JP2019130101A - 遊技機用基板ケース及び遊技機 - Google Patents

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【課題】本発明は耐衝撃性能を備えながらも係合手段の周囲に脆弱部を設けることで、不正行為の痕跡を発見し易くさせることが可能な遊技機用基板ケース及び当該遊技機用基板ケースを用いた遊技機を提供することを目的とする。【解決手段】ベース部材120と、ベース部材120の前側を覆った状態に組み付けられるカバー部材110と、を備えた遊技機用基板ケース100であって、ベース部材120とカバー部材110とが組み付けられた状態で遊技機用基板ケース100の内側に配置され、ベース部材120とカバー部材110とを係合するための係合手段770が設けられ、係合手段770の周囲のベース部材120又はカバー部材110の遊技機用基板ケース100の内部には、ベース部材120及びカバー部材110を形成する素材よりも割れやすい素材により形成される脆弱部700を備えたことを特徴とする。【選択図】図10

Description

本発明は、スロットマシンやパチンコ機等の遊技機における遊技を制御する電子回路等が形成された基板を内部に収納する遊技機用基板ケース及び当該遊技機用基板ケースを用いた遊技機に関する。
従来、スロットマシンやパチンコ機等の遊技機は、遊技の進行に係る遊技動作を制御するために、CPUやROM等の半導体素子を含んで構成された電子回路が設けられた制御用の基板を備えている。このような基板は一般的には箱状に形成された透明な合成樹脂製の基板ケースの内部に収納され、この基板ケースは遊技機の筐体の背板や側板等に沿って筐体内部に取り付けられている。この基板ケースは、筐体に取り付けられるベース部材と、このベース部材の前側(筐体内部中央側)を覆った状態に組み付けられるカバー部材とを備えている。
遊技機に対して不正行為が行われる場合がある。前記基板に設けられたROMには、遊技機の遊技を制御するためのプログラムが記憶されているが、このROMを偽造された偽造ROMに差し替える不正行為や、当該偽造ROM等の改造が施された基板にすり替える等の不正行為が知られている。
このような不正行為を防ぐために、基板ケースにおいて、ベース部材と、カバー部材とを組み付ける際、ベース部材とカバー部材との両者を係合させるための係合手段が設けられており、一旦、係合手段を係合状態にすると係合手段を除去しなければならず、不正に取り外すと、その事実を発見することができるような工夫が施されている(例えば、特許文献1)。
具体的に説明すると、特許文献1に記載された技術では、制御基板ケース7において、ベース体11と、カバー体10とを有し、両者を係合して封印するための固定部材12を有している。この固定部材12には、ベース体11及びカバー体10にそれぞれ開けられた固定ピン貫通孔50,51に抜き取り不能に貫通する固定ピン48a、48bを有しており、その固定ピン48a,48bの先端には、固定ピン48a,48bを固定ピン貫通孔50,51に抜き取り不能に貫通させるための係合手段としての返し49が設けられている。一旦、この返し49を係合状態にすると、係合状態を解除するためには固定ピン48a,48bを切断することにより返し49を除去するようにしている。
そして、固定ピン48a,48bを切断する際には、破断部63や遮蔽部60を破壊しなければならないようになっており、返し49の不正な除去に際しても、破断部63や遮蔽部60の破壊によってその事実を確認可能にしている。
特開2013−215374号公報
しかしながら、基板ケースを不正に開放する場合、基板ケースのうち、係合手段が臨む箇所の基板ケースに電動ドリル等で小さな穴を空け、その穴から係合手段に直接アクセスすることで、不正行為を見つけ難くするようなことが行われる場合がある。
具体的には、上記特許文献1に記載された従来技術では、カバー体10やベース体11のうち、破断部63や遮蔽部60が存在しない部位に電動ドリル等で小さな穴を空け、返し49のみを破壊する等、係合手段自体を局所的に破壊した場合には破断部63や遮蔽部60に痕跡が残らない虞があり、破壊の痕跡を容易に発見することができない虞がある。
また、仮に破断部63や遮蔽部60を返し49側に配置した場合であっても、上記電動ドリル等で小さな穴を空けるような不正に対してはその痕跡を容易に発見することができない虞がある。
すなわち、基板ケースは、運搬途中の衝撃や、取り付け時の衝撃等、通常の使用の際に受ける衝撃が加わっても割れ難いような耐衝撃性能が要求され、割れ難い(衝撃力に対してクラックが入り難い)素材で形成することが求められる。
そのため、基板ケースと同じ素材で形成された破断部63や遮蔽部60に、上記のように電動ドリル等で穴を開けられた場合であっても、穴の周囲にクラック等の痕跡が発生しづらく、穴が開けられた痕跡を発見し難いという虞がある。
なお、上記不正行為対策のために電動ドリル等で穴を開けたときに穴からクラック等が発生するような割れ易い(衝撃力に対してクラックが入り難い)素材で基板ケース全体を形成すると、そのような不正行為を見つけ易くすることができるが、このような場合には上記の耐衝撃性能が損なわれることとなる。
本発明は、耐衝撃性能を備えながらも係合手段の周囲に脆弱部を設けることで、不正行為の痕跡を発見し易くさせることが可能な遊技機用基板ケース及び当該遊技機用基板ケースを用いた遊技機を提供することを目的とする。
本発明に係る遊技機用基板ケース100は、次の点を特徴とする。すなわち、ベース部材120と、前記ベース部材120の前側を覆った状態に組み付けられるカバー部材110と、を備えた遊技機用基板ケース100であって、前記ベース部材120と前記カバー部材110とが組み付けられた状態で前記遊技機用基板ケース100の内側に配置され、前記ベース部材120と前記カバー部材110とを係合するための係合手段770が設けられ、前記係合手段770の周囲の前記ベース部材120又は前記カバー部材110の前記遊技機用基板ケース100の内部には、前記ベース部材120及び前記カバー部材110を形成する素材よりも割れやすい素材により形成される脆弱部700を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、係合手段770の周囲の遊技機用基板ケース100の内部には、割れやすい素材による脆弱部700を備えたことで、係合手段770の周囲のベース部材120又はカバー部材110に電動ドリル等で穴を開けた際には、脆弱部700にクラックや表面が白色に変形する白化を発生させ易くなり、穴が開けられた痕跡を目視により発見し易くなる。
また、この脆弱部700は、係合手段770の周囲の遊技機用基板ケース100の内部に設けているので、遊技機用基板ケース100の外部表面には、割れ難い(衝撃力に対してクラックが入り難い)素材を用いることができ、遊技機用基板ケース100の全体として耐衝撃性能を備えることができる。
これにより、耐衝撃性能を備えながらも係合手段770の周囲に脆弱部700を設けることで、不正行為の痕跡を発見し易くすることが可能となる。
なお、ここで、「前記ベース部材120及び前記カバー部材110を形成する素材よりも割れやすい素材」とは、具体的には、例えば、後述するように、ベース部材120及びカバー部材110を形成する素材よりもアイゾット衝撃強度(J/m)の数値が低いことで耐衝撃性能に劣っているような素材が含まれる。
また、本発明に係る遊技機用基板ケース100は、さらに、前記脆弱部700は、前記ベース部材120又は前記カバー部材110と二色成形により一体的に形成されることを特徴とする。
例えば、接着剤等によって、脆弱部700をベース部材120又はカバー部材110に接着させることで形成した場合には、接着剤を用いた箇所に埃や気泡が混入したり、接着剤の塗布ムラ等、不正の痕跡と見間違え易い不具合が発生する虞がある。本発明によれば、二色成形では金型の内部で一体化されるため、そのような不具合が発生し難い。
また、本発明に係る遊技機用基板ケース100は、さらに、前記脆弱部700は、前記ベース部材120又は前記カバー部材110とは異なる色で着色された有色透明に構成されることを特徴とする。
本発明によれば、ベース部材120又はカバー部材110とは異なる色で着色された有色透明の脆弱部700にクラックや表面が白色に変形する白化が発生することで、それらが強調されて認識し易くなり、穴が開けられた痕跡を目視により発見し易くなる。
また、本発明に係る遊技機用基板ケース100は、さらに、前記脆弱部700は、前記係合手段770の色と補色の関係にある異なる色により形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、脆弱部700と係合手段770の色とが補色の関係にある異なる色により形成されていることで、互いの色を引き立て合い、脆弱部700と、係合手段770とを互いに引き立たせることができる。これにより、脆弱部700に穴が開けられてクラックや白化が発生した場合に、より目立ち易くすることができて、認識し易くなり、穴が開けられた痕跡をさらに発見し易くすることができる。
また、本発明に係る遊技機用基板ケース100は、さらに、前記係合手段770は、前記ベース部材120又は前記カバー部材110の一方に一体的に設けられた係合部170と、前記ベース部材120又は前記カバー部材110の他方に一体的に設けられ、前記係合部170と係合する被係合部130とを備えていることを特徴とする。
本発明では、係合手段770は、ベース部材120又はカバー部材110の一方に一体的に設けられた係合部170と、ベース部材120又はカバー部材110の他方に一体的に設けられ、係合部170と係合する被係合部130とを備えているので、係合状態を解除するには、係合部170と被係合部130とのいずれかを破壊する必要がある。この破壊によって、ベース部材120又はカバー部材110のいずれか一方に必ず破壊の痕跡が残ることになる。不正行為者が破壊の痕跡を消そうとすると、係合部170、被係合部130がベース部材120又はカバー部材110と一体的に設けられていることで、ベース部材120又はカバー部材110そのものを作る必要があり、その困難性から結果として不正行為の防止を図ることができる。
本発明に係る遊技機10は、次の点を特徴とする。すなわち、前面側が開放され、他の面を板状体で形成される直方体状の筐体10aと、前面側を覆う前扉10dとから構成される遊技機10であって、前記遊技機用基板ケース100は、前記ベース部材120の背面を前記筐体10aの他の面のいずれかに配置することで遊技機10に固定され、前記脆弱部700は、前記係合手段770の周囲のうち少なくとも前記ベース部材120の前記背面と、前記係合手段770の周囲のうち前記カバー部材110の前記筐体10aの内部側に向く面とに設けられる上述した遊技機用基板ケース100を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、係合手段770の周囲の遊技機用基板ケース100の内部には、割れやすい素材による脆弱部700を備えたことで、係合手段770の周囲に電動ドリル等で穴を開けた際には、脆弱部700にクラックや白化を発生させ易くなり、穴が開けられた痕跡を目視により発見し易くなる。これにより、不正行為の痕跡を発見し易くすることが可能となる。
ベース部材120の背面は、筐体10aの板状体の面のいずれかに配置されており、さらに、脆弱部700は、遊技機用基板ケース100のベース部材120の背面の内部側に設けられている。これにより、筐体10aの外部から係合手段770に向かってドリル等で不正に穴を開けようとするとベース部材120の背面に設けられた脆弱部700に穴が開けられることになり、穴を開けた際には、脆弱部700にクラックや白化を発生させ易くなり、穴が開けられた痕跡を目視により発見し易くなる。
また、脆弱部700は、遊技機用基板ケース100のカバー部材110の筐体10aの内部側に向く面に設けられている。これにより、前扉10dが開放されて筐体10aの内部側から係合手段770に向かってドリル等で不正に穴を開けようとするとカバー部材110の筐体10aの内部側に向く面の脆弱部700に穴が開けられることになり、穴を開けた際には、脆弱部700にクラックや白化を発生させ易くなり、穴が開けられた痕跡を目視により発見し易くなる。
遊技機を正面から見た図である。 前扉が開かれた遊技機を前方斜め右上から見た図である。 遊技機用基板ケースを前方斜め右上から見た図である。 遊技機用基板ケースを分解した状態を前方斜め右上から見た図である。 ケースホルダに取り付けた遊技機用基板ケースに保護カバーを装着した状態を前方斜め右上から図である。 遊技機用基板ケースに収容される電子基板を、(a)前方斜め右上から見た状態、及び、(b)後方斜め左上から見た状態をそれぞれ示した図である。 (a)ベース部材の前面側にカバー部材を配したとき、(b)ベース部材の前面側に配したカバー部材をベース部材に対して後方に移動させ、ベース部材における組付スライド開始位置にカバー部材を嵌め込んだとき、及び、(c)ベース部材に嵌め込んだカバー部材を組付スライド開始位置から下方にスライドさせて組付スライド終了位置とし、カバー部材とベース部材との組み付けを完了したときの遊技機用基板ケースを、前方斜め右上から見た図である。 ベース部材における組付スライド開始位置にカバー部材を嵌め込んだときの遊技機用基板ケースを、前方から見た図である(なお、遊技機用基板ケースの一部を破断した状態で示している)。 ベース部材における組付スライド終了位置までカバー部材をスライドさせたときの遊技機用基板ケースを、前方から見た図である(なお、遊技機用基板ケースの一部を破断した状態で示している)。 ベース部材の係合部を前方斜め右上から見た図である。 ベース部材の脆弱部を前方斜め右上から見た図である。 ベース部材にカバー部材を組み付ける際のベース部材の脆弱部と、カバー部材の脆弱部との位置関係を示す図である。 ベース部材にカバー部材を組み付けた状態におけるベース部材の脆弱部と、カバー部材の脆弱部との位置関係を示す図である。 カバー部材の脆弱部だけを後方斜め下から見た図である。 カバー部材の脆弱部を後方から見た図である。 カバー部材の脆弱部を後方の斜め左下から見た図である。
本明細書では、各説明箇所において、遊技機10の正面に向かって位置している遊技者、すなわち、当該遊技機10の前に設置してある椅子に座っている遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とし、同様に、「左」や「右」等の左右方向及び「上」や「下」等の上下方向も、遊技機10の前に座っている遊技者から見た場合の左方向や右方向、又は上方向や下方向を意味する。
また、説明の便宜を考慮し、図面の各図には、一部の図を除いて、x軸、y軸及びz軸を示している。x軸、y軸及びz軸の向きは、異なる図であっても、互いに一致している。以下においては、x軸方向正側(x軸の矢印方向)を「右」側、x軸方向負側(x軸の矢印と逆方向)を「左」側、y軸方向正側(y軸の矢印方向)を「後」側、y軸方向負側(y軸の矢印と逆方向))を「前」側、z軸方向正側(z軸の矢印方向)を「上」側、z軸方向負側(z軸の矢印と逆方向)を「下」側として定義しているが、これは、各部の相対的な位置関係を表すためのものに過ぎず、各部の絶対的な位置関係を限定するものではない。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体10aと、この筐体10aの正面開口を開閉自在に覆う前扉10dとを備えている(図2参照)。
前扉10dの上部には、薄板樹脂からなる中パネル27aを備えている。この中パネル27aの略中央には、3個のリール26(正面から向かって左側の左リール13、中央の中リール14、右側の右リール15)の円周上の図柄を見ることができる透過可能な図柄表示窓部10eが形成されている。この図柄表示窓部10eは、3個全てのリール26の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部10eは、リール26の正面側に設けられて、リール26の回転が停止した際、有効ライン26a上に停止している複数の図柄を視認するためのものである。リール26は、複数の図柄を図柄表示窓部10eを介して変動表示可能なものである。
前記図柄表示窓部10eの後方向(奥方向)には、3個のステッピングモータ(図示せず)と、この各ステッピングモータによってそれぞれ回転させられる合計3個の前記リール26と、前記ステッピングモータ及び前記リール26を保持するユニットホルダ(図示せず)とを有するリールユニット35が配置されている。また、リールユニット35には、リール26の回転位置が基準となる位置(基準位置)であることを検出するためのリール位置センサ(図示せず)が設けられている。このステッピングモータは、メイン制御手段(図示せず)から出力されるステッピングモータを駆動するための駆動信号に基づき駆動する。
前記図柄表示窓部10eの下方には、クレジットメダルの貯留枚数であるクレジットメダル枚数を表示するクレジット表示器29aと、このクレジット表示器29aの左側に配置され、遊技機10から払い出されたメダルの総数を表示する払出枚数表示器29bとが設けられている。これらの表示器は、2個の7セグメントLED表示器で構成されている。7セグメントLED表示器は、10進法のアラビア数字等の1文字を表現するために、それぞれ個別に点灯・消灯が可能な7つのセグメント(LED)から構成されているものである。2個の7セグメントLED表示器を有することにより、クレジット表示器29aは2桁の貯留枚数、払出枚数表示器29bは2桁の払出枚数が表示可能になっている。
前記前扉10dの下部には下パネル27bが設けられている。そして、前扉10dには下パネル27bの上部に位置して前扉10dの前方向へ向けて突出する操作部28を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として投入するためのメダルを後述するメダル投入口11からあらかじめ投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル枚数とする。
前記操作部28の上面右側には、遊技媒体としてのメダルを投入するためのメダル投入口11が設けられている。
筐体10a内部であって、前記メダル投入口11の近傍には、メダル投入口11に投入されたメダルが正規のものか否かを選別して、正規のメダルのみを後述するホッパーユニット36(図2参照)に導くメダルセレクタ11a(図2参照)が設けられている。このメダルセレクタ11aには、メダル投入口11に投入されたメダルを1枚ずつ検出する投入センサ(図示せず)が設けられている。
なお、筐体10a内部にはメダル通路が設けられており、メダルセレクタ11aにおいて非正規のメダルとして排除されたメダルや、ホッパーユニット36から払い出されたメダルが、このメダル通路を通過して後述するメダル払出口12から払い出される。
具体的には、メダルセレクタ11aには、電磁石を用いたキャンセルコイルの作動により、メダル投入口11から投入されたメダルをホッパーユニット36内に貯留させる通路と、メダル払出口12から後述するメダル受け皿37へ進ませる通路との切り換えが可能に形成されている。これにより、メダル投入口11から投入されたメダルをクレジットメダルとして貯留するか、メダル受け皿37へ払い出すかの切り換えをすることができる。
メダル投入口11の下方には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ25が設けられている。
前記操作部28の中央には、操作により対応するリール26の回転を停止させるため、3個のリール26のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左リール13を停止させるための左ストップスイッチ21と、中リール14を停止させるための中ストップスイッチ22と、右リール15を停止させるための右ストップスイッチ23とを有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数のリール26それぞれに対応して設けられ、複数のリール26の図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作によりリール26の図柄の変動表示を個別に停止させるためのものである。
このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又は後述するベットスイッチ40の操作を条件にリール26の回転を開始させるためのスタートスイッチ20が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ20は、遊技者の操作によりリール26の図柄の変動表示を開始させるためのものである。
このスタートスイッチ20の上方には、遊技を開始するためのメダルの賭け数を設定するために予め貯留したメダルをベット可能なベットスイッチ40が設けられている。
このスタートスイッチ20の上方には、ベットスイッチ40として、貯留されたメダル枚数(クレジットされたメダル枚数)から最大投入枚数(具体的には例えば3枚)に達するまでのメダル枚数を貯留されたクレジットメダル枚数から減じて最大投入枚数のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ18と、クレジットメダル枚数から投入枚数1枚に達するまでのメダル枚数を貯留されたクレジットメダル枚数から減じて1枚のメダル投入に代える1ベットスイッチ19とが設けられている。
このベットスイッチ40の操作により設定された賭け数が規定数に達している状態で、スタートスイッチ20が操作されることにより、当該賭け数が確定し、役抽選により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技でのリール26の回転開始時から所定の時間(いわゆる4.1秒のウェイト時間)が経過しているか否かが判定され、当該所定の時間が経過するまではリール26が回転を開始せず、当該所定の時間が経過すると、3個全てのリール26が回転を開始することができるように形成されている。
マックスベットスイッチ18の右側には、所定の演出において遊技者が操作可能なチャンスボタン24が設けられている。
また、本実施の形態では、演出装置としての表示装置16、スピーカー17、演出用ランプ38を有している。
特に図示していないが設定変更スイッチは、後述する電源ユニット33の設定キースイッチとともに設定変更を行うためのものである。なお、この設定変更スイッチは、前扉10dの背面に設けられているが(特に図示せず)、リセットスイッチとしても兼用される。
また、特に図示していないが設定表示器は、7セグメントの小型のLEDにより、当選確率の後述する設定値を設定する際に、当該設定値を表示するものである。設定表示器には、当該遊技機10の設定値が表示されるが、外部から視認できないようにすべく、前扉10dの背面に設けられており、設定値の設定後、その表示は解除される。
前記前扉10dの下部に相当する筐体10aの内部には、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができるホッパーユニット36(図2参照)と、各部品に電力を供給するための電源ユニット33(図2参照)とが配置されている。
この電源ユニット33には、特に図示していないが、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチと、設定変更処理のための設定キースイッチとが設けられている。
前記前扉10dの下部には、所定の場合にホッパーユニット36からメダルが払い出されるメダル払出口12が形成されている。このメダル払出口12の下方には、メダル払出口12から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿37が形成されている。なお、クレジットされているメダル枚数が最大クレジットメダル枚数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口12から払い出されずにクレジットメダル枚数に加算される。
本実施の形態に係る遊技機10は、ベットスイッチ40の操作又はメダル投入により所定枚数(具体的には、3枚)のメダルを投入することにより遊技の開始を可能とするものである。そして、スタートスイッチ20の押下操作により、リール26の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選が行われる。そして、当該遊技機10は、各リール26に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果に基づいて、リール26の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。当該遊技機10は、停止時の図柄の組み合わせによって、当選した役を構成する図柄の組み合わせが有効ライン26a上に停止した場合に、入賞等となり、所定枚数のメダルを払い出す等の所定の利益を遊技者に付与する。これにより、1回の遊技が終了するものである。
この有効ライン26aは、具体的には3個のリール26にそれぞれ表示されている図柄のうち図柄表示窓部10eから視認可能な図柄を各リール26につき1個ずつ繋いでできる、複数のリール26の全てを貫くラインのうち、入賞等するために有効となる図柄の組み合わせの並びを規定したラインである。このラインは、規定の賭け数(予め定められた数であって本実施の形態では3)のメダルをベットすることにより有効ライン26aになる。
前扉10dのうち、クレジット表示器29aと払出枚数表示器29bとの間には、現在の演出状態がいわゆる「許可区間」であることを報知する区間報知ランプ29cが設けられている。
この区間報知ランプ29cは、「許可区間」に移行したことを契機に点灯される。
この区間報知ランプ29cは、押し順報知の状態が「許可区間」である間は常時点灯されており、「不許可区間」に移行したことを契機に消灯される。
なお、区間報知ランプ29cは、上述したものに限定されるものではなく、例えば、払出枚数表示器29bや、クレジット表示器29aの2桁の7セグメントが表示される領域内の一つのドットや点灯ランプ等により実施してもよい。
前記前扉10dには、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させるための演出装置が形成されている。この演出装置は、後述するサブ制御手段に基づいて演出を行うものであって、スピーカー17と、演出用ランプ38と、表示装置16とを備えている。
前記スピーカー17は、前扉10dの上部左右と、前扉10dの下部左右とに配置されている。
前記演出用ランプ38は、前扉10dの上部と、前扉10dの下部の左右とに配置されている。
前記表示装置16は、その画面に種々の映像を表示するための液晶表示装置である。
本実施の形態では、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御手段としての制御装置が形成されている。この制御装置は、遊技を進行させて遊技状態(遊技の進行)を制御するメイン制御手段と、このメイン制御手段から送信される情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うための制御を行うサブ制御手段とを備えている。
図2に示すように、筐体10a及び前扉10dを有する遊技機10の内部にメイン制御基板ユニット30、サブ制御基板ユニット31、液晶ユニット32、電源ユニット33、コネクタユニット34、リールユニット35及びホッパーユニット36等が収納されている。
メイン制御基板ユニット30は役抽選や入賞判定等の遊技における基本的な制御を行うメイン制御手段としての電子基板(メイン制御基板)、サブ制御基板ユニット31は発光ランプや音声による演出等の遊技における演出に関する制御を行うサブ制御手段としての電子基板(サブ制御基板)をそれぞれ備えている。
また、液晶ユニット32は表示装置16(図1を参照)に表示される映像による演出に関する制御を行う電子基板、電源ユニット33は遊技機10における各機器に電力を供給する電子基板、コネクタユニット34は特定の機器に接続されたケーブルを仲介する電子基板をそれぞれ備えている。
また、リールユニット35はリール26(左リール13、中リール14、右リール15)の回転をそれぞれ独立して制御する電子基板、ホッパーユニット36はメダル投入口11(図1を参照)に投入されたメダルを貯留するとともにメイン制御基板ユニット30からの信号に基づいてメダル払出口12(図1を参照)へメダルを送出する制御を行う電子基板をそれぞれ備えている。
これらのユニットに備えられた各種電子基板は、不正行為、いわゆるゴト行為を行う不正行為者によって、いずれも不正アクセスの対象となり得る。
例えば、メイン制御基板ユニット30に備えられた電子基板(メイン制御基板)には、遊技機10における基本的な制御、具体的には例えば役抽選等を行うための当選確率データや、役抽選を実行するためのプログラム等が記録された記憶装置(ROM)が搭載されている。このため、この記憶装置を偽造したものに交換することによって、遊技中に特定の操作を行うとボーナス遊技に当選して必ず大当たりになるようにする等、遊技機10に不正な改造を試みる不正行為者が現れる場合がある。したがって、遊技機10においては、この種の電子基板を、ケースの内部に収容して封止(封印とも言う)することが行われている。本実施の形態においても、メイン制御基板ユニット30は、図3に示すような遊技機用基板ケース100を有し、この遊技機用基板ケース100の内部に、電子基板を収容することによって、当該電子基板を封止する構造を採用している。
本実施の形態では、遊技機用基板ケース100について説明する。特に、メイン制御基板ユニット30(図2)用の遊技機用基板ケース(メイン制御基板を封止する遊技機用基板ケース100)を例に挙げて説明する。なお、以下に説明する構成は、メイン制御基板ユニット30以外のユニット(例えば、サブ制御基板ユニット31や液晶ユニット32等)の遊技機用基板ケースにおいても適用することができる。
図3に示すように、遊技機用基板ケース100は、カバー部材110とベース部材120とを互いに組み付けることで形成されている。
図4に示すように、カバー部材110は、電子基板500の前側(y軸方向負側)を覆い、ベース部材120は、電子基板500の後側(y軸方向正側)を覆うものである。
遊技機用基板ケース100は、当該遊技機用基板ケース100の後側に設けられたケースホルダ200(筐体側部材)を介して、筐体10aの背板10b(図2)の前面側に取り付けられている。
図5に示すように遊技機用基板ケース100の前面側には、保護カバー300が装着されるようになっている。
ここで、図4に示したカバー部材110、ベース部材120、ケースホルダ200、保護カバー300及び電子基板500の各部材のうち、電子基板500を除く部材(特に、遊技機用基板ケース100を構成するカバー部材110及びベース部材120)は、後述する脆弱部700を除いて主に、透明なABS樹脂(アクリロニトリル(Acrylonitrile)、ブタジエン(Butadiene)、スチレン(Styrene)の3成分からなる熱可塑性樹脂)によって形成される。これは、遊技機用基板ケース100の内部に収容された電子基板500に対する不正な改造等を、遊技機用基板ケース100の外部からでも発見できるようにすることを考慮してのものである。本実施の形態においては、カバー部材110、ベース部材120、ケースホルダ200及び保護カバー300は、主に透明な樹脂からなる射出成形品としている。
図4に示した、カバー部材110、ベース部材120、ケースホルダ200、保護カバー300及び電子基板500は、当該遊技機10の製造工場において、下記で説明する組付手順1〜4で組み付ける。
組付手順1では、カバー部材110の後面側に、電子基板500を組み付けるものである。
図6に示すように、組付手順1においては、電子基板500における各種電子部品が配置された側が前側を向く状態で、電子基板500をカバー部材110に組み付ける。
これにより、遊技ホールの管理者等が遊技機10の前扉10dを開けたときに、電子基板500に実装された各種電子部品に異常がないかや、ROMが偽造されたものに不正に交換されていないか等を目視により容易に確認することができる。
また、電子基板500の各種電子部品が実装された前面側をカバー部材110で覆った状態とすることができることで、その後の手順で、電子基板500の電子部品が他の部材等に衝突して破損する等の不具合を防止することができる。
本実施の形態では、電子基板500の四隅部に設けられたビス孔501(図6(b))に対して、電子基板500の後側から図示省略のビスを挿入し、当該ビスの先端部(前端部)をカバー部材110の後面側に螺合することで、電子基板500をカバー部材110に固定している。もちろん、カバー部材110に対する電子基板500の固定方法は、上述した固定方法に限定されるものではなく、他の方法を用いてもよい。これにより、組付手順1が完了する。
組付手順2では、ベース部材120の前面側に、カバー部材110を組み付け、電子基板500を、遊技機用基板ケース100の内部に収容した状態とするものである。
図7に示すように、組付手順2は、ベース部材120に対してカバー部材110を移動させることにより行われる。
具体的には、組付手順2では、先ず、ベース部材120の前面側にカバー部材110を配置し、ベース部材120に対してカバー部材110を後方に移動させる(図7(a))。
次にベース部材120にカバー部材110を嵌め込んだ後、ベース部材120に対してカバー部材110を下方にスライドさせる(図7(b))。
これにより、電子基板500を内部に収容した遊技機用基板ケース100が形成される(図7(c))。
組付手順2では、カバー部材110を後方に移動させる後方移動操作(図7(a)の矢印V1を参照)と、カバー部材110を下方にスライドさせる下方スライド操作(図7(b)の矢印V2を参照)との2段階の操作が行われているものである。
なお、ここで、本実施の形態では、下方スライド操作の開始位置(遊技機用基板ケース100が図7(b)に示す状態にあるときのベース部材120におけるカバー部材110が位置する箇所)を「ベース部材120における組付スライド開始位置」と定義している。
また、下方スライド操作の終了位置(遊技機用基板ケース100が図7(c)に示す状態にあるときのベース部材120におけるカバー部材110が位置する箇所)を「ベース部材120における組付スライド終了位置」と定義している。
本実施の形態では、ベース部材120とカバー部材110とが組み付けられた状態で遊技機用基板ケース100の内側に配置され、ベース部材120とカバー部材110とを係合するための係合手段770が設けられ、この係合手段770は、ベース部材120に一体的に設けられた係合部170と、カバー部材110に一体的に設けられ、係合部170と係合する被係合部130とを備えている(図8、9、10、12、13、15、16参照)。なお、「一体的に設けられ」とは一体成形により設けられているものであるが特に一体成形に限定されるものではなく、両者を接着剤等により接着しているものでもよい。
本実施の形態では、係合部170は、下方の基端側がベース部材120に固定され上方の上端側が左右方向に弾性変形可能な自由端となって上方に向かって突出する2本1組のものが2組設けてある。この係合部170の上端側には後述する当接面135に当接可能な折り返し部としての返し176が設けられている(図8、9、10、12参照)。
本実施の形態では、被係合部130は、前壁部751の背面側から奥方向に向かって水平断面形状が略コ字状(門型状)に形成されているものであり、このコ字状(門型状)の内部に2本1組の合計4本の係合部170の上端が弾性変形しながら差し込み可能となっている。また、被係合部130の上端面には、差し込まれた係合部170の返し176が当接可能な当接面135が形成されている。
なお、被係合部130のコ字状(門型状)の内部中央には、前壁部751から奥方向に三角形の縦長状に突出する三角形突部715が設けられている。この三角形突部715は、左右の係合部170が被係合部130のコ字状(門型状)の内部に差し込まれたときに左右の係合部170の間に位置するように形成されている。
上記の組付手順2で上記の下方スライド操作を行う際には、図8及び図9に示すように、係合部170の上端の返し176と被係合部130の上端面である当接面135とが互いに当接することで係合する。係合部170の返し176と、被係合部130の当接面135とが一旦、係合した後は、係合部170や被係合部130を破壊等しない限りは、ベース部材120からカバー部材110を取り外すことができない状態となる。
なお、本実施の形態では、カバー部材110側に被係合部130を設けて、ベース部材120側に係合部170を設けているが、これに限定されるものではなく、カバー部材110側に係合部170を設けて、ベース部材120側に被係合部130を設けてもよい。
本実施の形態では、カバー部材110とベース部材120とを係合させることを「Aカシメ」と定義し、遊技機用基板ケース100における「Aカシメ」が施される部分を「Aカシメ部」と定義している。
「Aカシメ部」は、遊技機が製造工場から出荷されてから、遊技機の検査機関が遊技機用基板ケース100を開放して電子基板を検査するまでの間、遊技機用基板ケース100の内部の電子基板に不正改造等が施されないように、遊技機用基板ケース100を封止して、遊技機用基板ケース100が不正に開放された際にはその痕跡が残るようにするための部分である。
組付手順2の係合部170と被係合部130との係合は「Aカシメ」であり、係合部170と被係合部130とにより係合される部分は「Aカシメ部」である。「Aカシメ部」に相当する部分を図8、図9、図10、図12、図13、図15、図16では符号「A」を用いて示している。
なお、「Aカシメ部」は、それを設ける場所や、設置数は特に限定されないものである。本実施の形態では、図8及び図9に示すように、遊技機用基板ケース100における左上隅角部と右上隅角部との2箇所に、「Aカシメ部」を1つずつ設けている。
「Aカシメ部」において、係合手段770の周囲のベース部材120及びカバー部材110の遊技機用基板ケース100の内部には、ベース部材120及びカバー部材110を形成する素材よりも割れやすい素材により形成される脆弱部700を備えている。この脆弱部700については後で詳細に説明する。
組付手順3では、筐体10aの背板10b(図2)の前面側にビス等により固定されたケースホルダ200(筐体側部材)の前面側に、遊技機用基板ケース100を組み付ける。
組付手順4では、遊技機用基板ケース100の前面側に、保護カバー300を組み付ける。
上記組付手順1〜4が完了すると、遊技機用基板ケース100は、筐体10aに取り付けられた状態となる。
以下、遊技機用基板ケース100の右上隅角部の「Aカシメ部」を用いて、「Aカシメ部」における脆弱部700を説明する。なお、左上隅角部の「Aカシメ部」にも同様の脆弱部700が設けられている。
本実施の形態では、この割れやすい脆弱部700の材料としては、アクリル樹脂であって、具体的にはポリメタクリル酸メチル樹脂(Polymethylmethacrylate)、略称PMMA樹脂を用いている。また、脆弱部700以外のベース部材120及びカバー部材には、このアクリル樹脂(PMMA樹脂)よりも割れ難いABS樹脂を用いている。なお、ABS樹脂及びアクリル樹脂(PMMA樹脂)の耐衝撃性能の比較として、アイゾット衝撃強度(J/m)を比較すると、ABS樹脂が320〜561(J/m)に対して、アクリル樹脂(PMMA樹脂)では、11〜21(J/m)となっており、ABS樹脂よりアクリル樹脂(PMMA樹脂)の方が耐衝撃性能に劣りクラックが入り易くてクラックが進展し易く割れやすい素材になっている(参考文献:「プラスチック材料」、第1表、プラスチックの性能表、一般社団法人キャビネット工業界、2015年(平成27年)9月10日改正)。
なお、本実施の形態では、上述したようにベース部材120及びカバー部材110の脆弱部700を除く部分にABS樹脂、脆弱部700にアクリル樹脂(PMMA樹脂)を使用しているが、特にこれに限定されるものではなく、ベース部材120及びカバー部材110の脆弱部700を除く部分の材料特性に対して、脆弱部700の材料特性が割れやすくクラックが入り易くクラックが進展し易く割れ易い素材であれば、両者とも他の材料を用いてもよいものである。
この「Aカシメ部」は、カバー部材110とベース部材120とを組み合わせた状態で係合部170及び被係合部130を有する係合手段770を仕切り板等による前後左右上下の6面の壁で囲んでいる。具体的には、右上隅角部の「Aカシメ部」では、メイン制御基板ユニット30を背板10bに固定した状態で係合手段770の後側(背面側)を覆う後壁部752、下側(底面側)を覆う下壁部756、左側を覆う左壁部753(図10を参照)、前側(正面側)を覆う前壁部751、上側を覆う上壁部755、右側を覆う右壁部754(図15を参照)で係合手段770を囲んでいる。
なお、後壁部752、下壁部756及び左壁部753は、ベース部材120に設けられ(図10を参照)、前壁部751、上壁部755及び右壁部754は、カバー部材110に設けられている(図15を参照)。この6面の壁がベース部材120及びカバー部材110のいずれに設けられているかは、上述したものに限定されるものではなく、他の組み合わせでもよい。
図10に示すように、右上隅角部の「Aカシメ部」において、脆弱部700は、ベース部材120側の後壁部752及び下壁部756の遊技機用基板ケース100の内面側に沿って二色成形により一体的に形成されたベース側脆弱部720を有している。
なお、ここで、二色成形はダブルモールドとも言われ、1台の成形機で2種類の樹脂、ここでは、ABS樹脂と、アクリル樹脂(PMMA樹脂)とを熱融着しているものでバラツキがなく安定した製品品質を得ることができるものである。
このベース側脆弱部720は、ベース部材120側の後壁部752及び下壁部756の遊技機用基板ケース100の内面側に沿って二色成形により一体的に形成されていることで当該部材だけを取り外すようなことはできないが、仮にベース側脆弱部720だけを抽出して描くと、図11に示すように縦断面形状がL字状のものとなる。
このベース側脆弱部720は、ベース部材120の後壁部752の内面側(y軸方向負側)に沿って二色成形により一体的に形成された後壁側脆弱部721と、ベース部材120の下壁部756の内面側(z軸方向正側)に沿って二色成形により一体的に形成された後壁側脆弱部721とを有している。なお、図10では後壁部752の引き出し線の位置を明確にするため便宜上、後壁側脆弱部721の一部を除いて示している。
また、このベース側脆弱部720の後壁側脆弱部721の下部には、係合部170の基端側をベース部材120の後壁部752に固定するための四角形穴723が開口されている。
係合部170と後壁部752との両者がアクリル樹脂(PMMA樹脂)よりも比較的強い素材であって割れ難いABS樹脂で形成されており、この四角形穴723を介して、係合部170及び後壁部752の材質であるABS樹脂を連続させて設けることができる。
仮に四角形穴723を設けずABS樹脂の材質のものが連続せずに間に脆弱な材質であるアクリル樹脂(PMMA樹脂)からなるベース側脆弱部720が係合部170及び後壁部752の間に介在すると、係合部170が脆弱な材質であるベース側脆弱部720に固定されることになる。そのような場合、係合部170と被係合部130とを係合させる際、係合部170を被係合部130のコ字状(門型状)内部に差し込むときの係合部170の基端側に力が加わることによって、係合部170の基端側とベース側脆弱部720との継ぎ目付近でクラックや白化が発生し破断する恐れがある。本実施の形態では四角形穴723を設けることでABS樹脂を連続させることができ、破断等の発生を抑えることができる。
右上隅角部の「Aカシメ部」において、図12、図13、図15、図16に示すように、脆弱部700は、カバー部材110の前壁部751及び上壁部755の遊技機用基板ケース100の内面側に沿って二色成形により一体的に形成されたカバー側脆弱部710を有している。
このカバー側脆弱部710は、カバー部材110の前壁部751及び上壁部755の遊技機用基板ケース100の内面側に沿って二色成形により一体的に形成されていることで当該部材だけを取り外すようなことはできないが、仮にカバー側脆弱部710だけを抽出して描くと、図14に示すように縦断面形状が逆L字状のものとなる。
このカバー側脆弱部710は、カバー部材110の前壁部751の内面側(y軸方向正側)に沿って二色成形により一体的に形成された前壁側脆弱部711と、カバー部材110の上壁部755の内面側(z軸方向負側)に沿って二色成形により一体的に形成された上壁側脆弱部712とを有している。
また、このカバー側脆弱部710の前壁側脆弱部711の上部には、被係合部130の基端側をカバー部材110の前壁部751に固定するための長方形穴713が2つ開口されている。また、この2つの長方形穴713の間には、三角形突部715(図16を参照)の基端側をカバー部材110の前壁部751に固定するための三角形穴714が開口されている。
被係合部130と前壁部751との両者がアクリル樹脂(PMMA樹脂)よりも比較的強い素材であって割れ難いABS樹脂で形成されており、この三角形穴714及び長方形穴713を介して、被係合部130及び前壁部751の材質であるABS樹脂を連続させて設けることができる。
仮に三角形穴714及び長方形穴713を開口せずABS樹脂の材質のものが連続せずに間に脆弱な材質であるアクリル樹脂(PMMA樹脂)からなるカバー側脆弱部710が被係合部130及び前壁部751の間に介在すると、被係合部130が脆弱な材質であるカバー側脆弱部710に固定されることになる。そのような場合、被係合部130と前壁部751とを係合させる際、被係合部130の基端側に力が加わることによって、被係合部130の基端側とカバー側脆弱部710との継ぎ目付近でクラックや白化が発生し破断する恐れがある。本実施の形態では三角形穴714及び長方形穴713を設けることでABS樹脂を連続させることができ、破断等の発生を抑えることができる。
本実施の形態では、ベース部材120及びカバー部材110は、無色透明のABS樹脂から形成されているのに対して、脆弱部700は、ベース部材120及びカバー部材110とは異なる色(具体的には、赤色)で着色された有色透明のアクリル樹脂(PMMA樹脂)から形成されている。
また、係合部170及び被係合部130は、成形後にベース部材120又はカバー部材110に固定されているものであるが、緑色透明のABS樹脂から形成されている。
脆弱部700の外観色は、係合手段770(係合部170及び被係合部130)の色である緑色と補色の関係にある赤色により形成されている。なお、脆弱部700と、係合手段770との外観色は、上述した緑色と赤色とに限定されるものではなく、両者の色が補色の関係になるようなものであれば、他の色の組み合わせであってもよい。
なお、本実施の形態では、脆弱部700は、係合手段770の周囲のベース部材120及びカバー部材110の両方に設けているが、いずれか一方だけに設けてもよい。
また、本実施の形態では、脆弱部700は、係合手段770や、脆弱部700を除くベース部材120及びカバー部材110と、材質も色も異なっているが、材質は異なっても色はこれら全て(脆弱部700と、係合手段770と、脆弱部700を除くベース部材120及びカバー部材110との全て)を同一の無色透明にしてもよい。脆弱部700も透明にすると、不正行為者は不正行為を最初に実行する際、これらの材質が異なること等に全く気づかずに電動ドリル等により脆弱部700に穴を開けてしまい、いきなりクラックや白化等が発生して気づかれてしまうようにすることができる。
また、本実施の形態では、脆弱部700は、係合手段770の前後上下の4方向には設けられ、左右方向には設けていないが、特にこれに限定されるものではない。左右方向の2方向にも同様に脆弱部700を加えて、係合手段770の前後左右上下の6面に脆弱部700を設けるようにしてもよい。なお、脆弱部700は、係合手段770を囲む6面のいずれか1つ、またいずれか複数の組み合わせ、また上述したように6面全てに設けるようにしてもよいものである。
また、本実施の形態では、遊技機用基板ケース100は、ベース部材120の背面を筐体10aの背板10bに配置することで遊技機10に固定されている。脆弱部700は、係合手段770の周囲のうち少なくともベース部材120の背面と、係合手段770の周囲のうちカバー部材110の筐体10aの内部側に向く面とに設けられている。
なお、遊技機用基板ケース100は、ベース部材120の背面を筐体10aの背板10bに配置するものに限定されるものではなく、筐体10aの側方を覆う側板や上方を覆う天板等に配置するようにしてもよいものである。
本実施の形態では、脆弱部700の厚さは、当該脆弱部700が当接するベース部材120又はカバー部材110の部分の厚さよりも簡単に割れやすいように薄く形成されている。すなわち、後壁側脆弱部721は後壁部752よりも厚さが薄く、下壁側脆弱部722は下壁部756よりも厚さが薄く、上壁側脆弱部712は上壁部755よりも厚さが薄く、前壁側脆弱部711は前壁部751よりも厚さが薄く形成されている。もちろん、脆弱部700の厚さは上述したような関係に限定されるものではなく、脆弱部700の材質が当接するベース部材120又はカバー部材110よりもさらに割れやすい材質であるような場合には、逆に脆弱部700が当接する部分よりも厚さを厚くすることで、一旦割れるとクラックの進展長さがより長くなり破断していることが目立ちやすくするようなこともできる。
本実施の形態では、上述したような構成を有することにより、下記に示すような作用効果を奏する。
本実施の形態によれば、係合手段770の周囲の遊技機用基板ケース100の内部には、割れやすい素材であるアクリル樹脂(PMMA樹脂)による脆弱部700を備えたことで、係合手段770の周囲のベース部材120又はカバー部材110に電動ドリル等で穴を開けた際には、脆弱部700にクラックや表面が白色に変形する白化を発生させ易くなり、穴が開けられた痕跡を目視により発見し易くなる。
また、この脆弱部700は、係合手段770の周囲の遊技機用基板ケース100の内部に設けているので、遊技機用基板ケース100の外部表面には、割れ難い(衝撃力に対してクラックが入り難い)素材であるABS樹脂を用いることができ、遊技機用基板ケース100の全体として耐衝撃性能を備えることができる。
これにより、耐衝撃性能を備えながらも係合手段770の周囲に脆弱部700を設けることで、不正行為の痕跡を発見し易くすることが可能となる。
さらに、脆弱部700は、ベース部材120又はカバー部材110と二色成形により一体的に形成されている。
この二色成形を採用していることで材料特性の異なる2種類の材料、ここではABS樹脂と、アクリル樹脂(PMMA樹脂)とを効果的に融着できるようになり、組立工程を大幅に省略させることができ、製造コストの低減化を図ることができる。
さらに、例えば、接着剤等によって、脆弱部700をベース部材120又はカバー部材110に接着させることで形成した場合には、接着剤を用いた箇所に埃や気泡が混入したり、接着剤の塗布ムラ等、不正の痕跡と見間違え易い不具合が発生する虞がある。本実施の形態によれば、二色成形では金型の内部で一体化されるため、そのような不具合が発生し難い。
さらに、脆弱部700は、ベース部材120又はカバー部材110とは異なる色で着色された有色透明に構成される。これにより、ドリル等で脆弱部700に穴等が開けられると、ベース部材120又はカバー部材110とは異なる色で着色された有色透明の脆弱部700にクラックや表面が白色に変形する白化が発生することで、それらが強調されて認識し易くなり、穴が開けられた痕跡を目視により発見し易くなる。
さらに、脆弱部700は、係合手段770の緑色と補色の関係にある赤色により形成されていることで、互いの色を引き立て合い、脆弱部700と、係合手段770とを互いに引き立たせることができる。これにより、脆弱部700に穴が開けられてクラックや白化が発生した場合に、より目立ち易くすることができて、認識し易くなり、穴が開けられた痕跡をさらに発見し易くすることができる。
さらに、係合手段770は、ベース部材120に一体的に設けられた係合部170と、カバー部材110に一体的に設けられ、係合部170と係合する被係合部130とを備えているので、係合状態を解除するには、係合部170と被係合部130とのいずれかを破壊する必要がある。この破壊によって、ベース部材120又はカバー部材110のいずれか一方に必ず破壊の痕跡が残ることになる。不正行為者が破壊の痕跡を消そうとすると、係合部170、被係合部130がベース部材120又はカバー部材110と一体的に設けられていることで、ベース部材120又はカバー部材110そのものを作る必要があり、その困難性から結果として不正行為の防止を図ることができる。
ベース部材120の背面は、筐体10aの背板10bに配置されており、さらに、脆弱部700は、遊技機用基板ケース100のベース部材120の背面の前側に設けられている。これにより、筐体10aの外部から係合手段770に向かってドリル等で不正に穴を開けようとするとベース部材120の背面の前側に設けられた脆弱部700に穴が開けられることになり、穴を開けた際には、脆弱部700にクラックや白化を発生させ易くなり、穴が開けられた痕跡を目視により発見し易くなる。
また、脆弱部700は、遊技機用基板ケース100のカバー部材110の筐体10a内部側に向く面に設けられている。これにより、前扉10dが開放されて筐体10aの内部側から係合手段770に向かってドリル等で不正に穴を開けようとするとカバー部材110の筐体10a内部側に向く面の脆弱部700に穴が開けられることになり、穴を開けた際には、脆弱部700にクラックや白化を発生させ易くなり、穴が開けられた痕跡を目視により発見し易くなる。
10 遊技機 10a 筐体
10b 背板 10d 前扉
10e 図柄表示窓 11 メダル投入口
11a メダルセレクタ 12 メダル払出口
13 左リール 14 中リール
15 右リール 16 表示装置
17 スピーカー 18 マックスベットスイッチ
19 1ベットスイッチ 20 スタートスイッチ
21 左ストップスイッチ 22 中ストップスイッチ
23 右ストップスイッチ 24 チャンスボタン
25 払戻しスイッチ 26 リール
26a 有効ライン 27a 中パネル
27b 下パネル 28 操作部
29a クレジット表示器 29b 払出枚数表示器
29c 区間報知ランプ 30 メイン制御基板ユニット
31 サブ制御基板ユニット 32 液晶ユニット
33 電源ユニット 34 コネクタユニット
35 リールユニット 36 ホッパーユニット
37 メダル受け皿 38 演出用ランプ
40 ベットスイッチ 50 ストップスイッチ
100 遊技機用基板ケース 110 カバー部材
120 ベース部材 130 被係合部
135 当接面 170 係合部
176 返し 200 ケースホルダ
300 保護カバー 500 電子基板
501 ビス孔 700 脆弱部
710 カバー側脆弱部 711 前壁側脆弱部
712 上壁側脆弱部 713 長方形穴
714 三角形穴 715 三角形突部
720 ベース側脆弱部 721 後壁側脆弱部
722 下壁側脆弱部 723 四角形穴
751 前壁部 752 後壁部
753 左壁部 754 右壁部
755 上壁部 756 下壁部
770 係合手段

Claims (6)

  1. ベース部材と、
    前記ベース部材の前側を覆った状態に組み付けられるカバー部材と、を備えた遊技機用基板ケースであって、
    前記ベース部材と前記カバー部材とが組み付けられた状態で前記遊技機用基板ケースの内側に配置されるとともに、前記ベース部材と前記カバー部材とを係合するための係合手段が設けられ、
    前記係合手段の周囲の前記ベース部材又は前記カバー部材の前記遊技機用基板ケースの内部には、前記ベース部材及び前記カバー部材を形成する素材よりも割れやすい素材により形成される脆弱部を備えたことを特徴とする遊技機用基板ケース。
  2. 前記脆弱部は、前記ベース部材又は前記カバー部材と二色成形により一体的に形成されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機用基板ケース。
  3. 前記脆弱部は、前記ベース部材又は前記カバー部材とは異なる色で着色された有色透明に構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機用基板ケース。
  4. 前記脆弱部は、前記係合手段の色と補色の関係にある異なる色により形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の遊技機用基板ケース。
  5. 前記係合手段は、
    前記ベース部材又は前記カバー部材の一方に一体的に設けられた係合部と、
    前記ベース部材又は前記カバー部材の他方に一体的に設けられ、前記係合部と係合する被係合部とを備えていることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の遊技機用基板ケース。
  6. 前面側が開放され、他の面を板状体で形成される直方体状の筐体と、
    前面側を覆う前扉とから構成される遊技機であって、
    前記遊技機用基板ケースは、前記ベース部材の背面を前記筐体の他の面のいずれかに配置することで遊技機に固定され、
    前記脆弱部は、前記係合手段の周囲のうち少なくとも前記ベース部材の前記背面と、前記係合手段の周囲のうち前記カバー部材の前記筐体の内部側に向く面とに設けられることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の遊技機用基板ケースを備えた遊技機。
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