JP6289885B2 - オイルミストセパレータのオイルドレイン構造 - Google Patents

オイルミストセパレータのオイルドレイン構造 Download PDF

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本発明は、内燃機関のブローバイガスを処理するオイルミストセパレータのオイルドレイン構造に関する。
周知のように、内燃機関のヘッドカバーには、燃焼室からクランクケースに吹き抜けたブローバイガス中のオイルミストを分離・除去するオイルミストセパレータが設けられる。このオイルミストセパレータは、衝突板等を用いてブローバイガスからオイルミストを分離し、分離後のガスを吸気系へ供給するとともに、分離したオイルをドレインパイプを通して内燃機関の内部へ戻すようになっている。
ここで、吸気負圧が作用するオイルミストセパレータの内部と機関内部との圧力差が大きくなると、機関内部からドレインパイプを通してオイルミストセパレータの内部へオイルが逆流したり、ブローバイガスによる吸気系へのオイルの持ち出しや吹き出しを生じるおそれがある。
その対策として、特許文献1には、ドレインパイプの下端のオイル排出孔に、逆止弁を設けたオイルセパレータが開示されている。上記逆止弁は、オイル排出孔を下面側から開閉する弁体と、ドレインパイプ内にオリフィスとなる微小間隙を介して嵌合した弁頭部と、これらの弁体と弁頭部とを連結した軸部と、から構成され、上記軸部が上記オイル排出孔を貫通している。
このものでは、機関内部の圧力とオイルミストセパレータ内部の負圧との圧力差によりオイル排出孔を通してブローバイガスが通流しようとすると、オリフィスとなる微小間隙を通る流れにより弁頭部に上向きの付勢力が作用し、軸部を介して連結されている弁体がオイル排出孔を下面側から閉塞する。一方、ドレインパイプ内にオイルが溜まり、その油面高さが上昇してくると、オイルの重力が逆止弁に下向きに作用し、いずれ逆止弁が下方へ移動して弁体がオイル排出孔を開放する。
このような動作の繰り返しにより、ドレインパイプ内にオイルが過度に溜まることなく、逆止弁を概ね閉弁状態に維持することができ、ブローバイガスの通流やオイルの逆流が抑制される。
国際公開WO2013/094452A1
しかしながら、特許文献1の構成においては、オイル排出孔の下方に位置する弁体が径方向に拘束されておらず、また軸部とオイル排出孔内周との間には実質的なオイル流路となる比較的大きな間隙が存在するので、内燃機関の振動や車両走行中の加速度などによって逆止弁の姿勢が不安定となりやすい。例えば、逆止弁がオイル排出孔に対し傾いた姿勢でもって上下動した結果、軸部がオイル排出孔の開口縁に引っ掛かって、所期の開閉動作が得られない、といった懸念がある。
また、特許文献1の構成では、下方へ向かって細長く突出したドレインパイプの下端から、逆止弁(特に弁体部分)がさらに下方へ突出しているので、内燃機関に組み付ける前の状態で、他部品と衝突しやすく、逆止弁が破損したり、オイル排出孔から脱落してしまう虞がある。
本発明は、内燃機関のブローバイガスからオイルミストを分離し、分離後のガスを吸気系へ供給するとともに、分離したオイルをドレインパイプを通して内燃機関の内部へ排出するオイルミストセパレータのオイルドレイン構造において、
上記ドレインパイプの下端にオイル排出孔が該ドレインパイプの軸方向に沿って貫通形成されるとともに、このオイル排出孔を開閉する逆止弁を有し、
この逆止弁は、
上記オイル排出孔の下方に位置し、該オイル排出孔を下面側から開閉する弁体と、
上記ドレインパイプ内にオリフィスとなる微小間隙を介して嵌合し、かつ上記ドレインパイプの軸方向に移動可能な弁頭部と、
上記オイル排出孔を貫通して延び、上記弁体と上記弁頭部とを連結した軸部と、
を備えてなり、
さらに、上記ドレインパイプの下端に、上記弁体の移動空間の外周を囲むガイド部材が設けられている。
好ましい一つの態様では、オリフィスとなる微小間隙が安定的に得られるように、上記弁頭部が球形をなしており、オイル排出孔上端の着座部に揺動可能に着座する。
本発明の逆止弁においては、例えば、弁体がオイル排出孔の下端開口よりも下方に離間してオイル排出孔が開いている状態で、機関運転中の吸気系の負圧がオイルミストセパレータ内に作用すると、ドレインパイプ内にオリフィスとなる微小間隙を介して配置された弁頭部が吸気負圧により上方へ吸引されるために、逆止弁が上昇つまり閉弁方向へ移動し、弁体によってオイル排出孔が閉塞される。一方、この閉弁状態でドレインパイプ内にオイルが溜まり、その油面高さが上昇してくると、オイルの重力が逆止弁に下向きに作用し、いずれ逆止弁が下方へ移動して弁体がオイル排出孔を開放する。これにより、ドレインパイプ内のオイルが排出される。そして、オイルの排出後は、再び吸気負圧によって逆止弁が閉作動する。従って、内燃機関の運転中は、逆止弁が閉じた状態でオイルが適当量まで溜まっては逆止弁が開いてオイルが排出される、という動作を繰り返す形となり、ドレインパイプ内にオイルが過度に溜まることなく、ブローバイガスの流入が抑制される。
そして、本発明では、上下に移動する弁体の移動空間の外周をガイド部材が囲っている。従って、逆止弁の過度の傾きが制限され、運転中の逆止弁の姿勢が安定したものとなる。
また、ガイド部材によって弁体が囲まれているので、逆止弁が外部との接触から保護され、内燃機関に組み付ける前の逆止弁の破損や脱落が回避される。
好ましい一つの態様では、上記ガイド部材は、上記弁体の径よりも大きな内径を有する円筒形をなしている。ガイド部材の内周面と上記弁体外周縁との間における間隙が、上記微小間隙よりも大きく設定されていることが好ましい。このような円筒形のガイド部材に、さらに上下方向に沿って延びた複数のスリットを設けるようにしてもよい。
また好ましい他の一つの態様では、上記ガイド部材は、上下方向に沿って延びた複数の棒状部材からなり、これらの棒状部材が上記移動空間の外周を囲むように配置されている。
この発明によれば、ドレインパイプ内でのブローバイガスの流れおよびオイルの自重によって開閉動作を繰り返す逆止弁の姿勢が安定したものとなり、内燃機関の振動や車両走行中の加速度などに対し、所期の特性をより安定的に得ることができる。
また、内燃機関に組み付ける前の段階で逆止弁を破損等から保護することができる。
本発明のオイルドレイン構造が適用されるオイルミストセパレータを示す概略構成図。 第1実施例におけるドレインパイプ下端部分を示す断面図。 着座面を示す図2のA−A線に沿った断面図。 第2実施例におけるドレインパイプ下端部分を示す正面図。 この第2実施例の断面図。 第3実施例におけるドレインパイプ下端部分を示す正面図。 この第3実施例におけるドレインパイプ下端の底面図。 第4実施例におけるドレインパイプ下端部分を示す断面図。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、オイルミストセパレータ1は、内燃機関のシリンダヘッドの上面を覆うように取り付けられるシリンダヘッドカバーの内部に設けられており、クランク室からブローバイガスが導入されるガス導入部2と、導入されたブローバイガスからオイルミストを分離するオイルミスト分離部3と、オイルミスト分離後のガスを吸気系へ供給するガス出口部4と、分離されたオイルを内燃機関のシリンダヘッドの内部へ排出するドレインパイプ5と、を備えている。オイルミスト分離部3では、例えばブローバイガスを衝突板に衝突させることにより気液分離が行われる。ドレインパイプ5は、車両搭載状態でオイルミストセパレータ1の下壁部より概ね鉛直下方へ延びており、その下端がシリンダヘッドの内部に開放し、オイルミストセパレータ1内のオイルをシリンダヘッド内へ滴下するように構成されている。そして、このドレインパイプ5の下端部に逆止弁10が取り付けられている。ドレインパイプ5は、本発明の要部である円筒状のガイド部材21を一体に備えている。これらのドレインパイプ5、逆止弁10およびガイド部材21を主体として、オイルドレイン構造が構成されている。
図2および図3は、オイルドレイン構造の第1実施例を示している。ドレインパイプ5は、合成樹脂材料によりオイルミストセパレータ1の少なくとも一部と一体的に形成されるもので、オイルミストセパレータ1の底壁部から下方へ延びる円筒状の筒部6を主体としている。このドレインパイプ5の下端部内側には、下向きに凸な略円錐状の面をなす着座部7が設けられており、この着座部7の中央に、筒部6内径よりも小径のオイル排出孔8がドレインパイプ5の軸方向に沿って貫通形成されている。
また、オイル排出孔8の周囲に位置する上記の着座部7には、径方向に延びる3本の補助オイル排出通路9が周方向に等間隔に形成されている。各補助オイル排出通路9は、径方向に延在するスリット状に形成されており、従って、着座部7は実質的に3つの円弧状部分に分割されている(図3参照)。そのため、後述する逆止弁10の弁頭部12が着座部7に着座している状態においても、ドレインパイプ5内に溜まったオイルが補助オイル排出通路9を通してオイル排出孔8から排出可能である。
逆止弁10は、ドレインパイプ5のオイル排出孔8よりも下方に配置された三角錐形の弁体11と、ドレインパイプ5の筒部6内にオリフィスとなる微小間隙14を隔てて嵌合した弁頭部12と、両者を一体的に連結する棒状をなす軸部13と、から構成されている。筒部6内に収容された上記弁頭部12は、上記微小間隙14の存在によりドレインパイプ5の軸方向に移動可能であり、かつ軸部13は、オイル排出孔8よりも小径であって、同様に、ドレインパイプ5の軸方向に移動可能な状態でオイル排出孔8を貫通している。従って、逆止弁10は、全体として、ドレインパイプ5の軸方向つまり上下方向に所定量移動可能である。逆止弁10の下端に位置する弁体11は、逆止弁10が最も上方に位置するときに、オイル排出孔8の下端開口を閉塞し、逆止弁10が下降した位置では、オイル排出孔8を開放する。
弁頭部12は、所定半径の球形をなす。詳しくは、弁頭部12の半径は筒部6内周面の半径よりも微小間隙14の分だけ短い。このように弁頭部12が球形をなすことから、逆止弁10が傾いても微小間隙14の大きさは変化しない。弁頭部12は、図2に示すように、逆止弁10が最も下方に位置する開弁状態のときに、オイル排出孔8の上端周縁に設けられた着座部7に着座する。弁頭部12は球形であるので、逆止弁10は、弁頭部12が着座した状態においても揺動可能となっている。この開弁状態では、ドレインパイプ5内に溜まったオイルが、弁頭部12と筒部6との間の微小間隙14および補助オイル排出通路9を経由して下方の機関内部へと排出される。なお、上記筒部6の内周面は、少なくとも上記弁頭部12が移動する範囲においては一定通路断面の単純な円筒形に構成されている。
弁体11は、逆止弁10が最も上方に位置するときにオイル排出孔8の下端開口を閉塞する平坦なシール面11aと、下面側の適宜な角度の円錐面11bと、からなる三角錐形をなす。
本実施例では、逆止弁10は、弁体11、弁頭部12および軸部13の三者がゴム材料を用いて一体に成形されている。この逆止弁10は、ゴムの弾性変形を利用してオイル排出孔8に組み付けられる。例えば、筒部6の内側に上方から逆止弁10を挿入し、かつ空気圧を用いて圧力差を与えることで、三角錐形の弁体11が弾性変形しつつオイル排出孔8を通過する。従って、筒部6先端部を半割構造としたり、弁体11と弁頭部12とを軸部13の挿入後に一体に接合するなどの複雑な工程は不要である。
上記の逆止弁10は、シリンダヘッドの内部空間からオイル排出孔8を通してオイルミストセパレータ1内に流入しようとするブローバイガスの流れと、ドレインパイプ5内に溜まるオイルの自重と、の関係によって開閉動作を繰り返す。これにより、オイル排出孔8を通したブローバイガスの流入やオイルの逆流を阻止しつつ、ドレインパイプ5内に溜まったオイルを確実にシリンダヘッド内に排出することができる。
一方、逆止弁10を保護ならびにガイドするガイド部材21が、ドレインパイプ5の下端からさらに下方に延びるように設けられている。この第1実施例においては、ガイド部材21は、ドレインパイプ5と一体に合成樹脂材料にて成形されているとともに、ドレインパイプ5の外径と等しい外径を有する単純な円筒形をなしており、従って、外観上は、ドレインパイプ5とガイド部材21とが1本の連続した円筒形状をなしている。
図2に示すように、逆止弁10が下端位置にあるときに、弁体11の下端頂点よりも下方までガイド部材21は延びている。つまり、逆止弁10の上下移動に伴う弁体11の移動空間の全長に亘って該移動空間の外周を囲むように、円筒状のガイド部材21が設けられている。ガイド部材21の内周面21aは、単純な円筒面をなしており、弁体11外周縁との間に適宜な間隙22が生じるように、弁体11の径よりも僅かに大きな内径を有している。ここで、ガイド部材21における間隙22は、弁頭部12と筒部6内周面との間の微小間隙14より大きく設定されており、間隙22を通過するブローバイガスの流れによる特性変化ができるだけ生じないようにしている。また逆に間隙22が過度に大きいと、それだけ逆止弁10の姿勢変化が許容されてしまうので、逆止弁10が最大限に傾いても軸部13がオイル排出孔8の開口縁に接触することがない程度に、間隙22の大きさを設定することが望ましい。
このようにガイド部材21を備えたオイルドレイン構造によれば、内燃機関の振動や車両走行中の加速度などによって逆止弁10が傾こうとしたときに、弁体11がガイド部材21の内周面21aに接触するので、逆止弁10の傾きが制限される。従って、開閉動作を繰り返す逆止弁10の姿勢が安定したものとなり、例えば軸部13がオイル排出孔8の開口縁に引っ掛かって一時的に動作不良となるようなことがない。
また、合成樹脂製の剛性を有するガイド部材21によって逆止弁10が囲まれているため、逆止弁10が外部に露出することなく保護される。例えば、オイルミストセパレータ1を備えたシリンダヘッドカバーを部品状態で搬送する際やシリンダヘッドに取り付ける際などに、逆止弁10が他部品と衝突して破損したり、オイル排出孔8から脱落してしまうことがない。
次に、図4および図5は、本発明のオイルドレイン構造の第2実施例を示している。この実施例のガイド部材21は、第1実施例のガイド部材21と同様の円筒形の基本形状を有しているが、さらに、上下方向に沿って延びた複数のスリット23を備えている。このスリット23は、筒部6ならびにガイド部材21の中心軸線と平行に延びた直線状をなし、かつガイド部材21の下端に達している。
このような構成によれば、第1実施例と同様にガイド部材21によって逆止弁10に対するガイド機能ならびに保護機能が得られるが、特に、弁体11とオイル排出孔8との間に生じる空間がスリット23を介して外部に開放されているため、スリット23を通してブローバイガスやオイルが流れることができる。従って、例えばブローバイガスの流れによるガイド部材21内での弁体11上下の圧力差の発生などが抑制され、逆止弁10の所期の作動特性を損なうことがない。
次に、図6および図7は、本発明のオイルドレイン構造の第3実施例を示している。この実施例のガイド部材21は、上下方向に沿って延びた複数(例えば6本)の棒状部材25から構成されている。これらの棒状部材25は、例えばドレインパイプ5と一体に成形された合成樹脂製のものであって、各々、断面円形の細長い棒状をなし、ドレインパイプ5の下端から該ドレインパイプ5の中心軸線と平行に延びており、その下端は、逆止弁10が下端位置にあるときの弁体11の下端頂点よりも下方に達している。そして、複数の棒状部材25は、図7に示すように、弁体11の外側を囲む円に沿って配置されており、全体として、弁体11の移動空間の外周を囲んでいる。
この第3実施例においても、第1実施例や第2実施例と同様に、ガイド部材21によって逆止弁10のガイドおよび保護がなされる。特に、この実施例では、第2実施例と同じく、ガイド部材21の内側が閉空間とならないので、逆止弁10の作動特性に影響を与えることがない。
なお、棒状部材25の本数は、図示の実施例に限定されるものではなく、弁体11の位置の規制ならびに外部との衝突からの保護が図れる範囲であれば、その本数は任意である。また、断面が非円形の棒状部材25であってもよい。
次に、図8は、本発明のオイルドレイン構造の第4実施例を示している。この実施例は、第1〜第3実施例に比較してより大型のオイルドレイン構造に適した構成であり、逆止弁10の弁頭部12が、オイル中で浮子として機能するように、合成樹脂材料にて中空形状に形成されている。従って、ドレインパイプ5中にオイルが溜まると、浮力により逆止弁10を上方へ付勢する力が発生し、オイルが所定レベルに達するまで、より確実に閉弁状態を保つように作用する。
なお、この実施例では、弁体11および軸部13も合成樹脂製であり、弁体11は単純な円板状をなしている。着座部7は、4つの円弧状部分に分割されている。
弁体11の移動空間の外周を囲むガイド部材21は、第2実施例と同様の構成であり、円筒形の基本形状を有し、かつ上下方向に沿って延びた複数のスリット23を備えている。なお、このガイド部材21は、やはりドレインパイプ5と一体に成形されている。
5…ドレインパイプ
6…筒部
7…着座部
8…オイル排出孔
10…逆止弁
11…弁体
12…弁頭部
13…軸部
21…ガイド部材
23…スリット

Claims (4)

  1. 内燃機関のブローバイガスからオイルミストを分離し、分離後のガスを吸気系へ供給するとともに、分離したオイルをドレインパイプを通して内燃機関の内部へ排出するオイルミストセパレータのオイルドレイン構造において、
    上記ドレインパイプの下端にオイル排出孔が該ドレインパイプの軸方向に沿って貫通形成されるとともに、このオイル排出孔を開閉する逆止弁を有し、
    この逆止弁は、
    上記オイル排出孔の下方に位置し、該オイル排出孔を下面側から開閉する弁体と、
    上記ドレインパイプ内にオリフィスとなる微小間隙を介して嵌合し、かつ上記ドレインパイプの軸方向に移動可能な弁頭部と、
    上記オイル排出孔を貫通して延び、上記弁体と上記弁頭部とを連結した軸部と、
    を備えてなり、
    さらに、上記ドレインパイプの下端に、上記弁体の移動空間の外周を囲むガイド部材が設けられており、
    上記ガイド部材は、上記弁体の径よりも大きな内径を有する円筒形をなし、このガイド部材の内周面と上記弁体外周縁との間における間隙が、上記微小間隙よりも大きく設定されている、ことを特徴とするオイルミストセパレータのオイルドレイン構造。
  2. 内燃機関のブローバイガスからオイルミストを分離し、分離後のガスを吸気系へ供給するとともに、分離したオイルをドレインパイプを通して内燃機関の内部へ排出するオイルミストセパレータのオイルドレイン構造において、
    上記ドレインパイプの下端にオイル排出孔が該ドレインパイプの軸方向に沿って貫通形成されるとともに、このオイル排出孔を開閉する逆止弁を有し、
    この逆止弁は、
    上記オイル排出孔の下方に位置し、該オイル排出孔を下面側から開閉する弁体と、
    上記ドレインパイプ内にオリフィスとなる微小間隙を介して嵌合し、かつ上記ドレインパイプの軸方向に移動可能な弁頭部と、
    上記オイル排出孔を貫通して延び、上記弁体と上記弁頭部とを連結した軸部と、
    を備えてなり、
    さらに、上記ドレインパイプの下端に、上記弁体の移動空間の外周を囲むガイド部材が設けられており、
    上記ガイド部材は、上記弁体の径よりも大きな内径を有する円筒形をなし、
    上記ガイド部材が、上下方向に沿って延びた複数のスリットを備えている、ことを特徴とするオイルミストセパレータのオイルドレイン構造。
  3. 内燃機関のブローバイガスからオイルミストを分離し、分離後のガスを吸気系へ供給するとともに、分離したオイルをドレインパイプを通して内燃機関の内部へ排出するオイルミストセパレータのオイルドレイン構造において、
    上記ドレインパイプの下端にオイル排出孔が該ドレインパイプの軸方向に沿って貫通形成されるとともに、このオイル排出孔を開閉する逆止弁を有し、
    この逆止弁は、
    上記オイル排出孔の下方に位置し、該オイル排出孔を下面側から開閉する弁体と、
    上記ドレインパイプ内にオリフィスとなる微小間隙を介して嵌合し、かつ上記ドレインパイプの軸方向に移動可能な弁頭部と、
    上記オイル排出孔を貫通して延び、上記弁体と上記弁頭部とを連結した軸部と、
    を備えてなり、
    さらに、上記ドレインパイプの下端に、上記弁体の移動空間の外周を囲むガイド部材が設けられており、
    上記ガイド部材は、上下方向に沿って延びた複数の棒状部材からなり、これらの棒状部材が上記移動空間の外周を囲むように配置されている、ことを特徴とするオイルミストセパレータのオイルドレイン構造。
  4. 上記弁頭部が球形をなし、オイル排出孔上端の着座部に揺動可能に着座する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のオイルミストセパレータのオイルドレイン構造。
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