JP2011143178A - 遊技台構成部品用の封印構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査時における開封容易性を確保しながら、不正行為の痕跡が残り易くすること。
【解決手段】封印具と、該封印具が挿入されて嵌合する挿嵌部と、遊技台の構成部品と前記挿嵌部とを連結し、開封時に切断される連結部と、を備えた遊技台構成部品用の封印構造において、前記構成部品と前記挿嵌部との少なくともいずれか一方に接続された部分と、前記構成部品と前記挿嵌部との連結を断つ非連結部と、を有し、前記構成部品と前記挿嵌部とを連結する部分と見せかけたダミー連結部と、前記非連結部を覆って隠蔽し、外観上前記連結部と前記ダミー連結部との区別を困難とする被覆部と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、スロットマシン(パチスロ)、パチンコ機等の遊技台に関し、特に遊技台構成部品の封印構造に関する。
一般にスロットマシン(パチスロ)に代表される遊技台では、その一部の構成部品が不正に改変されることを防止するため、封印構造が採用されている。例えば、遊技台の制御基板は不正に改変されることを防止する必要があるため、基板ケースに収納されて遊技台内部に封止されている。一方、制御基板はその改変がないことを公的機関が確認するため、複数回検査に付される。このため、制御基板を基板ケースに収納して封印するにあたっては、検査時には開封が容易である一方で、不正に開封されたか否かの痕跡が容易に判別可能であることが求められる。
このような封印構造としては、基板ケースを分解して開封しようとすると痕跡が残るようにしたもの(例えば、特許文献1)や、基板ケース自体を遊技台から取り外そうとすると痕跡が残るようにしたものが提案されている。いずれの構造の場合も、封印具と、封印具が挿入されて嵌合する挿嵌部と、基板ケースと挿嵌部とを連結し、開封時に切断される連結部と、を有する。これらは、例えば、予定されている検査回数分だけ設けられている。
そして、検査時には封印具が嵌合している挿嵌部を連結する連結部を切断し、封印具ごと挿嵌部を取り外すことで封印を解いて検査する。検査終了時には、未使用の挿嵌部に対して封印具を挿入して嵌合し、再び制御基板を封印する。連結部に切断痕が残ることから、検査回数と、切断された連結部の数と、が合わない場合に不正行為がなされたと判断できる。
特開2003−265812号公報
しかしながら、レーザカッターやニクロム線カッター等を使用することで、切断痕が目立たないように連結部を切断する不正行為が横行しつつあり、その対策が望まれている。
本発明の目的は、検査時における開封容易性を確保しながら、不正行為の痕跡が残り易くすることにある。
本発明によれば、封印具と、該封印具が挿入されて嵌合する挿嵌部と、遊技台の構成部品と前記挿嵌部とを連結し、開封時に切断される連結部と、を備えた遊技台構成部品用の封印構造において、前記構成部品と前記挿嵌部との少なくともいずれか一方に接続された部分と、前記構成部品と前記挿嵌部との連結を断つ非連結部と、を有し、前記構成部品と前記挿嵌部とを連結する部分と見せかけたダミー連結部と、前記非連結部を覆って隠蔽し、外観上前記連結部と前記ダミー連結部との区別を困難とする被覆部と、を備えたことを特徴とする遊技台構成部品用の封印構造が提供される。
本発明によれば、検査時における開封容易性を確保しながら、不正行為の痕跡が残り易くすることができる。
本発明の実施形態に係る封印構造を適用したスロットマシン100の外観斜視図。 基板ケース20の斜視図。 封印構造40の分解斜視図。 (a)は封印構造40の拡大正面図(封印具41無し)、(b)は封印構造40の拡大正面図(封印具41による封印時)。 図4(b)の線X−Xに沿う断面図。 基板ケース20の背板101aへのその取り付け構造の説明図。 封印構造40の他の構成例の説明図。 (a)及び(b)は封印構造40の他の構成例の説明図。 (a)及び(b)は封印構造40の他の構成例の説明図。 封印構造40の他の構成例の説明図。 コネクタに対する封印構造を適用した例の説明図。
<第1実施形態>
図1は本発明の実施形態に係る封印構造を適用したスロットマシン100の外観斜視図である。本実施形態ではスロットマシンに本発明を適用した例を例示するが、本発明の封印構造はパチンコ機等、他の遊技台にも適用可能である。
<全体構成>
図1に示すスロットマシン100は、本体101と、本体101の正面に取り付けられ、本体101に対して開閉可能な前面扉102と、を備える。本体101の中央内部には、(図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納され、スロットマシン100の内部で回転できるように構成されている。これらのリール110乃至112はステッピングモータ等の駆動装置により回転駆動される。
本実施形態において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール110乃至112が構成されている。リール110乃至112上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓113から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール110乃至112を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール110乃至112は複数種類の図柄の組み合せを変動可能に表示する表示装置として機能する。なお、このような表示装置としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン100の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール110乃至112の背面には、図柄表示窓113に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン100内部において各々のリール110乃至112の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール110乃至112を停止させる。
入賞ライン表示ランプ120は、有効となる入賞ライン114を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン114は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン114の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。
告知ランプ123は、例えば、入賞役の内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ124は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ122は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ128は演出用のランプである。
ベットボタン130乃至132は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダル(クレジットという)を所定の枚数分投入するためのボタンである。本実施形態においては、ベットボタン130が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン131が押下されると2枚投入され、ベットボタン132が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン132はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ129は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ121が点灯する。
メダル投入口141は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン130乃至132により電子的に投入することもできるし、メダル投入口134から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。メダル投入口141に投入されたメダルは、スロットマシン100の内部に設けられたメダルセレクタを通過し、正規メダルの選別がなされると共に、メダルの通過が検出される。
貯留枚数表示器125は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器126は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器127は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、および、払出枚数表示器127は、7セグメント(SEG)表示器とした。
スタートレバー135は、リール110乃至112の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口134に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン130乃至132を操作して、スタートレバー135を操作すると、リール110乃至112が回転を開始することとなる。スタートレバー135に対する操作を遊技の開始操作と言う。
ストップボタンユニット136には、ストップボタン137乃至139が設けられている。ストップボタン137乃至139は、スタートレバー135の操作によって回転を開始したリール110乃至112を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール110乃至112に対応づけられている。以下、ストップボタン137乃至139に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン137乃至139の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン137乃至139の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン133は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン134は、スロットマシン100に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口155から排出するためのボタンである。ドアキー孔140は、スロットマシン100の前面扉102のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。
ストップボタンユニット136の下部には、機種名の表示と各種証紙の貼付とを行うタイトルパネル162が設けられている。タイトルパネル162の下部には、メダル払出口155、メダルの受け皿161が設けられている。
音孔180はスロットマシン100内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉102の左右各部に設けられたサイドランプ144は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉102の上部には演出装置160が配設されており、演出装置160の上部には音孔143が設けられている。この演出装置160は、水平方向に開閉自在な2枚の右シャッタ163a、左シャッタ163bからなるシャッタ(遮蔽装置)163と、このシャッタ163の奥側に配設された液晶表示装置157(図示省略、演出画像表示装置)を備えており、右シャッタ163a、左シャッタ163bが液晶表示装置157の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置157(図示省略)の表示画面がスロットマシン100正面(遊技者側)に出現する構造となっている。
なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、複数セグメントディスプレイ(7セグディスプレイ)、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、リール(ドラム)、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。
また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。本実施形態の場合、表示画面は長方形であるが、正方形でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。表示画面は本実施形態の場合、平坦面であるが、曲面をなしていてもよい。
係る構成のスロットマシン100では、遊技者がメダルを投入し、スタートレバー135に対して開始操作を行うと、リール110乃至112が一斉に回転すると共に入賞役の内部抽選が行われる。続いて、ストップボタン137乃至139に対する遊技者の各停止操作が行われると、対応するリールの回転を停止させる。このとき、内部抽選結果に応じたリールの停止制御が行われる。そして、全リール110乃至112停止時にこれらのリールにより表示された図柄の組み合わせがいずれかの入賞役に対応する図柄の組み合わせであった場合にはその入賞役に入賞し、入賞した入賞役にメダルの払い出しが定められている場合はメダルが払い出される。このようなスロットマシン100の遊技の制御は、CPU等を搭載した制御基板により行われる。以下、制御基板の封印構造について説明する。
<制御基板の封印構造>
図2は、スロットマシン100の内部に設けられ、制御基板を収容する基板ケース20の斜視図である。制御基板は、CPU、ROM、RAM等のIC(集積回路)や抵抗等の各種電子部品が実装された基板であり、スロットマシン100の制御を司る。制御基板は基板ケース20にその大部分が収容されるが、コネクタC等は基板ケース20の開口部を通して外部に露出するようになっている。
基板ケース20は、上ケース部材21と下ケース部材22とを組み合わせて構成されており、その内部に制御基板を収容する。上ケース部材21と下ケース部材22とには、これらを嵌め合わせるための幾つかの係止部23が設けられ、対応する係止部23を互いに係止することで基板ケース20が完成する。上ケース部材21及び下ケース部材22は、例えば、透明(無色、有色)なプラスチック材料からなる。
基板ケース20は、封印構造30及び40を有する。封印構造30は、本実施形態の場合、従来式の封印構造であるが、後述する封印構造40と同様の構成としてもよい。封印構造30は、封印具31と、封印具31が挿入されて嵌合する挿嵌部33と、を備える。挿嵌部33に封印具31を挿入して嵌合することで封印状態となり、封印時には封印具31の先端が、基板ケース20の背面に突出する構成である。上ケース部材21は開口部32を有しており、挿嵌部33は複数の連結部34を介して、開口部32の内壁に連結されている。開封は、全ての連結部34を切断して封印具31を挿嵌部33と共に取り出すことで行う。
封印構造40は、封印原理そのものは封印構造30と同様であるが、不正行為の痕跡が残り易い構造を有している。以下、図3乃至図5を参照して封印構造40の構成を説明する。図3は封印構造40の分解斜視図、図4(a)は封印構造40の拡大正面図(封印具41無し)、図4(b)は封印構造40の拡大正面図(封印具41による封印時)、図5は図4(b)の線X−Xに沿う断面図である。
封印構造40は、封印具41と封印具41が挿入されて嵌合する挿嵌部43と、を備える。封印具41は、全体としてピン状に形成されており、挿嵌部43の中心に設けられた嵌合孔に挿入される軸状の挿入部412と、挿入部412の後端部に設けられた円板状の被覆部411と、を備える。図5に示すように下ケース部材22には、開口部46が形成されており、封印時には挿入部412がこの開口部46を通過して、その先端412aが基板ケース20の背面に突出する。
挿入部412には、相対的に先端部412a側のかえし部412bと相対的に被覆部411側のかえし部412cとを備える。図5に示すように、封印時にはかえし部412cが挿嵌部43の嵌合孔内の係止部431と係合状態となって、封印具41が挿嵌部43から抜けないようになっている。かえし部412bは、未封印時において封印具41を挿嵌部43に対して半挿入状態とした場合に、係止部431に係合させて封印具41が挿嵌部43から抜けないようにするものであって、封印具41の紛失を防止するために単に挿嵌部43から脱落しないようにしたものである。この状態では先端部412aは基板ケース20の背面から突出しない。
挿嵌部43は円筒状をなしており、基板ケース21に設けた円形の開口部42の内側に配置されている。挿嵌部43は複数の連結部44を介して開口部42の内壁に連結されている。本実施形態の場合、連結部44は挿嵌部43から放射状に形成されている。
ダミー連結部45は、挿嵌部43と基板ケース21とを連結する部分と見せかける部分である。本実施形態の場合、ダミー連結部45は、その一方端部が開口部42の内壁に接続され、該内壁から挿嵌部43へ向かって、特に挿嵌部43の放射線上に延設された部分を有しており、その部分の他方端部は挿嵌部43には接続されておらず空隙となって、非連結部分45aを形成している。
挿嵌部43と基板ケース21とを連結する部分と見せかけるためには、ダミー連結部45は必ずしも連結部44を模したものである必要はないが、連結部44とダミー連結部45との区別をより困難にする点で、非連結部分45aを除いて連結部44を模したものであることが好ましく、特に、本実施形態のように非連結部分45aを除いて形状を同じものとし、更に、連結部44と同じ材質とすることが好ましい。なお、本実施形態の場合、挿嵌部43、連結部44及びダミー連結部45は基板ケース21に一体的に形成されており、同じ材質である。
図4(b)に示すように、被覆部411は不透明な材料又は着色されたものからなり、非連結部分45aを覆って隠蔽するよう、その形状、大きさが設定されている。非連結部分45aが覆われて隠蔽されることで、外観上、連結部44とダミー連結部45との区別が困難となる。本実施形態の場合、被覆部411を封止具41に形成したので、封止具411の挿入作業によって同時に被覆部411による非連結部分45aが覆われるので、隠蔽作業を同時にできる。
本実施形態の場合、図4(b)に示すように、被覆部411は非連結部分45aのみならず、連結部44の一部も覆って隠蔽している。これは、連結部44とダミー連結部45との区別を一層困難とする。加えて、連結部44と、ダミー連結部45側とで、被覆部411で覆う部位を共通としているので(挿嵌部43側の一定領域)、連結部44とダミー連結部45との区別を更に困難とする。
また、本実施形態の場合、図5に示すように、被覆部411の背面と連結部44(及び同図で不図示のダミー連結部45)とが、隙間無く接するようにしているので、斜めから見る等して非連結部分45aの存在を外部から確認しずらいようにしている。これは連結部44とダミー連結部45との区別を更に困難とする。
図6を参照して、基板ケース20のスロットマシン100への取り付け構造について説明する。図6は基板ケース20の背板101aへのその取り付け構造の説明図である。基板ケース20は、基板ケース装着部10を介して本体部101の背板101aに支持される。
基板ケース装着部10は、基板ケース20が装着される、正面側が開放した凹部11を備える。凹部11の底面11aには、封印構造30、40の各位置に合わせて設けられた孔12が形成されている。孔12には封印時に封印具30の先端又は封印具40の先端412aが挿入される。凹部11は基板ケース20よりも幅が大きくなっており、基板ケース20は凹部11内で一定量、左右にスライドすることができる。
凹部11の左右の側部には、内側に突出した突出片13、13が形成されており、この突出片13、13は凹部11内の基板ケース20が奥行き方向に移動することを規制する。
しかして、基板ケース20を凹部11に装着する場合には、突出片13、13を避けるようにして、基板ケース20を斜めにして凹部11に挿入し、同図矢印に示すように凹部11内で左側にスライドさせる。基板ケース20を凹部11から取り外す場合には、この逆の手順となる。
封印時には、封印構造30、40のうち未使用のいずれかを用いる。封印構造40を用いる場合を説明すると、封印具41を挿嵌部43に挿入し、その先端412aを対応する孔12に挿入する。これにより基板ケース20が基板ケース装着部10の凹部11内で左右にスライドできなくなり、かつ、奥行き方向には突出片13、13で移動が規制されるので、取り外せなくなる。こうして基板ケース20が封印される。
開封時には、全ての連結部44を切断して封印具41を挿嵌部43と共に上ケース部材21から取り出すことで行う。しかし、本実施形態の場合、被覆部411の存在により、連結部44とダミー連結部45との区別が外観上、困難となっている。不正行為を働く者は、ダミー連結部45が存在すること自体知らないか、或いは、連結部44がどれであるかを知らないので、勘で連結部44を切断することになる。誤っていずれかのダミー連結部45を切断すると、その切断痕が残る。特に、切断片が落下してしまうことから、切断痕が明確に残り易い。
したがって、封印構造40では不正行為の痕跡を残り易くすることができる。また、開封は連結部44の切断のみで、従来と変わらないので、検査時における開封容易性も確保される。
<第2実施形態>
上記第1実施形態では、被覆部411によって、ダミー連結部45の非連結部分45aとその周辺を覆うようにしたが、ちょうど非連結部分45aのみを覆うようにしてもよい。図7はそのような例を示す、封印構造40の他の構成例の説明図である。同図において、上記第1実施形態と同じ構成については同じ符号を付して説明を割愛する。
図7の例では、ダミー連結部45の、開口部42の内壁から延設した部分の開放端(非連結部分45a側の端部)の位置が被覆部411の周縁に略一致するように、この延設部分の長さ(又は被覆部411の大きさ)が設定されている。このような構成であっても、少なくとも正面視においては、連結部44とダミー連結部45との区別を困難とすることができる。
<第3実施形態>
上記第1及び第2実施形態では、ダミー連結部45を開口部42の内壁に接続した部分を有する構成としたが、挿嵌部43に接続した部分を有する構成としてもよい。図8(a)及び(b)はそのような例を示す、封印構造40の他の構成例の説明図である。同図において、上記第1実施形態と同じ構成については同じ符号を付して説明を割愛する。図8(a)は封印時の状態を示し、図8(b)は封印時において、被覆部411を透視した図である。
図8の例では、ダミー連結部45は挿嵌部43から延設された部分を有しており、非連結部分45aはこの延設部分と開口部42の内壁との間に形成されている。
被覆部411は、挿嵌部43の端面よりも小さい円形の中央部分411aと、非連結部分45aを覆って隠蔽する周縁部分411bと、中央部分411aと周縁部分411bとを連結する複数の連結部分411cとを有する。
このように、ダミー連結部45を開口部42の内壁から延設した部分を有する構成としても、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。なお、非連結部分45aは、上記第1、第2実施形態のように挿嵌部43側に形成する構成、本実施形態のように開口部42の内壁側形成する構成のほか、連結部44で言えば、その中央部分に形成される構成(開口部42の内壁に接続される部分と、挿嵌部43に接続される部分と、があるが両者が接続されていない構成)であってもよく、つまり、ダミー連結部45は、開口部42の内壁と挿嵌部43との少なくともいずれか一方に接続された部分を有しておれば、挿嵌部43と基板ケース21とを連結する部分と見せかけることができる。
<第4実施形態>
上記第1乃至第3実施形態では、被覆部411を封印具41に設けたが、封印具41とは別に設けてもよい。図9(a)及び(b)はそのような例を示す、封印構造40の他の構成例の説明図である。同図において、上記第1実施形態と同じ構成については同じ符号を付して説明を割愛する。図9(a)は封印時の状態を示し、図8(b)は封印時において、被覆部50を透視した図である。本実施形態の場合、上記第3実施形態と同様、ダミー連結部45を挿嵌部43に接続する構成としているが、上記第1、第2実施形態のように開口部42の内壁に接続する構成としてもよい。
図9の例では、封印具41は被覆部を有せず、別部材の被覆部50が設けられている。被覆部50は開口部を有した板状をなし、その背面に設けた固定ピン51が、上ケース部材21に設けた嵌合孔(不図示)に嵌合することで上ケース部材21に固定される。被覆部50を取り外す場合、固定ピン51が破断して上ケース部材21に設けた嵌合孔(不図示)にその痕跡が残るようにすることが望ましい。
図9(b)に示すように、被覆部50は非連結部分45aを覆って隠蔽している。このように被覆部50は封印具41とは別に設けてもよい。なお、本実施形態の場合、連結部44は被覆部50に覆われない構成としているが、上記第1乃至第3実施形態のように連結部44の一部も覆われる構成としてもよい。
<第5実施形態>
上記第1乃至第4実施形態では、封印具41は上ケース部材21側の構成と嵌合するもので、下ケース部材22側の構成と嵌合する形式の封印構造ではないが、下ケース部材22側の構成と嵌合する形式の封印構造にも本発明は適用可能である。
図10は、封印具41が下ケース部材22側の構成と嵌合する形式の封印構造を示す説明図(断面図)である(封印時)。上記第1実施形態の構成に対応する構成については同じ符号を付している。封印具41は、被覆部411、挿入部412を備え、挿入部412の先端にかえし部412’を有している。上ケース部材21、下ケース部材22には、開口部42がそれぞれ形成されている。そして、挿嵌部43は上ケース部材21側の部分431と下ケース部材22側の部分432とから形成されている。また、連結部44は、上ケース部材21側の部分441と、下ケース部材22側の部分442とから形成され、ダミー連結部45も、上ケース部材21側の部分451と、下ケース部材22側の部分452とから形成されている。非連結部分45aは本実施形態の場合、挿嵌部43側に形成されている。
しかして、封印具41を図10に示すように挿嵌部412に挿入することで、封印具41の先端のかえし部412’が挿嵌部43の下端に係合し、封印具41が抜けなくなることで、上ケース部材21と下ケース部材22とが分離不能となる。
開封する場合は、連結部44(部分441と部分442との双方)を切断すればよい。被覆部411は非連結部分45aを覆っており、連結部44とダミー連結部45との区別を困難としている。なお、本実施形態と上記各実施形態とは適宜組み合わせることができることは言うまでもない。
<第6実施形態>
上記第1乃至第5実施形態では、基板ケース20を適用対象としたが、その他の遊技台構成部品を適用対象としてもよい。図11(a)及び(b)はケーブルコネクタに適用した例を示す。
同図の例では、フラットケーブル63(図11(b)においては図示省略)の端部に圧着されるケーブルコネクタ63aと接続されるケーブルコネクタ62を、コネクタカバー部材60、61で封印する例を示している。ケーブルコネクタ62は、そのレバー62aの操作により、ケーブルコネクタ63aとの係合及び解除ができる。
コネクタカバー部材60、61は、係合部64、64で係合してケーブルコネクタ62を挟み込むようにして装着される。封印構造70は、封印具71、挿嵌部73を備える。封印具71は被覆部711を備える。挿嵌部73はコネクタカバー部材60に形成された開口部72内に配置され、2つの連結部74を介して開口部72の内壁に接続されている。ダミー連結部75は、開口部72の内壁と接続されて挿嵌部73とは非接続であり、この非接続部分は被覆部711に覆われて隠蔽される(図11(a))。コネクタカバー部材61には、封印具71の先端が挿入される孔76が形成されている。
封印時には、図11(a)の態様となり、封印具71は挿嵌部73に嵌合して抜き出すことはできない。また、封印具71の先端は孔76に挿入されているため、コネクタカバー部材60、61を左右に分離しようとすると封印具71が孔76に引っかかるため、分離できない。開封時には、連結部74を切断して挿嵌部73と共に封印具71を取り外すことにより行う。連結部74を切断する際、誤ってダミー連結部75を切断すると、その痕跡が残り、不正行為が発覚する。

Claims (8)

  1. 封印具と、該封印具が挿入されて嵌合する挿嵌部と、遊技台の構成部品と前記挿嵌部とを連結し、開封時に切断される連結部と、を備えた遊技台構成部品用の封印構造において、
    前記構成部品と前記挿嵌部との少なくともいずれか一方に接続された部分と、前記構成部品と前記挿嵌部との連結を断つ非連結部と、を有し、前記構成部品と前記挿嵌部とを連結する部分と見せかけたダミー連結部と、
    前記非連結部を覆って隠蔽し、外観上前記連結部と前記ダミー連結部との区別を困難とする被覆部と、
    を備えたことを特徴とする遊技台構成部品用の封印構造。
  2. 前記被覆部が前記連結部の一部も覆って隠蔽することを特徴とする請求項1に記載の遊技台構成部品用の封印構造。
  3. 前記封印具が前記被覆部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技台構成部品用の封印構造
  4. 前記ダミー連結部のうち、前記非連結部以外の部分は、前記連結部と形状及び材質が同じであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技台構成部品用の封印構造。
  5. 前記遊技台構成部品が基板ケースであり、
    前記基板ケースは、
    前記挿嵌部が内側に配置される開口部を備え、
    前記連結部は、前記開口部の内壁と前記挿嵌部とを連結することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技台構成部品用の封印構造。
  6. 前記ダミー連結部は、
    前記開口部の前記内壁に接続され、該内壁から前記挿嵌部に延設される一方、前記挿嵌部とは接続されない部分を有し、この部分と前記挿嵌部との空隙により前記非連結部分が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の遊技台構成部品用の封印構造。
  7. 前記遊技台に設けられ、前記基板ケースが装着される基板ケース装着部を備え、
    前記封印具は前記挿嵌部を貫通し、
    前記基板ケース装着部は、前記挿嵌部を貫通した前記封印具の先端が挿入される孔部を有することを特徴とする請求項5又は6に記載の遊技台構成部品用の封印構造。
  8. 前記基板ケースが、第1のケース部材と第2のケース部材とを組み合わせて構成され、
    前記封印具は、前記第1及び第2のケース部材を分離不能とすることを特徴とする請求項5又は6に記載の遊技台構成部品用の封印構造。
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