JP2011145360A - 光学素子、画像生成装置及び画像表示装置 - Google Patents

光学素子、画像生成装置及び画像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011145360A
JP2011145360A JP2010004511A JP2010004511A JP2011145360A JP 2011145360 A JP2011145360 A JP 2011145360A JP 2010004511 A JP2010004511 A JP 2010004511A JP 2010004511 A JP2010004511 A JP 2010004511A JP 2011145360 A JP2011145360 A JP 2011145360A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical element
wavelength
metal wires
fine
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010004511A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5471467B2 (ja
Inventor
Takashi Sannomiya
俊 三宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2010004511A priority Critical patent/JP5471467B2/ja
Publication of JP2011145360A publication Critical patent/JP2011145360A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5471467B2 publication Critical patent/JP5471467B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】耐光性や耐熱性に優れ、大型化及び高コスト化を招くことなく、互いに直交する2つの偏光成分をいずれも透過させ、それらの間に位相差を付与することができる光学素子を提供する。
【解決手段】 それぞれの線幅が入射光の波長以下である複数の金属細線を含む微細周期構造体を有し、該微細周期構造体は、透明で屈折率nの支持部材に支持され、かつ屈折率nの媒体で覆われており、複数の金属細線は、一の方向に沿って等間隔で配列され、その配列ピッチpは、入射光の波長λを用いて、(λ×n)/(2×n)の値と等しくなるように設定されている。
【選択図】図11

Description

本発明は、光学素子、画像生成装置及び画像表示装置に係り、更に詳しくは、入射光の波長以下の線幅を持つ複数の金属細線を備える光学素子、該光学素子を有する画像生成装置、該画像生成装置を備える画像表示装置に関する。
液晶プロジェクタ装置に代表される画像表示装置には、液晶パネルなどの空間変調素子への入射光や、該空間変調素子からの射出光に含まれる特定の偏光成分を抽出するための偏光板や、光利用効率を向上させるため、直線偏光の振動面を90度回転させたりすることができる波長板などが利用されている。
波長板には、1/2波長板や1/4波長板があり、これらは、入射光に複屈折を生じさせる光学結晶により作られ、常光線と異常光線の屈折率の違いを利用して、直交する2つの偏光成分に位相差を付与している。この常光線と異常光線の光路差が波長の1/2となるものが1/2波長板であり、1/4となるものが1/4波長板である。このような光学結晶としては、方解石や水晶が用いられる。なお、ポリイミドなどのプラスチック材料を利用した波長板も多く利用されている。
例えば、特許文献1には、直交座標系x、y、zにおいて、xy面に平行な1つの基板の上に2種以上の透明材料をz方向に交互に積層した偏光子アレイが開示されている。この偏光子アレイは、xy面内において少なくとも3つの領域に分かれており、各層は領域毎に定まるxy面内の一方向に繰り返される1次元周期的な凹凸形状を有し、xy面に垂直もしくは斜め方向から入射される光に対して、各領域の凹凸形状に平行または垂直方向の偏波成分だけを透過させる。
また、特許文献2には、表面に一定の周期ピッチで格子状のパターンが形成された透光性の基板を有し、該基板を透過する互いに偏光面を直交する2つの直線偏光に位相差を生じさせる波長板が開示されている。この波長板は、基板の材料の屈折率よりも高い屈折率を有する膜材からなる高屈折率膜、及び該高屈折率膜の膜材よりも低い屈折率を有する膜材からなる低屈折率膜が基板の表面に順次堆積形成されている。
また、特許文献3には、平板状の支持体に、金属からなる複数の細線が互いに平行となるように埋め込まれて配列しており、該細線のピッチ(P)が100nm以上300nm以下であり、細線の幅(D)と細線のピッチ(P)の比(D/P)が 0.6より大きく、細線の長さ方向に直交する断面における当該細線の高さが50nm以上500nm以下である金属格子型偏光分離素子からなるカラーフィルタが開示されている。
また、特許文献4には、入射光の波長以下の領域に配置され、かつ周期的に配列されている二つ以上の金属微小構造体で構成された金属複合構造体を、支持基板上に形成した偏光制御素子が開示されている。
また、特許文献5には、二つ以上の微小な金属構造体が入射光の波長以下の領域に配置された単位配列パターンと、金属構造体を支持する一層以上の膜を有し、該膜内部の2次元平面内に複数個の単位配列パターンが同一の配向を有して配置された複合配列パターンを有する偏光制御素子が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されている偏光子アレイは、入射光の波長や入射角によって特性が異なるという不都合があった。また、大きな位相差を得るには膜厚を大きくする必要があった。
また、特許文献2に開示されている波長板は、入射光の波長や入射角によって特性が異なるという不都合があった。また、高アスペクト比の構造が必要であるため、量産が難しく、高コスト化を招くという不都合があった。
また、特許文献3に開示されているカラーフィルタは、有機フィルムを用いており、耐光性や耐熱性が十分でないという不都合があった。
また、特許文献4及び特許文献5に開示されている偏光制御素子は、いずれも透過率と位相差がトレードオフの関係にあり、位相差を大きくすると透過率を確保することが難しいという不都合があった。
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、耐光性や耐熱性に優れ、大型化及び高コスト化を招くことなく、互いに直交する2つの偏光成分をいずれも透過させ、それらの間に位相差を付与することができる光学素子を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、高コスト化を招くことなく、小型化を図ることができる画像生成装置を提供することにある。
また、本発明の第3の目的は、高コスト化を招くことなく、小型化を図ることができる画像表示装置を提供することにある。
本発明は、第1の観点からすると、それぞれの線幅が入射光の波長以下である複数の金属細線を含む微細周期構造体を有する光学素子において、前記微細周期構造体は、透明で屈折率nの支持部材に支持され、かつ屈折率nの媒体で覆われており、前記複数の金属細線は、一の方向に沿って等間隔で配列され、その配列ピッチpは、前記入射光の波長λを用いて、(λ×n)/(2×n)の値と等しいことを特徴とする光学素子である。
これによれば、耐光性や耐熱性に優れ、大型化及び高コスト化を招くことなく、互いに直交する2つの偏光成分をいずれも透過させ、それらの間に位相差を付与することができる。
本発明は、第2の観点からすると、画像形成素子を含み、画像情報に応じた画像を生成する画像生成装置において、前記画像形成素子に入射する光束、及び前記画像形成素子から射出される光束の少なくとも一方の光路上に配置された、少なくとも1つの本発明の光学素子を有することを特徴とする画像生成装置である。
これによれば、高コスト化を招くことなく、小型化を図ることができる。
本発明は、第3の観点からすると、画像情報に応じた画像を生成する本発明の画像生成装置と;該画像生成装置からの光束を被投射面に投射する投射光学系と;を備える画像表示装置である。
これによれば、高コスト化を招くことなく、小型化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るプロジェクタシステムの概略構成を説明するためのブロック図である。 図1におけるプロジェクタ装置の構成を説明するための図である。 図2における画像生成装置を説明するための図である。 図3における偏光変換素子の機能を説明するための図である。 図3における1/4波長板の機能を説明するための図である。 画像生成装置で用いられている波長板の構造を説明するための図である。 図6のA−A断面図である。 数値シミュレーションに用いた波長板のモデルを説明するための図である。 図8のA−A断面図である。 数値シミュレーションの演算結果を説明するための図である。 演算結果から得られた配列ピッチpとλ×n/(2×n)の関係を説明するための図である。 演算結果から得られた位相差φとw・h/pの関係を説明するための図である。 演算結果から得られた透過率とw/pの関係を説明するための図である。 波長板の変形例1を説明するための図である。 図14のA−A断面図である。 波長板の変形例2を説明するための図である。 それぞれの線幅が入射光の波長以下である複数の金属細線を含む微細周期構造体を有する波長選択フィルタの構造を説明するための図である。 図17のA−A断面図である。 図17のB−B断面図である。 数値シミュレーションに用いた波長選択フィルタのモデルを説明するための図である。 図20のA−A断面図である。 数値シミュレーションの演算結果を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図16に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係る画像表示システムとしてのプロジェクタシステム10が示されている。
このプロジェクタシステム10は、画像表示装置としてのプロジェクタ装置1000、及び上位装置2000を有している。
上位装置2000は、プロジェクタ装置1000に画像に関する情報を送出する画像情報管理装置であり、一例としてパソコンを用いることができる。上位装置2000は、ネットワークを介して送られてきた画像に関する情報、及びネットワークを介して取得(ダウンロード)した画像に関する情報を、プロジェクタ装置1000に送出することができる。
プロジェクタ装置1000は、上位装置2000から送られてきた画像に関する情報に基づいて、被投射面としてのスクリーン1100に拡大像を表示する前方投射型のプロジェクタ装置である。
プロジェクタ装置1000は、一例として図2に示されるように、画像生成装置100、及び投射光学系200などを備えている。なお、本明細書では、XYZ3次元直交座標系において、プロジェクタ装置1000が載置されている平面をXZ面、画像生成装置100から投射光学系200に向けて射出される光束の方向をZ軸方向として説明する。
投射光学系200からスクリーン1100に向かう投射光は、筐体に設けられた開口を通って射出される。
画像生成装置100は、一例として図3に示されるように、光源110、カットフィルタ111、1対のフライアイレンズアレイ(113A、113B)、偏光変換素子141、コンデンサレンズ115、2つのダイクロイックミラー(116A、116B)、反射ミラー117、3つの偏光分離素子(118A、118B、118C)、3つの反射型液晶パネル(120A、120B、120C)、3つの1/4波長板(142A、142B、142C)、クロスプリズム124、通信インターフェース131、及び主制御装置132などを有している。
通信インターフェース131は、主制御装置132と上位装置2000との通信を制御する。
主制御装置132は、通信インターフェース131を介して受け取った画像に関する情報に応じて、光源110及び3つの反射型液晶パネル(120A、120B、120C)を制御する。
光源110には、キセノンランプ、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、超高圧水銀ランプなどのランプ光源を用いることができる。なお、LED、LD、半導体レーザなどの固体光源を用いてもよい。
この光源110は、主制御装置132の指示によって点灯される。光源110から射出された光束は、リフレクタによって+Z方向に向かう光束とされる。
カットフィルタ111は、光源110から射出された光に含まれるUV成分及びIR成分を除去する。これによって、各光学素子の劣化を抑制することができる。
1対のフライアイレンズアレイ(113A、113B)は、カットフィルタ111を介した光束の光路上に配置され、光量分布を均一化する。
偏光変換素子141は、1対のフライアイレンズアレイ(113A、113B)の間に配置され、フライアイレンズアレイ113Aを介した光束の偏光状態を所定の直線偏光(ここでは、S偏光)に変換する。これによって、光利用効率を高めることができる。
ここでは、この偏光変換素子141は、一例として図4に示されるように、S偏光を透過させP偏光を反射する複数の偏光分離面を有する偏光分離素子141Aと、前記複数の偏光分離面で反射されたP偏光をS偏光に変換する複数の1/2波長板141Bとを有している。
図3に戻り、コンデンサレンズ115は、フライアイレンズアレイ113Bを介した光束の光路上に配置されている。このコンデンサレンズ115によって、各反射型液晶パネルを照明する際の照明光の入射角度及び照明領域を調整することができる。
ダイクロイックミラー116Aは、コンデンサレンズ115を介した光束の光路上に配置され、該光束に含まれる青色波長成分を選択的に反射し、残り(緑色波長成分+赤色波長成分)を透過させる。
ダイクロイックミラー116Bは、ダイクロイックミラー116Aを透過した光束の光路上に配置され、該光束に含まれる緑色波長成分を選択的に反射し、残り(赤色波長成分)を透過させる。
偏光分離素子118Aは、ダイクロイックミラー116Bを透過した光束の光路上に配置されている。この偏光分離素子118Aは、上記所定の直線偏光(ここでは、S偏光)を+X方向に反射する偏光分離面を有している。そこで、ダイクロイックミラー116Bを透過した光束は、偏光分離素子118Aで+X方向に反射される(図5参照)。
1/4波長板142Aは、偏光分離素子118Aの+X側に配置されている。この1/4波長板142Aは、偏光分離素子118Aの偏光分離面で反射されたS偏光を円偏光に変換する。
反射型液晶パネル120Aは、1/4波長板142Aの+X側に配置されている。そこで、反射型液晶パネル120Aは、1/4波長板142Aを介した光束で照明される。この照明光は、反射型液晶パネル120Aによって変調され、赤色成分の画像情報が付与される。
反射型液晶パネル120Aで変調され、反射された光束は、再び1/4波長板142Aに入射し、P偏光となって偏光分離素子118Aに入射する。該光束は、偏光分離素子118Aを透過する。
偏光分離素子118Bは、ダイクロイックミラー116Bで反射された光束の光路上に配置されている。この偏光分離素子118Bは、上記所定の直線偏光(ここでは、S偏光)を−Z方向に反射する偏光分離面を有している。そこで、ダイクロイックミラー116Bで反射された光束は、偏光分離素子118Bで−Z方向に反射される。
1/4波長板142Bは、偏光分離素子118Bの−Z側に配置されている。この1/4波長板142Bは、偏光分離素子118Bの偏光分離面で反射されたS偏光を円偏光に変換する。
反射型液晶パネル120Bは、1/4波長板142Bの−Z側に配置されている。そこで、反射型液晶パネル120Bは、1/4波長板142Bを介した光束で照明される。この照明光は、反射型液晶パネル120Bによって変調され、緑色成分の画像情報が付与される。
反射型液晶パネル120Bで変調され、反射された光束は、再び1/4波長板142Bに入射し、P偏光となって偏光分離素子118Bに入射する。該光束は、偏光分離素子118Bを透過する。
反射ミラー117は、ダイクロイックミラー116Aで反射された光束の光路上に配置され、該光束を反射する。ここでは、反射ミラー117は、光束を+Z方向に反射する。
偏光分離素子118Cは、反射ミラー117で反射された光束の光路上に配置されている。この偏光分離素子118Cは、上記所定の直線偏光(ここでは、S偏光)を−X方向に反射する偏光分離面を有している。そこで、反射ミラー117で反射された光束は、偏光分離素子118Cで−X方向に反射される。
1/4波長板142Cは、偏光分離素子118Cの−X側に配置されている。この1/4波長板142Cは、偏光分離素子118Cの偏光分離面で反射されたS偏光を円偏光に変換する。
反射型液晶パネル120Cは、1/4波長板142Cの−X側に配置されている。そこで、反射型液晶パネル120Cは、1/4波長板142Cを介した光束で照明される。この照明光は、反射型液晶パネル120Cによって変調され、青色成分の画像情報が付与される。
反射型液晶パネル120Cで変調され、反射された光束は、再び1/4波長板142Cに入射し、P偏光となって偏光分離素子118Cに入射する。該光束は、偏光分離素子118Cを透過する。
クロスプリズム124は、偏光分離素子118Aの−X側で、偏光分離素子118Bの+Z側で、偏光分離素子118Cの+X側に配置されている。このクロスプリズム124は、偏光分離素子118Aを透過した光束を+Z方向に反射する反射面、及び偏光分離素子118Cを透過した光束を+Z方向に反射する反射面を有している。
そこで、赤色成分の画像情報が付与され偏光分離素子118Aを透過した光束、緑色成分の画像情報が付与され偏光分離素子118Bを透過した光束、及び青色成分の画像情報が付与され偏光分離素子118Aを透過した光束は、クロスプリズム124によって合成される。すなわち、赤色成分の画像と緑色成分の画像と青色成分の画像がクロスプリズム124で合成される。
クロスプリズム124で合成された光束が、画像生成装置100から射出される光束である。そして、この光束は、投射光学系200に入射される。
投射光学系200は、クロスプリズム124で合成された画像の拡大像をスクリーン1100に表示する。
図6及び図7には、波長板としての作用を有する光学素子10Aが示されている。この光学素子10Aは、支持部材11、被覆部材12、複数の金属細線13などを有している。なお、図7は、図6のA−A断面図である。
なお、ここでは、xyz3次元直交座標系において、金属細線13の高さ方向をz軸方向として説明する。
支持部材11としては、光学素子に一般的に用いられる透明な材料が好ましく、例えば、石英ガラス、BK7、パイレックス(登録商標)などの硼珪酸ガラス、CaF、ZnSe、Alなどの光学結晶材料などを用いることができる。
各金属細線13は、入射光の波長以下の線幅をもつ金属細線であり、支持部材11の+z側の面上に配置されている。ここでは、複数の金属細線13は、x軸方向に沿って、等間隔に配列されている。このような構造は、微細周期構造と呼ばれている。そして、複数の金属細線13は、各金属細線13の線幅w、高さh、及び複数の金属細線13の配列ピッチpで特徴付けられている。
金属細線13の材料としては、可視波長帯域において完全導体に近い特性を有するものが好ましく、Al(アルミニウム)が適している。また、Alを主成分とする合金材料であっても良い。また、使用する波長帯に応じて、Au(金)、Ag(銀)、Pt(白金)、Ni(ニッケル)、Cr(クロム)、Cu(銅)などの材料を用いることができる。
被覆部材12は、複数の金属細線13の+z側に配置され、複数の金属細線13を覆っている。そこで、x軸方向に関して、隣り合う2本の金属細線13の間には、被覆部材12が存在することとなる。
被覆部材12は、膜状部材であり、複数の金属細線13の外的損傷や酸化などに対する耐性を向上させる保護膜として機能するとともに、屈折率に関する支持部材11との相対的な関係により、動作波長を規定する役割を担っている。このような膜状部材には、支持部材11と同様に、光吸収が少なく、光学素子のコーティング材料として一般的な石英ガラス、BK7、パイレックス(登録商標)、ZnS−SiOなどの硼珪酸ガラスや、CaF、Si、ZnSe、Al、ZnOなどの材料を用いることができる。
支持部材11上に複数の金属細線13を設ける方法としては、可視光の回折限界以下の加工精度を有する方法が適用される。具体的には、電子線リソグラフィ、DUV(遠紫外線)リソグラフィ、EUV(超紫外線)リソグラフィ、ナノインプリントなどが利用できる。
次に、光学素子10Aの作製方法について簡単に説明する。ここでは、一例として、電子線リソグラフィを用いる方法を説明するが、これに限定されるものではない。
(1)支持部材11として平行平板上の光学ガラスを用い、該光学ガラスの表面にAlなどの金属材料をスパッタ法や真空蒸着法により堆積させ金属膜を形成する。この際、金属と光学ガラスとの界面に金属膜の密着性を高めるために、TiやCrなどの下地層を設けても良い。
(2)この金属膜上にフォトレジスト膜を形成する。
(3)電子ビーム描画により、フォトレジスト膜を露光し、エッチングマスクを形成する。
(4)上記エッチングマスクを介して、RIE(反応性イオンエッチング)により金属膜をエッチングする。これにより、金属膜における不要な部分が除去される。
(5)エッチングマスクを除去する。これにより、光学ガラスの表面に、線幅wの複数の金属細線を一の方向に沿ってピッチpで形成することができる。
なお、エッチングに代えて、リフトオフ法を用いても良い。
(6)被覆部材12として、透明な膜をスパッタ法やコーティングにより堆積する。これにより、光学素子10Aとなる。
次に、光学素子10Aの特性を検証するために実施した数値シミュレーションについて説明する。ここでは、数値シミュレーションとして、電磁場の時間・空間応答を記述するマクスウェル方程式を、時間領域及び空間領域に差分化して解く、いわゆる有限差分時間領域法(FDTD法)を用いた。
図8及び図9には、数値シミュレーションに用いた光学素子のモデルが示されている。なお、図9は、図8のA−A断面図である。
このモデルは、支持基板(屈折率n=1.5)上にAlの金属細線が設けられ、誘電体(屈折率n=1.38)で被覆されている。
ここでは、透過光のスペクトル特性を得るために、図9に示されるように、入射光として45度の偏光方向(電場振動面)を持ち、時間幅の十分に短い(スペクトル幅が可視光領域に十分に広がった)平面波パルスを、支持基板と金属細線の界面から+z側にL11(ここでは、920nm)離れた面から入射した。
そして、上記界面から−z側にL12(ここでは、1000nm)離れた観測面において、空間平均を施した電場振幅の時間変動をフーリエ変換することにより透過光の偏光特性を算出した。
なお、Alの誘電関数の波長分散特性は、金属材料の計算でよく用いられるDrudeモデルを適用した。また、図9における符号L13は、80nmである。
図10には、数値シミュレーションにより得られた全偏光成分の透過率と波長との関係が示されている。ここでは、w=88nm、h=216nmに固定し、配列ピッチpを多段階に変化させている。これによると、配列ピッチpが大きくなるにつれて、透過率がピークとなるときの波長(ピーク波長あるいは共鳴波長)が、長波長側にシフトしている。
図11には、上記ピーク波長λに、n/(2×n)という係数を乗じた値と、配列ピッチpとの関係が示されている。図11における破線は傾き1の直線である。これによると、配列ピッチpとλ×n/(2×n)には直線的な相関があり、次の(1)式が成立している。なお、ここでは、n=1.5、n=1.38である。
p=λ×n/(2×n) ……(1)
上記(1)式が満足されるように、入射光の波長(動作波長)に合わせた配列ピッチpを設定することにより、入射光に対して高い透過率を得ることができる。なお、上記(1)式は、現象論的に得られた式であり、配列ピッチpが上記(1)式から算出される値に対して数%〜10%程度ずれていても、許容誤差範囲内とみなして良い。
図12には、線幅wと高さhの積をpで規格化した値と位相差φ(deg)との関係が示されている。線幅wと高さhの積をpで規格化した値は、微細周期構造における金属充填率に対応する値である。なお、ここでは、電場の方向がx軸方向の偏光成分と電場の方向がy軸方向の偏光成分との位相差を位相差φとしている。
図12におけるシンボル■は、高さhを216mm、配列ピッチpを248nmに固定して線幅wを変化させた場合を示し、シンボル▲は、線幅wを88nm、配列ピッチpを248nmに固定して高さhを変化させた場合を示し、シンボル◆は、線幅wを88nm、配列ピッチpを216nmに固定して高さhを変化させた場合を示している。これによると、■、▲及び◆を個別にフィッティングさせた3本の回帰曲線がほぼ一致していることから、金属充填率に依存して位相差φを決定することが可能である。なお、図12における曲線は、■、▲及び◆の全てをフィッティングさせた回帰曲線であり、次の(2)式で示される。
φ=1.56807×10×(hw/p)+3.1079 ……(2)
また、図13には、入射光の波長が443nmで、高さhを216nmに固定したときの、全偏光成分の透過率とデューティ比(w/p)との関係が示されている。これによると、デューティ比が0.35を超えると、透過率が急激に低下している。そこで、デューティ比は、0.35以下であることが好ましい。
以上の数値シミュレーションの結果に基づいて、上記光学素子10Aに1/2波長板の機能をもたせるには、上記(1)式を用いて所望の動作波長に対する金属細線の配列ピッチpを決定し、デューティ比が0.35以下の条件を満たす範囲内で、上記(2)式を用いて位相差φがπ、すなわち、hw/p=5.54×10−4となるような高さhと線幅wを決定すれば良い。なお、線幅wが細いほど高い透過率を得ることができる。
この1/2波長板の機能をもつ光学素子10Aが、上記偏光変換素子141における複数の1/2波長板141Bに用いられている。
また、上記光学素子10Aに1/4波長板の機能をもたせるには、同様に、上記(1)式を用いて所望の動作波長に対する金属細線の配列ピッチpを決定し、デューティ比が0.35以下の条件を満たす範囲内で、上記(2)式を用いて位相差φがπ/2、すなわち、hw/p=1.128×10−3となるような高さhと線幅wを決定すれば良い。なお、線幅wが細いほど高い透過率を得ることができる。
この1/4波長板の機能をもつ光学素子10Aが、上記3つの1/4波長板(142A、142B、142C)に用いられている。
なお、光学素子10Aに、1/2波長板及び1/4波長板以外の機能をもたせることも可能である。
以上のように、上記光学素子10Aは、無機材料である金属細線を平面上に周期的に配列した微細周期構造を有しており、耐光性、耐熱性に優れている。また、高価な光学結晶を使用しておらず、上記光学素子10Aを用いることによって装置の低価格化を実現することができる。また、装置の小型化を図ることができる。
図14及び図15には、光学素子10Aの変形例としての光学素子10Bが示されている。なお、図15は、図14のA−A断面図である。
この光学素子10Bでは、y軸方向を長手方向とする各金属細線が、途中で切断されている。この場合であっても、金属細線の長手方向の長さを配列ピッチpより十分に大きく取り、上記(1)式及び(2)式が満足され、x軸方向のデューティ比が0.35以下になるように高さh及び線幅wが設定されていれば、散乱や回折の影響はあるものの、上記光学素子10Aと同様な特性を得ることができる。
切断された金属細線を用いることにより、作製時の高アスペクト比構造の倒れや、電子線描画のつなぎ精度の影響を回避し、所望の形状の微細周期構造を精度良く得ることができる。
なお、複数の金属細線13を保護する必要がない場合には、図16に示されるように、前記被覆部材12がなくても良い。この場合は、x軸方向に関して、隣り合う2本の金属細線13の間には、空気(屈折率n=1.00)が存在することとなる。この場合であっても、上記光学素子10Aと同様な特性を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る光学素子10Aによると、それぞれの線幅が入射光の波長以下である複数の金属細線13を含む微細周期構造体を有し、該微細周期構造体は、透明で屈折率nの支持部材11に支持され、かつ屈折率nの被覆部材12で覆われている。そして、複数の金属細線13は、x軸方向に沿って等間隔で配列され、その配列ピッチpは、入射光の波長λを用いて、(λ×n)/(2×n)の値と等しくなるように設定されている。
また、デューティ比(w/p)が0.35以下の条件を満たす範囲内で、所望の位相差が得られるように、高さh及び線幅wが設定されている。
この場合は、光学素子10Aは、耐光性や耐熱性に優れ、大型化及び高コスト化を招くことなく、互いに直交する2つの偏光成分をいずれも透過させ、それらの間に所望の位相差を付与することができる。
また、本実施形態に係る画像生成装置100によると、光学素子10Aに1/2波長板の機能をもたせた複数の1/2波長板141B、光学素子10Aに1/4波長板の機能をもたせた1/4波長板(142A、142B、142C)を有している。そこで、高コスト化を招くことなく、小型化を図ることができる。
また、本実施形態に係るプロジェクタ装置1000によると、画像生成装置100を備えているため、結果として、高コスト化を招くことなく、小型化を図ることができる。
なお、上記実施形態では、画像形成素子として反射型液晶パネルが用いられる場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、発光機能を有する画像形成素子を用いても良い。この場合は、上記光源110は不要である。そこで、画像生成装置の更なる小型化を図ることができる。
《光学フィルタ》
ところで、上記光学素子10Aの特性を利用して光学フィルタを作成することができる。
図17〜図19には、光学フィルタとしての作用を有する光学素子10Dが示されている。なお、図18は、図17のA−A断面図であり、図19は、図17のB−B断面図である。ここでは、光学素子10Aとの相違点を中心に説明するとともに、前述した光学素子10Aと同一若しくは同等の構成部分については同一の符号を用い、その説明を簡略化し若しくは省略するものとする。
この光学素子10Dは、2つの微細周期構造を有している。ここでは、+z側の微細周期構造を第1の微細周期構造といい、−z側の微細周期構造を第2の微細周期構造という。
第1の微細周期構造は、入射光の波長以下の線幅をもつ複数の金属細線13を含み、該複数の金属細線13は、y軸方向に沿って、等間隔に配列されている(図18参照)。
第2の微細周期構造は、入射光の波長以下の線幅をもつ複数の金属細線13を含み、該複数の金属細線13は、x軸方向に沿って、等間隔に配列されている(図19参照)。
すなわち、各微細周期構造では、複数の金属細線の配列方向が互いに直交している。
第2の微細周期構造の複数の金属細線13は、支持部材11の+z側の面上に設けられている。そして、複数の金属細線13は、被覆部材12によって被覆されている。そこで、x軸方向に関して、隣り合う2本の金属細線13の間には、被覆部材12が存在している。
第1の微細周期構造の複数の金属細線13は、第2の微細周期構造の複数の金属細線13を被覆している被覆部材12の上に設けられている。そして、複数の金属細線13は、被覆部材12によって被覆されている。すなわち、第1の微細周期構造の複数の金属細線13は、被覆部材12の中に存在していることとなる。そこで、x軸方向に関して、隣り合う2本の金属細線13の間には、被覆部材12が存在している。
第1の微細周期構造における複数の金属細線13は、上記(1)式が満足され、y軸方向のデューティ比が0.35以下の条件を満たす範囲内で、上記(2)式を用いて位相差φがπとなるように高さhと線幅wが設定されている。すなわち、第1の微細周期構造は、1/2波長板の機能を有している。
また、第2の微細周期構造における複数の金属細線13は、第1の微細周期構造における複数の金属細線13と同じ配列ピッチp、高さh、線幅wとなるように設定されている。
次に、光学素子10Dの動作原理について説明する。ここでは、白色ランダム偏光の光が、光学素子10Dの+z側から入射するものとする。また、第1の微細周期構造は、透過率がピークとなる波長(ピーク波長あるいは共鳴波長)がλ1であるものとする。
この白色ランダム偏光の光が第1の微細周期構造に入射すると、波長がλ1近傍の光は、TM偏光及びTE偏光のいずれも第1の微細周期構造を透過する。一方、波長がλ1から外れている光は、TM偏光のみが第1の微細周期構造を透過する。
第1の微細周期構造を透過した光が第2の微細周期構造に入射すると、波長がλ1から外れている光は、TM偏光なので、第2の微細周期構造を透過できない。一方、波長がλ1近傍の光は、TM偏光及びTE偏光のいずれも第2の微細周期構造を透過する。
すなわち、波長がλ1近傍の光のみが、光学素子10Dを透過することができる。
なお、第2の微細周期構造が、単なる偏光選択性を有するワイヤグリッド偏光板に相当する構造の場合には、波長がλ1近傍の光は、TM偏光及びTE偏光のいずれかが第2の微細周期構造を透過する。
次に、光学素子10Dの特性を検証するために実施した数値シミュレーションについて説明する。ここでも、上記有限差分時間領域法(FDTD法)を用いた。但し、入射偏光をTE偏光とTM偏光とで独立に計算し、透過率の平均値を取ることにより入射ランダム偏光を表現した。
図20及び図21には、数値シミュレーションに用いた光学素子のモデルが示されている。なお、図21は、図20のA−A断面図である。
このモデルは、第1の微細周期構造と第2の微細周期構造とを間隔L23(ここでは、64nm)空けて積層している。第1の微細周期構造は屈折率1.38の被覆部材中に埋め込まれている。また、図20における符号L21は920nmであり、符号L22は1000nmである。
また、各微細周期構造における金属細線は、(1)動作波長に対して配列ピッチpを決定し、(2)デューティ比w/pが0.35となるように線幅wを決定し、(3)高い透過率が得られるように高さhを決定した。
図22には、波長と全偏光成分の透過率との関係が示されている。長波長側の光は、ピーク波長からはずれた波長帯に位置するため、透過が遮断されている。また、金属細線の形状及び配列ピッチpを調整することにより、任意の波長に対して波長選択機能を発現できることが確認できた。短波長側の光は、金属細線の直線偏光に対する遮断特性が低下するため、十分には透過率が低下していない。これは、射出側の微細周期構造(ここでは、第2の微細周期構造)の金属細線の形状を変えることにより改善することが可能である。
以上のように、光学素子10Dは、無機材料である金属細線を平面上に周期的に配列した2つの微細周期構造を有しており、耐光性、耐熱性に優れている。また、平面構造を積層した光学素子であるため、積層化や集積化が容易である。
なお、第1の微細周期構造の複数の金属細線13を被覆している被覆部材12がなくても良い。この場合は、y軸方向に関して、隣り合う2本の金属細線13の間には、空気(屈折率n=1.00)が存在することとなる。この場合であっても、上記光学素子10Dと同様な特性を得ることができる。
以上説明したように、本発明の光学素子によれば、耐光性や耐熱性に優れ、高コスト化を招くことなく、互いに直交する2つの偏光成分をいずれも透過させ、それらの間に所望の位相差を付与するのに適している。本発明の画像生成装置及び画像表示装置によれば、高コスト化を招くことなく、小型化を図るのに適している。
10A…光学素子、10B…光学素子、10D…光学素子、11…支持部材、12…被覆部材(媒体)、13…金属細線、13…金属細線、13…金属細線、100…画像生成装置、120A…反射型液晶パネル(画像形成素子)、120B…反射型液晶パネル(画像形成素子)、120C…反射型液晶パネル(画像形成素子)、141B…1/2波長板、142A…1/4波長板、142B…1/4波長板、142C…1/4波長板、200…投射光学系、1000…プロジェクタ装置(画像表示装置)。
特開2009−139973号公報 特開2005−099099号公報 特開2006−154382号公報 特開2006−330105号公報 特開2007−240618号公報

Claims (10)

  1. それぞれの線幅が入射光の波長以下である複数の金属細線を含む微細周期構造体を有する光学素子において、
    前記微細周期構造体は、透明で屈折率nの支持部材に支持され、かつ屈折率nの媒体で覆われており、
    前記複数の金属細線は、一の方向に沿って等間隔で配列され、その配列ピッチpは、前記入射光の波長λを用いて、(λ×n)/(2×n)の値と等しいことを特徴とする光学素子。
  2. 前記複数の金属細線は、線幅wを用いて、w/pが0.35以下であることを特徴とする請求項1に記載の光学素子。
  3. 前記入射光は、前記一の方向に平行な偏光成分と前記一の方向に垂直な偏光成分とを有し、
    前記入射光が前記複数の金属細線を通過する際に、前記2つの偏光成分の間に、大きさが180°の位相差が付与されることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学素子。
  4. 前記複数の金属細線は、高さh、線幅wを用いて、hw/pが1.128×10−3であることを特徴とする請求項3に記載の光学素子。
  5. 前記入射光は、前記一の方向に平行な偏光成分と前記一の方向に垂直な偏光成分を有し、
    前記入射光が前記複数の金属細線を通過する際に、前記2つの偏光成分の間に、大きさが90°の位相差が付与されることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学素子。
  6. 前記複数の金属細線は、高さh、線幅wを用いて、hw/pが5.54×10−4であることを特徴とする請求項5に記載の光学素子。
  7. 前記媒体は、空気であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光学素子。
  8. 前記支持部材及び前記媒体の一方における表面あるいはその内部に設けられ、
    それぞれの線幅が前記入射光の波長以下であり、前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って等間隔に配置されている複数の金属細線を含む微細周期構造体を更に有することを特徴とする請求項3又は4に記載の光学素子。
  9. 画像形成素子を含み、画像情報に応じた画像を生成する画像生成装置において、
    前記画像形成素子に入射する光束、及び前記画像形成素子から射出される光束の少なくとも一方の光路上に配置された、少なくとも1つの請求項1〜8のいずれか一項に記載の光学素子を有することを特徴とする画像生成装置。
  10. 画像情報に応じた画像を生成する請求項9に記載の画像生成装置と;
    該画像生成装置からの光束を被投射面に投射する投射光学系と;を備える画像表示装置。
JP2010004511A 2010-01-13 2010-01-13 光学素子、画像生成装置及び画像表示装置 Expired - Fee Related JP5471467B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010004511A JP5471467B2 (ja) 2010-01-13 2010-01-13 光学素子、画像生成装置及び画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010004511A JP5471467B2 (ja) 2010-01-13 2010-01-13 光学素子、画像生成装置及び画像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011145360A true JP2011145360A (ja) 2011-07-28
JP5471467B2 JP5471467B2 (ja) 2014-04-16

Family

ID=44460299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010004511A Expired - Fee Related JP5471467B2 (ja) 2010-01-13 2010-01-13 光学素子、画像生成装置及び画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5471467B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2541814A2 (en) 2011-06-30 2013-01-02 Makita Corporation Portable radio sets
WO2014003146A1 (ja) * 2012-06-28 2014-01-03 国立大学法人東京農工大学 偏光制御素子、近接場光源、および並列電子線装置
JP2015075550A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 リコー光学株式会社 微細パターンの形成方法及び光学素子の形成方法
JP2018106048A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 大日本印刷株式会社 構造体および構造体を用いた回折格子
CN111367088A (zh) * 2020-02-22 2020-07-03 清华大学 一种基于超构表面的正交偏振光成像衍射光学器件

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007025692A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Samsung Electronics Co Ltd 偏光子、その製造方法、及びこれを有する表示装置
JP2007121777A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Namiki Precision Jewel Co Ltd 偏光子
JP2007156083A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Nikon Corp 光学素子、光学装置、及び偏光顕微鏡
JP2007264604A (ja) * 2006-02-28 2007-10-11 Canon Inc 光学素子及び光学素子の製造方法
WO2007125857A1 (ja) * 2006-04-28 2007-11-08 Konica Minolta Opto, Inc. 凹凸構造が設けられた光学フィルムの製造方法、光学フィルム、ワイヤグリッド偏光子、及び位相差フィルム
JP2008216864A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Seiko Epson Corp 偏光素子、偏光素子の製造方法、液晶装置、投射型表示装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007025692A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Samsung Electronics Co Ltd 偏光子、その製造方法、及びこれを有する表示装置
JP2007121777A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Namiki Precision Jewel Co Ltd 偏光子
JP2007156083A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Nikon Corp 光学素子、光学装置、及び偏光顕微鏡
JP2007264604A (ja) * 2006-02-28 2007-10-11 Canon Inc 光学素子及び光学素子の製造方法
WO2007125857A1 (ja) * 2006-04-28 2007-11-08 Konica Minolta Opto, Inc. 凹凸構造が設けられた光学フィルムの製造方法、光学フィルム、ワイヤグリッド偏光子、及び位相差フィルム
JP2008216864A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Seiko Epson Corp 偏光素子、偏光素子の製造方法、液晶装置、投射型表示装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2541814A2 (en) 2011-06-30 2013-01-02 Makita Corporation Portable radio sets
WO2014003146A1 (ja) * 2012-06-28 2014-01-03 国立大学法人東京農工大学 偏光制御素子、近接場光源、および並列電子線装置
JPWO2014003146A1 (ja) * 2012-06-28 2016-06-02 国立大学法人東京農工大学 偏光制御素子、近接場光源、および並列電子線装置
JP2015075550A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 リコー光学株式会社 微細パターンの形成方法及び光学素子の形成方法
JP2018106048A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 大日本印刷株式会社 構造体および構造体を用いた回折格子
CN111367088A (zh) * 2020-02-22 2020-07-03 清华大学 一种基于超构表面的正交偏振光成像衍射光学器件

Also Published As

Publication number Publication date
JP5471467B2 (ja) 2014-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7573546B2 (en) Wire grid polarizer having dual layer structure and method of fabricating the same
JP4680677B2 (ja) 偏光制御素子
US8350992B2 (en) Polarization element and projector
JP5471467B2 (ja) 光学素子、画像生成装置及び画像表示装置
JP4961167B2 (ja) 照明装置及び投写型映像表示装置
JP2010210824A (ja) 光学素子及び照明装置
JP6127203B2 (ja) 超解像イメージングリソグラフィー
KR101560617B1 (ko) 광 발생 장치 및 그 제어 방법
JP6341857B2 (ja) 光学素子および光学装置
US20050286038A1 (en) Layered structure for mosaic tile wave plate
JP2011170136A (ja) 偏光素子及びプロジェクター
WO2013046921A1 (ja) 偏光子、偏光光学素子、光源および画像表示装置
JP4600013B2 (ja) 偏光分離機能を有するカラーフィルター及びそれを備える表示装置
JP2009223074A (ja) 偏光変換素子
JP5359128B2 (ja) 偏光素子及びその製造方法
JP2008122618A (ja) 偏光光源ユニット
JP2015094872A (ja) 偏光素子、光学装置、光源装置、および、撮像装置
JP6047051B2 (ja) 光学素子および光学装置
JP2010197764A (ja) 偏光制御素子及びそれを使用した画像表示装置
TW200817843A (en) Exposure apparatus and device manufacturing method
JP5339187B2 (ja) 偏光制御素子及びそれを使用した画像表示装置
JP2007033676A (ja) 偏光変換光学素子、光変調モジュール及び投射型画像表示装置
JP5998593B2 (ja) 偏光素子及び画像表示装置
JP2008096556A (ja) 画像表示装置
JP2007322903A (ja) 光処理素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121009

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131016

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140120

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5471467

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees