JP2011131985A - 自動搬送装置およびそれを利用したメッキ処理装置、並びに搬送ロボット - Google Patents

自動搬送装置およびそれを利用したメッキ処理装置、並びに搬送ロボット Download PDF

Info

Publication number
JP2011131985A
JP2011131985A JP2009292563A JP2009292563A JP2011131985A JP 2011131985 A JP2011131985 A JP 2011131985A JP 2009292563 A JP2009292563 A JP 2009292563A JP 2009292563 A JP2009292563 A JP 2009292563A JP 2011131985 A JP2011131985 A JP 2011131985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traveling
robot
motor
traveling rail
rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009292563A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5276580B2 (ja
Inventor
Koji Watanabe
耕二 渡邉
Hidekazu Nakajima
秀和 中島
Kunihiro Bessho
邦宏 別所
Yoji Yorita
要二 寄田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOHO CHEMICAL KK
NISSEI KAGAKU MEKKI KOGYO KK
YORITA MAINTENANCE KK
Tsuryo Technica Corp
Original Assignee
KOHO CHEMICAL KK
NISSEI KAGAKU MEKKI KOGYO KK
YORITA MAINTENANCE KK
Tsuryo Technica Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOHO CHEMICAL KK, NISSEI KAGAKU MEKKI KOGYO KK, YORITA MAINTENANCE KK, Tsuryo Technica Corp filed Critical KOHO CHEMICAL KK
Priority to JP2009292563A priority Critical patent/JP5276580B2/ja
Publication of JP2011131985A publication Critical patent/JP2011131985A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5276580B2 publication Critical patent/JP5276580B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】搬送機はライン専用として走行レール毎に設置され、搬送機を走行レールから簡単に取り外しできなかった。また搬送機は走行機構と昇降機構が一体となったものであるため、汎用性に劣っていた。
【解決手段】自動搬送装置は走行レール1と搬送ロボット2からなり、走行レールは、その側面にレール両端付近が無電部13となるよう給電線12が走行レールに沿って装着され、搬送ロボットは、上部ユニット21と下部ユニット22に分けて脱着可能にし、上位ユニットには給電線に加圧接触する受電子217と走行用モータ211と駆動車輪214からなる走行機構を、下部ユニットにはワークを上下に移動させる昇降機構を設け、走行機構及び昇降機構の駆動を制御する制御ユニット24は無線で制御機3と信号の授受を行うようにし、搬送ロボットが走行レールの端部から工具を使用しないで脱着できるようにした。
【選択図】図1

Description

この発明は、走行の機能を有した搬送ロボットが走行レールに沿って移送できるようにした自動搬送装置、およびその自動搬送装置を利用してメッキ処理を自動的に行なうようにしたメッキ処理装置、並びに自動搬送装置に使用される搬送ロボットに関するものである。
一般のメッキ処理装置においては、複数のメッキ処理槽が連続的にまたは所定間隔で並列するよう設置されており、メッキ処理される被処理物(ワーク)を搬送装置の保持材で保持して、一方の端のメッキ処理槽から他方の端のメッキ処理槽へと順次所定時間浸漬することによりメッキを施すので、巻き上げ装置を有する天井クレーン構造の軌条式搬送装置が使用されている。
このような軌条式搬送装置として、レールの両側から挟みこむ状態に相対して連結された側部プレートを有する車枠を走行可能に取り付け、車枠の走行方向の2箇所にレール上面を転接する駆動車輪と従動車輪を設け、車枠にはレールの下面へ所定の弾力で押し付けられて転接する保持ロールと、レールの垂直胴部の両側面へ押し付けられて転接する揺れ止めロールを設置して、横振れを有効に防止したものが知られている(特許文献1参照)。
またメッキ作業においては、被処理物(ワーク)の種類毎に作業条件が異なるため、搬送機の走行条件、巻上・巻下位置、速度および時間などのプログラムデータを制御回路から多重信号伝送で搬送機に送信することにより自動運転を行なって、常にメッキ品質を安定させるとともに、新しい作業条件のデータ編集をパソコンから容易に行なえるようにしたメッキ用自動搬送装置も知られている(特許文献2参照)。
この特許文献2には、処理槽に沿って設けられた環状の1本の走行レールと、この走行レール上を移動する1つの搬送機が記載されているだけであるが、一般には、異なる被処理物(ワーク)をメッキ処理する場合、処理ライン毎に走行レールと搬送機を有した自動搬送装置が使用される。
特開平2001−206220号公報 特開平6−115688号公報
複数のメッキ処理ラインを有するメッキ工場において、各ライン対応に走行レールを設置し、この走行レール上を前進・後進する機構と被処理物(ワーク)を上・下に移動させる機構を有したライン専用の搬送機を設置した場合、搬送機は処理ラインの数に応じた台数を設置しなければならず、特に、稼働率の低い処理ラインを数多く保有する工場においては、設備投資に要する費用が過大となり、自動化を推進する上で大きな障害となっていた。
また特許文献1のような軌条式搬送装置は、一般に搬送機が走行レール上を暴走などした場合に強制的に停止させるため、走行レールの両端に強固なストッパを固定して設けている構造となっており、また搬送機には制御器からの信号線や給電線が有線で接続されているため、走行レールから搬送機を簡単には取り外しできなかった。 また搬送機は、走行レール上を前進・後進する機構と被処理物(ワーク)を上・下に移動させる機構が一体となったものであるため、前進・後進する機構(走行機構)と上・下に移動させる機構(昇降機構)を分離して使用することはできず、メッキ専用の搬送機となっており、メッキ以外の用途にも使用可能な汎用性に劣っていた。
この発明は、このような従来の課題を解決するため、搬送機(搬送ロボット)は走行レールから容易に脱着できるようにすると共に、搬送ロボットは走行機構と昇降機構が分離可能に脱着できるようにして汎用性を持たせた自動搬送装置、およびこの自動搬送装置を利用したメッキ処理装置、並びに自動搬送装置に使用される搬送ロボットを提供することを目的としたものである。
この発明の自動搬送装置は、走行レールとこの走行レールに沿って自走する搬送ロボットからなり、走行レールには、その側面に給電線が走行レールに沿って装着され、給電線は走行レールの両端付近が無電部となるようにその長さが規定されており、搬送ロボットには、給電線に加圧接触する受電子と、この受電子を介して給電線から受電することにより駆動される走行用モータと、この走行用モータにより走行レール上を走行する駆動車輪と、走行用モータの駆動を制御する制御ユニットとを設け、搬送ロボットは走行レールの端部から工具を使用しないで脱着できるようにしたものである。
この発明のメッキ処理装置は、上記した自動搬送装置と、自動搬送装置の走行レールの下に走行レールに沿って設けた複数のメッキ処理槽を備えたものである。
またこの発明の搬送ロボットは、上部ユニットと上部ユニットの下部にボルトで脱着可能な下部ユニットを備え、上部ユニットには、走行レールの側面に設けた給電線に加圧接触して受電する受電子と、この受電子を介して給電線から受電することにより駆動される走行用モータと、この走行用モータにより走行レール上を走行する駆動車輪と、走行レールの側面に設けられた位置確認板を検知するセンサを設け、下部ユニットには、受電子を介して給電線から受電することによりワークを上下に移動させる昇降機構を設け、上部ユニットまたは下部ユニットの少なくともどちらか一方には走行用モータおよび昇降機構の駆動を制御する制御ユニットを設けたものである。
この発明によれば、走行レール側面に装着した給電線より加圧接触形の受電子を介して搬送ロボット本体に受電するようにすると共に、走行レール両端付近が無電部となるよう受電可能範囲を制限し、また搬送ロボットを駆動するモータの制御は、搬送ロボットに設けた制御ユニットにより、例えば制御ユニット自体に組み込まれたプログラム、または搬送ロボットとは別の制御機からの無線信号を制御ユニットが受信することにより、行なうようにして、電気配線の全てが搬送ロボットから排除されるようにしているから、搬送ロボットを走行レールから工具を使用しないで脱着できる。
したがって搬送ロボットをある処理ラインの走行レールから脱して、別の処理ラインの走行レールに着け替えることにより、処理ラインの稼働率に合わせた搬送ロボットの配置が可能(例えば3つの処理ラインに対して1台の搬送ロボット設置)となり、最小限の設備費用で、自動搬送装置が実現できる。
また、この発明の搬送ロボットは、上部ユニットと下部ユニットに分けられ、上部ユニットと下部ユニットはボルトで容易に脱着可能にし、上部ユニットには受電子と走行用モータと駆動車輪を有して走行レール上を走行する機構が、下部ユニットにはワークを上下に移動させる昇降機構が設けられるようにしているから、下部ユニットの構成を種々の用途に応じて変更することにより、汎用性に優れた搬送ロボットが得られる。
この発明の実施の形態1における自動搬送装置とそれを利用したメッキ処理装置の全体構成図である。 この発明の実施の形態1における自動搬送装置とそれに使用される搬送ロボットの正面図および側面図で、搬送ロボットの昇降機構を下げた時の図である。 この発明の実施の形態1における自動搬送装置とそれに使用される搬送ロボットの正面図および側面図で、搬送ロボットの昇降機構を上げた時の図である。 この発明の実施の形態1における搬送ロボットの上部ユニットの正面図および側面図である。 この発明の実施の形態1における搬送ロボットの下部ユニットの正面図および側面図である。 この発明の実施の形態1における搬送ロボットの下部ユニットにおける回転軸変換部の正面図、平面図および側面図である。 この発明の実施の形態1における搬送ロボットの下部ユニットの一部を示す概略斜視図である。 この発明の実施の形態1における自動搬送装置の走行レールに設けられる位置確認板の取り付け状況を示す正面図と下面図である。 この発明の実施の形態1における自動搬送装置の走行レールに設けられる位置確認板の斜視図である。 この発明の実施の形態1における自動搬送装置の走行レールに設けられた位置確認板と搬送ロボットに設けられたセンサの拡大断面図である。 この発明の実施の形態1における自動搬送装置に使用されるストッパ兼持ち運び取手の斜視図である。 この発明の実施の形態1における自動搬送装置の走行レールの一部とストッパ使用時における斜視図である。 この発明の実施の形態1における自動搬送装置の搬送ロボットにストッパを挿入した状態と引き抜いた状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態2における自動搬送装置とそれを利用したメッキ処理装置の全体構成図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1における自動搬送装置と、それを利用したメッキ処理装置、並びに自動搬送装置に使用される搬送ロボットについて、図1〜図13に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施の形態1における自動搬送装置とそれを利用したメッキ処理装置の全体構成図を示し、自動搬送装置は、走行レール1と、この走行レール1に沿って自走しながら前進または後進して被処理物(ワーク)を搬送すると共に、ワークを上下に移動させて昇降させる搬送ロボット2と、この搬送ロボット2の自走および昇降を制御する制御機3から構成されている。
この図1では自動搬送装置をメッキ処理装置に利用した場合の例を示しているため、走行レール1はメッキ処理ラインの数に応じて3本のレールが設けられている例を示しているが、本数はこれに限られるものではない。
3本の走行レール1の各走行レールに沿って、その下に複数のメッキ処理槽4が設けられている。搬送ロボット2は3本の走行レール1のうち手前の走行レール1のみに設けられているが、これは搬送ロボット2が走行レール1の端部から工具を使用しないで簡単に脱着できるようになっており、搬送ロボット2を異なるメッキ処理ライン間で共用できるようにされているからである。
3本のメッキ処理ラインはそれぞれ異なるメッキを処理するラインとなっており、手前のメッキ処理ラインは電気メッキを処理するラインとして、メッキ処理槽4は左から脱脂槽41、水洗槽42、酸洗槽43、メッキ槽44、湯洗槽45が連続的または所定間隔で並列するよう設置されている。真ん中のメッキ処理ラインは脱脂処理するラインとして、メッキ処理槽4は左から脱脂槽41、水洗槽42、湯洗槽45が連続的または所定間隔で並列するよう設置されている。奥のメッキ処理ラインは化成被膜処理ラインとして、メッキ処理槽4は左から脱脂槽41、水洗槽42、酸洗槽43、化成被膜槽46が連続的または所定間隔で並列するよう設置されている。なお、上記したメッキ処理ラインは一例であって、これに限定されるものでない。
走行レール1は、図示しない天井から吊り下げられた支持材11によって水平な状態で動かないように吊り下げられるか、あるいは床に設けた架台の上に載置して水平な状態で固定されている。後者のように走行レール1を架台に取り付けて使用すれば、走行レールと共にライン間を移動させて使用することも可能である。
走行レール1の一側面には、搬送ロボット2を駆動するための電力を供給する給電線12が絶縁物の給電線ホルダーを介して走行レール1に沿って装着され、給電線12は走行レール1の両端付近が無電部13となるようにその設置位置、すなわち給電線長さが規定されている。このように無電部13を設けて受電可能範囲を制限することにより、搬送ロボット2がこの位置に来たら、搬送ロボット2への給電を自動的に断ち、搬送ロボット2を物理的に停止させるためである。
したがってこの自動搬送装置においては、搬送ロボット2がオーバーランして走行レール1から脱落するのを防止するストッパは原則的には不要であり、走行レール1の端部から搬送ロボット2を簡単に脱着できる。
また、このように給電線12を走行レール1の側面に装着したことで、搬送ロボット2へ有線で直接接続するような給電線の接続が不要となり、配線・配管工事などの削減が図れる。なお、給電線12は図1では2本で示しているが、実際は予備の1本を含めて3本で構成される。
また給電線12は露出しているため、自動搬送装置をメッキ処理装置に利用する場合、メッキ処理液などで腐食し易くなる。そのため、給電線12にはニッケルメッキを施して、耐摩耗性と耐腐食性を向上させるようにしている。また給電線12は搬送ロボット2に設けた後述する受電子が加圧接触して電力を給電するため、接触面積を広くするよう矩形状のものがよい。
さらに走行レール1の無電部13に対応する端部側の走行レール1の上面には、搬送ロボット2が自重による走行レール1からの自然落下を防止するため、もしくは走行レール1上を誤って暴走した場合に強制的に停止させるためのストッパ14を挿入するための穴15が設けられている。搬送ロボット2が走行レール1上にある場合は、走行レール1の両端部の穴15にストッパ14を挿入し、搬送ロボット2が自然落下や暴走により走行レール1から脱落するのを防止するようにしている。
ストッパ14は、走行レール1に設けた穴15に差し込んでいるだけであり、工具を使用することなく手だけで穴15から簡単に引き抜くことができ、穴15に抜き差し可能なものである。したがってストッパ14を設けたとしても、搬送ロボット2を走行レール1の端部から簡単に脱着できる。
またストッパ14は、穴15から抜いた時に搬送ロボット2に設けた穴に差し込むことにより、搬送ロボット2を持ち運びするための取手として使用できるようにしたストッパ兼持ち運び取手となっている。これらについては後で詳しく説明する。
また、走行レール1の他側面(給電線12の装着面とは反対側の側面)には、搬送ロボット2を各メッキ処理槽4の中央位置に停止するための停止位置確認板やスタート点となる原点検出板が取り付けられている。なお、搬送ロボット2を停止する位置はメッキ処理槽4の中央に限らず、中央から少しずれた位置など任意の位置にする場合もある。この停止位置確認板や原点検出板についても後で詳しく説明する。
搬送ロボット2には、給電線12に加圧接触して受電する受電子217、この受電子217を介して給電線12から受電することにより駆動される走行用モータ211、この走行用モータ211により走行レール1上を走行する駆動車輪214、受電子217を介して給電線12から受電することにより被処理物(ワーク)を乗せた処理かご5を上下に移動させる昇降機構22、走行用モータ211や昇降機構22の駆動を制御する制御ユニット24などが設けられている。搬送ロボット2の具体的な構成は後述する図2〜図7において詳しく説明する。
制御機3は、走行レール1に設置された給電線12に電気コード31を通じて直流または交流の電力を供給する電源機器と、搬送ロボット2に設けられた制御ユニット23との間で無線で信号のやり取りを行い、予め設定済みの処理プログラムで搬送ロボット2の駆動を制御する制御機器と、これら機器を収納する制御箱から構成される。制御箱32には搬送ロボット2の制御ユニット24との間で無線通信を行なう制御機側無線機33と、タッチパネル式の表示部34と、電源機器から各走行レール1の給電線12に電力を投入する電源スイッチ35と、制御機器における自動/手動、運転準備、スタート、停止、非常停止などの複数の操作ボタン36と、処理ラインに対応した処理プログラムを選択する選択ボタン37が設けられている。処理プログラムには、搬送ロボット2の走行条件・減速・停止・下降・保持・上昇の速度および時間などのプログラムデータが入っている。
表示部34は処理プログラムを設定変更する際の画面や、搬送ロボット2の動作状態が表示されるようになっている。
このように搬送ロボット2に電力を給電する方法は、走行レール1に装着した給電線12と搬送ロボット2に設けた加圧接触式の受電子211で行なうようにし、また搬送ロボット2の駆動を制御する制御機3と搬送ロボット2の制御ユニット24との間の制御信号の受け渡しは無線方式にしている。このため、搬送ロボット2に直接接続される電力線および信号線の電気配線はすべて排除されているから、搬送ロボット2は工具なしで走行レール1から容易に脱着することができ、搬送ロボット2を複数の処理ラインで共用して使用することが可能となる。
また自動搬送装置を腐食性ガス雰囲気を有するメッキ工場などで使用する場合、配線設備の不要または簡素化は、電線や電線の接続部の腐食による接触不良の低減にもつながり、設備の信頼性の向上に効果的であり、保守費用の削減にもなる。
次に搬送ロボット2の具体的な構成を図2〜図7に基づいて詳しく説明する。図2(a)(b)は走行レール1に搭載した搬送ロボットの正面図および側面図で、搬送ロボットの昇降機構を下げた時の図である。図3(a)(b)は走行レール1に搭載した搬送ロボットの正面図および側面図で、搬送ロボットの昇降機構を上げた時の図である。図4(a)(b)は搬送ロボットの上部ユニットの正面図および側面図、図5(a)(b)は搬送ロボットの下部ユニットの正面図および側面図である。図6(a)(b)(c)は搬送ロボットの下部ユニットにおける回転軸変換部の正面図、平面図および側面図である。図7は搬送ロボットの下部ユニットの一部を示す概略斜視図である。なお、図3(a)(b)の昇降機構を上げた時の図においては、ワーク吊りフック226の一部の構成を省略している。また図4、図5においても一部の構成を省略して図示している。
搬送ロボット2は、図2〜図5の特に図4、図5に示すように、機能別に上部ユニット21と下部ユニット22の二分割にされており、上部ユニット21は走行レール1上を走行するX−Y走行機構、下部ユニット22は被処理物(ワーク)を上下に移動させる昇降機構としている。そして下部ユニット22は上部ユニット21の下部に4本のボルトなどの結合部材23で脱着可能に取り付けられるようにしている。結合部材23としてはボルト以外に、例えば上部ユニット21の支持板裏にL字形の金具を2個平行して設け、この2個のL字形の金具で形成された溝に下部ユニット22の支持板を挿入して、両支持板をネジで止めるようにしてもよい。
このように搬送ロボット2を二分割にする目的は、下部ユニット22は用途に応じて付け替えるようにし、メッキ処理用に限らず、多用途化を図るためで、例えば下部ユニットに搬送用のバスケットを装着すれば、搬送用ロボットとして使用することが可能となるなどの拡張性を有する。
上記したX−Y走行機構および昇降機構を制御する制御ユニット24は、上部ユニット21と下部ユニット22の間に設けた図示しない取付板に固定されて設けられる。しかしながら制御ユニット24の取り付け位置は上記に限定されるものでなく、上部ユニット21と下部ユニット22の少なくともどちらか一方に設けるようにしてもよい。制御ユニット24には、制御機3との間で制御信号の授受を無線通信で行なうロボット側無線機と走行機構および昇降機構のモータを制御する制御機器が設けられている。
上部ユニット21には、図2および図4に示すように、上部ユニット支持板210の下に固定された走行用モータ211と、この走行用モータ211の回転軸の方向を90度変換する傘歯車等からなる軸変換部212と、上部ユニット支持板210に垂直に固定された第1の取付板213aに軸支された駆動車輪214と、軸変換部212の回転軸に取付けられたギアホイールと駆動車輪214に取付けられたギアホイール間に張架されたチェーン215と、第1の取付板213aに対向して上部ユニット支持板210に垂直に固定された第2の取付板213bに軸支された2個の従動車輪216と、走行レール1に装着された給電線12に加圧接触する受電子217と、第1の取付板213aに取付けられ、走行レール1の側面に設けた停止位置確認板16を検出する減速センサ218aおよび停止センサ218bと、第1の取付板213aに固定され、搬送ロボット2を走行レール1から脱着するときに搬送ロボット2を持ち上げる固定取手219とを設けている。
駆動車輪214は走行レール1の上部の走行方向と直交する一端側に配し、2個の従動車輪216は走行方向と直交する他端側に配している。また搬送ロボット2が走行レール1の上を走行する際に、搬送ロボット2が横振れおよび縦振れが生じないように、走行レール1の下面を支える下部押さえローラ25が上部ユニット支持板210の上に固定されている。この下部押さえローラ25は搬送ロボット2の脱着時の操作性を考慮して可動性のあるバネ付きのローラが採用され、所定のバネ付勢により走行レール1の下面に押し付けられて転接する状態に回転自在に取り付けられている。
下部押さえローラ25と駆動車輪214および従動車輪216とで走行レール1を挟持するようにして、搬送ロボット2が下方から外力を受けたときに各車輪が浮上して走行レール1から脱線するのを防止し、また搬送ロボット2の横振れおよび縦振れも防いでいる。下部押さえローラ25は図示では走行レール1の中央下面に設けられているが、駆動車輪214と従動車輪216に対応する走行レール1の下にそれぞれ設けても良い。
走行用モータ211は、受電子217を介して給電線12から受電することにより回転駆動され、走行用モータ211の回転は、軸変換部212およびチェーン215を介して駆動車輪214に伝動される。そして駆動車輪214は走行レール1の上を自走する。走行用モータ211は制御ユニット24からの制御により正逆に回転し、駆動車輪214はそれにより走行レール上を前進または後進する。2個の従動車輪216は、駆動車輪214の前進または後進に伴って走行レール上を同様に転動する。
下部ユニット(昇降機構)22には、図2、図5及び図6に示すように、下部ユニット支持板220の上に固定された減速ギア付きの上下移動用モータ221と、この上下移動用モータ221の垂直回転を2つの軸222a、222bの水平回転に変換するウォームギア等の変換部223と、2つの軸222a、222bの両端にそれぞれ設けられた巻上げローラ224a、224bと、この巻上げローラ224a、224bおよび2つの軸222a、222bを支持する支持板225a、225bと、被処理物(ワーク)を乗せる処理かご5を吊るすワーク吊りフック226と、ワーク吊りフック226の上部の両端部にそれぞれ設けられた4個の水平ローラ227と、2つの軸222a、222bの一端に設けられた2つの巻上げローラ224a、224bに一端が固定され、他端がワーク吊りフック226の一端に設けられた4個の水平ローラ227を介して支持板225aに固定されて張架された2本のU字状の第1の巻上げベルト228(228a、228b)と、2つの軸222a、222bの他端に設けられた2つの巻上げローラ224a、224bに一端が固定され、他端がワーク吊りフック226の他端に設けられた4個の水平ローラ227を介して支持板225bに固定されて張架された2本のU字状の第2の巻上げベルト229(229a、229b)とを設けている。
ワーク吊りフック226には、被処理物(ワーク)を乗せる処理かご5等を吊るすための引っ掛け吊部226aが設けられている。またこのワーク吊りフック226には、処理かご5を吊るす、単一フックを引っ掛ける、板を掴む、ワークの形状に合わせて直接固定する、バレルメッキ用の処理かごを固定するなど、多様な被処理物(ワーク)に対応し易くするため、複数の冶具固定用の穴226bを有している。
また、昇降機構は、所定間隔で平行に配置された2つの軸222a、222bの両端にそれぞれ設けられた巻上げローラ224a、224bと、上下移動用モータのトルクを軽減し巻上げベルトの摩擦抵抗を低減する各4個の水平ローラ227と、2本のU字状の第1および第2の巻上げベルト228、229の合計4本の巻上げベルトとで、被処理物(ワーク)を上下移動させるようにしているから、ワーク吊りフック226は水平維持が保たれ、処理かご5の揺れも軽減される。
上下移動用モータ221は、受電子217を介して給電線12から受電することにより回転駆動され、上下移動用モータ221の回転は、図6に示すように軸変換部223を介して2つの軸222a、222bに伝動される。上下移動用モータ221が実線の矢印のように回転すれば、巻上げローラ224a、224bは実線の矢印のように回転し、第1および第2の巻上げベルト228、229は巻き上げられ、ワーク吊りフック226は上に移動して上昇する。一方、上下移動用モータ221が破線の矢印のように回転すれば、巻上げローラ224a、224bは破線の矢印のように回転し、第1および第2の巻上げベルト228、229は巻き下げられ、ワーク吊りフック226は下に移動して下降する。
搬送ロボットの昇降機構を下降した時の図を図2に、搬送ロボットの昇降機構を上昇した時の図を図3に示している。
したがって、ワーク吊りフック226の引っ掛け吊部226aに処理かご5を吊るすようにしておけば、処理かご5に乗せられた被処理物(ワーク)はメッキ処理槽4に浸漬したり、メッキ処理槽4から引き上げることができる。
搬送ロボットの下部ユニット(昇降機構)22の全体的なイメージとして、図7に示すように、その一部を概略斜視図で表している。
次に搬送ロボット2を各メッキ処理槽4の中央位置に停止するための位置確認板16、搬送ロボット2のスタート点として信号をリセットするための原点検出板18、および位置確認板16・原点検出板18を検出するセンサについて図8〜図10により説明する。
なお、搬送ロボット2を停止する位置はメッキ処理槽4の中央に限らず、中央から少しずれた位置など任意の位置にしてもよい。
図8(a)(b)は自動搬送装置の走行レール1の他側面(給電線12の装着面とは反対側の側面)に設けられる位置確認板16の取り付け状況を示す正面図と下面図で、図9は位置確認板16の斜視図である。図10は走行レール1に設けられた位置確認板16と搬送ロボット2に設けられたセンサの関係を示す拡大断面図である。
位置確認板16は図9に示すようにほぼ長方形の形をしており、その長辺の中央位置には上部に突起した突起部16bを有している。この突起部16bは搬送ロボット2を停止するための停止位置として、また位置確認板16の長手方向の端部16aは搬送ロボット2を減速するための位置として、それぞれのセンサ218a、218bが検出するために使用される。
この位置確認板16は、図8に示すように、走行レール1に沿って設けられた断面コ字状の位置確認板保持金具17にスライドできるようにされており、処理ラインの処理槽の配置変更に対して容易に取付け位置が変更できるようになっている。位置確認板16は、例えば処理槽の中央に対応する位置に取付けられるようにされ、位置確認板16の取付け位置が決まれば、位置確認板保持金具17にネジで固定される。
一方、搬送ロボット2には、図10に示すように、位置確認板16の端部16aを検出する減速センサ218aおよび位置確認板16の突起部16bを検出する停止センサ218bが設けられている。これら位置検出用のセンサ218a、218bは電磁式無接点リレー構造の近接スイッチからなっている。減速センサ218aが位置確認板16の端部16aを検出すると、制御ユニット24はその信号を無線で制御機3に送信すると共に、制御機3からの信号に基づいて走行用モータ211を減速する。また停止センサ218bが位置確認板16の突起部16bを検出すると、制御ユニット24はその信号を無線で制御機3に送信すると共に、制御機3からの信号に基づいて走行用モータ211を停止する。
さらに搬送ロボット2の移動のスタート点となる原点検出板18が、図10に示すように、走行レール1の給電線12の端部に対応する位置に設けられており、この原点検出板18は走行レール1の位置確認板保持金具17の下にネジで固定されている。また搬送ロボット2にはその原点検出板18を検出する原点検出リミットスイッチ218cが設けられている。
原点検出リミットスイッチ218cが原点検出板18を検出したら、制御機3および制御ユニット24における信号をリセットする。
次に走行レール1に抜き挿し可能なストッパ14について図11〜図13に基づいて説明する。図11はストッパと搬送ロボットに取り付けられた固定取手とを並べて示した斜視図、図12(a)(b)はストッパが走行レールに挿入されていない時とストッパが走行レールに挿入されている時の斜視図、図13は搬送ロボットにストッパを挿入した状態と引き抜いた状態を示す正面図である。
図11において、固定取手219は、図13に示すように、搬送ロボット2の第1の取付板213aに固定されているものであり、ストッパ14は、図12に示すように、走行レール1の上面に設けられた穴15に抜き差し可能なストッパ兼持ち運び取手で、コ字状の形をしている。
このストッパ兼持ち運び取手14は、図12(b)のように走行レール1に挿入されている時は、図13(b)に示すように搬送ロボット2からは引き抜かれた状態で、ストッパ兼持ち運び取手14は取り付けられていない。ストッパ兼持ち運び取手14が走行レール1に挿入された時、ストッパとして充分に機能するよう、その2本の足は図13(b)に示すように走行レール1を貫通する長さとなっている。一方、ストッパ兼持ち運び取手14が、図12(a)のように走行レール1から抜かれて搬送ロボット2を持ち運びする時は、図13(a)に示すように、ストッパ兼持ち運び取手14は搬送ロボット2の第2の取付板213bに設けられた穴213cに挿入される。ストッパ兼持ち運び取手14が搬送ロボット2に挿入された時は、その2本の足は図13(a)に示すように固定取手219の近くまで届く長さになっている。
したがって、搬送ロボット2を走行レール1から脱着するときには、図13(a)に示すように、ストッパ兼持ち運び取手14を搬送ロボット2の第2の取付板213bの穴213cに挿入し、両手で固定取手219とストッパ兼持ち運び取手14を持って搬送ロボット2を持ち上げ、走行レール1の端部から搬送ロボット2を脱着する。この場合、走行レール1の形状は単なる四角形であり、駆動車輪214と従動車輪216は走行レール1の上に乗っているだけで、お互いに干渉しない配置となっているから、搬送ロボット2は走行レール1から容易に脱着できる。
このように搬送ロボット2の脱着は、人手により可能であるが、図示しない脱着用の専用台車を組み合わせて使用すれば、さらに容易ですばやく脱着を行なうことが可能である。
次に上記した自動搬送装置およびメッキ処理装置の動作について説明する。
まず、搬送ロボット2を走行レール1の端部より挿入して、駆動車輪214と従動車輪216を走行レール1の上に乗せ、下部押さえローラ25のバネ付勢を手で解放して走行レール1の下面に挿入する。次に、搬送ロボット2の受電子217が給電線12に接触する位置まで手で移動し、ワーク吊りフック226の引っ掛け吊部226aに被処理物(ワーク)を乗せた処理かご5を吊るす。
次に、搬送ロボット2が乗せられた走行レール1に対応する制御機1の電源スイッチ35をオンして、搬送ロボット2が乗せられた走行レール1の給電線12に電源を投入する。次に、制御機1の操作ボタン36で、自動または手動を選択し、自動の場合、処理ラインに対応した処理プログラムの選択ボタン37を押して処理プログラムを選択する。次に、操作ボタン36の運転準備およびスタートのボタンを押し、搬送ロボット2をスタートさせる。搬送ロボット2がスタートした直後に原点検出リミットスイッチ218cが原点検出板18を検出したら、制御機3の制御機器および制御ユニット24における信号をリセットする。
次に、搬送ロボット2が走行レール1上を走行し、走行レール1に取り付けた位置確認板16の端部16a(処理槽の位置情報)を減速センサ218aが検出したら、その情報を搬送ロボット2の制御ユニット24から制御機3に無線で送信する。制御機3はその情報を受け取って処理プログラムに従った制御信号を搬送ロボット2の制御ユニット24に無線で送信する。制御機3からの制御信号を受信した制御ユニット24は走行用モータ211を減速する。
次に、搬送ロボット2が位置確認板16の突起部16b(処理槽の中心位置情報)を停止センサ218bが検出したら、その情報を搬送ロボット2の制御ユニット24から制御機3に無線で送信する。制御機3はその情報を受け取って処理プログラムに従った制御信号を搬送ロボット2の制御ユニット24に無線で送信する。制御機3からの制御信号を受信した制御ユニット24は走行用モータ211を停止し、搬送ロボット2は停止する。
次に、制御ユニット24は受信した制御信号の処理プログラムに従い、上下移動用モータ221を駆動してワーク吊りフック226を下降させ、被処理物(ワーク)を乗せた処理かご5をメッキ処理槽4に浸漬する。この下降速度および浸漬時間も処理プログラムによって決められている。
所定時間後に、メッキ処理槽4に浸漬された被処理物(ワーク)を乗せた処理かご5を、処理プログラムに従って上下移動用モータ221の駆動により上昇させて、メッキ処理槽4から引き上げる。そして搬送ロボット2は再び走行レール1上を次のメッキ処理槽4に向けて走行する。走行レール1に取り付けた次の位置確認板16の端部16a(処理槽の位置情報)を減速センサ218aが検出したら、上記と同じ動作を繰り返す。こうしてすべてのメッキ処理槽4による処理が終了したら、被処理物(ワーク)を乗せた処理かご5をワーク吊りフック226から外して、メッキ処理は完了となる。
なお、搬送ロボット2は走行レール1上を前進のみでなく、前進と後進を繰り返してメッキ処理することもある。
このように、搬送ロボット2に設けた減速センサ218aおよび停止センサ218bで検出した位置情報を無線で、順次制御機3に送信することで、制御機3は所定の処理プログラム(シーケンスプログラム)に、位置情報を照らし合わせ、搬送ロボット2の制御ユニット24に対して必要な動作の制御信号を無線で送信し、搬送ロボット2の動作(処理作業)をさせることで、自動化できる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2における自動搬送装置について図14により説明する。実施の形態1の発明では制御機3に予め処理プログラムを設定しておいて、搬送ロボット2の動作を制御していたが、実施の形態2の発明はICタグを用いて処理プログラムを制御機3に送信し、それに基づいて搬送ロボット2の動作を制御するようにしたものである。
図14において、処理ラインに対応する走行レール1の原点位置(プログラムの開始位置)付近に当該ライン特有の処理プログラムが予め書き込まれているICタグ7をそれぞれ装着している。また搬送ロボット2側には、処理スタート前に、ICタグ7からの処理プログラムを読み取るICタグリードライタなどの読み取り装置8を設け、その読み取ったプログラム情報を無線で制御機3に送信する。制御機3はその処理プログラムに基づいて実施の形態1と同じように搬送ロボット2の動作を制御する。その他の構成は実施の形態1の図1と同じであり、同じまたは相当する符号を付して説明を省略する。
したがって各処理ライン毎に異なる処理プログラム(搬送ロボットの動作プログラム)の切り替えは、搬送ロボット2を新たに走行レール1に乗せ替えるだけで、当該処理ラインの処理プログラムに切り替わることになり、使用処理ラインと処理プログラムのミスマッチを防止できる。
また切り替え前の処理ラインの処理プログラムは搬送ロボット2を走行レール1から外す際に、搬送ロボット2の電源が断となることで、消去するようにしている。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3における自動搬送装置について説明する。実施の形態2の発明ではICタグ7を用いて制御機3に処理プログラムを読み込ませるようにしたが、実施の形態3の発明は制御機3を廃止し、搬送ロボット2の制御ユニット24に処理プログラムを読み込ませるようにしたものである。
即ち、実施の形態2のように、処理ラインに対応する走行レール1の原点位置(プログラムの開始位置)付近に当該ライン特有の処理プログラムが予め書き込まれているICタグ7を装着し、また搬送ロボット2側にはICタグ7からの処理プログラムを読み取るICタグリードライタなどの読み取り装置8を設け、その読み取ったプログラム情報を搬送ロボット2の制御ユニット24に書き込む。制御ユニット24はその処理プログラムに基づいて実施の形態1と同じように搬送ロボット2の動作を制御する。
したがって実施の形態2と同様に、処理ライン毎に異なる処理プログラム(搬送ロボットの動作プログラム)の切り替えは、搬送ロボット2を新たに走行レール1に乗せ替えるだけで、当該処理ラインの処理プログラムに切り替わることになり、使用処理ラインと処理プログラムのミスマッチを防止できる。この実施の形態3の場合、制御機3がないため、制御機3の表示部34で搬送ロボットの動作状況を確認できないという不都合が生じるが、制御機3を省略できるので、安価に構成できる。
以上の説明では、自動搬送装置をメッキ処理装置に利用する場合について説明したが、この発明の自動搬送装置はメッキ処理装置以外にも利用できるものである。例えば倉庫などで荷物を運搬し保管する自動倉庫装置や、製造ラインにおける部品搬送装置などにも利用できる。
1:走行レール 2:搬送ロボット
3:制御機 4:メッキ処理槽
5:処理かご
7:ICタグ 8:読み取り装置
11:支持材 12:給電線
13:無電部 14:ストッパ(兼持ち運び取手)
15:レールの穴 16:位置確認板
17:位置確認板保持金具 18:原点検出板
21:上部ユニット 22:下部ユニット(昇降機構)
23:結合部材 24:制御ユニット
25:下部押さえローラ
210:上部ユニット支持板 211:走行用モータ
212:軸変換部 213a、213b:取付板
214:駆動車輪 215:チェーン
216:従動車輪 217:受電子
218a:減速センサ 218b:停止センサ
218c:原点検出リミットスイッチ 219:固定取手
220:下部ユニット支持板 221:上下移動用モータ
222a、222b:水平軸 223:変換部
224a、224b:巻上げローラ 225a、225b:支持板
226:ワーク吊りフック 226b:冶具固定用の穴
227:水平ローラ 228、229:巻上げベルト
31:電気コード 32:制御箱
33:制御機側無線機 34:表示部
35:電源スイッチ 36:操作ボタン
37:選択ボタン。

Claims (17)

  1. 走行レールとこの走行レールに沿って自走する搬送ロボットからなり、前記走行レールには、その側面に給電線が前記走行レールに沿って装着され、前記給電線は前記走行レールの両端付近が無電部となるようにその長さが規定されており、前記搬送ロボットには、前記給電線に加圧接触する受電子と、この受電子を介して前記給電線から受電することにより駆動される走行用モータと、この走行用モータにより前記走行レール上を走行する駆動車輪と、前記走行用モータの駆動を制御する制御ユニットとを設け、前記搬送ロボットは前記走行レールの端部から工具を使用しないで脱着できるようにした自動搬送装置。
  2. 前記搬送ロボットは、上部ユニットとこの上部ユニットの下部に結合部材で脱着可能な下部ユニットに分け、前記上部ユニットには、前記受電子と走行用モータと駆動車輪を有して前記走行レール上を走行する走行機構を設け、前記下部ユニットにはワークを上下に移動させる昇降機構を設けた請求項1に記載の自動搬送装置。
  3. 前記搬送ロボットの下部ユニットに設けた昇降機構は、上下移動用モータと、この上下移動用モータの回転を2つの軸の回転に変換する変換部と、前記2つの軸の両端にそれぞれ設けられた巻上げローラと、ワークを吊るすワーク吊りフックの両端部にそれぞれ設けられた4個の水平ローラと、前記ワーク吊りフックの一端に設けられた4個の水平ローラを介して前記2つの軸の一端に設けられた2つの巻上げローラと固定端との間に張架された第1の巻上げベルトと、前記ワーク吊りフックの他端に設けられた4個の水平ローラを介して前記2つの軸の他端に設けられた2つの巻上げローラと固定端との間に張架された第2の巻上げベルトとを備えた請求項2に記載の自動搬送装置。
  4. 前記搬送ロボットの下部ユニットに、ワークを吊るすワーク吊りフックを設け、このワーク吊りフックに多様なワークに対応する複数の冶具固定用の穴を設けた請求項2または請求項3に記載の自動搬送装置。
  5. 前記走行レールに装着された給電線の無電部に対応する端部側の走行レール上に穴を設け、この穴に抜き差し可能なストッパを設けることにより、前記搬送ロボットが前記走行レールから脱落するのを防止するようにした請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の自動搬送装置。
  6. 前記ストッパは、前記走行レールの穴から抜いて前記搬送ロボットに設けた穴に差し込むことにより、前記搬送ロボットを持ち運びするための取手として使用できるようにした請求項5に記載の自動搬送装置。
  7. 前記走行レールの側面に前記搬送ロボットを減速および停止する位置確認板を設け、前記位置確認板は前記走行レールに沿って移動できるようスライド式にし、前記搬送ロボットに設けたセンサにより前記位置確認板を検知して、前記走行用モータを制御するようにした請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の自動搬送装置。
  8. 前記搬送ロボットに近接して制御機を設け、この制御機と前記搬送ロボットに設けた制御ユニットとの間を無線で信号の送受を行い、前記走行用モータまたは上下移動用モータの駆動を制御するようにした請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の自動搬送装置。
  9. 前記走行レールの端部に相当する原点位置に、当該ライン特有の処理プログラムが書き込まれたICタグを装着し、前記搬送ロボットには、前記ICタグを読み取る読み取り装置を設け、前記読み取り装置で読み取った処理プログラムを前記制御機に無線で送信し、前記制御機と前記搬送ロボットに設けた制御ユニットとの間を無線で信号の送受を行い、前記走行用モータまたは上下移動用モータの駆動を制御するようにした請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の自動搬送装置。
  10. 前記走行レールの端部に相当する原点位置に、当該ライン特有の処理プログラムが書き込まれたICタグを装着し、前記搬送ロボットには、前記ICタグを読み取る読み取り装置を設け、前記読み取り装置で読み取った処理プログラムを前記搬送ロボットに設けた制御ユニットに送り、前記制御ユニットにより前記走行用モータまたは上下移動用モータの駆動を制御するようにした請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の自動搬送装置。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の自動搬送装置と、前記自動搬送装置の走行レールの下に前記走行レールに沿って設けた複数のメッキ処理槽を備えたメッキ処理装置。
  12. 複数本の走行レールと、前記複数本の走行レールの各走行レールに沿って設けた複数のメッキ処理槽と、前記複数本の走行レールのうち1本の走行レールに設けた搬送ロボットとを備え、前記搬送ロボットを異なるライン間で共用できるようにした請求項11に記載のメッキ処理装置。
  13. 上部ユニットと前記上部ユニットの下部に結合部材で脱着可能な下部ユニットを備え、前記上部ユニットには、走行レールの側面に設けられた給電線に加圧接触して受電する受電子と、この受電子を介して前記給電線から受電することにより駆動される走行用モータと、この走行用モータにより前記走行レール上を走行する駆動車輪と、前記走行レールの側面に設けられた位置確認板を検知するセンサを設け、前記下部ユニットには、前記受電子を介して前記給電線から受電することによりワークを上下に移動させる昇降機構を設け、前記上部ユニットまたは下部ユニットの少なくともどちらか一方には前記走行用モータおよび前記昇降機構の駆動を制御する制御ユニットを設けた搬送ロボット。
  14. 前記下部ユニットに設けた昇降機構は、上下移動用モータと、この上下移動用モータの回転を2つの軸の回転に変換する変換部と、前記2つの軸の両端にそれぞれ設けられた巻上げローラと、ワークを吊るすワーク吊りフックの両端部にそれぞれ設けられた4個の水平ローラと、前記ワーク吊りフックの一端に設けられた4個の水平ローラを介して前記2つの軸の一端に設けられた2つの巻上げローラと固定端との間に張架された第1の巻上げベルトと、前記ワーク吊りフックの他端に設けられた4個の水平ローラを介して前記2つの軸の他端に設けられた2つの巻上げローラと固定端との間に張架された第2の巻上げベルトとを備えた請求項13に記載の搬送ロボット。
  15. 前記制御ユニットは、前記センサにより前記位置確認板を検知して、近接配置された制御機に無線で位置信号を送信し、前記制御機に予め設定された処理プログラムの制御信号を無線で受信して、前記走行用モータおよび上下移動用モータを制御するようにした請求項13または請求項14に記載の搬送ロボット。
  16. 前記走行レールの端部に装着された当該ライン特有の処理プログラムが書き込まれたICタグを読み取る読み取り装置を設け、前記読み取り装置で読み取った処理プログラムを近接配置された制御機に無線で送信し、前記制御ユニットは、前記センサにより前記位置確認板を検知して前記制御機に無線で位置信号を送信すると共に、前記制御機から無線で送信される処理プログラムの制御信号を受信して、前記走行用モータまたは上下移動用モータの駆動を制御するようにした請求項13または請求項14に記載の搬送ロボット。
  17. 前記走行レールの端部に装着された当該ライン特有の処理プログラムが書き込まれたICタグを読み取る読み取り装置を設け、前記読み取り装置で読み取った処理プログラムを前記制御ユニットに送り、前記制御ユニットにより前記走行用モータまたは上下移動用モータの駆動を制御するようにした請求項13または請求項14に記載の搬送ロボット。
JP2009292563A 2009-12-24 2009-12-24 自動搬送装置およびそれを利用したメッキ処理装置 Expired - Fee Related JP5276580B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009292563A JP5276580B2 (ja) 2009-12-24 2009-12-24 自動搬送装置およびそれを利用したメッキ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009292563A JP5276580B2 (ja) 2009-12-24 2009-12-24 自動搬送装置およびそれを利用したメッキ処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011131985A true JP2011131985A (ja) 2011-07-07
JP5276580B2 JP5276580B2 (ja) 2013-08-28

Family

ID=44345166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009292563A Expired - Fee Related JP5276580B2 (ja) 2009-12-24 2009-12-24 自動搬送装置およびそれを利用したメッキ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5276580B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102886776A (zh) * 2012-10-09 2013-01-23 田波洪 一种双抓式清洗钝化机械手
CN104925523A (zh) * 2015-06-08 2015-09-23 浙江鸿星文具有限公司 铅笔沾顶机
CN105063725A (zh) * 2015-07-31 2015-11-18 东莞市威力固电路板设备有限公司 垂直电镀设备
WO2016039261A1 (ja) * 2014-09-12 2016-03-17 株式会社アルバック 真空処理装置
KR20160001225U (ko) * 2013-08-01 2016-04-14 하이 후앙 자동화 전기도금 시스템
JP2016132802A (ja) * 2015-01-20 2016-07-25 株式会社中央製作所 バレルめっき装置
CN109706511A (zh) * 2019-03-12 2019-05-03 苏州台祥机电设备有限公司 一种电镀挂具的自动搬运交换系统
JP2021046604A (ja) * 2019-09-19 2021-03-25 鐘瑩瑩 金属被覆装置

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5135091Y1 (ja) * 1974-04-24 1976-08-30
JPH0472296A (ja) * 1990-07-12 1992-03-06 Kitagawa Iron Works Co Ltd ワイヤーロープ巻込み巻出し装置
JPH0531686A (ja) * 1991-07-24 1993-02-09 Nissan Motor Co Ltd ユニツト型ロボツト
JPH06340396A (ja) * 1993-05-31 1994-12-13 Hitachi Cable Ltd レール
JPH07237544A (ja) * 1994-03-01 1995-09-12 Kito Corp 分岐・合流点装置における搬送台車の逸走防止装置
JPH08324969A (ja) * 1995-03-24 1996-12-10 Yamaha Motor Co Ltd 搬送装置
JP2001206220A (ja) * 2000-01-26 2001-07-31 Kazuyoshi Ueichi メッキ処理工程における軌条式移送装置
JP2005138724A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Asyst Shinko Inc 磁気吸引天井懸垂型搬送台車
JP2005138658A (ja) * 2003-11-05 2005-06-02 Murata Mach Ltd 搬送車システム
JP2007008621A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Taikisha Ltd 搬送設備
JP2009286501A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Daifuku Co Ltd 搬送設備

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5135091Y1 (ja) * 1974-04-24 1976-08-30
JPH0472296A (ja) * 1990-07-12 1992-03-06 Kitagawa Iron Works Co Ltd ワイヤーロープ巻込み巻出し装置
JPH0531686A (ja) * 1991-07-24 1993-02-09 Nissan Motor Co Ltd ユニツト型ロボツト
JPH06340396A (ja) * 1993-05-31 1994-12-13 Hitachi Cable Ltd レール
JPH07237544A (ja) * 1994-03-01 1995-09-12 Kito Corp 分岐・合流点装置における搬送台車の逸走防止装置
JPH08324969A (ja) * 1995-03-24 1996-12-10 Yamaha Motor Co Ltd 搬送装置
JP2001206220A (ja) * 2000-01-26 2001-07-31 Kazuyoshi Ueichi メッキ処理工程における軌条式移送装置
JP2005138658A (ja) * 2003-11-05 2005-06-02 Murata Mach Ltd 搬送車システム
JP2005138724A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Asyst Shinko Inc 磁気吸引天井懸垂型搬送台車
JP2007008621A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Taikisha Ltd 搬送設備
JP2009286501A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Daifuku Co Ltd 搬送設備

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102886776A (zh) * 2012-10-09 2013-01-23 田波洪 一种双抓式清洗钝化机械手
KR20160001225U (ko) * 2013-08-01 2016-04-14 하이 후앙 자동화 전기도금 시스템
WO2016039261A1 (ja) * 2014-09-12 2016-03-17 株式会社アルバック 真空処理装置
CN106794944A (zh) * 2014-09-12 2017-05-31 株式会社爱发科 真空处理装置
JPWO2016039261A1 (ja) * 2014-09-12 2017-07-06 株式会社アルバック 真空処理装置
CN106794944B (zh) * 2014-09-12 2019-07-09 株式会社爱发科 真空处理装置
JP2016132802A (ja) * 2015-01-20 2016-07-25 株式会社中央製作所 バレルめっき装置
CN104925523A (zh) * 2015-06-08 2015-09-23 浙江鸿星文具有限公司 铅笔沾顶机
CN105063725A (zh) * 2015-07-31 2015-11-18 东莞市威力固电路板设备有限公司 垂直电镀设备
CN109706511A (zh) * 2019-03-12 2019-05-03 苏州台祥机电设备有限公司 一种电镀挂具的自动搬运交换系统
JP2021046604A (ja) * 2019-09-19 2021-03-25 鐘瑩瑩 金属被覆装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5276580B2 (ja) 2013-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5276580B2 (ja) 自動搬送装置およびそれを利用したメッキ処理装置
JP5532760B2 (ja) 搬送システム,ロボット装置及びワークの製造方法
KR100488389B1 (ko) 반송 설비
CN211708832U (zh) 一种采用桁架上下料的工件加工系统
JP5468270B2 (ja) 柱上変圧器の空ケース吊り装置
JP6378484B2 (ja) ロボット及びクレーン共同作業システム
CN103964171B (zh) 一种输送装置
CN216262405U (zh) 超声波自动清洗机
JP2002068472A (ja) ビレット材供給装置および方法
CN107720533B (zh) 一种多功能型材吊具
JP4252947B2 (ja) ワーク搬送装置
CN107900247B (zh) 一种配合工业机器人工作的自动化生产线
JPH02217498A (ja) メッキ処理システム
CN210260043U (zh) Pcb板输送系统
JP5130789B2 (ja) 板材加工システム
JP4626812B2 (ja) 物品搬送設備
JP4887987B2 (ja) 天井走行台車の移載機位置決め装置
JP2015205764A (ja) 物品受け取り装置
CN220536889U (zh) 上下料设备
CN217619916U (zh) 一种磨床用自动上下棒料装置
CN220216496U (zh) 一种钣金弯折机的辅助上下料装置
SU921790A1 (ru) Автоматизированный участок механической обработки деталей
JP2006021262A (ja) スイング式パレット交換装置
CN210968019U (zh) 适用于异型零件的钻孔设备
SU161277A1 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130517

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5276580

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees