JP2011147860A - 外装材の塗装方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下塗りと上塗りとの複数回塗りの工程を有する外装材の塗装方法であって、あらかじめ塗料あるいは塗料を含んだ材料を薄膜状に形成して塗料シート1を作成し、構築前の外装材ブロック表面に貼着し、塗料シート1を挟み込んだ状態で複数枚積み重ねて輸送し、外装材ブロック設置箇所までの輸送時間を塗料シート1の貼着時間とし、設置箇所では塗料シート1が貼着された外装材ブロックを構築したときに、少なくとも下塗り工程までの工程が終了する。
【選択図】図1
Description
前記ALC版は、耐久性の高いコンクリートを軽量化したものであり、特に防火性能に優れ、土壁に次ぐ吸放湿特性を持つ優れた材料と言われ、近年では、主に住宅の外壁材として使用されている。
ところで、塗装が不可欠とされるALC版は、特に、細かいデザインの表現や色を出すことが難しく、また塗装など施工面で手間がかかることからコスト高となっている。そして、これらの課題が、例えば住宅外装シェアにおけるALC版の需要低下の一要因になっているとも言われている。
しかしながらALC版は耐久性能、断熱性能、透湿性能などに優れ、窯業系サイディングより、高性能素材である。
そこで、そのデザイン性を高め、コスト面での改善が可能となれば、ALC版の優れた材料特性を活かした外壁材を提供することができる。
前者の場合としては、ALC版の製造自体が大掛かりな設備を必要とし、ALC版はパネルとしてブロック単位で製造されるので、様々な色を着色することは、コスト面や技術面からみて現実的ではない(着色ALC版の生産実績はあるが、ほとんど利用されていない)。
後者は、現在一般的に行われている塗料を使った塗装方法となり、塗料を使用するので色の種類は豊富であるが、ALC版を取り付けてから仕上げの上塗りまでに多くの工程(例えば8工程)があり、職人による塗装技術と時間を要する。そして、職人の技量により外装材の塗装形成に差が出てしまうことがある。
少なくとも下塗りと上塗りとの複数回塗りの工程を有する外装材の塗装方法であって、
あらかじめ塗料あるいは塗料を含んだ材料を薄膜状に形成して塗料シートを作成し、該塗料シートを構築前の外装材ブロック表面に貼着し、
前記塗料シートが貼着された前記構築前の外装材ブロックを、塗料シートを挟み込んだ状態で複数枚積み重ねて輸送し、
外装材ブロック設置箇所までの輸送時間を塗料シートの外装材ブロック表面への貼着時間とし、
前記外装材ブロック設置箇所では塗料シートが貼着された外装材ブロックを構築したときに、少なくとも下塗り工程までの工程が終了してなり、
前記塗料シートは、被着装シート上に樹脂製塗料を薄膜状に塗布して乾燥させ、乾燥した塗料薄膜には複数の小穴が形成されてなり、該乾燥した塗料シートを前記被着装シートより剥離して形成した、
ことを特徴とし、
または、
前記複数の小穴は、
リケイ紙上において、薄膜状に延ばして形成された樹脂製塗料に、裏面から表面に向けて貫通する複数の小穴である、
ことを特徴とし、
または、
前記複数の小穴は、
高粘度化した樹脂製塗料を被装着シート上に糸状に吹き付け、該被装着シート上でクモの巣を何層も積層させたような状態にすると共に、シート状に形成された、空隙が多数ある膜における前記空隙である、
ことを特徴としたことを特徴とするものである。
次に、「細孔」を有することが挙げられる。前記「独立気泡」間を直径0.05〜0.1μmの細孔でつなぐのである。火災時に当該「細孔」が熱した空気の逃げ道となって爆裂を防ぎ、高度な耐火性が発揮される。
このような工程の違い、特にALC版などの外装材ブロックでは前記の塗装工程があることが、結果的に構築物壁材用軽量気泡コンクリート版などの外装材ブロック使用のコスト高の原因の一つになっていたのである。
下塗りの塗料の種類は、前記したように、シーラー(他の塗りの接着剤的役割をするもの)・浸透性シーラー・フィラー(これを使用することで塗りの部分に凹凸がなくなる。)・微弾性フィラー等が挙げられる。
ここで、塗料シート1の作成には、各種の方法がある。たとえば、図1から理解されるように、あらかじめ、例えばリケイ紙2上に樹脂製塗料3を薄膜状に延ばしながら、例えば塗料吹き付け器8で吹き付け、その後、乾燥させる。そして乾燥した塗料薄膜はシート状に形成されるものとなる。
また、複数の貫通小穴4・・・付き塗料シート1が作成は、以下の構成によっても作成できる。
そのためシート状にこれを形成しても、当該塗料シート1には空隙が多数ある膜として形成される。もって、複数の貫通小穴4・・・付き塗料シート1が作成されるものとなる。
このように複数の貫通小穴4・・・を有する塗料シート1であれば、ALC版5など外装材ブロックの表面部に塗料シート1を貼着するとき、該貼着面内部に空気などを混在させないで綺麗な塗装面を形成することが出来るのである。
また、図3に示す実施例では、前記の不織布の変わりに、例えば印刷した昇華転写紙あるいは印刷した一般のコピー用紙を使用して塗料シート1を構成しても構わない。
なお、外装材ブロック5の設置箇所までの距離は各々異なるものであり、また交通事情により輸送時間に差が生じる。よって、予測される輸送時間にほぼ合致する硬化時間の接着剤11を選定し、それらの接着剤11を使い分けることも可能である。
また、硬化時間に余裕がある場合には、硬化時間が長いために安価となっている接着剤11を選定すればよい。
よって、高品質の下塗りが行われた外装材ブロック5が大量に提供できるのである。
2 リケイ紙
3 樹脂製塗料
4 貫通小穴
5 外装材ブロック
6 運搬車両
7 外装材
8 塗料吹き付け器
9 樹脂製シート
10 剥離可能な接着剤
11 接着剤
Claims (3)
- 少なくとも下塗りと上塗りとの複数回塗りの工程を有する外装材の塗装方法であって、
あらかじめ塗料あるいは塗料を含んだ材料を薄膜状に形成して塗料シートを作成し、該塗料シートを構築前の外装材ブロック表面に貼着し、
前記塗料シートが貼着された前記構築前の外装材ブロックを、塗料シートを挟み込んだ状態で複数枚積み重ねて輸送し、
外装材ブロック設置箇所までの輸送時間を塗料シートの外装材ブロック表面への貼着時間とし、
前記外装材ブロック設置箇所では塗料シートが貼着された外装材ブロックを構築したときに、少なくとも下塗り工程までの工程が終了した、
ことを特徴とする外装材の塗装方法。
- 前記塗料シートは、被着装シート上に樹脂製塗料を薄膜状に塗布して乾燥させ、乾燥した塗料薄膜を前記被着装シートより剥離して形成した、
ことを特徴とする請求項1記載の外装材の塗装方法。
- 前記塗料シートは、被着装シート上に樹脂製塗料を薄膜状に塗布して乾燥させ、乾燥した塗料薄膜には複数の小穴が形成されてなり、該乾燥した塗料シートを前記被着装シートより剥離して形成した、
ことを特徴とする請求項1記載の外装材の塗装方法。
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