熱交換を行うためのガス熱交換器17が配置されている。
貯湯ユニット1bは、貯湯タンク20と、沸き上げ循環回路30と、湯循環回路40と、追焚循環回路50と、給湯回路60および70と、給水回路80とを有している。
貯湯タンク20は、温水を貯留するタンク本体21と、複数の残湯量サーミスタ22とを有している。タンク本体21は、ヒートポンプユニット1aにより沸き上げられた湯を貯留している。このタンク本体21には、沸き上げ循環回路30、湯循環回路40、風呂給湯回路60、カラン・シャワー給湯回路70および給水回路80が接続されており、ヒートポンプユニット1aにより沸き上げられた湯は、沸き上げ循環回路30、湯循環回路40、風呂給湯回路60およびカラン・シャワー給湯回路70に供給されるように構成されている。このタンク本体21の下部には、給水源Sから供給される水が給水回路80を介して供給される。複数の残湯量サーミスタ22は、タンク本体21の異なる高さ位置にそれぞれ設けられ、タンク本体21の残湯量を検知する。
沸き上げ循環回路30は、タンク本体21とヒートポンプユニット1aとの間で湯を循環させるために設けられる回路であって、その回路上には、沸き上げポンプ31と、水熱交換器11と、沸き上げ三方弁32とが配置されている。この沸き上げ循環回路30の一方端は、タンク本体21の底部に接続されており、タンク本体21の下部の低温の水が出水可能となっている。また、沸き上げ循環回路30の他方端は、三方弁32から分岐しており、その一方はタンク本体21の頂部に接続されると共に、他方はタンク本体21の底部に接続されている。これにより、ヒートポンプユニット1aにより加熱された湯が低温の場合には、その低温の水をタンク本体21の下部に戻すことが可能となると共に、ヒートポンプユニット1aにより加熱された湯が高温の場合には、その高温の湯をタンク本体21の上部に戻すことが可能となる。また、沸き上げ循環回路30には、ヒートポンプユニット1aに供給される水の温度を検知する入水サーミスタ18およびヒートポンプユニット1aにより加熱された水の温度を検知する出湯サーミスタ19が設けられている。
湯循環回路40は、後述する追焚循環回路50を循環する風呂Cの水を加熱するために設けられる循環回路である。この回路上には、追焚熱交換器41と、熱交循環ポンプ42とが配置されている。この湯循環回路40の一方端は、タンク本体21の頂部に接続されており、タンク本体21の上部の高温の湯が出湯可能となっている。また、湯循環回路40の他方端は、タンク本体21の底部に接続されており、追焚熱交換器41で熱交換された低温の水をタンク本体21の下部に戻すことが可能となっている。
追焚循環回路50は、風呂Cの湯を循環させる循環回路であって、湯循環回路40を循環する湯と熱交換することにより風呂Cの水が加熱される。この回路上には、風呂循環ポンプ51と、上記した追焚熱交換器41とが配置されている。また、追焚循環回路50には、風呂Cの湯の温度を検知する風呂サーミスタ52および風呂Cの水位を検知する水位センサ53が設けられている。
風呂給湯回路60は、タンク本体21に貯留される温水を風呂Cに供給するための回路であって、その回路上には、湯はり混合弁61と、湯はり電磁弁62と、逆止弁63と、湯はり水量センサ64と、逆止弁65と、湯はりサーミスタ66とが配置されている。この風呂給湯回路60の一方端は、タンク本体21の頂部に接続されており、タンク本体21の上部の高温の湯が出湯可能となっている。また、風呂給湯回路60の他方端は、風呂Cに接続されている。湯はり混合弁61は、タンク本体21から供給される湯と給水源Sから供給される水とを混合することによって、風呂Cに供給される湯の温度を調整する。また、湯はり水量センサ64は、風呂Cに供給される湯の流量を検知するために設けられると共に、湯はりサーミスタ66は、風呂Cに供給される湯の温度を検知するために設けられている。
カラン・シャワー給湯回路70は、タンク本体21に貯留される温水をカランAおよびシャワーBに供給するための回路であって、その回路上には、給湯混合弁71と、給湯水量センサ72と、給湯サーミスタ73とが配置されている。このカラン・シャワー給湯回路70の一方端は、タンク本体21の頂部に接続されており、タンク本体21の上部の高温の湯が出湯可能となっている。また、カラン・シャワー給湯回路70の他方端は、カランAおよびシャワーBに接続されている。給湯混合弁71は、タンク本体21から供給される湯と給水源Sから供給される水とを混合することによって、カランAおよびシャワーBに供給される湯の温度を調整する。また、給湯水量センサ72は、カランAおよびシャワーBに供給される湯の流量を検知するために設けられると共に、給湯サーミスタ73は、カランAおよびシャワーBに供給される湯の温度を検知するために設けられている。
給水回路80は、給水源Sから供給される水道水をタンク本体21、湯はり混合弁61
および給湯混合弁71に供給する回路である。この給水回路80の給水源Sからタンク本体21までの回路上には、ストレーナ81と、逆止弁82と、水温サーミスタ83と、逆止弁84とが配置されている。水温サーミスタ83は、給水源Sからタンク本体21に供給される水道水の温度を検知するために設けられている。
図2は、貯湯ユニット1bを示す図であって、(a)は貯湯ユニット1bの外観正面視図であり、(b)は貯湯ユニット1bの前パネル210を取り外した状態における正面視図であり、(c)は(b)のA−A線矢視断面図である。図3は、貯湯タンク20の分解斜視図である。
貯湯タンク20は、図3に示すように、タンク本体21と、上面部材90と、側面部材100と、下面部材110と、蓋部材130とを備えている。上面部材90、側面部材100、下面部材110および蓋部材130は、スチロールまたはガラスウール等の断熱材で形成され、タンク本体21の周囲に取り付けられてタンク本体21の表面からの放熱を防止している。タンク本体21の外周面は、上面23aと、側面23bと、下面23cとからなり、上面23aは上面部材90によって覆われ、側面23bは側面部材100および蓋部材130によって覆われ、下面23cは下面部材110によって覆われている。
タンク本体21の側面23bに取り付けられる側面部材100は、図3に示すように、右側面部材101と、左側面部材102と、後側面部材103とで構成されている。なお、右側面部材101および左側面部材102は、側面23bに取り付けられる際に、それぞれの内面に予め真空断熱材が貼り付けられている。ここで、「右」、「左」および「後」とは、貯湯タンク20を正面視してタンク本体21の右側、左側および背面側に配置されていることを指す。
本実施形態に係る貯湯タンクには、以下のような特徴がある。
21 タンク本体
22 サーミスタ
23b 側面
90 上面部材(周囲部材)
91 下層部材(周囲部材)
100 側面部材(周囲部材)
101 右側面部材(周囲部材)
102 左側面部材(周囲部材)
110 下面部材(周囲部材)
120,151〜153 真空断熱材
130 蓋部材
131 上蓋部材(蓋部材)
132 中蓋部材(蓋部材)
133 下蓋部材(蓋部材)
140 開口部
Claims (5)
- 温水を貯留するタンク本体と、
前記タンク本体に取り付けられ、開口部を有する断熱材で形成された周囲部材と、
前記開口部に嵌合するように配置され、かつ、断熱材によって形成された蓋部材と、
を備え、
前記蓋部材には、真空断熱材が設けられている
ことを特徴とする貯湯タンク。 - 前記真空断熱材は、前記タンク本体と前記蓋部材との間に設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の貯湯タンク。 - 前記タンク本体と前記真空断熱材との間には隙間が形成されている
ことを特徴とする請求項2記載の貯湯タンク。 - 前記真空断熱材は、前記蓋部材の内部に設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の貯湯タンク。 - 前記タンク本体の外周面における前記開口部の内側には、サーミスタが配置されている
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の貯湯タンク。
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