JP2019023867A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品の提供に、直接的又は間接的に関与する支援者がいる場合に、当該支援者に対して、商品の提供による収益の一部を、公平に配分すること。【解決手段】サーバ1は、商品提供産者と、仲介者たるサービス提供者と、支援者たる提示者とに対し、商品の提供により得られる収益の配分の支援を行う。即ち、取得部101は、商品がユーザに提供される行為のうち、1以上の要素を取得する。演算部102は、取得された1以上の要素に基づいて、商品提供者と、仲介者と、支援者との夫々の寄与度の演算を行う。配分部103は、演算された寄与度に基づいて、商品提供者と、仲介者と、支援者との夫々に対し、収益の配分を行う。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置に関する。
従来より、観光地において、その観光地に関する商品等を観光客に販売することは日常的に行われている。
ここで、近年のインターネットの発達により、観光地に実際に訪れた観光客だけでなく、インターネットを通じて遠方の顧客に対しても、その商品等を販売したいという要望が増加している。
この点、仲介業者が商品等の提供者に代わって、ホームページの作成や商品の販売を代行して行うサービスを提供するための技術が既に存在する(例えば特許文献1参照)。
特開2002−259732号公報
特許文献1に記載の技術を含む従来技術では、仲介業者が商品の販売等を行っているため、商品等の提供者は、多くの手数料を仲介業者に支払う必要があった。
しかしながら、1つの商品が最終的に消費者に提供されるに至るまでの間には、商品の提供者、及び仲介業者の他に、当該商品の提供や販売を支援する者が直接的又は間接的に関与する場合がある。このため、このような支援者に対しても収益の一部を公平に配分したいとする要望があった。
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、商品の提供に、直接的又は間接的に関与する支援者がいる場合に、当該支援者に対して、商品の提供による収益の一部を、公平に配分することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理装置は、
商品をユーザに直接的又は間接的に提供する1人以上の商品提供者と、前記商品の提供を支援する1人以上の支援者とを含む複数の商品提供関連者の夫々に対し、前記商品の提供により得られる収益の配分の支援を行う情報処理装置であって、
前記商品が前記ユーザに提供される行為に関する要素のうち、1以上の要素を取得する取得手段と、
取得された前記1以上の要素に基づいて、前記商品提供関連者の夫々の寄与度の演算を行う演算手段と、
前記演算の結果算出された前記寄与度に基づいて、前記商品提供関連者の夫々に対し、前記収益の配分を行う配分手段と、
を備える。
本発明によれば、商品の提供に、直接的又は間接的に関与する支援者がいる場合に、当該支援者に対して、商品の提供による収益の一部を、公平に配分することができる。
WEBカタログギフトサービス(以下、「本サービス」と呼ぶ)の概要を示すイメージ図である。 本発明の情報処理装置の一実施形態であるサーバの収益配分処理により配分された収益の具体例を示す図である。 本発明の情報処理装置の一実施形態であるのサーバを含む、情報処理システムの構成図である。 図3の情報処理システムのうちサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4のサーバが実行する収益配分処理に必要となる機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
(サービス内容)
図1は、本サービスの概要を示すイメージ図である。
本サービスは、WebによるカタログギフトW(以下、「WebカタログギフトW」と呼ぶ)をユーザUに対して販売するサービスである。
WebカタログギフトWは、1以上の商品を所定のWebサイトに掲載することで、当該Webサイトに情報処理端末でアクセスしてきた者に対して、当該1以上の商品の中から選択された商品(例えば図1の商品Q)を提供するものである。
ここで、所定のWebサイト(WebカタログギフトW)に情報処理端末でアクセスしてきた者とは、ユーザUに限定されず、ユーザUから指定された者(当該所定のWebサイトに対するアクセスをユーザUから許諾された者)を含む。カタログギフトWを購入したユーザUは、所定のWebサイト(WebカタログギフトW)に情報処理端末で自らアクセスをすることもできるが、当該WebカタログギフトWの贈り手となり、所望の者を受け手(例えば図1の受け手G)として決定し、当該受け手に対して譲渡(贈答)等をすることもできる。この場合、受け手Gは、自身の情報処理端末を操作して、所定のWebサイト(WebカタログギフトW)にアクセスして、所望の商品(例えば図1の商品Q)を選択することで、当該所定の商品を受け取ることができる。
換言すると、ユーザUは、WebカタログギフトWを購入することで、所定のWebサイトに情報処理端末でアクセスして上述の1以上の商品の中から所望のもの(例えば図1の商品Q)を取得することが可能になる権利を取得する。ユーザUは、当該権利を自身で行使することもできるが、所望の者(例えば図1の受け手G)へ譲渡(贈答)することもできる。
WebカタログギフトWに掲載される1以上の商品は、特に限定されないが、ここでは、所定の地域(図1の例ではA県a市)の名産品や、地域の特性を生かした独自商品等が掲載されているものとする。図1の例では、A県a市で実際に販売されている商品QもWebカタログギフトWに掲載されているものとする。
そして、WebカタログギフトWは、当該所定の地域内の場所、又は当該所定の地域(地方公共団体)により許諾された場所等、限定された場所においての購入可能とされている。
カタログギフトWの購入手法は、上述の「限定された場所」でのみ購入可能な手法であれば特に限定されないが、ここでは、次のような購入手法が採用されているものとする。
即ち、カタログギフトWを購入するためのURL(WebカタログギフトWへアクセスするためのURLとは原則として異なる)が埋め込まれたQR(Quick Response)コード(登録商標)が、所定の提示媒体(図1の例では提示媒体V1乃至V4)によりユーザUに対して提示される。ここで、所定の提示媒体は、QRコード(登録商標)が印刷(表示)された紙媒体(ポスター等)であってもよいしQRコード(登録商標)が画像として表示されるモニタ(テレビジョン受像機等)であってもよい。
図1の例では、A県a市内において、ホテルHの各部屋のテレビジョン受像機等の提示媒体V1、タクシーTの後部座席に備えられるモニタ等の提示媒体V2、駅や空港等の交通機関拠点Sにおけるポスターやモニタ等の提示媒体V3、及びブティックBに貼られるポスター等の提示媒体V4が存在する。
さらに、図1の例では、A県a市内の土産店を販売する販売者が、カタログギフトWの販売者Pにもなっており、当該土産店に貼られるポスター等の提示媒体V5も存在する。
A県a市を訪れたユーザUは、ホテルHに宿泊したり、タクシーTに乗車したり、交通機関拠点S、ブティックB、販売者Pの土産店等に訪れたりする。
このとき、ユーザUは、携帯するスマートフォン等のユーザ端末4により、提示媒体V1乃至B5のうち所望のものに提示されたQRコード(登録商標)を読み込み、所定の操作をすることで、WebカタログギフトWを購入することができる。
このように、ユーザUは、販売者Pの土産店等に訪れて有体物(実際の商品Q等)を購入しなくても、ユーザ端末4でQRコード(登録商標)を読み込む等の簡単な操作をすることで、WebカタログギフトWという無体物の形態で、地域(図1の例ではA県a市)の名産品や独自商品(商品Q等)を土産等の目的で容易に購入することができる。
即ち、本サービスは、旅行先(図1の例ではA県a市)で気軽に利用することができるため、かさばる荷物を持ち帰りたくないユーザUにとって簡単かつ便利なサービスでもある。即ち、本サービスは、ユーザUに、地域の名産品や独自商品を土産等の目的で、オンラインで容易に購入させることができるので、地域活性や地方創生に寄与することができる。
つまり、本サービスでは、販売者Pは、WebカタログギフトWを販売することで、実質商品提供者となる。
サービス提供者Mは、WebカタログギフトWを販売者Pが販売する体制を整えることで、販売者PとユーザUとの間を仲介することになるため、仲介者とも言える。
提示媒体V1乃至V5の夫々をユーザUに提示する者F1乃至F5(以下、「提示者F1乃至F5」と呼ぶ)は、WebカタログギフトWの販売自体はしないものの、提示媒体V1乃至V5の夫々をユーザUに提示することで、当該WebカタログギフトWの販売を支援している。なお、以下、提示者F1乃至F5の夫々を個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて「提示者F」と呼ぶ。つまり、提示者Fは、WebカタログギフトWの支援者とも言える。
即ち、販売者P、サービス提供者M,及び提示者Fとが協働することにより、ユーザUに対してA県a市等の地域の商品Q等が提供される。その結果、A県a市等の地域の活性や創生に寄与することができる。
したがって、商品QがユーザUに提供されることにより得られる収益は、商品提供者Pと、仲介者(サービス提供者M)と、支援者も含めて公平に配分されることが望ましい。
そこで、本発明の情報処理装置の一実施形態であるサーバ1は、後述する収益配分処理を実行することにより、本サービスにより得られた収益の公平な配分を実現させる。
具体的には例えば、サーバ1は、商品QがユーザUに提供される際の1以上の要素に基づいて、商品提供者P、仲介者(サービス提供者M)、及び支援者(提示者F)の夫々の貢献度を演算する。なお、貢献度の演算のタイミングは、特に限定されない。即ち、後述の収益の配分を行う時点で貢献度が演算されてもよいが、予め貢献度が演算されていてもよい。
そして、サーバ1は、演算した貢献度に基づいて、商品Qの提供により得られた収益の配分を行う。これにより、商品提供者(生産者P)、仲介者(サービス提供者M)、及び支援者(ホテルH)の夫々に対する公平な配分を実現することができる。
図2は、本発明の情報処理装置の一実施形態であるサーバ1の収益配分処理により配分された収益の具体例を示す図である。
サーバ1は、商品Qが直接的又は間接的にユーザUにより購入された場合に、そこから得られる(又は得られた)収益を、商品提供者P、仲介者たるサービス提供者M、及び支援者たる提示者Fに夫々配分する。
ここで、商品Qを直接的に購入とは、商品提供者Pの土産店等で有体物たる商品Q(現物)の購入を意味する。一方、商品Qを間接的に購入とは、商品Qが掲載されているwebカタログギフトWの購入を意味する。
具体的には例えば、サーバ1は、商品QがユーザUに提供される際の、1以上の要素を取得する。サーバ1は、取得した1以上の要素に基づいて、商品提供者Pと、仲介者たるサービス提供者Mと、支援者たる提示者Fとの夫々の寄与度を決定する。そして、サーバ1は、商品提供者Pと、仲介者たるサービス提供者Mと、支援者たる提示者Fとの夫々の寄与度に基づいて、収益の配分を行う。
ここで、「寄与度」とは、「ユーザUに商品Qを直接的又は間接的に提供する」という行為を実現させるために、どれだけ寄与したのかを示す指標である。
具体的には例えば、寄与度としては、正規化された1以上の要素に基づいて演算が行われることにより得られる指標を採用することができる。
また、「要素」の内容は特に限定されない。寄与度を演算するための基準となり得るあらゆるものを要素として採用することができる。具体的には例えば、商品の具体的内容、地域貢献度、収益貢献度、ユーザ認識度を要素として採用することができる。要素として採用し得るもののうち、「商品の具体的内容」には、例えばユーザUに提供される商品Qの種類、価格、運搬困難性、季節性、周知性等が含まれる。
ユーザUが、Webカタログギフトに掲載された商品Qを購入することにより得られる収益は、サーバ1の収益配分処理によって公平に配分される。
図2の例では、ユーザUが商品Qを間接的に購入することにより得られる収益10,000円は、次のような取り分で配分される。
即ち、商品提供者Pが受け取る額(以下、「商品提供者取分」と呼ぶ)が7,000円(寄与度70%)、仲介者としてのサービス提供者Mが受け取る額(以下、「仲介者取分」と呼ぶ)が1,500円(寄与度15%)、支援者としての提示者Fが受け取る額(以下、「支援者取分」と呼ぶ)が1,500円(寄与度15%)となる。
ここで、提示者Fとは、本実施形態では、ユーザUのユーザ端末4により実際に読み取られたQRコード(登録商標)を提示した者である。例えば、ホテルHの提示媒体V1に提示されたQRコード(登録商標)が読み取られた場合、ホテルHにおける提示者F1(例えばホテルHを経営している法人等)に対して、支援者取分が分配される。
また、商品提供者Pの土産店の提示媒体V5に提示されたQRコード(登録商標)が読み取られた場合、商品提供者Pは、商品提供者取分の7,000円に対して、支援者取分の1,500円を加えた8,500円を受け取ることができる。即ち、商品提供者Pは、提示者Fにもなり得る。
なお、これは例示に過ぎず、QRコード(登録商標)を提示していること自体を寄与と認めて、QRコード(登録商標)が読み取られない場合(他所で読み取られた場合)であても、一定の支援者取分が分配されてもよい。
ここで、サーバ1は、収益の配分の根拠となる「寄与度」を演算する際、1以上の要素として、例えば以下の要素1乃至4を採用することもできる。即ち、要素1として「商品の具体的内容」、要素2として「地域貢献度」、要素3として「収益貢献度」、要素4として「ユーザ認識度」を採用している。
また、要素には、階層を設けることができる。例えば要素1としての「商品の具体的内容」には、サブとなる要素として、サブ要素1−1乃至1−3を設けることができる。即ち、図2の例では、サブ要素1−1として「商品の価格」、サブ要素1−2として「商品の運搬困難性」、サブ要素1−3として「商品の周知性」が採用されている。
図2の例では、「商品の具体的内容」(要素1)については、サブ要素1−1乃至1−3が採用されている。このため、サーバ1による寄与度の演算が行われる際、商品Qについての、価格(サブ要素1−1)と、運搬困難性(サブ要素1−2)と、認知度(サブ要素1−3)とが考慮される。
「商品の価格」(サブ要素1−1)では、商品Qがa市の小売店舗で販売されている場合にはその販売価格、商品Qがサービス提供者M以外の者が運営するECサイトで販売されている場合にはその販売価格等が考慮される。
図2の例では、商品Qは、生産者Pがa市の小売店舗において9,000円で販売しているのみであり、サービス提供者M以外の者が運営するECサイトでは販売していない。つまり、ユーザUが商品Qを購入するためには、a市の小売店舗において9,000円で直接購入するか、又はWebカタログギフトを利用して10,000円で購入する方法しかない。
「運搬困難性」(サブ要素1−2)では、商品Qについての、壊れ易さ、温度変化への耐性、重さ、大きさ等、ユーザUの手元まで商品Qを運搬する際の困難性が考慮される。
ここで、図2の例における商品Qは、ガラスケースに入った手作りの伝統工芸品であるとする。この場合、商品Qの運搬時に破損してしまうリスクが低くない。このため、ユーザUは、a市の小売店舗で直接商品Qを購入した場合、自ら手持ちで持ち帰ることなく運送業者に配送を依頼する可能性が高い。即ち、ユーザUは、a市の小売店舗において商品Qを9,000円で直接購入した場合、Webカタログギフトを利用して商品Qを10,000円で購入するよりも1,000円安く購入できる。しかしながら、宅配業者に支払う料金(例えば2,000円)を考慮すると、Webカタログギフトを利用して商品Qを購入した方がリーズナブルということになる。
このように、図2の例で採用されたサブ要素1−1及び1−2を考慮すると、ユーザUは、商品Qを購入する手段としてWebカタログギフトを利用した方が、金額面でも安全面でもメリットを享受できることになる。
即ち、「ユーザUに商品Qを提供する」という行為を実現させるために、仲介者としてのサービス提供者Mは、Webカタログギフトを提供することにより、金額面、及び安全面で大きく寄与しているということになる。
サブ要素1−3として採用された「周知性」では、商品Qが一般的にどれだけ知られているかが考慮される。
ここで、図2の例における商品Qは、全国的によく知られた伝統工芸品であるとする。この場合、Webカタログギフトに掲載されたからといって、特に以前にも増して知名度が高くなったとはいえない。
即ち、「ユーザUに商品Qを提供する」という行為を実現させるために、仲介者としてのサービス提供者Mは、Webカタログギフトを提供することで周知性の面で寄与しているとはいえない。この場合、周知性の面では、商品提供者としての生産者Pが大きく(ほとんどすべて)寄与しているといえる。
「地域貢献度」(要素2)では、「ユーザUに商品Qを提供する」という行為を実現させるために、どれだけ地域社会に貢献できるかが考慮される。
図2の例では、商品Qは伝統工芸品であるため、「ユーザUに商品Qを提供する」という行為を実現させるために、商品提供者としての生産者Pは、商品Qを生産することで大きく寄与しているということになる。
「収益貢献度」(要素3)では、「ユーザUに商品Qを提供する」という行為を実現させるために、どれだけ収益に貢献できるかが考慮される。
ここで、図2の例におけるホテルHは、館内各所の見え易い場所にQRコード(登録商標)を提示するとともに、キャンペーンを実施し、従業員総出で商品Qの販売促進活動を行ったとする。そして、これが功を奏し、ホテルHに提示されたQRコード(登録商標)の1つあたりの読み込み件数が、a市内に提示されたQRコード(登録商標)の中で最大となった。
即ち、「ユーザUに商品Qを提供する」という行為を実現させるために、支援者としてのホテルHは、QRコード(登録商標)を提示することで大きく寄与しているということになる。
「ユーザ認識度」(要素4)では、「ユーザUに商品Qを提供する」という行為を実現させるために、Webカタログギフトにアクセスするための情報を、どれだけユーザUに認識させようとしているかが考慮される。
図2の例では、支援者としてのホテルHは、館内各所の見え易い場所にQRコード(登録商標)を提示している。これに対して、支援者としてのブティックEは、a市との関係上、半ば付き合い程度で、店の景観を損なうおそれのない店内の比較的認識し難い場所にQRコード(登録商標)を提示しているものとする。
このような場合には、「ユーザUに商品Qを提供する」という行為を実現させるために、支援者としてのホテルHは、QRコード(登録商標)を提示することで大きく寄与しているといえる。これに対して、支援者としてのブティックEは、QRコード(登録商標)を提示することで大きく寄与しているとはいえない。
このため、支援者取分である1,500円のうち、ホテルHの取り分と、ブティックEの取り分とには、大きな差が生じることとなる。つまり、支援者が商品Qの売上アップのために流した汗に応じた公平な配分を実現することができる。
(システム構成)
図3は、本発明の情報処理装置の一実施形態であるサーバ1を含む、情報処理システムの構成図である。
図3に示す情報処理システムは、仲介者としてのサービス提供者Mが管理するサーバ1と、商品提供者Pが操作する商品提供者端末2と、支援者としての提示者F1乃至Fn(nは1以上の任意の整数値)が操作する提示者端末3−1乃至3−nと、ユーザUが操作するユーザ端末4とを含むように構成される。
サーバ1と、商品提供者端末2と、提示者端末3−1乃至3−nと、ユーザ端末4とは、インターネット(Internet)等のネットワークNを介して相互に接続されている。
なお、以下、提示者F1乃至Fnの夫々を個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて「提示者F」と呼ぶ。また、提示者端末3−1乃至3−nの夫々を個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて「提示者端末3」と呼ぶ。
図4は、図3の情報処理システムのうちサーバ1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memoy)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、出力部16と、入力部17と、記憶部18と、通信部19と、ドライブ20と、を備えている。
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は記憶部18からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、出力部16、入力部17、記憶部18、通信部19及びドライブ20が接続されている。
出力部16は、液晶等のディスプレイにより構成され、各種画像を表示する。
入力部17は、各種ハードウェア釦等で構成され、操作者の指示操作に応じて各種情報を入力する。
記憶部18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(商品提供者端末2、提示者端末3、ユーザ端末4等)との間で行う通信を制御する。
ドライブ20は、必要に応じて設けられる。ドライブ20には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア30が適宜装着される。ドライブ20によってリムーバブルメディア30から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。また、リムーバブルメディア30は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
なお、図示はしないが、図3の情報処理システムのうち、商品提供者端末2、提示者端末3、及びユーザ端末4も、図4に示すハードウェア構成を有している。ただし、商品提供者端末2、提示者端末3、及びユーザ端末4がスマートフォンやタブレットで構成される場合には、出力部16及び入力部17として、タッチパネルを有している。
このような図4のサーバ1の各種ハードウェアと各種ソフトウェアとの協働により、サーバ1で後述する各種処理の実行が可能になる。その結果、サービス提供者Mは、ユーザUに対し、上述のサービスを提供することができる。
(機能的構成)
図5は、図4のサーバ1が実行する収益配分処理に必要となる機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
図5に示すように、サーバ1のCPU11においては、収益配分処理が実行される場合には、取得部101と、演算部102と、配分部103とが機能する。
サーバ1の記憶部18の一領域には、提供者DB401と、商品DB402と、支援者DB403と、要素DB404と、ユーザDB405とが設けられている。提供者DB401には、商品提供者Pについての情報が予め記憶され管理されている。商品DB402には、商品提供者Pにより提供される商品Qついての情報が予め記憶され管理されている。支援者DB403には、支援者(例えば提示者F)についての情報が予め記憶され管理されている。要素DB404には、要素についての情報が記憶され管理されている。ユーザDB405には、ユーザUについての情報が記憶され管理されている。
取得部101は、商品QがユーザUに提供される行為に含まれる1以上の要素を取得する。取得された1以上の要素は、要素DB404に記憶されて管理される。
上述したように、「要素」の内容は特に限定されない。後述する演算部102が寄与度を演算するための基準となり得るあらゆるものを要素として採用することができる。具体的には例えば、商品Qの具体的内容、地域貢献度、収益貢献度、ユーザ認識度を要素として採用することができる。
演算部102は、取得された1以上の要素に基づいて、商品提供者Pと、仲介者(サービス提供者M)と、支援者(提示者F)との夫々の寄与度を演算する。具体的には、演算部102は、要素DB404に記憶されている1以上の要素と、提供者DB401、商品DB402、及び支援者DB403の夫々に記憶されている情報とに基づいて寄与度を決定するための演算を行う。
配分部103は、決定された寄与度に基づいて商品提供者Pと、仲介者(サービス提供者M)と、支援者(提示者F)との夫々に対し、収益の配分を行う。
具体的には例えば、図2の例では、配分部103は、収益としての10,000円を、決定された寄与度に基づいて、商品提供者、仲介者、及び支援者の夫々に対し、7,000円、1,500円、及び1,500円を夫々配分している。
以上本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上述の実施形態において、本発明における商品提供者は、商品Qを直接的又は間接的に提供する商品提供者Pとされているが、これは例示にすぎない。即ち、本明細書でいう「商品提供者」とは、日本国の商標法で規定する「商品」を提供する者の他、同法で規定する「役務」を提供する者を含む広義な概念である。
また例えば、支援者は、上述の実施形態では提示者Fとされているが、これは例示にすぎず、商品の提供に際し直接的又は間接的に何かしらの支援(寄与度を演算可能な支援)をする者であれば足りる。例えば商品Qを運送する運送業者を支援者として採用してもよい。この場合、図2の例では、運送業者の寄与度は、商品の具体的内容(要素1)のうち、運搬困難性(サブ要素1−2)が考慮される。即ち、商品Qが壊れやすいものや、重いものである場合には、ユーザUに商品Qを届けるまでに要した運送コストが高くなるため、必然的に運送業者の寄与度は大きくなる。このように、支援者に運送業者を含めた場合、ユーザUが商品Qの対価として支払う金額に、商品Qの送料を予め含めることができる。これにより、ユーザUは、商品Qを購入する際、商品Qの送料を別途考慮しなければならないという煩わしさから解放される。
また例えば、寄与度が演算されて、その寄与度に基づいて収益の配分が行われる者は、上述の実施形態では商品提供者Pと提示者Fとサービス提供者Mとされているが、特にこれに限定されず、寄与度が演算可能な程度の、商品提供に何らかの関連を有する行為を行う者で足りる。このような行為を行う者を、以下、「商品提供関連者」と呼ぶ。
また例えば、寄与度の根拠となる要素及びサブ要素の内容は、上述の実施形態に限定されない。任意の個数の要素及びサブ要素に基づいて寄与度を演算することができる。
また例えば、上述の実施形態では、WebカタログギフトWを購入するために、QRコード(登録商標)を読み取る手法が採用されているが、これは例示にすぎない。バーコード等の他の識別子を読み取る手法を採用することができる。また、NFC(Near Field Communication)、Bluetooth(登録商標)等の各種方式による無線通信によってWebカタログギフトWにアクセスするための情報を取得できるようにしてもよい。
また例えば、上述の実施形態において要素として採用されている地域貢献度は、A県のa市への貢献度とされているが、例示にすぎない。市町村レベルに限定されず、複数の市町村を跨ぐエリアを対象とした地域貢献度であってもよいし、市町村レベルよりも狭いエリアを対象とした地域貢献度であってもよい。また、国や都道府県レベルのエリアを対象とした地域貢献度であってもよい。
また例えば、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図5の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。
即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図5の例に限定されない。また、機能ブロックの存在場所も、図5に特に限定されず、任意でよい。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
また例えば、一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他、スマートフォンやパーソナルコンピュータ、又は各種デバイス等であってもよい。
また例えば、このようなプログラムを含む記録媒体は、商品提供者、仲介者、及び支援者にプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図示せぬリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
以上を換言すると、本発明が適用される情報処理装置は、次のような構成を有する各種各様の実施形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される情報処理装置(例えば図3のサーバ1)は、
商品(例えば図1の商品Q)をユーザ(例えば図1のユーザU)に直接的又は間接的に提供する1人以上の商品提供者(例えば図1の商品提供者P)と、
前記商品の提供を支援する1人以上の支援者(例えば図1の提示者F)とを含む複数の商品提供関連者の夫々に対し、前記商品の提供により得られる収益の配分の支援を行う情報処理装置であって、
前記商品が前記ユーザに提供される行為に関する要素のうち、1以上の要素を取得する取得手段(例えば図5の取得部101)と、
取得された前記1以上の要素に基づいて、前記商品提供関連者の夫々の寄与度の演算を行う演算手段(例えば図5の演算部102)と、
前記演算の結果算出された前記寄与度に基づいて、前記商品提供関連者の夫々に対し、前記収益の配分を行う配分手段(例えば図5の配分部103)と、
これにより、商品Qの提供に、直接的又は間接的に関与する支援者がいる場合に、当該支援者に対して、商品の提供による収益の一部を、公平に配分することができる。
1・・・サーバ、2・・・商品提供者端末、3,3−1,3−n・・・提示者端末、4・・・ユーザ端末、11・・・CPU、12・・・ROM、13・・・RAM、14・・・バス、15・・・入出力インターフェース、16・・・出力部、17・・・入力部、18・・・記憶部、19・・・通信部、20・・・ドライブ、30・・・リムーバブルメディア、101・・・取得部、102・・・演算部、103・・・配分部、401・・・提供者DB、402・・・商品DB、403・・・支援者DB、404・・・要素DB、405・・・ユーザDB、F,F1〜F4,Fn・・・提示者、M・・・サービス提供者、P・・・商品提供者、U・・・ユーザ、V,V1〜V4・・・提示媒体

Claims (3)

  1. 商品をユーザに直接的又は間接的に提供する1人以上の商品提供者と、前記商品の提供を支援する1人以上の支援者とを含む複数の商品提供関連者の夫々に対し、前記商品の提供により得られる収益の配分の支援を行う情報処理装置であって、
    前記商品が前記ユーザに提供される行為に関する要素のうち、1以上の要素を取得する取得手段と、
    取得された前記1以上の要素に基づいて、前記商品提供関連者の夫々の寄与度の演算を行う演算手段と、
    前記演算の結果算出された前記寄与度に基づいて、前記商品提供関連者の夫々に対し、前記収益の配分を行う配分手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記商品提供関連者は、前記商品提供者から前記ユーザへの前記商品の提供についての仲介者を含む、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記要素には、前記商品に関連する国や地域への貢献度が含まれる、
    請求項1に記載の情報処理装置。
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