JP2016022123A - 遊技台 - Google Patents

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武男 原田
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Abstract

【課題】基板ケースに特徴を持った遊技台を提供することである。【解決手段】コネクタを少なくとも備えた回路基板と、前記回路基板を収納する透明の収納ケースと、を備えた遊技台であって、前記収納ケースは、前記コネクタまたは前記コネクタに接続されるハーネスを通す開口領域を備えるものであり、前記収納ケースは、破壊されると修復困難となる被破壊部材を備えるものであり、前記被破壊部材は、前記開口領域の近くに備えられたものである、ことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ機やスロットマシン(パチスロ機)、封入式遊技台に代表される遊技台に関する。
従来、基板ケースへの不正行為がし難い遊技台が存在している(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−365号公報
従来の遊技台では、基板ケースに改良の余地がある。
本発明は上記の点にかんがみてなされたもので、基板ケースに特徴を持った遊技台を提供することを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するために、コネクタを少なくとも備えた回路基板と、前記回路基板を収納する透明の収納ケースと、を備えた遊技台であって、前記収納ケースは、前記コネクタまたは前記コネクタに接続されるハーネスを通す開口領域を備えるものであり、前記収納ケースは、破壊されると修復困難となる被破壊部材を備えるものであり、前記被破壊部材は、前記開口領域の近くに備えられたものである、ことを特徴とする。
本発明によれば、基板ケースに特徴を持った遊技台を提供することができる。
スロットマシンの外観を示す斜視図である。 スロットマシンの内観図である。 スロットマシンの制御ブロック図である。 基板ケースの分解斜視図である。 (a)第1ケースの正面図及び側面図である。(b)第2ケースの正面図及び側面図である。 (a)図柄貼付面及び識別部を示す斜視図及び側面図である。(b)識別部を示す拡大斜視図ある。 識別部が定着した後に基板ケースを開封し、識別部が破断した図である。 (a)従来の基板ケースにおける合わせ目を示す図である。(b)異なる基板ケースにより、識別部の色が異なった合わせ目を示す図である。(c)異なる基板ケースにより、識別部がずれた合わせ目を示す図である。 (a)第2の実施形態に係る第1ケースの正面図及び側面図である。(b)第2の実施形態に係る第2ケースの正面図及び側面図である。 第2の実施形態に係る基板ケースの分解斜視図である。 (a)第1張出識別部の拡大図である。(b)第2張出識別部の拡大図である。(c)第1張出識別部及び第2張出識別部が重なった図である。 (a)異なる機種の第1張出識別部の拡大図である。(b)異なる機種の第1張出識別部と第2張出識別部が重なった図である。 (a)張出識別部の変形例を示す図である。(b)張出識別部の変形例に係る第1張出識別部と第2張出識別部が重なった図である。 (a)図柄貼付面と複数の識別部を示す斜視図及び側面図である。(b)識別部を示す拡大斜視図ある。 (a)物理的な識別情報を示す図である(円筒凹部)。(b)物理的な識別情報を示す図である(円筒凸部)。 (a)同一機種での第1ケースと第2ケースが係合した図である。(b)異なる機種での第1ケースと第2ケースを示す図である。 (a)凸部と色が設けられた凹部を示す図である。(b)凸部と凹部が係合した図である。(c)異なる機種の凸部を示す図である。(d)異なる機種間での凸部と凹部が係合した図である。 本実施形態に係る基板ケース210を示す図であって、(a)は本発明に係る開口領域であるコネクタ孔713の近傍を示す正面図であり、(b)は(a)のA−A断面図であり、(c)は(b)の破線で囲んだ部分Bを拡大して示す図である。 ガラス材784の配置の例について説明する図であり、(a)は本発明に係る開口領域であるコネクタ孔713の近傍を示す正面図であり、(b)は各部品の配置の概略を示す図である。 ガラス材784を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。 不正行為者がコネクタ孔713から不正器具を挿入する不正がされた場合の状態を説明する図であって、(a)は本実施形態を適用しない場合の状態を示す側断面図であり、(b)は本実施形態を適用した場合のガラス材784の状態を示す平面図である。 第1ケース701に設けたリブについて説明する図であって、(a)はガラス材784の近傍を下方から見た図であり、(b)はガラス材784の近傍の側断面図であり、(c)、(d)は不正器具786が挿入された場合の状態を示す側断面図である。 第1ケース701の箇所による撓みやすさの違いを説明する図であって、(a)はコネクタ孔713の近傍に外力を加える様子を示す側面図であり、(b)は開口領域から遠い箇所に外力を加える様子を示す側面図であり、(c)は(a)の場合に外力で撓む様子を示す側面図であり、(d)は(b)の場合に外力で撓む様子を示す側面図である。 ガラス材784の形状による破壊されやすさの違いを説明する図であって、(a)〜(d)はガラス材784が棒状の場合に外力を加える様子を示す図であり、(e)〜(f)はガラス材784の代わりに板状のガラス材788に外力を加える様子を示す図である。 (a)〜(c)は不正行為の例を示す側断面図である。 不正されやすい部品と、ガラス材784の配置位置について説明する側断面図である。 (a)〜(d)は、被破壊部材の別の例を示す図である。 (a)〜(b)は、被破壊部材の別の例を示す図である。 本発明に係る遊技台の構成が適用可能なパチンコ機の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るスロットマシン100の斜視図である。
図1に示すスロットマシン100は、本体101と、本体101の正面に取付けられ、本体101に対して開閉可能な前面扉102と、を備える。本体101の中央内部には、外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納され、スロットマシン100の内部で回転できるように構成されている。これらのリール110乃至112はステッピングモータ等の駆動装置により回転駆動される。
本実施形態において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール110乃至112が構成されている。リール110乃至112上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓113から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール110乃至112を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール110乃至112は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示装置として機能する。なお、このような表示装置としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン100の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール110乃至112の背面には、図柄表示窓113に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン100内部において各々のリール110乃至112の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール110乃至112を停止させる。
入賞ライン表示ランプ120は、有効となる入賞ライン114を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン114は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン114の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを有効な入賞ラインとして有効として設定してもよく、ベット数に関係なく、一律に同一数の入賞ラインを有効な入賞ラインとして設定してもよい。
告知ランプ123は、例えば、後述する内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ124は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ122は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ128は演出用のランプである。
ベットボタン130乃至132は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダル(クレジットという)を所定の枚数分投入するためのボタンである。本実施形態においては、ベットボタン130が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン131が押下されると2枚投入され、ベットボタン132が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン132はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ129は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ121が点灯する。
メダル投入口141は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン130乃至132により電子的に投入することもできるし、メダル投入口141から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。貯留枚数表示器125は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器126は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器127は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、および、払出枚数表示器127は、7セグメント(14G)表示器とした。
スタートレバー135は、リール110乃至112の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口134に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン130乃至132を操作して、スタートレバー135を操作すると、リール110乃至112が回転を開始することとなる。スタートレバー135に対する操作を遊技の開始操作と言う。
ストップボタンユニット136には、ストップボタン137乃至139が設けられている。ストップボタン137乃至139は、スタートレバー135の操作によって回転を開始したリール110乃至112を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール110乃至112に対応づけられている。以下、ストップボタン137乃至139に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン137乃至139の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン137乃至139の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン133は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン134は、スロットマシン100に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口155から排出するためのボタンである。ドアキー孔140は、スロットマシン100の前面扉102のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。
ストップボタンユニット136の下部には、機種名の表示と各種証紙の貼付とを行うタイトルパネル162が設けられている。タイトルパネル162の下部には、メダル払出口155、メダルの受け皿161が設けられている。
音孔143はスロットマシン100内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉102の左右各部に設けられたサイドランプ144は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉102の上部には演出装置160が配設されており、演出装置160の上部には音孔143が設けられている。この演出装置160は、水平方向に開閉自在な2枚の右シャッタ163a、左シャッタ163bからなるシャッタ(遮蔽装置)163と、このシャッタ163の奥側に配設された液晶表示装置157(図示省略、演出画像表示装置)を備えており、右シャッタ163a、左シャッタ163bが液晶表示装置157の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置157(図示省略)の表示画面がスロットマシン100正面(遊技者側)に出現する構造となっている。なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、複数セグメントディスプレイ(7セグディスプレイ)、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、リール(ドラム)、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。本実施形態の場合、表示画面は長方形であるが、正方形でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。表示画面は本実施形態の場合、平坦面であるが、曲面をなしていてもよい。
図2は、前面扉を開けた状態のスロットマシン100を示す正面図である。筐体101は、上面板261、左側の側面板260、右側の側面板260、下面板264および背面板242で囲われ、前面に開口する箱体である。筐体101の内部には、背面板242の上部に設けた通風口249と重ならない位置に、内部に主制御基板を収納した基板ケース210が配置され、この基板ケース210の下方に、3つのリール110乃至112が配置されている。基板ケース210及びリール110乃至112の側方、即ち向って左側の側面板260には、内部に副制御基板を収納した副制御基板収納ケース220が配設してある。また、向かって右側の側面板260には、主制御基板に接続されて、スロットマシン100の情報を外部装置に出力する外部集中端子板248が取り付けられている。
そして、下面板264には、メダル払出装置180(バケットに溜まったメダルを払出す装置)が配設され、このメダル払出装置180の上方、即ちリール110乃至112の下方には、電源基板を有する電源装置252が配設され、電源装置252正面には電源スイッチ244を配設している。電源装置252は、スロットマシン100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部、各装置に供給する。さらには、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えばコンデンサ)を備えている。
メダル払出装置180の右側には、メダル補助収納庫240が配設してあり、この背後にはオーバーフロー端子が配設されている(図示省略)。電源装置252には、電源コード264を接続する電源コード接続部が設けられ、ここに接続された電源コード264が、筐体101の背面板242に開設した電源コード用穴262を通して外部に延出している。
前面扉102は、筐体101の左側の側面板260にヒンジ装置276を介して蝶着され、図柄表示窓113の上部には、演出装置160、および、この演出装置160を制御する演出制御基板(図示省略)、上部スピーカ272、を設けている。図柄表示窓113の下部には、投入されたメダルを選別するためのメダルセレクタ170、このメダルセレクタ170が不正なメダル等をメダル受皿161に落下させる際にメダルが通過する通路266等を設けている。さらに、音孔143に対応する位置には低音スピーカ277を設けている。また図柄表示窓の下方には、各種演出装置への配線を中継する中継端子板279が設けられている。また、前面扉102の左端には、縦長形状の施錠装置280が設けられている。
次に図3を用いて、スロットマシン100の制御部の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
スロットマシン100の制御部は、大別すると、遊技の進行を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて、主な演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、によって構成されている。
まず、スロットマシン100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムデータ、入賞役の内部抽選時に用いる抽選データ、リールの停止位置等を記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器314が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。さらには、CPU304は、電源が投入されるとROM306の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ312に送信し、カウンタタイマ312は受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU304に送信する。CPU304は、この割込み要求を契機に各センサ等の監視や駆動パルスの送信を実行する。例えば、水晶発振器314が出力するクロック信号を8MHz、カウンタタイマ312の分周値を1/256、ROM306の分周用のデータを47に設定した場合、割り込みの基準時間は、256×47÷8MHz=1.504msとなる。
基本回路302は、0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している乱数発生回路316と、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路338を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路338から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する。
また、電圧を監視する電圧監視回路330と、WDT313(ウォッチドッグタイマー)が設けられている。
また、基本回路302には、センサ回路320を設けており、CPU304は、割り込み時間ごとに各種センサ318(ベットボタン130センサ、ベットボタン131センサ、ベットボタン132センサ、メダル投入口141から投入されたメダルのメダル受付センサ、スタートレバー135センサ、ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、ストップボタン139センサ、精算ボタン134センサ、メダル払出装置180から払い出されるメダルのメダル払出センサ、リール110のインデックスセンサ、リール111のインデックスセンサ、リール112のインデックスセンサ、等)の状態を監視している。なお、上述したリセット検知用センサ284及び扉開放用検知センサ285もこのセンサ回路320で監視される。
なお、センサ回路320がスタートレバーセンサのHレベルを検出した場合には、この検出を示す信号を乱数発生回路316に出力する。この信号を受信した乱数発生回路316は、そのタイミングにおける値をラッチし、抽選に使用する乱数値を格納するレジスタに記憶する。
メダル受付センサは、メダル投入口141の内部通路に2個設置されており、メダルの通過有無を検出する。スタートレバー135センサは、スタートレバー135内部に2個設置されており、遊技者によるスタート操作を検出する。ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、および、ストップボタン139は、各々のストップボタン137乃至139に設置されており、遊技者によるストップボタンの操作を検出する。
ベットボタン130センサ、ベットボタン131センサ、および、ベットボタン132センサは、メダル投入ボタン130乃至132のそれぞれに設置されており、RAM308に電子的に貯留されているメダルを遊技への投入メダルとして投入する場合の投入操作を検出する。精算ボタン134センサは、精算ボタン134に設けられている。精算ボタン134が一回押されると、電子的に貯留されているメダルを精算する。メダル払出センサは、メダル払出装置180が払い出すメダルを検出するためのセンサである。なお、以上の各センサは、非接触式のセンサであっても接点式のセンサであってもよい。
リール110のインデックスセンサ、リール111のインデックスセンサ、および、リール112のインデックスセンサは、各リール110乃至112の取付台の所定位置に設置されており、リールフレームに設けた遮光片が通過するたびにLレベルになる。CPU304は、この信号を検出すると、リールが1回転したものと判断し、リールの回転位置情報をゼロにリセットする。
主制御部300は、リール装置110乃至112に設けたステッピングモータを駆動する駆動回路322を設けており、投入されたメダルを選別するメダルセレクタ170に設けたソレノイドを駆動する駆動回路324を設けており、メダル払出装置180に設けたモータを駆動する駆動回路326を設けており、各種ランプ338(入賞ライン表示ランプ120、告知ランプ123、遊技メダル投入可能ランプ124、再遊技ランプ122、遊技メダル投入ランプ129は、遊技開始ランプ121、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、払出枚数表示器127)を駆動する駆動回路328を設けている。
また、基本回路302には、情報出力回路334(外部集中端子板248)を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路334を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路652にスロットマシン100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースを備えており、第1副制御部400との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
次に、スロットマシン100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主制御部300が送信した制御コマンドを、入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402は、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、バックライトの点灯パターンや各種表示器を制御するためのデータ等が記憶されたROM406が設けている。
CPU404は、所定のタイミングでデータバスを介してROM406の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ412に送信する。カウンタタイマ412は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU404に送信する。CPU404は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、第1副制御部400には、音源IC418を設けており、音源IC418に出力インタフェースを介してスピーカ272、277を設けている。音源IC418は、CPU404からの命令に応じてアンプおよびスピーカ272、277から出力する音声の制御を行う。音源IC418には音声データが記憶されたS−ROM(サウンドROM)が接続されており、このROMから取得した音声データをアンプで増幅させてスピーカ272、277から出力する。
また、第1副制御部400には、駆動回路422が設けられ、駆動回路422に入出力インタフェースを介して各種ランプ420(上部ランプ、下部ランプ、サイドランプ144、タイトルパネル162ランプ、等)を設けている。また主制御部300から送信されてきたエラー解除パターンの送信コマンドに基づく解除パターン表示LED290への解除パターン表示も、駆動回路422にて行なわれる。
また、CPU404は、出力インタフェースを介して第2副制御部500へ信号の送受信を行う。スロットマシン100の第2副制御部500では、演出画像表示装置157や各種演出用駆動装置165の制御を行う。第2副制御部500は、例えば、液晶表示装置157の制御を行う制御部、各種演出用駆動装置165の制御を行う制御部とするなど、複数の制御部で構成するようにしてもよい。第2副制御部は、演出画像表示装置157の表示制御を行ったり、演出用の駆動装置165を制御したりする。
次に、図4を用いて、本実施形態における基板ケース210の説明を行う。図4は、基板ケース210の分解斜視図である。本実施形態の基板ケース210は、第1ケース701を薄い青色の透明樹脂、第2ケース702を無色透明樹脂で形成している。本実施形態の基板ケースは、パチスロ機やパチンコ機と言った遊技台に用いられる基板ケースで、不正な遊技台制御を行う基板が使用されていないかを目視できるように透明ケースなどに収められている。
基板ケース210は、上蓋としての第1ケース701と、収納ベース部としての第2ケース702が互いに係合することで、内部に回路基板等を収納するためのスペースを確保できるように構成されている。また第1ケース701の下部には軸受部706が、第2ケースの下部には、回転用軸部707が設けられており、軸受部706が回転用軸部707を軸支することで、第1ケース701と第2ケース702が係合した閉状態から、回転用軸部707を軸心として、第1ケース701が回転動作を行うことで開状態となる。また閉状態となった場合、第1ケース701に設けられた閉鎖固定用穴部704と、第2ケース702に設けられた閉鎖固定用円筒凸部705が嵌合することで、意図的に開操作行わなければ、基板ケース210の閉状態が保たれるように構成されている。また、閉状態となることで、第1ケース上部に設けられた封印ケース部706と、第2ケース上部に設けられた封印張出部707が係合し、封印部を形成する。この4箇所設けられた封印部に、カシメピン725を挿し込むことで、第1ケース701及び第2ケース封印部が封印状態となり、封印部を判断しないと閉状態を解除できないようになっている。
図5(a)に示すように、第1ケース701は、回路基板(図示せず)の厚みを収納できる高さを確保するための第1側壁部721が設けられていると共に、中央部は、回路基板上に比較的高さのある部品が備え付けられた場合にも収納可能なように出張部722が設けられている。また第1ケース701の左右には、回路基板からコネクタ等の外部出力端子を露出できるように複数のコネクタ孔713が設けられている。
また、図5(b)に示すように、第2ケース702は、回路基板が固定される平板状の底板730の周囲に、回路基板の厚みを収納できる高さを確保するための第2側壁部731が底板730の四方に設けられていると共に、第2側壁部731の内面側には、補強のための複数の支持リブ733が設けられている。また、第2ケース702の左側には、基板ケース210を背面板242に固定するための基板収納体(図示せず)に取り付けるための取付部突部732が設けられている。
また、第1ケース701及び第2ケース702の右側面には、後述する識別部を設けるための識別部記録領域である図柄貼付面743が形成されている。図柄貼付面743は、第1側壁部721及び第2側壁部731よりも低い位置に形成され、2つの平面は段差がある状態である。よって、基板ケース210の右側面に外部から接触があったとしても、第1側壁部721及び第2側壁部731に阻害されて、図柄貼付面743に干渉することが少なくなり、図柄貼付面743に設けられた識別部が痛みにくい。
次に図6を用いて、本発明の特徴部分である識別部の一例を説明する。この例では、第1ケース701と第2ケース702は共に無色透明樹脂で形成されている。
基板ケース210は、上述したように、閉状態となると第1側壁部721と第2側壁部731が合わさって、識別部記録領域である識別部貼付面743を形成し、周囲の第1側壁部721及び第2側壁部731から凹んだ位置に設けられた状態となる。図6(a)に示すように本実施形態では、この図柄貼付面743に、2箇所の識別部740が設けられ、外部から視認可能に構成されている。また図6(b)に示すように、識別部740は第1ケース701と第2ケース702を跨ぐように設けられており、閉状態となった基板ケース210を再び開く(開封する)と、図7に示すように、識別部740が、第1ケース701と第2ケース702の合わせ目から破断し、再び閉状態としたとしても、識別部740には破断した痕跡が残ってしまうので、基板ケース210が一旦閉状態となった後、再び開かれたことが確認できる。
また図6(b)に示すように、識別部240は、基板ケース210に熱転写フィルムなどを用いて定着させたもので、本実施形態では、半透明の図柄ベース領域742に、赤色で○図柄746と△図柄741を印刷している。よって、機種が異なる毎に図柄の種別や着色される色を例えば緑色や青色に変更すれば、どの機種で用いられる基板ケース210であるかを程度特定可能である。更に識別部740は、図柄貼付面743と比べ1/3程度の大きさであり、識別部740は、図柄貼付面743の領域の範囲内であれば、機種毎に左右方向にずらして定着させることが可能である。よって、異なる遊技台から別々に第1ケース701及び第2ケース702を持ってきたとしても、識別部740の種別や定着位置が異なることが認識できるので、不正な基板ケース210であることが判別できる。なお、これらの熱転写フィルムは一般的に用いられる熱転写層を加熱によって軟化して図柄状に被熱転写材に熱転写される、所謂溶融インキ転写タイプの熱転写フィルムや、加熱によって熱転写層中の染料が昇華して染料のみが図柄状に被熱転写材上に熱転写される、所謂昇華染料転写タイプなどを使用することができる。
更に具体的に説明する。図8は、異なる第1ケース701及び第2ケース702を組み合わせた場合、識別部740がどのように機能するのかを表した図である。図8(a)では、従来通り基板ケース210は識別部740を有していないので、異なる機種で使用された第1ケース701及び第2ケース702を組み合わせて新たな基板ケース210を構成してもそのことが判別できない。一方、本実施形態では、図8(b)に示すように、例えば機種Aでは識別部740の図柄を赤色で、機種Bでは識別部740の図柄を青色で構成し、○図柄746と△図柄741を第1ケース701及び第2ケース702の合わせ目に跨るように定着した場合、機種Aと機種Bの第1ケース701及び第2ケース702をそれぞれ持ってきて新たな基板ケース210を構成したとしても、識別部740の○図柄746及び△図柄741の上半分と下半分で色が違うので、不正なケースの組合せであることが容易に判別できる。また図8(c)に示すように、図柄貼付面743において、識別部740が定着する位置を左右方向に異なる位置に設定すれば、異なる機種から第1ケース701及び第2ケース702を持ってきて組み合わせても、識別部740がズレて表示されるので、不正ケースの組合せであることが容易に判別できる。
なお、識別部740の目的は、基板ケース210を開封した際に合わせ目で破断し、開封の痕跡を残すことなので、目的とする機能が満たされれば、構成する素材や定着の方法などは問わない。また、識別部740が定着される位置も機種毎ではなく、遊技台毎に異ならせてもよい。
次に、図9から図13を用いて、本発明の第2の実施形態の説明を行う。
第2の実施形態では、基板ケース210の右側面部に張り出す形で張出識別部を設けることで、不正な基板ケースの組合せか否かを判別する。
図9は、第2の実施形態における第1ケース701と第2ケース702の正面図及び側面図である。図9(a)に示すように、第1ケース701の第1側壁部721の右側面上部には、四角形の板部にアルファベット「A」が描かれた第1張出識別部751が第1側壁部721から張り出す形で設けられている。また、図9(b)に示すように、第2ケース702の右側面上部には、第1張出識別部751と同様の大きさと張り出し位置で、四角形の板部にアルファベット「A」が描かれた第2張出識別部751が第2側壁部731から張り出す形で設けられている。そして図10に示すように、第1ケース701と第2ケース702を組み合わせ、カシメピン725を挿し込んで基板ケース210を閉(封印)状態とすると、第1張出識別部751と第2張出識別部752が隣接状態となって、張出識別部750を形成する。
次に図11を用いて張出識別部750の説明を行う。
図11(a)は、第1張出識別部751の拡大図である。第1張出識別部751四角形の枠内には識別情報としてアルファベット「A」が描かれている。これは、「A」の形状に合わせて溝を形成することで、「A」の形状を識別するように構成している。同様に図11(b)は、第2張出識別部の拡大図である。第2張出識別部は第1張出識別部と同様、アルファベット「A」の形状に加工されており、図10に示したように閉状態となると、図11(c)に示すように、2つの張出識別部は一致して視認され、基板ケース210の組み合わせが正規であることが認識できる。
一方、図12(a)に示すように、第1ケース701が別機種のもので、第1張出識別部751の識別情報がアルファベットの「B」であった場合、基板ケース210が閉状態となった際に、図12(b)に示すように形成された識別情報の違いにより、視認される情報が一致しない。よって、別々の基板ケース210から持ってきて組み合わせた不正な基板ケース210であることが認識できる。
なお識別情報は、アルファベットの他にも、数字や記号や図形など様々なものが考えられる。また基板ケース210に施される態様も、図13(a)に示すように、識別情報を凹凸によって形成してもよいし、また図13(b)に示すように、不透明色で塗りつぶしてもよい。例えば第2識別部を不透明色「A」で塗りつぶした場合、透光性を持つ第1張出識別部のアルファベット「B」を透過してアルファベット「A」が認識でき、識別情報の違いが明確に認識できる。
なお識別情報は複数設けてもよい。図14(a)に示すように、第1ケース701と第2ケース702の右側面部に設けられた図柄貼付面743には、図14(b)の拡大図に示すように、四角に形成された赤色の第1識別情報761の上から、第2識別情報である三角マーク760をスタンプした構成となっている。この場合、第1識別情報の色と印刷する位置、第2識別情報の色と印刷される位置がランダムに設定されるので、異なる基板ケース210を用いて正規な基板ケースの組み合わせを再現するには更に困難となる。
また、識別情報を物理的な組み合わせで表すように構成してもよい。例えば、図15(b)に示すように、第2ケース702に複数の円筒凸部761を設け、また図15(a)に示すように、基板ケース210が閉状態となったときに、第1ケース701の対応する位置に、円筒凸部761と係合する円筒凹部760を複数設ける。円筒凹部760は、図15(a)右側の断面図に示すように内部が中空になっており、円筒凸部761を収納可能に形成されている。そして、図16(a)上図に示すように、機種によって、基板ケースに設けられる円筒凸部761と円筒凹部760の数を異ならせ、同一機種Aの第1ケース701Aと第2ケース702Aでは、円筒凸部761と円筒凹部760の数が同一なので、第1ケース701と第2ケース702は深い位置まで係合し、閉状態となりうるが、図16(b)に示すように、異なる機種Bから第1ケース701Bを持ってきて機種Aの第1ケース701Aと組み合わせようとしても、機種Bの円筒凹部760が5箇所しか設けられておらず、機種Aの第2ケース702に設けられた7箇所の円筒凸部761のうち、円筒凸部761aと円筒凸部761bは、係合する円筒凹部760が存在しないので、第1ケース701と第2ケース702が深い位置まで係合せず、閉状態となることができない。このように、識別情報と物理的な形状や数が一致するかなどによっても、基板ケース210の組み合わせが正規なものか否かの判別をすることができる。
また、着色された色を重ね合わせて、その色の濃淡や色調の変化によって、識別情報を形成してもよい。例えば、図17(a)に示すように、機種Aにおける第1ケース701と第2ケースの合わせ目に、係合する凸部770と凹部771を設け、凹部771に緑色の着色部772を設ける。一方、凸部770は着色されておらず無色透明で、凹部771内に凸部770が係合して、緑色に着色された部分に重ねあったとしても、図17(b)に示すように、緑色に着色された部分は変化しない。ところが異なる機種Bから第2ケースを持ってきても、図17(c)に示すように、機種Bにおける第2ケース702の凸部770は赤色に着色するものとした場合、機種Aの基板ケース701と機種Bの基板ケース702を組み合わせると、凸部770と凹部771の係合部において、緑色と赤色が重なる部分774が黒っぽく視認されるようになり、店員が不正な基板ケースであることを直感的に判別することが可能である。このように、着色された色を重ね合わせて、その色の濃淡や色調の変化によってよっても、基板ケース210の組み合わせが正規なものか否かの判別をすることができる。
<被破壊部材を有する構成>
本実施形態では上述の基板ケース210に被破壊部材を設ける構成について説明するが、本発明はこれに限られるものではなく、主制御基板、副制御基板、演出制御基板やそのほかの基板を収納する基板ケースに対しても適用可能である。
図18は、本実施形態に係る基板ケース210を示す図であって、(a)は本発明に係る開口領域であるコネクタ孔713の近傍を示す正面図であり、(b)は(a)のA−A断面図であり、(c)は(b)の破線で囲んだ部分Bを拡大して示す図である。
基板ケース210は、上述のように、上蓋としての第1ケース701と、収納ベース部としての第2ケース702とが互いに係合することで、内部に回路基板としての基板780を収納するためのスペースを確保できるように構成されている。なお、本実施形態では、上述のように、第1ケース701を薄い青色の透明樹脂、第2ケース702を無色透明樹脂で形成しているが、第1ケース701は、青色以外の有色透明樹脂で形成してもよいし、無色透明樹脂で形成してもよい。第1ケース701は、基板ケース210内の外部からの視認性を向上するために無色透明樹脂で形成するのがよい。
基板780は外部と接続するコネクタ781を実装しており、また第1ケース701はコネクタ孔713を有しており、基板780を基板ケース210に収納したとき、コネクタ781の接続端子は、コネクタ孔713から外部に露出する。
第1ケース701のコネクタ孔713の近傍には、被破壊部材としてのガラス材784を設けている。ガラス材784は、ガラス製の棒状部材であり、コネクタ孔713の近くであって第1ケース701の内側の面(基板780と対向する面)に接着剤によって接着されている。被破壊部材としてはガラス製の部材に限られるものではなく、詳しくは後述するような不正行為により容易に破壊され、その破壊状態を視認することで、不正行為が行われたことを確認可能となる部材であればガラスでなくとも構わない。
第1ケース701の撓みやすさ(可撓性の度合い)とガラス材784の撓みやすさとでは、第1ケース701の方が撓みやすく、ガラス材784が接着された第1ケース701が撓むと、その撓みにガラス材784が追随できず、ガラス材784が割れるなど破壊される場合があり、ガラス材784の接着が剥がれてその痕跡が残る場合がある。また、コネクタ孔713から不正器具を挿入した場合には、その不正器具がガラス材784に接触してガラス材784が割れるなど破壊される場合がある。
第1ケース701の内側の面には、基板780の方向に延伸するリブ782および783を有する。リブ782は、ガラス材784よりもコネクタ孔713側に設けており、リブ783は、ガラス材784よりもコネクタ孔713の反対側に設けている。リブ782および783は設けない場合がある。
ガラス材784はリブ782に接触しておらず、且つリブ783に接触している。ガラス材784はリブ782に接触しており、且つリブ783に接触している場合がある。ガラス材784はリブ782に接触しており、且つリブ783に接触していない場合がある。ガラス材784はリブ782に接触しておらず、且つリブ783に接触していない場合がある。
リブ782の延伸長さはガラス材784の厚さよりも短く、且つリブ783の延伸長さはガラス材784の厚さよりも長い。リブ782の延伸長さはガラス材784の厚さよりも長く、且つリブ783の延伸長さはガラス材784の厚さよりも長い場合がある。リブ782の延伸長さはガラス材784の厚さよりも短く、且つリブ783の延伸長さはガラス材784の厚さよりも短い場合がある。各場合においてリブ782の延伸長さはガラス材784の厚さと等しい場合がある。各場合においてリブ783の延伸長さはガラス材784の厚さと等しい場合がある。なお、第1ケース701の内側の面に被破壊部材を備えたが、開口領域の近くの第1ケース701の外側の面に被破壊部材を備えてもよい。このようにすることにより、被破壊部材の取り付けの作業が容易になる場合がある。
図19は、ガラス材784の配置の例について説明する図であり、(a)は本発明に係る開口領域であるコネクタ孔713の近傍を示す正面図であり、(b)は各部品の配置の概略を示す図である。
基板780はROM785を実装している。ROM785の例としては、上述のROM306やROM406が挙げられるが、ROMに限られず、他の電子部品であってもよい。
ガラス材784の長さL2はコネクタ孔713の長さL1よりも長い。このことによりガラス材784はコネクタ孔713の範囲よりも広い範囲をカバー可能であり、不正行為者が第1ケース701を切削するなどして異物を挿入させた場合にもその痕跡を残すことが可能となる。
また本実施の形態では、図19(b)にも示すように、コネクタ孔713からROM785に向かう方向に直行する方向が、ガラス材784の長さ方向になるようにガラス材784を配置した。このことにより不正行為者がROM785に対して不正行為を行おうとしたときにガラス材784を破損させやすくなる。例えば、ROM785を取り外そうとした場合、ROM785のピンを基板から抜く作業が必要になる場合があるが、ROM785のピンを基板から抜くためには、ROM785自体を基板から離れる向きに移動させることが必要になる。そのため、不正器具自体を基板から離れる向きに移動させる必要性が生じ、そのとき、ROM785とコネクタ孔713との間にあるガラス材784に触れてガラス材784を破損させるか、ROM785とコネクタ孔713との間にある第1ケース701に触れて第1ケース701を変形させることでガラス材784を破損させることになる。
図20は、ガラス材784を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。
ガラス材784は、そのサイズが例えば長さL=100.0mm、幅W=4.0mm、厚さD=1.0mmの棒状の部材である。
ガラス材784は無色透明であり、接着剤(例えば透明UV接着剤。無色透明)によって第1ケース701に接着される。ガラス材784は無色透明であり、接着剤も無色透明としたので、不正行為者には気付かれ難くなっている。
ガラス材784の主成分は、例えば二酸化ケイ素である。ガラス材784の材質は、第1ケース701の材質よりも脆い材質であることにより、第1ケース701は破壊されないがガラス材784は破壊される状態を発生させることができる。被破壊部材はガラス以外の材質であってもよい。但し、第1ケース701全部をガラス材にすることが好ましくない。基板を収納するために、カシメピン725を挿し込む孔を設けなければならないことや、通気性を良くするための通気孔を設けなければならないことなどから複雑な加工が可能であることが求められるが、ガラス材では実現が容易ではないからである。さらに、ガラス材の量が多くなると第1ケース701の重量が多くなり、取り付け等の作業性が悪くなるからである。
ガラス材784は、第1ケース701の変形によって最も撓みやすい(歪みが出やすい、伸縮しやすい)場所に配置されるものである。
図21は、不正行為者がコネクタ孔713から不正器具を挿入する不正がされた場合の状態を説明する図であって、(a)は本実施形態を適用しない場合の状態を示す側断面図であり、(b)は本実施形態を適用した場合のガラス材784の状態を示す平面図である。
図21(a)に示すように、不正行為者は、コネクタ孔713内のコネクタ781と第1ケース701の間の隙間に、棒状あるいは板状の不正器具786を挿入し、ROM785(例えば、遊技者に払出すメダル枚数に影響を与えるデータを保存している。)等の電子部品に不正アクセスすることが想定される。また、不正行為者は、コネクタ孔713内のコネクタ781と第1ケース701の間の隙間から、不正器具786を用いて基板ケース210内に不正部品(不図示)を進入させて取り付ける場合も想定される。さらに、不正行為者は、コネクタ孔713内のコネクタ781と第1ケース701の間の隙間から、不正器具786を用いてROM785を取り外し、基板ケース210の別の孔からROM785を外部に取り出す場合も想定される。
図21(b)の左の図は、不正行為がされる前の状態を示す図であり、図21(b)の右の図は、不正行為がされた後の状態を示す図である。
不正行為がされる前の状態では、図21(b)の左の図に示すように、ガラス材784は破壊されていない。
不正行為がされると、不正器具786によってガラス材784が破壊され、図21(b)の右の図に示すように、ガラス材784に破壊痕784aが残り、不正行為がされたことが確認可能となる。ガラス材784の材質によってはガラス材784全体に破壊痕784aが残る場合がある。
図22は、第1ケース701に設けたリブについて説明する図であって、(a)はガラス材784の近傍を下方から見た図であり、(b)はガラス材784の近傍の側断面図であり、(c)、(d)は不正器具786が挿入された場合の状態を示す側断面図である。
図22(a)、(b)に示すように、本実施形態では、ガラス材784は、リブ782からは離れ、リブ783に接触している。また図22(b)に示すように、本実施形態では、ガラス材784の厚みよりも、リブ782は短く、リブ783は長い。
図22(c)に示すように、リブ782があることにより、第1ケース701とガラス材784との接合箇所に不正器具786を進入させることが困難であり、ガラス材784を剥がしたり、付け替えるといった不正を困難にしている。なお、ガラス材784をリブ782に接触させることにより、第1ケース701とガラス材784との接合箇所に不正器具786を進入させることが極めて困難になる。
また図22(d)に示すように、リブ783があることにより、コネクタ孔713から不正器具786を進入させてガラス材784を押して剥がそうとしても、ガラス材784はリブ783に接触したまま移動しない。よって、ガラス材784を押して剥がし取り、ガラス材784を剥がしたり、付け替えるといった不正を困難にしている。なお、ガラス材784をリブ782に接触させ、かつリブ783に接触させて備えることにより、ガラス材784を剥がしたり、付け替えるといった不正を一層困難とすることができる。
図23は、第1ケース701の箇所による撓みやすさの違いを説明する図であって、(a)はコネクタ孔713の近傍に外力を加える様子を示す側面図であり、(b)は開口領域から遠い箇所に外力を加える様子を示す側面図であり、(c)は(a)の場合に外力で撓む様子を示す側面図であり、(d)は(b)の場合に外力で撓む様子を示す側面図である。
図23(a)、(c)に示すように、第1ケース701のコネクタ孔713の近傍に上から外力787を加えた場合、第1ケース701は撓みやすく、小さな力で大きく撓む。ガラス材784は、このように撓みが大きな箇所に配置するのがよい。
図23(b)、(d)に示すように、第1ケース701のコネクタ孔713などの開口領域から遠い箇所に外力787を加えた場合、力は分散し第1ケース701は撓みにくいが、大きな力が加わった場合には、外力787が加わった箇所とその周囲の全方向箇所とで変位が生じ、あらゆる向きで撓みが生じるため、ガラス材784を配置したとき、配置の向きに関わらず破壊しやすくすることができる場合がある。
図24は、ガラス材784の形状による破壊されやすさの違いを説明する図であって、(a)〜(d)はガラス材784が棒状の場合に外力を加える様子を示す図であり、(e)〜(f)はガラス材784の代わりに板状のガラス材788に外力を加える様子を示す図である。
図24(a)、(b)は、ガラス材784の長手方向の側面から見た図であり、図24(c)、(d)は、ガラス材784の長手方向と垂直な面での断面図である。図24(a)、(c)は、外力787を加える前の状態を示し、図24(b)、(d)は、外力787を加えた後の状態を示す。図24(e)は、外力787を加える前の状態の側断面図であり、図24(f)は、外力787を加えた後の状態の側断面図である。
図24(b)、(d)に示すように、棒状のガラス材784に外力787を加えた場合、幅方向の全域で距離L1だけ押し下がり、ガラス材784が破壊しやすい。ガラス材784の幅が小さすぎると、ガラス材784の破壊が視認しにくくなる場合がある。
図24(e)、(f)に示すように、板状のガラス材788に外力787を加えた場合、縁部分では距離L1移動しているが、縁から遠ざかるほど移動距離が短くなっていることがわかる。このことにより、板状のガラス材788は力が分散して破壊しにくい場合がある。なお、板状のガラス材788を備えることにより広い面への不正対策を行うことも考えられるが、例えば、多くの接着剤を使用することによる斑が目立つようになり、ガラス材788の存在が分かりやすくなったり、基板に備えた電子部品の視認性を下げるなど、新たな問題が生じる。
図25(a)〜(c)は不正行為の例を示す側断面図である。
図25(a)の例では、コネクタ孔713におけるコネクタ781との隙間から不正器具786を挿入し、基板780の表面のコネクタ781とROM785との間の配線(例えば、コネクタ781とROM785とを接続する配線、コネクタ781とROM785以外の部品とを接続する配線、コネクタ781以外の部品とROM785とを接続する配線、コネクタ781以外の部品とROM785以外の部品とを接続する配線)にアクセスする不正行為を示している。ROM785がコネクタ孔713の近くにない場合であってもこの不正はされ得る。
この不正行為があった場合、不正器具786が第1ケース701を撓ませたり、不正器具786が直接にガラス材784に接触したりすることで、ガラス材784が破壊され、その痕跡が残る。
コネクタ781にコネクタ789を接続したとき(図25(b)参照)、上部から視認可能な位置にガラス材784を配置していることが望ましい。コネクタ781にコネクタ789を接続したときにはガラス材784が視認困難(あるいは不可能)であって、コネクタ789をコネクタ781から外したときにガラス材784が視認可能になるようにしてもよいが、不正行為の痕跡を確認するためにコネクタ789を外す必要があり、不正の発見が遅れる虞がある。
図25(b)において、不正行為者が、不正器具786等の不正器具を挿入しなくても、強引にコネクタ789を外そうとした場合も、ケースを撓ませてガラス材784を破壊する場合がある。ROM785がコネクタ孔713の近くにない場合であってもこの不正はされ得る。
図25(c)の例では、ROM785の近くの第1ケース701にドリル790で穴をあけてROM785にアクセスしようとする不正について示している。
この不正行為があった場合、ドリル790に押されて第1ケース701が撓み、この撓みにガラス材784が追随できずに破壊され、その痕跡が残る。
図26は、不正されやすい部品と、ガラス材784の配置位置について説明する側断面図である。
図26に示すように、開口領域であるコネクタ孔713の端部と、不正の対象となる部品であるROM785の端部とを結ぶ直線(図中、一点鎖線で示す)と重なる位置にガラス材784を配置するのが望ましい。この構成によれば、不正器具がガラス材784に直接に接触する可能性が高まり、不正行為でガラス材784が破壊される可能性が高まる。
図27(a)〜(d)は、被破壊部材の別の例を示す図である。
図27(a)に示す例では、被破壊部材としてガラス材791を用いている。ガラス材791は、ガラス材784と同様にガラス製で棒状の部材であるが、その長手方向と垂直な断面形状は三角形である。本発明は、この形状のガラス材791を用いることができ、この場合、破壊したときの上方からの確認が容易になる場合がある。
図27(b)に示す例では、被破壊部材としてガラス材792を用いている。ガラス材792は、ガラス材784と同様にガラス製で棒状の部材であるが、その長手方向と垂直な断面形状は円形である。本発明は、この形状のガラス材792を用いることができ、この場合、どの方向から力が加わっても同様に破壊されやすい場合がある。
図27(c)に示す例では、被破壊部材としてのガラス材794を、第1ケース701に接着せず、開口領域としてのコネクタ孔713と不正の対象となる部品との間に支柱793を介して配置している。支柱793は、例えば、第2ケース702のネジボスを用いることができる。このように、開口領域を形成した第1ケース701に接着せずとも、ガラス材784を開口領域の近く配置することで、開口領域から進入してきた不正器具によりガラス材784が破壊される可能性が高まるので、不正行為の痕跡を確認しやすくできる場合がある。なお、近くの配置がどの程度の距離の配置か説明する。一般的に、遊技台に備えられている基板とこの基板を覆うケースの関係においては、基板の電子部品実装面からケースまでの距離を2〜3cmの距離としている(遠すぎると、本体にケースを収納することが困難になるおそれがあり、近すぎると、電子部品がケースに接触するおそれがある)。そこで、不正行為を行う者はこの2〜3cmの距離を念頭においた不正器具の移動(例えば、ROM785のピンを基板から抜くための不正器具の移動)を行う可能性がある。つまり、開口領域の近くでは不正器具が0〜3cm程度移動する可能性が高いため、開口領域の近く(開口領域から0〜3cmまでの距離)に被破壊部材を備えることで、不正行為の痕跡を残しやすくなる。なお、第1ケース701内に被破壊部材を備えたが、開口領域の近くの第1ケース701外に被破壊部材を備えてもよい。不正器具が被破壊部材に直接触れることがなくても第1ケース701を変形させることで、第1ケース701に接着された被破壊部材に痕跡が残る場合があるからである。
図27(d)に示す例では、被破壊部材としてのガラス材795を、第1ケース701の一部として構成している。これにより、ガラス材795の存在を分かりにくくできる場合がある。
図28(a)〜(b)は、被破壊部材の別の例を示す図である。
図28(a)に示す例では、被破壊部材としてガラス材796および797を用いている。この例では、不正の対象となる部品であるROM785aおよび785bのそれぞれごとにガラス材796および797を設けて配置している。すなわち、不正の対象となる部品が複数であることで被破壊部材も複数設けている。また、この例では、一の開口領域であるコネクタ孔713の複数方向に不正の対象となる部品であるROM785aおよび785bが存在するので、その複数方向ごとにガラス材796および797を設けて配置している。
図28(a)に示す例では、開口領域であるコネクタ孔731の周囲を覆うように、被破壊部材であるガラス材796を設けている。このように開口全域を覆うことにより、不正器具がどこから進入してきてもガラス材796のいずれかの箇所が破壊されやすく、その痕跡が残り、対策になる。なお、被破壊部材であるガラス材796を間欠的に備えて(例えば、ガラス材796とガラス材796との間隔を3mm程度開けて備える)もよい。万が一、メンテナンス作業中にガラス材796の一部を破壊させてしまった場合でも、ガラス材796全体に痕跡が残らないので、引き続き不正行為の痕跡を確認するために使用できる場合がある。なお、被破壊部材であるガラス材796は、有色透明(例えば、黄色透明)としてもよく、不正行為の痕跡を確認する部位であることが分かりやすくなる場合がある。
<パチンコ機への適用>
本発明に係る遊技台の構成は、図29に示す、「所定の遊技領域1002に球を発射する発射装置1010と、発射装置1010から発射された球を入球可能に構成された入賞口1006と、入賞口に入球した球を検知する検知手段1008と、検知手段1008が球を検知した場合に球を払出す払出手段1012と、所定の図柄(識別情報)を変動表示する可変表示装置1004を備え、入賞口に遊技球が入って入賞することを契機として、可変表示装置1004が図柄を変動させた後に停止表示させて、遊技状態の推移を告知するようなパチンコ機1000」の基板ケースにも適用可能である。例えば、主制御基板、払出基板、副制御基板、演出制御基板やそのほかの基板を収納する基板ケースに対しても適用可能である。
<封入式遊技台への適用>
本発明に係る遊技台は、遊技台内に封入されたメダルを循環使用する封入式遊技台にも適用可能である。
また、本発明に係る遊技台は、遊技台内に封入された遊技球を循環使用する封入式遊技台にも適用可能である。
<付記>
本発明は、
1.
コネクタ(例えば、コネクタ781)を少なくとも備えた回路基板(例えば、基板780)と、
前記回路基板を収納する透明の収納ケース(例えば、第1ケース701、基板ケース210)と、
を備えた遊技台であって、
前記収納ケースは、前記コネクタまたは前記コネクタに接続されるハーネスを通す開口領域(例えば、コネクタ孔713)を備えるものであり、
前記収納ケースは、破壊されると修復困難となる被破壊部材(例えば、ガラス材784)を備えるものであり、
前記被破壊部材は、前記開口領域の近くに備えられたものである、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
・基板ケースに特徴を持った遊技台を提供することができる。
・また、不正器具が被破壊部材に直接触れることで起こる被破壊部材の破損、または収納ケースが反ることで起こる被破壊部材の破損、により不正行為を発見することができる場合がある。
また本発明は、
2.
1.に記載の遊技台であって、
前記回路基板は、特定の部品を備えるものであり、
前記被破壊部材は、棒形状を有するものであり、
前記被破壊部材は、前記開口領域から前記特定の部品に向かう第一の方向に直交する第二の方向に沿って備えられたものである、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
・被破壊部材を破壊させやすい場合があり、不正行為を早期発見可能である場合がある。
また本発明は、
3.
1.または2.に記載の遊技台であって、
前記収納ケースは、前記被破壊部材の前記開口領域側に第一のリブ(例えば、リブ782)を備えるものである、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
・外部から異物を進入させて被破壊部材を取り外すことが困難である場合がある。
また本発明は、
4.
1.乃至3.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記収納ケースは、前記被破壊部材の前記開口領域の反対側に第二のリブ(例えば、リブ783)を備えるものであり、
前記被破壊部材は、前記第二のリブに接して備えられたものである、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
・外部から異物を進入させて被破壊部材を取り外すことが困難である場合がある。
本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、個々の実施形態の各要素のいかなる組合せも本発明に含み、また、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
本発明に係る遊技台は、スロットマシンなどに代表される遊技台に適用することができる。
100 スロットマシン
101 本体
102 前面扉
110 左リール
111 中リール
112 右リール
113 図柄表示窓
114 入賞ライン
120 入賞ライン表示ランプ
121 スタートランプ
123 告知ランプ
124 メダル投入ランプ
125 払出枚数表示器
126 遊技回数表示器
127 貯留枚数表示器
128 リールパネルランプ
130 メダル投入ボタン
132 精算ボタン
133 メダル返却ボタン
134 メダル投入口
135 スタートレバー
137〜139 ストップボタン
140 ドアキー孔
155 メダル払出口
161 メダル受皿
160 演出装置
162 タイトルパネル
163 シャッタ
170 メダルセレクタ
240 メダル補助収納庫
272 上部スピーカ
277 スピーカ

Claims (4)

  1. コネクタを少なくとも備えた回路基板と、
    前記回路基板を収納する透明の収納ケースと、
    を備えた遊技台であって、
    前記収納ケースは、前記コネクタまたは前記コネクタに接続されるハーネスを通す開口領域を備えるものであり、
    前記収納ケースは、破壊されると修復困難となる被破壊部材を備えるものであり、
    前記被破壊部材は、前記開口領域の近くに備えられたものである、
    ことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1に記載の遊技台であって、
    前記回路基板は、特定の部品を備えるものであり、
    前記被破壊部材は、棒形状を有するものであり、
    前記被破壊部材は、前記開口領域から前記特定の部品に向かう第一の方向に直交する第二の方向に沿って備えられたものである、
    ことを特徴とする遊技台。
  3. 請求項1または2に記載の遊技台であって、
    前記収納ケースは、前記被破壊部材の前記開口領域側に第一のリブを備えるものである、
    ことを特徴とする遊技台。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記収納ケースは、前記被破壊部材の前記開口領域側とは反対側に第二のリブを備えるものであり、
    前記被破壊部材は、前記第二のリブに接して備えられたものである、
    ことを特徴とする遊技台。
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