JP4794473B2 - 装飾品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は野菜や果物を用いて装飾品を製造する装飾品の製造方法に関する。
従来、野菜や果物を用いて器物を製造する方法が考えられているが、野菜や果物は生物であるため、それ以外の利用方法が考えられなかった。
特開2001−219700
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、野菜や果物を用いて、腐敗することなく各種の花形状等に加工して、長期間使用したり、飾ることができる装飾品の製造方法を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は野菜や果物を薄く切断する切断工程と、この切断工程で薄く切断した切断野菜や果物を乾燥させる乾燥工程と、この乾燥工程後に乾燥された切断野菜や果物を湿らせて柔らかくする柔軟工程と、この柔軟工程で柔らかくした切断野菜や果物を整形し接着剤を用いて所定の花等の形状に加工する加工工程とで装飾品の製造方法を構成している。
本発明は野菜や果物を薄く切断する切断工程と、この切断工程で薄く切断した切断野菜や果物を、変色防止手段を施して乾燥させる乾燥工程と、この乾燥工程後に乾燥させた切断野菜や果物を蒸したりアルコールを含む水を塗布して柔らかくする柔軟工程と、この柔軟工程で柔らかくした切断野菜や果物を整形し接着剤を用いて所定の花等の形状に加工する加工工程とで装飾品の製造方法を構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)野菜や果物を薄く切断する切断工程と、この切断工程で薄く切断した切断野菜や果物を乾燥させる乾燥工程と、この乾燥工程後に乾燥された切断野菜や果物を湿らせて柔らかくする柔軟工程と、この柔軟工程で柔らかくした切断野菜や果物を整形し接着剤を用いて所定の花等の形状に加工する加工工程とからなるので、野菜や果物を長期間腐敗するのを防止することができる花等の形状に加工することができる。
したがって、従来の押し花にする草花と同様に野菜や果物を使用することができ、野菜や果物の利用分野を拡大することができる。
(2)前記(1)によって、柔軟工程を用いることにより、乾燥させた切断野菜や果物の加工工程時の損傷を効率よく防止することができる。
(3)前記(1)によって、加工工程時に接着剤を用いるので、容易に所定形状に加工することができるとともに、柔軟工程後に接着剤を用いるので、容易に接着剤を付着させることができる。
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、変色しない状態で乾燥でき、柔軟加工も容易に行なうことができる。
(5) 請求項3も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、着色して、よりカラフルな装飾品に仕上げることができる。
(6)請求項4も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、コーティング剤を施すことにより、強度を増すことができ、カビや虫食いなどを防止することができる。
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図9に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は野菜や果物から装飾品を製造する本発明の装飾品の製造方法で、この装飾品の製造方法1はリンゴ2を薄くスライス状に切断する切断工程3と、この切断工程3で薄くスライスされたリンゴ2aを乾燥させる乾燥工程4と、この乾燥工程4後に乾燥されたスライスリンゴ2bを湿らせて柔らかくする柔軟工程5と、この柔軟工程5で柔らかくしたスライスリンゴ2cを、手作業やアイロンやコテを使用して整形し接着剤6を用いて所定の花等の形状に加工する加工工程7と、この加工工程7後に必要に応じて行なう後加工工程8とで構成されている。
前記切断工程3は図2に示すように、包丁やスライサーを用いて、リンゴを円形状に薄くスライスする。
この時、使用目的に応じて皮付きや皮なしの状態でスライスする。
前記乾燥工程4は図3に示すように、薄くスライスしたリンゴ2aを自然乾燥させたり、自然乾燥の途中より乾燥剤9を使用して乾燥させたり、はじめから乾燥剤を使用して乾燥させたり、オーブンや電子レンジを使用して乾燥させても良い。
すなわち、押し花を乾燥させる場合と同様に、押し圧あるいは立体状に乾燥させる。
前記柔軟工程5は図4に示すように、乾燥されたスライスリンゴ2bを蒸して柔らかくするが、この蒸し作業は図4に示すように、容器10内に濡れた新聞紙11を入れて電子レンジ12で加熱した後、容器10内のあたたかくなった濡れた新聞紙11a上に位置させることにより行なう。
前記加工工程7は図5に示すように、やわらかくしたスライスリンゴ2cを手作業やアイロンやコテを使用してに整形し接着剤6を塗布して所定形状に曲げながら、図5に示すように接着固定して所定の花形状に加工する。
この時、花芯部分を、紙を折りたたみ、曲げた花芯部分13を用いて、該花芯部材13上に柔らかくし、接着剤を塗布したスライスしたリンゴ2dを接着固定していくことにより、容易に所定の花形状に加工することができる。
なお、前記花芯部材13は花形状に加工したあと、除去したり、不必要な部位を切断除去する。
前記後加工工程8は出来上がった花形状に加工したものを着色したり、コーティング剤をコーティングしたり、ビン14や額15に収納して装飾品16、16A、16Bに加工する作業で、これは必要に応じて選択的に行なわれる。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図10ないし図18に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図10および図11に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、乾燥したスライスリンゴ2bに、アルコールに約20重量パーセントの水を含む柔軟剤17を筆で塗布したり、噴霧器でスプレーして柔らかくする柔軟工程5Aを行なった点で、このような柔軟工程5Aを用いた装飾品の製造方法1Aであっても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、噴霧器の代わりに柔軟剤17を収納したスプレー缶を用いてもよい。
また、柔軟剤17に着色剤を入れたものを使用して柔らかくするとともに、着色できるようにしてもよい。
図12および図13に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、スライスされたリング2aにクエン酸や塩水、アスコルビン酸、酸化防止剤、PH調整剤を塗布やスプレーして変色防止処理18を行なって乾燥工程4Aを行なった点で、このような乾燥工程4Aを用いた装飾品の製造方法1Bを行なっても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、変色や退色を効率よく防止することができる。
図14および図15に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、ダイコン19を円形状のスライス状に切断する切断工程3Aを用いた点で、このような切断工程3Aを用いて装飾品の製造方法1Cを行なっても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図16ないし図18に示す本発明を実施するための第5の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、玉ねぎの皮やリンゴの皮、豆の皮等の野菜や果物の皮20を花びらの形状に切断する切断工程3Bを用いた点で、このような切断工程3Bを用いて装飾品の製造方法1Dを行なっても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、本発明を実施する各形態ではリンゴやダイコンを用いるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、梨、柿、桃等の果物や人参、芋、茄子等の野菜も同様に使用することができる。
また、アルコールを含む水にグリセリンやエチレングリコール等の柔軟材を入れたり、コーティング剤、着色剤を混ぜたものを使用しても良い。
本発明は野菜や果物から装飾品を製造する産業、あるいは野菜や果物から装飾品を製造する方法を教える教育産業で利用される。
本発明を実施するための最良の第1の形態の工程図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の切断工程の説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の乾燥工程の説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の柔軟工程の説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の加工工程の説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の後加工工程の説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の装飾品の説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態のビンに入れた装飾品の説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の額に入れた装飾品の説明図。 本発明を実施するための第2の形態の工程図。 本発明を実施するための第2の形態の柔軟工程の説明図。 本発明を実施するための第3の形態の工程図。 本発明を実施するための第3の形態の乾燥工程の説明図。 本発明を実施するための第4の形態の工程図。 本発明を実施するための第4の形態の切断工程の説明図。 本発明を実施するための第5の形態の工程図。 本発明を実施するための第5の形態の切断工程の説明図。 本発明を実施するための第5の形態の加工工程の説明図。
符号の説明
1、1A、1B、1C、1D:装飾品の製造方法、
2:リンゴ、 3、3A、3B:切断工程、
4、4A:乾燥工程、 5、5A:柔軟工程、
6:接着剤、 7:加工工程、
8:後加工工程、 9:乾燥剤、
10:容器、 11:濡れた新聞紙、
12:電子レンジ、 13:花芯部材、
14:ビン、 15:額、
16、16A、16B:装飾品、 17:柔軟剤、
18:変色防止処理、 19:ダイコン、
20:野菜や果物の皮。

Claims (4)

  1. 野菜や果物を薄く切断する切断工程と、この切断工程で薄く切断した切断野菜や果物を乾燥させる乾燥工程と、この乾燥工程後に乾燥された切断野菜や果物を湿らせて柔らかくする柔軟工程と、この柔軟工程で柔らかくした切断野菜や果物を整形し接着剤を用いて所定の花等の形状に加工する加工工程とを含むことを特徴とする装飾品の製造方法。
  2. 野菜や果物を薄く切断する切断工程と、この切断工程で薄く切断した切断野菜や果物を、変色防止手段を施して乾燥させる乾燥工程と、この乾燥工程後に乾燥させた切断野菜や果物を蒸したりアルコールを含む水を塗布して柔らかくする柔軟工程と、この柔軟工程で柔らかくした切断野菜や果物を整形し接着剤を用いて所定の花等の形状に加工する加工工程とを含むことを特徴とする装飾品の製造方法。
  3. 切断工程、柔軟工程あるいは加工工程後に切断野菜や果物に着色を施すことを特徴とする請求項1、2いずれかに記載の装飾品の製造方法。
  4. 柔軟工程あるいは加工工程後に切断野菜や果物にコーティング剤を施すことを特徴とする請求項1、2いずれかに記載の装飾品の製造方法。
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