JP2011143416A - レーザ溶接方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】減圧チャンバー1の大型化を抑えること、レーザ溶接の自由度を高めること。
【解決手段】少なくとも天井部1a及び側壁部1bがレーザLの透過率85%以上の構成材料からなる減圧チャンバー1を用い、減圧チャンバー1内に複数の金属部品W1,W2を突き合わせるようにセットし、減圧チャンバー1の外側に独立して配設されかつレーザLを集光する集光レンズ11を備えたレーザ溶接ヘッド9を用い、減圧チャンバー1内を0.1気圧以下の減圧雰囲気に保持した状態で、レーザ溶接ヘッド9から突き合わせ部Bに対してレーザLを照射すること。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の金属部品(被溶接物)を突き合わせて、この突き合わせ部に対してレーザを照射することにより、突き合わせ部を溶融させて、複数の金属部品を溶接するレーザ溶接方法に関する。
近年、レーザ溶接に関して種々の研究開発がなされており、レーザ溶接方法の先行技術として特許文献1に示すものがある。そして、先行技術に係るレーザ溶接方法について簡単に説明すると、次のようになる。
即ち、減圧チャンバー内に複数の金属部品を突き合わせるようにセットする。そして、減圧チャンバーの天井部に一体的に設けられかつレーザを集光する集光レンズを備えたレーザ溶接ヘッド(レーザ照射ヘッド)を用い、減圧チャンバー内を50Torr以下(0.066気圧以下)の減圧雰囲気に保持した状態で、レーザ溶接ヘッドから複数の金属部品の突き合わせ部に対してレーザを照射する。これにより、突き合わせ部を溶融させて、複数の金属部品を溶接することができる。
特開平7−68397号公報
ところで、前述の先行技術に係るレーザ溶接方法に用いるレーザ溶接ヘッドが減圧チャンバーの天井部に一体的に設けられているため、減圧チャンバーの剛性をレーザ溶接ヘッド等の重量に十分に耐える程度に確保する必要がある。そのため、減圧チャンバーが大型化して、レーザ溶接に伴う設備コスト及び設置スペースが増大することになる。
また、同じ理由により、レーザ溶接ヘッドのレーザの出射領域(出射位置)が減圧チャンバーの天井部側に限られてしまう。そのため、レーザ溶接の自由度(加工自由度)を高めることができず、レーザ溶接の作業能率を十分に向上させることができない。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成のレーザ溶接方法を提供することを目的とする。
本発明の特徴は、複数の金属部品(被溶接物)を突き合わせて、この突き合わせ部に対してレーザを照射することにより、前記突き合わせ部を溶融させて、複数の前記金属部品を溶接するレーザ溶接方法において、少なくとも天井部(屋根部)及び側壁部が前記レーザの透過率85%以上の構成材料からなる減圧チャンバーを用い、前記減圧チャンバー内に複数の前記金属部品を突き合わせるようにセットする金属部品セット工程(被溶接物セット工程)と、前記金属部品セット工程の終了後に、前記減圧チャンバーの外側に独立して配設されかつ前記レーザを集光する集光レンズを備えたレーザ溶接ヘッド(レーザ照射ヘッド)を用い、前記減圧チャンバー内を0.1気圧以下の減圧雰囲気に保持した状態で、前記レーザ溶接ヘッドから前記突き合わせ部に対して前記レーザを照射するレーザ照射工程と、を具備したことを要旨とする。
本発明の特徴によると、レーザ溶接方法に用いる前記レーザ溶接ヘッドは、前記減圧チャンバーの外側に独立して配設されているため、換言すれば、前記減圧チャンバーと別体構造(独立構造)になっているため、前記減圧チャンバーの剛性を前記レーザ溶接ヘッド等の重量に十分に耐える程度に確保する必要がなくなり、前記金属部品のサイズに応じたサイズの前記減圧チャンバーを前記レーザ溶接ヘッドと切り離して個別に選択することができると共に、前記レーザ溶接ヘッドの出射領域(出射位置)を前記減圧チャンバーの前記天井部側だけでなく、前記減圧チャンバーの前記側壁部側まで拡げることができる。
また、前記減圧チャンバーの前記天井部及び前記側壁部が前記レーザの透過率85%以上の構成材料からなり、前記減圧チャンバー内を0.1気圧以下の減圧雰囲気に保持した状態で、前記レーザ溶接ヘッドから前記突き合わせ部に対して前記レーザを照射しているため、後述の不完全溶け込み溶接試験の結果(実施例参照)による新規な知見を適用すると、レーザ溶接特有の欠陥であるポロシティの発生を十分に抑えることができる。
本発明によれば、前記レーザ溶接ヘッド等の重量に十分に耐える程度に前記減圧チャンバーの剛性を確保する必要がなくなり、前記金属部品のサイズに応じたサイズの前記減圧チャンバーを前記レーザ溶接ヘッドと切り離して個別に選択することができるため、前記減圧チャンバーの大型化を抑えて、レーザ溶接に伴う設備コスト及び設置スペースを低減することができる。
また、前記レーザ溶接ヘッドの出射領域(出射位置)を前記減圧チャンバーの前記天井部側だけでなく、前記減圧チャンバーの前記側壁部側まで拡げることができるため、レーザ溶接の自由度(加工自由度)を高めて、レーザ溶接の作業能率を十分に向上させることができる。
更に、レーザ溶接特有の欠陥であるポロシティの発生を十分に抑えることができるため、レーザ溶接の品質の向上を十分に高めることができる。
本発明の実施形態に係るレーザ溶接方法、及び本発明の実施形態に係るレーザ溶接方法に用いる装置等を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るレーザ溶接方法、及び本発明の実施形態に係るレーザ溶接方法に用いる装置等を説明する斜視図である。 図3(a)〜(d)は、実施例1〜4に係る不完全溶け込み溶接試験の結果を示す試験片の断面マクロ写真図、図3(e)〜(h)は、比較例1〜4に係る不完全溶け込み溶接試験の結果を示す試験片の断面マクロ写真図である。 図4(a)は、実施例5に係る不完全溶け込み溶接試験の結果を示す試験片の断面マクロ写真図、図4(b)は、実施例6に係る不完全溶け込み溶接試験の結果を示す試験片の断面マクロ写真図である。 比較例1〜4に係る不完全溶け込み溶接試験の結果を示すX線写真図である。
[本発明の実施形態]
本発明の実施形態に係るレーザ溶接方法に用いる装置等、本発明の実施形態に係るレーザ溶接方法等について図1及び図2を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るレーザ溶接方法に用いる減圧チャンバー1は、天井部(屋根部)1a、側壁部1b、及び床部(底面部)1cを有しており、天井部1a、側壁部1b、及び床部1cは、ファイバレーザ又はYAGレーザ等のレーザLの透過率85%以上(本発明の実施形態にあっては、90%)のアクリル板により構成されており、天井部1aは、側壁部1bに対して着脱可能である。なお、天井部1a、側壁部1b、及び床部1cは、レーザLの透過率85%以上のアクリル板の代わりに、レーザLの透過率85%以上のガラス板により構成されるようにしても構わなく、床部1cは、レーザLの透過率85%以上のアクリル板又はガラス板により構成されなくても構わない。
減圧チャンバー1内には、2つの金属部品(被溶接物)W1,W2をセットするための治具3が載置されており、治具3の構成は、溶接対象である2つの金属部品W1,W2に応じて変更可能である(図2参照)。また、減圧チャンバー1の外側には、減圧チャンバー1内に真空圧を発生させる真空源としてのロータリーポンプ5が配設されており、このロータリーポンプ5は、減圧チャンバー1内に接続されてあって、減圧チャンバー1の側壁部1bには、減圧チャンバー1内の真空度を計測する真空計7が設けられている。更に、減圧チャンバー1の側壁部1bには、アルゴンガス等の不活性ガスを導入する導入口(図示省略)が形成されおり、この導入口は、減圧チャンバー1内を不活性ガス雰囲気に置換する置換ユニット(図示省略)に接続されている。
減圧チャンバー1の外側には、レーザ溶接ロボット(図示省略)が配設されており、このレーザ溶接ロボットは、多関節構造のロボットアーム(図示省略)を備えてあって、このロボットアームの先端部には、レーザLを照射するレーザ溶接ヘッド(レーザ照射ヘッド)9が設けられている。換言すれば、減圧チャンバー1の外側には、レーザ溶接ロボットにおけるロボットアームを介してレーザ溶接ヘッド9が独立して(切り離して)配設されている。また、レーザ溶接ヘッド9は、レーザLを集光する集光レンズ11を備えてあって、レーザ溶接ロボットにおけるロボットアームの操作により減圧チャンバー1に対して任意の方向へ移動するようになっている。更に、減圧チャンバー1の外側には、レーザLを発振するレーザ発振器(図示省略)が配設されており、このレーザ発振器は、レーザ溶接ヘッド9に光学的に接続されている。
続いて、本発明の実施形態に係るレーザ溶接方法について説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るレーザ溶接方法は、2つの金属部品W1,W2を突き合わせて、この突き合わせ部Bに対してレーザLを照射することにより、突き合わせ部Bを溶融させて、2つの金属部品W1,W2を溶接する方法であって、金属部品セット工程(被溶接物セット工程)とレーザ照射工程とを具備している。そして、本発明の実施形態に係るレーザ溶接方法における各工程の具体的な構成は、次のようになる。
金属部品セット工程(被溶接物セット工程)
前述のように天井部1a、側壁部1b、及び床部1cがレーザLの透過率85%以上(本発明の実施形態にあっては、透過率90%)のアクリル板又はガラス板からなる減圧チャンバー1を用い、減圧チャンバー1の天井部1aを側壁部1bに対して離脱させて、減圧チャンバー1の上側を開放する。次に、2つの金属部品W1,W2を上側から減圧チャンバー1内に挿入して、突き合わせるように治具3(減圧チャンバー1内の所定位置)にセットする。そして、減圧チャンバー1の天井部1aを側壁部1bに対して気密的に装着して、減圧チャンバー1の上側を封鎖する。
ここで、アクリル板又はガラス板のレーザLの透過率を85%以上としたのは、アクリル板又はガラス板のレーザLの透過率が85%未満であると、アクリル板又はガラス板のレーザLの吸収率が高くなって、アクリル板又はガラス板に熱変形等が生じるからである。
レーザ照射工程
金属部品セット工程の終了後に、ロータリーポンプ5の駆動によって減圧チャンバー1内の真空引きを行い、置換ユニットによって減圧チャンバー1内を不活性ガス雰囲気に置換した。次に、真空計7によって減圧チャンバー1内の真空度を監視しつつ、ロータリーポンプ5の駆動によって減圧チャンバー1内を0.1気圧以下の減圧雰囲気に保持する。ここで、真空引き及び不活性ガス雰囲気の置換は、複数回行うことが望ましい。
そして、前述のように減圧チャンバー1の外側に独立して配設されたレーザ溶接ヘッド9を用い、減圧チャンバー1内を0.1気圧以下の減圧雰囲気に保持した状態で、レーザ溶接ロボットにおけるロボットアームの操作によりレーザ溶接ヘッド9を溶接線方向(突き合わせ部Bの長手方向)へ移動させながら、レーザ溶接ヘッド9から突き合わせ部Bに対してレーザLを照射する。これにより、突き合わせ部Bを溶融させて、2つの金属部品W1,W2を溶接することができる。なお、レーザ溶接ヘッド9を移動させる代わりに、減圧チャンバー1を移動させて、レーザ溶接ヘッド9を減圧チャンバー1に対して相対的に移動させるようにしても構わない。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
本発明の実施形態に係るレーザ溶接方法に用いるレーザ溶接ヘッド9は、減圧チャンバー1の外側に独立して配設されているため、換言すれば、減圧チャンバー1と別体構造(独立構造)になっているため、減圧チャンバー1の剛性をレーザ溶接ヘッド9等の重量に十分に耐える程度に確保する必要がなくなり、金属部品W1,W2のサイズに応じたサイズの減圧チャンバー1をレーザ溶接ヘッド9と切り離して個別に選択することができると共に、レーザ溶接ヘッド9の出射領域(出射位置)を減圧チャンバー1の天井部1a側だけでなく、図2に示すように、減圧チャンバー1の側壁部1b側まで拡げることができる。
また、減圧チャンバー1の天井部1a及び側壁部1bがレーザLの透過率85%以上の構成材料からなり、減圧チャンバー1内を0.1気圧以下の減圧雰囲気に保持した状態で、レーザ溶接ヘッド9から突き合わせ部Bに対してレーザLを照射しているため、後述の不完全溶け込み溶接試験の結果(実施例参照)による新規な知見を適用すると、レーザ溶接特有の欠陥であるポロシティの発生を十分に抑えることができる。
従って、本発明の実施形態に係るレーザ溶接方法によれば、減圧チャンバー1の剛性をレーザ溶接ヘッド9等の重量に十分に耐える程度に確保する必要がなくなり、金属部品W1,W2のサイズに応じたサイズの減圧チャンバー1をレーザ溶接ヘッド9と切り離して個別に選択することができるため、減圧チャンバー1の大型化を抑えて、レーザ溶接に伴う設備コスト及び設置スペースを十分に低減することができる。
また、レーザ溶接ヘッド9の出射領域を減圧チャンバー1の天井部1a側だけでなく、減圧チャンバー1の側壁部1b側まで拡げることができるため、レーザ溶接の自由度(加工自由度)を高めて、レーザ溶接の作業能率の向上を図ることができる。
更に、レーザ溶接特有の欠陥であるポロシティの発生を十分に抑えることができるため、レーザ溶接の品質の向上を十分に高めることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
[実施例]
本発明の実施例に係る不完全溶け込みの溶接試験について図3から図5を参照して説明する。
天井部、側壁部、及び床部がファイバレーザの透過率90%のアクリル板からなる減圧チャンバーを用い、減圧チャンバー内にINCO718製及び6-4-Ti製の試験片をセットし、減圧チャンバー内の真空引き及びアルゴンガス雰囲気の置換を3回行った。そして、減圧チャンバーの外側に独立して配設されたレーザ溶接ヘッドを用い、減圧チャンバー内を0.1気圧以下の減圧雰囲気に保持した状態で、レーザ溶接ヘッドからINCO718製及び6-4-Ti製の試験片に対してファイバレーザを照射することにより、INCO718製及び6-4-Ti製の試験片に対して溶け込み深さ3〜4mm程度の不完全溶け込み溶接試験を行った(実施例1〜6の場合)。なお、比較用に、アシストガスとしてのアルゴンガスを供給しつつ、大気圧雰囲気でレーザ溶接ヘッドからINCO718製の試験片に対してファイバレーザを照射することにより、INCO718製の試験片に対して溶け込み深さ3〜4mm程度の不完全溶け込み溶接試験を行った(比較例1〜4の場合)。
実施例1〜6の場合、比較例1〜4の場合の試験条件をまとめると、次の表1に示すようになる。
なお、集光レンズの焦点距離は、200mmであって、集光レンズの焦点が試験片の表面に一致してあって、集光レンズの焦点位置におけるスポット径は、0.17mmである。
そして、実施例に係る不完全溶け込み溶接試験の結果をまとめると、次のようになる。
即ち、比較例1〜4の場合には、溶接線方向の全域に亘って図5に示すようなレーザ溶接特有の欠陥であるポロシティの発生が確認されたのに対して、実施例1〜6の場合には、溶接線方向の全域に亘ってポロシティの発生が確認されなかった。なお、減圧チャンバーの天井部及び側壁部がファイバレーザの透過率85%のガラス板からなるようにしても、同様の結果を得ることができた。つまり、減圧チャンバーの天井部及び側壁部がファイバレーザの透過率85%以上の構成材料からなり、減圧チャンバー内を0.1気圧以下の減圧雰囲気に保持した状態で、レーザ溶接ヘッドからファイバレーザを照射することにより、ポロシティの発生を十分に抑えることができるという、新規な知見を得ることができた。
また、図3(e)〜(h)に示すように、比較例1〜4の場合には、溶け込み部の表面側の形状がワインカップ形状になったのに対して、図3(a)〜(d)及び図4(a)(b)に示すように、実施例1〜6の場合には、溶け込み部の表面側の形状がネイルヘッド形状になった。
W1 金属部品
W2 金属部品
B 突き合わせ部
L レーザ
1 減圧チャンバー
1a 天井部
1b 側壁部
1c 床部
1c 底面部
3 治具
5 ロータリーポンプ
7 真空計
9 レーザ溶接ヘッド
11 集光レンズ

Claims (4)

  1. 複数の金属部品を突き合わせて、この突き合わせ部に対してレーザを照射することにより、前記突き合わせ部を溶融させて、複数の前記金属部品を溶接するレーザ溶接方法において、
    少なくとも天井部及び側壁部が前記レーザの透過率85%以上の構成材料からなる減圧チャンバーを用い、前記減圧チャンバー内に複数の前記金属部品を突き合わせるようにセットする金属部品セット工程と、
    前記金属部品セット工程の終了後に、前記減圧チャンバーの外側に独立して配設されかつ前記レーザを集光する集光レンズを備えたレーザ溶接ヘッドを用い、前記減圧チャンバー内を0.1気圧以下の減圧雰囲気に保持した状態で、前記レーザ溶接ヘッドから前記突き合わせ部に対して前記レーザを照射するレーザ照射工程と、を具備したことを特徴とするレーザ溶接方法。
  2. 前記レーザは、ファイバレーザ又はYAGレーザであることを特徴とする請求項1に記載のレーザ溶接方法。
  3. 前記レーザ照射工程中に、前記レーザ溶接ヘッドを前記減圧チャンバーに対して溶接線方向へ相対的に移動させながら、前記レーザ溶接ヘッドから前記突き合わせ部に対して前記レーザを照射することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレーザ溶接方法。
  4. 前記レーザの透過率85%以上の構成材料は、アクリル板又はガラス板であることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載のレーザ溶接方法。
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