JP2011135428A - 電話装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

電話装置及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2011135428A
JP2011135428A JP2009294236A JP2009294236A JP2011135428A JP 2011135428 A JP2011135428 A JP 2011135428A JP 2009294236 A JP2009294236 A JP 2009294236A JP 2009294236 A JP2009294236 A JP 2009294236A JP 2011135428 A JP2011135428 A JP 2011135428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
telephone device
public line
voice data
network
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009294236A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5223853B2 (ja
Inventor
Seki Ishimoto
関 石本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2009294236A priority Critical patent/JP5223853B2/ja
Priority to US12/976,312 priority patent/US8416771B2/en
Publication of JP2011135428A publication Critical patent/JP2011135428A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5223853B2 publication Critical patent/JP5223853B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/253Telephone sets using digital voice transmission
    • H04M1/2535Telephone sets using digital voice transmission adapted for voice communication over an Internet Protocol [IP] network
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M15/00Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M15/00Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP
    • H04M15/28Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP with meter at substation or with calculation of charges at terminal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M15/00Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP
    • H04M15/55Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP for hybrid networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M15/00Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP
    • H04M15/56Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP for VoIP communications
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M15/00Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP
    • H04M15/80Rating or billing plans; Tariff determination aspects
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M15/00Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP
    • H04M15/80Rating or billing plans; Tariff determination aspects
    • H04M15/8044Least cost routing
    • H04M15/8055Selecting cheaper transport technology for a given service
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M15/00Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP
    • H04M15/80Rating or billing plans; Tariff determination aspects
    • H04M15/8044Least cost routing
    • H04M15/8061Selecting least cost route depending on origin or type of service
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/72Mobile telephones; Cordless telephones, i.e. devices for establishing wireless links to base stations without route selection
    • H04M1/724User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M2250/00Details of telephonic subscriber devices
    • H04M2250/66Details of telephonic subscriber devices user interface aspects for indicating selection options for a communication line

Abstract

【課題】 IP網に接続可能な電話装置が、公衆回線網に接続された公衆回線電話装置と、音声データ通信を実行することできる技術を提供する。
【解決手段】 多機能機30は、IP網100に接続可能な第1の携帯電話装置10から、PSTN130に接続された公衆回線電話装置140に対応する電話番号情報を含む第1種のIPパケットが、IP網100を介して受信される場合に、PSTN130を介して、公衆回線電話装置140に通話要求を送信する。多機能機30は、第1の携帯電話装置10と公衆回線電話装置140との間の音声データ通信を中継する。
【選択図】 図1

Description

本明細書では、IP網と公衆回線網との両方に接続可能な電話装置を開示する。
特許文献1に、公衆回線網に接続可能な電話装置が開示されている。この電話装置は、公衆回線網を介して、他の電話装置と音声データ通信を実行することができる。
特開平9−154175号公報
IP網に接続可能な電話装置が存在する。この電話装置は、公衆回線網に接続された公衆回線電話装置と、直接音声データ通信を実行することが好ましくない場合がある。例えば、公衆回線電話装置に対応する電話番号がフリーダイヤル(登録商標)である場合には、電話装置は、公衆回線電話装置と直接音声データ通信を実行することができない場合がある。本明細書では、IP網に接続可能な電話装置が、公衆回線網に接続された公衆回線電話装置と、音声データ通信を実行することできる技術を提供する。
本明細書によって開示される技術は、IP網と公衆回線網との両方に接続可能な電話装置である。この電話装置は、マイク部と、スピーカ部と、ユーザによって操作される操作部と、通話制御部と、を備える。通話制御部は、通話処理部と中継部とを備える。通話処理部は、第1の通話要求を、公衆回線網に接続された第1の公衆回線電話装置に、公衆回線網を介して送信するための操作が操作部に実行される第1の場合と、第1の公衆回線電話装置から、第2の通話要求が、公衆回線網を介して受信される第2の場合と、の少なくとも一方の場合に、マイク部によって取得される第1のアナログ音声データを、第1の公衆回線電話装置に、公衆回線網を介して送信すると共に、第1の公衆回線電話装置から、公衆回線網を介して受信される第2のアナログ音声データを、スピーカ部に供給する。中継部は、IP網に接続可能な他の電話装置から、公衆回線網に接続された第2の公衆回線電話装置に対応する特定の識別情報を含む第1種のIPパケットが、IP網を介して受信される第3の場合に、上記の他の電話装置と第2の公衆回線電話装置との間の音声データ通信を中継する。中継部は、通話要求送信部と、変換部と、アナログ音声データ送信部と、デジタル音声データ送信部と、を備える。通話要求送信部は、第3の場合に、第3の通話要求を、第2の公衆回線電話装置に、公衆回線網を介して送信する。変換部は、上記の他の電話装置から、IP網を介して受信される第2種のIPパケットに含まれる第1のデジタル音声データを、第3のアナログ音声データにD/A変換する。変換部は、第2の公衆回線電話装置から、公衆回線網を介して受信される第4のアナログ音声データを、第2のデジタル音声データにA/D変換する。アナログ音声データ送信部は、第3のアナログ音声データを、第2の公衆回線電話装置に、公衆回線網を介して送信する。デジタル音声データ送信部は、第2のデジタル音声データを含む第3種のIPパケットを、上記の他の電話装置に、IP網を介して送信する。
上記の電話装置は、公衆回線網を介して、公衆回線網に接続された公衆回線電話装置と、アナログ音声データ通信を実行することができる。即ち、ユーザは、上記の電話装置を利用して、他の公衆回線電話装置に、電話を掛けることができる。また、第1種のIPパケットが他の電話装置から受信される場合、上記の電話装置は、第2の公衆回線電話装置に、通話要求を送信する。この結果、上記の電話装置と、第2の公衆回線電話装置と、の間で、公衆回線網を介して、アナログ音声データ通信が実行可能となる。一方で、上記の電話装置と上記の他の電話装置との間で、IP網を介して、デジタル音声データ通信が実行可能である。上記の電話装置は、上記の他の電話装置から受信されるデジタル音声データを、D/A変換して、第2の公衆回線電話装置に送信する。また、上記の電話装置は、第2の公衆回線電話装置から受信されるアナログ音声データを、A/D変換して、上記の他の電話装置に送信する。これにより、上記の電話装置は、上記の他の電話装置と、第2の公衆回線電話装置と、の間の音声データ通信を中継することができる。即ち、IP網に接続可能な他の電話装置は、上記の電話装置を介して、公衆回線網に接続された公衆回線電話装置と、音声データ通信を実行することができる。
中継部は、第3の場合に、上記の特定の識別情報により、上記の電話装置自身と第2の公衆回線電話装置との通話料金が無料であるのか否かを判断する判断部をさらに備えていてもよい。通話要求送信部は、第3の場合であり、かつ、第2の公衆回線電話装置との通話料金が無料であると判断される場合に、第3の通話要求を送信してもよい。中継部は、第3の場合であり、かつ、第2の公衆回線電話装置との通話料金が無料でないと判断される場合に、特定の処理を実行する特定処理部をさらに備えていてもよい。この構成では、上記の他の電話装置と、第2の公衆回線電話装置と、の間で、上記の電話装置を介して、音声データ通信を実行する場合、上記の電話装置と、第2の公衆回線電話装置との間の音声データ通信に必要な料金が無料となる。この構成によれば、IP網に接続可能な他の電話装置と第2の公衆回線電話装置とが直接音声データ通信を行うことができない場合であっても、上記の電話装置を介して、第2の公衆回線電話装置と音声データ通信を実行することができる。さらに、上記の他の電話装置と、第2の公衆回線電話装置と、の間の音声データ通信に必要な料金が安価になり得る。
上記の特定の処理は、生成処理と送信処理とを含んでもよい。生成処理は、上記の他の電話装置と第2の公衆回線電話装置との間で、上記の電話装置自身を介して、音声データ通信を実行するのに必要な第1の料金に関する第1の料金情報と、上記の他の電話装置と第2の公衆回線電話装置との間で、上記の電話装置自身を介さずに、音声データ通信を実行するのに必要な第2の料金に関する第2の料金情報と、を生成してもよい。送信処理は、第1の料金情報と第2の料金情報とを用いて得られる特定の情報を含む第4種のIPパケットを、上記の他の電話装置に、IP網を介して送信してもよい。上記の他の電話装置は、上記の電話装置を介さずに、第2の公衆回線電話装置と、音声データ通信を実行することができる場合がある。即ち、他の電話装置は、第2の公衆回線電話装置と、上記の電話装置を介さない音声データ通信と、上記の電話装置を介した音声データ通信との両方を実行することができる場合がある。上記の電話装置は、第1の料金情報と第2の料金情報とを用いて得られる特定の情報を、上記の他の電話装置に送信する。上記の他の電話装置は、上記の特定の情報を用いて、上記の電話装置を介しない音声データ通信を実行するのか、上記の電話装置を介した音声データ通信を実行するのか、を、適切に選択し得る。
第1の料金情報は、上記の他の電話装置と上記の電話装置自身との間で通信される第2種及び第3種のIPパケットの通信料金に関する第1の情報と、上記の電話装置自身と第2の公衆回線電話装置との間で通信される第3及び第4のアナログ音声データの通信料金に関する第2の情報と、を含んでいてもよい。
第1の料金情報は、第1の料金の経時変化に関する情報を含んでいてもよい。第2の料金情報は、第2の料金の経時変化に関する情報を含んでいてもよい。特定処理部は、第1の料金情報と第2の料金情報とを用いて、必要な料金が逆転する特定の時点を特定し、上記の特定の時点に関する情報を含む上記の特定の情報を生成してもよい。この構成によれば、他の電話装置のユーザは、音声データ通信に必要な時間に応じて、上記の電話装置を介さない音声データ通信を実行するのか、上記の電話装置を介した音声データ通信を実行するのか、を適切に選択し得る。
特定処理部は、上記の特定の時点が存在しない場合に、上記の電話装置自身を介する音声データ通信と、上記の電話装置自身を介さない音声データ通信と、のうち、必要な料金が安い方の音声データ通信を示す上記の特定の情報を生成してもよい。
上記の他の電話装置、即ち、IP網に接続可能な電話装置のためのコンピュータプログラムも新規で有用である。このコンピュータプログラムは、上記の電話装置に搭載されるコンピュータに、選択処理と、第1の送信処理と、第2の送信処理と、供給処理と、を実行させる。選択処理は、IP網と公衆回線網との両方に接続可能な他の電話装置を介して、公衆回線網に接続された公衆回線電話装置と音声データ通信を実行するか、上記の他の電話装置を介さずに、公衆回線電話装置と音声データ通信を実行するか、を選択する。第1の送信処理は、公衆回線電話装置に対応する特定の識別情報を含む第1種のIPパケットを、上記の他の電話装置に、IP網を介して送信する。第2の送信処理は、上記の他の電話装置を介して音声データ通信を実行することが選択された場合に、上記の電話装置のマイク部によって取得されるアナログ音声データに対応する第1のデジタル音声データを含む第2種のIPパケットを、上記の他の電話装置に、IP網を介して送信する。供給処理は、上記の他の電話装置から、IP網を介して受信される第3種のIPパケットに含まれる第2のデジタル音声データに対応するアナログ音声データを、上記の電話装置のスピーカ部に供給する。
この構成によれば、IP網に接続可能な電話装置は、他の電話装置を介した音声データ通信と、他の電話装置を介さない音声データ通信と、を実行することができる。例えば、IP網に接続可能な電話装置と直接音声データ通信を実行することができない公衆回線電話装置と、音声データ通信を実行すべき場合には、選択処理において、他の電話装置を介した音声データ通信を実行することを選択することによって、上記の電話装置は、公衆回線電話装置と音声データ通信を実行することができる。
上記のコンピュータプログラムは、受信処理と、提示処理と、をさらにコンピュータに実行させてもよい。受信処理は、上記の電話装置と公衆回線電話装置との間で、上記の他の電話装置を介して、音声データ通信を実行するのに必要な第1の料金に関する第1の料金情報と、上記の電話装置と公衆回線電話装置との間で、上記の他の電話装置を介さずに、音声データ通信を実行するのに必要な第2の料金に関する第2の料金情報と、を用いて得られる特定の情報を含む第4種のIPパケットを、IP網を介して上記の他の電話装置から受信してもよい。提示処理は、上記の特定の情報を用いて得られる所定の情報をユーザに提示してもよい。選択処理は、ユーザによって特定の操作が実行された場合に、上記の他の電話装置を介して音声データ通信を実行することを選択してもよい。この構成によれば、上記の電話装置のユーザは、上記の所定の情報を利用して、上記の他の電話装置を介した音声データ通信と、上記の他の電話装置を介さない音声データ通信と、のいずれかを、適切に電話装置に指示し得る。
上記のコンピュータプログラムは、生成処理と、提示処理と、をさらにコンピュータに実行させてもよい。生成処理は、上記の電話装置と公衆回線電話装置との間で、上記の他の電話装置を介して、音声データ通信を実行するのに必要な第1の料金に関する第1の料金情報と、上記の電話装置と公衆回線電話装置との間で、上記の他の電話装置を介さずに、音声データ通信を実行するのに必要な第2の料金に関する第2の料金情報と、を用いて得られる所定の情報を生成してもよい。提示処理は、上記の所定の情報をユーザに提示してもよい。選択処理は、ユーザによって特定の操作が実行された場合に、上記の他の電話装置を介して音声データ通信を実行することを選択してもよい。この構成によっても、上記の電話装置のユーザは、上記の他の電話装置を介した音声データ通信と、上記の他の電話装置を介さない音声データ通信と、のいずれかを、適切に電話装置に指示し得る。
なお、IP網と公衆回線網との両方に接続可能な電話装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、IP網に接続可能な電話装置のためのコンピュータプログラムによって実現される電話装置も、新規で有用である。
ネットワークシステムの構成を示す。 携帯用料金テーブルの一例を示す。 PSTN用料金テーブルの一例を示す。 第1実施例の第1の携帯電話装置が実行する処理のフローチャートを示す。 第1実施例の多機能機が実行する処理のフローチャートを示す。 料金情報生成処理を説明するためのグラフを示す。 第2実施例の第1の携帯電話装置が実行する処理のフローチャートを示す。
(第1実施例)
(ネットワークシステム2の構成)
図面を参照して第1実施例を説明する。図1は、本実施例のネットワークシステム2の構成を示す。ネットワークシステム2は、第1の携帯電話装置10と、多機能機30と、第2の携帯電話装置120と、公衆回線電話装置140と、IP網100と、移動体通信網110(例えばTDMA、CDMA)と、PSTN130と、を備える。IP網100は、図示省略した基地局、交換局を含む。IP網100は、IPパケットを伝送するための伝送経路である。第1の携帯電話装置10と多機能機30とは、IP網100に接続可能である。即ち、第1の携帯電話装置10と多機能機30とは、IP網100を介して、IPパケット通信可能である。移動体通信網110は、図示省略した交換局等を含む。移動体通信網110は、デジタル音声データを伝送するための伝送経路である。第1の携帯電話装置10と第2の携帯電話装置120とは、移動体通信網110に接続されている。即ち、第1の携帯電話装置10と第2の携帯電話装置120とは、移動体通信網110を介して、デジタル音声データ通信可能である。PSTN130は、図示省略した交換局を含む。PSTN130は、アナログ音声データを伝送するための伝送経路である。多機能機30と公衆回線電話装置140とは、PSTN130に接続されている。即ち、多機能機30と公衆回線電話装置140とは、PSTN130を介して、アナログ音声データ通信可能である。なお、図1に示す破線は、第1の携帯電話装置10がIP網100、移動体通信網110に無線接続可能であり、第2の携帯電話装置120が移動体通信網110に無線接続可能であることを示す。
移動体通信網110とPSTN130とは、通信可能に接続されている。移動体通信網110によって伝送されるデジタル音声データは、交換局によってアナログ音声データに変換され、PSTN130に伝送される。同様に、PSTN130によって伝送されるアナログ音声データは、交換局によってデジタル音声データに変換され、移動体通信網110に伝送される。例えば、第1の携帯電話装置10と多機能機30との間で音声データ通信を実行する場合、第1の携帯電話装置10から送信されるデジタル音声データは、交換局によってアナログ音声データに変換され、多機能機30に送信される。なお、ネットワークシステム2内の各装置10,30,120,140の数に、制限はない。
(第1の携帯電話装置10の構成)
第1の携帯電話装置10は、制御部12と、記憶部14と、操作部18と、表示部20と、移動体通信網インターフェイス24と、マイク部26と、スピーカ部28と、を備える。操作部18は、フックキー、テンキー等の複数のキーを有する。ユーザは、操作部18を操作することによって、第1の携帯電話装置10に、様々な処理を実行させることができる。例えば、ユーザは、操作部18を操作することによって、移動体通信網110に接続されている他の電話装置(例えば多機能機30、第2の携帯電話装置120)に、電話を掛けることができる。ユーザは、マイク部26とスピーカ部28を利用して、通話を行なうことができる。表示部20は、様々な情報を表示することができる。記憶部14は、制御部12によって実行されるべきプログラム16を記憶する。なお、プログラム16は、アプリケーションプログラムを含む。第1の携帯電話装置10は、移動体通信網インターフェイス24から、移動体通信網110を介して、外部装置(例えば第2の携帯電話装置120)と、デジタル音声データ通信をすることができる。また、第1の携帯電話装置10は、移動体通信網インターフェイス24から、交換局を介してIP網100と接続可能であり、外部装置(例えば多機能機30)とIPパケット通信を実行することができる。第2の携帯電話装置120は、第1の携帯電話装置10と同様の構成を有する。
(多機能機30の構成)
多機能機30は、マイク部32と、スピーカ部34と、操作部36と、表示部38と、IP網インターフェイス40と、PSTNインターフェイス42と、通話制御部44と、記憶部60と、を備える。操作部36は、複数のキー(例えばテンキー、スタートキー)を備える。ユーザは、操作部36を操作することによって、多機能機30に様々な処理を実行させることができる。ユーザは、操作部36を操作することによって、PSTN130に接続されている他の電話装置(例えば公衆回線電話装置140)に、電話を掛けることができる。ユーザは、マイク部32とスピーカ部34を利用して通話を行なうことができる。表示部38は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。IP網インターフェイス40は、IP網100を介して、外部装置(例えば第1の携帯電話装置10)と、IPパケット通信を実行するためのインターフェイスである。PSTNインターフェイス42は、PSTNを介して、外部装置(例えば公衆回線電話装置140)と、アナログ音声データ通信を実行するためのインターフェイスである。
通話制御部44は、記憶部60に格納されているプログラム62に従って、様々な処理を実行する。通話制御部44がプログラム62に従って処理を実行することによって、通話処理部46と中継部48の機能が実現される。中継部48は、通話要求送信部50と、変換部51と、アナログ音声データ送信部52と、デジタル音声データ送信部54と、判断部56と、特定処理部58と、を備える。多機能機30は、上記の各部以外に、印刷機能、スキャン機能等を実行するための印刷実行部、スキャナ部等を備える。
記憶部60は、プログラム62と、携帯用料金テーブル70と、PSTN用料金テーブル80と、を記憶する。プログラム62は、通話制御部44によって実行される処理のためのプログラムを含む。携帯用料金テーブル70と、PSTN用料金テーブル80と、は、予め、ベンダによって作成され、記憶部60に格納される。
図2に示されるように、携帯用料金テーブル70には、複数個の料金プラン76〜79が登録されている。携帯用料金テーブル70は、多機能機30が後述する料金情報生成処理(図5のS78参照)を実行する際に、多機能機30によって利用される。各料金プラン76〜79は、料金プラン71と、定額上限金額72と、パケット料73と、通話料74と、無料通話金額75と、が対応付けられた情報である。ベンダは、携帯電話装置のキャリアによって提供される料金プランに基づいて、料金プラン76〜79を作成する。パケット料73は、携帯電話装置が、IP網100を介して、IPパケット通信を実行する場合に、単位時間(例えば180秒)当たりに必要な料金である。ベンダは、パケット料73を、以下のようにして算出する。キャリアの料金プランでは、通常、IPパケット通信で通信される1IPパケット当たりの料金が決められている。ベンダは、携帯電話装置を用いたIPパケット通信を利用して、デジタル音声データ通信を実行する場合の、上記の単位時間当たりに通信するIPパケットの個数を調査する。次いで、ベンダは、調査して得られたIPパケットの個数に、1IPパケット当たりの料金を乗算することによって、パケット料73を算出する。
定額上限金額72は、キャリアの料金プランにおいて、予め決められた上限金額である。例えば、第1,第2プラン76,77では、所定の期間(例えば1ヶ月)における(IPパケットの個数)×(1IPパケット当たりの料金)(以下では「IPパケット通信料金」と呼ぶ)が定額上限金額72以下の場合、ユーザは、IPパケット通信料金を、キャリアに支払う。IPパケット通信料金が定額上限金額72を超える場合には、ユーザは、定額上限金額72を通信料金としてキャリアに支払う。これに対して、第3,第4プラン78,79では、ユーザは、IPパケット通信料金を、通信料金としてキャリアに支払う。
通話料74は、携帯電話装置が、移動体通信網110を介して、デジタル音声データ通信を実行する場合に、上記の単位時間当たりに必要な料金である。通話料金は、通話料74に、通話時間/単位時間の整数部分(余りは繰り上げ)を乗算することによって算出される。無料通話金額75は、携帯電話装置のキャリアの料金プランにおいて、予め決められた金額である。ユーザは、上記の通話料金から無料通話金額75を減算した金額を、通話料金としてキャリアに支払う。なお、上記の減算した金額が負になる場合、通話料金としてユーザが支払う金額は、ゼロである。
図3に示すように、PSTN用料金テーブル80には、市外局番81と、通話料82と、が対応付けて登録されている。ベンダは、公衆回線電話装置のキャリアによって設定された通話料金に基づいて、PSTN用料金テーブル80を作成する。通話料82は、多機能機30が、PSTN130を介して、他の電話装置(例えば公衆回線電話装置140)と、アナログ音声データ通信を実行する場合の、上記の単位時間当たりの通話料金である。市外局番81は、通話料82によって分類されている。同一の市外局番83は、多機能機30の電話番号と、同一の市外局番に対応する電話番号である。第1種〜第3種の市外局番群84〜86のそれぞれは、同一の市外局番83を基準にして、単位時間当たりの通話料金が同一となる1個以上の市外局番を含む。同一の市外局番83の地域を基準にして、第1種の市外局番群84が最も近い地域の市外局番であり、第2種の市外局番群85が次に近い地域の市外局番であり、第3種の市外局番群86が最も遠い地域の市外局番である。ベンダは、複数個の市外局番に対応する複数個のPSTN用料金テーブル80を作成し、多機能機30の記憶部60(図1参照)に格納する。別の実施例では、多機能機30の通話制御部44は、多機能機30の市外局番に対応するPSTN用料金テーブル80を、IP網100等を介して、ベンダのサーバ等から取得してもよい。なお、このPSTN用料金テーブル80は一例であり、例えば、通話時間帯によって通話料が異なる場合には、通話時間帯と通話料との対応関係をテーブルとして記憶していてもよい。
(第1の携帯電話装置10が実行する処理)
次に、第1の携帯電話装置10の制御部12がアプリケーションに従って実行する処理について詳しく説明する。なお、第1の携帯電話装置10の制御部12は、アプリケーション以外のプログラムに従って、ユーザの所定の操作により、通常の通話処理等(即ち移動体通信網110を介したデジタル音声データ通信を実行するための処理等)を行うことができる。第1の携帯電話装置10が図4の処理を実行する前段階として、ユーザは、第1の携帯電話装置10を、多機能機30に登録する。ユーザは、多機能機30の操作部36(図1参照)を操作することによって、第1の携帯電話装置10を識別するための識別情報(例えば第1の携帯電話装置10の電話番号)、第1の携帯電話装置10を認証するための認証情報を、多機能機30に入力する。多機能機30は、携帯用料金テーブル70を、表示部38(図1参照)に表示する。ユーザは、操作部36を操作することによって、第1の携帯電話装置10に対応する料金プランを、携帯用料金テーブル70の料金プラン71の中から選択する。多機能機30は、入力された第1の携帯電話装置10の識別情報と、認証情報と、選択された料金プラン71と、を対応付けて、記憶部60に記憶する。
ユーザが、プログラム16のアプリケーションを起動するための所定の操作を操作部18(図1参照)に実行すると、第1の携帯電話装置10の制御部12は(図1参照)、アプリケーションを起動することによって、図4の処理を開始する。制御部12は、ユーザに電話番号の入力を促すメッセージを、表示部20に表示する。ユーザは、操作部18を操作することによって、電話を掛けるべき電話装置(例えば第2の携帯電話装置120、公衆回線電話装置140)の電話番号を入力し、入力完了のための操作を実行する。制御部12は、ユーザによって、電話番号の入力操作が完了することを監視している(S12)。電話番号の入力操作が完了されると(S12でYES)、制御部12は、入力された電話番号が移動体通信網110に接続可能な携帯電話端末装置の電話番号であるかを判断する(S14)。S14でYESの場合、S24に進む。一方において、S14でNOの場合、即ち、入力された電話番号が公衆回線に接続された公衆回線電話装置の電話番号である場合、制御部12は、多機能機30に、上記の第1の携帯電話装置10の識別情報と、認証情報と、を含む、接続要求を送信する(S16)。次いで、制御部12は、多機能機30から認証結果を受信する。制御部12は、認証結果を用いて、多機能機30に正しく認証されたのか否かを判断する(S18)。S18でNOの場合、認証できないことを示す画面を、表示部20に表示して、処理を終了する。
一方において、S18でYESの場合、制御部12は、S14で入力された電話番号を示す情報を含む、第1種のIPパケットを生成する。制御部12は、生成された第1種のIPパケットを、多機能機30に送信する(S20)。次いで、制御部12は、第1種のIPパケットの送信先である多機能機30から、第4種のIPパケットを受信することを監視する(S22)。ここでYESの場合にS24に進み、NOの場合にS34に進む。S24では、制御部12は、S22で受信された第4種のIPパケットに含まれる通信方法情報を、表示部20に表示する。なお、S14でYESと判断された場合におけるS24では、制御部12は、第2通信方法で通信すべきである旨の通信方法情報を表示部20に表示する。別の実施例では、制御部12は、スピーカ部28に、通信方法情報に対応するアナログ音声データを供給してもよい。制御部12は、さらに、第1の通信方法と第2の通信方法の一方を、ユーザが指定することを促す画面を、表示部20に表示する。第1の通信方法は、第1の携帯電話装置10と、電話を掛けるべき電話装置との間で、多機能機30を介して、音声データ通信を実行する通信方法である。第2の通信方法は、第1の携帯電話装置10と、電話を掛けるべき電話装置との間で、多機能機30を介さずに、音声データ通信を実行する通信方法である。ユーザは、操作部18を操作することによって、第1の通信方法と第2の通信方法の一方を指定することができる。
制御部12は、ユーザによって、第1の通信方法が指定された場合に、第1の通信方法を選択し(S26でYES)、第2の通信方法が指定された場合に、第2の通信方法を選択する(S26でNO)。S26でYESの場合にS32に進み、NOの場合にS28に進む。S28では、制御部12は、S14で入力された電話番号を送信先に指定して、通話要求を送信する。制御部12は、移動体通信網110を介して、通話要求を送信する。次いで、制御部12は、通話処理を実行する(S30)。通話処理では、まず、制御部12は、S28で送信された通話要求に対する応答を受信する。上記の応答が否定的な応答の場合、制御部12は、通話処理を終了する。一方において、上記の応答が肯定的な応答の場合、制御部12は、以下の処理を実行する。制御部12は、移動体通信網110を介して受信されたデジタル音声データを、アナログ音声データに変換する。次いで、制御部12は、アナログ音声データを、スピーカ部28に供給する。スピーカ部28は、供給されたアナログ音声データに対応する音声を出力する。また、制御部12は、マイク部26によって取得されたアナログ音声データを、デジタル音声データに変換する。次いで、制御部12は、変換されたデジタル音声データを、移動体通信網110を介して、通信先の電話装置(例えば第2の携帯電話装置120)に送信する。通話処理は、ユーザによって、操作部18に、通信を切断するための操作(例えばフックキーの操作)が実行されるか、又は、制御部12が通信先の電話装置から切断要求を受信すること、によって終了する。通話処理が終了すると、S48に進む。
S32では、制御部12は、通話要求の送信要求を、IP網100を介して多機能機30に送信する。制御部12は、通話要求に対して否定的な応答を、多機能機30から受信すると、処理を終了する。一方において、制御部12は、通話要求に対する肯定的な応答を受信すると、音声データ通信処理を実行する。音声データ通信処理は、S34〜S46の処理を含む。音声データ通信処理では、ユーザによってマイク部26を介して入力された音声に対応するアナログ音声データは、常にデジタル音声データに変換される。
制御部12は、IP網100を介して、第3種のIPパケットを受信したのか否かを判断する(S34)。ここでNOの場合にS36に進み、YESの場合にS38に進む。S38では、第3種のIPパケットに含まれるデジタル音声データを、アナログ音声データに変換する。次いで、制御部12は、変換されたアナログ音声データを、スピーカ部28に供給して(S40)、S42に進む。S34でNOの場合、即ち、マイク部26によって、アナログ音声データが取得された場合、マイク部26によって取得されたアナログ音声データから変換されたデジタル音声データを含む第2種のIPパケットを、IP網100を介して、多機能機30に送信する(S36)。第2種のIPパケットは、デジタル音声データの他に、多機能機30のIPアドレスと、デジタル音声データの通信先の電話装置の電話番号を示す情報を含む。S36が終了すると、S42に進む。なお、この音声データ通信処理におけるS38及びS40の処理とS36の処理とは、実質並列に行われる処理である。
S42では、制御部12は、音声データ通信を切断するのか否かを判断する。具体的に言うと、ユーザによって、操作部18に、通信を切断するための操作(例えばフックキーの操作)が実行されるか、又は、多機能機30から切断要求を受信する場合に、制御部12は、S42でYESと判断する。ここでNOの場合にS34に戻り、YESの場合にS44に進む。S44では、制御部12は、現在の通信を切断して、処理を終了する。
(多機能機30が実行する処理)
続いて、多機能機30が実行する処理について詳しく説明する。多機能機30の通話制御部44(図1参照)は、操作部36(図1参照)に、電話番号入力操作が実行されることを監視する(S62)。通話制御部44は、操作部36に所定の操作(例えばフックキーの操作)が実行される場合に、電話番号入力操作が実行されたと判断する。ここでYESの場合、通話制御部44は、電話番号入力操作で入力された電話番号を送信先に指定して、PSTN130を介して、通話要求を送信する(S64)。通話要求は、多機能機30の電話番号を示す情報を含む。通話制御部44は、通話要求の送信先から、通話要求に対する否定的な応答を受信すると、S62に戻る。
一方において、通話処理部46は、通話要求に対する肯定的な応答を受信すると、通話処理を実行する(S68)。以下に、多機能機30が、公衆回線電話装置140(即ち、S62において、公衆回線電話装置140の電話番号が入力された)との間で音声データ通信を実行する場合の通話処理を説明する。通話処理部46は、マイク部32によって取得されたアナログ音声データを、マイク部32から取得する。通話処理部46は、取得されたアナログ音声データを、PSTN130を介して、公衆回線電話装置140に送信する。また、通話処理部46は、公衆回線電話装置140から、PSTN130を介して、アナログ音声データを受信する。通話処理部46は、受信されたアナログ音声データを、スピーカ部34に供給する。スピーカ部34は、供給されたアナログ音声データに対応する音声を出力する。通話処理は、ユーザによって、通信を切断するための操作(例えばフックキーの操作)が、操作部36に実行されるか、又は、公衆回線電話装置140から切断要求を受信することによって終了する。通話処理が終了すると、S104に進む。
また、通話制御部44は、PSTN130を介して、通話要求を受信することを監視している(S66)。S66でYESの場合、通話制御部44は、所定の処理を実行する。例えば、通話制御部44は、スピーカ部34に、所定の着信音データを供給してもよいし、表示部38に所定の表示をしてもよい。通話処理部46は、ユーザによって、操作部36に所定の操作が実行されると、S68の通話処理を実行する。
また、通話制御部44は、IP網100を介して、接続要求を受信することを監視している(S70)。ここでNOの場合にS62に戻る。即ち、通話制御部44は、S62,S66,S70のいずれかでYESと判断されるまで、S62,S66,S70の処理を繰り返し実行する。S70でYESの場合、S72に進む。以下では、第1の携帯電話装置10によって、接続要求が送信された(図4のS16参照)場合について説明する。S72では、通話制御部44は、認証処理を実行する。認証処理では、通話制御部44は、受信された接続要求に含まれる電話装置の識別情報と認証情報とが対応付けて、記憶部60に記憶されているか否かを判断する。次いで、通話制御部44は、識別情報が記憶部60に記憶されている場合に、正しく認証されたことを示す認証結果を、IP網100を介して、第1の携帯電話装置10に送信する。一方において、通話制御部44は、識別情報が記憶部60に記憶されていない場合に、正しく認証されなかったことを示す認証結果を、IP網100を介して、第1の携帯電話装置10に送信する。
次いで、通話制御部44は、第1の携帯電話装置10から、IP網100を介して、第1種のIPパケットを受信したか否かを判断する(S74)。ここでYESの場合にS76に進み、NOの場合にS62に戻る。S76では、判断部56(図1参照)は、第1種のIPパケットに含まれる電話番号情報(公衆回線電話装置140の電話番号に対応する電話番号情報)が、通話料金が無料の電話番号に対応するのか否かを判断する(S78)。「通話料金が無料」とは、発信元の電話装置のユーザがキャリアに支払う通話料金が無料であることを意味し、発信先の電話装置のユーザがキャリアに対して通話料金を支払う場合も含む。ここでYESの場合にS88に進み、NOの場合にS78に進む、S78では、特定処理部58は、料金情報生成処理を実行する。
特定処理部58が実行する料金情報生成処理について説明する。特定処理部58は、S70で取得された識別情報に対応付けて、記憶部60に記憶されている料金プラン71を取得する。以下では、特定処理部58が、第4プラン79(図2参照)を取得した場合について説明する。特定処理部58は、第4プラン79に対応付けて、携帯用料金テーブル70に登録されている定額上限金額72(即ち「なし」)と、パケット料73(即ち「7」)と、通話料74(即ち「30」)と、無料通話金額75(即ち「2000」)と、を取得する。次いで、特定処理部58は、S74で受信された電話番号情報の市外局番に対応付けて、PSTN用料金テーブル80に登録されている通話料82(ここでは「10」)を取得する。次いで、特定処理部58は、取得された各料金72〜75、82を用いて、第1の料金情報と、第2の料金情報と、を算出する。第1の料金情報は、多機能機30を介して、音声データ通信を実行する場合(以下では「第1の通信方法」と呼ぶ)に、必要な第1の料金の経時変化を示す情報である。第2の料金情報は、多機能機30を介さずに、音声データ通信を実行する場合(以下では「第2の通信方法」と呼ぶ)に、必要な第2の料金の経時変化を示す情報である。なお、第2の通信方法(多機能機30を介さない音声データ通信を実行する方法)は、第1の携帯電話装置10と他の電話装置とが、(移動体通信網110等を介して)直接音声データ通信を実行する通信方法である、ということができる。
特定処理部58は、定額上限金額72と、パケット料73と、通話料82と、を用いて、第1の料金情報を算出する。図6に示す線152は、定額上限金額72「なし」と、パケット料73「7」と、を用いて得られる料金情報を示す。即ち、線152は、第1の携帯電話装置10と、多機能機30と、の間で、IP網100を介してIPパケット通信を実行するために必要な料金の経時的変化を示す。なお、図6の横軸は通信時間を示し、縦軸は料金を示す。線154は、通話料82「10」を用いて得られる料金情報を示す。即ち、線154は、多機能機30と、公衆回線電話装置140と、の間で、PSTN130を介して音声データ通信を実行するために必要な料金の経時変化を示す。特定処理部58は、線152で示される料金情報と、線154で示される料金情報と、の料金を加算することによって、第1の料金情報を算出する。線150は、第1の料金情報を示す。特定処理部58は、通話料74「30」と、無料通話金額75「2000」と、を用いて、第2の料金情報を算出する。線160は、第2の料金情報を示す。
特定処理部58による料金情報生成処理が終了すると、特定処理部58は、第1の料金情報と第2の料金情報とを用いて、必要な料金が逆転する時点があるのか否かを判断する(S80)。図6では、通話時間がt1の時点で、必要な料金が逆転する。通話時間がt1より短い場合には第2の料金の方が安くなり、通話時間がt1より長い場合には第1の料金の方が安くなる。即ち、通話時間がt1より短い場合には第2の通信方法で音声データ通信を実行する方が安くなり、通話時間がt1より長い場合には第1の通信方法で音声データ通信を実行する方が安くなる。
S80でYESの場合、特定処理部58は、通話時間がt1より短い場合に第2の通信方法が安く、通話時間がt1より長い場合に第1の通信方法が安いことを示す、通信方法情報を含む第4種のIPパケットを、IP網100を介して、第1の携帯電話装置10に送信する(S82)。一方において、S80でNOの場合、特定処理部58は、S78で生成された第1,第2の料金情報のうちの料金が安い料金情報に対応する通信方法を示す通信方法情報を含む第4種のIPパケットを、IP網100を介して、第1の携帯電話装置10に送信する(S84)。S82又はS84が終了すると、S86に進む。
S86では、通話制御部44は、第1の携帯電話装置10から、IP網100を介して、通話要求の送信要求を受信したのか否かを判断する。通話制御部44は、予め設定された期間内に、通話要求の送信要求を受信した場合に、S86でYESと判断する。一方において、通話制御部44は、上記の予め設定された期間中に、通話要求の送信要求を受信しなかった場合に、S86でNOと判断する。S86でNOの場合、S62に戻る。一方において、S86でYESの場合(即ち上記の期間内に通話要求の送信要求を受信した場合)、通話要求送信部50(図1参照)は、PSTN130を介して、通話要求を公衆回線電話装置140に送信する(S88)。S88で送信される通話要求は、S64で送信される通話要求と同じである。即ち、通話要求は、多機能機30の電話番号に対応する電話番号情報を含む。
続いて、中継部48(図1参照)は、音声データ中継処理を実行する。音声データ中継処理は、S90〜S102の処理を含む。音声データ中継処理では、中継部48は、IP網100を介して、第1の携帯電話装置10から、第2種のIPパケットを受信することを監視している(S90)。S90でYESの場合、変換部51(図1参照)は、受信された第2種のIPパケットに含まれるデジタル音声データを、アナログ音声データに変換する(S92)。次いで、アナログ音声データ送信部52(図1参照)は、変換されたアナログ音声データを、PSTN130を介して、公衆回線電話装置140に送信して(S94)、S102に進む。
中継部48は、PSTN130を介して、公衆回線電話装置140から、アナログ音声データを受信することを監視している(S96)。ここでNOの場合にS102に進み、YESの場合にS98に進む。S98では、変換部51は、受信されたアナログ音声データを、デジタル音声データに変換する。次いで、デジタル音声データ送信部54(図1参照)は、変換されたデジタル音声データを含む第3種のIPパケットを、IP網100を介して、第1の携帯電話装置10に送信して(S100)、S102に進む。
S102では、中継部48は、音声データ通信を切断するのか否かを判断する。具体的には、中継部48は、第1の携帯電話装置10又は公衆回線電話装置140から、切断要求を受信する場合に、S102でYESと判断する。ここでNOの場合にS90に戻り、YESの場合にS104に進む。S104では、中継部48は、現在の通信を切断して、処理を終了する。中継部48は、IP網100を介して、第1の携帯電話装置10と接続されている場合、IP網100を介して、第1の携帯電話装置10に、切断要求を送信する。
本実施例について詳しく説明した。本実施例では、多機能機30は、第1の携帯電話装置10から通話要求の送信要求を受信する(図5のS86)と、多機能機30の電話番号情報を含む通話要求を、公衆回線電話装置140に送信する(図5のS88)。これにより、多機能機30は、公衆回線電話装置140と、PSTN130を介して、アナログ音声データ通信を実行することができる。また、多機能機30は、第1の携帯電話装置10と、IP網100を介してデジタル音声データ通信を実行することができる。このことから、多機能機30は、上記の音声データ中継処理を実行することによって、第1の携帯電話装置10と、公衆回線電話装置140と、の間の音声データ通信を中継する(音声データ中継処理(図5のS92〜S104))ことができる。この結果、例えば、第1の携帯電話装置10は、多機能機30を介して、第1の携帯電話装置10の通話要求を受け付けない特定の公衆回線電話装置と、音声データ通信をすることができる。多機能機30は、特に、例えば、ユーザが第1の携帯電話装置10を携帯して外出していた場合に、その第1の携帯電話装置10から第1の携帯電話装置10と直接音声データ通信を実行できない公衆回線電話装置に電話を掛ける必要がある場合に有用である。
また、多機能機30は、第1の通信方法(多機能機30を介した通信)と、上記の第2の通信方法(多機能機30を介さない通信)と、のうちの必要な料金が安い方の通信方法を含む第4種のIPパケットを第1の携帯電話装置10に送信する(S82,S84)。これにより、第1の携帯電話装置10のユーザは、必要な料金が安くなる通信方法を指定することができる。
なお、多機能機30が「IP網と公衆回線網との両方に接続可能な電話装置」の一例であり、第1の携帯電話装置10が「IP網に接続可能な電話装置」の一例である。通信方法情報が「特定の情報」、「所定の情報」の一例である。図4のS24の処理が「提示処理」の一例である。
(第2実施例)
本実施例では、第1の携帯電話装置10の制御部12が、判断部56と特定処理部58とを備える点で、第1実施例と異なる。また、第1の携帯電話装置10の記憶部14に、各テーブル70,80と、が記憶されている点で、第1実施例と異なる。なお、多機能機30は、判断部56と特定処理部58とを備えていない。また、多機能機30の記憶部60には、各テーブル70,80が記憶されていない。
(第1の携帯電話装置が実行する処理)
第1の携帯電話装置10が実行する処理を、図7を参照して説明する。S12,S14は、第1実施例と同様である。なお、S14でYESの場合にS16に進み、NOの場合にS76に進む。次いで、判断部56は、S76の処理を実行する。S76の処理は、第1実施例において、多機能機30の判断部56が実行する処理と同様である。S76でYESの場合にS16に進み、S76でNOの場合にS78に進む。特定処理部58が実行するS78,S80の処理は、第1実施例において、多機能機30の特定処理部58が実行するS78,S80の処理と同様である。S80でYESの場合、特定処理部58は、S78で生成された第1,第2の料金情報を用いて、料金が逆転する時点までにおける料金が安い方に対応する通信方法と、料金が逆転する時点以降における料金が安い方に対応する通信方法と、料金が逆転する時点と、を示す画面を、表示部20に表示する(S112)。一方において、S80でNOの場合、S78で生成された第1,第2の料金情報のうちの料金が安い方に対応する通信方法を示す画面を、表示部20に表示する(S114)。S112,S114では、特定処理部58は、さらに、第1の通信方法と第2の通信方法の一方を、ユーザが指定することを促す画面を、表示部20に表示する。
制御部12は、S26の処理を終了すると、S16〜S20の処理を実行する。即ち、本実施例と第1実施例とは、第1の携帯電話装置10が実行する処理の順序が異なる。なお、S20では、制御部12は、第1種のIPパケットに加えて、通話要求の送信要求を送信する。制御部12は、S22,S24及びS32の処理は実行しない。以下の処理は、第1実施例と同様である。
なお、本実施例の多機能機30は、図5のS76〜S84の処理を実行しない。その他の処理は、第1実施例と同様である。第2実施例について詳しく説明した。第2実施例においても、第1実施例と同様の効果を奏することができる。
(変形例)
(1)上記の第2実施例において、多機能機30は、第1実施例の多機能機30と同一の構成を備えていてもよい。多機能機30は、S76の前に、図5のS74で受信された第1種のIPパケットに、通話要求の送信要求が含まれているのか否かを判断してもよい。上記の判断でYESの場合にS88に進み、NOの場合にS76に進んでもよい。また、この場合、第1の携帯電話装置10は、第1の携帯電話装置10と多機能機30とのいずれで料金情報生成処理を実行すべきであるのかを、ユーザに選択させてもよい。また、第1の携帯電話装置10は、入力された電話番号が通話料の無料の電話番号であるのか否かの判断を行い、無料である場合には料金情報生成処理を行うことなく、多機能機30を介して音声データ通信処理を行い、無料でないと判断した場合は多機能機30に料金情報生成処理を実行させてもよい。
(2)上記の第1実施例では、第1の携帯電話装置10は、第4種のIPパケットを受信する(図4のS22)と、当該IPパケットに含まれる通信方法情報を、表示部20に表示する。しかしながら、第4種のIPパケットに含まれる通信方法情報と、表示部20に表示される情報とが異なっていてもよい。例えば、多機能機30は、上記の第1の料金情報と、上記の第2の料金情報と、を通信方法情報として、第1の携帯電話装置10に送信してもよい。第1の携帯電話装置10は、受信された上記の第1の料金情報と、上記の第2の料金情報と、を用いて、第1の通信方法と第2の通信方法のうち、必要な料金が安い通信方法を特定してもよい。第1の携帯電話装置10は、特定された通信方法を示す情報を表示してもよい。この場合、通信方法情報が「特定の情報」の一例であり、特定された通信方法を示す情報が「所定の情報」の一例である。
(3)また、通話料が無料の電話番号の場合に料金情報生成処理を実行してもよい。即ち、図5,7のS76の処理を実行しなくてもよい。この場合、料金情報生成処理では、特定処理部58は、通話料が無料の電話番号であるのか否かを判断してもよい。特定処理部58は、通話料が無料の電話番号であると判断する場合、多機能機30と第1の携帯電話装置10との間のIPパケット通信に必要な料金を、第1の料金情報として算出してもよい。
(4)上記の実施例において、第1の携帯電話装置10は、無料通話金額75の残りの金額と、利用されたIPパケット通信の金額と、を示す情報を、第1の携帯電話装置10のキャリアから、取得してもよい。第1実施例では、第1の携帯電話装置10は、取得した情報を、多機能機30に送信してもよい。多機能機30は、上記の取得した情報を用いて、料金情報生成処理(図5のS78)を実行してもよい。第2実施例では、第1の携帯電話装置10は、さらに、キャリアから取得した情報を用いて、料金情報生成処理(図7のS78)を実行してもよい。
(5)PSTN用料金テーブル80は、複数のキャリアに対応する複数個のテーブルを含んでいてもよい。また、携帯用料金テーブル70も同様である。
(6)また、例えば、第1の携帯電話装置10は、第2の通信方法(即ち、多機能機30を介さずに通信する方法)を選択する場合(図4、図7のS26でNO)、アプリケーションを終了させ、上記の通常の通話処理を実行することによって、電話を掛けるような構成であってもよい。
(7)また、第1実施例において、入力された電話番号が携帯電話装置の電話番号であるかの判断(図4のS14)を、多機能機30が実行してもよい。多機能機30は、S74で受信した第1種のIPパケットに含まれる電話番号が携帯電話装置の電話番号であるかを判断してもよい。多機能機30は、携帯電話装置の電話番号でないと判断した場合には、S78以降の処理を行い、携帯電話装置の電話番号であると判断した場合は、第2通信方法で通信すべき旨の情報を含む第4種のIPパケットを送信してもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:ネットワークシステム、10:第1の携帯電話装置、12:制御部、20:表示部、30:多機能機、44:通話制御部、46:通話処理部、48:中継部、50:通話要求送信部、51:変換部、52:アナログ音声データ送信部、54:デジタル音声データ送信部、56:判断部、58:特定処理部、100:IP網、110:移動体通信網、120:第2の携帯電話装置、130:PSTN、140:公衆回線電話装置

Claims (9)

  1. IP網と公衆回線網との両方に接続可能な電話装置であって、
    マイク部と、スピーカ部と、ユーザによって操作される操作部と、通話制御部と、を備え、
    前記通話制御部は、
    第1の通話要求を、前記公衆回線網に接続された第1の公衆回線電話装置に、前記公衆回線網を介して送信するための操作が前記操作部に実行される第1の場合と、前記第1の公衆回線電話装置から、第2の通話要求が、前記公衆回線網を介して受信される第2の場合と、の少なくとも一方の場合に、前記マイク部によって取得される第1のアナログ音声データを、前記第1の公衆回線電話装置に、前記公衆回線網を介して送信すると共に、前記第1の公衆回線電話装置から、前記公衆回線網を介して受信される第2のアナログ音声データを、前記スピーカ部に供給する通話処理部と、
    前記IP網に接続可能な他の電話装置から、前記公衆回線網に接続された第2の公衆回線電話装置に対応する特定の識別情報を含む第1種のIPパケットが、前記IP網を介して受信される第3の場合に、前記他の電話装置と前記第2の公衆回線電話装置との間の音声データ通信を中継する中継部と、を備え、
    前記中継部は、
    前記第3の場合に、第3の通話要求を、前記第2の公衆回線電話装置に、前記公衆回線網を介して送信する通話要求送信部と、
    前記他の電話装置から、前記IP網を介して受信される第2種のIPパケットに含まれる第1のデジタル音声データを、第3のアナログ音声データにD/A変換する変換部であって、前記第2の公衆回線電話装置から、前記公衆回線網を介して受信される第4のアナログ音声データを、第2のデジタル音声データにA/D変換する前記変換部と、
    前記第3のアナログ音声データを、前記第2の公衆回線電話装置に、前記公衆回線網を介して送信するアナログ音声データ送信部と、
    前記第2のデジタル音声データを含む第3種のIPパケットを、前記他の電話装置に、前記IP網を介して送信するデジタル音声データ送信部と、を備える電話装置。
  2. 前記中継部は、前記第3の場合に、前記特定の識別情報により、前記電話装置自身と前記第2の公衆回線電話装置との通話料金が無料であるのか否かを判断する判断部をさらに備え、
    前記通話要求送信部は、前記第3の場合であり、かつ、前記第2の公衆回線電話装置との通話料金が無料であると判断される場合に、前記第3の通話要求を送信し、
    前記中継部は、前記第3の場合であり、かつ、前記第2の公衆回線電話装置との通話料金が無料でないと判断される場合に、特定の処理を実行する特定処理部をさらに備える、請求項1に記載の電話装置。
  3. 前記特定の処理は、
    前記他の電話装置と前記第2の公衆回線電話装置との間で、前記電話装置自身を介して、音声データ通信を実行するのに必要な第1の料金に関する第1の料金情報と、前記他の電話装置と前記第2の公衆回線電話装置との間で、前記電話装置自身を介さずに、音声データ通信を実行するのに必要な第2の料金に関する第2の料金情報と、を生成する生成処理と、
    前記第1の料金情報と前記第2の料金情報とを用いて得られる特定の情報を含む第4種のIPパケットを、前記他の電話装置に、前記IP網を介して送信する送信処理と、を含む、請求項2に記載の電話装置。
  4. 前記第1の料金情報は、前記他の電話装置と前記電話装置自身との間で通信される前記第2種及び前記第3種のIPパケットの通信料金に関する第1の情報と、前記電話装置自身と前記第2の公衆回線電話装置との間で通信される前記第3及び前記第4のアナログ音声データの通信料金に関する第2の情報と、を含む、請求項3に記載の電話装置。
  5. 前記第1の料金情報は、前記第1の料金の経時変化に関する情報を含み、
    前記第2の料金情報は、前記第2の料金の経時変化に関する情報を含み、
    前記特定処理部は、前記第1の料金情報と前記第2の料金情報とを用いて、必要な料金が逆転する特定の時点を特定し、前記特定の時点に関する情報を含む前記特定の情報を生成する、請求項3又は4に記載の電話装置。
  6. 前記特定処理部は、前記特定の時点が存在しない場合に、前記電話装置自身を介する音声データ通信と、前記電話装置自身を介さない音声データ通信と、のうち、必要な料金が安い方の音声データ通信を示す前記特定の情報を生成する、請求項5に記載の電話装置。
  7. IP網に接続可能な電話装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記電話装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    前記IP網と公衆回線網との両方に接続可能な他の電話装置を介して、前記公衆回線網に接続された公衆回線電話装置と音声データ通信を実行するか、前記他の電話装置を介さずに、前記公衆回線電話装置と音声データ通信を実行するか、を選択する選択処理と、
    前記公衆回線電話装置に対応する特定の識別情報を含む第1種のIPパケットを、前記他の電話装置に、前記IP網を介して送信する第1の送信処理と、
    前記他の電話装置を介して音声データ通信を実行することが選択された場合に、前記電話装置のマイク部によって取得されるアナログ音声データに対応する第1のデジタル音声データを含む第2種のIPパケットを、前記他の電話装置に、前記IP網を介して送信する第2の送信処理と、
    前記他の電話装置から、前記IP網を介して受信される第3種のIPパケットに含まれる第2のデジタル音声データに対応するアナログ音声データを、前記電話装置のスピーカ部に供給する供給処理と、
    を実行させるコンピュータプログラム。
  8. 前記電話装置と前記公衆回線電話装置との間で、前記他の電話装置を介して、音声データ通信を実行するのに必要な第1の料金に関する第1の料金情報と、前記電話装置と前記公衆回線電話装置との間で、前記他の電話装置を介さずに、音声データ通信を実行するのに必要な第2の料金に関する第2の料金情報と、を用いて得られる特定の情報を含む第4種のIPパケットを、前記IP網を介して前記他の電話装置から受信する受信処理と、
    前記特定の情報を用いて得られる所定の情報をユーザに提示する提示処理と、をさらにコンピュータに実行させ、
    前記選択処理は、ユーザによって特定の操作が実行された場合に、前記他の電話装置を介して音声データ通信を実行することを選択する、請求項7に記載のコンピュータプログラム。
  9. 前記電話装置と前記公衆回線電話装置との間で、前記他の電話装置を介して、音声データ通信を実行するのに必要な第1の料金に関する第1の料金情報と、前記電話装置と前記公衆回線電話装置との間で、前記他の電話装置を介さずに、音声データ通信を実行するのに必要な第2の料金に関する第2の料金情報と、を用いて得られる所定の情報を生成する生成処理と、
    前記所定の情報をユーザに提示する提示処理と、をさらにコンピュータに実行させ、
    前記選択処理は、ユーザによって特定の操作が実行された場合に、前記他の電話装置を介して音声データ通信を実行することを選択する、請求項7に記載のコンピュータプログラム。
JP2009294236A 2009-12-25 2009-12-25 電話装置及びコンピュータプログラム Active JP5223853B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009294236A JP5223853B2 (ja) 2009-12-25 2009-12-25 電話装置及びコンピュータプログラム
US12/976,312 US8416771B2 (en) 2009-12-25 2010-12-22 Telephone apparatus and computer readable medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009294236A JP5223853B2 (ja) 2009-12-25 2009-12-25 電話装置及びコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011135428A true JP2011135428A (ja) 2011-07-07
JP5223853B2 JP5223853B2 (ja) 2013-06-26

Family

ID=44187503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009294236A Active JP5223853B2 (ja) 2009-12-25 2009-12-25 電話装置及びコンピュータプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8416771B2 (ja)
JP (1) JP5223853B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI454127B (zh) * 2011-08-26 2014-09-21 Tecom Co Ltd 令未註冊終端機撥打網路電話之橋接方法及應用程式

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6268717B2 (ja) * 2013-03-04 2018-01-31 富士通株式会社 状態推定装置、状態推定方法及び状態推定用コンピュータプログラム
CN108881141A (zh) * 2017-11-23 2018-11-23 北京视联动力国际信息技术有限公司 一种基于视联网的数据处理方法和装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0750729A (ja) * 1992-06-09 1995-02-21 Seiko Epson Corp 電話機
JP2000295645A (ja) * 1999-02-02 2000-10-20 Komu Square:Kk 通信経路制御装置
JP2001217960A (ja) * 2000-02-02 2001-08-10 Funai Electric Co Ltd 通話プラン別料金表示機能付き通信端末
JP2001257723A (ja) * 2000-02-29 2001-09-21 Unidata Communication Systems Inc インターネット電話機
JP2006203445A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Ntt Electornics Corp Acr装置
JP2006287983A (ja) * 2006-07-24 2006-10-19 Brother Ind Ltd 電話端末及び端末制御プログラム

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5859657A (ja) * 1981-10-05 1983-04-08 Oki Electric Ind Co Ltd 留守番電話装置
JP3229793B2 (ja) 1995-11-30 2001-11-19 三洋電機株式会社 コードレス電話システム
JPH1169064A (ja) 1997-08-25 1999-03-09 Casio Comput Co Ltd ファクシミリ情報通信装置及び記憶媒体
US6253249B1 (en) * 1998-08-31 2001-06-26 Nortel Networks Limited Method and devices for bridging data and telephone networks
US6636506B1 (en) * 1998-11-16 2003-10-21 Fanstel Systems, Llc Internet telephone system and method therefor
JP2001217862A (ja) 2000-02-01 2001-08-10 Ricoh Co Ltd 携帯情報端末用ファクシミリシステム
US20040218748A1 (en) * 2003-04-30 2004-11-04 Stephen Fisher Method and system for providing and using telephone call routing rules
US20060153169A1 (en) * 2004-12-13 2006-07-13 Smartlink Ltd. Customer premises network with PSTN and packet telephony functions
US20060281437A1 (en) * 2005-06-13 2006-12-14 Qwest Communications International Inc. Systems and methods for supporting E911 emergency services in a data communications network
US20080165706A1 (en) * 2007-01-05 2008-07-10 Bruno Bozionek Destination service selection for a telephone

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0750729A (ja) * 1992-06-09 1995-02-21 Seiko Epson Corp 電話機
JP2000295645A (ja) * 1999-02-02 2000-10-20 Komu Square:Kk 通信経路制御装置
JP2001217960A (ja) * 2000-02-02 2001-08-10 Funai Electric Co Ltd 通話プラン別料金表示機能付き通信端末
JP2001257723A (ja) * 2000-02-29 2001-09-21 Unidata Communication Systems Inc インターネット電話機
JP2006203445A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Ntt Electornics Corp Acr装置
JP2006287983A (ja) * 2006-07-24 2006-10-19 Brother Ind Ltd 電話端末及び端末制御プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI454127B (zh) * 2011-08-26 2014-09-21 Tecom Co Ltd 令未註冊終端機撥打網路電話之橋接方法及應用程式

Also Published As

Publication number Publication date
US8416771B2 (en) 2013-04-09
JP5223853B2 (ja) 2013-06-26
US20110158225A1 (en) 2011-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100386995C (zh) 管理服务器和移动终端
JP2002335336A (ja) 携帯電話機および基地局
US9055168B2 (en) Communication apparatus and storage medium storing instructions executable on mobile terminal
KR100841037B1 (ko) 다중 번호 휴대폰의 멀티유저 인터페이스 지원 방법
JP4503553B2 (ja) 通信端末、通信システム及び制御方法
JP5223853B2 (ja) 電話装置及びコンピュータプログラム
CN1867018B (zh) 数字移动终端话费即时提示的方法
WO2009078532A1 (en) Method for providing of call transferring service and mobile terminal using the same
CN103067624A (zh) 一种通信处理方法、终端、服务器及系统
KR100914164B1 (ko) 통화료 세이브를 위한 전화 중계장치
JP3601510B2 (ja) 無線通信装置
JP2019092087A (ja) 情報処理装置及び情報処理システム
WO2016143856A1 (ja) 通話接続において適切な電話番号を用いるための装置及び方法
JP5454059B2 (ja) 携帯端末
JP4244843B2 (ja) 無線端末システム及び充電台
JP2012213099A (ja) 電話システム、ドック装置、携帯端末および電話システムにおける機器接続方法
JP3135458B2 (ja) 無線通信装置
JP2008182318A (ja) 通信端末
JP5851960B2 (ja) 電話サービス選択装置
JP2011044852A (ja) 通信端末装置、通信端末装置の制御方法およびプログラム
JP2004104261A (ja) 通信端末機
JP4810161B2 (ja) 分離課金通信システム
JP2010252387A (ja) デジタルフォトフレームシステム
JP2009224915A (ja) 通信端末
JP2006339825A (ja) 電話システム、電話制御装置、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5223853

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160322

Year of fee payment: 3