JP2011144985A - 貯蔵庫の機械室構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フックの形成箇所が合成樹脂製でありながらもフロントパネルを開放状態に保持できる構造を提供する。
【解決手段】金属製の支柱70の上端部には突片76が設けられる一方、フロントパネル20の両端に設けられた合成樹脂製の取付板50における支柱70と対向した面の上端側には、突片76に揺動可能に掛止される下向きの鈎形をなすフック51が設けられる。取付板50の基部側の上面に嵌入溝53が下方に向けて切り込み形成され、フロントパネル20が略水平な開放姿勢を採った場合に嵌入溝53が支柱70側に開口され、支柱70には嵌入溝53に前方から進入可能な保持板79が設けられる。嵌入溝53の側縁が保持板79の下面に当たり、取付板50が突片76で受けられつつ、フロントパネル20が開放状態に保持される。
【選択図】図15

Description

本発明は、機械室の前面開口にフロントパネルを開閉可能に装着する部分の構造に関する。
従来この種の機械室構造として、特許文献1に記載されたものが知られている。このものは、機械室の前面開口の左右両側縁に金属製の支柱が立てられ、各支柱の上端部に掛止部が設けられる一方、フロントパネルの左右両端部には合成樹脂製のコーナ体が設けられ、各コーナ体における支柱と対向した面の上端側に、下向きの鈎形をなすフックが設けられていて、両フックが支柱の対応する掛止部に引っ掛けられることで、フロントパネルが揺動開閉可能に支持された構造となっている。
特開2002−213858号公報
しかしながら上記従来のものでは、フロントパネルを開放はできるものの開放状態に保持できる構造とはなっていないため、例えばフロントパネルを開けて内部に設けられた各種操作部を操作しようとした場合には、フロントパネルを作業者が手で支える必要があって不便であった。
一方、フックに対して保持用凹部を設け、支柱側に設けた保持孔の孔縁に係止することで、フロントパネルを開放姿勢に保持するものも知られてはいるが、これはフックが金属製であるから実施できるのであって、フックが合成樹脂製の場合は、強度的に持たなくて単純には適用できない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、フックの形成箇所が合成樹脂製でありながらもフロントパネルを開放状態に保持できる構造を提供するところにある。
本発明の貯蔵庫の機械室構造は、貯蔵庫本体には前面に開口した機械室が設けられ、この機械室の前面開口にフロントパネルが開閉可能に装着されたものであって、前記機械室の前面開口の左右両側縁には金属製の支柱が立てられ、各支柱の上端部には掛止部が設けられる一方、前記フロントパネルの左右両端部には合成樹脂製のコーナ体が設けられ、各コーナ体における前記支柱と対向した面の上端側には、前記支柱の前記掛止部に揺動可能に掛止される下向きの鈎形をなすフックが設けられるとともに、前記コーナ体の上面には嵌入溝が下方に向けて切り込み形成され、前記フロントパネルが略水平な開放姿勢を採った場合に前記嵌入溝が前記支柱側に開口されるようになっており、前記支柱には、前記嵌入溝に前方から進入可能な保持板が設けられているところに特徴を有する。
フロントパネルが略水平姿勢まで揺動開放されると、コーナ体の上面に形成された嵌入溝が、支柱に突設された保持板に向けて開口されるから、引き続いてフロントパネルを支柱側に押し込むと、保持板が嵌入溝に進入し、嵌入溝の側縁が保持板の下面に当たり、またコーナ体が掛止部で受けられつつ、フロントパネルが開放状態に保持される。
ここで、フロントパネルの荷重が作用する部分は、コーナ体自身と同コーナ体の上面に形成された嵌入溝の側面であるから、合成樹脂材であっても荷重に耐え得る強度が確保でき、開放状態での保持機能を発揮することができる。
また、以下のような構成としてもよい。
(1)前記支柱が、正面板の上縁に後方に屈曲された上面板が連設された形状であって、この支柱の上縁角部において前記正面板から前記上面板に亘るL形の掛止溝が開口されており、この掛止溝の正面の下縁には裏側に突出した突片が形成されて同突片により前記掛止部が構成され、前記掛止溝における上面の奥縁によって前記保持板が構成されている。掛止部並びに保持板を設ける部分の構造がシンプルにまとまる。
(2)前記支柱の下端部には係止開口が設けられている一方、前記コーナ体における前記支柱と対向した面の下端側には、前記係止開口に弾性的に係止する弾性係止片が設けられている。フロントパネルが閉鎖姿勢を採った場合、弾性係止片が係止開口に弾性的に係止されることで着脱可能に保持される。
本発明によれば、フックの形成箇所が合成樹脂製でありながらもフロントパネルを開放状態に保持することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る冷蔵庫の正面図 フロントパネルの背面から見た斜視図 フロントパネルにおけるパネル本体とコーナ体との結合構造を示す斜視図 コーナ体の側面図及び部分拡大図 同正面図 同拡大平面図 支柱の斜視図 パネル本体の端縁を挿入溝に挿入する動作を示す断面図 その挿入完了後の断面図 フロントパネルが閉鎖位置に保持された状態の側断面図 図10の部分拡大図 フロントパネルの開放動作途中の状態の部分拡大側断面図 フロントパネルの開放動作終盤の状態の同図 フロントパネルが開放位置に保持された状態の側断面図 図14の部分拡大図
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1ないし図15に基づいて説明する。この実施形態では、2ドアの縦型冷蔵庫を例示している。
図1において、冷蔵庫本体10は前面開口の縦長の断熱箱体で構成され、内部が貯蔵室となっており、その貯蔵室の前面開口は上下2個の出入口に仕切られてそれぞれ揺動開閉式の断熱扉11が装着されているとともに、底面の四隅に配された脚12によって支持されている。
冷蔵庫本体10の上面には機械室15が形成され、同機械室15に設置された冷凍装置が貯蔵室内に装備された冷却器と冷媒配管で接続され、冷凍装置の運転に伴い冷却器で生成された冷気が貯蔵室内に循環供給されることで、貯蔵室内が冷却されるようになっている。
機械室15の構造を説明する。冷蔵庫本体10の上面の四隅には、金属製の支柱が立てられ、これらの支柱を介して左右の側面と後面とにパネルが張られることによって、上面と前面とに開口した機械室15が形成されており、この機械室15の前面開口部16に、フロントパネル20が開閉可能に装着されるようになっている。換言すると、前面開口部16の左右両側縁には、詳しくは後記する支柱70が立てられており、フロントパネル20は、左右の支柱70に対して開閉可能に装着されるようになっている。
フロントパネル20は、図2及び図3に示すように、ステンレス鋼板等の金属板製のパネル本体21の左右両端に、合成樹脂製のコーナ体30が一体的に組み付けられて構成されている。
パネル本体21は、機械室15の前面開口部16のほぼ全高に匹敵する縦幅と、同前面開口部16の間口よりも若干狭い横幅とを持った正面板22を有し、この正面板22の上下両縁に、裏側に向けて直角曲げされた上面板23と下面板24とが形成され、上面板23の先端部はさらに下向きに直角曲げされている。また、正面板22の中央高さ部分の所定高さ領域(全高の略1/3の高さ領域)が、裏側に円弧形をなして凹んだ円弧形凹面25とされている。
コーナ体30は、上記したように合成樹脂材の成形品であって、左右対称形状をなすものが一対備えられており、図3ないし図6に示すように、上記したパネル本体21の左右の端面を覆って被着されるキャップ部31と、機械室15の前面開口部16の左右の支柱70に取り付けられる取付板50とが一体に形成されている。
キャップ部31は、基板32の周縁に周壁を巡らせた縦長の略浅皿状に形成されており、同キャップ部31における前面壁33Fから上面壁33Uと下面壁33Dに亘る内側に、パネル本体21における左右の端縁21Aが嵌められるようになっている。そのため、パネル本体21の形状に倣って、前面壁33Fの上下の隅部には丸みが付されているとともに、同前面壁33Fの中央高さ領域に、裏側に円弧形をなして凹んだ円弧形凹部34Aが形成されている。後面壁33Rについては、後述する。
キャップ部31の基板32における前縁、上縁及び下縁に沿った位置には、前面壁33F、上面壁33U及び下面壁33Dと間隔を開けて対向して、パネル本体21の端縁21Aが挿入される挿入溝37を形成するべく複数の対向壁38が立てられている。なお、キャップ部31の前面壁33F、上面壁33U及び下面壁33Dを併せて挟持壁35ということがある。
対向壁38は、前面壁33Fにおける上下の直線部34Bの裏側に3箇所ずつ、同前面壁33Fの円弧形凹部34Aの裏側に1箇所、また、上面壁33Uと下面壁33Dの奥端寄りの位置の裏側に1箇所ずつと、都合9箇所に設けられている。
対向壁38の基本的な形状は、上記した挟持壁35の2倍弱の高さを持った正面方形で、同挟持壁35よりも少し厚肉の板状に形成されており、ただし挟持壁35と対向する側の面では、基端から少し立ち上がった位置から突出端に向けて次第に薄肉とされたテーパ状とされ、かつ幅方向の中央部では、突出端から基端に至る全高に亘って肉抜き溝39が切られている。言い換えると、対向壁38における挟持壁35と対向する側の面の肉抜き溝39を挟んだ両側縁部には、基端側に厚肉の挟持面40が、そこから突出端に向けて先細りのテーパ状となった誘導面41が形成されている。
対向壁38は、幅が大小相違することによって3種類が備えられている。前面壁33Fにおける上下の直線部34Bの裏側にはそれぞれ、3枚ずつの大対向壁38Lが、前面壁33Fの長さ方向に間隔を開けて形成されている。同前面壁33Fの円弧形凹部34Aの裏側には、中対向壁38Mが形成されている。また、上面壁33Uと下面壁33Dの奥端寄りの位置の裏側には、それぞれ小対向壁38Sが形成されている。なお、中対向壁38Mの表面側には、左右一対の補強リブ42が形成されている。
ここで各対向壁38は、その挟持面40と対向した挟持壁35との間に、パネル本体21の端縁21Aの厚さとほぼ等しい間隔を開けて設けられ、これにより、コーナ体30における挟持壁35と各対向壁38との間には、奥側においてパネル本体21の端縁21Aが緊密に挿入される挿入溝37が形成されている。
上記した挿入溝37の一側面を構成する挟持壁35の内面には、パネル本体21の端縁に係止して抜け止めする複数の係止突部45が形成されている。係止突部45は、前面壁33Fの上下の直線部34Bの内面のうち、大対向壁38Lの形成位置の間の2箇所ずつと、上面壁33Uと下面壁33Dにおける小対向壁38Sの形成位置の表側の1箇所ずつの計6箇所に形成されている。係止突部45はより詳細には、図8に示すように、パネル本体21の板厚よりも若干背の高い方形のブロック状をなし、挟持壁35の奥行方向のほぼ中央部に形成されており、奥側の面が直角に切り立った係止面46で、手前側の面がテーパ状のガイド面47となっている。
一方、パネル本体21における正面板22から上下面板24に亘る左右の端縁21Aには、図3に示すように、上記した各係止突部45と対応してそれらが緊密に嵌合する角孔からなる係止孔27が、6個ずつ形成されている。
既述したように、機械室15の前面開口部16の左右の両側縁には支柱70が立てられており、フロントパネル20の左右両端に設けられたコーナ体30の取付板50が、対応する支柱70に対して揺動開閉可能に装着されるようになっている。
支柱70は、図7に示すように金属製のアングル材を立てたような形状であって、幅狭の正面板71の一側縁から幅広の側面板72が直角曲げされた形状であり、左右対称となっている。正面板71から側面板72に亘る上下両縁には、それぞれ上面板73Aと下面板73Bとが内側に直角曲げされて形成されており、各支柱70は冷蔵庫本体10の上面における手前側の左右の隅部に立てられて、下面板73Bをねじ止めすることで固定されている。
両支柱70の側面板72は、サイドパネルの前端側を固定することに適用され、また上面板73Aは、天面パネルを張る場合等に適用される。
支柱70の正面板71には、フロントパネル20のコーナ体30が、揺動開閉可能に、かつ閉鎖姿勢と開放姿勢で保持可能に装着されるようになっている。
支柱70側における揺動支持部分の構造としては、正面板71の上端部から上面板73Aに亘る角の部分で、かつ幅方向の中央部から少し開放縁側に寄った位置において、所定幅で側面L形をなすように切り欠かれた掛止溝75が形成されている。掛止溝75の下縁には第1突片76が内側に向けて直角に切り起こし形成されている。
閉鎖姿勢に保持するための構造としては、正面板71における下端よりも所定寸法上方で、かつ上記の掛止溝75の直下に対応する位置において、やや縦長の角孔からなる係止開口77が形成されている。係止開口77の上縁には、第2突片78が内側に向けて直角に切り起こし形成されている。
また、開放姿勢に保持するための構造としては、上記した掛止溝75の上面の奥縁部分が保持板79となっている。
フロントパネル20のコーナ体30の取付板50側の構造について、図3、図4に戻って説明する。コーナ体30のキャップ部31の後面壁33Rは、上記した挟持壁35よりも厚肉でかつ所定寸法背が高い形状である。但し、同後面壁33Rの下端部の所定領域が、挟持壁35よりも少し背が高い程度まで段差状に高さが抑えられた低位部49となっており、逆に下面壁33Dの奥側の略半分の領域が、上記の低位部49と同じまで背が高くされている。また、上面壁33Uの奥側の略半分の領域も、下面壁33Dの背が高くされた部分と同程度に背が高くされている。
キャップ部31の後面壁33Rにおける上記した低位部49を除いた領域の上縁には、そのほぼ全高に亘り、裏側に向けて直角曲げされた形態で取付板50が形成されている。この取付板50は、後面壁33Rのほぼ2倍の厚さを持ち、かつキャップ部31の奥行のほぼ半分の突出幅を有している。また、同取付板50は、支柱70の正面板71の高さに匹敵する高さ寸法となっている(図10参照)。
取付板50の突出端縁の上端には、上記した支柱70の正面板71に形成された掛止溝75の下縁に掛止されるフック51が、支柱70側に向けて突出形成されている。フック51は、取付板50と同じ厚さで、かつ支柱70の掛止溝75に挿入可能な厚さを有しており、図11に示すように、水平部52Aの先端に下向きに屈曲された垂直部52Bを設けた鈎形に形成されている。
フック51の垂直部52Bの裏側、詳細には、同垂直部52Bの内面と、取付板50の突出端縁との間には、上記した掛止溝75の下縁に形成された第1突片76が略緊密に嵌合されるようになっている。
フック51の水平部52Aの下縁には、その垂直部52B側の端部位置に、逃がし凹部55が上方に向けて切り欠き形成されている。フック51は、逃がし凹部55の角部55Rが第1突片76で受けられつつ開放方向(図11の反時計回り方向)に揺動可能となっており、その角部55Rには丸みが付けられている。
垂直部52Bは、上記した逃がし凹部55の奥縁(上縁)から先端までの長さLが、同垂直部52Bが第1突片76から外れない範囲で極力短くなるように設定されている。また、垂直部52Bの下端部の外面側が斜め除去されて、先細りとなったテーパ面54が形成されている。垂直部52Bの先端56にも丸みが付けられている。
フロントパネル20は、略水平姿勢をなす開放状態に保持されるようになっている。そのため、取付板50の上面、すなわちフック51の水平部52Aの上面から面一に延出された面の基端側には、嵌入溝53が下方に向けて切り込み形成されている。フロントパネル20が略水平な開放姿勢を採った場合には嵌入溝53が支柱70側に向けて開口され、支柱70に設けられた上記の保持板79が前方から進入可能となっている。嵌入溝53の溝幅は、余裕を持って保持板79の板厚の2.5倍程度に採られている。
また、フロントパネル20を垂直姿勢をなす閉鎖状態に保持するために、取付板50における下端から所定寸法上方位置には、支柱70の正面板71に形成された係止開口77に係止されるホルダ57が形成されている。このホルダ57は、弾性係止片58と規制部64とから構成されている。
弾性係止片58は、取付板50の端縁から内部の奥縁寄りの位置に向けて2本のスリット59が互いに平行な水平姿勢をなして入れられることによって、同2本のスリット59の間に腕部60が形成され、この腕部60の先端側は取付板50の端縁から若干突出するように延出形成され、腕部60の延出端の上面に、略半円形をなす係止頭部61が形成された形状である。ここで図4に示すように、取付板50の端縁から係止頭部61の頂上61Aに至る水平方向の寸法xが、図5に示すように、支柱70の正面板71の裏面から、係止開口77の上縁に裏向きに突出形成された第2突片78の突出端までの寸法Xよりも少し大きく形成されている。
両スリット59の奥端の外側には、スリット59の幅よりも大きい直径の円形孔62が連設されており、これにより腕部60の根元の両側面に丸みが付けられた形態となっている。
上記した弾性係止片58の形成位置の下方には、スリット59の幅に匹敵する間隔を開けて規制部64が突出形成されており、この規制部64は、弾性係止片58の係止頭部61を受けて腕部60が過度に撓むことを規制するように機能する。規制部64の下面には、先細りのテーパ状となったガイド面65が形成されている。
このようにホルダ57を構成する弾性係止片58の係止頭部61と規制部64とが、支柱70の正面板71の係止開口77に併せて嵌合可能となっており、係止頭部61の頂上61Aと規制部64の下面の根元位置との間の高さ方向の寸法が、第2突片78の下面と係止開口77の下縁との間の高さ方向の寸法よりも少し大きくなるように設定されている。
なお、取付板50の内面側には、フック51とホルダ57の各形成位置の間の領域と、ホルダ57の形成位置の下方領域において、肉抜きされた凹部67が形成されている。
また、一部既述したように、取付板50は、キャップ部31の背の高い後面壁33Rの突出端から裏側に向けて直角曲げされて形成され、言い換えると、図6に示すように、取付板50は、キャップ部31の基板32の外面から寸法yだけ内方に引っ込んで形成されている。これにより、コーナ体30の裏側には、取付板50の全高の外側に位置して、操作者の手の指を挿入可能とした操作用凹部68が形成されている。
続いて、作用を説明する。まず、フロントパネル20が以下のようにして組み付けられる。図3に示すように、パネル本体21の左右両側に左右の各コーナ体30が配され、図8の矢線に示すように、パネル本体21の端縁21Aがコーナ体30のキャップ部31に形成された挿入溝37に挿入される。パネル本体21の端縁21Aは、対向壁38の誘導面41に沿うようにして挿入溝37に導かれ、係止突部45のカイド面47に当たったのちさらに押し込まれると、挿入溝37を弾性的に広げつつ係止突部45に乗り上げる。所定量押し込まれて、係止孔27が係止突部45の位置に至ると、図9に示すように、挿入溝37が復元弾力で狭まりつつ係止突部45が係止孔27に嵌り、コーナ体30は、キャップ部31がパネル本体21の端面を覆った形態で、パネル本体21の端縁21Aに対して抜け止めされて取り付けられる。パネル本体21の左右両端縁21Aに上記の要領で対応するコーナ体30が組み付けられることで、図2に示すようにフロントパネル20が形成される。
フロントパネル20を機械室15の前面開口部16に装着する形態は以下のようである。装着に当たっては、フロントパネル20が斜め姿勢とされて、左右両コーナ体30の取付板50の上端に設けられたフック51が、対応する支柱70のL形の掛止溝75に入れられる。そののち、フック51の逃がし凹部55の角部55Rを、第1突片76の上に載せて受け、コーナ体30の下端部を指で摘んで支えつつ、フロントパネル20を次第に起立姿勢を取るように揺動させる。
フロントパネル20が起立姿勢に近づくと、両コーナ体30に設けられたホルダ57、詳細には弾性係止片58の係止頭部61と規制部64とが、対応する支柱70の正面板71の係止開口77に進入し、弾性係止片58の腕部60が下方に弾性撓みしつつ、係止頭部61が係止開口77の上縁から裏側に切り起こされた第2突片78の下面を摺接し、規制部64ともども押し込まれる。図10に示すように、フロントパネル20が起立姿勢を取って、コーナ体30の取付板50の端縁が支柱70の正面板71に当たった状態になると、規制部64の下面の根元が係止開口77の下縁に押し付けられるとともに、弾性係止片58の係止頭部61の頂上61Aが第2突片78の先端を通過することで、腕部60が少し上方に弾性的に復動しつつ、係止頭部61の頂上61Aから少し手前側に降った位置に第2突片78の先端が係止して抜け止めされる。
一方、上端側では、図11にも示すように、掛止溝75の下縁の第1突片76が、フック51の垂直部52Bの裏側にほぼ緊密に嵌り、上端側もがたつくことなく、フロントパネル20が閉鎖位置に保持された状態となる。
フロントパネル20を開く場合は、図10及び図11の状態から、両側のコーナ体30の下端部を摘んでフロントパネル20の下端部を手前側に持ち上げると、弾性係止片58の係止頭部61の上面が半円形状で、頂上61Aの手前側が言わば順テーパ形状となっているから、所定以上の力で引っ張れば、腕部60を下方に弾性撓みさせて係止頭部61を第2突片78の下面に摺接させつつ、規制部64ともども係止開口77から手前側に抜き取ることができる。
引き続いてフロントパネル20の下部側を持ち上げると、フック51に設けられた逃がし凹部55の角部55Rが第1突片76で受けられつつ開放方向に揺動し、所定角度(60度程度)揺動されると、図12に示すように、垂直部52Bの先端56が正面板71の裏面における第1突片76の下方の領域に当接し、その後は垂直部52Bの先端56が正面板71の裏面を上方に摺接し、かつ逃がし凹部55の角部55Rが第1突片76上を先端側に向けて摺接しつつ同方向に揺動し、図13に示すように、80度程度揺動したのちは、さらに同第1突片76の先端から先に飛び出しつつ開放方向に揺動される。
逃がし凹部55の角部55Rが第1突片76の先端から飛び出したところで、フロントパネル20が沈んで取付板50の突出端縁が第1突片76で受けられ、このとき嵌入溝53が保持板79に対向するから、引き続いてフロントパネル20を支柱70側に押し込むことで、保持板79が嵌入溝53に進入する。そして、図14及び図15に示すように、嵌入溝53の後縁(同図の下縁)が保持板79の下面に当たり、また取付板50の突出端縁が第1突片76で受けられた状態において、フロントパネル20の自重による閉鎖方向の揺動が規制され、すなわち開放状態に保持される。
フロントパネル20を再度閉鎖する場合は、図14及び図15に示す開放状態から、両側のコーナ体30の下端を摘んでフロントパネル20を水平姿勢付近まで持ち上げつつ手前に引くと、嵌入溝53が保持板79から外される一方で、フック51の逃がし凹部55の角部55Rが第1突片76の上に載って受けられるから、引き続いてフロントパネル20を次第に起立姿勢を取るように揺動させる。この間、第1突片76の先端が逃がし凹部55に突入して逃がされた状態にある。フロントパネル20が起立姿勢を取ったところで、弾性係止片58の係止頭部61に第2突片78の先端が係止して抜け止めされ、上端側では、掛止溝75の下縁の第1突片76が、フック51の垂直部52Bの裏側にほぼ緊密に嵌ってがた詰めされた状態で、閉鎖位置に保持される。
以上のように本実施形態によれば、フロントパネル20が略水平姿勢まで揺動開放されると、取付板50の上面の基端側に形成された嵌入溝53が、支柱70に設けられた保持板79に向けて開口されるから、引き続いてフロントパネル20を支柱70側に押し込むと、保持板79が嵌入溝53に進入し、嵌入溝53の後縁が保持板79の下面に当たり、また取付板50の突出端縁が第1突片76で受けられつつ、フロントパネル20が開放状態に保持される。
ここで、フロントパネル20の荷重が作用する部分は、取付板50の突出端縁と取付板50の上面に形成された嵌入溝53の側面であるから、合成樹脂材であっても荷重に耐え得るだけの強度が確保でき、開放状態での保持機能を発揮することができる。すなわち、フック51並びにその配設箇所が合成樹脂製でありながらもフロントパネル20を開放状態に保持することができる。
また、支柱70の上縁角部においてL形の掛止溝75が開口されて、この掛止溝75の正面の下縁に、取付板50を受ける第1突起76が、上面の奥縁において嵌入溝53に嵌る保持板79が設けられた構造であるから、フロントパネル20を開放状態に保持するべく支柱70側の構造がシンプルにまとめられる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、開放状態とされたフロントパネルの荷重を受けるべく支柱側に設けられた保持板と第1突片とが、L形の掛止溝の両端にまとめて設けられているのであるが、それらは各別に設けられていてもよい。
(2)フロントパネルの下端部を閉鎖状態に保持する手段は、上記実施形態に例示した構造以外にも任意の形成してよく、また下端部を保持する手段を設けないものであってもよい。
(3)上記実施形態では、機械室が貯蔵庫本体の上面に設けられている場合を例示したが、貯蔵庫本体の下部等、他の箇所に設けられたものにも同様に適用することが可能である。
(4)本発明は、上記実施形態に例示した冷蔵庫に限らず、冷凍冷蔵庫、恒温高湿庫等の他の形式の冷却貯蔵庫等、要は、貯蔵庫本体に前面に開口した機械室が設けられて、同機械室の前面開口にフロントパネルが開閉可能に装着された構造の貯蔵庫全般に広く適用することができる。
10…貯蔵庫本体 15…機械室 16…前面開口部(機械室の前面開口) 20…フロントパネル 30…コーナ体 50…取付板 51…フック 53…嵌入溝 58…弾性掛止片 70…支柱 71…正面板 73A…上面板 75…掛止溝 76…第1突片(掛止部) 77…係止開口 79…保持板

Claims (3)

  1. 貯蔵庫本体には前面に開口した機械室が設けられ、この機械室の前面開口にフロントパネルが開閉可能に装着されたものであって、
    前記機械室の前面開口の左右両側縁には金属製の支柱が立てられ、各支柱の上端部には掛止部が設けられる一方、前記フロントパネルの左右両端部には合成樹脂製のコーナ体が設けられ、各コーナ体における前記支柱と対向した面の上端側には、前記支柱の前記掛止部に揺動可能に掛止される下向きの鈎形をなすフックが設けられるとともに、
    前記コーナ体の上面には嵌入溝が下方に向けて切り込み形成され、前記フロントパネルが略水平な開放姿勢を採った場合に前記嵌入溝が前記支柱側に開口されるようになっており、
    前記支柱には、前記嵌入溝に前方から進入可能な保持板が設けられていることを特徴とする貯蔵庫の機械室構造。
  2. 前記支柱が、正面板の上縁に後方に屈曲された上面板が連設された形状であって、この支柱の上縁角部において前記正面板から前記上面板に亘るL形の掛止溝が開口されており、この掛止溝の正面の下縁には裏側に突出した突片が形成されて同突片により前記掛止部が構成され、前記掛止溝における上面の奥縁によって前記保持板が構成されていることを特徴とする請求項1記載の貯蔵庫の機械室構造。
  3. 前記支柱の下端部には係止開口が設けられている一方、前記コーナ体における前記支柱と対向した面の下端側には、前記係止開口に弾性的に係止する弾性係止片が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の貯蔵庫の機械室構造。
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