JP2011140351A - 商品保護材及びその成形加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】織布製品として仕上がった品物を商品パッケージの商品保護材として利用するため、一時的に商品型に固化成形して商品保護に役立てた後で洗濯することで固化成形状態を解除し、織布製品として家庭で再利用可能な商品保護材を提供する。
【解決手段】個々に独立させた水分や過剰なのり材を吸収吸着する素焼き型である雄型と、乾燥時間の短縮と加圧により織布製品に発生するしわの軽減を目的に、一枚の金属プレートに複数の商品型を打ち抜いて作成した金型である雌型を用い、のり材の原料となる粉末と水を混合させた粉液を塗布した成形素材である織布製品をこれらの間に挟み込み、乾燥効率向上に通気孔を複数設けてある金属製トレーに載置し、高温乾燥機にて商品型に固化成形させた後、商品パッケージ12の中に商品保護材10として納め使用後は、洗濯してのり材を除去し本来の用途である織布製品として再利用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、タオルや布地、衣料品、布バック等の織布製品を、商品パッケージに収納する商品の形に固化成形する商品保護材とその成形加工方法及び成形機材に関する。
従来の、商品パッケージの中の商品保護材としては、木材又は、木質系、紙、発砲スチロールを加工したものが代表的であるが、大半が使い捨てである。
本出願人は、商品保護材を使用後に家庭で簡単に再利用できる、タオル製の中仕切りを考案している。この考案はタオルをのり材の中に浸漬した後、成形型に入れ、乾燥させ中仕切りに仕上げるものである。(特許文献1参照)
これまでの金型成形技術では、成形素材を、液体化し金型に流し込み固化させ量産化する方法が一般的であるが、木材や布といった素材は成形時に伸縮性に限界があるため、たとえば、不織布を成形加工する場合には形を定着させるために、絞りが浅い予備成形後、真空成形を行うという異なる成形方法を連続させ形づける方法を取っている。(特許文献2参照)
また、のり材を用い木質トレーを加熱成形する方法としては、一枚の木材のプレートで一つの型を取り加熱成形後、製品の見栄えを良くする目的でプレートの周囲をトリミング仕上げする方法もある。(特許文献3参照)
実新第3125299号 特開平6−322651号 特許第3431073号
しかしながら、上記従来方法では、解決しなければならない次のような課題がある。従来使用している商品保護材は、大半が使い捨てを前提に作られており可燃ごみとして焼却され二酸化炭素を排出し地球温暖化の原因となっている。前記、本出願人に係る先考案では、タオル全体を粘り気のあるのり材の中に浸漬した後、水やのり材を吸収吸着する機能がない成形型を用いて成形し乾燥させているため、中仕切りとして仕上げた時に全体がプラスチック状に硬化し、タオル表面にでんぷんが浮き出してテカリが生じ見栄えが悪くなる場合もある。また、粘り気のあるのり材がタオルの繊維の奥深くまで浸透し固化しているため、のり材を除去するのに長時間を要す場合があり、タオルの持つ風合いを損うなどいくつかの問題が生じる可能性が考えられる。
不織布の成形方法は、出来上がった製品に少しでも長く形を保持させる事を目的とした加工方法であり、固化成形状態を簡単に解除して再利用を目的とする本発明の成形加工に取り入れることには問題がある。
木質トレーの成形方法では一枚の木材のプレートで一つの型取りをし、見栄えの良さを出すために最終段階でトレーの周囲にトリミング仕上げを行っているが、本発明品は一つのプレートの中に複数の型取りをすることが大半であり、商品保護材として使用後に再利用する事を目的として織布製品を成形素材に用いているため、最後にトリミング仕上げをすることは好ましくない。
本発明は、このような事情から、のり材を付着させる部分を限定する事と併せて、水分や過剰なのり材を吸収吸着する成形型を用いて、問題であったプラスチック状に硬化する点や、表面にでんぷんが浮き出してテカリが生じていた点を改善し、洗濯すれば簡単にのり材を除去でき家庭で再利用が可能である。また、量産や機械化も実施可能である商品保護材とその成形方法及び成形機材を提供する。
本発明では上記課題を解決すべく下の手段を講じている。
(1)本発明の商品保護材は、のり材の原料となる粉末を付着させた織布製品を成形機材に挟み込み高温乾燥することで一時的に商品型の形状の凹部を有する固化成形状態となる商品保護材であって、固化成形後に洗濯によって固化成形状態を解除した織布製品となり得るものであり、
前記成形機材は、商品型の形状に立体成形された凸部を有する雄型と、該雄型が嵌入可能な孔部を有する板状の雌型とを具備して構成され、
前記商品型の形状の凹部は、該雄型の凸部と該雌型の孔部で織布製品を挟んで雌型の孔部より露出させた宙づりの状態で固化成形されることを特徴とする。
(2)前記(1)の商品保護材の成形加工方法は、のり材の原料となる粉末と水を混合して粉末を含んだ粉液を織布製品に直接塗布して、前記粉末の粒子が織布製品の繊維の表面に留まる状態とし、
この状態の織布製品を前記(1)記載の成形機材を用いて挟み込み、宙づりの状態で高温乾燥することで乾燥中に粉液を織布製品の表面でのり材に変化させることで、織布製品を商品保護材に固化成形加工することを特徴とする。
(3)前記商品保護材の成形加工方法において、個々に独立型にした雄型の凸部を、雌型の対応する形の孔部の中にそれぞれ嵌入することで織布製品を前記宙づりの状態とし、この状態で高温乾燥することが好ましい。
(4)前記商品保護材の成形加工方法において、前記成形機材は、通気孔を複数設けてあるトレーを具備して構成され、
織布製品を挟み込んだ前記宙づりの状態の雌型をトレーに載置させ、各方向から熱風の通りを確保して乾燥させることが好ましい。
商品保護材を成形するため使用する機材及び素材は、個々に独立させた素焼きの雄型と、一枚の金属プレートに複数の商品型を打ち抜いて作成した金属製の雌型を用いて、タオル、布地、衣料品、布バッグ等の織布製品の内側にのり材の原料となる粉末と水を混合させた粉液を塗布した成形素材と、これらを載置するための乾燥効率向上に通気孔を複数設けてある金属製トレーである。そして、これらを高温乾燥機にて固化成形する。
雄型の素焼き型には、商品パッケージに収納する商品を縦に二等分又は横に二等分に切断した形を粘土で立体成形して用いるが、商品保護材の商品収納部分に深さをもたせるために、商品切断面の形を粘土で厚さ数mm〜数十mm割増し、素焼き型断面に連続させて加え素焼き型のかさ上げをする。さらに、重量の軽減と水分蒸発を促進させる目的で素焼き型の内部を空洞にする。この素焼き型を使用することで、織布製品に塗布した粉液が乾燥機の中で、のり材に変化しそれに伴って生じる、過剰なのり材を吸収吸着して、乾燥時間の短縮とのり材が乾燥した時に出るテカリを防止する。併せて素焼き型を個々に独立型にすることで伸縮性の乏しい成形素材に微調整を加えることができ、商品収納部分の深さを確保する。そのうえ、素焼き型は吸収吸着した過剰なのり材を洗浄して取り除けば何度でも使用が可能である。
雌型である金型は、金属製トレーに載置させるため金型の両端に片側20mm以上の余白を持たせた打ち抜き型とし、粉液を塗布した織布製品を上部から素焼き型で金型の同じ形の中に嵌入する。この時、金型の底より織布製品を成型深さの50〜80%露出させ宙づりの状態で固化成形することで、織布製品にしわができるのを防ぎ、乾燥時間も短縮する。それでも、しわが目立つ場合は打ち抜き金型の内側壁に溝を設けることでしわを軽減させる。
金属製トレーには、すべての面に複数の通気孔と雄型である素焼き型の大きさに応じた深さを設けて、高温乾燥機にて乾燥時に、各面方向からの熱風の通りをスムーズにして、乾燥時間の短縮と露出させた成形素材である織布製品の変形を防止する。
保護材の使用後に、のり材の除去を容易にする方法として、のり材の原料となる粉末と水を混合させた粉液をつくり、それを織布製品に直接塗布する。粉液の水分は織布製品の奥深くまで浸透するが、のり材の原料となる粉末の粒子は織布製品の表面近くに適度に留まることを利用し、この状態で乾燥機にて、高温乾燥させると粉液からのり材に変化し織布製品の表面近くで固化する。
さらに、乾燥時間の短縮とのり材によるテカリを防止する方法として、成型面に無数の小さな穴を有し透過性の良い素焼き型を用いることで、高温乾燥機の中で粉液からのり材に変化することに伴い、過剰になったのり材を吸収吸着する。併せて、繊維の奥までのり材の浸透が少なく簡単にのり材を洗濯で除去することができる。そして、のり材付着面と反対面にあたる商品収納面には、のり材の浸透が少ない分、繊維が固化しないため、柔軟性と弾力性を保つことが可能である。
以上のことから、柔軟性を強調する部分はのり材を通常より少なく、硬質に仕上げる部分は通常より多く付着させるなど、一つの織布製品の中でのり材の付着量を部分的に調整することで、見た目と触感に変化をつけられる。タオルに限定して述べるなら、厚さも大きさも保護する商品にあわせて臨機応変に対応することができ、軽量商品の商品保護材として用いる場合は、織の荒い薄いタオル地を用い、商品をすっきりと見せ、重量のある商品には、たわみを少なくするため織の詰まった厚手のタオル地を用い商品を保護する。それに加え、商品にあわせて自由自在に色や柄を染められ、これを商品保護材として使用することで、収納商品に表情をつけ同種の商品が陳列されている場所でも、収納商品にインパクトを与える役目を果たす。さらに、タオルは消費者に直接伝えることのできない作り手や売り手の思いと商品の魅力を表現できる力がある。よって、収納する商品の価値をより一層高めることに貢献できる。
また、衣料品の一実施例として、Tシャツに地域の名称や物産名等印刷し、それを商品型に固化成形した後、地場産品を詰め合わせ観光客用のお土産品として販売する事で、地域おこしにも寄与する。さらに、エコ商品の商品保護材として布製のエコバックを使用することで、商品パッケージの特徴を更にアピールすることが可能である。
以上の事から、素焼き型と金型の間に粉液を塗布した織布製品を挟み込んだ状態で、金属製トレーの上に載置して高温乾燥機にて固化させることで、商品保護材を成形することができる。そして、使用後は洗濯によりのり材を除去し織布製品として再利用する。
本発明は、素焼き型と打ち抜き金型を組み合わせて使用することで、従来、成形加工しづらかった伸縮性の乏しい成形素材の加工を可能とした。それにより使い捨てにしていた商品パッケージの中の商品保護材を、家庭で簡単に再利用できる織布製品で加工することが可能となった。また、タオルの商品保護材に商品を詰め合わせると、大量生産商品に一点物のような演出ができ、従来の商品保護材を使った同じ商品の詰め合わせと並べた時、見栄えに格段の差がつく魅力がある。
さらに、これまでの常識を覆す加工法を用いて、タオルや布地等の織布製品が殆ど使用されて来なかった商品保護や梱包等の分野での需要を拡大することで、織物産業を活性化させ国際競争にも負けない力をつける。例えば、ダンボール製の商品保護材を使用し、機械部品を輸送していたところに、等級、大きさ別に色と大きさを違え固化成形したタオルの商品保護材を使用すれば、タオルは洗濯して機械部品のウエスとして再利用でき、会社のダンボール処理費とウエスの購入費削減、焼却処分による二酸化炭素排出削減にも役立つ。
また、メーカーの技術者の中にも環境問題を考えるようになった時、価値観が違ってきたという人が、環境に配慮した物を作り始めたという現実もある。さまざまな分野で安価商品が広がる中、高価商品は売れないという考えに捕らわれず、欲しいものは高価でも買いたいという消費者のニーズを掘り起こし応えて行くことも必要だと考える。
商品保護材を商品収納パッケージに納めた正面図。 商品保護材を商品収納パッケージに納めた横断面図。 成形素材を雄型、雌型で挟み込んだ状態で金属製トレーの上に載置した時の斜視図。 図3におけるα部の拡大断面図。 雄型である素焼き型の斜視図。 成形素材に粉液を塗布し、塗布面を内側に屈曲させた状態の斜視図。 図6におけるβ部の拡大断面図。 雌型である打ち抜き金型の正面図。 金属製トレーの斜視図。 雄型、成形素材、雌型の重ね合わせ順と金属製トレーの位置を示した斜視図。
商品保護材を成形するために使用する成形機材は、個々に独立させた素焼き型1の雄型、一枚の金属プレートに複数の商品型を打ち抜いて作成した金型5の雌型と、粉液を塗布しこれらの間に挟み込んだ織布製品4らすべてを載置するための、通気孔を複数個設けてある金属製トレー8である。
雄型の素焼き型1には、商品収納パッケージ12に収納する商品を縦に二等分又は横に二等分に切断した形を粘土で立体成形して用いるが、商品保護材10の商品収納部分11に深さをもたせるために、商品切断面の形を粘土で厚さ数mm〜数十mm割増し、素焼き型1の断面に連続させて加え素焼き型1のかさ上げをする。さらに、重量の軽減と水分蒸発を促進する目的で素焼き型1の内部を空洞2にする。この素焼き型1を使用することで織布製品4に付着させた粉液が乾燥機の中でのり材に変化しそれに伴って生じる過剰なのり材を吸収吸着し、のり材が乾燥した時に出るテカリを防止し、乾燥時間の短縮を計る。また併せて素焼き型1を個々に独立型にすることで伸縮性の乏しい成形素材の織布製品4に微調整を加えることができ、商品収納部11の深さを確保する。
雌型である金型5は、金属製トレー8に載置させるため金型5の両端に片側20mm以上の余白を持たせた打ち抜き型とし、粉液を塗布した織布製品4を上部から素焼き型1で金型5の同じ形の中に嵌入する。この時、金型5の底より織布製品4を成形深さDの50〜80%の深さHで露出させ宙づりの状態で固化成形することで、織布製品4にしわができるのを防ぎ、乾燥時間も短縮する。それでも、しわが目立つ場合は打ち抜き金型5の内側壁7に溝を設けることでしわを軽減させる。
金属製トレー8には、すべての面に複数の通気孔9と雄型である素焼き型1の大きさに応じた深さを設けて、高温乾燥機にて乾燥時、各面方向からの熱風の通りをスムーズにして、乾燥時間の短縮と露出した成形素材である織布製品4の変形を防止する。
また、保護材の使用後にのり材の除去を容易にする方法として、のり材の原料となる粉末14と水13を混合した粉液を織布製品4に直接塗布する。これは塗布したのり材の原料となる粉末14の粒子が適度に繊維の表面で留まる事を利用し、これを水13と共に乾燥機内で高温乾燥し、のり材に変化させ繊維の表面近くで固化させる事で、繊維の奥までのり材の浸透を少なくする。これにより、のり材付着面と反対面にあたる商品収納部11には、のり材の浸透が少ない分、繊維が固化しないため、柔軟性を保つことが可能である。以上のことから、素焼き型1と金型5の間に粉液を塗布した織布製品4を挟み込んだ状態で金属製トレー8の上に載置して、高温乾燥機にて温度は70℃〜200℃、時間は5分〜30分の間で調節し固化成形させた商品保護材10を商品パッケージ12に納める。使用後は洗濯によりのり材を除去し織布製品4として再利用する。
以下、添付図面に従って本発明の一実施例を説明する。図1は、商品保護材10を商品収納パッケージ12に正しく挿入した時の正面図であり、図2は図1A−A´の部分で切断した横断面図である。
図3は図5〜図8まで記載の成形に係る成形型1と5に織布製品4であるタオルを挟み込み、図9の金属製トレー8の上に載置した斜視図である。そして、高温乾燥機にて商品保護材10へと固化成形させる。この時の、高温乾燥機の温度は70℃〜200℃、時間は5分〜30分の間で調節する。
図4は、図3のα部の拡大断面図で、織布製品4を金型5の中に嵌入した時の露出の詳細を表わす。Dは商品収納部11の成形深さを示し、Hは成形時における金型5よりの織布製品4の露出度を示し、そのパーセンテージは50%〜80%で露出することが好ましい。図5は、雄型である個々に独立した素焼き型1の斜視図である。水分吸収と過剰なのり材を吸着する点が優れているため素焼き型を用いている。中央部分には、重量軽減と水分蒸発を促進させるため空洞2を設け、円弧状の成形面3で織布製品4であるタオルに形づける。
図6は、成形素材の織布製品4であるタオルの斜視図である。屈曲させた内側面にはのり材の原料の粉末14である米粉と水13を混合させた粉液をエアコンプレッサーを用いて塗布する。内側面にのみ粉液を塗布する事で織布製品4であるタオルの柔軟性と弾力性を保つ。図7は、図6のβ部の拡大断面図で織布製品4であるタオルの繊維15の中に浸透した水13と粉末14の状態を示す。
図8は、一枚の金属プレートに商品型6を打ち抜き作成した雌型の打ち抜き金型5の正面図である。底をつけない打ち抜き金型5を用いる事で、乾燥時間の短縮と織布製品4のタオルに加圧することによりできるしわを大幅に解消する。それでも織布製品4のタオルにしわが目立つ時は、打ち抜き内側壁7に溝を設けてしわを吸収させる。
図9は金属製トレー8の斜視図で、乾燥機時に各面方向からの熱風の通りがスムーズにできるように通気孔9を設けてある。図10は図5〜図8まで記載の成形に係る成形型1と5織布製品4であるタオルの重ね合わせ順と図9の金属製トレー8の位置を示した斜視図である。
商品保護材10は、収納する商品として高級果実のマンゴー、メロン、トマト、りんご、かんきつ類、陶器、酒類、石鹸、シャンプー、化粧品等、柔らかく保護を必要とするもの、破損の恐れがあるもの、また商品保護材10に加工している織布製品4とセットであれば便利な商品等、さまざまな物に使用できる。そして、使用後は洗濯によりのり材を除去し織布製品4として再利用する。
本発明では、のり材の原料として米粉、コーンスターチ、小麦デンプン等の天然の素材を利用しているが、無害無臭で織布製品の風合いとテカリを防止できるのであれば、のり材の限定はしない。成形型においても、風合い、テカリを防止できるのであれば、素焼き型、金型に限定しない。
本発明は、少量生産から大量生産まで高温乾燥機の容量と作業を一部機械化にすることで、生産数が調節可能である。
1 素焼き型
2 素焼き型に設けた空洞
3 円弧状の商品収納部成形面
4 成形素材である織布製品
5 金型
6 金型に打ち抜いた商品型
7 打ち抜き金型の内側壁
8 金属製トレー
9 金属製トレーに設けた通気孔
10 織布製品を成形加工した商品保護材
11 商品保護材に成形した商品収納部
12 商品収納パッケージ
13 水
14 粉末
15 織布製品の繊維

Claims (4)

  1. のり材の原料となる粉末を付着させた織布製品を成形機材に挟み込み高温乾燥することで一時的に商品型の形状の凹部を有する固化成形状態となる商品保護材であって、固化成形後に洗濯によって固化成形状態を解除した織布製品となり得るものであり、前記成形機材は、商品型の形状に立体成形された凸部を有する雄型と、該雄型が嵌入可能な孔部を有する板状の雌型とを具備して構成され、前記商品型の形状の凹部は、該雄型の凸部と該雌型の孔部で織布製品を挟んで雌型の孔部より露出させた宙づりの状態で固化成形されることを特徴とする商品保護材。
  2. のり材の原料となる粉末と水を混合して粉末を含んだ粉液を織布製品に直接塗布して、前記粉末の粒子が織布製品の繊維の表面に留まる状態とし、
    この状態の織布製品を請求項1記載の成形機材を用いて挟み込み、宙づりの状態で高温乾燥することで乾燥中に粉液を織布製品の表面でのり材に変化させることで、織布製品を商品保護材に固化成形加工することを特徴とする商品保護材の成形加工方法。
  3. 個々に独立型にした雄型の凸部を、雌型の対応する形の孔部の中にそれぞれ嵌入することで織布製品を前記宙づりの状態とし、この状態で高温乾燥する請求項2記載の商品保護材の成形加工方法。
  4. 前記成形機材は、通気孔を複数設けてあるトレーを具備して構成され、
    織布製品を挟み込んだ前記宙づりの状態の雌型をトレーに載置させ、各方向から熱風の通りを確保して乾燥させる請求項2又は3記載の商品保護材の成形加工方法。
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