JP2011127458A - オイルミストセパレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルミストセパレータの性能向上を図る。
【解決手段】オイルミストセパレータ1は、容積室14内に流入するブローバイガスの圧力が増大すると、弁体15がスライド移動し、ロアケーシング側容積室11の一端部11aに形成された穴部25のうち、弁体15の側壁部17によって覆われている部分が減少する。すなわち、ブローバイガスの流量に応じて連通穴26の通路断面積が増減し、連通穴26から放出されるブローバイガスの流速をブローバイガスの流量にかかわらず略一定にすることができる。そのため、衝突壁7にブローバイガスを衝突させた際に、安定してブローバイガス中のオイル成分を分離することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、オイルミストセパレータに関する。
オイル成分を含むガスから、オイル成分を分離するためのオイルミストセパレータが従来から広く知られている。
例えば、特許文献1には、ブローバイガスが流れるシリンダヘッドカバーのバッフル室内部に設けられたオイルミストセパレータが開示されている。
この特許文献1のオイルミストセパレータにおいては、ブローバイガスが流れる流路上に設けた隔壁に貫通穴を設け、この貫通穴を覆うように設けた蓋が弾性部材を介して隔壁と連結した構造となっており、ブローバイガスが蓋に衝突することによってブローバイガス中のオイル成分が分離すると共に、ブローバイガスの圧力に応じて蓋が隔壁から所定距離だけ離隔してブローバイガスの流路が確保されている。
特開2009−522486号公報
しかしながら、この特許文献1においては、オイルミストセパレータ内を流れるブローバイガスの流量は必ずしも一定ではなく、ブローバイガスが蓋に衝突する際の流速も変動してしまうため、ブローバイガスが蓋に衝突する際の流速が遅くなると、オイルミストを効率良く捕捉できない虞がある。
そこで、本発明のオイルミストセパレータは、内部にガスが導入された筒状の容積室と、前記容積室の一端部を覆い、かつ当該容積室の一端部に対してスライド可能に取り付けられ、前記容積室の一端面を覆う板状の底壁部と前記容積室の一端部の側壁面を覆う筒状の側壁部とを有して、前記容積室に流入するガスの圧力が大きくなるほど、前記容積室の一端面から離間する有底筒状の弁体と、前記容積室内に導入されたガスを、前記容積室及び前記弁体の外側に放出する連通穴と、前記連通穴と対向するように配置され、前記連通穴から放出されたガスの流れが衝突する衝突壁と、を有し、前記連通穴は、前記容積室の一端部と前記弁体とによって、前記容積室の一端部の側壁面上に形成され、前記容積室に流入するガスの圧力が大きくなるほど、その通路断面積が大きくなることを特徴としている。
これによって、容積室に導入されたガスの圧力が増大し、容積室の一端側から放出されるガスの流量が増大する場合には、ガスの出口となる連通穴の通路断面積がガスの流量に応じて増加するので、連通穴から放出されるガスの流速をガスの流量にかかわらず略一定にすることができる。
また、前記容積室の一端部を円筒形状に形成し、前記弁体を有底円筒形状に形成し、前記連通穴を前記容積室の一端部の円周方向に沿って一定間隔毎に位置するよう形成するようにしてもよい。
さらに、前記連通穴は、前記弁体の側壁部と、前記容積室の一端部の側壁に形成された穴部とによって形成し、前記弁体の底壁が、前記容積室の一端面から離間する方向に移動することによって、前記穴部のうち前記弁体の側壁部によって覆われていた部分が露出し、前記連通穴の通路断面積が大きくするようにしてもよい。
本発明によれば、オイルミストセパレータを通過するガスの流量によらず、ガスが衝突壁に衝突する際の速度を一定とすることができるので、衝突壁にガスを衝突させた際に、安定して当該ガス中のオイル成分を分離することができる。
また、連通穴の通路断面積が放出されるガスの流量に応じて増減するので、オイルミストセパレータを通過するガスの流量増加に伴う圧力損失の増加を抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図4は、本発明が適用された第1実施形態におけるオイルミストセパレータ1を示しており、図1はオイルミストセパレータ1の平面図、図2は図1のA−A線に沿った断面図、図3はオイルミストセパレータ1を模式的に示した説明図、図4は第1実施形態におけるオイルミストセパレータ1の要部を拡大して示した説明図である。
オイルミストセパレータ1は、自動車のエンジンで発生するブローバイガスが流れる流路上に配置されるものであって、皿形状のアッパケーシング2とアッパケーシング2の下面を接合された平板状のロアケーシング3との間に形成された空間4内で、ブローバイガス中に含まれるオイル成分を分離している。
アッパケーシング2は、樹脂材料からなり、平板状の上部壁5と、上部壁5の周囲を囲む側壁6と、上部壁5の内壁面から突出する円筒状の衝突壁7と、円筒状のブローバイガス排出部8と、を有している。衝突壁7は、側壁6と同じ方向に突出するものであり、側壁6よりも短く形成されていると共に、その内壁面には、突出方向(図2における上下方向)に沿って延びる複数の突条9が形成されている。
ロアケーシング3は、樹脂材料からなり、アッパケーシング2の上部壁5との間に空間4を形成する平板状の基部壁10と、一端側から空間4内にブローバイガスを導入する円筒状のロアケーシング側容積室11と、ブローバイガスから分離したオイル成分を外部に排出する円筒状のオイル排出部12と、を有している。
ロアケーシング側容積室11は、アッパケーシング2とロアケーシング3とを組み付けた際に、アッパケーシング2に設けられた衝突壁7の内周側に位置して、衝突壁7と同心状となるように設定されている。
ロアケーシング3の下部には、ロアケーシング側容積室11と連続するように、樹脂材料からなる段付き円筒形状の容積室構成部材13が接続されている。この容積室構成部材13は、一端側の大径部13aがロアケーシング3に接続され、他端側の小径部13bがブローバイガスの導入口となっている。つまり、ロアケーシング側容積室11と容積室構成部材13とによって、ブローバイガスが内部に導入される容積室14が構成されている。
アッパケーシング2とロアケーシング3との間に画成された空間4に開口するロアケーシング側容積室11の一端部11a(容積室14の一端部)は、樹脂材料からなる有底円筒形状の弁体15によって覆われている。
この弁体15は、ロアケーシング側容積室11の一端面(容積室14の一端面)を覆う底壁部16と、ロアケーシング側容積室11の一端部11a(容積室14の一端部)の側壁面を覆う筒状の側壁部17と、底壁部16の中央に設けられた円柱形状の弁軸18と、を有している。
弁軸18は、ロアケーシング側容積室11の一端部11a(容積室14の一端部)に形成された弁体支持部19の貫通穴20に挿入されている。弁体支持部19は、ロアケーシング側容積室11の一端部11aに形成された開口の中央に位置しており、ロアケーシング側容積室11の一端部11aの内周壁から延びる4本の脚部21と連結されている。
この弁軸18には、リテーナ22が取り付けられており、このリテーナ22と弁体支持部19との間に介装された金属製のスプリング23により、弁体15がロアケーシング側容積室11の一端部11aに形成された開口を閉じる方向(底壁部16がロアケーシング側容積室11の一端面に近づく方向)に常時付勢されている。
ロアケーシング側容積室11の一端部11aには、長穴状の6つの穴部25が、ロアケーシング側容積室11の周方向に一定間隔で形成されている。各穴部25は、本実施形態においてはロアケーシング側容積室11の一端面から連続するよう形成されている。換言すれば、本実施形態における各穴部25はロアケーシング側容積室11の一端面を切り欠くことによって形成されている。
各穴部25は、弁体15の底壁部16がロアケーシング側容積室11の一端面に接触している状態において、弁体15の側壁部17により穴部25の一部が覆われている。換言すれば、穴部25は、ロアケーシング側容積室11の軸方向(図2、図4における上下方向)に沿った長さが、互いに同一長さであり、かつ弁体15の側壁部17よりも長くなるように設定されている。
そして、ロアケーシング側容積室11の一端部11aに形成された穴部25と、弁体15の側壁部17とによって、ロアケーシング側容積室11の内側と、アッパケーシング2とロアケーシング3との間に画成された空間4とを連通させる連通穴26が構成されている。この連通穴26は、ロアケーシング側容積室11の周方向に一定間隔に設けられている。
このようなオイルミストセパレータ1においては、図3中に矢示するように、容積室14内に導入されたブローバイガスが、連通穴26から放出され、連通穴26と対向する衝突壁7に衝突することで、オイル成分が分離される。この場合、ブローバイガスの流れが突状9が形成されることで凹凸状の壁面となった衝突壁7の内壁面に衝突することで、オイルミストが分離される。オイル成分が分離されたブローバイガスは、衝突壁7とロアケーシング3との間を通り、ブローバイガス排出部8へと導かれる。ブローバイガスから分離されたオイル成分は、ロアケーシング3の基部壁10上を流れてオイル排出部12へ導かれ、外部へ排出される。
衝突壁7に、ブローバイガスを衝突させてブローバイガス中のオイル成分を分離する場合、衝突壁7に衝突する際のブローバイガスの流速を管理することでオイル成分の良好な分離を実施することが可能となる。例えば、上述した連通穴26の通路断面積が一定で、かつ通路断面積が大きいオイルミストセパレータの場合には、運転条件に応じてブローバイガスの流速が小さくなると、衝突壁7に衝突する際のブローバイガスの流速も相対的に小さくなり、ブローバイガス中のオイル成分の分離性能が低下する。また、上述した連通穴26の通路断面積が一定で、かつ通路断面積が小さいオイルミストセパレータの場合には、運転条件に応じてブローバイガスの流速が小さくなっても、ブローバイガスが連通穴26を通過する際にはブローバイガスの流速を相対的に大きくすることはできるが、圧力損失が大きくなってしまう。
ここで上述した本実施形態のオイルミストセパレータ1においては、容積室14内に流入するブローバイガスの圧力が増大すると、弁体15がスプリング23の付勢力に抗ってロアケーシング側容積室11の一端側から離間する方向にスライド移動することになる。つまり、図4に示すように、容積室14内に流入するブローバイガスの圧力が増大すると、弁体15がスライド移動し、ロアケーシング側容積室11の一端部11aに形成された穴部25のうち、弁体15の側壁部17によって覆われている部分が減少することになる。
すなわち、ブローバイガスの流量が少ない場合には、図4(a)に示すように、ロアケーシング側容積室11の一端部11aに対する弁体15のリフト量が小さくなり、連通穴26の通路断面積は小さくなる。一方、ブローバイガスの流量が多い場合には、図4(b)に示すように、ロアケーシング側容積室11の一端部11aに対する弁体15のリフト量が大きくなり、連通穴26の通路断面積は大きくなる。つまり、容積室14内に流入するブローバイガスの圧力が増大するほど、容積室14内と、アッパケーシング2とロアケーシング3との間に画成された空間4とを連通させる連通穴26の通路断面積が大きくなる。
このように、上述した実施形態におけるオイルミストセパレータ1においては、容積室14に導入されたブローバイガスの圧力が増大し、容積室14の一端側から放出されるブローバイガスの流量が増大する場合には、ブローバイガスの出口となる連通穴26の通路断面積がブローバイガスの流量に応じて増加するので、連通穴26から放出されるブローバイガスの流速をブローバイガスの流量にかかわらず略一定にすることができる。
そのため、オイルミストセパレータ1を通過するブローバイガスの流量によらず、ブローバイガスが衝突壁7に衝突する際の速度を一定とすることができるので、衝突壁7にブローバイガスを衝突させた際に、安定してブローバイガス中のオイル成分を分離することができる。
また、連通穴26の通路断面積がブローバイガスの流量に応じて増減するので、オイルミストセパレータ1を通過するガスの流量増加に伴う圧力損失の増加を抑制することができる。
図5〜図7は、上述した本実施形態のオイルミストセパレータ1と、比較例のオイルミストセパレータとの各種特性を比較した特性線図であり、各図において、実線が述した本実施形態のオイルミストセパレータの特性線を示し、破線が比較例のオイルミストセパレータの特性線を示している。
尚、比較例のオイルミストセパレータは、上述した第1実施形態のオイルミストセパレータ1と略同一構成であるが、容積室からのブローバイガスの出口となる連通穴の通路断面積がブローバイガスの流量に応じて増減せず、常に一定となっているものであり、その大きさは、本実施形態において、ブローバイガスの流量が中程度のときの通路断面積と同じになっている。
図5は、ブローバイガス流量とブローバイガス中のオイルミスト捕捉効率の相関を示している。上述した本実施形態においては、連通穴26の通路断面積がブローバイガスの流量に応じて増減し、衝突壁7に衝突する際のブローバイガスの流速を略一定に保つことができるため、ブローバイガスの流量が少ない状態でもブローバイガスから効率良くオイル成分を分離することができる。
図6は、ブローバイガスの流量を所定の一定低流量とした時に、ブローバイガスから分離されるオイルミストの粒径と、その捕捉効率の相関を示している。上述した本実施形態においては、ブローバイガスの流量が少ない場合には、連通穴26の通路断面積も相対的に小さくなるため、連通穴26から放出されるブローバイガスの流速の低下を抑制することができるため、小さい粒径のオイルミストも効率良く捕捉することができる。
図7は、ブローバイガス流量とオイルミストセパレータにおける圧力損失との相関を示している。上述した本実施形態においては、連通穴26の通路断面積がブローバイガスの流量に応じて増減するため、ブローバイガスの流量が多くなった際の圧力損失の増大を効果的に抑制することができる。
以下、本発明の他の実施形態について説明するが上述した第1実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図8は、本発明の第2実施形態におけるオイルミストセパレータ30の要部を示す説明図である。この第2実施形態のオイルミストセパレータ30は、上述した第1実施形態のオイルミストセパレータ1と略同一構成となっているが、弁体15と、ロアケーシング側容積室11とによって構成される連通穴26が、ロアケーシング側容積室11の一端部11aに形成されたU字状の穴部25と、弁体15の側壁部17をU字形に切り欠くことによって形成された切欠部31とによって構成されている。
この第2実施形態においても、ブローバイガスの流量が少ない場合には連通穴26の通路断面積が小さくなり、ブローバイガスの流量が多い場合には連通穴26の通路断面積が大きくなるが、弁体15がロアケーシング側容積室11の一端部11aに対してリフトされない状態においては、図8(a)に示すように、連通穴26が円形となり、弁体15がロアケーシング側容積室11の一端部11aに対してリフトされた状態においては、図8(b)に示すように、連通穴26は長穴状となる。
この第2実施形態のオイルミストセパレータ30においても、上述した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
尚、この第2実施形態においては、ロアケーシング側容積室11の穴部25と、弁体15の切欠部31との位置を合わせる必要があるので、ロアケーシング側容積室11に対して、弁体15が回転しないように、ロアケーシング側容積室11の周方向で、ロアケーシング側容積室11と弁体15との位置決めを行う位置決め機構(図示せず)が設けられている。この位置決め機構は、例えば、弁体15側に設けた凸部(図示せず)と、ロアケーシング側容積室11側に設けた凹部(図示せず)とが、ロアケーシング側容積室11の一端部11aに対する弁体15のリフト量にかかわらず常に係合状態を保つように構成されたものである。
図9は、本発明の第3実施形態におけるオイルミストセパレータ33の要部を示す説明図である。この第3実施形態のオイルミストセパレータ33は、上述した第1実施形態のオイルミストセパレータ1と略同一構成となっているが、ロアケーシング側容積室11の周方向に一定間隔で形成されているものが長穴状の穴部25ではなく、ロアケーシング側容積室11の軸方向に沿って並んだ周方向2列の貫通穴34、34が、ロアケーシング側容積室11の周方向に一定間隔で形成されている。換言すれば、ロアケーシング側容積室11の軸方向に沿って並んだ2つの貫通穴34、34が、ロアケーシング側容積室11の周方向に一定間隔で形成されている。そして、この第3実施形態においては、ロアケーシング側容積室11の周方向に一定間隔に設けられる連通穴26が、この貫通穴34と弁体15の側壁部17とによって構成されている。
この第3実施形態においては、ブローバイガスの流量が少ない場合には図9(a)に示すように、ロアケーシング側容積室11の軸方向に沿って並んだ周方向2列の貫通穴34、34のうちの1列(図9における上方側の1列)が弁体15の側壁部17によって覆われるため、ロアケーシング側容積室11の周方向に一定間隔に設けられる連通穴26の実質的な通路断面積が小さくなる。また、ブローバイガスの流量が多い場合には図9(b)に示すように、ロアケーシング側容積室11の軸方向に沿って並んだ周方向2列の貫通穴34、34が弁体15の側壁部17によって覆われなくなるため、ロアケーシング側容積室11の周方向に一定間隔に設けられる連通穴26の実質的な通路断面積が大きくなる。
従って、この第3実施形態のオイルミストセパレータ33においても、上述した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
図10は、本発明の第4実施形態におけるオイルミストセパレータ36の要部を示す説明図である。この第4実施形態のオイルミストセパレータ36は、上述した第1実施形態のオイルミストセパレータ1と略同一構成となっているが、ロアケーシング側容積室11の一端部11aに逆三角形状の穴部37が形成されている。そのため、この第4実施形態においては、穴部37が逆三角形状に形成されているので、ブローバイガスの流量が増加するにつれて、連通穴26の通路断面積の増加割合が増加するようになっている。
このような第4実施形態のオイルミストセパレータ36においても、上述した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
図11は、本発明の第5実施形態におけるオイルミストセパレータ39の要部断面図であって、上述した図1のA−A線に沿った位置の断面図である。
この第5実施形態におけるオイルミストセパレータ39は、上述した第1実施形態のオイルミストセパレータ1と略同一構成となっているが、弁体15を付勢するスプリング23が、アッパケーシング2の上部壁5と弁体15の底壁部16との間に介装されている。スプリング23は、その一端がアッパケーシング2の上部壁5の内壁面に形成された突起40と係合し、その他端が弁体15の底壁部16に形成された突起41と係合することで、アッパケーシング2と弁体15との間に保持されている。
この第5実施形態のオイルミストセパレータ39においては、上述して第1実施形態と同様の作用効果を得られると共に、スプリング23をアッパケーシング2と弁体15との間に介装することにより第1実施形態におけるリテーナ22を省略することが可能となる。
本発明に係るオイルミストセパレータの平面図。 図1のA−A線に沿った断面図。 本発明に係るオイルミストセパレータを模式的に示した説明図。 本発明の第1実施形態におけるオイルミストセパレータの要部を拡大して示した説明図であって、(a)はブローバイガス流量が少ない状態を示す説明図、(b)はブローバイガス流量が多い状態を示す説明図。 本発明のオイルミストセパレータと比較例のオイルミストセパレータとの各種特性を比較した特性線図。 本発明のオイルミストセパレータと比較例のオイルミストセパレータとの各種特性を比較した特性線図。 本発明のオイルミストセパレータと比較例のオイルミストセパレータとの各種特性を比較した特性線図。 本発明の第2実施形態におけるオイルミストセパレータの要部を拡大して示した説明図であって、(a)はブローバイガス流量が少ない状態を示す説明図、(b)はブローバイガス流量が多い状態を示す説明図。 本発明の第3実施形態におけるオイルミストセパレータの要部を拡大して示した説明図であって、(a)はブローバイガス流量が少ない状態を示す説明図、(b)はブローバイガス流量が多い状態を示す説明図。 本発明の第4実施形態におけるオイルミストセパレータの要部を拡大して示した説明図であって、(a)はブローバイガス流量が少ない状態を示す説明図、(b)はブローバイガス流量が多い状態を示す説明図。 本発明の第5実施形態におけるオイルミストセパレータの要部断面図。
1…オイルミストセパレータ
2…アッパケーシング
3…ロアケーシング
7…衝突壁
11…ロアケーシング側容積室
11a…一端部
14…容積室
15…弁体
17…側壁部
25…穴部
26…連通穴

Claims (3)

  1. 内部にガスが導入された筒状の容積室と、
    前記容積室の一端部を覆い、かつ当該容積室の一端部に対してスライド可能に取り付けられ、前記容積室の一端面を覆う板状の底壁部と前記容積室の一端部の側壁面を覆う筒状の側壁部とを有して、前記容積室に流入するガスの圧力が大きくなるほど、前記容積室の一端面から離間する有底筒状の弁体と、
    前記容積室内に導入されたガスを、前記容積室及び前記弁体の外側に放出する連通穴と、
    前記連通穴と対向するように配置され、前記連通穴から放出されたガスの流れが衝突する衝突壁と、を有し、
    前記連通穴は、前記容積室の一端部と前記弁体とによって、前記容積室の一端部の側壁面上に形成され、前記容積室に流入するガスの圧力が大きくなるほど、その通路断面積が大きくなることを特徴とするオイルミストセパレータ。
  2. 前記容積室の一端部は、円筒形状に形成され、
    前記弁体は、有底円筒形状に形成され、
    前記連通穴は、前記容積室の一端部の円周方向に沿って、一定間隔毎に位置するよう形成されていることを特徴とする請求項1に記載のオイルミストセパレータ。
  3. 前記連通穴は、前記弁体の側壁部と、前記容積室の一端部の側壁に形成された穴部とによって形成され、
    前記弁体の底壁が、前記容積室の一端面から離間する方向に移動することによって、前記穴部のうち前記弁体の側壁部によって覆われていた部分が露出し、前記連通穴の通路断面積が大きくなっていることを特徴とする請求項1または2に記載のオイルミストセパレータ。
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