JP2011131463A - ヘッド基体および記録ヘッドならびに記録装置 - Google Patents

ヘッド基体および記録ヘッドならびに記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 高い印字性能を維持できるヘッド基体および記録ヘッドならびに記録装置を提供する。
【解決手段】 主面が長方形状のヘッド基板11と、該ヘッド基板11の主面に設けられている、一方の長辺に沿って一列に配列された複数の発熱素子13a、発熱素子13aに接続された第1電極配線141、および発熱素子13aに接続された第2電極配線142と、発熱素子13a、第1電極配線141の発熱素子側部分および第2電極配線142の発熱素子側部分を被覆する無機材料からなる保護層15とを具備するヘッド基体10であって、発熱素子13aから所定間隔mをおいた保護層15の上面に、発熱素子13aの配列方向に沿って樹脂膜23が形成されており、保護層15の第2電極配線141間上に位置する部分に、樹脂膜23が形成された凹部15aを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ヘッド基体および記録ヘッドならびに記録装置に関し、特に、発熱素子と電極配線の一部とを被覆する保護層を有するヘッド基体、該ヘッド基体と配線部材とを有する記録ヘッド、ならびに記録ヘッドと記録媒体を搬送する搬送部とを備えた記録装置に関する。
ファクシミリやレジスターなどのプリンタとしては、サーマルヘッドおよびプラテンローラを備えるサーマルプリンタが用いられている。このようなサーマルプリンタに搭載されているサーマルヘッドとしては、ヘッド基板表面上に複数の発熱素子が配列されたヘッド基体と、該ヘッド基体に機械的に接続され、かつ複数の発熱素子に対して電気的に接続されている配線部材とを備えているものがある。
プラテンローラは、例えば感熱紙などの記録媒体を発熱素子上の保護層に対して押し当てる機能を有するものである。このような構成のサーマルプリンタでは、所望の画像に応じて発熱素子を発熱させるとともに、発熱素子上の保護層に記録媒体をプラテンローラで略均等に押圧することにより発熱素子の発する熱を記録媒体に対して良好に伝達させている。記録媒体に対する所望の印画は、この処理を繰り返すことにより行われている。
図9、10は、従来のサーマルヘッド(記録ヘッドの一種)X1を示すもので、サーマルヘッドX1は、ヘッド基体50と、駆動IC60と、配線部材70と、放熱体80とを含んで構成されている。
ヘッド基体50は、主面が長方形状のヘッド基板51と、グレーズ層52と、電気抵抗層53と、電極配線54と、保護層55とを含んで構成されている。
ヘッド基板51は、グレーズ層52と、電気抵抗層53と、電極配線54と、保護層55と、駆動IC60とを支持する機能を有するものである。
グレーズ層52は、電気抵抗層53の発熱素子53aにおいて発生する熱の一部を一時的に蓄積する機能を有するものである。このグレーズ層52は、基部52aと、突出部52bとを有している。基部52aは、ヘッド基板51の上面全体に渡って略平坦状に設けられている。突出部52bは、記録媒体を発熱素子53a上に位置する保護層55に対して良好に押し当てるのに寄与する部位である。
電気抵抗層53は、電力供給によって発熱する発熱素子53aを有している。電極配線54から電圧が印加される電気抵抗層53のうち電極配線54が上に形成されていない部位が発熱素子53aとして機能している。
発熱素子53aは、グレーズ層52の突出部52b上に位置しており、主走査方向D1、D2に沿って略同一の離間距離で配列されている。
電極配線54は、電気抵抗層53上に設けられている。また、この電極配線54は、第1電極配線541と、第2電極配線542と、第3電極配線543とを含んで構成されている。
第1電極配線541は、端部が複数の発熱素子53aの一端部側および配線部材70に接続されている。この第1電極配線541は、第2電極配線542と対となって発熱素子53aに対して電力を供給するのに寄与している。
第2電極配線542は、各々の一端部が個々の発熱素子53aの他端部側に電気的に独立に接続されている。この第2電極配線542は、発熱素子53aへ電力を供給するのに寄与している。
第3電極配線543は、第2電極配線542と離間して配置されている。これらの第3電極配線543の一端部には駆動IC60が接続され、他端部には配線部材70が接続されている。
そして、保護層55は、ヘッド基板51の主面に、ヘッド基板51の一方の長辺51aから他方の長辺と所定距離をおいた範囲内で形成されており、発熱素子53aおよび第1電極配線541の一部、第2電極配線542の一部を被覆している。保護層55は、例えば、グレーズ層52と、電気抵抗層53と、電極配線54とが形成されたヘッド基板51の主面に、スパッタリング法により形成されている(例えば、特許文献1参照)。なお、図10では、放熱体80は省略した。
また、従来、発熱素子近傍の保護層上面に、最大粒径10μm以下のアルミナ粒子を含有する樹脂材料からなる被覆層を形成し、保護層に生じるピンホールを被覆層で被覆し、電極材料の腐食を防止したサーマルヘッドが知られている(特許文献2参照)。
特開2006−181822号公報 実用新案登録第2547325号公報
記録媒体はプラテンローラで保護層55側に押圧され、保護層55上を摺動するため、保護層55上面は、通常滑らかに形成されている。このため、記録媒体がヘッド基体50上を通過する際に、記録媒体に付着した紙粉、微細なゴミ等が保護層55上に落下し、この保護層55上面を滑って発熱素子53aの上を通過していくため、紙粉やゴミ等により、記録媒体の印刷部分に白スジが発生し、印字性能が低下するという問題があった。
特に近年では、印字速度が速くなってきており、記録媒体の供給速度が速くなり、記録媒体の供給側に向けて空気の流れが生じる傾向があり、さらに上記したように保護層55上も記録媒体が滑りやすい状態とされているため、微細な紙粉やゴミ等が保護層55上面を滑って発熱素子53aの上を通過する可能性が高くなり、印刷部分に白スジが発生し易い条件となっている。
本発明は、高い印字性能を維持できるヘッド基体および記録ヘッドならびに記録装置を提供することを目的とする。
本発明のヘッド基体は、主面が長方形状のヘッド基板と、該ヘッド基板の前記主面に設けられている、一方の長辺に沿って一列に配列された複数の発熱素子、該複数の発熱素子の一端側に接続され、一方の長辺側に引き出された第1電極配線、および前記複数の発熱素子の他端側に接続され、前記第1電極配線と反対側に引き出された第2電極配線と、前記複数の発熱素子、前記第1電極配線の前記発熱素子側部分および前記第2電極配線の前記発熱素子側部分を被覆する無機材料からなる保護層とを具備し、前記第2電極配線の前記発熱素子側と反対側に駆動ICが接続されるヘッド基体であって、前記発熱素子の前記第2電極配線側であって前記発熱素子から所定間隔をおいた前記保護層の上面に、前記発熱素子の配列方向に沿って樹脂膜が形成されており、前記保護層の前記第2電極配線間上に位置する部分に、前記樹脂膜が形成された凹部を有することを特徴とする。
このようなヘッド基体では、記録媒体がプラテンローラで発熱素子側に押圧された状態で保護層上を摺動し、発熱素子で加熱されて印刷されることになる。そして、記録媒体がヘッド基体上を通過する際に、記録媒体に付着した紙粉、微細なゴミ等が保護膜上に落下し、記録媒体の供給側に向けて滑っていこうとするが、本発明では、保護層の第2電極配線間上に位置する部分に、樹脂膜が形成された凹部を有するため、言い換えれば、第2電極配線間上に位置する保護層の凹部に樹脂膜が形成されているため、狭い凹部という形状的要因、表面が樹脂膜であるという材料的要因から、樹脂膜が形成された保護層の凹部に、記録媒体に付着した紙粉、微細なゴミ等が捕捉され易くなり、発熱素子側への移動が抑制され、高い印字性能を維持できる。
一方、保護層は表面が滑りやすい無機材料で形成されているため、記録媒体は、発熱素子およびその近傍の保護層上を摺動し、記録媒体が露出した保護層上を良好に摺動することになる。
本発明の記録ヘッドは、上記ヘッド基体と、該ヘッド基体の第1および第2電極配線に接続された配線部材とを備えていることを特徴とする。このような記録ヘッドでは、高い印字性能を維持でき、長期信頼性を向上することができる。
本発明の記録装置は、上記の記録ヘッドと、記録媒体を搬送する搬送部とを備えていることを特徴とする。このような記録装置では、高い印字性能を維持でき、長期信頼性を向上することができる。
本発明のヘッド基体では、樹脂膜が形成された保護層の凹部に、記録媒体から落下した紙粉、微細なゴミ等が捕捉され易くなり、発熱素子側への移動が抑制され、高い印字性能を維持できる。これにより、長期信頼性を有する記録ヘッド、記録装置を提供することができる。
(a)は本発明の記録ヘッドの実施形態の一例であるサーマルヘッドの概略構成を示す平面図、(b)は本発明の記録ヘッドの実施形態の一例であるサーマルヘッドの概略構成を示す側面図である。 (a)は図1に示したサーマルヘッドの要部を拡大した平面図、(b)は(a)のIIb−IIb線断面図である。 (a)は樹脂膜が形成された状態を、保護層の記載を省略して示す平面図、(b)は保護層上の樹脂膜を示す断面図である。 樹脂膜を駆動IC側まで形成した状態を示す断面図である。 図1に示した配線部材の分解斜視図である。 本発明の記録装置の実施形態の一例であるサーマルプリンタの概略構成を示す図である。 (a)は第2電極配線が2段になっている部分の保護層上に樹脂膜が形成されている状態を示す断面図、(b)は樹脂膜が形成されている状態を、保護層の記載を省略して示す平面図である。 折り返し電極上の保護層に樹脂膜が形成されている状態を、保護層の記載を省略して示す平面図である。 (a)が従来のサーマルヘッドの概略構成を示す平面図、(b)が従来のサーマルヘッドの概略構成を示す側面図である。 図9のサーマルヘッドの断面図である。
図1(a)は本発明に係る記録ヘッドの実施形態の一例であるサーマルヘッドXの概略構成を示す平面図であり、(b)はサーマルヘッドXの側面図である。
図2(a)は図1に示したサーマルヘッドXの要部を拡大した図であり、(b)は(a)に示したIIb−IIb線に沿った断面図である。なお、図2(a)では、駆動IC、配線部材、放熱体、保護層、保護膜等を、(b)では放熱体を、便宜上省略した。
サーマルヘッドXは、ヘッド基体10と、駆動IC20と、配線部材30と、放熱体40とを含んで構成されている。
ヘッド基体10は、ヘッド基板11と、グレーズ層12と、電気抵抗層13と、電極配線14と、保護層15とを含んで構成されている。
ヘッド基板11は、グレーズ層12と、電気抵抗層13と、電極配線14と、保護層15と、駆動IC20とを支持する機能を有するものである。このヘッド基板11は、矢印D6方向視において矢印方向D1、D2に延びる矩形状に構成されており、主面が長方形状とされている。ヘッド基板11を形成する材料としては絶縁材料が挙げられ、例えばアルミナセラミックスなどのセラミックス、ガラス材料が挙げられる。
このヘッド基板11の厚み方向D5、D6におけるD5方向側の上面には、電気抵抗層13および電極配線14のフォトリソグラフィーを用いたマスクのパターニング形成が容易になるとともに、平滑性を高められるという理由、製造が容易であるという理由から、グレーズ層12が全体に渡って設けられている。
グレーズ層12は、電気抵抗層13の後述する発熱部13aにおいて発生する熱の一部を一時的に蓄積する機能を有するものである。すなわち、グレーズ層12は、発熱部13aの温度を上昇させるのに要する時間を短くして、サーマルヘッドXの熱応答特性を高める役割を担うものである。このグレーズ層12を形成する材料としては、例えばガラスが挙げられる。このグレーズ層12は、基部12aと、突出部12bとを有している。
基部12aは、ヘッド基板11の上面全体に渡って略平坦状に設けられており、その厚みは、50〜250μmとされている。突出部12bは、プラテンローラによって記録媒体を発熱素子13a上に位置する保護層15に対して良好に押し当てるのに寄与する部位である。この突出部12bは、基部12aより厚み方向D5、D6におけるD5方向に突出している。また、この突出部12bは、主走査方向D1、D2に延びる帯状に構成されている。この突出部12bは、主走査方向D1、D2に直交する副走査方向D3、D4における断面形状が略半楕円状に構成されている。本実施形態では、発熱素子13aの配列方向がサーマルヘッドXの主走査方向となる。なお、グレーズ層12は、ヘッド基板11上面の全面に形成しなくても良い。
電気抵抗層13は、一部がグレーズ層12の突出部12b上に位置している。電気抵抗層13の厚みは、0.01〜0.1μmとされている。本実施形態では、電極配線14から電圧が印加される電気抵抗層13のうち電極配線14が形成されていない部位が発熱素子13aとして機能している。この電気抵抗層13を形成する材料としては、例えばTaN系材料、TaSiO系材料、TaSiNO系材料、TiSiO系材料、TiSiCO系材料、またはNbSiO系材料が挙げられる。
発熱素子13aは、電極配線14からの電圧印加により発熱するものである。この発熱素子13aは、電極配線14からの電圧印加による発熱温度が、例えば200〜450℃の範囲となるように構成されている。発熱素子13aは、グレーズ層12の突出部12b上に位置している。
電極配線14は、第1電極配線141と、第2電極配線142と、第3電極配線143とを含んで構成されている。
第1電極配線141は、その端部が複数の発熱素子13aの一端側、及び配線部材30に接続され、共通電極とされている。この第1電極配線141の一端部は、発熱素子13aの矢印D3方向側に位置している。
第2電極配線142は、各々の一端部が発熱素子13aの他端側に接続され、他端部が駆動IC20に接続されている。この第2電極配線142の一端部は、発熱素子13aの矢印D4方向側に位置している。
第3電極配線143は、第2電極配線142と離間して配置されており、言い換えれば第3電極配線143は、第2電極配線142に近接して設けられている。この第3電極配線143は、複数の駆動IC20と配線部材30との間に設けられている。また、この第3電極配線143は、駆動IC20および配線部材30に接続されている。言い換えれば、第3電極配線143は、駆動IC20と配線部材30とを電気的に接続する機能を有しており、発熱素子13aの駆動に寄与している。ここで、「発熱部の駆動に寄与する」とは、発熱素子13aの駆動または駆動制御にともなって電流が流れることをいう。この第3電極配線143は、その一端部に駆動IC20が接続され、その他端部に配線部材30が接続されている。
第1電極配線141、第2電極配線142、第3電極配線143を形成する材料としては、例えばアルミニウム、金、銀、銅のいずれか一種の金属、またはこれらの合金が挙げられる。その厚みは、0.5〜1.2μmとされている。
保護層15は、発熱素子13aと、第1電極配線141、第2電極配線142とを保護する機能を有するもので、その厚みは4〜15μmとされている。この保護層15は、発熱素子13aと第1電極配線141および第2電極配線142の一部とを覆っている。保護層15は無機材料からなり、例えばダイヤモンドライクカーボン系材料、SiC系材料、SiN系材料、SiCN系材料、SiAlON系材料、SiO系材料、またはTaO系材料が挙げられ、スパッタリング法等により形成される。ここで「ダイヤモンドライクカーボン系材料」とは、sp混成軌道をとる炭素原子(C原子)の割合が1〜100原子%の範囲であるものをいう。保護層15は、図1に示したように、ヘッド基板11の主面に一方の長辺11aから他方の長辺と所定距離Lをおいた範囲で形成され、発熱素子13aおよび第1、第2電極配線141、142の一部を被覆している。
そして、本発明では、図1(a)、図2(b)、図3に示すように、発熱素子13aから所定間隔mをおいた保護層15の上面に、発熱素子13aの配列方向(D1−D2方向)に沿って帯状の樹脂膜23が形成されており、保護層15の第2電極配線142間上に位置する部分に、樹脂膜23が形成された凹部15aを有している。
言い換えれば、平面視すると帯状の樹脂膜23が、保護層15の上面に、発熱素子13aの配列方向に沿って形成されており、第2電極配線142上に位置する保護層15の上面、および第2電極配線142間上に位置する保護層15の上面に樹脂膜23が形成されている。第2電極配線142間上に位置する保護層15には、第2電極配線142間の形状を反映して凹部15aが形成されており、この凹部15aに樹脂膜23が形成されている。第2電極配線142間の間隔は、近年の印刷精度の向上により5〜15μmと狭くなっており、これに伴い凹部15aの幅は狭くなり、凹部15aの深さは0.5〜1.2μm程度となっている。
樹脂膜23は、第2電極配線142の発熱素子13a側端から所定間隔mをおいて形成されており、言い換えると、樹脂膜23はグレーズ層12の突出部12b上における保護層15の傾斜面から、グレーズ層12の基部12a上に位置する保護層15の平坦部にまで形成されている。樹脂膜23は、図2(b)、図3に示したように、記録媒体の供給性の観点から、発熱素子13a上の保護層15には形成されないように、発熱素子13aから所定間隔m(mは0.1〜2mm)をおいた部分に樹脂膜23が形成されている。
この樹脂膜23は非撥水性の樹脂からなり、例えば、エポキシ樹脂またはポリイミド樹脂から形成されている。これらの樹脂膜23は、その表面の粘着性等により、記録媒体から落下した紙粉やゴミ等が滑りにくく、捕捉されやすく材料から構成されている。樹脂膜23の厚みは、凹部15aが形成されれば特に限定されるものではないが、例えば0.1〜50μmとされている。
なお、図3(a)では、保護層15の記載を省略し、第1、第2電極配線141、142、発熱素子13a、樹脂膜23のみ記載した。樹脂膜23には、わかりやすいように斜線を引いて示した。
このようなヘッド基体では、記録媒体がプラテンローラで発熱素子13a側に押圧された状態で発熱素子13a上の保護層15の部分を摺動し、発熱素子13aで加熱されて記録媒体に印刷されることになる。そして、記録媒体がヘッド基体10上を通過する際に、記録媒体に付着した紙粉、微細なゴミ等が樹脂膜23上に落下し、記録媒体の供給側に向けて滑っていこうとする紙粉等が、樹脂膜23が形成された凹部15aで捕捉され、発熱素子13a側への移動が抑制され、高い印字性能を維持できる。
すなわち、第2電極配線142間に形成された保護層15の凹部15aに樹脂膜23が形成されているため、狭い凹部という形状的要因、表面が樹脂膜23であるという材料的要因から、樹脂膜23が形成された凹部15aに、記録媒体から落下した紙粉、微細なゴミ等が捕捉され易くなり、発熱素子13a側への移動が抑制され、高い印字性能を維持できる。また、第2電極配線142上に位置する樹脂膜23によっても、紙粉等が捕捉される。
一方、樹脂膜23は発熱素子13aから所定間隔mをおいた部分の保護層15の上面に形成されており、保護層15は表面が滑り易い無機材料で形成されているため、記録媒体は、発熱素子13aおよびその近傍の保護層15上を摺動し、記録媒体が露出した保護層15上を良好に摺動することになる。
なお、図4に示すように、樹脂膜23を駆動IC20を覆う保護膜25まで形成し、樹脂膜23が、保護層15から露出した第2電極配線142上、露出したグレーズ層12の基部12a上を覆うようにしても良い。この場合には、保護層15から露出した第2電極配線142、グレーズ層12の基部12aを樹脂膜23で保護することができる。
駆動IC20は、図1、図2に示したように、複数の発熱素子13aへの電力供給を制御する機能を有するものである。この駆動IC20は、その接続端子がハンダからなる導電性接続部材49を介して、第2電極配線142および第3電極配線143に接続されている。このような構成とすることにより、第2電極配線142、第3電極配線143を介して入力される電気信号に応じて発熱素子13aを選択的に発熱させることができる。
図5は、配線部材30の概略構成を表す分解斜視図である。配線部材30は、その接続端子が、ハンダからなる導電性接続部材を介して、第3電極配線143に接続されている。この配線部材30は、外部から伝送される電気信号を駆動IC20および第2電極配線142に伝達する機能を有している。この電気信号としては、発熱素子13aおよび駆動IC20の供給電力と、発熱素子13aの電力供給状態を選択的に制御するための画像情報などが挙げられる。本実施形態の配線部材30は、配線体31と、外部接続端子32と、支持板33と、接着層34とを含んで構成されている。
配線体31は、第1配線体311と、第2配線体312と、配線部313とを有している。この配線体31としては、例えば可撓性を有するものが採用されている。ここで、可撓性とは、JIS規格K7171に規定される曲げ弾性率が例えば2.5×10〜4.5×10N/mmであることをいう。
第1配線体311と第2配線体312とは、複数の配線部313を支持し、その電気的絶縁性を確保する機能を有している。この第1配線体311と第2配線体312とは、配線部313を狭持している。この第1配線体311と第2配線体312とを形成する材料としては、例えばポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂、またはアクリル系樹脂を含む可撓性を有する樹脂材料が挙げられる。本実施形態において配線体31は、ポリイミド系樹脂により形成されており、その熱膨張係数は、約1.1×10−5−1である。本実施形態における第1配線体311と第2配線体312との厚みとしては、例えば0.5〜2.0mmの範囲が挙げられる。
配線部313を形成する材料としては、金、銀、銅、アルミニウムのいずれか一種の金属またはその合金などが挙げられる。本実施形態において配線部313は、銅により形成されており、その熱膨張係数は、約1.7×10−5−1である。
外部接続端子32は、外部から電気信号が入力される部位である。この外部接続端子32は、駆動IC20および第2電極配線142に電気的に接続されている。なお、外部接続端子32は、見やすさの観点から、図5において省略している。
支持板33は、配線体31を支持する機能を有するものである。この支持板33を形成する材料としては、例えばセラミックス、樹脂、セラミックスおよび樹脂の複合材が挙げられる。ここで、セラミックスとしては、例えばアルミナセラミックス、窒化アルミニウムセラミックス、炭化珪素セラミックス、窒化珪素セラミックス、ガラスセラミックス、ムライト質焼結体が挙げられ、樹脂としては、例えばエポキシ系樹脂、ポリイミド系樹脂、アクリル系樹脂、フェノール系樹脂、およびポリエステル系樹脂などの熱硬化型、紫外線硬化型、または化学反応硬化型のものが挙げられる。本実施形態において支持板33は、ガラス繊維にエポキシ系樹脂を含有させたものにより形成されており、その熱膨張係数は、約1.7×10−5−1である。
接着層34は、配線体31と、支持板33とを接着する機能を有している。この接着層34の厚みとしては、例えば10〜35μmの範囲が挙げられる。
放熱体40は、発熱部13aを駆動することによって生じた熱を外部に伝達する機能を有するものである。また、本実施形態において放熱体40は、ヘッド基体10および配線部材30の支持母材として機能している。放熱体40を形成する材料としては、例えば銅およびアルミニウムを含む金属材料、あるいは熱硬化型または紫外線硬化型の樹脂材料に熱伝導性の高い材料を混合させたものとが挙げられる。ここで「熱伝導性の高い材料」とは、ヘッド基板11を構成する材料よりも高い熱伝導率を有するものであって、金属材料やカーボンナノチューブなどが挙げられる。
<記録ヘッドの製造方法>
次に、本発明の記録ヘッドの製造方法を記録ヘッドの一例である上述のサーマルヘッドXを例に挙げて示す。
まず、複数のヘッド基板領域を有する母基板を準備する。次に、グレーズ層形成工程を行う。具体的には、母基板の上面全面にグレーズ層12を形成する。この形成方法としては、例えば印刷法および焼成法などの周知のものが挙げられる。
次に、各ヘッド基板領域上に形成されたグレーズ層12の上面全面に抵抗体膜を成膜する。この成膜方法としては、例えばスパッタリング技術および蒸着技術を含む従来周知のものが挙げられる。次に、抵抗体膜の上面全面に導電膜を成膜する。この導電膜の成膜方法としては、例えばスパッタリング技術および蒸着技術を含む従来周知のものが挙げられる。
次に、導電膜を所定パターンにエッチングし、電極配線14を形成するとともに、電極配線14から抵抗体膜の一部を露出させて発熱素子13aとして機能させる。このとき、複数の発熱素子13aからなる素子列を矢印方向D1、D2に沿って配列させる。このエッチング方法としては、例えばフォトレジスト技術およびウェットエッチング技術の組み合わせを含む従来周知のものが挙げられる。
次に、抵抗体膜をエッチングし、電気抵抗層13を形成する。このエッチング方法としては、例えばフォトレジスト技術およびウェットエッチング技術の組み合わせを含む従来周知のものが挙げられる。
次に、保護層15の形成を行う。具体的には、スパッタリング法により発熱部13aと電極配線14の一部とを覆うように保護層15を形成する。
次に、母基板分割工程を行う。具体的には、母基板をヘッド基板領域ごとに分割し、複数のヘッド基板11を得る。
次に、配線部材を準備する。具体的には、まず、第1配線体311と、第2配線体312と、配線部313とを含んで構成される配線体31を準備する。次に、支持板33の上面に接着剤34を塗布し、配線体31を支持板33に接合する。
次に、配線部材を接着する。具体的には、まず、ヘッド基体10の第3電極配線143上に導電性接続部材49となるハンダペーストを塗布する。次に、第3電極配線143と配線部材30の接続端子とをハンダペーストを介して対向させ、加熱し、第3電極配線143と配線部材30の接続端子とを熱溶融したハンダにより固着する。
次に、駆動IC20の搭載を行う。具体的には、まず、第2電極配線142と第3電極配線143に導電性接続部材49となるハンダペーストを塗布し、第2電極配線142および第3電極配線143にハンダペーストを介して駆動IC20の接続端子を対向させ、次に、ハンダペーストを熱溶融させ、第2電極配線142および第3電極配線143と、駆動IC20の接続端子とを接続する。
この後、駆動IC20の周囲を樹脂からな保護膜25により覆い、その後、エポキシ樹脂等を溶剤に溶かしたスラリーをメタルマスクを用いてスキージで第2電極配線142上に位置する保護層15に塗布し、第2電極配線142間に位置する保護層15の凹部15aにスラリーを滲ませて、樹脂膜23が形成された凹部15aが得られる。スラリーは、第2電極配線142上に位置する保護層15全面に塗布することなく、第2電極配線142上に位置する保護層15の一部に塗布し、滲ませても良い。
保護層15の凹部15aにスラリーを滲ませて樹脂膜23を形成する際には、スラリーを塗布した部分のごく近傍だけに滲むように、溶媒量を少なくしたスラリーを作製し、塗布する。この場合には、凹部15aの樹脂膜23の厚みは極薄いものとなる。
次に、ヘッド基体10および配線部材30を放熱体40上に載置する。以上のようにして、サーマルヘッドXが形成される。
<記録装置>
図6は、本発明の記録装置の実施形態の一例であるサーマルプリンタYの概略構成を示す図である。
サーマルプリンタYは、サーマルヘッドXと、搬送機構59と、制御機構69とを有している。
搬送機構59は、記録媒体Pを矢印D3方向に搬送しつつ、該記録媒体PをサーマルヘッドXの発熱素子13aに接触させる機能を有するものである。この搬送機構59は、プラテンローラ61と、搬送ローラ62、63、64、65とを含んで構成されている。
プラテンローラ61は、記録媒体Pを発熱素子13aに押し付ける機能を有するものである。このプラテンローラ61は、発熱素子13a上に位置する保護層15に接触した状態で回転可能に支持されている。このプラテンローラ61は、円柱状の基体の外表面を弾性部材により被覆した構成を有している。この基体は、例えばステンレスなどの金属により形成されており、この弾性部材は、例えば厚みの寸法が3〜15mmの範囲のブタジエンゴムにより形成されている。
搬送ローラ62、63、64、65は、記録媒体Pを搬送する機能を有するものである。すなわち、搬送ローラ62、63、64、65は、サーマルヘッドXの発熱素子13aとプラテンローラ61との間に記録媒体Pを供給するとともに、サーマルヘッドXの発熱素子13aとプラテンローラ61との間から記録媒体Pを引き抜く役割を担うものである。これらの搬送ローラ62、63、64、65は、例えば金属製の円柱状部材により形成してもよいし、例えばプラテンローラ61と同様に円柱状の基体の外表面を弾性部材により被覆した構成であってもよい。
制御機構69は、駆動IC20に画像情報を供給する機能を有するものである。つまり、制御機構69は、発熱部13aを選択的に駆動する画像情報を駆動IC20に供給する役割を担うものである。
以上、本発明の具体的な実施形態を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の要旨から逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
なお、図7に示すように、発熱素子13aに大電流を流すために、発熱素子13aの近傍の第1電極配線141、第2電極配線142の厚みよりも、発熱素子13aから離れた部分の第1電極配線141、第2電極配線142の厚みを厚くした形態についても、本発明を適用することができる。すなわち、第2電極配線142の厚みが厚い部分における保護層15上面に、樹脂膜23を形成することができる。
この場合には、第2電極配線142の厚みが厚い部分における保護層15は、第2電極配線142の厚みを反映して、その他の部分よりも高くなっており、記録媒体に付着した紙粉やゴミ等が発熱素子13a側に滑りやすい形状となっているため、本発明を好適に用いることができる。
第2電極配線142の厚みが厚い部分では、凹部15aの深さも深いため、紙粉やゴミ等をより捕捉し易い。
第2電極配線142の厚みが厚い部分は、例えば、下側第2電極配線142aと、発熱素子13aから離れた部分の下側第2電極配線142aの上面に形成された上側第2電極配線142bとから構成されており、いわゆる2段電極とされている。
さらに、図8に示すように、いわゆる折り返し電極上の保護層に樹脂膜23を形成することもできる。
また、上記形態では、グレーズ層12に突出部12bを有する場合について記載したが、平坦な基部だけでグレーズ層を形成し、保護層に盛り上がり部が形成されないヘッド基体についても、本発明を適用できる。
まず、複数のヘッド基板領域を有するアルミナからなる厚み0.64mmの母基板を準備し、母基板の上面全面にグレーズ層12を形成した。グレーズ層は、ペーストをヘッド素体の上面全面に塗布し、焼成してガラスからなるグレーズ層を形成した。この後、エッチングし、突出部12bと、厚み35μmの基部12aとを形成した。
この後、各ヘッド基板領域上に形成されたグレーズ層12の上面全面に、厚み0.02μmのTaSiO系材料膜をスパッタリング法で成膜した。さらに、TaSiO系材料膜の上面全面に、厚み0.9μmのAl膜をスパッタリング法により形成した。TaSiO系材料膜とAl膜をエッチングし、第1電極配線141、第2電極配線142、第3電極配線143を形成し、抵抗体層13を形成した。
この後、スパッタリング法によりSiONからなる厚み4.5μmの保護層15を形成し、母基板を作製した。この後、母基板をヘッド基板領域ごとに分割し、複数のヘッド基板11を得た。
ヘッド基板11の寸法は、主面の寸法が縦13mm、横116mmの長方形状であった。この後、配線部材30を接着し、駆動IC20を搭載した。この後、駆動IC20をエポキシ樹脂で覆い、駆動IC20の保護膜25を形成した。さらに、第2電極配線142上の保護層15上面に、発熱素子13aから所定間隔m(m=0.1mm)をおいた位置に、エポキシ樹脂と溶剤からなるスラリーを塗布し、第2電極配線142間の保護層15の凹部にスラリーを滲ませ、乾燥させて、第2電極配線142上の保護層15上面に厚さ20μmの樹脂膜23を形成すると同時に、第2電極配線142間の保護層15の凹部15aに0.1μmの樹脂膜23を形成した。この後、放熱体40を取り付け、サーマルヘッドを作製した。
一方、比較例のサーマルヘッドとして、保護層15上面に樹脂膜23を形成しないサーマルヘッドを作製した。作製したサーマルヘッドの第2電極配線142上の保護層15の上面に紙粉をふりかけ、印字試験を行った結果、比較例のサーマルヘッドでは記録媒体の印刷部分に白スジが発生したのに対して、本発明のサーマルヘッドでは白スジの発生は見られなかった。これにより、本発明のサーマルヘッドでは、高い印字性能を維持できることがわかる。
X サーマルヘッド
Y サーマルプリンタ
10 ヘッド基体
11 ヘッド基板
12 グレーズ層
13 電気抵抗層
13a 発熱素子
14 電極配線
141 第1電極配線
142 第2電極配線
143 第3電極配線
15 保護層
15a 保護層の凹部
20 駆動IC
23 樹脂膜
25 保護膜
25a 保護膜の凹部
30 配線部材
40 放熱体
59 搬送機構
61 プラテンローラ
P 記録媒体

Claims (3)

  1. 主面が長方形状のヘッド基板と、該ヘッド基板の前記主面に設けられている、一方の長辺に沿って一列に配列された複数の発熱素子、該複数の発熱素子の一端側に接続され、一方の長辺側に引き出された第1電極配線、および前記複数の発熱素子の他端側に接続され、前記第1電極配線と反対側に引き出された第2電極配線と、前記複数の発熱素子、前記第1電極配線の前記発熱素子側部分および前記第2電極配線の前記発熱素子側部分を被覆する無機材料からなる保護層とを具備し、前記第2電極配線の前記発熱素子側と反対側に駆動ICが接続されるヘッド基体であって、前記発熱素子の前記第2電極配線側であって前記発熱素子から所定間隔をおいた前記保護層の上面に、前記発熱素子の配列方向に沿って樹脂膜が形成されており、前記保護層の前記第2電極配線間上に位置する部分に、前記樹脂膜が形成された凹部を有することを特徴とするヘッド基体。
  2. 請求項1に記載のヘッド基体と、該ヘッド基体の第1および第2電極配線に接続された配線部材とを備えていることを特徴とする記録ヘッド。
  3. 請求項2に記載の記録ヘッドと、記録媒体を搬送する搬送部とを備えていることを特徴とする記録装置。
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