JP2011148380A - 空気通路開閉装置およびそれを備えた車両用空調装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】板状に形成されたドア本体部31を有し、ケース11内にスライド移動可能に配置されて加熱用冷風通路16および冷風バイパス通路17を開閉するエアミックスドア30と、ドア本体部31に設けられ、エアミックスドア30の移動方向に配置されたラック32と、ドア駆動手段により回転駆動される回転軸34と、回転軸34に設けられ、ラック32と噛み合うピニオン33とを備え、冷風バイパス通路17を開放する最大冷房時、および加熱用冷風通路16を開放する最大冷房時の双方において、回転軸34の軸線方向から見た断面形状が、回転軸34近傍の空気流れ方向に直交する方向よりも前記空気流れ方向に平行な方向の方が長い扁平形状になるように、回転軸34の回転角度を設定する。
【選択図】図1
Description
(数1)
L=D×α/2
(数2)
α=θ+(n−1)π±(π/6)
にて示される関係を満たすように設定されていることを特徴としている。
(数3)
L=D×α/2
(数4)
α=θ+(n−1)π±(π/9)
にて示される関係を満たすように設定されていることを特徴としている。これによれば、後述する図7に示すように、回転軸(34、44)の軸線方向から見た断面形状が円形状になっている従来のスライドドアと比較して、回転軸(34、44)が設けられた部分を通過する空気の通風抵抗をより確実に低減できる。
本発明の第1実施形態について図1〜図7に基づいて説明する。本実施形態は、本発明の空気通路開閉装置を車両用空調装置に適用したものである。図1は本第1実施形態に係る車両用空調装置の室内空調ユニット10を車両左右方向から見た断面図である。図中、上下前後の矢印は、車両搭載状態における各方向を示す。
L=D×α/2
(数6)
α=θ+(n−1)π
ここで、図6はエアミックスドア30の回転軸34をその軸線方向から見た模式図である。図6では、回転軸34は、第1モード時の停止位置を実線で示し、第2モード時の停止位置を破線で示している。図6に示すように、上記数式6において、θ[rad]は、第1モード(最大冷房位置)における回転軸34の軸線方向からみた長手方向と、第2モード(最大暖房位置)における回転軸34の軸線方向からみた長手方向とのなす変位角である。
L=D×α/2
(数8)
α=θ+(n−1)π±(π/6)
さらに、エアミックスドア30の回転軸34の回転角度α[rad]を、次の数式9および数式10を満たすように設定することで、回転軸34近傍を通過する空気の通風抵抗をより低減することができる。
L=D×α/2
(数10)
α=θ+(n−1)π±(π/9)
なお、エアミックスドア30の回転軸34の回転角度αは、例えばピニオン33のギヤ径を変更することにより調整することができる。
Lf=Df×αf/2
(数12)
αf=θf+(n−1)π±(π/6)
さらに、吹出モードドア40の回転軸44の回転角度αf[rad]を、次の数式13および数式14を満たすように設定することで、回転軸44近傍を通過する空気の通風抵抗をより低減することができる。
Lf=Df×αf/2
(数14)
αf=θf+(n−1)π±(π/9)
なお、吹出モードドア40の回転軸44の回転角度αfは、例えばピニオン43のギヤ径を変更することにより調整することができる。
次に、本発明の第2実施形態について図8および図9に基づいて説明する。本第2実施形態は、上記第1実施形態と比較して、室内空調ユニット10内の構成機器(蒸発器13、ヒータコア15等)および開口部24〜26の配置が異なっている。
上述の各実施形態では、本発明のスライドドアを、エアミックスドア30および吹出モードドア40の双方に適用した例について説明したが、これに限らず、エアミックスドア30および吹出モードドア40のいずれか一方に適用してもよい。
17 冷風バイパス通路(空気通路)
30 エアミックスドア(スライドドア)
31 ドア本体部
32 ラック(第1ギヤ)
33 ピニオン(第2ギヤ)
34 回転軸
40 吹出モードドア(スライドドア)
41 ドア本体部
42 ラック(第1ギヤ)
43 ピニオン(第2ギヤ)
44 回転軸
Claims (6)
- 複数の空気通路(16、17)を形成するケース(11)と、
板状に形成されたドア本体部(31、41)を有し、前記ケース(11)内にスライド移動可能に配置されて前記複数の空気通路(16、17)を開閉するスライドドア(30、40)と、
前記ドア本体部(31、41)に設けられ、前記スライドドア(30、40)の移動方向に配置された第1ギヤ(32、42)と、
前記スライドドア(30、40)を移動させるための駆動手段により回転駆動される回転軸(34、44)と、
前記回転軸(34、44)に設けられ、前記第1ギヤ(32、42)と噛み合う第2ギヤ(33、43)とを備え、
前記複数の空気通路(16、17)のうち一の空気通路(17)を開放する第1モード、および前記複数の空気通路(16、17)のうち前記一の空気通路(17)を除く他の空気通路(16)を開放する第2モードの双方において、前記回転軸(34、44)の軸線方向から見た断面形状が、前記回転軸(34、44)近傍の空気流れ方向に直交する方向よりも前記空気流れ方向に平行な方向の方が長い扁平形状になるように、前記回転軸(34、44)の回転角度が設定されていることを特徴とする空気通路開閉装置。 - 前記第1モードから前記第2モードへ移行する際の前記回転軸(34、44)の回転角度α[rad]は、前記第1モードから前記第2モードへ移行する際の前記スライドドア(30、40)の移動量がL[mm]、前記第2ギヤ(33、43)のピッチ円直径がD[mm]、前記第1モードにおける前記回転軸(34、44)の軸線方向からみた長手方向と、前記第2モードにおける前記回転軸(34、44)の軸線方向からみた長手方向とのなす変位角がθ[rad]、nが自然数であるとして、次の数式1および数式2
(数1)
L=D×α/2
(数2)
α=θ+(n−1)π±(π/6)
にて示される関係を満たすように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の空気通路開閉装置。 - 前記第1モードから前記第2モードへ移行する際の前記回転軸(34、44)の回転角度α[rad]は、次の数式3および数式4
(数3)
L=D×α/2
(数4)
α=θ+(n−1)π±(π/9)
にて示される関係を満たすように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の空気通路開閉装置。 - 請求項1ないし3のいずれか1つに記載の空気通路開閉装置を備える車両用空調装置であって、
前記ケース(11)内に配置され、車室内へ吹き出される空気を加熱する加熱用熱交換器(15)と、
前記ケース(11)内に形成され、前記加熱用熱交換器(15)をバイパスして空気が流れる冷風バイパス通路(17)と、
前記ケース(11)内に形成され、前記加熱用熱交換器(15)にて加熱される空気が流れる加熱用冷風通路(16)と、
前記ケース(11)内に配置され、前記冷風バイパス通路(17)を通過する空気風量と前記加熱用冷風通路(16)を通過する空気風量との割合を調整するエアミックスドア(30)とを備え、
前記エアミックスドア(30)は、前記スライドドアにより構成されており、
前記第1モードは、前記エアミックスドア(30)が前記冷風バイパス通路(17)を全開する最大冷房時であり、
前記第2モードは、前記エアミックスドア(30)が前記加熱用冷風通路(16)を全開する最大暖房時であることを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項1ないし3のいずれか1つに記載の空気通路開閉装置を備える車両用空調装置であって、
前記ケース(11)に形成され、車室内乗員の上半身に向けて空気を吹き出すフェイス開口部(25)と、
前記ケース(11)に形成され、車両の窓ガラスに向けて空気を吹き出すデフロスタ開口部(24)と、
前記ケース(11)内に配置され、前記フェイス開口部(25)を全開するフェイスモードと、前記デフロスタ開口部(24)を全開するデフロスタモードとを切り替える吹出モードドア(40)とを備え、
前記吹出モードドア(40)は、前記スライドドアにより構成されており、
前記第1モードは前記フェイスモードであり、前記第2モードは前記デフロスタモードであることを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項1ないし3のいずれか1つに記載の空気通路開閉装置を備える車両用空調装置であって、
前記ケース(11)に形成され、車室内乗員の上半身に向けて空気を吹き出すフェイス開口部(25)と、
前記ケース(11)に形成され、車室内乗員の足元側へ向けて空気を吹き出すフット開口部(26)と、
前記ケース(11)内に配置され、前記フェイス開口部(25)を全開するフェイスモードと、前記フット開口部(26)を全開するフットモードとを切り替える吹出モードドア(40)とを備え、
前記吹出モードドア(40)は、前記スライドドアにより構成されており、
前記第1モードは前記フェイスモードであり、前記第2モードは前記フットモードであることを特徴とする車両用空調装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101490425B1 (ko) * | 2013-11-18 | 2015-02-06 | 주식회사 하츠 | 셔터식 유로전환댐퍼 |
EP2881271A1 (en) | 2013-12-09 | 2015-06-10 | Valeo Japan Co., Ltd. | Vehicle air-conditioning apparatus |
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CN109435636A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-03-08 | 华人运通控股有限公司 | 风门装置、车用空调及汽车 |
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2010
- 2010-01-21 JP JP2010010710A patent/JP5287740B2/ja not_active Expired - Fee Related
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