JP2011128360A - 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】コイルスクリュの下流側を管理することにより、下流側で残トナーが詰まることなく安定して搬送することができる現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体1に形成されたトナー像を転写する転写手段7と、像担持体の残トナーを除去するクリーニング手段8と、残トナーを受けるケース14と、残トナーをケース外へ搬送する搬送手段20とを備える。ケース14のトナー搬送方向下流部に残トナーをケース外へ排出する貫通孔14aを設ける。搬送手段20をコイルスクリュ16にて構成し、コイルスクリュ16のトナー搬送方向の最下流の1巻きを、外径がコイルスクリュ16の他の部位の径よりも大きい突出部20とする。突出部20を貫通孔14aを介してケース外に配置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらを備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置は、一般的には、像担持体に形成された顕像化されたトナー像を転写する転写手段と、転写後に前記像担持体の周面に残留した残トナーを除去するクリーニング手段とを備える。そして、搬送手段にてその残トナーをトナー回収容器へ搬送する。
搬送手段として、クリーニング手段により除去された残トナーを搬送するコイルスクリュを備えたものがある。この場合、図16と図17に示すように、クリーニング手段(図示省略)により除去された残トナーを受けるケース54を備え、ケース54内にコイルスクリュ56が配置される。そして、コイルスクリュ56の搬送方向下流側において、ケース54の側壁57に、コイルスクリュ56にて搬送された残トナーをケース外へ排出するための貫通孔(排出孔)54aが形成され、この貫通孔54aにコイルスクリュ56の下流部が挿入される。
また、コイルスクリュ56の上流側は、図18に示すようなギヤ部材60に接続される。ギヤ部材60は、軸部60aと、この軸部60aに設けられるギヤ部60bとを備える。軸部60aにはスリット61が設けられる。このスリット61は、奥側の幅寸法が大である基部61bと、この基部61bから先端に達する幅寸法が小のスリット本体61aとからなる。
コイルスクリュ56の上流端には、径方向に延びる係止片部62が設けられ、この係止片部62がスリット61の基部61bに挿入される。このため、図示省略の駆動手段によって、ギヤ部材60を回転させることによって、コイルスクリュ56がこのギヤ部材60とともに回転する。このコイルスクリュ56の回転によって、ケース54内の残トナーが貫通孔54a側へ搬送される。そして、ケース14の外部に搬送され、他(第二)の搬送手段17(図16参照)に受け渡される。
ところで、前記ギヤ部材60のスリット61は、基部61bとスリット本体61aとの間に段差面63が形成される。すなわち、コイルスクリュ56が下流側へ引っ張られた場合、係止片部62がこの段差面63に係止して、このコイルスクリュ56のスリット61からの抜けが規制される。このため、段差面63がコイルスクリュ56の抜けを規制する抜け止めを構成する。
ところで、特許文献1では、搬送スクリュの下流側のピッチを上流側より大きくし、搬送スクリュ下流側の残トナー搬送量を多くすることで残トナーの滞留を防ぐようにしている。
また、特許文献2に記載のものでは、廃トナー搬送路の内壁面に、搬送方向に平行で互いに絶縁された第一の電極と第二の電極を交互に埋設し、第一の電極と第二の電極に単相交番電圧を印可することで、搬送スクリュで搬送する残トナーの凝集を抑制している。
なお、残トナーを搬送する搬送スクリュには、中心軸を有する樹脂成型品の搬送スクリュがある。しかしながら、このような搬送スクリュの場合、所定の残トナー搬送量を確保しようとすると搬送スクリュの外径が大きくなる、また残トナー搬送をゆっくり行うように調整しようとすると搬送スクリュのピッチが小さくなって、長期間使用することによって、搬送スクリュは残トナーが目詰まりを起こすことによって丸棒のような形状になるおそれがある。このような場合には、残トナーの搬送ができなくなり、小型の画像形成装置に搭載するには向かない。
このため、小型の画像形成装置では、コイルスクリュばねの性質を持つ金属製の円筒形線材を一定のピッチでスパイラル状に巻いたものが一般的であり有効な手段である。像担持体からクリーニングブレードによって除去された残トナーを効率よく搬送することを考えた場合には、コイルスクリュの回転軸は像担持体の回転軸と平行に配置され、かつ長手方向の長さは像担持体と同等もしくは長くなる。例えばA4サイズを印刷する小型の画像形成装置を考えた場合においても、コイルスクリュの長手方向の長さは200mm以上必要である。また一定のピッチをもったスパイラル形状であることから長手方向の長さについては精度良く製作することは難しく、狙いの長さに対して少なくとも±1mmはばらつくことを想定しないといけない。
コイルスクリュの最下流は残トナーを搬送する出口にあたることから自由端であることが望ましい。そのためには、図16に示すように、コイルスクリュ56を駆動するためのギヤ部材60は搬送方向最上流に設けられる。このため、コイルスクリュ56のスラスト方向の位置決めはギヤ部材60近傍で行われることになる。したがって、コイルスクリュ56の長さのばらつきはコイルスクリュ56の最下流端部の位置に影響を与えることになる。小型の画像形成装置を提供することを考えた場合、コイルスクリュ56が長くなると、コイルスクリュ56の下流側が別部材(第二の搬送手段)に干渉することになる。これは異常音の発生やトルクアップ等の不具合の原因となる。
またコイルスクリュ56が短くなると、コイルスクリュ56の端部と第二の搬送手段の間あるいはコイルスクリュ56の端部(下流側端部)と残トナー回収容器の入口との間に距離が開くことになる。
図17に示すようにコイルスクリュ56の回転によってコイルスクリュ56内の残トナーは搬送されるがその力Fは弱いものである。このため、ケース54の貫通孔54a出口に遮蔽物があるとコイルスクリュ56が回転してもコイルスクリュ56内の残トナーは移動しない。コイルスクリュ56の端部と第二の搬送手段もしくは残トナー回収容器入口の間の距離が開いた場合にはこれと同様の事が発生する。例えば距離が開いた箇所では搬送力Fがさらに弱まるので、長期間にわたって残トナーが搬送され、この部分で残トナーが堆積する。この堆積がケース54の貫通孔54a内に残トナーが詰まって遮蔽物となる。このような状態となることによって、コイルスクリュ56の端部における搬送力Fをもってしても残トナーを押し出せなくなる。なお、図17において、Tは残トナーを示している。
一度残トナーをケース54から押し出すことが出来ない状態に陥ると、自力回復ができない。この状況のまま残トナーが像担持体からケース54に送られ続けると、残トナーはケース54の容積いっぱいまで溜め込まれ、さらに残トナーが送られると溜め込みきれなくなった残トナーが空いている空間を通じてプロセスカートリッジ外へ漏れ出てしまい、画像形成装置内部を汚してしまったり、印刷画像に不良をもたらしたりすることになる。
前記特許文献1及び特許文献2に記載されたものでは、搬送スクリュ最下流端部における残トナーの滞留を防止しきれず、安定した残トナー搬送を行うことができるとは言えない。
本発明は、斯かる事情に鑑み、搬送手段を構成するコイルスクリュの下流側を管理することにより、この下流側で残トナーが詰まることなく安定して搬送することができる現像装置、このような現像装置を用いたプロセスカートリッジ、及び画像形成装置を提供しようとするものである。
本発明の第1の現像装置は、像担持体に形成された顕像化されたトナー像を転写する転写手段と、転写後に前記像担持体の周面に残留した残トナーを除去するクリーニング手段と、クリーニング手段により除去された残トナーを受けるケースと、このケースによって受け取られた残トナーをケース外へ搬送するための搬送手段とを備え、前記ケースのトナー搬送方向下流部にこの搬送手段にて搬送された残トナーをケース外へ排出する貫通孔を設けた現像装置であって、前記搬送手段をコイルスクリュにて構成し、このコイルスクリュのトナー搬送方向の少なくとも最下流の1巻きを、外径がこのコイルスクリュの他の部位の径よりも大きい突出部とするとともに、この突出部を前記貫通孔を介してケース外に配置し、かつこの突出部の外径を前記貫通孔よりも大径としたものである。
本発明の現像装置によれば、コイルスクリュのトナー搬送方向の下流側に設けられた大径である突出部が、ケース外に配置され、しかもケースの貫通孔よりも大径であるので、コイルスクリュが部品製作のばらつきによって短くなっても、突出部が貫通孔のケース外開口部側の端面に係止し、突出部がケース外まで配置されることになる。また、コイルスクリュは残トナー(転写残トナー)をケース外へ押し出そうとする反面、残トナーからの反力によって、ケース内へ縮もうとする力がかかる。しかしながら、この場合も、突出部が貫通孔のケース外開口部側の端面に係止しているので、突出部がケース外まで配置される状態を維持する。このため、コイルスクリュの端部(下流側)の位置を管理することができ、このコイルスクリュによって、残トナーを滞留させることなく、ケース外へ排出することができる。なお、コイルスクリュが長くなった場合、前記したように、コイルスクリュの下流側が第二の搬送手段等に干渉することになり、しかも、トナー搬送時には縮もうとする力が作用するので、予め短めに設定しておくのが好ましい。
前記コイルスクリュは、線材をコイル状に巻設したスパイラル体を有し、このスパイラル体の線材の径寸法をdとし、前記突出部の外径をD1とし、前記貫通孔の径寸法をD2としたときに、D1≧D2+(2×d)とするのが好ましい。
前記コイルスクリュは、線材をコイル状に巻設したスパイラル体を有し、このスパイラル体の線材の径寸法をdとし、前記突出部の外径をD1とし、前記貫通孔の径寸法をD2とし、コイルスクリュの他の部位の径をD3としたときに、(D1−D3)/2>(D2−D3)とするのが好ましい。
D1≧D2+(2×d)や(D1−D3)/2>(D2−D3)に設定することによって、このコイルスクリュの下流部にケース内に入ろうとする力が生じても、突出部が端面に安定して係止して、ケース内へこの突出部が入り込むのを安定して防止できる。
本発明の第2の現像装置は、像担持体に形成された顕像化されたトナー像を転写する転写手段と、転写後に前記像担持体の周面に残留した残トナーを除去するクリーニング手段と、クリーニング手段により除去された残トナーを受けるケースと、このケースによって受け取られた残トナーをケース外へ搬送するための搬送手段とを備え、前記ケースのトナー搬送方向下流部にこの搬送手段にて搬送された残トナーをケース外へ排出する貫通孔を設けた現像装置であって、搬送手段は線材をコイル状に巻設したスパイラル体を有するコイルスクリュであり、搬送手段は線材をコイル状に巻設したスパイラル体を有するコイルスクリュであり、スパイラル体の下流側の巻き終端から延長されてケース外に配設される突出部を設け、少なくともこの突出部の一部が前記貫通孔よりも外径側に位置するものである。
本発明の第2の現像装置によれば、スパイラル体の下流側の巻き終端から、少なくともその一部が貫通孔よりも外径側に位置する突出部を連設したものであるので、この突出部が貫通孔のケース外開口部側の端面に係止し、常にこの突出部がケース外に配置されることになる。このため、このコイルスクリュによって、滞留させることなく、残トナーをケース外へ排出することができる。
突出部は、スパイラル体の下流側の巻き終端から最終巻き接線方向に延びるものであっても、スパイラル体の下流側の巻き終端から最終巻き径方向に延びるものであってもよい。また、前記突出部は、2箇所の曲げ部を有するものであってもよい。
貫通孔の径寸法をD2とし、コイルスクリュの他の部位の径をD3としたときに、D2≒D3とするのが好ましい。このように設定することによって、残トナーが滞留する空間を低減できる。
貫通孔の出口側のケース端面と、この端面よりもケース外へ突出する突出部との間に、摩擦低減部材を配置するようにしてもよい。このように摩擦低減部材を配置することによって、残トナーを搬送する際のコイルスクリュの回転動作時におけるケース端面との間の摺動音を低減できるとともに、なめらかな回転動作を可能とする。
貫通孔の出口側のケース端面と、この端面よりもケース外へ突出する突出部との接触面積を減少させるリブ部を、この端面に設けてもよい。これによって、ケース端面と突出部との間の摩擦を低減できて、ケース端面との間の摺動音を低減できるとともに、なめらかな回転動作を可能とする。
前記リブ部の外径を、コイルスクリュの回転時の突出部の最大軌跡円よりも内側に配設されるが好ましい。これによって、ケース端面と突出部との間の摩擦を一層低減できる。
貫通孔の出口側のケース端面と、トナー回収容器入り口または貫通孔の出口から排出された残トナーをさらに搬送する第2の搬送手段までの寸法を2mm以内に設定することができる。これによって、貫通孔から排出された残トナーを滞留させることなく、トナー回収容器入り口や第2の搬送手段に安定して供給することができる。
前記コイルスクリュに回転力を伝達するギヤ部材において、前記コイルスクリュの残トナー搬送方向への抜け止めがないようにできる。このように抜け止めを省略することによって、組立ての簡略化を図ることができる。
本発明のプロセスカートリッジは、画像形成装置本体に着脱可能に一対の支持部材を配置し、この支持部材に請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の現像装置を一体的に支持させたものである。
本発明の画像形成装置は、請求項15に記載のプロセスカートリッジを備えたものである。
本発明の第1の及び第2の現像装置では、コイルスクリュの端部(下流側)の位置を管理することができ、残トナーを滞留させることなく、コイルスクリュによってケース外へ排出することができる。これによって、ケース外に漏れることよる画像形成装置内部の汚れを防止できて、印刷画像の不良を回避して高品質の印刷が可能となる。特に、コイルスクリュの端部(下流側)の位置を管理することができ、コイルスクリュの長さ寸法を精度良く設定する必要がなく、しかも、第二の搬送手段等の別部材への干渉を防止できることになって、安価で小型の現像装置を提供できる。
D1≧D2+(2×d)や(D1−D3)/2>(D2−D3)に設定することによって、ケース内へこの突出部が入り込むのを安定して防止でき、コイルスクリュの下流側の残トナーの滞留を回避できる。
第2の現像装置における突出部として、最終巻き接線方向に延びるものであっても、最終巻き径方向に延びるものであってもよく、種々の方向に延ばすことができ、また、前記突出部は2箇所の曲げ部を有するものであってもよい。このため、設計の自由度が大となって、生産コストの低減を図ることができる。
D2≒D3と設定することによって、残トナーが滞留する空間を低減でき、残トナーを安定して搬送でき、安価で小型の現像装置を安定して供給することができる。
擦低減部材を配置したり、リブ部を設けたりすることによって、摺動音を低減することになり、騒音に少ない装置を提供でき、しかも、なめらかに回転動作することによって、残トナーの安定した搬送が可能となる。
貫通孔の出口側のケース端面から、トナー回収容器入り口等までの寸法を2mm以内に設定することによって、貫通孔から排出された残トナーを滞留させることなく、トナー回収容器入り口等まで安定して供給することができる。このため、小型化を達成できて低コスト化を達成できる。
ギヤ部材において抜け止めを省略することによって、組立ての簡略化を図ることができ、低コスト化を達成できる。
本発明のプロセスカートリッジは、画像形成装置本体に着脱可能に一対の支持部材を配置した支持部材に、現像装置を一体的に支持させたものであるので、前記現像装置の作用効果を奏することができる。
本発明の画像形成装置は、前記現像装置の作用効果を奏することが可能な画像形成装置となる。
本発明の画像形成装置の全体簡略図である。 本発明のプロセスカートリッジの簡略断面図である。 本発明の第1の実施形態を示す現像装置の要部簡略断面図である。 本発明の第2の実施形態を示す現像装置の要部簡略断面図である。 本発明の第3の実施形態を示す現像装置の要部簡略断面図である。 搬送手段を構成するコイルスクリュの第1の変形例を示す簡略斜視図である。 コイルスクリュの第2の変形例を使用した現像装置の側面図である。 コイルスクリュの第3の変形例を使用した現像装置の側面図である。 コイルスクリュの第4の変形例を使用した現像装置の側面図である。 コイルスクリュの第5の変形例を使用した現像装置の側面図である。 コイルスクリュの第6の変形例を使用した現像装置の側面図である。 コイルスクリュの第7の変形例を使用した現像装置の側面図である。 第1の搬送手段を構成するコイルスクリュと第2の搬送手段との関係を示す簡略図である。 コイルスクリュの第8の変形例を示す簡略斜視図である。 コイルスクリュの上流側の斜視図である。 従来の現像装置に用いられる搬送手段の斜視図である。 従来の現像装置の要部簡略断面図である。 従来のコイルスクリュの上流の斜視図である。
以下、図に示す実施例による本発明を実施するための形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態における画像形成装置の概略構成図である。この場合の画像形成装置は、カラー電子写真装置101であって、機枠体(画像形成装置本体)のほぼ中央部にプロセスカートリッジ106(106K,106C,106M,106Y)を配置し、このプロセスカートリッジ106の上側には像担持体1に潜像を形成するための露光装置105を配置している。
プロセスカートリッジ106の下側に中間転写体である第一転写装置100の転写ベルト103を設置し、その下側には記録媒体107を積載・収容する給紙カセット108を配置する。給紙装置109にて給紙された記録媒体107は転写ベルト103と第二転写装置111との間を通り、定着器112へ導かれて記録媒体107にトナー像を熱定着させる。
プロセスカートリッジ106が転写ベルト103(矢印A方向に走行する)と接する位置に第一転写ローラ103aが設置されており、第一転写ローラ103aに高電位を印加することによって像担持体1と転写ベルト103に電位差を設けて像担持体1表面に形成されたトナー像を転写する。なお、第一転写装置100と第二転写装置111とで転写手段7を構成する。
各プロセスカートリッジ106にてこれら色毎のトナー像が順次転写ベルト103に転写され、転写ベルト103上に単色トナー像を重ね合わせた複数色のカラートナー像が形成される。ところで、機枠体(画像形成装置本体)には、着脱可能な一対の支持部材(図示省略)が配置され、この支持部材に本発明にかかる現像装置が一体的に支持される。
用紙やOHPシート等の記録媒体107はタイミングをとって給紙装置109と用紙搬送装置110から第二転写装置111に供給される。転写ベルト103の表面に形成されている単色あるいはカラートナー像は、第二転写装置111に高電位を印加することによって転写ベルト103と第二転写装置111に電位差を設ける。これによって転写ベルト103表面に形成されたトナー像を記録媒体107上に転写される。
トナー像が転写された記録媒体107は、転写ベルト103から剥離され、定着器112によってトナー像を記録媒体107に溶融定着し、排紙装置113によりカラー電子写真装置101の上面の排紙トレーに排紙される。
記録媒体107へトナー像を転写した後の転写ベルト103の表面に残っている余剰トナーは中間転写体清掃装置114により清掃され、トナー回収装置115に回収される。清掃された転写ベルト103は、次のトナー像の転写に備える。
記録媒体107の給紙から排紙までの搬送経路をできる限り簡略化し、搬送経路の曲率半径を大きくすることにより、搬送途中での紙詰まりを防止し、信頼性を向上させることができる。また、紙詰まり発生時の解消処理操作も簡単に行うことができ、更に、厚紙等も使用する多種記録媒体方式のカラー電子写真装置にも対応することもできる。
この実施形態では、記録媒体搬送経路を略円弧状に形成し、転写ベルト103とプロセスカートリッジ106と露光装置105を前記記録媒体搬送経路の内側に配置することにより、機枠体内の空間を有効利用して小型化し、搬送経路を簡略化し、画像面を下向きにして記録媒体107を排出する構成とした。
この構成により搬送経路を簡略化することができ、且つ、殆どの構成ユニットを搬送経路よりも内側に配置したことによって、搬送経路が機枠体に近くなり、搬送経路を開放し易くするために、紙詰まり発生時の解消処理操作も簡単になる。また、記録媒体107が画像面を下向きにしてカラー電子写真装置101上に排出されることにより、カラー電子写真装置101上に積み重なった記録媒体107は、画像面側が上を向くように取り出すと、上側から下側に印刷順に並ぶように積み重なる利点がある。なお、この画像形成装置では、図1での右側が正面となるよう構成したため、紙詰まり発生時の解消処理操作もより簡単になる。
次に、電子写真画像形成プロセスについて説明する。図2はプロセスカートリッジ106の断面図である。図1と図2において、像担持体1は、画像形成装置本体に設置された図示しない駆動装置により矢印Bの方向に回転し、その表面の感光層1Bが帯電ローラ11によって一様な高電位に帯電される。一様帯電された感光層1Bは、露光装置105からの光学像を有する光線Lにより露光される。
この露光により電位の減衰した低電位部と初期化による高電位部とからなる静電潜像が感光層1Bに形成される。次いで、当該静電潜像の低電位部(又は高電位部)が像担持体1と現像ローラ12との対向位置に至ると、表面にトナー薄層が形成された現像ローラ12からトナーが像担持体1に移され、像担持体1の表面にトナー像が形成される。
像担持体1の回転が進むと、このトナー像は中間転写ベルト103に転写される。このとき、像担持体1上には、中間転写ベルト103に転写されずに残った残トナーが存在するが、この残トナーはクリーニングブレード13を備えたクリーニング手段8によって像担持体1から除去される。このクリーニングブレード13よりも像担持体回転方向下流側には、図示しない除電装置が設けられている。除電装置では、像担持体1の表面の残留電荷が除去される。除電装置の像担持体下流側には帯電ローラ11が設けられており、像担持体1は再び一様な高電位に帯電される。
ところで、この現像装置は、図2に示すように、クリーニングブレード13によって像担持体1から除去された残トナーを受けるケース14を備える。そして、このケース14には、第1の搬送手段20を構成するためのコイルスクリュ16が配置されている。このコイルスクリュ16の搬送方向の上流側はギヤ部材(図15参照)を介して図示省略の駆動手段に連結される。
コイルスクリュ16は、図3(本発明の第1の実施形態の現像装置)等に示すように、線材をコイル状に巻設したスパイラル体21からなるものであある。この場合の線材としては例えば円筒形線材にて構成される。コイルスクリュ16の搬送方向の下流側においては、ケース14の側壁に設けられた貫通孔14aに、そのコイルスクリュ16の下流側端部が嵌入される。この場合、コイルスクリュ16の最下流の1巻きを、外径がこのコイルスクリュ16の他の部位の径よりも大きい突出部22としている。
そして、この突出部22を貫通孔14aを介してケース外に配置している。この場合、突出部22の外径をD1とし、この突出部以外のコイルスクリュ16の外径をD3とし、貫通孔14aの孔径をD2としたときに、(D1−D3)/2>(D2−D3)としている。また、スパイラル体21の線材の径寸法をdとしたときに、D1≧D2+(2×d)としている。さらに、D2≒D3としている。
このケース14の側壁23の近傍には、第2の搬送手段(図13参照)17が配置されている。そして、コイルスクリュ16にて搬送された残トナーは、この側壁23に設けられた貫通孔14aを介してケース外へ搬出され、第2の搬送手段17に受け渡される。このため、ケース14の側壁23と第2の搬送手段17との間の寸法Sとしては2mm以内が好ましい。
像担持体1からクリーニングブレード13によって除去された残トナーを効率よく搬送することを考えた場合にはコイルスクリュ16の回転軸心は像担持体1の回転軸と平行に配置され、かつ長手方向の長さは像担持体1と同等もしくは長くなる。例えばA4サイズを印刷する小型の画像形成装置を考えた場合においても、コイルスクリュ16の長手方向の長さは200mm以上必要である。
本発明の現像装置によれば、コイルスクリュ16のトナー搬送方向の下流側に設けられた大径である突出部22が、ケース外に配置され、しかもケース14の貫通孔22よりも大径であるので、コイルスクリュ16が部品製作のばらつきによって短くなっても、突出部22が貫通孔14aのケース外開口部側の端面23aに係止し、突出部22がケース外まで配置されることになる。また、コイルスクリュ16は残トナー(転写残トナー)をケース外へ押し出そうとする反面、残トナーからの反力によって、ケース内へ縮もうとする力がかかる。しかしながら、この場合も、突出部22が貫通孔14aのケース外開口部側の端面23aに係止しているので、突出部22がケース外まで配置される状態を維持する。このため、コイルスクリュ16の端部(下流側)の位置を管理することができ、このコイルスクリュ16によって、残トナーを滞留させることなく、ケース外へ排出することができる。なお、コイルスクリュ16が長くなった場合、前記したように、コイルスクリュ16の下流側が第二の搬送手段等に干渉することになり、しかも、トナー搬送時には縮もうとする力が作用するので、予め短か目に設定しておくのが好ましい。
このように、本発明の現像装置では、コイルスクリュ16の端部(下流側)の位置を管理することができ、残トナーを滞留させることなく、コイルスクリュ16によってケース外へ排出することができる。これによって、ケース外に漏れることよる画像形成装置内部の汚れを防止できて、印刷画像の不良を回避して高品質の印刷が可能となる。特に、コイルスクリュ16の端部(下流側)の位置を管理することができ、コイルスクリュ16の長さ寸法を精度良く設定する必要がなく、しかも、第二の搬送手段17等の別部材への干渉を防止できることになって、安価で小型の現像装置を提供できる。
D1≧D2+(2×d)や(D1−D3)/2>(D2−D3)に設定することによって、このコイルスクリュ16の下流部にケース14内に入ろうとする力が生じても、突出部22が端面に安定して係止して、ケース14内へのこの突出部が入り込むのを安定して防止できる。これによって、コイルスクリュ16の下流側の残トナーの滞留を回避できる。また、D2≒D3とすることによって、残トナーが滞留する空間を低減できる。これによって、残トナーを安定して搬送でき、安価で小型の現像装置を安定して供給することができる。
貫通孔14の出口側(下流側)のケース端面23aから、第二の搬送手段17やトナー回収容器入り口までの寸法を2mm以内に設定することによって、貫通孔から排出された残トナーを滞留させることなく、トナー回収容器入り口等まで安定して供給することができる。このため、小型化を達成できて低コスト化を達成できる。
次に、図4(本発明の第2の実施形態を示す現像装置)では、貫通孔14aの出口側のケース端面23aと、この端面23aよりもケース外へ突出する突出部(突出部)22との間に摩擦低減部材18を配置したものである。摩擦低減部材として、PET(ポリエチレンテレスタレート)等の低摩擦材料からなるシート状体にて構成できる。
このように摩擦低減部材18を配置することによって、コイルスクリュ16が回転駆動することによって、生じるケース端面23aと突出部22との摺擦音を抑えることができる。これによって、騒音に少ない装置を提供でき、しかも、なめらかに回転動作することによって、残トナーの安定した搬送が可能となる。なお、摩擦低減部材18として、グリス等の潤滑剤を用いることも可能であり、また、米国ペンウォルト社製のカイナを塗布するようにしてもよい。磨耗低減部材18の外径D4は、貫通孔14aよりも大きければ、突出部22の外径D1よりも大径であっても、小径であっても、同一であってもよい。
図5(本発明の第3の実施形態を示す現像装置)では、ケース14の側壁23の端面23aにリブ19を設け、これによって、コイルスクリュ16とケース14の端面との接触面積を減少させている。このように接触面積を減少させることによっても、摺擦音を抑えることができる。このため、磨耗低減部材18を配置した場合と同様の作用効果を奏する。この場合のケース14の貫通孔14aとしては、側壁23の本体孔40と、リブ19の内径孔41とで構成される。そして、リブ19の外径D5を突出部22の外径D1(コイルスクリュ16の回転時の突出部22の最大軌跡円の直径)よりも小さく設定し、これによって、接触面積を減少させている。この場合、リブ19の端面に摩擦低減材を付設するようにしてもよい。このように摩擦低減材を付設すれば、摺擦音を一層抑えることができる。
ところで、前記実施例のコイルスクリュ16は突出部22が円形であったが、突出部22として図6に示すような楕円形であってもよい。この楕円形の突出部22も、端面23aに係止するようにケース外に配置される。このため、このように突出部22が楕円形であっても、円形の突出部22と同様の作用効果を奏する。
図7から図12では、スパイラル体21の下流側の巻き終端から、少なくともその一部が貫通孔14aよりも外径側に位置する延長部を連設したものである。この延長部がケース外に配置される突出部25となる。
図7の延長部としての突出部25は、スパイラル体21の下流側の巻き終端から最終巻き接線方向に延びる直線部26にて構成している。この場合、直線部26の先端部が貫通孔14aよりも外径側に位置する。図8の突出部25は、スパイラル体21の下流側の巻き終端から最終巻き接線方向に延びる第1直線部27aと、この第1直線部27aから曲げ部27bを介して直角状に折れ曲がる第2直線部27cとからなる。この場合、第1直線部27aの曲げ部27b側、曲げ部27b、及び第2直線部27cが貫通孔14aよりも外径側に位置する。図9の突出部25は、スパイラル体21の下流側の巻き終端から最終巻き接線方向に延びる第1直線部28aと、この直線部28aから曲げ部28bを介して直角状に折れ曲がる第2直線部28cと、この第2直線部28cから曲げ部28dを介して直角状に折れ曲がる第3直線部28eとからなる。この場合、第1直線部28aの曲げ部28b側、曲げ部28b、第2直線部28c、曲げ部28d、及び第3直線部28eが貫通孔14aよりも外径側に位置する。
図10に示す突出部25は、スパイラル体の下流側の巻き終端から最終巻き径方向に延びるものである。この場合の突出部25は、曲げ部30aを介して貫通孔14aの径方向と平行方向に延びる直線部30bとからなる。そして、この直線部30bの端部が貫通孔14aの外径側に位置する。
図11に示す突出部25は、曲げ部31aを介して貫通孔14aの径方向と平行方向に外径側へ延びる直線部31bとからなる。この直線部31bが貫通孔14aの外径側に位置する。
図12に示す突出部25は、曲げ部32aを介して貫通孔14aの径方向と平行方向に外径側へ延びる第1直線部32bと、第1直線部32bに曲げ部32cを介して第1直線部32bと略直角に湾曲する第2直線部32dと、第2直線部32dに曲げ部32eを介して第2直線部32bと略直角に湾曲する第3直線部32fとからなる。この場合、第1直線部32bと曲げ部32cと第2直線部32dと曲げ部32eと第3直線部32fとが、貫通孔14aの外径側に位置する。
図7に示す突出部25は曲げ部を有さず、図8と図10と図11とに示す突出部25は曲げ部を1個有するものであり、図9に示す突出部25は曲げ部を2個有するものであり、図12に示す突出部25は曲げ部を3個有するものである。
図7から図12に示すように、ケース側に配設される延長部でもって突出部25を構成したものであっても、この突出部25の一部が貫通孔14aのケース外開口部側の端面に係止し、常にこの突出部25がケース外に配置されることになる。このため、このコイルスクリュ16によって、残トナーを滞留させることなく、ケース外へ排出することができる。なお、図7から図12に示すケース14の貫通孔14aは角孔(12角形孔)であるが、このような角孔に限るものではなく、円形孔であってもよい。角孔とする場合、12角形孔以外の多角形孔であってもよい。また、貫通孔14aが角孔である場合、孔の径(直径)としては、対向する頂点を結ぶ直線の長さである。
ところで、前記コイルスクリュ16は円筒形線材を一定のピッチでスパイラル状に巻いたものであったが、図14に示すように、ばねの性質を持つ板材とスパイラル状に巻設したものであってもよい。この場合の板材の幅寸法をd1とし、突出部22の外径をD1とし、貫通孔14aの孔径をD2とした場合、D1≧D2+2×d1とするのが好ましい。
この図14に示すコイルスクリュ16であっても、ケース14の端面23a側に配置される突出部22はこの端面23aに安定して係止することになる。このため、このコイルスクリュ16であっても、ケース内の残トナーを下流側で詰まらせることなく、第2の搬送手段17に受け渡すことができる。
前記各コイルスクリュ16は、図15に示すように、上流部においてギヤ部材15に装着され、この状態でケース14に組み込まれることになる。この場合、ギヤ部材15は、軸部15aと、この軸部15aに設けられるギヤ部15bとを備える。この軸部15aにはスリット35が設けられ、このスリット35にコイルスクリュ16の上流端の嵌合部36が挿入されている。すなわち、この嵌合部36は、スパイラル体21の上流端に連設される内径側に延びる係止片からなる。なお、このスリット35は軸部15aの先端に開口している。
このため、図示省略の駆動手段の駆動力がギヤ部材15に伝達され、ギヤ部材15がその軸心廻りに回転する。これによって、嵌合部36がギヤ部材15のスリット35に挿入されているので、このギヤ部材15の回転に伴って回転することになる。
ところで、図18に示すようにスリット61に抜け止め63を有するギヤ部材60を、本発明のように下流側に突出部22等を有するものに採用した場合、組み付けることができない。すなわち、この場合、コイルスクリュ16は、その下流側に突出部22等を有しているので、この突出部22をケース外に配置した状態で、貫通孔14aを介してケース14内に収容する必要がある。ところが、コイルスクリュ16の上流端にギヤ部材60が連結されていれば、このような収容はできない。このため、ギヤ部材60を取り外した状態でコイルスクリュをケース14に収容することになる。ところが、コイルスクリュ16をケース14に収容した後において、ギヤ部材60と連結しようとしても、スリット61に抜け止めが形成されているので、コイルスクリュ16の嵌合部36を、スリット61の基部61bに嵌入させることができない。
そこで、本発明において、図18に示すような抜け止めを設けないものとして、コイルスクリュ16の嵌合部36を、ギヤ部材15の先端側から軸方向に沿って嵌入できるようにしている。これによって、下流側に突出部22等を有しているコイルスクリュ16であってもケースに収容させることができる。しかも、コイルスクリュ16の嵌合部36がスリット35に嵌入されていることによって、ギヤ部材15からの回転駆動力がコイルスクリュ16に伝達されてこのコイルスクリュ16が回転する。これによって、ケース14内の残トナーを搬送することができる。
ところで、本発明のプロセスカートリッジは、画像形成装置本体に着脱可能に一対の支持部材を配置した支持部材に、現像装置を一体的に支持させたものであるので、前記現像装置の作用効果を奏することができる。したがって、本発明の画像形成装置は、前記現像装置の作用効果を奏することが可能な画像形成装置となる。
なお、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。本発明に係る画像形成装置は、電子写真複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ装置等がある。コイルスクリュの材質としては、金属製以外に樹脂製であってもよい。また、スパイラル体を構成する線材が中実体であっても、円筒体であってもよい。各線材の径寸法としても、材質や形態(中実体や円筒体)に応じて前記D1≧D2+(2×d)等を満たす範囲で種々変更できる。さらには、形成されるスパイラル体の巻設ピッチとしても、コイルスクリュ16の回転数等に応じて種々変更できる。また、また、図3に示すように、突出部22が大径部から構成される場合、突出部22が、下流側の最終の1巻きのみでなく、2巻き以上の複数巻きであってもよい。
スパイラル体が図14に示すように、線材が板材からなるものであっても、D1≧D2+2×d1等を満たす範囲で種々変更できる。また、板材の肉厚としても、このようなスパイラル状の巻設が可能であって、残トナーの搬送が可能であれば、種々変更できる。
1 像担持体
14 ケース
14a 貫通孔
15 ギヤ部材
16 コイルスクリュ
17 搬送手段
18 摩擦低減部材
19 リブ
20 搬送手段
21 スパイラル体
22、25 突出部
23a ケース端面
特開2006−139084号公報 特許第3260978号公報

Claims (15)

  1. 像担持体に形成された顕像化されたトナー像を転写する転写手段と、転写後に前記像担持体の周面に残留した残トナーを除去するクリーニング手段と、クリーニング手段により除去された残トナーを受けるケースと、このケースによって受け取られた残トナーをケース外へ搬送するための搬送手段とを備え、前記ケースのトナー搬送方向下流部にこの搬送手段にて搬送された残トナーをケース外へ排出する貫通孔を設けた現像装置であって、
    前記搬送手段をコイルスクリュにて構成し、このコイルスクリュのトナー搬送方向の少なくとも最下流の1巻きを、外径がこのコイルスクリュの他の部位の径よりも大きい突出部とするとともに、この突出部を前記貫通孔を介してケース外に配置し、かつこの突出部の外径を前記貫通孔よりも大径としたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記コイルスクリュは、線材をコイル状に巻設したスパイラル体を有し、このスパイラル体の線材の径寸法をdとし、前記突出部の外径をD1とし、前記貫通孔の径寸法をD2としたときに、D1≧D2+(2×d)としたことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記コイルスクリュは、線材をコイル状に巻設したスパイラル体を有し、このスパイラル体の線材の径寸法をdとし、前記突出部の外径をD1とし、前記貫通孔の径寸法をD2とし、コイルスクリュの他の部位の径をD3としたときに、(D1−D3)/2>(D2−D3)としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
  4. 像担持体に形成された顕像化されたトナー像を転写する転写手段と、転写後に前記像担持体の周面に残留した残トナーを除去するクリーニング手段と、クリーニング手段により除去された残トナーを受けるケースと、このケースによって受け取られた残トナーをケース外へ搬送するための搬送手段とを備え、前記ケースのトナー搬送方向下流部にこの搬送手段にて搬送された残トナーをケース外へ排出する貫通孔を設けた現像装置であって、
    搬送手段は線材をコイル状に巻設したスパイラル体を有するコイルスクリュであり、スパイラル体の下流側の巻き終端から延長されてケース外に配設される突出部を設け、少なくともこの突出部の一部が前記貫通孔よりも外径側に位置することを特徴とする現像装置。
  5. 突出部は、スパイラル体の下流側の巻き終端から最終巻き接線方向に延びることを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
  6. 突出部は、スパイラル体の下流側の巻き終端から最終巻き径方向に延びることを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
  7. 突出部は、2箇所の曲げ部を有することを特徴とする請求項4乃至請求項6に記載の現像装置。
  8. 貫通孔の径寸法をD2とし、突出部以外のコイルスクリュの他の部位の径をD3としたときに、D2≒D3としたことを特徴とする請求項1乃至請求項7に記載の現像装置。
  9. 貫通孔の出口側のケース端面と、この端面よりもケース外へ突出する突出部との間に、摩擦低減部材を配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項8に記載の現像装置。
  10. 貫通孔の出口側のケース端面と、この端面よりもケース外へ突出する突出部との接触面積を減少させるリブ部を、この端面に設けたとことを特徴とする請求項1乃至請求項8に記載の現像装置。
  11. 前記リブ部の外径が、コイルスクリュの回転時の突出部の最大軌跡円よりも内側に配設されることを特徴とする請求項10に記載の現像装置。
  12. 貫通孔の出口側のケース端面から、トナー回収容器入り口または貫通孔の出口から排出された残トナーをさらに搬送する第2の搬送手段までの寸法を2mm以内に設定したことを特徴とする請求項1乃至請求項11に記載の現像装置。
  13. 前記コイルスクリュに回転力を伝達するギヤ部材において、前記コイルスクリュの残トナー搬送方向への抜け止めがないことを特徴とする請求項1乃至請求項12に記載の現像装置。
  14. 画像形成装置本体に着脱可能に一対の支持部材を配置し、この支持部材に請求項1乃至請求項13に記載の現像装置を一体的に支持させたこと特徴とするプロセスカートリッジ。
  15. 請求項14に記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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