JP2009224915A - 通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが情報を入力する手間を増加させることなく、通信料金をユーザに認識させることによりユーザに通信を行うか否かを決定させることが可能な通信端末を提供すること。
【解決手段】この通信端末20Aは、通信先特定情報により特定される通信先端末20Bとの間の通信を開始するための通信要求情報を、通信制御装置10Aへ送信する。通信制御装置10Aは、通信端末20Aと通信先端末20Bとの間の通信を制御する。通信端末20Aは、通信先特定情報により特定される通信先端末20Bとの間で通信を行った場合における通信料金を表す通信料金情報を含む通信料金基礎情報をその通信先特定情報と対応付けて記憶する。通信端末20Aは、通信先特定情報と対応付けて記憶されている通信料金基礎情報に基づいて通信料金情報を取得する。通信端末20Aは、取得された通信料金情報を、通信先特定情報とともに表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、他の端末と通信する通信端末に関する。
通信先端末(例えば、電話装置)との間で通信を開始する際に、その通信を行った場合における通信料金を表す通信料金情報を出力する通信端末(例えば、電話装置)が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
この通信端末は、通信先端末との間の通信を指示する通信指示情報がユーザによって入力された後に、通信を制御する通信制御装置から通信料金情報を受信するように構成されている。
特開2006−295471号公報
この通信端末によれば、ユーザが通信指示情報を入力した後に、通信料金情報が出力される。従って、ユーザが通信料金を認識することができ、通信を行うか否かを決定することができる。
ところで、上記通信端末によれば、ユーザが通信料金を認識した後に通信の中止を希望する場合には、ユーザは、通信を中止するための中止指示情報を入力する操作を行う必要があった。この場合、通信指示情報を入力する操作、及び、中止指示情報を入力する操作が無駄に行われたことになる。即ち、ユーザが情報を入力する手間が増加するという問題があった。
このため、本発明の目的は、上述した課題である「ユーザが情報を入力する手間を増加させることなく、通信料金をユーザに認識させることによりユーザに通信を行うか否かを決定させることができないこと」を解決することが可能な通信端末を提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である通信端末は、
通信先特定情報により特定される通信先端末との間の通信の開始を要求し且つ当該通信先特定情報を含む通信要求情報を、当該通信先端末との間の通信を制御する通信制御装置へ送信する端末である。
更に、この通信端末は、
上記通信先特定情報により特定される通信先端末との間で通信を行った場合における通信料金を表す通信料金情報を含む通信料金基礎情報を当該通信先特定情報と対応付けて記憶する情報記憶手段と、
上記通信先特定情報と対応付けて記憶されている通信料金基礎情報に基づいて上記通信料金情報を取得する情報取得手段と、
上記取得された通信料金情報を、上記通信先特定情報とともに表示する出力手段と、
を備える。
また、本発明の他の形態である通信システムは、
通信端末と、当該通信端末との間で通信する通信先端末と、当該通信装置と当該通信先端末との間の通信を制御する通信制御装置と、を含むシステムである。
更に、上記通信端末は、
上記通信先端末との間の通信の開始を要求し且つ当該通信先端末を特定する通信先特定情報を含む通信要求情報を上記通信制御装置へ送信する通信要求情報送信手段を備え、
上記通信制御装置は、
上記通信要求情報を上記通信端末から受信し、当該受信した通信要求情報に応じて、上記通信先端末の通信制御を行う通信事業者を特定する通信キャリア特定情報、及び、上記通信先端末が上記通信要求情報を送信することにより当該通信先端末が上記通信端末との間で通信を行った場合における通信料金を算出する基準となる通信先料金プラン情報、の少なくとも1つを含む通信先基礎情報を当該通信端末へ送信する通信先基礎情報送信手段を備え、
更に、上記通信端末は、
上記通信制御装置から上記通信先基礎情報を受信する通信先基礎情報受信手段と、
上記通信要求情報に含まれる通信先特定情報と上記受信された通信先基礎情報とを対応付けて記憶するとともに、通信料金を表す通信料金情報及び当該通信先基礎情報を対応付けた通信元基礎情報を記憶する情報記憶手段と、
上記通信先特定情報と対応付けて記憶されている通信先基礎情報と、上記記憶されている通信元基礎情報と、に基づいて当該通信先特定情報により特定される通信先端末との間で通信を行った場合における通信料金を表す通信料金情報を取得する情報取得手段と、
上記取得された通信料金情報を、上記通信先特定情報とともに表示する出力手段と、
を備える。
また、本発明の他の形態である端末制御方法は、
通信先特定情報により特定される通信先端末との間の通信の開始を要求し且つ当該通信先特定情報を含む通信要求情報を、当該通信先端末との間の通信を制御する通信制御装置へ送信する通信端末を制御するための方法である。
更に、この端末制御方法は、
上記通信先特定情報により特定される通信先端末との間で通信を行った場合における通信料金を表す通信料金情報を含む通信料金基礎情報を当該通信先特定情報と対応付けて記憶手段に記憶させる情報記憶処理工程と、
上記通信先特定情報と対応付けて記憶されている通信料金基礎情報に基づいて上記通信料金情報を取得する情報取得工程と、
上記取得された通信料金情報を、上記通信先特定情報とともに表示する出力工程と、
を含む。
また、本発明の他の形態である端末制御プログラムは、
通信先特定情報により特定される通信先端末との間の通信の開始を要求し且つ当該通信先特定情報を含む通信要求情報を、当該通信先端末との間の通信を制御する通信制御装置へ送信する通信端末に、
上記通信先特定情報により特定される通信先端末との間で通信を行った場合における通信料金を表す通信料金情報を含む通信料金基礎情報を当該通信先特定情報と対応付けて記憶手段に記憶させる情報記憶処理手段と、
上記通信先特定情報と対応付けて記憶されている通信料金基礎情報に基づいて上記通信料金情報を取得する情報取得手段と、
上記取得された通信料金情報を、上記通信先特定情報とともに表示手段に表示させる出力処理手段と、
を実現させるためのプログラムである。
本発明は、以上のように構成されることにより、ユーザが情報を入力する手間を増加させることなく、通信料金をユーザに認識させることによりユーザに通信を行うか否かを決定させることができる。
本発明の一形態である通信端末は、
通信先特定情報により特定される通信先端末との間の通信の開始を要求し且つ当該通信先特定情報を含む通信要求情報を、当該通信先端末との間の通信を制御する通信制御装置へ送信する端末である。
更に、この通信端末は、
上記通信先特定情報により特定される通信先端末との間で通信を行った場合における通信料金を表す通信料金情報を含む通信料金基礎情報を当該通信先特定情報と対応付けて記憶する情報記憶手段と、
上記通信先特定情報と対応付けて記憶されている通信料金基礎情報に基づいて上記通信料金情報を取得する情報取得手段と、
上記取得された通信料金情報を、上記通信先特定情報とともに表示する出力手段と、
を備える。
これによれば、ユーザが通信端末に通信要求情報を送信させるための情報(通信先端末との間の通信を指示する通信指示情報)を入力する操作を行う前に、ユーザに通信料金を認識させることができる。この結果、ユーザが無駄に情報を入力する操作を行うことを防止することができる。即ち、ユーザが情報を入力する手間を増加させることなく、通信料金をユーザに認識させることによりユーザに通信を行うか否かを決定させることができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
この場合、
上記通信料金基礎情報は、上記通信先端末の通信制御を行う通信事業者を特定する通信キャリア特定情報、及び、上記通信先端末が上記通信要求情報を送信することにより当該通信先端末が上記通信端末との間で通信を行った場合における通信料金を算出する基準となる通信先料金プラン情報、の少なくとも1つを含む通信先基礎情報と、当該通信先基礎情報及び上記通信料金情報を対応付けた通信元基礎情報と、を含み、
上記情報記憶手段は、上記通信元基礎情報を記憶するとともに、上記通信先基礎情報と上記通信先特定情報とを対応付けて記憶するように構成されることが好適である。
これによれば、通信元基礎情報が変更されることにより、通信端末が各通信先端末との間で通信を行った場合における通信料金(各通信先端末に対する通信料金)が変更された場合、新たに通信先基礎情報を取得することなく、各通信先端末に対する通信料金情報を取得することができる。
また、通信料金は、通信先端末の通信制御を行う通信事業者毎に設定される場合がある。従って、上記構成のように、通信先基礎情報が通信キャリア特定情報を含むことが好適である。同様に、通信料金は、通信先端末に適用される料金プラン毎に設定される場合がある。従って、上記構成のように、通信先基礎情報が通信先料金プラン情報を含むことが好適である。
この場合、上記通信端末は、
上記通信要求情報に応答して上記通信制御装置から送信された上記通信先基礎情報を受信する通信先基礎情報受信手段を備え、
上記情報記憶手段は、上記受信された通信先基礎情報を、上記通信要求情報に含まれる通信先特定情報と対応付けて記憶するように構成されることが好適である。
これによれば、ユーザにより入力された通信先基礎情報を通信端末が記憶する場合と比較して、ユーザが通信先基礎情報を入力する手間を軽減することができる。また、ユーザにより入力された通信先基礎情報を通信端末が記憶する場合よりも正確な通信先基礎情報を通信端末に記憶させることができる。この結果、より正確な通信料金情報を表示することができる。
この場合、
上記通信先基礎情報受信手段は、上記通信端末と上記通信先端末との間の通信が開始する前に上記通信制御装置から上記通信先基礎情報を受信するように構成されることが好適である。
これによれば、通信端末と通信先端末との間の通信が開始する前に、通信端末は通信料金情報を出力することができる。従って、通信が開始する前にユーザに通信料金を認識させることができる。この結果、通信が開始する前にユーザが通信を実際に開始させるか否かを判断することができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
この場合、
上記通信先基礎情報受信手段は、上記通信端末と上記通信先端末との間の通信が終了した後に上記通信制御装置から上記通信先基礎情報を受信するように構成されることが好適である。
ところで、通信が開始する前に通信制御装置から通信先基礎情報を受信するように通信端末が構成された場合、通信の開始が遅延する。これに対し、上記構成によれば、通信の開始が遅延することを回避することができる。
一方、上記通信端末の他の態様において、
上記情報記憶手段は、上記ユーザにより入力された上記通信先基礎情報を記憶するように構成されることが好適である。
これによれば、通信制御装置と通信端末との間の通信量を低減することができる。
また、上記通信端末のいずれかにおいて、
上記出力手段は、上記通信端末と上記通信先端末との間の通信が開始する前に、上記取得された通信料金情報を音声により出力するように構成されることが好適である。
これによれば、通信が開始する前にユーザに通信料金をより一層確実に認識させることができる。この結果、ユーザの利便性を向上させることができる。
この場合、上記通信端末は、
上記出力手段によって上記通信料金情報及び上記通信先特定情報が表示されている状態において、当該表示されている通信先特定情報により特定される通信先端末との間の通信を指示する情報がユーザによって入力された場合にその通信先端末との間の通信の開始を要求し且つ当該通信先特定情報を含む上記通信要求情報を、上記通信制御装置へ送信する通信要求情報送信手段を備えることが好適である。
また、本発明の他の形態である通信システムは、
通信端末と、当該通信端末との間で通信する通信先端末と、当該通信装置と当該通信先端末との間の通信を制御する通信制御装置と、を含むシステムである。
更に、上記通信端末は、
上記通信先端末との間の通信の開始を要求し且つ当該通信先端末を特定する通信先特定情報を含む通信要求情報を上記通信制御装置へ送信する通信要求情報送信手段を備え、
上記通信制御装置は、
上記通信要求情報を上記通信端末から受信し、当該受信した通信要求情報に応じて、上記通信先端末の通信制御を行う通信事業者を特定する通信キャリア特定情報、及び、上記通信先端末が上記通信要求情報を送信することにより当該通信先端末が上記通信端末との間で通信を行った場合における通信料金を算出する基準となる通信先料金プラン情報、の少なくとも1つを含む通信先基礎情報を当該通信端末へ送信する通信先基礎情報送信手段を備え、
更に、上記通信端末は、
上記通信制御装置から上記通信先基礎情報を受信する通信先基礎情報受信手段と、
上記通信要求情報に含まれる通信先特定情報と上記受信された通信先基礎情報とを対応付けて記憶するとともに、通信料金を表す通信料金情報及び当該通信先基礎情報を対応付けた通信元基礎情報を記憶する情報記憶手段と、
上記通信先特定情報と対応付けて記憶されている通信先基礎情報と、上記記憶されている通信元基礎情報と、に基づいて当該通信先特定情報により特定される通信先端末との間で通信を行った場合における通信料金を表す通信料金情報を取得する情報取得手段と、
上記取得された通信料金情報を、上記通信先特定情報とともに表示する出力手段と、
を備える。
また、本発明の他の形態である端末制御方法は、
通信先特定情報により特定される通信先端末との間の通信の開始を要求し且つ当該通信先特定情報を含む通信要求情報を、当該通信先端末との間の通信を制御する通信制御装置へ送信する通信端末を制御するための方法である。
更に、この端末制御方法は、
上記通信先特定情報により特定される通信先端末との間で通信を行った場合における通信料金を表す通信料金情報を含む通信料金基礎情報を当該通信先特定情報と対応付けて記憶手段に記憶させる情報記憶処理工程と、
上記通信先特定情報と対応付けて記憶されている通信料金基礎情報に基づいて上記通信料金情報を取得する情報取得工程と、
上記取得された通信料金情報を、上記通信先特定情報とともに表示する出力工程と、
を含む。
この場合、
上記通信料金基礎情報は、上記通信先端末の通信制御を行う通信事業者を特定する通信キャリア特定情報、及び、上記通信先端末が上記通信要求情報を送信することにより当該通信先端末が上記通信端末との間で通信を行った場合における通信料金を算出する基準となる通信先料金プラン情報、の少なくとも1つを含む通信先基礎情報と、当該通信先基礎情報及び上記通信料金情報を対応付けた通信元基礎情報と、を含み、
上記情報記憶処理工程は、上記通信元基礎情報を上記記憶手段に記憶させるとともに、上記通信先基礎情報と上記通信先特定情報とを対応付けて当該記憶手段に記憶させるように構成されることが好適である。
また、本発明の他の形態である端末制御プログラムは、
通信先特定情報により特定される通信先端末との間の通信の開始を要求し且つ当該通信先特定情報を含む通信要求情報を、当該通信先端末との間の通信を制御する通信制御装置へ送信する通信端末に、
上記通信先特定情報により特定される通信先端末との間で通信を行った場合における通信料金を表す通信料金情報を含む通信料金基礎情報を当該通信先特定情報と対応付けて記憶手段に記憶させる情報記憶処理手段と、
上記通信先特定情報と対応付けて記憶されている通信料金基礎情報に基づいて上記通信料金情報を取得する情報取得手段と、
上記取得された通信料金情報を、上記通信先特定情報とともに表示手段に表示させる出力処理手段と、
を実現させるためのプログラムである。
この場合、
上記通信料金基礎情報は、上記通信先端末の通信制御を行う通信事業者を特定する通信キャリア特定情報、及び、上記通信先端末が上記通信要求情報を送信することにより当該通信先端末が上記通信端末との間で通信を行った場合における通信料金を算出する基準となる通信先料金プラン情報、の少なくとも1つを含む通信先基礎情報と、当該通信先基礎情報及び上記通信料金情報を対応付けた通信元基礎情報と、を含み、
上記情報記憶処理手段は、上記通信元基礎情報を上記記憶手段に記憶させるとともに、上記通信先基礎情報と上記通信先特定情報とを対応付けて当該記憶手段に記憶させるように構成されることが好適である。
上述した構成を有する、通信システム、端末制御方法、又は、端末制御プログラム、の発明であっても、上記通信端末と同様の作用を有するために、上述した本発明の目的を達成することができる。
以下、本発明に係る、通信端末、通信システム、端末制御方法、及び、端末制御プログラム、の実施形態について図1〜図10を参照しながら説明する。
<実施形態>
図1に示したように、実施形態に係る通信システム1は、複数の通信制御装置(基地局)10A,10Bと、複数の携帯電話端末(通信端末)20A,20Bと、を含む。
通信制御装置10A,10Bは、通信回線(本例では、公衆電話網)NWを介して互いに通信可能に接続されている。
通信制御装置10Aは、無線用アンテナ11を備える。通信制御装置10Aは、無線用アンテナ11を介して携帯電話端末20Aと通信可能に構成されている。通信制御装置10Aは、交換機を含んでいる。また、通信制御装置10Aは、図示しないCPU及びメモリを備えている。通信制御装置10Aは、CPUがメモリに記憶されているプログラムを実行することにより後述する機能を実現する。
通信制御装置10Bは、通信制御装置10Aと同様の構成を有している。
このような構成により、通信制御装置10A,10Bは、携帯電話端末20Aと携帯電話端末20Bとの間の通信を制御する。
携帯電話端末20Aは、図2に示したように、制御部21と、無線信号処理部22と、音声信号処理部23と、入力部24と、表示部25と、を含む。
制御部21は、バスを介して互いに接続されたCPU21a及びメモリ(記憶手段)21bを有する。CPU21aは、メモリ21bに記憶されている所定のプログラムを実行することにより、携帯電話端末20Aを構成する各部を制御する。
また、無線信号処理部22には、無線用アンテナ22aが接続されている。無線信号処理部22は、制御部21からの情報を、無線用アンテナ22aを介して通信制御装置10Aへ送信する。更に、無線信号処理部22は、無線用アンテナ22aを介して通信制御装置10Aから情報を受信し、取得した情報を制御部21へ送る。
また、音声信号処理部23には、マイクロホン23a及びスピーカ23bが接続されている。マイクロホン23aは、マイクロホン23aの周囲の音声を表す入力音声信号を音声信号処理部23へ出力する。音声信号処理部23は、マイクロホン23aにより出力された入力音声信号に基づいて(入力音声信号を変換することにより)入力音声情報を生成し、生成した入力音声情報を制御部21へ送る。
加えて、音声信号処理部23は、制御部21からの出力音声情報に基づいて(出力音声情報を変換することにより)出力音声信号を生成し、生成した出力音声信号をスピーカ23bへ送る。スピーカ23bは、音声信号処理部23からの出力音声信号が表す音声をスピーカ23bの外部へ出力する。
更に、制御部21は、携帯電話端末(通信先端末)20Bとの間の通信(通話)用接続を確立するために、制御用送信情報を無線信号処理部22へ送るとともに制御用受信情報を無線信号処理部22から受け取る。
制御部21は、通信用接続が確立している場合、音声信号処理部23からの入力音声情報を無線信号処理部22へ送る。更に、制御部21は、通信用接続が確立している場合、無線信号処理部22により受信された情報に基づいて出力音声情報を生成し、生成した出力音声情報を音声信号処理部23へ送る。このような構成により、携帯電話端末20Aのユーザは、通信用接続が確立している場合、マイクロホン23a及びスピーカ23bを介して通信先(通話先)の携帯電話端末20Bのユーザとの間で通話を行うことができる。
入力部24は、複数のキー(ボタン式スイッチ)24aを有している。入力部24は、これらのキー24aが押し込まれると、それぞれのキー24aに対応する操作入力情報を制御部21へ出力するようになっている。
表示部25は、ディスプレイ25aを有している。表示部25は、制御部21からの画像情報に基づいてそのディスプレイ25aに文字及び図形等からなる画像を表示するようになっている。
図3は、上記のように構成された通信制御装置10A及び携帯電話端末(通信端末)20Aの機能のうちの、携帯電話端末20Aと携帯電話端末(通信先端末)20Bとの間の通信用接続を確立する(携帯電話端末20Aが発呼する)際の機能を表すブロック図である。この機能は、携帯電話端末20AのCPU21aがメモリ21bに記憶されているプログラムを実行すること、及び、通信制御装置10AのCPUが通信制御装置10Aのメモリに記憶されているプログラムを実行すること等により実現される。
この携帯電話端末20Aの機能は、情報記憶部(情報記憶手段)31と、通信料金情報取得部(情報取得手段)32と、通信先一覧表示部(出力手段の一部)33と、通信指示情報受付部34と、通信制御部(通信要求情報送信手段及び通信先基礎情報受信手段)35と、通信情報出力部(出力手段の一部)36と、を含む。
情報記憶部31は、図4に示したように、通信キャリア特定情報(通信先基礎情報)と、通信料金(通話料金)を表す通信料金情報と、の組からなる通信元基礎情報をメモリ21bに複数記憶させている。即ち、情報記憶部31は、通信キャリア特定情報(通信先基礎情報)と、通信料金情報と、を対応付けてメモリ21bに記憶させていると言うことができる。
ここで、通信キャリア特定情報は、通信先の携帯電話端末の通信制御を行う通信事業者を特定する情報である。また、通信料金情報は、同一の通信元基礎情報を構成する通信キャリア特定情報により特定される通信事業者が通信制御を行う携帯電話端末と携帯電話端末20Aとの間で通信を行った場合における通信料金を表す情報である。また、通信料金情報は、1分あたりの通信(本例では、音声通信、通話)に対して課される料金を表す。
なお、本例では、通信キャリア特定情報「CA」と通信料金情報「10」との組からなる通信元基礎情報と、通信キャリア特定情報「CB」と通信料金情報「15」との組からなる通信元基礎情報と、通信キャリア特定情報「CC」と通信料金情報「10」との組からなる通信元基礎情報と、がメモリ21bに記憶されている。
また、本例では、情報記憶部31は、携帯電話端末20Aの起動時に、通信制御装置10Aから通信元基礎情報を受信し、受信した通信元基礎情報をメモリ21bに記憶させる。なお、情報記憶部31は、ユーザにより入力された通信元基礎情報をメモリ21bに記憶させる機能を有していてもよい。
更に、情報記憶部31は、図5に示したように、通信先電話番号情報(通信先特定情報)と、通信先名称情報と、通信キャリア特定情報(通信先基礎情報)と、の組からなる通信先情報をメモリ21bに複数記憶させている。即ち、情報記憶部31は、通信先電話番号情報(通信先特定情報)と、通信先名称情報と、通信キャリア特定情報(通信先基礎情報)と、を対応付けてメモリ21bに記憶させている。
ここで、通信先電話番号情報は、通信先の携帯電話端末を特定する電話番号を表す情報である。また、通信先名称情報は、通信先の携帯電話端末のユーザを識別するために携帯電話端末20Aのユーザが設定した情報である。
なお、本例では、通信先電話番号情報「123−4567−8901」と通信先名称情報「AAAさん」と通信キャリア特定情報「CA」との組からなる通信先情報と、通信先電話番号情報「123−4567−8902」と通信先名称情報「BBBさん」と通信キャリア特定情報「CB」との組からなる通信先情報と、通信先電話番号情報「123−4567−8903」と通信先名称情報「CCCさん」と通信キャリア特定情報「CC」との組からなる通信先情報と、通信先電話番号情報「123−4567−8904」と通信先名称情報「DDDさん」と通信キャリア特定情報「CA」との組からなる通信先情報と、がメモリ21bに記憶されている。
また、通信先基礎情報を含む通信先情報、及び、通信元基礎情報は、通信料金基礎情報を構成している。
通信料金情報取得部32は、情報記憶部31によりメモリ21bに記憶されている通信先情報及び通信元基礎情報に基づいて、各通信先の携帯電話端末に対する通信料金情報を取得する。即ち、通信料金情報取得部32は、通信先情報に含まれる通信キャリア特定情報と同一の通信キャリア特定情報を含む通信元基礎情報に含まれる通信料金情報を、その通信先情報によって特定される通信先の携帯電話端末に対する通信料金情報として取得する。
通信先一覧表示部33は、ユーザが入力部24を介して入力する一覧表示指示情報に応じて、図6に示したように、通信先情報毎の通信先情報表示画像601〜604の一覧を、ディスプレイ25aに表示させる。各通信先情報表示画像601〜604は、通信先情報に含まれる通信先電話番号情報が表す通信先電話番号と、通信先情報に含まれる通信先名称情報が表す通信先名称と、通信料金情報取得部32により取得された通信料金情報が表す通信料金と、を表す画像である。
通信指示情報受付部34は、ユーザが入力部24を介して入力する通信先選択情報を受け付ける。具体的には、通信指示情報受付部34は、通信先一覧表示部33によって表示された通信先情報表示画像601〜604の一覧の中から、1つの通信先情報表示画像をユーザに選択させることによって、その通信先情報表示画像に対応する通信先選択情報を受け付ける。通信先選択情報は、通信先の携帯電話端末を特定する情報(本例では、通信先電話番号情報)である。
更に、通信指示情報受付部34は、ユーザが入力部24を介して入力する通信指示情報を受け付ける。通信指示情報は、通信先選択情報により特定される通信先の携帯電話端末との間の通信の開始を指示する情報である。
通信制御部35は、通信指示情報受付部34によって受け付けられた通信先選択情報及び通信指示情報に基づいて、通信要求情報を通信制御装置10Aへ送信する。通信要求情報は、通信先選択情報(本例では、通信先電話番号情報)を含み、且つ、通信先選択情報により特定される通信先の携帯電話端末との間の通信の開始を要求する情報である。
更に、通信制御部35は、後述するように、通信要求情報に応じて通信制御装置10Aから通信キャリア特定情報(通信先基礎情報)を受信する。
情報記憶部31は、通信制御部35により受信された通信キャリア特定情報を、上記通信要求情報に含まれる通信先選択情報を含む通信先情報を構成する通信キャリア特定情報として、メモリ21bに記憶させる。即ち、情報記憶部31は、通信制御装置10Aから受信した通信キャリア特定情報を、上記通信先情報に含まれる通信先特定情報と対応付けてメモリ21bに記憶させると言うことができる。
通信情報出力部36は、通信制御部35が通信キャリア特定情報を受信すると、図7に示したような画像をディスプレイ25aに表示させる。この画像は、上記通信要求情報に含まれる通信先選択情報を含む通信先情報に係る、通信先電話番号と、通信先名称と、受信した通信キャリア特定情報に基づいて通信料金情報取得部32により取得された通信料金情報が表す通信料金と、を表す画像である。
更に、通信情報出力部36は、通信制御部35が通信キャリア特定情報を受信すると、携帯電話端末20Aと携帯電話端末20Bとの間の通信が開始する(通信用接続が確立される)前に(通信の開始に先立って)、上記通信料金をユーザに通知するためのメッセージ(例えば、「この通話は、1分あたり10円が課金されます」というメッセージ)を含む音声をスピーカ23bに出力させる。即ち、通信情報出力部36は、上記通信料金情報を音声により出力すると言うことができる。
通信制御装置10Aの機能は、通信先基礎情報取得部41aを含む呼制御部(通信先基礎情報送信手段)41を有する。
通信先基礎情報取得部41aは、通信要求情報を受信すると、その通信要求情報に含まれる通信先選択情報によって特定される通信先の携帯電話端末20Bの通信先基礎情報(本例では、通信キャリア特定情報)を要求する基礎情報要求情報を通信制御装置10Bへ送信する。
通信先基礎情報取得部41aは、基礎情報要求情報に応じて通信制御装置10Bから通信先基礎情報を受信(取得)する。
呼制御部41は、通信先基礎情報取得部41aによって取得された通信先基礎情報を、通信要求情報を送信してきた携帯電話端末20Aへ送信する。
そして、呼制御部41は、携帯電話端末20Bを呼び出す(携帯電話端末20Bに着信を通知する)ための呼出信号を、通信制御装置10Bを介して携帯電話端末20Bへ送信する。
更に、呼制御部41は、呼出信号に応答する応答信号を通信制御装置10Bを介して携帯電話端末20Bから受信すると、携帯電話端末20Aと携帯電話端末20Bとの間の通信用接続を確立する。
これにより、携帯電話端末20A及び携帯電話端末20Bの状態は、携帯電話端末20Aのユーザ(発呼者)と、携帯電話端末20Bのユーザ(被呼者)と、の間で通話可能な状態となる。
次に、上述した機能に係る通信システム1の作動について、図8に示したシーケンス図を参照しながら具体的に述べる。
いま、携帯電話端末20Aのメモリ21bに、図4に示したように通信元基礎情報が記憶されるとともに、図5に示したように通信先情報が記憶されている状態を想定して説明を続ける。
更に、携帯電話端末(通信端末)20AのユーザUAが、電話番号「123−4567−8901」により特定される携帯電話端末(通信先端末)20BのユーザUB(ユーザUAが「AAAさん」を通信先名称情報として設定したユーザ)と通話することを希望する場合について説明する。
この場合、携帯電話端末20AのユーザUAは、通信先情報の一覧を表示することを指示する一覧表示指示情報を携帯電話端末20Aに入力する。本例では、ユーザUAは、一覧表示指示情報に割り当てられたキー24aを押し込むことにより、一覧表示指示情報を入力する。
これにより、携帯電話端末20AのCPU21aは、メモリ21bに記憶されている通信元基礎情報及び通信先情報に基づいて通信料金情報を取得する。そして、CPU21aは、図6に示したように、通信先情報毎の通信先情報表示画像601〜604の一覧を、ディスプレイ25aに表示させる(図8のステップA1、情報取得工程、情報取得手段、出力工程及び出力手段)。
このように、通信料金情報が通信先情報とともに表示される。これによれば、ユーザUAが携帯電話端末20Aに通信要求情報を送信させるための情報(通信先選択情報及び通信指示情報)を入力する操作を行う前に、ユーザUAに通信料金を認識させることができる。この結果、ユーザUAが無駄に情報を入力する操作を行うことを防止することができる。即ち、ユーザUAが情報を入力する手間を増加させることなく、通信料金をユーザUAに認識させることによりユーザUAに通信を行うか否かを決定させることができる。従って、ユーザUAの利便性を向上させることができる。
そして、CPU21aは、ユーザUAによって、通信先選択情報及び通信指示情報が入力されるまで待機する。
ユーザUAは、ディスプレイ25aに表示された通信先情報表示画像601〜604の一覧の中から、1つの通信先情報表示画像を選択するとともに、通信指示情報に割り当てられたキー24aを押し込むことにより、選択された通信先情報表示画像に対応する通信先選択情報、及び、通信指示情報を入力する。
これにより、CPU21aは、入力された通信先選択情報及び通信指示情報を受け付ける(ステップA2)。次いで、CPU21aは、受け付けた通信先選択情報及び通信指示情報に基づいて、通信要求情報を通信制御装置10Aへ送信する(ステップA3)。そして、通信先基礎情報を通信制御装置10Aから受信するまで待機する。
一方、通信制御装置10Aは、通信要求情報を受信するまで待機している。この状態においては、通信制御装置10Aは、携帯電話端末20Aから通信要求情報を受信する。
従って、通信制御装置10Aは、その通信要求情報に含まれる通信先選択情報によって特定される通信先の携帯電話端末20Bの通信先基礎情報(本例では、通信キャリア特定情報)を要求する基礎情報要求情報を通信制御装置10Bへ送信する(ステップB1)。そして、通信制御装置10Aは、通信制御装置10Bから通信先基礎情報を受信するまで待機する。
一方、通信制御装置10Bは、基礎情報要求情報を受信するまで待機している。この状態においては、通信制御装置10Bは、通信制御装置10Aから基礎情報要求情報を受信する。
従って、通信制御装置10Bは、受信した基礎情報要求情報に応じて通信先基礎情報を通信制御装置10Aへ送信する(ステップC1)。
これにより、通信制御装置10Aは、通信制御装置10Bから通信先基礎情報を受信する。従って、通信制御装置10Aは、受信した通信先基礎情報を携帯電話端末20Aへ送信する(ステップB2)。そして、通信制御装置10Aは、予め設定された時間だけ待機する。
一方、携帯電話端末20Aは、通信制御装置10Aから通信先基礎情報を受信する。従って、携帯電話端末20AのCPU21aは、受信した通信先基礎情報を、上記送信した通信要求情報に含まれる通信先選択情報(ここでは、「123−4567−8901」を表す情報)を含む通信先情報を構成する通信キャリア特定情報として、メモリ21bに記憶させる(ステップA4、情報記憶処理工程及び情報記憶処理手段)。即ち、この場合、通信先情報は変更されない。
このように、携帯電話端末20Aは、携帯電話端末20Aと携帯電話端末20Bとの間の通信が開始する前に、通信制御装置10Aから通信先基礎情報を受信する。
そして、CPU21aは、メモリ21bに記憶されている通信先情報のうちの、上記送信した通信要求情報に含まれる通信先選択情報を含む通信先情報と、メモリ21bに記憶されている通信元基礎情報と、に基づいて通信料金情報を取得する。
更に、CPU21aは、通信先電話番号「123−4567−8901」と、通信先名称「AAAさん」と、取得した通信料金情報が表す通信料金「10円/分」と、を表す画像をディスプレイ25aに表示させる(図7を参照)。加えて、CPU21aは、取得した通信料金情報が表す通信料金をユーザに通知するためのメッセージ(本例では、「この通話は、1分あたり10円が課金されます」というメッセージ)を含む音声をスピーカ23bに出力させる(ステップA5、情報取得工程、情報取得手段、出力工程及び出力手段)。
このように、携帯電話端末20Aは、携帯電話端末20Aと携帯電話端末20Bとの間の通信が開始する前に、通信料金情報を音声により出力する。これによれば、通信が開始する前にユーザUAに通信料金をより一層確実に認識させることができる。この結果、ユーザUAの利便性を向上させることができる。
その後、通信制御装置10Aは、携帯電話端末20Bを呼び出す(携帯電話端末20Bに着信を通知する)ための呼出信号を、通信制御装置10Bを介して携帯電話端末20Bへ送信する(ステップB3)。そして、通信制御装置10Aは、携帯電話端末20Bから応答信号を受信するまで待機する。
一方、携帯電話端末20Bは、呼出信号を受信すると、携帯電話端末20BのユーザUBにより応答指示情報が入力されるまで待機する。いま、ユーザUBが応答指示情報に割り当てられたキー24aを押し込むことにより、応答指示情報を入力した場合を想定して説明を続ける。
この場合、携帯電話端末20Bは、通信制御装置10Bを介して、応答信号を通信制御装置10Aへ送信する(ステップD1)。
これにより、通信制御装置10Aは、応答信号を受信する。従って、通信制御装置10Aは、携帯電話端末20Aと携帯電話端末20Bとの間の通信用接続を確立する(ステップB4)。
この結果、携帯電話端末20Aと携帯電話端末20Bとの間の通信が開始する。即ち、携帯電話端末20A及び携帯電話端末20Bの状態は、携帯電話端末20AのユーザUAと携帯電話端末20BのユーザUBとの間で通話可能な状態となる。
次に、携帯電話端末20Aのメモリ21bに、図4に示したように通信元基礎情報が記憶されるとともに、図9に示したように通信先情報が記憶されている状態を想定して、通信システム1の作動について説明する。
即ち、この例では、通信先電話番号情報「123−4567−8901」と通信先名称情報「AAAさん」とを含む通信先情報が、通信キャリア特定情報としていずれの情報も含んでいない。
この状態において、更に、携帯電話端末20AのユーザUAが、電話番号「123−4567−8901」により特定される携帯電話端末20BのユーザUB(ユーザUAが「AAAさん」を通信先名称情報として設定したユーザ)と通話することを希望する場合について説明する。
この場合、携帯電話端末20AのユーザUAによって、一覧表示指示情報が入力されると、携帯電話端末20AのCPU21aは、図10に示したように、通信先情報毎の通信先情報表示画像1001〜1004の一覧を、ディスプレイ25aに表示させる。
この場合、携帯電話端末20Bに対する通信料金情報を取得することができないので、携帯電話端末20Bに係る通信先情報表示画像1001は、通話料金が「不明」であることを表す画像である。
従って、この時点では、ユーザUAは、携帯電話端末20Bとの間で通信した場合における通信料金を認識することができない。
その後、上述した場合と同様に、携帯電話端末20Aは、通信先基礎情報を受信し、受信した通信先基礎情報をメモリ21bに記憶させる(ステップA4)。
これによれば、ユーザUAにより入力された通信先基礎情報を携帯電話端末20Aが記憶する場合と比較して、ユーザUAが通信先基礎情報を入力する手間を軽減することができる。また、ユーザUAにより入力された通信先基礎情報を携帯電話端末20Aが記憶する場合よりも正確な通信先基礎情報を携帯電話端末20Aに記憶させることができる。この結果、より正確な通信料金情報を表示することができる。
この時点では、メモリ21bには、図5に示したように、通信先情報が記憶されている。
そして、上述した場合と同様に、携帯電話端末20Aと携帯電話端末20Bとの間の通信が開始する前に、CPU21aは、メモリ21bに記憶されている通信先情報及び通信元基礎情報に基づいて通信料金情報を取得し、通信先電話番号「123−4567−8901」と、通信先名称「AAAさん」と、取得した通信料金情報が表す通信料金「10円/分」と、を表す画像をディスプレイ25aに表示させる(図7を参照)。
加えて、CPU21aは、携帯電話端末20Aと携帯電話端末20Bとの間の通信が開始する前に、取得した通信料金情報が表す通信料金をユーザに通知するためのメッセージ(本例では、「この通話は、1分あたり10円が課金されます」というメッセージ)を含む音声をスピーカ23bに出力させる(ステップA5)。
このように、携帯電話端末20Aは、携帯電話端末20Aと携帯電話端末20Bとの間の通信が開始する前に、通信制御装置10Aから通信先基礎情報を受信し、受信した通信先基礎情報に基づいて通信料金情報を出力する。
これにより、通信が開始する前にユーザUAに通信料金を認識させることができる。この結果、通信が開始する前にユーザUAが通信を実際に開始させるか否かを判断することができる。従って、ユーザUAの利便性を向上させることができる。
また、以降においては、携帯電話端末20Bに対する通信料金情報を取得することができるので、通信先情報毎の通信先情報表示画像の一覧が表示される際に、図6に示したように、携帯電話端末20Bに対する(携帯電話端末20Aと携帯電話端末20Bとの間で通信を行った場合における)通信料金も表示される。
以上、説明したように、本発明による通信システムの実施形態によれば、ユーザUAが携帯電話端末20Aに通信要求情報を送信させるための情報(通信先選択情報及び通信指示情報)を入力する操作を行う前に、ユーザUAに通信料金を認識させることができる。この結果、ユーザUAが無駄に情報を入力する操作を行うことを防止することができる。即ち、ユーザUAが情報を入力する手間を増加させることなく、通信料金をユーザUAに認識させることによりユーザUAに通信を行うか否かを決定させることができる。従って、ユーザUAの利便性を向上させることができる。
更に、上記実施形態においては、通信料金基礎情報は、通信先基礎情報と通信元基礎情報とを含む。これによれば、通信元基礎情報が変更されることにより、携帯電話端末20Aが各携帯電話端末との間で通信を行った場合における通信料金(各携帯電話端末に対する通信料金)が変更された場合、新たに通信先基礎情報を取得することなく、各携帯電話端末に対する通信料金情報を取得することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、上記実施形態においては、通信端末は、音声通信(通話)を行うように構成されていたが、データ通信を行うように構成されていてもよい。また、通信端末は、音声通信及びデータ通信の両方を行うように構成されていてもよい。
一方、上記実施形態においては、通信制御装置10Aは、通信先基礎情報を携帯電話端末20Aへ送信した(図8のステップB2)後、予め設定された時間だけ待機してから呼出信号を携帯電話端末20Bへ送信する(図8のステップB3)ように構成されていた。ところで、上記実施形態において、携帯電話端末20Aは、通信料金情報を出力した(図8のステップA5)後に、通信制御装置10Aへ出力完了信号を送信するように構成され、且つ、通信制御装置10Aは、携帯電話端末20Aから出力完了信号を受信した後に呼出信号を携帯電話端末20Bへ送信するように構成されていてもよい。
また、上記実施形態は、メモリ21bに記憶されている通信先情報のうちの、通信先選択情報(通信先電話番号情報)を含む通信先情報が、通信キャリア特定情報としていずれかの通信事業者を特定する情報を含んでいる場合(即ち、通信キャリア特定情報が既に設定(登録)されている場合)、ステップB1、ステップB2、ステップC1及びステップA4の処理を省略するように構成されていてもよい。更に、この場合、上記実施形態は、ステップA5の処理も省略するように構成されていてもよい。
更に、上記実施形態は、通信先基礎情報として通信キャリア特定情報を用いるように構成されていたが、通信先の携帯電話端末20Bが通信要求情報を送信することにより携帯電話端末20Bが携帯電話端末20Aとの間で通信を行った場合における通信料金を算出する基準となる通信先料金プラン情報(例えば、携帯電話端末20Bに適用される料金プランを識別する情報)を用いるように構成されていてもよい。また、上記実施形態は、通信が開始する時刻によって異なる通信元基礎情報を用いるように構成されていてもよい。
加えて、上記実施形態は、携帯電話端末20Aと携帯電話端末20Bとの間の通信が開始する前に携帯電話端末20Aが通信制御装置10Aから通信先基礎情報を受信するように構成されていたが、携帯電話端末20Aと携帯電話端末20Bとの間の通信が終了した後に携帯電話端末20Aが通信制御装置10Aから通信先基礎情報を受信するように構成されていてもよい。これによれば、通信の開始が遅延することを回避することができる。
更に、上記実施形態において、携帯電話端末20Aは、ユーザUAにより入力された通信先基礎情報をメモリ21bに記憶させるように構成されていてもよい。これによれば、通信制御装置10Aと携帯電話端末20Aとの間の通信量を低減することができる。
更に、上記実施形態においては、通信料金情報は、単位時間あたりの料金を表す情報であったが、単位料金あたりの通信時間を表す情報であってもよい。
また、上記実施形態においては、通信端末は、携帯電話端末であったが、PDA(Personal Data Assistance)、シンクライアント端末、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、PHS(Personal Handyphone System)又はゲーム機等であってもよい。
本発明は、複数の携帯電話端末及び携帯電話端末間の通信を制御する基地局を含む携帯電話用通信システム等に適用可能である。
本発明の実施形態に係る通信システムの概略構成を表す図である。 図1に示した携帯電話端末の概略構成を表す図である。 図1に示した携帯電話端末及び通信制御装置の機能の概略を表すブロック図である。 図1に示した携帯電話端末に記憶された通信元基礎情報を含むテーブルである。 図1に示した携帯電話端末に記憶された通信先情報を含むテーブルである。 図1に示した携帯電話端末に表示される画像であって通信先情報の一覧を示した画像を表す図である。 図1に示した携帯電話端末に表示される画像であって通信の開始が指示された通信先の携帯電話端末に係る通信先情報を示した画像を表す図である。 携帯電話端末と携帯電話端末との間の通信用接続を確立する際の携帯電話端末及び通信制御装置の作動を表すシーケンス図である。 図1に示した携帯電話端末に記憶された通信先情報を含むテーブルである。 図1に示した携帯電話端末に表示される画像であって通信先情報の一覧を示した画像を表す図である。
符号の説明
1 通信システム
10A,10B 通信制御装置
11 無線用アンテナ
20A,20B 携帯電話端末
21 制御部
21a CPU
21b メモリ
22 無線信号処理部
22a 無線用アンテナ
23 音声信号処理部
23a マイクロホン
23b スピーカ
24 入力部
24a キー
25 表示部
25a ディスプレイ
31 情報記憶部
32 通信料金情報取得部
33 通信先一覧表示部
34 通信指示情報受付部
35 通信制御部
36 通信情報出力部
41 呼制御部
41a 通信先基礎情報取得部

Claims (13)

  1. 通信先特定情報により特定される通信先端末との間の通信の開始を要求し且つ当該通信先特定情報を含む通信要求情報を、当該通信先端末との間の通信を制御する通信制御装置へ送信する通信端末であって、
    前記通信先特定情報により特定される通信先端末との間で通信を行った場合における通信料金を表す通信料金情報を含む通信料金基礎情報を当該通信先特定情報と対応付けて記憶する情報記憶手段と、
    前記通信先特定情報と対応付けて記憶されている通信料金基礎情報に基づいて前記通信料金情報を取得する情報取得手段と、
    前記取得された通信料金情報を、前記通信先特定情報とともに表示する出力手段と、
    を備えた通信端末。
  2. 請求項1に記載の通信端末であって、
    前記通信料金基礎情報は、前記通信先端末の通信制御を行う通信事業者を特定する通信キャリア特定情報、及び、前記通信先端末が前記通信要求情報を送信することにより当該通信先端末が前記通信端末との間で通信を行った場合における通信料金を算出する基準となる通信先料金プラン情報、の少なくとも1つを含む通信先基礎情報と、当該通信先基礎情報及び前記通信料金情報を対応付けた通信元基礎情報と、を含み、
    前記情報記憶手段は、前記通信元基礎情報を記憶するとともに、前記通信先基礎情報と前記通信先特定情報とを対応付けて記憶するように構成された通信端末。
  3. 請求項2に記載の通信端末であって、
    前記通信要求情報に応答して前記通信制御装置から送信された前記通信先基礎情報を受信する通信先基礎情報受信手段を備え、
    前記情報記憶手段は、前記受信された通信先基礎情報を、前記通信要求情報に含まれる通信先特定情報と対応付けて記憶するように構成された通信端末。
  4. 請求項3に記載の通信端末であって、
    前記通信先基礎情報受信手段は、前記通信端末と前記通信先端末との間の通信が開始する前に前記通信制御装置から前記通信先基礎情報を受信するように構成された通信端末。
  5. 請求項3に記載の通信端末であって、
    前記通信先基礎情報受信手段は、前記通信端末と前記通信先端末との間の通信が終了した後に前記通信制御装置から前記通信先基礎情報を受信するように構成された通信端末。
  6. 請求項1又は請求項2に記載の通信端末であって、
    前記情報記憶手段は、前記ユーザにより入力された前記通信先基礎情報を記憶するように構成された通信端末。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の通信端末であって、
    前記出力手段は、前記通信端末と前記通信先端末との間の通信が開始する前に、前記取得された通信料金情報を音声により出力するように構成された通信端末。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の通信端末であって、
    前記出力手段によって前記通信料金情報及び前記通信先特定情報が表示されている状態において、当該表示されている通信先特定情報により特定される通信先端末との間の通信を指示する情報がユーザによって入力された場合にその通信先端末との間の通信の開始を要求し且つ当該通信先特定情報を含む前記通信要求情報を、前記通信制御装置へ送信する通信要求情報送信手段を備える通信端末。
  9. 通信端末と、当該通信端末との間で通信する通信先端末と、当該通信装置と当該通信先端末との間の通信を制御する通信制御装置と、を含む通信システムであって、
    前記通信端末は、
    前記通信先端末との間の通信の開始を要求し且つ当該通信先端末を特定する通信先特定情報を含む通信要求情報を前記通信制御装置へ送信する通信要求情報送信手段を備え、
    前記通信制御装置は、
    前記通信要求情報を前記通信端末から受信し、当該受信した通信要求情報に応じて、前記通信先端末の通信制御を行う通信事業者を特定する通信キャリア特定情報、及び、前記通信先端末が前記通信要求情報を送信することにより当該通信先端末が前記通信端末との間で通信を行った場合における通信料金を算出する基準となる通信先料金プラン情報、の少なくとも1つを含む通信先基礎情報を当該通信端末へ送信する通信先基礎情報送信手段を備え、
    更に、前記通信端末は、
    前記通信制御装置から前記通信先基礎情報を受信する通信先基礎情報受信手段と、
    前記通信要求情報に含まれる通信先特定情報と前記受信された通信先基礎情報とを対応付けて記憶するとともに、通信料金を表す通信料金情報及び当該通信先基礎情報を対応付けた通信元基礎情報を記憶する情報記憶手段と、
    前記通信先特定情報と対応付けて記憶されている通信先基礎情報と、前記記憶されている通信元基礎情報と、に基づいて当該通信先特定情報により特定される通信先端末との間で通信を行った場合における通信料金を表す通信料金情報を取得する情報取得手段と、
    前記取得された通信料金情報を、前記通信先特定情報とともに表示する出力手段と、
    を備えた通信システム。
  10. 通信先特定情報により特定される通信先端末との間の通信の開始を要求し且つ当該通信先特定情報を含む通信要求情報を、当該通信先端末との間の通信を制御する通信制御装置へ送信する通信端末を制御するための端末制御方法であって、
    前記通信先特定情報により特定される通信先端末との間で通信を行った場合における通信料金を表す通信料金情報を含む通信料金基礎情報を当該通信先特定情報と対応付けて記憶手段に記憶させる情報記憶処理工程と、
    前記通信先特定情報と対応付けて記憶されている通信料金基礎情報に基づいて前記通信料金情報を取得する情報取得工程と、
    前記取得された通信料金情報を、前記通信先特定情報とともに表示する出力工程と、
    を含む端末制御方法。
  11. 請求項10に記載の端末制御方法であって、
    前記通信料金基礎情報は、前記通信先端末の通信制御を行う通信事業者を特定する通信キャリア特定情報、及び、前記通信先端末が前記通信要求情報を送信することにより当該通信先端末が前記通信端末との間で通信を行った場合における通信料金を算出する基準となる通信先料金プラン情報、の少なくとも1つを含む通信先基礎情報と、当該通信先基礎情報及び前記通信料金情報を対応付けた通信元基礎情報と、を含み、
    前記情報記憶処理工程は、前記通信元基礎情報を前記記憶手段に記憶させるとともに、前記通信先基礎情報と前記通信先特定情報とを対応付けて当該記憶手段に記憶させるように構成された端末制御方法。
  12. 通信先特定情報により特定される通信先端末との間の通信の開始を要求し且つ当該通信先特定情報を含む通信要求情報を、当該通信先端末との間の通信を制御する通信制御装置へ送信する通信端末に、
    前記通信先特定情報により特定される通信先端末との間で通信を行った場合における通信料金を表す通信料金情報を含む通信料金基礎情報を当該通信先特定情報と対応付けて記憶手段に記憶させる情報記憶処理手段と、
    前記通信先特定情報と対応付けて記憶されている通信料金基礎情報に基づいて前記通信料金情報を取得する情報取得手段と、
    前記取得された通信料金情報を、前記通信先特定情報とともに表示手段に表示させる出力処理手段と、
    を実現させるための端末制御プログラム。
  13. 請求項12に記載の端末制御プログラムであって、
    前記通信料金基礎情報は、前記通信先端末の通信制御を行う通信事業者を特定する通信キャリア特定情報、及び、前記通信先端末が前記通信要求情報を送信することにより当該通信先端末が前記通信端末との間で通信を行った場合における通信料金を算出する基準となる通信先料金プラン情報、の少なくとも1つを含む通信先基礎情報と、当該通信先基礎情報及び前記通信料金情報を対応付けた通信元基礎情報と、を含み、
    前記情報記憶処理手段は、前記通信元基礎情報を前記記憶手段に記憶させるとともに、前記通信先基礎情報と前記通信先特定情報とを対応付けて当該記憶手段に記憶させるように構成された端末制御プログラム。
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